2019年06月30日 (日)
こんにちは。
2019年6月29日(土)は、江部診療所の外来が終了したあと、
東京にいき、第70回日本東洋医学会学術総会に参加してきました。
私は、漢方医でもあり西洋医でもあり、東洋医学も西洋医学も共に携わっています。
また糖質制限食を推進する「食医」でもあります。
日本で本格的に医学が隆盛となったのは、室町・戦国時代の医師田代三喜以後とされていますが、
彼は明にわたり、当時明で盛んであった、李東垣と朱丹渓の医学を学び、日本に伝えました。
即ち李朱医学とよばれています。
その弟子の曲直瀬道三に到り李朱医学は日本流に完成され隆盛となっています。
この医学は傷寒論の時代(後漢末期~三国時代)に比べれば、
後世の医学ということで後世方(中国では時方)と呼ばれるようになりました。
一方後世派の隆盛に対して、その漢方理論が思弁的であるとの批判をかかげ、
傷寒論の原点にかえれとする一派が台頭してきます。
傷寒論を唯一無二の聖典とするわけで、
李朱医学に比べれば古(いにしえ)の医学ということで古方(中国では経方)と呼ばれるようになりました。
この一派には江戸時代前期の医師、名古屋玄医を始めとして、吉益東洞、尾台榕堂などがいます。
特に吉益東洞は後世に与えた影響が大きいとされています。
又、両者を共に取り入れた折衷派と呼ばれる一派もあり多紀元簡、浅田宗伯などがいます。
江戸時代後期にオランダ医学が紹介されると、
それまでの医学と新しい医学とを区別する必要が生じました。
そのためオランダ医学を「蘭方」(らんぽう)と呼び、
それまでの治療法を「漢方」と呼ぶようになりました。
現代中国での伝統医学は「中医学」と呼ばれ、日本の伝統的「漢方」とは異なる体系です。
高雄病院では中医学も漢方も両方、取り入れています。
なお日本では、明治維新後、1883年の医師免許規則配布により、西洋医だけを医師として認め、
漢方医は医師の資格として認められなくなりました。
しかし西洋医のなかで志をもって漢方を学ぶ医師により、漢方は現代まで綿々と続いています。
漢方も西洋医学も、患者さんが健康を取り戻すのを援助します。
それぞれに得意分野があるので、どちらか一方が優れていて他方が劣っているということではなく、
役割分担で相補的に対応するのがよいと思います。
これは、食事療法や運動療法についても同じことがいえます。
もし、食事療法だけで健康を保てるのなら楽ですし、
食事に運動を加えてバランスの良い健康な生活が出来るのなら、薬の世話にならずに済むわけです。
現実に糖質制限食の実践で様々な生活習慣病が改善します。
食事と運動でどうにもならなければ、その次に漢方薬を使うことを考えます。
バランスが少し崩れていただけの人ならば、漢方だけで健康な状態に戻れます。
しかし、西洋医学も必要です。
例えば、手術が必要な病気の人は漢方ではどうにもなりません。
漢方でどうにかしようなどと無理をいわず、さっさと手術すれば良いのです。
西洋医学は原因がはっきりしている病気はとても得意としています。
たとえば近年、一旦激減した梅毒が、再び大流行しています。
梅毒は梅毒トレポネーマという菌が感染して発病することがわかって、
ペニシリンなどの抗生物質が特効薬として開発され簡単に治るようになりましたので、
速やかに治療して欲しいと思います。
梅毒は江戸・明治時代までは原因がわからず、当時の漢方医にとって不治の病だったのですから、
西洋医学、たいしたものです。
このように「一つの病気に対して一つの原因があり、対応する特効的治療がある。」というパターンは
西洋医学が最も得意とするところです。
ところが今、平成・令和の世の病気をみてみると、原因がはっきりしない病気が多くを占めています。
言い換えれば西洋医学的には対症療法が主で、特効的な治療法がない病気がおりのように溜まって残ってきたと言えます。
高雄病院には西洋医学単独では難治の様々な現代病の漢方治療を求めて、たくさんの患者さんがやってこられます。
膠原病や難病でステロイド薬減量を目的として、来院される患者さんもあります。
常勤医師すべてが漢方治療を実践しているユニークな病院ですが、もちろん必要な場合は西洋医学的治療も行います。
外来には潰瘍性大腸炎などの難病、気管支喘息など呼吸器疾患、リウマチなど膠原病、過敏性腸など消化器疾患、
アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患、不妊症など婦人科疾患、
高血圧など循環器疾患、糖尿病など代謝疾患、ネフローゼ症候群など腎疾患・・・。
そのほかにも、風邪をひきやすい、冷え性、なんやしんどい、微熱など、
西洋医学的には診断がつかないような訴えの人もこられます。
このように漢方医は小児、成人、老人含めて実に多種多様な病気を診ます。
漢方的診察により、人体の気血の流れや五臓六腑のバランスをチェックして、それを整えるような薬を処方します。
ですから原因不明の病気にもそれなりに対処できます。
しかし漢方治療も決して万能ではなく、西洋医学の知識が必要なことが多々あります。
西洋医学と東洋医学を上手に両立させて少しでも患者さんの症状が楽になればいいなと思っています。
また潰瘍性大腸炎のような難病に、糖質制限食を併用すると顕著な効果がある場合が多いことも判明してきましたので、
こちらもさらに勉強を重ねたいと思います。
江部康二
2019年6月29日(土)は、江部診療所の外来が終了したあと、
東京にいき、第70回日本東洋医学会学術総会に参加してきました。
私は、漢方医でもあり西洋医でもあり、東洋医学も西洋医学も共に携わっています。
また糖質制限食を推進する「食医」でもあります。
日本で本格的に医学が隆盛となったのは、室町・戦国時代の医師田代三喜以後とされていますが、
彼は明にわたり、当時明で盛んであった、李東垣と朱丹渓の医学を学び、日本に伝えました。
即ち李朱医学とよばれています。
その弟子の曲直瀬道三に到り李朱医学は日本流に完成され隆盛となっています。
この医学は傷寒論の時代(後漢末期~三国時代)に比べれば、
後世の医学ということで後世方(中国では時方)と呼ばれるようになりました。
一方後世派の隆盛に対して、その漢方理論が思弁的であるとの批判をかかげ、
傷寒論の原点にかえれとする一派が台頭してきます。
傷寒論を唯一無二の聖典とするわけで、
李朱医学に比べれば古(いにしえ)の医学ということで古方(中国では経方)と呼ばれるようになりました。
この一派には江戸時代前期の医師、名古屋玄医を始めとして、吉益東洞、尾台榕堂などがいます。
特に吉益東洞は後世に与えた影響が大きいとされています。
又、両者を共に取り入れた折衷派と呼ばれる一派もあり多紀元簡、浅田宗伯などがいます。
江戸時代後期にオランダ医学が紹介されると、
それまでの医学と新しい医学とを区別する必要が生じました。
そのためオランダ医学を「蘭方」(らんぽう)と呼び、
それまでの治療法を「漢方」と呼ぶようになりました。
現代中国での伝統医学は「中医学」と呼ばれ、日本の伝統的「漢方」とは異なる体系です。
高雄病院では中医学も漢方も両方、取り入れています。
なお日本では、明治維新後、1883年の医師免許規則配布により、西洋医だけを医師として認め、
漢方医は医師の資格として認められなくなりました。
しかし西洋医のなかで志をもって漢方を学ぶ医師により、漢方は現代まで綿々と続いています。
漢方も西洋医学も、患者さんが健康を取り戻すのを援助します。
それぞれに得意分野があるので、どちらか一方が優れていて他方が劣っているということではなく、
役割分担で相補的に対応するのがよいと思います。
これは、食事療法や運動療法についても同じことがいえます。
もし、食事療法だけで健康を保てるのなら楽ですし、
食事に運動を加えてバランスの良い健康な生活が出来るのなら、薬の世話にならずに済むわけです。
現実に糖質制限食の実践で様々な生活習慣病が改善します。
食事と運動でどうにもならなければ、その次に漢方薬を使うことを考えます。
バランスが少し崩れていただけの人ならば、漢方だけで健康な状態に戻れます。
しかし、西洋医学も必要です。
例えば、手術が必要な病気の人は漢方ではどうにもなりません。
漢方でどうにかしようなどと無理をいわず、さっさと手術すれば良いのです。
西洋医学は原因がはっきりしている病気はとても得意としています。
たとえば近年、一旦激減した梅毒が、再び大流行しています。
梅毒は梅毒トレポネーマという菌が感染して発病することがわかって、
ペニシリンなどの抗生物質が特効薬として開発され簡単に治るようになりましたので、
速やかに治療して欲しいと思います。
梅毒は江戸・明治時代までは原因がわからず、当時の漢方医にとって不治の病だったのですから、
西洋医学、たいしたものです。
このように「一つの病気に対して一つの原因があり、対応する特効的治療がある。」というパターンは
西洋医学が最も得意とするところです。
ところが今、平成・令和の世の病気をみてみると、原因がはっきりしない病気が多くを占めています。
言い換えれば西洋医学的には対症療法が主で、特効的な治療法がない病気がおりのように溜まって残ってきたと言えます。
高雄病院には西洋医学単独では難治の様々な現代病の漢方治療を求めて、たくさんの患者さんがやってこられます。
膠原病や難病でステロイド薬減量を目的として、来院される患者さんもあります。
常勤医師すべてが漢方治療を実践しているユニークな病院ですが、もちろん必要な場合は西洋医学的治療も行います。
外来には潰瘍性大腸炎などの難病、気管支喘息など呼吸器疾患、リウマチなど膠原病、過敏性腸など消化器疾患、
アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患、不妊症など婦人科疾患、
高血圧など循環器疾患、糖尿病など代謝疾患、ネフローゼ症候群など腎疾患・・・。
そのほかにも、風邪をひきやすい、冷え性、なんやしんどい、微熱など、
西洋医学的には診断がつかないような訴えの人もこられます。
このように漢方医は小児、成人、老人含めて実に多種多様な病気を診ます。
漢方的診察により、人体の気血の流れや五臓六腑のバランスをチェックして、それを整えるような薬を処方します。
ですから原因不明の病気にもそれなりに対処できます。
しかし漢方治療も決して万能ではなく、西洋医学の知識が必要なことが多々あります。
西洋医学と東洋医学を上手に両立させて少しでも患者さんの症状が楽になればいいなと思っています。
また潰瘍性大腸炎のような難病に、糖質制限食を併用すると顕著な効果がある場合が多いことも判明してきましたので、
こちらもさらに勉強を重ねたいと思います。
江部康二
2019年06月28日 (金)
こんばんは。
らこさんから、アルツハイマー病が、
スーパー糖質制限食を実践して、1週間で改善という
奇跡のような嬉しいコメントを頂きました。
ありがとうございます。
【19/06/26 らこ
アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病
確か、NHKスペシャルの「アルツハイマー型認知症」特集で
◎アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病
とアメリカの医大が認定していて、鼻からインシュリンを噴射吸入していました。
アメリカの研究は英語で発表なのに、WHOは読んでないのか???
>野菜や果物、雑穀や玄米などの全粒穀類、マメ類、ナッツ類を十分に食べ、野菜と果物は1日に400g以上を食べることが推奨される。
血糖値爆上げで、アルツハイマー型認知症最速で進行するがなwww】
19/06/26 ドクター江部
Re: アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病
らこ さん
『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』鬼頭昭三・広島大学名誉教授著
この本を私も読みました。
とても興味深かったです。
以下のサイトで
鬼頭昭三・広島大学名誉教授のインタビュー記事が読めます。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52540
【19/06/26 らこ
Re:『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』鬼頭昭三・広島大学名誉教授著
江部先生、インタビュー記事ありがとうございます。早速読みました。
私らこ 自身、10年前に糖尿病合併症として、
アルツハイマー型認知症に49才で到達してしまいました(泣
◎小銭が勘定できなくなったら、アルツハイマー型認知症
となっていますが、まさに当てはまり、どの買い物でも千円札を出して釣りをもらい、
郵便局に行って小銭入れからATMに入れてました。
「足の指先痺れ」「両眼性複視」がほどなく出て、
糖尿病が合併症を次々引き起こす状態まで悪化してることが判明しました。
50才を越えて生きていた両親と両祖母が全員50台前半で
アルツハイマー型認知症を「他人が見てはっきり判る」状態でしたから、
「ああはなりたくない」と思い、糖尿病の専門書コーナーの本全部目を通し、
江部先生の本がもっとも信頼できたので店頭にあった
3冊全部購入し、1日で熟読し、即スーパー糖質制限食に切り替えました。
釜池先生の本も同時購入熟読しましたが、実行不能に思いました。
スーパー糖質制限食にして1週間もしたら、
小銭も勘定でき、足の痺れも両眼性複視もなくなり、
10年経過して、再発してません。江部先生に見習い、飲酒量は多いですw】
19/06/26 ドクター江部
Re: Re:『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』鬼頭昭三・広島大学名誉教授著
らこ さん
素晴らしいです。
自分でしっかり考えて、糖質制限食を選択されて、
結果として、局面を打開できたのですから、「very good job」です。
私の本を選んで頂き、ありがとうございます。
お役に立てて、とても嬉しいです。
【19/06/27 らこ
スーパー糖質制限食は、初期アルツハイマー型認知症を寛解する
◎小銭が勘定できないアルツハイマー型認知症を、スーパー糖質制限食は寛解できる
私らこ が実例です。アミロイドβ がどのくらい広がっていたか? はわかりません。検査していないからです。ですが、症状ははっきり出ています。
◎スーパー糖質制限食実行後、わずか1週間足らずで「アルツハイマー型認知症が寛解」
です。他の糖尿病合併症も大半が消えました。
今も継続しているのは「脂漏性皮膚炎」だけです。
脂漏性皮膚炎で死ぬ可能性はゼロなので、気にしていませんwww
>結果として、局面を打開できたのですから、
>「very good job」です。
江部先生のお陰様です。
>私の本を選んで頂き、ありがとうございます。
>お役に立てて、とても嬉しいです。
お礼を言うのは、私らこ の方です。本当にありがとうございました。
10年再発していないので、寛解継続中です。アルツハイマー型認知症初期の人は、
スーパー糖質制限食すればいいのに、、、】
【19/06/28 らこ
中期アルツハイマー型認知症がスーパー糖質制限食で寛解する
東京都目黒区のホームページです。
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/korei_fukushi/ninchisho_shien/ninntisyounosoudann.files/02nintisyou-panru.pdf
私らこ のアルツハイマー型認知症は、中期に達していた、とのことです。
直系尊属が50台前半で、
全員アルツハイマー型認知症とはっきり「他人の目」でわかる家系なので、
49才で寛解できて本当に良かったです。
釜池先生の本は実行不能でした。(当時はありませんが)
山田先生の手法ならば、アルツハイマー型認知症が進行して、
両親と同じになっていた、と推察できます。
◎江部先生の本&ブログに出会えて、健康長寿達成!
です。ありがとうございます。】
らこさんのコメントを読んでみて、私もビックリです。
『50才を越えて生きていた両親と両祖母が全員50台前半で
アルツハイマー型認知症を「他人が見てはっきり判る」状態でしたから、
「ああはなりたくない」と思い、糖尿病の専門書コーナーの本全部目を通し、
江部先生の本がもっとも信頼できたので店頭にあった
3冊全部購入し、1日で熟読し、即スーパー糖質制限食に切り替えました。
釜池先生の本も同時購入熟読しましたが、実行不能に思いました。
スーパー糖質制限食にして1週間もしたら、
小銭も勘定でき、足の痺れも両眼性複視もなくなり、
10年経過して、再発してません。』
確かに、らこさん、恐るべきアルツハイマー病の家系ですね。
一定の体質的な素因がある可能性もありますが、
糖質過剰摂取家族であった可能性のほうが、高そうです。
らこさんのアルツハイマー病の症状がわずか1周間で劇的に改善したのは
スーパー糖質制限食により、血中ケトン体が高値となったおかげと思われます。
<アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病>の観点からみると
アルツハイマー病患者の脳はブドウ糖をうまく利用できなくなっています。
そこに、スーパー糖質制限食実践で、血中ケトン体が高値となり、
脳細胞はケトン体をエネルギー源にして、活性化したと考えられます。
ケトン体には、心臓・腎臓の保護作用と共に、脳保護作用もある可能性が高いです。
ケトン体の脳保護作用により、脳細胞が回復して
10年間再発なしを維持できたのだと思います。
10年間大丈夫なので、今後も大丈夫と思います。
アルツハイマー型認知症が、スーパー糖質制限食で改善、寛解とは素晴らしいです。
一例報告ですが、極めて貴重な、奇跡的なケースと言えます。
以下の「ココナッツオイルが若年性アルツハイマー病を、
劇的に改善した!」という本も参考なります。
女性医師が若年性アルツハイマー病の夫を改善させているので
一定の信頼度があると思います。
アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能
メアリー・ニューポート著。SBクリエイティブ (2013/5/29)。
本書は夫が若年性アルツハイマーと診断された米国の女性医師が、
研究して発見した治療法であり、ケトン体がキーワードです。
この療法を開始する前日のミニメンタルステート検査(MMSE)のスコアは14(30点満点)。
開始後64日目には、20にまで回復しています。
江部康二
らこさんから、アルツハイマー病が、
スーパー糖質制限食を実践して、1週間で改善という
奇跡のような嬉しいコメントを頂きました。
ありがとうございます。
【19/06/26 らこ
アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病
確か、NHKスペシャルの「アルツハイマー型認知症」特集で
◎アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病
とアメリカの医大が認定していて、鼻からインシュリンを噴射吸入していました。
アメリカの研究は英語で発表なのに、WHOは読んでないのか???
>野菜や果物、雑穀や玄米などの全粒穀類、マメ類、ナッツ類を十分に食べ、野菜と果物は1日に400g以上を食べることが推奨される。
血糖値爆上げで、アルツハイマー型認知症最速で進行するがなwww】
19/06/26 ドクター江部
Re: アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病
らこ さん
『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』鬼頭昭三・広島大学名誉教授著
この本を私も読みました。
とても興味深かったです。
以下のサイトで
鬼頭昭三・広島大学名誉教授のインタビュー記事が読めます。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52540
【19/06/26 らこ
Re:『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』鬼頭昭三・広島大学名誉教授著
江部先生、インタビュー記事ありがとうございます。早速読みました。
私らこ 自身、10年前に糖尿病合併症として、
アルツハイマー型認知症に49才で到達してしまいました(泣
◎小銭が勘定できなくなったら、アルツハイマー型認知症
となっていますが、まさに当てはまり、どの買い物でも千円札を出して釣りをもらい、
郵便局に行って小銭入れからATMに入れてました。
「足の指先痺れ」「両眼性複視」がほどなく出て、
糖尿病が合併症を次々引き起こす状態まで悪化してることが判明しました。
50才を越えて生きていた両親と両祖母が全員50台前半で
アルツハイマー型認知症を「他人が見てはっきり判る」状態でしたから、
「ああはなりたくない」と思い、糖尿病の専門書コーナーの本全部目を通し、
江部先生の本がもっとも信頼できたので店頭にあった
3冊全部購入し、1日で熟読し、即スーパー糖質制限食に切り替えました。
釜池先生の本も同時購入熟読しましたが、実行不能に思いました。
スーパー糖質制限食にして1週間もしたら、
小銭も勘定でき、足の痺れも両眼性複視もなくなり、
10年経過して、再発してません。江部先生に見習い、飲酒量は多いですw】
19/06/26 ドクター江部
Re: Re:『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』鬼頭昭三・広島大学名誉教授著
らこ さん
素晴らしいです。
自分でしっかり考えて、糖質制限食を選択されて、
結果として、局面を打開できたのですから、「very good job」です。
私の本を選んで頂き、ありがとうございます。
お役に立てて、とても嬉しいです。
【19/06/27 らこ
スーパー糖質制限食は、初期アルツハイマー型認知症を寛解する
◎小銭が勘定できないアルツハイマー型認知症を、スーパー糖質制限食は寛解できる
私らこ が実例です。アミロイドβ がどのくらい広がっていたか? はわかりません。検査していないからです。ですが、症状ははっきり出ています。
◎スーパー糖質制限食実行後、わずか1週間足らずで「アルツハイマー型認知症が寛解」
です。他の糖尿病合併症も大半が消えました。
今も継続しているのは「脂漏性皮膚炎」だけです。
脂漏性皮膚炎で死ぬ可能性はゼロなので、気にしていませんwww
>結果として、局面を打開できたのですから、
>「very good job」です。
江部先生のお陰様です。
>私の本を選んで頂き、ありがとうございます。
>お役に立てて、とても嬉しいです。
お礼を言うのは、私らこ の方です。本当にありがとうございました。
10年再発していないので、寛解継続中です。アルツハイマー型認知症初期の人は、
スーパー糖質制限食すればいいのに、、、】
【19/06/28 らこ
中期アルツハイマー型認知症がスーパー糖質制限食で寛解する
東京都目黒区のホームページです。
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/korei_fukushi/ninchisho_shien/ninntisyounosoudann.files/02nintisyou-panru.pdf
私らこ のアルツハイマー型認知症は、中期に達していた、とのことです。
直系尊属が50台前半で、
全員アルツハイマー型認知症とはっきり「他人の目」でわかる家系なので、
49才で寛解できて本当に良かったです。
釜池先生の本は実行不能でした。(当時はありませんが)
山田先生の手法ならば、アルツハイマー型認知症が進行して、
両親と同じになっていた、と推察できます。
◎江部先生の本&ブログに出会えて、健康長寿達成!
です。ありがとうございます。】
らこさんのコメントを読んでみて、私もビックリです。
『50才を越えて生きていた両親と両祖母が全員50台前半で
アルツハイマー型認知症を「他人が見てはっきり判る」状態でしたから、
「ああはなりたくない」と思い、糖尿病の専門書コーナーの本全部目を通し、
江部先生の本がもっとも信頼できたので店頭にあった
3冊全部購入し、1日で熟読し、即スーパー糖質制限食に切り替えました。
釜池先生の本も同時購入熟読しましたが、実行不能に思いました。
スーパー糖質制限食にして1週間もしたら、
小銭も勘定でき、足の痺れも両眼性複視もなくなり、
10年経過して、再発してません。』
確かに、らこさん、恐るべきアルツハイマー病の家系ですね。
一定の体質的な素因がある可能性もありますが、
糖質過剰摂取家族であった可能性のほうが、高そうです。
らこさんのアルツハイマー病の症状がわずか1周間で劇的に改善したのは
スーパー糖質制限食により、血中ケトン体が高値となったおかげと思われます。
<アルツハイマー型認知症=脳の糖尿病>の観点からみると
アルツハイマー病患者の脳はブドウ糖をうまく利用できなくなっています。
そこに、スーパー糖質制限食実践で、血中ケトン体が高値となり、
脳細胞はケトン体をエネルギー源にして、活性化したと考えられます。
ケトン体には、心臓・腎臓の保護作用と共に、脳保護作用もある可能性が高いです。
ケトン体の脳保護作用により、脳細胞が回復して
10年間再発なしを維持できたのだと思います。
10年間大丈夫なので、今後も大丈夫と思います。
アルツハイマー型認知症が、スーパー糖質制限食で改善、寛解とは素晴らしいです。
一例報告ですが、極めて貴重な、奇跡的なケースと言えます。
以下の「ココナッツオイルが若年性アルツハイマー病を、
劇的に改善した!」という本も参考なります。
女性医師が若年性アルツハイマー病の夫を改善させているので
一定の信頼度があると思います。
アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能
メアリー・ニューポート著。SBクリエイティブ (2013/5/29)。
本書は夫が若年性アルツハイマーと診断された米国の女性医師が、
研究して発見した治療法であり、ケトン体がキーワードです。
この療法を開始する前日のミニメンタルステート検査(MMSE)のスコアは14(30点満点)。
開始後64日目には、20にまで回復しています。
江部康二
2019年06月27日 (木)
こんにちは。
新刊本の『糖質制限の大百科』(洋泉社)
【監修】江部康二

のご案内です。
【ご購入はこちらから】
2019/6/19(水)発売開始です。
おかげさまでよく売れています。
『食品別糖質量ハンドブック』などと合わせて、シリーズ累計で37万部突破なので、なかなかの売れ行きで、嬉しい限りです。
この1冊で知りたいことがぜんぶわかる!
正しいやり方で、無理なくやせる、健康になる!
ひと目でわかる!OK・NG食品別糖質量。
5分でわかる!糖質制限の基礎知識。
コンビニ&外食フル活用!糖質制限のコツ。
疑問も不安も解消!糖質制限Q&A。
時短&作りおき!かんたん糖質制限レシピ92。
知って納得!糖質制限のメカニズムと効果。
食品別糖質含有量一覧付き。
ということで、痒いところに手が届く感じの
サービス精神たっぷりの構成・内容となっています。
本書がブログ読者の皆さんを始め、
糖尿病、メタボ、生活習慣病などを患っている皆さんのお役に立てれば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下の青字は、本文最初の2ページから引用です。
糖尿病の治療食として
スタートした糖質制限
日本で糖質制限をはじめたのは、私が理事長を務めている京都の高雄病院で、
当時の院長であった私の兄である江部洋一郎です。1999年のことでした。
私自身は、2001年、担当する患者さんに糖尿病治療の一環として、
糖質制限の指導を行ったところ、劇的な効果が見られました。
それ以降、当院では糖尿病の治療食として糖質制限食を実践し続けています。
従来、糖尿病に対する日本での治療方針は、カロリー制限一辺倒でした。
しかし、糖質を制限することのないカロリー制限食では、
糖尿病の大きなポイントである食後高血糖のコントロールができません。
糖質を制限せずにカロリーコントロールを行ったところで、
結局、病状は悪化し、薬に頼ることになってしまいます。
これに対して、糖質制限はまったく異なる考えかたで治療を行います。
カロリーや脂肪を制限するのではなく、「糖質を制限した食事を摂る」ことが基本となります。
糖質さえ控えれば、たんぱく質や脂質はしっかり食べてOKです。カロリー計算も必要ありません。
糖質を控えると
さまざまなメリットがある
糖質制限では、血糖値を直接上げる唯一の栄養素である糖質を控えます。
そのため、食事をしても血糖値の急激な上昇を招くことはありません。
これこそが、糖尿病だけにとどまらず、あらゆる不調や疾患の予防・改善につながるのです。
さらに、血糖値の急上昇が起きるとインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、別名“肥満ホルモン”とも呼ばれます。
過剰に分泌されることで体脂肪が蓄積され、肥満を引き起こすからです。
これらを引き起こさない糖質制限は、血糖値の乱高下をなくし代謝を安定させることで、精神的にも落ちつきます。
全身の血流も改善するため、美肌や美髪など、美容にも役立つのです。
新刊本の『糖質制限の大百科』(洋泉社)
【監修】江部康二

のご案内です。
【ご購入はこちらから】
2019/6/19(水)発売開始です。
おかげさまでよく売れています。
『食品別糖質量ハンドブック』などと合わせて、シリーズ累計で37万部突破なので、なかなかの売れ行きで、嬉しい限りです。
この1冊で知りたいことがぜんぶわかる!
