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高インスリン血症
おはようございます。

朝から雪が降り続けて、積もっている京都です。

昼から、テニスに行けるかどうか微妙です。

さて今回は、金藏さんから、高インスリン血症について,
コメント・質問をいただきました。


【11/01/15 金蔵
インスリン血漿の値
検診で、予備群という事もありブドウ糖負荷試験をしてきました。
結果
空腹時:血糖95、インスリン値:11

1時間値:血糖110 、インスリン値103

2時間:血糖110、インスリン値60

でした。検査を受けた医院の先生は「これなら心配いらない。」とおしゃっていましたがインスリン値が高い様に思います。

どこを探してもインスリン値の「正常値」が見つからないのですがこれは「高インスリン血症」という状態の様に思います。

インスリン値については数値で高い低いは言えないのでしょうか?

高インスリン血症とは、どの位の事をいうのでしょうか?

インスリン値について教えて下さい。

よろしくお願いします。】



金蔵さん。

早朝空腹時の血中インスリン値は、検査会社により基準値に差があります。

多くの会社が< 2~10 μIU/mL>くらいですが、SRLという大手の検査会社の基準値は<1.84~12.2(μIU/mL)> です。

早朝空腹時の血中インスリン値が15μU/mL以上を示す場合は、明らかなインスリン抵抗性の存在が考えられます。
インスリン抵抗性があるので、インスリンを過剰に分泌して代償している状態です。

金蔵さんは、空腹時IRI:11 μIU/mLですので、正常上限かやや高値です。

インスリン分泌能を簡単に調べる計算式がHOMA-βです。

<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/ml)÷(空腹時血糖値mg/ml-63)>

という式で計算します。

正常値:40-60  です。空腹時血糖値130mg/dlまでは、信頼度が高いです。

金蔵さんの場合、HOMA-βが123.8ですので、確かに分泌能が高いです。

インスリン抵抗性の指標が、HOMA-Rです。

インスリン抵抗性というのは、インスリンの効きが悪くなることです。

<HOMA-R=空腹時血糖値×空腹時インスリン濃度÷405>

HOMA-Rが大きいほど、インスリン抵抗性が強いと考えられます。

1.6以下が正常で、2.5以上は抵抗性があると考えられます。空腹時血糖値140mg/dlまでは、信頼度が高いです。

金蔵さんのHOMA-Rは、2.58ですので、インスリン抵抗性があると考えられます。

従いまして、仰有る通りインスリン抵抗性がベースにあって、インスリンの過剰分泌がある状態と考えられます。

血糖値そのものは、負荷試験でもまったく正常ですので、インスリン抵抗性に対して、インスリンを過剰に分泌して、代償している状態です。

もしBMI(肥満指数)25以上なら、肥満解消を目指せば、インスリン抵抗性が改善され、インスリンの過剰分泌もなくなると思いますよ。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
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