2010年08月21日 (土)
こんにちは。
糖質制限食で尋常性乾癬が改善されたさわさんから、最新のコメントをいただきました。
「10/08/20 さわ
尋常性乾癬について
江部先生こんばんは。
ご無沙汰しております。
今日は近況報告をさせてください。
前回コメントした時は尋常性乾癬は99%完治していたため、それから自分なりにいろいろと実験をしてみました。
経過
2008年3月~2010年3月
ほぼ99%の乾癬が消滅)
この時点では自分の乾癬の原因は糖質と牛脂、豚脂だと思っていました。
2010年4月~5月
意識して、牛肉を多く食べる。
ひざから下の約30%に乾癬が発生。
糖質制限をしているため、患部の広がり方は非常に緩やかでしたが、着実に広がっていく。
2010年6月
牛肉を一切食べずに過ごす。
脂たっぷりの豚肉は毎日欠かさず食べる。
1ヶ月かけて徐々に患部が消滅していく。
2010年7~8月
6月に続き、脂たっぷりの豚肉は毎日欠かさず食べる。
7月初旬に100%患部が消滅する。(発症後22年間で初めての経験です。)
ということで、自分なりの結論が出ました。
自分の乾癬にとっての最も重要な原因は「糖質」であり「牛脂(天然のトランス脂肪酸)」はその触媒である。
オレイン酸がメインである豚脂は全く影響なしです。
乾癬の原因は様々ですし、「糖質」や「牛脂」を避けても完治しない方もいらっしゃるでしょうが、
自分的の場合は今回の実験で22年かけて初めて100%の克服ができたわけですし、参考になる方も多数いらっしゃるかと思いコメントさせて頂きました。
余談ですが
毎日炭水化物と牛脂の大量摂取で1ヶ月以内に全身に乾癬を広がらせる自信もあります。
そんなことは決してしませんが・・・
江部先生のブログのカテゴリ「体に良いアブラとは」が凄く参考になりました。
ありがとうございました。」
さわさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
22年間の尋常性乾癬の100%治癒、おめでとうございます。(^-^)v(^-^)v
尋常性乾癬は、医学的には極めて難治性の疾患です。さわさんも20年間以上つきあって来られたのですから、まさに難治であったわけです。
五訂日本食品標準成分表によると
牛ロース100g中に、脂肪が37.4gで、その内オレイン酸が15.4gです。
豚ロース100g中に、脂肪が14.6gで、その内オレイン酸が5.94gです。
ですので、牛脂と豚脂の成分のオレイン酸は、比率的にほとんど差はないようです。
天然のトランス脂肪酸は、反芻動物(牛・羊・山羊など)の肉やバターに含まれています。*
一方、豚は反芻動物ではないので、豚肉にはトランス脂肪酸は含まれていないと思います。
『自分の乾癬にとっての最も重要な原因は「糖質」であり「牛脂(天然のトランス脂肪酸)」はその触媒である。』
さわさんのご指摘どおりと私も思います。
牛脂と豚脂の成分の差で顕著なのは、トランス脂肪酸ありとなしの差です。他の脂肪酸の成分は、そんなに差はないと思います。
牛脂(天然のトランス脂肪酸)が、尋常性乾癬悪化の触媒となっているのが、さわさん固有の特徴なのか、はたまた皆に共通の現象なのか、とても興味深いです。
高雄病院や江部診療所の尋常性乾癬の患者さんで、糖質制限食でかなり改善した方が複数おられます。これらの患者さんにご協力いただいて、牛肉(牛脂)をやめていただいて、100%治癒にどの程度近づくか試してもらおうと思います。
*
牛などの反芻動物の胃内に共生するバクテリアは、シス型の不飽和脂肪酸をトランス型に変換する特殊な酵素を持っています。このバクテリアが産生するトランス脂肪酸は主にバクセン酸です。
江部康二
糖質制限食で尋常性乾癬が改善されたさわさんから、最新のコメントをいただきました。
「10/08/20 さわ
尋常性乾癬について
江部先生こんばんは。
ご無沙汰しております。
今日は近況報告をさせてください。
前回コメントした時は尋常性乾癬は99%完治していたため、それから自分なりにいろいろと実験をしてみました。
