2009年11月15日 (日)
こんばんは。
東京方面の皆さん、講演会とセミナーのお知らせです。
●リボーン講演会
ドクター江部の「現代病を治す糖質制限食」
−テーラメイドダイエット−
作家の宮本輝氏との対談集『我ら糖尿人、元気なのには理由がある』の刊行で世間の糖質制限食への認識が深まってきています。今回は時間をたっぷりとって、基礎理論と疫学、症例などを柱に、グルコース・スパイク、グルコース・ミニスパイクの意味、テーラーメードダイエットの意義…などを細かく解説していきます。さらに、糖尿病、メタボ・肥満のみならず、アトピー、アレルギー、花粉症、機能性低血糖症、高血圧、尋常性乾癬…欧米型のガン予防…など、糖尿病・メタボ以外の疾患にも糖質制限食の効果がどう働くのか。すでに効果が確認できている疾患、理論的に効果が期待できる疾患…についても展開していきます。
●質疑応答の時間をいつもよりたっぷりご用意しました。
講 師 江部康二
(高雄病院理事長/NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長)
日 時 2009年11月29日(日)
9時20分開場
9時30分 江部康二講演開始
11時10分 質疑応答開始
11時50分 終了
場 所 なかのゼロ視聴覚ホール (JR中野駅南口下車6分)
東京都中野区中野2丁目9番7号
03−5340−5000
定 員 100名
会 費 一般 1600円
ペア券一般 3200円のところ2800円
リボーン会員 1000円
ペア券会員 2000円のところ1600円
※ペア券はご家族に限られていただきます。
●リボーン・セミナー
管理栄養士・大柳珠美の糖質制限食実践講座
よりわかりやすく簡単に。
今日から我が家も糖質制限食。
糖質制限食はちょっとした調理のコツをつかめば、複雑な理論抜きで、誰でもその日から実践できる…。今回のセミナーでは、糖質制限食を実践して行く上での具体的な提案を管理栄養士の大柳珠美が解説。リボーン初の試みになります。毎日の食卓の工夫に加え、外食時のレストランでの工夫や、コンビニ、スーパー、生協などの活用法に加え、主食の代わりとなる代替食品の調理法のワンポイントレッスンなど。これさえ抑えればというコツを伝授。無理なく長く糖質制限食を続ける秘訣が詰まっています。ゆったりとしたサロンのような雰囲気で、時間もかけて、糖質制限食を学ぶ一時、ぜひ、この機会をお見逃しなく。実演と試食の時間もお楽しみに。
講 師 大柳珠美(管理栄養士/NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事)
日 時 2009年12月13日(日)
時 間 14時00分〜15時30分 講義
15時40分〜16時40分 実演と試食
定 員 30名限定(最低敢行人数15名)
参加費 一般 3000円
リボーン会員 2000円
会 場(株)ガルフネット 本社
住 所 東京都江東区亀戸1−8−5 小林ビル
電 話 03−5858−1143
道 順 総武線亀戸駅下車7分 錦糸町方向に京葉道路沿い。
会場迄の詳しい道順は申込時にご説明します。
※講演会、セミナーともに事前予約が必要となります。
お申し込み・お問い合わせは。
リボーン 曽我部
03−3388−5428 e-mail reborn@big.or.jp2009年11月01日 (日)
【糖質制限食とは】
食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わります。タンパク質・脂質は血糖に変わりません。
また糖質は、摂取直後から急峻に血糖値を高く速く上昇させ2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。
これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。
このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが血糖値を上昇させます。従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。
現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が、大きな問題として注目されています。食後高血糖が心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。そして食後高血糖を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。
1gの糖質が体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。
一方、牛サーロインステーキを200g(約1000キロカロリー)食べても糖質含有量は1gもないので、食後高血糖はほとんど生じないのです。
なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。
糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースにできるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。
簡単に言えば主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。
3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。
一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように
カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。
従って
現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、
一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。
糖尿病の改善にはカロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。
なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。
