2010年03月19日 (金)
こんにちは。
春なお寒き日々が続いてますね。
高雄病院への通勤途上の広沢の池界隈で、桜守の佐野藤右衛門さんの邸宅のお庭に、早くも1~2本桜が花開き、春を感じます。 (^_^)
それでもまだまだパッチが手放せない、江部康二です。(-_-;)
さて今回は、まっつんさんから「糖質制限食と糖新生」について、コメント・質問をいただきました。
【10/03/18 まっつん
肝臓の糖新生について
こんにちは。先日の検診で、糖質制限食を認可されてはいるものの、基本的には否定の立場に有る主治医から、低血糖時の懸念材料として、「肝臓の糖新生」が行われるだけの糖質の備蓄ができないのではないか、という疑問を受け、正確な答えをいただきたく、質問します。
肝臓での糖の備蓄なるものは、どうなのか?
くどい質問のようで恐縮ですが、よろしくお願い致します。】
肝臓の糖新生、お医者さんでも誤解しておられるのですね。( ̄_ ̄|||)
なかなか、こんがらかるところなので、復習もかねて整理してみましょう。
まず、グリコーゲン分解からブドウ糖をつくるシステムと、肝臓が糖新生でブドウ糖をつくるシステムは全くの別物です。
食物吸収が終了した直後には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。
食後数時間が経過し絶食状態が持続すると、グリコーゲン分解は休止となり、血中ブドウ糖の供給源は肝臓の糖新生に切り替わります。
グリコーゲンは、ブドウ糖の集合体で肝臓や筋肉に備蓄されていますが、200~400gで体脂肪の量(10~20kg)に比べれば極少量です。
その内、肝臓での備蓄は約20%くらいで、筋肉の備蓄の方がはるかに多いです。
しかも、肝臓のグリコーゲンはブドウ糖に変換されて血中に入りますが、筋肉中のグリコーゲンはブドウ糖に変換できません。筋肉中のグリコーゲンは筋肉のエネルギー源として、利用されるだけです。
一方、肝臓の糖新生ですが、人体においてごく日常的に行われています。糖質制限食を実践中は、食事中でも肝臓で糖新生が行われています。
糖質を摂取している人においても、夜間睡眠中とか、食後数時間経過したら、誰でも肝臓で糖新生を行っています。
ですから、人類の400万年の歴史において、ごく普通に肝臓の糖新生は行われてきたわけで、珍しいことでも何でもありません。
アミノ酸→ブドウ糖
グリセロール→ブドウ糖
乳酸→ブドウ糖
などが肝臓で行われている糖新生です。
アミノ酸はタンパク質の代謝産物、グリセロールは中性脂肪の代謝産物で、乳酸はブドウ糖の代謝産物です。
①脂肪組織→グリセロール→肝臓→糖新生・ブドウ糖→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生・ブドウ糖→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生・ブドウ糖→筋肉・脂肪組織
①②③はごく日常的に誰でも行っており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たり、日々糖新生の調節が行われているわけです。筋肉も睡眠中などに、一定量の分解と再生を毎日繰り返しています。
まっつんさん、このように糖質制限食実践で高血糖は改善しますが、肝臓の糖新生により血中のブドウ糖濃度は確保されていて、低血糖にはなりませんのでご安心下さいね。
江部康二
春なお寒き日々が続いてますね。
高雄病院への通勤途上の広沢の池界隈で、桜守の佐野藤右衛門さんの邸宅のお庭に、早くも1~2本桜が花開き、春を感じます。 (^_^)
それでもまだまだパッチが手放せない、江部康二です。(-_-;)
さて今回は、まっつんさんから「糖質制限食と糖新生」について、コメント・質問をいただきました。
【10/03/18 まっつん
肝臓の糖新生について
こんにちは。先日の検診で、糖質制限食を認可されてはいるものの、基本的には否定の立場に有る主治医から、低血糖時の懸念材料として、「肝臓の糖新生」が行われるだけの糖質の備蓄ができないのではないか、という疑問を受け、正確な答えをいただきたく、質問します。
肝臓での糖の備蓄なるものは、どうなのか?
