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血糖値を上げるのは糖質だけだが、血糖を上げない糖質もある。
こんにちは。

糖質・脂質・タンパク質のなかで、消化・吸収されて直接血糖に変わるのは糖質だけです。
脂質・タンパク質は、消化・吸収されて直接血糖に変わることはありません。

このように血糖値を直接上昇させるのは糖質だけなのですが、血糖値を上げない糖質もあるのです。
すなわち糖質の中でエリスリトールと合成甘味料は、血糖値を上げません。
エリスリトール以外の糖アルコールは、砂糖の半分くらい血糖値を上げます。
上記以外の残りのほとんどの糖質は、どのような食材でも同じように血糖を上げます。
糖アルコールは糖質ですが、そ
の中でエリスリトールだけは、ゼロカロリーで血糖値も上昇させません。
キシリトールやマルチトールやソルビトールなどの糖アルコールは、
砂糖の半分くらい血糖値を上昇させます。

エリスリトールは、
ラカントS(サラヤ)
パルスイートカロリーゼロ(味の素KK)
シュガーカットゼロ(浅田飴)

の主成分です。

すなわち、ラカントSやパルスイートカロリーゼロやシュガーカットゼロは糖質制限OK食材です。
エリスリトールの安全性は、EUでもFDAでも認められていて、総量規制も特にありません。
まあ大量に摂取すれば、まれに下痢することはありえるとは思います。

合成甘味料も、栄養表示基準では糖質に分類されますが、
FDA(米国食料医薬品庁)と厚生労働省の認めている
アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム
の6種類は、ゼロカロリーで血糖値も上昇させません。

人工甘味料のほうも、FDAにおいて安全性は認められていますが総量規制があります。
日本の、カロリーゼロのダイエットコーラ350mlを1日1~2本くらいまでは、許容範囲と思います。


結論です。
糖質のほとんどが血糖値を上昇させます。
しかし、糖質の中でエリスリトールと合成甘味料は、血糖値を上昇させません。

なお、羅漢果(中国広西チワン族自治区を原産地とするウリ科ラカンカ属の多年生つる植物)の果実の甘味成分は、
小腸で吸収されることなく大腸まで達するため、食物繊維の一つに分類されます。
ステビアの甘味成分も同様で人体に吸収されないので、食物繊維に分類されるのかなと思います。

糖質+食物繊維=炭水化物です。

食物繊維は人体に消化吸収されないので、血糖値は上昇させないとされています。


江部康二


☆☆☆

健康増進法における栄養表示基準では栄養成分表示を行う場合、基本表示は

<エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム>

の5成分表示とされています。

「炭水化物、糖質、糖類」を整理すると下記の如くにまとめることができます。

栄養表示基準上はたんぱく質や脂質、灰分(ミネラル分)のいずれにも分類されないものは炭水化物に計算。

①炭水化物=糖質+食物繊維
②糖質=糖類+糖アルコール+三糖類以上+合成甘味料
③糖類=単糖類+二糖類

*三糖類以上=オリゴ糖、多糖類(でんぷん、デキストリンなど)
*二糖類=ショ糖、麦芽糖、乳糖など
*単糖類=ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど
*糖アルコール=エリスリトール、キシリトール、マルチトール、ソルビトールなど
*合成甘味料=アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム
高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」についてのご案内。
こんばんは。

今回は、高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」についてのご案内です。
高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」ですが、
基本的には、まず外来診察を経て、担当医が入院の適応ありと判断して、
入院の手続きが始まります。

一方、高雄病院では、県外や遠方の患者さんで入院希望の方も多いので、
「診療情報提供書」があれば、場合により、
外来受診なしで、直接入院も可能としています。

具体的には、主治医の先生に前もって診療情報提供書を高雄病院に送付して頂いて、
高雄病院の担当医が入院可能か否かをまず、判断します。


入院OKとなれば、患者さんが直接、入院担当職員と電話で相談していただき、
入院日、入院期間などを決めていきます。

診療情報提供書があり、入院OKとなった時は、外来診察を経ずに、直接入院も可能です。
通常、2週間くらいの入院が多いです。

入院時に「CGM」(☆)を装着します。
入院初日と2日目までは、通常の糖尿病食(高糖質食)でCGMでチェックします。
3日目からは、スーパー糖質制限食に切り替えてCGMでチェックします。

糖尿病や肥満が改善すれば、
高脂血症、喘息、痛風、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、脂肪肝も良くなると思います。

糖尿病という病名がありますので、健康保険が効きます。

高雄病院には、2019年現在月に平均15名の糖尿人が、
全国から糖質制限食治療を希望して入院されます。
遠方の方は、入院して糖質制限食で糖尿病自己管理の体験をし知識を会得してもらい、
退院されたら地元の医師にフォローしていただきます。

京都や近くの糖尿人でも、外来で、なかなか血糖値が下がりきらない時などは、
入院すると改善する人がほとんどですので、
『コントロール・教育入院』がお奨めです。
14日間あれば、コントロール・教育入院が可能です。
勿論健康保険が効きます。

当初の数日間のスーパー糖質制限食で内服薬中止して、
コントロール良好となることがほとんどなので、
次の7日間は、グルコバイ(100)1錠を、食直前30秒に内服して、
あえて炊いたご飯2/3膳(約100g)など摂取して、
食後血糖値がどのくらい上昇するかを試して実験することがあります。

食後2時間で180mg/dl未満ならまあまあで、140mg/dl未満なら合格です。
グルコバイだけで力が及ばない時は、
「グルコバイ+グルファスト」食直前30秒に内服で試します。
期間的に余裕があれば、パンやうどんなども試します。
これは、退院後どうしても、
或いはやむを得ず糖質摂取せざるを得ないときのための
シミュレーションです。(^^)

インスリン注射をされている時は、3~4週間あった方が確実に減量できます。
インスリンの量は1/3以下になります。
内因性インスリンがあるていど残存している方は、
インスリン離脱できることもあります。
2型だけでなく、1型の糖尿人でも、インスリンの量は1/3以下になります。

入院して、CGMを装着することで、
「通常のカロリー制限の糖尿病食」と「糖質制限食」の効果の大きな差がリアルタイムに確認できます。

血糖値を直接上げるのは糖質だけで、タンパク質・脂質はあげないということを、
身をもって体験することで、糖質制限食へのモチベーションが高まります。
「通常のカロリー制限の糖尿病食(高糖質食)」摂取だと食後の血糖値は
軽く200~240mg/dlを超える
ことがほとんどです。

「スーパー糖質制限食」だと食後血糖値は140~180mg/dl未満となります。

入院して糖質制限食を摂取してCGM検査を実施しているのは、
日本中で高雄病院以外には、ほとんどありません。

同一カロリーでも、糖質を摂取すれば、インスリン注射や経口血糖降下剤を内服していても、
食後血糖値は200~240mg/dlを超えることが多いですが、
スーパー糖質制限食なら、薬・注射なしで食後血糖値は140~180mg/dl未満のことがほとんどです。
勿論、個人差はあります。

入院中はその他、心電図、胸部レ線、頭部CTや頸動脈エコーなど、
糖尿病に関連するいろいろな検査もあります。

一日の尿をためて、尿糖測定やインスリン分泌量測定(尿中Cペプチド測定)も行います。
一日尿のCペプチド測定で、トータルなインスリンの分泌量がチェックできます。
早朝空腹時の血中IRI(インスリン)かCペプチド(インスリン注射をしている人はこちらを測定)を調べることで、
基礎分泌のインスリンがどのくらいでているかわかります。
インスリン抵抗性の検査やインスリン追加分泌能の検査もあります。
管理栄養士による具体的な栄養指導も2回あります。
 
