2010年01月07日 (木)
こんばんは。
今日も2度でした。寒さが続く京都です。
こちらは小雪が舞い散るていどでしたが、滋賀県は大雪で交通に障害がでてるそうです。
さて今回は、エネルギー源のお話しです。
細胞が生きていくには、エネルギー源が必要です。今日のお話しも基本的に論争の余地のない、生理学的事実が中心です。
少し面倒くさいですが、この人体のエネルギーシステムのことがあるていどわかったら、糖質制限食のことも含めて、常識の壁を越えるきっかけとなると思います。
人体にはエネルギー源として、
1)「脂肪酸-ケトン体のシステム」
と、
2)「ブドウ糖-グリコーゲンのシステム」
があります。
<人体のエネルギー源Ⅰ:脂肪酸-ケトン体システム>
①脳はケトン体(脂肪酸の代謝産物)をいつでも利用できる。
②心筋・骨格筋など多くの体細胞は日常生活では脂肪酸-ケトン体が主エネルギー源であり、
人体を自動車に例えるならガソリンの代わりは脂質である。
③赤血球を除く全ての細胞はミトコンドリアを持っているので、脂肪酸-ケトン体エネルギーシステムを利用できる。
④糖質制限食実践中や絶食中の血中ケトン体上昇は、インスリン作用が保たれており生理的なもので病的ではない。
農耕開始前の人類は皆そうであった。
⑤備蓄の体脂肪は大量にあるエネルギー源で、体重50kg、体脂肪率20%の成人なら
10kgで90000キロカロリーあり、水だけで2ヶ月生存できる。
<人体のエネルギー源Ⅱ:ブドウ糖-グリコーゲンシステム>
①人体で赤血球だけはミトコンドリアがないのでブドウ糖しか利用できない。
②日常生活でブドウ糖を主エネルギー源として利用しているのは赤血球・脳・網膜など。
③ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステムの本質は
「常に赤血球の、唯一のエネルギー源」
「筋肉が収縮したときのエネルギー源」→緊急時のターボエンジン
「血糖値が上昇しインスリンが追加分泌された時、筋肉・脂肪細胞のエネルギー源」
「日常生活では脳・網膜生殖腺胚上皮などの主エネルギー源」
④備蓄グリコーゲンは極めて少量で、成人で約250gていどである。
約1000キロカロリーしかなく、強度の高い運動なら1~2時間で枯渇してしまう。
ここで大切なことは、日常生活では、骨格筋・心筋を始めほとんどの体細胞は、主エネルギー源として、備蓄がたっぷりある「脂肪酸-ケトン体システム」を利用しているということです。
即ち、人体を自動車に例えれば、ガソリンの代わりは脂肪酸-ケトン体であり、決してブドウ糖-グリコーゲンではありません。
例えば、心筋がブドウ糖を主たるエネルギー源として利用したりしたら、グリコーゲンの備蓄は約250gしかなく、いつ枯渇して止まるかもしれませんね。
日常生活で、ブドウ糖をエネルギー源としているのは、「脳・網膜・生殖腺胚上皮」といった特殊な細胞だけです。
糖質制限食実践中は脂肪酸-ケトン体を主たるエネルギー源として、しっかり利用しているので、エネルギー不足には決してなりません。人類400万年の歴史の内、399万年間は、糖質制限食だったことをお忘れなく。
肝臓の糖新生は、ブドウ糖しか利用できない「赤血球」などのために、最低限の血糖値を確保するために日常的に行われています。
糖質を摂取したときは、血糖値が上昇し追加分泌のインスリンが出て、筋肉でブドウ糖を利用させます。
食物吸収が終了した直後には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生に切り替わります。
ですから、人類の400万年の歴史において、ごく普通に日常的に毎日、肝臓の糖新生は行われてきたわけで、珍しいことでも何でもありません。
肝臓の糖新生は、脂肪酸の代謝産物のグリセロール、筋肉から供給されるアミノ酸(アラニン、グルタニン)、ブドウ糖代謝の産物の乳酸などから行われます。
肝臓は筋肉由来のアミノ酸から日常的に糖新生を行っていますが、筋肉ではタンパク質の分解と合成が毎日行われています。
①脂肪組織→グリセロール(脂肪酸の分解物)や脂肪酸→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
①②③はごく日常的に誰でも行っており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たり、日々糖新生の調節が行われているわけです
400万年間の人類の歴史の中で399万年間は、糖質制限食を摂取しているか、空腹や絶食や飢餓が日常的でしたので、肝臓は毎日、今以上に糖新生を行い、よく働いてきたしそれだけのキャパシティーを持っているということですね。
糖質制限食実践中は、脂肪酸-ケトン体エネルギー源がたっぷり利用できますので、決してエネルギー不足にはなりません。糖質制限食の場合は、食事中でもある程度、肝臓の糖新生は行われています。
なお肝臓の糖新生は、人体全体のエネルギー源を確保しているのではありません。
ブドウ糖しか利用できない「赤血球」という特殊な細胞と、日常的にブドウ糖を利用している脳や網膜などのために、最低限の血糖値を確保しているのです。
次に三大栄養素のうちタンパク質は、エネルギー源として使われることはありえますが、基本的に少ないです。タンパク質は、主として人体の組織の材料として使われています。
適切なエネルギー源が確保されていれば、食事から摂取したタンパク質(アミノ酸)は、人体に吸収されて組織のタンパク質合成に使われます。