経過
2008年3月~2010年3月
ほぼ99%の乾癬が消滅)
この時点では自分の乾癬の原因は糖質と牛脂、豚脂だと思っていました。
2010年4月~5月
意識して、牛肉を多く食べる。
ひざから下の約30%に乾癬が発生。
糖質制限をしているため、患部の広がり方は非常に緩やかでしたが、着実に広がっていく。
2010年6月
牛肉を一切食べずに過ごす。
脂たっぷりの豚肉は毎日欠かさず食べる。
1ヶ月かけて徐々に患部が消滅していく。
2010年7~8月
6月に続き、脂たっぷりの豚肉は毎日欠かさず食べる。
7月初旬に100%患部が消滅する。(発症後22年間で初めての経験です。)
ということで、自分なりの結論が出ました。
自分の乾癬にとっての最も重要な原因は「糖質」であり「牛脂(天然のトランス脂肪酸)」はその触媒である。
オレイン酸がメインである豚脂は全く影響なしです。
乾癬の原因は様々ですし、「糖質」や「牛脂」を避けても完治しない方もいらっしゃるでしょうが、
自分的の場合は今回の実験で22年かけて初めて100%の克服ができたわけですし、参考になる方も多数いらっしゃるかと思いコメントさせて頂きました。
余談ですが
毎日炭水化物と牛脂の大量摂取で1ヶ月以内に全身に乾癬を広がらせる自信もあります。
そんなことは決してしませんが・・・
江部先生のブログのカテゴリ「体に良いアブラとは」が凄く参考になりました。
ありがとうございました。」
さわさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
22年間の尋常性乾癬の100%治癒、おめでとうございます。(^-^)v(^-^)v
尋常性乾癬は、医学的には極めて難治性の疾患です。さわさんも20年間以上つきあって来られたのですから、まさに難治であったわけです。
五訂日本食品標準成分表によると
牛ロース100g中に、脂肪が37.4gで、その内オレイン酸が15.4gです。
豚ロース100g中に、脂肪が14.6gで、その内オレイン酸が5.94gです。
ですので、牛脂と豚脂の成分のオレイン酸は、比率的にほとんど差はないようです。
天然のトランス脂肪酸は、反芻動物(牛・羊・山羊など)の肉やバターに含まれています。*
一方、豚は反芻動物ではないので、豚肉にはトランス脂肪酸は含まれていないと思います。
『自分の乾癬にとっての最も重要な原因は「糖質」であり「牛脂(天然のトランス脂肪酸)」はその触媒である。』
さわさんのご指摘どおりと私も思います。
牛脂と豚脂の成分の差で顕著なのは、トランス脂肪酸ありとなしの差です。他の脂肪酸の成分は、そんなに差はないと思います。
牛脂(天然のトランス脂肪酸)が、尋常性乾癬悪化の触媒となっているのが、さわさん固有の特徴なのか、はたまた皆に共通の現象なのか、とても興味深いです。
高雄病院や江部診療所の尋常性乾癬の患者さんで、糖質制限食でかなり改善した方が複数おられます。これらの患者さんにご協力いただいて、牛肉(牛脂)をやめていただいて、100%治癒にどの程度近づくか試してもらおうと思います。
*
牛などの反芻動物の胃内に共生するバクテリアは、シス型の不飽和脂肪酸をトランス型に変換する特殊な酵素を持っています。このバクテリアが産生するトランス脂肪酸は主にバクセン酸です。
江部康二
江部先生、始めまして。 いつも興味深く拝見させていただいております。
私は去年12月に、眼底出血が発見され、治療を開始した2歳の糖尿人です(初めて糖尿病を指摘されて15年目です)。
すぐに、専門内科を紹介され検査の結果、空腹時血糖値130、HbA1c7,2、血圧146/94、身長166cm、体重71.1lkgでした。
すぐに、アクトス、プロサイリン、キネダック、プロブレスを処方され、現在まで続けております。
カロリー計算ダイエットの結果、2ヵ月後には血糖値101、HbA1g5,7、その後2ヶ月後には血糖値94、HbA1c4,8、体重も61kg、腹囲も12cm減まで改善したにもかかわらず、眼科医から、網膜症が改善しないとの理由で、レーザー治療を両目に受けました。
