Fri
08/03
2007
体重減少効果、糖質制限食と高糖質食の比較
こんばんは。まだ夏休みぼけから抜け切れていない江部康二です。
またまた、とても興味深い権威ある論文が2007年3月のJAMA(米国医師会雑誌)に発表されました。
(the A TO Z Weight Loss Study: a randomized trial.)
アトキンス(Atkins)、ゾーン(Zone)、ラーン(LEARN)、オーニッシュ(Ornish)ダイエットのそれぞれの1年間の体重減少効果をみた研究論文です。311人の女性を上記4グループに分けて追跡したものです。
結果は、アトキンス ダイエット( 糖質制限食)が最も、体重を減少させ、HDL-コレステロールを増加、中性脂肪を減少させることが明らかとなりました。 (^O^)」
アトキンス ダイエットは低糖質食で私達の 糖質制限食と基本的考えは一緒です。1年間で平均4.7kg減少です。
ゾーン ダイエットはタンパク質・炭水化物・脂質の比率を40:30:30にするというものです。平均1.6kg減少です。
ラーン ダイエットは高炭水化物、低脂肪食です。平均2.6kg減少です。
オーニッシュ ダイエッは菜食主義風のダイエットです。カロリーの10%を脂肪分から、20%をたんぱく質、70%を炭水化物からという割合の食事です。平均2.2kg減症です。
最も高炭水化物で、最も低脂肪です。
コレステロ−ルや飽和脂肪酸を多く含む食品は禁止なので、肉は食べられませんが、一部の乳製品(無脂肪のヨーグルトや牛乳、低脂肪チーズ等)や卵白はOKです。魚も禁止です。また、果物や穀類などの精製されていない炭水化物(糖質+食物繊維)は良いのですが、砂糖などの精製された糖質は制限されます。蜂蜜やアルコールもだめです。
玄米や全粒粉のパンを主食として、野菜や果物が中心で、日本の玄米菜食に近いですね。
このほか、2005年にJAMAに掲載された論文でも、高タンパク食は高炭水化物食に比べて、HDL-コレステロールを増加、LDL-コレステロールと中性脂肪を減少させ、心臓の冠動脈疾患のリスク軽減させることが示唆されています。
これらの研究結果により、従来推奨されてきた脂肪制限食は、減量における有用性には否定的であり、心臓の冠動脈疾患のリスク軽減に関しても否定的であることが明らかとなりました。
一方、 糖質制限食(低炭水化物食)は長期的な有用性は確認されていませんが、短期的には、減量に対して低脂肪食より有用であることは明らかとなりました。
高雄病院の1999年から始まって2007年の現在までの 糖質制限食の経験でも、「肥満の改善、血糖値の改善、中性脂肪値の減少、HDL−コレステロールの増加」など、米国の最新の研究成果とよく一致しています。
長期的な有用性に関しても、代謝全てが基本的に改善するので悪かろうはずがありません。
それにしても、ここ2.3年の米国の論文は 糖質制限食にとって、大変貴重な追い風であり喜ばしい限りです。
また、今回参考にした、JAMAの2つの論文は日本の医学雑誌「治療」の2007年7月号「動脈硬化性疾患の診みかた」の中に引用されていて、日本の医学界も徐々に変わりつつあるのかなとほのかな期待を抱く江部康二でした。(o^。^o)
江部康二
またまた、とても興味深い権威ある論文が2007年3月のJAMA(米国医師会雑誌)に発表されました。
(the A TO Z Weight Loss Study: a randomized trial.)
アトキンス(Atkins)、ゾーン(Zone)、ラーン(LEARN)、オーニッシュ(Ornish)ダイエットのそれぞれの1年間の体重減少効果をみた研究論文です。311人の女性を上記4グループに分けて追跡したものです。
結果は、アトキンス ダイエット( 糖質制限食)が最も、体重を減少させ、HDL-コレステロールを増加、中性脂肪を減少させることが明らかとなりました。 (^O^)」
アトキンス ダイエットは低糖質食で私達の 糖質制限食と基本的考えは一緒です。1年間で平均4.7kg減少です。
ゾーン ダイエットはタンパク質・炭水化物・脂質の比率を40:30:30にするというものです。平均1.6kg減少です。
ラーン ダイエットは高炭水化物、低脂肪食です。平均2.6kg減少です。
オーニッシュ ダイエッは菜食主義風のダイエットです。カロリーの10%を脂肪分から、20%をたんぱく質、70%を炭水化物からという割合の食事です。平均2.2kg減症です。
最も高炭水化物で、最も低脂肪です。
コレステロ−ルや飽和脂肪酸を多く含む食品は禁止なので、肉は食べられませんが、一部の乳製品(無脂肪のヨーグルトや牛乳、低脂肪チーズ等)や卵白はOKです。魚も禁止です。また、果物や穀類などの精製されていない炭水化物(糖質+食物繊維)は良いのですが、砂糖などの精製された糖質は制限されます。蜂蜜やアルコールもだめです。
玄米や全粒粉のパンを主食として、野菜や果物が中心で、日本の玄米菜食に近いですね。
このほか、2005年にJAMAに掲載された論文でも、高タンパク食は高炭水化物食に比べて、HDL-コレステロールを増加、LDL-コレステロールと中性脂肪を減少させ、心臓の冠動脈疾患のリスク軽減させることが示唆されています。
これらの研究結果により、従来推奨されてきた脂肪制限食は、減量における有用性には否定的であり、心臓の冠動脈疾患のリスク軽減に関しても否定的であることが明らかとなりました。
一方、 糖質制限食(低炭水化物食)は長期的な有用性は確認されていませんが、短期的には、減量に対して低脂肪食より有用であることは明らかとなりました。
高雄病院の1999年から始まって2007年の現在までの 糖質制限食の経験でも、「肥満の改善、血糖値の改善、中性脂肪値の減少、HDL−コレステロールの増加」など、米国の最新の研究成果とよく一致しています。
長期的な有用性に関しても、代謝全てが基本的に改善するので悪かろうはずがありません。
それにしても、ここ2.3年の米国の論文は 糖質制限食にとって、大変貴重な追い風であり喜ばしい限りです。
また、今回参考にした、JAMAの2つの論文は日本の医学雑誌「治療」の2007年7月号「動脈硬化性疾患の診みかた」の中に引用されていて、日本の医学界も徐々に変わりつつあるのかなとほのかな期待を抱く江部康二でした。(o^。^o)
江部康二


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