2019年08月30日 (金)
こんにちは。
菓子職人9月・10月限定マンスリーケーキ
カフェとココナッツのムースケーキ
発売開始です。

測定結果
2019年8月22日(木)
午後6時前 106mg/dl
午後6時、菓子職人ケーキ【カフェ&ココナッツ】100g摂取
60分後、午後7時血糖値:117mg/dl
62分後血糖値:118mg/dl
65分後血糖値:117mg/dl
カフェ&ココナッツケーキ100gあたり摂取で、11mg/dl血糖値上昇です。
糖尿人・江部康二のピークの血糖値上昇は1gの糖質で3mg/dlです。
ということは「11mg/dl÷3mg/dl=3.7g」の糖質含有量で、ほぼ想定範囲で、糖質制限食合格です。
菓子職人 9月・10月限定 Monthly cake(マンスリーケーキ)
ほろ苦コーヒーゼリーがプルっと!
カフェとココナッツのムースケーキ
【販売ページ】

糖質 3.55g カロリー 249kcal
※100gあたり ※エリストールを除く
賞味期限:冷凍保存20日間、解凍後要冷蔵にて2日間
内容:直径15cm×高さ4.5cm/約530g 1台
価格 4,500円(税込)
カフェとココナッツのムースケーキ 美味しさのヒミツ

A 生クリーム
B コーヒーのジュレ
C ムースココナッツ
D コーヒーゼリー
E ムースカフェ
F ココア生地
G ココナッツファイン
コーヒージュレとゼリーの爽やかな清涼感ある甘さと、生クリームとココナッツのしっとりとしたボリューム感の合わせ技で、
芳醇な味わいとなっています。
ブログ読者の皆さんも、是非、ご賞味頂ければ幸いです。
美味しくて素敵な糖質制限スイーツをいつも提供して頂き、菓子職人さん、ありがとうございます。
【ご購入はこちらから】
菓子職人9月・10月限定マンスリーケーキ
カフェとココナッツのムースケーキ
発売開始です。

測定結果
2019年8月22日(木)
午後6時前 106mg/dl
午後6時、菓子職人ケーキ【カフェ&ココナッツ】100g摂取
60分後、午後7時血糖値:117mg/dl
62分後血糖値:118mg/dl
65分後血糖値:117mg/dl
カフェ&ココナッツケーキ100gあたり摂取で、11mg/dl血糖値上昇です。
糖尿人・江部康二のピークの血糖値上昇は1gの糖質で3mg/dlです。
ということは「11mg/dl÷3mg/dl=3.7g」の糖質含有量で、ほぼ想定範囲で、糖質制限食合格です。
菓子職人 9月・10月限定 Monthly cake(マンスリーケーキ)
ほろ苦コーヒーゼリーがプルっと!
カフェとココナッツのムースケーキ
【販売ページ】

糖質 3.55g カロリー 249kcal
※100gあたり ※エリストールを除く
賞味期限:冷凍保存20日間、解凍後要冷蔵にて2日間
内容:直径15cm×高さ4.5cm/約530g 1台
価格 4,500円(税込)
カフェとココナッツのムースケーキ 美味しさのヒミツ

A 生クリーム
B コーヒーのジュレ
C ムースココナッツ
D コーヒーゼリー
E ムースカフェ
F ココア生地
G ココナッツファイン
コーヒージュレとゼリーの爽やかな清涼感ある甘さと、生クリームとココナッツのしっとりとしたボリューム感の合わせ技で、
芳醇な味わいとなっています。
ブログ読者の皆さんも、是非、ご賞味頂ければ幸いです。
美味しくて素敵な糖質制限スイーツをいつも提供して頂き、菓子職人さん、ありがとうございます。
【ご購入はこちらから】
2019年08月29日 (木)
こんにちは。
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について⑥「高血糖の記憶」についてです。
「高血糖の記憶」そのものは、消えないので対処しようがないようにも思えますが、
糖尿人においては、前もって、頸動脈エコーや心臓の検査などをしておくことは大切です。
例えば、高血糖の記憶により冠動脈狭窄などがあった場合、
検査で発見されれば、心筋梗塞を起こす前にステントを入れて予防することが可能です。
⑥<高血糖の記憶>
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について⑥は、
「高血糖の記憶」についてです。
糖尿病血管合併症のメカニズムを特徴的に説明する、
高血糖の記憶(hyperglycemic memory)と呼ばれる概念があります。
「高血糖の記憶」とは、過去の高血糖レベルとその曝露期間が生体に記憶され、
その後の血管合併症の進展を左右するという考え方です。
ヒトの糖尿病において、この「高血糖の記憶」の存在を示すエビデンス(証拠)として、
米国の1型糖尿病患者の大規模臨床研究・DCCTの
フォローアップ試験であるEDIC-DCCTの報告があります。
DCCTでは、1型糖尿病患者を従来の通常療法群と、
より厳格に血糖管理を行う強化療法群に分け、平均6.5年間追跡しました。
その結果、通常療法群に比べ強化療法群で平均HbA1c値が1.9%低下
し、強化療法群で血管合併症の進展リスクが大幅に減少しました。(*)
同研究終了後に行われたEDIC-DCCTでは、通常療法群にも強化療法を実施し、
両群をさらに平均11年間追跡しました。
つまり「継続的な強化療法群」と「通常療法→強化療法群」の2つのグループの比較が、
DCCT終了後11年間行われたことになりますね。
その結果、開始から3~4年で両群の平均HbA1c値がほぼ同等となったにも関わらず、
11年間の心筋梗塞、脳卒中、心血管死のリスクは
「継続的な強化療法群」の方が
やはり低かった(相対リスク57%低下)ことが報告されたのです。(**)
すなわち、糖尿人において一定期間血糖コントロールが不良であれば、
高血糖の記憶が「借金」のように生体内に残り、
その後良好なコントロールが得られても、
血管合併症リスクの差は縮まらないことが示されたわけです。
この借金の正体が、組織沈着「AGEs」ではないかと言われています。
まだ仮説ではありますが、組織に沈着したAGEsが血管を傷害し続け、
動脈硬化の元凶となり「高血糖の記憶」を最もよく説明するとされています。(***)
高血糖の記憶・借金を残さないためには、
糖尿病発症の初期の段階から血糖コントロールを保つことが大切です。
当然、早ければ早いほどいいわけです。
体内で蓄積されるAGEsの量について考察してみると、
「AGEsの蓄積量=血糖値の高さ×持続期間」で予測できると思われます。
糖尿人の皆さん、カロリー制限食(高糖質食)では必ず、
食後高血糖が生じAGEsも蓄積していき、将来に借金を残します。
是非、糖質制限食で速やかな血糖コントロールを目指して下さいね。
「高血糖の記憶」が存在すれば、例え糖質制限食で血糖コントロール良好になっても、
半年後や1年後や2年後に、過去の借金の動脈硬化のために、
狭心症や心筋梗塞など糖尿病合併症をおこしえるということです。
(*)N Engl J Med 1993; 329: 977-986
(**)N Engl J Med 2005; 353: 2643-2653
(***)AGEs
ブドウ糖や果糖は生体内で蛋白質にへばり付く性質を持っています。
血糖は、糖化反応により血管壁のコラーゲンなど様々なタンパク質に付着します。
糖とタンパク質の結合物は変性してアマドリ化合物となります。
ここまでが糖化反応系の初期段階で、HbA1cやグリコアルブミンも
このアマドリ化合物の一種です。
この段階だとまだ分解・代謝が可能です。
このアマドリ化合物は糖化反応の後期段階になると、さらに変性してAGEsとなります。
Advanced Glycation End-productsの頭文字をとってAGEsと呼ばれます。
日本語では終末糖化産物と訳されています。
AGEsは分解・代謝は困難であり、消えない借金となります。
AGEsは、糖尿病合併症を引き起こす、重大な原因の1つです。
江部康二
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について⑥「高血糖の記憶」についてです。
「高血糖の記憶」そのものは、消えないので対処しようがないようにも思えますが、
糖尿人においては、前もって、頸動脈エコーや心臓の検査などをしておくことは大切です。
例えば、高血糖の記憶により冠動脈狭窄などがあった場合、
検査で発見されれば、心筋梗塞を起こす前にステントを入れて予防することが可能です。
⑥<高血糖の記憶>
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について⑥は、
「高血糖の記憶」についてです。
糖尿病血管合併症のメカニズムを特徴的に説明する、
高血糖の記憶(hyperglycemic memory)と呼ばれる概念があります。
「高血糖の記憶」とは、過去の高血糖レベルとその曝露期間が生体に記憶され、
その後の血管合併症の進展を左右するという考え方です。
ヒトの糖尿病において、この「高血糖の記憶」の存在を示すエビデンス(証拠)として、
米国の1型糖尿病患者の大規模臨床研究・DCCTの
フォローアップ試験であるEDIC-DCCTの報告があります。
DCCTでは、1型糖尿病患者を従来の通常療法群と、
より厳格に血糖管理を行う強化療法群に分け、平均6.5年間追跡しました。
その結果、通常療法群に比べ強化療法群で平均HbA1c値が1.9%低下
し、強化療法群で血管合併症の進展リスクが大幅に減少しました。(*)
同研究終了後に行われたEDIC-DCCTでは、通常療法群にも強化療法を実施し、
両群をさらに平均11年間追跡しました。
つまり「継続的な強化療法群」と「通常療法→強化療法群」の2つのグループの比較が、
DCCT終了後11年間行われたことになりますね。
その結果、開始から3~4年で両群の平均HbA1c値がほぼ同等となったにも関わらず、
11年間の心筋梗塞、脳卒中、心血管死のリスクは
「継続的な強化療法群」の方が
やはり低かった(相対リスク57%低下)ことが報告されたのです。(**)
すなわち、糖尿人において一定期間血糖コントロールが不良であれば、
高血糖の記憶が「借金」のように生体内に残り、
その後良好なコントロールが得られても、
血管合併症リスクの差は縮まらないことが示されたわけです。
この借金の正体が、組織沈着「AGEs」ではないかと言われています。
まだ仮説ではありますが、組織に沈着したAGEsが血管を傷害し続け、
動脈硬化の元凶となり「高血糖の記憶」を最もよく説明するとされています。(***)
高血糖の記憶・借金を残さないためには、
糖尿病発症の初期の段階から血糖コントロールを保つことが大切です。
当然、早ければ早いほどいいわけです。
体内で蓄積されるAGEsの量について考察してみると、
「AGEsの蓄積量=血糖値の高さ×持続期間」で予測できると思われます。
糖尿人の皆さん、カロリー制限食(高糖質食)では必ず、
食後高血糖が生じAGEsも蓄積していき、将来に借金を残します。
是非、糖質制限食で速やかな血糖コントロールを目指して下さいね。
「高血糖の記憶」が存在すれば、例え糖質制限食で血糖コントロール良好になっても、
半年後や1年後や2年後に、過去の借金の動脈硬化のために、
狭心症や心筋梗塞など糖尿病合併症をおこしえるということです。
(*)N Engl J Med 1993; 329: 977-986
(**)N Engl J Med 2005; 353: 2643-2653
(***)AGEs
ブドウ糖や果糖は生体内で蛋白質にへばり付く性質を持っています。
血糖は、糖化反応により血管壁のコラーゲンなど様々なタンパク質に付着します。
糖とタンパク質の結合物は変性してアマドリ化合物となります。
ここまでが糖化反応系の初期段階で、HbA1cやグリコアルブミンも
このアマドリ化合物の一種です。
この段階だとまだ分解・代謝が可能です。
このアマドリ化合物は糖化反応の後期段階になると、さらに変性してAGEsとなります。
Advanced Glycation End-productsの頭文字をとってAGEsと呼ばれます。
日本語では終末糖化産物と訳されています。
AGEsは分解・代謝は困難であり、消えない借金となります。
AGEsは、糖尿病合併症を引き起こす、重大な原因の1つです。
江部康二
2019年08月28日 (水)
こんにちは。
2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
◆題
『 「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」』
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。
「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。
糖尿病の人において、眼科診察はとても重要です。
是非、この機会に「糖尿病と眼科」のお話を
じっくり聞いて頂きたいと思います。
私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。
大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。
深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。
関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
・・<深作秀春先生ご略歴>・・
1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。
88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。
国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。
深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。
「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。
また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。
・・・・・・・・・・・・・・
※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
◆題
『 「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」』
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。
「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。
糖尿病の人において、眼科診察はとても重要です。
是非、この機会に「糖尿病と眼科」のお話を
じっくり聞いて頂きたいと思います。
私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。
大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。
深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。
関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
・・<深作秀春先生ご略歴>・・
1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。
88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。
国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。
深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。
「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。
また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。
・・・・・・・・・・・・・・
※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年08月27日 (火)
こんにちは。
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、「便秘」についてです。
⑤<便秘>
好ましくない症状・変化シリーズ第5弾、「便秘について」です。
糖質制限食と便通に関してはよく質問があります。
過去、外来患者さん・入院患者さん・ブログ読者さんから、
それぞれいろんな情報をもらってきました。
個人差があり、何種類かのパターンがあります。
Aさんは、3日に一度ひどい腹痛・下痢だったのが、
糖質制限食の実践により見事に改善したそうです。
Bさんは、ひどい便秘だったのが、毎日便通があるようになったそうです。
Cさんは、糖質制限食を始める前は毎日あった便通が、
糖質制限食を始めて10日目くらいから、便秘ぎみになったそうです。
でも
「野菜をよく噛むようにして多めに摂って、
1ヶ月目くらいから少しずつ改善し、3ヶ月目からは、快便」
とのこと、良かったです。
さて、糖質制限食により、下痢が治った人、便秘が治った人、
初期便秘になった人、三者三様の変化がでました。
私自身も、当初の三ヶ月間、普通の便の時と、便秘気味になったり、
逆に急に下痢したりと定まらなかったのですが、
四ヶ月目くらいから快便となり安定しました。
今までと全く異なる食生活になるので、
腸内細菌が安定するまで約2~3割程度の人に便通の変化が起こるようです。
一旦便秘気味になったとしても、糖質制限食で代謝全てが改善するので、
しばらく経過したらCさんのように、便通も好調になることがほとんどです。
高雄病院にコントロール・教育入院された、
1400名以上(2001年~2018年)の糖尿病患者さんの場合は、
約7~8割の人は便通に特に問題はありませんでした。
残りの2~3割くらいに入院中に便秘気味になる人がありました。
入院中、ダイエット希望も兼ねて、
女性で1200kcal/日ていどに低めのエネルギー摂取だと、
運動もあまりしないこともあり、便秘しやすいようです。
単純に低カロリーで食事摂取量が少ないと便秘しやすいことがあります。
入院中、女性で1600kcal、男性で1800kcal/日くらいにしていくと、
便通もましになることが多いです。
入院中の給食のエネルギーは、
予算上あまり多くできないという事情があるので退院したら、
もう少し増やしてOKです。
外来患者さんでは、便秘の訴えはそれほど多くありません。
運動量にもよりますが、 糖質制限食として、
厚生労働省のいう<推定エネルギー必要量>を目安に、
身体活動レベルが低い人でも
男性:2100 ~2300kcal/日
女性:1650~1750 kcal/日 日
くらいは食べた方が、便通には良いと思います。
肉類や魚貝類や豆腐などと共に、
Cさんの如く野菜や海藻や茸をたっぷりよく噛んで摂取するのが、
食物繊維も補充できて便通のコントロールには良いように思います。
江部康二
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、「便秘」についてです。
⑤<便秘>
好ましくない症状・変化シリーズ第5弾、「便秘について」です。
糖質制限食と便通に関してはよく質問があります。
過去、外来患者さん・入院患者さん・ブログ読者さんから、
それぞれいろんな情報をもらってきました。
個人差があり、何種類かのパターンがあります。
Aさんは、3日に一度ひどい腹痛・下痢だったのが、
糖質制限食の実践により見事に改善したそうです。
Bさんは、ひどい便秘だったのが、毎日便通があるようになったそうです。
Cさんは、糖質制限食を始める前は毎日あった便通が、
糖質制限食を始めて10日目くらいから、便秘ぎみになったそうです。
でも
「野菜をよく噛むようにして多めに摂って、
1ヶ月目くらいから少しずつ改善し、3ヶ月目からは、快便」
とのこと、良かったです。
さて、糖質制限食により、下痢が治った人、便秘が治った人、
初期便秘になった人、三者三様の変化がでました。
私自身も、当初の三ヶ月間、普通の便の時と、便秘気味になったり、
逆に急に下痢したりと定まらなかったのですが、
四ヶ月目くらいから快便となり安定しました。
今までと全く異なる食生活になるので、
腸内細菌が安定するまで約2~3割程度の人に便通の変化が起こるようです。
一旦便秘気味になったとしても、糖質制限食で代謝全てが改善するので、
しばらく経過したらCさんのように、便通も好調になることがほとんどです。
高雄病院にコントロール・教育入院された、
1400名以上(2001年~2018年)の糖尿病患者さんの場合は、
約7~8割の人は便通に特に問題はありませんでした。
残りの2~3割くらいに入院中に便秘気味になる人がありました。
入院中、ダイエット希望も兼ねて、
女性で1200kcal/日ていどに低めのエネルギー摂取だと、
運動もあまりしないこともあり、便秘しやすいようです。
単純に低カロリーで食事摂取量が少ないと便秘しやすいことがあります。
入院中、女性で1600kcal、男性で1800kcal/日くらいにしていくと、
便通もましになることが多いです。
入院中の給食のエネルギーは、
予算上あまり多くできないという事情があるので退院したら、
もう少し増やしてOKです。
外来患者さんでは、便秘の訴えはそれほど多くありません。
運動量にもよりますが、 糖質制限食として、
厚生労働省のいう<推定エネルギー必要量>を目安に、
身体活動レベルが低い人でも
男性:2100 ~2300kcal/日
女性:1650~1750 kcal/日 日
くらいは食べた方が、便通には良いと思います。
肉類や魚貝類や豆腐などと共に、
Cさんの如く野菜や海藻や茸をたっぷりよく噛んで摂取するのが、
食物繊維も補充できて便通のコントロールには良いように思います。
江部康二
2019年08月26日 (月)
こんにちは
a-ta-sante糖質制限パン料理教室を主催しておられる
利野 郁枝 さんが
江部粉を使ったパンのレシピ本を出版されます。
ブログ読者の皆さん、
いろんな種類の美味しい糖質制限パンの作り方が、
満載ですので、是非、ご一読頂けば幸いです。
本の詳細がわかれば、また報告します。
今回は、
江部粉のレシピ本出版のお祝いのオフ会のご案内です。
以下は、世話役さんからの案内メールです。
江部康二
<オフ会のご案内>
9月7日(土)18時~、大阪市内のレストランにて、オフ会を開催します。
糖質制限をしている人も、していないけど興味があるだけの人も、どうぞご参加下さい(^^)
来月、江部粉を使ったパン教室の利野先生が、江部粉のレシピ本を出版される事になりました!
それをどうしてもお祝いしたくて来月のオフ会を開催する事になりました!
江部粉ファンの方も、知らない方も、ただただ糖質制限のオフ会そのものに興味がある方も、
色々な方に来ていただけると嬉しいです(*^^*)
9月7日(土)18時~(3時間くらい)
大阪市内の低糖質対応レストラン
会費:飲み放題5,500円(税込み)
お料理:糖質20g以下のコース料理
参加人数:30名 先着順
8/22現在、申し込み21名。あともう少し余裕があります。
参加ご希望の方は、フルネームでこちらのアドレスまでお願いします!
(携帯からの方はg-mailが受け取れるようにしておいて下さい)
滋賀世話役
b.shiga.f@gmail.com
■利野 郁枝 先生のプロフィール
大阪在住。子供の喘息、アトピーをきっかけに食育に目覚める。
小麦パンの講師だったが、3年前に糖質制限を知り自ら実践。
減量だけでなく頭痛、腰痛、倦怠感、眠気などが改善したことで、糖質制限パンをつくりはじめる。
〈家族に安全な食生活!〉を基本に、原材料を厳選した糖質制限パンをはじめ、
おいしく、楽しく食べられる糖質制限の家庭料理レシピが好評。
a-ta-sante糖質制限パン料理教室を主催しておられる
利野 郁枝 さんが
江部粉を使ったパンのレシピ本を出版されます。
ブログ読者の皆さん、
いろんな種類の美味しい糖質制限パンの作り方が、
満載ですので、是非、ご一読頂けば幸いです。
本の詳細がわかれば、また報告します。
今回は、
江部粉のレシピ本出版のお祝いのオフ会のご案内です。
以下は、世話役さんからの案内メールです。
江部康二
<オフ会のご案内>
9月7日(土)18時~、大阪市内のレストランにて、オフ会を開催します。
糖質制限をしている人も、していないけど興味があるだけの人も、どうぞご参加下さい(^^)
来月、江部粉を使ったパン教室の利野先生が、江部粉のレシピ本を出版される事になりました!