タンパク質を主たるエネルギー源として使われざるを得ないときは、例えば「飢餓→絶食」が続いたときなどです。
体内の糖質、脂質をエネルギー源として使い果たした後は、やむを得ず筋肉細胞のタンパク質を主たるエネルギー源として使いますが、これは死の一歩手前です。
江部康二
今日も2度でした。寒さが続く京都です。
こちらは小雪が舞い散るていどでしたが、滋賀県は大雪で交通に障害がでてるそうです。
さて今回は、エネルギー源のお話しです。
細胞が生きていくには、エネルギー源が必要です。今日のお話しも基本的に論争の余地のない、生理学的事実が中心です。
少し面倒くさいですが、この人体のエネルギーシステムのことがあるていどわかったら、糖質制限食のことも含めて、常識の壁を越えるきっかけとなると思います。
人体にはエネルギー源として、
1)「脂肪酸-ケトン体のシステム」
と、
2)「ブドウ糖-グリコーゲンのシステム」
があります。
<人体のエネルギー源Ⅰ:脂肪酸-ケトン体システム>
①脳はケトン体(脂肪酸の代謝産物)をいつでも利用できる。
②心筋・骨格筋など多くの体細胞は日常生活では脂肪酸-ケトン体が主エネルギー源であり、
人体を自動車に例えるならガソリンの代わりは脂質である。
③赤血球を除く全ての細胞はミトコンドリアを持っているので、脂肪酸-ケトン体エネルギーシステムを利用できる。
④糖質制限食実践中や絶食中の血中ケトン体上昇は、インスリン作用が保たれており生理的なもので病的ではない。
農耕開始前の人類は皆そうであった。
⑤備蓄の体脂肪は大量にあるエネルギー源で、体重50kg、体脂肪率20%の成人なら
10kgで90000キロカロリーあり、水だけで2ヶ月生存できる。
<人体のエネルギー源Ⅱ:ブドウ糖-グリコーゲンシステム>
①人体で赤血球だけはミトコンドリアがないのでブドウ糖しか利用できない。
②日常生活でブドウ糖を主エネルギー源として利用しているのは赤血球・脳・網膜など。
③ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステムの本質は
「常に赤血球の、唯一のエネルギー源」
「筋肉が収縮したときのエネルギー源」→緊急時のターボエンジン
「血糖値が上昇しインスリンが追加分泌された時、筋肉・脂肪細胞のエネルギー源」
「日常生活では脳・網膜生殖腺胚上皮などの主エネルギー源」
④備蓄グリコーゲンは極めて少量で、成人で約250gていどである。
約1000キロカロリーしかなく、強度の高い運動なら1~2時間で枯渇してしまう。
ここで大切なことは、日常生活では、骨格筋・心筋を始めほとんどの体細胞は、主エネルギー源として、備蓄がたっぷりある「脂肪酸-ケトン体システム」を利用しているということです。
即ち、人体を自動車に例えれば、ガソリンの代わりは脂肪酸-ケトン体であり、決してブドウ糖-グリコーゲンではありません。
例えば、心筋がブドウ糖を主たるエネルギー源として利用したりしたら、グリコーゲンの備蓄は約250gしかなく、いつ枯渇して止まるかもしれませんね。
日常生活で、ブドウ糖をエネルギー源としているのは、「脳・網膜・生殖腺胚上皮」といった特殊な細胞だけです。
糖質制限食実践中は脂肪酸-ケトン体を主たるエネルギー源として、しっかり利用しているので、エネルギー不足には決してなりません。人類400万年の歴史の内、399万年間は、糖質制限食だったことをお忘れなく。
肝臓の糖新生は、ブドウ糖しか利用できない「赤血球」などのために、最低限の血糖値を確保するために日常的に行われています。
糖質を摂取したときは、血糖値が上昇し追加分泌のインスリンが出て、筋肉でブドウ糖を利用させます。
食物吸収が終了した直後には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生に切り替わります。
ですから、人類の400万年の歴史において、ごく普通に日常的に毎日、肝臓の糖新生は行われてきたわけで、珍しいことでも何でもありません。
肝臓の糖新生は、脂肪酸の代謝産物のグリセロール、筋肉から供給されるアミノ酸(アラニン、グルタニン)、ブドウ糖代謝の産物の乳酸などから行われます。
肝臓は筋肉由来のアミノ酸から日常的に糖新生を行っていますが、筋肉ではタンパク質の分解と合成が毎日行われています。
①脂肪組織→グリセロール(脂肪酸の分解物)や脂肪酸→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
①②③はごく日常的に誰でも行っており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たり、日々糖新生の調節が行われているわけです
400万年間の人類の歴史の中で399万年間は、糖質制限食を摂取しているか、空腹や絶食や飢餓が日常的でしたので、肝臓は毎日、今以上に糖新生を行い、よく働いてきたしそれだけのキャパシティーを持っているということですね。
糖質制限食実践中は、脂肪酸-ケトン体エネルギー源がたっぷり利用できますので、決してエネルギー不足にはなりません。糖質制限食の場合は、食事中でもある程度、肝臓の糖新生は行われています。
なお肝臓の糖新生は、人体全体のエネルギー源を確保しているのではありません。
ブドウ糖しか利用できない「赤血球」という特殊な細胞と、日常的にブドウ糖を利用している脳や網膜などのために、最低限の血糖値を確保しているのです。
次に三大栄養素のうちタンパク質は、エネルギー源として使われることはありえますが、基本的に少ないです。タンパク質は、主として人体の組織の材料として使われています。
