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暁現象の解消策。 GLP1アナログ注射1回/週、皮下がお奨め。
【19/09/28 ライフワーク光野
暁現象 解消策
江部先生、小生の糖質制限も10年目に入りました。
お陰様で75歳ながら、現役でバリバリ会社努めをしています。
「なんでそんなに元気なの?」とよく驚かれます。

 久しぶりに質問をさせてください。
「暁現象の解消策」ベストは何でしょうか。
1. 現在の糖質制限、目標は「スーパー」、現実は時々「なんちゃって」です。
2. やむを得ずボグリボースを使用することもあります。
3. 週に3日、スクワットを取り入れています。(ピンク筋肉増強目的)
4. HbA1c 6.3(H30年12月) 6.2(R1年7月)
5. GA 16.2 15.2
6. 血糖値(起床後、空腹、3時間後)
        154 144

 会社の同僚はフォーシーガを服用して、糖質たっぷりの食生活ながら、
HbA1cは常時6.0を下回っています。

 今後とも現状で良いのか、「暁現象の解消策」として、
ブログでも話題となっているSGLT2やDPP4阻害剤を検討した方が良いのか、
ご教授頂けないでしょうか。】



おはようございます。
ライフワーク光野さんから、
暁現象の解消策について、コメント・質問を頂きました。

『小生の糖質制限も10年目に入りました。
お陰様で75歳ながら、現役でバリバリ会社努めをしています。
「なんでそんなに元気なの?」とよく驚かれます。』


素晴らしいですね。
糖質制限食により、
<糖化の延長上にある老化>がかなり予防できているためと思います。

私も69歳で来年1月には70歳となりますが、
歯は全て残っており虫歯なし、耳は聴力低下なし、眼は裸眼で広辞苑が読め、
身長は縮んでおらず、夜間尿なし、内服薬なし、糖尿病合併症なしです。
ジムなどでのトレーニングはなしですが、階段も4階までは駆け上がります。
52歳で糖尿病が発覚したときから、スーパー糖質制限食を続けているので
ライフワーク光野さんと同様に、
<糖化の延長上にある老化>がかなり予防できているためと思います。

老化とは血管の動脈硬化が、おおいに関わっていると思います。
血管の動脈硬化や糖尿病合併症の元凶が、終末糖化産物(AGEs)です。
スーパー糖質制限食で、AGEsの蓄積がかなり予防できると思われます。


さて、ご質問の暁現象の解消策について検討してみます。

4. HbA1c 6.3(H30年12月) 6.2(R1年7月)
5. GA 16.2 15.2
6. 血糖値(起床後空腹時、3時間後) 154mg/dl  144mg/dl


確かに早朝空腹時血糖値が、154mg/dlと高値です。
糖尿病学会の推奨は、130mg/dl未満です。
HbA1c:6.2%、GA:15.2%
とコントロール良好なので、食後高血糖がほとんどなくて
かなりスーパー糖質制限食が実践できていると思います。

ライフワーク光野さんのように「スーパー糖質制限食」が実践できていても、
糖尿病歴が長くなってくると、「暁現象」が出現するケースが多いです。
糖尿人において、眠前11~12時頃の血糖値が100mg/dlくらいでも
朝起きて測定すると、夜中に何にも食べていないのに、
120~130mg/dlになることがあり、これを暁現象と呼びます。
暁現象には、グルカゴン、成長ホルモン、副腎皮質ホルモンなどが、
関与していますが、なかでもグルカゴンの関与が一番大きいと思います。


SGLT2阻害薬は、空腹時も食後も血糖値を、20~30mgくらい底下げしてくれるので
早朝空腹時血糖値154mgが124mgくらいに下がる可能性が高いです。
DPP4阻害剤も10mgくらい早朝空腹時血糖値を下げてくれると思います。

グルカゴンの活動し過ぎを、抑えるという意味では
GLP-1アナログの皮下注射を週一回するという選択肢もあります。
GLP-1アナログの皮下注射(ビクトーザ、トルリシティなど)には、
心臓や腎臓などの臓器保護作用があるのも利点です。
一番のお奨めです。

運動として、<週に3日、スクワット>も良いですが、
<インターバル速歩>もお奨めです。
2019年02月20日 (水)の本ブログ記事

インターバル速歩と体力。8000歩/日との比較。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4826.html

をご参照いただけば幸いです。


【会社の同僚はフォーシーガを服用して、糖質たっぷりの食生活ながら、
HbA1cは常時6.0を下回っています。】

この方は、残念ながら「質の悪いHbA1c」 と思われます。
すなわち、食後高血糖と空腹時低血糖の平均値が6.1%ですが、
食後250mg/dlと夜中空腹時50~60mg/dlとかの平均値の可能性が高いです。
<食後高血糖><平均血糖変動幅増大>という酸化ストレスが防げていないので
将来合併症を発症する可能性があります。

ライフワーク光野さんのHbA1c6.2%は
スーパー糖質制限食を実践しておられますので
<食後高血糖><平均血糖変動幅増大>という酸化ストレスリスクのない
「質の良いHbA1c」 なので、合併症の心配は少ないと思います。
あとは、「暁現象」の克服だけですね。


江部康二
ビタミンCと酸化ストレスと糖質セイゲニスとマサイ族。
【19/09/26東京の江部ファン
夏井先生の書き込みいつも拝読させていただいております。
かつて、夏井先生のブログに、以下の記述がありました。
http://www.wound-treatment.jp/title_new_2019-08.htm
(ここから引用)
私はここ数年,野菜は意識して食べていませんが,それでも体調は大丈夫みたいです。
ビタミンC摂取量はほぼゼロと思われますが,未だに壊血病は発症していません。
 先史時代には野菜は単なる雑草で,そのままでは食べられない代物でした。
ヒトがそういう「煮ても焼いても食えない」雑草を品種改良して,今日の「野菜」にしたのです。
つまり,ヒトが野菜を食べるようになったのは過去数千年です。
 それ以前のヒト属は野菜は食べずに暮らしていて,しかも絶滅していなかったのですから,
ヒトの健康に野菜は必要ないのかも。
(引用終わり)
これを読む限り、夏井先生は、ビタミンCと野菜摂取に否定的に思われます。
江部先生のお考えをお聞かせいただけると助かります。】



こんにちは。

東京の江部ファンさんから、
「夏井先生はビタミンCを摂取していないが体調は大丈夫。」
というコメントを頂きました。
興味深い情報をありがとうございます。

実は、マサイ族もビタミンC摂取量は極めて少なく、
血中濃度は壊血病レベルですが、健康です。
マサイ族も夏井先生と同様に糖質制限食です。
ビタミンCは、抗酸化作用などがあります。
糖質セイゲニストの場合は、酸化ストレスが少ないので、
マサイ族と同様に、ビタミンCの必要量はかなり少なくてすむ可能性があります。
従って、夏井流でOKの人もおられると思います。
マサイ族も野菜は全く食べません。
一方で、一般的な糖質セイゲニストは
まあ、安全率をかけて、野菜から「ビタミンC+食物繊維」を摂取するのがよいと思います。

なお尿酸にも抗酸化作用があります。
私の血清尿酸値は3.5mg/dlとか3.6mg/dl(基準値3.4~7.0)
と低めです。
勿論、体質も関与しますが、
スーパー糖質制限歴17年間の私は酸化ストレスが少ないので
尿酸も少なめなのかなと思っています。


<マサイ族と牛乳とヨーグルトとビタミンC>

 東アフリカ、ケニアからタンザニアにかけて住むマサイ族は、
主たる食事として牛乳、ヨーグルト、牛の生き血を取る伝統的食生活を送ってきました。
これらの食事では、ビタミンC摂取が非常に少なくなりますが、彼らの健康度は良好でした。  
 サバンナの民、マサイ族の独特な食生活から「ヒトにとって必要な栄養素」について考えてみます。
マサイ族の主食は現在でも牛乳とヨーグルトです。牛乳、ヨーグルト合わせて1日に2〜3Lも摂取します。
毎日、牛の放牧をしながら何kmも歩き、その間、牛乳を入れた「キブユ」というひょうたんを腰にぶら下げ続けているので、
数日間で牛乳は自然発酵し、ヨーグルトになります。
長時間歩いていますから、主に摂取するのは新鮮な牛乳より、
搾乳してから2〜3日が経過したものや、さらに時間がたってヨーグルトになったものの方が主となります。
 この主食だけで不足する鉄分は、牛の生き血を週に数回、牛乳に混ぜて飲むことで補います。

<野菜や果物を食べないマサイ族のビタミンC摂取量は>
 彼らの伝統的食生活では、野菜や果物は一切食べないそうです。となるとビタミンCをいかに摂取しているのかが不思議です。
ヒトはビタミンCを体内で合成できず、必ず食物から摂取せねばなりません。
マサイ族にとって牛は財産であり、殺して牛肉を食べることはありません。
ヤギやヒツジも飼っていて、こちらはお祝いごとや家族に病人が出て栄養をつけたい時には食べるといいます。
この時、ヤギやヒツジの生レバーや生の小腸も食用になります。
 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」で、野菜や果物に含まれるビタミンCを調べてみると、
100gあたり赤ピーマン170mg、パセリ120mg、甘ガキ70mg、イチゴ62mg、ゆでブロッコリー54mgなどとなります。
牛の生レバーのビタミンC含有量は100g中30mg、生の小腸は同じく15mgです。
ヤギやヒツジの生レバー、生小腸のデータは載っていないのですが、牛に準ずる程度でしょう。
しかしマサイ族は日常的に生レバーや生小腸を食べているわけではありません。
一方、牛の血漿(けっしょう)に含まれるビタミンCは1.4〜3.6mg/dLで、人の血漿(0.6〜1.4mg/dL)より高いそうです。
しかしそれでも、牛の血を1L飲んだところで摂取できるビタミンCはせいぜい30mgです。
やはり十分な量とは言えません。
 彼らの主食である牛乳はどうでしょうか。
彼らが飲む新鮮な牛乳の中には、ビタミンCが2.2mg/dL含まれています。
ひょうたんに入れて、数日間発酵させてから飲む場合、この量は減少します。
例えばひょうたんの中で4日間経過すると、0.4mg/dLにまで減ってしまいます。
つまり牛乳、ヨーグルト、牛の生き血から得られる日々のビタミンC摂取量は、せいぜい1日30mg程度。
厚生労働省の推奨量である1日100mgに到底足りません。

<極端に低い血中ビタミンC濃度>
 マサイ族と居住エリアが重なり、主に農耕生活を行うバンツー族という人々がいます。
バンツー族は穀物、野菜など何でも食べます。
ケニアの研究者が、この二つの種族の食生活と血液検査データを比較検討した論文があります。
前述のマサイ族が飲む牛乳のビタミンC含有量を調べたのもこの論文です。
 マサイ族21人、バンツー族24人を対象に調べた論文のデータによると、
伝統的な食事をしているマサイ族の血清ビタミンC濃度は、0.16mg/dLです。バンツー族は0.56mg/dL。
厚労省の「日本人の食事摂取基準2015年」は、日本人に1日100mgのビタミンC摂取を推奨し、
日本の大手検査会社エスアールエルは日本人の血清ビタミンC濃度の基準値を0.55〜1.68mg/dL としています。
つまりバンツー族では日本人の基準値の正常下限であり、マサイ族に至っては極端に低値ということです。
白血球の中に含まれるビタミンCの濃度でも、マサイ族はバンツー族の半分以下だと言います。

<なぜマサイ族やイヌイットに壊血病が起きないのか>

 マサイ族、バンツー族ともに総じて身体に異常はないそうです。
論文では結論として、マサイ族の血清ビタミンC濃度が低いのは、
単純に食物から摂取するビタミンCが少ないからと考えられるとし、
これほど低いのに(ビタミンC不足で起きる)壊血病や貧血などは見られない理由については、
さらなる研究が必要と締めくくっています。
 アラスカのイヌイットが生肉、生魚を主食とする伝統的食生活を送っていた頃は、
野菜と果物の摂取が極めて少なかったため、ビタミンC摂取不足による壊血病のリスクが指摘されていました。
イヌイットのビタミンC摂取量は、カナダの白人と比較してかなり少量でした。
イヌイットの妊娠中の女性の平均ビタミンC摂取量は28mg/日で、血清ビタミンC濃度は0.25mg/dL。
一方、カナダ全国の白人の妊婦になるとそれぞれ平均133mg/日、1.01mg/dLでした。 
イヌイットの血清ビタミンC濃度は、壊血病になる危険ラインの0.2mg/dL未満の場合も多いのです。
しかし、そういうイヌイットには歯肉出血が高率に見られたそうですが、
死に至るような重症の壊血病が多発しているというデータはありません。
 壊血病は、15世紀から17世紀の大航海時代、船員の間に死者が続出して、非常に恐れられた病気でした。
ビタミンCと壊血病の関係が明らかになったのは、1932年のことです。
 血清ビタミンC濃度が同レベルに低いイヌイットとマサイ族ですが、イヌイットは歯肉出血のリスクが生じていた程度、
マサイ族にいたってはビタミンC不足の影響が感じられない健康な状態でした。
イヌイットにおいても壊血病のリスクはあるものの、死者が出るような事態はありませんでした。