それをどうしてもお祝いしたくて来月のオフ会を開催する事になりました!
江部粉ファンの方も、知らない方も、ただただ糖質制限のオフ会そのものに興味がある方も、
色々な方に来ていただけると嬉しいです(*^^*)
9月7日(土)18時~(3時間くらい)
大阪市内の低糖質対応レストラン
会費:飲み放題5,500円(税込み)
お料理:糖質20g以下のコース料理
参加人数:30名 先着順
8/22現在、申し込み21名。あともう少し余裕があります。
参加ご希望の方は、フルネームでこちらのアドレスまでお願いします!
(携帯からの方はg-mailが受け取れるようにしておいて下さい)
滋賀世話役
b.shiga.f@gmail.com
■利野 郁枝 先生のプロフィール
大阪在住。子供の喘息、アトピーをきっかけに食育に目覚める。
小麦パンの講師だったが、3年前に糖質制限を知り自ら実践。
減量だけでなく頭痛、腰痛、倦怠感、眠気などが改善したことで、糖質制限パンをつくりはじめる。
〈家族に安全な食生活!〉を基本に、原材料を厳選した糖質制限パンをはじめ、
おいしく、楽しく食べられる糖質制限の家庭料理レシピが好評。
2019年08月25日 (日)
こんにちは。
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、高LDLコレステロール血症です。
④<高LDLコレステロール血症>
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(4)は、
高LDL血症です。
日本動脈硬化学会のガイドラインにおいて、
総コレステロール(TC)は評価項目から外れています。
評価対象は、HDLコレステロールとLDLコレステロールです。
糖質制限食で、HDLコレステロールは増加するので、良いことです。
LDLコレステロールに関しては、<低下・不変・増加>の3パターンがあります。
何故3パターンあるのかを突き止めるために、まずはコレステロー
ルの成り立ちを考えてみます。
コレステロールは、生体のあらゆる細胞膜の構築に必須の物質であり、
肝臓で合成し腸肝循環によって制御・調節されています。
このように、コレステロールは、人体にとって必要不可欠な、
重要な構成成分の一つです。
ヒトだけではなく、約2億2500万年前に哺乳類が誕生して以来、
生命現象の根幹をなす細胞膜などの原料として一貫して利用されてきたのです。
そのため血清コレステロール値は、
摂取された食物のコレステロールが少ない場合は肝臓での合成が高まり、
一方、摂取コレステロールが多い場合は、肝臓での合成が徐々に減少して、
一定量を必ず確保するよう調整しています。
例えば玄米菜食の実践により
「コレステロールを食事からあまりとらない食生活」だったとすれば、
肝臓でのコレステロール合成能力はかなり高まっています。
玄米菜食的な食生活をしていて糖尿病を発症した人が、
糖質制限食を開始して食事からコレステロールがたくさん入ってきたら、
「肝臓のコレステロール合成増強 + 食事からのコレステロールの増加」
となりますので、普通の食事だった人に比し、
血清コレステロールが高値となりやすいです。
この場合、基準値(140mg/dl未満)だったLDLコレステロール値が、
200mg/DL超えなどに一旦上昇します。
総コレステロール値は、300mg/dlを超えてきます。
しかし、一旦上昇したコレステロールも、
肝臓が徐々にコレステロール産生を調整するので、
半年、1年、2年或いは数年単位で基準値に落ち着いてきます。
なお、糖質制限食実践でLDLコレステロール値が上昇した場合、
HDLコレステロールが上昇して、60mg/dl以上になり中性脂肪は改善し
て、80mg/dl以下になるので、
悪玉の小粒子LDLコレステロールや酸化LDLコレステロールは、
ほとんどないので安心です。
糖質制限食実践でLDLコレステロール値が上昇した場合は、
肝臓から末梢組織へコレステロールという細胞膜の原料を運んでいく
標準の大きさの善玉のLDLコレステロールなので心配ないのです。
どうしてもLDLコレステロール高値が気になる人は、
ゼチーアが食材から体内へののコレステロール吸収を減らすので、
しばらくの間、内服するのもありと思います。
ゼチーアはスタチンよりは副作用が少ないです。
もともと卵とか肉とかコレステロールを多く含むものをよく食べていた人は、
糖質制限食を実践しても血清コレステロール値はあまり変化がないと思います。
このように糖質制限食開始前の食生活において、
コレステロールをどの程度摂取していたかで、
開始後のコレステロール値が、かなり影響を受けると考えられます。
いずれにせよ、スーパー糖質制限食を長期間実践している人は、
皆さん、LDLコレステロール値も基準値となっています。
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、高LDLコレステロール血症です。
④<高LDLコレステロール血症>
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(4)は、
高LDL血症です。
日本動脈硬化学会のガイドラインにおいて、
総コレステロール(TC)は評価項目から外れています。
評価対象は、HDLコレステロールとLDLコレステロールです。
糖質制限食で、HDLコレステロールは増加するので、良いことです。
LDLコレステロールに関しては、<低下・不変・増加>の3パターンがあります。
何故3パターンあるのかを突き止めるために、まずはコレステロー
ルの成り立ちを考えてみます。
コレステロールは、生体のあらゆる細胞膜の構築に必須の物質であり、
肝臓で合成し腸肝循環によって制御・調節されています。
このように、コレステロールは、人体にとって必要不可欠な、
重要な構成成分の一つです。
ヒトだけではなく、約2億2500万年前に哺乳類が誕生して以来、
生命現象の根幹をなす細胞膜などの原料として一貫して利用されてきたのです。
そのため血清コレステロール値は、
摂取された食物のコレステロールが少ない場合は肝臓での合成が高まり、
一方、摂取コレステロールが多い場合は、肝臓での合成が徐々に減少して、
一定量を必ず確保するよう調整しています。
例えば玄米菜食の実践により
「コレステロールを食事からあまりとらない食生活」だったとすれば、
肝臓でのコレステロール合成能力はかなり高まっています。
玄米菜食的な食生活をしていて糖尿病を発症した人が、
糖質制限食を開始して食事からコレステロールがたくさん入ってきたら、
「肝臓のコレステロール合成増強 + 食事からのコレステロールの増加」
となりますので、普通の食事だった人に比し、
血清コレステロールが高値となりやすいです。
この場合、基準値(140mg/dl未満)だったLDLコレステロール値が、
200mg/DL超えなどに一旦上昇します。
総コレステロール値は、300mg/dlを超えてきます。
しかし、一旦上昇したコレステロールも、
肝臓が徐々にコレステロール産生を調整するので、
半年、1年、2年或いは数年単位で基準値に落ち着いてきます。
なお、糖質制限食実践でLDLコレステロール値が上昇した場合、
HDLコレステロールが上昇して、60mg/dl以上になり中性脂肪は改善し
て、80mg/dl以下になるので、
悪玉の小粒子LDLコレステロールや酸化LDLコレステロールは、
ほとんどないので安心です。
糖質制限食実践でLDLコレステロール値が上昇した場合は、
肝臓から末梢組織へコレステロールという細胞膜の原料を運んでいく
標準の大きさの善玉のLDLコレステロールなので心配ないのです。
どうしてもLDLコレステロール高値が気になる人は、
ゼチーアが食材から体内へののコレステロール吸収を減らすので、
しばらくの間、内服するのもありと思います。
ゼチーアはスタチンよりは副作用が少ないです。
もともと卵とか肉とかコレステロールを多く含むものをよく食べていた人は、
糖質制限食を実践しても血清コレステロール値はあまり変化がないと思います。
このように糖質制限食開始前の食生活において、
コレステロールをどの程度摂取していたかで、
開始後のコレステロール値が、かなり影響を受けると考えられます。
いずれにせよ、スーパー糖質制限食を長期間実践している人は、
皆さん、LDLコレステロール値も基準値となっています。
2019年08月23日 (金)
こんばんは。
糖質制限ミックス粉 京都江部粉
満を持して発売開始となりました。
https://item.rakuten.co.jp/konnyakuclub/10064/
糖質制限ミックス粉・京都江部粉は、
私自身が、血糖値を測定しながら、年月をかけて開発しました。
なかなか、満足のいく血糖値の上昇しない『京都江部粉』が
できなくて、完成するまでに、大変苦労しました。
味が良くて、しかも血糖値がほとんど上昇しない『京都江部粉』を求めて、
何回血糖自己測定器で測定したかわかりません。
本当に手塩にかけて育ててきた珠玉の逸品です。
原材料も厳選してあり、いわゆる食品添加物や防腐剤や化学薬品のようなものは
皆無で、自然食品派の人にも安心してご利用頂けます。
徹底して糖質を減らしながらも
より小麦粉に近い味わいを実現しました。
糖質セイゲニストにおいても
ご家庭で安心して、糖質制限な
『パン』『パスタ』『ピザ』『お菓子』などを
作って味わって頂けます。
小麦粉を京都江部粉に置き換えることで
約87%糖質をカットできます。
食物繊維も豊富です。
全国の糖質セイゲニストの皆さん、是非一度、
『京都江部粉』をお試し頂ければ、幸いです。
●京都江部粉(こんにゃく入りパンミックス粉)
【 内容量 】 1袋 1kg入り
【 賞味期限 】 製造日より6ケ月
【 保存方法 】 直射日光、高温多湿を避けて保存してください
【 製造国 】 日本
【 原材料 】
小麦たん白、食物繊維、アーモンド、コンニャク加工品、エリスリトール、小麦胚芽、全粉乳、
増粘多糖類、HPMC、セルロース (アレルゲン対象物 小麦、乳製品)
【 栄養成分】 京都江部粉(こんにゃく入りパンミックス粉) 1袋:1kg当たり
エネルギー:2930kcal
タンパク質:386.1g
脂質:85.2g
食物繊維:275.5g
糖質:103.3g(エリスリトールを除く)
ナトリウム:3049mg(食塩相当量7.7g)
江部康二
糖質制限ミックス粉 京都江部粉
満を持して発売開始となりました。
https://item.rakuten.co.jp/konnyakuclub/10064/
糖質制限ミックス粉・京都江部粉は、
私自身が、血糖値を測定しながら、年月をかけて開発しました。
なかなか、満足のいく血糖値の上昇しない『京都江部粉』が
できなくて、完成するまでに、大変苦労しました。
味が良くて、しかも血糖値がほとんど上昇しない『京都江部粉』を求めて、
何回血糖自己測定器で測定したかわかりません。
本当に手塩にかけて育ててきた珠玉の逸品です。
原材料も厳選してあり、いわゆる食品添加物や防腐剤や化学薬品のようなものは
皆無で、自然食品派の人にも安心してご利用頂けます。
徹底して糖質を減らしながらも
より小麦粉に近い味わいを実現しました。
糖質セイゲニストにおいても
ご家庭で安心して、糖質制限な
『パン』『パスタ』『ピザ』『お菓子』などを
作って味わって頂けます。
小麦粉を京都江部粉に置き換えることで
約87%糖質をカットできます。
食物繊維も豊富です。
全国の糖質セイゲニストの皆さん、是非一度、
『京都江部粉』をお試し頂ければ、幸いです。
●京都江部粉(こんにゃく入りパンミックス粉)
【 内容量 】 1袋 1kg入り
【 賞味期限 】 製造日より6ケ月
【 保存方法 】 直射日光、高温多湿を避けて保存してください
【 製造国 】 日本
【 原材料 】
小麦たん白、食物繊維、アーモンド、コンニャク加工品、エリスリトール、小麦胚芽、全粉乳、
増粘多糖類、HPMC、セルロース (アレルゲン対象物 小麦、乳製品)
【 栄養成分】 京都江部粉(こんにゃく入りパンミックス粉) 1袋:1kg当たり
エネルギー:2930kcal
タンパク質:386.1g
脂質:85.2g
食物繊維:275.5g
糖質:103.3g(エリスリトールを除く)
ナトリウム:3049mg(食塩相当量7.7g)
江部康二
2019年08月22日 (木)
【19/08/22 T.長谷川
教えてください。
毎日貴重な情報をありがとうございます。
スーパー糖質制限を実施して一年半。体調は良いです。
私も江部先生の真似をして、一日二食にして、高たんぱく質の食事を取るように心がけています。
今日のブログで先生は、
「ちなみに、私は高たんぱく食で、140~160g/日のたんぱく質を摂取しています。」
と書いてみえます。
これは、例えば豚肉だけで取った場合、一日に1キロ以上食べないと摂取できない量です(豚肉100gのタンパク質は14gとして計算)。
私の場合は一日に、
豚肉(200g)、魚(適宜)、卵(3個)、ナッツ(70g)、プロセスチーズ(1)、納豆(1パック)、きのこ類、あとは野菜を食べていますが、総たんぱく質量は、せいぜい70gから80gにしかなりません。
そこでお願いですが、江部先生の典型的な一日の食事内容を、何を何グラム食べてみえるのかブログで公開していただけないでしょうか?(できればタンパク質のグラム数ではなく、食材のグラム数でお願いします)
それともう一点。
私は野菜(ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草、玉ねぎ、もやし、キャベツなど)を毎食食べるため、お腹が一杯になって、もうこれ以上高たんぱくなものを食べることができません。
野菜を減らして肉を増やそうかと考えています。
イヌイットなどが、野菜はほとんど取らなかったであろうと考えると、野菜はそれほどたくさん取らなくてもよいように思いますが、その点はどうお考えですか?
ご回答はお手すきの時にいつでもかまいません。
ブログは毎日読ませていただいていますので。】
【19/08/22 neko
私も興味あります
長谷川さんのコメントと同様の感覚を持っています。
「豚肉(200g)。。。70gから80g」とありますが、私なんかその半分ぐらいしか食べてません。でも一応体調良いです。日に2食です。
当初は鶏肉とか頑張って食べようと思っていたのですがお肉は量が食べられないんですよね(野菜なら結構量食べられるのに)。
夏井先生も野菜はほとんどとっておらずに健康とおっしゃってましたし、実際野菜は食べても無駄なのでしょうか?】
こんばんは。
T.長谷川 さん、nekoさんから
私のスーパー糖質制限食の実際について、コメント・質問を頂きました。
高雄病院のスーパー糖質制限給食で、約1600~1800kcal/日です。
病院給食なので、食材量費の限界があり、カロリー的には
スーパー糖質制限食の場合は1800kcal/日が限度です。
それで、1800kcal日のスーパー糖質制限食の三大栄養素摂取比率の平均値ですが、
脂質56%、たんぱく質32%、糖質12%となります。
そうすると1800kcal/日で、たんぱく質のグラム数は、144g/日となります。
給食ではなく、家庭では、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取すれば
良いので、2000kcal/日とすれば、たんぱく質は160g/日となります。
高雄病院のスーパー糖質制限食に関しては、以下の2冊が参考になります。
糖尿病・肥満を克服する 高雄病院の「糖質制限」給食 講談社 – 2012/4/17
高雄病院「糖質制限給食」朝 昼 夕 14日間完全プログラム 糖尿病・肥満改善が自宅でできる! 講談社 – 2013/11/29
以下、T.長谷川 さんの1日の摂取エネルギー量ですが、かなり少なめですね。
「豚肉(200g)、魚(適宜)、卵(3個)、ナッツ(70g)、プロセスチーズ(1)、
納豆(1パック)、きのこ類、あとは野菜を食べています。」
豚肩ロース200gで、約500kacal
卵1個が80~90kcal×3個で、約250kcal
ミックスナッツ70gで、約500kcal
プロセスチーズ1個で、約82kcal
納豆1パックで、100kcal
約1430kcal/日です。
厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」に比べて、かなり少ないです。
体調は良いとのことですが、
身長、体重、年齢、性別はどのようでしょうか?
体重が減っているようなら、 もう少し、摂取エネルギーを増やすほうがいいです。
私自身の食事ですが、例えば、時々「和食さと」に行きます。
今年の冬に、行って、
“さとシャブ食べ放題、豚シャブプレミアムコース”を注文しました。
和食さとは、自分で、端末(テーブルショット)からかってに注文できるので便利です。
一人飯も、全く気になりません。
しかも私は65歳以上なのでシニア割引があります。
出汁は、糖質なしの昆布だしとかつおだしとしました。
鍋の具材
豚ロース 合計3人前
豚バラ 合計3人前
生卵 2人前
野菜 1人前
豆腐 1人前
一品物
牡蠣フライ
牡蠣の彩り和ヒージョ
牡蠣のみぞれおろし
鶏唐揚げ1人前
茶碗蒸し
塩焼き鶏、軟骨
塩焼き鶏、もも
鶏唐揚げは3個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
カキフライも2個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
牡蠣のみぞれおろしも2個なので、衣ありますがエイヤと勢いで頼みました。
牡蠣のアヒージョは衣なしで、糖質制限OKです。
結構食べますので少なくとも厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」は
充分確保できていると思います。
私自身は、ビタミンCと食物繊維確保のために
野菜を積極的に摂取していますし、患者さんにもそのように説明しています。
一方、糖質セイゲニストの場合は、「酸化ストレス」が
糖質を普通に摂取している人に比べて、理論的にはかなり少ないです。
従って抗酸化作用のあるビタミンCの必要量も実はかなり少なくてすむ可能性があり、
夏井先生のパターンもありかもしれません。
江部康二
教えてください。
毎日貴重な情報をありがとうございます。
スーパー糖質制限を実施して一年半。体調は良いです。
私も江部先生の真似をして、一日二食にして、高たんぱく質の食事を取るように心がけています。
今日のブログで先生は、
「ちなみに、私は高たんぱく食で、140~160g/日のたんぱく質を摂取しています。」
と書いてみえます。
これは、例えば豚肉だけで取った場合、一日に1キロ以上食べないと摂取できない量です(豚肉100gのタンパク質は14gとして計算)。
私の場合は一日に、
豚肉(200g)、魚(適宜)、卵(3個)、ナッツ(70g)、プロセスチーズ(1)、納豆(1パック)、きのこ類、あとは野菜を食べていますが、総たんぱく質量は、せいぜい70gから80gにしかなりません。
そこでお願いですが、江部先生の典型的な一日の食事内容を、何を何グラム食べてみえるのかブログで公開していただけないでしょうか?(できればタンパク質のグラム数ではなく、食材のグラム数でお願いします)
それともう一点。
私は野菜(ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草、玉ねぎ、もやし、キャベツなど)を毎食食べるため、お腹が一杯になって、もうこれ以上高たんぱくなものを食べることができません。
野菜を減らして肉を増やそうかと考えています。
イヌイットなどが、野菜はほとんど取らなかったであろうと考えると、野菜はそれほどたくさん取らなくてもよいように思いますが、その点はどうお考えですか?
ご回答はお手すきの時にいつでもかまいません。
ブログは毎日読ませていただいていますので。】
【19/08/22 neko
私も興味あります
長谷川さんのコメントと同様の感覚を持っています。
「豚肉(200g)。。。70gから80g」とありますが、私なんかその半分ぐらいしか食べてません。でも一応体調良いです。日に2食です。
当初は鶏肉とか頑張って食べようと思っていたのですがお肉は量が食べられないんですよね(野菜なら結構量食べられるのに)。
夏井先生も野菜はほとんどとっておらずに健康とおっしゃってましたし、実際野菜は食べても無駄なのでしょうか?】
こんばんは。
T.長谷川 さん、nekoさんから
私のスーパー糖質制限食の実際について、コメント・質問を頂きました。
高雄病院のスーパー糖質制限給食で、約1600~1800kcal/日です。
病院給食なので、食材量費の限界があり、カロリー的には
スーパー糖質制限食の場合は1800kcal/日が限度です。
それで、1800kcal日のスーパー糖質制限食の三大栄養素摂取比率の平均値ですが、
脂質56%、たんぱく質32%、糖質12%となります。
そうすると1800kcal/日で、たんぱく質のグラム数は、144g/日となります。
給食ではなく、家庭では、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取すれば
良いので、2000kcal/日とすれば、たんぱく質は160g/日となります。
高雄病院のスーパー糖質制限食に関しては、以下の2冊が参考になります。
糖尿病・肥満を克服する 高雄病院の「糖質制限」給食 講談社 – 2012/4/17
高雄病院「糖質制限給食」朝 昼 夕 14日間完全プログラム 糖尿病・肥満改善が自宅でできる! 講談社 – 2013/11/29
以下、T.長谷川 さんの1日の摂取エネルギー量ですが、かなり少なめですね。
「豚肉(200g)、魚(適宜)、卵(3個)、ナッツ(70g)、プロセスチーズ(1)、
納豆(1パック)、きのこ類、あとは野菜を食べています。」
豚肩ロース200gで、約500kacal
卵1個が80~90kcal×3個で、約250kcal
ミックスナッツ70gで、約500kcal
プロセスチーズ1個で、約82kcal
納豆1パックで、100kcal
約1430kcal/日です。
厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」に比べて、かなり少ないです。
体調は良いとのことですが、
身長、体重、年齢、性別はどのようでしょうか?
