2007年08月06日 (月)
おはようございます。京都は今日も良い天気です。そして暑いです。庭で蝉が「ジー、ジー、シャシャシャ」と鳴いてます。
午前中なくのはクマゼミでしょうか?
アブラゼミは午後に鳴き、ヒグラシは日の出前や日の入り後によく鳴くそうです。ニイニイゼミは一日中鳴いてるそうです。
蝉によって鳴く時間帯が違うとは浅学にして知りませんでした。また、蝉がカメムシ目に属しているというのも意外でしたね。( ̄△ ̄)
さて、今日は久しぶりに、人類の進化と食生活シリーズです。
ネアンデルタール人は、ヨーロッパを中心に13万年前から3万年前まで生存していましたが、氷河期のロシアには適応できずに存在の痕跡がありません。
天然の優れた毛皮を持つネアンデルタール人も、適応できなかった氷河期のロシアに、現生人類存在の痕跡はあります。
ネアンデルタール人に無くて現世人類にだけあったのは、<衣服、住居、火>ですが、これらの利点により、氷河期のロシアでも生存可能であったと考えられます。
クロマニヨン人(現世人類)は、最後の氷河期(7万年前~1万年前のウルム氷河期)にアフリカからユーラシア大陸へ移動したと考えられます。
ネアンデルタール人とクロマニヨン人が直接戦ったならば、短期間、例えば数百年レベルで決着がつくと考えるのが普通です。
しかし、現実にはこの二つの種の人類は、ヨーロッパで1~2万年共存したあと、アンデルタール人が徐々に衰退して滅びていきます。
ネアンデルタール人(肉食)は脳の容量も現生人類より大きく膂力も優れています。しかしネアンデルタール人は言語がなく、火が使えなかったと考えられます。
従って、主食が共通する二種の人類は、当初は膂力に優れるネアンデルタール人が優勢であったと思われますが、言語や文化の発達で組織的な狩りや道具の進歩により、徐々に現生人類が獲物を先に取り尽くすようになり、主食を奪われたネアンデルタール人は、衰退せざるを得なかったのでしょう。
このように歴史的に考察してみると、クロマニヨン人は、ネアンデルタール人と同様に肉を日常的に摂取していた可能性が高いのです。
江部康二
午前中なくのはクマゼミでしょうか?
アブラゼミは午後に鳴き、ヒグラシは日の出前や日の入り後によく鳴くそうです。ニイニイゼミは一日中鳴いてるそうです。
蝉によって鳴く時間帯が違うとは浅学にして知りませんでした。また、蝉がカメムシ目に属しているというのも意外でしたね。( ̄△ ̄)
さて、今日は久しぶりに、人類の進化と食生活シリーズです。
ネアンデルタール人は、ヨーロッパを中心に13万年前から3万年前まで生存していましたが、氷河期のロシアには適応できずに存在の痕跡がありません。
天然の優れた毛皮を持つネアンデルタール人も、適応できなかった氷河期のロシアに、現生人類存在の痕跡はあります。
ネアンデルタール人に無くて現世人類にだけあったのは、<衣服、住居、火>ですが、これらの利点により、氷河期のロシアでも生存可能であったと考えられます。
クロマニヨン人(現世人類)は、最後の氷河期(7万年前~1万年前のウルム氷河期)にアフリカからユーラシア大陸へ移動したと考えられます。
ネアンデルタール人とクロマニヨン人が直接戦ったならば、短期間、例えば数百年レベルで決着がつくと考えるのが普通です。
しかし、現実にはこの二つの種の人類は、ヨーロッパで1~2万年共存したあと、アンデルタール人が徐々に衰退して滅びていきます。
ネアンデルタール人(肉食)は脳の容量も現生人類より大きく膂力も優れています。しかしネアンデルタール人は言語がなく、火が使えなかったと考えられます。
従って、主食が共通する二種の人類は、当初は膂力に優れるネアンデルタール人が優勢であったと思われますが、言語や文化の発達で組織的な狩りや道具の進歩により、徐々に現生人類が獲物を先に取り尽くすようになり、主食を奪われたネアンデルタール人は、衰退せざるを得なかったのでしょう。
このように歴史的に考察してみると、クロマニヨン人は、ネアンデルタール人と同様に肉を日常的に摂取していた可能性が高いのです。
江部康二
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