正しいやり方で、無理なくやせる、健康になる!
ひと目でわかる!OK・NG食品別糖質量。
5分でわかる!糖質制限の基礎知識。
コンビニ&外食フル活用!糖質制限のコツ。
疑問も不安も解消!糖質制限Q&A。
時短&作りおき!かんたん糖質制限レシピ92。
知って納得!糖質制限のメカニズムと効果。
食品別糖質含有量一覧付き。
ということで、痒いところに手が届く感じの
サービス精神たっぷりの構成・内容となっています。
本書がブログ読者の皆さんを始め、
糖尿病、メタボ、生活習慣病などを患っている皆さんのお役に立てれば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下の青字は、本文最初の2ページから引用です。
糖尿病の治療食として
スタートした糖質制限
日本で糖質制限をはじめたのは、私が理事長を務めている京都の高雄病院で、
当時の院長であった私の兄である江部洋一郎です。1999年のことでした。
私自身は、2001年、担当する患者さんに糖尿病治療の一環として、
糖質制限の指導を行ったところ、劇的な効果が見られました。
それ以降、当院では糖尿病の治療食として糖質制限食を実践し続けています。
従来、糖尿病に対する日本での治療方針は、カロリー制限一辺倒でした。
しかし、糖質を制限することのないカロリー制限食では、
糖尿病の大きなポイントである食後高血糖のコントロールができません。
糖質を制限せずにカロリーコントロールを行ったところで、
結局、病状は悪化し、薬に頼ることになってしまいます。
これに対して、糖質制限はまったく異なる考えかたで治療を行います。
カロリーや脂肪を制限するのではなく、「糖質を制限した食事を摂る」ことが基本となります。
糖質さえ控えれば、たんぱく質や脂質はしっかり食べてOKです。カロリー計算も必要ありません。
糖質を控えると
さまざまなメリットがある
糖質制限では、血糖値を直接上げる唯一の栄養素である糖質を控えます。
そのため、食事をしても血糖値の急激な上昇を招くことはありません。
これこそが、糖尿病だけにとどまらず、あらゆる不調や疾患の予防・改善につながるのです。
さらに、血糖値の急上昇が起きるとインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、別名“肥満ホルモン”とも呼ばれます。
過剰に分泌されることで体脂肪が蓄積され、肥満を引き起こすからです。
これらを引き起こさない糖質制限は、血糖値の乱高下をなくし代謝を安定させることで、精神的にも落ちつきます。
全身の血流も改善するため、美肌や美髪など、美容にも役立つのです。
2019年06月26日 (水)
【19/06/25 初心者2017
食後一時間の血糖値
江部先生
ご無沙汰しております。
先生のおかげで、スリムな体型も維持することが出来、
体調とても良いと時間出来ております。
本当にありがとうございます。
さて、主治医に診ていただける日でした。
この日は血液検査は、しないものと思い込んでいたので既に朝食を済ませておりました。
先生が血液検査しましょう、と仰ったので、え?朝食食べてきちゃいましたと答えると、食後の検査も良いですね・・・ということで、かなり久々に食後に採血していただくことになりました。
運悪く?その日の朝食は前夜の「すき焼き」風お鍋の残りを食すという、
少し怠慢な食事でした。
10時に朝食を食べ、採血は11時頃でした。
結果は
血糖値109
HbA1c:5.3%
でした。
2017年の3月に
HbA1c:12.1%
という超最悪の数値に驚愕し、
先生の著書と出会い、
その後、HbA1cは
5.2~5.4をキープできています。
本当に江部先生には感謝してもしきれないほど感謝しています。
食後1時間の血糖値はあまり意味を成さないのでしょうか?
機会があれば2時間後の血糖値を調べて欲しいと思います。】
こんにちは。
初心者2017さんから、HbA1cが劇的改善という
嬉しいコメントを頂きました。
2017年3月 HbA1c:12.1%
糖質制限食実践で
その後、HbA1c:5.2~5.4%をキープ
素晴らしい改善です。
スリムな体型も維持できているということなので
とても上手に糖質制限食が実践できておられるのでしょう。
糖質制限食実践で、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取していると
肥満している人は、減量できて
痩せすぎている人は、体重増加が期待できます。
2019年6月、
食後1時間血糖値:109
HbA1c:5.3%
今回の検査も、とても良いデータです。
食後血糖値値のピークですが、1時間とか2時間とか、個人差があります。
初心者2017年さんの食後1時間血糖値:109mg/dlというのは、
糖質制限食実践中なので、とても良いデータです。
食後血糖値がほとんど上昇していないと思われます。
おっしゃるように、食後2時間血糖値も調べて、
1時間値と2時間値とどちらがピークなのが知るのも有用です。
それでは、
健常者および糖尿人における食後血糖値のピーク時間は、何時なのでしょうか?
東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授の西村理明氏の研究によれば、
1)耐糖能正常者24名の食後血糖値のピークは、40分から50分
2)HbA1c8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピーク
3)HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピーク
です。
ピークが、後にずれるほど、耐糖能が良くないと言えるようです。
上記データは慈恵医科大学の西村理明氏の研究結果です。
西村氏はCGMを駆使して血糖の変動を研究しています。
例えば、耐糖能正常者の24人を調べたところ、
朝食後、昼食後、夕食後ともに血糖のピークは、
40分から50分の時間帯に収まっていました。
次に、糖尿病患者の血糖変化も検証しています。
その結果、HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピークがあったものの、
8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピークがありました。
これらを考慮すると
食後血糖値のピークが早めであるほど、耐糖能的には望ましいこととなります。
江部康二
食後一時間の血糖値
江部先生
ご無沙汰しております。
先生のおかげで、スリムな体型も維持することが出来、
体調とても良いと時間出来ております。
本当にありがとうございます。
さて、主治医に診ていただける日でした。
この日は血液検査は、しないものと思い込んでいたので既に朝食を済ませておりました。
先生が血液検査しましょう、と仰ったので、え?朝食食べてきちゃいましたと答えると、食後の検査も良いですね・・・ということで、かなり久々に食後に採血していただくことになりました。
運悪く?その日の朝食は前夜の「すき焼き」風お鍋の残りを食すという、
少し怠慢な食事でした。
10時に朝食を食べ、採血は11時頃でした。
結果は
血糖値109
HbA1c:5.3%
でした。
2017年の3月に
HbA1c:12.1%
という超最悪の数値に驚愕し、
先生の著書と出会い、
その後、HbA1cは
5.2~5.4をキープできています。
本当に江部先生には感謝してもしきれないほど感謝しています。
食後1時間の血糖値はあまり意味を成さないのでしょうか?
機会があれば2時間後の血糖値を調べて欲しいと思います。】
こんにちは。
初心者2017さんから、HbA1cが劇的改善という
嬉しいコメントを頂きました。
2017年3月 HbA1c:12.1%
糖質制限食実践で
その後、HbA1c:5.2~5.4%をキープ
素晴らしい改善です。
スリムな体型も維持できているということなので
とても上手に糖質制限食が実践できておられるのでしょう。
糖質制限食実践で、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取していると
肥満している人は、減量できて
痩せすぎている人は、体重増加が期待できます。
2019年6月、
食後1時間血糖値:109
HbA1c:5.3%
今回の検査も、とても良いデータです。
食後血糖値値のピークですが、1時間とか2時間とか、個人差があります。
初心者2017年さんの食後1時間血糖値:109mg/dlというのは、
糖質制限食実践中なので、とても良いデータです。
食後血糖値がほとんど上昇していないと思われます。
おっしゃるように、食後2時間血糖値も調べて、
1時間値と2時間値とどちらがピークなのが知るのも有用です。
それでは、
健常者および糖尿人における食後血糖値のピーク時間は、何時なのでしょうか?
東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授の西村理明氏の研究によれば、
1)耐糖能正常者24名の食後血糖値のピークは、40分から50分
2)HbA1c8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピーク
3)HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピーク
です。
ピークが、後にずれるほど、耐糖能が良くないと言えるようです。
上記データは慈恵医科大学の西村理明氏の研究結果です。
西村氏はCGMを駆使して血糖の変動を研究しています。
例えば、耐糖能正常者の24人を調べたところ、
朝食後、昼食後、夕食後ともに血糖のピークは、
40分から50分の時間帯に収まっていました。
次に、糖尿病患者の血糖変化も検証しています。
その結果、HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピークがあったものの、
8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピークがありました。
これらを考慮すると
食後血糖値のピークが早めであるほど、耐糖能的には望ましいこととなります。
江部康二
2019年06月25日 (火)
糖尿病ネットワーク
https://dm-net.co.jp/calendar/2019/029157.php
糖尿病を治療して認知症を防ぐ
WHOが初の「認知症予防ガイドライン」を発表
2019年05月29日
カテゴリー: 糖尿病合併症 運動療法 食事療法
こんにちは。
糖尿病ネットワークに、
「認知症と認知機能低下のリスクを減らすためのWHOガイドライン」
の記事が掲載されました。
新しいガイドラインによると、
『運動の習慣化、禁煙、アルコール摂取の抑制、健康的な食事、
血圧・コレステロール・血糖値のコントロールにより、
認知症の発症リスクを減らすことができる。
身体にとって良いことは脳にとっても良いことが示されている』
とのことです。
このうち、
『運動の習慣化、禁煙、アルコール摂取の抑制、
血圧・コレステロール・血糖値のコントロール』
に関しては、私も賛成です。
しかしながら、WHOの言う以下の青字部分の健康的な食事に関しては、
私には別の意見があります。
【栄養バランスの良い健康的な食事はすべての成人に勧められる
野菜や果物、雑穀や玄米などの全粒穀類、
マメ類、ナッツ類を十分に食べ、
野菜と果物は1日に400g以上を食べることが推奨される。
1日に2,000kcalを摂取している人では、
吸収の早い単純糖質の摂取を5%未満に、
脂肪の摂取を30%未満に抑える。
脂肪の多い牛や豚などの動物性食品を抑え、
食塩の摂取量を1日5g未満にするのが理想的。】
葉野菜など糖質の少ないものはOKとして、
根菜は糖質が多いので少量にとどめるのがよいです。
果物は、いつも述べているように、AGEsにブドウ糖の数十倍なりやすい果糖が多いし、
ブドウ糖やショ糖もあるので、少量にします。
玄米も雑穀もデンプンが多いので糖質制限食的にはNGです。
豆類は大豆製品(納豆、豆腐、揚げなど)以外は糖質が多いのでNGです。
ナッツ類は、糖質含有量の少ないものを適量ならOK。
クルミやアーモンドが糖質含有量が少ないので推奨です。
葉野菜やブロッコリー、ゴーヤ、カリフラワーなど糖質が少ないものはOK。
果物は、少量とします。
単純糖質(砂糖やブドウ糖や果糖など)は、勿論、なしです。
脂肪は、50~60%摂取しても糖質制限的にはOKです。
牛や豚などの動物性食品もしっかり食べてOKです。
食塩は、今まで通りの摂取でOKです。
糖質セイゲニストにおいては、インスリン追加分泌が最小限なので、
体内の塩分と水分が排泄される方向なので、OKなのです。
日本人における認知症の研究としては有名な『久山町研究』があります。
<久山町研究>
久山町では1985年から2012年まで5回にわたり65歳以上の全住民を対象にした認知症に関する調査を実施。
過去5回で高齢者認知症の有病率が6.7%から17.9%まで急増。
認知症患者の6割を占めるアルツハイマー型に限れば、約9倍に増えていた。
「米の摂取量を減らして、大豆、緑黄色野菜、淡色野菜、海藻類、牛乳・乳製品を多く摂るというパターンで
認知症のリスクが下がる。」
第22回日本疫学会学術総会、2012年1月26日(木)〜28日(土)で
九州大学・小澤 未央 氏が報告。
Am J Clin Nutr. 2013 May;97(5):1076-82. 論文掲載。
久山町研究における認知症予防の食事パターンに、魚と肉と卵を加えたら、何とそのまま『糖質制限食』です。
この研究結果を考慮すれば、米を含めて穀物やデンプンを制限する糖質制限食で認知症予防が期待できます。
江部康二
☆☆☆
以下、糖尿病ネットワーク、2019年05月29日の記事から
一部、抜粋です。
糖尿病ネットワーク
https://dm-net.co.jp/calendar/2019/029157.php
糖尿病を治療して認知症を防ぐ
WHOが初の「認知症予防ガイドライン」を発表
2019年05月29日
カテゴリー: 糖尿病合併症 運動療法 食事療法
世界保健機関(WHO)は認知症と認知機能を予防するための具体的な介入方法をまとめた初のガイドラインの公開を開始した。
認知症リスクは生活習慣改善により減らせるとして、WHOは各国に対応を求めている。
認知症は30年間で3倍に増加
世界保健機関(WHO)は認知症と認知機能を予防するための具体的な介入方法をまとめた初のガイドラインの公開を開始した。
新しいガイドラインによると、運動の習慣化、禁煙、アルコール摂取の抑制、健康的な食事、血圧・コレステロール・血糖値のコントロールにより、認知症の発症リスクを減らすことができる。身体にとって良いことは脳にとっても良いことが示されている。
「今後30年間で、世界の認知症の有病者数は3倍に増加すると予測されています。認知症のリスクを減らすために、できることを今すぐ実行すべきです」と、WHO局長のテドロス アダノム氏は言う。
認知症は、アルツハイマー病や脳卒中など、脳に影響を与えるさまざまな病気や傷害から生じ、記憶、思考、行動、理解、計算、学習能力、言語活動、判断に影響を与える。
認知症は、世界中で5,000万人が罹患しており、毎年約1,000万例が新たに発症している。認知症を発症し、脳がダメージを受けてしまうと、元の状態に戻すのは多くの場合で困難だ。
患者だけでなく社会が負う経済的負担も大きく、認知症による社会的費用の損失は2030年までに年間220兆円に膨れ上がると予想されている。公衆衛生上の問題として急速に拡大している。
食事と運動を改善すれば認知症リスクは減らせる
WHOが公開している
「認知症と認知機能低下のリスクを減らすためのWHOガイドライン」
の主な内容は以下の通り――。
運動・身体活動には認知機能低下を予防する効果がある
栄養バランスの良い健康的な食事はすべての成人に勧められる
野菜や果物、雑穀や玄米などの全粒穀類、マメ類、ナッツ類を十分に食べ、野菜と果物は1日に400g以上を食べることが推奨される。
1日に2,000kcalを摂取している人では、吸収の早い単純糖質の摂取を5%未満に、脂肪の摂取を30%未満に抑える。脂肪の多い牛や豚などの動物性食品を抑え、食塩の摂取量を1日5g未満にするのが理想的。
肥満や過体重のある人では、介入して適正な体重にコントロールするで、
認知症のリスクを低下できる可能性がある
高血圧のある人は、WHOのガイドラインに従い適切な治療を受けるべき
糖尿病のある人は、適切な治療を受け生活スタイルを改善するべき
喫煙は身体の健康を害するだけでなく、認知症と認知機能低下のリスクにもなる。たばこを吸う人は禁煙が勧められる
ビタミンB、E、多価不飽和脂肪酸、マルチビタミンのサプリメントは、認知症予防の観点からは推奨されない
過度のアルコール摂取を習慣としている人には、認知症予防の観点から、飲酒量を減らすか断酒が勧められる
社会的な交流と支援は人生を通じて健康や幸福に強く関連している。生活において社会的な関わりは必要だ
認知症による社会的・経済的な損失は大きく、治療ケアの不足は世界中で課題になっている。一方で、認知症の危険因子を減らすために取り組めることは多い。WHOは各国に認知症対策の政策を立ち上げることを求めている。
ガイドラインは、医療従事者が認知症や認知機能低下を予防するため必要なことを患者にアドバイスするときの根拠となる。それはまた、政府や政策立案者、計画当局が健康的な生活スタイルを奨励するプログラムを設計する際にも参考になる。
Adopting a healthy lifestyle helps reduce the risk of dementia(世界保健機関 2019年5月14日)Adopting a healthy lifestyle helps reduce the risk of dementia(世界保健機関 2019年5月14日)
Risk reduction of cognitive decline and dementia:WHO Guidelines(世界保健機関)Risk reduction of cognitive decline and dementia:WHO Guidelines(世界保健機関)
Dementia:Key facts
https://dm-net.co.jp/calendar/2019/029157.php
糖尿病を治療して認知症を防ぐ
WHOが初の「認知症予防ガイドライン」を発表
2019年05月29日
カテゴリー: 糖尿病合併症 運動療法 食事療法
こんにちは。
糖尿病ネットワークに、
「認知症と認知機能低下のリスクを減らすためのWHOガイドライン」
の記事が掲載されました。
新しいガイドラインによると、
『運動の習慣化、禁煙、アルコール摂取の抑制、健康的な食事、
血圧・コレステロール・血糖値のコントロールにより、
認知症の発症リスクを減らすことができる。
身体にとって良いことは脳にとっても良いことが示されている』
とのことです。
このうち、
『運動の習慣化、禁煙、アルコール摂取の抑制、
血圧・コレステロール・血糖値のコントロール』
に関しては、私も賛成です。
しかしながら、WHOの言う以下の青字部分の健康的な食事に関しては、
私には別の意見があります。
【栄養バランスの良い健康的な食事はすべての成人に勧められる
野菜や果物、雑穀や玄米などの全粒穀類、
マメ類、ナッツ類を十分に食べ、
野菜と果物は1日に400g以上を食べることが推奨される。
1日に2,000kcalを摂取している人では、
吸収の早い単純糖質の摂取を5%未満に、
脂肪の摂取を30%未満に抑える。
脂肪の多い牛や豚などの動物性食品を抑え、
食塩の摂取量を1日5g未満にするのが理想的。】
葉野菜など糖質の少ないものはOKとして、
根菜は糖質が多いので少量にとどめるのがよいです。
果物は、いつも述べているように、AGEsにブドウ糖の数十倍なりやすい果糖が多いし、
ブドウ糖やショ糖もあるので、少量にします。
玄米も雑穀もデンプンが多いので糖質制限食的にはNGです。
豆類は大豆製品(納豆、豆腐、揚げなど)以外は糖質が多いのでNGです。
ナッツ類は、糖質含有量の少ないものを適量ならOK。
クルミやアーモンドが糖質含有量が少ないので推奨です。
葉野菜やブロッコリー、ゴーヤ、カリフラワーなど糖質が少ないものはOK。
果物は、少量とします。
単純糖質(砂糖やブドウ糖や果糖など)は、勿論、なしです。
脂肪は、50~60%摂取しても糖質制限的にはOKです。
牛や豚などの動物性食品もしっかり食べてOKです。
食塩は、今まで通りの摂取でOKです。
糖質セイゲニストにおいては、インスリン追加分泌が最小限なので、
体内の塩分と水分が排泄される方向なので、OKなのです。
日本人における認知症の研究としては有名な『久山町研究』があります。
<久山町研究>
久山町では1985年から2012年まで5回にわたり65歳以上の全住民を対象にした認知症に関する調査を実施。
過去5回で高齢者認知症の有病率が6.7%から17.9%まで急増。
認知症患者の6割を占めるアルツハイマー型に限れば、約9倍に増えていた。
「米の摂取量を減らして、大豆、緑黄色野菜、淡色野菜、海藻類、牛乳・乳製品を多く摂るというパターンで
認知症のリスクが下がる。」
第22回日本疫学会学術総会、2012年1月26日(木)〜28日(土)で
九州大学・小澤 未央 氏が報告。
Am J Clin Nutr. 2013 May;97(5):1076-82. 論文掲載。
久山町研究における認知症予防の食事パターンに、魚と肉と卵を加えたら、何とそのまま『糖質制限食』です。
この研究結果を考慮すれば、米を含めて穀物やデンプンを制限する糖質制限食で認知症予防が期待できます。
江部康二
☆☆☆
以下、糖尿病ネットワーク、2019年05月29日の記事から
一部、抜粋です。
糖尿病ネットワーク
https://dm-net.co.jp/calendar/2019/029157.php
糖尿病を治療して認知症を防ぐ
WHOが初の「認知症予防ガイドライン」を発表
2019年05月29日
カテゴリー: 糖尿病合併症 運動療法 食事療法
世界保健機関(WHO)は認知症と認知機能を予防するための具体的な介入方法をまとめた初のガイドラインの公開を開始した。
認知症リスクは生活習慣改善により減らせるとして、WHOは各国に対応を求めている。
認知症は30年間で3倍に増加
世界保健機関(WHO)は認知症と認知機能を予防するための具体的な介入方法をまとめた初のガイドラインの公開を開始した。
新しいガイドラインによると、運動の習慣化、禁煙、アルコール摂取の抑制、健康的な食事、血圧・コレステロール・血糖値のコントロールにより、認知症の発症リスクを減らすことができる。身体にとって良いことは脳にとっても良いことが示されている。
「今後30年間で、世界の認知症の有病者数は3倍に増加すると予測されています。認知症のリスクを減らすために、できることを今すぐ実行すべきです」と、WHO局長のテドロス アダノム氏は言う。
認知症は、アルツハイマー病や脳卒中など、脳に影響を与えるさまざまな病気や傷害から生じ、記憶、思考、行動、理解、計算、学習能力、言語活動、判断に影響を与える。
認知症は、世界中で5,000万人が罹患しており、毎年約1,000万例が新たに発症している。認知症を発症し、脳がダメージを受けてしまうと、元の状態に戻すのは多くの場合で困難だ。
患者だけでなく社会が負う経済的負担も大きく、認知症による社会的費用の損失は2030年までに年間220兆円に膨れ上がると予想されている。公衆衛生上の問題として急速に拡大している。
食事と運動を改善すれば認知症リスクは減らせる
WHOが公開している
「認知症と認知機能低下のリスクを減らすためのWHOガイドライン」
の主な内容は以下の通り――。
運動・身体活動には認知機能低下を予防する効果がある
栄養バランスの良い健康的な食事はすべての成人に勧められる
野菜や果物、雑穀や玄米などの全粒穀類、マメ類、ナッツ類を十分に食べ、野菜と果物は1日に400g以上を食べることが推奨される。
1日に2,000kcalを摂取している人では、吸収の早い単純糖質の摂取を5%未満に、脂肪の摂取を30%未満に抑える。脂肪の多い牛や豚などの動物性食品を抑え、食塩の摂取量を1日5g未満にするのが理想的。
肥満や過体重のある人では、介入して適正な体重にコントロールするで、
認知症のリスクを低下できる可能性がある
高血圧のある人は、WHOのガイドラインに従い適切な治療を受けるべき
糖尿病のある人は、適切な治療を受け生活スタイルを改善するべき
喫煙は身体の健康を害するだけでなく、認知症と認知機能低下のリスクにもなる。たばこを吸う人は禁煙が勧められる
ビタミンB、E、多価不飽和脂肪酸、マルチビタミンのサプリメントは、認知症予防の観点からは推奨されない
過度のアルコール摂取を習慣としている人には、認知症予防の観点から、飲酒量を減らすか断酒が勧められる
社会的な交流と支援は人生を通じて健康や幸福に強く関連している。生活において社会的な関わりは必要だ
認知症による社会的・経済的な損失は大きく、治療ケアの不足は世界中で課題になっている。一方で、認知症の危険因子を減らすために取り組めることは多い。WHOは各国に認知症対策の政策を立ち上げることを求めている。
ガイドラインは、医療従事者が認知症や認知機能低下を予防するため必要なことを患者にアドバイスするときの根拠となる。それはまた、政府や政策立案者、計画当局が健康的な生活スタイルを奨励するプログラムを設計する際にも参考になる。
Adopting a healthy lifestyle helps reduce the risk of dementia(世界保健機関 2019年5月14日)Adopting a healthy lifestyle helps reduce the risk of dementia(世界保健機関 2019年5月14日)
Risk reduction of cognitive decline and dementia:WHO Guidelines(世界保健機関)Risk reduction of cognitive decline and dementia:WHO Guidelines(世界保健機関)
Dementia:Key facts
2019年06月24日 (月)
以下、ダイヤモンド・オンライン
より、一部抜粋
【金スマで話題沸騰!
医者も実践する1日2食の「半日断食」で
健康的に誰でもマイナス3kg
6/21(金) ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/206252
糖質制限のパイオニア、高雄病院理事長で医師の江部康二先生による『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』が、今巷で話題! 美味しいものをお腹いっぱい食べて、なんならお酒も飲めるのに、運動なしで誰でも1週間で3kg減!という驚きのダイエット法が、TBS系「金スマ」で紹介され大反響。「番組史上、最も楽して痩せる食事術」と絶賛された、気になるその内容を調査しました!
● 筋トレなんてしなくても、ポッコリお腹は凹む!?
夏を目前にし、巷にさまざまなダイエット本が出回るこの時期。そんな中で今、「医学的に正しい体重の落とし方」として話題となっているのが、糖質制限のパイオニアでもある江部康二医師が書いた『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』です。
今やダイエットの定番となった「糖質制限」を世に広めた第一人者である江部先生が、TBS系の人気テレビ番組『金スマ』(金曜日のスマイルたちへ)に出演し、誰でも簡単にスルスルっと体重が落ちる方法を解説。「いやいや、そんなに簡単に痩せないでしょ」という疑問をよそに、「番組史上最も楽して痩せる食事術!」と大絶賛、出演者たちがみるみるダイエットに成功しました。
『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』で紹介されている「食べトレ」のルールは
たった2つ。
「朝食を抜いて1日2食の半日断食」
「糖質制限食を実践する」
こと。 ・・・】
こんにちは。
2019/6/21(金)の金スマで放映された『最強のやせる食事術』において
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」(ダイヤモンド社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

が、しっかり紹介されました。
金スマ、とても上手に編集されていて、わかりやすかったです。
何故、朝断食がよいのか、何故、糖質制限がよいのかも
私の解説もあり、良くまとまった内容でした。
ディレクターのアドバイスで、ゆっくり喋るように努力したのも
良かったと思います。
また内蔵脂肪が劇的に改善するのが、3名の画像で
明確に示されたのは素晴らしく、説得力抜群でした。
おかげさまで、6/24(月)、早くも増刷で、合計10万部となりました。
すごい勢いで売れていて嬉しい限りです。
実は、私は、34歳のときに本断食をしたのをきっかけに
朝食抜きの1日2食としました。
朝は、<コーヒー+生クリーム10cc> だけです。
また、同時に玄米魚菜食を実践し、動物性脂肪は極力減らしました。
四つ足肉類はなしで、魚介類と鶏肉はありです。
ところがです、このような、いわゆる『ヘルシーな』食生活を、
34歳から続けていたにも関わらず、52歳で、何と糖尿病であることが
発覚しました。
2002年6月のことです。HbA1cが6.7%ありました。
なおかつ、高血圧もあり、メタボリック症候群の診断基準を満たしていました。
167cm。67kg。
内臓脂肪CTも、126平方センチ(100未満正常)と基準値を超えていました。
これではならじと、即、スーパー糖質制限食を開始して
HbA1cは1ヶ月後に6.0%となり、
体重は半年後に10kgの減量に成功して57kgとなり 、血圧も120/80ていどとなり、
現在まで17年間それを維持しています。
HbA1cもその後、5.7~5.9%を維持していて、6.0%を超えることはありません。
結局、34歳のときから69歳まで、
35年間、朝断食で、昼夕の食事ありです。
52歳のときからは、17年間、スーパー糖質制限食です。
江部康二
より、一部抜粋
【金スマで話題沸騰!