体重が減っているようなら、 もう少し、摂取エネルギーを増やすほうがいいです。
私自身の食事ですが、例えば、時々「和食さと」に行きます。
今年の冬に、行って、
“さとシャブ食べ放題、豚シャブプレミアムコース”を注文しました。
和食さとは、自分で、端末(テーブルショット)からかってに注文できるので便利です。
一人飯も、全く気になりません。
しかも私は65歳以上なのでシニア割引があります。
出汁は、糖質なしの昆布だしとかつおだしとしました。
鍋の具材
豚ロース 合計3人前
豚バラ 合計3人前
生卵 2人前
野菜 1人前
豆腐 1人前
一品物
牡蠣フライ
牡蠣の彩り和ヒージョ
牡蠣のみぞれおろし
鶏唐揚げ1人前
茶碗蒸し
塩焼き鶏、軟骨
塩焼き鶏、もも
鶏唐揚げは3個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
カキフライも2個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
牡蠣のみぞれおろしも2個なので、衣ありますがエイヤと勢いで頼みました。
牡蠣のアヒージョは衣なしで、糖質制限OKです。
結構食べますので少なくとも厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」は
充分確保できていると思います。
私自身は、ビタミンCと食物繊維確保のために
野菜を積極的に摂取していますし、患者さんにもそのように説明しています。
一方、糖質セイゲニストの場合は、「酸化ストレス」が
糖質を普通に摂取している人に比べて、理論的にはかなり少ないです。
従って抗酸化作用のあるビタミンCの必要量も実はかなり少なくてすむ可能性があり、
夏井先生のパターンもありかもしれません。
江部康二
2019年08月21日 (水)
こんにちは。
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、高尿酸血症です。
③<高尿酸血症>
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(3)は、
「高尿酸血症」
を取り上げます。
高尿酸血症もスーパー糖質制限食実践中によく見かける所見の一つです。
尿酸(UA)値に関してスーパー糖質制限食開始後<減少、不変、増加>
の3パターンがあります。
当初は理由がわからず、経過観察が一般的対応策でしたが、
殆どの場合、自然に基準値になっていきました。
自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、
元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、
食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が大きいとのことです。(*)
尿酸値を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に
1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ
です。
納先生の指摘されているストレスは、精神的なもののようです。
これらの5項目に加えて、私の考えでは、
特殊例として肉体的ストレスである
「断食や極端な低カロリーのときは尿酸値上昇」というのがあります。
高雄病院では、1984年以来、絶食療法(断食療法)を実施しています。
最近はスーパー糖質制限食で絶食療法に匹敵する効果が得られるので、
入院して絶食療法をする患者さんは、まれとなりました。
一方、1984年から10数年間は年間100人以上、絶食療法を行ってきました。
トータルすれば2000人以上ですね。
そして絶食療法を行った場合、殆ど全ての人において、
尿酸値が急上昇しました。
尿酸(UA)の基準値は3.4~7.0mg/dlです。
もともと基準値内だった人が、
絶食療法中に、8~9~11mg/dlと急上昇しました。
幸いそれで、痛風発作を起こす人は、ありませんでした。
私自身の患者さんで、スーパー糖質制限食実践後、
本来正常だった尿酸値が、基準値を超えて上昇した人が、
当初の段階で、約10名くらいおられたのですが、
絶食療法の経験を思い出して、
きっちり問診したら、
結局全員が摂取エネルギー不足だったことが判明しました。
それで、しっかり脂質・たんぱく質を摂取してエネルギーを確保したら、
速やかに高尿酸血症は改善しました。
その後、スーパー糖質制限食を実践するときは
厚生労働省のいう<推定エネルギー必要量>を、
確保するように指導してからは、高尿酸血症はほぼなくなりました。
ちなみに、私は高たんぱく食で、140~160g/日のたんぱく質を摂取しています。
超高たんぱく食(2.5g/kg)ですが、摂取エネルギーが充分確保されているので、
尿酸値は、何回測定しても、2.7~3.7mg/dlくらいです。
尿酸値に関しては体質もあるていど関係していると思いますが、
急に上昇した場合は、摂取エネルギー不足がポイントです。
もし、スーパー糖質制限食を開始して、
今まで正常値だった尿酸値が急に上昇してきたときは、
摂取エネルギー不足を考慮していただけば幸いです。
(*)参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著
江部康二
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
今回は、高尿酸血症です。
③<高尿酸血症>
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(3)は、
「高尿酸血症」
を取り上げます。
高尿酸血症もスーパー糖質制限食実践中によく見かける所見の一つです。
尿酸(UA)値に関してスーパー糖質制限食開始後<減少、不変、増加>
の3パターンがあります。
当初は理由がわからず、経過観察が一般的対応策でしたが、
殆どの場合、自然に基準値になっていきました。
自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、
元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、
食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が大きいとのことです。(*)
尿酸値を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に
1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ
です。
納先生の指摘されているストレスは、精神的なもののようです。
これらの5項目に加えて、私の考えでは、
特殊例として肉体的ストレスである
「断食や極端な低カロリーのときは尿酸値上昇」というのがあります。
高雄病院では、1984年以来、絶食療法(断食療法)を実施しています。
最近はスーパー糖質制限食で絶食療法に匹敵する効果が得られるので、
入院して絶食療法をする患者さんは、まれとなりました。
一方、1984年から10数年間は年間100人以上、絶食療法を行ってきました。
トータルすれば2000人以上ですね。
そして絶食療法を行った場合、殆ど全ての人において、
尿酸値が急上昇しました。
尿酸(UA)の基準値は3.4~7.0mg/dlです。
もともと基準値内だった人が、
絶食療法中に、8~9~11mg/dlと急上昇しました。
幸いそれで、痛風発作を起こす人は、ありませんでした。
私自身の患者さんで、スーパー糖質制限食実践後、
本来正常だった尿酸値が、基準値を超えて上昇した人が、
当初の段階で、約10名くらいおられたのですが、
絶食療法の経験を思い出して、
きっちり問診したら、
結局全員が摂取エネルギー不足だったことが判明しました。
それで、しっかり脂質・たんぱく質を摂取してエネルギーを確保したら、
速やかに高尿酸血症は改善しました。
その後、スーパー糖質制限食を実践するときは
厚生労働省のいう<推定エネルギー必要量>を、
確保するように指導してからは、高尿酸血症はほぼなくなりました。
ちなみに、私は高たんぱく食で、140~160g/日のたんぱく質を摂取しています。
超高たんぱく食(2.5g/kg)ですが、摂取エネルギーが充分確保されているので、
尿酸値は、何回測定しても、2.7~3.7mg/dlくらいです。
尿酸値に関しては体質もあるていど関係していると思いますが、
急に上昇した場合は、摂取エネルギー不足がポイントです。
もし、スーパー糖質制限食を開始して、
今まで正常値だった尿酸値が急に上昇してきたときは、
摂取エネルギー不足を考慮していただけば幸いです。
(*)参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著
江部康二
2019年08月20日 (火)
こんにちは。
2019年9月29日(日)東京都内で、
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、
一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部は、「たがしゅうブログ」(https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeで
お馴染みの田頭秀悟先生に、
「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、私が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
第3部は、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、
宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、
分かりやすくお話しいただきます。
宗田先生、田頭先生、江部康二の3人の揃い踏み講演は、初めての企画と思います。
乞うご期待です。
東京、横浜、関東、東海の皆さん、
是非、ご参加頂ければ幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月29日(日)東京都内で、「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、産婦人科医で宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、神経内科医で南鹿児島さくら病院の田頭秀悟先生、ならびに当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、自ら糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功され、「たがしゅうブログ」(
https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeなどを通して、糖質制限や医療についての考察を精力的に発信しておられる田頭先生に、「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第3部は、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値について画期的な研究をされ、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、ケトン体とは何か?、最新の情報も含めて分かりやすくお話しいただきます。
首都圏にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」
◆日程:2019年9月29日(日)13:00頃~16:30頃 ※開場・受付は、12:40~
◆会場:損保会館「大会議室」
東京都千代田区神田淡路町二丁目9番地
http://www.sonpo-k.co.jp/access.html
◆内容:
・第1部「病気はなぜできるのか 〜主体的医療のススメ〜 」
講師: 田頭秀悟 医師 / 医療法人日章会南鹿児島さくら病院
・第2部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第3部「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」
講師: 宗田哲男 医師 / 宗田マタニティクリニック院長
・質疑応答
※第1部は40分、第2部・第3部は各60分、質疑応答は30分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,900円、一般(会員の方以外)3,400円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/29
東京講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
※複数名の場合は、参加者様全員のご氏名をお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/29東京講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月27日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月25日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年9月29日(日)東京都内で、
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、
一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部は、「たがしゅうブログ」(https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeで
お馴染みの田頭秀悟先生に、
「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、私が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
第3部は、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、
宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、
分かりやすくお話しいただきます。
宗田先生、田頭先生、江部康二の3人の揃い踏み講演は、初めての企画と思います。
乞うご期待です。
東京、横浜、関東、東海の皆さん、
是非、ご参加頂ければ幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月29日(日)東京都内で、「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、産婦人科医で宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、神経内科医で南鹿児島さくら病院の田頭秀悟先生、ならびに当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、自ら糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功され、「たがしゅうブログ」(
https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeなどを通して、糖質制限や医療についての考察を精力的に発信しておられる田頭先生に、「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第3部は、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値について画期的な研究をされ、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、ケトン体とは何か?、最新の情報も含めて分かりやすくお話しいただきます。
首都圏にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」
◆日程:2019年9月29日(日)13:00頃~16:30頃 ※開場・受付は、12:40~
◆会場:損保会館「大会議室」
東京都千代田区神田淡路町二丁目9番地
http://www.sonpo-k.co.jp/access.html
◆内容:
・第1部「病気はなぜできるのか 〜主体的医療のススメ〜 」
講師: 田頭秀悟 医師 / 医療法人日章会南鹿児島さくら病院
・第2部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第3部「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」
講師: 宗田哲男 医師 / 宗田マタニティクリニック院長
・質疑応答
※第1部は40分、第2部・第3部は各60分、質疑応答は30分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,900円、一般(会員の方以外)3,400円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/29
東京講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
※複数名の場合は、参加者様全員のご氏名をお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/29東京講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月27日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月25日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年08月19日 (月)
こんにちは。
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
②<こむら返り>
糖質制限食実践中に比較的よくある症状に「こむら返り」があります。
良くあるといっても、10人に1人くらいでしょうか。
糖尿病の私の患者さんやブログ読者の皆さんからも、
糖質制限食とこむら返りに関して時々質問があります。
確かに野菜・海藻も摂らない極端な糖質制限食だと、
カルシウムなどミネラル不足などで、こむらがえりを起こすことがあるようです。
一般にカルシウムやマグネシウムが不足すると、
こむら返りを起こしやすいとされています。
カルシウムは乳製品・干しエビ・小魚・海藻・緑黄色野菜などに多く含まれています。
マグネシウムは、大豆製品・魚介類・海藻・ナッツ類に多く含まれています。
従って、カルシウムやマグネシウムは糖質制限食OK食品に多く含まれているので、
こむら返りも通常は起こらないのだと思います
一方、糖質制限食に関係なく、
スポーツの最中や後にこむら返りを起こすことはよくあります。
実際、私の所属するテニスクラブのメンバーでも、
よくこむら返りを起こすタイプがおられます。
幸い私はスポーツ中やその後も起こしたことがありません。
激しいスポーツをして汗をかくと、
汗とともに多量のミネラルが体の外に排出されてしまいます。
ですから、カルシウム・マグネシウムなどミネラルをちゃんと補給してやらないと、
筋肉が痙攣したり足が攣ったりします。
糖質制限食の場合、相対的に高脂質・高タンパク・高繊維食となります。
自ら1型糖尿人でスーパー糖質制限食実践中のバーンスタイン医師によれば、
野菜に多い食物繊維は食事中のカルシウムと結合してカルシウム吸収をさまたげ、
タンパク質中のリン化合物もカルシウムとわずかに結合するそうです。
バーンスタイン医師は、
「糖質制限食実践中で、チーズ・ヨーグルト・生クリームを摂らない
人たち、特に閉経後の女性」
には、カルシウム補充を奨めています。
つまり、糖質制限食実践中のほとんどの人でサプリは必要ないと思いますが、
上記のバーンスタイン医師の条件に当てはまる人やこむら返りをよく起こす人、
また結構スポーツをする人は、安価なカルシウム・マグネシウム剤、
或いは安価なマルチビタミン剤を補充するのもよいと思います。
スポーツを全くしない人でも糖質制限食実践中にこむら返りを起こすことがあります。
この場合もカルシウム・マグネシウム剤、マルチビタミン剤でほとんど良くなります。
また、漢方薬の芍薬甘草湯(68番)もこむら返りに有効です。
2週間以上、芍薬甘草湯を2~3回/日、連続で内服すると、
時に血中カリウムが低下することがあるので、連用している人は注意してくださいね。
芍薬甘草湯や、カルシウム・マグネシウムで、こむら返りが改善しないときは、
エルカルチンFFが有効です。
エルカルチンFFは、体内にカルニチンを補いカルニチンの欠乏状態を改善し、
筋肉症状や精神症状などを改善する薬です。
とても良く効く内服薬ですが、とても高価なのが難点です。 (*_*)
エルカルチンFF(250mg)6錠/日を3回に分割経口投与が通常量ですが、
ほとんどの場合は、眠前に2錠を1回投与で、
明け方のこむら返りが予防できますので節約可能です。(^^)
江部康二
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
②<こむら返り>
糖質制限食実践中に比較的よくある症状に「こむら返り」があります。
良くあるといっても、10人に1人くらいでしょうか。
糖尿病の私の患者さんやブログ読者の皆さんからも、
糖質制限食とこむら返りに関して時々質問があります。
確かに野菜・海藻も摂らない極端な糖質制限食だと、
カルシウムなどミネラル不足などで、こむらがえりを起こすことがあるようです。
一般にカルシウムやマグネシウムが不足すると、
こむら返りを起こしやすいとされています。
カルシウムは乳製品・干しエビ・小魚・海藻・緑黄色野菜などに多く含まれています。
マグネシウムは、大豆製品・魚介類・海藻・ナッツ類に多く含まれています。
従って、カルシウムやマグネシウムは糖質制限食OK食品に多く含まれているので、
こむら返りも通常は起こらないのだと思います
一方、糖質制限食に関係なく、
スポーツの最中や後にこむら返りを起こすことはよくあります。
実際、私の所属するテニスクラブのメンバーでも、
よくこむら返りを起こすタイプがおられます。
幸い私はスポーツ中やその後も起こしたことがありません。
激しいスポーツをして汗をかくと、
汗とともに多量のミネラルが体の外に排出されてしまいます。
ですから、カルシウム・マグネシウムなどミネラルをちゃんと補給してやらないと、
筋肉が痙攣したり足が攣ったりします。
糖質制限食の場合、相対的に高脂質・高タンパク・高繊維食となります。
自ら1型糖尿人でスーパー糖質制限食実践中のバーンスタイン医師によれば、
野菜に多い食物繊維は食事中のカルシウムと結合してカルシウム吸収をさまたげ、
タンパク質中のリン化合物もカルシウムとわずかに結合するそうです。
バーンスタイン医師は、
「糖質制限食実践中で、チーズ・ヨーグルト・生クリームを摂らない
人たち、特に閉経後の女性」
には、カルシウム補充を奨めています。
つまり、糖質制限食実践中のほとんどの人でサプリは必要ないと思いますが、
上記のバーンスタイン医師の条件に当てはまる人やこむら返りをよく起こす人、
また結構スポーツをする人は、安価なカルシウム・マグネシウム剤、
或いは安価なマルチビタミン剤を補充するのもよいと思います。
スポーツを全くしない人でも糖質制限食実践中にこむら返りを起こすことがあります。
この場合もカルシウム・マグネシウム剤、マルチビタミン剤でほとんど良くなります。
また、漢方薬の芍薬甘草湯(68番)もこむら返りに有効です。
2週間以上、芍薬甘草湯を2~3回/日、連続で内服すると、
時に血中カリウムが低下することがあるので、連用している人は注意してくださいね。
芍薬甘草湯や、カルシウム・マグネシウムで、こむら返りが改善しないときは、
エルカルチンFFが有効です。
エルカルチンFFは、体内にカルニチンを補いカルニチンの欠乏状態を改善し、
筋肉症状や精神症状などを改善する薬です。
とても良く効く内服薬ですが、とても高価なのが難点です。 (*_*)
エルカルチンFF(250mg)6錠/日を3回に分割経口投与が通常量ですが、
ほとんどの場合は、眠前に2錠を1回投与で、
明け方のこむら返りが予防できますので節約可能です。(^^)
江部康二
2019年08月18日 (日)
こんにちは。
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
<①全身倦怠感など>
糖質制限食実践中の糖尿病患者さんで、
一番多く(といっても、せいぜい数%以下ですが)経験したのが、
「血糖値とHbA1cは速やかに改善したが、全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ」
などで困っているという訴えでした。
これらの患者さん、一応高雄病院の管理栄養士が面談して、食事を詳細に検討しました。
その結果、ほぼ全員が摂取エネルギー不足でした。
例えば、男性で1200kcal/日とか女性では1000kcal/日などです。
当然のことですが、糖質制限食の範疇で摂取エネルギーを増やして、
厚生労働省のいう<推定エネルギー必要量>を満たして貰うと、
皆さん「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ」は速やかに改善しました。
ご高齢で少食タイプの場合、高雄病院給食のスーパー糖質制限食の
1食分「約500kcal」を食べきれない人が時々おられます。
このような時は、間食にチーズ、ナッツ、
料理にもオリーブオイルやエゴマ油を積極的に使って、
とにかく摂取エネルギーを増やすことが、唯一の解決策です。
ココナッツオイルとかMCTオイルとか、中鎖脂肪酸もいいです。
あと、とくに少食ではないのだけど、長年の習慣と思いこみで、
<糖質制限+脂質制限>を無意識レベルで実践してしまう人があります。
この場合は、タンパク質、葉野菜、海藻、茸などばかり食べるので、
結果として摂取エネルギー不足になります。
刺身や焼き魚や鶏肉のササミや豆腐などタンパク質食材は、
ヘルシーイメージなのですが、基本低カロリー食材なのです。
<糖質制限+脂質制限>で、体力を消耗してしまった方は、
脂質をしっかり摂取していただけばエネルギー不足はたちどころに解決して
体力も元に戻ります。
江部康二
糖質制限食実践中に好ましくない症状が出現することがあります。
「全身倦怠感」「こむら返り」「高尿酸血症」「高LDLコレステロール血症」
「便秘」「高血糖の記憶」
などです。
これらのほとんどは予防あるいは対処可能なので、
その方策などを説明しようと思います。
<①全身倦怠感など>
糖質制限食実践中の糖尿病患者さんで、
一番多く(といっても、せいぜい数%以下ですが)経験したのが、
「血糖値とHbA1cは速やかに改善したが、全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ」
などで困っているという訴えでした。
これらの患者さん、一応高雄病院の管理栄養士が面談して、食事を詳細に検討しました。
その結果、ほぼ全員が摂取エネルギー不足でした。
例えば、男性で1200kcal/日とか女性では1000kcal/日などです。
当然のことですが、糖質制限食の範疇で摂取エネルギーを増やして、
厚生労働省のいう<推定エネルギー必要量>を満たして貰うと、
皆さん「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ」は速やかに改善しました。
ご高齢で少食タイプの場合、高雄病院給食のスーパー糖質制限食の
1食分「約500kcal」を食べきれない人が時々おられます。
このような時は、間食にチーズ、ナッツ、
料理にもオリーブオイルやエゴマ油を積極的に使って、
とにかく摂取エネルギーを増やすことが、唯一の解決策です。
ココナッツオイルとかMCTオイルとか、中鎖脂肪酸もいいです。
あと、とくに少食ではないのだけど、長年の習慣と思いこみで、
<糖質制限+脂質制限>を無意識レベルで実践してしまう人があります。
この場合は、タンパク質、葉野菜、海藻、茸などばかり食べるので、
結果として摂取エネルギー不足になります。
刺身や焼き魚や鶏肉のササミや豆腐などタンパク質食材は、
ヘルシーイメージなのですが、基本低カロリー食材なのです。
<糖質制限+脂質制限>で、体力を消耗してしまった方は、
脂質をしっかり摂取していただけばエネルギー不足はたちどころに解決して
体力も元に戻ります。
江部康二
2019年08月17日 (土)
こんにちは
a-ta-sante糖質制限パン料理教室を主催しておられる
利野 郁枝 さんが
江部粉を使ったパンのレシピ本を出版されます。
ブログ読者の皆さん、
いろんな種類の美味しい糖質制限パンの作り方が、
満載ですので、是非、ご一読頂けば幸いです。
本の詳細がわかれば、また報告します。
今回は、
江部粉のレシピ本出版のお祝いのオフ会のご案内です。
以下は、世話役さんからの案内メールです。
江部康二
<オフ会のご案内>
9月7日(土)18時~、大阪市内のレストランにて、オフ会を開催します。
糖質制限をしている人も、していないけど興味があるだけの人も、
どうぞご参加下さい(^^)
来月、江部粉を使ったパン教室の利野先生が、
江部粉のレシピ本を出版される事になりました!
