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糖質制限食でなぜやせる?2010年11月30日
こんばんは。

どもさんから、糖質制限食で何故やせる?
というコメント・質問をいただきました。

他にも同様の質問があります。

復習と追加をかねて、糖質制限食でやせるメカニズムを検討してみましょう。

【ども
不眠が治りました
糖質制限を始めて14日目ですが、ずっと不眠症だったのに、夜ぐっすりと眠れるようになりました。
寝る時間に"眠く"なって眠れるなんて3年ぶりくらいです。
そのおかげで日中も起きていられるので(以前は万年床でした・・・)活動範囲が広がり、鬱の症状もほとんど出ません。
誰よりも夫が喜んでくれています。

デパ地下を歩けばスイーツが目に入り我慢が辛いし、
家族に炊きたてのご飯を盛ってると自分も食べたくなりますが、"夜眠れる幸せ"に勝るものはないですね!
ちなみに、先生の「ごちそうごはん」では1600kcalくらいが摂取の目安的に書いてありましたが、糖質制限食で1600kcal摂取と、通常食1600kcal摂取ではなぜ糖質制限食の方がやせるのでしょうか。ケトン体のことや、先生の著書も読んでいるのですが、どうしても納得できません・・・。今、スーパーをやってますが、量はかなり食べてるので体重の減りが遅く、やはりカロリー制限もすべきなのかと悩んでいます。
やり方が間違ってるのでしょうか。
糖質は1食15g程度、一日で50g以内、カロリーは1800~1900摂取してます。
現在体重が減ること意外の恩恵を受けているのでもちろん続けますが、カロリー制限食のメリットである、「制限内なら何でも食べてよし」(極論ですが・・・)という魅力に揺れています。】



どもさん。
不眠が治ったとは素晴らしいですね。

個人差があり皆が皆とはいかないと思いますが、3年ぶりにぐっすり眠れたとは、私にとってもとても嬉しいご報告です。

「やせる食べ方」(東洋経済新報社、2010年)にも書きましたが

<肥満改善:糖質制限食VSカロリー制限・高糖質食>

糖質制限食実践中は常に脂肪が燃えている。
②糖質制限食実践中は追加分泌インスリン(肥満ホルモン)がほとんど出ない。
③糖質制限食実践中はケトン体が尿中や呼気中に排泄され、体重減少に効果。
④糖質制限食実践中は肝臓でアミノ酸などから糖新生が行われ、大量のエネルギーを消費。

*インスリンは、明確に肥満ホルモンです。このことは、UKPDSやACCORDといった大規模疫学研究で証明されています。少なくとも同一カロリーの、脂質を摂取した場合と糖質摂取した場合を比較すれば、糖質で追加分泌インスリンが10~30倍レベル出るのに対して、脂質では追加分泌インスリンはでません。蛋白質は、極少量の追加分泌インスリンがでます。

*糖質制限食を3ヶ月~半年続けていると、心筋・骨格筋など体細胞のケトン体利用効率が高くなり、血中ケトン体が今の基準値より高値でもしっかり利用され、腎の再吸収も 高まるので尿中や呼気中に排泄されなくなります。スーパー糖質制限食実践中のケトン体値〔400~1200μM/L〕ていどが、人類の本来の基準値と考えられます。
現行の糖質摂取している人の基準値は〔26~122μM/L〕です。

*肝臓の糖新生は基礎代謝の増加に繋がると考えられます。この基礎代謝の増加も、適宜平衡状態になると考えられます。


つまり牛サーロインステーキ200gや300gを食べてる最中(糖質制限食)にも、①②③④はキープされているわけですね。

③④に関しては適宜人体で調整されるので、糖質制限食で痩せ続けるわけではなくて、その人における一番ベストの体重あたりで落ち着くこととなります。

一方、従来の「カロリー制限食」では、糖質を摂取するので

A 血糖値が上昇して肥満ホルモン(インスリン)がたっぷり分泌される。
B 体脂肪は燃えなくなり、血糖値が中性脂肪に変わり蓄積される。
C ケトン体は尿中に出なくなる。
D  肝臓の糖新生はストップする。