ちなみに、手術を受けた5月の血液検査地の結果は総蛋白6,9、AST17、ALT14BUN21,5、クレアチニン0,74、尿酸5,8、中性脂肪63HDLch70、LDLch71、β2マイクログロブリン1,4、血圧114/66とすべて良好でした。
その後、3ヶ月のHbA1cは、3ヶ月連続で5,2と安定しており、6月、7月、8月の眼科の検診でも検診で網膜症は改善してきたと言われ、安心しておりました。
そこで、以前から興味のあった江部先生の本「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」を購入し、実践する事ほぼ一ヵ月半(もちろん糖質ゼロの発泡酒や蒸留酒も適量?たしなみながら)、本日内科の定期診療を受けたところ、血糖値117、HbA1c4,7と改選されておりました。そこで、江部先生の本を見せて、現在糖質制限食を実践していることを告げると、真っ向から反対され、是非もとの食事療法に切り替えるように指導されました。
理由は、ご想像におまかせしますが、7月の血液検査では、BUNだけが29と高値でした。
私としては今後も糖質制限食を続けていくつもりですが(現在の医院には続けて通いながら)、気になる事ができました。
どうも、また網膜症の症状が出てきているようなのです。
検査値も良いので、理由は薬剤の副作用か飲酒によるものと思われるのですが。 もしかしたらこの猛暑のせいで、疲れがたまっているのかもしれません。
4ヶ月前から、少し鬱気味なので、リーゼ、マイスリー、トレドミンを処方してもらい、適宜飲んでいます。
近々、眼科を再受信する予定ですが、江部先生からよいアドバイスをいただければ幸せです。
突然ぶしつけな質問ですが、どうかよろしくお願いします。
私は去年12月に、眼底出血が発見され、治療を開始した2歳の糖尿人です(初めて糖尿病を指摘されて15年目です)。
すぐに、専門内科を紹介され検査の結果、空腹時血糖値130、HbA1c7,2、血圧146/94、身長166cm、体重71.1lkgでした。
すぐに、アクトス、プロサイリン、キネダック、プロブレスを処方され、現在まで続けております。
カロリー計算ダイエットの結果、2ヵ月後には血糖値101、HbA1g5,7、その後2ヶ月後には血糖値94、HbA1c4,8、体重も61kg、腹囲も12cm減まで改善したにもかかわらず、眼科医から、網膜症が改善しないとの理由で、レーザー治療を両目に受けました。
ちなみに、手術を受けた5月の血液検査地の結果は総蛋白6,9、AST17、ALT14BUN21,5、クレアチニン0,74、尿酸5,8、中性脂肪63HDLch70、LDLch71、β2マイクログロブリン1,4、血圧114/66とすべて良好でした。
その後、3ヶ月のHbA1cは、3ヶ月連続で5,2と安定しており、6月、7月、8月の眼科の検診でも検診で網膜症は改善してきたと言われ、安心しておりました。
そこで、以前から興味のあった江部先生の本「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」を購入し、実践する事ほぼ一ヵ月半(もちろん糖質ゼロの発泡酒や蒸留酒も適量?たしなみながら)、本日内科の定期診療を受けたところ、血糖値117、HbA1c4,7と改選されておりました。そこで、江部先生の本を見せて、現在糖質制限食を実践していることを告げると、真っ向から反対され、是非もとの食事療法に切り替えるように指導されました。
理由は、ご想像におまかせしますが、7月の血液検査では、BUNだけが29と高値でした。
私としては今後も糖質制限食を続けていくつもりですが(現在の医院には続けて通いながら)、気になる事ができました。
どうも、また網膜症の症状が出てきているようなのです。
検査値も良いので、理由は薬剤の副作用か飲酒によるものと思われるのですが。 もしかしたらこの猛暑のせいで、疲れがたまっているのかもしれません。
4ヶ月前から、少し鬱気味なので、リーゼ、マイスリー、トレドミンを処方してもらい、適宜飲んでいます。