医者も実践する1日2食の「半日断食」で
健康的に誰でもマイナス3kg
6/21(金) ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/206252
糖質制限のパイオニア、高雄病院理事長で医師の江部康二先生による『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』が、今巷で話題! 美味しいものをお腹いっぱい食べて、なんならお酒も飲めるのに、運動なしで誰でも1週間で3kg減!という驚きのダイエット法が、TBS系「金スマ」で紹介され大反響。「番組史上、最も楽して痩せる食事術」と絶賛された、気になるその内容を調査しました!
● 筋トレなんてしなくても、ポッコリお腹は凹む!?
夏を目前にし、巷にさまざまなダイエット本が出回るこの時期。そんな中で今、「医学的に正しい体重の落とし方」として話題となっているのが、糖質制限のパイオニアでもある江部康二医師が書いた『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』です。
今やダイエットの定番となった「糖質制限」を世に広めた第一人者である江部先生が、TBS系の人気テレビ番組『金スマ』(金曜日のスマイルたちへ)に出演し、誰でも簡単にスルスルっと体重が落ちる方法を解説。「いやいや、そんなに簡単に痩せないでしょ」という疑問をよそに、「番組史上最も楽して痩せる食事術!」と大絶賛、出演者たちがみるみるダイエットに成功しました。
『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』で紹介されている「食べトレ」のルールは
たった2つ。
「朝食を抜いて1日2食の半日断食」
「糖質制限食を実践する」
こと。 ・・・】
こんにちは。
2019/6/21(金)の金スマで放映された『最強のやせる食事術』において
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」(ダイヤモンド社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

が、しっかり紹介されました。
金スマ、とても上手に編集されていて、わかりやすかったです。
何故、朝断食がよいのか、何故、糖質制限がよいのかも
私の解説もあり、良くまとまった内容でした。
ディレクターのアドバイスで、ゆっくり喋るように努力したのも
良かったと思います。
また内蔵脂肪が劇的に改善するのが、3名の画像で
明確に示されたのは素晴らしく、説得力抜群でした。
おかげさまで、6/24(月)、早くも増刷で、合計10万部となりました。
すごい勢いで売れていて嬉しい限りです。
実は、私は、34歳のときに本断食をしたのをきっかけに
朝食抜きの1日2食としました。
朝は、<コーヒー+生クリーム10cc> だけです。
また、同時に玄米魚菜食を実践し、動物性脂肪は極力減らしました。
四つ足肉類はなしで、魚介類と鶏肉はありです。
ところがです、このような、いわゆる『ヘルシーな』食生活を、
34歳から続けていたにも関わらず、52歳で、何と糖尿病であることが
発覚しました。
2002年6月のことです。HbA1cが6.7%ありました。
なおかつ、高血圧もあり、メタボリック症候群の診断基準を満たしていました。
167cm。67kg。
内臓脂肪CTも、126平方センチ(100未満正常)と基準値を超えていました。
これではならじと、即、スーパー糖質制限食を開始して
HbA1cは1ヶ月後に6.0%となり、
体重は半年後に10kgの減量に成功して57kgとなり 、血圧も120/80ていどとなり、
現在まで17年間それを維持しています。
HbA1cもその後、5.7~5.9%を維持していて、6.0%を超えることはありません。
結局、34歳のときから69歳まで、
35年間、朝断食で、昼夕の食事ありです。
52歳のときからは、17年間、スーパー糖質制限食です。
江部康二
2019年06月23日 (日)
こんばんは。
2019年7月19日(金)、東京・池袋にて、日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催します。
メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。
小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました (*^^)v
第10回目となる今回のテーマは、
「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
ロア・レギュームさんの低糖質ダコワーズ、以前私もいただいたことがあります。
ボリュームたっぷりで、生地もクリームも美味しかったです^^v
定員は16名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
*********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。
2019年7月19日(金)、東京にて低糖質スイーツ教室を開催いたします。
今回のテーマは、 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
表面はサクッと、なかはふんわり、口に入れるとシュワ~ッと・・と、不思議な食感が特徴のダコワーズ。
メレンゲとアーモンドプードル(アーモンドパウダー)が生地のベースのため、甘味料を使用することで、低糖質に仕上げることができます。
メレンゲ作りのコツをマスターして、作り置きできる低糖質スイーツのレパートリーを増やしていきましょう。
サンドするクリームはバタークリーム。こちらも低糖質のクリームとしておススメです。
プレーンのバタークリームへプラスするものによって、味はもちろん、カラフルな色の変化も楽しめます。
また、ダコワーズ作りで残った卵黄の活用にもぴったりの、「クリームブリュレ」作りをデモンストレーションでご紹介いたします。
血糖値が気になってお菓子を控えているという方、安心の低糖質スイーツを作りたいという方、お菓子作りが初めてという方も、是非ご参加ください。
首都圏にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。
☆5/18(土)に開催した京都教室と同じ内容です。
ダコワーズは、デモ・実習・試食を、クリームブリュレはデモ・試食を予定しております。
◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(東京)』
第10回 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」
◆日時: 2019年7月19日(金) 13:00~15:40頃 ※開場・受付は12:45~
◆会場: IKE・Biz としま産業振興プラザ 5F料理実習室
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4
池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分
http://www.toshima-plaza.jp/access/
♪講師:
・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ
・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者
◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円
◆定員・対象: 16名様 ・一般(18歳以上)
◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散
◆ご持参いただくもの:
エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。
■お申し込み方法:
※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。
★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に「7/19東京スイーツ教室、参加希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking
◆その他
・予約制です。当日参加はできません。
・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。
・お申し込み後、キャンセルされる場合は、7月15日(月)までにご連絡ください。
7月16日(火)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。
・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。
・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
2019年7月19日(金)、東京・池袋にて、日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催します。
メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。
小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました (*^^)v
第10回目となる今回のテーマは、
「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
ロア・レギュームさんの低糖質ダコワーズ、以前私もいただいたことがあります。
ボリュームたっぷりで、生地もクリームも美味しかったです^^v
定員は16名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
*********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。
2019年7月19日(金)、東京にて低糖質スイーツ教室を開催いたします。
今回のテーマは、 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
表面はサクッと、なかはふんわり、口に入れるとシュワ~ッと・・と、不思議な食感が特徴のダコワーズ。
メレンゲとアーモンドプードル(アーモンドパウダー)が生地のベースのため、甘味料を使用することで、低糖質に仕上げることができます。
メレンゲ作りのコツをマスターして、作り置きできる低糖質スイーツのレパートリーを増やしていきましょう。
サンドするクリームはバタークリーム。こちらも低糖質のクリームとしておススメです。
プレーンのバタークリームへプラスするものによって、味はもちろん、カラフルな色の変化も楽しめます。
また、ダコワーズ作りで残った卵黄の活用にもぴったりの、「クリームブリュレ」作りをデモンストレーションでご紹介いたします。
血糖値が気になってお菓子を控えているという方、安心の低糖質スイーツを作りたいという方、お菓子作りが初めてという方も、是非ご参加ください。
首都圏にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。
☆5/18(土)に開催した京都教室と同じ内容です。
ダコワーズは、デモ・実習・試食を、クリームブリュレはデモ・試食を予定しております。
◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(東京)』
第10回 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」
◆日時: 2019年7月19日(金) 13:00~15:40頃 ※開場・受付は12:45~
◆会場: IKE・Biz としま産業振興プラザ 5F料理実習室
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4
池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分
http://www.toshima-plaza.jp/access/
♪講師:
・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ
・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者
◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円
◆定員・対象: 16名様 ・一般(18歳以上)
◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散
◆ご持参いただくもの:
エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。
■お申し込み方法:
※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。
★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に「7/19東京スイーツ教室、参加希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking
◆その他
・予約制です。当日参加はできません。
・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。
・お申し込み後、キャンセルされる場合は、7月15日(月)までにご連絡ください。
7月16日(火)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。
・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。
・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
2019年06月22日 (土)
こんばんは。
先ほど朝日カルチャーセンター立川教室の講演から帰京しました。
講演終了後は
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」(ダイヤモンド社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

の販売とサイン会を行いました。
たくさんの人にご購入頂き、ありがとうございました。
ブログ読者の皆さんも立川講演会へのご参加、ありがとうございました。
私は、6/21(金)は、
某メーカーさんの社内講演会の講師をつとめ、そのあと食事会でしたので
金スマを視聴することができませんでした。
家人から聞いたところでは
金スマ、『最強のやせる食事術』のみの放送で、
それ以外のコンテンツはなしだったそうで、
私としては、満足度100%で、嬉しい限りでした。 (^^)
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」の映像が頻繁にでていたそうで
6/21(金)の時点で、全アマゾンで、何と堂々の第一位にランクされました。
6/22(土)、21時の時点でも、
一位をキープですから素晴らしいです。ヾ(゜▽゜)
私の知っていた情報としては、
芸人の「あらぽん」さんが被験者として1週間、半日断食に挑戦されて、
その結果、内臓脂肪が239㎠から181㎠に落ちました。
マイナス58㎠とは、あらぽんさん、すごい成果ですね。
私自身もこれほど減少するとは想定していませんでした。
素晴らしいです。
40 歳代女性のの平均内臓脂肪面積(50 ㎠ )以上に減少ですから、
快挙ですね。
タレントさんのチャレンジと私の解説補足、
外食チェーンの低糖質メニューの紹介、
OK・NGの食材の解説なども結構入っていたそうです。
「金スマ」さん、中居 正広さん、
『最強のやせる食事術』で
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」を
取り上げて頂いて、大変ありがとうございました。 m(_ _)mVV
謝謝!
江部康二
先ほど朝日カルチャーセンター立川教室の講演から帰京しました。
講演終了後は
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」(ダイヤモンド社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

の販売とサイン会を行いました。
たくさんの人にご購入頂き、ありがとうございました。
ブログ読者の皆さんも立川講演会へのご参加、ありがとうございました。
私は、6/21(金)は、
某メーカーさんの社内講演会の講師をつとめ、そのあと食事会でしたので
金スマを視聴することができませんでした。
家人から聞いたところでは
金スマ、『最強のやせる食事術』のみの放送で、
それ以外のコンテンツはなしだったそうで、
私としては、満足度100%で、嬉しい限りでした。 (^^)
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」の映像が頻繁にでていたそうで
6/21(金)の時点で、全アマゾンで、何と堂々の第一位にランクされました。
6/22(土)、21時の時点でも、
一位をキープですから素晴らしいです。ヾ(゜▽゜)
私の知っていた情報としては、
芸人の「あらぽん」さんが被験者として1週間、半日断食に挑戦されて、
その結果、内臓脂肪が239㎠から181㎠に落ちました。
マイナス58㎠とは、あらぽんさん、すごい成果ですね。
私自身もこれほど減少するとは想定していませんでした。
素晴らしいです。
40 歳代女性のの平均内臓脂肪面積(50 ㎠ )以上に減少ですから、
快挙ですね。
タレントさんのチャレンジと私の解説補足、
外食チェーンの低糖質メニューの紹介、
OK・NGの食材の解説なども結構入っていたそうです。
「金スマ」さん、中居 正広さん、
『最強のやせる食事術』で
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」を
取り上げて頂いて、大変ありがとうございました。 m(_ _)mVV
謝謝!
江部康二
2019年06月21日 (金)
【19/06/20 うみ
中性脂肪が減りました。
境界型と診断され、いつもこちらのブログでいろいろと勉強させていただきながら
糖質オフを続けています。
貴重な情報をいつもありがとうございます。
去年の健康診断で、主人のコレステロール値が高く、
また腹部大動脈プラークがあり先生から糖質オフをすすめていただき、
主人も糖質オフにして1年が経過し、先日健康診断をうけました。
HDLコレステロール 64→71
LDLコレステロール179→189
中性脂肪121→62
LDLコレステロールは少し上がりましたが、見事に中性脂肪が半分になっていました。
今回も腹部大動脈プラークの診断はそのままでしたが、
今まで通り、糖質オフを続けていれば、
コレステロールが高くとも中性脂肪が62ということなので、
このまま糖質オフを続けていれば
動脈硬化などの心配はいらないということでよろしいのでしょうか?
糖質オフにすることでこんなにも中性脂肪が減るとは驚きです。
このまま、動脈硬化などの病気にならなければうれしいのですが。
腹部大動脈プラークは消えることはないのでしょうか?
先生には、アドバイスをいただき大変感謝しております。】
こんにちは。
うみさんから、糖質制限食で中性脂肪値改善という嬉しいご報告を
コメント頂きました。
ありがとうございます。
HDLコレステロール 64→71
LDLコレステロール179→189
中性脂肪121→62
うみさんのご主人の今回のデータですが
HDLコレステロールが、60mg/dl以上あり、
中性脂肪が、80mg/dl以下です。
これなら、悪玉の小粒子LDLコレステロールは、ほとんどありません。
従って、LDLコレステロールが、189mdlとやや高値ですが、
ほぼ全てが標準の大きさの肝臓から抹消組織にコレステロールという細胞膜の原料を
運んでくれている善玉ですので問題なしです。
少なくとも、今後は、動脈硬化の進行はかなり予防できて
加齢分くらいですむと思います。
腹部大動脈プラークは、過去の借金である動脈硬化です。
ご主人のプラークがいつごろできたのかはよくわかりませんが、
スーパー糖質制限食実践で、冠動脈プラークが縮小した糖尿人もおられました。
今後もスーパー糖質制限食を続けることで、
一番上手くいけばプラークの縮小もあり得ますが、
少なくともプラークが大きくなることはもうありませんので安心です。
以下に、糖質制限食実践時の血液・尿検査データの推移を示します。
<スーパー糖質制限食実践時の血液・尿検査データの推移>
①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1~2%改善します。
③空腹時中性脂肪も速やかに改善します。
④HDLコレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDLコレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した場合は、ほとんどが摂取エネルギー不足が原因です。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩血清シスタチンCも不変です。
⑪血清カリウムも不変です。
⑫血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑬尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になることが多いです。
⑭脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。
⑮TSH、FT4、FT3も不変です。
上記に記載していない血液検査や尿検査については、
糖質制限食開始前後で差はありません。
江部康二
☆☆☆
別件ですが、本日、2019/6/21金曜日に、
TBSテレビ『金スマ』に出演します。
時間があるかたはご視聴頂けば嬉しいです。
中性脂肪が減りました。
境界型と診断され、いつもこちらのブログでいろいろと勉強させていただきながら
糖質オフを続けています。
貴重な情報をいつもありがとうございます。
去年の健康診断で、主人のコレステロール値が高く、
また腹部大動脈プラークがあり先生から糖質オフをすすめていただき、
主人も糖質オフにして1年が経過し、先日健康診断をうけました。
HDLコレステロール 64→71
LDLコレステロール179→189
中性脂肪121→62
LDLコレステロールは少し上がりましたが、見事に中性脂肪が半分になっていました。
今回も腹部大動脈プラークの診断はそのままでしたが、
今まで通り、糖質オフを続けていれば、
コレステロールが高くとも中性脂肪が62ということなので、
このまま糖質オフを続けていれば
動脈硬化などの心配はいらないということでよろしいのでしょうか?
糖質オフにすることでこんなにも中性脂肪が減るとは驚きです。
このまま、動脈硬化などの病気にならなければうれしいのですが。
腹部大動脈プラークは消えることはないのでしょうか?
先生には、アドバイスをいただき大変感謝しております。】
こんにちは。
うみさんから、糖質制限食で中性脂肪値改善という嬉しいご報告を
コメント頂きました。
ありがとうございます。
HDLコレステロール 64→71
LDLコレステロール179→189
中性脂肪121→62
うみさんのご主人の今回のデータですが
HDLコレステロールが、60mg/dl以上あり、
中性脂肪が、80mg/dl以下です。
これなら、悪玉の小粒子LDLコレステロールは、ほとんどありません。
従って、LDLコレステロールが、189mdlとやや高値ですが、
ほぼ全てが標準の大きさの肝臓から抹消組織にコレステロールという細胞膜の原料を
運んでくれている善玉ですので問題なしです。
少なくとも、今後は、動脈硬化の進行はかなり予防できて
加齢分くらいですむと思います。
腹部大動脈プラークは、過去の借金である動脈硬化です。
ご主人のプラークがいつごろできたのかはよくわかりませんが、
スーパー糖質制限食実践で、冠動脈プラークが縮小した糖尿人もおられました。
今後もスーパー糖質制限食を続けることで、
一番上手くいけばプラークの縮小もあり得ますが、
少なくともプラークが大きくなることはもうありませんので安心です。
以下に、糖質制限食実践時の血液・尿検査データの推移を示します。
<スーパー糖質制限食実践時の血液・尿検査データの推移>
①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1~2%改善します。
③空腹時中性脂肪も速やかに改善します。
④HDLコレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDLコレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した場合は、ほとんどが摂取エネルギー不足が原因です。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩血清シスタチンCも不変です。
⑪血清カリウムも不変です。
⑫血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑬尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になることが多いです。
⑭脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。
⑮TSH、FT4、FT3も不変です。
上記に記載していない血液検査や尿検査については、
糖質制限食開始前後で差はありません。
江部康二
☆☆☆
別件ですが、本日、2019/6/21金曜日に、
TBSテレビ『金スマ』に出演します。
時間があるかたはご視聴頂けば嬉しいです。
2019年06月20日 (木)
こんにちは。
別件ですが、2019/6/21金曜日に、TBSテレビ『金スマ』に出演します。
時間があるかたはご視聴頂けば嬉しいです。
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食講座開催です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/f1409334-8bf9-e9b9-a1bb-5c2313fd07db
2019/6/22(土)15:00~16:30
講義70分間、質疑応答20分間。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
立川教室
お申し込み TEL:042-527-6511
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
講師は江部康二です。
立川教室では、約1年ぶりの講座です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回くらい講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が70分間で質疑応答が20分間です。
東京、関東圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサス・レポート
を発表しました。
その中で『糖質制限食』がエビデンスが最も豊富であるとして
一番積極的に推奨されていたのは、我々糖質セイゲニストにおいては
歴史的快挙と言え、快哉を叫びたい気持ちでした。ヽ(*`▽´)ノ
このように、この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
講師:江部 康二(高雄病院理事長)
江部 康二(高雄病院理事長)
講師詳細
多くの研究論文により、糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。糖質制限食は、日本では、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会は「摂取後、直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」としています。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、合併症の予防は困難です。また糖尿病ではない人においては、糖質摂取によるインスリンの頻回・過剰分泌が、肥満・メタボ・生活習慣病の元凶として、注目されています。(講師記)
<日程・時間>
2019/6/22(土) 15:00~16:30
<受講料(税込)>
会員 3,240円 一般 3,888円
<その他>
席は自由席です。
*個人的な治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
<お申し込み>
TEL:042-527-6511 朝日カルチャーセンター立川教室
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内蔵脂肪がストン!と落ちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
別件ですが、2019/6/21金曜日に、TBSテレビ『金スマ』に出演します。
時間があるかたはご視聴頂けば嬉しいです。
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食講座開催です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/f1409334-8bf9-e9b9-a1bb-5c2313fd07db
2019/6/22(土)15:00~16:30
講義70分間、質疑応答20分間。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
立川教室
お申し込み TEL:042-527-6511
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
講師は江部康二です。
立川教室では、約1年ぶりの講座です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回くらい講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が70分間で質疑応答が20分間です。
東京、関東圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサス・レポート
を発表しました。
その中で『糖質制限食』がエビデンスが最も豊富であるとして
一番積極的に推奨されていたのは、我々糖質セイゲニストにおいては
歴史的快挙と言え、快哉を叫びたい気持ちでした。ヽ(*`▽´)ノ
このように、この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
講師:江部 康二(高雄病院理事長)
江部 康二(高雄病院理事長)
講師詳細
多くの研究論文により、糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。糖質制限食は、日本では、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会は「摂取後、直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」としています。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、合併症の予防は困難です。また糖尿病ではない人においては、糖質摂取によるインスリンの頻回・過剰分泌が、肥満・メタボ・生活習慣病の元凶として、注目されています。(講師記)
<日程・時間>
2019/6/22(土) 15:00~16:30
<受講料(税込)>
会員 3,240円 一般 3,888円
<その他>
席は自由席です。
*個人的な治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
<お申し込み>
TEL:042-527-6511 朝日カルチャーセンター立川教室
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内蔵脂肪がストン!と落ちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2019年06月19日 (水)
【以前から江部先生がマウスやラットの食性と人間の違いを意見している事を、
まるで全ての動物実験が無意味であると言ってると
槍玉に挙げている人達を見かけました。
一部だけ見聞きして何も知らない基礎研究者も、
江部先生という臨床医が動物と人間は違うのだから
マウスやラット実験は意味無いと言ってるととっており、
基礎を知らない実験を知らない無知な臨床医と片付けているのが悲しかったです。
一部だけ切り取り「動物実験は人間じゃないから意味無い」と言ってると
烙印を押しそれでいて臨床医として薬を用いる矛盾をあざ笑っているのです。
わざわざ動物実験から人間までに使う手順を丁寧に教えている方もおり
なんだかなーと思いました。
薬の認可までの行程とマウスラットをなぜ実験で使うのかと説明してるんです。
江部先生は基礎の意味を知らない臨床医でも無く、
動物実験否定者でも無いと思います。
2019/06/19(Wed) 07:12 | URL | 紫陽花 | 】
こんにちは。
紫陽花 さんから、
私が動物実験否定派であると決めつける基礎研究者がいるとの
情報を頂きました。
紫陽花 さんが仰るとおりで、私は動物実験否定派ではありません。
私は動物実験による基礎研究も医学の発展においてとても大事であると思っています。
動物実験による薬理学的研究なども、とても大切です。
このように動物実験を肯定しています。