一般的な標準摂取カロリーの範囲、すなわち男性なら1600~2000キロカロリー、女性なら1200~1600キロカロリーくらいが目安です。
☆☆☆
『糖質制限食十箇条』 -糖尿病や肥満が気になる人に-
一、魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。
二、糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
三、主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
四、飲料は牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。
五、糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK。果物は少量にとどめる。
六、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
七、マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
八、お酒は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、など)は控える。
九、間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
十、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。
『糖質制限食』の3パターン
一、スーパー糖質制限食は三食とも主食なし。効果は抜群で早く、一番のお薦め。
二、スタンダード糖質制限食は朝と夕は主食抜き。
三、プチ糖質制限食は夕だけ主食抜き。嗜好的にどうしてもデンプンが大好きな人に。
*抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの炭水化物。*炭水化物=糖質+食物繊維
【糖質制限食を実践される時のご注意】
本にも書いてありますが、 糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。一方、薬を使用してない糖尿人は、低血糖の心配はないので、
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」
「 糖質制限食 春のレシピ」
「 糖質制限食 夏のレシピ」
「糖質制限食 秋のレシピ」
「糖質制限食 冬のレシピ」
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」
(東洋経済新報社)
「糖質オフ」ごちそうごはん
(アスペクト)
を参考にされ、自力で 糖質制限食を実践して糖尿病改善を目指していただけば幸いです。
なお、血液検査で血清クレアチニン値が高値で腎障害がある場合、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。糖質制限食は、相対的に高タンパク食になるので腎不全には適応とならないのです。
【コメント・質問に関するお知らせ・お願い】
ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。
読者の皆さんからご意見いただきましたが、確かに普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、主治医にご相談頂けば助かります。m(_ _)m
普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)
掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。
一方、コメント・質問がかなり増えてきていますので、なかなか即お答えすることが困難となってきています。できるだけ全ての質問に本文かコメントでお答えするよう努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m
それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。
【糖質制限食コントロール・教育入院のご案内・保険適応】
お問い合わせは高雄病院
http://www.takao-hospital.jp/
住所:京都市右京区梅ヶ畑畑町3
電話:075-871-0245
ベットが空くまでお待ち頂くこともありますがご了承下さい。
【糖質制限食外来治療のご案内・予約制・保険適応】
高雄病院 電話:075-871-0245
京都市右京区梅ヶ畑畑町3
高雄病院京都駅前診療所 電話:075-352-5050
京都市下京区七条通り烏丸東入ル(50M)北側 ネオフィス 七条烏丸4F
http://www.takao-hospital.net/
江部診療所 電話:075-712-8133
京都市左京区下鴨高木町6 アトリエ・フォー 2F
東京方面の皆さん、講演会とセミナーのお知らせです。
●リボーン講演会
ドクター江部の「現代病を治す糖質制限食」
−テーラメイドダイエット−
作家の宮本輝氏との対談集『我ら糖尿人、元気なのには理由がある』の刊行で世間の糖質制限食への認識が深まってきています。今回は時間をたっぷりとって、基礎理論と疫学、症例などを柱に、グルコース・スパイク、グルコース・ミニスパイクの意味、テーラーメードダイエットの意義…などを細かく解説していきます。さらに、糖尿病、メタボ・肥満のみならず、アトピー、アレルギー、花粉症、機能性低血糖症、高血圧、尋常性乾癬…欧米型のガン予防…など、糖尿病・メタボ以外の疾患にも糖質制限食の効果がどう働くのか。すでに効果が確認できている疾患、理論的に効果が期待できる疾患…についても展開していきます。
●質疑応答の時間をいつもよりたっぷりご用意しました。
講 師 江部康二
(高雄病院理事長/NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長)
日 時 2009年11月29日(日)
9時20分開場
9時30分 江部康二講演開始
11時10分 質疑応答開始
11時50分 終了
場 所 なかのゼロ視聴覚ホール (JR中野駅南口下車6分)