近々、眼科を再受信する予定ですが、江部先生からよいアドバイスをいただければ幸せです。
突然ぶしつけな質問ですが、どうかよろしくお願いします。
横レス、失礼します。
のぼやんさんへ。
セインの例を報告します。
糖尿歴20年インシュリン歴18年だった者です。
(インシュリン、すでに、過去形であります)
5月の眼底検査で、「軟性白斑」が現れ、
6月21日の眼底検査で、「軟性白斑」が多く見られ、蛍光眼底造影?の結果、珍しい例として、眼底出血なしと診断されました。
8月11日の眼底検査では、詳しく見ていただいて「軟性白斑はかすかになっている」「眼底出血は、右目に小さいものがひとつある」と診断されました。
私は、よく分からなかったので
「軟性白斑って消えることがあるのですか?」
「眼底出血って消えるものなのですか?」
って聞きました。
眼科の医者は、両質問とも
「良好な血糖コントロールで消えることもある」
って言いました。
私の
「軟性白斑かすか」「小さな眼底出血」
両方とも、もうじき消えると思います。
それだけの努力はします。
のぼやんさんへ。
セインの例を報告します。
糖尿歴20年インシュリン歴18年だった者です。
(インシュリン、すでに、過去形であります)
5月の眼底検査で、「軟性白斑」が現れ、
6月21日の眼底検査で、「軟性白斑」が多く見られ、蛍光眼底造影?の結果、珍しい例として、眼底出血なしと診断されました。
8月11日の眼底検査では、詳しく見ていただいて「軟性白斑はかすかになっている」「眼底出血は、右目に小さいものがひとつある」と診断されました。
私は、よく分からなかったので
「軟性白斑って消えることがあるのですか?」
「眼底出血って消えるものなのですか?」
って聞きました。
眼科の医者は、両質問とも
「良好な血糖コントロールで消えることもある」
って言いました。
私の
「軟性白斑かすか」「小さな眼底出血」
両方とも、もうじき消えると思います。
それだけの努力はします。
のばやん様
糖質制限食で血糖コントロール良好を保つことで、今後の網膜症の進行は
止まると思います。
しかし、過去血糖コントロールが悪かったころの、細小血管の病変は負の遺産で残ります。
今回の網膜症の症状も負の遺産によるものかもしれません。
いずれにせよ、今後の血糖コントロール良好を保つことが、優先順位の一番です。
糖質制限食で血糖コントロール良好を保つことで、今後の網膜症の進行は
止まると思います。
しかし、過去血糖コントロールが悪かったころの、細小血管の病変は負の遺産で残ります。
今回の網膜症の症状も負の遺産によるものかもしれません。
いずれにせよ、今後の血糖コントロール良好を保つことが、優先順位の一番です。
2010/08/22(Sun) 09:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
これから豚肉派になります!
フトコロにもやさしいし。
フトコロにもやさしいし。
江部先生、先日はお返事ありがとうございました。
いつも色々と質問をさせて頂いておりますが、また気になるとこがあります。
例え血糖コントロールが上手くいっていても、煙草は合併症を急速に早めるのでしょうか?
当然煙草は正常な人にも悪いのですが、情けない話、なかなかやめられずにいます。
いつも色々と質問をさせて頂いておりますが、また気になるとこがあります。
例え血糖コントロールが上手くいっていても、煙草は合併症を急速に早めるのでしょうか?
当然煙草は正常な人にも悪いのですが、情けない話、なかなかやめられずにいます。
2010/08/22(Sun) 11:07 | URL | スケ | 【編集】
江部先生、カルチェと申します。
いつもためになる記事をありがとうございます。
僕は腸麻痺で、痩せているのにお腹がぽっこり出ていて、今まで行ってきた健康法も効果はありませんでした。
今かなり便が腸に溜まっているので糖質制限食にするのは怖いです。
その場合は、糖質制限食をした方がいいのでしょうか?
