2009年11月28日 (土)
おはようございます。
今日は、江部診療所の外来が終わったら、東京にでかけます。
おかげさまで、11月29日(日)中野ゼロ講演会のほうも満員御礼となりました。
ありがとうございました。m(_ _)mV
さて今回のブログ、オーストラリアの研究への批判、第三弾です。気分の改善について、考察してみます。
<オーストラリアの論文の概要>
「BMI平均33.7の肥満者106人に対して、超低糖質食、高炭水化物/低脂質食を実施。
8, 24, 40,52週後に気分を評価。
超低糖質食は、炭水化物4% 蛋白質35% 脂肪61% (20%飽和脂肪酸)
最初の8週間は炭水化物は1日20 g/d 以下、
オプションとして残りの期間は、1日40 g以下。
高炭水化物/低脂質食は、炭水化物46% 蛋白質24% 脂肪30% (8%以下の飽和脂肪酸)
カロリーは、おおよそ女性で1433 kcal、男性で 1672 kcal。
その結果ですが、8週目で、どちらの食事も気分は改善。しかし、1年後には、低脂肪食の方が気分の改善は良好。体重減少には差はない。」
本文を見ると
anger-hostility (C),
depression-dejection (D)
confusion-bewilderment (H),
and total mood disturbance score (I)
の4つ指標で有意差がありました。
この4つは、いづれも気分の評価をする指標です。
いずれのグラフを見ても、8週目では、超低炭水化物食、高炭水化物・低脂質食ともに改善していています。
高炭水化物・低脂質食では、それが持続する傾向であるのに対して、超低炭水化物食では、研究開始時に戻っています。
ここで注意しないといけないのは、超低炭水化物食の場合、研究開始時に戻っただけであって、開始時以上に悪化したわけではないということです。しかも8週目には、一時的にせよ改善しています。
また昨日のブログでも述べたように、この研究で高炭水化物・低脂質食と主張している食事内容は、
<炭水化物46%、脂質30%>です。
これは、それこそ従来のヘルシー食派や、日本糖尿病学会推奨食を尊ぶ方々からみれば、まさに、高脂肪・低炭水化物にほかなりません。
炭水化物が肥満を最も誘発する可能性が高いことは、昨日のブログで述べた、ニューイングランド・ジャーナルやJAMA(米国医師会雑誌)の研究で明らかです。
BMI平均33.7の肥満者が対象の今回のオーストラリアの研究、さぞかしたっぷりと炭水化物(ジャンクフードなど)を摂取した方々の集団の可能性が高いです。
すなわち、炭水化物を日常的に60%、70%摂取して肥満したような人々が炭水化物46%なら、相対的には低炭水化物食になります。
これが体重減少及び気分に対しても良い影響を与えた可能性があります。
この研究に資金を提供している
The National Health and Medical Research Council (NHMRC)
http://www.nhmrc.gov.au/index.htm
という組織があります。
その中に「Dietary Guidelines for Australian Adults」という食事に関するガイドラインがあり、
十分な量のパン、ご飯、パスタ、麺を摂る事、動物性脂肪と総脂肪摂取を減らす事を推奨しています。このガイドラインを補強するように、研究が行われた可能性があります。
超低炭水化物食群が、8週目でいったん気分が改善したのに、また元に戻った理由はよくわかりません。
ただ、高雄病院1200名以上の糖質制限所実践者の経験では、ほとんどの人において心身の改善がみられます。またブログ読者の皆さんも、心身の改善がある方が多いです。
なお以下の研究では、低炭水化物食のグループが、低脂質のグループよりMOOD(気分)にも飢餓感にも他の自覚症状にもよい影響を与えたという結論でした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17228046
Obesity (Silver Spring). 2007 Jan;15(1):182-7.
The effects of a low-carbohydrate ketogenic diet and a low-fat diet on mood, hunger, and other self-reported symptoms.
McClernon FJ, Yancy WS Jr, Eberstein JA, Atkins RC, Westman EC.
Department of Psychiatry and Behavioral Sciences, Duke University Medical Center, Suite 210-B Wing, 2200 West Main Street, Durham, NC 27705, USA.
