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英語のサイトの糖質制限食情報。癌・糖尿病・肥満などと糖質制限食。

C)
【20/01/17 neko
Dr. Sten Ekberg
英語のサイトでしたら、Dr. Sten Ekberg がお勧めですよ。糖質制限、ケトン食、1日1食などの理論的な説明から、具体的な飲食について多くの動画があります。10-39分の短い動画で飽きませんし、説明も分かりやすいです。数値を明示した上で、野菜、魚、果物などの個別の説明もあるので実際的です。英語も分かりやすいので日本在住の日本人の方にもお勧めしたいです。江部先生のようにネットで質問者に対して回答もされてます。】


neko さんから、英語のサイトとして、Dr. Sten Ekbergを薦めて頂きました。
ありがとうございます。
ユーチューブやフェイスブックやツイッターでも、情報を発信しておられます。



こんにちは

糖質制限食に関して、家族や知人が糖尿病や癌や肥満などで欧米人であるとかで、
英語のサイトの情報を教えて欲しいというコメントが時々あります。
それで、今回は英語のサイトの糖質制限食情報を集めてみました。

A)
米国で1、2を争う癌専門病院
ニューヨークメモリアルスローンケータリング癌センターの
センター長兼CEO Craig.Thompson 博士は

『脂質を多く食べても癌のリスクは全く上昇しません 。
糖質を多く食べると癌のリスクを著しく高めます 。
タンパク質はその中間に位置します』

と講演(動画)で述べています。英語の講演です。
http://www.youtube.com/watch?v=WUlE1VHGA40#t=27m0s


B)
「The Food Revolution - AHS 2011」
http://youtu.be/FSeSTq-N4U4


という英語の講演の動画(ユーチューブ)があります。
講演が40数分で質疑応答をいれて合計54分くらいです。
この動画、スウェーデンのアンドレアス・エンフェルト医師が、
米国で糖質制限食の講演を行ったものです。

アンドレアス・エンフェルト医師は、スウェーデンの糖質制限派の医師です。
エンフェルト医師は、アニカ・ダールクヴィスト医師にいち早く賛同し、
Diet Doctor.com という英語のタイトルで、ホームページを作成して
LCHF(Low Carb High Fat:糖質制限・高脂肪)について様々な情報を提供し、
研究者や医師や科学ジャーナリストへのインタビューを掲載しています。
http://www.dietdoctor.com/about
勿論、英語のサイトです。

アニカ・ダールクヴィスト医師は、「1型糖尿病+肥満」の女性で、
スウェーデンにおける糖質制限食の草分けです。
勿論、糖質制限食実践後は、糖尿病も肥満もコントロール良好となっておられ、
動画で写真もでてきますが、とても健康的な容姿を保っておられます。
動画は英語なので、私の英語力では、話はあまりわからなかったのですが、
スライドを見て、およその内容は理解できました。

注目すべきは、スウェーデンでも、米国と同様に、
バターなど脂肪の摂取比率が減り続けて炭水化物摂取が増え続け、
それに伴い肥満が増え続けたことです。
エンフェルト医師によれば、スウェーデンでは、23%の人が、
程度に差はあるけれど、糖質制限食を実践しているそうです。


<スウェーデンにおける糖質制限食認定の経過>

2004年、アニカ・ダールクヴィスト医師(1型糖尿病)自らLCHF食事療法(糖質制限食)開始。

2004年、ダールクヴィスト医師が自分の保健所の診察にやってくる2型糖尿病患者や肥満に悩む人に、
      このLCHF食事療法(糖質制限食)の指導を開始。

2005年、栄養士2名が、が社会保険省( Socialstyrelsen)に「従来とは異なる異端の食事療法」として通報。
      *正確には社会保険省の管轄にある保険福祉庁(National Board of Health and Welfare)に通報。

2005年、保険福祉庁が糖尿病の権威クリスチャン・バーネ教授に調査を依頼。

2007年12月、バーネ教授の調査報告で、LCHF食事療法(糖質制限食)は
        長期的な結果がまだ科学的に出ていないものの、
        科学的な見解に基づいた実績の証明されたものであると結論づけられた。

2008年1月、LCHF食事療法(糖質制限食)に、保健福祉庁が青信号を灯した。

2011年、エンフェルト医師によれば、
      スウェ-デン人の、23%がLCHF食事療法(糖質制限食)を実践している。



カルピンチョ先生のブログで、アニカ・ダールクヴィスト医師の写真が見れます。
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat16/41.html



今回のブログ記事は
スエーデン在住の雪ん子さんから頂いた情報をもとに、書かせて頂きました。
雪ん子さん、ありがとうございます。



江部康二

75gOGTT、糖質制限後7年ぶりの検査で耐糖能が大幅な改善。追加。
【20/01/16 子を持つ糖尿人父
ブログに取り上げていただき有難うございました
子を持つ糖尿人父です。ブログに取り上げていただき有難うございました。
2005年の職場検診で前年まで基準値内高値であったHbA1cが7.6(NGSP換算)になりました。
さらに尿蛋白(+)であることにも愕然としました。
過去10年間の職場検診のHbA1cを見直すと基準値内でありながらも毎年上昇しており、
父が糖尿人、母は非糖尿人である私がこのことに気が付かなかったことを後悔しました。
もし、基準値内でありながらもHbA1cの毎年の上昇に気付き
75gブドウ糖負荷試験を実施していれば耐糖能異常を見つけられただろうと思いました。

内分泌内科を受診したところグルコバイを処方されカロリー制限食事療法を行うように指示されました。
糖尿病学会の「食品交換表」を参考にしながらグルコバイ服用後に玄米食を食べたましたが、
食後の血糖値は軽く200オーバーでした。
糖質を食べなければ食後高血糖は起こらないし、
そもそも必須糖質は無いのだから糖質は食べない方が良いのではないかと考えました。

そして糖質制限食に関する情報を捜しておりましたところ江部先生のブログに出会いました。
娘は妊娠中もゆるやかな糖質制限食を実施していましたが何の問題もなく出産しました。
第一子も糖質制限の離乳食です。息子の大学の陸上部は4年生で引退する学生が多いですが、
耐糖能を保つために部活動を続けています。

江部先生の講演会にも参加させていただいておりますが、
「江部先生が糖質制限食を説いたあたりから上昇していた糖尿病人口が下降に転じた」
という話には説得力がありました。2005年当時と今では糖質制限食を取り巻く環境は劇的に良くなりましたね。
今後も親子共々、江部先生のブログを拝読させていただきます。】


こんにちは。
子を持つ糖尿人父さんから
追加コメントを頂きました。
ありがとうございます。


[20/01/14子を持つ糖尿人父 
糖質制限食と耐糖能ふたりの子を持つ糖尿人父(妻は非糖尿人)です。
2012年8月14日に「ふたりの子供の16歳の誕生日に75gブドウ糖負荷試験を実施しました」をブログに取り上げていただきました。75gブドウ糖負荷試験により2型糖尿病になる可能性があるとされた息子は、江部先生の当時のご教示通り「ゆるやかな糖質制限食と陸上部の短距離」を大学医学部医学科5年(23歳)になった今でも続けています。2020年1月に7年ぶりとなる息子の75gブドウ糖負荷試験を実施しました。
追加報告いたします。

【採血時16歳/182cm/64kg/BMI:19/陸上部短距離】
    血糖  IRI
空腹時 87   2.7
30分後 153    35
60分後 153    33
120分後115    26
HbA1c 5.4(NGSP換算)
インスリン分泌指数 0.5     (0.4以下は糖尿病または境界型)
インスリン抵抗性:HOMA-R 0.6  (2.5以上は抵抗性有り)
インスリン分泌能:HOMA-β 41  (30%以下は分泌低下有り)

【採血時23歳/185cm/68kg/BMI:19/陸上部短距離】
    血糖  IRI
空腹時 82   4.24
30分後 90    17
60分後 80    23
120分後 78    7
HbA1c 5.4(NGSP)
インスリン分泌指数 1.5
HOMA-R 0.8
HOMA-β 80
(追伸)
75gブドウ糖負荷試験により2型糖尿病になる可能性は低いとされた娘は標準体重維持の目的でゆるやかな糖質制限食を続けながら、昨年29歳で妊娠糖尿病にもならず第一子を出産しました。私は2005年に47歳で糖尿病を発症したとき江部先生のブログに出合い、直ちにスーパー糖質制限食を開始したところ、身長173cm、体重85kg→60kg、HbA1c7.6→5.6(NGSP換算)、尿タンパク(+)→(-)と劇的に改善しました。最初処方されていたグルコバイもすぐに処方されなくなり、15年が経過した2020年1月の61歳においても、HbA1c5.6(NGSP)、血液・尿検査も全て正常です。親子で自分の体を実験材料として糖質制限食のすばらしい効果を体験しています。]


こんにちは。
子を持つ糖尿人父さんから、
素敵なコメントを頂きました。

足かけ8年ぶりのコメントをありがとうございます。
とても参考になります。

息子さん、『「ゆるやかな糖質制限食と陸上部の短距離」を
大学医学部医学科5年(23歳)になった今でも続けています。』とのことで、
2020年1月の7年ぶりとなる息子さんの「75gブドウ糖負荷試験」は、
耐糖能が、大幅に改善されていますね。
良かったです。
7年間の時を経ての改善ですので、とても貴重なデータです。

【採血時16歳/182cm/64kg/BMI:19/陸上部短距離】
HbA1c 5.4(NGSP換算)
インスリン分泌指数 0.5     (0.4以下は糖尿病または境界型)
インスリン抵抗性:HOMA-R 0.6  (2.5以上は抵抗性有り)
インスリン分泌能:HOMA-β 41  (30%以下は分泌低下有り)

【採血時23歳/185cm/68kg/BMI:19/陸上部短距離】
HbA1c 5.4(NGSP)
インスリン分泌指数 1.5
HOMA-R 0.8
HOMA-β 80


7年間の緩やかな糖質制限食で、
インスリン分泌指数: 0.5 ⇒ 1.5
インスリン分泌能:HOMA-β 41 ⇒ 80
と、インスリン関連の指数が著明に改善していて、素晴らしいです。

75gブドウ糖負荷試験の結果も、やはり著明改善で、
耐糖能は正常中の正常で、花丸です。
ここまで改善するものなのですね。
素晴らしいです。

子を持つ糖尿人父さんも、体重、HbA1c、尿タンパク改善で、
そのまま、2020年1月まで、15年間維持とはこちらも素晴らしいです。

糖質セイゲニストにとって、とても参考になり、励みになる内容です。
貴重な親子体験報告をコメント頂き、ありがとうございます。


江部康二



☆☆☆
糖尿人と子供達の75gOGTT
2012年08月14日 (火)の本ブログ記事


こんにちは。
子を持つ糖尿人さんから、興味深いデータをコメントしていただきました。

『12/08/13 子を持つ糖尿人

親が糖尿人の子供が注意する事とは

54歳の糖尿親父です。47歳の糖尿病発症の時に江部先生のブログと本に出合い、迷うことなく直ちにスーパー糖質制限食を開始しましたところ、身長173cm、体重85kg→60kg、HbA1c7.2→5.2、尿タンパク(+)→(-)と劇的に改善しました。

最初処方されていたグルコバイもすぐに処方されなくなり、現在では2か月に1回の血液検査のみの通院となっております。江部先生に出合えた幸運を感謝しております。

ところで、 私が糖尿病を発症したため(妻は非糖尿人)子供たちに糖尿病の素質が遺伝しているのか知りたくて(江部先生の過去のブログにも【75gOGTTは糖尿病の診断だけでなく糖尿病ハイリスク群を見いだすのにも役立つ】と書いてありましたので)、ふたりの子供の16歳の誕生日に75gブドウ糖負荷試験を実施しました。

糖尿病を親に持つ子供たちは、発症を防ぐためには、糖質制限食の実施を含めて何が重要かご教示いただければ幸いです。

娘(検査時16歳/165cm/54kg/部活なし、現在22歳)
    血糖  IRI
空腹時 77   2.4
30分後 103 34
60分後 103 29
120分後 95 20
HbA1c 4.9
インスリン分泌指数 1.2