東京都中野区中野2丁目9番7号
03−5340−5000
定 員 100名
会 費 一般 1600円
ペア券一般 3200円のところ2800円
リボーン会員 1000円
ペア券会員 2000円のところ1600円
※ペア券はご家族に限られていただきます。
●リボーン・セミナー
管理栄養士・大柳珠美の糖質制限食実践講座
よりわかりやすく簡単に。
今日から我が家も糖質制限食。
糖質制限食はちょっとした調理のコツをつかめば、複雑な理論抜きで、誰でもその日から実践できる…。今回のセミナーでは、糖質制限食を実践して行く上での具体的な提案を管理栄養士の大柳珠美が解説。リボーン初の試みになります。毎日の食卓の工夫に加え、外食時のレストランでの工夫や、コンビニ、スーパー、生協などの活用法に加え、主食の代わりとなる代替食品の調理法のワンポイントレッスンなど。これさえ抑えればというコツを伝授。無理なく長く糖質制限食を続ける秘訣が詰まっています。ゆったりとしたサロンのような雰囲気で、時間もかけて、糖質制限食を学ぶ一時、ぜひ、この機会をお見逃しなく。実演と試食の時間もお楽しみに。
講 師 大柳珠美(管理栄養士/NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事)
日 時 2009年12月13日(日)
時 間 14時00分〜15時30分 講義
15時40分〜16時40分 実演と試食
定 員 30名限定(最低敢行人数15名)
参加費 一般 3000円
リボーン会員 2000円
会 場(株)ガルフネット 本社
住 所 東京都江東区亀戸1−8−5 小林ビル
電 話 03−5858−1143
道 順 総武線亀戸駅下車7分 錦糸町方向に京葉道路沿い。
会場迄の詳しい道順は申込時にご説明します。
※講演会、セミナーともに事前予約が必要となります。
お申し込み・お問い合わせは。
リボーン 曽我部
03−3388−5428 e-mail reborn@big.or.jp2009年11月01日 (日)
【糖質制限食とは】
食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わります。タンパク質・脂質は血糖に変わりません。
また糖質は、摂取直後から急峻に血糖値を高く速く上昇させ2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。
これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。
このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが血糖値を上昇させます。従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。
現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が、大きな問題として注目されています。食後高血糖が心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。そして食後高血糖を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。
1gの糖質が体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。
一方、牛サーロインステーキを200g(約1000キロカロリー)食べても糖質含有量は1gもないので、食後高血糖はほとんど生じないのです。
なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。
糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースにできるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。
簡単に言えば主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。
3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。
一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように
カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。
従って
現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、
一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。
糖尿病の改善にはカロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。
なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。
一般的な標準摂取カロリーの範囲、すなわち男性なら1600~2000キロカロリー、女性なら1200~1600キロカロリーくらいが目安です。
☆☆☆
『糖質制限食十箇条』 -糖尿病や肥満が気になる人に-
一、魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。
二、糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
三、主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
四、飲料は牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。
五、糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK。果物は少量にとどめる。
六、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
七、マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
八、お酒は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、など)は控える。