糖質制限食を体験し学ばれて、退院後は地元の病院で通院され、
6ヶ月に一回くらい京都観光を兼ねて、高雄病院に来て頂いている方もおられます。
遠方の場合、年に一回、糖質制限食入院をされる方もおられます。

入院・外来治療の実績があれば、
高雄病院への電話で栄養相談やメールでの質問もOKです。

高雄病院では現実に、関東、北海道、九州、東海、中部、中国、九州地方など、
様々な遠方地域の糖尿人の入院も多いです。
北海道から沖縄まで万遍なくこられます。

全国の糖尿人の方々も、糖質制限食入院治療ご希望の場合は、
高雄病院 075-871-0245
まで、電話され、入院担当職員とご相談いただけば幸いです。
(^_^)



江部康二


(☆)CGM
CGM(Continuous Glucose Monitoring):持続ブドウ糖測定。
CGM測定装置のごく細いビニール製の管を、専用の器具で皮下に装着します。
パチンという感じで装着しますが、痛みはありません。
24時間、組織間液のブドウ糖を測定できて、14日間継続可能です。
CGMはインスリンポンプを実施している患者さんがいる病院でないと
健康保険では検査できません。
高雄病院では、2016年12月から、CGMが健康保険で検査可能となりました。
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法。江部康二著。刊行。
こんにちは。

今までにない新しい企画の本が上梓されました。
2018年10月19日から発売中です。
おかげさまで、ぼちぼち売れてます。

東洋経済新報社 江部康二著
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法

https://www.amazon.co.jp/dp/4492046313/ref=cm_sw_r_em_apa_y-gLBbEYDJ2DC

です。

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本書は「3人のオヤジのストーリー」を通して
糖質制限食の実践ノウハウや最新知識を学べますが、
とても平易でわかりやすい内容となっています。

一方信頼度を確保するために文章中に根拠となる論文を紹介しています。
文章中にない場合は、根拠となる論文を巻末に通し番号をつけて記載してあります。

つまりとても読みやすくわかりやすい内容ですが、
全てエビデンスに基づいており信頼度が高いと自負しています。

私自身も糖尿病発覚の52歳からスーパー糖質制限食を開始し、
69歳の現在まで17年間継続しています。
歯は全て残り、虫歯はありません。
目は裸眼で広辞苑が読めます。
聴力低下もなく、夜間尿もなく、身長も縮んでいません。
内服薬もなしで、糖尿病合併症もなしです。
スーパー糖質制限食のおかげで、
糖化に伴う老化が予防出来ているものと思われます。
つまり体内のAGEsの蓄積が同年代の人に比べて極めて少ないと
考えられます



東洋経済オンラインにも、
『男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法』の記事が配信になりました。
https://toyokeizai.net/articles/-/243363
https://toyokeizai.net/articles/-/244977
https://toyokeizai.net/articles/-/246562?display=b

是非、ご一読頂ければ幸いです。


☆以下は出版社の内容紹介です。

長い“これから”の健康度は、これで決まる!
中高年こそ「糖質制限」が必要だ!!


肥満、メタボを解消し、糖尿病はじめ生活習慣病、がん、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病....などを予防して健康100歳に。

「3人のオヤジのストーリー」を通してスッキリわかる“究極の健康食”の知識と実践法。

一流医学誌の最新発表など科学的根拠(エビデンス)に基づいた新たな医学常識――。

○食後高血糖をもたらす栄養素は「糖質」だけ。
○脂肪を食べても不健康にはならない。
○「脳はブドウ糖しか使わない」はウソ。
○認知症の予防にも糖質制限は有効。
○糖質過剰はガンを増やす。
○老化の原因も「糖質」にあった。
……
諸悪の根源「糖質の過剰摂取」を防ぎながら、肉や魚・アルコール類も楽しめる“最高の食事法”のすすめ。

これであなたの人生が変わる!



☆☆以下は、本書のプロローグからの抜粋です。

プロローグ 長い老後の健康度は
五〇代の糖質制限が決める


〇ランセット論文「糖質を摂るほど死ぬ。脂質を摂るほど死なない」

〇アメリカで合併症が激減

○酸化ストレスとAGEs

〇中高年こそ糖質制限が必要


〇三人の五〇代男性が糖質制限を始めるストーリー
 

私の経験上、糖質制限を始めるのに重要なのは五〇代です。

五〇代ならば、まだ、老化物質であるAGEsは
取り返しのつかないほどには溜まっていませんから、
糖質制限でこれ以上の蓄積を食い止められるからです。
 しかし、これよりも高齢になると、かなりの量のAGEsが溜まっており、
老化が身体を蝕んでしまっています。
そして、いったん溜まったAGEsはもう消えません。
 つまり、五〇代で老化物質の蓄積を止められるかどうかで、
その後の人生が決まると言っても過言ではないのです。
五〇代こそ糖質制限を始めるべき時期なのですが、
残念ながら、多くの中高年男性が糖質制限にあまり熱心でないのが現状です。
その理由はいくつかあるようです。
まず、仕事が忙しすぎるという人がいます。
確かに、五〇代というと社会的な責任の重い世代ですから、
健康をおろそかにしがちになるのも無理からぬところがあるでしょう。
また、糖質制限に懐疑的な人もいます。
これは健康情報に詳しいというタイプに多いようです。
情報過多の現代では、糖質制限に関する誤解が蔓延していて、
その有効性を正しく認識していない場合もあるのです。
そして、最も多いのは、もう健康になることをあきらめているという人です。
何度かダイエットに挑戦しては挫折を繰り返し、
中年太りは仕方がないと思いこんでいる人のことです。
そんな人は、年を取れば歯が抜けたり視力が落ちたりなどといった衰えが起こることも、
仕方がないとあきらめています。
高齢になれば老化するのは常識でしょうし、
これは五〇代のほぼ全員かもしれません。
しかし、あきらめているのは、
糖質制限のアンチエイジング効果を知らないからであり、
いかにももったいない話だと思われてなりません。
そこで、五〇代男性になんとかして糖質制限を始めてもらえないかと、
企画したのが本書です。
本書では、三人の五〇代男性のお話として構成されている部分と、
糖質制限の解説をまとめた部分とに分かれます。
三人の男性は、私が診療の現場で見てきた実際の患者さんたちの典型例であり、
いわば、糖質制限に踏み切れない五〇代男性のモデルです。
三人が糖質制限を知り、実践へと踏み切るストーリーを追いながら、
ご自分の未来を幸せにするのに糖質制限が必要かどうか、
考えてみていただきたいのです。
男・五〇代は、人生の後半を幸せなものに出来るかどうかの分岐点です。
どうか本書をきっかけにして、
糖質制限の道へと進むことを決断していただきたいと願っています。

なお本書は、ストーリー仕立てになっており平易でわかりやすいのが特徴です。
あわせて医学的な信頼度も確保するため、文中に通し番号を付け、
巻末に医学的根拠(エビデンス)となる論文を明記しています。
文中で直接出典を示した箇所もあります。
興味のある方はご参考になさってください。


江部康二
80歳以上の降圧。140/90未満で死亡リスク上昇。
こんにちは。
今朝、高雄病院通勤途中にある佐野藤右衛門さんの庭園の桜が
三分~五部咲きになっていました。
もう少ししたらライトアップが始まります。
しばらくは往復花見の贅沢な通勤ですね。

さて、
メディカルトリビューン 医療ニュース
80歳以上の降圧、140/90未満で死亡リスク上昇
ドイツ・高齢高血圧患者コホート研究

https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0322519583/?_login=1#_login
2019年03月22日

メディカルトリビューンに
興味深い記事が掲載されました。
ヨーロッパハートジャーナルの2019年2月25日オンライン版に掲載された
ドイツの研究報告です。
Eur Heart J. 2019 Feb 25. pii: ehz071. doi: 10.1093/eurheartj/ehz071.