息子(現在16歳/182cm/64kg/部活は陸上短距離)
    血糖  IRI
空腹時 87   2.7
30分後 153 35
60分後 153 33
120分後115 26
HbA1c 5.0
インスリン分泌指数 0.5 』


子を持つ糖尿人 さん。
47歳で糖尿病発症、直ちにスーパー糖質制限食開始。

身長173cm、
体重85kg→60kg、
HbA1c7.2→5.2%、
尿タンパク(+)→(-)


と改善。
糖尿病腎症第3期からの劇的な改善で、素晴らしいです。(⌒o⌒)v

現在54才なら、足かけ8年のスーパー糖質制限食ですね。
私が52才糖尿病発覚で、スーパー糖質制限食開始、
現在62才で、足かけ11年目です。

子供さんの貴重なデータを、コメントいただき、ありがとうございます。
大変参考になります。

娘さんは、16才時、インスリン分泌指数1.2(0.4以上が正常)と正常です。
75gOGTTの前後の血糖の変動幅も小さく、完全に正常型ですので、
父上よりは、母上の体質を受け継がれたものと思います。
将来の糖尿病発症のリスクも、母上と同様でほとんどないと考えられます。

一方、息子さんは、16才時、娘さんに比べて
OGTT前後の血糖値の上昇幅が大きく(倍くらい)、
インスリン分泌指数は0.5で正常下限です。
息子さんは、子を持つ糖尿人さんの体質を、しっかり受け継いでおられて、
インスリン追加分泌第一相の指数が、0.5で、ギリギリ正常です。
現在、OGTTは診断基準的には正常型ですが、
お姉さんと比べると、将来2型糖尿病に大変なりやすいパターンと言えます。
緩やかでいいので、糖質制限食を実践すれば将来の糖尿病発症が防げると思います。
また運動で筋肉量を多く保つことも糖尿病発症予防に役立つので、
陸上部はとてもいいですね。

娘さんと息子さんとで、明確な差がでましたが、
糖尿病体質の遺伝の差と思います。


江部康二
75gOGTT、糖質制限後7年ぶりの検査で耐糖能が大幅な改善。
[20/01/14子を持つ糖尿人父 
糖質制限食と耐糖能ふたりの子を持つ糖尿人父(妻は非糖尿人)です。
2012年8月14日に「ふたりの子供の16歳の誕生日に75gブドウ糖負荷試験を実施しました」をブログに取り上げていただきました。75gブドウ糖負荷試験により2型糖尿病になる可能性があるとされた息子は、江部先生の当時のご教示通り「ゆるやかな糖質制限食と陸上部の短距離」を大学医学部医学科5年(23歳)になった今でも続けています。2020年1月に7年ぶりとなる息子の75gブドウ糖負荷試験を実施しました。
追加報告いたします。

【採血時16歳/182cm/64kg/BMI:19/陸上部短距離】
    血糖  IRI
空腹時 87   2.7
30分後 153    35
60分後 153    33
120分後115    26
HbA1c 5.4(NGSP換算)
インスリン分泌指数 0.5     (0.4以下は糖尿病または境界型)
インスリン抵抗性:HOMA-R 0.6  (2.5以上は抵抗性有り)
インスリン分泌能:HOMA-β 41  (30%以下は分泌低下有り)

【採血時23歳/185cm/68kg/BMI:19/陸上部短距離】
    血糖  IRI
空腹時 82   4.24
30分後 90    17
60分後 80    23
120分後 78    7
HbA1c 5.4(NGSP)
インスリン分泌指数 1.5
HOMA-R 0.8
HOMA-β 80
(追伸)
75gブドウ糖負荷試験により2型糖尿病になる可能性は低いとされた娘は標準体重維持の目的でゆるやかな糖質制限食を続けながら、昨年29歳で妊娠糖尿病にもならず第一子を出産しました。私は2005年に47歳で糖尿病を発症したとき江部先生のブログに出合い、直ちにスーパー糖質制限食を開始したところ、身長173cm、体重85kg→60kg、HbA1c7.6→5.6(NGSP換算)、尿タンパク(+)→(-)と劇的に改善しました。最初処方されていたグルコバイもすぐに処方されなくなり、15年が経過した2020年1月の61歳においても、HbA1c5.6(NGSP)、血液・尿検査も全て正常です。親子で自分の体を実験材料として糖質制限食のすばらしい効果を体験しています。]


こんにちは。
子を持つ糖尿人父さんから、
素敵なコメントを頂きました。

足かけ8年ぶりのコメントをありがとうございます。
とても参考になります。

息子さん、『「ゆるやかな糖質制限食と陸上部の短距離」を
大学医学部医学科5年(23歳)になった今でも続けています。』とのことで、
2020年1月の7年ぶりとなる息子さんの「75gブドウ糖負荷試験」は、
耐糖能が、大幅に改善されていますね。
良かったです。
7年間の時を経ての改善ですので、とても貴重なデータです。

【採血時16歳/182cm/64kg/BMI:19/陸上部短距離】
HbA1c 5.4(NGSP換算)
インスリン分泌指数 0.5     (0.4以下は糖尿病または境界型)
インスリン抵抗性:HOMA-R 0.6  (2.5以上は抵抗性有り)
インスリン分泌能:HOMA-β 41  (30%以下は分泌低下有り)

【採血時23歳/185cm/68kg/BMI:19/陸上部短距離】
HbA1c 5.4(NGSP)
インスリン分泌指数 1.5
HOMA-R 0.8
HOMA-β 80


7年間の緩やかな糖質制限食で、
インスリン分泌指数: 0.5 ⇒ 1.5
インスリン分泌能:HOMA-β 41 ⇒ 80
と、インスリン関連の指数が著明に改善していて、素晴らしいです。

75gブドウ糖負荷試験の結果も、やはり著明改善で、
耐糖能は正常中の正常で、花丸です。
ここまで改善するものなのですね。
素晴らしいです。

子を持つ糖尿人父さんも、体重、HbA1c、尿タンパク改善で、
そのまま、2020年1月まで、15年間維持とはこちらも素晴らしいです。

糖質セイゲニストにとって、とても参考になり、励みになる内容です。
貴重な親子体験報告をコメント頂き、ありがとうございます。


江部康二



☆☆☆
糖尿人と子供達の75gOGTT
2012年08月14日 (火)の本ブログ記事


こんにちは。
子を持つ糖尿人さんから、興味深いデータをコメントしていただきました。

『12/08/13 子を持つ糖尿人

親が糖尿人の子供が注意する事とは

54歳の糖尿親父です。47歳の糖尿病発症の時に江部先生のブログと本に出合い、迷うことなく直ちにスーパー糖質制限食を開始しましたところ、身長173cm、体重85kg→60kg、HbA1c7.2→5.2、尿タンパク(+)→(-)と劇的に改善しました。

最初処方されていたグルコバイもすぐに処方されなくなり、現在では2か月に1回の血液検査のみの通院となっております。江部先生に出合えた幸運を感謝しております。

ところで、 私が糖尿病を発症したため(妻は非糖尿人)子供たちに糖尿病の素質が遺伝しているのか知りたくて(江部先生の過去のブログにも【75gOGTTは糖尿病の診断だけでなく糖尿病ハイリスク群を見いだすのにも役立つ】と書いてありましたので)、ふたりの子供の16歳の誕生日に75gブドウ糖負荷試験を実施しました。

糖尿病を親に持つ子供たちは、発症を防ぐためには、糖質制限食の実施を含めて何が重要かご教示いただければ幸いです。

娘(検査時16歳/165cm/54kg/部活なし、現在22歳)
    血糖  IRI
空腹時 77   2.4
30分後 103 34
60分後 103 29
120分後 95 20
HbA1c 4.9
インスリン分泌指数 1.2

息子(現在16歳/182cm/64kg/部活は陸上短距離)
    血糖  IRI
空腹時 87   2.7
30分後 153 35
60分後 153 33
120分後115 26
HbA1c 5.0
インスリン分泌指数 0.5 』


子を持つ糖尿人 さん。
47歳で糖尿病発症、直ちにスーパー糖質制限食開始。

身長173cm、
体重85kg→60kg、
HbA1c7.2→5.2%、
尿タンパク(+)→(-)


と改善。
糖尿病腎症第3期からの劇的な改善で、素晴らしいです。(⌒o⌒)v

現在54才なら、足かけ8年のスーパー糖質制限食ですね。
私が52才糖尿病発覚で、スーパー糖質制限食開始、
現在62才で、足かけ11年目です。

子供さんの貴重なデータを、コメントいただき、ありがとうございます。
大変参考になります。

娘さんは、16才時、インスリン分泌指数1.2(0.4以上が正常)と正常です。
75gOGTTの前後の血糖の変動幅も小さく、完全に正常型ですので、
父上よりは、母上の体質を受け継がれたものと思います。
将来の糖尿病発症のリスクも、母上と同様でほとんどないと考えられます。

一方、息子さんは、16才時、娘さんに比べて
OGTT前後の血糖値の上昇幅が大きく(倍くらい)、
インスリン分泌指数は0.5で正常下限です。
息子さんは、子を持つ糖尿人さんの体質を、しっかり受け継いでおられて、
インスリン追加分泌第一相の指数が、0.5で、ギリギリ正常です。
現在、OGTTは診断基準的には正常型ですが、
お姉さんと比べると、将来2型糖尿病に大変なりやすいパターンと言えます。
緩やかでいいので、糖質制限食を実践すれば将来の糖尿病発症が防げると思います。
また運動で筋肉量を多く保つことも糖尿病発症予防に役立つので、
陸上部はとてもいいですね。

娘さんと息子さんとで、明確な差がでましたが、
糖尿病体質の遺伝の差と思います。


江部康二
「食後高血糖」「高インスリン血症」「血糖変動幅増大」と酸化ストレス
【20/01/12 縄文回帰
酸化ストレス
はじめてお便りします。ほとんど毎回徒然日記拝見しています。糖尿病診療をずっとしてきましたが、学会ガイドラインで悪くなるばかりの患者さんを診てきて糖質制限に出会い勉強させてもらっています。私自身も最高92㎏の体重が様々なダイエット、最終的に糖質制限で現在60㎏となり、まずまず快調に過ごしています。患者さんを糖質制限で回復して頂く成功例はまだ少しです。

今回のブログに出ている「食後高血糖、食後高インスリン血症、平均血糖幅増大の三つが酸化ストレス」というのは直感的にはよくわかるのですが それぞれについての生理学的な説明はどうなっているのでしょうか。詳しい説明がされている文献など教えて頂けれ教えて頂けれえて頂ければ幸いです。、

今後ともよろしくご指導お願い致します。】


こんばんは。
縄文回帰さんから、興味深いコメントを頂きました。
ありがとうございます。

縄文回帰さん、減量成功、良かったです。
糖尿病専門医として、ずっと糖尿病診療をされてきたのですね。

「学会ガイドラインで悪くなるばかりの患者さんを診てきて」

誠に遺憾ながら、その通りと思います。
現実に、糖尿病合併症として、
毎年新たに16000人以上の人工透析、3000人以上の足切断、3000人以上の失明が発症しています。
これは、即ち、現行の糖尿病治療(カロリー制限高糖質食+薬物療法)が、
合併症予防に失敗していることの証明となっています。
現行の糖尿病食では、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」を必ず生じます。
糖尿病が軽症の段階なら「食後高インスリン血症」も生じます。
インスリン抵抗性のある境界型レベルの段階なら、基礎分泌も追加分泌も共に
高インスリン血症となります。

「食後高血糖」「高インスリン血症」「平均血糖変動幅増大」
この三者は、いずれも活性酸素を発生させます。
これは生理学的事実です。
活性酸素がそのまま、酸化ストレスリスクとなります。
この三者を生じるのは、
糖質だけであり、たんぱく質・脂質では生じません。
従って、糖尿病合併症の予防には糖質制限食が有効と考えられます。



食後高血糖と動脈硬化性疾患https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/46/12/46_12_907/_pdf
・・・高 血 糖 下で は 過 剰 の 活 性 酸 素 が 産 生 さ れ る一 方、
活性 酸 素 の 消 去機 構 の 障 害 が 推 察 され て い る.。
酸 化 ス トレ ス の 亢 進 は,DNA,蛋 白,脂 質 を 酸 化 し細 胞 を傷害 す る と
と もに 細 胞 の 遺 伝 子発 現 に 変 化 を生 じる・・・。