それをどうしてもお祝いしたくて来月のオフ会を開催する事になりました!
江部粉ファンの方も、知らない方も、
ただただ糖質制限のオフ会そのものに興味がある方も、
色々な方に来ていただけると嬉しいです(*^^*)
9月7日(土)18時~(3時間位)
大阪市内の低糖質対応レストラン
会費:飲み放題5,500円(税込み)
参加人数:30名 先着順
参加ご希望の方は、フルネームでこちらのアドレスまでお願いします!
(携帯からの方はg-mailが受け取れるようにしておいて下さい)
滋賀世話役
b.shiga.f@gmail.com
■利野 郁枝 先生のプロフィール
大阪在住。子供の喘息、アトピーをきっかけに食育に目覚める。
小麦パンの講師だったが、3年前に糖質制限を知り自ら実践。
減量だけでなく頭痛、腰痛、倦怠感、眠気などが改善したことで、糖質制限パンをつくりはじめる。
〈家族に安全な食生活!〉を基本に、原材料を厳選した糖質制限パンをはじめ、
おいしく、楽しく食べられる糖質制限の家庭料理レシピが好評。
a-ta-sante糖質制限パン料理教室を主催しておられる
利野 郁枝 さんが
江部粉を使ったパンのレシピ本を出版されます。
ブログ読者の皆さん、
いろんな種類の美味しい糖質制限パンの作り方が、
満載ですので、是非、ご一読頂けば幸いです。
本の詳細がわかれば、また報告します。
今回は、
江部粉のレシピ本出版のお祝いのオフ会のご案内です。
以下は、世話役さんからの案内メールです。
江部康二
<オフ会のご案内>
9月7日(土)18時~、大阪市内のレストランにて、オフ会を開催します。
糖質制限をしている人も、していないけど興味があるだけの人も、
どうぞご参加下さい(^^)
来月、江部粉を使ったパン教室の利野先生が、
江部粉のレシピ本を出版される事になりました!
それをどうしてもお祝いしたくて来月のオフ会を開催する事になりました!
江部粉ファンの方も、知らない方も、
ただただ糖質制限のオフ会そのものに興味がある方も、
色々な方に来ていただけると嬉しいです(*^^*)
9月7日(土)18時~(3時間位)
大阪市内の低糖質対応レストラン
会費:飲み放題5,500円(税込み)
参加人数:30名 先着順
参加ご希望の方は、フルネームでこちらのアドレスまでお願いします!
(携帯からの方はg-mailが受け取れるようにしておいて下さい)
滋賀世話役
b.shiga.f@gmail.com
■利野 郁枝 先生のプロフィール
大阪在住。子供の喘息、アトピーをきっかけに食育に目覚める。
小麦パンの講師だったが、3年前に糖質制限を知り自ら実践。
減量だけでなく頭痛、腰痛、倦怠感、眠気などが改善したことで、糖質制限パンをつくりはじめる。
〈家族に安全な食生活!〉を基本に、原材料を厳選した糖質制限パンをはじめ、
おいしく、楽しく食べられる糖質制限の家庭料理レシピが好評。
2019年08月16日 (金)
おはようございます。
HbA1cの検査は、全国で統一される方向のはずなのですが、
検査機関や病院により、結構バラツクことがあるのが現実です。
「HbA1c 測定原理」
で検索したところ、各社で測定原理は、異なっているようです。
従って、統一にはほど遠いようです。
【19/08/15 ちーず
HbA1c高値について教えてください
江部先生 いつもこちらのブログをありがとうございます。楽しみに拝見させていただいております。
51歳女性、境界型です。長く菜食主義をしていたせいか、2年前にHbA1cが6.4となり、食後高血糖や低血糖のような症状もありました。そこで、江部先生の書籍とこちらのブログに出会い、この2年間スーパー糖質制限をしています。
おかげさまで体調も良くなり、食後高血糖や眠気、胃腸の不調等もなくなりました。江部先生のおかげと大変感謝しております。
先日、人間ドックを受けたのですが、HbA1cが6.3でした。空腹時血糖値は95でした。
翌日の血糖値測定器での食後1時間の数値は、朝食後(糖質3g位)109、夕食後(糖質13g位)113でした。
この人間ドックを受ける前にも時々血糖値を計測してきましたが、食後高血糖は起きていませんし、空腹時血糖値も正常です。また、昨年別の2つの医療機関で受診の機会があったときのHbA1cは5.8と5.1でした。スーパー糖質制限を継続しており、特に食事内容に変化はありません。
江部先生のおっしゃる『質の良いHbA1c』と思い、あまり心配はしていませんが、このような場合、どのような原因があるのでしょうか。教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。】
ちーず さん
糖質制限食で体調良好、良かったです。
空腹時血糖値が95mg/dl。
『翌日の血糖値測定器での食後1時間の数値は、朝食後(糖質3g位)109、夕食後(糖質13g位)113でした。』
HbA1c6.3%だと、平均血糖値は134mg/dlです。
HbA1c5.8%だと、平均血糖値は119.8mg/dlです。
HbA1c5.1%だと、平均血糖値は99.67mg/dlです。
平均血糖値 = HbA1c × 28.7 -46.7
です。
HbA1cの測定機器が、各医療機関や検査機関で、異なることがあります。
そのため、同一日に、検査しても、HbA1c値が異なることがあり得ます。
チーズさんの、血糖自己測定器のデータや空腹時血糖値のデータだと、
HbA1c5.8%と5.1%の中間ぐらいが妥当な数値と思われます。
江部康二
HbA1cの検査は、全国で統一される方向のはずなのですが、
検査機関や病院により、結構バラツクことがあるのが現実です。
「HbA1c 測定原理」
で検索したところ、各社で測定原理は、異なっているようです。
従って、統一にはほど遠いようです。
【19/08/15 ちーず
HbA1c高値について教えてください
江部先生 いつもこちらのブログをありがとうございます。楽しみに拝見させていただいております。
51歳女性、境界型です。長く菜食主義をしていたせいか、2年前にHbA1cが6.4となり、食後高血糖や低血糖のような症状もありました。そこで、江部先生の書籍とこちらのブログに出会い、この2年間スーパー糖質制限をしています。
おかげさまで体調も良くなり、食後高血糖や眠気、胃腸の不調等もなくなりました。江部先生のおかげと大変感謝しております。
先日、人間ドックを受けたのですが、HbA1cが6.3でした。空腹時血糖値は95でした。
翌日の血糖値測定器での食後1時間の数値は、朝食後(糖質3g位)109、夕食後(糖質13g位)113でした。
この人間ドックを受ける前にも時々血糖値を計測してきましたが、食後高血糖は起きていませんし、空腹時血糖値も正常です。また、昨年別の2つの医療機関で受診の機会があったときのHbA1cは5.8と5.1でした。スーパー糖質制限を継続しており、特に食事内容に変化はありません。
江部先生のおっしゃる『質の良いHbA1c』と思い、あまり心配はしていませんが、このような場合、どのような原因があるのでしょうか。教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。】
ちーず さん
糖質制限食で体調良好、良かったです。
空腹時血糖値が95mg/dl。
『翌日の血糖値測定器での食後1時間の数値は、朝食後(糖質3g位)109、夕食後(糖質13g位)113でした。』
HbA1c6.3%だと、平均血糖値は134mg/dlです。
HbA1c5.8%だと、平均血糖値は119.8mg/dlです。
HbA1c5.1%だと、平均血糖値は99.67mg/dlです。
平均血糖値 = HbA1c × 28.7 -46.7
です。
HbA1cの測定機器が、各医療機関や検査機関で、異なることがあります。
そのため、同一日に、検査しても、HbA1c値が異なることがあり得ます。
チーズさんの、血糖自己測定器のデータや空腹時血糖値のデータだと、
HbA1c5.8%と5.1%の中間ぐらいが妥当な数値と思われます。
江部康二
2019年08月14日 (水)
【19/08/13 シルバー
胆泥、胆嚢ポリープで糖質制限
江部先生、こんにちは。はじめて投稿させて頂きます。私は福岡で教員をしています、46才の女性です。これまで健康診断は定期的に受けておりましたが、今年の7月末にはじめて人間ドックを受けました。血液検査の結果はALT31 γ−GT93 HbA1 5.9 総コレステロール232 LDL129で、腹部エコーにより胆のう壁肥厚(限局性)、胆泥、胆のう内ポリープが見つかりました。現在の年齢や10年前の出産経験等も考えると多少の体重増加や数値の変化は仕方がないのかなとも思うのですが、スポーツ(ダンス競技)を辞めてからというもの、ここ3年程で体重が5㎏も増えてしまいました。そこで軽い運動プラス糖質制限をしようと考え、只今「糖質制限の大百科」で勉強中です。他にも自分なりに調べてみましたが、どうしてもよく分からずここに辿り着いた次第です。先生にお聞きしたいのですが、私のように胆のうでこのような所見の場合、糖質制限は可能なのでしょうか?脂質制限をしないといけないのでしょうか?
ご多忙とは存じますが、ご回答のほどよろしくお願い致します。】
こんにちは。
シルバー さんから、胆泥・胆嚢ポリープと糖質制限食について
コメント・質問を頂きました。
シルバーさん
『糖質制限の大百科』(洋泉社)2019年7月
のご購入、ありがとうございます。
さて、シルバーさんの場合は胆泥の段階でまだ石になっていないので、
胆汁で洗い流してしまえばよろしいです。
そのためには糖質制限食が最適と思います。
脂肪をしっかり摂取して、胆汁をタップリ分泌させましょう。
油で炒める魚料理や肉料理、焼き物、蒸し物、煮物なら
糖質はほとんどないです。
胆石発作時でなければ、油脂は充分量摂ってもいいと思います。
バターや生クリームやラードなどの動物性脂肪、
オリーブオイルなどもしっかり摂取していいと思います。
また、脂の乗った魚もいいですし、肉類も脂のあるものでOKです。
胆石がない段階であれば、スーパー糖質制限食で、
脂肪をタップリ摂取したほうが、
胆汁はどんどん分泌され流れて停滞しないので、
そもそも胆石になりにくいと思います。
何らかの要因で胆汁が胆嚢に滞れば、胆石を作りやすいと思います。
私見ですが、
天ぷらとか中華料理とか「糖質+脂質」が
最も胆石発作を誘発しやすいように思います。
糖質制限食なら、
下記の岸和田のセイゲニストさんのように上手くいく可能性があるわけです。
2014年10月07日 (火)の本ブログ記事
糖質制限で胆石も消失!大幅な減量。大腸癌のリスクは?
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3131.html
岸和田のセイゲニストさんは、胆石症で過去に二度入院経験があるそうなので
胆泥ではなくて、しっかり硬い胆石だったと考えられます。
小さい石が数個だったなら
胆汁がどんどん分泌されて、洗い流された可能性がありますね。
胆汁は1日に約600ml分泌されるそうです。
江部康二
胆泥、胆嚢ポリープで糖質制限
江部先生、こんにちは。はじめて投稿させて頂きます。私は福岡で教員をしています、46才の女性です。これまで健康診断は定期的に受けておりましたが、今年の7月末にはじめて人間ドックを受けました。血液検査の結果はALT31 γ−GT93 HbA1 5.9 総コレステロール232 LDL129で、腹部エコーにより胆のう壁肥厚(限局性)、胆泥、胆のう内ポリープが見つかりました。現在の年齢や10年前の出産経験等も考えると多少の体重増加や数値の変化は仕方がないのかなとも思うのですが、スポーツ(ダンス競技)を辞めてからというもの、ここ3年程で体重が5㎏も増えてしまいました。そこで軽い運動プラス糖質制限をしようと考え、只今「糖質制限の大百科」で勉強中です。他にも自分なりに調べてみましたが、どうしてもよく分からずここに辿り着いた次第です。先生にお聞きしたいのですが、私のように胆のうでこのような所見の場合、糖質制限は可能なのでしょうか?脂質制限をしないといけないのでしょうか?
ご多忙とは存じますが、ご回答のほどよろしくお願い致します。】
こんにちは。
シルバー さんから、胆泥・胆嚢ポリープと糖質制限食について
コメント・質問を頂きました。
シルバーさん
『糖質制限の大百科』(洋泉社)2019年7月
のご購入、ありがとうございます。
さて、シルバーさんの場合は胆泥の段階でまだ石になっていないので、
胆汁で洗い流してしまえばよろしいです。
そのためには糖質制限食が最適と思います。
脂肪をしっかり摂取して、胆汁をタップリ分泌させましょう。
油で炒める魚料理や肉料理、焼き物、蒸し物、煮物なら
糖質はほとんどないです。
胆石発作時でなければ、油脂は充分量摂ってもいいと思います。
バターや生クリームやラードなどの動物性脂肪、
オリーブオイルなどもしっかり摂取していいと思います。
また、脂の乗った魚もいいですし、肉類も脂のあるものでOKです。
胆石がない段階であれば、スーパー糖質制限食で、
脂肪をタップリ摂取したほうが、
胆汁はどんどん分泌され流れて停滞しないので、
そもそも胆石になりにくいと思います。
何らかの要因で胆汁が胆嚢に滞れば、胆石を作りやすいと思います。
私見ですが、
天ぷらとか中華料理とか「糖質+脂質」が
最も胆石発作を誘発しやすいように思います。
糖質制限食なら、
下記の岸和田のセイゲニストさんのように上手くいく可能性があるわけです。
2014年10月07日 (火)の本ブログ記事
糖質制限で胆石も消失!大幅な減量。大腸癌のリスクは?
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3131.html
岸和田のセイゲニストさんは、胆石症で過去に二度入院経験があるそうなので
胆泥ではなくて、しっかり硬い胆石だったと考えられます。
小さい石が数個だったなら
胆汁がどんどん分泌されて、洗い流された可能性がありますね。
胆汁は1日に約600ml分泌されるそうです。
江部康二
2019年08月13日 (火)
こんにちは。
少し前ですが、
「日経サイエンス 2013 12 特集 食欲」に掲載された記事、
「間違いだらけのカロリー計算」 R.ダン(ノースカロライナ州立大学) P53-56
が大変興味深いので、抜粋を紹介したいと思います。
////////////引用ここから/////////////////
鍵となる概念
■A)
現在売られている食品はほとんど全てにカロリー数がラベル表示さ
れている。だが、これらの数値の大半は消化の複雑さを無視した平
均値に基づいており、その意味で不正確だ。
■B)
食物から得られるカロリーが、食物の種類はもちろん、調理法や腸
内微生物の種類、食物を消化するのに私達が費やすエネルギーによ
って変わることが、近年の研究で明らかになった。
■C)
現在のカロリー計算はこうした要因をまったく考慮に入れていない。
消化は非常に複雑で入り組んだ過程なので、カロリー計算の改善に
取り組んだとしても、完璧に正確なものにするのは不可能だろう。
///////////引用ここまで///////////////////
鍵となる概念(KEY CONCEPTS)に関して、R.ダン氏の言う通りと思います。
今まで、長年、19世紀の米国の化学者アトウオーターの計算式が、
さしたる疑問もなく使われ続けたのが不思議と言えば不思議です。
アトウォーターの換算係数は、例の
・脂質:9kcal/g
・蛋白質:4kcal/g
・糖質:4kcal/g
というやつです。
食物の熱量=「食物を空気中で燃やした熱量」-
「同量の食物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量」
これの概算値が得られるのが、アトウォーターの換算係数です。
今までアトウォーターの換算係数に基づくカロリー計算に関して、
きっちり追試した研究は皆無だったのですが、ハーバード大学の
カーモディーが最近研究したものがあります。
マウスにさつまいもか赤身の肉を与えて、
体重の変化を比較したものです。
1)生で形もそのまま
2)生で砕いたもの
3)形はそのままで加熱
4)砕いて加熱
結果は、食材を砕いても体重は増加しませんでしたが、加熱すると、
さつまいもでも赤身の肉でも、加熱していない餌のマウスに比べて体重が増えました。
加熱によって、消化吸収しやすくなり、摂取エネルギーが生食マウスに比べて、
多くなったったと考えられます。
こうなると、アトウォーターの換算係数に基づくカロリー神話は、
加熱という調理法だけでも、簡単に崩壊していることがわかります。
さらに、上記A)B)C)の、3つの鍵となる概念(KEY CONCEPTS)を考慮すれば、
人体の消化・吸収におけるカロリー計算は
そう簡単にはいかないということがわかります。
まあ、生肉、生魚、生野菜を食べると、
加熱するよりは減量しやすいとは言えるでしょうが・・・。
少し前ですが、
「日経サイエンス 2013 12 特集 食欲」に掲載された記事、
「間違いだらけのカロリー計算」 R.ダン(ノースカロライナ州立大学) P53-56
が大変興味深いので、抜粋を紹介したいと思います。
////////////引用ここから/////////////////
鍵となる概念
■A)
現在売られている食品はほとんど全てにカロリー数がラベル表示さ
れている。だが、これらの数値の大半は消化の複雑さを無視した平
均値に基づいており、その意味で不正確だ。
■B)
食物から得られるカロリーが、食物の種類はもちろん、調理法や腸
内微生物の種類、食物を消化するのに私達が費やすエネルギーによ
って変わることが、近年の研究で明らかになった。
■C)
現在のカロリー計算はこうした要因をまったく考慮に入れていない。
消化は非常に複雑で入り組んだ過程なので、カロリー計算の改善に
取り組んだとしても、完璧に正確なものにするのは不可能だろう。
///////////引用ここまで///////////////////
鍵となる概念(KEY CONCEPTS)に関して、R.ダン氏の言う通りと思います。
今まで、長年、19世紀の米国の化学者アトウオーターの計算式が、
さしたる疑問もなく使われ続けたのが不思議と言えば不思議です。
アトウォーターの換算係数は、例の
・脂質:9kcal/g
・蛋白質:4kcal/g
・糖質:4kcal/g
というやつです。
食物の熱量=「食物を空気中で燃やした熱量」-
「同量の食物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量」
これの概算値が得られるのが、アトウォーターの換算係数です。
今までアトウォーターの換算係数に基づくカロリー計算に関して、
きっちり追試した研究は皆無だったのですが、ハーバード大学の
カーモディーが最近研究したものがあります。
マウスにさつまいもか赤身の肉を与えて、
体重の変化を比較したものです。
1)生で形もそのまま
2)生で砕いたもの
3)形はそのままで加熱
4)砕いて加熱
結果は、食材を砕いても体重は増加しませんでしたが、加熱すると、
さつまいもでも赤身の肉でも、加熱していない餌のマウスに比べて体重が増えました。
加熱によって、消化吸収しやすくなり、摂取エネルギーが生食マウスに比べて、
多くなったったと考えられます。
こうなると、アトウォーターの換算係数に基づくカロリー神話は、
加熱という調理法だけでも、簡単に崩壊していることがわかります。
さらに、上記A)B)C)の、3つの鍵となる概念(KEY CONCEPTS)を考慮すれば、
人体の消化・吸収におけるカロリー計算は
そう簡単にはいかないということがわかります。
まあ、生肉、生魚、生野菜を食べると、
加熱するよりは減量しやすいとは言えるでしょうが・・・。
2019年08月12日 (月)
こんにちは。
2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
◆題
『 「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」』
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。
「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。
糖尿病の人において、眼科診察はとても重要です。
是非、この機会に「糖尿病と眼科」のお話を
じっくり聞いて頂きたいと思います。
私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。
大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。
深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。
関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
・・<深作秀春先生ご略歴>・・
1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。
88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。
国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。
深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。
「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。
また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。
・・・・・・・・・・・・・・
※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
◆題
『 「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」』
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。
「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。
糖尿病の人において、眼科診察はとても重要です。
是非、この機会に「糖尿病と眼科」のお話を
じっくり聞いて頂きたいと思います。
私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。
大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。
深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。
関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
・・<深作秀春先生ご略歴>・・
1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。
88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。
国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。
深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。
「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。
また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。
・・・・・・・・・・・・・・
※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年08月11日 (日)
こんにちは。
新刊本の『糖質制限の大百科』(洋泉社)
【監修】江部康二

のご案内です。
【ご購入はこちらから】
2019/6/19(水)発売開始です。
おかげさまでよく売れています。
『食品別糖質量ハンドブック』などと合わせて、シリーズ累計で37万部突破なので、
なかなかの売れ行きで、嬉しい限りです。
この1冊で知りたいことがぜんぶわかる!