質問なのですが、人類初期の主食は骨髄でそれはそれは栄養満点で、びっくりしたのがカルシウムの豊富さです。78000ミリなんてサプリメントでも無理ですよね?自分は腸麻痺なので乳製品は取れず、カルシウム源がありません。この場合の対処はどのようにすればいいのでしょうか?
もうひとつあります。昔は骨髄や肉を生で食べていたのですよね?食べる前に消化酵素は必要でしょうか?(消化酵素に頼っていたらだめと言う人もいるし、酵素がない食事は有害反応が起きるとも言います)。
よろしくお願いします。
いつもためになる記事をありがとうございます。
僕は腸麻痺で、痩せているのにお腹がぽっこり出ていて、今まで行ってきた健康法も効果はありませんでした。
今かなり便が腸に溜まっているので糖質制限食にするのは怖いです。
その場合は、糖質制限食をした方がいいのでしょうか?
質問なのですが、人類初期の主食は骨髄でそれはそれは栄養満点で、びっくりしたのがカルシウムの豊富さです。78000ミリなんてサプリメントでも無理ですよね?自分は腸麻痺なので乳製品は取れず、カルシウム源がありません。この場合の対処はどのようにすればいいのでしょうか?
もうひとつあります。昔は骨髄や肉を生で食べていたのですよね?食べる前に消化酵素は必要でしょうか?(消化酵素に頼っていたらだめと言う人もいるし、酵素がない食事は有害反応が起きるとも言います)。
よろしくお願いします。
牛が悪い…かぁ、先生が行う患者さんを対象とした実験結果又は途中経過を報告してもらうまで待つとゆうのも有りなのでは?
2010/08/22(Sun) 13:26 | URL | oui | 【編集】
セイン様、江部先生、早速のコメント有難うございます。
江部先生のおっしゃるとおり、過去の負の遺産が、現れたのでしょうね。 今日は昨日よりも目の調子が良いようです。
今後は、アルコール、アクトス、プロサイリン、キネダックをやめて、糖質制限による血糖コントロールを続け、様子を見たいと思います。 少し勇気が湧いてきました。 進展があればまた報告します。
セインさん、眼底出血からの回復を心から祈っています。
江部先生、有難うございました。
江部先生のおっしゃるとおり、過去の負の遺産が、現れたのでしょうね。 今日は昨日よりも目の調子が良いようです。
今後は、アルコール、アクトス、プロサイリン、キネダックをやめて、糖質制限による血糖コントロールを続け、様子を見たいと思います。 少し勇気が湧いてきました。 進展があればまた報告します。
セインさん、眼底出血からの回復を心から祈っています。
江部先生、有難うございました。
江部先生、今回のコメントを記事にして頂き、ありがとうございました。
「オレイン酸がメインである=マヨネーズ」
が、いつの間にか勝手に
「オレイン酸がメインである=豚肉」
とすりかわってしまっていたようです。
申し訳ありませんですいた。
ちなみに、少量の天然のトランス脂肪酸が含まれているはずのチーズ、バターは制限なしで毎日食べていました。
マヨネーズやオリーブオイルも同様です。
牛脂の危険性(あくまでも自分にとってですが)は10年前から気がついていましたが、今回のような正確な実験ができたのは初めてなので、自分自身でも驚いています。
高雄病院や江部診療所の尋常性乾癬の患者さんでも、実験してくれる人がいれば、とても興味深い事実が新たにわかることだと思います。
世の中の尋常性乾癬の患者で糖質制限をしている方はあまりいないようですので。
「オレイン酸がメインである=マヨネーズ」
が、いつの間にか勝手に
「オレイン酸がメインである=豚肉」
とすりかわってしまっていたようです。
申し訳ありませんですいた。
ちなみに、少量の天然のトランス脂肪酸が含まれているはずのチーズ、バターは制限なしで毎日食べていました。
マヨネーズやオリーブオイルも同様です。
牛脂の危険性(あくまでも自分にとってですが)は10年前から気がついていましたが、今回のような正確な実験ができたのは初めてなので、自分自身でも驚いています。
高雄病院や江部診療所の尋常性乾癬の患者さんでも、実験してくれる人がいれば、とても興味深い事実が新たにわかることだと思います。
世の中の尋常性乾癬の患者で糖質制限をしている方はあまりいないようですので。
2010/08/22(Sun) 18:03 | URL | さわ | 【編集】
スケ さん。
動脈硬化への
高血糖のリスクはなくなりました。
タバコのリスクは残っています。
単純にそれだけのことです。
