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糖質制限食で肝機能・耐糖能・HbA1c改善
おはようございます。

今回は、otoki さんから、糖質制限食で肝機能・耐糖能・HbA1c改善という嬉しいコメントをいただきました。


「10/08/17 otoki
恐るべし糖質制限食
江部先生 こんばんは

久し振りの検査結果が出て維持改善され喜んでいます。

今回驚いたことは肝機能の改善です。

      09年10月    10年8月
r-GTP  116       36  (毎日飲んでます)
AST     39       18 
ALT     67       15 

HDL-C   60       76.8
LDL-C   133       83
TG      89        81

A1c     8.7       5.4

今回は食後血糖値を知りたくて腹いっぱい朝食を食べ一時間半後に検査しました。
数値は159でした。(その後は分かりませんが・・・)

今のところ糖尿人から予備人?まで格が下がり良かったと思っていますが・・

担当医はこのままの制限食を維持しましょう。と・・

江部先生の著書に出会って良かったです。

ありがとうございます。」


otoki さん。
コメントありがとうございます。

肝機能の改善は脂肪肝が正常に戻ったものと考えられます。

昔は「たかが脂肪肝、放っておけばいい。」とか言っていた時代もありますが、近年非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が問題となっています。

飲酒歴がないにもかかわらず肝組織所見がアルコール性肝障害に似た所見を呈する疾患のことを、非アルコール性脂肪肝炎(Non alcoholic steatohepatitis NASH)といいます。肥満などに伴う一般的な脂肪肝の約1割に、このNASHが発症します。

NASHは単純な脂肪肝とは異なり、将来肝硬変や肝ガンになる可能性があるので、要注意なのです。

otoki さんは、アルコールは飲み続けながら、糖質制限食を実践されて、肝機能が改善しておられます。ということは、少なくともアルコール性肝障害ではなかったということになります。

09年10月時点で単なる脂肪肝だったのか、NASHだったのかはわかりませんが、ともあれ、危機脱出ですね。

なおNASHの発症には、肥満・高インスリン血症・酸化ストレスなどが関係しているとされています。
それなら、まさにスーパー糖質制限食で、おおいに改善が期待できる疾患の一つです。

「A1c:8.7% →5.4%」

素晴らしい改善ですね。(^-^)v(^-^)v

HbA1c8.7%だったころは、平均血糖値が210mg/dlですから、完全無欠の糖尿病です。食後血糖値は軽く200を超えていたことでしょう。現在5.4%ですから、平均血糖値は111mg/dlです。

「今回は食後血糖値を知りたくて腹いっぱい朝食を食べ一時間半後に検査しました。 数値は159でした。」

あえて、糖質をお腹いっぱい食べて検査されたのですね。

90分後の血糖値が159mgなら、2時間後は140mg未満で正常型になっていた可能性もあります。
ともあれ、完全無欠の糖尿病型から少なくとも境界型レベルまで、耐糖能が改善したことは間違いありません。
糖質制限食で耐糖能改善、おめでとうございます。ヾ(^▽^)

担当医も糖質制限食に理解のある方なのですね。良かったです。

徐々に理解ある医師が増えてきていますが、嬉しい限りです。(^_^)



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
本当は覚悟していました。
 詳しく説明下さりありがとうございます。

 昨年10月、会社の健康診断で、空腹時血糖値180、の値が出てショックを受け、総合病院での検査、A1c8.7、CTで肝臓が白いですと言われ落ち込んでいる時に、「我ら糖尿人元気なのには訳がある」の御本に出会いました。

最初は半信半疑で、健康雑誌の記事みたいな気持ちで読んでいました。

軽い糖質制限食を実施し、それが薬も飲んでいないのにどんどん数値が下がりだし、10年4月には、A1cも正常値になり驚かされました。そして今回の結果!

