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高脂肪食で体重減少、高糖質食で体重増加
こんにちは。

またまた私の良きアドバイザー、I先生から、貴重な情報をいただきましたので読者の皆さんにご報告です。

この論文の結論要旨は、
「1000キロカロリの食事で、高脂肪食・低炭水化物食で最も体重が減少し、高炭水化物・低脂肪食では体重減少が最も少なかった。」
です。

以下、I先生からのコメントです。


【THE TREATMENT OF OBESITY: A COMPARISON OF THE EFFECTS OF DIET AND OF THYROID EXTRACT

LYON and DUNLOP QJM.1932; 1: 331-352

http://qjmed.oxfordjournals.org/cgi/pdf_extract/1/2/331

これは1932年と古い論文ですが、PCFバランスと体重の変化というような研究は特別な機械もいらないため、昔から行われていたようです。

この論文の中では、まず、基礎実験として、すべて1000kilocalorieに統一した 4種類の食事で、一日にどのくらい体重が減るかを調べています。

高炭水化物/低脂肪では49g

高炭水化物/高蛋では122g

低炭水化物/高蛋では183g 

低炭水化物/高脂肪では205g

だそうです。この値から体重が減らないカロリーを推定すると高炭水化物/低脂肪で1700 kilocalorieから低炭水化物/高脂肪では2700 kilocalorieとなるそうです。

実際の実験では、800から2,700 kilocalorieといろいろなカロリーで、PFCバランスを変えて実験しているのですが、カロリーはいろいろでも体重は炭水化物の含有量に反比例したそうです。

カロリーが当てにならないのは実感としてわかっていましたが、この研究結果は予想以上でした。】


I先生、またまたありがとうございます。m(_ _)mV

「高炭水化物食が太る」「高脂肪食が痩せる」という極めて明快な結論の論文ですね。

このように「炭水化物が一番太る」とはっきり示した論文が昔からあったにもかかわらず、医学界全体がいつのまにか根拠もないのに「脂肪が太る」にころっと変わっていったのは、何故なのでしょう?

不思議です。

穀物メジャーの陰謀などあったのかと勘ぐりたくなりますね。 ( ̄_ ̄|||)

江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
こんにちは。
いつも拝見させて頂いております。

ひとつお伺いしたいのですが、
反応性低血糖症の場合でも、蒸留酒は
大丈夫でしょうか?
また、その場合どのくらいの量までokでしょうか?
お忙しい中、申し訳ありませんが、
どうぞよろしくお願いします。
2009/12/08(Tue) 17:48 | URL | よし | 【編集
はじめまして。
いつもブログ拝見させていただきありがとうございます。
和歌山のゆきお、36歳です。
今年6月に、何年かぶりに検診を受けた結果、糖尿病・高脂血症と診断されました。(網膜症の初期症状もあり。いつから糖尿病だったのか・・・)
6月検診結果
身長       167、5
体重        72、2
空腹時血糖    258
HbA1c       9.8
LDL         207
HDL          62
糖尿病の予備知識がまったくなかったので、糖尿病の専門医なら早く治してもらえると思い、糖尿病科を受診しました。しかし、糖尿病は一生治りません、アルコールも止めるようにと言われ、目の前が真っ暗に・・・(糖尿病って糖分の取りすぎでなるんじゃないの?糖分控えたら、そのうち治るんじゃないの?お酒止めるって考えられやん!!)って感じで、色々探して先生のブログにたどり着き、目の前に光が差し込みました。
それからは、かかりつけ医には内緒で糖質制限・・・
で、8月には、
体重       67、8
空腹時血糖     98
HbA1c      6、9
LDL        102
HDL         53
9月には、
体重       65、7
空腹時血糖     99
HbA1c      5、8
10月には、
体重       63、1
空腹時血糖     99
HbA1c      5、0
LDL        179
HDL         66
と、成果が確実に現れました(LDLは安定しない様子・・・)
かかりつけの先生も、こんなに急激に変化する人は滅多にいないと驚き、何か特別なことをしているのか聞くので、糖質制限の話をすると、糖質が一番大事なエネルギー、糖質はしっかり摂りなさいとさんざん聞かされ、自分のうろ覚えの知識じゃ反論することも出来ず、悔しい思いをしました。和歌山に糖質制限に理解ある先生はいらっしゃらないのでしょうか・・・
一言、先生にお礼が言いたく、コメントさせていただきましたが、長文失礼しました。
2009/12/09(Wed) 00:49 | URL | ゆきお | 【編集
体重の話
先生 いつも記事を掲載していただいて、ありがとうございます。
Dancyuの話は、Dancyuのメルマガで知り、先生のメディア露出はとっても嬉しいです。