この<①、②、③、④>と<A、B、C、D>の比較をしてみれば、「糖質制限食」のほうが「インスリン・スイッチが作動するカロリー制限食」より、ダイエット効果があることがお解りいただけると思います。

すなわち、糖質を摂取すれば、<①、②、③、④>という体重減少への利点が、全て消えてしまうわけです。

<①、②、③、④>と<A、B、C、D>に関しては、摂取カロリーとは全く無関係の生理学的な事実であり、あくまでも糖質を摂取するか否かが鍵となります。
少なくとも同一カロリーなら、糖質制限食が高糖質食に比し、体重減少効果があることが理論的に明らかとなりました。→カロリー神話の崩壊


<摂取エネルギーと消費エネルギー>
イ)単純には摂取エネルギーが消費エネルギーをを上回れば太る、下回れば痩せる。
ロ)通常のカロリー制限食(高糖質食)なら
「消費エネルギー=基礎代謝+運動エネルギー+食事誘発熱産生」
ハ)糖質制限食なら
「消費エネルギー=基礎代謝+運動エネルギー+食事誘発熱産生」に加えて、
「肝臓の糖新生でエネルギーを消費、尿・呼気中ケトン体でエネルギーを消失」が追加。


基礎代謝は、何も活動していない時でも人体の機能維持に必要なエネルギーで、男性で平均約1500キロカロリー、女性で平均約1200キロカロリーです。

運動エネルギーは、1万歩歩けば、標準体重の人が350キロカロリー、肥満の人は400~500キロカロリーを消費します。

食事誘発熱産生は、食事摂取中に消費するエネルギーですが、日本人は、平均200キロカロリー/日とされています。

上述のように理論的には『糖質制限食>カロリー制限食』で体重減少効果があることは明らかです。

糖質制限食なら、お腹いっぱい食べても体重が適正まで減少する人が過半数を占めていて、かく言う私もその一人でした。

私は身長167cm、体重66kg→半年後56kg、摂取カロリーは1800~2000キロカロリー/日、昼と夕の2食です。

上記にアルコールのカロリーが追加されます。

さて、しかしながら

「糖質制限食を実践してもなかなか痩せない」

そういう人が確かにおられます。

高雄病院の入院患者さんで、150cm、90kgの女性がおられました。

1200キロカロリーの 糖質制限食でもごくゆっくりの減量効果しかなくて、1000キロカロリーの糖質制限食で、やっと体重が減り始めました。

どうやら世の中には、痩せやすい人と痩せにくい人がいることは間違いないようですが、その大きな要因として基礎代謝があります。

吉田俊秀先生(京都府立医大臨床教授・肥満外来)によれば、日本女性の平均基礎代謝量は約1200キロカロリー/日ですが、個別には600~2400キロカロリー/日とかなりのばらつきがあるそうです。

基礎代謝が800キロカロリー/日しかない人ならば、1200キロカロリー/日という低カロリーでもなかなか痩せないことは理解できますよね。

さて、1995年、米国アリゾナ州に居住するネイティブアメリカンの「ピマ族」に、「β3アドレナリン受容体」という物質をつかさどる遺伝子に変異が発見され、これを持つ人は糖尿病や肥満になりやすいことが報告されました。

ピマ族や日本人に比較的多く見られるこの遺伝子変異は「倹約遺伝子」とも言うべきもので、脂肪をためやすく燃えにくいようにするものです。

即ち、摂取エネルギーを最大限に吸収し、消費エネルギーを最小限に抑えるという、私達の祖先がかつて食料不足で飢えに苦しめられていたころには、大いに有利に働いていたものと考えられます。
 
かつては「倹約遺伝子」として有利に働いていたものが、飽食の現代では「肥満遺伝子」と変貌してしまったわけです。(*_*)

もし倹約遺伝子の持ち主であれば、女性で1200キロカロリーの 糖質制限食でも痩せにくいことがあり、『糖質制限食+カロリー制限食(1000キロカロリー)』が必要となります。この倹約遺伝子の持ち主が数%おられると思います。