正しいやり方で、無理なくやせる、健康になる!
ひと目でわかる!OK・NG食品別糖質量。
5分でわかる!糖質制限の基礎知識。
コンビニ&外食フル活用!糖質制限のコツ。
疑問も不安も解消!糖質制限Q&A。
時短&作りおき!かんたん糖質制限レシピ92。
知って納得!糖質制限のメカニズムと効果。
食品別糖質含有量一覧付き。
ということで、痒いところに手が届く感じの
サービス精神たっぷりの構成・内容となっています。
本書がブログ読者の皆さんを始め、
糖尿病、メタボ、生活習慣病などを患っている皆さんのお役に立てれば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下の青字は、本文最初の2ページから引用です。
糖尿病の治療食として
スタートした糖質制限
日本で糖質制限をはじめたのは、私が理事長を務めている京都の高雄病院で、
当時の院長であった私の兄である江部洋一郎です。1999年のことでした。
私自身は、2001年、担当する患者さんに糖尿病治療の一環として、
糖質制限の指導を行ったところ、劇的な効果が見られました。
それ以降、当院では糖尿病の治療食として糖質制限食を実践し続けています。
従来、糖尿病に対する日本での治療方針は、カロリー制限一辺倒でした。
しかし、糖質を制限することのないカロリー制限食では、
糖尿病の大きなポイントである食後高血糖のコントロールができません。
糖質を制限せずにカロリーコントロールを行ったところで、
結局、病状は悪化し、薬に頼ることになってしまいます。
これに対して、糖質制限はまったく異なる考えかたで治療を行います。
カロリーや脂肪を制限するのではなく、「糖質を制限した食事を摂る」ことが基本となります。
糖質さえ控えれば、たんぱく質や脂質はしっかり食べてOKです。カロリー計算も必要ありません。
糖質を控えると
さまざまなメリットがある
糖質制限では、血糖値を直接上げる唯一の栄養素である糖質を控えます。
そのため、食事をしても血糖値の急激な上昇を招くことはありません。
これこそが、糖尿病だけにとどまらず、あらゆる不調や疾患の予防・改善につながるのです。
さらに、血糖値の急上昇が起きるとインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、別名“肥満ホルモン”とも呼ばれます。
過剰に分泌されることで体脂肪が蓄積され、肥満を引き起こすからです。
これらを引き起こさない糖質制限は、血糖値の乱高下をなくし代謝を安定させることで、精神的にも落ちつきます。
全身の血流も改善するため、美肌や美髪など、美容にも役立つのです。
新刊本の『糖質制限の大百科』(洋泉社)
【監修】江部康二

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ひと目でわかる!OK・NG食品別糖質量。
5分でわかる!糖質制限の基礎知識。
コンビニ&外食フル活用!糖質制限のコツ。
疑問も不安も解消!糖質制限Q&A。
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サービス精神たっぷりの構成・内容となっています。
本書がブログ読者の皆さんを始め、
糖尿病、メタボ、生活習慣病などを患っている皆さんのお役に立てれば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下の青字は、本文最初の2ページから引用です。
糖尿病の治療食として
スタートした糖質制限
日本で糖質制限をはじめたのは、私が理事長を務めている京都の高雄病院で、
当時の院長であった私の兄である江部洋一郎です。1999年のことでした。
私自身は、2001年、担当する患者さんに糖尿病治療の一環として、
糖質制限の指導を行ったところ、劇的な効果が見られました。
それ以降、当院では糖尿病の治療食として糖質制限食を実践し続けています。
従来、糖尿病に対する日本での治療方針は、カロリー制限一辺倒でした。
しかし、糖質を制限することのないカロリー制限食では、
糖尿病の大きなポイントである食後高血糖のコントロールができません。
糖質を制限せずにカロリーコントロールを行ったところで、
結局、病状は悪化し、薬に頼ることになってしまいます。
これに対して、糖質制限はまったく異なる考えかたで治療を行います。
カロリーや脂肪を制限するのではなく、「糖質を制限した食事を摂る」ことが基本となります。
糖質さえ控えれば、たんぱく質や脂質はしっかり食べてOKです。カロリー計算も必要ありません。
糖質を控えると
さまざまなメリットがある
糖質制限では、血糖値を直接上げる唯一の栄養素である糖質を控えます。
そのため、食事をしても血糖値の急激な上昇を招くことはありません。
これこそが、糖尿病だけにとどまらず、あらゆる不調や疾患の予防・改善につながるのです。
さらに、血糖値の急上昇が起きるとインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、別名“肥満ホルモン”とも呼ばれます。
過剰に分泌されることで体脂肪が蓄積され、肥満を引き起こすからです。
これらを引き起こさない糖質制限は、血糖値の乱高下をなくし代謝を安定させることで、精神的にも落ちつきます。
全身の血流も改善するため、美肌や美髪など、美容にも役立つのです。
2019年08月09日 (金)
【19/08/08 気がかり
「糖質制限」と言う言葉について
最近、「糖質制限」と言う言葉が独り歩きしているように思えます。
糖質を控える事を糖質制限と表現すると、「そんなのは糖質制限ではない。糖質制限にはちゃんとルールがある」などと反論する人が少なからずいます。
血糖値を語る上で「炭水化物」と「糖質」を同等のものと理解できていない方も大勢いるように思います。
英語のは炭水化物であって糖質ではないと言う風に思っている方も多いのではないでしょうか。そもそも糖質と言う英語が存在しない事を理解されていないのかもしれません。
これらの理解不足によって議論が変な方向に進んでいるサイトをよく見かけます。
一度、整理していただいた方が良いのではないかと懸念しています。】
こんにちは。
気がかりさんから
糖質制限食の定義などについて、コメント・質問を頂きました。
①糖質制限食の定義
バーンスタイン医師らは、
『ニュートリション・アンド・メタボリズム』という医学雑誌において
糖質制限食を以下のように定義しています。(Nutr Metab (Lond). 2008 Apr 8;5:9.)
「ADAは1日の炭水化物摂取量130g/dl、あるいは2000kcal食の26%以下を、
低炭水化物食と呼んでいるが、我々もこの数値を低炭水化物食のリーズナブルな
カットオフ値と考える。」
Dietary carbohydrate restriction in type 2 diabetes mellitus and metabolic syndrome: time for a critical appraisal.
Accurso A1, Bernstein RK et al.(Nutr Metab (Lond). 2008 Apr 8;5:9.)
・・・
『The ADA designates low carbohydrate diets as less than 130 g/d or 26% of a nominal 2000 kcal diet and we consider this a reasonable cutoff for the definition of a low-carbohydrate diet. 』 ・・・
この、ADAおよびバーンスタイン医師等の糖質制限食の定義が
現時点で、私もリーズナブルと思います。
②
英語には「糖質」を意味する単語が存在しません。
<糖質 =available carbohydrate >
available carbohydrate ・・・二つの単語で糖質を意味する言葉となります。
③
<炭水化物 = 糖質+食物繊維>
糖質は血糖値を上げますが、食物繊維は血糖を上げません。
④
ケトジェニック・ダイエット
「very low carbohydrate ketogenic diet (VLCKD)」
ケトジェニック・ダイエットに関しても、同論文で言及しています。
(Nutr Metab (Lond). 2008 Apr 8;5:9.)
・・・
『The tipping point is empirically taken as the onset of ketonuria, also used as an indicator of compliance with a very low carbohydrate ketogenic diet (VLCKD). The threshold carbohydrate reduction for ketonuria varies among individuals, but a rough estimate is 50 g of carbohydrate per day or, approximately 10% of energy on a nominal 2000 kcal diet, (a target of 30 g/d is common in the early phases of popular VLCKD diets)』 ・・・
『・・・ケトン尿出現のための発端の炭水化物制限には、個人差がある。
しかし、大雑把には1日に50g、あるいは2000kcal食の10%ていどの炭水化物と推定する。(1日に30gの炭水化物摂取が初期相のポピュラーなVLCKDでの普通である )』
私自身は、高雄病院のスーパー糖質制限食実践で、
朝食なしの1日2食です。
1回の食事の糖質摂取量は、10~20g、なので一日に20~40gです。
しっかりケトジェニック・ダイエットの範疇に入っていますね。
⑤高雄病院糖質制限食の「1日摂取糖質量」の目安
スーパー糖質制限食
1日3食 主食を抜く
60g以下(1食あたり20g以下)
スタンダード糖質制限食
1日2食 主食を抜く
80~100g(主食あり1食あたり40~60g)
プチ糖質制限食
1日1食 主食を抜く
100~140g(主食あり1食あたり40~60g)
プチ糖質制限食だと、130g/日ぎりぎりがあり得るので少し留意する必要があります。
江部康二
「糖質制限」と言う言葉について
最近、「糖質制限」と言う言葉が独り歩きしているように思えます。
糖質を控える事を糖質制限と表現すると、「そんなのは糖質制限ではない。糖質制限にはちゃんとルールがある」などと反論する人が少なからずいます。
血糖値を語る上で「炭水化物」と「糖質」を同等のものと理解できていない方も大勢いるように思います。
英語のは炭水化物であって糖質ではないと言う風に思っている方も多いのではないでしょうか。そもそも糖質と言う英語が存在しない事を理解されていないのかもしれません。
これらの理解不足によって議論が変な方向に進んでいるサイトをよく見かけます。
一度、整理していただいた方が良いのではないかと懸念しています。】
こんにちは。
気がかりさんから
糖質制限食の定義などについて、コメント・質問を頂きました。
①糖質制限食の定義
バーンスタイン医師らは、
『ニュートリション・アンド・メタボリズム』という医学雑誌において
糖質制限食を以下のように定義しています。(Nutr Metab (Lond). 2008 Apr 8;5:9.)
「ADAは1日の炭水化物摂取量130g/dl、あるいは2000kcal食の26%以下を、
低炭水化物食と呼んでいるが、我々もこの数値を低炭水化物食のリーズナブルな
カットオフ値と考える。」
Dietary carbohydrate restriction in type 2 diabetes mellitus and metabolic syndrome: time for a critical appraisal.
Accurso A1, Bernstein RK et al.(Nutr Metab (Lond). 2008 Apr 8;5:9.)
・・・
『The ADA designates low carbohydrate diets as less than 130 g/d or 26% of a nominal 2000 kcal diet and we consider this a reasonable cutoff for the definition of a low-carbohydrate diet. 』 ・・・
この、ADAおよびバーンスタイン医師等の糖質制限食の定義が
現時点で、私もリーズナブルと思います。
②
英語には「糖質」を意味する単語が存在しません。
<糖質 =available carbohydrate >
available carbohydrate ・・・二つの単語で糖質を意味する言葉となります。
③
<炭水化物 = 糖質+食物繊維>
糖質は血糖値を上げますが、食物繊維は血糖を上げません。
④
ケトジェニック・ダイエット
「very low carbohydrate ketogenic diet (VLCKD)」
ケトジェニック・ダイエットに関しても、同論文で言及しています。
(Nutr Metab (Lond). 2008 Apr 8;5:9.)
・・・
『The tipping point is empirically taken as the onset of ketonuria, also used as an indicator of compliance with a very low carbohydrate ketogenic diet (VLCKD). The threshold carbohydrate reduction for ketonuria varies among individuals, but a rough estimate is 50 g of carbohydrate per day or, approximately 10% of energy on a nominal 2000 kcal diet, (a target of 30 g/d is common in the early phases of popular VLCKD diets)』 ・・・
『・・・ケトン尿出現のための発端の炭水化物制限には、個人差がある。
しかし、大雑把には1日に50g、あるいは2000kcal食の10%ていどの炭水化物と推定する。(1日に30gの炭水化物摂取が初期相のポピュラーなVLCKDでの普通である )』
私自身は、高雄病院のスーパー糖質制限食実践で、
朝食なしの1日2食です。
1回の食事の糖質摂取量は、10~20g、なので一日に20~40gです。
しっかりケトジェニック・ダイエットの範疇に入っていますね。
⑤高雄病院糖質制限食の「1日摂取糖質量」の目安
スーパー糖質制限食
1日3食 主食を抜く
60g以下(1食あたり20g以下)
スタンダード糖質制限食
1日2食 主食を抜く
80~100g(主食あり1食あたり40~60g)
プチ糖質制限食
1日1食 主食を抜く
100~140g(主食あり1食あたり40~60g)
プチ糖質制限食だと、130g/日ぎりぎりがあり得るので少し留意する必要があります。
江部康二
2019年08月08日 (木)
こんにちは
私の友人の田頭秀悟先生が、
このたび
『たがしゅう先生の「糖質制限で脳梗塞の再発を予防する」』
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ideal1111/5633.html
というDVDを発売されました。
早速、拝見しましたが、わかりやすくためになるとてもいい内容でした。
私も、一医師としておおいに勉強になりました。
脳梗塞の再発予防を目指す患者さんにはおおいに役に立つDVDと思いますので、
是非、ご購入頂けば幸いです。
まず、脳梗塞の再発率ですが、
1年目 8%
4年目 25%
10年目 50%
です。
私は浅学にして知らなかったのですが、
再発予防薬を内服していてこの再発率ですから、恐るべき数字と言えます。
酸化ストレスが、動脈硬化と血栓形成の元凶となりますが、
血糖値の乱高下と心理的ストレスが酸化ストレスの元凶です。
左心房・左心室が、酸化ストレスでダメージを受けると
心房細動となり、血流の乱れが起こります。
心内膜内皮細胞が傷害され血栓を生じ、血栓が剥がれて飛んで脳塞栓となります。
動脈硬化、酸化ストレスにより、血管内皮が傷つき、傷が大きいと
小粒子LDL、酸化LDL、泡沫細胞などが合わさってプラークを形成します。
プラークなどにより血管が狭くなり閉塞して、
アテローム脳梗塞やラクナ梗塞を起こします。
実は抗血小板薬は対症療法に過ぎず、
酸化ストレスという根本原因を治してはいないのです。
また抗血小板薬だけに頼ると、自己治癒力も邪魔する可能性もあります。
カロリー制限食は継続困難であり、
中毒性のある糖質摂取は、血糖値の乱高下と酸化ストレスを生じ危険です。
これに対して糖質制限食実践なら、
血糖値の乱高下による酸化ストレスが生じないので
根本的に、脳梗塞の再発予防をすることが可能です。
なお、糖尿病がベースにある場合は、
過去の高血糖の記憶による酸化ストレスと動脈硬化という
消えない借金が存在する可能性があるので、
MRIなどでチェックすることが必要です。
糖質制限食実践以後は、新たな借金は生じないので、再発予防に有効なのです。
体験談もお二人インタビューに答えておられます。
お一人は、6年前(2012年)に頸動脈プラークが 人間ドックで発見されましたが
糖質制限食実践で、プラークが小さくなっておられます。
糖質制限食はつらくないとのことです。
二人目は2014年に脳梗塞を発症された男性です。
2018年7月教育入院して糖質制限食を体験され学ばれました。
こちらも、糖質制限食はつらくないので継続できるとのことです。
江部康二
☆☆☆
以下は田頭秀悟先生からのコメントです。
皆さんこんにちは、糖質制限推進派の神経内科医、
たがしゅうこと南鹿児島さくら病院の田頭秀悟です。
この度、私の専門性を活かして、糖質制限仲間の友人の力を借りて、
『たがしゅう先生の「糖質制限で脳梗塞の再発を予防する」』
というDVDを作成させて頂きました。
脳梗塞は一度起こすと基本的に後遺症が残る病気で、
場合によっては命に関わることもある重大な病気です。
しかし医療の進歩によって脳梗塞を発症しても迅速に医療機関に
かかることで、救命できることも多くなり、
後遺症が軽くて済むことも珍しくなく なりました。
ところが一方で脳梗塞は非常に再発を起こしやすい病気としても知られています。
一般的な医療の中では脳梗塞の再発を予防するために、
いわゆる「血液をサラサラにする薬」が処方されることがほとんどなのですが、
これは基本的に一生飲み続ける必要があるとされています。
しかもそれを飲み続けているからといって脳梗塞を十分に予防できるわけでもなく、
薬を飲み続けているにも関わらず、
それでも再発を繰り返す患者さんは多々見受けられます。
そんな状況の中で、
糖質制限は理論的に脳梗塞の再発を予防するのに適した方法と言えます。
このDVDでは糖質制限でなぜ脳梗塞が予防できるのか、
そしてそれを実践する際の注意点や、
具体的な方法について分かりやすい解説を行っています。
将来脳梗塞を起こすのを防ぎたいという人にとっても
十分に参考となる内容になっていると思います。
御興味のある方は下記のサイトで販売しておりますので、
是非とも御購入頂ければと存じます。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ideal1111/5633.html
何卒宜しくお願い申し上げます。
医療法人日章会南鹿児島さくら病院 田頭秀悟
私の友人の田頭秀悟先生が、
このたび
『たがしゅう先生の「糖質制限で脳梗塞の再発を予防する」』
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ideal1111/5633.html
というDVDを発売されました。
早速、拝見しましたが、わかりやすくためになるとてもいい内容でした。
私も、一医師としておおいに勉強になりました。
脳梗塞の再発予防を目指す患者さんにはおおいに役に立つDVDと思いますので、
是非、ご購入頂けば幸いです。
まず、脳梗塞の再発率ですが、
1年目 8%
4年目 25%
10年目 50%
です。
私は浅学にして知らなかったのですが、
再発予防薬を内服していてこの再発率ですから、恐るべき数字と言えます。
酸化ストレスが、動脈硬化と血栓形成の元凶となりますが、
血糖値の乱高下と心理的ストレスが酸化ストレスの元凶です。
左心房・左心室が、酸化ストレスでダメージを受けると
心房細動となり、血流の乱れが起こります。
心内膜内皮細胞が傷害され血栓を生じ、血栓が剥がれて飛んで脳塞栓となります。
動脈硬化、酸化ストレスにより、血管内皮が傷つき、傷が大きいと
小粒子LDL、酸化LDL、泡沫細胞などが合わさってプラークを形成します。
プラークなどにより血管が狭くなり閉塞して、
アテローム脳梗塞やラクナ梗塞を起こします。
実は抗血小板薬は対症療法に過ぎず、
酸化ストレスという根本原因を治してはいないのです。
また抗血小板薬だけに頼ると、自己治癒力も邪魔する可能性もあります。
カロリー制限食は継続困難であり、
中毒性のある糖質摂取は、血糖値の乱高下と酸化ストレスを生じ危険です。
これに対して糖質制限食実践なら、
血糖値の乱高下による酸化ストレスが生じないので
根本的に、脳梗塞の再発予防をすることが可能です。
なお、糖尿病がベースにある場合は、
過去の高血糖の記憶による酸化ストレスと動脈硬化という
消えない借金が存在する可能性があるので、
MRIなどでチェックすることが必要です。
糖質制限食実践以後は、新たな借金は生じないので、再発予防に有効なのです。
体験談もお二人インタビューに答えておられます。
お一人は、6年前(2012年)に頸動脈プラークが 人間ドックで発見されましたが
糖質制限食実践で、プラークが小さくなっておられます。
糖質制限食はつらくないとのことです。
二人目は2014年に脳梗塞を発症された男性です。
2018年7月教育入院して糖質制限食を体験され学ばれました。
こちらも、糖質制限食はつらくないので継続できるとのことです。
江部康二
☆☆☆
以下は田頭秀悟先生からのコメントです。
皆さんこんにちは、糖質制限推進派の神経内科医、
たがしゅうこと南鹿児島さくら病院の田頭秀悟です。
この度、私の専門性を活かして、糖質制限仲間の友人の力を借りて、
『たがしゅう先生の「糖質制限で脳梗塞の再発を予防する」』
というDVDを作成させて頂きました。
脳梗塞は一度起こすと基本的に後遺症が残る病気で、
場合によっては命に関わることもある重大な病気です。
しかし医療の進歩によって脳梗塞を発症しても迅速に医療機関に
かかることで、救命できることも多くなり、
後遺症が軽くて済むことも珍しくなく なりました。
ところが一方で脳梗塞は非常に再発を起こしやすい病気としても知られています。
一般的な医療の中では脳梗塞の再発を予防するために、
いわゆる「血液をサラサラにする薬」が処方されることがほとんどなのですが、
これは基本的に一生飲み続ける必要があるとされています。
しかもそれを飲み続けているからといって脳梗塞を十分に予防できるわけでもなく、
薬を飲み続けているにも関わらず、
それでも再発を繰り返す患者さんは多々見受けられます。
そんな状況の中で、
糖質制限は理論的に脳梗塞の再発を予防するのに適した方法と言えます。
このDVDでは糖質制限でなぜ脳梗塞が予防できるのか、
そしてそれを実践する際の注意点や、
具体的な方法について分かりやすい解説を行っています。
将来脳梗塞を起こすのを防ぎたいという人にとっても
十分に参考となる内容になっていると思います。
御興味のある方は下記のサイトで販売しておりますので、
是非とも御購入頂ければと存じます。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ideal1111/5633.html
何卒宜しくお願い申し上げます。
医療法人日章会南鹿児島さくら病院 田頭秀悟
2019年08月07日 (水)
「19/08/07 hiroshi abe
米国糖尿病学会のガイドラインの改定
Standards of Medical Care in Diabetes-2019
は随時更新されています。
更新箇所は注釈として書かれています。元の文章は変更されません。
栄養療法はコンセンサス・レポート発表と同時に、4月18日に更新されています。
下記からジャンプできます。
https://care.diabetesjournals.org/living-standards
Updates to the Standards of Medical Care in Diabetes
Jump to:
July 31, 2019 Updates (Liraglutide labeling change, Tamborlane et al., REWIND, Battelino et al.)