ただ、食事療法の研究においては、
本来の食性が、ヒトとは異なるマウスを使うとすれば、
その結果を短絡的にヒトに結びつけるのは、問題であると述べているだけです。
以下に、2009年6月30日のブログ記事を再掲します。
この記事でも、動物実験の意味を肯定しています。
☆☆☆
脂肪悪玉説・マウス・動物実験
2009年06月30日 (火)
こんにちは。
世の中相変わらず「脂肪悪玉説」が蔓延っていますね。( ̄_ ̄|||)
糖質制限食を実践すれば、相対的に高脂肪食になります。「脂肪悪玉説」には反論しておかなくてはなりませんせんね。('-^*)☆
以下は、国立健康・栄養研究所 生活習慣病研究部で、2002年に作成された<高脂血症とインスリン抵抗性>という論文の要旨です。
「脂肪摂取量の増大はインスリン抵抗性を引き起こす最も重要な環境因子である。これは、高脂肪食の摂取により肥満が発症し、それによって脂肪組織や筋肉での糖の取り込みが低下するためと考えられている。
その機序として、筋肉や肝臓への脂肪の過剰蓄積による代謝異常、脂肪細胞の肥大化によるTNF-αやレプチンなどの生理活性物質の分泌増加が考えられる。
また、インスリン依存的に血中から脂肪組織に糖を輸送するGLUT4 は、高脂肪食の摂取でmRNA発現量が減少することから、高脂肪食誘導性のインスリン抵抗性発症に関与している可能性がある。
しかし、脂肪には様々な種類があり、摂取する脂肪の質の違いによってインスリン抵抗性の発症は大きく異なる。一般に、飽和脂肪酸はインスリン抵抗性を来しやすい。
また、マウスに高脂肪食を負荷した研究では、リノール酸を多量に含む紅花油の摂取はインスリン抵抗性を発症しやすく、一方、魚油はインスリン抵抗性の発症が改善される傾向にあった。
魚油によるインスリン抵抗性の改善には、肝臓での脂肪合成の抑制と熱産生の増加が寄与していると考えられる。これらの成績は、インスリン抵抗性の予防法として食事療法が重要であることを強く示唆している。」
国立健康・栄養研究所の論文ですから、権威あるものなのでしょうが、「高脂肪食の摂取により肥満が発症」という常識から出発して論じておられます。
しかし、これはマウスにおいては兎も角、少なくともヒトにおいては、根拠のない神話です。
ヒトの体重減少に関しては、2008年のニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンに、イスラエルの研究報告が発表されました。(NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241)これは、322人を2年間追跡した権威ある疫学的研究です。
<低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。>
• イスラエルの322人(男性86%)
• (1)低脂肪法(カロリー制限あり)
• (2)オリーブ油の地中海法(カロリー制限あり)
• (3)低炭水化物法(カロリー制限なしのアトキンス式ダイエット)
• 3グループの食事法を2年間経過観察。
• 低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241
「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-Cを増加させた。」ということで、長年の食事療法の論争に決着がついたと思います。アトキンス式の低炭水化物食ですから、当然高脂肪食です。
このように、ヒトにおいては、高脂肪・低炭水化物食がもっとも体重減少効果があることが証明されましたので、国立健康・栄養研究所の論文は出発点から問題ありですね。
「一般に、飽和脂肪酸はインスリン抵抗性を来しやすい。また、マウスに高脂肪食を負荷した研究では、リノール酸を多量に含む紅花油の摂取はインスリン抵抗性を発症しやすく、一方、魚油はインスリン抵抗性の発症が改善される傾向にあった。」
これもマウスの実験が根拠になっているなら、ヒトに当てはまるかどうかは疑問ですね。
なぜこのような間違いが生じるのでしょうか?。一つには例の脂肪悪玉説という「常識の壁」があります。
もう一つはこれも別の意味の医学界の常識の壁なのですが、どんな研究でも手軽なので、マウスやラットが実験動物として使われやすいことがあります。
しかし、マウスで高脂肪食の実験をすること自体が、根本的なカテゴリー・エラーなのです。(*- -)(*_ _)
なぜなら、マウスなどネズミ類は、本来の主食は草の種子(即ち今の穀物)です。草原が地球上の有力な植生として現れる鮮新世(510万年前)以降ネズミ科の動物が出現して爆発的に繁栄します。510万年間、草原の草の種子(穀物)を食べ続けてきたネズミに、高脂肪食を与えれば、代謝が破綻するのは当たり前です。
これは単純に、マウスの代謝に合わない(主食でない)高脂肪食を与えて病気を作るという実験です。インスリン抵抗性を始めとして、全ての代謝が狂って病気だらけになるのもいわずもがなです。
例えば、ゴリラの主食は「棘の多い大きな蔓や大きな草」です。ゴリラに高脂肪食を食べさせたら、代謝はガタガタになり、マウスと同様、たちどころに様々な病気になるでしょう。
人類の主食が島泰三氏の説(親指はなぜ太いのか・中公新書)の如く「骨、骨髄」であったかは兎も角 、穀物で無かったことは確実です。そして歴史的事実として、農耕の前は人類皆、糖質制限食でした。
またヒトの進化の過程で脳が急速に大きくなり、シナプシスが張り巡らされるためには、EPAとDHAの摂取が不可欠です。EPAとDHAは地上の植物性食品には含まれていません。
従って少なくとも、肉・骨髄・昆虫・地虫・魚貝・・・などの高蛋白・高脂肪食を、脳が急速に発達した20万年前頃、主食として食べてたことは間違いないでしょう。
結論です。
薬物の作用や毒性をネズミ類で動物実験するのは、
研究方法として特に問題はないと思います。
(動物実験自体の是非はおいておきます。)
しかし、本来主食が全く異なるマウス・ラットなどネズミ類で、
人類の食物代謝の研究をおこなうのは出発点から根本的に間違っています。
研究者の皆さん、「薬物の動物実験」と「食物の動物実験」は、
全く意味が異なることを、認識してほしいと思います。
そこのところ、
是非よろしくお願い申し上げます。 m(_ _)m
江部康二
まるで全ての動物実験が無意味であると言ってると
槍玉に挙げている人達を見かけました。
一部だけ見聞きして何も知らない基礎研究者も、
江部先生という臨床医が動物と人間は違うのだから
マウスやラット実験は意味無いと言ってるととっており、
基礎を知らない実験を知らない無知な臨床医と片付けているのが悲しかったです。
一部だけ切り取り「動物実験は人間じゃないから意味無い」と言ってると
烙印を押しそれでいて臨床医として薬を用いる矛盾をあざ笑っているのです。
わざわざ動物実験から人間までに使う手順を丁寧に教えている方もおり
なんだかなーと思いました。
薬の認可までの行程とマウスラットをなぜ実験で使うのかと説明してるんです。
江部先生は基礎の意味を知らない臨床医でも無く、
動物実験否定者でも無いと思います。
2019/06/19(Wed) 07:12 | URL | 紫陽花 | 】
こんにちは。
紫陽花 さんから、
私が動物実験否定派であると決めつける基礎研究者がいるとの
情報を頂きました。
紫陽花 さんが仰るとおりで、私は動物実験否定派ではありません。
私は動物実験による基礎研究も医学の発展においてとても大事であると思っています。
動物実験による薬理学的研究なども、とても大切です。
このように動物実験を肯定しています。
ただ、食事療法の研究においては、
本来の食性が、ヒトとは異なるマウスを使うとすれば、
その結果を短絡的にヒトに結びつけるのは、問題であると述べているだけです。
以下に、2009年6月30日のブログ記事を再掲します。
この記事でも、動物実験の意味を肯定しています。
☆☆☆
脂肪悪玉説・マウス・動物実験
2009年06月30日 (火)
こんにちは。
世の中相変わらず「脂肪悪玉説」が蔓延っていますね。( ̄_ ̄|||)
糖質制限食を実践すれば、相対的に高脂肪食になります。「脂肪悪玉説」には反論しておかなくてはなりませんせんね。('-^*)☆
以下は、国立健康・栄養研究所 生活習慣病研究部で、2002年に作成された<高脂血症とインスリン抵抗性>という論文の要旨です。
「脂肪摂取量の増大はインスリン抵抗性を引き起こす最も重要な環境因子である。これは、高脂肪食の摂取により肥満が発症し、それによって脂肪組織や筋肉での糖の取り込みが低下するためと考えられている。
その機序として、筋肉や肝臓への脂肪の過剰蓄積による代謝異常、脂肪細胞の肥大化によるTNF-αやレプチンなどの生理活性物質の分泌増加が考えられる。
また、インスリン依存的に血中から脂肪組織に糖を輸送するGLUT4 は、高脂肪食の摂取でmRNA発現量が減少することから、高脂肪食誘導性のインスリン抵抗性発症に関与している可能性がある。
しかし、脂肪には様々な種類があり、摂取する脂肪の質の違いによってインスリン抵抗性の発症は大きく異なる。一般に、飽和脂肪酸はインスリン抵抗性を来しやすい。
また、マウスに高脂肪食を負荷した研究では、リノール酸を多量に含む紅花油の摂取はインスリン抵抗性を発症しやすく、一方、魚油はインスリン抵抗性の発症が改善される傾向にあった。
魚油によるインスリン抵抗性の改善には、肝臓での脂肪合成の抑制と熱産生の増加が寄与していると考えられる。これらの成績は、インスリン抵抗性の予防法として食事療法が重要であることを強く示唆している。」
国立健康・栄養研究所の論文ですから、権威あるものなのでしょうが、「高脂肪食の摂取により肥満が発症」という常識から出発して論じておられます。
しかし、これはマウスにおいては兎も角、少なくともヒトにおいては、根拠のない神話です。
ヒトの体重減少に関しては、2008年のニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンに、イスラエルの研究報告が発表されました。(NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241)これは、322人を2年間追跡した権威ある疫学的研究です。
<低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。>
• イスラエルの322人(男性86%)
• (1)低脂肪法(カロリー制限あり)
• (2)オリーブ油の地中海法(カロリー制限あり)
• (3)低炭水化物法(カロリー制限なしのアトキンス式ダイエット)
• 3グループの食事法を2年間経過観察。
• 低炭水化物法が最も体重減少。HDL-Cも増加。
• NENGLJ MED JULY17,2008、 VOL359. NO.3 229-241
「低炭水化物食(糖質制限食)が最も体重を減少させ、HDL-Cを増加させた。」ということで、長年の食事療法の論争に決着がついたと思います。アトキンス式の低炭水化物食ですから、当然高脂肪食です。
このように、ヒトにおいては、高脂肪・低炭水化物食がもっとも体重減少効果があることが証明されましたので、国立健康・栄養研究所の論文は出発点から問題ありですね。
「一般に、飽和脂肪酸はインスリン抵抗性を来しやすい。また、マウスに高脂肪食を負荷した研究では、リノール酸を多量に含む紅花油の摂取はインスリン抵抗性を発症しやすく、一方、魚油はインスリン抵抗性の発症が改善される傾向にあった。」
これもマウスの実験が根拠になっているなら、ヒトに当てはまるかどうかは疑問ですね。
なぜこのような間違いが生じるのでしょうか?。一つには例の脂肪悪玉説という「常識の壁」があります。
もう一つはこれも別の意味の医学界の常識の壁なのですが、どんな研究でも手軽なので、マウスやラットが実験動物として使われやすいことがあります。
しかし、マウスで高脂肪食の実験をすること自体が、根本的なカテゴリー・エラーなのです。(*- -)(*_ _)
なぜなら、マウスなどネズミ類は、本来の主食は草の種子(即ち今の穀物)です。草原が地球上の有力な植生として現れる鮮新世(510万年前)以降ネズミ科の動物が出現して爆発的に繁栄します。510万年間、草原の草の種子(穀物)を食べ続けてきたネズミに、高脂肪食を与えれば、代謝が破綻するのは当たり前です。
これは単純に、マウスの代謝に合わない(主食でない)高脂肪食を与えて病気を作るという実験です。インスリン抵抗性を始めとして、全ての代謝が狂って病気だらけになるのもいわずもがなです。
例えば、ゴリラの主食は「棘の多い大きな蔓や大きな草」です。ゴリラに高脂肪食を食べさせたら、代謝はガタガタになり、マウスと同様、たちどころに様々な病気になるでしょう。
人類の主食が島泰三氏の説(親指はなぜ太いのか・中公新書)の如く「骨、骨髄」であったかは兎も角 、穀物で無かったことは確実です。そして歴史的事実として、農耕の前は人類皆、糖質制限食でした。
またヒトの進化の過程で脳が急速に大きくなり、シナプシスが張り巡らされるためには、EPAとDHAの摂取が不可欠です。EPAとDHAは地上の植物性食品には含まれていません。
従って少なくとも、肉・骨髄・昆虫・地虫・魚貝・・・などの高蛋白・高脂肪食を、脳が急速に発達した20万年前頃、主食として食べてたことは間違いないでしょう。
結論です。
薬物の作用や毒性をネズミ類で動物実験するのは、
研究方法として特に問題はないと思います。
(動物実験自体の是非はおいておきます。)
しかし、本来主食が全く異なるマウス・ラットなどネズミ類で、
人類の食物代謝の研究をおこなうのは出発点から根本的に間違っています。
研究者の皆さん、「薬物の動物実験」と「食物の動物実験」は、
全く意味が異なることを、認識してほしいと思います。
そこのところ、
是非よろしくお願い申し上げます。 m(_ _)m
江部康二
2019年06月18日 (火)
【19/06/17 yanosono
ご参考
また東北大学大学院農学研究科の都築毅(つよし)准教授の記事です。
知識のない人は信じてしましますね。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190616-00010004-friday-soci
糖質制限で突然死!? カラダにいいダイエット「最終結論」】
こんにちは。
yanosono さんから、
『FRIDAY』2019年6月21日号の記事の情報をコメント頂きました。
東北大学大学院農学研究科の都築毅(つよし)准教授は、マウスの実験を
そのまま、ヒトに当てはめるという初歩的な過ちを犯しています。
どんな研究においても、
手軽なマウスやラットが実験動物として使われやすいのは事実です。
しかし、マウスやラットで糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)の実験をすること自体が、
根本的な間違いだと言わざるをえません。
なぜなら、マウスやラットなど
ネズミ類の本来の主食は草の種子(すなわち今の穀物)だからです。
草原が地球上の有力な植生として現れる鮮新世(510万年前)以降、
ネズミ科の動物が出現して爆発的に繁栄します。
510万年間、草原の草の種子(穀物・糖質)を食べ続けてきたネズミに、
高脂肪・高タンパク食(糖質制限食)を与えれば、
代謝が破綻するのは当たり前です。
この都築准教授の実験は、わかりやすく言うと、
ゴリラにステーキを食べさせるというイメージになります。
ゴリラの主食は「棘(トゲ)の多い大きな蔓(つる)や大きな草」です。
つまりゴリラは超低脂質・低たんぱく食が主食なのです。
このゴリラに、糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)を食べさせたら、
代謝はガタガタになり、老化も進み、寿命も短くなるでしょう。
一方、ヒトと糖質制限食に関する信頼度の高い情報が
米国糖尿病学会から発信されています。
端的に言って、
『多くのRCT論文エビデンスに基ずく米国糖尿病学会の報告』
と
『都築准教授の動物実験の報告』
の信頼度を比べると、月とすっぽんレベルの差があります。
jalopy86さんにご教示頂きましたが
『米国糖尿病学会のガイドラインの改定Standards of Careは
2018年から年間を通して更新と改定が行われるようになっています。』
『注釈を追加することで、年間を通じて更新、修正されます。』
なるほど、エビデンスに基づき、リアルタイムに更新・修正ということで
さすが米国糖尿病学会は、やることが迅速です。
そして、その米国糖尿病学会の2019年4月のガイドラインで
『糖尿病および予備群の食事療法にはいろいろあるが、
血糖改善に関して糖質制限食が一番エビデンスが多い。』
と記載されています。
<ADA、2019年のガイドライン>
今回、ADAの、2019年4月発表の
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」ガイドライン
では、
糖質制限食(Low-carbohydrate eating patterns)が、
ボリュームとして一番大きく取り上げられていて、
エビデンスも最も豊富であると記載してあり、
この6年間で、大きく前進した感があります。
一方、非常に効果があるので、脱水や低血糖の予防の必要があり
開始時に医師などに相談するようにとの記載があります。
今回も、マクロ栄養素・コンセンサス・リコメンデーションにおいて
「エビデンスは、糖尿病および予備軍における最適な炭水化物、蛋白質、脂質のカロリー比率はないことを示唆している」との記載があります。
それで、糖質制限食以外にも以下の食事パターンも取り上げてあります。
総じて、基本姿勢は、2013年と2019年と同様ですが糖質制限食が目立ってきた感じです。
糖質制限食の次に記載ボリュームが大きいのは地中海食です。
あくまでも、私見ですが、エビデンスが蓄積してきた結果、ADAは
「糖質制限食」「地中海食」の二つを他とは別格に
有効性があると捉えているように思えます。
1)Mediterranean-Style Eating Pattern(地中海食)
2)Vegetarian or Vegan Eating Patterns(ベジタリアン食)
3)Low-Fat Eating Pattern(低脂肪食)
Very Low-Fat: Ornish or Pritikin Eating Patterns
4)Low-Carbohydrate or Very Low-Carbohydrate Eating Patterns
(低炭水化物食、超低炭水化物食)
5)DASH Eating Pattern(高血圧食)
6)Paleo Eating Pattern(パレオ食)
7)Intermittent Fasting(間欠的断食)
<食事パターン・コンセンサス・リコメンデーション>(☆)
糖尿病の管理には、さまざまな食事パターンが許容されます。
特定の個人における異なる食事パターンの周囲を比較した利点のエビデンスが強化されるまで、医療提供者はそのパターンに共通しているキーとなる要素に焦点を当てるべきです。
○でんぷん質のない野菜を重視する。
○砂糖や精製した穀物の追加を最小限に抑える。
○可能な限り、高度に加工された食品よりも自然食品を選ぶ。」
糖尿病患者の全炭水化物摂取量を減らすことは、血糖を改善するための最も多くの証拠を示してきており、
個人のニーズや好みに合ったさまざまな食事パターンに適用することができます。
血糖値目標を達成していない、または血糖降下薬の服用量を減らすことが優先される成人2型糖尿病患者では、
低炭水化物または超低炭水化物の食事プランで炭水化物摂取量を減らすことが現実的です。
<食事パターン・コンセンサス・リコメンデーション
糖質制限食(低炭水化物食、超低炭水化物食)>(☆☆)
低炭水化物食、特に非常に低い低炭水化物食パターンは、HbA1cを下げて、
糖尿病薬を減らすことを示してきた。
これらの食事パターンは、2型糖尿病で最も研究されてきたパターンである。
・・・中略・・・
非常に低い低炭水化物食パターンを実践すると、利尿が生じ、速やかに血糖値が下がる。
それ故に、開始時には、脱水予防やインスリンと経口糖尿病薬を減らして低血糖を予防するために、知識豊富な医師などに相談する必要がある。・・・
以下略。
江部康二
ご参考
また東北大学大学院農学研究科の都築毅(つよし)准教授の記事です。
知識のない人は信じてしましますね。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190616-00010004-friday-soci
糖質制限で突然死!? カラダにいいダイエット「最終結論」】
こんにちは。
yanosono さんから、
『FRIDAY』2019年6月21日号の記事の情報をコメント頂きました。
東北大学大学院農学研究科の都築毅(つよし)准教授は、マウスの実験を
そのまま、ヒトに当てはめるという初歩的な過ちを犯しています。
どんな研究においても、
手軽なマウスやラットが実験動物として使われやすいのは事実です。
しかし、マウスやラットで糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)の実験をすること自体が、
根本的な間違いだと言わざるをえません。
なぜなら、マウスやラットなど
ネズミ類の本来の主食は草の種子(すなわち今の穀物)だからです。
草原が地球上の有力な植生として現れる鮮新世(510万年前)以降、
ネズミ科の動物が出現して爆発的に繁栄します。
510万年間、草原の草の種子(穀物・糖質)を食べ続けてきたネズミに、
高脂肪・高タンパク食(糖質制限食)を与えれば、
代謝が破綻するのは当たり前です。
この都築准教授の実験は、わかりやすく言うと、
ゴリラにステーキを食べさせるというイメージになります。
ゴリラの主食は「棘(トゲ)の多い大きな蔓(つる)や大きな草」です。
つまりゴリラは超低脂質・低たんぱく食が主食なのです。
このゴリラに、糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)を食べさせたら、
代謝はガタガタになり、老化も進み、寿命も短くなるでしょう。
一方、ヒトと糖質制限食に関する信頼度の高い情報が
米国糖尿病学会から発信されています。
端的に言って、
『多くのRCT論文エビデンスに基ずく米国糖尿病学会の報告』
と
『都築准教授の動物実験の報告』
の信頼度を比べると、月とすっぽんレベルの差があります。
jalopy86さんにご教示頂きましたが
『米国糖尿病学会のガイドラインの改定Standards of Careは
2018年から年間を通して更新と改定が行われるようになっています。』
『注釈を追加することで、年間を通じて更新、修正されます。』
なるほど、エビデンスに基づき、リアルタイムに更新・修正ということで
さすが米国糖尿病学会は、やることが迅速です。
そして、その米国糖尿病学会の2019年4月のガイドラインで
『糖尿病および予備群の食事療法にはいろいろあるが、
血糖改善に関して糖質制限食が一番エビデンスが多い。』
と記載されています。
<ADA、2019年のガイドライン>
今回、ADAの、2019年4月発表の
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」ガイドライン
では、
糖質制限食(Low-carbohydrate eating patterns)が、
ボリュームとして一番大きく取り上げられていて、
エビデンスも最も豊富であると記載してあり、
この6年間で、大きく前進した感があります。
一方、非常に効果があるので、脱水や低血糖の予防の必要があり
開始時に医師などに相談するようにとの記載があります。
今回も、マクロ栄養素・コンセンサス・リコメンデーションにおいて
「エビデンスは、糖尿病および予備軍における最適な炭水化物、蛋白質、脂質のカロリー比率はないことを示唆している」との記載があります。
それで、糖質制限食以外にも以下の食事パターンも取り上げてあります。
総じて、基本姿勢は、2013年と2019年と同様ですが糖質制限食が目立ってきた感じです。
糖質制限食の次に記載ボリュームが大きいのは地中海食です。
あくまでも、私見ですが、エビデンスが蓄積してきた結果、ADAは
「糖質制限食」「地中海食」の二つを他とは別格に
有効性があると捉えているように思えます。
1)Mediterranean-Style Eating Pattern(地中海食)
2)Vegetarian or Vegan Eating Patterns(ベジタリアン食)
3)Low-Fat Eating Pattern(低脂肪食)
Very Low-Fat: Ornish or Pritikin Eating Patterns
4)Low-Carbohydrate or Very Low-Carbohydrate Eating Patterns
(低炭水化物食、超低炭水化物食)
5)DASH Eating Pattern(高血圧食)
6)Paleo Eating Pattern(パレオ食)
7)Intermittent Fasting(間欠的断食)
<食事パターン・コンセンサス・リコメンデーション>(☆)
糖尿病の管理には、さまざまな食事パターンが許容されます。
特定の個人における異なる食事パターンの周囲を比較した利点のエビデンスが強化されるまで、医療提供者はそのパターンに共通しているキーとなる要素に焦点を当てるべきです。
○でんぷん質のない野菜を重視する。
○砂糖や精製した穀物の追加を最小限に抑える。
○可能な限り、高度に加工された食品よりも自然食品を選ぶ。」
糖尿病患者の全炭水化物摂取量を減らすことは、血糖を改善するための最も多くの証拠を示してきており、
個人のニーズや好みに合ったさまざまな食事パターンに適用することができます。
血糖値目標を達成していない、または血糖降下薬の服用量を減らすことが優先される成人2型糖尿病患者では、
低炭水化物または超低炭水化物の食事プランで炭水化物摂取量を減らすことが現実的です。
<食事パターン・コンセンサス・リコメンデーション
糖質制限食(低炭水化物食、超低炭水化物食)>(☆☆)
低炭水化物食、特に非常に低い低炭水化物食パターンは、HbA1cを下げて、
糖尿病薬を減らすことを示してきた。
これらの食事パターンは、2型糖尿病で最も研究されてきたパターンである。
・・・中略・・・
非常に低い低炭水化物食パターンを実践すると、利尿が生じ、速やかに血糖値が下がる。
それ故に、開始時には、脱水予防やインスリンと経口糖尿病薬を減らして低血糖を予防するために、知識豊富な医師などに相談する必要がある。・・・
以下略。
江部康二
2019年06月17日 (月)
こんにちは。
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食講座開催です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/f1409334-8bf9-e9b9-a1bb-5c2313fd07db
2019/6/22(土)15:00~16:30
講義70分間、質疑応答20分間。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
立川教室
お申し込み TEL:042-527-6511
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
講師は江部康二です。
立川教室では、約1年ぶりの講座です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回くらい講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が70分間で質疑応答が20分間です。
東京、関東圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサス・レポート
を発表しました。
その中で『糖質制限食』がエビデンスが最も豊富であるとして
一番積極的に推奨されていたのは、我々糖質セイゲニストにおいては
歴史的快挙と言え、快哉を叫びたい気持ちでした。ヽ(*`▽´)ノ
このように、この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
講師:江部 康二(高雄病院理事長)
江部 康二(高雄病院理事長)
講師詳細
多くの研究論文により、糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。糖質制限食は、日本では、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会は「摂取後、直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」としています。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、合併症の予防は困難です。また糖尿病ではない人においては、糖質摂取によるインスリンの頻回・過剰分泌が、肥満・メタボ・生活習慣病の元凶として、注目されています。(講師記)
<日程・時間>
2019/6/22(土) 15:00~16:30
<受講料(税込)>
会員 3,240円 一般 3,888円
<その他>
席は自由席です。
*個人的な治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
<お申し込み>
TEL:042-527-6511 朝日カルチャーセンター立川教室
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内蔵脂肪がストン!と落ちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食講座開催です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/f1409334-8bf9-e9b9-a1bb-5c2313fd07db
2019/6/22(土)15:00~16:30
講義70分間、質疑応答20分間。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
立川教室
お申し込み TEL:042-527-6511
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
講師は江部康二です。
立川教室では、約1年ぶりの講座です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回くらい講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が70分間で質疑応答が20分間です。
東京、関東圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサス・レポート
を発表しました。
その中で『糖質制限食』がエビデンスが最も豊富であるとして
一番積極的に推奨されていたのは、我々糖質セイゲニストにおいては
歴史的快挙と言え、快哉を叫びたい気持ちでした。ヽ(*`▽´)ノ
このように、この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
講師:江部 康二(高雄病院理事長)
江部 康二(高雄病院理事長)
講師詳細
多くの研究論文により、糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。糖質制限食は、日本では、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会は「摂取後、直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」としています。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、合併症の予防は困難です。また糖尿病ではない人においては、糖質摂取によるインスリンの頻回・過剰分泌が、肥満・メタボ・生活習慣病の元凶として、注目されています。(講師記)
<日程・時間>
2019/6/22(土) 15:00~16:30
<受講料(税込)>
会員 3,240円 一般 3,888円
<その他>
席は自由席です。
*個人的な治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
<お申し込み>
TEL:042-527-6511 朝日カルチャーセンター立川教室
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内蔵脂肪がストン!と落ちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2019年06月16日 (日)
こんばんは。
世界初の糖質制限パン専門店のご紹介です。
普通のパン屋さんが、糖質制限パンも作っているというスタンスのお店は、
世の中の糖質制限食の広がりに連れて徐々に増えてきています。
しかしながら、糖質制限パンしか作らないという気合いの入ったお店は、
Pan bueno さんが、おそらくは、世界で初めてではないでしょうか?
Pan bueno
http://picdeer.com/panbueno.0501
◎低糖質パン専門店◎ ・住所:〒546-0011 大阪市東住吉区針中野3-11-5 ・最寄り駅: 近鉄南大阪線 針中野駅 徒歩3分
営業日:火、水、金。
:木と土は不定期で営業。
営業時間 11:00~16:00
2019/5/1(水・祝)オープン
まだ、できたてのとても新しいお店です。
江部粉を使用したいろいろな種類の糖質制限パンを試食させて頂きましたが
皆それぞれが、とても美味しかったです。
勿論、血糖値の上昇もほとんどなしです。
大阪、神戸、関西方面の糖質セイゲニストの皆さん、
是非、一度、世界初の糖質制限パン専門店にお立ち寄り頂ければ幸いです。
なお、糖質制限パン専門店が日本で他にもありましたら、コメントを頂ければ幸いです。
江部康二
世界初の糖質制限パン専門店のご紹介です。
普通のパン屋さんが、糖質制限パンも作っているというスタンスのお店は、
世の中の糖質制限食の広がりに連れて徐々に増えてきています。
しかしながら、糖質制限パンしか作らないという気合いの入ったお店は、
Pan bueno さんが、おそらくは、世界で初めてではないでしょうか?