女性なら1000~1200キロカロリー
男性なら1400~1600キロカロリー

が一つの目安ですね。

さらに、数%ほど大食タイプの人がおられます。

無糖ヨーグルト500g入り1個を1回で食べてなおかつ1日2~3個でも平気とか、ステーキ400gなんて楽勝とか、タマネギ中玉(200g)2個くらいなら炒めたら簡単とか・・・。

こういう強者(大食漢)の方々には、

女性なら1200~1600キロカロリー
男性なら1600~2000キロカロリー

が一つの目安と説明しています。


☆☆☆

最後に疫学研究の報告です。
<2008年のニューイングランド・ジャーナル、イスラエルの研究報告>
NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241
「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-Cを増加させた。」
が、長年の食事療法の論争に決着をつけたと思います。

これは、ネットの1個人の意見や仮説ではなく、
322人を2年間追跡した権威ある疫学的研究です。

低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• イスラエルの322人(男性86%)
• (1)低脂肪法(カロリー制限あり)
• (2)オリーブ油の地中海法(カロリー制限あり)
• (3)低炭水化物法(カロリー制限なしのアトキンス式ダイエット)
• 3グループの食事法を2年間経過観察。
• 低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241

体重などを分析した結果、2年後の体重減少幅の平均は
(1)低脂肪法 2.9キロ
(2)地中海法 4.4キロ
(3)低炭水化物法 4.7キロ
となり、
(3)低炭水化物法が最も減少していた。また、善玉コレステロールも増えていた。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
初めまして。
半年ほど前から、地元のクリニックで糖質制限を指導され、半信半疑で始めましたが、今までなかなか痩せなかったのが、一気に体重減少をし始めました。その効果に驚いています。
半信半疑のときに、先生の著書を発見し、良く理解いたしました。
最近、気がゆるんで 甘いものやご飯を食べだしたら、体がダメです。今日から、再度、完全糖質制限を指導されました。インスリン値の低いカラダになるようにとのことです。
将来の病が怖いので、がんばろうと思います!
2010/11/30(Tue) 18:09 | URL | ももちやん | 【編集
No title
江部先生
こ、こんなにスピーディにご回答いただけるなんて・・・!本当にありがとうございます。
非常に勉強になりました。
今後はカロリーにも気をつけよう・・・と思った次第です。
私は、もしかしたら倹約遺伝子なるものを持っているのかもしれませんが、まずは1500前後から進めて、体重の減りを見ながら長い目で頑張りたいと思います。

鬱病患者のコミュニティでは、肥満と不眠は悩みの1、2位を争っています。糖質制限食でその両方を解消できたらこれほど嬉しいことはないですよね。

本当にありがとうございました。これからもブログ楽しみに拝見致します。
2010/11/30(Tue) 18:24 | URL | ども | 【編集
カロリー過多で太るメカニズム
はじめまして
糖質制限半年で10キロ減量後、停滞中です。

糖質摂取ーインスリン追加分泌ー余ったブドウ糖を変換して皮下脂肪へ、という肥満のメカニズムは分かりますし、摂取カロリーとは無関係ということですが、

イ)単純には摂取エネルギーが消費エネルギーをを上回れば太る、下回れば痩せる。

という、消費エネルギーを上回った摂取エネルギー(カロリー)が皮下脂肪へ変換されて太るメカニズムが分かりません。

この場合の余ったエネルギーもブドウ糖で、皮下脂肪に変換するのはインスリンなのでしょうか。

2010/11/30(Tue) 20:15 | URL | lloyd356 | 【編集
No title
江部先生

うーん、なるほどです。
私は痩せる必要がないと思われるBMI 20強なのですが、
体重減少についての解説に納得です。

私は糖質制限食(スーパー)を初めて二週間と3日の初心者ですが、
ここ1週間の睡眠の質が大変に良くなりました。
以前は7時間眠ってもどこなく不足気味だったのですが、
今は6時間半程で目が覚めて寝不足は感じません。