OBJECTIVE: To investigate the effects of weight loss diets on mood, food cravings, and other self-reported symptoms. RESEARCH METHODS AND PROCEDURES: Mood and other symptoms were evaluated by participant self-report using the Atkins Health Indicator Test (AHIT) in individuals undergoing weight loss following either a low-carbohydrate, ketogenic diet (LCKD) or a low-fat diet (LFD). Participants were 119 overweight community volunteers randomized to an LCKD or an LFD. An additional 51 participants who had completed an earlier trial contributed data for the psychometric analyses but were not included in the prospective analyses. Self-reported symptom levels on seven scales factor-analytically derived from the AHIT (negative affect, fatigue, somatic symptoms, physical effects of hunger, insomnia, hunger, and stomach problems) were acquired during 12 visits. RESULTS: After adjusting for the change in BMI over the course of the trial, participants experienced significant improvements in most symptoms regardless of diet. Diet group x visit interactions were observed for negative affect [F(9,803) = 2.30, p = 0.015] and hunger [F(9,803) = 3.62, p < 0.0002]. Examination of means indicated that the LCKD group reported less negative affect and hunger, compared with the LFD group. DISCUSSION: Regardless of diet, participants experienced significant improvement in a broad range of symptoms. Symptoms of negative affect and hunger improved to a greater degree in patients following an LCKD compared with those following an LFD. Whether these symptom changes explain the greater short-term weight loss generally experienced by LCKD followers deserves further research.
PMID: 17228046 [PubMed - indexed for MEDLINE]
江部康二
今日は、江部診療所の外来が終わったら、東京にでかけます。
おかげさまで、11月29日(日)中野ゼロ講演会のほうも満員御礼となりました。
ありがとうございました。m(_ _)mV
さて今回のブログ、オーストラリアの研究への批判、第三弾です。気分の改善について、考察してみます。
<オーストラリアの論文の概要>
「BMI平均33.7の肥満者106人に対して、超低糖質食、高炭水化物/低脂質食を実施。
8, 24, 40,52週後に気分を評価。
超低糖質食は、炭水化物4% 蛋白質35% 脂肪61% (20%飽和脂肪酸)
最初の8週間は炭水化物は1日20 g/d 以下、
オプションとして残りの期間は、1日40 g以下。
高炭水化物/低脂質食は、炭水化物46% 蛋白質24% 脂肪30% (8%以下の飽和脂肪酸)
カロリーは、おおよそ女性で1433 kcal、男性で 1672 kcal。
その結果ですが、8週目で、どちらの食事も気分は改善。しかし、1年後には、低脂肪食の方が気分の改善は良好。体重減少には差はない。」
本文を見ると
anger-hostility (C),
depression-dejection (D)
confusion-bewilderment (H),
and total mood disturbance score (I)
の4つ指標で有意差がありました。
この4つは、いづれも気分の評価をする指標です。
いずれのグラフを見ても、8週目では、超低炭水化物食、高炭水化物・低脂質食ともに改善していています。
高炭水化物・低脂質食では、それが持続する傾向であるのに対して、超低炭水化物食では、研究開始時に戻っています。
ここで注意しないといけないのは、超低炭水化物食の場合、研究開始時に戻っただけであって、開始時以上に悪化したわけではないということです。しかも8週目には、一時的にせよ改善しています。
また昨日のブログでも述べたように、この研究で高炭水化物・低脂質食と主張している食事内容は、
<炭水化物46%、脂質30%>です。
これは、それこそ従来のヘルシー食派や、日本糖尿病学会推奨食を尊ぶ方々からみれば、まさに、高脂肪・低炭水化物にほかなりません。
炭水化物が肥満を最も誘発する可能性が高いことは、昨日のブログで述べた、ニューイングランド・ジャーナルやJAMA(米国医師会雑誌)の研究で明らかです。
BMI平均33.7の肥満者が対象の今回のオーストラリアの研究、さぞかしたっぷりと炭水化物(ジャンクフードなど)を摂取した方々の集団の可能性が高いです。
すなわち、炭水化物を日常的に60%、70%摂取して肥満したような人々が炭水化物46%なら、相対的には低炭水化物食になります。
これが体重減少及び気分に対しても良い影響を与えた可能性があります。
この研究に資金を提供している
The National Health and Medical Research Council (NHMRC)
http://www.nhmrc.gov.au/index.htm
という組織があります。
その中に「Dietary Guidelines for Australian Adults」という食事に関するガイドラインがあり、
十分な量のパン、ご飯、パスタ、麺を摂る事、動物性脂肪と総脂肪摂取を減らす事を推奨しています。このガイドラインを補強するように、研究が行われた可能性があります。
超低炭水化物食群が、8週目でいったん気分が改善したのに、また元に戻った理由はよくわかりません。
ただ、高雄病院1200名以上の糖質制限所実践者の経験では、ほとんどの人において心身の改善がみられます。またブログ読者の皆さんも、心身の改善がある方が多いです。
なお以下の研究では、低炭水化物食のグループが、低脂質のグループよりMOOD(気分)にも飢餓感にも他の自覚症状にもよい影響を与えたという結論でした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17228046
Obesity (Silver Spring). 2007 Jan;15(1):182-7.