②インスリン抵抗性と生体内酸化ストレスとの関連
http://www.jcc.gr.jp/journal/backnumber/bk_jcold/pdf/423-3(L).pdf
・・・インスリン抵抗性下において血管内皮特異的に
一酸化窒素産生障害と
NADPHオキシダーゼ活性化による活性酸素の過剰産生を認め,
さらにインスリンがNADPHオキシダーゼ活性化を上昇させうる
ことを報告しており,
インスリン抵抗性による内因性高インスリン血症が血管内皮における酸化ストレス亢進を介して内皮機能障害に関与する可能性を示している・・・。


③メディカルトリビューン2016年10月25日 07:15
https://medical-tribune.co.jp/news/2016/1025505073/
酸化ストレスの指標が血糖変動を反映か
・・・血糖変動によっても活性酸素が増加するという。
酸化ストレスの指標であるニトロチロシン陽性細胞数は、
糖尿病ラットの血糖変動群と高血糖群で同等であった。
2型糖尿病患者では血糖の変動に応じてニトロチロシンや血管拡張反応が変化する他、
平均血糖変動幅と尿中8-iso-Prostaglandin(8-iso PG)F2α排泄量が有意に相関することも報告されている。
 同氏は「1, 5-AGやニトロチロシン、尿中8-iso PGF2α排泄量といった酸化ストレス指標は、合併症促進因子である血糖変動の指標になる可能性がある」と示唆した。



江部康二
作りおき&レンチンで簡単! 糖質オフのやせる! ラクうま弁当350。
こんにちは。

決定版! 作りおき&レンチンで簡単! 糖質オフのやせる! ラクうま弁当350 大型本 – ナツメ社 2020/1/16
江部 康二 (著), 新谷 友里江 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4816367705/


book2020-1.jpg


もうすぐ発売です。
本書が前もって送付されてきたので、
スタッフにも見せました。
すると、わかりやすく使いやすいと、とても評判が良いのです。
購入したいという人も多くて、嬉しい限りでした。

本書では、作りおきとレンチンでラクラク続く、
お弁当の定番おかずをたっぷり350種掲載してあります。

ゆる糖質オフも、きちんと糖質オフ(スーパー糖質制限食)も自由に選べます。
毎日お弁当の人もいれば、時々お弁当の人もいると思いますが、
この一冊で、美味しい糖質オフ弁当が簡単に作れるのでとても便利です。


☆☆☆
以下の緑文字の記載は、本書の「はじめに」です。

自分に合った糖質オフ弁当でおいしく食べてやせる!

本書は糖質オフのお弁当の本です。カロリー制限食の場合、減量は極めて困難で、
そもそもひもじくて長く続けることは不可能と言えるでしょう。
その点、糖質制限食なら、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を、
しっかり摂取してよいので、満足感や満腹感があり、
しかも減量効果が速やかにでることでモチベーションも高まるため、
長く続けることが可能になります。
糖質を食べて血糖値が上昇すると、分泌されたインスリンが血液中のブドウ糖を
筋肉に取り込ませることで血糖値を下げますが、余ったブドウ糖は全て中性脂肪に
変えられ、脂肪細胞に蓄えられます。
これがインスリンが肥満ホルモンと言われる理由です。
一方、たんぱく質と脂質は直接血糖値を上げることはないので、食べても太りません。
いざ減量のために糖質制限食を始めたけれど、お昼は社員食堂に行くしかないなど、
昼ごはんで挫折する人が多いようです。
外食やコンビニを利用する手もありますが、
糖質制限中でもOKなメニューの選択肢は限られます。
そこで、家庭で作る糖質オフ弁当の出番です。
容量が決まっており、糖質量の管理がとても簡単です。
おかずを作りおきしておけば、当日詰め合わせるだけなので悩む必要もなく
ラクに続けることができ、毎日美味しく楽しく食べられます。
電子レンジ調理のレシピもあり、手早く一品追加できるのも魅力的です。
きちんと糖質オフのほうが、減量効果が速く出るのは必然なのですが、
ゆる糖質オフでも一定の効果は期待できます。
是非実践していただければ幸いです。

2020年1月吉日 江部康二


***
以下の青文字の記載は出版社の内容紹介です。

内容紹介
ダイエット効果てきめんの「糖質オフ」。
ですが、使える食材や調味料が限られているため、レシピが思いつかない、
マンネリになってしまう、という方も多いのではないでしょうか。

本書では、作りおきとレンチンでラクラク続く、
お弁当の定番おかずをたっぷり350種掲載しました!

朝、作りおきおかずを詰めるだけだけ&パパッとレンジで作れるから、とにかくラクチン。
この一冊で、美味しい糖質オフ弁当が簡単に作れます。

全レシピ、1回分の糖質量、たんぱく質量、エネルギー量、
冷蔵・冷凍保存の期間を記載しています。

【本書のポイント】

●ゆる糖質オフも、きちんと糖質オフも自由に選べる!
本書では、糖質オフおかずや主食の組み合わせで、
糖質量を簡単に調整することができます。
主食なしできちんと糖質を減らし一気にやせたい方も、
主食を楽しみつつ少し長めのスパンでやせたい方も、
自分にあった方法を選ぶことができます!

●ボリューム満点! だから、糖質オフでもお弁当が楽しみに
糖質オフでがんばっていても、量が少なかったり、
味つけがマンネリだったりして味気ないお弁当では、挫折していまします。
本書で掲載しているおかずは、それぞれが低糖質なので、たくさん詰めても大丈夫。
味つけの種類も豊富で、マンネリになることもありません。

●こんなに食べられる! 主食レシピも満載
糖質オフといえば、主食は食べないのが基本ですが、やっぱり物足りなさが残るもの。
ゆる糖質オフだけでなく、きちんと糖質オフでも楽しめる主食レシピをたくさん掲載しました。
低糖質なカリフラワーごはんやおからごはん、糖質オフの麺、ブランパン、
ほぼ糖質ゼロの油揚げや厚揚げを活用したレシピなどを掲載しています。

●途中で飽きない! アレンジレシピを紹介
作りおきのおかずに、途中で飽きてしまった経験がある方も多いのでは?
本書では、アレンジレシピも掲載しているので、最後までおいしくいただけます。

【目次】(章タイトルのみ)
Part1 肉の作りおき&レンチンおかず
Part2 魚介の作りおき&レンチンおかず
Part3 卵&大豆製品・豆の作りおき&レンチンおかず
Part4 作りおき&レンチンでできる 色別サブおかず
こんにちは。本日はサプリメントについて再考察してみました。
こんにちは。本日はサプリメントについて再考察してみました。


厚生労働省 「健康食品」のホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html

「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く
広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を
指しているものです。
そのうち、国の制度としては、
国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。
保険機能食品には、機能性表示食品、栄養機能食品、特定保険用食品があります。


栄養補助食品-厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf

健康食品やサプリメントについて、日本では行政的な定義がありません。


https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/other/review_meeting_003/pdf/siryo_3_1_1.pdf
米国 サプリメントの定義

Dietary Supplement, Health a>nd Education Act, 1994 (DSHEA, 第3章)
ダイエタリーサプリメントは食事を補充し、
以下の成分(Dietary Ingredient)を一つ以上含むもの
(但し、タバコを除く)。
(A) ビタミン
(B) ミネラル
(C) ハーブ又はその他の植物
(D) アミノ酸
(E) 総食事摂取量を増やすことにより食事を補充するために、
   人が用いる食品成分(dietary substance)
(F) (A),(B), (C),(D) または(E)に記載された成分の濃縮物、代謝物、
    構成物、抽出物またはそれらを組み合わせたもの

サプリメントの形状: 錠剤、カプセル、粉末、ソフトゲル、ジェルカップ又は
液体として摂取するようにしたもので、通常の食品として用いたり、
それ自体を食品の一部として使用しない。



①②③を前提にして考えると、
『食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効』
という原則ですが、日本では、「サプリメント」の定義がないのですから、
そんなに明確には言えないこととなりますが、米国の定義に準じるとして以下の

A)
食・健康情報評価協会さんのサイトhttp://afie.or.jp/  
が、一定、参考になります。
「食と健康」の重要論文をすべて調査し、健康情報の評価をしている、  
とのことで、このサイト、一定の信頼度があると思います。  
このサイトの冒頭に
・野菜は多くの疾患の予防に効果的
・肉、脂質、炭水化物は要注意
・食品からとる栄養は効果的だが、サプリは効果的とはいいがたい 

と記載してあります。
私も基本的に賛成です。
ただ、肉と脂質に関しては糖質を摂取している普通の人においては、賛成ですが、
酸化ストレスの極めて少ない糖質セイゲニストにおいては問題はないと考えています。
このサイト「食と健康」の重要論文をすべて調査しているとのことですが、
調査対象の論文のほとんどが
「糖質を普通に40~60%摂取している人」が対象の論文です。
従って、糖質摂取比率が、10~12%程度のスーパー糖質制限食実践者においては、
視点を変えて考察することが必要です。

例えば、ほとんどの生活習慣病が、
「食後血糖値の上昇」「高インスリン血症」「平均血糖変動幅増大」
という三大酸化ストレスリスクが元凶です。
この三大リスクを毎3回/日、間食を入れたら5回/日、
毎日毎日繰り返しているのが日本の食生活の現状です。
これでは、生活習慣病が減らないのは当たりまえです。
肉や脂質を充分量摂取しても、
これらの三大リスクを予防できる唯一の食事が「スーパー糖質制限食」です。
糖質セイゲニストは、ぶれることなく「スーパー糖質制限食」を実践して
健康ライフを送りましょう。
糖質を普通に食べている人も、本ブログ記事を読んで納得がいけば
是非糖質制限食を導入して頂ければ幸いです。


B)
少し前ですが、毎日新聞医療プレミア、ヘルスデーニュースに
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d  
という記事が載りました。(☆)
 
私は、サプリメントは、飲んでいませんし
患者さんに奨めることも、ほぼ無いので、
まあ、そんなものかなという感想です。
 
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らが
「Annals of Internal Medicine」4月8日オンライン版に発表

 
ということなら、信頼度は高いと言えます。
アナルズオブインターナルメディスンは
ニューイングランドジャーナル、
ランセット、
ブリティッシュメディカルジャーナル

などに次ぐランクの医学雑誌で、
インパクトファクターも高いです。
 
『ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に
食品から摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下するが、
サプリから摂取しても効果はない。』
 
食品から摂取すると効果があるのに
サプリからでは効果が無いという事実は、とても興味深い報告です。

「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
「栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。」
とZhang氏は述べています。
この「健康な人では」というのが、キーワードかもしれません。

つまり、鉄欠乏性貧血の患者さんに鉄剤を投与するとか
亜鉛欠乏による味覚障害や皮膚障害の患者さんに、亜鉛を含む製剤を投与するとかは、
当然、サプリメントでも健康保険に収載されている薬剤でも有効です。
即ち、「健康な人」ではなく「病気の人」には、サプリメントも有効です。 
 
高雄病院の推奨する『スーパー糖質制限食』においては、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品 ⇒糖質はほとんどなし
豆腐、納豆、⇒糖質はほとんどなし
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤ、ピーマンなど・・・⇒糖質が少ない
海草、茸⇒糖質が少ない
くるみ、アーモンド ⇒糖質が少ない
 

など、幅広い食品を満遍なく食べるので、糖質だけは制限していますが、
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維
など、全て食材から摂取可能なので、基本サプリは必要ないのです。
 
『サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない』
というのは、けだし名言と思います。
 
一方、ベジタリアンの場合には、
ビタミンB12、ビタミンD、EPA・DHAが不足しやすいので
それらを、サプリで補充することには意味があります。

そして日照を受ける機会が少ない寒冷地では、
ビタミンD不足がありえるので、必要ならビタミンDの補充もありと考えられます。


また、生理のある女性や出産後の女性の鉄欠乏性貧血には、
保険内で鉄剤を処方することも必要ですし、
ご本人が鉄のサプリを購入して飲んでも有効です。

 
(☆)
毎日新聞医療プレミア ヘルスデーニュース
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日

https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d  
 
記事の要約
【この研究は、米国国民健康栄養調査(NHANES)から1999~2010年のデータと死亡記録(National Death Index)データを関連づけて分析したもの。
20歳以上の米国成人3万899人を対象に、食品およびサプリメントからの栄養素の摂取量と死亡率との関連を前向きに調べた。
 