<糖質制限食の徹底でビタミンCは少量で済む?>
 大航海時代の船員にビタミンC不足による壊血病の死者が続出したのに対して、
イヌイットやマサイ族にはそれが無かった理由について、
私は「糖質制限食を実践している者は、ビタミンCの必要量が少なくて済むのではないか」という仮説を持っています。
 糖質制限食実践中の人は、高血糖や高インスリン血症という酸化ストレスリスクが極めて少なくなります。
ビタミンCの主要な作用の一つは抗酸化作用で、体内の活性酸素を消去してくれます。
伝統的食生活を送っていた頃のイヌイットやマサイ族は、「スーパー糖質制限食」を実践している状態なので、
酸化ストレスが極めて少なくなります。
結果としてビタミンCの必要量も、糖質を食べている人(大航海時代の白人の船員たちのような)に比べると
かなり少量で済んだ可能性があります。
 全く健康なマサイ族と、多少のリスクがあるイヌイットの差は、
生活している環境からくる酸化ストレスの差が多少あったためかもしれません。
例えばイヌイットの暮らす北極圏は、太陽からの強力な紫外線にさらされており、紫外線は酸化ストレスリスクです。

<ビタミンCの必須量を探ると人類の食生活史が見えるかも…>
 あくまでも仮説ですが、このように考察すると、
人類の本当の血清ビタミンC基準値はどの程度に設定すべきなのかという疑問が浮かびます。
本当のビタミンC摂取必要量はどのくらいなのでしょう? 
人類が700万年の進化の過程でいったい何を食べてきたのかを考察するのに、
人体で合成できないビタミンCの必須量を考えることは非常に重要だと思われます。
 ヒトはアスコルビン酸合成能、つまり体内でビタミンCを合成する機能を進化の過程で失いました。
アスコルビン酸を作り出すプロセスの中で、重要な役割を果たす酵素、
L-グロノラクトンオキシダーゼが霊長類と一部の哺乳類では突然変異により失われているのです。
その時期は3500万〜5500万年前と推定されています。
 「人類」と一口にいっても、人類史の中では多くの「種」の人類が生まれては消え、
現在残っているのは現生人類(ホモ・サピエンス)だけです。
他の種も含めて人類はすべてビタミンCを合成できなかったと考えられています。
そのため、すべての人類は野草や果実からビタミンCを摂取していたはずです。
現生人類においても、伝統的食生活を営んでいたマサイ族やイヌイット以外は、
野草や果実からビタミンCを摂取していたと考えられます。
 マサイ族やイヌイットの研究から、
糖質制限食実践者においてはビタミンC必要量がかなり少なくて済む可能性が見えてきた、
と私は考えています。
しかしながら、我々はマサイ族ではありませんので、現時点では糖質制限食を実践しつつ、
葉野菜、ブロッコリー、ゴーヤーなどからしっかりビタミンCを摂取することを推奨します。


江部康二
NHKカルチャー岐阜教室 9/28  糖尿病&生活習慣病と糖質制限食 講演会
おはようございます。

2019年9月28日(土)
17:00~18:30
NHKカルチャー岐阜教室
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html


NHKカルチャー岐阜教室で
糖質制限食の講演会を行います。
岐阜では、2年ぶりの講演会です。

糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
75分間の講演と15分間の質疑応答となります。
岐阜、名古屋、滋賀方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。

お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認
したことが、
大きな追い風となりました。

この2~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、さらに嬉しい報告があります。
2019年4月、米国糖尿病学会が、「コンセンサス・レポート」において、
糖質制限食が、エビデンスが最も豊富であると発表
したのです。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。


江部康二



☆☆☆
以下、NHKカルチャー岐阜教室のサイトから抜粋です。

糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~

http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html

講師 
一般財団法人高雄病院 理事長  江部康二医師
一般社団法人日本糖質制限医療推進協会 理事長
内科医 漢方医

内容
糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、数多くの臨床活動を通してメタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。米国糖尿病学会は2019年4月、ガイドラインで糖質制限食が最もエビデンスが豊富と明言しました。運動を勧められても長続きしなかった方、ダイエットの効果が表れなかった方に向け正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較や注意点などをお話します。

受講申し込み
NHKカルチャー岐阜教室
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html
058-264-6311

開催期間
2019/9/28(土) 17:00~18:30

受講料(税込み)
会員 3,261円
一般(入会不要) 3,823円
血糖値を上げない 肉食で糖質オフ大成功!   本日、発売。
おはようございます。

nikushoku.jpg

血糖値を上げない 肉食で糖質オフ大成功! 単行本 – 2019/9/25
出版社: KADOKAWA (2019/9/25)
https://www.amazon.co.jp/dp/4048965654


本日、発売です。

第1章
肥満、生活習慣病の原因は
糖質過多&たんぱく質不足だった!


第2章
糖質・脂質・たんぱく質のバランスがカギ
ダイエットできて、健康長寿になる食べ方


第3章
無理なく効果を上げる
糖質をオフする食べ方


第1章と第2章では
わかりやすく糖質制限食の基礎理論を解説しています。

第3章では、朝・昼・夕の糖質制限な献立や
様々な肉を使ったレシピが掲載されています。

ブログ読者の皆さん、
是非、ご一読頂き、本書を活用していただければ、幸いです。


以下は、本書の『はじめに』です。

☆☆☆
はじめに
 私が理事長を務める京都・高雄病院は、糖尿病とその合併症を防ぐために、
日本で初めて、1999年から「糖質制限食」を取り入れた病院です。
 当時の日本ではまだ、「糖尿病をまねく肥満の原因は、
脂肪たっぷりの高カロリー食であり、
改善するにはカロリー制限食を実施するしかない」と考えられていましたから、
これはかなり大胆な方向転換でした。
 理由は簡単です。
「糖尿病や肥満の原因は脂質や肉類の過剰摂取ではなく、
食後血糖値を上げる糖質(ご飯、パン、麺類などの炭水化物や甘いもの)の
過剰摂取と血糖値を下げるインスリン(肥満ホルモン)の過剰分泌である」
ということが明らかになってきたからです。
この新事実は、
2004年、アメリカ糖尿病学会が患者さんに配るテキストブックに記載されました。
 諸悪の根源が糖質の過剰摂取なら、
それまで高雄病院で提供してきた
「玄米魚菜食(玄米と魚介類、野菜をたっぷり食べ、
脂質や肉類は控えるカロリー制限食)」
を続けていたのでは、逆に糖尿病を悪化させる危険性があります。
 事実、「玄米魚菜食」では糖尿病は改善しませんでした。
それどころか、34歳から「玄米魚菜食」を実践してきた私も、
糖質の過剰摂取でじわじわと体重が増えて内臓脂肪が溜まり、
52歳で糖尿病を発症してしまったのです。
 そこで「糖質制限食」を導入してみると、驚くような成果がでたのです。
患者さんたちは薬に頼ることなく短期間で血糖値が改善し、運
動もしていないのに内臓脂肪が減り、次々に肥満が解消していきました。
 糖尿病と高血圧と診断された私も、
糖質制限開始からわずか半年で体重が10kg落ち、内臓脂肪は激減。
糖尿病診断の指標のひとつは6・7%でしたが、
糖質制限開始2カ月で5・7%となり、血圧も正常に戻りました。
 さらに驚くのは、52歳から17年間糖質制限を続けてきたことで、
70歳目前の私が、現在も超健康体を維持できていることです。  
 身長・体重は20代の頃と変わりません。視力、聴力の低下もありません。
 歯は全部残っていて、虫歯も歯周病もありません。
 毎日7時間睡眠で、夜中に尿意で目が覚めるということもありません。
 日常的に飲んでいる薬もなければ、サプリメントも利用していません。
 HbA1cもその後17年間は基準値内(5・6〜5・9%)を維持しています。
 京都大学医学部の同窓会に出席すると、
同級生から「なんで江部だけ、そんなに元気なんだ!」と驚かれますが、
糖質制限で体内の糖化が防げるため、老化の速度が極めて緩やかになり、
健康で若々しい身体を保てるのだと実感しています。
 運動をしなくても短期間でダイエットができ、
糖尿病をはじめ生活習慣病のリスクがなくなり、
アンチエイジングにも効果があることから、
糖質制限はここ数年で急速に注目を集め、
スポーツ選手たちも体調管理に取り入れるほどになりました。
 その一方で、自己流の、間違った糖質制限を行い、
病気をまねいている人も少なくないと感じています。
糖質制限を行うなら、たんぱく質+脂質摂取を強化すること。
なかでも肉類をしっかり食べること。
それこそが人類最強の健康長寿食です。


江部康二
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」大阪講演会のご報告
【19/09/23 モン吉
講演会お疲れ様でした
江部先生、こんばんは

昨日は講演会お疲れ様でした。
満員御礼でしたね。

内容は資料も豊富で、初めての方でも
分かり易かったのではないかと思います。

先生のご説明された、HbA1cには質の良いものと、悪いものが有るので
質の良いHbA1cにするには、食後高血糖を生じない事、
一日の食事等での血糖変動幅を少なくする事が大切で、
それにはやはり糖質制限をする事が有効と云う事ですね。
又、それにより体内で発生するAGEsの蓄積も抑えられ、
老化や合併症の予防にもなると云う事ですね。

深作先生の講演も、糖尿病性網膜症ほか
色々な目の病気と治療法を動画や豊富な資料で詳しく説明され、
ある程度の年齢なると誰しもなりうる白内障は局部麻酔で、
手術時間も10分程度で出来るとの事で、安心しました。

江部先生、深作先生共に、とても勉強になりました。ありがとうございました。

*マリー秋沢さんにもお会いできて良かったです。
とても綺麗な方だと思っていたら、
名刺の裏面に「元ミスユニバース近畿代表」と入っていたので納得しました。】



こんにちは。

9/29(日)の、
東京講演会はおかげさまで満員御礼となりましたので、
募集締め切りとさせて頂きます。
ありがとうございました。


2018年9月22(日)、大阪市内で、
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、(一社)日本糖質制限医療推進協会主催の
一般の方向けの講演会を開催しました。
お陰様で100人を軽く超える参加者があり、満員御礼となりました。
ブログ読者の皆さんも、四国や関東など遠方を含めて沢山ご参加頂きありがとうございました。
台風の影響で、8名のキャンセルがありましたが、合計109名の参加者となりました。

さて、モン吉 さんから講演会の感想コメントを頂きました。
モン吉さん、大阪講演会へのご参加・コメント、ありがとうございました。

『先生のご説明された、HbA1cには質の良いものと、悪いものが有るので
質の良いHbA1cにするには、食後高血糖を生じない事、一日の食事等での血糖変動幅を少なくする事が大切で、それにはやはり糖質制限をする事が有効と云う事ですね。又、それにより体内で発生するAGEsの蓄積も抑えられ、老化や合併症の予防にもなると云う事ですね。』


その通りです。
逆に言えば、従来の糖尿病食(カロリー制限高糖質食)では、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という
酸化ストレスリスクを予防することは困難なのです。

深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米でのお
仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科外科医です。

「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。
糖尿病の人において、眼科診察はとても重要です。

深作先生のご講演につきましては、
豊富なデータ、眼科手術の写真など、
日本では極めて貴重なものであり、
世界標準の知識を初めて知ることができ本当にためなったと思います。

参加者のアンケートも
・目について不安があり、今回参加させていただきました。
手術の技術にとても差があることも驚きました。

・是非先生の病院でみてもらいたい。

・ご著書を読んでみようと思った。

・ご高名な先生のご講演を拝聴でき、大変良い機会になりました。

・とても迫力がありました。

・少しハプニングがありましたけど、勉強になりました。ありがとうございました。

・医療の世界は前近代的なところがあるように感じる。新しいことをするとたたかれる。
深作先生、日本の眼科医にさじを投げて、直接市民に話すようにされたのかなとも思いました。

・感動しました!!

・すばらしい先生の講演を聴けて、ありがとうございました。
このような企画をまた是非お願いします。

・深作医師の質問回答が長かったのは少し気持ちがわかります。
私の父も白内障の手術を受けていたので、こんな感じで手術しているのかと
すごく勉強になりました。選択肢が多いことは素晴らしいと思っています。

・緑内障で不自由しています。受診希望なので横浜まで行きます。

・眼のお話、非常に勉強になります。ありがとうございました!