もうひとつ不思議なのは二日酔いが無くなったことです。
以前は一晩に呑む量が日本酒に換算して6合相当を超えると翌日に
強い倦怠感や疲れがつきまとったのです。

ところが先の金曜日と土曜日の事ですが、
同じだけ呑んでも翌日にあたかも休肝日の翌朝のごとく
すっきりと目が覚めて快適に1日を過ごす事が出来ました。
(でも今後も酒の量は基本的に1~2合にして休肝日も設けますよ)

私の身体には、糖質制限食が大変に馴染むのかなぁと感じてます。
江部先生の理論に照らせば…
私は原始人的な生理を持った人間なのかもしれません(^^;;
現代人でありたい私にとっては複雑な気持ちです。

あっという間の血糖値改善はもちろんの事、
ずっと軽度高血圧症気味だったのに
血圧まで良好な傾向(昨晩111/66、今朝119/79)ですし(現在は104/70でした)、
狐につままれたような不思議な気持ちです。

一時の数値に一喜一憂せずに、
今後も食事を中心にした自己管理を続けていこうと考えてます。
2010/11/30(Tue) 21:39 | URL | まさたろう | 【編集
糖質制限食のダイエット効果
こんにちわ。

私は現在60歳で身長176cm、体重62kgで体脂肪率は14%ほどです。

しかし、2年前に糖質制限食に出会う前の体重は76kgもありました。このときは必死にカロリー制限や脂肪制限などをしたのですが、どうもダイエット効果はあがりませんでした。

ところが糖質制限食を開始してからは、特に意識することもなく体重はコンスタントに減少して現在に至っています。この間、特にひもじい思いもしていません。

現在はジャヌビアとグリコランの投薬治療をしていますが、とんかつやラーメン(麺は半分にしています)、さらにはドーナッツ(炭水化物は15g程度)なども時々楽しんでいますが、随時血糖値は99、HbA1Cは5.3%ほどで安定してますので、とりあえずはハッピーです。
2010/11/30(Tue) 23:13 | URL | 大虎猫 | 【編集
合併症の懸念
先生、いつもありがとうございます。
発覚より丁度1年。運良くすぐこのサイトを見つけ、あまりにも明快で納得性高い解説に即、糖質制限開始。a1c10.2から4か月で5まで低下。
今年6月に4.7、11月も4.8と好調継続です。空腹時も90前後となっています。
確実に糖質制限(実際はスーパーではなく、スタンダードからプチの間)の効果だと確信しています。

そんな順調な経過の裏で、合併症の懸念は拭えません。先生の基準に下記4項目がありますが、測定器がないため②と③が分かりません。空腹時90前後やa1c4.8であっても、②や③の基準を満たしていなければ、合併症のリスクは間違いなくある!と考えるべきですか?

枝葉末節な質問で申し訳ありませんが、コメント頂けると嬉しいです。

① 空腹時血糖値140mg/dl未満→126mg/dl未満→さらには110mg/dl未満
② 食後2時間血糖値180mg/dlmg/dl未満→さらには140mg/dl未満
③ 理想的には食後1時間血糖値180mg/dl未満
④ HbA1c6.5%未満→さらには5.8%未満

2010/12/01(Wed) 01:55 | URL | ともたく | 【編集
おじゃまします
8月からゆるく糖質制限をし、今は停滞気味ですが
体がとても正直で、糖を体内に入れなくても、すっきり頭も切り替わり体的楽になりました。
空腹血糖値が94ですので、糖尿病とは診断されてはいませんが
せめて80台になりたいな、と頑張っております。まだまだ働き盛り37歳なので、時折自分へのご褒美を加え、運動もしながら楽しみたいと思います。
先生に質問ですが、夜勤のある仕事柄、朝、昼はほとんど食べず、夜は職場で糖質を取ってもいいでしょうか?
朝はコーヒーブラックとチーズ、昼間は寝ており、夜出勤、仮眠なしなため、糖質を普通にとってますが、いかがでしょうか?
2010/12/01(Wed) 03:51 | URL | みったん | 【編集
No title
糖質制限の威力はすごいです。が、九州では全く知られてません。
病院の先生方は少数意見をとる訳にはいかないと否定的です。強気です。大多数の意見になると採用するということでしょうか。
一人で立ち向かってますが苦戦してます。
一日も早く糖質制限が普及することを祈ってます。
2010/12/01(Wed) 12:32 | URL | ちえでらんど | 【編集
インスリン分泌指数について
先生こんにちは!
以前検査結果を用いて自分が境界型か完全なる糖尿人なのかを
ご相談しお返事を頂いたものです。お礼が遅くなってしまい
大変申し訳ありません。