 登録時(2009年11月~11年6月)に70歳以上で降圧薬を服用していた患者1,628例(平均年齢81歳)を対象に、
血圧正常化は収縮期血圧140mmHg未満および拡張期血圧90mmHg未満とし、
非正常化は収縮期血圧140mmHg以上または 拡張期血圧90mmHg以上と定義し、2016年12月まで前向きに追跡しました。

結果は、
正常化血圧群は非正常化血圧群に比べて、
特に80歳以上では死亡リスクが40%上昇
同様に心血管イベント既往例では、死亡リスクが61%上昇しました。
一方、70~79歳または心血管イベント非既往例では、
この傾向は観察されませんでした。

それを受けて結論としては、
「80歳以上または心血管イベント既往歴を有する高齢者を降圧療法で140/90mmHg未満に管理することは
死亡リスクを高める可能性がある」

というものでした。

日本の「高齢者高血圧ガイドライン2017」
9ページに、
●高度に機能が障害されていない高齢者に対する降圧
治療は,年齢に関わらず心血管病の発症を抑制し生
命予後を改善するので行う.(推奨グレード A)


との記載がありますが、
少なくとも80歳以上や心血管イベント既往歴がある高血圧患者さんには
血圧を下げるか否か、一考の余地がありますね。


江部康二


☆☆☆
以下、メディカルトリビューンの記事から一部抜粋です。
https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0322519583/?_login=1#_login

 【最近まで、高齢者では血圧を140/90mmHg未満に管理することが有益と考えられてきたが、この目標値は一般化できないとの研究結果が示された。ドイツ・Charité's Institute of Clinical Pharmacology and ToxicologyのAntonios Douros氏らは、70歳以上の降圧薬服用患者を前向きに検討した結果、80歳以上または心血管イベント既往例では、血圧140/90mmHg未満への降圧が死亡リスク上昇に関連していたとEur Heart J(2019年2月25日オンライン版)で発表した。

Eur Heart J. 2019 Feb 25. pii: ehz071. doi: 10.1093/eurheartj/ehz071.
Control of blood pressure and risk of mortality in a cohort of older adults: the Berlin Initiative Study.

高齢患者の降圧目標値は議論中
 高血圧有病率は70歳の70~80%に上る。欧州のガイドラインでは、心筋梗塞や脳卒中を予防するための降圧目標値として65歳以上で140/90mmHg以下を推奨。80歳以上にも同じ目標値が適用されるが、個々の患者で併存症などの付加的要素を考慮する必要がある。高齢高血圧患者の予後を改善する至適降圧目標値については、いまだ結論が出ていない。
 今回の研究では、降圧療法により地域在住高齢者の血圧を140/90mmHg未満に管理することと全死亡リスク低下との関連を検討した。対象は、慢性腎臓病対策のための高齢者コホートBerlin Initiative Study(BIS)登録時(2009年11月~11年6月)に70歳以上で降圧薬を服用していた患者1,628例(平均年齢81歳)を対象に、血圧正常化は収縮期血圧(SBP)140mmHg未満および拡張期血圧(DBP)90mmHg未満とし、非正常化はSBP 140mmHg以上またはDBP 90mmHg以上と定義し、2016年12月まで前向きに追跡した。

イベント既往で死亡リスク61%上昇
 8,853人・年の追跡期間中に1,628例のうち636例で血圧の正常化が認められ、469例が死亡した。
 Cox比例ハザードモデルによる解析の結果、正常化血圧は非正常化血圧に比べて、性、BMI、喫煙状態、飲酒量、糖尿病、降圧薬数を調整後の全死亡リスク上昇と関連していた。正常化血圧群は非正常化血圧群に比べて、特に80歳以上では死亡リスクが40%上昇、同様に心血管イベント既往例では、死亡リスクが61%上昇した。一方、70~79歳または心血管イベント非既往例では、この傾向は観察されなかった。

降圧療法で個別調整が必要
 以上の結果から、Douros氏らは「80歳以上または心血管イベント既往歴を有する高齢者を降圧療法で140/90mmHg未満に管理することは死亡リスクを高める可能性がある」と結論。また、これらの患者群の降圧療法について、「個人のニーズに応じて調整する必要性が示された。欧州の高血圧診療ガイドラインを全ての患者に適用する、現行のアプローチを変更するべきである」と付言している。

 今回使用されたデータは、同施設のElke Schäffner氏が主導するBISの一部として集積されたもので、2009年以降、2年ごとに問診、血圧・腎機能測定、血液・尿検査が実施された。同氏は「今回、降圧が6年後の死亡に及ぼす影響とその程度を検討した。次のステップとして、どのような高齢高血圧患者で降圧療法が有益なのか検討したい」と述べている。(坂田真子)】
2019年6月9日(日)『糖質制限食講演会 in 徳島』開催です。
こんにちは。

2019年6月9日(日)に徳島市内で、
日本糖質制限医療推進協会主催、
新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、
一般の方向けの糖質制限食講演会を開催いたします。

『 糖質制限食講演会 in 徳島
   ~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』


第一部でご講演頂く板東浩先生は、
日本抗加齢医学会評議員で、
アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で
活躍しておられますが、ピアノもご堪能です。

第二部では、私が糖質制限食の基礎理論と症例、最新の情報などを
わかりすくを目指してお話しします。
症例はCGMデータを中心に、グラフを交えてお話しします。

前夜祭では、『不肖江部康二のボーカルと板東浩先生のピアノ』で、
ミニライブを行いますので、乞うご期待です。

徳島、香川、四国方面の糖尿人、メタボ人、生活習慣病人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。


江部康二



以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

6月9日(日)に徳島市内で、当会主催、新老人の会(四国連合、徳島支部)と徳島県糖質制限研究会の共催による、一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部では、徳島在住、日本抗加齢医学会評議員で、アンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学等の幅広い領域で活躍しておられる医師の板東浩先生に「糖質制限で心身ともに健やかに」と題してご講演いただきます。

第2部では、理事長
江部康二医師が、糖尿病や生活習慣病の改善をはじめ、糖質制限食が多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論等について症例も交えて解説いたします。

また、前夜にはJR徳島駅近くで交流会を催します。講師、糖質制限を実践している方、興味のある方同士で楽しく交流してみませんか。

四国にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◇弊会イベント情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「新老人の会」(四国連合、徳島支部)/徳島県糖質制限研究会共催

『 糖質制限食講演会 in 徳島
   ~美味しく楽しく、炭水化物(糖質)を減らして健康に!』

◆日時: 2019年6月9日(日)13:00~15:30 ※開場・受付は12:40~

◆会場: アスティとくしま 3階 第2特別会議室

〒770-8055 徳島市山城町東浜傍示1番地1(やましろちょうひがしはまぼうじ)
http://www.asty-tokushima.jp/koutsuu/

◆内容:

