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脂質って何? 
こんにちは。昨夜は一生懸命雨戸を閉めて、厳重警戒して眠りにつきました。幸い、私の住む京都市の嵯峨広沢界隈は、雨も風も全くなくて無事でした。

雨戸で真っ暗だったので、今朝は久しぶりに寝過ごしてしまいました。今は6日ぶりにお日様が照っています。

さて今日は、脂質の話です。

体に良いアブラと良くないアブラの話をごく軽く片手間に書こうと思ったのですが・・・。

結構苦労しました。というか私自身、脂質のことを結局余り解っていなかったという事実が判明したのですね。 (×。×)

まあ、はっきり言って、脂質と油脂と脂肪の区別もほとんど知らなかったのですね。それで自分自身も含めて整理整頓です。
小難しいところは飛ばして読んで頂いて、アバウトに骨子だけ見てもらったら結構です・・・。

不肖、江部康二もそんなに細部までしっかり理解などしておりませんので・・・。

脂質(lipid)とは生物中に存在する水に溶けない(溶けにくい)物質を総称したものです。有機溶媒(クロロホルム、エーテル、ベンゼンなど)には溶けます。
以下に分類できます。

*単純脂質
 ①油脂(oil & fat): 脂肪酸とグリセリンから成る3価のエステル。
一般に常温で液体のものを油(oil)、固体のものを脂肪(fat)といい、
  合わせて油脂(oil & fat) といいます。
 油には、コーン油、大豆油、ごま油、オリーブ油、魚油etc・・・があります。
  脂肪にはラード、バター、マーガリンetc・・・があります
 ②ロウ(wax): 高級脂肪酸と高級アルコールから成る1価のエステル。

*複合脂質
 ①リン脂質(phospholipid): 脂肪酸、アルコール、リン酸、窒素化合物から成る複雑な  エステル。細胞膜の構成成分です。
 ②糖脂質(glycolipid):脂肪酸、アルコール、糖、窒素化合物から成る複雑なエステル。
脳組織に多く含まれています。細胞膜の構成成分でもあります。

*不ケン化物
脂質のうち,加水分解を受けないものを不ケン化物といいます。これには,カロテノイ ド、エイコサノイド、ステロイドなどがあります。コレステロールはステロイドと呼ばれる化合物の中の中心的なもので、これから種々のステロイドホルモン,胆汁酸,ビタミンD前駆体が生合成されます。また、コレステロールは細胞膜の重要な構成成分です。

とにかく、以上の5種類に分類できて、エステルとかエイコサノイドとか難しいことは抜きにして、やっと少しスッキリです。 (´_`)V

結局、食生活や調理に関わるのは脂質の中で油脂ということになります。

前置きで随分苦労しましたが、次回は摂って良い油脂と摂らない方が良い油脂の、わかりやすいお話を展開する予定です。

江部康二
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