適切なエネルギー源が確保されていれば、食事から摂取したタンパク質(アミノ酸)は、人体に吸収されて組織のタンパク質合成に使われます。
タンパク質を主たるエネルギー源として使われざるを得ないときは、例えば「飢餓→絶食」が続いたときなどです。
体内の糖質、脂質をエネルギー源として使い果たした後は、やむを得ず筋肉細胞のタンパク質を主たるエネルギー源として使いますが、これは死の一歩手前です。
江部康二
あけましておめでとうございます。
いつも江部先生に励まされています。
ほんとうにありがとうございます。
糖質が血糖値を上げると知って約1年が過ぎました。
みなさんの情報も参考にさせていただきながら糖質制限食に取り組んできました。
この生活を続けるほどに糖質を摂ることがとても怖いものに思えてきてなりません。
現代の食生活において甘いものはおいしいものとなっています。
野菜も果物も糖度がどんどん増しています。
そしてそれを誇らしげに報告している番組をよくみます。
甘ければおいしい、それはその通りだと思いつつ、でも糖尿病に近付いていると危惧してしまいます。
皆がそんな食生活を続けているのに歳を重ねた方でも正常な血糖値(耐糖能)を示される方って見えるんでしょうか?
糖尿病の人が異常でなく、正常な状態を保っている方のほうがまれのように思えてなりません。
一体正常な人っていうのはヘモグロビンA1cがどれくらいで、糖負荷試験時の最高値がどれくらいの人を言うのでしょう?
5.8までを正常値と言ってもそれでは食後血糖値はかなり高いものと推測できますよね。
どうなんでしょうか?
いつも江部先生に励まされています。
ほんとうにありがとうございます。
糖質が血糖値を上げると知って約1年が過ぎました。
みなさんの情報も参考にさせていただきながら糖質制限食に取り組んできました。
この生活を続けるほどに糖質を摂ることがとても怖いものに思えてきてなりません。
現代の食生活において甘いものはおいしいものとなっています。
野菜も果物も糖度がどんどん増しています。
そしてそれを誇らしげに報告している番組をよくみます。
甘ければおいしい、それはその通りだと思いつつ、でも糖尿病に近付いていると危惧してしまいます。
皆がそんな食生活を続けているのに歳を重ねた方でも正常な血糖値(耐糖能)を示される方って見えるんでしょうか?
糖尿病の人が異常でなく、正常な状態を保っている方のほうがまれのように思えてなりません。
一体正常な人っていうのはヘモグロビンA1cがどれくらいで、糖負荷試験時の最高値がどれくらいの人を言うのでしょう?
5.8までを正常値と言ってもそれでは食後血糖値はかなり高いものと推測できますよね。
どうなんでしょうか?
2010/01/07(Thu) 19:12 | URL | さら | 【編集】
父が数年前から糖尿病を患っています。
去年夏からインスリンを打ち始めました。
先日、一緒に旅行をしたのですが、お酒は飲めない、コーヒーはブラック、食事は揚げ物には手をつけず野菜と少量の刺身のみ。無口な父の唯一の楽しみが食事とお酒だったので、かわいそうでなりませんでした。
父はパソコンが出来ず、老眼&視力低下のため本を読まないので、私が代わりに糖尿病食の情報収集をしていたところです。
糖尿病に関して無知の私ですが、父がインスリンを打ち始めてからあまり症状がよくなっているとは思えず、むしろ悪化している気がします。
父はとても食事には気を使っています。
食事の後寒がったり、イライラしたり、ボーっとしたり、体力に自信のあった父が最近疲れだしたり…インスリンを打つ前の薬治療の時はそんな事がなかったのですが…
インスリンの使い方が上手でないのでしょうか。
主治医と相談するように言うつもりですが、今日こちらのHPを見つけ数ページ読ませていただき、納得できる記事ばかりでしたので、早速父に報告しようと思っています。
甘いものを我慢している父を見ているのがかわいそうで、今日エルスリムと玄米を購入したところでした。少し不安でしたが、エルスリムは血糖値が上がらないとのことですので、1日に1回くらい甘いコーヒーを飲ませてあげたいです。
炭水化物が大好きな父。たまには食べさせてあげたいので、玄米、全粒粉のパンも教えてあげようと思います。
糖質ゼロの発泡酒の存在も知らないと思うので、教えてあげようと思います。
本を今から購入してみます。
少し希望が見えてきました。
去年夏からインスリンを打ち始めました。
先日、一緒に旅行をしたのですが、お酒は飲めない、コーヒーはブラック、食事は揚げ物には手をつけず野菜と少量の刺身のみ。無口な父の唯一の楽しみが食事とお酒だったので、かわいそうでなりませんでした。
父はパソコンが出来ず、老眼&視力低下のため本を読まないので、私が代わりに糖尿病食の情報収集をしていたところです。
糖尿病に関して無知の私ですが、父がインスリンを打ち始めてからあまり症状がよくなっているとは思えず、むしろ悪化している気がします。
父はとても食事には気を使っています。
食事の後寒がったり、イライラしたり、ボーっとしたり、体力に自信のあった父が最近疲れだしたり…インスリンを打つ前の薬治療の時はそんな事がなかったのですが…
インスリンの使い方が上手でないのでしょうか。
主治医と相談するように言うつもりですが、今日こちらのHPを見つけ数ページ読ませていただき、納得できる記事ばかりでしたので、早速父に報告しようと思っています。