◇第1部:「糖質制限で心身ともに健やかに」

板東 浩 医師 日本抗加齢医学会評議員/徳島県糖質制限研究会代表

◇第2部:「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食 ~人類本来の食事、人類の健康食」

江部 康二 医師
(財)高雄病院理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長

*第1部は40分、第2部は70分、最後に両講師との質疑応答を予定しております。

◆受講費(一律料金): 2,000円

◇◆◇ 徳島交流会 ◇◆◇

◆日時: 2019年6月8日(土)19:00~

◆場所: 阿波踊り&ミュージック カフェバーコティ

〒770-0831徳島市寺島本町西1-61-4 阿波けんどビル7F(ポッポ街 徳島駅側)
http://www.coty-awadance-music.com/guide

◆参加費:4,000円(フード・ドリンク)

◆その他:板東医師(ピアノ)、江部医師(ボーカル)のミニライブも予定しております。

【以下、講演会・交流会共通】

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。

​​★賛助会員入会+講演会、交流会参加をご希望の方:

​1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に参加ご希望のイベント名(6/9徳島講演会、6/8交流会)を
ご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

​★一般(賛助会員以外の方)で、講演会、交流会へ参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

​■その他

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは6月7日(金)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは6月4日(火)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
尿路結石はシュウ酸カルシウム結石が多い。尿路結石診療ガイドライン2013年版。
【19/03/24 TM
尿路結石について
尿路結石は尿酸よりもシュウ酸の方が原因になりやすいと思われます。
シュウ酸はホウレンソウやキャベツなどの葉野菜に多く含まれるので、
痛風の原因である尿酸を気にして野菜を多食すると、
かえってシュウ酸を多く摂取してしまうかもしれません。

私は20年来、尿路結石で苦しんだのですが、断野菜してからは再発がありません。
おまけに便秘によるお腹の張りも治ってしまいました(回数と量は減りましたが)。
野菜はビタミンCを満たす程度の最小限で良いのかも知れません。】


こんにちは。

TM さんから、尿路結石は、
尿酸よりもシュウ酸カルシウム結石が多いとのコメントを頂きました。
ありがとうございます。

断野菜してから、尿路結石に再発がないとのこと、良かったです。
糖質制ゲニストは、そもそも酸化ストレスが少ないので、
抗酸化作用のあるビタミンC摂取も、最小限度ですむ可能性がありますね。


早速、
尿路結石診療ガイドライン2013年版
http://www.urol.or.jp/info/guideline/data/03_urolithiasis_2013.pdf

を読んでみました。
なるほど、尿路結石はカルシウム結石がほとんどで、
その中でもシュウ酸カルシウム結石が多いとの記載がありました。

シュウ酸含有量が多い食材は、
葉野菜、タケノコ、コーヒー、紅茶、お茶、バナナ、ココア、チョコレート、ピーナッツ、アーモンドなどです。

野菜100gあたりのシュウ酸含有量(mg)
ホウレンソウ、スイバ:800
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス:300
サツマイモ:250
ナス:200
ダイコン、コマツナ、カブ:50

お茶類100gあたりのシュウ酸含有量(mg)

玉露:1350
抹茶、煎茶:1000
番茶:670
ほうじ茶:286

玉露、煎茶、番茶がシュウ酸含有量が多いですが、ほうじ茶は少ないです。
野菜も結構シュウ酸含有量が多いですが、毎日ホウレンソウを食べるわけではないので、
結局毎日飲む、お茶、コーヒー、紅茶が一日のシュウ酸摂取の過半数を占めるようです。
東欧の研究では、シュウ酸カルシウム結石患者で、
摂取されるシュウ酸の80~85%がコーヒーと紅茶由来であったと報告されています。


シュウ酸は水溶性なので、野菜は茹でることで、
体内へのシュウ酸の吸収量を減らせます。
カルシウム食材とシュウ酸食材を一緒に摂取すると、
シュウ酸が吸収されにくいのでお薦めです。

干しエビ、煮干し、パルメザンチーズ、たたみいわし、ひじき、わかめ、
油揚げ、焼き海苔、プロセスチーズ、カマンベールチース、
焼き鮎、いわしの丸干し、ししゃも・・・などにカルシウムが多く含まれています。
これら、皆、糖質制限OK食材ですね。


食事以外に一日2000ml以上の飲水で、結石発症予防効果あります。

高プリン体食材の過剰摂取も尿酸値を上昇させます。
ショ糖と果糖は尿酸値を上昇させます。
アルコールも尿酸値を上昇させます。
肥満は尿酸高値のリスクとなります。。


お薬としては、以下がありますが、医師と相談することが必要です。
クエン酸塩内服(ウラリット)は、
シュウ酸カルシウム結石やリン酸カルシウム結石の予防に有効です。
クエン酸塩は、尿のphを上昇させて、酸性尿を改善するので
尿酸結石予防、シスチン結石予防にも有効です。

カルシウム含有結石予防ににEPAが有効の可能性があります。
EPAは尿中のシュウ酸、カルシウムを減らす作用があります。
骨粗鬆症は尿路結石のリスクファクターですので、
カルシウム含有結石予防に
骨粗鬆症利良薬(ビスフォスホネート)が有効の可能性があります。
再発予防にはサイアザイドが、尿中カルシウム排泄を減らすので有効です。
高尿酸血症を伴うシュウ酸カルシウム結石の再発予防に、
尿酸生成阻害薬が有効です。

10mm未満の結石は、自然排出が期待できます。
排石には、カルシウム拮抗剤(ニカルジピン)やα1遮断薬で、
尿管の拡張を促すのが有効です。
尿管の拡張は疼痛緩和にも良いです。
α1遮断薬のタムスロシンにはエビデンスがあります。
漢方の猪苓湯も使用されますが、明確なエビデンスはありません。

痛みには、NSAIDs、ペンタジンが使用されます。
NSAIDsは腎機能障害があると使いにくいです。

10mm径以上の結石は自然排出は期待できないので積極的治療が必要です。
ESWL:衝撃波結石破砕術
TUL:経尿道的尿管結石破砕術
PNL:経皮的腎砕石術

などがあります。

なお尿路結石の診断には、まずは尿沈渣で疑いを持ち、
超音波、CTで確認するのが良いと思います。


江部康二

糖質制限食と血清尿酸値と尿路結石について
こんにちは。
糖質制限食と血清尿酸値と尿路結石について、
名古屋・hさん、小児科のおかだ先生、まーさんからコメントをいただきました。

過去に取り上げた内容ですが、とても参考になると思いますので、
今回、もう一回記事にしました。

尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、
減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。

もともと尿酸が高値だったのが糖質制限食で基準値になる人がいますが、
これは問題ないですね。
もともと尿酸値は正常だったのに、糖質制限食実践で高値となる人がいます。
この場合は、糖質制限食をつづけていれば、
3カ月~半年~1年で基準値に戻ることが多いです。
おかだ先生の場合はこのパターンですね。
結局、持って生まれた体質が、一番関係するのだと思います。

2012年4月4日の毎日新聞の記事によれば、
『激しい関節痛を起こす痛風の発症は、原因物質の尿酸を尿から出す機能だけでなく、腸から排出する機能が低下することも一因』
とのことです。

『尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出される』
とは、初めて知りました。
この腸からの排泄機能も、個人差に関係しているのでしょうね。
体内で尿酸をつくり過ぎるか尿からの排泄が悪いため、
高尿酸血症になると考えられてきましたが、
これらに腸からの排泄障害も加わることとなりました。

あくまでも私見ですが、この腸からの尿酸排泄は、
生活習慣やストレスの影響を一番受けやすいような気がしますね。
ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、
尿酸値が上昇することがあるので注意が必要です。
例えば断食(絶食)をすると、尿酸値は急激に上昇します。