28日のディナーショウ。
参加したかったです。。。。。千葉県在住の私(泣)。

糖質制限後のご報告と質問も兼ね
今回また投稿させていただいております。

あの時は軽い糖質制限でというアドバイスを頂きました。
あれから先生の著書の主食を抜けばとごちそう~
そして監修をされているうちの母は糖尿人を買わせて頂き、
今少しづつ読み進めている所です!

9月25日に境界型と診断され糖質制限を始めました。
以前はおかしいくらい大量に摂取いていた炭水化物等を
軽く減らしていき、野菜を多く
なおかつ運動(自転車やコアリズム)もとりいれ
現在33歳女ですが
体重は61キロ→52キロ
BMI25.06→21.3
まで減量でき、痩せるということを
実感できました!!!ちょっと急激の痩せ方ですが
糖質制限すごい。するっとおちますね。
今はちょっと停滞していますが
痩せるってすばらしい。
着れる服が増えました。

また他の方がおっしゃってるように
身体の変化も感じています。
たまにお酒をのんでも次の日へ影響が少なくなったり
以前よりも疲れにくくもなった印象があります。

糖質制限と運動。
ほんとに興味ぶかく面白いと思いました!

ただなぜか血糖値はまだむらがありアップダウンが激しく
不安定なようです。本も読み途中なのと勉強不足の影響もあると思います。

勉強不足で大変恐縮ですが
ここで質問させてください。

まだ軽い糖質制限をはじめてから
2ヶ月くらいですが
ダイエットにも成功しつつあるので
ちょっと早いかなとも思いましたが

先日2回目のOGTTを
1回目と違う病院で受けてきました。

結果的には正常といわれました。
こんなもんではないですかねと。

       9月25日             11月17日

負荷前血糖   インスリン    負荷前血糖    インスリン 
  95         4.83        92         2.8

30分血糖     インスリン   30分血糖      インスリン
  170         46.70     178          40.3

60分血糖     インスリン    60分血糖     インスリン
  175       データなし     192         40.5

120分血糖    インスリン    120分血糖     インスリン
  146       データなし     138         62.1
 
    HOMA-R              HOMA-R
      0.64                   0.63
     
    HOMA-β              HOMA-β
      54.34                  34.76

    インスリン指数            インスリン指数
       0.558                  0.43

今回のデータを見ると
1回目と比較し、負荷前のインスリン量やHOMA-Β等
基礎分泌能等が2回目の方が
大幅に低下している事や
ピークが上昇していると思うのです。

ちなみに一回目のデータは2回目の病院では見せていません。

素人目で間違っていたら恥ずかしいのですが
これをみると抵抗性は変わらないので

血糖値の変動は
すい臓の機能の問題だったのかと感じました。。。。

すい臓の疲弊なのでしょうか。

それとも今回のブログに書かれているように
以前の食事(診断前の過食)と糖質制限食後の
影響と捉えてよいのでしょうか?

このデータの変動は問題ないのか
心配になってしまいました。

一回一回の血糖値に一喜一憂し
混乱しているのと
ちょっと神経質にもなっているようです。

お時間がありましたら
ご意見をいただけると幸いです。

長文大変失礼いたしました。

2010/12/01(Wed) 13:45 | URL | tomeko.y | 【編集
軽い糖質制限後の身体の変化とOGTT結果
先生こんにちは!
以前検査結果を用いて自分が境界型か完全なる糖尿人なのかを
ご相談しお返事を頂いたものです。お礼が遅くなってしまい
大変申し訳ありません。

糖質制限後のご報告と質問も兼ね
今回また投稿させていただいております。

あの時は軽い糖質制限でというアドバイスを頂きました。
あれから先生の著書の主食を抜けばとごちそう~
そして監修をされているうちの母は糖尿人を買わせて頂き、
今少しづつ読み進めている所です!