June 3, 2019 Updates (CREDENCE and CANVAS Trials)
April 18, 2019 Updates (Nutrition Therapy Consensus Statement)
March 27, 2019 Updates (DECLARE-TIMI 5 and REDUCE-IT)
2018 Updates (2018 updates incorporated into the 2019 Standards of Care)
Table 5.1
Medical nutrition therapy recommendations
も更新されており、下記がエビデンスレベルBになっています。
“5.11 A variety of eating patterns are acceptable for the management of type 2 diabetes and prediabetes.
Reducing overall carbohydrate intake for individuals with diabetes has demonstrated the most evidence for
improving glycemia and may be applied in a variety of eating patterns that meet individual needs and preferences.
For select adults with type 2 diabetes not meeting glycemic targets or where reducing glucose-lowering medications is a priority, reducing overall carbohydrate intake with low- or very low carbohydrate eating plans is a viable approach. B”」
こんにちは。
hiroshi abe さんから、
『米国糖尿病学会のガイドラインの改定
Standards of Medical Care in Diabetes-2019は随時更新されています。
更新箇所は注釈として書かれています。元の文章は変更されません。』
とのコメントを頂きました。
ありがとうございます。
https://care.diabetesjournals.org/living-standards
このサイトで
Living Standards of Medical Care in Diabetes(糖尿病医療の現行標準)
が、随時更新されていくということです。
元の文章も残っての随時更新なので、
最新情報がわかりやすいし、どこが変わったのかもわかりやすいし
よい方式と思います。
April 18, 2019 Updates (Nutrition Therapy Consensus Statement) (☆)
栄養療法に関しては、
2019年4月18日が、最新のアップデートです。
hiroshi abe さんにご教示頂いた
英文青字のところの日本語訳が以下です。
「・・・様々な食事パターンが糖尿病のマネジメントにおいて受容できる。・・・
・・・糖尿病の人が、総摂取炭水化物量を減らすことは高血糖を改善することにおいて
最もエビデンスが多いことを実証済みである。
そして個々のニーズや好みに応じた
様々な食事パターンにおいても適用されるかもしれない。
2型糖尿病患者で、血糖コントロール目標を達成していない人や
経口血糖降下薬を減らしたい人は優先する。
総炭水化物摂取量を減らす(低炭水化物または、超低炭水化物)食事パターンは
実行可能な選択肢である。・・・」
ということで、
様々な食事パターンは受容できるとする中で
糖質制限食にエビデンスが最も多いことを述べています。
また他の様々な食事療法にも、糖質制限食を応用することができるかもしれないと
高評価を与えていますので、一安心です。
江部康二
(☆)
5. Lifestyle Management: Standards of Medical Care in Diabetes—2019
Section 5 is updated based on information provided in the ADA document titled: "Nutrition Therapy for Adults with Diabetes or Prediabetes: A Consensus Report" per below.
UPDATE: The highlighted paragraph in the section titled: "Eating Patterns, Macronutrient Distribution, and Meal Planning" is updated to state the following: “Evidence suggests that there is not an ideal percentage of calories from carbohydrate, protein, and fat for all people with diabetes. Therefore, macronutrient distribution should be based on an individualized assessment of current eating patterns, preferences, and metabolic goals. Consider personal preferences (e.g., tradition, culture, religion, health beliefs and goals, economics) as well as metabolic goals when working with individuals to determine the best eating pattern for them (35,51,52). It is important that each member of the health care team be knowledgeable about nutrition therapy principles for people with all types of diabetes and be supportive of their implementation. A variety of eating patterns are acceptable for the management of diabetes (51,54). Until the evidence surrounding comparative benefits of different eating patterns in specific individuals strengthens, health care providers should focus on the key factors that are common among the patterns: 1) emphasize nonstarchy vegetables, 2) minimize added sugars and refined grains, and 3) choose whole foods over highly processed foods to the extent possible (Evert 2019). Referral to an RD or registered dietitian nutritionist (RDN) is essential to assess the overall nutrition status of, and to work collaboratively with, the patient to create a personalized meal plan that considers the individual’s health status, skills, resources, food preferences, and health goals to coordinate and align with the overall treatment plan including physical activity and medication. The Mediterranean-style (55,56), low-carbohydrate (add 2 references) and plant-based (60,61) eating patterns are all examples of healthful eating patterns that have shown positive results in research, but individualized meal planning should focus on personal preferences, needs, and goals. Reducing overall carbohydrate intake for individuals with diabetes has demonstrated the most evidence for improving glycemia and may be applied in a variety of eating patterns that meet individual needs and preferences. For individuals with type 2 diabetes not meeting glycemic targets or where reducing glucose-lowering drugs is a priority, reducing overall carbohydrate intake with a low- or very low-carbohydrate eating pattern is a viable option.
米国糖尿病学会のガイドラインの改定
Standards of Medical Care in Diabetes-2019
は随時更新されています。
更新箇所は注釈として書かれています。元の文章は変更されません。
栄養療法はコンセンサス・レポート発表と同時に、4月18日に更新されています。
下記からジャンプできます。
https://care.diabetesjournals.org/living-standards
Updates to the Standards of Medical Care in Diabetes
Jump to:
July 31, 2019 Updates (Liraglutide labeling change, Tamborlane et al., REWIND, Battelino et al.)
June 3, 2019 Updates (CREDENCE and CANVAS Trials)
April 18, 2019 Updates (Nutrition Therapy Consensus Statement)
March 27, 2019 Updates (DECLARE-TIMI 5 and REDUCE-IT)
2018 Updates (2018 updates incorporated into the 2019 Standards of Care)
Table 5.1
Medical nutrition therapy recommendations
も更新されており、下記がエビデンスレベルBになっています。
“5.11 A variety of eating patterns are acceptable for the management of type 2 diabetes and prediabetes.
Reducing overall carbohydrate intake for individuals with diabetes has demonstrated the most evidence for
improving glycemia and may be applied in a variety of eating patterns that meet individual needs and preferences.
For select adults with type 2 diabetes not meeting glycemic targets or where reducing glucose-lowering medications is a priority, reducing overall carbohydrate intake with low- or very low carbohydrate eating plans is a viable approach. B”」
こんにちは。
hiroshi abe さんから、
『米国糖尿病学会のガイドラインの改定
Standards of Medical Care in Diabetes-2019は随時更新されています。
更新箇所は注釈として書かれています。元の文章は変更されません。』
とのコメントを頂きました。
ありがとうございます。
https://care.diabetesjournals.org/living-standards
このサイトで
Living Standards of Medical Care in Diabetes(糖尿病医療の現行標準)
が、随時更新されていくということです。
元の文章も残っての随時更新なので、
最新情報がわかりやすいし、どこが変わったのかもわかりやすいし
よい方式と思います。
April 18, 2019 Updates (Nutrition Therapy Consensus Statement) (☆)
栄養療法に関しては、
2019年4月18日が、最新のアップデートです。
hiroshi abe さんにご教示頂いた
英文青字のところの日本語訳が以下です。
「・・・様々な食事パターンが糖尿病のマネジメントにおいて受容できる。・・・
・・・糖尿病の人が、総摂取炭水化物量を減らすことは高血糖を改善することにおいて
最もエビデンスが多いことを実証済みである。
そして個々のニーズや好みに応じた
様々な食事パターンにおいても適用されるかもしれない。
2型糖尿病患者で、血糖コントロール目標を達成していない人や
経口血糖降下薬を減らしたい人は優先する。
総炭水化物摂取量を減らす(低炭水化物または、超低炭水化物)食事パターンは
実行可能な選択肢である。・・・」
ということで、
様々な食事パターンは受容できるとする中で
糖質制限食にエビデンスが最も多いことを述べています。
また他の様々な食事療法にも、糖質制限食を応用することができるかもしれないと
高評価を与えていますので、一安心です。
江部康二
(☆)
5. Lifestyle Management: Standards of Medical Care in Diabetes—2019
Section 5 is updated based on information provided in the ADA document titled: "Nutrition Therapy for Adults with Diabetes or Prediabetes: A Consensus Report" per below.
UPDATE: The highlighted paragraph in the section titled: "Eating Patterns, Macronutrient Distribution, and Meal Planning" is updated to state the following: “Evidence suggests that there is not an ideal percentage of calories from carbohydrate, protein, and fat for all people with diabetes. Therefore, macronutrient distribution should be based on an individualized assessment of current eating patterns, preferences, and metabolic goals. Consider personal preferences (e.g., tradition, culture, religion, health beliefs and goals, economics) as well as metabolic goals when working with individuals to determine the best eating pattern for them (35,51,52). It is important that each member of the health care team be knowledgeable about nutrition therapy principles for people with all types of diabetes and be supportive of their implementation. A variety of eating patterns are acceptable for the management of diabetes (51,54). Until the evidence surrounding comparative benefits of different eating patterns in specific individuals strengthens, health care providers should focus on the key factors that are common among the patterns: 1) emphasize nonstarchy vegetables, 2) minimize added sugars and refined grains, and 3) choose whole foods over highly processed foods to the extent possible (Evert 2019). Referral to an RD or registered dietitian nutritionist (RDN) is essential to assess the overall nutrition status of, and to work collaboratively with, the patient to create a personalized meal plan that considers the individual’s health status, skills, resources, food preferences, and health goals to coordinate and align with the overall treatment plan including physical activity and medication. The Mediterranean-style (55,56), low-carbohydrate (add 2 references) and plant-based (60,61) eating patterns are all examples of healthful eating patterns that have shown positive results in research, but individualized meal planning should focus on personal preferences, needs, and goals. Reducing overall carbohydrate intake for individuals with diabetes has demonstrated the most evidence for improving glycemia and may be applied in a variety of eating patterns that meet individual needs and preferences. For individuals with type 2 diabetes not meeting glycemic targets or where reducing glucose-lowering drugs is a priority, reducing overall carbohydrate intake with a low- or very low-carbohydrate eating pattern is a viable option.
2019年08月06日 (火)
こんにちは。
米国糖尿病学会(ADA)が、ガイドライン2019 を発表しました。(☆)
ADAガイドライン2019の中の
Position Statements ライフスタイルマネジメント
の項目の、
食事パターン、主要栄養素分布、食事計画の項目に
以下の記載があります。(☆☆)
結局、
2019年4月のコンセンサス・レポートに比べると
かなり糖質制限食に関して、トーンダウンしています。
The Mediterranean :地中海食
Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH):高血圧食(DASH)
plant-based diets :植物ベース食
low-carbohydrate eating plans:糖質制限食
The diabetes plate method :カロリーコントロールの食事法
の5つの食事パターンが、健康的であるという評価で同列に論じられています。
また患者個人のそれぞれの事情や考え方を優先するということで、
個別化した患者中心のケア重視を強調しています。
つまり、そもそもいろんな食事療法があってよいという立場で、
上記5つの食事パターンも、健康的ですが、その他どんな食事パターンでも良いですよというスタンスです。
また、2013年のガイドラインと同様に、
『2型糖尿病患者への「唯一無二の理想的な食事パターン」はない』
というのがまず主たるスタンスです。
糖質制限食は、高血糖を改善し、血糖降下薬を減らせる可能性があると、
述べていますが、妊娠中や授乳中の女性、
摂食障害の患者や腎臓病の患者にもには推奨できないとしています。
さらにSGLT2阻害薬を内服中の患者には、
ケトアシドーシスのリスクの可能性があるので注意が必要としています。
コンセンサス・レポートでは、糖質制限食が
エビデンスが最も豊富であると、以下のごとく明言していました。
『低炭水化物食、特に非常に低い低炭水化物食パターンは、HbA1cを下げて、
糖尿病薬を減らすことを示してきた。
これらの食事パターンは、2型糖尿病で最も研究されてきたパターンである。』
しかし、コンセンサス・レポートの表現に比較すると
ガイドラインの記載では、かなりトーンダウンしているので、
もしかしたら
ADA内部でも、「糖質制限食賛成派」と「糖質制限食反対派」
のバトルがあるのかもしれませんね。
日本と同じとしたら、何だか妙に親近感を覚えます。
2019年のガイドラインは、『個別化した患者中心のケア重視』が、
かなり強調されていましたが、
結局、それ以外は、2013年のガイドラインと、大きな差はないように思いました。
江部康二
(☆)
ADA
Diabetes Care
The Standards of Medical Care in Diabetes has been updated—July 31, 2019
https://care.diabetesjournals.org/
(☆☆)
https://care.diabetesjournals.org/content/42/Supplement_1/S46
Position Statements
5. Lifestyle Management: Standards of Medical Care in Diabetes—2019
American Diabetes Association
Diabetes Care 2019 Jan; 42(Supplement 1): S46-S60.
https://doi.org/10.2337/dc19-S005
Eating Patterns, Macronutrient Distribution, and Meal Planning
Evidence suggests that there is not an ideal percentage of calories from carbohydrate, protein, and fat for all people with diabetes. Therefore, macronutrient distribution should be based on an individualized assessment of current eating patterns, preferences, and metabolic goals. Consider personal preferences (e.g., tradition, culture, religion, health beliefs and goals, economics) as well as metabolic goals when working with individuals to determine the best eating pattern for them (35,51,52). It is important that each member of the health care team be knowledgeable about nutrition therapy principles for people with all types of diabetes and be supportive of their implementation. Emphasis should be on healthful eating patterns containing nutrient-dense foods, with less focus on specific nutrients (53). A variety of eating patterns are acceptable for the management of diabetes (51,54), and a referral to an RD or registered dietitian nutritionist (RDN) is essential to assess the overall nutrition status of, and to work collaboratively with, the patient to create a personalized meal plan that considers the individual’s health status, skills, resources, food preferences, and health goals to coordinate and align with the overall treatment plan including physical activity and medication. The Mediterranean (55,56), Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH) (57–59), and plant-based (60,61) diets are all examples of healthful eating patterns that have shown positive results in research, but individualized meal planning should focus on personal preferences, needs, and goals. In addition, research indicates that low-carbohydrate eating plans may result in improved glycemia and have the potential to reduce antihyperglycemic medications for individuals with type 2 diabetes (62–64). As research studies on some low-carbohydrate eating plans generally indicate challenges with long-term sustainability, it is important to reassess and individualize meal plan guidance regularly for those interested in this approach. This meal plan is not recommended at this time for women who are pregnant or lactating, people with or at risk for disordered eating, or people who have renal disease, and it should be used with caution in patients taking sodium–glucose cotransporter 2 (SGLT2) inhibitors due to the potential risk of ketoacidosis (65,66). There is inadequate research in type 1 diabetes to support one eating plan over another at this time.
A simple and effective approach to glycemia and weight management emphasizing portion control and healthy food choices should be considered for those with type 2 diabetes who are not taking insulin, who have limited health literacy or numeracy, or who are older and prone to hypoglycemia (50). The diabetes plate method is commonly used for providing basic meal planning guidance (67) as it provides a visual guide showing how to control calories (by featuring a smaller plate) and carbohydrates (by limiting them to what fits in one-quarter of the plate) and puts an emphasis on low-carbohydrate (or nonstarchy) vegetables.
米国糖尿病学会(ADA)が、ガイドライン2019 を発表しました。(☆)
ADAガイドライン2019の中の
Position Statements ライフスタイルマネジメント
の項目の、
食事パターン、主要栄養素分布、食事計画の項目に
以下の記載があります。(☆☆)
結局、
2019年4月のコンセンサス・レポートに比べると
かなり糖質制限食に関して、トーンダウンしています。
The Mediterranean :地中海食
Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH):高血圧食(DASH)
plant-based diets :植物ベース食
low-carbohydrate eating plans:糖質制限食
The diabetes plate method :カロリーコントロールの食事法
の5つの食事パターンが、健康的であるという評価で同列に論じられています。
また患者個人のそれぞれの事情や考え方を優先するということで、
個別化した患者中心のケア重視を強調しています。
つまり、そもそもいろんな食事療法があってよいという立場で、
上記5つの食事パターンも、健康的ですが、その他どんな食事パターンでも良いですよというスタンスです。
また、2013年のガイドラインと同様に、
『2型糖尿病患者への「唯一無二の理想的な食事パターン」はない』
というのがまず主たるスタンスです。
糖質制限食は、高血糖を改善し、血糖降下薬を減らせる可能性があると、
述べていますが、妊娠中や授乳中の女性、
摂食障害の患者や腎臓病の患者にもには推奨できないとしています。
さらにSGLT2阻害薬を内服中の患者には、
ケトアシドーシスのリスクの可能性があるので注意が必要としています。
コンセンサス・レポートでは、糖質制限食が
エビデンスが最も豊富であると、以下のごとく明言していました。
『低炭水化物食、特に非常に低い低炭水化物食パターンは、HbA1cを下げて、
糖尿病薬を減らすことを示してきた。
これらの食事パターンは、2型糖尿病で最も研究されてきたパターンである。』
しかし、コンセンサス・レポートの表現に比較すると
ガイドラインの記載では、かなりトーンダウンしているので、
もしかしたら
ADA内部でも、「糖質制限食賛成派」と「糖質制限食反対派」
のバトルがあるのかもしれませんね。
日本と同じとしたら、何だか妙に親近感を覚えます。
2019年のガイドラインは、『個別化した患者中心のケア重視』が、
かなり強調されていましたが、
結局、それ以外は、2013年のガイドラインと、大きな差はないように思いました。
江部康二
(☆)
ADA
Diabetes Care
The Standards of Medical Care in Diabetes has been updated—July 31, 2019
https://care.diabetesjournals.org/
(☆☆)
https://care.diabetesjournals.org/content/42/Supplement_1/S46
Position Statements
5. Lifestyle Management: Standards of Medical Care in Diabetes—2019
American Diabetes Association
Diabetes Care 2019 Jan; 42(Supplement 1): S46-S60.
https://doi.org/10.2337/dc19-S005
Eating Patterns, Macronutrient Distribution, and Meal Planning
Evidence suggests that there is not an ideal percentage of calories from carbohydrate, protein, and fat for all people with diabetes. Therefore, macronutrient distribution should be based on an individualized assessment of current eating patterns, preferences, and metabolic goals. Consider personal preferences (e.g., tradition, culture, religion, health beliefs and goals, economics) as well as metabolic goals when working with individuals to determine the best eating pattern for them (35,51,52). It is important that each member of the health care team be knowledgeable about nutrition therapy principles for people with all types of diabetes and be supportive of their implementation. Emphasis should be on healthful eating patterns containing nutrient-dense foods, with less focus on specific nutrients (53). A variety of eating patterns are acceptable for the management of diabetes (51,54), and a referral to an RD or registered dietitian nutritionist (RDN) is essential to assess the overall nutrition status of, and to work collaboratively with, the patient to create a personalized meal plan that considers the individual’s health status, skills, resources, food preferences, and health goals to coordinate and align with the overall treatment plan including physical activity and medication. The Mediterranean (55,56), Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH) (57–59), and plant-based (60,61) diets are all examples of healthful eating patterns that have shown positive results in research, but individualized meal planning should focus on personal preferences, needs, and goals. In addition, research indicates that low-carbohydrate eating plans may result in improved glycemia and have the potential to reduce antihyperglycemic medications for individuals with type 2 diabetes (62–64). As research studies on some low-carbohydrate eating plans generally indicate challenges with long-term sustainability, it is important to reassess and individualize meal plan guidance regularly for those interested in this approach. This meal plan is not recommended at this time for women who are pregnant or lactating, people with or at risk for disordered eating, or people who have renal disease, and it should be used with caution in patients taking sodium–glucose cotransporter 2 (SGLT2) inhibitors due to the potential risk of ketoacidosis (65,66). There is inadequate research in type 1 diabetes to support one eating plan over another at this time.