くどい質問のようで恐縮ですが、よろしくお願い致します。】
肝臓の糖新生、お医者さんでも誤解しておられるのですね。( ̄_ ̄|||)
なかなか、こんがらかるところなので、復習もかねて整理してみましょう。
まず、グリコーゲン分解からブドウ糖をつくるシステムと、肝臓が糖新生でブドウ糖をつくるシステムは全くの別物です。
食物吸収が終了した直後には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。
食後数時間が経過し絶食状態が持続すると、グリコーゲン分解は休止となり、血中ブドウ糖の供給源は肝臓の糖新生に切り替わります。
グリコーゲンは、ブドウ糖の集合体で肝臓や筋肉に備蓄されていますが、200~400gで体脂肪の量(10~20kg)に比べれば極少量です。
その内、肝臓での備蓄は約20%くらいで、筋肉の備蓄の方がはるかに多いです。
しかも、肝臓のグリコーゲンはブドウ糖に変換されて血中に入りますが、筋肉中のグリコーゲンはブドウ糖に変換できません。筋肉中のグリコーゲンは筋肉のエネルギー源として、利用されるだけです。
一方、肝臓の糖新生ですが、人体においてごく日常的に行われています。糖質制限食を実践中は、食事中でも肝臓で糖新生が行われています。
糖質を摂取している人においても、夜間睡眠中とか、食後数時間経過したら、誰でも肝臓で糖新生を行っています。
ですから、人類の400万年の歴史において、ごく普通に肝臓の糖新生は行われてきたわけで、珍しいことでも何でもありません。
アミノ酸→ブドウ糖
グリセロール→ブドウ糖
乳酸→ブドウ糖
などが肝臓で行われている糖新生です。
アミノ酸はタンパク質の代謝産物、グリセロールは中性脂肪の代謝産物で、乳酸はブドウ糖の代謝産物です。
①脂肪組織→グリセロール→肝臓→糖新生・ブドウ糖→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生・ブドウ糖→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生・ブドウ糖→筋肉・脂肪組織
①②③はごく日常的に誰でも行っており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たり、日々糖新生の調節が行われているわけです。筋肉も睡眠中などに、一定量の分解と再生を毎日繰り返しています。
まっつんさん、このように糖質制限食実践で高血糖は改善しますが、肝臓の糖新生により血中のブドウ糖濃度は確保されていて、低血糖にはなりませんのでご安心下さいね。
江部康二
お久しぶりです。お久しぶりですが早速質問させてください。実は2週間ほど前に救急車で父84歳が病院に運ばれました、高カリウム血漿で、後1時間透析が遅ければ完全に死亡していたそうです。今まで特に腎臓が悪いとかカリウム値が高いとか言われた事がありませんでしたが、急性腎不全ということでした。その後回復し増しましたが、カリウム制限食ということで、肉はだめ、あれはだめこれはだめ、いいのは白い飯とかパンとか。今まで父には糖分は良くない、なるべく肉を食べなさい、野菜もとりなさいと、言い続けて来ました、それが原因でもないでしょうが、知らぬうちに高カリウム血漿になっていたのです。今後自分自身も含めて等質制限食を続けるべきなのか、それとも将来腎臓も悪くなることを見越して、普通食にすべきなのか悩みであります。それにしてもイオンのバランスって難しいですね。そこまで考えると居酒屋のメニューもとても選び辛くなりました。良い考えがありましたら、教えてください。
こんにちわ。
自分の血糖値が気になり、メディセーフミニを購入し、測定をしています。自分の血糖値が平均より、高めなことを知り、緩い糖質制限を開始しました。いつも食パンを2枚食べていたのを一枚にしたところ、2h後120ほどあった血糖値が、体調が良い時で78まで下げることができています。しかし、寝起きの血糖値が90後半で全く改善できません。。32歳なのですが、30代の女性の平均が83ということで危機感を感じています。
暁現象というものがあるようですが、糖尿病ではないので、インスリンによる改善ができません。
早朝血糖も糖質制限で改善できるのでしょうか?ちなみに、1~2時ごろ就寝し、8~9時ごろ起きる生活をしています。もしかすると、不摂生も関係あるのかな~と思っています。お忙しいところ申し訳ありませんが、ご指導よろしくお願いします。