The effects of a low-carbohydrate ketogenic diet and a low-fat diet on mood, hunger, and other self-reported symptoms.
McClernon FJ, Yancy WS Jr, Eberstein JA, Atkins RC, Westman EC.
Department of Psychiatry and Behavioral Sciences, Duke University Medical Center, Suite 210-B Wing, 2200 West Main Street, Durham, NC 27705, USA.
OBJECTIVE: To investigate the effects of weight loss diets on mood, food cravings, and other self-reported symptoms. RESEARCH METHODS AND PROCEDURES: Mood and other symptoms were evaluated by participant self-report using the Atkins Health Indicator Test (AHIT) in individuals undergoing weight loss following either a low-carbohydrate, ketogenic diet (LCKD) or a low-fat diet (LFD). Participants were 119 overweight community volunteers randomized to an LCKD or an LFD. An additional 51 participants who had completed an earlier trial contributed data for the psychometric analyses but were not included in the prospective analyses. Self-reported symptom levels on seven scales factor-analytically derived from the AHIT (negative affect, fatigue, somatic symptoms, physical effects of hunger, insomnia, hunger, and stomach problems) were acquired during 12 visits. RESULTS: After adjusting for the change in BMI over the course of the trial, participants experienced significant improvements in most symptoms regardless of diet. Diet group x visit interactions were observed for negative affect [F(9,803) = 2.30, p = 0.015] and hunger [F(9,803) = 3.62, p < 0.0002]. Examination of means indicated that the LCKD group reported less negative affect and hunger, compared with the LFD group. DISCUSSION: Regardless of diet, participants experienced significant improvement in a broad range of symptoms. Symptoms of negative affect and hunger improved to a greater degree in patients following an LCKD compared with those following an LFD. Whether these symptom changes explain the greater short-term weight loss generally experienced by LCKD followers deserves further research.
PMID: 17228046 [PubMed - indexed for MEDLINE]
江部康二
先生おはようございます。