さて糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。
一般に高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、
ことはそれほど単純ではありません。
例えば、江部康二は、2002年以来17年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、かなりの高タンパク食です。
しかしながら、尿酸値はこの17年間、
一貫して2.4~3.5mg/dl(3.4~7.0)ていどと低いほうです。
尿酸は体内の酸化ストレスに対抗する抗酸化物質という説があります。
私はスーパー糖質制限食で体内の酸化ストレスが少ないので、
尿酸も少なくてすんでいるというポジティブな仮説もありかと考えています。

通常、糖質制限食でいったん尿酸値が上昇した人も、
数ヶ月~1年で元の値に戻ることが多いので経過をみることが多いです。
ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服も考慮する必要があります。
過去痛風発作を起こしたことがない場合は、
尿酸8~9mg/dlとかでも、経過をみてよいと思います。

名古屋・hさんの場合、尿路結石がいつの段階からあったのかはわかりませんが、
糖質制限食実践後尿酸値が高値となったことは間違いありません。
そしてそのことが、排石・血尿と関係している可能性は否定できません。
従いまして、過去尿路結石のあった人や家系的に石持の方々は、
尿酸が高値となったときはおかだ先生の方法のように、
梅干しを食べるとか、
わかめ・ほうれん草・大根・キャベツ・茄子・しいたけなど摂取で、
尿をアルカリに保って尿酸が結晶化しにくいようして、
尿酸値が基準値にもどるのを待つのが安全と思います。

尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、
ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、
食事由来の尿酸は約100mgで、
一日に生産される総量約700mgに比し、かなり少ないということが判明しました。

自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、
元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、
食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。

尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に

1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ


だそうです。
納先生の指摘されているストレスは、精神的なもののようです。
例えば、納先生が学会の会頭をされたときに尿酸値が一番上昇して、
学会が終了したら下がったそうです。
学会会頭という精神的ストレスで、腸からの尿酸排泄が減少した可能性がありますね。
これらに特殊例として肉体的ストレスである「断食や極端な低カロリーのときは尿酸値上昇」というのが、一番上にくる感じですね。

まーさんの場合も、体重がかなり減少しているなら、
低カロリーによる尿酸値上昇の可能性があります。
あとはストレスの影響ですが・・・。


**参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著




江部康二


【12/06/05 名古屋・hさん
糖質制限食と尿酸値
江部先生、こんばんわ。

tagashuuさんのデ-タで気になる点があります。それは、尿酸が6.5から8.1に大きく上昇していることです。
私は糖質制限食を始める前は、尿酸値は5.2程度でしたが、ス-パ-糖質制限食を開始して、HA1cや血糖値はすぐに正常値となったのですが、尿酸値が上昇、今年の4月には7.6となりました。5月10日頃、突然血尿が出るとともに尿とともに小さい石が数個でました。泌尿器科でMRI検査の結果、腎臓に結石があるとのことで、現在、ウラリットとウロカルンという薬を飲んで治療中です。
先生の過去のブログを見ると、糖質制限食で尿酸値は変化しない、下がる、上昇する場合があるので、尿酸値と糖質制限食と直接関係はないとのことです。
私の場合は、ス-パ-糖質制限食を開始後から尿酸値が上昇しているので、何らかの影響があると思われます。
血糖値、HA1cのためにス-パ-糖質制限食は必ず継続したいのですが、尿酸値を上げない方法はあるでしょうか。お教えいただければ幸いです。
なお、糖質制限食開始後、尿のpHは5.0と低い値です。糖質制限食開始前のpHは不明です。

名古屋・h】


【12/06/06 おかだ
尿酸値
名古屋hさん
糖質制限している小児科医です。
糖質制限する前からやや高尿酸血症があり、尿のアルカリ化を心がけていました。
糖質制限する開始後少し上昇しましたが、4ヶ月経過した今は正常範囲に落ち着いています。
糖質制限食は尿が酸性化しやすく尿酸結石ができやすいかもしれません。
http://www.tufu.sakura.ne.jp/arukarisyokuhin.html
尿アルカリ化薬には、クエン酸カリウムとクエン酸ナトリウムの合剤ということで、それなら素人思考で梅干しを毎朝一粒食べています。
結石ができた方は治療が必要だと思いますが、結石ができていない方は尿アルカリ化を予防してもいいかもしれません。】


【12/06/06 まー
健診結果です
拝啓 江部先生

久しぶりに投稿致します。
先生のブログを拝見し、糖質制食を始めたのが2009年の夏でした。
以降、徐々にスーパー制限食の精度を高めつつ努力し、今では週1回は大好きなラーメンやパスタを食しつつも、その際でも食前のグルコバイ服用+食後2時間半以上のウォーキングは欠かしません。

明日50歳を迎える本日、年に1度の人間ドックに行ってきましたが、32歳から記録している空腹血糖値は、それが奏功し過去二番目に良い値98(34歳時の95以来)でした。努力が実った形が数字で表れ、とてもうれしかったです。
血糖値:123(2008.6)→101(2009.6)→115(2010.6)→108(2011.6)→98(2012.6)
一方で、今回のご相談はここからで、大変な問題が生じました。
尿酸値が上昇しているのです。
尿酸値:5.8(2006~08.6平均)→6.7(2009.6)→7.5(2010.6)→7.6(2011.6)→9.4(2012.6)

確かに、最近の食事は肉魚系が多いのですが、野菜もきちんと摂取しています。
江部先生の過去のブログを拝見すると、尿酸値の影響は個人差があるとのことですし、納先生の研究結果も拝見しました。

しかし、この状況にどう対処すればよろしいでしょうか。
血糖値と尿酸値の改善が二律背反のようで、これを打開したく御助言をよろしくお願い申し上げます。
敬具】
尿路結石と糖質制限食。
こんにちは。

今回は、尿路結石と糖質制限食について検討してみます。
現在、糖質制限食と尿路結石に関して、
断定的な結論を出すほどのデータはないのですが、
下記のような文献があります。


Nephrolithiasis as a systemic disorder.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18408483


このReviewでは、メタボリックシンドロームは腎結石と関連があり、
2型糖尿病、BMIの増加、高血圧、脂質異常症が
それぞれ独立した危険因子として認識されるようになってきているとの事です。

メタボリックシンドローム、2型糖尿病、BMIの増加、高血圧、脂質異常症は、
いずれも糖質制限食で改善が望める病気です。
そして運動不足も影響する病気です。

一方、
「戦後食生活が欧米化して高蛋白・高脂質食となり、尿路結石が増えた。
従って尿路結石再発予防には蛋白質・脂質を減らすのが良い。」

という従来の説は如何なものでしょう。

この説に関してですが、
日本尿路結石症学会が2005年に行った調査によると、
尿路結石の患者数は40年前(1965年)と比べて、増えています。
この患者数というのは、痛みの発作を起こした人(罹患者)の数です。

1965年、人口10万人あたり、63.8人。
1975年、人口10万人あたり、75.7人。
1985年、人口10万人あたり、91.6人。
1995年、人口10万人あたり、117.5人。
2005年、人口10万人あたり、192人。


1965年以降徐々に、尿路結石は増えています。
特に1995年~2005年までの10年間の増加は、それ以前の30年間に比べて、
とんでもない人数の増加です。

そして、1995年~2005年は、厚生労働省「国民栄養の現状」によれば、
蛋白質・脂質の摂取率は、減少傾向にあります。

こうなると、少なくとも1995年~2005年までの10年間の尿路結石患者の激増は、
蛋白質・脂質には無関係の可能性が高いといえます。

そして、1995年~2005年は、厚生労働省「国民栄養の現状」によれば
炭水化物の摂取比率が増加しています。

脂質と蛋白質の摂取比率が低下して、
炭水化物の摂取比率が増加して、
1995年~2005年までの10年間に、尿路結石が激増しています。
従って、糖質制限食と尿路結石増加とは無関係です。