9月25日に境界型と診断され糖質制限を始めました。
以前はおかしいくらい大量に摂取いていた炭水化物等を
軽く減らしていき、野菜を多く
なおかつ運動(自転車やコアリズム)もとりいれ
現在
体重は61キロ→52キロ
BMI25.06→21.3
まで減量でき、痩せるということを
実感できました!!!ちょっと急激の痩せ方ですが
するっとおちますね。
今は停滞していますが
痩せるってすばらしい。
着れる服が増えました。

また他の方がおっしゃってるように
身体の変化も感じています。
たまにお酒をのんでも次の日へ影響が少なくなったり
以前よりも疲れにくくもなった印象があります。

糖質制限と運動。
ほんとに興味ぶかく面白いと思いました!

ただなぜか血糖値はまだむらがありアップダウンが激しく
不安定なようです。

勉強不足で大変恐縮ですが
ここで質問させてください。

まだ軽い糖質制限をはじめてから
2ヶ月くらいですが
ダイエットにも成功しつつあるので
先日2回目のOGTTを
1回目と違う病院で受けてきました。

結果的には正常といわれました。
こんなもんではないですかねと。

       9月25日             11月17日

負荷前血糖   インスリン    負荷前血糖    インスリン 
  95         4.83        92         2.8

30分血糖     インスリン   30分血糖      インスリン
  170         46.70     178          40.3

60分血糖     インスリン    60分血糖     インスリン
  175       データなし     192         40.5

120分血糖    インスリン    120分血糖     インスリン
  146       データなし     138         62.1
 
    HOMA-R              HOMA-R
      0.64                   0.63
     
    HOMA-β              HOMA-β
      54.34                  34.76

    インスリン指数            インスリン指数
       0.558                  0.43

今回のデータを見ると
1回目と比較し、負荷前のインスリン量やHOMA-Β等
基礎分泌能等が2回目の方が
大幅に低下している事や
ピークが上昇していると思うのです。

ちなみに一回目のデータは2回目の病院では見せていません。

素人目で間違っていたら恥ずかしいのですが
これをみると抵抗性は変わらないので

血糖値の変動は
すい臓の機能の問題だったのかと感じました。。。。

すい臓の疲弊なのでしょうか。

それとも今回のブログに書かれているように
以前の食事(診断前の過食)と糖質制限食後の
影響と捉えてよいのでしょうか?


一回一回の血糖値に一喜一憂し
混乱しているのと
ちょっと神経質にもなっているようです。

お時間がありましたら
ご意見をいただけると幸いです。

長文大変失礼いたしました。

2010/12/01(Wed) 13:50 | URL | tomeko.y | 【編集
Re: カロリー過多で太るメカニズム
lloyd356 さん。

食物中の脂質は腸管からリンパ液へ吸収されます。消化されるとほとんどの中性脂肪はモノグリセリドと脂肪酸に分解されます。消化管の上皮細胞を通過するときこれらの分子は中性脂肪に再合成されます。血液中の中性脂肪は、リポ蛋白質リパーゼにより脂肪酸とグリセロ-ルに分解されます。脂肪酸はエネルギー源として利用されます。余剰の脂肪酸は肝臓と脂肪組織のなかに拡散します。細胞内に入った脂肪酸は再び中性脂肪に合成されます。
すなわちエネルギー源として使用されずに余った脂肪酸は、結果として中性脂肪となり蓄積されます。

食物中のタンパク質はアミノ酸に分解されて吸収されます。
アミノ酸により細胞内の蛋白質が限度まで満たされると体液中のアミノ酸は分解しエネルギーとして使われたり、主に脂質あるいはわずかながらグリコーゲンとして貯蔵されます。
この大部分は肝臓で行われます。
2010/12/02(Thu) 08:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限食のダイエット効果
大虎猫あさん。

血糖コントロールも体重も絶好調ですね。
良かったです。
2010/12/02(Thu) 08:22 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 合併症の懸念
ともたく さん。