などの大変良いご感想を頂きました。

終了後の沢山の方からのお声がけにも丁寧に応じて頂きました。
また、お疲れのところ交流会にも参加くださり、
いろんな方の質問にも、気さくに対応しておられました。
深作秀春先生、重ね重ね誠にありがとうございました。


江部康二


☆☆☆
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 大阪講演会
◆題
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
◆日程:2019年9月22日(日)
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長

HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)に関する考察。
おはようございます。
今日の記事は、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)に関しての考察です。
実は、HbA1cは食後高血糖を見逃しやすい欠陥のある検査です。
健康診断では、「空腹時血糖値」と「HbA1c」
糖尿病の有無を評価していますが、
これでは食後高血糖を見逃すリスクがあるのです。

例えば糖質制限食を実践していて、<HbA1c:6.5%>なら
食後高血糖や平均血糖変動幅増大のない「質の良いHbA1c」です。

一方、従来の糖尿病食(カロリー制限高糖質食)を摂取しつつ、
インスリン注射やSU剤で治療していて<HbA1c:6.5%>で、
一見コントロール良好に見えても、
こちらは食後高血糖と平均血糖変動幅増大を伴う「質の悪いHbA1c」で、
実態には大きな違いがあるのです。

日本では、糖尿病合併症が減っていないのですが、
ほとんどの病院で、この「質の悪いHbA1c」でコントロール良好と錯覚して評価しているためと思われます。
この点、グリコアルブミン(GA)のほうが、HbA1cより信頼度の高い検査と言えますが、
従来の習慣で、ほとんどの病院がHbA1cを採用しています。
HbA1cとGAは、2型糖尿病では、どちらか一つしか、健康保険では検査できません。
HbA1cとGAの比較についても、そのうち記事にしようと思います。

<HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)>
HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)
赤血球の中に含まれているヘモグロビンは、鉄を含む赤色の色素部分のヘムと、
蛋白部分のグロビンでできています。
ヘモグロビンはグロビン部分の違いによりHbA、HbA2、HbFの3種類に分けられます。
成人では、HbAが97%を占めています。

血液中には、赤血球や糖類やその代謝産物が流れていて、
お互いに結合する傾向があります。
赤血球中のヘモグロビンと、血中のブドウ糖など単糖類が結合したものが、
グリケーティッドヘモグロビンです。

これを略してグリコヘモグロビンですが、HbA1とほぼ同義語として使用されています。
グリコヘモグロビンは、元のヘモグロビンとは電気的性質が異なるため、
検査により識別することができます。

HbA1は、さらにHbA1a、HbA1b、HbA1cなどに分けることができます。
このうち糖尿病の検査の指標として汎用されているHbA1cは、
ヘモグロビンA(HbA)にグルコース(ブドウ糖)が結合したものです。
当然、血糖値が高値であるほど、ヘモグロビンと結合しやすいのです。

HbA1cの生産量は、Hb(ヘモグロビン)の寿命と血糖値に依存します。
赤血球は骨髄で作られ、血液中を循環し寿命は約120日間ですから、
HbA1cは過去4ヶ月(120日間)の血糖値の動きを示しています。

より詳しく分析すると、HbA1c値の約50%は過去1ヶ月間の間に作られ、
約25%が過去2ヶ月、残りの約25%が過去3、4ヶ月で作られます。

従いまして、HbA1cの値は通常は、
過去1、2ヶ月の平均血糖値を反映していると考えればよいことになります。

血糖値は、空腹時や食後で変動するのに対し、
HbA1cはそれらにほとんど影響を受けないという特徴があります。
すなわち、血糖値は常に変化していますが、HbA1cは血中濃度が安定しています。

<HbA1cが実態より低値を示す場合>
溶血性貧血、腎性貧血など、赤血球の寿命が短縮するような病態のときは、
HbA1cの生産量がその分蓄積されずに減りますので、実際の値よりも低くなります。
肝硬変に伴う脾機能亢進による貧血も赤血球の寿命が短縮します。

鉄欠乏性貧血が鉄剤投与により急速に回復している時期も、
幼弱赤血球が増えて、赤血球の寿命が短くなり、HbA1cは低値となります。

糖尿病腎症から透析になった糖尿人の場合は、
腎性貧血で赤血球の寿命が短くなっているので、
見かけ上はHbA1cが改善して、低下したようにみえますが、
実態を反映していないことになります。

それで日本透析医学会では透析患者の血糖指標としては、
グリコアルブミン(GA)を推奨しています。

血液中のタンパク質の一種であるアルブミンに
ブドウ糖がくっついたものをグリコアルブミン(GA)といい、
GAは、約2週間の血糖状態をもっとも鋭敏に反映すると言われています。

そして、アルブミンは赤血球の寿命とは無関係なので、
貧血にも影響されないので、日本透析医学会が推奨しているわけですね。

<HbA1cが実態より高値を示す場合>
鉄欠乏性貧血の場合、鉄不足で貧血があり未治療のときは、
代償性に赤血球の寿命が延びるので、
HbA1cは寿命が延びた分蓄積して、高値にシフトします。

妊婦においては、妊娠の進行とともに胎児の鉄需要が増加しますが、
それに供給が追いつかず、しばしば鉄欠乏性貧血が生じます。
そのとき、代償的に赤血球寿命が延びて、
血糖と結合するヘモグロビンの量が相対的に増えます。
結果として、妊娠中、特に妊娠後期には、
HbA1cが偽高値をとることが知られています。
従って妊娠中の血糖コントロールの指標は
HbA1cではなく、グリコアルブミン(GA)が推奨されています。
「GA15.8%未満」をめざして妊娠中の血糖管理をします。


<HbA1cが異常値な場合に疑われる病気>

高値…糖尿病、異常ヘモグロビン血症、未治療の鉄欠乏性貧血など
低値…溶血性貧血、、腎不全、肝硬変、インスリノーマ(膵島線種)など


江部康二
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」講演会 in 東京。
おはようございます。

2019年9月29日(日)東京都内で、
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、
一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部は、「たがしゅうブログ」(https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeで
 お馴染みの田頭秀悟先生に、
「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。

第2部は、私が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」

第3部は、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、
宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、
分かりやすくお話しいただきます。

宗田先生、田頭先生、江部康二の3人の揃い踏み講演は、初めての企画と思います。
乞うご期待です。

東京、横浜、関東、東海の皆さん、
是非、ご参加頂ければ幸いです。


江部康二

以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

9月29日(日)東京都内で、「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

講師は、産婦人科医で宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、神経内科医で南鹿児島さくら病院の田頭秀悟先生、ならびに当会理事長の江部康二医師です。

第1部は、自ら糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功され、「たがしゅうブログ」(
https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeなどを通して、糖質制限や医療についての考察を精力的に発信しておられる田頭先生に、「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。

第2部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。

第3部は、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値について画期的な研究をされ、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、ケトン体とは何か?、最新の情報も含めて分かりやすくお話しいただきます。

首都圏にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。

*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。

☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)

「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」

◆日程:2019年9月29日(日)13:00頃~16:30頃 ※開場・受付は、12:40~

◆会場:損保会館「大会議室」
 東京都千代田区神田淡路町二丁目9番地
 http://www.sonpo-k.co.jp/access.html

◆内容:

・第1部「病気はなぜできるのか 〜主体的医療のススメ〜 」

講師: 田頭秀悟 医師 / 医療法人日章会南鹿児島さくら病院

・第2部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」

講師: 江部康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長

・第3部「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」

講師: 宗田哲男 医師 / 宗田マタニティクリニック院長

・質疑応答

※第1部は40分、第2部・第3部は各60分、質疑応答は30分程度を予定しております。

◆受講費:賛助会員2,900円、一般(会員の方以外)3,400円

◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。


◆お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

◆お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/29
東京講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。

※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
※複数名の場合は、参加者様全員のご氏名をお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/29東京講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

◆その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは、9月27日(金)までに、事務局へご連絡願います。

・賛助会員交流会のキャンセルは、9月25日(水)までに、事務局へご連絡願います。

これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』発売開始。
こんにちは。
電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』
SBクリエイティブ (2019/8/30)

発売開始です。

紙媒体はなしで、電子書籍のみです。
その分、お安くなっていて、
Amazon Kindle http://ul.sbcr.jp/Dh6Y5 で¥864-です。

コンビニエンスストアやドラッグストア、スーパー、ファストフードなどで買える、
ランチにおすすめの商品やメニューを「実名」で多数掲載してあります。
野菜や肉類などの基本的な食材についても掲載しています。
スマートフォンで使いやすいよう、レイアウトを設計してあるので、
ぜひ、買い物や外食時に役立てて頂けば幸いです。

Amazon Kindle
http://ul.sbcr.jp/Dh6Y5

楽天kobo
http://ul.sbcr.jp/dj0by

Google Play
http://ul.sbcr.jp/Cu5R7

BOOK☆WALKER(予約中)
http://ul.sbcr.jp/o1gDb

糖質量&炭水化物量ポケットガイド(立ち読み版)
http://ul.sbcr.jp/BD-toushitsu


江部康二


☆☆☆
以下は、電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』のはじめにです。

はじめに
近年、糖質制限食に賛成する医療機関は順調に増えています。
2013年10月に「米国糖尿病学会」が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」の中で、
糖質制限食を正式に容認したことが、大きなプラスとなったと
考えられます。2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という結論の論文が、
『ランセット』という信頼度の高い英国の医学雑誌に発表され、
これも大きな追い風となりました。
そして2019年4月、米国糖尿病学会は「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」ガイドラインを発表しました。
その中で『糖質制限食』のエビデンスがもっとも豊富であるとして
積極的に推奨されています。
ここ数年で、糖質制限食Jは着実に普及しつつあるのです。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限食市場は3184億円とのことですが、
昨今では各食品メーカーはもちろん、
コンビニエンスストアやファストフードでも、
糖質を抑えた商品やメニューを次々と投入しています。
低糖質商品のコーナーを設けるドラッグストアや
スーパーも見かけるようになりました。
糖質制限食は新たなビジネスチャンスにもなっているのです。



内容紹介
もう毎日のランチ選びで困らない!
コンビニやスーパーで選ぶべき市販食品、外食を実名で紹介!

生活習慣が原因の2型糖尿病の治療はもちろん、ダイエットや美容にも有効な糖質制限。
最近では、内臓脂肪を落とすのにも効果的と注目されています。

糖質制限を始めたときに最初に困るのが、毎日のランチです。
自宅でお昼を食べる人や弁当を作っている人は、糖質の低い食材で手作りできますが、
コンビニエンスストアやファストフードなどでランチを買う人は、糖質の低い商品を探すのはなかなか大変です。

そこで本書では、コンビニエンスストアやドラッグストア、スーパー、ファストフードなどで買える、
ランチにおすすめの商品を「実名」で多数掲載しました。

おすすめの組み合わせや、キーワード、写真からなど、
インデックスも工夫してありますので、さまざまな方法で商品を探すことができます。

野菜や肉類などの基本的な食材についても掲載していますので、
外食時にメニューに糖質量が掲載されていないときでも、おおよその糖質量を調べることができます。

本書はスマートフォンで使いやすいよう、レイアウトを設計してあります。
ぜひ、買い物や外食時に役立ててください。

●目次
はじめに
糖質制限Q&A
ランチインデックス
キーワードインデックス
写真インデックス
Part1 市販食品、外食編
Part2 素材、定番料理編
商品、素材目次

炭水化物(糖質)の存在意義。狩猟採集時代と農耕時代。
こんにちは。
私は糖尿人であり、スーパー糖質制限食歴17年で、
筋金入りの糖質セイゲニストです。
やはり、糖尿人で、スーパー糖質制限食歴10年の患者さんから、
「炭水化物(糖質)の存在意義および価値は? 糖質は何のためにあるのでしょうか?」
という、質問を頂きましたので考えてみました。

必須アミノ酸、必須脂肪酸は、厳然と存在します。
人体で生産することができないアミノ酸と脂肪酸は、
必ず食物から摂取する必要があります。
ビタミンも体内で合成できないものがほとんどで、
食物から摂取する必要がありますし、ミネラルや微量元素も同様に必須です。
また、食物繊維も、腸内細菌と人体の関係性も含めて摂取する必要があります。

これに対して、必須糖質は存在しません。
体内で必要なブドウ糖は、肝臓で糖新生してまかなうので、
食物から摂取する必要はないのです。

国際食事エネルギーコンサルテーショングループの報告では、
「炭水化物(この場合は糖質とほぼ同義)の理論的な最小必要量はゼロである」(☆)
と明記されています。

人体内で唯一絶対にブドウ糖を必要とするのは、赤血球です。
赤血球は、人体の細胞で唯一、
ミトコンドリアというエネルギー生産装置を持っていないので、
ブドウ糖しか利用できません。
空腹時や睡眠時などを含めると赤血球へのブドウ糖供給は、
ほとんどが肝臓の糖新生によって、まかなわれており、食材からは少量です。

脳はミトコンドリアを持っているので、
脂肪酸の分解物のケトン体をいくらでもエネルギー源としますし、
ブドウ糖も利用します。

他の心筋、骨格筋、体細胞は日常的には脂肪酸・ケトン体を主エネルギー源として、
時々ブドウ糖も利用します。

<炭水化物(糖質)の役割>


人類の進化の歴史において、農耕が始まる前の狩猟・採集時代700万年間においては、
食材としての糖質の役割は、中性脂肪蓄積が第一義であったと考えられます。
初期の人類において、中性脂肪を体脂肪として蓄えておくことは、
日常的に襲ってくる飢餓への、唯一のセーフティーネットであったと考えられます。