A simple and effective approach to glycemia and weight management emphasizing portion control and healthy food choices should be considered for those with type 2 diabetes who are not taking insulin, who have limited health literacy or numeracy, or who are older and prone to hypoglycemia (50). The diabetes plate method is commonly used for providing basic meal planning guidance (67) as it provides a visual guide showing how to control calories (by featuring a smaller plate) and carbohydrates (by limiting them to what fits in one-quarter of the plate) and puts an emphasis on low-carbohydrate (or nonstarchy) vegetables.
2019年08月05日 (月)
こんばんは。
2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
◆題
『 「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」』
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。
「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。
私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。
大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。
深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。
関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
・・<深作秀春先生ご略歴>・・
1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。
88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。
国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。
深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。
「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。
また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。
・・・・・・・・・・・・・・
※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年9月22日(日)に大阪市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
◆題
『 「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」』
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
深作先生は、世界的「眼科外科医」で、欧米での仕事も多く
世界中を飛び回っておられます。
『world famous doctor』であり、糖質制限食推進派の眼科医です。
「糖質摂取によるジェットコースターのような血糖乱高下が糖尿病網膜症悪化の元凶」
と喝破しておられます。
私は糖質制限食基礎理論とともに最新の情報をわかりやすくお話します。
大阪、神戸、兵庫、関西方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月22日(日)大阪市内で、「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生と
当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第2部は、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生に、
糖尿病によっておこる眼科関係の合併症と治療、眼科医から見た糖質制限食の
重要性などについてお話しいただきます。
深作先生のお話は、一昨年の弊会東京講演会でも大変好評でした。
グローバルにご活躍されている深作先生のお話を、今回大阪でお聴きいただけ、
糖質制限食のみならず、目の健康についても正しい知識を学んでいただける
絶好の機会です。
関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(大阪)
「健康と視力を失わないために 糖質制限のすすめ」
◆日程:2019年9月22日(日)13:50~16:40頃 ※開場・受付は、13:30~
◆会場:大阪大学中之島センター 10F「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
◆内容:
・第1部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部 康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第2部「眼科治療からみた糖質制限の意義」
講師: 深作 秀春 医師 / 深作眼科理事長
・・<深作秀春先生ご略歴>・・
1953年5月神奈川県横浜市生まれ。
横浜翠嵐高校卒業後、国立航空大学校を経て82年国立滋賀医科大学卒業。
88年深作眼科開院。同時にアメリカとドイツで修業、欧米国際眼科学会で
受賞多数、米国眼科学会常任理事就任など世界的眼科医となる。
国際眼科学会ASCRS最高賞20回受賞。世界最高の眼科外科医に贈られる
クリチンガー・アワード受賞。
深作眼科横浜院は日本最大規模で手術件数は日本最多。
深作眼科六本木院は世界中から患者が集まる東京最大級の眼科手術センター。
「視力を失わない生き方(光文社)」「世界最高医が教える目が良くなる
32の方法(ダイアモンド社)」など著書多数。
また、医師として活躍する一方で、幼少からの夢を捨てず画家ともなる。
枕崎国際芸術賞展、アートオリンピア2017,2019など受賞多数。
「公募 日本の絵画」大賞受賞。
世界最高峰ヴェネチア・ビエンナーレ2019芸術祭絵画展示中、個展多数。
・・・・・・・・・・・・・・
※第1部・第2部ともに、講演60分と質疑応答15分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/22大阪講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月20日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月18日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年08月04日 (日)
こんにちは。
ブログ記事
『ヒトと腸内細菌と食物繊維の関係
2019年08月02日 (金)』
で、書き足りないことがあったので補足します。
今回の記事は、大腸のエネルギー源と食物繊維について考察してみます。
<大腸細胞のエネルギー源>
大腸の細胞のエネルギー源は、短鎖脂肪酸のみです。(☆)(☆☆)
つまり、ブドウ糖などは利用せず、短鎖脂肪酸が大腸細胞の唯一のエネルギー源です。
短鎖脂肪酸は「食物繊維+腸内細菌」由来のものと血中にある短鎖脂肪酸があります。
血中にある短鎖脂肪酸は、βヒドロキシ酪酸とアセト酢酸などケトン体で、肝臓で作っています。
大腸の細胞は、腸内細菌が作った酪酸および、血中にあるβヒドロキシ酪酸をエネルギー源として使っていると考えられます。
<食物繊維>
食物繊維の中で不溶性食物繊維は、保湿性が高く消化管で水分を吸収してふくらみ、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし便通をよくし、水溶性食物繊維は血糖値の上昇を少しゆっくりさせるなどの効用があることはよく知られています。
一方、上述の如く大腸の唯一のエネルギー源は短鎖査脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)であることは、ほとんど知られていませんが生理学的事実です。
短鎖脂肪酸は食材としては、酢かバターくらいにしか含まれていません。
従って、ヒトは摂取した食物繊維を大腸の腸内細菌(酪酸菌、ビフィズス菌など)が餌にして、酪酸・酢酸などの短鎖脂肪酸を作ることで、大腸のエネルギー源をあるていど確保していると考えられます。
つまり、食物繊維の摂取は、ヒト及び腸内細菌にとって必須と言えます。
糖質制限食では、野菜、海草、茸、大豆製品などから食物繊維を摂取できます。
なお、腸内細菌が食べることができる食物繊維≒水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維が多く含まれる食べ物には、アボカド、オクラ、きのこ類、海藻類、こんにゃく、やまいも、ごぼう、納豆などがあります。糖質制限食的には、ごぼうは少量で、やまいもはNGです。
なお他の野菜にも適宜、水溶性食物繊維は含まれています。
<食道切除後の再建に大腸を利用>
以前、麻酔科医さんからご指摘頂きましたが、食道癌切除時の再建に結腸がつかわれることがありますが、食餌はすぐに通過してしまいます。
大腸が「腸内細菌+食物繊維」由来の短鎖脂肪酸のみエネルギー源にするなら再建結腸は壊死ないし萎縮していくはずですが実際はそうはなりません。
ということは、体内で産生される、βヒドロキシ酪酸などの短鎖脂肪酸も大腸細胞は利用するということです。
断食や絶食療法でも食物繊維はゼロとなりますが、大腸は生存していますので、このときも体内で産生されるβヒドロキシ酪酸などの短鎖脂肪酸をエネルギー源にしていると考えられます。
<中心静脈栄養と経管栄養>
今どきは、経静脈的にほとんどの必須栄養素を投与することができます。
しかし、食物繊維だけは、経管栄養でないと無理です。
経管栄養で、食物繊維を投与することで、大腸と腸内細菌は、より元気になると考えられます。
(☆)
『治療に活かす!栄養療法はじめの一歩清水健一郎 著羊土社 2011年2月』
(☆☆)
短鎖脂肪酸
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E9%8E%96%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8
短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん、英: SCFA)は脂肪酸の一部で、炭素数6以下のものを指す。具体的には酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、イソ吉草酸、吉草酸、カプロン酸、乳酸、コハク酸を指す。
反芻動物における役割
摂取した飼料が反芻胃内で微生物の発酵を受ける反芻動物においては、この発酵の際に生じる短鎖脂肪酸(主に酢酸、プロピオン酸、酪酸)が主なエネルギー源となる。 反すう胃内で生成した酪酸の多くは反すう胃粘膜でβ-ヒドロキシ酪酸に換されるため、肝門脈に現れるのはおよそ10分の1となる。このとき生成されるβ–ヒドロキシ酪酸も反すう家畜にとってはエネルギー源となる。 また、プロピオン酸の多くは肝臓で糖新生に利用され、反芻動物の糖要求の多くはプロピオン酸からの糖新生によってまかなわれる。
江部康二
【16/08/21 タケ
食物繊維の必須摂取量
江部先生 こんにちは。
食物繊維の摂取量のことで疑問に思ったことがあるので質問させてください。
厚生労働省から1日あたり食物繊維の摂取基準は「男性19g 女性17g」という指針が出ています。
これは糖質制限をしていない人を前提とした指針であり、糖質制限実施者はここまでの食物繊維は必要はないのではないかと思っています。
というのも、ケトン体≒短鎖査脂肪酸と考えれば、スーパー糖質制限をしてケトン体体質になれば、大腸細胞のエネルギー源は体内のケトン体で賄えるから食物繊維は摂取しなくてもいい(または摂取量を大幅に減らせる)のではないかと考えています。
ビタミンなどの必須栄養素の補給として野菜などは摂取しなくてはならないのでしょうが、食物繊維摂取を目的として必要以上に野菜などを多く摂取すると便の量が多くなるので、便秘や痔になりやすくなり悪影響の方が大きいような気がしてなりません。】
タケ さん
大腸の腸内細菌が、食物繊維を餌に、酪酸や酢酸を作ることは、腸内の環境を弱酸性に保つことになります。
善玉菌である酪酸菌やビフィズス菌や乳酸菌は、食物繊維を分解して、酪酸や乳酸や酢酸などの酸を産生し、腸内を弱酸性に保ちます。
弱酸性だと、善玉菌が増えやすくなり、悪玉菌は増えにくくなります。
腸内細菌が食物繊維を分解して、酪酸、乳酸などの短鎖脂肪酸をつくるのは、エネルギー源になると共に、大腸内を弱酸性に保って善玉菌が住みやすい環境を整える役割もあります。
従いまして、一定量の食物繊維は摂取した方がいいと思います。
ブログ記事
『ヒトと腸内細菌と食物繊維の関係
2019年08月02日 (金)』
で、書き足りないことがあったので補足します。
今回の記事は、大腸のエネルギー源と食物繊維について考察してみます。
<大腸細胞のエネルギー源>
大腸の細胞のエネルギー源は、短鎖脂肪酸のみです。(☆)(☆☆)
つまり、ブドウ糖などは利用せず、短鎖脂肪酸が大腸細胞の唯一のエネルギー源です。
短鎖脂肪酸は「食物繊維+腸内細菌」由来のものと血中にある短鎖脂肪酸があります。
血中にある短鎖脂肪酸は、βヒドロキシ酪酸とアセト酢酸などケトン体で、肝臓で作っています。
大腸の細胞は、腸内細菌が作った酪酸および、血中にあるβヒドロキシ酪酸をエネルギー源として使っていると考えられます。
<食物繊維>
食物繊維の中で不溶性食物繊維は、保湿性が高く消化管で水分を吸収してふくらみ、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし便通をよくし、水溶性食物繊維は血糖値の上昇を少しゆっくりさせるなどの効用があることはよく知られています。
一方、上述の如く大腸の唯一のエネルギー源は短鎖査脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)であることは、ほとんど知られていませんが生理学的事実です。
短鎖脂肪酸は食材としては、酢かバターくらいにしか含まれていません。
従って、ヒトは摂取した食物繊維を大腸の腸内細菌(酪酸菌、ビフィズス菌など)が餌にして、酪酸・酢酸などの短鎖脂肪酸を作ることで、大腸のエネルギー源をあるていど確保していると考えられます。
つまり、食物繊維の摂取は、ヒト及び腸内細菌にとって必須と言えます。
糖質制限食では、野菜、海草、茸、大豆製品などから食物繊維を摂取できます。
なお、腸内細菌が食べることができる食物繊維≒水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維が多く含まれる食べ物には、アボカド、オクラ、きのこ類、海藻類、こんにゃく、やまいも、ごぼう、納豆などがあります。糖質制限食的には、ごぼうは少量で、やまいもはNGです。
なお他の野菜にも適宜、水溶性食物繊維は含まれています。
<食道切除後の再建に大腸を利用>
以前、麻酔科医さんからご指摘頂きましたが、食道癌切除時の再建に結腸がつかわれることがありますが、食餌はすぐに通過してしまいます。
大腸が「腸内細菌+食物繊維」由来の短鎖脂肪酸のみエネルギー源にするなら再建結腸は壊死ないし萎縮していくはずですが実際はそうはなりません。
ということは、体内で産生される、βヒドロキシ酪酸などの短鎖脂肪酸も大腸細胞は利用するということです。
断食や絶食療法でも食物繊維はゼロとなりますが、大腸は生存していますので、このときも体内で産生されるβヒドロキシ酪酸などの短鎖脂肪酸をエネルギー源にしていると考えられます。
<中心静脈栄養と経管栄養>
今どきは、経静脈的にほとんどの必須栄養素を投与することができます。
しかし、食物繊維だけは、経管栄養でないと無理です。
経管栄養で、食物繊維を投与することで、大腸と腸内細菌は、より元気になると考えられます。
(☆)
『治療に活かす!栄養療法はじめの一歩清水健一郎 著羊土社 2011年2月』
(☆☆)
短鎖脂肪酸
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E9%8E%96%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8
短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん、英: SCFA)は脂肪酸の一部で、炭素数6以下のものを指す。具体的には酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、イソ吉草酸、吉草酸、カプロン酸、乳酸、コハク酸を指す。
反芻動物における役割
摂取した飼料が反芻胃内で微生物の発酵を受ける反芻動物においては、この発酵の際に生じる短鎖脂肪酸(主に酢酸、プロピオン酸、酪酸)が主なエネルギー源となる。 反すう胃内で生成した酪酸の多くは反すう胃粘膜でβ-ヒドロキシ酪酸に換されるため、肝門脈に現れるのはおよそ10分の1となる。このとき生成されるβ–ヒドロキシ酪酸も反すう家畜にとってはエネルギー源となる。 また、プロピオン酸の多くは肝臓で糖新生に利用され、反芻動物の糖要求の多くはプロピオン酸からの糖新生によってまかなわれる。
江部康二
【16/08/21 タケ
食物繊維の必須摂取量
江部先生 こんにちは。
食物繊維の摂取量のことで疑問に思ったことがあるので質問させてください。
厚生労働省から1日あたり食物繊維の摂取基準は「男性19g 女性17g」という指針が出ています。
これは糖質制限をしていない人を前提とした指針であり、糖質制限実施者はここまでの食物繊維は必要はないのではないかと思っています。
というのも、ケトン体≒短鎖査脂肪酸と考えれば、スーパー糖質制限をしてケトン体体質になれば、大腸細胞のエネルギー源は体内のケトン体で賄えるから食物繊維は摂取しなくてもいい(または摂取量を大幅に減らせる)のではないかと考えています。
ビタミンなどの必須栄養素の補給として野菜などは摂取しなくてはならないのでしょうが、食物繊維摂取を目的として必要以上に野菜などを多く摂取すると便の量が多くなるので、便秘や痔になりやすくなり悪影響の方が大きいような気がしてなりません。】
タケ さん
大腸の腸内細菌が、食物繊維を餌に、酪酸や酢酸を作ることは、腸内の環境を弱酸性に保つことになります。
善玉菌である酪酸菌やビフィズス菌や乳酸菌は、食物繊維を分解して、酪酸や乳酸や酢酸などの酸を産生し、腸内を弱酸性に保ちます。
弱酸性だと、善玉菌が増えやすくなり、悪玉菌は増えにくくなります。
腸内細菌が食物繊維を分解して、酪酸、乳酸などの短鎖脂肪酸をつくるのは、エネルギー源になると共に、大腸内を弱酸性に保って善玉菌が住みやすい環境を整える役割もあります。
従いまして、一定量の食物繊維は摂取した方がいいと思います。
2019年08月03日 (土)
こんにちは。
2019年10月13日(日) 10:00〜17:00
ローカーボフェスin宝塚
が開催されます。
主催は、マリー秋沢さんとローカーボフェス実行委員会 です。
これまで数多くの妊娠糖尿病の妊婦さんを救ってこられた
ベストセラー
「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書) 」の著者、
宗田哲男先生、
そして、糖質制限食のパイオニアである江部康二の二人が、講師を務めます。
おかげさまで、新刊「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術(ダイヤモンド社)」は
第5刷、約12万部となっております。
宗田先生は、とてもお話が上手で、
愉快で楽しいご講演なので、私も今から楽しみです。
私は、糖質制限食の基礎理論や体験例、最新の情報などを
できるだけ、わかりやすくお話したいと思います。
チケットに関して
お申し込みはクラウドファンディングから
https://camp-fire.jp/projects/view/180645
クラウドファンディングで
お得なパッケージ販売(前売り券+お弁当+コロネロ)3000円 などがあります。
『糖質制限食弁当+コロネロ+前売り券』¥3000-
通常の講演会は、お弁当など勿論なしですから、
かなりのお得感がありますね。
詳細は、
クラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/180645
で、ご確認頂けば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下、事務局からのご案内です。
https://www.kokuchpro.com/event/83d71c04fc029c9d552e2acbbb590447/
マリー秋沢さんとローカーボフェス実行委員会
ローカーボフェスin宝塚
2019年10月13日(日) 10:00〜17:00
ローカーボフェスin宝塚
もう、我慢しない!美味しく食べて美しく健康に♪
《業界初》商工会議所と共催、地方自治体が後援。
美と食と健康のイベント【ローカーボフェスin宝塚】
会場 アピアホール・アピア2Fイベントスペース
住所 兵庫県宝塚市逆瀬川1-11-1
料金制度 有料イベント
ジャンル 生活 > 健康・ダイエット
事務局 ローカーボフェス実行委員会
イベント詳細
ご挨拶
マリー秋沢とローカーボフェス実行委員会からのご挨拶です
一般社団法人日本ニュートリションフーズ協会代表理事、マリー秋沢です。
私は10年前に糖質制限食と出会って救われた今年82歳になる、現役の医師で糖尿病の父がきっかけで料理の仕事の分野を糖質オフにシフトさせました。父の食事を1年間、糖質オフで作り、数値が基準値まで下がったことは衝撃的なことでした。そして、父だけではなく、もっと沢山の方々に知ってほしい、と思いました。
そして地元、宝塚に『マリーズローカーボフーズ』という、低糖質に特化したショップをオープンさせて4年目になります。
今回のフローカーボフェスの開催にあたり、行動を共にしてくれているたくさんの同じ想いの糖質セイゲニストが携わってくれています。
大きな夢を抱きすぎる、変革を起こしたい、と常に考えているマリー秋沢。
いつも皆様に助けられて少しづつ、前に進んでおります。
このプロジェクトで実現したいこと
宝塚商工会議所との共催、宝塚市が後援の【ローカーボフェスin宝塚】
糖質制限食の産みの親、江部康二先生。そしてこれまで数多くの妊娠糖尿病の妊婦さんを救ってこられた宗田哲男先生のお二人をお招きし、実施致します。
今回のフェスを成功させ、健康と長寿のための糖質制限食を多くの方に知っていただき、人生100年時代を意識した、新しい食の提案を全国へ、そして世界に向けて発信していきたい、というのが私の、そして今回フェスに関わってくれている皆さんの想いです。
これだけ医療が進歩しても、良い薬が開発されてもどんどん増え続ける生活習慣病やそれらの合併症。
なぜだろう?と疑問に思われませんか?