 その結果、対象者の半数以上が1種類以上のサプリメントを摂取し、
3分の1以上はマルチビタミンを摂取していた。
 また、サプリメントの中ではビタミンCの摂取頻度が最も高く、ビタミンE、カルシウム、ビタミンDが続いた。
 中央値で6.1年追跡した結果、全般的なサプリメントの常用と死亡率との間には関連は見られなかった。
 
一方、ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下することが示された。
しかし、これらのリスク低減効果は、栄養素を食品から摂取した場合に限られることも分かった。
 

 さらに、カルシウムの過剰摂取は、がんによる死亡リスクの増加と関連することも示された。
 
 Zhang氏によれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
 
 また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
この点について、Zhang氏は「食品から摂取した場合には、身体が栄養素の吸収を調整したり、制限したりできるのに対し、
サプリメントでは、こうしたコントロールができないためではないか」と説明している。
 
 この研究には関与していない米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン・ヘルスの管理栄養士であるSamantha Heller氏は
「一種類の栄養素を摂取したからといって健康上の問題が解決するわけではないが、
状況によっては栄養素の補充が必要なこともある」と指摘する。
その一例として、完全採食主義者ではビタミンB12やビタミンD、オメガ3脂肪酸など特定の栄養素が不足しがちなことを挙げている。】


江部康二
日本糖質制限医療推進協会主催 医療従事者対象糖質制限食セミナー in 大阪
こんにちは。

2019年、東京にて開催し、
ご好評いただいた医療従事者対象糖質制限食セミナーを
2020年2月9日(日)、大阪にて開催致します。

日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者対象糖質制限食セミナー
in 大阪
開催


第1部
高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士による講義で、
高雄病院の糖質制限食と栄養指導について、症例も交えてお話しいたします。

第2部
江部康二による講義で、糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論や
高雄病院での臨床例について解説いたします。
GLP-1受容体作動薬にて持効型インスリンを中止できた症例も発表します。

第3部
発表・討議で、5名の医師の方にご発表いただき、
ディスカッションを行います。

なおご参加頂いた皆さんには、
第1部講演・第2部講演のPPTスライドの資料をダウンロードしていただけます。

大阪、神戸、京都、滋賀など関西の医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。


江部康二



以下事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。

2020年2月9日(日)、大阪にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催いたします。

第1部は高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士による講義で、
高雄病院の糖質制限食と栄養指導について、症例も交えてお話しいたします。

第2部は理事長による講義で、糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論や
高雄病院での臨床例について解説いたします。

第3部は、発表・討議で、5名の医師の方に発表いただき、
ディスカッションを行います。
今年3月に東京で開催したセミナーより、臨床で糖質制限を採り入れておられる
医療従事者の方々に発表いただき、指導法や症例などの共有、意見交換をしていただく
「発表・討議」の時間を新たに設けました。
参加いただいた方から、大変参考になる、刺激になった等ご好評いただき、
2020年のセミナーでも継続する運びとなりました。

医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

*セミナー情報URL:http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

*東京では、2020年4月5日(日)のセミナー開催を予定しております。
第3部などの内容は異なります。2020年1月下旬より募集ご案内を開始致します。

//////////////ご案内/////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「医療従事者向け糖質制限食セミナー(大阪)」

■日時:2020年2月9日(日)12:20~16:40頃
    ※開場・受付は12:00~

■会場: 大阪大学中之島センター 講義室406
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

​■内容:

◇第1部:「糖質制限食による糖尿病指導① ~高雄病院の食事と栄養指導」

講師: 橋本 眞由美 管理栄養士 / (一財)高雄病院 栄養科長

◇第2部:「糖質制限食による糖尿病指導② ~理論と臨床」 13:10頃~

講師: 江部康二 医師 
  (一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長

◇第3部: 「発表・討議」 15:00頃~

・『職場での「食後血糖測定」「糖質制限ランチ会」』
 林田 耕治 医師(産業医)/ トータルヘルス株式会社(福岡) 代表取締役

・『糖質制限と薬理学的糖質制限により治療中の17例についての検討』
 影山 広行 医師 /
うずまさ診療所、クリニックこまつ、萱島生野病院(京都、大阪) 内科

・『糖尿病患者よ、糖尿病専門医から逃げろ(そのインスリン、本当に必要ですか?)』

 髙橋 裕彦 医師 / たかはし整形外科医院(香川) 院長

・『整形外科的疾患及び内科的疾患に対する、3165例の肥満外来の実践(糖質割合33%)』

 中村 巧 医師 / 医)中村整形外科リハビリクリニック(兵庫) 理事長

・『重症活動性潰瘍性大腸炎に対する補助療法としての糖質制限輸液、食による寛解導入、維持の経験』

 村上 博史 医師 / 西部総合病院(埼玉) 外科

*第3部は、発表10分・討議7分ずつを予定しております。

■対象:

医療従事者の方(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士、鍼灸師など)


■受講費:

・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(会員以外) 9,000円

・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(会員以外) 6,500円

*参加頂いた皆様には、第1部・第2部の映写資料データ(PDF)を後日ダウンロードしていただけます。


■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
 「通信」欄に以下をご記入下さい。
 ① 「2/9東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
 ② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(会員以外)で、セミナーの受講のみご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは2月7日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。


『食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効』の原則。
こんにちは。本日はサプリメントについて考察してみます。

『食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効』
という原則ですが、

A)
食・健康情報評価協会さんのサイトhttp://afie.or.jp/  
が参考になります。
「食と健康」の重要論文をすべて調査し、健康情報の評価をしている、  
とのことで、このサイト、信頼度が高いと思います。  
このサイトの冒頭に
・野菜は多くの疾患の予防に効果的
・肉、脂質、炭水化物は要注意
・食品からとる栄養は効果的だが、サプリは効果的とはいいがたい 

と記載してあります。
私も基本的に賛成です。
ただ、肉と脂質に関しては普通の人においては、賛成ですが、
酸化ストレスの極めて少ない糖質セイゲニストにおいては問題はないと考えています。

B)
少し前ですが、毎日新聞医療プレミア、ヘルスデーニュースに
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d  
という記事が載りました。
 
私は、サプリメントは、飲んでいませんし
患者さんに奨めることも、ほぼ無いので、
まあ、そんなものかなという感想です。
 
米タフツ大学准教授のFang Fang Zhang氏らが
「Annals of Internal Medicine」4月8日オンライン版に発表

 
ということなら、信頼度は高いと言えます。
アナルズオブインターナルメディスンは
ニューイングランドジャーナル、
ランセット、
ブリティッシュメディカルジャーナル

などに次ぐランクの医学雑誌で、
インパクトファクターも高いです。
 
『ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に
食品から摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下するが、
サプリから摂取しても効果はない。』
 
食品から摂取すると効果があるのに
サプリからでは効果が無いという事実は、とても興味深い報告です。
 
 
高雄病院の推奨する『スーパー糖質制限食』においては、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品 ⇒糖質はほとんどなし
豆腐、納豆、⇒糖質はほとんどなし
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤ、ピーマンなど・・・⇒糖質が少ない
海草、茸⇒糖質が少ない
くるみ、アーモンド ⇒糖質が少ない
 

など、幅広い食品を満遍なく食べるので、糖質だけは制限していますが、
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維
など、全て食材から摂取可能なので、サプリは必要ないのです。
 
『サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない』
というのは、けだし名言と思います。
 
一方、ベジタリアンの場合には、ビタミンB12、ビタミンD、EPA・DHAが不足しやすいので
それらを、サプリで補充することには意味があります。

また、生理のある女性や出産後の女性の鉄欠乏性貧血には、保険内で鉄剤を処方することも必要です。

 
☆☆☆
毎日新聞医療プレミア ヘルスデーニュース
『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』2019年4月20日

https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190419/med/00m/070/003000d  
 
記事の要約
【この研究は、米国国民健康栄養調査(NHANES)から1999~2010年のデータと死亡記録(National Death Index)データを関連づけて分析したもの。
20歳以上の米国成人3万899人を対象に、食品およびサプリメントからの栄養素の摂取量と死亡率との関連を前向きに調べた。
 
 その結果、対象者の半数以上が1種類以上のサプリメントを摂取し、
3分の1以上はマルチビタミンを摂取していた。
 また、サプリメントの中ではビタミンCの摂取頻度が最も高く、ビタミンE、カルシウム、ビタミンDが続いた。
 中央値で6.1年追跡した結果、全般的なサプリメントの常用と死亡率との間には関連は見られなかった。
 
一方、ビタミンAとビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅を適度に摂取すると、
全死亡率または心疾患や脳卒中などの心血管疾患による死亡率は低下することが示された。
しかし、これらのリスク低減効果は、栄養素を食品から摂取した場合に限られることも分かった。
 

 さらに、カルシウムの過剰摂取は、がんによる死亡リスクの増加と関連することも示された。
 
 Zhang氏によれば、
米国人口の半数以上が何らかのサプリメントを常用しているが、
「今回の結果からも、健康な人ではサプリメントによるベネフィットは得られないことは明らかだ。
サプリメントは栄養バランスに富んだ食事の代わりにはならない」
と述べている。
 
 また、栄養素を食品から摂取した場合とサプリメントから摂取した場合で有益性に差が出た理由は明らかになっていない。
この点について、Zhang氏は「食品から摂取した場合には、身体が栄養素の吸収を調整したり、制限したりできるのに対し、
サプリメントでは、こうしたコントロールができないためではないか」と説明している。
 
 この研究には関与していない米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン・ヘルスの管理栄養士であるSamantha Heller氏は
「一種類の栄養素を摂取したからといって健康上の問題が解決するわけではないが、
状況によっては栄養素の補充が必要なこともある」と指摘する。
その一例として、完全採食主義者ではビタミンB12やビタミンD、オメガ3脂肪酸など特定の栄養素が不足しがちなことを挙げている。】


江部康二
電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』発売中。  
こんにちは。 
実は本日は私の誕生日です。 
1950年(昭和25年)1月8日生まれ、70歳になりました。
五黄の寅です。
五黄の寅は36年に一度巡ってきます。

エルビス・プレスリー  
小泉純一郎   
金正恩(キム・ジョンウン)第1書記 


この御三方が、いずれも1月8日が誕生日です。
なかなか、濃いメンバーですね。
さて、閑話休題、電子書籍のご案内です。


電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』
 SBクリエイティブ (2019/8/30)


発売中です。

紙媒体はなしで、電子書籍のみです。
その分、お安くなっていて、
Amazon Kindle http://ul.sbcr.jp/Dh6Y5 で¥864-です。
幸い、キンドルのレビューも「便利で使いやすい」と好評です。

コンビニエンスストアやドラッグストア、スーパー、ファストフードなどで買える、
ランチにおすすめの商品やメニューを「実名」で多数掲載してあります。
野菜や肉類などの基本的な食材についても掲載しています。

おかげさまで、アマゾンのレビューなどでも、具体的でわかりやすくて実用的など、高評価を頂いています。

スマートフォンで使いやすいよう、レイアウトを設計してあるので、
ぜひ、買い物や外食時に役立てて頂けば幸いです。

Amazon Kindle
http://ul.sbcr.jp/Dh6Y5

楽天kobo
http://ul.sbcr.jp/dj0by

Google Play
http://ul.sbcr.jp/Cu5R7

BOOK☆WALKER(予約中)
http://ul.sbcr.jp/o1gDb

糖質量&炭水化物量ポケットガイド(立ち読み版)
http://ul.sbcr.jp/BD-toushitsu


江部康二


☆☆☆
以下は、電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』のはじめにです。

はじめに
近年、糖質制限食に賛成する医療機関は順調に増えています。
2013年10月に「米国糖尿病学会」が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」の中で、
糖質制限食を正式に容認したことが、大きなプラスとなったと
考えられます。2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という結論の論文が、
『ランセット』という信頼度の高い英国の医学雑誌に発表され、
これも大きな追い風となりました。
そして2019年4月、米国糖尿病学会は「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」ガイドラインを発表しました。
その中で『糖質制限食』のエビデンスがもっとも豊富であるとして
積極的に推奨されています。
ここ数年で、糖質制限食Jは着実に普及しつつあるのです。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限食市場は3184億円とのことですが、
昨今では各食品メーカーはもちろん、
コンビニエンスストアやファストフードでも、
糖質を抑えた商品やメニューを次々と投入しています。
低糖質商品のコーナーを設けるドラッグストアや
スーパーも見かけるようになりました。
糖質制限食は新たなビジネスチャンスにもなっているのです。



内容紹介
もう毎日のランチ選びで困らない!
コンビニやスーパーで選ぶべき市販食品、外食を実名で紹介!