狩猟・採集時代に時々手に入った糖質は、
野生の果物類、ナッツ類、そして山芋・百合根など根茎類です。
運良くこれらを得たとき、少量のインスリンが追加分泌されて、
脂肪細胞のGLUT4が細胞表面に上がり、血糖を取り込んで中性脂肪に変えていたのです。
インスリンが追加分泌されれば、筋肉細胞も血糖を取り込み血糖値を下げます。
しかし余った血糖は全てインスリンが脂肪細胞に取り込ませて、
中性脂肪に変えて蓄えていたのです。
狩猟・採集時代においては、「インスリンと糖質」のコンビは、
もっぱら、『脂肪蓄積装置』として、稼働していたと考えられます。
また果物の果糖は、ブドウ糖にはほとんど変わりませんが吸収されて肝臓に至り、
ブドウ糖より速やかに中性脂肪になり蓄積されます。
果物の糖質には、ブドウ糖、ショ糖、果糖などがあります。
このように、人類の進化の過程では、糖質は時々しか手に入らない
ラッキー食材であり、貴重な中性脂肪蓄積のもとだったと考えられます。

本来、中性脂肪蓄積が第一義であった糖質を、
農耕が定着して以降は、日常的に摂取するようになりました。
さらにこの200年は、精製炭水化物を常食するようになったので、
大量の追加分泌インスリンがでて、大変中性脂肪が蓄積されやすい状況となり、
肥満が発症しやすくなったのです。

大量のインスリンを分泌し続けて、膵臓のβ細胞が疲弊すれば、
糖尿病を発症します。

700万年間の狩猟・採集時代は、β細胞は、
基礎分泌インスリン産生以外はほとんど働く必要もなく、
のんびり過ごしていたと考えられます。

精製炭水化物登場以降の現代は、
β細胞にとって朝から晩まで過剰に働き続けざるを得ない受難の時代と言えるでしょう。
β細胞が過労死になってもおかしくないのが、現代の糖質過剰時代なのです。

(☆)
Eur J Clin Nutr. 1999 Apr;53 Suppl 1:S177-8.
Report of the IDECG Working Group on lower and upper limits
of carbohydrate and fat intake. International Dietary Energy
Consultative Group.
Bier DM, Brosnan JT, Flatt JP, Hanson RW, Heird W, Hellerste
in MK, Jequier E, Kalhan S, Koletzko B, Macdonald I, Owen O,
Uauy R.
CGMとSU剤。SU剤の使用は激減。
こんにちは。

東京女子医科大学糖尿病センターメールマガジン2019 September/October DIABETES NEWS No.172  
に、
「今、スルホニル尿素剤をどう使うか」という記事が掲載されました。 
東京女子医科大学東医療センター内科 教授 佐倉 宏 氏が執筆されています。
その中で、「スルホニル尿素薬は低血糖のリスクがあるため使用頻度は少なくなってきている。」 と述べておられます。一方で、「実際に、昨年私の外来で経口血糖降下薬の使用状況を調べたところ、
患者1人あたり平均2.14種類の経口血糖降下薬が投与しており、
スルホニル尿素薬は約30%の患者に第2~第4選択薬として併用投与していた。」
とも、
述べておられます。
私も、佐倉宏 教授と、同様の見解なのですが、
スルホニル尿素剤の使用頻度は、激減しています。
これには、CGMの登場が、大きく影響しています。

CGM(Continuous Glucose Monitoring:持続ブドウ糖測定)

ブドウ糖値を数日間連続的に測定できる持続ブドウ糖測定装置が、
2012年4月から日本でも保険適応となり、
日常臨床で使用できるようになりました。

ブドウ糖値の日内変動を24時間通して把握できるので、
SMBG(血糖自己測定器)やHbA1cによるデータとは異なる情報を得ることができます。

血糖ではなく皮下間質液中のブドウ糖値を連続測定するのですが、
血糖値と同様とみなしてよいと思われます。
2000年頃、欧米で開発され使用されるようになりました。

このCGMによる検査で、
我が国において長年、糖尿病治療の第一選択剤として使われてきたSU剤には、
大きな問題があることが判明しました。

すなわち、SU剤は、食後高血糖を、ほとんど予防できていないし、
なおかつ空腹時の低血糖を生じやすいという二重の欠点があることが判明したのです。

そのため、現在SU剤の使用は、日本中で激減しています。

もともとSU剤は、疲れたβ細胞を鞭打つ側面がありますから、
本来、少量投与に越したことはないのです。

そしてもし、グリペンクラミド(オイグルコン、ダオニール:第2世代SU剤)や
第一世代のSU剤(ジメリンなど)を服用しておられる方がいたら、
心筋障害のリスクがあるので即刻中止することをお奨めします。

アマリールやグリミクロン(第3世代)も、
HbA1cの改善効果だけはあるものの、上述の様に
食後高血糖をマッチング良く防ぐことができないことと、
空腹時には低血糖を招きやすい欠点が、CGMにより明らかとなってきました。
SU剤は12~24時間と作用時間が長いのも低血糖になりやすい理由の一つです。

つまり、SU剤は「平均血糖変動幅増大」「食後高血糖」という最大の酸化ストレスリスクを予防できていないどころか、
悪化させている可能性が極めて高いのです。

HbA1cが一見改善したように見えても、実は極めて質の悪いHbA1cなのです。

CGMにより検査してみると、SU剤を内服して食事しても、
食後高血糖はほとんど防げていなくて、
空腹時の低血糖を生じていることが多かったのです。

例えば、夕食前にSU剤を内服して、従来の糖尿病食(高糖質食)を摂取すると、
食後1時間とか2時間の血糖値は軽く200mg/dlを超えてきます。
なおかつ、夜中の午前3時頃には、
50~60mg/dlなどの低血糖を高率に生じていたのです。

平均血糖値(HbA1c)は、一見6.5%とか良好でも、
SU剤を内服している場合は、「食後250mg/dlと空腹時50mg/dl」などの平均値をみているわけで、
極めて質の悪いHbA1cなのです。

これでは、わざわざ平均血糖変動幅を増大させて食後高血糖は防げず、
空腹時低血糖を頻回に起こすという百害あって一利なしの薬物ということになります。

「平均血糖変動幅増大」という最大の酸化ストレスリスクを
もっとも生じやすい薬物がSU剤といえます。

このため私自身は、7年前からSU剤の中止を開始し、
グリニド系薬剤(速効型インスリン分泌促進剤、グルファストやスターシスなど)や
αグルコシダーゼ阻害剤(グルコバイ、ベイスン、セイブルなど)に変更しました。

今では、SU剤の使用は、ほとんど皆無ですが、
ごくまれに、アマリールが有効な患者さんがおられることはあります。
私が主治医である糖尿病患者さんは、400人以上はおられますが
そのうちアマリールを使用しているのは、1~2例です。
それも、0.5mgを1錠とか、ごく少量に抑えて処方しています。


江部康二
日本糖質制限医療推進協会主催、一般向け糖質制限食講演会 大阪。
おはようございます。

2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。

◆題
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」

◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~

◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」

◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長

・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長

深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。


「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。

糖尿病の人において、眼科診察はとても重要です。
是非、この機会に「糖尿病と眼科」のお話を
じっくり聞いて頂きたいと思います。

私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。


大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。


江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。

第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。

第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。

深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。

関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。

*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。

☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)

「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」

◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~

◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」

〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

◆内容:

・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」


講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長

・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」

講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長

・・<深作秀春先生ご略歴>・・

1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。

88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。

国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。

深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。

「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。

また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。

・・・・・・・・・・・・・・

※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。

◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円

◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。


◆お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

◆お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と

ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

◆その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。

・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。

これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
NHKカルチャー岐阜教室 9/28  糖尿病&生活習慣病と糖質制限食 講演会
こんばんは。

2019年9月28日(土)
17:00~18:30
NHKカルチャー岐阜教室
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html


NHKカルチャー岐阜教室で
糖質制限食の講演会を行います。
岐阜では、2年ぶりの講演会です。

糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
75分間の講演と15分間の質疑応答となります。
岐阜、名古屋、滋賀方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。

お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認
したことが、
大きな追い風となりました。

この2~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、さらに嬉しい報告があります。
2019年4月、米国糖尿病学会が、「コンセンサス・レポート」において、
糖質制限食が、エビデンスが最も豊富であると発表
したのです。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。


江部康二



☆☆☆
以下、NHKカルチャー岐阜教室のサイトから抜粋です。

糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~

http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html

講師 
一般財団法人高雄病院 理事長  江部康二医師
一般社団法人日本糖質制限医療推進協会 理事長
内科医 漢方医

内容
糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、数多くの臨床活動を通してメタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。米国糖尿病学会は2019年4月、ガイドラインで糖質制限食が最もエビデンスが豊富と明言しました。運動を勧められても長続きしなかった方、ダイエットの効果が表れなかった方に向け正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較や注意点などをお話します。

受講申し込み
NHKカルチャー岐阜教室
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html
058-264-6311

開催期間
2019/9/28(土) 17:00~18:30

受講料(税込み)
会員 3,261円
一般(入会不要) 3,823円
「糖質オフパンがここまで美味しく作れる秘密!」利野郁枝著。刊行。
こんにちは。

a-ta-sante糖質制限パン料理教室を主催しておられる
利野 郁枝 さんが
江部粉を使ったパンのレシピ本を出版されました。

ふわふわ もちもち 新食感
「糖質オフパンがここまで美味しく作れる秘密!」
利野郁枝(りのいくえ)著 銀河出版社

(2019年9月7日初版 価格1,800円+税)

IMG_7695.jpg

ブログ読者の皆さん、
いろんな種類の美味しい糖質制限パンの作り方が、
満載ですので、是非、ご一読頂けば幸いです。

販売は、下記の2ヵ所です

ta-sant’e ホームページ
https://a-ta-sante.com/order/

銀河出版舎 ホームページ
http://ginga.site/shop/rino.html


江部康二

☆☆☆
以下の青字は本の帯の記載です。

糖質制限食の体系を確立 江部粉監修の江部康二医師推薦!
糖質オフパンレシピ開発のエキスパート 利野郁枝
京都江部粉 初のパンレシピ集
糖尿病で大好きなパンをあきらめている方
ダイエットや健康管理に関心がある方
小麦と違い血糖値をほとんど上げない江部粉の
特徴を最大限引き出したおいしいパンレシピです。
三大栄養素の中で血糖値を上げるのは糖質だけです。
たんぱく質と脂質は、直接血糖値を上げることはありません。
糖質を摂取すると分解されて、ブドウ糖になり、
小腸から吸収されて血糖となります。

☆☆☆
著者プロフィール 利野郁枝(りのいくえ)
低糖食コーディネーター
糖質制限パン・料理教室 a-ta-sant'e 主宰
子供の喘息、アトピー性皮膚炎をきっかけに食育に目覚める。
2003 年小麦パン教室を開講する。
2013 年江部医学博士監修の京都江部粉と出会い、糖質制限を学ぶ。
自ら実践し、減量だけでなく頭痛、腰痛、倦怠感、眠気などが改善。
糖質オフパンのレシピ開発に取り組む。
様々な試行錯誤を経て、京都江部粉を使った初のレシピ集を出版。
『家族に安全な食生活!』をテーマに、原材料を厳選した糖質オフパンをはじめ、
おいしく、楽しく食べられる糖質制限の家庭料理レシピが好評

肉・魚が健康食である理由
こんにちは。
肉、魚など動物性タンパク質、脂肪は人体に優しい健康食で、
たくさん食べてよいというのが糖質制限食の立場です。

この件に関して、RCT研究論文があって、根拠を示せるかというと、
それはありません。

食事療法の長期(10年~20年レベル)のRCT研究論文はないので、
糖質制限食にもカロリー制限食にも、
長期的安全性・有効性を示すエビデンスはないのが現状です。

こういうときは理論的に考えていくしか方法はありません。

単純には、700万年間の農耕開始前の狩猟・採取時代には、
肉・魚はメインに摂取していたものの一つということです。

さらに絞って、我々ホモ・サピエンスは20万年間、
狩猟・採集を生業として食生活をおくり、
突然変異を繰り返して、消化管、栄養、代謝、生理システムを完成させました。

この間、肉・魚などをメインに摂取しながら、
それに適合するように、人体のシステムは完成されました。
現実に、必須脂肪酸と必須アミノ酸、ビタミン・ミネラル・微量元素などは、
人体で生産できないので必ず食材から摂取する必要があります。
これに対して必須糖質はなく、理論的には糖質ゼロでもヒトは生きることができます。
結局、狩猟・採集をしながら完成された人体のシステムには、
狩猟・採集時代の食生活こそが本来の食生活であり健康食と言えます。

農耕開始後1万年間は、穀物が主食となりました。
しかし、狩猟・採集で形づくられた人体のシステムにとって、
摂取エネルギーの50~60%を穀物から摂取することは、本来無理筋なのです。

ヒューマン・ニュートリション 基礎・食事・臨床 第10版
JS Garrow WPT james A Ralph 編
日本語版監修 細谷憲政


上記は、英国の最も権威ある栄養学の本で、920ぺージに及ぶ大著です。

この本の75ページに

『現代の食事では、・・・・・デンプンや遊離糖に由来する「利用
されやすいグルコース」を大量に摂取するようになっている。この
ような食事内容は血漿グルコースおよびインスリン値の定期的な上
昇をもたらし、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等、多くの点で
健康に有害であることが強く指摘されている。