この事実を考慮すれば、尿路結石増加の真犯人は
炭水化物摂取比率増加の可能性が高いです。

特に白米、麺類、食パン、清涼飲料水、菓子パン、麺類、ケーキなどを含め、
精製された炭水化物の頻回・過剰摂取が良くないと思います。

☆☆
医療情報サービス Minds(マインズ)
厚生労働科学研究費補助金により公開中
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0022/1/0022_G0000058_0021.html
尿路結石の調査報告

日本ケミファ株式会社のホームページ
http://www.chemiphar.tv/healthcare/urine/index_02.html
尿路路結石の患者数は40年前に比べて約3倍に増加



結論です。
現段階では、勿論断定はできませんが、
尿路結石の増加も精製された糖質の過剰摂取の影響が一因である可能性があります。
特に炭水化物の質が、ブドウ糖ミニスパイクを起こしやすいものほど問題と思います。
あとは、運動不足も一定、関与していると思われます。


江部康二
低糖質おやつの店 しまねこや さんのお菓子をいただきました。
こんにちは。

3/9(土)に、ローカーボ食堂「あかねや」さん(京都市内にて不定期営業されているそうです)が低糖質イベントを開催されました。

「あかねや」さんの弟さんである長谷六方さんはイタリアンのシェフだそうで、低糖質イタリアンのワークショップなどもあったそうですよ。楽しそうですね。

そのイベントにて、日本糖質制限医療推進協会 賛助会員の遠藤かおりさんが、ワークショップ開催&低糖質スイーツ販売をされました。

遠藤さんは、不妊治療中に境界型糖尿人であることが発覚し、糖質制限を実践。そこから得た経験を活かして、皆が安心して食べられる低糖質おやつのお店、「しまねこや」を東京都調布市でオープンされました。

ラッキーなことに、私も「しまねこや」さんのスイーツをご馳走になりました。

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しまねこやさんの地元で採れる「仙川はちみつ」入りのマドレーヌ(糖質量2.6g/1個)だそうです。はちみつの個性的な香りが濃厚なバターの風味ととてもよくマッチしています。

KIMG1252.jpg

ずっしりボリューム感たっぷりのこちらはゆずケーキです。上品な甘さと爽やかな柚子の香りが素晴らしいですね。

KIMG1254.jpg

全250g中の糖質量は15g(エリスリトール除く)しかないので、たっぷり4分の1カット食べても大丈夫ですね(^^♪

KIMG1258.jpg

クッキーも可愛いですね。一つ一つ丁寧に仕事されている印象です。

平飼い卵、よつ葉発酵バター、海塩などを使用し、素材も吟味されていて、やさしい味わいでした。

しまねこやさんは不定期で営業されているそうです。

今後の予定はブログなどでチェックして下さい。

【3月の予定】
20190216193235ab8.jpg

低糖質おやつのお店 しまねこや 
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週に3個以上の卵を摂取、心疾患のリスク増大か 米研究。信頼度は?
「卵やコレステロールを多く摂取する人は、心疾患リスク増大の可能性あり」
という米国CNNの報道がヤフーニュースに載りました。
(JAMA. 2019; 321(11):1081-1095.)

この論文が掲載されたのは一流医学雑誌JAMAですから、
一見、信頼度は高そうに思えます。
読者の皆さんにも、複数コメントを頂きましたが、
コレステロール問題への関心の高さが伺えます。

さて、
A)
米農務省は「コレステロールは過剰摂取を懸念すべき栄養素ではない」として、
摂取量を1日300ミリグラム未満に抑えていた食事指針を2015年見直す方向です。
B)
厚生労働省は、5年おきに改定する「食事摂取基準」の2015年版で、
科学的根拠が得られなかったとしてコレステロールの摂取基準を撤廃しました。
C)
2015年5月1日
日本動脈硬化学会が、「食事で体内のコレステロール値は大きく変わらない」との声明を発表しました。


A)B)C)のいずれもコレステロール摂取基準撤廃です。
これでもう、コレステロール摂取問題は解決と思っていたのですが、
またぞろ、「コレステロール危険説」登場ですから、なかなか懲りない人達がいるのですね。

米農務省、日本の厚生労働省、日本動脈硬化学会のいずれも
多数のコレステロール摂取に関する論文を検討しての結論です。
今回のJAMAの論文は、たった一つの論文に過ぎませんので、

多数の論文を検討した結果のA)B)C)のほうが、はるかに信頼度は高いと言えます。
また、清水先生がご指摘のように、
(ドクターシミズのひとりごとhttp://promea2014.com/blog/?p=7525)
この論文、参加者を平均して17年間追跡しています。
参加者は食事のアンケートでデータを収集しているのですが、食事の調査はたったの1回だけでした。
アンケートでは前年や前月何を食べたかを調査票に書きますが、
人の記憶はあいまいであり、アンケート自体が正確ではない可能性があります。
私自身で考えてみても、前年や前月の食事の記憶などないに等しいです。
そして、たった1回の調査で、参加者が17年間同じ食事をし続けたということが前提となっている調査なので、
それだけでも信頼度が?です。
清水先生、いつも迅速で的確なご見解をありがとうございます。 m(_ _)m
大変、参考になります。

結論です。
今回のJAMA論文の信頼度は低く、
A)B)C)の見解のほうが、はるかに信頼度は高いと言えます。
従いまして、安心して、卵など、コレステロールを多く含む食材を
できれば、糖質制限食の範疇で、食べてよいと思います。


江部康二


【19/03/18 猫
嗜好品
たばこは嗜好品ですものね。
生まれたときから必要なものではないので、私もNGです。
あの煙に触れるだけでもNGです。
さて、yahoo.ニュースにピックアップされてました。

(CNN) 1週間に卵を3~4個食べる人や、食事から1日当たり300ミリグラムのコレステロールを摂取する人は、そうでない人に比べて心疾患や早死にのリスクが高い――。そんな調査結果がこのほど医学誌JAMAに発表された。

これでまた糖質制限否定派が勢いづくでしょうね。
私的には3個/半時間ならちょっと危ないなとは思いますが、まさか3個/週でのリスクとなると、疑いたくなります。】


【19/03/18 貧乏知識
コレステロール問題
素人なのでJAMAのフルテキスト読んでませんが、
糖質量や中性脂肪とかも調査されてるんですかね?
週に3個以上の卵を摂取、心疾患のリスク増大か 米研究
1週間に卵を3~4個食べる人や、食事から1日当たり300ミリグラムのコレステロールを摂取する人は、そうでない人に比べて心疾患や早死にのリスクが高い――。
そんな調査結果がこのほど医学誌JAMAに発表された。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35134378.html
JAMAの記事
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2728487


【19/03/19
タイトルなし
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6317511
週に3個以上の卵を摂取、心疾患のリスク増大か 米研究
こんな記事見つけました。
卵は日に4つくらい食べます。】


【19/03/19
週3個の卵
ドクターシミズ先生が早速反応していましたね。
http://promea2014.com/blog/?p=7525
どうやら、長期の研究なのに、何を食べたかの調査はたった1回のようです】



ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190318-35134378-cnn-int
週に3個以上の卵を摂取、心疾患のリスク増大か 米研究