血糖値改善良かったです。

HbA1c4.8%なら、平均血糖値は93mg/dlですので、まず心配ないです。
食後の高血糖も少ないと思います。
耐糖能がかなり改善していると思います。
それでも主食を摂取するときは少なめのほうが、今後のためには無難ですね。
2010/12/02(Thu) 08:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
肝臓の糖新生と基礎代謝の増加について
「肝臓の糖新生と基礎代謝の増加」について

それにしても
糖質制限の
体重に与える影響は絶大ですね
自分は血糖コントロールが緊急の課題でしたので
とりあえず血糖さえ下がればということで
やってきてしまいました
なんとか血糖はコントロールできようになってきましたので
次は根本的な体重コントロールが課題となってきました
本格的に取り組まなくてはという時期を迎え
とても参考になる記事!大感謝です!

やっぱり、
たんぱく質や脂質も
過剰摂取!すると
血糖には影響しないが
中性脂肪は増やしてしまうんですね
(実際自分は最近の検査でそうだったので
あきらかに大食いパターン!です)
これは常識ではよくいわれることですが
普通は専門医でもみんなが言うから言っているだけで
科学的に検証しているわけではないので
説得力に欠けるのですが
江部先生の場合は
ちゃんと科学的に検証してからの話
ですので信頼性も説得力も違います
(もちろん血糖はあげないという大事な事実を前提にされています)
質だけでなくこれからは量も考えていきます

*そこで、もしできればという願いですが
上記の記事にある
「肝臓の糖新生と基礎代謝の増加」の関係
なのですが
自分なりに調べてはみたのですが
調べ方が悪いのか良くわかる記事をみつけることができませんでした
個人的には糖質制限と体重の関係(特に代謝は重要に思えます)
をもっと勉強したいと思います

もちろん、先生の「みんなの役に立つ」という
ご判断が前提となると思いますが
機会がございましたら、
今後出版される著書や
このブログ等で
レクチャーいただければ
幸いです
2010/12/02(Thu) 09:59 | URL | 海物語 | 【編集
Re: おじゃまします
みったんさん。

運動量がいっていある人は、そのぐらいの糖質は構わないと思います。
明治の人は、糖質70~80%摂取していますが、糖尿病やメタボはほとんどいなかったです。
2010/12/02(Thu) 21:51 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 軽い糖質制限後の変化
tomeko.yさん。

診断基準的には、境界型→正常型
となっています。
改善と言えば改善ですね。
他のデータも

まあこれくらいの変動は誤差範囲と思います。
2010/12/02(Thu) 22:10 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 肝臓の糖新生と基礎代謝の増加について
海物語さん。

「肝臓の糖新生と基礎代謝の増加」の関係・・・

これはハーパー生化学(原書27版)の日本語訳本、194ページに記載されている
『糖新生の高いエネルギーコストは、非常に低い糖質の食事がなぜ体重の減少を引き起こすのかを説明する』
をもとに、消去法で得た結論です。

「消費エネルギー=基礎代謝+運動エネルギー+食事誘発熱産生」です。
糖新生の高いエネルギーコストは、運動エネルギーでも食事誘発熱産生でもないので、
必然的に、基礎代謝の亢進と考えました。まだ証明はできていないので仮説といたします。
これを証明する研究を考慮中ですので・・・
2010/12/02(Thu) 22:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: No title
ちえでらんどさん。

九州にもそのうち、糖質制限食の講演にいきたいですね。
2010/12/02(Thu) 23:34 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖新生恐るべし
糖新生が起こるだけで大きいエネルギーを使うということですね。
糖質をそのまま使うのに比べ
多くの糖新生を必ず使う糖質制限
それだけで使うエネルギーが増加!
やっててよかった
理論的にも納得です!
2010/12/07(Tue) 15:42 | URL | 海物語 | 【編集
Re: 糖質制限食と睡眠
amesuiさん。

睡眠改善良かったです。
個人差はあるのでしょうが、糖質制限食で代謝・血流がすべて改善しますので、
いろんな症状がいいほうに向く可能性がありますね。
2010/12/08(Wed) 12:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございました
お礼が遅れて大変失礼いたしました。