九、間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
十、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。
『糖質制限食』の3パターン
一、スーパー糖質制限食は三食とも主食なし。効果は抜群で早く、一番のお薦め。
二、スタンダード糖質制限食は朝と夕は主食抜き。
三、プチ糖質制限食は夕だけ主食抜き。嗜好的にどうしてもデンプンが大好きな人に。
*抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの炭水化物。*炭水化物=糖質+食物繊維
【糖質制限食を実践される時のご注意】
本にも書いてありますが、 糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。一方、薬を使用してない糖尿人は、低血糖の心配はないので、
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」
「 糖質制限食 春のレシピ」
「 糖質制限食 夏のレシピ」
「糖質制限食 秋のレシピ」
「糖質制限食 冬のレシピ」
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」
(東洋経済新報社)
「糖質オフ」ごちそうごはん
(アスペクト)
を参考にされ、自力で 糖質制限食を実践して糖尿病改善を目指していただけば幸いです。
なお、血液検査で血清クレアチニン値が高値で腎障害がある場合、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。糖質制限食は、相対的に高タンパク食になるので腎不全には適応とならないのです。
【コメント・質問に関するお知らせ・お願い】
ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。
読者の皆さんからご意見いただきましたが、確かに普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、主治医にご相談頂けば助かります。m(_ _)m
普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)
掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。
一方、コメント・質問がかなり増えてきていますので、なかなか即お答えすることが困難となってきています。できるだけ全ての質問に本文かコメントでお答えするよう努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m
それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。
【糖質制限食コントロール・教育入院のご案内・保険適応】
お問い合わせは高雄病院
http://www.takao-hospital.jp/
住所:京都市右京区梅ヶ畑畑町3
電話:075-871-0245
ベットが空くまでお待ち頂くこともありますがご了承下さい。
【糖質制限食外来治療のご案内・予約制・保険適応】
高雄病院 電話:075-871-0245
京都市右京区梅ヶ畑畑町3
高雄病院京都駅前診療所 電話:075-352-5050
京都市下京区七条通り烏丸東入ル(50M)北側 ネオフィス 七条烏丸4F
http://www.takao-hospital.net/
江部診療所 電話:075-712-8133
京都市左京区下鴨高木町6 アトリエ・フォー 2F
江部先生、こんにちは。糖の専門家である先生に、ぜひお尋ねしたいことがあり、コメントをしました。どの記事に書いていいか分からなかったので、とりあえず新しい記事に書かせていただきました(私は、以前に、糖尿病ではありませんが、別の症状で高雄病院でお世話になったことのある者です)。よろしくお願いします。
単糖類と多糖類について、2点ございます。一般に、単糖類に比べて多糖類のほうが、吸収が緩やかだと言われると思います。しかし、単糖類(果糖)であるフルーツのほうが、多糖類であるお米よりもGI値がはるかに低い場合がほとんどです。たとえば、白米は88という高GIで白砂糖にも迫る勢いですが、フルーツは大半が60以下で、リンゴやミカンは30台です。つまり、お米より果物のほうが血糖値の上昇が格段に緩やかということになるように思うのですが、これはどういうことなのでしょうか?矛盾しているように感じるのですが、私の理解に間違いがあるのでしょうか?
もう1点は、多糖類についてですが、よく朝食にお米を食べるとブドウ糖が摂取されて脳にいいなどと言いますが、これは、同じ多糖類である山芋についても同様でしょうか。つまり、山芋でブドウ糖は摂取できますか?(糖質制限食ではお米も山芋も不適切な食材だと思いますが、今回は、その点とは関係なく、単に糖のメカニズムに関する知識として、お知恵を拝借できればと思います。)
ややこしい質問ですみません。なにを知りたいのかというと、私は糖尿病患者ではないのですが、朝食は生食(もしくは発酵食)のみと決めていて、ひとつは納豆を食べているのですが、もうひとつをフルーツにすべきか山芋にすべきか、理想の朝食を追求しています。朝の血糖値が低いので適度に血糖値を上げたいのですが、急上昇はさせたくないんです。たとえば、リンゴか山芋か、どちらがいいかを考えたとき、上記の2つのような疑問が出てきました。
お忙しい中、大変恐縮ですが、簡単でもけっこうですので、アドバイスをいただければと思います。どうかよろしくお願い申しあげます。
単糖類と多糖類について、2点ございます。一般に、単糖類に比べて多糖類のほうが、吸収が緩やかだと言われると思います。しかし、単糖類(果糖)であるフルーツのほうが、多糖類であるお米よりもGI値がはるかに低い場合がほとんどです。たとえば、白米は88という高GIで白砂糖にも迫る勢いですが、フルーツは大半が60以下で、リンゴやミカンは30台です。つまり、お米より果物のほうが血糖値の上昇が格段に緩やかということになるように思うのですが、これはどういうことなのでしょうか?矛盾しているように感じるのですが、私の理解に間違いがあるのでしょうか?