自分の血糖値が気になり、メディセーフミニを購入し、測定をしています。自分の血糖値が平均より、高めなことを知り、緩い糖質制限を開始しました。いつも食パンを2枚食べていたのを一枚にしたところ、2h後120ほどあった血糖値が、体調が良い時で78まで下げることができています。しかし、寝起きの血糖値が90後半で全く改善できません。。32歳なのですが、30代の女性の平均が83ということで危機感を感じています。
暁現象というものがあるようですが、糖尿病ではないので、インスリンによる改善ができません。
早朝血糖も糖質制限で改善できるのでしょうか?ちなみに、1~2時ごろ就寝し、8~9時ごろ起きる生活をしています。もしかすると、不摂生も関係あるのかな~と思っています。お忙しいところ申し訳ありませんが、ご指導よろしくお願いします。
たっちゃん様
糖質制限食で腎機能が悪化することはありません。
一方既に腎機能が悪い人は、高タンパク食である糖質制限食は向きません。
お父上、何らかの外的要因、例えばウィルス感染や細菌感染などにより
急性腎不全になられたのだと思います。
糖質制限食で腎機能が悪化することはありません。
一方既に腎機能が悪い人は、高タンパク食である糖質制限食は向きません。
お父上、何らかの外的要因、例えばウィルス感染や細菌感染などにより
急性腎不全になられたのだと思います。
2010/03/19(Fri) 17:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生失礼します。この所パスタは血糖値があまり上昇しないと知り、好んで食べているのですが、白米のように炭水化物量×3mg(2型です)で計算してノボラピットを打つと2時間値は良好なのですが、3時間目に急激な低血糖に悩まされています。
なにかいい対処法、計算式とかないでしょうか?
この前は、食前血糖値→139で大盛りペペロンチーノ(炭水化物110g表示)と食パン1枚でノボラピット9U打ちました。少なめに
食後2h→59 で次の日はパスタのみで食前→163 1h→143 3h→79と必ず低血糖になります。
これはGI値が低いからなのですか?ということはパスタを食べる時は、単位を少なく計算してインスリン注射をしないといけないのですよね?
ご教授お願いいたします。
なにかいい対処法、計算式とかないでしょうか?
この前は、食前血糖値→139で大盛りペペロンチーノ(炭水化物110g表示)と食パン1枚でノボラピット9U打ちました。少なめに
食後2h→59 で次の日はパスタのみで食前→163 1h→143 3h→79と必ず低血糖になります。
これはGI値が低いからなのですか?ということはパスタを食べる時は、単位を少なく計算してインスリン注射をしないといけないのですよね?
ご教授お願いいたします。
2010/03/19(Fri) 18:06 | URL | しおしお | 【編集】
はじめまして hatimiと申します。
糖新生についてですが
脂肪組織(トリグリセリド)の分解から
①グリセロールはグルコースへと利用される
が脂肪酸はβ酸化から
②アミノ酸・乳酸の糖新生を促進し
脂肪酸自体はグリセロールへと変換されない、と以下サイトにありましたが
http://hobab.fc2web.com/sub4-gluconeogenesis.htm
①,②は先行順位があるのでしょうか、それともほぼ同時に進行するのでしょうか。
同じサイトには次のような記述があったのですが、いまいちはっきりしないので… 。
「絶食時には、カロリー源として、まず、糖質(グリコーゲン)が、分解され、消費され、次いで、脂質(脂肪酸)、蛋白質(アミノ酸)が、分解され、消費されます。」
http://hobab.fc2web.com/sub4-zesshoku.htm#絶食時
また
http://hobab.fc2web.com/LiverFattyTissueimage10.gif の図から
原則、グルコース(糖質)摂取(→グリセロール3-リン酸)がないと、脂質摂取のみでは
脂肪蓄積は難しいということでしょうか。
糖新生についてですが
脂肪組織(トリグリセリド)の分解から
①グリセロールはグルコースへと利用される
が脂肪酸はβ酸化から
②アミノ酸・乳酸の糖新生を促進し
脂肪酸自体はグリセロールへと変換されない、と以下サイトにありましたが
http://hobab.fc2web.com/sub4-gluconeogenesis.htm
①,②は先行順位があるのでしょうか、それともほぼ同時に進行するのでしょうか。
同じサイトには次のような記述があったのですが、いまいちはっきりしないので… 。
