2010年02月09日 (火)
おはようございます。
今日は比較的暖かいです。ほっと一息ですね。
さて今回は、
「アトキンス式ダイエット(低インスリンダイエット)と糖質制限食は同じなのか、違うのか?」
という質問をよく受けますので説明したいと思います。
「低炭水化物ダイエット」「ローカーボダイエット」という言葉も、アトキンス式ダイエット(低インスリンダイエット)と同じ意味で使用されています。
まずは言葉の定義からですが、「炭水化物=糖質+食物繊維」です。
食物繊維は、人体に吸収されず血糖値も上げません。即ち、血糖値を上昇させるのは糖質ですので、本ブログではもっぱら糖質を使用します。
糖質を摂取すると、消化管から吸収されたブドウ糖は、門脈血からまず肝臓に約50%取り込まれて、それ以外が血液の大循環に回ります。
また、糖質を摂食して血糖値が上昇すれば、正常人では速やかにインスリンが大量に追加分泌されます。肝臓に取り込まれなかったブドウ糖は、肝静脈から血中に入り、動脈血中に入ったブドウ糖は、インスリン追加分泌により骨格筋や脂肪細胞に取り込まれます。
肝に取り込まれたブドウ糖は、インスリンによりグリコーゲンとして蓄えられます。筋肉細胞などに取り込まれたブドウ糖は、エネルギー源として利用されたあとグリコーゲンとして蓄えられます。
しかし、余った血糖は中性脂肪に変えられ、脂肪組織(皮下脂肪と内臓脂肪)に貯蔵され肥満につながりますので、インスリンは、肥満ホルモンと呼ばれるわけです。
ここで大切なのは、血糖値を上昇させるのは、糖質・タンパク質・脂質の3大栄養素のうち、糖質だけという生理学的事実です。
糖質を摂取しなければ、血糖値は上昇せず、インスリンの分泌もごく少量ですむので、肥満もしません。ちなみに脂質はインスリンを分泌させません。タンパク質はごく少量のインスリを分泌させます。
この基本的な考えは、アトキンス式ダイエット(低インスリンダイエット)と高雄病院の糖質制限食の理論は同一であり、両者共に、糖尿病治療にもダイエットにも、著明な効果があります。
違う点で言うと、糖質制限食は、糖尿病治療のために考え出されたものです。現在まで高雄病院で450人以上の入院患者さん、1200人以上の外来患者さんのデータを検証し積み重ね、学術的な立場で糖質制限食の治療効果を確立させました。
従って、糖尿病患者さんと糖質制限食という観点においては、高雄病院には世界で最も多くのデータが揃っていると思います。
アトキンス式低炭水化物ダイエットは、文字通りダイエットを目的に考え出されたもので、外来通院患者さんのデータや、肥満改善のデータは豊富にありますが、高雄病院のように、糖尿病入院患者さんの詳細な学術的データはありません。
1999年に私の兄、江部洋一郎が高雄病院で初めて糖質制限食を開始した時は、「シュガーバスター」「砂糖病―甘い麻薬の正体」といった本や、探検家の植村直己さんのイヌイットの村での食生活体験記、愛媛の同級生釜池豊秋先生との会談・・・、などを参考にして出発したようです。
その後しばらくして、私が「アトキンス博士のローカーボダイエット」同朋舎 (2000/10)のことを知り、2002年頃に手に入れて読んでみました。
その結果、サプリメントや病原性イースト菌の話など、一部内容は、高雄病院の糖質制限食とは乖離していますが、基本線は同じであると思いましたし、参考にもなりました。米国で「Dr. Atkins Diet Revolution」の原本が出版されたのは1970年代初頭です。
さらに「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」メディカル・トリビューン(2005/12)が出版され、こちらは著者が1型糖尿病ということもあり、糖尿病治療食としての糖質制限食という意味で、非常に参考になりました。
バーンスタイン医師は、1972年頃から糖質制限食を始められて、1999年に米国で原本を出版されています。
アトキンス医師とバーンスタイン医師は、米国の近年の糖質制限食(低糖質食)の先駆者といえます。
糖質制限食を実践していく中で、糖尿病のみならず、肥満、メタボリックシンドローム、脂質異常症、アレルギー疾患など、生活習慣病全般に効果があることがわかりました。