2010/08/22(Sun) 18:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
カルチェ
まずお断りしておきますが、経験がないのでよくわかりませんが、
糖質制限食いきなりは、やめたほうがいいと思います。
まずは「高雄病院食生活十箇条」くらいからぼちぼち始められたら如何でしょう。
このような場合、「カルシウム+マグネシウム」の錠剤をのむのもいいと思います。
消化酵素はいらないと思います。
まずお断りしておきますが、経験がないのでよくわかりませんが、
糖質制限食いきなりは、やめたほうがいいと思います。
まずは「高雄病院食生活十箇条」くらいからぼちぼち始められたら如何でしょう。
このような場合、「カルシウム+マグネシウム」の錠剤をのむのもいいと思います。
消化酵素はいらないと思います。
2010/08/22(Sun) 18:54 | URL | ドクター江部 | 【編集】
STUDIO56 さん。
オメガスコア
和牛=22.3/輸入牛=2.1
確かにびっくりですね。
なおトランス脂肪酸に関しては天然のものでもよくないという説もあるようです。
2009年06月29日 (月) のブログ「トランス脂肪酸」をご参照いただけば幸いです。
オメガスコア
和牛=22.3/輸入牛=2.1
確かにびっくりですね。
なおトランス脂肪酸に関しては天然のものでもよくないという説もあるようです。
2009年06月29日 (月) のブログ「トランス脂肪酸」をご参照いただけば幸いです。
2010/08/22(Sun) 19:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
今1つ理解力の低い頭にもわかるように教えて下さい><
らこさん。
実は私もオメガスコアのことはあまり知りません。
油脂(不飽和脂肪酸)はシソ油、エゴマ油、青魚などのオメガ3(DHAなど)、
と
大豆油、ゴマ油などのオメガ6(リノール酸など)、
に
分類できます。
STUDIO56さん(栄養士さんです)によれば
食材毎のオメガ6/オメガ3=オメガスコアと言うそうです。
厚生労働省はオメガスコア=4を推奨しているそうです。
実は私もオメガスコアのことはあまり知りません。
油脂(不飽和脂肪酸)はシソ油、エゴマ油、青魚などのオメガ3(DHAなど)、
と
大豆油、ゴマ油などのオメガ6(リノール酸など)、
に
分類できます。
STUDIO56さん(栄養士さんです)によれば
食材毎のオメガ6/オメガ3=オメガスコアと言うそうです。
厚生労働省はオメガスコア=4を推奨しているそうです。
2010/08/22(Sun) 23:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、STUDIO56さん、ありがとうございました。
毎日いわし1匹食べていますが、達成されているのかな?
毎日いわし1匹食べていますが、達成されているのかな?
先生、読者の皆さんこんにちはSTUDIO56といいます、管理栄養士です。オメガスコアというのは私の造語です、栄養士なら皆さんご存知のアミノ酸スコアにあやかって作りました。計算方法は文部科学省の食品成分データベース及び脂肪酸の成分データ集よりオメガ6(n-6系)÷オメガ3(n-3系)で計算いたします。食材毎のオメガスコアと一食毎のオメガスコアがあると思います、厚生労働省では食事毎のオメガスコアつまりオメガ6:オメガ3=4:1を推奨しています。STUDIO56の理想は1です。今回さわさんの投稿をみていて牛肉のオメガスコアを調べると和牛=22.1 輸入=2.1でありました、これは牛は牛でも全く別物と言ってよいでしょう、ビックリしました。オメガスコアは自律神経系/内分泌系(ホルモン)につぐ第3の体の調節系と言われる局所ホルモン・プロスタグランジン・エイコサノイドに関係してきますそしてこのことはアトピー・乾癬に関係してきます。もし食材毎にオメガスコア=4以下の食品を食べるならその食事は偶然にも糖質制限食に近いものであり局所ホルモンのバランスの良い食事です。ちなみに米は玄米だろうが白米だろうがオメガスコア>>25です。米を食べるなら意識してオメガスコア<<1の青魚(アジ=0.12)やほうれん草(=0.3)と食べ合わすことが必要です。食品には必ず脂肪が含まれていますから糖質を意識すると同時にオメガスコアも意識して欲しいです。
2010/08/23(Mon) 09:01 | URL | STUDIO56 | 【編集】
横レスすいません!