「絶食時には、カロリー源として、まず、糖質(グリコーゲン)が、分解され、消費され、次いで、脂質(脂肪酸)、蛋白質(アミノ酸)が、分解され、消費されます。」
http://hobab.fc2web.com/sub4-zesshoku.htm#絶食時
また
http://hobab.fc2web.com/LiverFattyTissueimage10.gif の図から
原則、グルコース(糖質)摂取(→グリセロール3-リン酸)がないと、脂質摂取のみでは
脂肪蓄積は難しいということでしょうか。
2010/03/19(Fri) 18:44 | URL | hatimi | 【編集】
とてもていねいな解答をありがとうございます。
人体の精密さを思い知らされるばかりです。
安心して、今後とも糖質制限食で健康維持に努めたいと思います。
人体の精密さを思い知らされるばかりです。
安心して、今後とも糖質制限食で健康維持に努めたいと思います。
hatimi さん。
そのサイトに、中性脂肪が分解されてグリセロールになり、糖新生と書いてあります。
中性脂肪はリポタンパクリパーゼにより、脂肪酸とグリセロールに分解されます。
脂肪酸からは、糖新生はできません。
「http://hobab.fc2web.com/LiverFattyTissueimage10.gif の図から
原則、グルコース(糖質)摂取(→グリセロール3-リン酸)がないと、脂質摂取のみでは
脂肪蓄積は難しいということでしょうか。」
<糖質摂取→血糖値上昇→インスリン追加分泌>
があると確かに脂肪蓄積にむかいやすいと思います。
しかし大量に脂質を摂取すれば筋肉が利用しきれなかった分は脂肪組織にたまると思います。
そのサイトに、中性脂肪が分解されてグリセロールになり、糖新生と書いてあります。
中性脂肪はリポタンパクリパーゼにより、脂肪酸とグリセロールに分解されます。
脂肪酸からは、糖新生はできません。
「http://hobab.fc2web.com/LiverFattyTissueimage10.gif の図から
原則、グルコース(糖質)摂取(→グリセロール3-リン酸)がないと、脂質摂取のみでは
脂肪蓄積は難しいということでしょうか。」
<糖質摂取→血糖値上昇→インスリン追加分泌>
があると確かに脂肪蓄積にむかいやすいと思います。
しかし大量に脂質を摂取すれば筋肉が利用しきれなかった分は脂肪組織にたまると思います。
2010/03/19(Fri) 23:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
「春を感じます・・・それでもまだまだパッチが手放せない・・・」筋肉の増強が必要なのではないでしょうか。(^_^) クスリで増強はいけません。 ミネラルのバランスも大切でしょうか。現代の日本人には、海塩が足りない、かもしれません。
2010/03/20(Sat) 12:52 | URL | 糖尿人の娘 | 【編集】
バナシンさん。
糖尿病を既に発症している人でも糖質制限食で早朝空腹時血糖値が改善することがあります。
正常人でも空腹時血糖値が改善の可能性はあると思います。
目指せ「30代の女性の平均83」ですね。
糖尿病を既に発症している人でも糖質制限食で早朝空腹時血糖値が改善することがあります。
正常人でも空腹時血糖値が改善の可能性はあると思います。
目指せ「30代の女性の平均83」ですね。
2010/03/20(Sat) 15:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
しおしおさん。
これは個人差が大きい思います。
パスタでも、パンなどと同様に血糖値が上昇する人もいます。
しおしおさんの場合、パスタで血糖値が上昇しにくいことがはっきりしているなら、
食前のインスリンを減らして食後3時間の低血糖を生じないようにすればよいのでは・・・
高雄病院入院中の患者さんのほとんどで、GIの低い玄米でも血糖値は上昇します。
白米の上昇よりほんの少し少ないくらいです。
これは個人差が大きい思います。
パスタでも、パンなどと同様に血糖値が上昇する人もいます。
しおしおさんの場合、パスタで血糖値が上昇しにくいことがはっきりしているなら、
食前のインスリンを減らして食後3時間の低血糖を生じないようにすればよいのでは・・・
高雄病院入院中の患者さんのほとんどで、GIの低い玄米でも血糖値は上昇します。
白米の上昇よりほんの少し少ないくらいです。
2010/03/20(Sat) 15:28 | URL | ドクター江部 | 【編集】
たかあきさん。
眼症状の改善、良かったですね。