私自身、2002年の糖尿病発覚時には、メタボリック・シンドロームの基準をしっかり満たしていましたが、半年で10kg減量して、全ての検査データが正常となりました。それ以後2010年2月現在まで、スーパー糖質制限食を実践しています。
糖質制限食により、代謝全てが改善するので、人体の自然治癒力が高まると考えられます。また血糖値、脂質がコントロール良好となるので、血流が毛細血管にいたるまで改善すると考えられます。
江部康二
今日は比較的暖かいです。ほっと一息ですね。
さて今回は、
「アトキンス式ダイエット(低インスリンダイエット)と糖質制限食は同じなのか、違うのか?」
という質問をよく受けますので説明したいと思います。
「低炭水化物ダイエット」「ローカーボダイエット」という言葉も、アトキンス式ダイエット(低インスリンダイエット)と同じ意味で使用されています。
まずは言葉の定義からですが、「炭水化物=糖質+食物繊維」です。
食物繊維は、人体に吸収されず血糖値も上げません。即ち、血糖値を上昇させるのは糖質ですので、本ブログではもっぱら糖質を使用します。
糖質を摂取すると、消化管から吸収されたブドウ糖は、門脈血からまず肝臓に約50%取り込まれて、それ以外が血液の大循環に回ります。
また、糖質を摂食して血糖値が上昇すれば、正常人では速やかにインスリンが大量に追加分泌されます。肝臓に取り込まれなかったブドウ糖は、肝静脈から血中に入り、動脈血中に入ったブドウ糖は、インスリン追加分泌により骨格筋や脂肪細胞に取り込まれます。
肝に取り込まれたブドウ糖は、インスリンによりグリコーゲンとして蓄えられます。筋肉細胞などに取り込まれたブドウ糖は、エネルギー源として利用されたあとグリコーゲンとして蓄えられます。
しかし、余った血糖は中性脂肪に変えられ、脂肪組織(皮下脂肪と内臓脂肪)に貯蔵され肥満につながりますので、インスリンは、肥満ホルモンと呼ばれるわけです。
ここで大切なのは、血糖値を上昇させるのは、糖質・タンパク質・脂質の3大栄養素のうち、糖質だけという生理学的事実です。
糖質を摂取しなければ、血糖値は上昇せず、インスリンの分泌もごく少量ですむので、肥満もしません。ちなみに脂質はインスリンを分泌させません。タンパク質はごく少量のインスリを分泌させます。
この基本的な考えは、アトキンス式ダイエット(低インスリンダイエット)と高雄病院の糖質制限食の理論は同一であり、両者共に、糖尿病治療にもダイエットにも、著明な効果があります。
違う点で言うと、糖質制限食は、糖尿病治療のために考え出されたものです。現在まで高雄病院で450人以上の入院患者さん、1200人以上の外来患者さんのデータを検証し積み重ね、学術的な立場で糖質制限食の治療効果を確立させました。
従って、糖尿病患者さんと糖質制限食という観点においては、高雄病院には世界で最も多くのデータが揃っていると思います。
アトキンス式低炭水化物ダイエットは、文字通りダイエットを目的に考え出されたもので、外来通院患者さんのデータや、肥満改善のデータは豊富にありますが、高雄病院のように、糖尿病入院患者さんの詳細な学術的データはありません。
1999年に私の兄、江部洋一郎が高雄病院で初めて糖質制限食を開始した時は、「シュガーバスター」「砂糖病―甘い麻薬の正体」といった本や、探検家の植村直己さんのイヌイットの村での食生活体験記、愛媛の同級生釜池豊秋先生との会談・・・、などを参考にして出発したようです。
その後しばらくして、私が「アトキンス博士のローカーボダイエット」同朋舎 (2000/10)のことを知り、2002年頃に手に入れて読んでみました。
その結果、サプリメントや病原性イースト菌の話など、一部内容は、高雄病院の糖質制限食とは乖離していますが、基本線は同じであると思いましたし、参考にもなりました。米国で「Dr. Atkins Diet Revolution」の原本が出版されたのは1970年代初頭です。
さらに「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」メディカル・トリビューン(2005/12)が出版され、こちらは著者が1型糖尿病ということもあり、糖尿病治療食としての糖質制限食という意味で、非常に参考になりました。
バーンスタイン医師は、1972年頃から糖質制限食を始められて、1999年に米国で原本を出版されています。