農業の発明以来、ヒトは穀物をベースとした食物を摂取するように
なったが、進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ穀
物ベースの食物に適応していない。ましてや高度に加工された現代
の食物に対して、到底適応しきれてないのである。』


と記載してあります。

常日頃、糖質制限食の立場から私が主張している、
「人類の主食は穀物ではない」
と完全に一致する内容ですね。

ヒューマン・ニュートリションでは、穀物の過剰摂取の害、
特に精製炭水化物による「血漿グルコースおよびインスリン値の定期的な上昇」が
多くの点で健康に有害と強調しています。
これも私が日頃主張している
「炭水化物摂取によるグルコースミニスパイクとインスリンの
頻回・過剰分泌が生活習慣病の元凶である。」

という説と、全く同じといっていいと思います。
糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化以外に、アルツハイマー病の元凶でもあります。

肉、魚など動物性タンパク質、脂肪の摂取では、
血糖値の上昇もインスリンの過剰分泌もないので、上述の病気の予防可能であり、
健康食と言えるのです。

江部康二
スポーツと血糖値。<ブドウ糖-グリコ-ゲン>システムと<脂肪酸-ケトン体>システム。
【19/09/10 乳酸菌
筋トレと糖質
大変お世話になっております。江部先生に筋トレと糖質制限について質問させていただきたいのですが、小生最近筋トレに励んでおりまして、先生も仰る通り筋トレとスーパー糖質制限が相性が悪いというのを感じております。もちろんマイナス面はほとんどありませんが、もう少し効率を上げたいと思っております。

そこで先生の過去の記事、「運動とエネルギー源⑨ 糖質制限食と筋力トレーニング」を拝見させていただきました。この記事の通り、高強度トレーニング後適量の糖質を取ろうと思うのですが、食後血糖値140mg/dl前後になるようにするには、どれぐらいの量の糖質を取ればよろしいでしょうか(もちろん個人差はあるとは承知なのですが)?また同時に脂質を取ってしまうと、消化の優先順位故、遅れて血糖値が上がってしまうというのも拝見したのですが、その点も留意したほうが宜しいでしょうか?

お時間あればご教授お願いします。】



こんにちは。
乳酸菌さんから、筋トレと糖質について、コメント・質問を頂きました。

乳酸菌 さん
高強度トレーニング後であれば、筋肉細胞中の「GLUT4」が細胞表面に移動しています。
従いまして、糖質を摂取しても、インスリンに依存することなく、
血糖値を筋肉細胞がどんどん取り込みます。
普通に一人前の糖質を摂取しても、血糖値は、ほとんど上昇しないと思います。
「GLUT4」細胞表面移動は、運動終了後2~3時間持続なので、
脂質を一緒に摂取しても大丈夫です。


以下☆☆☆は、2018年12月17日(月)の本ブログ記事ですが、
参考になりますので、うす青字の部分のみ改変して、再掲します。


江部康二


☆☆☆
スポーツと血糖値。
<ブドウ糖-グリコ-ゲン>システムと<脂肪酸-ケトン体>システム。


【18/12/16 はな
スポーツと糖質制限について
いつもブログ拝読して勉強させていただきありがとうございます。
さて、低血糖の話題がでましたが、私は、50代男性で糖尿病ではありませんが、
研究のため血糖値測定器を購入し自身の糖質制限の状態を研究しております。
質問ですが、2年間糖質制限を実施した状態で、
先日半日と少し自転車トレーニングを実施し帰宅、かなり疲れましたが、
ふらふらというわけではありません。
その時の血糖値が58でした。
体調も普通でした。

さて後日、自転車レースで30分間かなりの高強度負荷をかけました。
レース後付き合いで、生クリームたっぷりのクレープを食べました。
その1時間半後の血糖値は77。
またまたそのまま寿司を普通程度食べました。
そのまた1時間半後の血糖値が80。
さぞかし上がってると思いきや…。

これは予想以上にレースでの消耗が激しかったということでしょうか?
自分としてはケトン体エンジンを利用すれば、
血糖値に影響を与えずに運動が出来るものと考えていたのですが。】



こんにちは。
はなさん(50歳、男性)から、
スポーツと血糖値について、コメント・質問を頂きました。

『先日半日と少し自転車トレーニングを実施し帰宅、かなり疲れましたが、
ふらふらというわけではありません。
その時の血糖値が58でした。
体調も普通でした。』


2年間糖質制限食を実践しておられるので、
少々心拍数が上昇するレベルの運動負荷でも、
筋肉は<脂肪酸-ケトン体>システムを
主たるエネルギー源として利用していると思われます。
脳もおそらくかなりのエネルギーを
<脂肪酸-ケトン体>システムで賄っていたと思います。
それで、血糖値が58mg/dlでも、体調が普通だったものと考えられます。


『自転車レースで30分間かなりの高強度負荷をかけました。』


自転車レースで高強度負荷で30分間なら、
<ブドウ糖-グリコーゲン>が主たるエネルギー源として利用されたと思います。

こちらの場合は<脂肪酸-ケトン体>はエネルギー源としてほとんど使われないので、
筋肉中のグリコーゲンは、ほぼ使い切って枯渇状態であり、
筋肉細胞は、どんどん血糖を取り込み、グリコーゲンを蓄積しますので、
少々糖質を摂取しても、血糖値が上昇しないのだと思います。

筋収縮によりGlut4が筋肉細胞表面に出ているのは、
新潟医療福祉大学の川中健太郎先生によれば、
運動終了後2~3時間持続とのことです。(☆)

先生の論文に引用してある文献によれば
「ラットに2時間の水泳運動を負荷したあと、運動終了3時間後でも、
一定量のインスリン刺激に対してよりたくさんのGlut4が細胞膜表面にトランスロケーションできる」
そうです。

つまり一旦、2~3時間で細胞内に戻ったGlut4ですが、
その後もしばらくはトランスロケーションしやすくなっているのですね。


『レース後付き合いで、生クリームたっぷりのクレープを食べました。
その1時間半後の血糖値は77mg。
またまたそのまま寿司を普通程度食べました。
そのまた1時間半後の血糖値が80mg。』

上述のように
普段は細胞内に沈んでいるGlut4が、運動による筋収縮により
インスリンの分泌なしで、細胞表面に上がってきます。
つまり運動終了後3時間くらいまでは、GLUT4が非常に細胞表面に移動しやすくなっています。
従って糖質を食べて血糖が上昇しはじめて、インスリン追加分泌が出はじめたら非常に速やかに、
多くのGlut4が細胞表面にトランスロケーションできるので
クレープや寿司を食べても、血糖値上昇がほとんどなかったものと思われます。



『これは予想以上にレースでの消耗が激しかったということでしょうか?
自分としてはケトン体エンジンを利用すれば、
血糖値に影響を与えずに運動が出来るものと考えていたのですが。』

消耗が激しかったというよりも
運動の効果が普通に出現したと考えられます。

なお、ほとんどのスポーツ(テニス、サッカー、中距離・長距離走など)においては
主たるエネルギー源は<脂肪酸-ケトン体です。
しかし、最高強度の運動(100m競争など)だけは
<ブドウ糖-グリコーゲン>システムが主たるエネルギー源として利用されます。


(☆)
運動と骨格筋GLUT4
川中健太郎
特集◆ス ポ ー ツの 科 学
学術 の動向 2006.10 42-46

『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』 in 京都 開催。
こんにちは。

2019年10月27日(日)、京都にて、日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』
を開催します。

メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。

小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました (*^^)v

第12回、年内最終となる今回のテーマは、
「低糖質マフィン&生チョコ」だそうです。
定員は24名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね^^v

江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

*********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

2019年10月27日(日)、京都にて低糖質スイーツ教室を開催いたします。

今年は作りやすく、ホームメイドスイーツとして人気の高い、基本の焼き菓子を実習テーマとしてきました。

年内最後となる第12回の実習テーマは、「低糖質マフィン」です。

ふんわり、しっとりした滑らかな舌触りで食べやすく、食べ応えもあるマフィン。幅広い世代に人気の定番焼き菓子です。

プレーンに加え、色や味の違うマフィンへのアレンジも楽しめ、おやつはもちろん、お食事にも活用できる低糖質マフィン作りをこの機会に習得しませんか。

さらに、これからの季節に嬉しい低糖質の「生チョコ」作りのデモ・ご試食も。自分用に、プレゼント用に。プレーンの生チョコからの応用もご紹介します。

血糖値が気になってお菓子を控えているという方、安心の低糖質スイーツを作りたいという方、お菓子作りが初めてという方も、是非ご参加ください。

関西にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。

◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催

​『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(京都)』

第12回 「低糖質マフィン&生チョコ」

◆日時: 2019年10月27日(日) 13:00~16:00頃 ※開場・受付は12:45~

◆会場: あじわい館(京の食文化ミュージアム)調理実習室

〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町130番地 京都青果センタービル3階
http://www.kyo-ajiwaikan.com/access

♪講師:

・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ

・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者

◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円

◆定員・対象: 24名様 ・一般(18歳以上)

◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散

◆ご持参いただくもの:
エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具

■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お申し込み方法:

※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。

★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。

​​★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:

​1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に「10/27 京都スイーツ教室、参加希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

​★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking

■その他

・予約制です。当日参加はできません。

・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。

・お申し込み後、キャンセルされる場合は、10月23日(水)までにご連絡ください。
10月24日(木)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。


・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。


・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。


●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
『インターバル速歩』と体力、『一日に8000歩』との比較で優位。
こんにちは。

今朝(2019/9/10)の京都新聞24ページに、
『インターバル速歩で健康を』という記事が
掲載されました。
京都市北区役所が、健康づくりの手段として「インターバル速歩」の普及に
取り組んでいるという内容です。
本日のブログでは、インターバル速歩と体力などについて、検討してみました。

http://www.jtrc.or.jp/interval/interview.php
科学的エビデンスが支えるインターバル速歩
信州大学大学院特任教授
NPO法人熟年体育大学リサーチセンター副理事
医学博士能勢博


まずはこのサイトを覗いてみました。
能勢博士によれば、

ヒトの体力は20歳代をピークとし、30歳を過ぎると、
誰しも10歳加齢するごとに5~10%ずつ低下していくそうです。

これを防ぐために
アメリカ・スポーツ医学会(ACSM)は、
個人の最大体力の 60~80%に相当する強度の運動を、
1日20分以上、週に3日以上実施する個別運動処方を推奨しています。
そうすれば6カ月で体力が10%向上し、
それに比例して生活習慣病の症状が改善するそうです。
しかし、通常のウォーキングでは運動強度が低すぎて、
効果が上がらない、とのことです。

そこで、能勢博士が推奨するのが「インターバル速歩」です。
いつでも、どこでも、誰でも、そして安価に、
体力向上のための運動トレーニングができます。

インターバル速歩ですが、
これは、「速歩」と、「緩歩」を3分間ずつ交互に行うものです。
これを速歩が1日トータルで15分以上になるように、
週に4日以上実践すればOKです。
速歩ばかり、行えばよいようなものですが、
なかなか速歩を5分、10分連続的に
続けるのは体力的に難しい人が多いようです。
それで、3分交代なのですね。
ウィークデ―が忙しい人は、週末にまとめてトータルの速歩時間が
週60分になるように実施してもいいそうです。

能勢博士の研究によれば
インターバル速歩を5ヶ月間行えば、

1)体力が最大20%増加。
2)生活習慣病指標が20%改善。
3)医療費が20%抑制。


とのことで、これを「20%の法則」と呼ぶそうです。

私は、現在69歳ですが、階段を4階くらいまでは駆けあがります。
まあ、一気に上るのは6階が限界ですが・・・。( ̄_ ̄|||)
速歩を続けても、まったくしんどくありません。
運動は、平均すると2週間に1回くらい、おじさんのテニス(ダブルス)を
4セットくらい行うくらいで、スポーツジムなどは一切通っていません。
(正確には、40代前半に、1年くらい、1/週、スポーツジムに通ったことがあります。)
そのわりに体力が全然落ちないので、少し不思議に思っていたのですが
能勢博士の研究や説明で、腑に落ちました。

「速歩が1日トータルで15分以上になるように、週に4日以上」

これが目標なら、江部康二は、1979年29歳で高雄病院就職以来、
毎日速歩で院内を、60分以上は、歩いていましたので軽くクリアです。
また、高雄病院理事長室が、丘の上に立つ建物の中にあるので、
毎日坂道を数往復しているのも筋力維持に良さそうです。
基本、私の歩行は、ほとんどが速歩で、ゆっくり歩きは
あまりありません。
幸い、速歩で、60分間以上歩き続けても
全く息切れもありません。
手持ちの、ヤマサの活動量計で測定すると、
歩数の60~70%が速歩(パワー ウオーク)でした。

生来のせっかちな性格と早歩きパターンが、
69年間、結果として、私の体力を保ってくれたようで、
ありがたいことでした。


☆☆☆
NHKでもインターバル速歩が取り上げられています。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_13.html
運動の健康効果「インターバル速歩に挑戦!」
松本大学大学院 根本賢一教授
更新日2016年9月7日