生活習慣が原因の2型糖尿病の治療はもちろん、ダイエットや美容にも有効な糖質制限。
最近では、内臓脂肪を落とすのにも効果的と注目されています。

糖質制限を始めたときに最初に困るのが、毎日のランチです。
自宅でお昼を食べる人や弁当を作っている人は、糖質の低い食材で手作りできますが、
コンビニエンスストアやファストフードなどでランチを買う人は、糖質の低い商品を探すのはなかなか大変です。

そこで本書では、コンビニエンスストアやドラッグストア、スーパー、ファストフードなどで買える、
ランチにおすすめの商品を「実名」で多数掲載しました。

おすすめの組み合わせや、キーワード、写真からなど、
インデックスも工夫してありますので、さまざまな方法で商品を探すことができます。

野菜や肉類などの基本的な食材についても掲載していますので、
外食時にメニューに糖質量が掲載されていないときでも、おおよその糖質量を調べることができます。

本書はスマートフォンで使いやすいよう、レイアウトを設計してあります。
ぜひ、買い物や外食時に役立ててください。

●目次
はじめに
糖質制限Q&A
ランチインデックス
キーワードインデックス
写真インデックス
Part1 市販食品、外食編
Part2 素材、定番料理編
商品、素材目次
糖質制限を実施の肉マイラー死去。高雄病院式糖質制限食との違い。
【20/01/06 TAK
いつも拝見させていただいています
いつも楽しく拝見させていただいています。
自分も糖質制限を始めて4年目を迎え、脂肪肝が原因の各種数値も適正値になり、
糖質制限を始めた当初は高めだったコレステロール値も正常値に収まり始めています。
ブームと言われた糖質制限も定説となりつつあると思っていますが、
そんな折にこのような記事を見つけました。ご参考までにと思い、記載いたします。

「糖質制限を実施の肉マイラー死去 極度な糖質制限は健康への危険性あるか」
https://news.livedoor.com/article/detail/17619567/

キャッチーなタイトルが目について読んでみたのですが、
記事内容は糖質制限を全否定するようなものではありませんでした。
ただ「過剰な糖質制限の危険性」についての説明がおなざりな気がします。
それこそ、今回の江部先生のブログ内にある<糖質制限食と注意>レベルで
注意喚起されているならば問題ないでしょうが、
斜め読みすると若干の不安も憶える内容な気もします。

今や認知度が高い糖質制限ですが、未だ否定的な意見もよく耳にします。
正しい知識で楽しく美味しく糖質制限が続けられる人が増える事を願ってやみません。
乱文失礼いたしました。】




おはようございます。
ネットのライブドアニュースに、
「糖質制限を実施の肉マイラー死去 極度な糖質制限は健康への危険性あるか」
というタイトルの記事が掲載されました。

TAKさんから情報をコメント頂きました。
この男性のご冥福をお祈り致します。
TAKさんは、糖質制限食で体調良好、良かったです。

「2020年1月5日 6時0分のライブドアニュース」を見てみました。
以下の【】内の記載はライブドアニュースの記事の要約です。


<いきステ、あるダイヤモンドマイラーの突然死>
筆者の友人に、肉マイラーのランカーがいた。
月間ランキングで常連。
マラソンランキングでは上位入賞。
3か月で40万円以上を使って、
100キロ以上のステーキを食べていた。

 同店の名物・ワイルドステーキという450グラムの量があるものを、
一度の食事で三つ食べるなどが普通。
月に36キロを食べたことさえある。
肉が好きというだけでなく、
ランキングそのものが目標だったのかもしれない。

彼は、数か月前に突然死してしまった。
自宅に帰宅した直後、玄関口で倒れて救急車を呼んだが、心停止のまま、死亡。
 正確な死因ははっきりしないが、突然死である。
まだ50代に入ったばかりだった。
 彼が、肉食にこだわる理由は、別にあった。糖質制限ダイエットである。
ぽっちゃり体型であった彼は、それを始めてから、かなりほっそりとなった。
何事にも凝り性なのか、アプリを使って糖質を管理して、

糖質ゼロに限りなく近い食生活を1年以上にわたって続けていた。(*1)

 1日の糖質が5グラムでも彼にとっては多いようであった。結局、朝はプロテインのみ。昼は、『いきなり!ステーキ』で1キロ近くのステーキ(しかもつけあわせなし)を食べ、飲み物は炭酸水、夜も外食時はステーキで、自宅では糖質ゼロのロカボ麺などといった食生活だったのだ。また、栄養を補助するためにサプリメントも複数服用していた。(*2)


 もちろん、彼の死と糖質制限ダイエット、
ひいては『いきなり!ステーキ』中心の食事の因果関係は定かではない。

 銀座TAクリニックの神林由香医師に、糖質制限ダイエットと健康について取材。

「学会でもまだはっきりとした結論は出ていないが、医師は全般的に緩やかな糖質制限に対して肯定的です。・・・
 老化に関しても、酸化に加えて糖化も老化に繋がることが、近年認識されるようになってきています。血糖値の観点からも食生活全体のバランスにおいて、糖質を控えめにし、急激な上昇を抑えるのが良いというのは、医師の中では共通認識になっています」

 ただし、極度な糖質制限は健康への危険性があるという。

「具体的には1日に20g未満の糖質制限を長期間続ける場合などです。
糖分が足りない場合、脂肪やタンパク質から糖を作る仕組みが人の体にはあります。
これを糖新生と言います。
これは過剰であれば肝臓と腎臓に負担がかかります。
さらに、特に基礎疾患がある場合などでは、
極度な糖質制限による低血糖が、突然死の原因になる可能性もあります。
足りない糖分は、糖新生により作られ血糖値は保たれますが、
それが追いつかない場合は低血糖になってしまい、
最悪の場合、心不全につながります」(*3)

 さらに美容の観点からも、
ステーキの食べすぎは脂質や老化物質のとりすぎにつながり、
推奨できないという。(*4)

 現在、店舗の閉鎖が相次ぐ『いきなり!ステーキ』では、マイルを貯めて得た特典の消化のために肉マイラーたちが押し寄せているという。肉汁したたるステーキは、みんなが大好きな人気料理であることは間違いない。何事もバランス。ステーキとうまく付き合って、健康な生活を送っていきたいものである。




A)(*1)
糖質ゼロに限りなく近い食生活を1年以上にわたって続けていた。(*1)
この食事は、「高雄病院式糖質制限食」とは、全く異なる特殊なものです。
高雄病院糖質制限給食給食の平均値は<糖質12%、脂質56%、蛋白質12%>です。
そして、肉類、魚介類、卵、乳製品、大豆製品、野菜、海草、茸など
満遍なく摂取するので、<必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維>全て
食品から摂ることができるのです。

B)(*2)
 1日の糖質が5グラムでも彼にとっては多いようであった。結局、朝はプロテインのみ。昼は、『いきなり!ステーキ』で1キロ近くのステーキ(しかもつけあわせなし)を食べ、飲み物は炭酸水、夜も外食時はステーキで、自宅では糖質ゼロのロカボ麺などといった食生活だったのだ。また、栄養を補助するためにサプリメントも複数服用していた。(*2)
このメニューなら、野菜摂取はゼロレベルです。
さらに、魚もほとんど、食べていないようです。
ヒトは
『必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維』
を食事から摂ることが必要ですが、
食物繊維が不足していたことは、間違いないでしょう。
また基本、
「食物からの栄養素摂取は有効であるが、サプリからの摂取は無効。」
という原則があります。
従って、「ビタミンCや、EPA・DHA、αリノレン酸」
不足していた可能性が高いです。

C)(*3)
 ただし、極度な糖質制限は健康への危険性があるという。
「具体的には1日に20g未満の糖質制限を長期間続ける場合などです。
糖分が足りない場合、脂肪やタンパク質から糖を作る仕組みが人の体にはあります。
これを糖新生と言います。
これは過剰であれば肝臓と腎臓に負担がかかります。
さらに、特に基礎疾患がある場合などでは、
極度な糖質制限による低血糖が、突然死の原因になる可能性もあります。
足りない糖分は、糖新生により作られ血糖値は保たれますが、
それが追いつかない場合は低血糖になってしまい、
最悪の場合、心不全につながります」(*3)

 銀座TAクリニックの神林由香医師、基本的な誤解があります。
糖新生は狩猟採集時代も農耕以降も、勿論現代でも、
空腹時や睡眠時は、全人類において日常的に行われています。
これは、赤血球がブドウ糖しかエネルギー源にできないので、
とても重要なシステムですが、肝臓や腎臓にとって日常的な仕事なので
負担でも何でもありません。
そして、基礎疾患に進行した肝硬変などがあれば、
糖新生が困難となるので糖質制限食は適応となりません。
糖質制限食と注意を参考にして頂けば幸いです。

<糖質制限食と注意>
・診断基準を満たす膵炎は対象とならない。→糖質制限食は高脂質食。
・肝硬変も適応とならない。→糖新生ができない。
・長鎖脂肪酸代謝異常症も適応外。→脂肪の利用が上手くいかない。
・尿素サイクル異常症も適応外。→蛋白質の利用が上手くいかない。
・慢性腎臓病も適応とならない。→糖質制限食が無効と思われる。
・糖尿病の経口薬を内服している人やインスリン注射をうっている人は、
 低血糖発作予防のため糖質制限食開始前に必ず医師と相談すること。

・腎機能eGFR60ml/分までは、日本腎臓病学会CKDガイド2018に従いOK。
・糖尿病腎症は、米国糖尿病学会2013年の声明を考慮し個別対応。
・糖質制限食は相対的に高タンパク・高脂質食。
・糖尿病・肥満・メタボ・生活習慣病などが対象。
・1型、2型を問わず、インスリンの減量が可能。

D)(*4)
さらに美容の観点からも、
ステーキの食べすぎは脂質や老化物質のとりすぎにつながり、
推奨できないという。
(*4)

これも、神林由香医師は誤解しておられます。
糖化(AGEs)や酸化(活性酸素)が老化につながります。
糖質摂取による「食後高血糖」がAGEsを蓄積させ、
糖質摂取による、「食後高血糖」「血糖変動幅増大」「高インスリン血症」が
活性酸素を発生させて、酸化ストレスの元凶となります。
現実に「正しい糖質制限食」で、全身の血流・代謝が良くなります。
美肌になり、髪の毛や睫も元気になり美容の観点からも糖質制限食がお薦めです。


江部康二
内臓脂肪が落ちる食事術。NHKカルチャー青山教室講座。
こんばんは。
2020年1月26日(日)13:30~15:00
NHKカルチャー青山教室
にて
『内蔵脂肪が落ちる食事術』
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1190722.html

と題して、お話します。

2019/6/21(金)の金スマで放映された『最強のやせる食事術』において
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」(ダイヤモンド社、2019)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

book.jpg

をしっかり紹介して頂きました。

出演者の杉田かおるさんが、2週間で4kg減量に成功。
66.1⇒62.1kg
体脂肪率⇒38.3⇒36.5%
内臓脂肪137⇒110㎠。
内蔵脂肪が27㎠  低下⇒2週間で約2割内臓脂肪が減っていました。

