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糖質制限食OKカクテルは?
おはようございます。

過ごしやすい日々が続く、秋酣(たけなわ)の京都です。

お酒が美味しい季節ですね。

今回は、早見さんから、カクテルと糖質制限食についてコメント・質問をいただきました。

「10/10/14 早見
バーに行ったら?
2010年10月12日付のブログで、愚問を取り上げていただいた早見です。
スーパー糖質制限食を実施して以来、わたしは3カ月で約23kgもやせ(97kg→74kg)、その効果に自分も家族もびっくり仰天しています。先生のご著書にあった通り、ただ糖質制限を厳格に守っただけで、それ以外に特別何もしていないのですが、こんなにやせていいかしら、という思いです。本当にありがとうございます。先生のご著書は全部読破いたしました。ご著書に出会わなかったら、わたしは確実に寿命が短くなっていたと思います。
さて……前にも書きましたが、わたしは大の左党です。量はさほどではありませんが、人から誘われて断ったことがありません(笑)。
そんなわたしですが、居酒屋はともかく、バーに行くと戸惑うことが多いです。
単品の蒸留酒ばかり飲んでいるのは飽きますし、バーテンダーさんにしてみればカクテルを作るのが腕の見せどころで、バーに行くのはまさにその技術を堪能しに行くわけですから、カクテルを飲めないのは非常に寂しいことです。

そこでお尋ねしますが、糖質制限上、避けるべきカクテルと、比較的許されるカクテルはございますでしょうか?
素人の私見ながら、成分のほとんどがジンであるマティーニや
http://apl.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/martini/index.html
ウォッカをトマトジュースで割ったブラッディ・メアリー
http://apl.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/bloody_mary/index.html
などは問題ないのではないか、と思うのですが……。

許されるのならば、糖質を含むトニックウオーターを使用したジン・トニック
http://apl.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/gin_tonic/index.html
ウォッカをジンジャーエールとライム果汁で割ったモスコーミュール
http://apl.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/moscow_mule/index.html
も飲んでみたい気がするのですが、糖質制限上やはり避けるべきでしょうか?」



早見さん。
減量大成功良かったですね。そして本のご購入ありがとうございます。

確かに、バーにいったらカクテルなど嗜みたい趣になりますよね。私もホテルのバーにいったら、たいていカクテルを頼みます。

今まで、よく調べずにドライマティーニなどを飲んでました。 (^_^)

口当たりがいいので、ジントニックも飲んでました。(=_=;) 

今回調べて、ややびっくりです。

そう言えばジントニックで翌朝の血糖値が上昇したような記憶があります。

五訂日本食品標準成分表によれば
ジンは100g中糖質0.1g
ウオッカは100g中に糖質0g
ラムも100g中糖質0.1g

マティーニは○

ビーフィータージン:4/5
チンザノベルモット エクストラドライ:1/5
辛口ベルモットは白ワインベースなので、100g中に3.7gの糖質

糖質は、ベルモット分がありますが、マティーニのグラスの量なら、極少量ですので糖質制限食OKカクテルです。ジンは、ほとんど糖質なしです。


ブラッディー・メアリーも○

スカイウオツカ 45ml
トマトジュース 適量
トマトジュース100g中に3.3gの糖質

ウオツカは糖質なしで、トマトジュース分の糖質も少量なので、ブラッディー・メアリーは糖質制限食OKカクテルです。


ジントニックは△~×

ビーフィータージン: 1/4
トニックウォーター: 3/4

トニックウォーター(Tonic Water)とは、炭酸水に各種の香草類や柑橘類の果皮のエキス、及び糖分を加えて調製した清涼飲料水です

例えばウィルキンオントニックウオーター100g中に9.4gの糖質が含まれています。そうするとジントニックは○とはいえませんね。飲む量にもよりますが、△~×ですね。