Pan bueno
http://picdeer.com/panbueno.0501
◎低糖質パン専門店◎ ・住所:〒546-0011 大阪市東住吉区針中野3-11-5 ・最寄り駅: 近鉄南大阪線 針中野駅 徒歩3分
営業日:火、水、金。
:木と土は不定期で営業。
営業時間 11:00~16:00
2019/5/1(水・祝)オープン
まだ、できたてのとても新しいお店です。
江部粉を使用したいろいろな種類の糖質制限パンを試食させて頂きましたが
皆それぞれが、とても美味しかったです。
勿論、血糖値の上昇もほとんどなしです。
大阪、神戸、関西方面の糖質セイゲニストの皆さん、
是非、一度、世界初の糖質制限パン専門店にお立ち寄り頂ければ幸いです。
なお、糖質制限パン専門店が日本で他にもありましたら、コメントを頂ければ幸いです。
江部康二
2019年06月15日 (土)
【19/06/15 おもち
お礼・摂取カロリーについて
江部先生
どうしてもお礼を申し上げたく、コメントで失礼致します。
自分語りとなってしまいますが書かせてください。
運動不足とむちゃ食いによる肥満が祟り、3月の健康診断で尿糖が出て、
精密検査をしたところ、糖尿病と診断されました。
ネットで色々と調べ、このブログに出会い、早速糖質制限を実施したところ、
かなり効果が出ており、大変嬉しい気持ちです。
もし江部先生のブログ・書籍に出会っていなかったらと思うと怖くなります。
数値ですが、
- 2019/3/30 採血
HbA1c 8.8
グルコース 157
GOT 72
GPT 74
γ-GTP 165
中性脂肪 352
HDL 38
LDL 229
- 2019/5/22 採血
HbA1c 6.3
グルコース 91
GOT 37
GPT 74
γ-GTP 72
中性脂肪 112
HDL 35
LDL 66
と、劇的な改善がみられました。
報われた気持ちになり、また、糖質制限こそが糖尿病にはよいのだ、と実感いたしました。
しかも、4月~5月前半はまだスーパー糖質制限には至っておらず、
玄米やもち麦などを食べていました。
誤差はありますが、月平均で1日あたり
- 4月
エネルギー 1564kcal
糖質 150g
タンパク質 88g
脂質 55.8g
-5月
エネルギー 1606kcal
糖質 127.4g
タンパク質 42.4g
脂質 89.1g
と、糖質量はまだまだ多かったです。
6月は今の所、
エネルギー 1719kcal
糖質 43.1g
タンパク質 101.4g
脂質 110.9g
になっていますので、次回の結果が楽しみです。
一方、尿酸値が7.4→9.2になっており、薬を処方されました。
痛風は発症しておりません。
早速江部先生のブログで尿酸値について検索したところ、
尿酸値が上がる場合はエネルギー不足であることが多いと拝見いたしました。
現在は、減量することも念頭におおよそ1500~1800kcalを目安にしているのですが、
これだと少ないでしょうか?
身長体重は174cm/93kgです。(元は104kgありました)
主治医は糖質制限否定派で、従来の脂質を減らしてカロリー制限を推奨する医師で、
1600kcal程度を目安にと言っています。
余談ですが、糖質制限に理解のある医師はなかなかいませんね…。
今は近いという理由だけで近所の病院に行っていますが、
本来であれば江部先生のような理解ある医師に診てもらいたいものです。
本当に有用な情報を発信し続けていただき、本当にありがとうございます。
とても言葉だけでは感謝しきれません。
長文、失礼いたしました。】
こんにちは。
おもちさんから、糖質制限食で、血糖コントロール改善という
嬉しいコメントを頂きました。
ありがとうございます。
拙著のご購入もありがとうございます。
- 2019/3/30 採血 - 2019/5/22 採血
HbA1c 8.8 HbA1c 6.3%
グルコース 157 グルコース 91mg/dl
尿酸7.4 尿酸9.2mg/dl
中性脂肪 352 中性脂肪 112
HDL 38 HDL 35
LDL 229 LDL 66
体重104kg 体重93kg 身長174cm
緩やかな糖質制限食を、2ヶ月間実践で、素晴らしい改善です。
6月からは、43.1g/日のスーパー糖質制限食なので、
HbA1cや血糖値は更なる改善が期待できます。
一方、仰るように、摂取エネルギーが
月平均で1日あたり、
4月、エネルギー 1564kcal
5月、エネルギー 1606kcal
というのは、身長174cmの男性としては明らかに少ないです。
HDL-Cが減ったのも、カロリー不足のせいです。
スーパー糖質制限食実践で、摂取エネルギーが適正なら、
HDL-Cは増加して正常化します。
摂取エネルギーに関しては
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
推定エネルギー必要量(一日あたり)
男性 女性
15-17才 2500 2850 3150 2050 2300 2550kcal
18-29才 2300 2650 3050 1650 1950 2200
30-49才 2300 2650 3050 1750 2000 2300
50-69才 2100 2450 2800 1650 1900 2200
70才 1850 2200 2500 1500 1750 2000
身体活動レベル 低い 普通 高い 低い 普通 高い
くらいが目安です。
おもちさんなら、年齢や身体活動レベルに応じて
2300~2650kcal/日
2100~2450kcal/日くらいでしょうか?
これくらいの適正量を摂取して、ゆっくり確実に減量していけば
基礎代謝もおちることなく、筋肉量も減りません。
カロリー制限食は、歴史的にみても
減量に成功したケースはほとんどありません。
基礎代謝がおちるし、筋肉量は低下するし、
はては骨粗鬆症のリスクにもなります。
基礎代謝がおちた分、元の食事量に戻すと、必ずリバウンドすることとなります。
まして1600kcal/日の厳しいカロリー制限食は、
百害あって一利なしです。
なお糖質制限食賛成派の医師はまだまだ少ないのですが、
北海道から沖縄まで、少しずつ増えています。
具体的には、
日本糖質制限医療推進協会の提携医療機関
https://www.toushitsuseigen.or.jp/med-institution
をご参照頂けば、幸いです。
江部康二
お礼・摂取カロリーについて
江部先生
どうしてもお礼を申し上げたく、コメントで失礼致します。
自分語りとなってしまいますが書かせてください。
運動不足とむちゃ食いによる肥満が祟り、3月の健康診断で尿糖が出て、
精密検査をしたところ、糖尿病と診断されました。
ネットで色々と調べ、このブログに出会い、早速糖質制限を実施したところ、
かなり効果が出ており、大変嬉しい気持ちです。
もし江部先生のブログ・書籍に出会っていなかったらと思うと怖くなります。
数値ですが、
- 2019/3/30 採血
HbA1c 8.8
グルコース 157
GOT 72
GPT 74
γ-GTP 165
中性脂肪 352
HDL 38
LDL 229
- 2019/5/22 採血
HbA1c 6.3
グルコース 91
GOT 37
GPT 74
γ-GTP 72
中性脂肪 112
HDL 35
LDL 66
と、劇的な改善がみられました。
報われた気持ちになり、また、糖質制限こそが糖尿病にはよいのだ、と実感いたしました。
しかも、4月~5月前半はまだスーパー糖質制限には至っておらず、
玄米やもち麦などを食べていました。
誤差はありますが、月平均で1日あたり
- 4月
エネルギー 1564kcal
糖質 150g
タンパク質 88g
脂質 55.8g
-5月
エネルギー 1606kcal
糖質 127.4g
タンパク質 42.4g
脂質 89.1g
と、糖質量はまだまだ多かったです。
6月は今の所、
エネルギー 1719kcal
糖質 43.1g
タンパク質 101.4g
脂質 110.9g
になっていますので、次回の結果が楽しみです。
一方、尿酸値が7.4→9.2になっており、薬を処方されました。
痛風は発症しておりません。
早速江部先生のブログで尿酸値について検索したところ、
尿酸値が上がる場合はエネルギー不足であることが多いと拝見いたしました。
現在は、減量することも念頭におおよそ1500~1800kcalを目安にしているのですが、
これだと少ないでしょうか?
身長体重は174cm/93kgです。(元は104kgありました)
主治医は糖質制限否定派で、従来の脂質を減らしてカロリー制限を推奨する医師で、
1600kcal程度を目安にと言っています。
余談ですが、糖質制限に理解のある医師はなかなかいませんね…。
今は近いという理由だけで近所の病院に行っていますが、
本来であれば江部先生のような理解ある医師に診てもらいたいものです。
本当に有用な情報を発信し続けていただき、本当にありがとうございます。
とても言葉だけでは感謝しきれません。
長文、失礼いたしました。】
こんにちは。
おもちさんから、糖質制限食で、血糖コントロール改善という
嬉しいコメントを頂きました。
ありがとうございます。
拙著のご購入もありがとうございます。
- 2019/3/30 採血 - 2019/5/22 採血
HbA1c 8.8 HbA1c 6.3%
グルコース 157 グルコース 91mg/dl
尿酸7.4 尿酸9.2mg/dl
中性脂肪 352 中性脂肪 112
HDL 38 HDL 35
LDL 229 LDL 66
体重104kg 体重93kg 身長174cm
緩やかな糖質制限食を、2ヶ月間実践で、素晴らしい改善です。
6月からは、43.1g/日のスーパー糖質制限食なので、
HbA1cや血糖値は更なる改善が期待できます。
一方、仰るように、摂取エネルギーが
月平均で1日あたり、
4月、エネルギー 1564kcal
5月、エネルギー 1606kcal
というのは、身長174cmの男性としては明らかに少ないです。
HDL-Cが減ったのも、カロリー不足のせいです。
スーパー糖質制限食実践で、摂取エネルギーが適正なら、
HDL-Cは増加して正常化します。
摂取エネルギーに関しては
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
推定エネルギー必要量(一日あたり)
男性 女性
15-17才 2500 2850 3150 2050 2300 2550kcal
18-29才 2300 2650 3050 1650 1950 2200
30-49才 2300 2650 3050 1750 2000 2300
50-69才 2100 2450 2800 1650 1900 2200
70才 1850 2200 2500 1500 1750 2000
身体活動レベル 低い 普通 高い 低い 普通 高い
くらいが目安です。
おもちさんなら、年齢や身体活動レベルに応じて
2300~2650kcal/日
2100~2450kcal/日くらいでしょうか?
これくらいの適正量を摂取して、ゆっくり確実に減量していけば
基礎代謝もおちることなく、筋肉量も減りません。
カロリー制限食は、歴史的にみても
減量に成功したケースはほとんどありません。
基礎代謝がおちるし、筋肉量は低下するし、
はては骨粗鬆症のリスクにもなります。
基礎代謝がおちた分、元の食事量に戻すと、必ずリバウンドすることとなります。
まして1600kcal/日の厳しいカロリー制限食は、
百害あって一利なしです。
なお糖質制限食賛成派の医師はまだまだ少ないのですが、
北海道から沖縄まで、少しずつ増えています。
具体的には、
日本糖質制限医療推進協会の提携医療機関
https://www.toushitsuseigen.or.jp/med-institution
をご参照頂けば、幸いです。
江部康二
2019年06月14日 (金)
こんばんは。
貧血があるとHbA1cの値は上がるのでしょうか?
それとも下がるのでしょうか?
貧血とHbA1cの関係を説明する前に、HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは何かを考えてみましょう。
赤血球の中に含まれているヘモグロビンは、鉄を含む赤色の色素部分のヘムと、蛋白部分のグロビンでできています。
ヘモグロビンはグロビン部分の違いによりHbA、HbA2、HbFの3種類に分けられます。
成人では、HbAが97%を占めています。
血液中には、赤血球や糖類やその代謝産物が流れていて、お互いに結合する傾向があります。
赤血球中のヘモグロビンと、血中のブドウ糖など単糖類が結合したものが、グリケーティッドヘモグロビンです。
これを略してグリコヘモグロビンですが、HbA1とほぼ同義語として使用されています。
グリコヘモグロビンは、元のヘモグロビンとは電気的性質が異なるため、検査により識別することができます。
HbA1は、さらにHbA1a、HbA1b、HbA1cなどに分けることができます。
このうち糖尿病の検査の指標として汎用されているHbA1cは、ヘモグロビンA(HbA)にグルコース(ブドウ糖)が結合したものです。当然、血糖値が高値であるほど、ヘモグロビンと結合しやすいのです。
HbA1cの生産量は、Hb(ヘモグロビン)の寿命と血糖値に依存します。
赤血球は骨髄で作られて血液中を循環し、寿命は約120日間ですから、HbA1cは過去4ヶ月(120日間)の血糖値の動きを示しています。
より詳しく分析すると、HbA1c値の約50%は過去1ヶ月間の間に作られ、約25%が過去2ヶ月、残りの約25%が過去3~4ヶ月で作られます。
従いまして、HbA1cの値は通常は過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映していると、考えればよいことになります。
さて、溶血性貧血、腎性貧血など、赤血球の寿命が短縮するような病態のときは、HbA1cの生産量がその分蓄積されずに減りますので、実際の値よりも低くなります。肝硬変に伴う脾機能亢進による貧血も赤血球の寿命が短縮します。
鉄欠乏性貧血の場合、鉄不足で貧血のときは、代償性に赤血球の寿命が延びるので、HbA1cは寿命が延びた分蓄積して、高値にシフトします。
鉄剤投与を開始して、鉄欠乏性貧血が回復している時期は、幼弱赤血球が増えて、赤血球の寿命が短くなり、HbA1cは低値となります。
従いまして、糖尿病腎症から透析になった糖尿人の場合は、腎性貧血で赤血球の寿命が短くなっているので、見かけ上はHbA1cが改善して、低下したようにみえますが、実態を反映していないことになります。
それで日本透析医学会では透析患者の血糖指標としては、グリコアルブミン(GA)を推奨しています。
血液中のタンパク質の一種であるアルブミンにブドウ糖がくっついたものをグリコアルブミン(GA)といい、GAは、約2週間の血糖状態をもっとも鋭敏に反映すると言われています。
そして、アルブミンは赤血球の寿命とは無関係なので、貧血にも影響されないので、日本透析医学会が推奨しているわけですね。
江部康二
貧血があるとHbA1cの値は上がるのでしょうか?
それとも下がるのでしょうか?
貧血とHbA1cの関係を説明する前に、HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは何かを考えてみましょう。
赤血球の中に含まれているヘモグロビンは、鉄を含む赤色の色素部分のヘムと、蛋白部分のグロビンでできています。
ヘモグロビンはグロビン部分の違いによりHbA、HbA2、HbFの3種類に分けられます。
成人では、HbAが97%を占めています。
血液中には、赤血球や糖類やその代謝産物が流れていて、お互いに結合する傾向があります。
赤血球中のヘモグロビンと、血中のブドウ糖など単糖類が結合したものが、グリケーティッドヘモグロビンです。
これを略してグリコヘモグロビンですが、HbA1とほぼ同義語として使用されています。
グリコヘモグロビンは、元のヘモグロビンとは電気的性質が異なるため、検査により識別することができます。
HbA1は、さらにHbA1a、HbA1b、HbA1cなどに分けることができます。
このうち糖尿病の検査の指標として汎用されているHbA1cは、ヘモグロビンA(HbA)にグルコース(ブドウ糖)が結合したものです。当然、血糖値が高値であるほど、ヘモグロビンと結合しやすいのです。
HbA1cの生産量は、Hb(ヘモグロビン)の寿命と血糖値に依存します。
赤血球は骨髄で作られて血液中を循環し、寿命は約120日間ですから、HbA1cは過去4ヶ月(120日間)の血糖値の動きを示しています。
より詳しく分析すると、HbA1c値の約50%は過去1ヶ月間の間に作られ、約25%が過去2ヶ月、残りの約25%が過去3~4ヶ月で作られます。
従いまして、HbA1cの値は通常は過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映していると、考えればよいことになります。
さて、溶血性貧血、腎性貧血など、赤血球の寿命が短縮するような病態のときは、HbA1cの生産量がその分蓄積されずに減りますので、実際の値よりも低くなります。肝硬変に伴う脾機能亢進による貧血も赤血球の寿命が短縮します。
鉄欠乏性貧血の場合、鉄不足で貧血のときは、代償性に赤血球の寿命が延びるので、HbA1cは寿命が延びた分蓄積して、高値にシフトします。
鉄剤投与を開始して、鉄欠乏性貧血が回復している時期は、幼弱赤血球が増えて、赤血球の寿命が短くなり、HbA1cは低値となります。
従いまして、糖尿病腎症から透析になった糖尿人の場合は、腎性貧血で赤血球の寿命が短くなっているので、見かけ上はHbA1cが改善して、低下したようにみえますが、実態を反映していないことになります。
それで日本透析医学会では透析患者の血糖指標としては、グリコアルブミン(GA)を推奨しています。
血液中のタンパク質の一種であるアルブミンにブドウ糖がくっついたものをグリコアルブミン(GA)といい、GAは、約2週間の血糖状態をもっとも鋭敏に反映すると言われています。
そして、アルブミンは赤血球の寿命とは無関係なので、貧血にも影響されないので、日本透析医学会が推奨しているわけですね。
江部康二
2019年06月13日 (木)
6月7月限定 菓子職人Monthly cake
ヨーグルトが引き立つ爽やかな味わい
ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ

糖質 3.88g カロリー 193kcal
※100gあたり ※エリストールを除く
【販売サイトはこちら】
【ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ 美味しさのヒミツ】
底にはアーモンド風味豊かな食感を活かしたマカロン生地の上に
ブルーベリーのムースを重ね、
中央にレモンの風味豊かな酸味が心地よいレモンクリームをしのばせました。
無糖の北海道産ヨーグルトとスペイン産ヨーグルトフレーバーパウダーで、
よりヨーグルト味を強く引き出したムースで爽やかに仕上げました。
こんばんは。
菓子職人さんのマンスリーケーキのご紹介です。
菓子職人ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ、1個(100g)試食しました。
ブルーベリーの風味と、レモンの爽やかさと香りがアクセントになっていて
とても美味しくて、後味もヨーグルトの食感でスッキリです。
ブログ読者の皆さんも是非、ご賞味あれ。
2019年6月4日。試食。
午後7:20 血糖値:102mg/dl
午後7:20 、菓子職人ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ100g摂取。
午後8:20 60分後血糖値:108
午後8:22 血糖値:109
午後8:24 血糖値:110
午後8:25 血糖値:110
ピークは64分後で、12mg上昇なので、
計算上は糖質は100g中に約4gであり、糖質制限合格です。
江部康二の場合は、1gの糖質が約3mg血糖値を上げます。
江部康二の食後血糖値上昇のピークは60~70分です。
食材の組成により少しずれるようです。
江部康二
ヨーグルトが引き立つ爽やかな味わい
ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ

糖質 3.88g カロリー 193kcal
※100gあたり ※エリストールを除く
【販売サイトはこちら】
【ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ 美味しさのヒミツ】
底にはアーモンド風味豊かな食感を活かしたマカロン生地の上に
ブルーベリーのムースを重ね、
中央にレモンの風味豊かな酸味が心地よいレモンクリームをしのばせました。
無糖の北海道産ヨーグルトとスペイン産ヨーグルトフレーバーパウダーで、
よりヨーグルト味を強く引き出したムースで爽やかに仕上げました。
こんばんは。
菓子職人さんのマンスリーケーキのご紹介です。
菓子職人ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ、1個(100g)試食しました。
ブルーベリーの風味と、レモンの爽やかさと香りがアクセントになっていて
とても美味しくて、後味もヨーグルトの食感でスッキリです。
ブログ読者の皆さんも是非、ご賞味あれ。
2019年6月4日。試食。
午後7:20 血糖値:102mg/dl
午後7:20 、菓子職人ブルーベリー&ヨーグルトのムースケーキ100g摂取。
午後8:20 60分後血糖値:108
午後8:22 血糖値:109
午後8:24 血糖値:110
午後8:25 血糖値:110
ピークは64分後で、12mg上昇なので、
計算上は糖質は100g中に約4gであり、糖質制限合格です。
江部康二の場合は、1gの糖質が約3mg血糖値を上げます。
江部康二の食後血糖値上昇のピークは60~70分です。
食材の組成により少しずれるようです。
江部康二
2019年06月12日 (水)
こんにちは。
2019年06月05日、メディカルトリビューンに
『米・新規糖尿病患者数が減少に転じる』
という記事が掲載されました。
『米疾病対策センター(CDC)Division of Diabetes TranslationのStephen Benoit氏らが
1980~2017年の全米健康調査(NHIS)のデータを分析した結果、
増加傾向にあった糖尿病の新規診断数は2009年をピークに減少していて、
糖尿病の有病率については、過去8年間横ばいで推移していました。』
メディカルトリビューン
https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0605520356/
米・新規糖尿病患者数が減少に転じる
2019年06月05日
2005年、ボストンのジョスリン糖尿病センターは、
肥満を合併している2型糖尿病患者の炭水化物の推奨摂取量を40%に下げました。
まあ、米国の糖尿病患者のほとんどが肥満ですが・・・。
これがきっかけで、米国の多くの医療機関で
糖尿病と診断したら、糖質40%という指導となっていったと思われます。
つまり、米国では糖質摂取比率約49%で糖尿病を発症したら
糖質摂取比率は40%となるわけです。
2000年時点で米国男性の糖質摂取比率は約49%です。
2009年頃の米国の糖質摂取比率がどのくらいか確認できれば
わかりやすいのですが・・・。
日本では、2017年9月21日、厚生労働省発表によれば
「糖尿病疑い1000万人 厚労省推計2012年から50万人増」
です。
一方、炭水化物摂取比率が減少して、
糖尿病の増加率が縮小し、糖尿病予備軍は減少しています。
厚生労働省は、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。
その中で、4~5年に1回、糖尿病有病数を集計しています。
今回2016年の糖尿病有病数は、2012年に比し、約50万人増加で、
前回と同じぐらいです。

1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加)
2012年:950万人(5年間で60万人増加)
2016年:1000万人(4年間で50万人増加)
これで見ると、2002年→2007年の増加数が、半端じゃないですね。
2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比しかなり少ないです。
2012年→2016年の増加、4年間で50万人は前回と同じくらいです。
糖尿病予備軍は、2012年に約1100万人で、2007年から約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の初めての減少でした。
さらに2016年は糖尿病予備群は約1000万人で、
2012年から約100万人減少で、前回と同様の傾向です。
冷静に考えて、糖尿病増加の勢いが、弱まったことになります。
実はずっと増え続けいた炭水化物摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、60.4%から59.4%に減っています。
2010年から2012年にかけては、59.4%から59.2%に減っています。
2012年から2015年にかけて、さらに59.2%から58.4%に減っています。
そして、ずっと減少傾向だった脂質摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、24.9%から25.9%に増えているのです。
さらに2010年→2012年→2015年と、25.9→26.2→26.9%と増えています。
炭水化物摂取比率が減少して、脂質摂取比率が増加したことにより、
糖尿病増加の勢いが弱まり、予備軍が減少した要因の可能性があります。
糖質制限食推進派としては、嬉しい数字ですね。
江部康二
2019年06月05日、メディカルトリビューンに
『米・新規糖尿病患者数が減少に転じる』
という記事が掲載されました。
『米疾病対策センター(CDC)Division of Diabetes TranslationのStephen Benoit氏らが
1980~2017年の全米健康調査(NHIS)のデータを分析した結果、
増加傾向にあった糖尿病の新規診断数は2009年をピークに減少していて、
糖尿病の有病率については、過去8年間横ばいで推移していました。』
メディカルトリビューン
https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0605520356/
米・新規糖尿病患者数が減少に転じる
2019年06月05日
2005年、ボストンのジョスリン糖尿病センターは、
肥満を合併している2型糖尿病患者の炭水化物の推奨摂取量を40%に下げました。
まあ、米国の糖尿病患者のほとんどが肥満ですが・・・。
これがきっかけで、米国の多くの医療機関で
糖尿病と診断したら、糖質40%という指導となっていったと思われます。
つまり、米国では糖質摂取比率約49%で糖尿病を発症したら
糖質摂取比率は40%となるわけです。
2000年時点で米国男性の糖質摂取比率は約49%です。
2009年頃の米国の糖質摂取比率がどのくらいか確認できれば
わかりやすいのですが・・・。
日本では、2017年9月21日、厚生労働省発表によれば
「糖尿病疑い1000万人 厚労省推計2012年から50万人増」
です。
一方、炭水化物摂取比率が減少して、
糖尿病の増加率が縮小し、糖尿病予備軍は減少しています。
厚生労働省は、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。
その中で、4~5年に1回、糖尿病有病数を集計しています。
今回2016年の糖尿病有病数は、2012年に比し、約50万人増加で、
前回と同じぐらいです。

1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加)
2012年:950万人(5年間で60万人増加)
2016年:1000万人(4年間で50万人増加)
これで見ると、2002年→2007年の増加数が、半端じゃないですね。
2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比しかなり少ないです。
2012年→2016年の増加、4年間で50万人は前回と同じくらいです。
糖尿病予備軍は、2012年に約1100万人で、2007年から約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の初めての減少でした。
さらに2016年は糖尿病予備群は約1000万人で、
2012年から約100万人減少で、前回と同様の傾向です。
冷静に考えて、糖尿病増加の勢いが、弱まったことになります。
実はずっと増え続けいた炭水化物摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、60.4%から59.4%に減っています。
2010年から2012年にかけては、59.4%から59.2%に減っています。
2012年から2015年にかけて、さらに59.2%から58.4%に減っています。
そして、ずっと減少傾向だった脂質摂取比率が、
2008年から2010年にかけて、24.9%から25.9%に増えているのです。
さらに2010年→2012年→2015年と、25.9→26.2→26.9%と増えています。
炭水化物摂取比率が減少して、脂質摂取比率が増加したことにより、
糖尿病増加の勢いが弱まり、予備軍が減少した要因の可能性があります。
糖質制限食推進派としては、嬉しい数字ですね。
江部康二
2019年06月11日 (火)
こんにちは。
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食講座開催です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/f1409334-8bf9-e9b9-a1bb-5c2313fd07db
2019/6/22(土)15:00~16:30
講義70分間、質疑応答20分間。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
立川教室
お申し込み TEL:042-527-6511
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
講師は江部康二です。
立川教室では、約1年ぶりの講座です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回くらい講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が70分間で質疑応答が20分間です。
東京、関東圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサス・レポート
を発表しました。
その中で『糖質制限食』がエビデンスが最も豊富であるとして
一番積極的に推奨されていたのは、我々糖質セイゲニストにおいては
歴史的快挙と言え、快哉を叫びたい気持ちでした。ヽ(*`▽´)ノ
このように、この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
講師:江部 康二(高雄病院理事長)
江部 康二(高雄病院理事長)
講師詳細
多くの研究論文により、糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。糖質制限食は、日本では、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会は「摂取後、直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」としています。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、合併症の予防は困難です。また糖尿病ではない人においては、糖質摂取によるインスリンの頻回・過剰分泌が、肥満・メタボ・生活習慣病の元凶として、注目されています。(講師記)
<日程・時間>
2019/6/22(土) 15:00~16:30
<受講料(税込)>
会員 3,240円 一般 3,888円
<その他>
席は自由席です。
*個人的な治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
<お申し込み>
TEL:042-527-6511 朝日カルチャーセンター立川教室
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内蔵脂肪がストン!と落ちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食講座開催です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/f1409334-8bf9-e9b9-a1bb-5c2313fd07db
2019/6/22(土)15:00~16:30
講義70分間、質疑応答20分間。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
立川教室
お申し込み TEL:042-527-6511
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
講師は江部康二です。
立川教室では、約1年ぶりの講座です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回くらい講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が70分間で質疑応答が20分間です。
東京、関東圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサス・レポート
を発表しました。
その中で『糖質制限食』がエビデンスが最も豊富であるとして
一番積極的に推奨されていたのは、我々糖質セイゲニストにおいては
歴史的快挙と言え、快哉を叫びたい気持ちでした。ヽ(*`▽´)ノ
このように、この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋です。
糖尿病・メタボ・生活習慣病 と糖質制限食
人類本来の食事・人類の健康食
講師:江部 康二(高雄病院理事長)
江部 康二(高雄病院理事長)
講師詳細
多くの研究論文により、糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。糖質制限食は、日本では、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会は「摂取後、直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」としています。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、合併症の予防は困難です。また糖尿病ではない人においては、糖質摂取によるインスリンの頻回・過剰分泌が、肥満・メタボ・生活習慣病の元凶として、注目されています。(講師記)
<日程・時間>
2019/6/22(土) 15:00~16:30
<受講料(税込)>
会員 3,240円 一般 3,888円
<その他>
席は自由席です。
*個人的な治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
<お申し込み>
TEL:042-527-6511 朝日カルチャーセンター立川教室
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内蔵脂肪がストン!と落ちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2019年06月10日 (月)
【19/06/09 猫
徳島講演、ありがとうございました
板東先生ととも、江部先生、お疲れさまでした。
以前の香川の講演からの参加ですが、内容も日々更新されてるのですね。
時間が味方になり、エビデンスが重厚感を持って感じられました。
また、声を大きくしてはできない内容もチラホラ混ぜながら話されるので、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
質疑応答や先生に参加者の皆さんがお話されてるのを聞いてると、
糖質制限の良さがわかってるのだが、
今一歩踏み出せない人というのが多いのだなと感じました。
私もこの講演に参加させていただき、
今少し気を引き締めていかなければいけないと思った次第です。
これからもよろしくお願いします。】
猫 さん
徳島講演会へのご参加、コメント、ありがとうございます。
たしかに、時間と共に糖質制限食に有利なエビデンスが増えています。
その多くは、英文論文の研究発表で、ニューイングランド・ジャーナルやランセットなどに掲載されて、信頼度もとても高いものです。
それらと共に、講演会のスライドも、ほぼ毎回内容更新しています。
例えば最新の情報として、
2019年4月の米国糖尿病学会「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」
コンセンサス・レポートにおいて、
エビデンスが最も豊富であるとして、糖質制限食が一番積極的に推奨されました。
今後の展開としては、
次回の、米国糖尿病学会のガイドラインの食事療法の項目が、
どういう表現になるかが大変楽しみです。
今回の徳島講演会は
前夜祭に約40名、講演会に105名と大勢の方にご参加頂き、嬉しい限りでした。
板東先生のご尽力、新老人の会の方々の温かいご協力で、
大盛況、大成功でした。
講演会ではアンケートもお願いしたのですが、105名中73名からご回答頂き
約7割の回答率で、こちらも嬉しい限りでした。
アンケートの回答内容も
面白かった、参考になった、わかりやすかった、参加して良かったなどが
ほとんどで、ありがたいことでした。
とても励みになり、次回の講演のモチベーションも上がります。
回答では、約半数の方がすでに糖質制限食実践中でした。
今回の講演会をきっかけに、残りの半数も糖質制限食に取り組んで頂けたなら
講師冥利につきますね。 (^^)
なお、演者2人も司会も早口だったとのご意見も頂きましたので
ゆっくりお話しするよう心がけます。
前夜祭では、板東浩先生のご子息板東正浩先生の三味線独奏があり、
かっこよかったです。
Stand by me
Let it be
Imajine
アンコール
I love you
板東先生のピアノ演奏と私の歌もそれなりに盛り上がり、
年配組もぼちぼちの活躍でした。
前夜祭は『 阿波踊り&ミュージック カフェバーコティ.』
www.coty-awadance-music.com/guide
で、開催されました。
ピアノとドラムスが置いてあり、
音楽好きにはとてもチャーミングなお店です。
徳島、京都から直通バスで約3時間と、遠かったけれども
また来たい街ですね。
板東浩先生、板東正浩先生、新老人の会の皆様、
大変ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
江部康二
徳島講演、ありがとうございました
板東先生ととも、江部先生、お疲れさまでした。
以前の香川の講演からの参加ですが、内容も日々更新されてるのですね。
時間が味方になり、エビデンスが重厚感を持って感じられました。
また、声を大きくしてはできない内容もチラホラ混ぜながら話されるので、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
質疑応答や先生に参加者の皆さんがお話されてるのを聞いてると、
糖質制限の良さがわかってるのだが、
今一歩踏み出せない人というのが多いのだなと感じました。
私もこの講演に参加させていただき、
今少し気を引き締めていかなければいけないと思った次第です。
これからもよろしくお願いします。】
猫 さん
徳島講演会へのご参加、コメント、ありがとうございます。
たしかに、時間と共に糖質制限食に有利なエビデンスが増えています。
その多くは、英文論文の研究発表で、ニューイングランド・ジャーナルやランセットなどに掲載されて、信頼度もとても高いものです。
それらと共に、講演会のスライドも、ほぼ毎回内容更新しています。
例えば最新の情報として、
2019年4月の米国糖尿病学会「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」
コンセンサス・レポートにおいて、
エビデンスが最も豊富であるとして、糖質制限食が一番積極的に推奨されました。
今後の展開としては、
次回の、米国糖尿病学会のガイドラインの食事療法の項目が、
どういう表現になるかが大変楽しみです。
今回の徳島講演会は
前夜祭に約40名、講演会に105名と大勢の方にご参加頂き、嬉しい限りでした。
板東先生のご尽力、新老人の会の方々の温かいご協力で、
大盛況、大成功でした。
講演会ではアンケートもお願いしたのですが、105名中73名からご回答頂き
約7割の回答率で、こちらも嬉しい限りでした。
アンケートの回答内容も
面白かった、参考になった、わかりやすかった、参加して良かったなどが
ほとんどで、ありがたいことでした。
とても励みになり、次回の講演のモチベーションも上がります。
回答では、約半数の方がすでに糖質制限食実践中でした。
今回の講演会をきっかけに、残りの半数も糖質制限食に取り組んで頂けたなら
講師冥利につきますね。 (^^)
なお、演者2人も司会も早口だったとのご意見も頂きましたので
ゆっくりお話しするよう心がけます。
前夜祭では、板東浩先生のご子息板東正浩先生の三味線独奏があり、
かっこよかったです。
Stand by me
Let it be
Imajine
アンコール
I love you
板東先生のピアノ演奏と私の歌もそれなりに盛り上がり、
年配組もぼちぼちの活躍でした。
前夜祭は『 阿波踊り&ミュージック カフェバーコティ.』
www.coty-awadance-music.com/guide
で、開催されました。
ピアノとドラムスが置いてあり、
音楽好きにはとてもチャーミングなお店です。
徳島、京都から直通バスで約3時間と、遠かったけれども
また来たい街ですね。
板東浩先生、板東正浩先生、新老人の会の皆様、
大変ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
江部康二
2019年06月09日 (日)
こんばんは。
膵のう胞が糖質制限食で縮小して、主治医がビックリ。
というとても、嬉しいコメントを、みかんさんから
頂きました。
ありがとうございます。
東京医科歯科大学肝胆膵外科のサイトから以下の緑字部分は、一部引用です。
1.「膵のう胞」と「IPMN」とは?
