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「米と糖尿病」を読んで・その2・高炭水化物食への疑問
こんばんは

高雄病院に初めて玄米魚菜食を導入したのは、1984年のことで、私は当時34才でした。

病院給食として玄米を提供したのは、高雄病院が日本初だったと思います。

その頃は、私自身が、

「日本人が弥生時代以後、主食として食べていたのは米であり、現代人も米をしっかり食べるべきである。」

と考えていました。

食養生を指導する医師としては、トップランナーの一人でした。

その後「粗食のすすめ」の幕内秀夫先生が主催されている「学校給食と子供の健康を考える会」に協力して、完全米飯給食をめざす運動を展開していきました。

当然、私自身も病院では玄米、家では胚芽米、外出先では白米・・・。

学会や旅行や講演や列車内では、おにぎりやお弁当で、パン(小麦)はほとんど食べずに、徹底的にお米を食べていました。

油ものやお肉もできるだけ避けていて、和食中心で、おそらく総摂取カロリーの60~70%くらいがお米で、まさに佐藤章夫先生の推奨される、理想的な食生活を送っていたわけです。

ところが、玄米魚菜食で運動もそこそこしていて、そこらのおじさんより、はるかに健康的なライフスタイルを送ってきたのに、40才過ぎからだんだんメタボになっていき、当時は理由がわからず、悩みました。

そしてとうとう、52才の時に、随時血糖値が2回以上、200mg/dlを超えて、はっきり糖尿病の診断基準を満たしてしまいました。

糖尿病発覚時には体重67kg(身長167cm)になって、血圧は160/100、腹囲は86cmと、メタボリック・シンドロームの診断基準も見事に満たしていました。

1999年から兄・江部洋一郎が糖質制限食を高雄病院に導入しており、2001年からは、私も糖尿病患者さんには糖質制限食を指導していました。

糖質制限食の勉強を開始して、初めて自身のメタボ・糖尿病の根本要因が、

「糖質(米)の頻回・過剰摂取による、グルコース・ミニスパイクとインスリンの頻回・過剰分泌であった。」

と確信しました。

その後半年間の糖質制限食で、体重は56kgにおち、血圧も120/70、HbA1Cも正常になり、メタボリック・シンドロームも解消し、学生時代の体型にぴったり戻り、2010年現在も保っています。

高炭水化物食実践8年でメタボになり、18年でついに糖尿病を発症、その後半年間の糖質制限食で正常人に復帰・・・身をもって体験しました。

私一人の体験談では、説得力にかけますが、現在まで1200人以上の糖尿病外来患者さん、400人以上の糖尿病入院患者さんの臨床データが高雄病院にはあり、糖質制限食の効果はしっかり確認しています。

高雄病院では、現在入院患者さんに、糖尿人には糖質制限食、アトピーさんには玄米魚菜食・・・といった形で、給食を提供しています。すなわち、玄米魚菜食も充分肯定していますし、その良さも認めています。