3/18(月) 18:28配信 CNN.co.jp

週に3個以上の卵を摂取、心疾患のリスク増大か 米研究
週3個以上の卵や1日当たり300ミリグラムのコレステロールを摂取する人は心疾患や早死にのリスクが高まる可能性があるとの調査結果が明らかになった
(CNN) 1週間に卵を3~4個食べる人や、食事から1日当たり300ミリグラムのコレステロールを摂取する人は、そうでない人に比べて心疾患や早死にのリスクが高い――。そんな調査結果がこのほど医学誌JAMAに発表された。
論文を執筆した米ノースウエスタン大学のビクター・ゾン氏によると、卵の黄身は特にコレステロール値が高く、卵1個には大きなもので約186ミリグラムのコレステロールが含まれる。
研究チームは、2万9000人あまりについて平均で17年半にわたって追跡調査した米国内の6研究グループのデータを詳しく調べた。
その結果、心血管系の疾患を発症していたのは計5400人で、うち1302人は脳卒中(死者を含む)、1897人は心不全(同)を発症し、113人はそのほかの心疾患のため死亡していた。それ以外の原因で死亡した患者は6132人だった。
今回の調査では、食事からのコレステロール摂取が1日当たり300ミリグラム増えると、心疾患に関連したリスクは3.2%高まり、早死にする可能性は4.4%増えるという結果が出た。
卵は1日当たりの消費量が半個増えるごとに、心血管系疾患のリスクは1.1%上昇し、早死にリスクは1.9%上昇するとしている。
この結果は、過去の研究と矛盾する部分もある。その理由として、過去の研究では、卵の消費と他の不健康な行動(運動不足や喫煙、不健康な食生活など)との関係を考慮していなかった可能性が考えられる。
加えて、コレステロールの多い食品は一般的に、飽和脂肪や動物性たんぱく質も多く含まれる。
一方、今回の研究では、そうした要因も包括的に評価したとゾン氏らは述べている。
今回の研究にはかかわっていないコロラド大学医学校のロバート・エッケル氏は、医師にとっても患者にとっても、このテーマは重要だと指摘する。
同氏によると、卵の消費や食事からのコレステロール摂取と、心血管系疾患との関係は長年の論議の的になっているが、最近の研究では重要性は薄いと考えられていた。
しかし今回の研究は従来の研究に比べてはるかに包括性が高いとエッケル氏は指摘、「心臓にいい食生活に対し、卵の消費やコレステロール摂取が及ぼす悪影響を考えると、コレステロールの多い食品の摂取を制限することの重要性を見過ごすことはできない」と解説している。
禁煙して体重が増加しても、心血管イベントリスクは約半分に減少。
こんにちは。
今日の記事はタバコのお話です。
私はお酒には比較的優しいですが、 (^^)
タバコにはとても厳しいです。 (→ο←) 
まあ、私は酒は吞むけれどタバコは吸わないので、一定のバイアスが
かかっているのは否めないですが、
タバコの害には、エビデンスがあります。

まずは、タバコの害です。
以下の青字は、国立循環器病研究センターサイトから一部抜粋です。

喫煙はどんな害があるの?
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph65.html
たばこの煙には4000種類以上の化学物質が含まれていることが判明しています。
そのうち有害と分かっているものだけで200種類以上もあります。
またこれらの中には40~60種類の発ガン物質が含まれています。

たばこを吸うと一酸化炭素も体内に取り込まれます。
一酸化炭素は酸素に比べ240倍も赤血球にあるヘモグロビンと結合しやすく、
体内組織の酸素欠乏により動脈硬化が進み、
脳卒中・急性心筋梗塞(こうそく)・大動脈解離などの
循環器疾患を発症する危険度が高くなります。

<図2>のように、1日25本~49本吸っている人は、
心筋梗塞で死亡する危険度が吸ってない人に比べ2.1倍になります。
本数が増えるほど死亡の危険度が上がるのです。
脳卒中発症と喫煙との関係をまとめたのが<表2>です。
若年者の方がその危険度が大きく、
喫煙本数が増えるほど脳卒中発症の危険度が高まります。

さらに、呼吸器疾患の肺気腫(しゅ)・慢性気管支炎・気管支ぜんそくや、
がん、低出生体重児など、さまざまな疾患の発症に影響しています。
肺がんのうち、
たばこが原因と考えられる(もし吸わなかったら、かからなかったと考えられる)肺がんの割合は70%に及びます。

<図3>は、吸わない人と比較したたばこを吸う人の死亡率です。
たばこの煙の通り道である咽頭(いんとう)がんや喉頭(こうとう)がん、
あるいは唾液(だえき)と一緒にたばこのヤニが飲みこまれることにより、
発がん性物質の影響で、
食道がん・胃がん・肝臓がん・膀胱(ぼうこう)がんが起こりやすくなります。
たばこを吸う人の肺と吸わない人の肺を比べてみると、
吸う人の肺は黒いススでおおわれています。】



喫煙のリスクが周知され、たばこ税が増税されて、
日本の喫煙者の割合は減ってきています。
たばこ産業の「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、

成人男性の平均喫煙率は27.8%でした。
これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、
約50年間で56ポイント減少したことになります。
年代別にみると、急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は21.3%ですが、
30歳代から50歳代はまだ35%前後を推移しており、
一番高い年代は40歳代で35.5%でした。
成人男性の喫煙率は、減少し続けていますが、諸外国と比べると、
未だ高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されます。

これに対し、成人女性の平均喫煙率は8.7%であり、
ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。
喫煙率が一番高い年代は40歳代の13.6%、最低は60歳以上の5.4%です。

私はタバコは吸わないので、とても良い傾向と思いますが、
女性の喫煙率が昭和41年とほとんど横ばいとは意外でした。
しかしながらタバコをやめると体重が増加することが多いです。

数あるタバコの害の中で、今回の記事は、JAMAに掲載された
『禁煙と心血管イベント』についての研究論文のお話です。

「禁煙により心血管イベント(*)減少効果が得られるのは即理解できるけれど、
禁煙後に肥満してしまうことで心血管イベントリスクが増えたら、
禁煙の効果は相殺されてしまわないか?」

という疑問が生じる読者もおられると思います。

この件に関して、JAMA 2013; 309: 1014-1021 に研究報告が掲載され、
それについて[MT Pro 2013年4月4日]に山田悟医師の解説がありましたので
以下(緑文字の文章)一部抜粋してご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

禁煙したら太っちゃったよ! 先生,俺,大丈夫かな?
禁煙後の体重増加と心血管疾患の関係 [MT Pro 2013年4月4日]

この研究は有名なフラミンガム子孫研究のサブ解析がデータベースです。
非喫煙者、最近の喫煙、長期の禁煙者、喫煙者の4群に分類して比較検討です。
これまで,体重増加は禁煙後の健康問題の1つとされてきました。
今回の研究結果から、糖尿病であれ、非糖尿病であれ、たとえ体重増加があっても、
禁煙の成功により心血管のリスクが半分程度(0.49)に減ることが分かりました。
禁煙成功のメリットは体重増加のデメリットとは比べ物にならず、
禁煙に成功したことの意義の方がはるかに大きいと言えます。

論文の結論として
1)最近の禁煙者は体重を増加させたが心血管イベントリスクは半分に減少。
2)糖尿病の人は非糖尿病の人より、心血管イベント発症率が多い。
3)喫煙者よりも非喫煙者、禁煙者で心血管イベントの発症率は低下。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