私はスーパー糖質制限食を続けていますが、好きなおかずをたっぷり食べているのにどんどん痩せてきているのでうれしくて精神状態はかなりいいと思います。
糖質制限で気分がすぐれなかったりイライラする人がいるとすれば、大好きなお菓子やパンなどを食べられないことに対する不満のせいではないのかな?と個人的に思うのですが…
私はスーパー糖質制限食を続けていますが、好きなおかずをたっぷり食べているのにどんどん痩せてきているのでうれしくて精神状態はかなりいいと思います。
糖質制限で気分がすぐれなかったりイライラする人がいるとすれば、大好きなお菓子やパンなどを食べられないことに対する不満のせいではないのかな?と個人的に思うのですが…
2009/11/28(Sat) 08:02 | URL | リュカ | 【編集】
江部先生、はじめまして。
好酒人と名乗らせて頂きますm(__)m
ブログ記事とは関連しませんがお許しください。
さて、過日の健康診断で「hba1c:8.8%」と立派な糖尿人との診断があり
(実際はH19春の健康診断で「hba1c:9.1%」を記録、空腹時血糖が153であったが
翌年には血糖値が基準内のため放置、今春・今秋の連続のデータで治療を思い立ちました)
慌てて、糖尿病についてネットを徘徊し先生のブログに辿り着き糖質制限を
知りました。
最初は自分なりの解釈でこれまで大好きであったご飯等の主食を抜くスーパー
糖質制限を実施、また、江部先生の御本「秋メニュー」「冬メニュー」を購入し
2週間ほどのスーパー糖質制限を実施しておりました。
体重・体脂肪も徐々に低下してきており、糖質制限の素晴らしさを実感してお
ります。
先日、あまりにも会社(上司)からの苦言が続きそうなのと、血液状態が知りた
くて、近所の内科を受診、血液検査を実施してもらいました。
掻い摘んだ結果は以下のとおり。
項目 10/27 11/19
----------------------------------------
LDLコレステロール 153 257
総コレステロール 300 332
中性脂肪 826 97
HDLコレステロール 36 49
血糖値 178 121
hba1c 8.8 8.0
インスリン --- 3.7
HOMA-R --- 1.1
HOMA-β --- 23
※10/27の中性脂肪値は食後6時間値の為、相当高値になってます。
やはりまだ下がりきってないことや、HOMA-Rの数値が良い事から分泌不足の
診断(インスリン抵抗性は無い)がくだり、SU剤(アマリール1mg:朝食後1錠)
を処方されました。
分泌不足との事で、帰宅後にHOMA-βを江部先生のブログの計算式から導き
上記の結果となっており、分泌不足の診断には納得したのですが、疑問に
思ったのは、「糖質制限中なのでインスリンの分泌は少ないのでは?」
とのことです。確かに血糖値は121とまだ高いので膵β細胞の疲弊による
分泌不足も間違いはないのでしょうが・・・。
ただ、アマリールは膵臓に「鞭打つ」との認識もあり、処方された薬を
使用するかどうか悩みどころです。低血糖も怖いですし。
今のところ、薬を使用せずに糖質制限にて膵β細胞を休め、各検査値の改善を
考えております。
※主治医は糖質制限には詳しくなく従来のカロリー制限が正しいと考えている
方なので十分に相談できません。
なにぶん、素人の自己判断は危険ですので糖質制限中におけるインスリン分泌
についてご教示頂ければ幸いです。
好酒人と名乗らせて頂きますm(__)m
ブログ記事とは関連しませんがお許しください。
さて、過日の健康診断で「hba1c:8.8%」と立派な糖尿人との診断があり
(実際はH19春の健康診断で「hba1c:9.1%」を記録、空腹時血糖が153であったが
翌年には血糖値が基準内のため放置、今春・今秋の連続のデータで治療を思い立ちました)
慌てて、糖尿病についてネットを徘徊し先生のブログに辿り着き糖質制限を
知りました。
最初は自分なりの解釈でこれまで大好きであったご飯等の主食を抜くスーパー
糖質制限を実施、また、江部先生の御本「秋メニュー」「冬メニュー」を購入し
2週間ほどのスーパー糖質制限を実施しておりました。
体重・体脂肪も徐々に低下してきており、糖質制限の素晴らしさを実感してお
ります。
先日、あまりにも会社(上司)からの苦言が続きそうなのと、血液状態が知りた
くて、近所の内科を受診、血液検査を実施してもらいました。
掻い摘んだ結果は以下のとおり。
項目 10/27 11/19
----------------------------------------
LDLコレステロール 153 257
総コレステロール 300 332
中性脂肪 826 97
HDLコレステロール 36 49
血糖値 178 121
hba1c 8.8 8.0
インスリン --- 3.7