体重の話、とても気になります。

スーパー糖質制限をはじめて丸6ヶ月が過ぎ、数値的には、正常に近くなったのですが、体重が最初大きく減ってからは微減で、最近は増えたり微減だったり、で、長い間停滞しています。
慎重60センチに対し、最初78kg 体脂肪47%、3ヵ月後に69.8になってからは、69.4~71の間を行ったりきたりです。体脂肪は40%くらいです。それでも体重の割合から考えれば、脂肪量は9キロほど減った事になり、落ちた体重は脂肪だったことがわかるので、それほど間違った食事でもないとは思うのですが。

食事は、野菜や調味料まできちんと計算し、一日1600kcalを出ないようにしています。(40歳)

肉類が多いのか?
脂類が多いのか?
お酒のせい?
朝食で卵&ウインナーなどを食べていたのをやめて2食にしたのがいけないのか??

などといろいろと考えるのですが、さっぱりわかりません。
体重が減っていた時には(相関関係があるのかわかりませんが)今まで、一日に肉類を200gは食べていたのですが、最近は「一週間に500gまで」という先生の記事もあり、一日150gくらいにしています。


A1Cは7.4から4.7 になり、その他の数値も全く問題なく、空腹時も200から120にダウンしたので、糖質制限食の効果は大きく現れているのですが、インスリン抵抗性が大きいので、もっと体重を落としたいところです。

どうするのが良いのでしょうか。

むしろ、カロリーを計算せずに、糖質のみ気にして食事した方が良い、なんてことはないですよね?

若干手詰まりな感じで、壁にぶち当たっています。
2009/12/09(Wed) 12:48 | URL | もも | 【編集
Re: 体重の話
もも さん。

約8kgの減量に成功で、
A1Cは7.4から4.7%と著明な改善ですね。

約半年経過して、ケトン体が尿中に排泄されなくなると
体重減少がゆっくりになります。

40才、女性、160cmなら、
しばらく<1200~1400>キロカロリーで様子をみられては如何でしょう。
2009/12/09(Wed) 13:40 | URL | 江部康二 | 【編集
Re:体重の話
先生 ありがとうございます。

>約半年経過して、ケトン体が尿中に排泄されなくなると
体重減少がゆっくりになります。

なるほど、そういうメカニズムだったのですね。

>しばらく<1200~1400>キロカロリーで様子をみられては如何でしょう。

はい!頑張ってみます。
オリーブオイルなどを摂っていると、すぐにカロリーが嵩んじゃうんですよね・・・・。
大さじ0.5で60kcalですからね。

ところで、「カロリーが少ないと肝臓に負担がかかる」と以前読んだことがありますが、その下限はどのあたりでしょうか?

先生も二食だそうですが、肥満の私にとって、二食にする事で吸収が良くなってきてしまっている、という事はありますか?
2009/12/09(Wed) 17:57 | URL | もも | 【編集
追伸です
体重減少のために カロリーを落として頑張るとして、目標に達した後、カロリーを戻したら、当然リバウンドしてしまいますよね?

