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コーヒーを飲む人は飲まない人より脳卒中リスクが29%も低い
おはようございます。

少し前に「日経メディカル オンライン」 に載った記事ですが、コーヒー党にはとても嬉しい内容でした。 (^_^)

2010年2月24日から26日まで、米サンアントニオにて開催された国際脳卒中学会で、英ケンブリッジ大学のYanmei Li氏らが発表しました。

結論は、

コーヒーを飲む人は飲まない人より脳卒中リスクが29%も低い――EPIC-Norfolkより」

この研究は、癌や他の疾患と食生活との関連を調べる英国の大規模コホート研究

EPIC(European Prospective Investigation into Cancer)-Norfolk研究

の一環として実施されたものです。

2万2232人を平均12年間追跡した結果の報告です。

私も、糖質制限食OK食材なので、1日に3~4杯コーヒーを飲みます。

時間に余裕があったら、ひいた豆から入れますが、面倒くさいときはインスタントコーヒーでもいいタイプです。

「リスクの低下は、レギュラーあるいはインスタント、カフェイン入りあるいはカフェイン抜きの別にかかわらず認められた。」

そうです。

江部康二

☆☆☆以下日経メディカル オンラインからの引用です。

学会ダイジェスト: 国際脳卒中学会
2010年2月24日~26日 San Antonio, U.S.A.

2010. 3. 2

コーヒーを飲む人は飲まない人より脳卒中リスクが29%も低い――EPIC-Norfolkより
関連ジャンル: 循環器 脳血管

英ケンブリッジ大学のYanmei Li氏

コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて脳卒中を発症するリスクが29%も低いことが2万人規模のコホート研究によって示された。コーヒー嗜好以外の生活習慣や年齢・性別などの影響は認められず、コーヒー自体になんらかの好ましい作用がある可能性があるという。英ケンブリッジ大学のYanmei Li氏(写真)らが、2月24日から26日まで米サンアントニオにて開催された国際脳卒中学会(ISC2010)で発表した。

本研究は、癌や他の疾患と食生活との関連を調べる英国の大規模コホート研究EPIC(European Prospective Investigation into Cancer)-Norfolk研究の一環として実施されたもの。対象は、脳・心血管疾患や癌の既往のない39~79歳のNorfolk住民2万2232人(男性9978人、女性1万2254人)。登録時期は1993~1997年であり、2008年3月までの追跡データがまとめられた。

コーヒー摂取の有無と摂取量は、登録者に向けた質問表の中の嗜好品について尋ねる項目と食品の摂取頻度を尋ねる項目への回答に基づいて評価した。ベースライン時においてコーヒーを飲む人は1万7807人、飲まない人は4425人であり、飲む人の平均摂取量は3.1±2.2杯だった。

これらの人々に対する平均12年の追跡の結果、計855件の脳卒中の発生が報告された。なお、脳卒中の発症状況は、国際疾病分類第9版(ICD-9)または第10版(ICD-10)、もしくは死亡診断書や病院の電子カルテの記載から判断した。

次にLi氏らは、Cox回帰モデルにより、年齢、性、喫煙、社会階級、学歴、BMI、飲酒量、身体活動、お茶の摂取、尿中Na/Cr、尿中K/Cr、血中ビタミンC、収縮期血圧、糖尿病、コレステロールの各因子について補正のうえ、コーヒー摂取の有無と脳卒中の関係を解析した。その結果、コーヒーを飲まない人に対するコーヒーを飲む人のハザード比は0.71(95%信頼区間;0.60-0.85)となり、29%の相対リスクの低下が認められた。この傾向は、女性(HR0.84)よりも男性(HR0.62)、また喫煙者(HR0.59)において特に顕著であった。

また、摂取量別の解析では、HRはコーヒーを1日2杯、もしくは3~4杯程度飲む人で低く、1日1杯だけ飲む人や5杯以上飲む人では若干高くなる「Uカーブ」が認められた。また、コーヒー摂取者におけるHRの低下は、レギュラーあるいはインスタント、カフェイン入りあるいはカフェイン抜きの別にかかわらず認められた。

以上のように、中高年の男女におけるコーヒーの摂取は、既知の脳卒中危険因子や生活習慣とは独立して、脳卒中のリスクを約30%も低下させることが示された。その機序については不明であるが、コーヒーに含まれる成分は糖代謝に好ましい影響を与え、神経保護的に働く可能性が動物実験において示唆されている。また、臨床的にも、コーヒーの摂取は強力な脳卒中危険因子である2型糖尿病を抑制することが報告されている。今回の報告は、コーヒー摂取と脳卒中の関係を直接示した貴重なデータと言える。