甘いものを我慢している父を見ているのがかわいそうで、今日エルスリムと玄米を購入したところでした。少し不安でしたが、エルスリムは血糖値が上がらないとのことですので、1日に1回くらい甘いコーヒーを飲ませてあげたいです。
炭水化物が大好きな父。たまには食べさせてあげたいので、玄米、全粒粉のパンも教えてあげようと思います。
糖質ゼロの発泡酒の存在も知らないと思うので、教えてあげようと思います。
本を今から購入してみます。
少し希望が見えてきました。
2010/01/07(Thu) 23:52 | URL | くわ | 【編集】
脳にも糖能代謝障害(インスリン抵抗性)の影響があるとは驚きです
http://d.hatena.ne.jp/appleflower/20090208/p1
http://www.nikkei-science.com/topics/bn0809_2.html#1
http://d.hatena.ne.jp/appleflower/20090208/p1
http://www.nikkei-science.com/topics/bn0809_2.html#1
2010/01/08(Fri) 00:57 | URL | 甘いみかん | 【編集】
1月6日に取り上げていただいたtaichiです。
ご回答いただきましてありがとうございました。
今後は、主食は抜き、野菜は心置きなく、
(たまには主食も)楽しみながら糖尿病予防
していきたいと思います。
先生の本に出会って、たまには主食もとれる
ことに感謝しています。
ご回答いただきましてありがとうございました。
今後は、主食は抜き、野菜は心置きなく、
(たまには主食も)楽しみながら糖尿病予防
していきたいと思います。
先生の本に出会って、たまには主食もとれる
ことに感謝しています。
2010/01/08(Fri) 11:28 | URL | taichi | 【編集】
私は産業医で、私の勤務する老人保健施設の介護士さんにHbA1c=10.3で随時血糖値=275(午前11時)の35才の女性の方が見つかりました。開業医にかかっているのですが、良くなりません。名古屋で先生の提唱されている「糖質制限食」に賛同しているドクターをご存じと、釜池先生に教えていただきました。その先生に診てもらいながら治療したいのですが、ご紹介下さいませんでしょうか?宜しくお願いいたします。
今日、定期検査に行ってきました。正直、ものすごく緊張して結果を待ち、なんとHbA1Cが、前回(確か2ヶ月前)の7・1から6・1へと良くなっていました。スーパー糖質制限をしていたのですが、途中からお昼だけ主食を入れたりしたので、大丈夫かなと不安でした。これも先生のブログに出会えたからだと、本当に感謝しております。ありがとうございます。まだ、病院からの薬を辞める勇気がないので、続けていますが、徐々に減らせたらと思います。そこでまた、初歩的な質問なのですが、これまでの様に、お昼はたまに主食を取り入れても大丈夫でしょうか。それとも、スーパーでやって、もっと結果が良くなってからの方がいいのでしょうか。ご指導よろしくお願いします。
GreenIsar さん。
春日井市の灰本元先生とご相談いただけば幸いです。
灰本クリニック
〒486-0838
愛知県春日井市弥生町1丁目80番
TEL(0568)85-0567 Fax 85-8315
http://haimoto-clinic.com/index.htm
春日井市の灰本元先生とご相談いただけば幸いです。
灰本クリニック
〒486-0838
愛知県春日井市弥生町1丁目80番
TEL(0568)85-0567 Fax 85-8315
http://haimoto-clinic.com/index.htm
2010/01/08(Fri) 17:51 | URL | 江部康二 | 【編集】
江部先生、はじめまして。
いつもサイトを拝見致しまして、とても勉強になります。
ところで、「低糖質が耐糖能を悪くしインスリン感受性を低下させる・・・」と言う記事(下記サイトより)を読みましてとても興味深いものがありました。
http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/index.html
私はまだ糖尿病ではなく、予備軍の入口のようなところなのですが、簡易血糖測定器で測りますと時々食後高血糖となります。
以前は、ご飯を2半膳食べてもパスタ100g食べても食後高血糖にはならなかったのですが、どうも低糖質の食事(100g前後の糖質)に切り替えたところ、さらに食後の血糖値が高くなったように思うのです(食後1時間値190mg台)
低糖質の食事をするきっかけは、炭水化物の過食傾向と遺伝、食後1時間値が150mgだったためにはじめてみました。
以前にも強度の低糖質食を2日間おこなったことがあり、次の日に70gほどの糖質をとりましたら、血糖値が195mgも跳ね上がり、2時間値も155mgと高めだったことがありました。
それと同じことが、この頃の低糖質食でよく現れます(前夜の糖質が50g以下の時、翌朝の食後1時間値は190mg台など)
これはやはり『ヒムスワースの研究』によるところの、インスリン感受性が低下していると言うことなのでしょうかと・・・。
あとは低糖質を続けておりますと、糖質を多めにとる際に、頭部の前面(おでこの辺り)がジワァ~とするような感覚があり、想像ですが、ストレス(高糖質から低糖質に切り替えた為か??)によりアドレナリンが出ているのではないかとも。
食事中や食後におこるのですが、血糖値を上昇させるアドレナリンと食後の血糖値上昇が重なり、それで食後高血糖になるのかとも・・・??