膵嚢胞(すいのうほう)とは、膵臓の内部や周囲にできる様々な大きさの「袋」のことで、症状はなくCTやMRI検査などにより偶然発見されることの多い病気です。
急性膵炎や慢性膵炎に伴ってできる嚢胞はもちろん良性疾患となりますが、
一方で、炎症とは関連のない「腫瘍性膵のう胞」というものがあります。
膵臓で作られた膵液を十二指腸へと流す膵管の粘膜に「粘液を作る腫瘍細胞」ができ、
この粘液が膵内にたまって袋状に見えるものが「腫瘍性膵のう胞」となります。
従って、まず炎症によりできた「炎症性のう胞」と
腫瘍により分泌された粘液がたまった「腫瘍性膵のう胞」とを区別することが
とても大切です。
以前は「粘液産生性膵腫瘍」などとも呼ばれていましたが、
現在では、少し難しい名称ですが、
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)と粘液性嚢胞腫瘍(MCN)、
漿液性嚢胞腫瘍(SCN)などに分類されています。
頻度はIPMNが圧倒的に多いです。
IPMNでは、良性の段階(過形成や腺種と呼びます)から悪性の段階(通常型の膵癌)まで様々な段階があり、良性から悪性へと変化していくことが知られています。
【19/06/07 みかん
膵嚢胞
2015年 糖尿病が発覚し即入院 退院と同時に江部先生のブログと本を頼りに糖質制限を始めました 当時のHbA1cは14今は5・6前後です ちなみにグリコアルブミンは12・2です 勿論インシュリンも薬も中止です 本当に先生のおかげと心より感謝しています ありがとうございます その時膵嚢胞が見つかりました 癌化しやすいとのことで先日検査したところ 担当の先生が 「見たことも聞いたことも無いが 以前より小さくなっている」と とても驚いていました 手術しなくてもいいそうです これも糖質制限のおかげかなと思っています 本当にありがとうございました。】
【19/06/07 ドクター江部
Re: 膵嚢胞
みかん さん
拙著のご購入、ブログへのアクセス、ありがとうございます。
2015年、HbA1c14% ⇒ 今は5.6%前後。GAは12.2%
インスリンも薬も中止して、今や、HbA1cもGAも基準値内ですね。
素晴らしいです。good job です。
『その時膵嚢胞が見つかりました 癌化しやすいとのことで先日検査したところ
担当の先生が 「見たことも聞いたことも無いが 以前より小さくなっている」と とても驚いていました。
手術しなくてもいいそうです。』
非常に嬉しいサプライズでしたね。
おめでとうございます。】
2015年、膵嚢胞が見つかったときに、癌化しやすいと主治医に説明されていますので
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN) であった可能性が高いです。
膵臓のβ細胞から分泌されているインスリンというのは、なかなかのくせ者で、
ないとヒトは生存できませんが、過剰だとがん、老化、動脈硬化、アルツハイマー病などのリスクとなります。
インスリンそのものが細胞成長促進作用があるので、がん化のリスクにもなると思われます。
今回のみかんさんの場合は、糖質制限食実践により、
細胞成長促進作用のあるインスリンが必要最小限の分泌ですんだと思われ、
それで、膵嚢胞が小さくなった可能性が高いと思います。
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN) は、悪性化しやすいので
要注意なのですが、みかんさんの場合は小さくなっていますので、
悪性化の可能性が現時点でほぼないと言えます。
それは主治医もびっくりされたことでしょう。
とても良い成果ですね。
膵のう胞が糖質制限食で縮小して、主治医がビックリ。
というとても、嬉しいコメントを、みかんさんから
頂きました。
ありがとうございます。
東京医科歯科大学肝胆膵外科のサイトから以下の緑字部分は、一部引用です。
1.「膵のう胞」と「IPMN」とは?
膵嚢胞(すいのうほう)とは、膵臓の内部や周囲にできる様々な大きさの「袋」のことで、症状はなくCTやMRI検査などにより偶然発見されることの多い病気です。
急性膵炎や慢性膵炎に伴ってできる嚢胞はもちろん良性疾患となりますが、
一方で、炎症とは関連のない「腫瘍性膵のう胞」というものがあります。
膵臓で作られた膵液を十二指腸へと流す膵管の粘膜に「粘液を作る腫瘍細胞」ができ、
この粘液が膵内にたまって袋状に見えるものが「腫瘍性膵のう胞」となります。
従って、まず炎症によりできた「炎症性のう胞」と
腫瘍により分泌された粘液がたまった「腫瘍性膵のう胞」とを区別することが
とても大切です。
以前は「粘液産生性膵腫瘍」などとも呼ばれていましたが、
現在では、少し難しい名称ですが、
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)と粘液性嚢胞腫瘍(MCN)、
漿液性嚢胞腫瘍(SCN)などに分類されています。
頻度はIPMNが圧倒的に多いです。
IPMNでは、良性の段階(過形成や腺種と呼びます)から悪性の段階(通常型の膵癌)まで様々な段階があり、良性から悪性へと変化していくことが知られています。
【19/06/07 みかん
膵嚢胞
2015年 糖尿病が発覚し即入院 退院と同時に江部先生のブログと本を頼りに糖質制限を始めました 当時のHbA1cは14今は5・6前後です ちなみにグリコアルブミンは12・2です 勿論インシュリンも薬も中止です 本当に先生のおかげと心より感謝しています ありがとうございます その時膵嚢胞が見つかりました 癌化しやすいとのことで先日検査したところ 担当の先生が 「見たことも聞いたことも無いが 以前より小さくなっている」と とても驚いていました 手術しなくてもいいそうです これも糖質制限のおかげかなと思っています 本当にありがとうございました。】
【19/06/07 ドクター江部
Re: 膵嚢胞
みかん さん
拙著のご購入、ブログへのアクセス、ありがとうございます。
2015年、HbA1c14% ⇒ 今は5.6%前後。GAは12.2%
インスリンも薬も中止して、今や、HbA1cもGAも基準値内ですね。
素晴らしいです。good job です。
『その時膵嚢胞が見つかりました 癌化しやすいとのことで先日検査したところ
担当の先生が 「見たことも聞いたことも無いが 以前より小さくなっている」と とても驚いていました。
手術しなくてもいいそうです。』
非常に嬉しいサプライズでしたね。
おめでとうございます。】
2015年、膵嚢胞が見つかったときに、癌化しやすいと主治医に説明されていますので
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN) であった可能性が高いです。
膵臓のβ細胞から分泌されているインスリンというのは、なかなかのくせ者で、
ないとヒトは生存できませんが、過剰だとがん、老化、動脈硬化、アルツハイマー病などのリスクとなります。
インスリンそのものが細胞成長促進作用があるので、がん化のリスクにもなると思われます。
今回のみかんさんの場合は、糖質制限食実践により、
細胞成長促進作用のあるインスリンが必要最小限の分泌ですんだと思われ、
それで、膵嚢胞が小さくなった可能性が高いと思います。
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN) は、悪性化しやすいので
要注意なのですが、みかんさんの場合は小さくなっていますので、
悪性化の可能性が現時点でほぼないと言えます。
それは主治医もびっくりされたことでしょう。
とても良い成果ですね。
2019年06月07日 (金)
こんばんは
レシピ集のご紹介です。
おかげさまで、第6刷となりました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4816364803/ref
決定版! スグやせ! 糖質オフのラクうまレシピ150 。
大型本 。ナツメ社 (2018/6/14)。
「糖質制限食」が日本中を席巻しています。
過去に流行してきた多くのダイエットとは明らかに違います。
ダイエットブームは、たいていは1~2ヶ月、長くても半年で終わるのですが、
糖質制限食の実践者は若年層から企業のエグゼクティブ層まで広く及び、
関連市場は3000億円を軽く突破しています。
2005年に私が初めて「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」を刊行してから、
どんどん普及していき、今では飲食・食品業界の垣根を越えて、
様々な産業のビジネスモデルまで揺るがし始めています。
本書は糖質制限食レシピの決定版です。
簡単レシピ、つくり置きレシピ、電子レンジレシピなど、さまざまな糖質制限レシピが満載です。
おすすめの献立例など、「知りたい情報」も載せてあります。
これから糖質制限を始めたい人だけでなく、挫折したけれど再開したい人にもおおいに役立つと思います。
「糖質オフ」でやせる理由や、実践のポイントを説明し、ボリューム満点で満足度の高いレシピを採用しました。
2つの材料で作れるスグできレシピ、市販品を活用したレシピ、
野菜もたっぷりとれる鍋・煮込み・スープレシピも盛り込みました。
様々な食材、外食メニュー、市販食品の糖質量を掲載し、
QR コードをつけ、外出先でもスマホで簡単に確認できるようにしてあります。
このようにとても使いやすくて内容豊富なレシピ集ですので、
皆様の美味しく楽しい糖質制限ライフのお役に立てれば幸いと思っています。
江部康二
商品の説明
内容紹介
もはや定番となった「糖質制限ダイエット」。
本書はその決定版です。
糖質オフでやせる仕組みから、目標やライフスタイルごとの食事法・献立例、
そして簡単でおいしいレシピまで、糖質オフダイエットを成功させるための情報が満載!
これから糖質オフをはじめたい人だけでなく、
挫折してしまったけれど再開したい人にも役立つ1冊です。
●自分にピッタリな食事法が見つかる!
糖質オフ生活を成功させるコツ、続けるコツは、自分にあった方法を見つけること。
本書では、しっかりやせたい人、ゆるやかにやせたい人、現状をキープしたい人、
それぞれにピッタリの食事法や献立例を、様々なライフスタイルごとにアドバイス。
・共働きで忙しく時間が限られている場合
・夫婦で3食作って食べる場合
・子育てに追われて作る時間がない場合
・一人暮らしでキッチンが狭い場合
など、様々なケースを紹介していますので、参考にしてください。
●簡単でおいしいレシピが満載!バリエレシピも豊富で飽きない!
たっぷり食べてOKなメインおかずとサブおかず、
お弁当にも大活躍の作りおきレシピ&時短レシピ、
1品で栄養バランス満点な鍋料理・煮込み・スープ、
お酒にピッタリな超ラクおつまみレシピまで、
あなたの糖質オフダイエットを成功させるおいしいレシピが満載。
おいしく作るコツもていねいに解説しているので、誰でも失敗なく作れます。
また、ちょっと目先を変えたいときにピッタリなバリエレシピも掲載。飽きずに続けられます。
●ひと目でわかる、糖質量、たんぱく質量、エネルギー量
糖質量やたんぱく質量、エネルギー量、調理時間や冷凍・冷蔵保存などの情報は、
ひと目でわかるようアイコンで表示しています。
●外出先でもチェックできる!主な食材の糖質量
QRコードからアクセスすることで、
本書に掲載している食材糖質量を、外出先でもスマホで確認できます。
糖質オフ向きの食材をメインに掲載していますので、お買物の際などに活用してください。
※スマートフォンのみで動作を確認しております。
携帯電話ではご覧になれない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
【目次】
Part1 糖質オフはなぜやせる?基本をおさらいしましょう
Part2 おいしい!ボリューム満点!毎日の糖質オフおかず
Part3 スグでき!糖質オフの作りおきレシピ&時短レシピ
Part4 1品で栄養バランス満点!糖質オフの鍋料理・煮込み・スープ
Part5 お酒もガマンしない!糖質オフの超ラクおつまみレシピ
【著者紹介】(フリ仮名) 江部康二(エベ コウジ)
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
1950年京都府生まれ。1974年京都大学医学部卒業、京都大学胸部疾患研究所で研修。
1978年より高雄病院に医局長として勤務。1999年に高尾病院に糖質制限食を導入し、
2000年理事長就任、2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
主な著書・監修書に『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』『なぜ糖質制限をすると
糖尿病がよくなるのか』(ナツメ社)、『江部康二の糖質制限革命』(東洋経済新報社)などがある。
金丸絵里加(カナマル エリカ)
料理家、管理栄養士、フードコーディネーター。
玉川大学卒業後、女子栄養大学で講師を務める。
おいしく食べていたら「ついでに健康になっていた」そんな健康的で手軽に作れる料理を提案している。
栄養指導やダイエットアドバイスを得意とし、雑誌やTVなどのメディアをはじめ、
レストランや旅館、ホテルなどでのメニュー開発、症状に合わせたレシピ作成なども行なっている。
著書に『「糖質オフ」パンでおいしく満足!クラウドブレッドレシピ』(河出書房新社)、
『ここまでできる!まな板いらずの絶品レシピ』(家の光協会)などがある。
内容(「BOOK」データベースより)
おいしい糖質オフレシピが満載!献立例も豊富だから、メニューの組み合わせもラクラク♪もう挫折しない!自分にあった、
糖質オフの正しい食事法が見つかる!
レシピ集のご紹介です。
おかげさまで、第6刷となりました。

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決定版! スグやせ! 糖質オフのラクうまレシピ150 。
大型本 。ナツメ社 (2018/6/14)。
「糖質制限食」が日本中を席巻しています。
過去に流行してきた多くのダイエットとは明らかに違います。
ダイエットブームは、たいていは1~2ヶ月、長くても半年で終わるのですが、
糖質制限食の実践者は若年層から企業のエグゼクティブ層まで広く及び、
関連市場は3000億円を軽く突破しています。
2005年に私が初めて「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」を刊行してから、
どんどん普及していき、今では飲食・食品業界の垣根を越えて、
様々な産業のビジネスモデルまで揺るがし始めています。
本書は糖質制限食レシピの決定版です。
簡単レシピ、つくり置きレシピ、電子レンジレシピなど、さまざまな糖質制限レシピが満載です。
おすすめの献立例など、「知りたい情報」も載せてあります。
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「糖質オフ」でやせる理由や、実践のポイントを説明し、ボリューム満点で満足度の高いレシピを採用しました。
2つの材料で作れるスグできレシピ、市販品を活用したレシピ、
野菜もたっぷりとれる鍋・煮込み・スープレシピも盛り込みました。
様々な食材、外食メニュー、市販食品の糖質量を掲載し、
QR コードをつけ、外出先でもスマホで簡単に確認できるようにしてあります。
このようにとても使いやすくて内容豊富なレシピ集ですので、
皆様の美味しく楽しい糖質制限ライフのお役に立てれば幸いと思っています。
江部康二
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内容紹介
もはや定番となった「糖質制限ダイエット」。
本書はその決定版です。
糖質オフでやせる仕組みから、目標やライフスタイルごとの食事法・献立例、
そして簡単でおいしいレシピまで、糖質オフダイエットを成功させるための情報が満載!
これから糖質オフをはじめたい人だけでなく、
挫折してしまったけれど再開したい人にも役立つ1冊です。
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糖質オフ生活を成功させるコツ、続けるコツは、自分にあった方法を見つけること。
本書では、しっかりやせたい人、ゆるやかにやせたい人、現状をキープしたい人、
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・共働きで忙しく時間が限られている場合
・夫婦で3食作って食べる場合
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など、様々なケースを紹介していますので、参考にしてください。
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お弁当にも大活躍の作りおきレシピ&時短レシピ、
1品で栄養バランス満点な鍋料理・煮込み・スープ、
お酒にピッタリな超ラクおつまみレシピまで、
あなたの糖質オフダイエットを成功させるおいしいレシピが満載。
おいしく作るコツもていねいに解説しているので、誰でも失敗なく作れます。
また、ちょっと目先を変えたいときにピッタリなバリエレシピも掲載。飽きずに続けられます。
●ひと目でわかる、糖質量、たんぱく質量、エネルギー量
糖質量やたんぱく質量、エネルギー量、調理時間や冷凍・冷蔵保存などの情報は、
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●外出先でもチェックできる!主な食材の糖質量
QRコードからアクセスすることで、
本書に掲載している食材糖質量を、外出先でもスマホで確認できます。
糖質オフ向きの食材をメインに掲載していますので、お買物の際などに活用してください。
※スマートフォンのみで動作を確認しております。
携帯電話ではご覧になれない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
【目次】
Part1 糖質オフはなぜやせる?基本をおさらいしましょう
Part2 おいしい!ボリューム満点!毎日の糖質オフおかず
Part3 スグでき!糖質オフの作りおきレシピ&時短レシピ
Part4 1品で栄養バランス満点!糖質オフの鍋料理・煮込み・スープ
Part5 お酒もガマンしない!糖質オフの超ラクおつまみレシピ
【著者紹介】(フリ仮名) 江部康二(エベ コウジ)
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
1950年京都府生まれ。1974年京都大学医学部卒業、京都大学胸部疾患研究所で研修。
1978年より高雄病院に医局長として勤務。1999年に高尾病院に糖質制限食を導入し、
2000年理事長就任、2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
主な著書・監修書に『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』『なぜ糖質制限をすると
糖尿病がよくなるのか』(ナツメ社)、『江部康二の糖質制限革命』(東洋経済新報社)などがある。
金丸絵里加(カナマル エリカ)
料理家、管理栄養士、フードコーディネーター。
玉川大学卒業後、女子栄養大学で講師を務める。
おいしく食べていたら「ついでに健康になっていた」そんな健康的で手軽に作れる料理を提案している。
栄養指導やダイエットアドバイスを得意とし、雑誌やTVなどのメディアをはじめ、
レストランや旅館、ホテルなどでのメニュー開発、症状に合わせたレシピ作成なども行なっている。
著書に『「糖質オフ」パンでおいしく満足!クラウドブレッドレシピ』(河出書房新社)、
『ここまでできる!まな板いらずの絶品レシピ』(家の光協会)などがある。
内容(「BOOK」データベースより)
おいしい糖質オフレシピが満載!献立例も豊富だから、メニューの組み合わせもラクラク♪もう挫折しない!自分にあった、
糖質オフの正しい食事法が見つかる!
2019年06月06日 (木)
老後の備え、ドクター江部の糖質制限
https://www.asahiculture.jp/course/nagoya/e2edeb70-46b1-30df-4f5e-5c3324b09fd4
2019/6/16(日)13:30~15:00
講義70分間、質疑応答20分間。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
名古屋教室
お申し込み TEL:052-249-5553
こんにちは。
朝日カルチャーセンター名古屋教室にて
糖質制限食講座開催です。
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
講師は江部康二です。
この数年間、糖質制限食の発展という意味ではとても大きな変化がありました。
年間30回くらい講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が70分間で質疑応答が20分間です。
名古屋・東海・中部方面の方々のご参加をお待ちしております。
老化予防・糖尿病・メタボ・生活習慣病などのお話をします。
糖化と老化とAGEsのお話もします。
果物の果糖はAGEsを生じやすく危険ということにも言及します。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
さらに、米国糖尿病学会は、2019年4月、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」
コンセンサス・レポートを発表しました。
その中で、エビデンスが最も豊富であるとして、
糖質制限食が一番積極的に推奨されています。
大きな進歩であり、嬉しいサプライズでした。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長(当時)
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授(当時)
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター名古屋教室のサイトから一部抜粋です。
老後の備え、ドクター江部の糖質制限
講師:江部 康二(高雄病院理事長)
糖質制限食はいまや広く普及し、米国糖尿病学会は「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明」を改訂するなど、
世界的なスタンダードに。第一人者が長い人生を楽しむ視点から糖質制限を解説。
<日程・時間>
2019/6/16(日) 13:30~15:00
<受講料(税込)>
会員 3,078円 一般 3,618円
<設備費(税込)>162円
<お申し込み>
TEL:052-249-5553 朝日カルチャーセンター名古屋教室
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2019年06月05日 (水)
【19/06/04 西川潤子
江部先生の講演を聞いてみたい!