もう1点は、多糖類についてですが、よく朝食にお米を食べるとブドウ糖が摂取されて脳にいいなどと言いますが、これは、同じ多糖類である山芋についても同様でしょうか。つまり、山芋でブドウ糖は摂取できますか?(糖質制限食ではお米も山芋も不適切な食材だと思いますが、今回は、その点とは関係なく、単に糖のメカニズムに関する知識として、お知恵を拝借できればと思います。)
ややこしい質問ですみません。なにを知りたいのかというと、私は糖尿病患者ではないのですが、朝食は生食(もしくは発酵食)のみと決めていて、ひとつは納豆を食べているのですが、もうひとつをフルーツにすべきか山芋にすべきか、理想の朝食を追求しています。朝の血糖値が低いので適度に血糖値を上げたいのですが、急上昇はさせたくないんです。たとえば、リンゴか山芋か、どちらがいいかを考えたとき、上記の2つのような疑問が出てきました。
お忙しい中、大変恐縮ですが、簡単でもけっこうですので、アドバイスをいただければと思います。どうかよろしくお願い申しあげます。
2009/11/17(Tue) 10:21 | URL | ふい | 【編集】
ふいさん。
「単糖類に比べて多糖類のほうが、吸収が緩やか」
GIでも明らかなように、単糖類も多糖類も血糖値上昇に関してはあまり変わりません。
糖尿病ではないので、りんごでも生の山芋でも
血糖値は急峻には上がりません。
どちらでもいいと思いますよ。
GIについては
怪しいサイトも多いですが
メンドーサおじさんのサイトhttp://www.mendosa.com/gilists.htm
が参考になります。
果物に関しては
2009年06月17日 (水) のブログ「果物の糖質」をご参照ください。
「単糖類に比べて多糖類のほうが、吸収が緩やか」
GIでも明らかなように、単糖類も多糖類も血糖値上昇に関してはあまり変わりません。
糖尿病ではないので、りんごでも生の山芋でも
血糖値は急峻には上がりません。
どちらでもいいと思いますよ。
GIについては
怪しいサイトも多いですが
メンドーサおじさんのサイトhttp://www.mendosa.com/gilists.htm
が参考になります。
果物に関しては
2009年06月17日 (水) のブログ「果物の糖質」をご参照ください。
2009/11/17(Tue) 11:08 | URL | 江部康二 | 【編集】
江部先生、
お忙しいのに、こんなに早く回答をもらえて
うれしいです!ありがとうございます。
大変参考になりました。
>糖尿病ではないので、りんごでも生の山芋でも
>血糖値は急峻には上がりません。
確かに糖尿ではなく、複数の内科で予備軍とも診断されていないのですが、朝が低血糖気味(70~80台)で、食後が正常よりも高くなったことがある(バナナ2本の1.5時間後で146、砂糖菓子をデザートに含む昼食の1時間後で175が出たことがあります)ので、その差を考えると気をつけないといけないと思っています。
いずれにしても、多糖類も単糖類もあんまり関係ないんですね。果物の記事も見させていただきます。
お忙しいのに、こんなに早く回答をもらえて
うれしいです!ありがとうございます。
大変参考になりました。
>糖尿病ではないので、りんごでも生の山芋でも
>血糖値は急峻には上がりません。
確かに糖尿ではなく、複数の内科で予備軍とも診断されていないのですが、朝が低血糖気味(70~80台)で、食後が正常よりも高くなったことがある(バナナ2本の1.5時間後で146、砂糖菓子をデザートに含む昼食の1時間後で175が出たことがあります)ので、その差を考えると気をつけないといけないと思っています。
いずれにしても、多糖類も単糖類もあんまり関係ないんですね。果物の記事も見させていただきます。
2009/11/17(Tue) 17:24 | URL | ふい | 【編集】
ちなみに、最近の定番朝食である納豆+リンゴ半個の1時間後で測ったら、104と正常でしたので、一応安心しています。ただ、バナナ2本の朝食のときと条件を一緒にしなかった(バナナのときは1.5時間後)ので、はっきりとは分からないですが。測定器を買えばいいんですが、なかなか高くてそこまで出来ません。以上、補足でした。長々と失礼しました。
2009/11/17(Tue) 20:31 | URL | ふい | 【編集】
こんにちは。
いつも拝見させて頂いております。
ひとつお伺いしたいのですが、
反応性低血糖症の場合でも、蒸留酒は
大丈夫でしょうか?
また、その場合どのくらいの量までokでしょうか?
お忙しい中、申し訳ありませんが、
どうぞよろしくお願いします。
いつも拝見させて頂いております。
ひとつお伺いしたいのですが、
反応性低血糖症の場合でも、蒸留酒は
大丈夫でしょうか?
また、その場合どのくらいの量までokでしょうか?
お忙しい中、申し訳ありませんが、
どうぞよろしくお願いします。
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