このまま低糖質食を続けたほうが、インスリンの枯渇につながらないのか、また食後高血糖の予防になるのか、それとも高中程度の糖質食に戻したほうが、インスリンの枯渇を防ぎまた食後高血糖の予防になるのかどうか。
糖質がある程度多いほが、インスリンの過剰分泌を抑え、インスリンの感受性がよくなるのでしょうか?
糖質75~85%などは怖くてどうもチャレンジに躊躇してしまいます。
いつもサイトを拝見致しまして、とても勉強になります。
ところで、「低糖質が耐糖能を悪くしインスリン感受性を低下させる・・・」と言う記事(下記サイトより)を読みましてとても興味深いものがありました。
http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/index.html
私はまだ糖尿病ではなく、予備軍の入口のようなところなのですが、簡易血糖測定器で測りますと時々食後高血糖となります。
以前は、ご飯を2半膳食べてもパスタ100g食べても食後高血糖にはならなかったのですが、どうも低糖質の食事(100g前後の糖質)に切り替えたところ、さらに食後の血糖値が高くなったように思うのです(食後1時間値190mg台)
低糖質の食事をするきっかけは、炭水化物の過食傾向と遺伝、食後1時間値が150mgだったためにはじめてみました。
以前にも強度の低糖質食を2日間おこなったことがあり、次の日に70gほどの糖質をとりましたら、血糖値が195mgも跳ね上がり、2時間値も155mgと高めだったことがありました。
それと同じことが、この頃の低糖質食でよく現れます(前夜の糖質が50g以下の時、翌朝の食後1時間値は190mg台など)
これはやはり『ヒムスワースの研究』によるところの、インスリン感受性が低下していると言うことなのでしょうかと・・・。
あとは低糖質を続けておりますと、糖質を多めにとる際に、頭部の前面(おでこの辺り)がジワァ~とするような感覚があり、想像ですが、ストレス(高糖質から低糖質に切り替えた為か??)によりアドレナリンが出ているのではないかとも。
食事中や食後におこるのですが、血糖値を上昇させるアドレナリンと食後の血糖値上昇が重なり、それで食後高血糖になるのかとも・・・??
このまま低糖質食を続けたほうが、インスリンの枯渇につながらないのか、また食後高血糖の予防になるのか、それとも高中程度の糖質食に戻したほうが、インスリンの枯渇を防ぎまた食後高血糖の予防になるのかどうか。
糖質がある程度多いほが、インスリンの過剰分泌を抑え、インスリンの感受性がよくなるのでしょうか?
糖質75~85%などは怖くてどうもチャレンジに躊躇してしまいます。
2010/01/08(Fri) 18:27 | URL | しお | 【編集】
灰本先生は糖質制限食の臨床研究を論文に発表されていて、感激しました。早速連絡してみます。有り難うございました。
さらさん。
年齢によって差があると思います。
まあしかし、
一応の診断基準がありますので、それにより
正常型、境界型、糖尿病型と診断します。
2010.1.6ブログをご参照ください。
年齢によって差があると思います。
まあしかし、
一応の診断基準がありますので、それにより
正常型、境界型、糖尿病型と診断します。
2010.1.6ブログをご参照ください。
2010/01/08(Fri) 20:04 | URL | 江部康二 | 【編集】
tarouhさん。
HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値と相関しているとされています。
2009年06月19日、2008年01月29日 のブログをご参照ください。
HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値と相関しているとされています。
2009年06月19日、2008年01月29日 のブログをご参照ください。
2010/01/08(Fri) 20:11 | URL | 江部康二 | 【編集】
ドリームさん。
あせらずにまず、喘息のコントロールを目指しましょう。
あせらずにまず、喘息のコントロールを目指しましょう。
2010/01/08(Fri) 20:13 | URL | 江部康二 | 【編集】
くわさん。
砂糖の代わりにラカントSなら血糖値が上昇しません。
糖質制限ドットコムhttp://www.toushitsuseigen.com/
の食材なら、ケーキやチョコレートでも血糖値の上昇は少ないです。
砂糖の代わりにラカントSなら血糖値が上昇しません。
糖質制限ドットコムhttp://www.toushitsuseigen.com/
の食材なら、ケーキやチョコレートでも血糖値の上昇は少ないです。
2010/01/08(Fri) 20:18 | URL | 江部康二 | 【編集】
甘いみかんさん。
興味深い記事ですね。
興味深い記事ですね。
2010/01/08(Fri) 20:21 | URL | 江部康二 | 【編集】