仰有る通り、魚肉ソーセージやさつま揚げにはつなぎで小麦が結構使われている商品が多いですね。
要注意です。
「くるみの炭水化物は5gといえども、たべるときは120g入りの袋をほぼ一袋食べます」
どうやら大食タイプのようですので、減量には「糖質制限+カロリー制限」が必要と思います。
眼症状の改善、良かったですね。
仰有る通り、魚肉ソーセージやさつま揚げにはつなぎで小麦が結構使われている商品が多いですね。
要注意です。
「くるみの炭水化物は5gといえども、たべるときは120g入りの袋をほぼ一袋食べます」
どうやら大食タイプのようですので、減量には「糖質制限+カロリー制限」が必要と思います。
2010/03/20(Sat) 15:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
あきさん。
移植後の糖質制限食に関しては、症例がないので
正確にお答えすることは不可能です。
一方、あくまでも理論的にですが、
移植後の腎機能が正常になっていれば糖質制限食に問題はないと思います。
移植後の糖質制限食に関しては、症例がないので
正確にお答えすることは不可能です。
一方、あくまでも理論的にですが、
移植後の腎機能が正常になっていれば糖質制限食に問題はないと思います。
2010/03/20(Sat) 15:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
あきさん。
これも、やはり症例がありませんので
確定的なことは言いようがありません。
一方、腎機能が血液検査で正常範囲である限りは
糖質制限食実践に問題はないと思います。
これも、やはり症例がありませんので
確定的なことは言いようがありません。
一方、腎機能が血液検査で正常範囲である限りは
糖質制限食実践に問題はないと思います。
2010/03/20(Sat) 15:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
糖新生とインスリンの関係について質問です。
自分は1型で、ランタスとノボリンRを打ってます。
Wikipedia等によると、インスリンが糖新生を抑制すると書いています。
だとすれば、ランタスは糖新生を抑制するために打ってると考えて良いのでしょうか?
自分は1型で、ランタスとノボリンRを打ってます。
Wikipedia等によると、インスリンが糖新生を抑制すると書いています。
だとすれば、ランタスは糖新生を抑制するために打ってると考えて良いのでしょうか?
2012/01/27(Fri) 22:33 | URL | peavywagner | 【編集】
”ランタス”で調べれば普通にそう書いてました…。
2012/01/28(Sat) 03:55 | URL | peavywagner | 【編集】
peavywagner さん。
ランタスは基礎分泌インスリンの役割で、1日1回注射です。
ノボリンRは追加分泌インスリンの役割で、1日3回食前に注射します。
インスリンには、糖新生を抑制する作用もあります。
ランタスは基礎分泌インスリンの役割で、1日1回注射です。
ノボリンRは追加分泌インスリンの役割で、1日3回食前に注射します。
インスリンには、糖新生を抑制する作用もあります。
2012/01/28(Sat) 08:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
こんにちは、はじめまして。
私は41歳男です。
若い頃から大の、大の米党でした。
先日、検診がありまして、メタボ診断と脂肪肝を指摘されました。
また、血糖値が空腹123と昨年よりも高くなっていたので気になっていたところ、先生のWebを発見しました。
「自分は糖尿病だろう」と思い切って、早速スーパー糖質制限を始めました。
すると、食後にたまに起こっていた眠気が解消され、集中力も頭の回転もすっきりしました。
不思議なことにあれほど大好きだったお米を食べなくてもなんとも思わなくなりました。
体重も少しずつ減りはじめていますし、疲れなくなりました。
そこで簡単に出来る自己測定として尿糖を調べることにしたのですが、ちょっと分からないことがありましたので質問させてください。
・早朝第一尿(-)
・朝食後2時間(-)
・昼食後2時間(+-)
・夕食前(-)
・夕食後1時間(-)
・夕食後2時間(-)
という状態で推移しています。
なぜか昼食後だけ(+-)となってしまいます。
食後高血糖になっているんだと思うのですが、これは徐々に下がっていくものなのでしょうか?