出演者のみやぞんの相方の、あらぽん(芸人さん)さんは、
1週間で5kg減量に成功。

1週間で122.2⇒117.3kg
体脂肪率38.8⇒37.1%
内臓脂肪239⇒181㎠。
58㎠ 低下⇒ 1週間で、24%内臓脂肪が減っていました。

内臓脂肪はおもに腸間膜に蓄積される脂肪です。
内臓脂肪がたまるとお腹がポコッと出てきますが、
その腹囲がメタボリックシンドロームの診断基準の一つになっています。

メタボリックシンドロームでは、
脂質異常症・高血圧・糖尿病があって動脈硬化が進行しますので、
そこに血栓のできやすい状態が加われば、心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まります。
内臓脂肪が蓄積すると、このようなこわいリスクが増加するので
間に合う内にキッチリ、何とかせねばなりません。

2020年1月26日(日)の講座では、
『内蔵脂肪が落ちる食事術』の基礎理論(糖質制限食理論)をお話しし、
内臓脂肪CTで実例も紹介します。
わかりやすく楽しいお話を目指しますので、
東京、関東などのブログ読者の皆さん、是非ご参加頂けば幸いです。


江部康二


以下は、NHKカルチャー青山教室のサイトの案内文です。

☆☆☆
NHKカルチャー青山教室
内臓脂肪が落ちる食事術
講師高雄病院理事長 江部康二


“浮き輪”のようなポッコリお腹をシェイプアップするには内臓脂肪が鍵です。
内臓脂肪が増えると、生活習慣病のリスクが高まり、
見た目だけでなく健康面でも良くありません。
2002年から糖質制限を取り入れ、肥満と糖尿病を克服し、
20代の頃とほぼ変わらない体型を維持されている江部康二先生が、
しっかり食べても太らない、内臓脂肪を劇的に減らす方法を、
実践例を交えてお伝えします。
日々の食事で糖質を控えることを意識し、
内臓脂肪を落とし、万病を未然に防ぐ健康的な生活を送りましょう。


講座の詳細
教室名 青山教室
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1190722.html

開催期間 1/26(日) 曜日・日時 1/26(日) 13:30~15:00
回 数 1回 途中受講 できます
受講料(税込み) 教材費(税込み)
 会員 3,784円
 一般(入会不要) 4,466円
日程  2020/01/26(日)

申し込み 電話:03-3475-1151
      ホームページ:https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1190722.html

持ち物
■筆記用具

■会場受付にて下記をご提示下さい。
【窓口支払の方】
お手続き時にお渡しする受講票をお持ちください。【ホームページからお手続きの方】
自動送信される申込み完了メールをご提示下さい。【コンビニ郵便振込の方】
「払込み受領証」が受講票の代わりになります。

備考
■この講座は4階グランルームⅡで行います。
■特別講座のため、1/19(日)以降の解約は致しかねます。ご了承ください。
■講座中の録音・録画・写真撮影はご遠慮ください。
■自由席 ■30分前開場予定
誰一人取り残さない糖質制限へ。たがしゅう先生の提言。
【19/12/31 たがしゅう
誰一人取り残さない糖質制限へ
江部先生

本年も誠にお世話になりました。
今年もブログコメントの形で恐縮ですが、歳末の御挨拶をさせて頂きます。

今年は日本糖質制限医療推進協会の方で、2度も発言の機会を頂き大変有り難かったです。おかげさまで糖質制限に関して思考を深める機会となりつつ、また深めた思考を披露してさらに考え直すという好循環を作るよいきっかけになりました。今後も思考を深めて参りますので、またご縁がございましたらいつでもお声かけ頂ければと存じます。

さて今回の話題ですが、2016年に国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)に絡めてコメントさせて頂ければと思います。

SDGsという言葉は方々で見聞きするようになり、ご承知の方も多いかもしれませんが、

環境問題や貧困問題、医療福祉問題など世界の存続を脅かす国際的な課題の解決に世界の人々ひとり一人が、それぞれの立場でできる貢献を具体的に実践し、

今後も末永く持続可能な世界を実現するために定められた17つの目標と169つのターゲットのことを指す言葉をSDGsと言います。

特にビジネスの世界で注目されている印象が強く、「私の企業はSDGsの17つのゴール中のうちの、2,3,8,9,14を意識して活動しています」などとアピールすることで持続可能な世界を意識した優良活動を行っているイメージを与えることができるメリットがあるそうです。

ただ、この手の目標は一般的にはきれい事と言いますか、絵に描いた餅、机上の空論になりがちな側面がありますが、

今回のSDGsで私が注目している最大のポイントは「誰一人取り残さない」という視点があるという点です。

例えば貧困問題に取り組むといっても、特定の集団にお金をばらまくような手法ではどこまで行っても不公平を生じるので、SDGs的には取り残されている人が生まれてしまうのでアウトということになりますが、

先日不幸にもお亡くなりになった中村哲医師のように、食べ物のない地域へ水を引き食料の育て方を教えるというアプローチは誰一人取り残さないの発想により近い具体的な行動になるのではないかと思います。

こういう事を皆それぞれが考えましょうというのがSDGsが促していることなのではないかと私は思うのです。

ひるがえって糖質制限について考えると、糖質制限のことを伝えることは、17の目標の中の3番目「すべての人に健康と福祉に」という目標に合致する行動なのではないかと思います。

医療を取り巻く状況がどうであろうと、糖質制限食は本人さえその気になって主体的に取り組みさえすればその恩恵を受けることができるという点で「誰一人取り残していない」と言えると思います。

2019年は先生のおっしゃるようにADAが糖質制限食がエビデンスが最も豊富だと示したことが最大のニュースであったように私も思います。その意味で大きな追い風となっています。

ただ一方で私の目で臨床現場を見ていると少数派ではありますが、糖質制限食を実践するも逆に何らかの体調不良を訴える人がいるという事実も目に入ってきます。

勿論、本当に糖質制限食の実践が原因で体調を崩したのか、先生がよく指摘なさるカロリー不足などの別の要因が実はあってそうした不調が引き起こされているのかという点については十分に検証されきれていない部分があるとは思いますが、

「誰一人取り残さない」の視点を大事に想うなら、こうした声に真摯に耳を傾けることはとても大事なことなのではないかと思います。

その意味で今年3月の日本糖質制限医療推進協会の東京講演会で、糖質制限の困難症例について発表者を募集されていたのはとてもよい試みだと感じました。

来年も2月に大阪で、4月には再び東京で同様の機会が設けられるとも伺っております。是非とも糖質制限を誰一人取り残さない解決策へと昇華させていくために、これらの議論を深める機会を今後も積極的に作って頂ければ有り難いです。

私も私でその目標へ近づけるように微力を尽くして参りたいと思いますので、今後ともどうぞ御指導御鞭撻をお願いしたいと存じます。

令和元年を迎え、早くも令和二年へと変わろうとする中で気持ちの中で節目を迎えておられる方も多いのではないかと思いますが、

今後も先生に切り開いて頂いた糖質制限食の世界がますます発展していくことを願って歳末の御挨拶とさせて頂きます。来年も何卒宜しくお願い申し上げます。】



こんばんは。

たがしゅう先生から、毎年お正月恒例の「ロング コメント」を頂きました。
たがしゅう先生、ありがとうございます。

まずは、持続可能な開発目標(SDGs)、通称「グローバル・ゴールズ」
についてですが、詳しくは、(☆1) を参考にして頂ければ幸いです。

『今回のSDGsで私が注目している最大のポイントは「誰一人取り残さない」という視点があるという点です。』

仰る通りと思います。
中村哲医師は、アフガニスタンのクナール川からガンベリー砂漠まで
総延長25kmを超える用水路を完成させて、
約10万人の農民が暮らしていける基盤を作られました。
まさに「誰一人取り残さない」という視点を持っておられたのだと思います。


『糖質制限について考えると、糖質制限のことを伝えることは、17の目標の中の3番目「すべての人に健康と福祉に」という目標に合致する行動なのではないかと思います。』


こちらも、ご指摘通りです。
糖質制限食は本人が選択して主体的に取り組みさえすれば、
糖尿病や肥満や様々な生活習慣病の改善が得られます。
さらに現在は病気が無い人においても、AGEsの蓄積予防という意味で
糖質制限食実践で未病の段階で対応(糖化や老化の予防)ができます。
まさに「誰一人取り残していない」スタンスです。


『ただ一方で私の目で臨床現場を見ていると少数派ではありますが、糖質制限食を実践するも逆に何らかの体調不良を訴える人がいるという事実も目に入ってきます。』


<糖質制限食と注意>
・診断基準を満たす膵炎は対象とならない。→糖質制限食は高脂質食。
・肝硬変も適応とならない。→糖新生ができない。
・長鎖脂肪酸代謝異常症も適応外。→脂肪の利用が上手くいかない。
・尿素サイクル異常症も適応外。→蛋白質の利用が上手くいかない。
・慢性腎臓病も適応とならない。→糖質制限食が無効と思われる。
・糖尿病の経口薬を内服している人やインスリン注射をうっている人は、
 低血糖発作予防のため糖質制限食開始前に必ず医師と相談すること。

・腎機能eGFR60ml/分までは、日本腎臓病学会CKDガイド2018に従いOK。
・糖尿病腎症は、米国糖尿病学会2013年の声明を考慮し個別対応。
・糖質制限食は相対的に高タンパク・高脂質食。
・糖尿病・肥満・メタボ・生活習慣病などが対象。
・1型、2型を問わず、インスリンの減量が可能。

まず、上記の糖質制限食の基本的な注意があります。
また、カロリー不足などの要因がないのに、糖質制限食実践で
体調不良を訴える方も少数例おられます。
糖質制限食は「誰一人取り残していない」という基本スタンスではありますが、
明らかな禁忌や注意事項も存在します。
つまり、万能ではないのは当然として、
単純に「合う、合わない」もあると思います。
その場合は、アドラー的な視点で、自分の頭で考えて、
糖質制限食を選択するか否かを決定して頂くこととなります。

高雄病院では、医師・看護師・栄養士などが連携して糖質制限食を指導し、
患者さんをサポートしています。
サポートチームがあると、1人で実践する場合に比べて
効果も良く不調も少ないように思います。


(☆1)
国連開発計画(UNDP)
駐日代表事務所
https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html

持続可能な開発目標(SDGS)とは
持続可能な開発目標(SDGs)、通称「グローバル・ゴールズ」は、貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけています。

これら17の目標は、ミレニアム開発目標(MDGs)の成功を土台としつつ、気候変動や経済的不平等、イノベーション、持続可能な消費、平和と正義などの新たな分野を優先課題として盛り込んでいます。ある目標を達成するためには、むしろ別の目標と広く関連づけられる問題にも取り組まねばならないことが多いという点で、目標はすべて相互接続的といえます。

SDGsは、パートナーシップと実用主義の精神に基づき、いま正しい選択をすることで、将来の世代の暮らしを持続可能な形で改善することを目指します。すべての国がそれぞれの優先課題や、全世界的な環境課題に応じて採用できる明確なガイドラインやターゲットも設けられています。SDGsは包摂的なアジェンダとして、貧困の根本的な原因に取り組むとともに、人間と地球の両方にとってプラスとなる変化の実現に向け、私たちを団結させるものとなっています。アヒム・シュタイナーUNDP総裁は「2030アジェンダの支援は、UNDPにとって最優先課題のひとつです。SDGsは貧困、気候変動、紛争など、私たちの世界が抱える喫緊の課題のいくつかに取り組むための共通の計画とアジェンダを私たちに提供しています。UNDPには、前進の原動力として、各国が持続可能な開発に向けた道を歩むための支援ができる経験とノウハウがあります」と呼びかけます。




江部康二

人工透析、糖質制限導入前と後との差は?
【20/01/04 みゅう
タイトルなし
江部康二先生の患者さんで合併症起きたり、
人工透析になる患者さんはいらっしゃいますか?
いた場合毎年何人くらいですか?】


こんにちは。
みゅう さんから、人工透析など糖尿病合併症について、コメント・質問を頂きました。

みゅうさん、
興味深い質問をありがとうございます。
糖尿病三大合併症のうち、神経障害と網膜症は初診時すでに発症している患者さんも
おられますが、糖質制限食開始後、症状が改善した人もおられます。
糖尿病腎症からの人工透析が一番わかりやすいので早速調べてみました。

