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糖質制限食実践でインスリンが減量できてA1cも著明改善
こんばんは。

今回は、セインさんから、「糖質制限食実践でインスリンが減量できてA1cも著明改善」という嬉しいコメントをいただきました。


「10/07/11 セイン
満腹ダイエット買いました。
はじめまして、セインといいます。
2月に糖質制限を知り、スタンダードを始めました。
インシュリン歴20年近くの不良糖尿人でした。仕事の忙しさにかまかけていましたが、ひょんな事から糖質制限をはじめました。
2月の値は、インシュリン44単位打ちながら、A1c7,9% 食後2時間値血糖302 中性脂肪2078 LDLコレステロール138 体重76kgでした。
3月には中性脂肪が104に激減したのでこれはいいと思い主治医には内緒でしたがスーパーに切り替えました。
その結果6月4日にはインシュリン12単位 A1c5.0% 空腹時血糖107 中性脂肪86 LDL97 体重56kgになりました。
一時的かもしれないと思い1ヶ月待ちましたが、インシュリン8単位A1cは引き続き5.0%でした。
糖質制限のおかげだと思ってます。
ありがとうございました。
糖質制限をよく知っているお医者さんに見てもらいたいと思い、明日、高雄病院に診察予約の電話を入れようと思っています。
縁があったらよろしくお願いします。」


セインさん。
本のご購入ありがとうございます。

「2月の値は、インシュリン44単位打ちながら、A1c7,9% 食後2時間値血糖302 中性脂肪2078 LDLコレステロール138 体重76kg」

糖質制限食実践にて

「6月4日にはインシュリン12単位 A1c5.0% 空腹時血糖107 中性脂肪86 LDL97 体重56kgになりました。 1ヶ月後、インシュリン8単位A1cは引き続き5.0%」

素晴らしい改善です。良かったです。

インスリンは絶対に必要ですが、量は少ないほど好ましいです。

44単位→8単位 

インスリンが一桁になるとぐんと弊害が減り安全圏ですね。

これまで多くの研究で、インスリン抵抗性・高インスリン血症による腫瘍増殖・発ガン促進作用が示されています。

さらに有力な報告が2つ発表されました。

①2005年の第65回米国糖尿病学会でカナダのSamantha博士等が、10309名の糖尿病患者の研究成果を報告しました。

「メトフォルミン(インスリン分泌を促進させない薬)を使用しているグループに比べて、インスリンを注射しているグループは、癌死亡率が1.9倍高まる。SU剤(インスリン分泌促進剤)内服しているグループは癌死亡率が1.3倍高まる。」

この研究は高インスリン血症の発ガン促進作用を検証した研究です。

Samantha博士等は内因性であれ、外因性であれ、

「循環しているインスリンレベルが増加すると腫瘍の進展や死亡率が高まる。」

との考えを示しました。

インスリンは、人体に絶対に必要不可欠なホルモンですが、分泌量や必要量が少なくてすめば、それにこしたことはないようです。

②世界がん研究基金(ロンドン)は、太り過ぎると、7種類のがんになる危険性が高まるという報告を纏め2007年に報告しました。

同基金は、1960年以降に世界各地で書かれた50万件の研究報告から7000件を選び出し、がんと体重、食事との関係を分析した結果、

「BMI値(体重を身長の2乗で割った数値)を20~25に保つのが望ましく、肥満によって乳がんや膵臓がんのほか、直腸、食道、子宮内膜、腎臓、胆嚢のがんになり易い」

と結論づけています。

この報告も「肥満→インスリン抵抗性→高インスリン血症→発ガン」という今までの研究報告に一致するものです。

従いまして、癌の発症要因には様々なものがあるのですが、①②を考慮すれば、「高インスリン血症、インスリン抵抗性、肥満」という明白なリスクは、糖質制限食で予防できるといえます。


江部康二

テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
感激です。
コメントを取り上げていただいてありがとうございます。
また、今日は高雄病院で宗本先生にセインのこれまでやってきた糖質制限の取り組み方を聞いていただき、これからの方向性を示唆していただきました。予想外の栄養指導もしていただき感謝です。
会計の時、1200円と言われたときは、それでいいのって思いましたけど。
これからの糖質制限、自信を持って進めていけるようになりました。
もう行く必要はないなぁって思えるほどですが、高雄病院があそこにあるってわかっただけでもすごく安心できるようになりました。
長くインシュリン注射をしているので注射をしていることでのQOLの低下は、あまり感じてないのですが、糖質制限を続けていって主治医に相談しながら1ヶ月に2単位、最終的にはインシュリン注射なしを視野に入れてやってみたいと思ってます。楽しんで自分の糖尿病に取り組めそうです。
ありがとうございます。
2010/07/13(Tue) 22:42 | URL | セイン | 【編集
回答ありがとうございます。
とんとんです。先日の「一度下がった食後の血糖値が何もしていないのにまた上がる」という質問への回答ありがとうございます。今月下旬に病院に行けることになったので検査を受けて相談してみたいと思います。
2010/07/14(Wed) 10:22 | URL | とんとん | 【編集
尿中ペプチド検査の値について
こんにちは。
いつもブログ拝見させて頂いております。
糖尿病で緊急入院してから早9ヶ月、先生のブログのおかげで糖質制限をしていれば普通の人に近い生活を過ごす事が出来、感謝しております。(空腹時血糖値は高めですが・・・)
さて、お聞きしたいのは入院後1年を目処に尿中ペプチド検査を行おうと思っております。
そこで、一般人と糖質制限食を行っている糖尿人での基準値を教えて頂ければと思っております。
素人考えでは糖質制限を行っていれば値は低めになるのではと思っています。
また、値の低さが糖質制限を行っているからなのか、糖尿病だからなのかを判断する材料はあるのでしょうか?
最後に検査を受ける際の食事ですが、普通に取った方が良いのでしょうか?それとも今まで通り主食を取らない方がよろしいのでしょうか?
色々お聞きして申し訳ありませんが、お教えいただけると助かります。よろしくお願い致します。
2010/07/22(Thu) 10:29 | URL | Toshi | 【編集
Re: 尿中ペプチド検査の値について
Toshi さん。

一日蓄尿して、尿中Cペプチド検査をされるのですね。

インスリン注射をしておられるなら、早朝空腹時血中Cペプチド検査、
インスリン注射をしておられないなら、早朝空腹時血中インスリン検査も一緒にされたらいいですね。

「素人考えでは糖質制限を行っていれば値は低めになるのではと思っています。」
その通りですが、基礎分泌がしっかり確保されているならば、糖質制限食実践中でも正常値に入ると思います。
糖質制限食のまま尿中Cペプチド検査をされていいと思います。

2010/07/22(Thu) 20:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
ご回答感謝です
早々のご回答感謝致します。
今は先生のおかげで注射も薬も無しで生活出来ています。
先生のご教授通り空腹時の血中インスリンも測ってもらおうと思います。
また、10月のシンポジウムにも是非参加したいと思っていますので、早速問い合わせてみます。
ありがとうございました。
2010/07/23(Fri) 17:05 | URL | Toshi | 【編集
Re: 泡盛について
浩ちゃん 様

沖縄の泡盛は焼酎ですので、蒸留酒です。
糖質制限食OK食材です。

2010/09/01(Wed) 22:35 | URL | ドクター江部 | 【編集
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