NHKの上記サイト、とてもわかりやすく、説明されていますので
是非、覗いてみてください。
インターバル速歩では、筋トレもしていないのに
太ももの筋力が13%上がったのは特筆ものですね。

以下、一部を抜粋です。

・・・インターバル速歩とは?
インターバル速歩は、速歩の分数が1日合計15分以上になるよう行うのが基本です。
3分の速歩を5回でも、1分の速歩を15回でもかまいません。
週に4日以上行うのがお勧めですが、無理をせず徐々に行うようにして下さい。・・・

・・・60歳前後の中高年を1日8000歩以上のウォーキングを行うグループと、
1日15分以上のインターバル速歩を行うグループに分け、
5ヵ月間、週4日以上行って、最大酸素摂取量と太ももの筋力を比較すると、
ウォーキングのグループはほとんど変化がなかったのに対して、
インターバル速歩のグループは最大酸素摂取量が9%上がり、
太ももの筋力が13%上がりました。

最大酸素摂取量が上がるということは、全身の持久力が高まることを示しています。
全身の持久力が高まると
心臓の病気や糖尿病などの生活習慣病になりにくくなります。・・・


江部康二
血糖調節システム。空腹時・食後。正常人・糖尿人。糖質あり・なし。
【19/09/09 西村典彦
食事由来の糖の代謝と血糖値の関係について
食事由来の糖の代謝について教えて頂きたいことがあり、連投させて頂きました。

アルコール摂取で血糖値が上がりにくくなる事は私もしばしば経験しますが、
食事由来の糖はまず、腸から門脈を経由して肝臓に運ばれると思います。
この時点で抹消の血糖値は上がっていないはずです。
その後、食事由来の糖はどうなるのでしょうか。
糖新生が抑制されて血糖値が上がらないと考えると
抹消には糖新生で産生された糖が運ばれていると解釈できます。
食事由来の糖は代謝され一旦グリコーゲンなどになり肝臓に蓄えられるのでしょうか。
肝臓の代謝をスルーして抹消に送られるのであれば、
糖新生が抑制されても血糖値は上がるような気がします。
もしくは血糖値に影響しているのは食事由来のスルーした直接の糖よりも
糖新生で産生された糖の影響がはるかに大きいと言う事でしょうか。】



こんにちは。
西村典彦さんから、食事由来の糖質と肝臓の糖新生と血糖値の関係について、
コメント・質問を頂きました。

今回は、血糖調節システムについて検討してみます。
人体の血糖調節は、なかなか精妙で複雑なシステムにより維持されています。
血糖値は、

「食事」「肝臓によるグリコーゲン分解・糖新生と糖の取り込み」「運動」「ストレス」
「インスリン・グルカゴンなどホルモン」「女性の生理」・・・


などなど、いろいろな要素が合わさって調節されています。


1) 空腹時

食物吸収が終了した直後(食事開始2時間後)には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。
食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、血糖値維持のために、筋肉など多くの組織のエネルギー源は、ブドウ糖から脂肪酸やケトン体に変わります。
そして、ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生(*)に切り替わります。
なお、筋肉には「グルコース6リン酸→グルコース」 とする回路がないので筋肉中のグリコーゲンからはグルコース(ブドウ糖)は作れません。

2) 主食摂食時(糖質あり)

血糖値を直接上昇させるのは、糖質・脂質・タンパク質のうち、糖質だけです。
糖質摂食時には、消化管から吸収されたブドウ糖は、門脈血からまず肝臓に約50%取り込まれ、それ以外が血液の大循環に回ります。
肝細胞でのブドウ糖取り込み自体は、糖輸送体Glut2(**)を介して行われ、インスリン追加分泌とは関係ありません。
しかし、肝に取り込まれたブドウ糖は、インスリンによりグリコーゲンとして蓄えられます。
糖質を摂取して血糖値が上昇すれば、正常人では速やかにインスリンが追加分泌されます。この場合、追加分泌は基礎分泌の数倍~10数倍レベルの大量となります。
例えば基礎分泌が5μU/mlなら追加分泌は、30~50~70μU/mlとかです。
肝臓に取り込まれなかったブドウ糖は、肝静脈から血中に入り、動脈血中に入ったブドウ糖は、インスリン追加分泌により細胞表面に移動した糖輸送体GLUT4により、骨格筋細胞や脂肪細胞に取り込まれます。骨格筋が、約70%の血糖を取り込みます。
これにより血糖値も速やかに下がります。

筋肉中に取り込まれた血糖は、エネルギー源として使われ、残りはグリコーゲンとして蓄えられます。
取り込まれず余った血糖は、インスリンにより脂肪組織か肝臓に取り込まれ、中性脂肪に変換され蓄えられます。

インスリン濃度が高いと、脂肪細胞の毛細血管にあるリポ蛋白リパーゼが活性化されて、血液中の中性脂肪が分解されて、脂肪酸とグリセロールになります。脂肪酸は、筋肉や体細胞や脂肪細胞のエネルギー源となります。
グリセロールはほとんどエネルギー源にはなりませんが、肝臓での糖新生の原料となります。
余剰の脂肪酸は、脂肪細胞に取り込まれて、中性脂肪として蓄えられます。

インスリンは、中性脂肪の合成を促進し、中性脂肪の分解を抑制します。
インスリンが肥満ホルモンたる所以です。

糖尿人では、<肝臓のグリコーゲン分解と糖新生>が摂食時にも抑制されにくいので、食後高血糖となります。
また糖尿人は、門脈血からの肝臓のブドウ糖取り込みも低下しているので、この面でも食後高血糖を起こしやすいのです。

さらに糖尿人の場合は、血液中のブドウ糖(食後高血糖)は、
<インスリン分泌不足>と<筋肉や脂肪細胞におけるインスリン抵抗性>により、
処理されにくいので、食後高血糖が遷延します。
また、インスリン作用不足による脂質代謝異常、アミノ酸代謝異常、高血糖そのものによるインスリン作用低下、インスリン拮抗ホルモン優位など、様々な因子が重なり合って、高血糖が持続します。

さらに、糖尿人の一部においては、胃不全麻痺(***)による内容物の排出遅延があり、
吸収も遅延して通常よりかなり遅れて血糖値が上昇することがあります。


3) 糖質制限食を摂取時(糖質がごく少量)

糖質摂取が野菜分のごく少量なので、食後血糖値はほとんど上昇しません。
追加分泌インスリンもごく少量で、基礎分泌の2~3倍くらいです。
正常人で基礎分泌が5μU/mlなら追加分泌は、10~15μU/mlとかです。
糖質制限食を摂取時は、食事している最中にも脂質が常に燃えています。
また食事中にも、肝臓でアミノ酸などから糖新生も行われています。
このため糖質摂取がごく少量でも低血糖にはならないのです。
糖尿人が糖質制限食を実践すれば、食後高血糖が改善しますが、糖新生により低血糖にはなりません。
正常人が糖質制限食を実践すれば、食後血糖値は正常値の範囲で低めとなります。

例えば正常人で食後1時間のピークの血糖値は、
糖質ありでは、130~160mg/dl
糖質制限ならせいぜい110~120mg/dl
くらいです。
勿論、肝臓で糖新生しますので、低血糖にはなりません。


4) 運動時

安静時には、インスリンの基礎分泌はありますが少量なので、糖輸送体(Glut4)は細胞表面に出てこれず、筋肉細胞・脂肪細胞は血糖をほとんど取り込まめません。

運動時(筋収縮時)には筋肉細胞の糖輸送体(Glut4)がインスリン追加分泌がなくても細胞表面に移動して、
血糖を取り込むことが可能となり、血糖値が下がります。
筋肉細胞が血糖を取り込んでエネルギー源とした後、筋肉中のグリコーゲンが満杯になれば、取り込みはストップします。
脂肪細胞は、運動には無関係です。
ジョギングや歩行ていどの軽い運動が適切とされています。
糖尿人でインスリンの基礎分泌があるていど以上不足していると、
運動によりかえって血糖値が上昇することがあるので注意が必要です。
バーンスタイン医師によれば、個人差はありますが、空腹時血糖値170mg/dlを超えているような場合は、
そのような可能性があるとのことです。
また、強度の強い運動だと、アドレナリンや副腎皮質ホルモンなどのインスリン拮抗ホルモンが分泌されますので、
血糖値が上昇することがあります。


4) ストレス

急性のストレスがあると、アドレナリン、グルカゴン、副腎皮質ステロイドホルモンなど血糖値を上げるホルモンが分泌されますので血糖値が上昇します。


血糖値は、1)、2)、3)、4)などの因子が複雑に絡み合ったシステムにより調節されています。
たかが血糖値されど血糖値、なかなか一筋縄ではいきませんね。

江部康二



(*)糖新生
①脂肪組織→グリセロール(中性脂肪の分解物)→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織

①②③はごく日常的に誰でも行っており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たり、日々糖新生の調節が行われているわけです。
糖新生の調整は、インスリンが行っています。
インスリンは、強力な糖新生抑制因子です。
インスリン不足だと肝臓がブドウ糖をつくり過ぎることになります。


(**)糖輸送体(Glut:glucose transporter)
ブドウ糖が細胞膜を通過して細胞内に取り込まれるためには、
グルコーストランスポーター(糖輸送体)と呼ばれる膜蛋白が必要です。

Glut1~Glut14が報告されています。
Glut1(脳、赤血球、網膜などの糖輸送体)はインスリン非依存性です。
Glut2(肝臓、膵臓のβ細胞などの糖輸送体)はインスリン非依存性です。
Glut4(筋肉細胞、脂肪細胞の糖輸送体)はインスリン依存性です。


(***)胃不全麻痺
バーンスタイン医師(米国の1型糖尿病の医師で糖質制限食実践中)の本にも記載されている<胃排泄遅延・胃不全麻痺>が
年期の入った糖尿人ではありえます。
欧米人には、胃不全麻痺が結構多いようですが日本人でも当然ありえます。
胃不全麻痺のある糖尿人は、夕食を午後6時頃食べても、胃からの排泄が遅延して吸収が遅くなり、
通常よりかなり遅れて血糖値が上昇することがあります。
そのため翌朝の空腹時血糖値が高値となることがあります。


お酒は血糖値を上げるのか、それとも下げるのか。
【19/09/06
お酒と血糖値の記事です
お酒は血糖値を上げるのか、それとも下げるのか
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/082200061/
タイムリーな話題の記事です】



こんにちは。
匿名さんから、日経グッディの「お酒と血糖値」に関する記事の情報を
コメント頂きました。
ありがとうございます。

ビールと白ワイン、ジン、水を飲んだときの
血糖値への影響を調べた研究(Am J Clin Nutr. 2007;85(6):1545-51.)を、
北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟医師が解説しておられます。
とても参考になります。
同一エネルギーの「各お酒・各食材」を健常者に供給しての実験です。

①健常な大学生、男性7名、女性3名で実験。
まずはビール、白ワイン、ジン、そして、
同じエネルギー量になるように合わせた食パンを、
それぞれ単体で摂取して、血糖値がどのくらい上がるかを検証しています。
その結果は、最も血糖値が上がるのが食パン、次いでビールで、
白ワインとジンはほとんど血糖値を上げていません。
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/082200061/?P=4
ほぼそれぞれの食品の糖質含有量に応じて血糖値が上昇しています。
糖質量は、食パン>ビール>白ワイン>ジンの順に多くなります。

②健常な大学生、男性5名、女性5名で実験。
次の実験では、さらに「食パン+水」、「食パン+前出の各お酒」の組み合わせで、
検証しています。
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/082200061/?P=4
結果、最も血糖値を上げたのは『食パン+水』でした。
食パンとお酒の組み合わせは、全て『食パンと水』より血糖値が上がりませんでした。
すなわち、アルコール(お酒)と一緒に糖質を摂取すると、
血糖値の上昇が抑えられたという結果です。

③健常な大学生、男性8名、女性10名で実験。
3つ目の実験では、糖質(マッシュポテト)を摂取する1時間前に、
水と前出のお酒を摂取した場合に、血糖値がどう変化するかを検証しています。
すると水以外のアルコールは全て血糖値の上昇が水より低いという結果になりました。
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/082200061/?P=5


これらの実験で検証された結果に基づけば、
食前酒でも食中酒でも、アルコールを摂取していれば、
糖質を食べても、血糖値の上昇があるていど抑制され
るという結論となります。

左党には、とても嬉しい結論ですね。
山田医師も述べておられますが、血糖上昇が低いのは、
アルコールが糖新生を抑制している可能性が高いと思われます。


<アルコールと血糖低下作用>
上述のようにアルコールには、血糖低下作用があります。
しかし、個人差が大きいので、(A)gのアルコールが血糖値を(B)mg、
低下させるというように一律にはいきません。

エネルギー源としては、[アルコール→糖質→脂質→タンパク質]の順で利用されます。
焼酎、ウィスキーなど蒸留酒には糖質は含まれていないので、
血糖は全く上昇しません。
しかし、アルコールを摂取すると、人体に対する毒物とみなされて、
優先的に肝臓で分解されますので、
その間、同じ補酵素を使う糖新生がブロックされてしまいます。
従って、アルコールを摂取すると結果として、
肝臓の糖新生を抑制することとなります。
血中アルコール濃度が上昇している間は、糖新生はブロックされるので、
個人差が大きいと思いますが、酒を飲んでいる最中は、
血糖値が下がる人もいると思います。

