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人類の進化と食生活⑧ オーリニャック文化
こんばんは。
今回は、久しぶりに人類の進化と食生活シリーズです。
「農耕以前の人類の主食は?」という根源的な疑問にたどり着くまでなかなかですが、まあボチボチやってきますので、今しばらくお付き合いください。

4万5千年前、ヨーロッパで現生人類において宗教、絵画、音楽、工芸などの様々な分野が一気に開花し、オーリニャック文化と呼ばれてきました。この文化を担ったホモ・サピエンスがクロマニヨン人です。

クロマニヨン人は、南フランスのでクロマニヨン洞窟で発見された人類化石に付けられた名称です。

オーリニャック文化において人類が初めて芸術的な感性を発揮したとされ、例えばフランスのドルドーニュ地方のラスコー洞窟に残る牛、馬、鹿の絵など、多彩な壁画が発見されています。

またオーストリアのウィレンドルフからは、象牙製の女性彫刻像、有名なヴィレンドルフのヴィーナスが発見されています。

しかし近年、オーリニャック文化に特有とされていた文化要素がアフリカでは約20万年前から出現していたことが解ってきました。

顔料8万年前、刃石器23.5万年前、細石器23万年前、漁労12.5万年前、埋葬16万年前、骨器9万年前、ビーズや装飾品8.3万年前、衣類7万年前など全てアフリカの東海岸を中心に発見されたのです。

今まで白人中心主義の一部の考古学者は、「人類の芸術や文化が始まったのは、ヨーロッパのオーリニャック文化からである」ということを定説としていましたが、どうやら間違いだったようです。

ミトコンドリア・イブ仮説のブログで説明しましたが、私達現代人の共通祖先は約20万年前にアフリカで誕生しました。アフリカ人(黒人)の枝のひとつが他の人種、白人、黄色人に分岐していったのです。

アフリカの共通祖先が、20万年前の当初から芸術や文化の要素をもっていたのは明らかです。これらの一つ一つの要素が蓄積されて、熟成されて一気にまとめて花開いたのがオーリニャック文化ということになります。

江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
やはり糖質制限食は凄いです
江部先生。

昨日の診察、有難うございました。
おかげさまで、HbA1c-5.3まで改善することが出来ました。
この数値を維持できればと思っています。
スタンダード糖質制限ですので、昼食のみしっかり(摂りすぎ?)糖質を摂っております。
その為、昼食後の2時間血糖値は、200近くまで上がっておりますが、朝食と夕食後は100~110程度です。
以前の一般糖尿病食(糖質60%摂取、カロリー制限)の時は、毎食後(3食とも)血糖値が160~180程度でしたが、それでも毎食ですと、HbA1cはもっと高い数値でした。
今後は、昼食後も180以内で管理するつもりです。
何よりも、毎晩の0カロリービール、焼酎(最近は黒霧島がお気に入りです)が楽しみになりました。
これからもよろしくお願いします。
2007/07/13(Fri) 11:30 | URL | xiangdao | 【編集
こんにちは
江部先生、こんにちは。権現森です。
いつもお忙しい中、コメントにお答え頂きまして、ありがとうございます。
先日、本屋で先生のご著書、ドクター江部のアトピー学校を見つけました。
先生のブログ名のドクター江部は、ここからきているのかと、遅ればせながら知ることができました。
主食を抜けば糖尿病は良くなると同じく、読みやすく分かりやすい内容で、さすが江部先生が書かれたことはあるなぁと、変な感心をしてしまいました。
アトピー学校の中に、日本のアトピー治療ガイドラインに大きな問題・欠落があると書いておられましたが、これは、正しく糖尿病治療にも当てはまるのですね。
江部先生のようなドクターがいて下さるからこそ、救われる患者が多いのだと痛感致しました。
先生のご著書にめぐり合えたこと、本当に感謝しております。
今まで周りにアトピーの方がいなかったので、感心がなかったのですが、ご著書を拝見して、糖尿病でアトピーの方もおられるのでは?と思いました。
また、アトピー学校の中に、先生のご専門である漢方薬のことを書いておられましたが、大変興味深く読ませていただきました。
もし宜しければ、このブログでアトピーの事や漢方薬について書いて頂くわけにはいきませんでしょうか。
本来のブログの趣旨と違ってしまうかと思いますが、私同様、先生のお陰で助かる患者も多いと思います。
差し出がましいお願いで大変恐縮ですがが、ご考慮願えたら幸甚です。
2007/07/13(Fri) 13:18 | URL | 権現森 | 【編集
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