アトキンス医師とバーンスタイン医師は、米国の近年の糖質制限食(低糖質食)の先駆者といえます。
糖質制限食を実践していく中で、糖尿病のみならず、肥満、メタボリックシンドローム、脂質異常症、アレルギー疾患など、生活習慣病全般に効果があることがわかりました。
私自身、2002年の糖尿病発覚時には、メタボリック・シンドロームの基準をしっかり満たしていましたが、半年で10kg減量して、全ての検査データが正常となりました。それ以後2010年2月現在まで、スーパー糖質制限食を実践しています。
糖質制限食により、代謝全てが改善するので、人体の自然治癒力が高まると考えられます。また血糖値、脂質がコントロール良好となるので、血流が毛細血管にいたるまで改善すると考えられます。
江部康二
先生はじめまして。
最近になって先生の本を読ませていただいた者です。宮本先生のファンだったのが幸いしました。親子2代の糖尿病患者です。私は42歳になります。
さて、先生の本を読んで、糖質制限することの重要性を再確認することができました。ただ、その中で一点気になったことがありました。
「高血糖は血管を傷つける」とありますが、実際には血管の中でどのような現象がおこっているのでしょうか?
例えば動脈硬化の場合に「血液がどろどろになる」「血管が硬くなる」という表現がありますが、これは「傷つける」という表現とは違うイメージです。
ネットでも調べてみたところ、コンペイトウのような形をしたブドウ糖が血管を傷つける絵が載っているところもありましたが、実際にブドウ糖が尖った形をしていて物理的に血管を傷つけるという解釈でよろしいのでしょうか?
「グルコーススパイク」という言葉のインパクトが非常に強かったので、そこで起こっている現象を詳しく知りたいと思った次第です。
素人の質問ですが、お手数でしたらしかるべき文献やホームページ等でも教えていただければ幸いです。厚かましいお願いですが、何卒、お願いいたします。
(もし、本に書いてあったことを私が読み落としている場合は申し訳ありません)
最近になって先生の本を読ませていただいた者です。宮本先生のファンだったのが幸いしました。親子2代の糖尿病患者です。私は42歳になります。
さて、先生の本を読んで、糖質制限することの重要性を再確認することができました。ただ、その中で一点気になったことがありました。
「高血糖は血管を傷つける」とありますが、実際には血管の中でどのような現象がおこっているのでしょうか?
例えば動脈硬化の場合に「血液がどろどろになる」「血管が硬くなる」という表現がありますが、これは「傷つける」という表現とは違うイメージです。
ネットでも調べてみたところ、コンペイトウのような形をしたブドウ糖が血管を傷つける絵が載っているところもありましたが、実際にブドウ糖が尖った形をしていて物理的に血管を傷つけるという解釈でよろしいのでしょうか?
「グルコーススパイク」という言葉のインパクトが非常に強かったので、そこで起こっている現象を詳しく知りたいと思った次第です。
素人の質問ですが、お手数でしたらしかるべき文献やホームページ等でも教えていただければ幸いです。厚かましいお願いですが、何卒、お願いいたします。
(もし、本に書いてあったことを私が読み落としている場合は申し訳ありません)
兵庫県小野市なのですが
近くで糖質制限指導してくださる病院あれば
お教えください。よろしくお願いします。
近くで糖質制限指導してくださる病院あれば
お教えください。よろしくお願いします。
2010/02/10(Wed) 11:08 | URL | 山田 | 【編集】
先生の本を何冊か注文させていだたきました。私の父も糖尿病ですが(遺伝の力はすごいですね)いまのところすべて優秀です。江部先生の一年前くらいに糖尿病と診断されたそうです。糖質制限食についても話しました。やみくもに病院側からカロリー制限させられていた時期があったので父としては驚いていることが多いと思います。
わたしがこの糖質制限をはじめて2週間でまず驚いた事は妊娠してから悪化した皮膚炎(アトピー)がすっかりよくなった事です。夜中起きて無意識に掻いていることもなくなり肌が綺麗になりました。