また、一定量以上のアルコールを摂取すれば、肝臓の夜間糖新生はブロックされ、
翌朝の早朝空腹時血糖値は、下がる可能性が高いです。
アルコールの血糖低下作用については個人差が大きいので、ご注意ください。

なお、SU剤内服中の糖尿人やインスリン注射中の糖尿人は、
過度のアルコール摂取により糖新生が阻害されると
低血糖になりやすいので要注意です。
正常人でも、空きっ腹で大量のアルコールを摂取すれば、
低血糖になる可能性もあります。

<アルコールの適量>
世界がん研究基金2007年の勧告では、アルコールの推奨量は、
男性は1日2杯、女性は1日1杯までとしています。
1杯はアルコール10~15グラムに相当します。

米国糖尿病学会は、
アルコール24g(30ml)/日を食事と共に摂る程度なら適量としていますが、
ビール(5%)なら600ml
ワイン(15%)なら200ml
ウイスキー(43%)なら70ml
焼酎(25%)なら120ml
糖質ゼロ発泡酒(4%)なら750ml

に相当します。

<アルコールのリスク>

世界がん研究基金の2007年の勧告で、アルコール摂取は、
「口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、大腸がん(男性)、乳がん」の確実なリスクであり、
「肝臓がん、大腸がん(女性)」 のリスクとなるので要注意です。 (→ο←)
それから、過度のアルコール摂取は、
肝細胞内での脂肪酸からの中性脂肪の過剰合成を引き起こします。
その一部は肝臓外へ分泌されて高中性脂肪血症の原因となり、
一部は肝細胞内に蓄積されて脂肪肝の原因となります。



江部康二
江部粉糖質制限パンの利野郁枝さん、出版記念のオフ会。ご報告。
おはようございます。
a-ta-sante糖質制限パン料理教室を主催しておられる
利野 郁枝 さんが
江部粉を使ったパンのレシピ本を出版されます。

ブログ読者の皆さん、
いろんな種類の美味しい糖質制限パンの作り方が、
満載ですので、是非、ご一読頂けば幸いです。
本の詳細がわかれば、またお知らせします。

今日の記事は、
江部粉のレシピ本出版のお祝いのオフ会(9/7)のご報告です。
以下は、世話役さんからの報告メールです。

世話役さん、ご苦労さま、お疲れさまでした。


江部康二


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

9月7日、大阪での糖質制限オフ会にご参加いただいた皆さん、
ご参加いただきまして本当にありがとうございました。
今回は、初参加の方がとても多くて、緊張されてた方もいたかと思います。
実は幹事の私もずっと緊張していて、最初の30分位手が震えていました(笑)
看護師ですから、大勢の前で話す事に慣れていません。
声が裏がえらないか心配でした(^^;)
1人ひとりの方とゆっくりお話をしたかったのですが、なかなかそれが出来ずに、
申し訳なかったなと思います。

今回の会場、「イタリアンダイニング リセラリナーシェ」、
こちらのレストランでは、糖質20g以下のコースで対応していただき、
実際、血糖値の上昇も少なかったです
(○○先生が、糖質制限料理を食べながら、ご自身の血糖値を何度も教えて下さいました。
「ここの料理は凄い!ホラ!血糖値上がってない!」
○○先生、ありがとうございました(^^))。

今回、利野先生の「江部粉パンのレシピ本」の御出版、
そしてお誕生日をお祝いしたくてオフ会を開きましたが、
参加された皆さんににも楽しんでいただきたい。
そう思って幹事として務めさせていただきました。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
そして色々と強力してくれた滋賀支部メンバーのみんな、ありがとう♪♪♪
レストラン リセラリナーシェの店長 谷川様、
スタッフの皆様、ありがとうございました。

私自身が誰よりも一番楽しい時間を過ごす事が出来、感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんの方に、心より、御礼申しあげます。

滋賀世話役




■利野 郁枝 先生のプロフィール
大阪在住。子供の喘息、アトピーをきっかけに食育に目覚める。
小麦パンの講師だったが、3年前に糖質制限を知り自ら実践。
減量だけでなく頭痛、腰痛、倦怠感、眠気などが改善したことで、糖質制限パンをつくりはじめる。
〈家族に安全な食生活!〉を基本に、原材料を厳選した糖質制限パンをはじめ、
おいしく、楽しく食べられる糖質制限の家庭料理レシピが好評。
日本糖質制限医療推進協会主催、一般向け糖質制限食講演会 大阪。
こんにちは。

2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。

◆題
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」

◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~

◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」

◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長

・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長

深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。


「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。

糖尿病の人において、眼科診察はとても重要です。
是非、この機会に「糖尿病と眼科」のお話を
じっくり聞いて頂きたいと思います。

私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。


大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。


江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。

第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。

第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。

深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。

関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。

*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。

☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)

「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」

◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~

◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」

〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

◆内容:

・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」


講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長

・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」

講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長

・・<深作秀春先生ご略歴>・・

1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。

88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。

国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。

深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。

「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。

また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。

・・・・・・・・・・・・・・

※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。

◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円

◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。


◆お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

◆お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と

ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

◆その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。

・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。

これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」講演会 in 東京
こんばんは。

2019年9月29日(日)東京都内で、
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、
一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部は、「たがしゅうブログ」(https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeで
 お馴染みの田頭秀悟先生に、
「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。

第2部は、私が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」

第3部は、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、
宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、
分かりやすくお話しいただきます。

宗田先生、田頭先生、江部康二の3人の揃い踏み講演は、初めての企画と思います。
乞うご期待です。

東京、横浜、関東、東海の皆さん、
是非、ご参加頂ければ幸いです。


江部康二

以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

9月29日(日)東京都内で、「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

講師は、産婦人科医で宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、神経内科医で南鹿児島さくら病院の田頭秀悟先生、ならびに当会理事長の江部康二医師です。

第1部は、自ら糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功され、「たがしゅうブログ」(
https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeなどを通して、糖質制限や医療についての考察を精力的に発信しておられる田頭先生に、「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。

第2部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。

第3部は、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値について画期的な研究をされ、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、ケトン体とは何か?、最新の情報も含めて分かりやすくお話しいただきます。

首都圏にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。

*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。

☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)

「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」

◆日程:2019年9月29日(日)13:00頃~16:30頃 ※開場・受付は、12:40~

◆会場:損保会館「大会議室」
 東京都千代田区神田淡路町二丁目9番地
 http://www.sonpo-k.co.jp/access.html

◆内容:

・第1部「病気はなぜできるのか 〜主体的医療のススメ〜 」

講師: 田頭秀悟 医師 / 医療法人日章会南鹿児島さくら病院

・第2部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」

講師: 江部康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長

・第3部「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」

講師: 宗田哲男 医師 / 宗田マタニティクリニック院長

・質疑応答

※第1部は40分、第2部・第3部は各60分、質疑応答は30分程度を予定しております。

◆受講費:賛助会員2,900円、一般(会員の方以外)3,400円

◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。


◆お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

◆お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/29
東京講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。

※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
※複数名の場合は、参加者様全員のご氏名をお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/29東京講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

◆その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは、9月27日(金)までに、事務局へご連絡願います。

・賛助会員交流会のキャンセルは、9月25日(水)までに、事務局へご連絡願います。

これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
ローカーボフェスin宝塚 のご案内
こんにちは。

2019年10月13日(日) 10:00〜17:00
ローカーボフェスin宝塚

が開催されます。
主催は、マリー秋沢さんとローカーボフェス実行委員会 です。

これまで数多くの妊娠糖尿病の妊婦さんを救ってこられた
ベストセラー
「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書) 」の著者、
宗田哲男先生
そして、糖質制限食のパイオニアである江部康二の二人が、講師を務めます。
おかげさまで、新刊「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術(ダイヤモンド社)」
第5刷、約12万部となっております。

宗田先生は、とてもお話が上手で、
愉快で楽しいご講演なので、私も今から楽しみです。
私は、糖質制限食の基礎理論や体験例、最新の情報などを
できるだけ、わかりやすくお話したいと思います。

チケットに関して
お申し込みはクラウドファンディングから
https://camp-fire.jp/projects/view/180645


クラウドファンディングで
お得なパッケージ販売(前売り券+お弁当+コロネロ)3000円 などがあります。

『糖質制限食弁当+コロネロ+前売り券』¥3000-


通常の講演会は、お弁当など勿論なしですから、
かなりのお得感がありますね。

詳細は、
クラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/180645

で、ご確認頂けば幸いです。

江部康二


☆☆☆
以下、事務局からのご案内です。
https://www.kokuchpro.com/event/83d71c04fc029c9d552e2acbbb590447/
マリー秋沢さんとローカーボフェス実行委員会



ローカーボフェスin宝塚
2019年10月13日(日) 10:00〜17:00


ローカーボフェスin宝塚
もう、我慢しない!美味しく食べて美しく健康に♪
《業界初》商工会議所と共催、地方自治体が後援。
美と食と健康のイベント【ローカーボフェスin宝塚】
会場 アピアホール・アピア2Fイベントスペース
住所 兵庫県宝塚市逆瀬川1-11-1
料金制度 有料イベント
ジャンル 生活 > 健康・ダイエット
事務局 ローカーボフェス実行委員会

イベント詳細
ご挨拶

マリー秋沢とローカーボフェス実行委員会からのご挨拶です
一般社団法人日本ニュートリションフーズ協会代表理事、マリー秋沢です。
私は10年前に糖質制限食と出会って救われた今年82歳になる、現役の医師で糖尿病の父がきっかけで料理の仕事の分野を糖質オフにシフトさせました。父の食事を1年間、糖質オフで作り、数値が基準値まで下がったことは衝撃的なことでした。そして、父だけではなく、もっと沢山の方々に知ってほしい、と思いました。
そして地元、宝塚に『マリーズローカーボフーズ』という、低糖質に特化したショップをオープンさせて4年目になります。
今回のフローカーボフェスの開催にあたり、行動を共にしてくれているたくさんの同じ想いの糖質セイゲニストが携わってくれています。
大きな夢を抱きすぎる、変革を起こしたい、と常に考えているマリー秋沢。
いつも皆様に助けられて少しづつ、前に進んでおります。

このプロジェクトで実現したいこと
宝塚商工会議所との共催、宝塚市が後援の【ローカーボフェスin宝塚】
糖質制限食の産みの親、江部康二先生。そしてこれまで数多くの妊娠糖尿病の妊婦さんを救ってこられた宗田哲男先生のお二人をお招きし、実施致します。
今回のフェスを成功させ、健康と長寿のための糖質制限食を多くの方に知っていただき、人生100年時代を意識した、新しい食の提案を全国へ、そして世界に向けて発信していきたい、というのが私の、そして今回フェスに関わってくれている皆さんの想いです。
これだけ医療が進歩しても、良い薬が開発されてもどんどん増え続ける生活習慣病やそれらの合併症。
なぜだろう?と疑問に思われませんか?
毎日の生活を意識することで生活習慣病は減ります。
結果的に医療費の削減にもなります。
大切なのは、毎日の食事の内容を考えること。
病気になる前に、時代に合った食事法と栄養を選択する事が必要なのです。

地域との活動
歌劇のまちで知られる宝塚、豊かな自然、美味しいお野菜、温泉、たくさんの素晴らしいものがありますが、まだあまり知られていません。
ここから始まる美と食と健康のイベントを通じて宝塚の魅力もお伝えできたら嬉しいな、と思います。
今回、クラウドファンディングで皆さんと作り上げるフェスを10月の頭の時期に設定したのには理由があります。
マリー秋沢は宝塚商工会議所の宝塚西谷ブランド協議会に所属しています。
定例会では、自然が豊富、お野菜が美味しい、ダリアのお花が全国でも珍しく素晴らしく沢山咲く、西谷地区。この宝塚西谷に、今後多くの方に足を運んでもらうにはどうすれば良いのか?などを話し合います。そして西谷が誇るダリアが咲き乱れるのが春と秋。


10月はダリアが満開!
会場の一角を、その素敵なダリアの花を散りばめたコーナーが作れたら、会場に来られた方々に宝塚の西谷のダリアの魅力を伝えることが出来るのではないか?と考えたのです。
可愛らしいダリアのお花と一緒に写真を撮っていただける空間を!