初めまして、スーパー糖質制限食を初めて約2ヶ月経ちます。
コーラー大好き人間だったわたしはたまたま
足の怪我で血液検査をして糖尿病が発見され、病院から帰ってきてすぐに、インターネットで糖質制限食を知りその日から実践させてもらいました。先生の本2冊発注し読ませていただいております。
11/10HbA1C9.6、血糖値430中性脂肪388
1/7HbA1C6.2血糖値100中性脂肪109と改善しました。
ただ、病院の先生に糖質制限食完全否定されました。
先生に質問なんですが、私の場合長年1日1食
をして来ましたので、1日1食で問題ないでしょうか。BUNの値が15から24に上がっていました
CREは0.6でした。先生は気にしなくてよいとおっしゃりましたが、スーパー糖質制限食による1時的なものでしょうか。
まだまだ勉強して楽しくスーパー糖質制限食続けていきます。
コーラー大好き人間だったわたしはたまたま
足の怪我で血液検査をして糖尿病が発見され、病院から帰ってきてすぐに、インターネットで糖質制限食を知りその日から実践させてもらいました。先生の本2冊発注し読ませていただいております。
11/10HbA1C9.6、血糖値430中性脂肪388
1/7HbA1C6.2血糖値100中性脂肪109と改善しました。
ただ、病院の先生に糖質制限食完全否定されました。
先生に質問なんですが、私の場合長年1日1食
をして来ましたので、1日1食で問題ないでしょうか。BUNの値が15から24に上がっていました
CREは0.6でした。先生は気にしなくてよいとおっしゃりましたが、スーパー糖質制限食による1時的なものでしょうか。
まだまだ勉強して楽しくスーパー糖質制限食続けていきます。
しおさん
2009年11月09日 (月)のブログをご参照ください。
2009年11月09日 (月)のブログをご参照ください。
2010/01/08(Fri) 20:27 | URL | 江部康二 | 【編集】
糖質制限食で、去年の春から夏にかけて10㌔減量できたのですが、それ以降、夏から秋にかけて炭水化物を少し取ったり、食べる量が、増えたりで6㌔リバウンドしていまい、1ヶ月ほど前に先生にアドバイスを頂き、カロリー制限しないと減らないといわれ、なかなかイライラで体重も食欲も減らずで、困っていました。
その時、友達でハイスクールダイエットと言うので痩せて、リバウンドもせずに10㌔強痩せて維持しているとのこと。
その本に興味があり買って読んでみたのですが、先生が書かれた本とその方が書かれた本の内容が食い違っているところと、炭水化物について少しお伺いしたくてメールしました。
食い違っているところは、炭水化物、たんぱく質、脂質の消化の時間がそのハイスクールには炭水化物が一番時間がかかるから腹持ちがいいと書いてあったような・・・
先生の本は脂質が一番時間がかかると書いてあったような・・・(勘違いだったらごめんなさい)
後、炭水化物を取らないと、ガソリン(脂肪)を燃やすのに時間がかかる、なぜなら、薪をおこすときもいきなり薪に火をつけるのではなく、新聞や小枝に火をつけ燃やすのと同じで炭水化物で火種を作ってから燃やすのだと。炭水化物をずっと取らない生活を続けていると、筋肉が減って行き、痩せにくい体になってしまうとも書いてありました。
毎回思うことなのですが、ダイエットをしていると落ちにくくなったり、リバウンドしてまた同じ方法を始めても以前みたいに、減らないときってすごく焦りが出てきて、本当にどうしていいか分らなくなってしまいます。炭水化物を取ろうかとも思いましたが、今まで取っていなかったので、取ることのほうが恐怖なのですが、リバウンド後、同じようにお肉、豆腐、野菜等の食事をしても一向に減らず、ある時には増えたりしていたら、もうどうしていいか分らないくらい気分は沈んでしまい、いらいらから暴食に走ったり、その一歩手前で止まったり・・・食べる量も全然分らなくなってしまいました。1食飛ばすと体が栄養をいつ入ってくるか分らないから全部吸収しようとするとか・・・
どうしたらいいんでしょうか?一度京都の病院にお話を聞きに行った方がいいんでしょうか?私は大阪に住んでいます。(一度先生の講演は聴きに京都まで入ったのですが)
スーパー糖質制限食よりもスーパーな方法ってありませんか?すみません。長々と何とかこのまま頑張りたいと思っています。
お暇な時でいいのでアドバイスお願いします。
その時、友達でハイスクールダイエットと言うので痩せて、リバウンドもせずに10㌔強痩せて維持しているとのこと。
その本に興味があり買って読んでみたのですが、先生が書かれた本とその方が書かれた本の内容が食い違っているところと、炭水化物について少しお伺いしたくてメールしました。
食い違っているところは、炭水化物、たんぱく質、脂質の消化の時間がそのハイスクールには炭水化物が一番時間がかかるから腹持ちがいいと書いてあったような・・・
先生の本は脂質が一番時間がかかると書いてあったような・・・(勘違いだったらごめんなさい)