HOMA-R --- 1.1
HOMA-β --- 23
※10/27の中性脂肪値は食後6時間値の為、相当高値になってます。
やはりまだ下がりきってないことや、HOMA-Rの数値が良い事から分泌不足の
診断(インスリン抵抗性は無い)がくだり、SU剤(アマリール1mg:朝食後1錠)
を処方されました。
分泌不足との事で、帰宅後にHOMA-βを江部先生のブログの計算式から導き
上記の結果となっており、分泌不足の診断には納得したのですが、疑問に
思ったのは、「糖質制限中なのでインスリンの分泌は少ないのでは?」
とのことです。確かに血糖値は121とまだ高いので膵β細胞の疲弊による
分泌不足も間違いはないのでしょうが・・・。
ただ、アマリールは膵臓に「鞭打つ」との認識もあり、処方された薬を
使用するかどうか悩みどころです。低血糖も怖いですし。
今のところ、薬を使用せずに糖質制限にて膵β細胞を休め、各検査値の改善を
考えております。
※主治医は糖質制限には詳しくなく従来のカロリー制限が正しいと考えている
方なので十分に相談できません。
なにぶん、素人の自己判断は危険ですので糖質制限中におけるインスリン分泌
についてご教示頂ければ幸いです。
2009/11/28(Sat) 10:53 | URL | 好酒人 | 【編集】
私も好きなものが食べれなくなったからかなと思います。かくいう私も、最初糖質制限を始めたころは、大好きなパンが食べたい、でも血糖値は上がるのは嫌という矛盾というか欲求があり、イライラしました。でも、食べないことに慣れると、かなり穏やかに生活出来ていますし、体重もなかなか減らなかったのが、毎日のように減ってきていますし、始めて、そして先生に出会えてよかったと感謝しています。まだ、検査まで時間がありますが、結果が良くなっていることを期待したいと思います。
私の中の‘あっかんやろ!’カテゴリとゆうかもっと?…昨夕母と電話でしゃべってて私が漢方の事話そうとしたら先に署名ベィビィの名前勝手に書いたよ~だって金曜にツムラさんがお願いにやってきたそうです…母はまぁそうなることないと思うと言うし事業仕分け全てが今の決定じゃないようですが…それにしても参院選前にノンポリの私にさえイメージダウンだぜ民主党よ!仙谷さんはごきげんらしいですけどねぇ、漢方他に湿布うがい薬その他もですね上がってるの…スパコンと国民生活一緒にされてもね…(‘ε´)まぅPS3のCPUアメリカ軍みたにくっつけちぇえぉ!日本は凡用型じゃないなら競争云々言えないんじゃないかなぁと…とりあえず色々大事だけど国民生活あってのことだよってことで〆ますかな…(´o`)。。。
2009/11/29(Sun) 02:37 | URL | ベィビィ | 【編集】
ベィビィ さん。
非公開を見るのは私だけです。
非公開を見るのは私だけです。
2009/11/29(Sun) 20:04 | URL | 江部康二 | 【編集】
オーストラリアの論文
原著読みましたが、報道してる通信社・マスコミが表現誇張してるだけで、良くある話ですね。
原著読みましたが、報道してる通信社・マスコミが表現誇張してるだけで、良くある話ですね。
2009/11/29(Sun) 21:45 | URL | コルネ | 【編集】
コルネさん。
了解です。
了解です。
2009/11/29(Sun) 22:31 | URL | 江部康二 | 【編集】
難しいのではないかと思います。
もともと好きなものを食べていたのを制限されたら、時間がたつにつれ、ヒトによっては不満が溜まり、メンタル悪化はありうる話ですし。
糖質制限食に対し、いちゃもんをつけたいだけなのでしょうね。
ちなみに私は糖質制限食の方が気分スッキリですが。
糖質制限食によるHbA1cの低下やインスリン分泌のデータとかを
もっと他の、とりわけ糖尿病専門医がみてもらい、認識を新たにしてもらいたいものです。
もともと好きなものを食べていたのを制限されたら、時間がたつにつれ、ヒトによっては不満が溜まり、メンタル悪化はありうる話ですし。
糖質制限食に対し、いちゃもんをつけたいだけなのでしょうね。
ちなみに私は糖質制限食の方が気分スッキリですが。
糖質制限食によるHbA1cの低下やインスリン分泌のデータとかを
もっと他の、とりわけ糖尿病専門医がみてもらい、認識を新たにしてもらいたいものです。
2009/11/30(Mon) 01:08 | URL | 哲学者 | 【編集】
哲学者さん
同感ですね。
同感ですね。
2009/11/30(Mon) 07:38 | URL | 江部康二 | 【編集】
江部先生 おはようございます。kenmです。
タイミングよくと言いますか、私の最近のブログ記事が心の安定・・・についてです。
糖質制限食に切り替えて5ヶ月近くになります。現在の心境についてつづりました。ご一読いただければ幸いです。