先生のご本で勉強させていただいている眼科医です。
6月9日の徳島入りを検討していたのですが、往復7,8時間要する、とわかり、断念しました。
糖尿病患者さんに栄養指導をしても、結果が出ず、
透析や、コントロールの悪化に悩んでいました。
糖質制限を数か月前に知ってから、患者さんには、肉魚何ぼ食べてもいいから、
白米、パン、うどん、焼きそばたべるな!を声を大にして、指導しております。
先生のお話を直に聴く機会があれば、ぜひ、参加したいと願っております。
大阪近辺での講演ご予定は、近々ありますでしょうか。ご教授お願い申し上げます。】
こんにちは。
眼科医の西川潤子先生から、コメントを頂きました。
ありがとうございます。
確かに、糖尿病網膜症の患者さんが、糖尿病内科から眼科に紹介されたとしても、
食事は「従来の糖尿病食(低カロリー高糖質食)」です。
これでは眼科医がいくら努力しても、「糖質摂取+薬物療法」による
『血糖値の乱高下と酸化ストレス』は防ぎようがないので
糖尿病網膜症も悪化の一途を辿るしかありません。
また従来の糖尿病治療において、短期間でHbA1cが急速に改善すると、
かえって糖尿病網膜症が悪化することが知られていますが、
やはり、血糖値の乱高下による多大な酸化ストレスリスクのためと思われます。
確かに、インスリン注射やSU剤などにより急速に血糖値が改善した場合、
改善速度が速いほど、網膜症の悪化率が高かったという論文報告があります。
実際に日常臨床上、糖尿人を診察しておられる医師においては
経験があることと思われます。
とは言え、一時的な悪化はあっても、
長期的には血糖コントロールが良い方が網膜症にも良いということも報告されています。
それでは 糖質制限食によって、血糖値が急速に改善した場合はどうなのでしょう?
網膜症の悪化や眼底出血の心配はないのでしょうか?
実は当初、私達も糖質制限食で
インスリン注射以上に速やかに血糖コントロールが良くなるので、
このことを懸念していました。
幸い、1999年、高雄病院で糖質制限食開始以来の経験で、
糖質制限食による改善では基本的に網膜症の悪化はありませんでしたので、
今は全く心配はしていません。
しかし、
(A)インスリン注射やSU剤による急速なHbA1c改善:網膜症悪化や眼底出血あり。
何故、網膜症の悪化や眼底出血があるのか、現時点では原因不明。
(B)糖質制限によるより急速なHbA1c改善:網膜症の悪化なし
こちらも、何故、網膜症が悪化しないのか現時点では理由は不明。
同じようにHbA1cが改善するのに、なぜこうも違うのか、疑問が残ります。
平均血糖値(HbA1c)が同じように良くなるにもかかわらず、
インスリンやSU剤の投与による場合と糖質制限食による場合で、
このように明暗がわかれるのには、必ず理由があるはずです。
それで、以下、あくまでも仮説ですが考察してみました。
以前は、長年にわたって血糖コントロールの評価基準として、
空腹時血糖値とHbA1cが使用されてきました。
しかし、近年の信頼度の高い研究により、空腹時血糖値とHbA1cがコントロール良好でも、
糖尿病合併症は防げないことがわかってきたのです。
それどころか、糖質を普通に摂取しながら、インスリン注射やSU剤で厳格に治療すると、
総死亡率が上昇するという信頼度の高いエビデンスが報告されました。(*)
すなわち、食後高血糖と平均血糖変動幅の増大が、最大の酸化ストレスリスクであり、
糖尿病合併症の元凶ということがわかってきたのです。
空腹時血糖値とHbA1cだけによる評価では、
食後高血糖と平均血糖変動幅の増大は全く知ることができないのです。
人体は、酸化反応と抗酸化反応のバランスがとれていると、正常に機能します。
酸化反応が抗酸化反応を上まわった状態を酸化ストレスといいます。
酸化ストレスが、糖尿病合併症・動脈硬化・老化・癌・アルツハイマー・パーキンソン等、様々な疾病の元凶とされています。
このことは、世界中の医学界において、認められています。
糖質を普通に摂取しながら、インスリンやSU剤で厳格に治療して
HbA1cを急速に下げると、低血糖も生じやすくなるし、
平均血糖変動幅の増大も必発となります。
つまり、(A)の場合は、見かけ上はHbA1cは急速に改善したように見えても、
その実態は、「低血糖」と「平均血糖変動幅増大」という最大の酸化ストレスリスクをともなう『質の悪いHbA1c』だったのです。
従って、網膜症悪化や眼底出血を生じた可能性が高いのです。
世界的眼科外科医の深作秀春先生も私と同意見で、以下のコメントを頂きました。(**)
『まだ、糖尿病性網膜症が軽いので、糖尿病内科の専門医に糖尿病治療を委ねましょうと紹介します。
そして、内服薬やインシュリンなどを使って、
内科医は急速に血糖を下げようとするのです。
食事療法でカロリー制限もしていますが、糖質のご飯は同様に食べさせています。
つまり、ご飯を食べて高血糖になり、
それをインシュリンで無理やり下げると言う
「血糖のジェットコースター」状態となります。
その結果1か月もすると、糖尿病性網膜症は良くなるどころか、
どんどん悪化しているのです。』
一方、(B)糖質制限食でHbA1cが改善した場合には、
薬も使用していないので、「低血糖」も「平均血糖変動幅増大」もない『質のいいHbA1c』なのです。
そのため急速なHbA1c改善にもかかわらず、網膜症の悪化がないと考えられます。
これらにより、糖質制限食の場合、急速な血糖値改善にもかかわらず、
網膜症の悪化が生じにくいと考えられます。
既にインスリン注射やSU剤を内服していて、ある時に糖質制限食を開始して、
血糖値・HbA1cが急速に改善していく場合も、
インスリン注射やSU剤の量は基本的に減量されていくし、
代謝全般も改善されていくので、糖尿病網膜症は起こりにくいと思います。
糖質を摂取して、インスリンやSU剤の効能だけに依存して血糖値を下げた場合と、
糖質制限食で薬物に頼らずに自然に血糖値が改善した場合との差、
すなわち「低血糖、食後高血糖、平均血糖変動幅増大」の酸化ストレスリスクが、
両者で全く異なることがお解りいただけたでしょうか。
なお、過去の高血糖のため、すでに糖尿病網膜症が存在している時は、
糖質制限食で血糖コントロール良好を維持していれば糖尿病網膜症の進行は、
徐々に止まると思います。
そして時間をかけて、ある程度改善する可能性はあります。
しかし、糖質制限食で血糖コントロール良好となっても、
既存の糖尿病網膜症が、メキメキ治るわけではありませんので、念のため。
それから、一定の糖尿病罹病期間があって、血糖コントロールが悪かったけれど、
その時点では網膜症はないと言われていた人が、
糖質制限食を開始して血糖コントロール良好となり、
数ヶ月後眼底検査をしたら軽症単純網膜症が発見された、
というようなことがまれにあります。
これは糖質制限食開始時点で既に潜在的な網膜症はあったのが、
時間的経過で顕在化したもので、高血糖の記憶(***)によるものと思われます。
すなわち糖質制限食で網膜症になったのではなく、
過去の高血糖の借金が顕在化したものと思われます。
以上、仮説の段階ではありますが、それなりに説得力のある説明と自負しています。
(*)2011/07/18 の本ブログ記事
「ACCORD試験の死亡リスクと低血糖とSMBGサブ解析2011」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1741.html
をご参照ください。
(**)2016年05月09日 (月)の本ブログ記事
「眼科・深作秀春先生のコメント。糖尿病専門医の治療で網膜症が悪化。」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3791.html
をご参照ください。
(***)2010-11-14のブログ
「高血糖の記憶とAGE」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1432.html
をご参照ください。
江部康二
江部先生の講演を聞いてみたい!
先生のご本で勉強させていただいている眼科医です。
6月9日の徳島入りを検討していたのですが、往復7,8時間要する、とわかり、断念しました。
糖尿病患者さんに栄養指導をしても、結果が出ず、
透析や、コントロールの悪化に悩んでいました。
糖質制限を数か月前に知ってから、患者さんには、肉魚何ぼ食べてもいいから、
白米、パン、うどん、焼きそばたべるな!を声を大にして、指導しております。
先生のお話を直に聴く機会があれば、ぜひ、参加したいと願っております。
大阪近辺での講演ご予定は、近々ありますでしょうか。ご教授お願い申し上げます。】
こんにちは。
眼科医の西川潤子先生から、コメントを頂きました。
ありがとうございます。
確かに、糖尿病網膜症の患者さんが、糖尿病内科から眼科に紹介されたとしても、
食事は「従来の糖尿病食(低カロリー高糖質食)」です。
これでは眼科医がいくら努力しても、「糖質摂取+薬物療法」による
『血糖値の乱高下と酸化ストレス』は防ぎようがないので
糖尿病網膜症も悪化の一途を辿るしかありません。
また従来の糖尿病治療において、短期間でHbA1cが急速に改善すると、
かえって糖尿病網膜症が悪化することが知られていますが、
やはり、血糖値の乱高下による多大な酸化ストレスリスクのためと思われます。
確かに、インスリン注射やSU剤などにより急速に血糖値が改善した場合、
改善速度が速いほど、網膜症の悪化率が高かったという論文報告があります。
実際に日常臨床上、糖尿人を診察しておられる医師においては
経験があることと思われます。
とは言え、一時的な悪化はあっても、
長期的には血糖コントロールが良い方が網膜症にも良いということも報告されています。
それでは 糖質制限食によって、血糖値が急速に改善した場合はどうなのでしょう?
網膜症の悪化や眼底出血の心配はないのでしょうか?
実は当初、私達も糖質制限食で
インスリン注射以上に速やかに血糖コントロールが良くなるので、
このことを懸念していました。
幸い、1999年、高雄病院で糖質制限食開始以来の経験で、
糖質制限食による改善では基本的に網膜症の悪化はありませんでしたので、
今は全く心配はしていません。
しかし、
(A)インスリン注射やSU剤による急速なHbA1c改善:網膜症悪化や眼底出血あり。
何故、網膜症の悪化や眼底出血があるのか、現時点では原因不明。
(B)糖質制限によるより急速なHbA1c改善:網膜症の悪化なし
こちらも、何故、網膜症が悪化しないのか現時点では理由は不明。
同じようにHbA1cが改善するのに、なぜこうも違うのか、疑問が残ります。
平均血糖値(HbA1c)が同じように良くなるにもかかわらず、
インスリンやSU剤の投与による場合と糖質制限食による場合で、
このように明暗がわかれるのには、必ず理由があるはずです。
それで、以下、あくまでも仮説ですが考察してみました。
以前は、長年にわたって血糖コントロールの評価基準として、
空腹時血糖値とHbA1cが使用されてきました。
しかし、近年の信頼度の高い研究により、空腹時血糖値とHbA1cがコントロール良好でも、
糖尿病合併症は防げないことがわかってきたのです。
それどころか、糖質を普通に摂取しながら、インスリン注射やSU剤で厳格に治療すると、
総死亡率が上昇するという信頼度の高いエビデンスが報告されました。(*)
すなわち、食後高血糖と平均血糖変動幅の増大が、最大の酸化ストレスリスクであり、
糖尿病合併症の元凶ということがわかってきたのです。
空腹時血糖値とHbA1cだけによる評価では、
食後高血糖と平均血糖変動幅の増大は全く知ることができないのです。
人体は、酸化反応と抗酸化反応のバランスがとれていると、正常に機能します。
酸化反応が抗酸化反応を上まわった状態を酸化ストレスといいます。
酸化ストレスが、糖尿病合併症・動脈硬化・老化・癌・アルツハイマー・パーキンソン等、様々な疾病の元凶とされています。
このことは、世界中の医学界において、認められています。
糖質を普通に摂取しながら、インスリンやSU剤で厳格に治療して
HbA1cを急速に下げると、低血糖も生じやすくなるし、
平均血糖変動幅の増大も必発となります。
つまり、(A)の場合は、見かけ上はHbA1cは急速に改善したように見えても、
その実態は、「低血糖」と「平均血糖変動幅増大」という最大の酸化ストレスリスクをともなう『質の悪いHbA1c』だったのです。
従って、網膜症悪化や眼底出血を生じた可能性が高いのです。
世界的眼科外科医の深作秀春先生も私と同意見で、以下のコメントを頂きました。(**)
『まだ、糖尿病性網膜症が軽いので、糖尿病内科の専門医に糖尿病治療を委ねましょうと紹介します。
そして、内服薬やインシュリンなどを使って、
内科医は急速に血糖を下げようとするのです。
食事療法でカロリー制限もしていますが、糖質のご飯は同様に食べさせています。
つまり、ご飯を食べて高血糖になり、
それをインシュリンで無理やり下げると言う
「血糖のジェットコースター」状態となります。
その結果1か月もすると、糖尿病性網膜症は良くなるどころか、
どんどん悪化しているのです。』
一方、(B)糖質制限食でHbA1cが改善した場合には、
薬も使用していないので、「低血糖」も「平均血糖変動幅増大」もない『質のいいHbA1c』なのです。
そのため急速なHbA1c改善にもかかわらず、網膜症の悪化がないと考えられます。
これらにより、糖質制限食の場合、急速な血糖値改善にもかかわらず、
網膜症の悪化が生じにくいと考えられます。
既にインスリン注射やSU剤を内服していて、ある時に糖質制限食を開始して、
血糖値・HbA1cが急速に改善していく場合も、
インスリン注射やSU剤の量は基本的に減量されていくし、
代謝全般も改善されていくので、糖尿病網膜症は起こりにくいと思います。
糖質を摂取して、インスリンやSU剤の効能だけに依存して血糖値を下げた場合と、
糖質制限食で薬物に頼らずに自然に血糖値が改善した場合との差、
すなわち「低血糖、食後高血糖、平均血糖変動幅増大」の酸化ストレスリスクが、
両者で全く異なることがお解りいただけたでしょうか。
なお、過去の高血糖のため、すでに糖尿病網膜症が存在している時は、
糖質制限食で血糖コントロール良好を維持していれば糖尿病網膜症の進行は、
徐々に止まると思います。
そして時間をかけて、ある程度改善する可能性はあります。
しかし、糖質制限食で血糖コントロール良好となっても、
既存の糖尿病網膜症が、メキメキ治るわけではありませんので、念のため。
それから、一定の糖尿病罹病期間があって、血糖コントロールが悪かったけれど、
その時点では網膜症はないと言われていた人が、
糖質制限食を開始して血糖コントロール良好となり、
数ヶ月後眼底検査をしたら軽症単純網膜症が発見された、
というようなことがまれにあります。
これは糖質制限食開始時点で既に潜在的な網膜症はあったのが、
時間的経過で顕在化したもので、高血糖の記憶(***)によるものと思われます。
すなわち糖質制限食で網膜症になったのではなく、
過去の高血糖の借金が顕在化したものと思われます。
以上、仮説の段階ではありますが、それなりに説得力のある説明と自負しています。
(*)2011/07/18 の本ブログ記事
「ACCORD試験の死亡リスクと低血糖とSMBGサブ解析2011」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1741.html
をご参照ください。
(**)2016年05月09日 (月)の本ブログ記事
「眼科・深作秀春先生のコメント。糖尿病専門医の治療で網膜症が悪化。」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3791.html
をご参照ください。
(***)2010-11-14のブログ
「高血糖の記憶とAGE」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1432.html
をご参照ください。
江部康二
2019年06月04日 (火)
こんにちは。
2019年7月19日(金)、東京・池袋にて、日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催します。
メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。
小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました (*^^)v
第10回目となる今回のテーマは、
「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
ロア・レギュームさんの低糖質ダコワーズ、以前私もいただいたことがあります。
ボリュームたっぷりで、生地もクリームも美味しかったです^^v
定員は16名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
*********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。
2019年7月19日(金)、東京にて低糖質スイーツ教室を開催いたします。
今回のテーマは、 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
表面はサクッと、なかはふんわり、口に入れるとシュワ~ッと・・と、不思議な食感が特徴のダコワーズ。
メレンゲとアーモンドプードル(アーモンドパウダー)が生地のベースのため、甘味料を使用することで、低糖質に仕上げることができます。
メレンゲ作りのコツをマスターして、作り置きできる低糖質スイーツのレパートリーを増やしていきましょう。
サンドするクリームはバタークリーム。こちらも低糖質のクリームとしておススメです。
プレーンのバタークリームへプラスするものによって、味はもちろん、カラフルな色の変化も楽しめます。
また、ダコワーズ作りで残った卵黄の活用にもぴったりの、「クリームブリュレ」作りをデモンストレーションでご紹介いたします。
血糖値が気になってお菓子を控えているという方、安心の低糖質スイーツを作りたいという方、お菓子作りが初めてという方も、是非ご参加ください。
首都圏にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。
☆5/18(土)に開催した京都教室と同じ内容です。
ダコワーズは、デモ・実習・試食を、クリームブリュレはデモ・試食を予定しております。
◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(東京)』
第10回 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」
◆日時: 2019年7月19日(金) 13:00~15:40頃 ※開場・受付は12:45~
◆会場: IKE・Biz としま産業振興プラザ 5F料理実習室
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4
池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分
http://www.toshima-plaza.jp/access/
♪講師:
・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ
・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者
◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円
◆定員・対象: 16名様 ・一般(18歳以上)
◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散
◆ご持参いただくもの:
エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。
■お申し込み方法:
※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。
★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に「7/19東京スイーツ教室、参加希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking
◆その他
・予約制です。当日参加はできません。
・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。
・お申し込み後、キャンセルされる場合は、7月15日(月)までにご連絡ください。
7月16日(火)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。
・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。
・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
2019年7月19日(金)、東京・池袋にて、日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催します。
メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。
小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました (*^^)v
第10回目となる今回のテーマは、
「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
ロア・レギュームさんの低糖質ダコワーズ、以前私もいただいたことがあります。
ボリュームたっぷりで、生地もクリームも美味しかったです^^v
定員は16名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
*********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。
2019年7月19日(金)、東京にて低糖質スイーツ教室を開催いたします。
今回のテーマは、 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」です。
表面はサクッと、なかはふんわり、口に入れるとシュワ~ッと・・と、不思議な食感が特徴のダコワーズ。
メレンゲとアーモンドプードル(アーモンドパウダー)が生地のベースのため、甘味料を使用することで、低糖質に仕上げることができます。
メレンゲ作りのコツをマスターして、作り置きできる低糖質スイーツのレパートリーを増やしていきましょう。
サンドするクリームはバタークリーム。こちらも低糖質のクリームとしておススメです。
プレーンのバタークリームへプラスするものによって、味はもちろん、カラフルな色の変化も楽しめます。
また、ダコワーズ作りで残った卵黄の活用にもぴったりの、「クリームブリュレ」作りをデモンストレーションでご紹介いたします。
血糖値が気になってお菓子を控えているという方、安心の低糖質スイーツを作りたいという方、お菓子作りが初めてという方も、是非ご参加ください。
首都圏にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。
☆5/18(土)に開催した京都教室と同じ内容です。
ダコワーズは、デモ・実習・試食を、クリームブリュレはデモ・試食を予定しております。
◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(東京)』
第10回 「低糖質ダコワーズとクリームブリュレ」
◆日時: 2019年7月19日(金) 13:00~15:40頃 ※開場・受付は12:45~
◆会場: IKE・Biz としま産業振興プラザ 5F料理実習室
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4
池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分
http://www.toshima-plaza.jp/access/
♪講師:
・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ
・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者
◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円
◆定員・対象: 16名様 ・一般(18歳以上)
◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散
◆ご持参いただくもの:
エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。
■お申し込み方法:
※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。
★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に「7/19東京スイーツ教室、参加希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking
◆その他
・予約制です。当日参加はできません。
・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。
・お申し込み後、キャンセルされる場合は、7月15日(月)までにご連絡ください。
7月16日(火)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。
・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。
・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
2019年06月03日 (月)
こんにちは。
「糖質制限食」という言葉は随分浸透してきましたが、
それでは糖質はどこまで減らせるのでしょう?
まず、理論的に考察すると、
人体内で合成できない必須アミノ酸、必須脂肪酸、必須ビタミン、必須ミネラルは
食事から摂る必要があります。
一方、必須糖質と呼ばれる物質は存在しません。
糖質摂取ゼロでも、肝臓でアミノ酸・乳酸・グリセロールなどから糖新生して
ブドウ糖を確保できるからです。
血糖を必ず基準値に保つ必要があるのは、赤血球のためです。
赤血球はミトコンドリアを持っていないので、ブドウ糖しかエネルギー源にできません。
脳は、ミトコンドリアを持っているので、ブドウ糖とケトン体をエネルギー源にできます。
国際食事エネルギーコンサルテーショングループの報告では、
「炭水化物(この場合は糖質とほぼ同義)の理論的な最小必要量はゼロである」(*)
と明記されています。
すなわち、理論的には、ヒトは糖質摂取ゼロで生きていけることになります。
しかしながら、哺乳類の中でヒトとサルとモルモットだけが、ビタミンCを作れません。
従って、食事からビタミンCを摂取しなくてはなりません。
進化の過程の食生活を通して、そのような身体を獲得したと考えられます。
それでは年間を通して、食べることができるビタミンC源には
どのようなものがあるでしょう。
チンパンジーと分岐して以降約700万年間、人類は狩猟・採集を生業としており、
日常的な食料は、魚貝類、小動物や動物の肉・内臓・骨・骨髄、
野草、野菜、キノコ、海藻、昆虫などです。
ときどき食べることができたのは、
ナッツ類(種実類)、果物、山芋・百合根などの根茎類でしょうか。
上記のなかで、ビタミンCが豊富なのは、野草、野菜、果物です。
果物は、実りの秋といいますが、実は年間通して旬の物があります。
ただ野生種で小さいし、木になる果物は、サルやチンパンジーなどと競合しており、
樹上生活者の猿のおこぼれくらいが人類の手に入ったのでしょうが、
日常的なビタミンC補充には、足らなかったと思います。
野イチゴなどが、人類の先祖のほうが手に入れやすかったと思いますが、少量でしょう。
その点、野草は年間通して、確実に獲得できるビタミンC供給源だった可能性があります。
種子類のなかでは、シイ、ギンナン、クリなどにはビタミンCが豊富に含まれています。
ともあれ、農耕前の人類は野草、果物、ナッツ類などから、
年間を通してビタミンCを補充していたのでしょう。
サルも基本的には、ヒトと同じような食物からビタミンCを摂取していたのだとと思いますが、
果物獲得に関してはヒトより有利ですね。
モルモットは完全な草食性動物で、野生では、野草や草の実、穀類などを食べています。
モルモットの場合は、ビタミンCの供給源は、ほとんど野草だったと考えられます。
このように考えてくると、ヒトにおいても、
野草がビタミンC補給には、一番頼りになっていた気がします。
結論としては、ビタミンCを補充するための食材(野草、果物、ナッツ)には、
少量ながらも必ず糖質が含まれているということになります。
従って、理論的に糖質ゼロでOKでも、人類700万年間の進化の過程で、
現実には充分量のビタミンCを得るためには
糖質(野草、果物、ナッツ)も必然的に摂取していたこととなります。
従って、人類において、
理論的には必須糖質はゼロでも、
現実には少量の糖質を必然的に摂取していたということです。
高雄病院で推奨する「スーパー糖質制限食」ですが、
給食のメニューにおいて、
葉野菜などを中心に約「8~15g」くらいの糖質が含まれています。
その野菜分でビタミンCや食物繊維も補充できるので、サプリは要らないのです。
糖質が約「8~15g」と少量なのは、食後高血糖予防や平均血糖変動幅増大予防、
そしてインスリン過剰追加分泌を抑えるためです。
ちなみに、生肉・生魚が主食のころのイヌイットは、
野菜と果物摂取がほぼなしで、ビタミンC不足であり、
イヌイットの血中ビタミンC濃度は、壊血病危険ラインの0.2mg/dl未満の場合も多く、
歯肉出血が高率に見られたそうです。
イヌイットの場合は、血中ビタミンC濃度が低値であることは、
壊血病と新生児高チロシン血症のリスクを高めていました。(**)
しかし、イヌイットが壊血病で死亡することはありませんでした。
一方、イヌイットレベルの血中ビタミンC濃度だと、
大航海時代(15世紀中ばから17世紀中ば)、
ヨーロッパからアフリカ、アジアなど長距離を航海する際に、
多くの船員が壊血病で亡くなっています。
ビタミンCには様々な効果がありますが、「抗酸化作用」も重要な役割です。
イヌイットは、生魚・生肉の伝統的食生活時代は、
<高血糖、血糖変動幅増大、高インスリン血症>という酸化ストレスリスクの三悪が、
ほぼなかったので、ビタミンCの必要量も節約できていたものと思われます。
従いまして、糖質セイゲニストにおいては、かつてのイヌイットと同様に
酸化ストレスが少ないので、ビタミンC必要量も少なくてすむ可能性があります。
しかしながら理論的には兎も角として、
私自身は食物繊維とビタミンC補給を兼ねて、しっり野菜も食べています。
(*)
Eur J Clin Nutr. 1999 Apr;53 Suppl 1:S177-8.
Report of the IDECG Working Group on lower and upper limits
of carbohydrate and fat intake. International Dietary Energy
Consultative Group. Bier DM, Brosnan JT, Flatt JP, Hanson R
W, Heird W, Hellerstein MK, Jequier E, Kalhan S, Koletzko B,
Macdonald I, Owen O, Uauy R.
(**)
Neonatal hypertyrosinemia and evidence of deficiency of asco
rbic acidin Arctic and subarctic peoples
624-626 CMA JOURNAL/OCTOBER 4,1975/VOL.113
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1956727/pdf/canm
edaj01544-0034.pdf
江部康二
「糖質制限食」という言葉は随分浸透してきましたが、
それでは糖質はどこまで減らせるのでしょう?