後、炭水化物を取らないと、ガソリン(脂肪)を燃やすのに時間がかかる、なぜなら、薪をおこすときもいきなり薪に火をつけるのではなく、新聞や小枝に火をつけ燃やすのと同じで炭水化物で火種を作ってから燃やすのだと。炭水化物をずっと取らない生活を続けていると、筋肉が減って行き、痩せにくい体になってしまうとも書いてありました。
毎回思うことなのですが、ダイエットをしていると落ちにくくなったり、リバウンドしてまた同じ方法を始めても以前みたいに、減らないときってすごく焦りが出てきて、本当にどうしていいか分らなくなってしまいます。炭水化物を取ろうかとも思いましたが、今まで取っていなかったので、取ることのほうが恐怖なのですが、リバウンド後、同じようにお肉、豆腐、野菜等の食事をしても一向に減らず、ある時には増えたりしていたら、もうどうしていいか分らないくらい気分は沈んでしまい、いらいらから暴食に走ったり、その一歩手前で止まったり・・・食べる量も全然分らなくなってしまいました。1食飛ばすと体が栄養をいつ入ってくるか分らないから全部吸収しようとするとか・・・
どうしたらいいんでしょうか?一度京都の病院にお話を聞きに行った方がいいんでしょうか?私は大阪に住んでいます。(一度先生の講演は聴きに京都まで入ったのですが)
スーパー糖質制限食よりもスーパーな方法ってありませんか?すみません。長々と何とかこのまま頑張りたいと思っています。
お暇な時でいいのでアドバイスお願いします。
2010/01/10(Sun) 13:28 | URL | みかん | 【編集】
みかんさん。
2009年12月06日 のブログをご参照ください。
2009年12月06日 のブログをご参照ください。
2010/01/10(Sun) 19:59 | URL | 江部康二 | 【編集】
初めまして。いつも有益な情報を有難う御座います。
私は身内の不幸以後に網膜剥離を患い、術後の抗生物質投与によりLGS(腸管壁浸漏症候群)&副腎機能異常を発症しました。
栄養吸収阻害と代謝異常で体蛋白の異化亢進状態だった二年前が、江部先生に御説明頂いた状態だったのだと今にして思います。
現在はサプリメント(我流)+糖質制限(調味料のみ使用)で徐々に復旧して参りまして、あの時の「このままでは寝たきりになって衰弱死してしまう!」と言う危惧は正しかった様です。
医療機関で診察して頂いても異常無しで帰されていた頃はとても不安でしたが、江部先生や齋藤先生や溝口先生方のブログのお陰で、まだ先は長いですが根治可能だと分かり、とても有り難いです。御礼申し上げます。
私は身内の不幸以後に網膜剥離を患い、術後の抗生物質投与によりLGS(腸管壁浸漏症候群)&副腎機能異常を発症しました。
栄養吸収阻害と代謝異常で体蛋白の異化亢進状態だった二年前が、江部先生に御説明頂いた状態だったのだと今にして思います。
現在はサプリメント(我流)+糖質制限(調味料のみ使用)で徐々に復旧して参りまして、あの時の「このままでは寝たきりになって衰弱死してしまう!」と言う危惧は正しかった様です。
医療機関で診察して頂いても異常無しで帰されていた頃はとても不安でしたが、江部先生や齋藤先生や溝口先生方のブログのお陰で、まだ先は長いですが根治可能だと分かり、とても有り難いです。御礼申し上げます。
2010/01/11(Mon) 11:33 | URL | なつき | 【編集】
こんにちは。
糖質いい加減制限+低山登山でようやく70kgを数百g切ったポンちゃんです。今でも2~3ヶ月に1kgくらいずつゆるゆると下がっています。
今年は、少したくさん歩く(日帰りですが、6時間くらい行動する縦走など)登山に挑戦したいと思っています。
先日、昨年のトムラウシ大量遭難事故の最終報告が発表になっていました。
その報告書で気になるのが、低体温症です。
低体温症にならないよう予防するのが一番なのですが、なりかけたときに体温維持のためにエネルギーを補給する必要があるそうです。(他にも衣類など、予防方法はあるのですが)
私の今の行動食はチーズにエリスリトールのみたらし風タレおから餅、昼食はソーセージや玉子焼きにおひたし、アーモンドプードルと大豆粉で作ったふくらし粉のパンなどの糖質制限食、非常食にはマヨネーズを用意しています。
水分はスポーツ飲料を2倍に薄めたものでこまめに摂っています。
今までの低山日帰り登山(3~4時間くらい)では、血糖値に起因すると思われるトラブルは特にありませんでした。
この1年で体重減少と登山で体力もついてきたのか、前は階段を3階まであがるのがやっとでしたが、今では朝の運動に5階まで×6回くらいでしたら何とかできるくらいになりました。
しかし、トムラウシほどの長時間・数泊の歩行でなくとも、低体温症の予防として、万一のエネルギー補給に、ぶどう糖やチョコなども必要なのでしょうか?それとも、高エネルギーといえばほかに脂肪も考えられるので、マヨネーズで充分エネルギー回復できるでしょうか?