http://diabetes01.livedoor.biz/archives/65330931.html「心の安定」・・・これが糖質制限食に切り替えた一番のメリットと言えるかもしれません。
ありがとうございました。
タイミングよくと言いますか、私の最近のブログ記事が心の安定・・・についてです。
糖質制限食に切り替えて5ヶ月近くになります。現在の心境についてつづりました。ご一読いただければ幸いです。
http://diabetes01.livedoor.biz/archives/65330931.html「心の安定」・・・これが糖質制限食に切り替えた一番のメリットと言えるかもしれません。
ありがとうございました。
kenmさん。
コメントありがとうございます。
早速読ませてもらいました。
糖質制限食自体の心身の安定効果に加えて
自分自身が信じる治療法を行うこと。
治療者との間に信頼関係があること。
これらが心の安定には重要ですね。
コメントありがとうございます。
早速読ませてもらいました。
糖質制限食自体の心身の安定効果に加えて
自分自身が信じる治療法を行うこと。
治療者との間に信頼関係があること。
これらが心の安定には重要ですね。
2009/12/01(Tue) 11:38 | URL | 江部康二 | 【編集】
先生こんにちわ。
わたしの住んでいる国はいつもmmolで測定しています。それを毎回日本の基準値に変換して測定値を記録しています。
妊娠糖尿病である今の私は起床時5.5mmol以下、食後2時間で7.0mmol以下をキープするようにドクターから支持を受けています。
主治医含め、この国でも糖質制限を進めるドクターは私のまわりに多く、また国民にもそれが浸透しているのを感じます。実際肉食中心の主人もローカーボダイエットはずっと以前から行っています。
こちらではサンドイッチのパンの種類も豊富でライ麦、セサミシードなどなどたくさんの中から選べるのでその点では外食も便利だと思います。
いままで私は白いパンがいちばん好きでしたが、糖質制限という言葉を知り、また実際に妊娠糖尿病と診断されて考えが変わりました。どれだけいままで恐ろしい事をしていたのかと思います。
先日の検診で、糖尿病の主治医に「血糖値はときどき食パン(ライ麦)を食べると、この基準値以下の7.0 を超え、7.4 7.6と出てしまう事がある。←日本で130くらいになるでしょうか。」
と話したのですが、全然大丈夫だから。あなたは完璧にやろうとしすぎている。ときどきはごほうびに何か食べていい。
と、言われました。一度、外食で友人には診断を受けた事を言っていなかったので同じものを頼み(こちらのバーガーです)9.8を出しました。とても後悔したのですが、たった一回きりだし問題ない。
と、言われました。もちろんそれっきり口にしていません。
ドクターも糖質制限を指導しているのに、ちょっと優しすぎるのではないか?と思います。妊娠中なのでとにかく『ストレスが一番良くない。』と言ってくれているのだと思うのですが。
また、間食(こちらはモーニングティーの習慣があり)ペアレンツクラスに行っても、同じ妊娠糖尿病のクラスに行ってもこのティーサービスが必ずあり、小さなクッキーやレーズントーストの小さいものが出るのです。
ナースも、ミッドワイフも「時間をあけて少しずつ食べるのであれば大丈夫。」というので空腹に勝てず口にしたことがありますが、いまのところ血糖は落ち着いています。
ドクターにも先日お腹をすかせすぎないで、ときどきはリンゴ、レーズントースト1枚、ビスケット1枚を間食したってかまわない。と説明を受けたのですが、これはどう受け止めたら良いのでしょうか。
同じ妊娠糖尿病のママ達もそうやってsustaining snacksを口にしているが問題ないと言いますが。
わたしは日本人なのでドクターの言うのをそのまま受け取っていいのか迷ってしまいました。実際に主人(外国人です)と同じ物を食べていても、出ているインスリンの量があなたとは違う、アジア人は分泌が少ないとも説明されているのでよけいに気になりました。
国柄か、ちょっと糖質制限もゆるいのかなという印象があります。
先生はどう思われますか?よろしくお願いします。
わたしの住んでいる国はいつもmmolで測定しています。それを毎回日本の基準値に変換して測定値を記録しています。
妊娠糖尿病である今の私は起床時5.5mmol以下、食後2時間で7.0mmol以下をキープするようにドクターから支持を受けています。
主治医含め、この国でも糖質制限を進めるドクターは私のまわりに多く、また国民にもそれが浸透しているのを感じます。実際肉食中心の主人もローカーボダイエットはずっと以前から行っています。
こちらではサンドイッチのパンの種類も豊富でライ麦、セサミシードなどなどたくさんの中から選べるのでその点では外食も便利だと思います。
