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シークワーサーと血糖値
おはようございます。

ぐんと冷え込みのきつくなった京都です。

高雄病院のあたりは、京都駅周辺に比べたら2度くらいは寒いです。

さて今回は、シークワーサーと血糖値について、海物語さんからコメント・質問をいただきました。

【10/12/07 海物語
シークワーサーはどうでしょう?

ゴーヤ好きですので ゴーヤパウダー残念です
でもまだ本体が残ってます
本丸が駄目でも 少なくとも血糖値はあげませんし くせになるおいしさ
それに ビタミンCは豊富で抗酸化作用にすぐれ
糖尿人の大敵、癌や、血管の損傷などに多少の予防効果あり
合併症にも多少よいのではないかと思われますので
糖尿人にはやさしいたべものといえるのではないでしょうか?
私はゴーヤの味方(あじ<わう>ほう かな?)です!

ところで
一時期話題になった
シークワーサー君はどうでしょう?
どなたかためした方はないでしょうか?
(産地の大宜味村では高齢者が多いのに糖尿人がすくないようですが
これも、現地のご老人は戦前の日本の農家と同じように活動され農作業を続け
摂取した糖質を全て消費してしまっているという要因も大きいのではと思われますが)
比較的手にいれやすいですし、カボスのようにつかったり水で薄めてもおいしいので血糖がさがるといいのですが・・・

自分の経験では
若干ですが明日葉で下がることが多いように思います
乾燥して丸薬のようにしたものを伊豆七島でうっているので
機会があると買います(もちろん現地では「おひたし」です)
それから常にではないのですが、生玉ねぎ(糖分も多いですが)ラッキョウを
ある程度の量いったら下がったような気がしたこともあります
こうしてみると微妙な食材が沖縄や離島に多いのはおもしろいです
長寿ですし、それぞれ効果は少なくてもあわせ技でということもあるかもしれないと思ってしまいます。
それから桑の葉にはαグルコシターゼ阻害剤と同じ成分が入っているのは有名ですが
どちらもすぐ下痢をしてしまうので現在はとっていません。】


海物語 さん。

シークヮーサーと血糖値に関して、2008年12月16日に、一度記事にしていました。
一部を再掲します。

シークヮーサーに関して、インターネットで調べてみて、信用できそうなサイトを見つけました。

以下は、日経BPネットの2004年8月5日の記事の抜粋です。

【シークヮーサーの実には、フラボノイド(黄色系の色素)の一種「ノビレチン」という成分が豊富だ。このノビレチンに、血糖値の上昇や高血圧を抑える効果があることが、独立行政法人果樹研究所と中村学園大学、東京薬科大学との研究で明らかになってきた。

中村学園大学食物栄養学科の太田英明教授は
『シークヮーサーに含まれるノビレチンの量は、かんきつ類の中でトップクラス。これと、抗酸化成分のポリフェノールなど、ほかの成分との相乗効果で、血糖値や血圧を抑えているのでは』
と話す。

果汁飲料を選ぶときは、果皮ごと圧搾したものがお勧め。というのも「ノビレチンは果皮に多く含まれる」(琉球大学農学部生物資源科学科の和田浩二助教授)ため。多くの商品は果皮ごと圧搾しているが、さらに「容器の底が沈殿物で白濁していれば果皮が多い証拠」(太田教授)という。

ノビレチンは100%の濃縮還元果汁100gあたり10~20mg含まれる。血糖値の上昇や高血圧を抑えるには、「できれば濃縮果汁を1日60g以上とりたい」(東京薬科大学薬学部の指田豊教授)。ドリンクのほか、レモン汁の代わりに料理にも使えば、1日60gは十分摂取できる。】


日経BPネットですから、信頼できる記事だと思います。

従って、シークヮーサーには一定の血糖降下作用はあると考えられます。

ただ、どの程度下げるかとういうと、例えばグルコバイやグルファストといった、健康保険収載のれっきとした薬に比べれば当然その効果は弱いと思います。

血糖降下作用があったとしても、せいぜいトクホ特定保健用食品)*レベルか、それ以下と考えられます。ここら辺に関しては、2008年05月27日のブログ「食後高血糖を抑える食品?」もご参照ください。

また、シークヮーサーは果実ですので、果糖、ショ糖、ブドウ糖なども含まれています。シークヮーサー果汁100ml中に、8.6gの炭水化物があるので、ショ糖やブドウ糖の分は、確実に血糖値が上昇しますね。

結論です。

シークヮーサーに含まれているノビレチンなどにより、一定の血糖降下作用はある可能性はありますが、ショ糖・ブドウ糖なども含まれているので多くは期待できないと思います。

すなわち、糖尿人が主食(糖質)を普通に食べてシークヮーサーを飲んでも、食後血糖値が180mg/dlを下回る可能性はほとんどないと思います。



特定保健用食品
国が食品に健康表示(健康への効用をしめす表現)を許可する制度で、平成3年に発足。厚生労働省から、生活習慣の改善に役立つと認められた食品で、「保健の用途・効果」を具体的に表示することが許可されている。


江部康二

テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
本ブログでコメントいただいて恐縮です!
江部先生

コメントありがとうございます!
(まさかコメントいただけるとは思っていませんでした!)
こんなグルメよりの趣味的なコメントにまで
しかも、本ブログでのコメントいただいて恐縮です!

シークワーサー君は
やはり、
少量で風味を増し
抗酸化成分をちょっととる程度に考えた方がよいのでしょう!

食材に顕著な血糖降下作用を望むのは
やはり無理があるようですので!
食材を過信せず
少なくとも血糖をあげないなら
ビタミンの摂取などを目的にし、合併症をちょっとでも抑制するのを期待する程度
(本当は食べたいだけですが)
にとどめ
血糖の方は
本道の
糖質制限をもっと効果的にする工夫を考えていきたいと思います!

血糖値は下げないけど
たいして上げもしれなければ
楽しい糖質制限を続けることを望むものとしては
いろいろ試してみるのも
精神的にはよいんだと思いますので
(結構楽しいです!)
これからもその観点で
いろいろためしてみます!
(いろいろたべたいだけですけど!)
ありがとうございました!
2010/12/08(Wed) 14:20 | URL | 海物語 | 【編集
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