しかし、そんななかで気を緩め先日は糖みつを入れたコーヒーを飲み、次の日は糖みつをかけた寒天をそれぞれ一回きり摂取して、その日は問題なかったのですが、やはりじわじわとしわ寄せでしょうか?コントロールが難しくなってきた気がしました。
相変わらず空腹時血糖は100以下ですが、同じ物を食べてもやや高値が出たりしたんです。
質問①なのですがこれは、やはり糖分を思いっきり摂った(スプーン一杯)代償としてのことでしょうか。その後2-3日はなんとなく気のせいか数値は悪くなくても高めに思えたました。恐ろしくてもう出産までいっさいの砂糖はエリスリトール以外使わないと決めたきっかけになりました。
②またその同じ物を食べても高い値がでるというのは、出産が近づくにつれ(もうすぐ9ヶ月です)インスリン拮抗性がますます上昇しているのか。そもそも妊娠が進むにつれ厳しくなっていくのか。
③先日のお昼に(玄米入りの食パン1枚と野菜炒め)2時間ぴったりで測定し160ちょっとを記録
し、その後軽く散歩にいってその後30分以内に120以下まで下がったのですがこんな急激に下がるのは『体に負担がかかっている』と見た方がよいのでしょうか。。。。。
④まだヘモグロビンA1Cを測定していません。わたしとしては胎児が気になるので早く知りたいくらいなのですが、いまは血糖コントロールを見てもらっているだけです。次回お願いしたいと思ってるところなのですが。空腹時が常に100以下(ときどき110以下がこの2週間中4回くらいあったかもしれないです。)でもA1Cが6%くらいということもありえますか?なんで検査しないのか不思議です。
ブドウ糖試験でひっかかってから頑張り始めたのでそれ以前はどれだけ血糖値が高い生活をしてたかと思うと本当にいま後悔しています。赤ちゃんに申し訳ない事をしていました。
お忙しいなかいつも返答していただいて本当にありがとうございます。
わたしがこの糖質制限をはじめて2週間でまず驚いた事は妊娠してから悪化した皮膚炎(アトピー)がすっかりよくなった事です。夜中起きて無意識に掻いていることもなくなり肌が綺麗になりました。
しかし、そんななかで気を緩め先日は糖みつを入れたコーヒーを飲み、次の日は糖みつをかけた寒天をそれぞれ一回きり摂取して、その日は問題なかったのですが、やはりじわじわとしわ寄せでしょうか?コントロールが難しくなってきた気がしました。
相変わらず空腹時血糖は100以下ですが、同じ物を食べてもやや高値が出たりしたんです。
質問①なのですがこれは、やはり糖分を思いっきり摂った(スプーン一杯)代償としてのことでしょうか。その後2-3日はなんとなく気のせいか数値は悪くなくても高めに思えたました。恐ろしくてもう出産までいっさいの砂糖はエリスリトール以外使わないと決めたきっかけになりました。
②またその同じ物を食べても高い値がでるというのは、出産が近づくにつれ(もうすぐ9ヶ月です)インスリン拮抗性がますます上昇しているのか。そもそも妊娠が進むにつれ厳しくなっていくのか。
③先日のお昼に(玄米入りの食パン1枚と野菜炒め)2時間ぴったりで測定し160ちょっとを記録
し、その後軽く散歩にいってその後30分以内に120以下まで下がったのですがこんな急激に下がるのは『体に負担がかかっている』と見た方がよいのでしょうか。。。。。
④まだヘモグロビンA1Cを測定していません。わたしとしては胎児が気になるので早く知りたいくらいなのですが、いまは血糖コントロールを見てもらっているだけです。次回お願いしたいと思ってるところなのですが。空腹時が常に100以下(ときどき110以下がこの2週間中4回くらいあったかもしれないです。)でもA1Cが6%くらいということもありえますか?なんで検査しないのか不思議です。
ブドウ糖試験でひっかかってから頑張り始めたのでそれ以前はどれだけ血糖値が高い生活をしてたかと思うと本当にいま後悔しています。赤ちゃんに申し訳ない事をしていました。
お忙しいなかいつも返答していただいて本当にありがとうございます。
2010/02/10(Wed) 12:39 | URL | ことこ | 【編集】
ことこさん。
いい加減にしなさい。
いい加減にしなさい。
2010/02/10(Wed) 13:48 | URL | 通りすがり | 【編集】
ことこ さん。
アトピーの改善、良かったですね。