安全に、さらにもっと糖質制限しながら登山を楽しみたいので、とっても気になっています。
ぜひ、ご教示いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
↓トムラウシ大量遭難事故最終報告(特にp55以降をご覧ください)
http://www.jfmga.com/pdf/tomuraushiyamareport.pdf
糖質いい加減制限+低山登山でようやく70kgを数百g切ったポンちゃんです。今でも2~3ヶ月に1kgくらいずつゆるゆると下がっています。
今年は、少したくさん歩く(日帰りですが、6時間くらい行動する縦走など)登山に挑戦したいと思っています。
先日、昨年のトムラウシ大量遭難事故の最終報告が発表になっていました。
その報告書で気になるのが、低体温症です。
低体温症にならないよう予防するのが一番なのですが、なりかけたときに体温維持のためにエネルギーを補給する必要があるそうです。(他にも衣類など、予防方法はあるのですが)
私の今の行動食はチーズにエリスリトールのみたらし風タレおから餅、昼食はソーセージや玉子焼きにおひたし、アーモンドプードルと大豆粉で作ったふくらし粉のパンなどの糖質制限食、非常食にはマヨネーズを用意しています。
水分はスポーツ飲料を2倍に薄めたものでこまめに摂っています。
今までの低山日帰り登山(3~4時間くらい)では、血糖値に起因すると思われるトラブルは特にありませんでした。
この1年で体重減少と登山で体力もついてきたのか、前は階段を3階まであがるのがやっとでしたが、今では朝の運動に5階まで×6回くらいでしたら何とかできるくらいになりました。
しかし、トムラウシほどの長時間・数泊の歩行でなくとも、低体温症の予防として、万一のエネルギー補給に、ぶどう糖やチョコなども必要なのでしょうか?それとも、高エネルギーといえばほかに脂肪も考えられるので、マヨネーズで充分エネルギー回復できるでしょうか?
安全に、さらにもっと糖質制限しながら登山を楽しみたいので、とっても気になっています。
ぜひ、ご教示いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
↓トムラウシ大量遭難事故最終報告(特にp55以降をご覧ください)
http://www.jfmga.com/pdf/tomuraushiyamareport.pdf
2010/03/26(Fri) 12:35 | URL | ポンちゃん | 【編集】
ポンちゃんさん、初めまして、こんにちは。
私はスーパー糖質制限1年半選手で、毎週山に登っています。(雪山も) 最近は朝夕2食にしており、山でも行動食は摂りません。水分と塩分のみの摂取です。非常食にはマヨネーズ1本を用意しています。
スーパー糖質制限をしっかりある程度の期間以上やって脂肪代謝が中心の体に変わると(血中ケトン体が十分にあり、利用できるようになっていると)、食べなくても8時間以上、平気で山中を歩けます。
低体温症防止は食事よりも防水防風が肝心です。食事を寒い所で摂ると手足や体表面はかえって冷えます。
私はスーパー糖質制限1年半選手で、毎週山に登っています。(雪山も) 最近は朝夕2食にしており、山でも行動食は摂りません。水分と塩分のみの摂取です。非常食にはマヨネーズ1本を用意しています。
スーパー糖質制限をしっかりある程度の期間以上やって脂肪代謝が中心の体に変わると(血中ケトン体が十分にあり、利用できるようになっていると)、食べなくても8時間以上、平気で山中を歩けます。
低体温症防止は食事よりも防水防風が肝心です。食事を寒い所で摂ると手足や体表面はかえって冷えます。
wakaさん、ありがとうございます。
普段から、エネルギー生産の中心をケトン体モードにしておくことが肝心なのですね。
糖分抑えつつも、運動中は少しは糖分が必要かと思い、スポーツ飲料(メダリスト粉末)を規定の2倍に薄めていましたが、もしやかえってケトン体モードを邪魔してしまうのでしょうか。
それと、予防に努めることはもちろんですが、万一体温が低くなりかけた(35℃)場合の体温回復のためのエネルギー源が、やっぱり気になります。
普段の体温が35℃代後半の冷え性なので、低体温症になりやすいのかなとの不安があります。
普段から、エネルギー生産の中心をケトン体モードにしておくことが肝心なのですね。
糖分抑えつつも、運動中は少しは糖分が必要かと思い、スポーツ飲料(メダリスト粉末)を規定の2倍に薄めていましたが、もしやかえってケトン体モードを邪魔してしまうのでしょうか。
それと、予防に努めることはもちろんですが、万一体温が低くなりかけた(35℃)場合の体温回復のためのエネルギー源が、やっぱり気になります。
普段の体温が35℃代後半の冷え性なので、低体温症になりやすいのかなとの不安があります。
2010/03/26(Fri) 15:56 | URL | ポンちゃん | 【編集】
ポンちゃん。
私もwakaさんのご意見に賛成です。
あと普段からの低体温・冷え性は漢方の内服もいいですよ。
糖質制限食で代謝も血流も改善し、基礎代謝もます可能性が高いので低体温も改善するかもしれません。
非常食としては、携帯し易さと、脂質・タンパク質・糖質のバランスからみても
ネッツ類がいいと思います。
私もwakaさんのご意見に賛成です。
あと普段からの低体温・冷え性は漢方の内服もいいですよ。
糖質制限食で代謝も血流も改善し、基礎代謝もます可能性が高いので低体温も改善するかもしれません。
非常食としては、携帯し易さと、脂質・タンパク質・糖質のバランスからみても
ネッツ類がいいと思います。
2010/03/26(Fri) 16:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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