返信ありがとうございました!!
2011/01/21(Fri) 20:01 | URL | tomeko.y | 【編集
Re: 質問
Crossさん。

「最初の1週間では1キロ~1,5キロ減」
なら、その内徐々に減量していくと思いますよ。
2011/02/08(Tue) 22:27 | URL | ドクター江部 | 【編集
文字表示について
糖質制限と関係のない質問ですみません。
いつもBlogからたくさんの事を勉強させて頂いています。
実はMacから閲覧しているのですが、記号・・・?でしょうか、そちらがMacからは表示されません。
「つまり牛サーロインステーキ200gや300gを食べてる最中(糖質制限食)にも、????はキープされているわけですね。」と表示されてしまったり、
<A、B、C、D>の前の<>に何が書いてあるのか分からないのです。
コードを換えたりもしているのですが・・・・。
なにか特殊な記号等をお使いなのでしょうか?

いきなり失礼致しました。
今後のご活躍も期待しております。

2011/03/05(Sat) 02:02 | URL | ren | 【編集
Re: 文字表示について
ren さん。

特殊なことは何もしていません。
パソコンはウィンドウズです。
Macとはやや相性が悪いこともあるようです。

また携帯対応もしているのですが、機種により表示が良くないことはあるようです。
2011/03/05(Sat) 16:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
環境での文字化け
記号などの特殊文字に割り当てられる文字コードの違いにより、WinとMacでは違うため、文字が化けてしまいます。
(機種依存文字と言います)

①②③…やⅠⅡⅢ…などがそれにあたります。
ブログの文字コードがUTF-8だとWinもMacも同じく見えるのですが、このブログはEUC-JPなので仕方がありません。

解決策としては、なるべく特殊な記号は使わない、例えば①ではなく(1)にする、ⅠではなくIにする、などがあります。

機種依存文字
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/5148/moji/
2011/03/05(Sat) 20:30 | URL | ポンちゃん | 【編集
Re: 環境での文字化け
ポンちゃん

ありがとうございます。
①は特殊文字に相当するとは、知りませんでした。

(1)とかにできるだけします。
2011/03/06(Sun) 08:56 | URL | ドクター江部 | 【編集
勉強になりました
 米を一日3合食べていた私は、ダイエット目的で糖質制限を導入しました。糖質制限により、予期せず睡眠の質が高まりうれしい限りです。
 離れて暮らす実母は、米は太るからと言って食べないものの、毎日食パン、菓子パン、和菓子などを食べているようです(タンパク質摂取量は不足しています)。実母も睡眠の質が悪く、試しに1週間ほど糖質制限してみてはと、私が糖質制限を紹介しました。しかし紹介しただけで烈火のごとく憤慨してしまいました。「糖質制限しらた一体なにを食べればいいの。パンを食べる私の楽しみを奪わないで。私は家事で疲れてるの、好きなの食べさせて」云々。
 なんだかここまで来ると、炭水化物って宗教的ですよね。紹介するだけで、信仰をすてろと迫っているに等しいのかもしれませんね。しかし実母自身も、グリシン、バレリアンの経口摂取が全く効果がないため、睡眠薬以外での睡眠改善は色々と取り組みたいようです。
 
 そこで先生にお尋ねしたいのですが、先生の書籍の中で、このような実母に薦められるものはございますか。
 突然の質問で失礼は承知の上ですが、なにとぞよろしくお願いします。
2015/07/02(Thu) 13:25 | URL | kai | 【編集
Re: 勉強になりました
kai さん

御母上、ご本人がその気にならないと、始まりませんね。

kai さんが持っておられる私の本で、一番読みやすかったものを、
御母上に奨めてみられては如何でしょう。
2015/07/02(Thu) 18:14 | URL | ドクター江部 | 【編集
早速の返信ありがとうございました。

確かに、本人がその気にならないと始まりませんよね。

私の母方の祖母は、私が幼いころ糖尿病がもとで病死しているので、睡眠改善のみならず健康維持の目的も含め、実母に薦めてみます。

ありがとうございました。
2015/07/02(Thu) 20:30 | URL | kai | 【編集
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