2010/08/23(Mon) 09:54 | URL | 海物語 | 【編集】
たびたび
横レスすいません!
横レスすいません!
2010/08/23(Mon) 10:01 | URL | 海物語 | 【編集】
江部先生、ご返答どうもありがとうございます。
鯖の缶詰をメインで糖質制限食をやっています。
3日連続で鯖の缶詰と卵だけを食べております。
巷では缶詰は健康に悪い、と言われておりますが。
江部先生は食べますか?
鯖の缶詰をメインで糖質制限食をやっています。
3日連続で鯖の缶詰と卵だけを食べております。
巷では缶詰は健康に悪い、と言われておりますが。
江部先生は食べますか?
保存食のメインのひとつですのでよく利用します。
オメガスコアは低そうですが・・・
オメガスコアは低そうですが・・・
2010/08/23(Mon) 10:17 | URL | 海物語 | 【編集】
カルチェさん。
私も缶詰は時々食べます。
鮭、ツナ、かに、牡蠣、イカ、蛸、ムール貝・・・・
刺身や焼き魚や鍋の魚や肉類や野菜は、日常的に食べます。
私も缶詰は時々食べます。
鮭、ツナ、かに、牡蠣、イカ、蛸、ムール貝・・・・
刺身や焼き魚や鍋の魚や肉類や野菜は、日常的に食べます。
2010/08/23(Mon) 15:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ためになるご回答ありがとうございます。
あっ、野菜も食べなきゃいけないんでしたよね。
鯖缶や卵や肉だけになっていました。
なんか今調子が悪いんですよ。
野菜不足で体が酸性に傾きかけているかもしれませんね。小松菜食べまくります!!
あっ、野菜も食べなきゃいけないんでしたよね。
鯖缶や卵や肉だけになっていました。
なんか今調子が悪いんですよ。
野菜不足で体が酸性に傾きかけているかもしれませんね。小松菜食べまくります!!
先日は、アドバイス有難うございます。
眼科医から、レーザー治療によって、眼底出血は落ち着いてきているが、レーザー治療によって、黄班部に浮腫が出来ているとの事。 抗VEGF抗体(アバスチン)の眼内投与を進められ、眼科専門病院で受けてきました。 その後の検査(3日後)で浮腫が引いてきつつあるとの事です。
また、糖質制限を始めて6週間後の血液検査では、HDLが115、LDLが78、TGが、40と言う素晴らしい結果でした。 BUNも24.8まで下がりました。
糖質制限を始めて10週目の食後2時間血糖値は、102。 HbA1cは4、7.
主治医の先生にアクトス、プロサイリン、キネダックも一ヶ月飲んでいないことを話したところ、「いいでしょう。 問題ありません。」との事でした。 血糖のコントロールがいいから、目のほうもきっと良くなるでしょうと言って頂きました。
でも、糖質ゼロのアルコールは適量頂いております。(内緒)
やはり、糖質制限の効果は絶大でした。 これからも自己責任で糖質制限を続けていきます。
ただ、時々、お鮨なども家族と食べに行きたいのですが、主治医の先生はαーグルコシターゼ阻害剤を処方してくれません。必要ないとの事です。
時間ができましたら、高雄病院で江部先生の診察を受けたいとも考えております。
そのときはどうぞよろしくお願いします。
では、ご報告まで。 失礼します。
眼科医から、レーザー治療によって、眼底出血は落ち着いてきているが、レーザー治療によって、黄班部に浮腫が出来ているとの事。 抗VEGF抗体(アバスチン)の眼内投与を進められ、眼科専門病院で受けてきました。 その後の検査(3日後)で浮腫が引いてきつつあるとの事です。
また、糖質制限を始めて6週間後の血液検査では、HDLが115、LDLが78、TGが、40と言う素晴らしい結果でした。 BUNも24.8まで下がりました。
糖質制限を始めて10週目の食後2時間血糖値は、102。 HbA1cは4、7.