ちなみにお昼は社食で、ご飯を抜く代わりに生野菜サラダをとり、イモ類、かぼちゃ類がはいっていれば残すようにしています。
まだ開始まもないのですが、中年以降の食事パターンとして今後も当たり前の生活習慣にしていきたいと思っています。
先生の書籍も「主食を~」シリーズを2冊購入させていただきました。
到着が楽しみです。
今後もどうぞ、よろしくお願いいたします。
こんにちは、はじめまして。
私は41歳男です。
若い頃から大の、大の米党でした。
先日、検診がありまして、メタボ診断と脂肪肝を指摘されました。
また、血糖値が空腹123と昨年よりも高くなっていたので気になっていたところ、先生のWebを発見しました。
「自分は糖尿病だろう」と思い切って、早速スーパー糖質制限を始めました。
すると、食後にたまに起こっていた眠気が解消され、集中力も頭の回転もすっきりしました。
不思議なことにあれほど大好きだったお米を食べなくてもなんとも思わなくなりました。
体重も少しずつ減りはじめていますし、疲れなくなりました。
そこで簡単に出来る自己測定として尿糖を調べることにしたのですが、ちょっと分からないことがありましたので質問させてください。
・早朝第一尿(-)
・朝食後2時間(-)
・昼食後2時間(+-)
・夕食前(-)
・夕食後1時間(-)
・夕食後2時間(-)
という状態で推移しています。
なぜか昼食後だけ(+-)となってしまいます。
食後高血糖になっているんだと思うのですが、これは徐々に下がっていくものなのでしょうか?
ちなみにお昼は社食で、ご飯を抜く代わりに生野菜サラダをとり、イモ類、かぼちゃ類がはいっていれば残すようにしています。
まだ開始まもないのですが、中年以降の食事パターンとして今後も当たり前の生活習慣にしていきたいと思っています。
先生の書籍も「主食を~」シリーズを2冊購入させていただきました。
到着が楽しみです。
今後もどうぞ、よろしくお願いいたします。
2013/03/22(Fri) 16:21 | URL | MASA | 【編集】
MASA さん。
拙著の御購入、ありがとうございます。
症状の改善も良かったです。
昼が会社ですので、調味料とかソースとか糖質がやや多いのかもしれませんね。
休日の昼食で尿糖陰性なら、心配ないと思いますよ。
拙著の御購入、ありがとうございます。
症状の改善も良かったです。
昼が会社ですので、調味料とかソースとか糖質がやや多いのかもしれませんね。
休日の昼食で尿糖陰性なら、心配ないと思いますよ。
2013/03/22(Fri) 20:05 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生こんにちは。
ケトン食を実践中にメトホルミンを内服する事は問題ないでしょうか?糖質制限中にメトホルミンで糖新生をブロックしたら必要な最低限の糖を作れないという事になったりしないでしょうか。
あと、ケトン体が出ているときに乳メトホルミンを飲むと乳酸アシドーシスになりやすかったりしないでしょうか
ケトン食を実践中にメトホルミンを内服する事は問題ないでしょうか?糖質制限中にメトホルミンで糖新生をブロックしたら必要な最低限の糖を作れないという事になったりしないでしょうか。
あと、ケトン体が出ているときに乳メトホルミンを飲むと乳酸アシドーシスになりやすかったりしないでしょうか
2019/10/08(Tue) 00:34 | URL | タカ | 【編集】
タカ さん
メトホルミンの効果はそれほど高くないので、
そのような心配はありません。
メトホルミンの効果はそれほど高くないので、
そのような心配はありません。
2019/10/08(Tue) 08:37 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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