そうしたら、またインスリン抵抗性が増してしまいますか?
2009/12/09(Wed) 18:11 | URL | もも | 【編集
Re: タイトルなし
ゆきおさん。

和歌山にはおられませんが
安井先生または蛭間先生
近いほうに、まずは電話でご相談ください。


安井広迪 やすいひろよし
〒510-0091 三重県四日市市北浜町7-8
安井医院 059-353-3181

蛭間医院
蛭間正人
06-6673-3031
559-0003
大阪府大阪市住之江区安立4-1-12
[診療科目] 内科, 小児科
2009/12/10(Thu) 08:05 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: Re:体重の話
もも さん。

脂肪の備蓄がまだ充分ありますので
肝臓への負担は当分ありません。

二食で問題はありません。
2009/12/10(Thu) 08:33 | URL | 江部康二 | 【編集
Re: 追伸です
ももさん

肥満が改善して
インスリン抵抗性が減れば、インスリンの分泌量が減るので
肥満しにくくなります。
糖質制限食なら、肥満ホルモンインスリンの分泌は極少量なので
リバウンドはありません。
2009/12/10(Thu) 08:35 | URL | 江部康二 | 【編集
安心しました
先生

何度もありがとうございます。

肝臓への負担が当分ないこと、今頑張ってカロリーを減らして、目標に達した後、少しゆるくしても、リバウンドの心配もあまり無いとのこと。

すごく安心しました。

しばらく頑張ってみます!!

現状、糖質1gあたり2.1mg弱の上昇なので、この数値も改善されるといいなぁ、と期待しています。
2009/12/10(Thu) 13:52 | URL | もも | 【編集
カロリー制限の肝臓負担のお話
もも さんが体重の話を書かれていましたが、
私も、体脂肪率が40%もありますが、検診で内臓脂肪は特に問題ない、と言われました。脂肪肝などもありません。
ということは、ほとんどが皮下脂肪ということなのでしょうか?
そして、皮下脂肪も肝臓さんは使うことができますか?
2009/12/10(Thu) 20:52 | URL | すもも | 【編集
Re: カロリー制限の肝臓負担のお話
すももさん。

皮下脂肪は、内臓脂肪と違い、ほとんど悪さをしないようです。
皮下脂肪は、単純に食料の備蓄と考えて良いと思います。
2009/12/11(Fri) 15:54 | URL | 江部康二 | 【編集
ありがとうございます
そうすると、皮下脂肪があれば、肝臓脂肪が少なくても、「備蓄脂肪」として使えるので、カロリーを抑えても大丈夫ですね。

どうもありがとうございます。
2009/12/12(Sat) 11:41 | URL | すもも | 【編集
雑誌T
こんにちは
昨年からこのサイトをロムしていたタイヤキです。
このサイトによってこれまで常識と信じていたことが違っていたりと
とにかく新発見の連続です。また糖質制限を開始してからすこぶる体調良好です。
江部先生に感謝の気持ちで一杯です、ありがとうございます。

その旧常識に関して今日は、コンビニで陳列されていたある雑誌の
内容についてです。
その雑誌のタイトル「太らない食べ方」9ページ目に趣旨が記載されているのですが
大まかな内容は
●炭水化物抜きダイエットはよくない
 ・人間の脳の働きには糖質が必要
 ・糖質が不足すると筋肉を分解して糖を作り出す(体に危険)
 ・摂取した糖質たんぱく質は消費される(余って体内に蓄積されることはない)
 ・従って低脂肪食でダイエットに励もう
大体こんな感じで書かれていました。

どうして
・余った糖質が体脂肪として体内に蓄積されること
・糖質不足時は、筋肉分解の前段階で体脂肪からの糖利用が行われること
これら重要な2件を省くのでしょうか。

何かもうここまでくると穀物業界の方が書いたのかと疑うくらいです。
2010/01/16(Sat) 15:34 | URL | タイヤキ | 【編集
Re: 雑誌T

タイヤキさん。

同感です。

糖質制限食中も、肝臓でアミノ酸、グリセロール(脂肪酸の分解産物)、乳酸などから
糖新生が行われますので低血糖にはなりませんね。

糖質制限食で体調良好、良かったです。
2010/01/16(Sat) 17:27 | URL | 江部康二 | 【編集
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