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Q&A 糖質制限食と高尿酸血症①
こんにちは。京都はほぼ快晴でとても良い天気なのですが、山の彼方は霞っぽいです。

富士見高原のペンション・ジョナサンのオーナーから午前中にメールが入って八ヶ岳は大快晴だそうです。

実は7.28土曜日から7.31まで、ペンション・ジョナサンで夏休みのテニス合宿にいってきます。

新月で快晴に恵まれたら、星降る夜と夜空にハッキリ・クッキリとかかる、ミルキー・ウェイを満喫できるのですが、果たして如何に?

さて、
 
ジミーさんから、尿酸についての質問がありました。
今回のブログは
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著

を私の友人来須正幸先生が読まれて、要点をまとめられたプリントを参考にしました。来須先生ありがとうございました。

糖質制限食を開始して6ヶ月になりました。80kgから66kgまで減りました。体重は減らなくなりましたが健康のため糖質制限食を続けています。先生の本のおかげです。ありがとうございます。
もし可能なら糖質制限食と高尿酸血症との関係について教えてもらえないでしょうか。私はもともと高尿酸血症で1ヶ月前に痛風の発作が発生しました。非常にストレスがかかる状態で働いていたのでそれが直接の原因と思っています。
ただ糖質制限食ではケトン体が尿に溶け出すため尿の酸性度が上がることになり酸性尿には尿酸が溶けにくくなるため尿酸値があがったのではとも思っています。実際に朝の尿のPHを測ると5でした。
勝手なお願いですが、高尿酸血症に対する食事のアドバイスがあればお願いします。
by: ジミー * 2007/07/23 18:43」


尿酸は、人体内でのプリン体の代謝によってできた残りカス(廃棄物)です。体内で、尿酸の濃度が高くなると、結晶化し、それが関節などに沈着して、痛風発作をおこします。

高尿酸血症で尿pHの低下(6.0未満)がある場合や、尿酸排泄促進薬で治療する場合には、尿路結石を生じやすいため、ウラリット(尿アルカリ化薬)の投与により、尿pHを6.0~7.0に保つことが必要となることもあります。

このように酸性尿だと尿酸が溶けにくいという問題は、腎臓から尿中に尿酸が排泄された後のお話ですので、尿路結石はできやすくなりますが、血中の尿酸が上昇することとは関係はありません。

糖質制限食の実践により、尿酸値がどう変化するかですが、基本的にはあまり影響はないようです。例えば、江部康二は2.4~2.7mg/dlと比較的低値です。

糖質制限食実践中の多くの患者さんでも、一定の傾向は見られず、本来持っている個人的体質が大きいと思われますが、体重減少がうまくいった人は、尿酸も減る傾向があるようです。

食生活ですが、意外なことにプリン体の多いものを避ける従来の食事療法はそんなに重要ではないことが最近わかりました。
次回はその説明を・・・

続く

江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
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