まず、理論的に考察すると、
人体内で合成できない必須アミノ酸、必須脂肪酸、必須ビタミン、必須ミネラルは
食事から摂る必要があります。
一方、必須糖質と呼ばれる物質は存在しません。
糖質摂取ゼロでも、肝臓でアミノ酸・乳酸・グリセロールなどから糖新生して
ブドウ糖を確保できるからです。
血糖を必ず基準値に保つ必要があるのは、赤血球のためです。
赤血球はミトコンドリアを持っていないので、ブドウ糖しかエネルギー源にできません。
脳は、ミトコンドリアを持っているので、ブドウ糖とケトン体をエネルギー源にできます。
国際食事エネルギーコンサルテーショングループの報告では、
「炭水化物(この場合は糖質とほぼ同義)の理論的な最小必要量はゼロである」(*)
と明記されています。
すなわち、理論的には、ヒトは糖質摂取ゼロで生きていけることになります。
しかしながら、哺乳類の中でヒトとサルとモルモットだけが、ビタミンCを作れません。
従って、食事からビタミンCを摂取しなくてはなりません。
進化の過程の食生活を通して、そのような身体を獲得したと考えられます。
それでは年間を通して、食べることができるビタミンC源には
どのようなものがあるでしょう。
チンパンジーと分岐して以降約700万年間、人類は狩猟・採集を生業としており、
日常的な食料は、魚貝類、小動物や動物の肉・内臓・骨・骨髄、
野草、野菜、キノコ、海藻、昆虫などです。
ときどき食べることができたのは、
ナッツ類(種実類)、果物、山芋・百合根などの根茎類でしょうか。
上記のなかで、ビタミンCが豊富なのは、野草、野菜、果物です。
果物は、実りの秋といいますが、実は年間通して旬の物があります。
ただ野生種で小さいし、木になる果物は、サルやチンパンジーなどと競合しており、
樹上生活者の猿のおこぼれくらいが人類の手に入ったのでしょうが、
日常的なビタミンC補充には、足らなかったと思います。
野イチゴなどが、人類の先祖のほうが手に入れやすかったと思いますが、少量でしょう。
その点、野草は年間通して、確実に獲得できるビタミンC供給源だった可能性があります。
種子類のなかでは、シイ、ギンナン、クリなどにはビタミンCが豊富に含まれています。
ともあれ、農耕前の人類は野草、果物、ナッツ類などから、
年間を通してビタミンCを補充していたのでしょう。
サルも基本的には、ヒトと同じような食物からビタミンCを摂取していたのだとと思いますが、
果物獲得に関してはヒトより有利ですね。
モルモットは完全な草食性動物で、野生では、野草や草の実、穀類などを食べています。
モルモットの場合は、ビタミンCの供給源は、ほとんど野草だったと考えられます。
このように考えてくると、ヒトにおいても、
野草がビタミンC補給には、一番頼りになっていた気がします。
結論としては、ビタミンCを補充するための食材(野草、果物、ナッツ)には、
少量ながらも必ず糖質が含まれているということになります。
従って、理論的に糖質ゼロでOKでも、人類700万年間の進化の過程で、
現実には充分量のビタミンCを得るためには
糖質(野草、果物、ナッツ)も必然的に摂取していたこととなります。
従って、人類において、
理論的には必須糖質はゼロでも、
現実には少量の糖質を必然的に摂取していたということです。
高雄病院で推奨する「スーパー糖質制限食」ですが、
給食のメニューにおいて、
葉野菜などを中心に約「8~15g」くらいの糖質が含まれています。
その野菜分でビタミンCや食物繊維も補充できるので、サプリは要らないのです。
糖質が約「8~15g」と少量なのは、食後高血糖予防や平均血糖変動幅増大予防、
そしてインスリン過剰追加分泌を抑えるためです。
ちなみに、生肉・生魚が主食のころのイヌイットは、
野菜と果物摂取がほぼなしで、ビタミンC不足であり、
イヌイットの血中ビタミンC濃度は、壊血病危険ラインの0.2mg/dl未満の場合も多く、
歯肉出血が高率に見られたそうです。
イヌイットの場合は、血中ビタミンC濃度が低値であることは、
壊血病と新生児高チロシン血症のリスクを高めていました。(**)
しかし、イヌイットが壊血病で死亡することはありませんでした。
一方、イヌイットレベルの血中ビタミンC濃度だと、
大航海時代(15世紀中ばから17世紀中ば)、
ヨーロッパからアフリカ、アジアなど長距離を航海する際に、
多くの船員が壊血病で亡くなっています。
ビタミンCには様々な効果がありますが、「抗酸化作用」も重要な役割です。
イヌイットは、生魚・生肉の伝統的食生活時代は、
<高血糖、血糖変動幅増大、高インスリン血症>という酸化ストレスリスクの三悪が、
ほぼなかったので、ビタミンCの必要量も節約できていたものと思われます。
従いまして、糖質セイゲニストにおいては、かつてのイヌイットと同様に
酸化ストレスが少ないので、ビタミンC必要量も少なくてすむ可能性があります。
しかしながら理論的には兎も角として、
私自身は食物繊維とビタミンC補給を兼ねて、しっり野菜も食べています。
(*)
Eur J Clin Nutr. 1999 Apr;53 Suppl 1:S177-8.
Report of the IDECG Working Group on lower and upper limits
of carbohydrate and fat intake. International Dietary Energy
Consultative Group. Bier DM, Brosnan JT, Flatt JP, Hanson R
W, Heird W, Hellerstein MK, Jequier E, Kalhan S, Koletzko B,
Macdonald I, Owen O, Uauy R.
(**)
Neonatal hypertyrosinemia and evidence of deficiency of asco
rbic acidin Arctic and subarctic peoples
624-626 CMA JOURNAL/OCTOBER 4,1975/VOL.113
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1956727/pdf/canm
edaj01544-0034.pdf
江部康二
2019年06月02日 (日)
こんにちは。
熊本に食用昆虫の自動販売機 「食糧問題に関心を」
という記事が、2018年12月6日の毎日新聞に掲載されました。
以下、一部抜粋です。
https://mainichi.jp/articles/20181206/k00/00m/040/106000c
【熊本に食用昆虫の自動販売機 「食糧問題に関心を」
バッタにコオロギ、ゲンゴロウ――。
熊本市中央区の子飼(こかい)商店街近くに
食用昆虫ばかりを提供する自動販売機が登場し話題になっている。
同区の自営業、友田敏之さん(34)が
「食糧問題に関心を持ってほしい」と通信販売されている食用昆虫を販売。
昆虫は国連食糧農業機関(FAO)が
将来の食糧危機を解決する栄養源と発表して世界的に注目されており、
友田さんは「一度食べればおいしさが分かる」と力説する。・・・以下略】
食用昆虫の自動販売機とは、とてもユニークな発想であり、
とても興味深いです。
食料問題に関心をということで、
熊本市の友田敏之さん、good job ですね。
2013年5月、
「人類の将来の食糧危機を解決するのは昆虫食だ」
と国連食糧農業機関(FAO)が報告書を提出しています。
現時点(2019年)で、地球人口は、76億人です。
まだまだ人口は増加していくので、
どこかの時点で「食料危機」が訪れる可能性が高いのです。
とくに、動物性たんぱく質の確保が重要であり、
私達糖質セイゲニストにおいても、動物性たんぱく質確保は
最優先課題と言えます。
魚介類や肉類はおおいに食べたいのですが、生産効率に問題があります。
FAOによれば、
『牛は体重1キロ増やすのに飼料8キロが必要で、昆虫は2キロ。
温室効果ガスの排出も昆虫なら、家畜よりはるかに少なく、
豚の10分の1から100分の1。』
です。
食料確保かつエコロジーの観点からも
昆虫食は優れものと言えます。
以下の青字部分は、少し古い記事ですが、糖質セイゲニスト的には、
昆虫食はかなり興味深い分野ですので改めて一部要約してご紹介します。
2013年に毎日新聞に掲載されたものです。
・・・・・引用ここから・・・・
人類救うか、昆虫食 栄養・エコ、いいことずくめ
/大阪 毎日新聞
今年5月、国連食糧農業機関(FAO)が
「人類の将来の食糧危機を解決するのは昆虫食だ」という報告書を出し、
昆虫が大いに注目されはじめました。
調べると世界では、虫は結構普通に食べられています。
◇実は、自然と口に
「食べられている」というのは「知らないうちに食べている」ということも含みます。
米食品医薬品局は食品への昆虫混入の最大許容レベルを決めているのです。
「ピーナツバター100グラム当たり昆虫断片50個」
「缶詰トマト500グラム中に果実バエ卵10個」など。
裏を返せば加工食品には結構混入してしまうということです。
これとは別にアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの熱帯地方を中心に
世界で20億人の人びとが昆虫を常食しています。
◇食糧危機そこまで
FAOによれば、人口増加、都市化、中流層の拡大によって世界的に食料需要が増加。
2030年までに90億人超の人類を養うためにさらなる食料、
特にたんぱく源が必要ですが、
現在の家畜増産を続けると土地や水源の汚染、過剰放牧による森林劣化、
それによる気候変動や環境破壊が懸念されています。
その解決策の一つとして昆虫食が浮上しています。
別項に挙げるように、環境、健康、暮らし、
のいずれの面でもいいことだらけのようですが、課題もあります。
◇どう養殖するか
第一に量の問題。森林など自然界から採取するだけでは限界があります。
FAOは昆虫の養殖の拡大が必要と指摘しています。
機械化が昆虫産業の育成のカギです。
また食料、飼料としての昆虫の生産や取引を管理、規制する枠組みも未整備です。
衛生的な生産・加工および食品調理が必要ですが、食品安全基準も必要でしょう。
家畜より安全と言われる昆虫ですが、
殺虫剤の使用規制や人間に媒介する病気がないかのさらなる研究も求められています。
◇抵抗感、やっぱり
しかし、昆虫食推進の最大の壁は「見た目」かもしれません。
虫を食べる文化のないところではどうしても「虫」というだけで敬遠されがちです。
ただエビやカニだって味を知らなければ敬遠されそうな外見です。
FAO林業局エバ・ミューラー林業経済政策・林産品部長も
「20年前にはヨーロッパの人間は誰も生の魚を食べることなど考えもしなかったのに、今ではみんなが寿司(すし)を愛しているでしょ。何事も変わりうるのです」
と話しています。
*衛生やアレルギーの点から、昆虫を調理したり食べたりする時は、
必ず専門家の指導に従ってください。
==============
<FAO2013年報告書のポイント>
「なぜ昆虫食なのか」について報告書は三つの視点から理由を挙げています。
1=自然環境に優しい
・飼料転換効率の良さ。
飼料転換効率とは「体重1キロ増やすのに 飼料(えさ)がどれだけ必要か」を表す。
牛は体重1キロ増やすのに飼料8キロが必要なのに昆虫は2キロだ。
・温室効果ガスの排出が家畜よりはるかに少ない。
豚の10分の1から100分の1。
・生ゴミや人糞(じんぷん)をえさにでき、しかもそれらを高質なたんぱくに変える。
・家畜に比べて必要とする水がかなり少ない。
・昆虫は家畜に比べ育てる土地の制約が少ない。
2=健康に優しい
・家畜の肉や魚に比べて高たんぱくで栄養価も高い。
特に栄養不良の子どもへの食品補助としては重要。
食物繊維や鉄分、銅、リンなどの微量栄養素も豊富。
・鳥インフルやBSEのような人畜共通感染症の危険が少ない。
3=人の暮らしに優しい
・昆虫は採集が簡単で、設備投資や飼育コストも安い。
・女性や土地をもたない社会の最貧層の人たちでも採集でき、
食生活を改善し街頭で販売することで現金収入をもたらす。
・昆虫は食品や飼料への加工が比較的に容易。
まるまる食べられるものもある。ペーストや粉状にもできる。
・・・・・引用ここまで・・・・・
いかがでしょうか?
私は好き嫌い、ほとんどなくて何でも食べるので問題ないですが・・・
◇実は、自然と口に
「ピーナツバター100グラム当たり昆虫断片50個」
「缶詰トマト500グラム中に果実バエ卵10個」
を許容している・・・。
これは、衝撃のデータです。
ということは日本人を含めて世界中のほとんどの人が、
日常的に昆虫や蝿の卵を食べていたということですね。ヾ(゜▽゜)
◇食糧危機そこまで
特に糖質セイゲニストが世に溢れてきたら、
FAOの予想以上に動物性タンパク質が不足する可能性があります。
我々糖質セイゲニストは、必然的に昆虫食を検討せざるをえない流れとなるでしょう。
◇どう養殖するか
安全性は勿論大切ですが、効率よく養殖できる昆虫を探すことが肝要です。
我が朋友夏井睦先生は、「理論的にはウジ虫がいいかも」と述べておられました。
確かに、とても育てやすいし、清潔な環境を保ちやすいし、
安いし、栄養豊富だし、美味だし・・・
・・・有力候補の一つであることは間違いないですね。(ノ´▽`)ノ
◇抵抗感、やっぱり
心理的な壁を乗り越えるのは容易ではないので、
まずは虫の種類をラテン語の学名とかで正々堂々?と表示して、
市販のハンバーグに何気なく混ぜるとかいう戦略もありかなと
密かに企んでいる私です。
あるいは、「原材料にマゴット(Maggots)を含む」などの表現なら美味しそうですね。
Maggotsは、壊死組織を除去するのにも医療的に使用されている有用なものです。
「マゴット セラピー」として知られています。
<FAO2013報告書のポイント>
「なぜ昆虫食なのか」
1=自然環境に優しい
2=健康に優しい
3=人の暮らしに優しい
FAO、素晴らしいです。天晴れです。
全世界の糖質セイゲニストの皆さん、
人類の未来のため、食糧危機回避のため昆虫食に注目ですね。
なお、東京では、すでに日常的に昆虫食を提供するレストランが複数あるそうで、
夏井睦先生は、時々食べに行かれているようですよ。
江部康二
熊本に食用昆虫の自動販売機 「食糧問題に関心を」
という記事が、2018年12月6日の毎日新聞に掲載されました。
以下、一部抜粋です。
https://mainichi.jp/articles/20181206/k00/00m/040/106000c
【熊本に食用昆虫の自動販売機 「食糧問題に関心を」
バッタにコオロギ、ゲンゴロウ――。
熊本市中央区の子飼(こかい)商店街近くに
食用昆虫ばかりを提供する自動販売機が登場し話題になっている。
同区の自営業、友田敏之さん(34)が
「食糧問題に関心を持ってほしい」と通信販売されている食用昆虫を販売。
昆虫は国連食糧農業機関(FAO)が
将来の食糧危機を解決する栄養源と発表して世界的に注目されており、
友田さんは「一度食べればおいしさが分かる」と力説する。・・・以下略】
食用昆虫の自動販売機とは、とてもユニークな発想であり、
とても興味深いです。
食料問題に関心をということで、
熊本市の友田敏之さん、good job ですね。
2013年5月、
「人類の将来の食糧危機を解決するのは昆虫食だ」
と国連食糧農業機関(FAO)が報告書を提出しています。
現時点(2019年)で、地球人口は、76億人です。
まだまだ人口は増加していくので、
どこかの時点で「食料危機」が訪れる可能性が高いのです。
とくに、動物性たんぱく質の確保が重要であり、
私達糖質セイゲニストにおいても、動物性たんぱく質確保は
最優先課題と言えます。
魚介類や肉類はおおいに食べたいのですが、生産効率に問題があります。
FAOによれば、
『牛は体重1キロ増やすのに飼料8キロが必要で、昆虫は2キロ。
温室効果ガスの排出も昆虫なら、家畜よりはるかに少なく、
豚の10分の1から100分の1。』
です。
食料確保かつエコロジーの観点からも
昆虫食は優れものと言えます。
以下の青字部分は、少し古い記事ですが、糖質セイゲニスト的には、
昆虫食はかなり興味深い分野ですので改めて一部要約してご紹介します。
2013年に毎日新聞に掲載されたものです。
・・・・・引用ここから・・・・
人類救うか、昆虫食 栄養・エコ、いいことずくめ
/大阪 毎日新聞
今年5月、国連食糧農業機関(FAO)が
「人類の将来の食糧危機を解決するのは昆虫食だ」という報告書を出し、
昆虫が大いに注目されはじめました。
調べると世界では、虫は結構普通に食べられています。
◇実は、自然と口に
「食べられている」というのは「知らないうちに食べている」ということも含みます。
米食品医薬品局は食品への昆虫混入の最大許容レベルを決めているのです。
「ピーナツバター100グラム当たり昆虫断片50個」
「缶詰トマト500グラム中に果実バエ卵10個」など。
裏を返せば加工食品には結構混入してしまうということです。
これとは別にアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの熱帯地方を中心に
世界で20億人の人びとが昆虫を常食しています。
◇食糧危機そこまで
FAOによれば、人口増加、都市化、中流層の拡大によって世界的に食料需要が増加。
2030年までに90億人超の人類を養うためにさらなる食料、
特にたんぱく源が必要ですが、
現在の家畜増産を続けると土地や水源の汚染、過剰放牧による森林劣化、
それによる気候変動や環境破壊が懸念されています。
その解決策の一つとして昆虫食が浮上しています。
別項に挙げるように、環境、健康、暮らし、
のいずれの面でもいいことだらけのようですが、課題もあります。
◇どう養殖するか
第一に量の問題。森林など自然界から採取するだけでは限界があります。
FAOは昆虫の養殖の拡大が必要と指摘しています。
機械化が昆虫産業の育成のカギです。
また食料、飼料としての昆虫の生産や取引を管理、規制する枠組みも未整備です。
衛生的な生産・加工および食品調理が必要ですが、食品安全基準も必要でしょう。
家畜より安全と言われる昆虫ですが、
殺虫剤の使用規制や人間に媒介する病気がないかのさらなる研究も求められています。
◇抵抗感、やっぱり
しかし、昆虫食推進の最大の壁は「見た目」かもしれません。
虫を食べる文化のないところではどうしても「虫」というだけで敬遠されがちです。
ただエビやカニだって味を知らなければ敬遠されそうな外見です。
FAO林業局エバ・ミューラー林業経済政策・林産品部長も
「20年前にはヨーロッパの人間は誰も生の魚を食べることなど考えもしなかったのに、今ではみんなが寿司(すし)を愛しているでしょ。何事も変わりうるのです」
と話しています。
*衛生やアレルギーの点から、昆虫を調理したり食べたりする時は、
必ず専門家の指導に従ってください。
==============
<FAO2013年報告書のポイント>
「なぜ昆虫食なのか」について報告書は三つの視点から理由を挙げています。
1=自然環境に優しい
・飼料転換効率の良さ。
飼料転換効率とは「体重1キロ増やすのに 飼料(えさ)がどれだけ必要か」を表す。
牛は体重1キロ増やすのに飼料8キロが必要なのに昆虫は2キロだ。
・温室効果ガスの排出が家畜よりはるかに少ない。
豚の10分の1から100分の1。
・生ゴミや人糞(じんぷん)をえさにでき、しかもそれらを高質なたんぱくに変える。
・家畜に比べて必要とする水がかなり少ない。
・昆虫は家畜に比べ育てる土地の制約が少ない。
2=健康に優しい
・家畜の肉や魚に比べて高たんぱくで栄養価も高い。
特に栄養不良の子どもへの食品補助としては重要。
食物繊維や鉄分、銅、リンなどの微量栄養素も豊富。
・鳥インフルやBSEのような人畜共通感染症の危険が少ない。
3=人の暮らしに優しい
・昆虫は採集が簡単で、設備投資や飼育コストも安い。
・女性や土地をもたない社会の最貧層の人たちでも採集でき、
食生活を改善し街頭で販売することで現金収入をもたらす。
・昆虫は食品や飼料への加工が比較的に容易。
まるまる食べられるものもある。ペーストや粉状にもできる。
・・・・・引用ここまで・・・・・
いかがでしょうか?
私は好き嫌い、ほとんどなくて何でも食べるので問題ないですが・・・
◇実は、自然と口に
「ピーナツバター100グラム当たり昆虫断片50個」
「缶詰トマト500グラム中に果実バエ卵10個」
を許容している・・・。
これは、衝撃のデータです。
ということは日本人を含めて世界中のほとんどの人が、
日常的に昆虫や蝿の卵を食べていたということですね。ヾ(゜▽゜)
◇食糧危機そこまで
特に糖質セイゲニストが世に溢れてきたら、
FAOの予想以上に動物性タンパク質が不足する可能性があります。
我々糖質セイゲニストは、必然的に昆虫食を検討せざるをえない流れとなるでしょう。
◇どう養殖するか
安全性は勿論大切ですが、効率よく養殖できる昆虫を探すことが肝要です。
我が朋友夏井睦先生は、「理論的にはウジ虫がいいかも」と述べておられました。
確かに、とても育てやすいし、清潔な環境を保ちやすいし、
安いし、栄養豊富だし、美味だし・・・
・・・有力候補の一つであることは間違いないですね。(ノ´▽`)ノ
◇抵抗感、やっぱり
心理的な壁を乗り越えるのは容易ではないので、
まずは虫の種類をラテン語の学名とかで正々堂々?と表示して、
市販のハンバーグに何気なく混ぜるとかいう戦略もありかなと
密かに企んでいる私です。
あるいは、「原材料にマゴット(Maggots)を含む」などの表現なら美味しそうですね。
Maggotsは、壊死組織を除去するのにも医療的に使用されている有用なものです。
「マゴット セラピー」として知られています。
<FAO2013報告書のポイント>
「なぜ昆虫食なのか」
1=自然環境に優しい
2=健康に優しい
3=人の暮らしに優しい
FAO、素晴らしいです。天晴れです。
全世界の糖質セイゲニストの皆さん、
人類の未来のため、食糧危機回避のため昆虫食に注目ですね。
なお、東京では、すでに日常的に昆虫食を提供するレストランが複数あるそうで、
夏井睦先生は、時々食べに行かれているようですよ。
江部康二
2019年06月01日 (土)
こんにちは。
2019年6月9日(日)に徳島市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
『 糖質制限食講演会 in 徳島
~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』
第一部でご講演頂く板東浩先生は、
日本抗加齢医学会評議員で、
アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で
活躍しておられますが、ピアノもご堪能です。
第二部では、私が糖質制限食の基礎理論と症例、最新の情報などを
わかりすくを目指してお話しします。
症例はCGMデータを中心に、グラフを交えてお話しします。
前夜祭では、『不肖江部康二のボーカルと板東浩先生のピアノ』で、
ミニライブを行いますので、乞うご期待です。
徳島、香川、四国方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。
6月9日(日)に徳島市内で、当会主催、新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部では、徳島在住、日本抗加齢医学会評議員で、アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で活躍しておられる医師の板東浩先生に「糖質制限で心身ともに健やかに」と題してご講演いただきます。
第2部では、理事長
江部康二医師が、糖尿病や生活習慣病の改善をはじめ、糖質制限食が多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論等について症例も交えて解説いたします。
また、前夜にはJR徳島駅近くで交流会を催します。講師、糖質制限を実践している方、興味のある方同士で楽しく交流してみませんか。
四国にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。
◇弊会イベント情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「新老人の会」(四国連合、徳島支部)/徳島県糖質制限研究会共催
『 糖質制限食講演会 in 徳島
~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』
◆日時: 2019年6月9日(日)13:00~15:30 ※開場・受付は12:40~
◆会場: アスティとくしま 3階 第2特別会議室
〒770-8055 徳島市山城町東浜傍示1番地1(やましろちょうひがしはまぼうじ)
http://www.asty-tokushima.jp/koutsuu/
◆内容:
◇第1部:「糖質制限で心身ともに健やかに」
板東 浩 医師 日本抗加齢医学会評議員/徳島県糖質制限研究会代表
◇第2部:「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食 ~人類本来の食事、人類の健康食」
江部 康二 医師
(財)高雄病院理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長
*第1部は40分、第2部は70分、最後に両講師との質疑応答を予定しております。
◆受講費(一律料金): 2,000円
◇◆◇ 徳島交流会 ◇◆◇
◆日時: 2019年6月8日(土)19:00~
◆場所: 阿波踊り&ミュージック カフェバーコティ
〒770-0831徳島市寺島本町西1-61-4 阿波けんどビル7F(ポッポ街 徳島駅側)
http://www.coty-awadance-music.com/guide
◆参加費:4,000円(フード・ドリンク)
◆その他:板東医師(ピアノ)、江部医師(ボーカル)のミニライブも予定しております。
【以下、講演会・交流会共通】
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会+講演会、交流会参加をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に参加ご希望のイベント名(6/9徳島講演会、6/8交流会)を
ご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(賛助会員以外の方)で、講演会、交流会へ参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
■その他
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは6月7日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
・交流会のキャンセルは6月4日(火)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
2019年6月9日(日)に徳島市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。
『 糖質制限食講演会 in 徳島
~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』
第一部でご講演頂く板東浩先生は、
日本抗加齢医学会評議員で、
アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で
活躍しておられますが、ピアノもご堪能です。
第二部では、私が糖質制限食の基礎理論と症例、最新の情報などを
わかりすくを目指してお話しします。
症例はCGMデータを中心に、グラフを交えてお話しします。
前夜祭では、『不肖江部康二のボーカルと板東浩先生のピアノ』で、
ミニライブを行いますので、乞うご期待です。
徳島、香川、四国方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。
6月9日(日)に徳島市内で、当会主催、新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部では、徳島在住、日本抗加齢医学会評議員で、アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で活躍しておられる医師の板東浩先生に「糖質制限で心身ともに健やかに」と題してご講演いただきます。
第2部では、理事長
江部康二医師が、糖尿病や生活習慣病の改善をはじめ、糖質制限食が多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論等について症例も交えて解説いたします。
また、前夜にはJR徳島駅近くで交流会を催します。講師、糖質制限を実践している方、興味のある方同士で楽しく交流してみませんか。
四国にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。
◇弊会イベント情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「新老人の会」(四国連合、徳島支部)/徳島県糖質制限研究会共催
『 糖質制限食講演会 in 徳島
~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』
◆日時: 2019年6月9日(日)13:00~15:30 ※開場・受付は12:40~
◆会場: アスティとくしま 3階 第2特別会議室
〒770-8055 徳島市山城町東浜傍示1番地1(やましろちょうひがしはまぼうじ)
http://www.asty-tokushima.jp/koutsuu/
◆内容:
◇第1部:「糖質制限で心身ともに健やかに」
板東 浩 医師 日本抗加齢医学会評議員/徳島県糖質制限研究会代表
◇第2部:「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食 ~人類本来の食事、人類の健康食」
江部 康二 医師
(財)高雄病院理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長
*第1部は40分、第2部は70分、最後に両講師との質疑応答を予定しております。
◆受講費(一律料金): 2,000円
◇◆◇ 徳島交流会 ◇◆◇
◆日時: 2019年6月8日(土)19:00~
◆場所: 阿波踊り&ミュージック カフェバーコティ
〒770-0831徳島市寺島本町西1-61-4 阿波けんどビル7F(ポッポ街 徳島駅側)
http://www.coty-awadance-music.com/guide
◆参加費:4,000円(フード・ドリンク)
◆その他:板東医師(ピアノ)、江部医師(ボーカル)のミニライブも予定しております。
【以下、講演会・交流会共通】
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会+講演会、交流会参加をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に参加ご希望のイベント名(6/9徳島講演会、6/8交流会)を
ご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(賛助会員以外の方)で、講演会、交流会へ参加ご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
■その他
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは6月7日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
・交流会のキャンセルは6月4日(火)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
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