2007年08月16日 (木)

こんばんは。今日16日は、京都では「五山の送り火」の日です。
しかし、17日の第三金曜日がライブなので、火のはいる午後8時頃はリハーサル中で、見物はできなかったのでした。
でも、バンドボーカルメンバーTさんの親切な友人が携帯に「右大文字」の写真を送信してくれました。
これが何と、大の中に点が燃えていて「太文字」となっている前代未聞の絵柄でした。
さて今日は、糖質制限食と腎臓のお話です。
糖質制限食を実践すると、相対的に高タンパク・高脂質の食事となります。
膵臓と同様に、「高タンパク食を食べ続けると腎臓が悪くなるのではないか?」と懸念を持つ人が時々おられます。
しかし、高タンパク・高脂質の食事をすると腎臓が悪くなるというエビデンスはありません。
はっきりしているのは、既に何らかの要因で腎機能障害が生じている人は高タンパク食を食べると、腎機能障害が進行しやすいということだけです。
腎機能障害の元となる病気には慢性腎炎、糖尿病、高血圧などがあります。
慢性腎炎の病因は良くわかっていませんが、免疫学的病因が示唆されています。
もとの病気が何であれ、腎機能障害が進行すれば腎不全となり、最終的には透析が必要となります。
慢性腎不全から透析に至る原因となる病気は、現在では糖尿病性腎症がもっとも多く38%、ついで慢性糸球体腎炎が32%を占めています。
2001年に透析を導入した約32,000人のうち、糖尿病性腎症が約12,000人、慢性腎炎が約10,000人でした。
糖尿病が原因で透析に至る人は年々増え続け、最近10年間で2倍近くになっており大きな問題となっています。
その糖尿病を、薬に頼ることなくコントロールするのが、糖質制限食です。糖尿病がよくなれば当然腎機能障害を起こすこともありません。
江部康二
fujioさん。
非公開のコメント・質問ですので
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高雄病院
http://takao-hospital.jp/
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2007/11/09(Fri) 11:52 | URL | 江部康二 | 【編集】
そのようにさせていただきます。
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