「①なのですがこれは、やはり糖分を思いっきり摂った(スプーン一杯)代償としてのことでしょうか。その後2-3日はなんとなく気のせいか数値は悪くなくても高めに思えたました。恐ろしくてもう出産までいっさいの砂糖はエリスリトール以外使わないと決めたきっかけになりました。」
砂糖に限らず、デンプン(糖質)を沢山とると、同様のことが起きるようです。
私にも経験があります。
「②またその同じ物を食べても高い値がでるというのは、出産が近づくにつれ(もうすぐ9ヶ月です)インスリン拮抗性がますます上昇しているのか。そもそも妊娠が進むにつれ厳しくなっていくのか。」
胎盤が大きくなるにつれて、妊娠中期以降から妊娠糖尿病が出やすいです。
その後はどんどんインスリン抵抗性がましていくことはないと思います。
「③先日のお昼に(玄米入りの食パン1枚と野菜炒め)2時間ぴったりで測定し160ちょっとを記録
し、その後軽く散歩にいってその後30分以内に120以下まで下がったのですがこんな急激に下がるのは『体に負担がかかっている』と見た方がよいのでしょうか。。。。。」
運動療法の効果には個人差がありますが、よく効く人はこんなものです。
「④まだヘモグロビンA1Cを測定していません。わたしとしては胎児が気になるので早く知りたいくらいなのですが、いまは血糖コントロールを見てもらっているだけです。次回お願いしたいと思ってるところなのですが。空腹時が常に100以下(ときどき110以下がこの2週間中4回くらいあったかもしれないです。)でもA1Cが6%くらいということもありえますか? 」
コメントのデータだと、A1C5.8%以下だと思いますよ。
アトピーの改善、良かったですね。
「①なのですがこれは、やはり糖分を思いっきり摂った(スプーン一杯)代償としてのことでしょうか。その後2-3日はなんとなく気のせいか数値は悪くなくても高めに思えたました。恐ろしくてもう出産までいっさいの砂糖はエリスリトール以外使わないと決めたきっかけになりました。」
砂糖に限らず、デンプン(糖質)を沢山とると、同様のことが起きるようです。
私にも経験があります。
「②またその同じ物を食べても高い値がでるというのは、出産が近づくにつれ(もうすぐ9ヶ月です)インスリン拮抗性がますます上昇しているのか。そもそも妊娠が進むにつれ厳しくなっていくのか。」
胎盤が大きくなるにつれて、妊娠中期以降から妊娠糖尿病が出やすいです。
その後はどんどんインスリン抵抗性がましていくことはないと思います。
「③先日のお昼に(玄米入りの食パン1枚と野菜炒め)2時間ぴったりで測定し160ちょっとを記録
し、その後軽く散歩にいってその後30分以内に120以下まで下がったのですがこんな急激に下がるのは『体に負担がかかっている』と見た方がよいのでしょうか。。。。。」
運動療法の効果には個人差がありますが、よく効く人はこんなものです。
「④まだヘモグロビンA1Cを測定していません。わたしとしては胎児が気になるので早く知りたいくらいなのですが、いまは血糖コントロールを見てもらっているだけです。次回お願いしたいと思ってるところなのですが。空腹時が常に100以下(ときどき110以下がこの2週間中4回くらいあったかもしれないです。)でもA1Cが6%くらいということもありえますか? 」
コメントのデータだと、A1C5.8%以下だと思いますよ。
2010/02/10(Wed) 13:51 | URL | 江部康二 | 【編集】
山田 さん。
吉田先生にまずは電話でご相談ください。
吉田内科クリニック
吉田光範先生
〒659-0067
兵庫県芦屋市茶屋之町2-21-305
JR東海道本線・阪神電気鉄道本線 芦屋 徒歩 4分
TEL 0797-38-7210
吉田先生にまずは電話でご相談ください。
吉田内科クリニック
吉田光範先生
〒659-0067
兵庫県芦屋市茶屋之町2-21-305
JR東海道本線・阪神電気鉄道本線 芦屋 徒歩 4分
TEL 0797-38-7210
2010/02/10(Wed) 14:09 | URL | 江部康二 | 【編集】
先生ありがとうございました。まだまだ血糖測定を開始して2週間、糖質制限食については初心者でありながら質問させていただきました。
江部先生のブログは本当に勉強になります。
妊娠糖尿病について知らないことがたくさんでしたが、本も購入させていただき、これから勉強して出産に向けて、そして出産後の自己管理に頑張って行こうと思いました。