モスコーミュールも△~×

スカイウオツカ 45ml
フレッシュライムジュース 15ml
ジンジャーエール 適量

ウオツカは糖質ゼロです。ライムジュース100g中に9.1gの糖質が含まれています。

ジンジャーエールには、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、香料、酸味料、カラメル色素などが含まれています。
例えばサントリーのジンジャーエールで100g中に9.6gの糖質が含まれています。

うーむ・・・。

モスコーミュールも○とは言い難いですね。

やはり飲む量にもよりますが、△~×です。

カクテルは多くの種類がありますから、知らない場合はバーテンさんに組成や糖質の量を確認して注文するのが無難ですね。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
コレステロールの常識?非常識?
江部先生こんにちは。
先日HDL 184をたたき出したヘルミです。
私のHDLはお酒(ウイスキー)と糖質制限によるもので、酒つながりということで。
直接関係ないですが、最近話題の「長寿のためのコレステロールガイドライン」http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsln/guideline/guideline-abstractPDF.pdfどう思われますか?
反論?がメディカルトリビューンhttp://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1010/1010022.htmlに載っていましたが。
「TC 値>280mg/dLあるいはLDL-C値>180mg/dLの群にはFH (家族性高コレステロール血症)などが多く含まれていると考えられるが、本ガイドラインではこれらの群にもコレステロール低下医療ではなく、第Ⅸ章の脂質栄養を勧める(ガイドライン要約より)。」
これならTC 270だしちゃった私も健診医から責められないですね。
コレステロールの常識が、ものすごい勢いで揺らいでいるようです。
2010/10/15(Fri) 14:08 | URL | ヘルミ | 【編集
発熱と血糖値について
江部先生、お疲れ様です。積極的に糖質制限を行った結果、薬の副作用による肝機能低下から離脱でき正常に戻り、薬を服用せずA1Cも5.6と逆に改善しました。ところで、最近喉の炎症で高熱が出てしまい、主食を抜いているにも関わらず血糖値が上がり尿糖が出てしまいました。体調が戻れば血糖値も戻るのでしょうか?また、発熱時には個人差はあると思いますが、どの程度血糖値は上昇するのでしょうか?良い状態でコントロール出来ていたので、シュックを受けてしまいました。
2010/10/15(Fri) 15:59 | URL | スケ | 【編集
Re: コレステロールの常識?非常識?
ヘルミ さん。

コレステロールは少なくとも、全ほ乳類共通の細胞膜の原材料です。
そのような重要なものが少々高値でも、「血管壁に害をなす」という従来の説は、私は疑問に思います。

「長寿のためのコレステロールガイドライン」は、引用文献も抱負ですし、
製薬会社との利害関係が全くないことには、共感を覚えますね。

家族性高コレステロール血症に関してだけは、大櫛先生の本では、スタチン内服OKとされています。
2010/10/15(Fri) 16:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 発熱と血糖値について
スケ さん。

いわゆる、シック・デイですね。
結構血糖値は上昇します。

私の場合も、37度ちょっとの微熱で、いつもより50mgくらい上昇しました。

体調が戻れば、2.3日のタイムラグはありますが、血糖値も戻ります。
2010/10/15(Fri) 16:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生、ご回答ありがとうございます。
やはりというか、ジントニックとモスコーミュールはアウトっぽいですね。甘いお酒にはご注意と先生がご著書の中で書かれていたのを改めて想起いたしております。
本格的なモスコーミュール、すなわちウィルキンソンのジンジャーエールあるいはジンジャービアを使ったものなら大丈夫なのではないか、と甘い想像をしていた私が愚かでした。
ジントニックとモスコーミュールは、私が最も好きなカクテルなのですが、糖分じゃなくて当分我慢します。何かお祝いごとがあったときだけに飲むことにします。
でも、マティーニとブラッディ・メアリーがOKというのは大きな収穫でした。これで誘われたら堂々とバーで注文できます。
江部先生、ご教授、誠にありがとうございました。
2010/10/19(Tue) 22:27 | URL | 早見 | 【編集
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