毎日の生活を意識することで生活習慣病は減ります。
結果的に医療費の削減にもなります。
大切なのは、毎日の食事の内容を考えること。
病気になる前に、時代に合った食事法と栄養を選択する事が必要なのです。
地域との活動
歌劇のまちで知られる宝塚、豊かな自然、美味しいお野菜、温泉、たくさんの素晴らしいものがありますが、まだあまり知られていません。
ここから始まる美と食と健康のイベントを通じて宝塚の魅力もお伝えできたら嬉しいな、と思います。
今回、クラウドファンディングで皆さんと作り上げるフェスを10月の頭の時期に設定したのには理由があります。
マリー秋沢は宝塚商工会議所の宝塚西谷ブランド協議会に所属しています。
定例会では、自然が豊富、お野菜が美味しい、ダリアのお花が全国でも珍しく素晴らしく沢山咲く、西谷地区。この宝塚西谷に、今後多くの方に足を運んでもらうにはどうすれば良いのか?などを話し合います。そして西谷が誇るダリアが咲き乱れるのが春と秋。
10月はダリアが満開!
会場の一角を、その素敵なダリアの花を散りばめたコーナーが作れたら、会場に来られた方々に宝塚の西谷のダリアの魅力を伝えることが出来るのではないか?と考えたのです。
可愛らしいダリアのお花と一緒に写真を撮っていただける空間を!
プロジェクトを立ち上げた背景・これまでの活動
2018年、私のふるさとである宝塚市で、宝塚商工会議所と共に『宝塚から新しい食の提案』『ローカーボ推進事業』をスタートさせました。
現在までに宝塚市内で、5店舗の事業者様に1品でも低糖質(ローカーボ)のメニューを置いてもらいたい、という想いでコンサルティングを実施してまいりました。
2019年、まだまだローカーボに関する知識が一般的には浸透していない状況を肌で感じ、
糖質過多の食生活が我々の身体に与える影響とは?
糖質制限食とは一体、どのようなものなのか?
など、正しい知識を身につける講座を提供する機関として一般社団法人 日本ニュートリションフーズ協会を立ち上げました。
2019年5月から、まずは宝塚市民の皆さんを中心に入門講座をスタート。
いくら飲食店の皆さんが安心、安全な低糖質のメニューをご用意しても市民の皆さんがその価値とご自身への必要性を感じ理解していなければ、なんの意味もなさなくなります。
そして、この度はさらに宝塚の方々を中心にフェスを開催することにより、より多くの方々への意識改革が可能となるはずです。
積み上げてきたものが実を結び、この10月13日に協会と商工会議所とで共催する【ローカーボフェスin宝塚】を開催することが決定いたしました。
資金の使い道
・講演会会場費(会場費、楽屋代、備品レンタル代)
・宝塚ダリアの花のブース
・広告費(フライヤーチラシの作成代・印刷代・)
・会場運営費(設営撤去費・案内看板・小道具レンタル・飲み物や軽食など)
・スタッフ手当(日当・交通費)
・雑費(打ち合わせ・運営費等)
支援していただいた資金は上記に充てさせていただきます。
自己資金では全額を賄うのは厳しい状況です。
皆さんと共に夢を実現させたい!
皆様、どうぞよろしくお願いします。
実施スケジュール
2019年8月1日㈭クラウドファンディングでチケット販売スタート
2019年9月13日クラウドファンディング終了
2019年10月13日(日)講演会開催
チケットに関して
お申し込みはクラウドファンディングから
https://camp-fire.jp/projects/view/180645
チケット付きのリターンに支援していただいた方々へ
チケット現物は送付いたしません。
入場に際しましては支援完了メールの画面もしくはプリントアウトした物をご提示下さい。
最後に
皆様と会場でお会いできます事を願っております。
一人でもたくさんの方に伝わりますように!
2019年10月13日(日) 10:00〜17:00
ローカーボフェスin宝塚
が開催されます。
主催は、マリー秋沢さんとローカーボフェス実行委員会 です。
これまで数多くの妊娠糖尿病の妊婦さんを救ってこられた
ベストセラー
「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書) 」の著者、
宗田哲男先生、
そして、糖質制限食のパイオニアである江部康二の二人が、講師を務めます。
おかげさまで、新刊「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術(ダイヤモンド社)」は
第5刷、約12万部となっております。
宗田先生は、とてもお話が上手で、
愉快で楽しいご講演なので、私も今から楽しみです。
私は、糖質制限食の基礎理論や体験例、最新の情報などを
できるだけ、わかりやすくお話したいと思います。
チケットに関して
お申し込みはクラウドファンディングから
https://camp-fire.jp/projects/view/180645
クラウドファンディングで
お得なパッケージ販売(前売り券+お弁当+コロネロ)3000円 などがあります。
『糖質制限食弁当+コロネロ+前売り券』¥3000-
通常の講演会は、お弁当など勿論なしですから、
かなりのお得感がありますね。
詳細は、
クラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/180645
で、ご確認頂けば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下、事務局からのご案内です。
https://www.kokuchpro.com/event/83d71c04fc029c9d552e2acbbb590447/
マリー秋沢さんとローカーボフェス実行委員会
ローカーボフェスin宝塚
2019年10月13日(日) 10:00〜17:00
ローカーボフェスin宝塚
もう、我慢しない!美味しく食べて美しく健康に♪
《業界初》商工会議所と共催、地方自治体が後援。
美と食と健康のイベント【ローカーボフェスin宝塚】
会場 アピアホール・アピア2Fイベントスペース
住所 兵庫県宝塚市逆瀬川1-11-1
料金制度 有料イベント
ジャンル 生活 > 健康・ダイエット
事務局 ローカーボフェス実行委員会
イベント詳細
ご挨拶
マリー秋沢とローカーボフェス実行委員会からのご挨拶です
一般社団法人日本ニュートリションフーズ協会代表理事、マリー秋沢です。
私は10年前に糖質制限食と出会って救われた今年82歳になる、現役の医師で糖尿病の父がきっかけで料理の仕事の分野を糖質オフにシフトさせました。父の食事を1年間、糖質オフで作り、数値が基準値まで下がったことは衝撃的なことでした。そして、父だけではなく、もっと沢山の方々に知ってほしい、と思いました。
そして地元、宝塚に『マリーズローカーボフーズ』という、低糖質に特化したショップをオープンさせて4年目になります。
今回のフローカーボフェスの開催にあたり、行動を共にしてくれているたくさんの同じ想いの糖質セイゲニストが携わってくれています。
大きな夢を抱きすぎる、変革を起こしたい、と常に考えているマリー秋沢。
いつも皆様に助けられて少しづつ、前に進んでおります。
このプロジェクトで実現したいこと
宝塚商工会議所との共催、宝塚市が後援の【ローカーボフェスin宝塚】
糖質制限食の産みの親、江部康二先生。そしてこれまで数多くの妊娠糖尿病の妊婦さんを救ってこられた宗田哲男先生のお二人をお招きし、実施致します。
今回のフェスを成功させ、健康と長寿のための糖質制限食を多くの方に知っていただき、人生100年時代を意識した、新しい食の提案を全国へ、そして世界に向けて発信していきたい、というのが私の、そして今回フェスに関わってくれている皆さんの想いです。
これだけ医療が進歩しても、良い薬が開発されてもどんどん増え続ける生活習慣病やそれらの合併症。
なぜだろう?と疑問に思われませんか?
毎日の生活を意識することで生活習慣病は減ります。
結果的に医療費の削減にもなります。
大切なのは、毎日の食事の内容を考えること。
病気になる前に、時代に合った食事法と栄養を選択する事が必要なのです。
地域との活動
歌劇のまちで知られる宝塚、豊かな自然、美味しいお野菜、温泉、たくさんの素晴らしいものがありますが、まだあまり知られていません。
ここから始まる美と食と健康のイベントを通じて宝塚の魅力もお伝えできたら嬉しいな、と思います。
今回、クラウドファンディングで皆さんと作り上げるフェスを10月の頭の時期に設定したのには理由があります。
マリー秋沢は宝塚商工会議所の宝塚西谷ブランド協議会に所属しています。
定例会では、自然が豊富、お野菜が美味しい、ダリアのお花が全国でも珍しく素晴らしく沢山咲く、西谷地区。この宝塚西谷に、今後多くの方に足を運んでもらうにはどうすれば良いのか?などを話し合います。そして西谷が誇るダリアが咲き乱れるのが春と秋。
10月はダリアが満開!
会場の一角を、その素敵なダリアの花を散りばめたコーナーが作れたら、会場に来られた方々に宝塚の西谷のダリアの魅力を伝えることが出来るのではないか?と考えたのです。
可愛らしいダリアのお花と一緒に写真を撮っていただける空間を!
プロジェクトを立ち上げた背景・これまでの活動
2018年、私のふるさとである宝塚市で、宝塚商工会議所と共に『宝塚から新しい食の提案』『ローカーボ推進事業』をスタートさせました。
現在までに宝塚市内で、5店舗の事業者様に1品でも低糖質(ローカーボ)のメニューを置いてもらいたい、という想いでコンサルティングを実施してまいりました。
2019年、まだまだローカーボに関する知識が一般的には浸透していない状況を肌で感じ、
糖質過多の食生活が我々の身体に与える影響とは?
糖質制限食とは一体、どのようなものなのか?
など、正しい知識を身につける講座を提供する機関として一般社団法人 日本ニュートリションフーズ協会を立ち上げました。
2019年5月から、まずは宝塚市民の皆さんを中心に入門講座をスタート。
いくら飲食店の皆さんが安心、安全な低糖質のメニューをご用意しても市民の皆さんがその価値とご自身への必要性を感じ理解していなければ、なんの意味もなさなくなります。
そして、この度はさらに宝塚の方々を中心にフェスを開催することにより、より多くの方々への意識改革が可能となるはずです。
積み上げてきたものが実を結び、この10月13日に協会と商工会議所とで共催する【ローカーボフェスin宝塚】を開催することが決定いたしました。
資金の使い道
・講演会会場費(会場費、楽屋代、備品レンタル代)
・宝塚ダリアの花のブース
・広告費(フライヤーチラシの作成代・印刷代・)
・会場運営費(設営撤去費・案内看板・小道具レンタル・飲み物や軽食など)
・スタッフ手当(日当・交通費)
・雑費(打ち合わせ・運営費等)
支援していただいた資金は上記に充てさせていただきます。
自己資金では全額を賄うのは厳しい状況です。
皆さんと共に夢を実現させたい!
皆様、どうぞよろしくお願いします。
実施スケジュール
2019年8月1日㈭クラウドファンディングでチケット販売スタート
2019年9月13日クラウドファンディング終了
2019年10月13日(日)講演会開催
チケットに関して
お申し込みはクラウドファンディングから
https://camp-fire.jp/projects/view/180645
チケット付きのリターンに支援していただいた方々へ
チケット現物は送付いたしません。
入場に際しましては支援完了メールの画面もしくはプリントアウトした物をご提示下さい。
最後に
皆様と会場でお会いできます事を願っております。
一人でもたくさんの方に伝わりますように!
2019年08月02日 (金)
こんにちは。
八ヶ岳山麓の富士見高原から京都に帰ってきて、
暑さを人一倍感じている私です。 (=_=;)
まあ、暑いと不平を言うよりも
ブログ記事の更新に意欲を燃やそうと思います。 (^^)
今回は、ヒトと腸内細菌と食物繊維の関係性について考察してみます。
実は一般にはあまり知られていませんが、
大腸は、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの「短鎖脂肪酸」を
ほぼ唯一のエネルギー源としています。(注1)。
『大腸の細胞のエネルギー源は、短鎖脂肪酸のみである』
このことの意味を、考えてみます。
短鎖脂肪酸は食材では酢かバターくらいにしか含まれていません。
バターや酢だけでは、食材からの短鎖脂肪酸補充は、
大腸のエネルギー源としては到底足りません。
そうすると、短鎖脂肪酸を人体内で自ら作成するしかありません。
つまり、
「体脂肪を分解して作る血中にある短鎖脂肪酸」および
「大腸内の腸内細菌が、食物繊維を餌にして産生する短鎖脂肪酸」が
ヒトの大腸細胞のエネルギー源となっているということです。
腸内細菌由来の大腸細胞で利用せずに余った短鎖脂肪酸は、
吸収されて全身の臓器のエネルギー源となります。
「食物繊維から腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸が、大腸細胞のエネルギー源になる」
というのは、少なくとも現世人類全てにおいて共通の生理学的事実と考えられます。
血液中には、脂肪の分解物の短鎖脂肪酸の1種、
βヒドロキシ酪酸(ケトン体の1種でもある)があります。
それに加えて、
酪酸菌、ビフィズス菌などの腸内細菌が、活躍して、食物繊維を餌にして
短鎖脂肪酸を生成してくれています。
このヒト腸内の大腸のエネルギー源となる短鎖脂肪酸は、
主として酪酸と考えられます。
大腸内の酪酸菌が、食物繊維を餌にして酪酸を生産しています。
このように、ヒトにおいて、大腸細胞のエネルギー確保のためには、
食物繊維の摂取が極めて重要ということになります。
つまり「食物繊維は、ヒトと腸内細菌にとって必須」なのです。
食物繊維は、水に溶けにくい不溶性食物繊維と、
水に溶ける水溶性食物繊維の2種類に分類されます
腸内細菌が食べる食物繊維は、水溶性食物繊維だと考えてほぼ間違いありません。
糖質制限食では、野菜、海藻、キノコ、大豆製品などから食物繊維を摂取できます。
特に水溶性食物繊維はアボカド、オクラ、こんにゃく、納豆などに多く含まれています。
(注1)
清水健一郎「治療に活かす!栄養療法 はじめの一歩」181ページ、2011年、羊土社
八ヶ岳山麓の富士見高原から京都に帰ってきて、
暑さを人一倍感じている私です。 (=_=;)
まあ、暑いと不平を言うよりも
ブログ記事の更新に意欲を燃やそうと思います。 (^^)
今回は、ヒトと腸内細菌と食物繊維の関係性について考察してみます。
実は一般にはあまり知られていませんが、
大腸は、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの「短鎖脂肪酸」を
ほぼ唯一のエネルギー源としています。(注1)。
『大腸の細胞のエネルギー源は、短鎖脂肪酸のみである』
このことの意味を、考えてみます。
短鎖脂肪酸は食材では酢かバターくらいにしか含まれていません。
バターや酢だけでは、食材からの短鎖脂肪酸補充は、
大腸のエネルギー源としては到底足りません。
そうすると、短鎖脂肪酸を人体内で自ら作成するしかありません。
つまり、
「体脂肪を分解して作る血中にある短鎖脂肪酸」および
「大腸内の腸内細菌が、食物繊維を餌にして産生する短鎖脂肪酸」が
ヒトの大腸細胞のエネルギー源となっているということです。
腸内細菌由来の大腸細胞で利用せずに余った短鎖脂肪酸は、
吸収されて全身の臓器のエネルギー源となります。
「食物繊維から腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸が、大腸細胞のエネルギー源になる」
というのは、少なくとも現世人類全てにおいて共通の生理学的事実と考えられます。
血液中には、脂肪の分解物の短鎖脂肪酸の1種、
βヒドロキシ酪酸(ケトン体の1種でもある)があります。
それに加えて、
酪酸菌、ビフィズス菌などの腸内細菌が、活躍して、食物繊維を餌にして
短鎖脂肪酸を生成してくれています。
このヒト腸内の大腸のエネルギー源となる短鎖脂肪酸は、
主として酪酸と考えられます。
大腸内の酪酸菌が、食物繊維を餌にして酪酸を生産しています。
このように、ヒトにおいて、大腸細胞のエネルギー確保のためには、
食物繊維の摂取が極めて重要ということになります。
つまり「食物繊維は、ヒトと腸内細菌にとって必須」なのです。
食物繊維は、水に溶けにくい不溶性食物繊維と、
水に溶ける水溶性食物繊維の2種類に分類されます
腸内細菌が食べる食物繊維は、水溶性食物繊維だと考えてほぼ間違いありません。
糖質制限食では、野菜、海藻、キノコ、大豆製品などから食物繊維を摂取できます。
特に水溶性食物繊維はアボカド、オクラ、こんにゃく、納豆などに多く含まれています。
(注1)
清水健一郎「治療に活かす!栄養療法 はじめの一歩」181ページ、2011年、羊土社
2019年08月01日 (木)
こんにちは。
2019年9月29日(日)東京都内で、
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、
一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部は、「たがしゅうブログ」(https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeで
お馴染みの田頭秀悟先生に、
「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、私が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第3部は、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、
宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、
分かりやすくお話しいただきます。
宗田先生、田頭先生、江部康二の3人の揃い踏み講演は、初めての企画と思います。
乞うご期待です。
東京、横浜、関東、東海の皆さん、
是非、ご参加頂ければ幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月29日(日)東京都内で、「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、産婦人科医で宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、神経内科医で南鹿児島さくら病院の田頭秀悟先生、ならびに当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、自ら糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功され、「たがしゅうブログ」(
https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeなどを通して、糖質制限や医療についての考察を精力的に発信しておられる田頭先生に、「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第3部は、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値について画期的な研究をされ、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、ケトン体とは何か?、最新の情報も含めて分かりやすくお話しいただきます。
首都圏にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」
◆日程:2019年9月29日(日)13:00頃~16:30頃 ※開場・受付は、12:40~
◆会場:損保会館「大会議室」
東京都千代田区神田淡路町二丁目9番地
http://www.sonpo-k.co.jp/access.html
◆内容:
・第1部「病気はなぜできるのか 〜主体的医療のススメ〜 」
講師: 田頭秀悟 医師 / 医療法人日章会南鹿児島さくら病院
・第2部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第3部「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」
講師: 宗田哲男 医師 / 宗田マタニティクリニック院長
・質疑応答
※第1部は40分、第2部・第3部は各60分、質疑応答は30分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,900円、一般(会員の方以外)3,400円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/29
東京講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
※複数名の場合は、参加者様全員のご氏名をお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/29東京講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月27日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月25日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年9月29日(日)東京都内で、
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、
一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部は、「たがしゅうブログ」(https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeで
お馴染みの田頭秀悟先生に、
「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、私が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、
新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第3部は、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、
宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、
分かりやすくお話しいただきます。
宗田先生、田頭先生、江部康二の3人の揃い踏み講演は、初めての企画と思います。
乞うご期待です。
東京、横浜、関東、東海の皆さん、
是非、ご参加頂ければ幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
9月29日(日)東京都内で、「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
講師は、産婦人科医で宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、神経内科医で南鹿児島さくら病院の田頭秀悟先生、ならびに当会理事長の江部康二医師です。
第1部は、自ら糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功され、「たがしゅうブログ」(
https://tagashuu.blog.fc2.com/ )やYouTubeなどを通して、糖質制限や医療についての考察を精力的に発信しておられる田頭先生に、「病気はなぜできるのか~主体的医療のススメ~」と題してお話しいただきます。
第2部は、江部理事長が糖質制限食の基礎理論、様々な良い効果をもたらす理由、新しい知見、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。
第3部は、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値について画期的な研究をされ、ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者である、宗田哲男先生に、「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」と題して、ケトン体とは何か?、最新の情報も含めて分かりやすくお話しいただきます。
首都圏にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加をお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。
☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)
「糖質制限食とケトン体、健康に生きるヒント」
◆日程:2019年9月29日(日)13:00頃~16:30頃 ※開場・受付は、12:40~
◆会場:損保会館「大会議室」
東京都千代田区神田淡路町二丁目9番地
http://www.sonpo-k.co.jp/access.html
◆内容:
・第1部「病気はなぜできるのか 〜主体的医療のススメ〜 」
講師: 田頭秀悟 医師 / 医療法人日章会南鹿児島さくら病院
・第2部「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食~人類本来の食事、人類の健康食」
講師: 江部康二 医師 / 高雄病院・日本糖質制限医療推進協会理事長
・第3部「ケトン体物語~憎まれっ子、ケトン体の真実」
講師: 宗田哲男 医師 / 宗田マタニティクリニック院長
・質疑応答
※第1部は40分、第2部・第3部は各60分、質疑応答は30分程度を予定しております。
◆受講費:賛助会員2,900円、一般(会員の方以外)3,400円
◆お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
◆お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/29
東京講演会、賛助会員交流会)と
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
※複数名の場合は、参加者様全員のご氏名をお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2.
お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/29東京講演会、賛助会員交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは、9月27日(金)までに、事務局へご連絡願います。
・賛助会員交流会のキャンセルは、9月25日(水)までに、事務局へご連絡願います。
これら以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
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