テーラーメードダイエットの枠組みのなかで、糖質制限食と玄米魚菜食を使い分けているわけです。

ただし、糖尿病の診断がついている人には、玄米でも危険ですし、炭水化物全てがNG食材となります。

糖尿人が炭水化物を普通量摂取すれば、99%、200mgを超える食後高血糖を起こすことは明白であり、血管内皮を傷つけ酸化ストレスを亢進させ、危険だからです。

ここで閑話休題。

今でこそ高炭水化物食が人類の主食となっていますが、穀物食の歴史は、人類の歴史に比べれば浅く、ごく短いものに過ぎません

続く


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
皆様のコメントを見て
自分は1年前に発覚。それから1ヶ月後くらいに先生のHPを発見。医師には一切の相談なく、スーパーではないが、糖質制限開始。10越えから正常値になりました。しかし身近にいる医師のお墨付きがあるわけでも、医療行為があるわけでもないので、絶えず合併症の恐怖感と戦っている毎日です。世の中の諸般については、数々のしがらみにより、紆余曲折が日常茶飯ですよね。昨日の報道ステーションの白血病の薬価もその象徴です。ここでは先生をリーダー、師匠みたいな感じで情報共有させて頂いてますが、数百万人もの患者の行動や啓蒙が一番自分たちにとって、良い環境作りに繋がるのではないでしょうか。江部先生頑張って!だけじゃなくて、私達も!じゃあ、何を?と言われても思い付きませんが、その意識を持つべきだなぁ、と感じました次第です。
2010/09/03(Fri) 14:14 | URL | ともたく | 【編集
スクープです。「ピアゴ」で見つけました。
今度ものどが渇いたので、スーパーに寄りました。
入り口のところに、山積みになった、コーヒー抽出液の箱の山が目に付きました。何となく気になって、価格を見ました。一箱1056円って書いてありました。戸惑って検討してました。12本入りです。割り算できませんでした。困って、電卓のあるレジに行きました。電卓を貸してもらって、計算したら、1本88円でした。これは、とても、お得です。糖質0のコーヒー抽出液の中では、一番出来の悪いやつですが、価格で勝負してきました。
この価格ならお得です。2箱買いました。
レジの人は、すごかったです。他のお客さんの計算の途中で、「電卓貸して!」と言ったセインに、手を止めずに、「分かりました」って笑顔で答え、
引き出しから電卓を出して、こっち向けておいて、スイッチのボタンまで、押して、どうぞって言いました。びっくりしました。(^_-)。

でも、商才は、疑問符です。
1本で、考えると、900ml 88円ですが、
段ボールで、山積みになっていて、
一箱、1056円としか、書いてないのです。
この一箱1056円が、お得な値段だと思う人は、そういないと思われます。だいたい1箱10.8kgもするものを、広告の品物でもないのに、買う主婦がいると、だれが、考えているのでしょうか。
たぶん、夜になっても、どこの「ピアゴ」でも、
箱売り1056円のコーヒー抽出液、
(出来が悪いと言いましたが、100mあたり、熱量0炭水化物0.4~0.8g糖類0のネスカフェの製品です。)
残っているに違いありません。

今日、報告させてもらいますのは、実は、チョコレートです。ロッテのチョコレートです。岐阜のハーセンターでは、なぜか?岐阜ハートセンターの刺繍の入った若い女が、執拗に、執拗に、執拗に、タダで、配っていた製品です。(あんだけ、いらんって言うのにしつこいのは、久々でした)

この「糖類ゼロ」のノンシュガーチョコレート2種類あります。(ここで、あれ、と、思った人、すごいです。「0」と「ゼロ」は、違うのです。ロッテは。「ZERO」も使い分けているみたいです。)

なんとなく、製品開発者、遊んでいる感じであります。2種類並べて、表紙を比べてみると、色も違いますし、片方には、ビスケットとともに「ビスケットクランチ」と書いてあります。まあ、実際に見比べると分かると思いますが、なぜか、「ビスケットクランチ」の方は、チョコレートの写真の先の方が、カットされています。なぜかです。左の方に、「ZERO」と大きく書かれていますが、「ZERO」の「O]の下には[ゼロ]ってかいてありますし、(そんなこと書いてもらわんでも見たら分かるものです)。その「O」も、英語のO(オー)じゃなくて、形の○(まる)です。ほんとうですよ。見てみて下さい。ピアゴにいつでも、めだたんように置いてありますよ。私のところでは。
側面を見ると、やっぱり、遊んでいます。ビスケットが、よく見ると、円形ではなくて、○になってます。(真ん中が、空いてます)

肝心の裏を見ると、
ビスケット→レタス(なぜかレタスです。キャベツ           でないです)
       3個分の食物繊維
なしの方 →レタス2.6個分の食物繊維

ビスケット→1本(10g)あたり

なし    →1本(標準10g)あたり

後、いろいろあるのですが、疲れたので、自分で見て下さい。

真面目なところは、共通で、エネルギーは42kcal、糖類0g、ショ糖0g、乳糖0gです。

小麦粉アレルギーの人に重要なのは、片一方だけ、小麦粉が入っています。まあ、考えれば、当たり前なのですが。注目すべきなのは、両方ともに、赤字で書かれている注意書きです。
小麦粉の入っている方
     ↓
     ピーナッツを含む製品と同じ設備で製造

小麦粉の入っていない方
     ↓
    小麦を含む製品と同じ設備で製造

ここらへんは、アトピーに詳しい人が、分かりそうですが、糖尿とは、関係なさそうです。

最後に、もう一点。

内容量が違います。
  50g(5本入)  と 5本入    です。

「重さ」が、書いてないのがあるのですよ。

どっちが、重さが書いてないか、

小学生でも、わかる、

としておきます。 

今日も、「ドクター江部の糖質制限食日記」をクリックしたのに、ここに、投稿することになった、愚かなセインでした。 
2010/09/03(Fri) 16:55 | URL | セイン | 【編集
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