主治医の先生にアクトス、プロサイリン、キネダックも一ヶ月飲んでいないことを話したところ、「いいでしょう。 問題ありません。」との事でした。 血糖のコントロールがいいから、目のほうもきっと良くなるでしょうと言って頂きました。
でも、糖質ゼロのアルコールは適量頂いております。(内緒)
やはり、糖質制限の効果は絶大でした。 これからも自己責任で糖質制限を続けていきます。
ただ、時々、お鮨なども家族と食べに行きたいのですが、主治医の先生はαーグルコシターゼ阻害剤を処方してくれません。必要ないとの事です。
時間ができましたら、高雄病院で江部先生の診察を受けたいとも考えております。
そのときはどうぞよろしくお願いします。
では、ご報告まで。 失礼します。
のばやん
改善、よかったですね。
高雄病院に、来られたら、αーグルコシターゼ阻害剤を処方いたしますので・・・
改善、よかったですね。
高雄病院に、来られたら、αーグルコシターゼ阻害剤を処方いたしますので・・・
2010/09/19(Sun) 08:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
はじめまして。
私は実母が糖尿病なので以前からこちらを拝見しておりました。
今、実母は糖尿病(インスリンやってます)に加えて、骨そしょう症による腰痛で歩くのもままならない状態で入院しています。骨を強化する注謝を週に1度と主には歩行訓練をしているようですが、糖尿病により骨がもろくなっているのではないかと言われていますが、こんなこともありなのでしょうか?
また、私自身が昨年11月より足に膿胞性乾癬と掌蹠膿疱症の合併があるような症状で、現在、治療を受けております。しかし、良くなりそうで良くならない状態です。食品で禁止は生の卵白とヨーグルト、あとは煙草(副流煙)と言われていますが、どうもチーズや肉などの何かを食べると悪くなっていたように感じていました。肉、チーズ、パン、牛乳などのどれかではないかお思えいましたが、牛肉、チーズは私にも当てはまりそうな感じがあります。患者さんで試された結果を楽しみにしております。
私は実母が糖尿病なので以前からこちらを拝見しておりました。
今、実母は糖尿病(インスリンやってます)に加えて、骨そしょう症による腰痛で歩くのもままならない状態で入院しています。骨を強化する注謝を週に1度と主には歩行訓練をしているようですが、糖尿病により骨がもろくなっているのではないかと言われていますが、こんなこともありなのでしょうか?
また、私自身が昨年11月より足に膿胞性乾癬と掌蹠膿疱症の合併があるような症状で、現在、治療を受けております。しかし、良くなりそうで良くならない状態です。食品で禁止は生の卵白とヨーグルト、あとは煙草(副流煙)と言われていますが、どうもチーズや肉などの何かを食べると悪くなっていたように感じていました。肉、チーズ、パン、牛乳などのどれかではないかお思えいましたが、牛肉、チーズは私にも当てはまりそうな感じがあります。患者さんで試された結果を楽しみにしております。
2011/08/07(Sun) 15:50 | URL | opensesame | 【編集】
opensesame さん。
少なくとも、日本人においては、
糖尿病が骨粗鬆症のリスクになるという報告があるようです。
尋常性乾癬は糖質制限食で改善する可能性が高いです。
膿疱状乾癬は、経験がないのでよくわかりません。
少なくとも、日本人においては、
糖尿病が骨粗鬆症のリスクになるという報告があるようです。
尋常性乾癬は糖質制限食で改善する可能性が高いです。
膿疱状乾癬は、経験がないのでよくわかりません。
2011/08/07(Sun) 18:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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