毎年糖尿病腎症から16000人以上が人工透析になっていて、
疾患別では第一位です。
厚生労働省の2016年のデータで1000万人が糖尿病です。
2016年のデータで単純計算すると、
毎年新たに糖尿人の0.16%が透析に、つまり糖尿人625人に1人が透析になっています。

今回のブログのデータは、
高雄病院及び江部診療所で私が定期的に診察している患者さんが対象です。

1999年、江部洋一郎高雄病院院長(当時)が糖質制限食導入
2001年、江部康二が糖質制限食導入
2002年、江部康二自身が糖尿病で糖質制限食開始

1978年から高雄病院勤務
1989年に江部診療所を開設


糖質制限食導入前
1978~2001:23年間で3名、糖尿病腎症から透析  

糖質制限食導入後
2001~2020:19年間で1名、糖尿病腎症から透析 

透析になった患者さんは、つらい体験なので4名ともよく覚えています。
糖質制限食導入前23年間は、
日本糖尿病学会推奨の
<糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)+薬物療法>
で、一般の医療機関と一緒の治療法でした。

糖質制限食導入後は、薬物療法はかなり減薬できますし、
投薬なしになる患者さんも多いです。
また、糖質制限食導入前に比し、糖質制限食導入後は、
診察している糖尿病患者さんの数は、3倍以上
に増えていますが、
透析になった人は減っています。

糖質制限食導入後の患者さんで、透析になった方は、
糖尿病歴が長く20年以上であり、他医で既にインスリン治療も受けておられ、
高雄病院初診時、血清クレアチニン値が、2.1mg/dl(eGFR:24.95)
糖尿病腎症第4期の段階でした。

勿論、上述以外に、遠方の患者さんで、
通院中断の場合も、かなりの人数ありますので、
詳しいことはわかりませんが、
糖質制限導入前と後で、透析率に差がある可能性は高いです。


江部康二
スーパー糖質制限食と運動量と体重維持。
【20/01/02 じょん
糖質摂取量と体重増減
江部先生、あけましておめでとうございます。

スーパー糖質制限でも体重が増加するとのことですが、やはり体重増減には糖質量が関係していると思うのですが、どうなのでしょうか?糖質により、インスリンが分泌し、その結果として脂肪蓄積となるのではと思います。糖質制限食でなければ、体重増加はもっと大きいのではないかと思います。まだ体重増加といっても、水分出納の影響もあるように思います。】


じょん さん

仰る通りと思います。

<糖質摂取⇒血糖値上昇⇒インスリン大量分泌⇒筋肉細胞が血糖を取り込む⇒余った血糖は全て中性脂肪として蓄えられる。>

脂質は血糖値を上昇させず、インスリン分泌もゼロです。
タンパク質は少量のインスリンを分泌させますが、グルカゴンも分泌させるので、
血糖値の上昇はほぼないです。
1型糖尿病で、インスリン分泌が無い場合は、
タンパク質がグルカゴンを分泌させるので、
糖新生により間接的に血糖値が上昇しますが、これは特殊例です。

従って、肥満の元凶は糖質であり、脂質や蛋白質ではありません。
今回の私のケースですが、18年にわたり、
一貫して<スーパー糖質制限食>
実践していますので、水分の移動はあまり関係ないと思われます。

インスリンの作用の一つに「体内に塩分と水分を蓄える」 というのがあります。

スーパー糖質制限食を開始して、ものの2日間くらいで、
2kgくらい体重が落ちることがありますが、これは明らかに水分の移動です。
インスリンの分泌が必要最低限となったため、
水分と塩分が体外に排泄されたためということです。

今回の私のケースで、体重維持のためには
<スーパー糖質制限食+いつも通りの運動量>
という公式が成り立つのかなと思いました。

いつもと同じくらいの運動量というのは、
私の場合は一日に7000~8000歩で、その内60~70%くらいは速歩ということです。

なお私の食事は、
朝はコーヒーだけ、昼食と夕食はスーパー糖質制限食ですので
基本、半日断食です。
たまに、一日1食で夕食だけのこともありますが、
この場合は24時間断食ですね。


<スーパー糖質制限食と体重減少>
スーパー糖質制限食なら、 運動量不変で、体脂肪が減ります。

例えば、血中総ケトン体の基準値は、26~122μM/Lですが、
スーパー糖質制限食実践中は、 400~1000~2000μM/Lくらいに上昇します。

肝臓で脂肪酸の分解物のアセチルCoAからケトン体を作ります。
ケトン体の上昇は、まさに脂肪が燃えている証拠ですね。


さて、次いで、糖質制限食で何故、脂肪が燃えて減量できるのかを考えて見ます。
まず、インスリンについて考えて見ます。

<肥満ホルモンインスリン>
◇インスリンは脂肪細胞内の中性脂肪分解を抑制します。
◇インスリンは血中の中性脂肪を分解し脂肪細胞内に蓄えます。
◇インスリンは筋肉細胞に血糖を取り込ませますが、余剰の血糖は脂肪細胞に取り込ませて中性脂肪として蓄えます。
◇肥満のメカニズムはインスリンによる脂肪蓄積と考えられます。
◇インスリンを大量に分泌させるのは、糖質のみです。
◇インスリンは、別名肥満ホルモンと呼ばれています。


<スーパー糖質制限食の4つの利点>

◆<糖質制限食による体重減少効果>
①インスリン(肥満ホルモン)追加分泌が少量ですむ。
②食事中も含めて常に体脂肪が燃えている。
③食事中も含めて常に肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食により、食事誘発熱産生(DIT)が亢進する。

高蛋白食は、摂食時の食事誘発熱産生(DIT)が通常食に比べて増加します。

DITによる消費エネルギーは、実質吸収エネルギーの、糖質では6%、脂質では4%、タンパク質で30%です。

食事誘発熱産生(DIT)を、もっと簡単に説明すると、食事において
100キロカロリーの糖質だけを摂取した時は、6キロカロリーが、
100キロカロリーの脂質だけを摂取した時は、4キロカロリーが、
100キロカロリーのタンパク質だけを摂取した時は、30キロカロリーが
熱に変わり、消費エネルギーとしてカウントされるということです。


◆<糖質を摂取した場合>
A)血糖値が上昇してインスリン(肥満ホルモン)がたっぷり分泌される。
B)体脂肪は燃えなくなり、血糖値が中性脂肪に変わり蓄積される。
C)肝臓の糖新生はストップする。
D)高タンパク食よる亢進した食事誘発熱産生(DIT)はなくなる。


①②③④とA)B)C)D)両者を比べてみれば、高糖質食より糖質制限食の方が、
体重減少効果が高いことが一目でわかると思います。

たとえ低脂質食でカロリー制限していても、
糖質を摂れば体重減少への利点がすべて消えてしまうわけです。

これは食べ物に含まれるカロリーとは無関係の生理学的な特質であり、
あくまで糖質を摂るかどうかがカギとなります。


<摂取エネルギーと消費エネルギー、基礎代謝量、身体活動量、食事誘発熱産生>

1)摂取エネルギー > 消費エネルギー   → 体重増加
  摂取エネルギー = 消費エネルギー   → 体重不変
  摂取エネルギー < 消費エネルギー   → 体重減少

2)通常のカロリー制限食(高糖質食)なら
  「消費エネルギー=基礎代謝量+身体活動量(運動や家事)+食事誘発熱産生(DIT)」

3)糖質制限食なら、高糖質食の時には無い
 「肝臓の糖新生でエネルギーを消費」→基礎代謝の増加
 「高蛋白食摂取」→食事誘発熱産生(DIT)の増加 」
 が認められる。

1)は生理学的事実です。
2)3)を比較すると糖質制限食の方が高糖質食に比し、
体重が減少しやすいことは明白です。


なお、スーパー糖質制限食実践においては、
カロリー制限は必要ありません。
脂質と蛋白質はしっかり摂取して、
厚生労働省の言う<推定エネルギー必要量>を確保しましょう。
特殊例を除いて、カロリー制限食は、百害あって一利なしです。




江部康二
57.5kg ⇒ 56.6kg と元に戻りました。
おはようございます。

作戦は成功でした。
とりあえず、今朝の起床時の体重は
57.5kg ⇒ 56.6kg と元に戻りました。 (^_^)  

江部康二
スーパー糖質制限食でも、運動不足だと体重が増えた!
こんばんは。

2020年1月2日 、朝起床してシャワーを浴びるとき
体重を測定したら、何と57.5kgありました。( ̄_ ̄|||)
身長は167cmです。
2019年度は、57kgを超えたことは一度もなかったので少々ビックリです。
2019/12/28(土)は、56.1kgでした。

年末年始の前の、高雄病院や江部診療所で仕事をしているときは、
一年中、一日に平均7000~8000歩は歩いていて、
そのうち60~70%は速歩でした。

2019/12/29(日)はテニスにいったので
13513歩/日と多く、その内、6953歩が速歩でした。
速歩率は51%でしたが、おじさんのダブルスのテニスって、
実はじっとしているか、普通に歩いているほうが多いのですね。(*- -)(*_ _)
普段の日よりも、テニスの日の方が速歩率はかなり低いですし、
ジョグはわずかに27歩でしたので、ほとんど走ってません。(-_-;)      

その後、
2019/12/30(月)、1295歩
2019/12/31(火)、3357歩
2020/1/1(水)、1406歩

は、
家にいて、パソコンしたり、講演のPPTスライド作ったり、
本読んだり、漫画読んだりで、ほとんど歩きませんでした。
食事は普段通りの「スーパー糖質制限食」をいつもの量摂取して
お酒は普段通りの量をいつものように呑みました。
お正月は、かの<森伊蔵>を嗜みましたよ。(^^)   

結局、1例報告ですが、
「スーパー糖質制限食」でも、3日間、1日平均約2000歩くらいで
普段の歩数の1/4の運動量だと、
体重が増えてしまうことが判明しました。

結経、スーパー糖質制限食実践においても、
普段と同じ運動量の確保が、肝要ということですね。

1/2(木)は、起床時空腹字血糖値:107mg/dl
血圧は122/78、脈拍は76/分でした。
朝食に「コーヒーと生クリーム10ml」、
午前11時頃に「味噌汁」を一杯飲んで、
正午頃にテニスに出かけました。
テニスを5セットして、
17時前に帰宅して、シャワーを浴びました。
⇒この時点で14306歩、速歩が8108歩、ジョグが192歩でした。
 速歩率は56.7%で、ジョグも前回のテニスより7倍あったので
 それなりに本日のテニスはよく動いていたようです。
このように一食抜いて、
結構、運動もしたつもりでしたが、体重はわずか300g減の57.2kgでした。

本日は、夕食だけの1日1食として、1/3(金)には、57.0kg未満を目指します。


江部康二


新年明けましておめでとうございます。(^-^)v(^-^)v。
新年明けましておめでとうございます。(^-^)v(^-^)v
本年もどうぞよろしく御願い申し上げます。m(_ _)mV

私は、20年以上前から年賀状を出さなくなって、久しいです。
正確にいつ頃からかは、忘れましたが、
誠に不義理で申し訳ないことです。

本ブログでのご挨拶にて失礼させて頂きます。
 
2020年1月1日
江部康二


2019年は、何と言っても、
米国糖尿病学会がコンセンサス・レポートにおいて
「糖質制限食が最もエビデンスが豊富」と明言
したことが
一番のニュースでした。
糖質制限食を長年推進してきた私としては、
最高に嬉しいニュースでした。

2019年も恒例となった糖質制限食10大ニュースを、
本ブログ記事のなかから、選んでみました。

それでは、良いお年をお迎えください。  m(_ _)m



ADA「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」 コンセンサス・レポート発表。
2019年04月28日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4884.html


今回、ADAの、2019年4月発表の
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサス・レポートで、
糖質制限食(Low-carbohydrate eating patterns)が、
ボリュームとして一番大きく取り上げられていて、
エビデンスも最も豊富であると明言してあります。

2013年10月の「食事療法に関する声明」において、
糖質制限食が初めて容認されましたが、
この6年間で、大きく前進した感があります。



マレーシアのマハティール首相は現役で糖質セイゲニスト。
2019年10月23日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5045.html