なんだかすごくやる気が出て来ました。
うれしいです。
江部先生のブログは本当に勉強になります。
妊娠糖尿病について知らないことがたくさんでしたが、本も購入させていただき、これから勉強して出産に向けて、そして出産後の自己管理に頑張って行こうと思いました。
なんだかすごくやる気が出て来ました。
うれしいです。
2010/02/10(Wed) 15:30 | URL | ことこ | 【編集】
数日前、この記事のアトキンスについて質問のコメントを書かせていただいたのですが、残念ながら何故か質問が削除されただけでなく、書き込み禁止扱いにされたしまいました(泣)。もしかすると、質問中にアトキンスによる「〇〇例」という漢字3文字を入れたのが、本ブログ読者の不安を煽る可能性があるために削除されたのかもしれませんので、そこを修正して、もう一度質問させてください。以下、同じ内容の質問です。
「結局のところ、アトキンスと内容的な違いは特にないということでしょうか。ノンカーボダイエットを提唱している崇○クリニック先生の著書『肉食健康ダイエット』では、アトキンス式が失敗した原因は、動物性脂肪をどんどん摂ってもいいとして霜降り肉などもOKとしたことにあるとしていて、同先生は動物性脂肪は肝臓に負担がかかるのでお肉は赤身にして動物性脂肪を極力避けることをルールとしています。しかし江部先生の本やブログを見ていても、とくに動物性脂肪に関する問題点は書いておられず、チーズなどもOK食材になっていますが、このあたり、どのようにすればいいのかご指導を願えればと思い、コメントを致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。」
書込み禁止処置を受けたことについて、非常に悲しく思っています(泣)。とくに失礼なことを書いたつもりもないのですが。それとも、アトキンスについて触れるのが何か問題でしたでしょうか。どうかご解除いただき、なるべく質問は控えますので、困ったときになにか聞けるように戻していただけると幸いです(本投稿は別のパソコンから行ってますので、これまでの分でお願いします。)どうかどうか、よろしくお願いします。ご迷惑をおかけします。
「結局のところ、アトキンスと内容的な違いは特にないということでしょうか。ノンカーボダイエットを提唱している崇○クリニック先生の著書『肉食健康ダイエット』では、アトキンス式が失敗した原因は、動物性脂肪をどんどん摂ってもいいとして霜降り肉などもOKとしたことにあるとしていて、同先生は動物性脂肪は肝臓に負担がかかるのでお肉は赤身にして動物性脂肪を極力避けることをルールとしています。しかし江部先生の本やブログを見ていても、とくに動物性脂肪に関する問題点は書いておられず、チーズなどもOK食材になっていますが、このあたり、どのようにすればいいのかご指導を願えればと思い、コメントを致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。」
書込み禁止処置を受けたことについて、非常に悲しく思っています(泣)。とくに失礼なことを書いたつもりもないのですが。それとも、アトキンスについて触れるのが何か問題でしたでしょうか。どうかご解除いただき、なるべく質問は控えますので、困ったときになにか聞けるように戻していただけると幸いです(本投稿は別のパソコンから行ってますので、これまでの分でお願いします。)どうかどうか、よろしくお願いします。ご迷惑をおかけします。
2010/04/02(Fri) 15:27 | URL | ふい | 【編集】
ふい さん。
すいません。
質問には近日中にお応えしますので・・・
削除とかしたつもりはなかったのですが、ごめんなさい、消えてますね。
書き込み禁止も全然そんなつもりはないのですが、早速善処します。
アトキンスとか、全く問題はないですよ。
すいません。
質問には近日中にお応えしますので・・・
削除とかしたつもりはなかったのですが、ごめんなさい、消えてますね。
書き込み禁止も全然そんなつもりはないのですが、早速善処します。
アトキンスとか、全く問題はないですよ。
2010/04/02(Fri) 16:59 | URL | ドクター江部 | 【編集】
この記事へのトラックバック
| ホーム |