いままで私は白いパンがいちばん好きでしたが、糖質制限という言葉を知り、また実際に妊娠糖尿病と診断されて考えが変わりました。どれだけいままで恐ろしい事をしていたのかと思います。
先日の検診で、糖尿病の主治医に「血糖値はときどき食パン(ライ麦)を食べると、この基準値以下の7.0 を超え、7.4 7.6と出てしまう事がある。←日本で130くらいになるでしょうか。」
と話したのですが、全然大丈夫だから。あなたは完璧にやろうとしすぎている。ときどきはごほうびに何か食べていい。
と、言われました。一度、外食で友人には診断を受けた事を言っていなかったので同じものを頼み(こちらのバーガーです)9.8を出しました。とても後悔したのですが、たった一回きりだし問題ない。
と、言われました。もちろんそれっきり口にしていません。
ドクターも糖質制限を指導しているのに、ちょっと優しすぎるのではないか?と思います。妊娠中なのでとにかく『ストレスが一番良くない。』と言ってくれているのだと思うのですが。
また、間食(こちらはモーニングティーの習慣があり)ペアレンツクラスに行っても、同じ妊娠糖尿病のクラスに行ってもこのティーサービスが必ずあり、小さなクッキーやレーズントーストの小さいものが出るのです。
ナースも、ミッドワイフも「時間をあけて少しずつ食べるのであれば大丈夫。」というので空腹に勝てず口にしたことがありますが、いまのところ血糖は落ち着いています。
ドクターにも先日お腹をすかせすぎないで、ときどきはリンゴ、レーズントースト1枚、ビスケット1枚を間食したってかまわない。と説明を受けたのですが、これはどう受け止めたら良いのでしょうか。
同じ妊娠糖尿病のママ達もそうやってsustaining snacksを口にしているが問題ないと言いますが。
わたしは日本人なのでドクターの言うのをそのまま受け取っていいのか迷ってしまいました。実際に主人(外国人です)と同じ物を食べていても、出ているインスリンの量があなたとは違う、アジア人は分泌が少ないとも説明されているのでよけいに気になりました。
国柄か、ちょっと糖質制限もゆるいのかなという印象があります。
先生はどう思われますか?よろしくお願いします。
2010/02/18(Thu) 11:33 | URL | ことこ | 【編集】
ことこさん
「起床時5.5mmol以下、食後2時間で7.0mmol以下をキープ」
でいいと思いますよ。
「リンゴ、レーズントースト1枚、ビスケット1枚」
こういった糖質たっぷり食品よりは、チーズやナッツなどのほうが安全ですね。
リンゴ1回に1/3個くらいなら大丈夫と思います。
「起床時5.5mmol以下、食後2時間で7.0mmol以下をキープ」
でいいと思いますよ。
「リンゴ、レーズントースト1枚、ビスケット1枚」
こういった糖質たっぷり食品よりは、チーズやナッツなどのほうが安全ですね。
リンゴ1回に1/3個くらいなら大丈夫と思います。
2010/02/18(Thu) 22:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先生ありがとうございます。
わたしも、このレーズントーストうんぬんの間食にはちょっと疑問を抱いていたのです。待ち合い時間に同じ妊娠糖尿病外来で待っている妊婦さん(ものすごい大きいひとが多いです)が平気で診察前にそんなものを口にしているので、他人事ながら最初びっくりしました。
コントロールが出来ていて、のことだと思いますが。
幸いわたしはチーズもナッツも大好きです。そちらを間食にときどき、することにします。
わたしも、このレーズントーストうんぬんの間食にはちょっと疑問を抱いていたのです。待ち合い時間に同じ妊娠糖尿病外来で待っている妊婦さん(ものすごい大きいひとが多いです)が平気で診察前にそんなものを口にしているので、他人事ながら最初びっくりしました。
コントロールが出来ていて、のことだと思いますが。
幸いわたしはチーズもナッツも大好きです。そちらを間食にときどき、することにします。
2010/02/19(Fri) 07:42 | URL | ことこ | 【編集】
明星から糖質50%OFFのインスタントラーメンが発売されましたが。
これは、活用できますが?50%が少し高めですが・・
これは、活用できますが?50%が少し高めですが・・
つくし君
こちらは、まだ糖質が多いと思います。
1回の食事の糖質量を、10~20g以下を目指します。
こちらは、まだ糖質が多いと思います。
1回の食事の糖質量を、10~20g以下を目指します。
2016/10/13(Thu) 08:37 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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