駐在君から素敵な情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
駐在君は、現在は引退され、シンガポールをベースに悠々自適の生活を送っておられます。
その近隣のマレーシアのマハティール首相は、94歳で現役であり、
とてもお元気で、大変若く見えます。

マハティール首相、なんと糖質セイゲンストであり、ドクターでもあり、
確かに故日野原重明先生と共通項が多いですね。



糖尿病治療の目標と治療の優先順位。2019年5月。
2019年05月13日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4894.html


糖尿病治療の目標は、
『健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持、
健康な人と変わらない寿命の確保。
 血糖、体重、血圧、血清脂質の良好なコントロール状態の維持。
糖尿病細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)および
動脈硬化性疾患(冠動脈疾患、脳血管障害、末梢動脈疾患)の発症、進展の阻止。』
日本糖尿病学会 糖尿病治療ガイド2018-2019 (文光堂)
ということとなります。

端的に言えば、糖尿病合併症から毎年新たに、16000人以上の人工透析、
3000人以上の失明、3000人以上の足切断に至るという厳しい現実は、
現行の糖尿病治療(カロリー制限高糖質食+薬物療法)が、
失敗している動かぬ証拠
と言えます。
糖質制限食実践なら、糖尿病合併症を予防できる可能性が高いのです。



第92回日本内分泌学会学術総会のご報告。糖質制限食講演。
2019年05月09日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4891.html


日本内分泌学会学術総会というメジャーな舞台で
「糖質制限食」を取り上げて頂ける時代になったのだなという感慨があります。

その意味で、座長をつとめて頂いた小野美明先生、佐藤文俊先生には
おおいに感謝したいと思います。m(_ _)mVV
また、合計90分間も時間を頂き、じっくり意見を述べ討論できたのも
素晴らしいことでした。立ち見がでる盛況でした。



3年ぶりに「糖尿病診療ガイドライン 2019」刊行。
2019年12月18日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5100.html


2019年10月17日
日本糖尿病学会が、3年ぶりに「糖尿病診療ガイドライン 2019」を刊行しました。
総エネルギー摂取量を設定する際の体重について、
前回までのガイドラインでは、
body mass index (BMI, kg/m2)が22となる標準体重を用いていました。
JDS2019では標準体重という言葉が目標体重と言い換えられ、
65歳未満ではこれまで通りBMI22、65歳以上ではBMI22~25と幅を持たせています。
これは、良いことと私も思います。

しかしながら、相変わらず糖質制限食への言及はありません。
①血糖に直接影響を与えるのは糖質だけで、蛋白質・脂質は与えない。
②食後高血糖と平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の元凶である。
③糖質を50~60%摂取する日本の糖尿病食では、食後高血糖と平均血糖変動幅を予防することは、理論的に困難である。
ガイドラインには、①②③という極めて重要な生理学的事実やエビデンスの解説が
欠落しているのは残念です。




金スマ、最強のやせる食事術。本は全アマゾンで第一位。
2019年06月22日 (土) 内臓脂肪がストン!と落ちる食事術
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4934.html

金スマ、『最強のやせる食事術』のみの放送で、
それ以外のコンテンツはなしであり、
私としては、満足度100%で、嬉しい限りでした。 (^^)
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」の映像が頻繁にでていました。
おかげさまで、
6/21(金)の時点で、全アマゾンで、何と堂々の第一位にランクされました。
6/22(土)、21時の時点でも、一位をキープですから素晴らしいです。ヾ(゜▽゜)
中居正広さんと何度も京都に足を運んで頂いたディレクターさんに感謝です。



大坂なおみ選手、全豪オープン優勝、おめでとうございます。
2019年01月28日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4806.html

大坂なおみ選手、2019年1月26日土()全豪オープン優勝、おめでとうございます。
2018年9月9日(日)全米オープン初優勝に続き、
女子ツアーでは14大会ぶりの四大大会2連勝を果たしました。
グランドスラム初優勝からの2連勝は史上6人目です。
大坂選手の体型からみて、基本は「糖質制限食」を続けていると思われます。
糖質制限食と普通食を比べた場合、
最高強度の運動以外は
全て糖質制限食の方がパフォーマンスが良くて、
筋肉のダメージも少ないという研究報告があります。
大坂なおみ選手、糖質制限食で、またNo.1に復帰して欲しいですね。



スーパー糖質制限食でアルツハイマー病から生還。ケトン体の威力。
2019年11月25日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5077.html

らこ さんから、アルツハイマー型認知症が、
スーパー糖質制限食実践1週間しないで完治して、
その後10年以上再発なしという素晴らしい体験をコメント頂きました。
らこさん、ありがとうございます。
スーパー糖質制限食とケトン体の威力、すごいですね。
アルツハイマー型認知症が治ったくらいですから、
当然、スーパー糖質制限食なら、認知症予防が可能と思われます。


国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター によれば、
ケトン食により認知機能改善効果があるとのことです。
https://www.ncnp.go.jp/up/1473903063.pdf



産後うつの原因は糖質過多・鉄不足。宗田哲男先生。
2019年04月24日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4880.html


産婦人科医の宗田哲男先生から、
糖質制限食推進派にとって、
とても力強いコメントを頂きました。
ありがとうございます。
『産後うつの原因は糖質過多・鉄不足』
という明快なご指摘です。
女性には月経など貧血になりやすい条件がありますし、
若い女性に多くみられるダイエットや偏食なども貧血を助長しています。
貧血まで至らない鉄欠乏状態(隠れ貧血)まで含めると、
月経のある女性の約半数は何らかの鉄欠乏状態にあるともされています。
つまり、妊娠可能な年齢の女性は、しっかり、肉や魚介類を摂取して
貧血や鉄欠乏状態を改善しておくことが、望ましいと言えます。
それには、スーパー糖質制限食が一番適しています。
スーパー糖質制限食なら、適正体重をキープできて、
ヘム鉄が豊富なので、貧血にもなりにくいです。

血流・代謝が良くなるので、妊娠もしやすくなります。
そして、赤ちゃんを授かった時も、糖質制限食なら体重コントロールも容易ですし、
妊娠糖尿病も予防することができるし、母子ともに健康で安全となることが多いです。



ビタミンCと酸化ストレスと糖質セイゲニスとマサイ族。
2019年09月27日 (金)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5023.html


マサイ族やイヌイットの研究から、
糖質制限食実践者においては、
ビタミンC必要量がかなり少なくて済む可能性が見えてきた、と私は考えています。
我が畏友、糖質セイゲニストの夏井睦先生も
ビタミンCの摂取はほとんどないそうですが、お元気です。
しかしながら、夏井先生は別格として、
我々はマサイ族ではありませんので、現時点では糖質制限食を実践しつつ、
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤーなどから
しっかりビタミンCを摂取することを推奨します。



糖質制限食に肯定的な信頼度の高いエビデンスあり、
否定派論文にはなし。
2019年11月10日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5062.html


相変わらず、一部マスコミで糖質制限食批判が散見されます。
そこで決着をつけるべく
糖質制限食に肯定的なエビデンスとなる信頼度の高い論文を取り上げてみました。
エビデンスレベルのもっとも高い
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」
の論文で、糖質制限食の有効性を示すものを列挙してみました。
集めてみると、多数ありました。

一方、糖質制限食に否定的な、
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」の論文は皆無です。
この時点で、「糖質制限食是非論争」に
エビデンスレベルで、明白な決着がついたと言えます。



WHOが初の「認知症予防ガイドライン」を発表。
2019年06月25日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4937.html


「認知症と認知機能低下のリスクを減らすためのWHOガイドライン」
が発表されました。
新しいガイドラインによると、
『運動の習慣化、禁煙、アルコール摂取の抑制、健康的な食事、
血圧・コレステロール・血糖値のコントロールにより、
認知症の発症リスクを減らすことができる。
身体にとって良いことは脳にとっても良いことが示されている』
とのことです。
残念ながら、「過剰なインスリンがアルツハイマー病の元凶の一つである。」という
大変重要な事実が指摘されていません。
糖質制限食なら、過剰なインスリン分泌がないので、認知症予防に有効です



ロカボフェス in 宝塚 のご報告です。
2019年10月15日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5039.html


ロカボフェス in 宝塚
2019/10/12(土)の台風の影響があり、
遠方の人のキャンセルがありましたが、
10/13(日)当日は250人の参加者があり、満員御礼でした。
中川智子宝塚市長のご挨拶など
私の講演
宗田先生のご講演
講演のあとはライブ
 元宝塚劇団悠木京さんの歌
 ジャズピアニストの藤森さんの伴奏と、
 マリー秋澤さんの父上、秋澤一先生のクラリネット演奏をバックに
 私が「Let it be」と「Imajine」を歌いました。
 


『糖質制限食十箇条』2019年版
2019年01月30日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4808.html


最新バージョンの『糖質制限食十箇条』です。結構、毎年進化しています。
糖尿病の人や肥満・メタボリックシンドロームや生活習慣病の人の治療・予防には
スーパー糖質制限食がベストの食事療法です。
そして 『糖質制限食』実践により、
糖尿病の人では「食後高血糖(グルコーススパイク)」「血糖変動幅増大」が予防でき、
血糖コントロール良好となります。
耐糖能正常型の人においても、「グルコースミニスパイク」が予防できるので、
生活習慣病の予防・治療が期待できます。
生活習慣病の根本要因は、
頻回過剰のグルコースミニスパイクとそれに伴う頻回過剰のインスリン追加分泌です。



<学会>
第92回日本内分泌学会学術総会のご報告。糖質制限食講演。
2019年05月09日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4891.html

日本糖尿病学会年次学術集会 【食事療法関係】報告。しらねのぞるばさん。
2019年05月26日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4905.html

2019年、第22回 日本病態栄養学会年次学術集会の感想
2019年01月15日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4794.html


<本>
糖質制限の大百科(洋泉社) 【監修】江部康二 刊行。
2019年06月27日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4939.html

金スマ、最強のやせる食事術。本は全アマゾンで第一位。
2019年06月22日 (土)
内臓脂肪がストン!と落ちる食事術
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4934.html

電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』発売開始。
2019年09月01日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4996.html

血糖値を上げない 肉食で糖質オフ大成功! 本日、発売。
2019年09月25日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5021.html


<テレビ>
金スマ、最強のやせる食事術。本は全アマゾンで第一位。
2019年06月22日 (土) 内臓脂肪がストン!と落ちる食事術
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4934.html

ビーバップ!ハイヒール、今夜11月14日(木)放映。江部康二出演です。
2019年11月14日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5066.html


<日本糖質制限医療推進協会主催講演会・セミナー>

2019年3月31(日)『医療従事者対象糖質制限食セミナーin 東京』
2019年9月22日(日)一般向け講演会(大阪)
2019年9月29日(日)一般向け講演会(東京)


<本年のブログ記事の中で、十傑には入らなかったけれど、
興味深いもの>



糖質制限ミックス粉。京都江部粉。満を持して発売開始。
2019年08月23日 (金)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4989.html


暁現象の解消策。 GLP1アナログ注射1回/週、皮下がお奨め。
2019年09月30日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-date-201909.html


1型糖尿病患者における糖質制限について。
2019年12月01日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5083.html


糖質制限食と塩分摂取。
2019年01月27日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4672.html


海外旅行と糖質制限食
2019年02月21日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1768.html


筋トレと糖質制限食。糖質制限でも筋肉増強OK。
2019年03月10日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4842.html


80歳以上の降圧。140/90未満で死亡リスク上昇。
2019年03月26日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4857.html


お酒は血糖値を上げるのか、それとも下げるのか。
2019年09月08日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5004.html


『インターバル速歩』と体力、『一日に8000歩』との比較で優位。
2019年09月10日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5007.html


『サプリメントに死亡リスク低減効果なし?』毎日新聞医療プレミア
2019年10月11日 (金)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5036.html


江部康二の2019年10月の検査データの報告と解説。
2019年10月29日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5051.html


動物と糖尿病。犬、猫、鯉、ピューマなど肉食獣と糖尿病。
2019年12月30日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5111.html


糖質制限食とAGEs 2019年3月。
2019年03月11日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4843.html