(日経メディカル別冊編集)
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ご指導をお願いします。
江部先生、こんにちは。
私は30代後半の痩せ型(身長170cmで50kgにとうてい及びません)の男性で、朝の空腹時血糖値が70で糖尿病ではありませんが、逆に低い血糖値や様々な体の不調(慢性疲労など)を改善したいと思い、10日ほど前から先生のご著書やブログを参考に糖質制限食(ほぼ「スーパー糖質制限」)を実践している者です。よろしくお願いします。近くの係りつけの病院で血液検査の結果が出たのですが、このタイミングで先生にいくつかご指導をいただきたいことがあり、コメントをさせていただきました。お忙しい中、申し訳ございません。


まず、この朝食前空腹時70という血糖値ですが、例えば人参やカボチャ、玄米など、先生の表の「要注意食品」にもあるものも、ある程度(少量)は食べて血糖値を上げないと、逆に良くないでしょうか。3日前に測った血液検査では、少し多めにくるみ70gとリンゴ8分の1個を食べた1時間後でしたが血糖値が79と低い値でした。スーパー糖質制限であまりに低いままだと、不調を招くのではないかと思っています。


上記と関連しますが、スーパー糖質制限を始めて5日後くらいから、明らかに急に「すぐに極度に疲れやすい」体質になりました。たとえば、自転車を2~3分こいだだけで、息切れがし、足が筋肉疲労します。これもやはり、血糖値が低い状態で1日を過ごしている可能性があるからでしょうか。それとも別の原因でしょうか。(江部先生の理論を推奨している東京のクリニックハイジーアの矢崎智子先生の本でも、「無反応性低血糖症などの場合は、適度に血糖値を上げるために、未精製穀物を少量ずつこまめに摂取しないと、かえって疲れやすくなる」とありました。)*なお、ナッツやたんぱく質でカロリーはしっかりめに摂るようにしています。また、「無反応性」になっていないかどうかは、今度糖質を摂ったあとに血糖値を測って調べてみます。


いちおう、糖質制限食に不向きではないかと確認するため、腎臓の検査もしてもらいました。診てもらったのはクレアチニン値ですが、基準値よりわずかに低い0.59でした。糖質制限食を実践して問題ないでしょうか。ちなみに、半年前と比較すると、クレアチニンは0.74⇒今回0.59に低下、尿素窒素は9⇒今回17に上昇でした。


食材に入っている砂糖についてですが、例えば先生の「食べて良い食品」にあるソーセージは、食品店で見ると普通は砂糖が原材料に入っています。ということは、考え方としては、「なにがなんでも砂糖が入っているものはダメ」ということではなく、ソーセージの場合ごく少量でしょうから、やはり量が問題なのでしょうか。


最後は、先日の先生のブログでの「基礎理論」についてですが、この中で「糖質制限食実践中は肝臓でアミノ酸などから糖新生が行われ・・・」と書かれています。しかし、ある資料では、これが肝臓に大きな負担がかかるため主食を抜くのはよくないと書いていました。また、同じ記事で「ケトン体を多く合成されるため、体内のPHバランスが崩れケトアシドーシスと引き起こす」との指摘もありました。さらには、Wikipediaのアトキンスダイエットの項目では、「急激な脂肪分解によりケトン体が生成されるので、(中略)体臭や口臭がケトン体独特のにおいになることもある」とありました。この3点について、どのようなお考えをお持ちでしょうか。安心して実践するための参考にしたいので、よろしくお願いします。(アトキンスダイエットでは、死亡例もあると聞きました。)

以上、5点にもなってしまい申し訳ございませんが、家族を養っていて何とか健康体でしっかりと支えたいと思っていますので、よろしくご指導をいただければ幸いに存じます。なにか足りない数値があれば、あるものについては補足いたしますので、よろしくお願いします。(血液検査では、一般的なものや、半年ほど前には慢性疲労症候群を疑ってさまざまな精密検査を行いましたが、とくに問題は見つかっていません。)

2010/03/23(Tue) 19:44 | URL | 助け人 | 【編集
よろしくお願いします。
江部先生、お忙しい中、質問が多くてお困りかもしれませんが、ぜひともご回答をよろしくお願い申し上げます。もし、私の無知ゆえに、回答に時間のかかるような質問があるようでしたら気長に待たせていただきますが、ひとまずは①~③については実践すべきかどうかにも関わることですので、先にご回答願えれば幸いです。また、公式の場で答えにくい内容が含まれているようでしたら、メールアドレスを貼っておきますので、そちらにメールにてご回答いただいてもけっこうです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。
2010/03/26(Fri) 16:56 | URL | 助け人 | 【編集
訂正
すみません、上記の「実践すべきかどうか」は、「このまま継続すべきかどうか」の間違いです。失礼しました。
2010/03/26(Fri) 16:57 | URL | 助け人 | 【編集
大誤解
またまたすみません!
わざわざ記事を立てて回答をいただいていたんですね。まったく気づきませんでした。
ありがとうございました。
2010/03/26(Fri) 22:56 | URL | 助け人 | 【編集
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