最近、かみさんも娘も夕食はプチ糖質制限食でダイエットに励みだしました。私の実績でやっと認められたようです(笑)

新しい知識とか理論を受け入れることや既存の常識を改めることには勇気がいることなんですね。

本当に嬉しくて感謝しています。

ありがとうございます。

2010/08/18(Wed) 21:00 | URL | otoki | 【編集
Re: ありがとうございます。
長野県の優子さん。

兄上、現在は糖質制限食でコントロールできていますね。
一方、過去の高血糖時代の借金は残念ながら持続します。
これからは、合併症の進行はとまると思いますが、今までのものは消えにくいです。
ともあれ、高雄病院に診察に来ていただけばよいと存じます。
2010/08/18(Wed) 23:22 | URL | ドクター江部 | 【編集
おはようございます。
長野県の優子さんへのコメント返しに敏感に反応しました。

過去の高血糖時代の借金は残念ながら持続します。(これは、納得がいかないでもない)
今までのものは消えにくいです(これには、敏感に反応しました)

自分は、今、治療後神経障害ということで、右足膝下に、麻痺・しびれがあります。
良好な血糖コントロールを続けていけば、放っておいても、半年後、遅くても1年後には症状は治る(改善する)と言われています。特に運動は、必要ないと言われてますが、放っておくというわけにもいかず、全身運動、リハビリ?をジムや日常生活で行っています。
神経内科の神経伝達速度・筋電図検査(7月26日と8月11日の2回)の結果、
頸骨神経のCMAP(mv)の値が、基準値?10のところが、14,15→19,25となっている点、
および、筋電図?検査の波形が、高さが高く、幅が狭くなっているから(正常な人の値からは、高さは低く幅は広い)何をしているか知らないが、このまま続けていっていいと言われているので、このまま続けていったらいいと思っていました。
「消えにくい」とは、どういうことを指すのか、教えていただけたらと思います。
必要なら、高雄病院に診察にも行きたいと思いますのでよろしく回答お願いします。

お願いします。セイン。
2010/08/19(Thu) 05:19 | URL | セイン | 【編集
すみません、よく読んでませんでした。
「今までのもの」というのが、「合併症」を指すようなので、コメントを取り下げたいと思います。

なんとなく、残しておいた方が良いように思うので、そのままにしておきます。

失礼します。
朝から、お騒がせしました。
2010/08/19(Thu) 05:26 | URL | セイン | 【編集
三度。
消え「にくい」のが、合併症であるなら、
思い当たることがあるので、ついでに、
お知らせします。

神経障害の一種なのですが、
身体のある部分に起こったのですが
なにやら、最近、復活の気配があります。
この年になって、今更何をという感じも
しますが、そのような、微妙な変化が
起こっているとだけ告げます。
なお、この件に関しては、今後の報告は
しませんのであしからず。

糖質制限には、その可能性もあるかもしれない
とだけ、我が身に起こり始めているような
気配があると報告します。
2010/08/19(Thu) 06:51 | URL | セイン | 【編集
汚い話ですみません
おはようございます。朝からすみません。糖質制限も3ヶ月近くになり早朝血糖値は75~90くらいで安定しています。体重も54キロで増減がありません。気になっているのは便のことです。以前のブログにも便通の変化については書かれていましたが、色やにおいついてのことが見つかりません。制限する前は黄茶色ぽかったのですが最近は肉が多いの、深緑というか濃い色が続いています。よく宿便は黒っぽいと聞きますが何か心配になり書き込みさせていただきました。ご回答いただけたら幸いです。
2010/08/19(Thu) 09:15 | URL | おどりこ | 【編集
Re: 糖質制限食
RYO さん。

高雄病院(075-871-0245)に電話され、
入院担当職員とご相談いただけば幸いです。
インスリンの減量が目的ですので、
2週間くらいの入院が必要です。
2010/08/19(Thu) 16:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 汚い話ですみません
おどりこさん。

検査データがいいので便の色はあまり気にしなくてよいと思います。

それとは別に糖尿病の人は、大腸癌や大腸ポリープのリスクがありますので、
便の潜血検査をされて、もし陽性なら大腸内視鏡をしとほうが安心です。
2010/08/19(Thu) 16:41 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございました
やはり検査は必要ですね。結果がこわいですが行かなければと思います。
2010/08/19(Thu) 16:57 | URL | おどりこ | 【編集
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