プロジェクトを立ち上げた背景・これまでの活動
2018年、私のふるさとである宝塚市で、宝塚商工会議所と共に『宝塚から新しい食の提案』『ローカーボ推進事業』をスタートさせました。
現在までに宝塚市内で、5店舗の事業者様に1品でも低糖質(ローカーボ)のメニューを置いてもらいたい、という想いでコンサルティングを実施してまいりました。
2019年、まだまだローカーボに関する知識が一般的には浸透していない状況を肌で感じ、
糖質過多の食生活が我々の身体に与える影響とは?
糖質制限食とは一体、どのようなものなのか?
など、正しい知識を身につける講座を提供する機関として一般社団法人 日本ニュートリションフーズ協会を立ち上げました。
2019年5月から、まずは宝塚市民の皆さんを中心に入門講座をスタート。
いくら飲食店の皆さんが安心、安全な低糖質のメニューをご用意しても市民の皆さんがその価値とご自身への必要性を感じ理解していなければ、なんの意味もなさなくなります。
そして、この度はさらに宝塚の方々を中心にフェスを開催することにより、より多くの方々への意識改革が可能となるはずです。
積み上げてきたものが実を結び、この10月13日に協会と商工会議所とで共催する【ローカーボフェスin宝塚】を開催することが決定いたしました。

資金の使い道
・講演会会場費(会場費、楽屋代、備品レンタル代)
・宝塚ダリアの花のブース
・広告費(フライヤーチラシの作成代・印刷代・)
・会場運営費(設営撤去費・案内看板・小道具レンタル・飲み物や軽食など)
・スタッフ手当(日当・交通費)
・雑費(打ち合わせ・運営費等)
支援していただいた資金は上記に充てさせていただきます。
自己資金では全額を賄うのは厳しい状況です。
皆さんと共に夢を実現させたい!
皆様、どうぞよろしくお願いします。

実施スケジュール

2019年8月1日㈭クラウドファンディングでチケット販売スタート
2019年9月13日クラウドファンディング終了
2019年10月13日(日)講演会開催

チケットに関して

お申し込みはクラウドファンディングから
https://camp-fire.jp/projects/view/180645
チケット付きのリターンに支援していただいた方々へ
チケット現物は送付いたしません。
入場に際しましては支援完了メールの画面もしくはプリントアウトした物をご提示下さい。

最後に
皆様と会場でお会いできます事を願っております。
一人でもたくさんの方に伝わりますように!
ビールは血糖値を上げる?上げない?
こんにちは。

少し前ですが、
「ビールで血糖値は上がらない。」
という情報が流れたことがありました。

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によれば、
『ビール100g中に、炭水化物が3.1g、利用可能炭水化物はTr(痕跡)ていど、
食物繊維はなし。 』

となっています。
利用可能炭水化物は、通常は糖質を意味します。
従って、この記載が正しいなら、

あくまでも理論的にはですが、ビールで血糖値は上昇しないことになります。
それで、「ビールで血糖値は上がらない。」という情報が
ネットなどで拡散したのかと思われます。

しかし、利用可能炭水化物が痕跡ていどで、食物繊維なしなら、
残る【炭水化物3.1g】の実態は何なのか、謎ですし、疑問です。

それで、自分で実験をすることにしました。

18:30 血糖値:114mg
缶ビール330mlを1缶(100mlあたり3.8gの糖質)、
実質、糖質は12.54gを摂取。
19:22 血糖値:154mg


私は体重が57kgなので、<64kg÷57kg=1.123>
体重64kgの2型糖尿人で、1gの糖質が、血糖値約3mg上昇。
<3mg × 1.123 = 3.37mg>なので、
体重57kgなら、1gの糖質が、血糖値約3.37mg上昇の予測となります。

缶ビール、330mlを1缶(12.54gの糖質)摂取して、
40mg血糖値が上昇で、
1gの糖質が約3.19mg血糖値を上昇させています。

まあ、ほぼ予測通りです。
少なくとも、2型糖尿人の江部康二においては、
ビールは含有炭水化物通りに血糖を上昇させました。
他の糖尿人のご同輩も同様の可能性が高いですね。

実験したメーカー名は、何かの法律上、出せないのですが、
日本のビールの製法は、どの大手メー-カーもほぼ一緒なので、
どのメーカーのビールも血糖値を上昇させると考えられます。
世界のビールも、日本と同様に下面発酵ビールが9割なので、
やはり血糖値を上昇させると思います。
下面発酵ビールは別名ラガータイプと呼ばれます。

上面発酵ビールはエールタイプと呼ばれます。
こちらは、今回実験していませんが、
おそらく、糖質分は血糖値を上昇させると思います。


結論です。
缶ビールの炭水化物表示はそのまま、血糖値を上げると考えられます。

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」の記載にある、
ビールの炭水化物は、現実にはそのまま糖質とみなす方が実態に即しています。

すなわち「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」の
『ビール100g中に、炭水化物が3.1g、利用可能炭水化物はTr(痕跡)ていど、
食物繊維はなし。 』

は、間違いである可能性が高く、
実際には、
『ビール100g中に、炭水化物が3.1g,利用可能炭水化物は3.1g、食物繊維はなし。 』
が正しいと思われます。

ブログ読者の糖尿人のご同輩の皆さん、ビールには、ご用心、ご用心。


江部康二
NHKカルチャー岐阜教室 9/28 糖尿病&生活習慣病と糖質制限食 講演会
こんにちは。

2019年9月28日(土)
17:00~18:30
NHKカルチャー岐阜教室
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html


NHKカルチャー岐阜教室で
糖質制限食の講演会を行います。
岐阜では、2年ぶりの講演会です。

糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
75分間の講演と15分間の質疑応答となります。
岐阜、名古屋、滋賀方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。

お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認
したことが、
大きな追い風となりました。

この2~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、さらに嬉しい報告があります。
2019年4月、米国糖尿病学会が、「コンセンサス・レポート」において、
糖質制限食が、エビデンスが最も豊富であると発表
したのです。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。


江部康二



☆☆☆
以下、NHKカルチャー岐阜教室のサイトから抜粋です。

糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~

http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html

講師 
一般財団法人高雄病院 理事長  江部康二医師
一般社団法人日本糖質制限医療推進協会 理事長
内科医 漢方医

内容
糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、数多くの臨床活動を通してメタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。米国糖尿病学会は2019年4月、ガイドラインで糖質制限食が最もエビデンスが豊富と明言しました。運動を勧められても長続きしなかった方、ダイエットの効果が表れなかった方に向け正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較や注意点などをお話します。

受講申し込み
NHKカルチャー岐阜教室
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html
058-264-6311

開催期間
2019/9/28(土) 17:00~18:30

受講料(税込み)
会員 3,261円
一般(入会不要) 3,823円
脂質摂取比率上昇、糖質摂取比率減少、糖尿病予備軍減少。
こんにちは。
日本では、一般に、脂質摂取比率が増えて、糖質摂取比率が減少して
糖尿病が増加したというのが、定説です。

この定説が真実なのか否かを検証するために、
日本全体の三大栄養素の摂取比率の推移と
糖尿病有病数や予備軍有病率の推移を
検討してみました。

すると実際には、
脂質摂取比率が増えて、炭水化物摂取比率が減少して、
糖尿病増加数が急減し、糖尿病予備軍数は減少していました。


厚生労働省は、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。
その中で、4~5年に1回、糖尿病有病数を集計しています。
今回2016年の糖尿病有病数は、2012年に比し、約50万人増加で、
前回と同じぐらいです。(2017年9月21日に厚生労働省発表)

slide3.jpg

1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加) 予備軍:1320万人

2012年:950万人(5年間で60万人増加) 予備軍:1100万人(220万人減少)
2016年:1000万人(4年間で50万人増加) 予備軍:1000万人(100万人減少)

これで見ると、2002年→2007年の増加数が、
150万人と半端じゃないですね。

2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比しかなり少ないです。

2012年→2016年の増加、4年間で50万人は前回と同じくらいです。

糖尿病予備軍は、2012年に約1100万人で、2007年から約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の初めての減少でした。
さらに2016年は糖尿病予備群は約1000万人で、
2012年から約100万人減少で、前回と同様の傾向です。

冷静に考えて、糖尿病増加の勢いが弱まって、
糖尿病予備軍はとうとう減少に転じたことになります。

実はずっと増え続けていた炭水化物摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、60.4%から59.4%に減っています。
2010年から2012年にかけては、59.4%から59.2%に減っています。
2012年から2015年にかけて、さらに59.2%から58.4%に減っています。

そして、ずっと減少傾向だった脂質摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、24.9%から25.9%に増えているのです。
さらに2010年→2012年→2015年と、25.9→26.2→26.9%と増えています

slide2.jpg

そして、これを受けて、20007年から2012年にかけて糖尿病の増加が急減して、
糖尿病予備群は220万人も減少しているのです。
2012年から2016年も糖尿病は増加していますが、歯止めがかかっていて
予備群も前回の調査に続いて減少です。

保健所や一般の医師・栄養士の食事指導は、
旧態依然たる日本糖尿病学会推奨で唯一無二のカロリー制限食で、
数十年来不変ですので、今更この影響はないと思います。

なお、2000年~2015年まで日本の人口は
1億2700万~1億2800万くらいで大きな変化はありません。
そして、この間、高齢化はどんどん進んでいるので、普通に考えると
高齢者に多い病気である糖尿病は、より増加し易い状況だったと言えます。
それが歯止めがかかったというわけです。


<日本の総人口の変遷>
平成12(2000) 126926人
平成17(2005) 127768
平成18(2006) 127901
平成19(2007) 128033
平成20(2008) 128084
平成21(2009) 128032
平成22(2010) 128057
平成23(2011) 127799
平成24(2012) 127515
平成25(2013) 127298
平成26(2014) 127038
平成27(2015) 127095人


こうなると、炭水化物摂取が減って脂質摂取が増えて、
糖尿病の激増に歯止めがかかったという事実は、
糖質制限食の影響の可能性
がありえますね。(^^) 


☆☆☆
国民健康・栄養調査|厚生労働省
       エネルギー    脂肪エネルギー比率  炭水化物エネルギー比率
2010年   1849kcal          25.9%           59.4%
2011     1840            26.2            59.2
2012     1874            26.2            59.2
2013     1873            26.2            58.9
2014    1863             26.3           59.0
2015    1889             26.9            58.4


江部康二
電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』発売開始。
こんにちは。
電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』
SBクリエイティブ (2019/8/30)

発売開始です。

紙媒体はなしで、電子書籍のみです。
その分、お安くなっていて、
Amazon Kindle http://ul.sbcr.jp/Dh6Y5 で¥864-です。

コンビニエンスストアやドラッグストア、スーパー、ファストフードなどで買える、
ランチにおすすめの商品やメニューを「実名」で多数掲載してあります。
野菜や肉類などの基本的な食材についても掲載しています。
スマートフォンで使いやすいよう、レイアウトを設計してあるので、
ぜひ、買い物や外食時に役立てて頂けば幸いです。

Amazon Kindle
http://ul.sbcr.jp/Dh6Y5

楽天kobo
http://ul.sbcr.jp/dj0by

Google Play
http://ul.sbcr.jp/Cu5R7

BOOK☆WALKER(予約中)
http://ul.sbcr.jp/o1gDb

糖質量&炭水化物量ポケットガイド(立ち読み版)
http://ul.sbcr.jp/BD-toushitsu


江部康二


☆☆☆
以下は、電子書籍『糖質量&炭水化物量ポケットガイド』のはじめにです。

はじめに
近年、糖質制限食に賛成する医療機関は順調に増えています。
2013年10月に「米国糖尿病学会」が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」の中で、
糖質制限食を正式に容認したことが、大きなプラスとなったと
考えられます。2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という結論の論文が、
『ランセット』という信頼度の高い英国の医学雑誌に発表され、
これも大きな追い風となりました。
そして2019年4月、米国糖尿病学会は「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」ガイドラインを発表しました。
その中で『糖質制限食』のエビデンスがもっとも豊富であるとして
積極的に推奨されています。
ここ数年で、糖質制限食Jは着実に普及しつつあるのです。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限食市場は3184億円とのことですが、
昨今では各食品メーカーはもちろん、
コンビニエンスストアやファストフードでも、
糖質を抑えた商品やメニューを次々と投入しています。
低糖質商品のコーナーを設けるドラッグストアや
スーパーも見かけるようになりました。
糖質制限食は新たなビジネスチャンスにもなっているのです。



内容紹介
もう毎日のランチ選びで困らない!
コンビニやスーパーで選ぶべき市販食品、外食を実名で紹介!

生活習慣が原因の2型糖尿病の治療はもちろん、ダイエットや美容にも有効な糖質制限。
最近では、内臓脂肪を落とすのにも効果的と注目されています。

糖質制限を始めたときに最初に困るのが、毎日のランチです。
自宅でお昼を食べる人や弁当を作っている人は、糖質の低い食材で手作りできますが、
コンビニエンスストアやファストフードなどでランチを買う人は、糖質の低い商品を探すのはなかなか大変です。

そこで本書では、コンビニエンスストアやドラッグストア、スーパー、ファストフードなどで買える、
ランチにおすすめの商品を「実名」で多数掲載しました。

おすすめの組み合わせや、キーワード、写真からなど、
インデックスも工夫してありますので、さまざまな方法で商品を探すことができます。

野菜や肉類などの基本的な食材についても掲載していますので、
外食時にメニューに糖質量が掲載されていないときでも、おおよその糖質量を調べることができます。

本書はスマートフォンで使いやすいよう、レイアウトを設計してあります。
ぜひ、買い物や外食時に役立ててください。

●目次
はじめに
糖質制限Q&A
ランチインデックス
キーワードインデックス
写真インデックス
Part1 市販食品、外食編
Part2 素材、定番料理編
商品、素材目次