つまり、少々太っても、禁煙のメリットのほうがはるかに大きいということなのですが、
「禁煙+糖質制限食」なら、体重増加もないですね。


(*)心血管イベント
通常は心筋梗塞と脳卒中のことを指すのですが、
論文により狭心症や心不全の悪化などを含むこともあります。


江部康二

3月31日(日)医療従事者対象糖質制限食セミナーin東京 のご案内
こんにちは。

2018年、東京、大阪にて開催し、
ご好評いただいた医療従事者対象糖質制限食セミナーを
2019年3月31日(日)、東京にて開催致します。

日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者対象糖質制限食セミナー
in 東京
開催


第1部 
「糖尿病と糖質制限食~基礎と臨床~」

糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
高雄病院の糖尿病患者さんの症例も発表します。
2018年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
講義・質疑を含めて90分間の予定です。

第2部
発表と討議

今回、新企画を導入しました。
医師と保健師、6名の方に発表いただき、
参加者の皆さんと一緒にしっかりディスカッションします。
お一人20分(10分発表・10分討議)なので、合計120分間の予定です。

なおご参加頂いた皆さんには、第1部講演PPTスライドの資料をダウンロードしていただけます。

おかげさまで残席少なくなってきております。
東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。


江部康二



以下事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。

2019年3月31日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催いたします。

第1部は理事長による講義で、「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」
と題して、糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論や高雄病院での
臨床例について解説いたします。

第2部は、発表・討議で、医師と保健師、6名の方に発表いただき、
ディスカッションを行います。

臨床で糖質制限を採り入れておられる医療従事者に発表いただき、
指導法や症例などの共有、意見交換をしていただく時間を今回、
新たに設けました。

医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

//////////////ご案内/////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「医療従事者向け糖質制限食セミナー(東京)」

■日時:2019年3月31日(日)12:30~16:50頃
    ※開場・受付は12:10~

■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html

■内容:

◇第1部: 「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」

講師: 江部康二 医師 
  (一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長

◇第2部: 「発表・討議」

・「百聞は一見に如かず」
 関上勇 医師/関上こどもクリニック(岩手) 院長

・「企業における糖質制限の指導と実際」 
 佐藤ゆかり 保健師/三井住友建設(株)(東京) 健康相談室

・「 CGM(フリースタイルリブレプロ)を用いて糖質制限食の指導をしてみて
  (インスリン注射やSU剤を中止できた症例を中心に)」
 髙橋裕彦 医師/たかはし整形外科医院(香川) 院長

・「糖質制限栄養療法~一般外科医の悩み」
 倉内宣明 医師/JA倶知安厚生病院(北海道) 主任外科部長

・「末期肝臓癌に対し糖質制限と高濃度ビタミンC点滴治療を行った一例」
 田頭秀悟 医師/医療法人日章会南鹿児島さくら病院(鹿児島) 

・「高度進行消化器癌患者に対する補助療法としての糖質制限食導入の方法
   適応と達成度評価を含め」 
 村上博史 医師/西部総合病院(埼玉) 外科

*第1部は90分(講義・質疑)、第2部はお一人20分(10分発表・10分討議)ずつ
を予定しております。

■対象:

医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士、鍼灸師など)


■受講費:

・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(会員以外) 9,000円

・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(会員以外) 6,500円

*参加頂いた皆様には、第1部の映写資料データを後日ダウンロードしていただけます。


■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
 「通信」欄に以下をご記入下さい。
 ① 「3/31東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
 ② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月29日(金)までに事務局までご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。


*掲載サイト:http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

「菓子職人糖質制限マンスリーケーキ」。ムースフレーズ。
こんばんは。

私が監修をつとめる「菓子職人糖質制限マンスリーケーキ」のご案内です。

菓子職人ムースフレーズ
糖質 3.62g カロリー 236kcal

※100gあたり ※エリストールを除く

【商品紹介ページはこちら】

2019年3月ムースフレーズ(イメージ)


表示糖質は100gあたり3.62gです。
春らしい甘酸っぱいムースフレーズです。

ブルーベリー、ピスタチオ刻み、生クリーム、
ムースフレーズ、いちごジャム、シフォン生地、
バタームース、フォンドマカロン生地で構成されています。

江部康二の人体実験で、

2019年2月26日(火)
午後6時102mg
ムースフレーズ 一個(100g) 摂取
午後7時118mg

午後7時、
ピークの60分後で118mg、
16mgの上昇です。

私の場合は、糖質1gが血糖値を3mg上昇させるので
菓子職人ムースフレーズ(1個100g)で、
約5.3gの糖質という計算となります。

約4gの予定が、約5gですが、ほぼ表示成分通りです。
勿論個人差はあると思いますが、
これなら糖質セイゲニストにも安心です。

甘味料はもっぱら、
血糖上昇ゼロのエリスリトールです。
糖質制限中の方にも、美味しいケーキで季節を感じていただけます。
菓子職人さんの『糖質制限マンスリーケーキ』
我々糖質セイゲニストの強い味方です。
菓子職人さん、ありがとうございます。
菓子職人ムースフレーズ
私には、月替わりで糖質制限OKなケーキを食べることができて嬉しい限りです。

ブログ読者の皆さん、是非ご賞味あれ!!

お問い合わせは以下です。

☆☆☆
彩韻菓子工房有限会社

〒615-0032 京都府京都市右京区西院西高田町19
TEL:075-311-4606
FAX:075-311-4123
営業時間:午前9:00から午後8:00(年中無休)

ホームページ: http://www.kashishokunin.co.jp/
お問い合わせ: info@kashishokunin.co.jp



江部康二
「魔法のダイエットみそ汁 」日本文芸社、刊行です。
こんばんは。

今、みそ汁がブームのようで、
いろんな本が刊行されています。
みそ汁は、日本人の『ソウルフード』でしょうか。
高雄病院でも、職員のリクエストが強くて
お昼の給食には必ず、みそ汁がつくようになりました。
私もみそ汁は大好きです。

そこで、私も一冊、みそ汁本を監修してみました。
興味あるかたは、是非読んで頂けば幸いです。

魔法のダイエットみそ汁
日本文芸社  2019/2/28
江部 康二 (監修)
https://www.amazon.co.jp/dp/4537216646/

miso.jpg


☆以下は出版社の内容紹介です。

内容紹介
1日1回食べるだけ!
医師が教えるダイエットみそ汁を大公開!
家庭の食卓ではお馴染みのみそ汁ですが、
実は材料や食べ方を変えるだけで立派なダイエット食に早変わりします!
本書では、糖質制限の第一人者である医師を監修に
1日1食食べるだけの“魔法のみそ汁"の作り方をご紹介します!
一度作れば何度も使える“魔法のみそ"を使用し、
手軽に作れて1食で大満足なみそ汁を
バリエーション豊富に掲載します!
ボリューム満点、栄養満点なので
ダイエットにも日々の健康にも役立つ一冊です!



☆☆以下は、はじめにです。

はじめに

具だくさんでお腹いっぱい!
大満足のおみそ汁で
きれいにやせる
太るから食べたくない、
食べてないのにやせない
とにかく空腹との戦い…など
ダイエットにチャレンジする人の悩みはつきないもの。
本書ではそんな忙しいけれどきれいにやせたい方のために
糖質オフにのっとりながら
1日1食、晩ご飯をみそ汁に変えるだけという
みそ汁を活用したラクなのに即効性が高いダイエット法をご紹介します。
減量効果はもちろん、美容、アンチエイジング、免疫力アップなど
さまざまな健康効果も得られるのが嬉しいところ。
毎日の生活に手軽取り入れられて、よりよい効果を期待できる
ダイエットみそ汁生活をはじめてみましょう。



江部康二
たんぱく質の摂取量、筋肉、利用の上限。食事回数。
【19/03/12 トンボ

たんぱく質の摂取量、吸収の上限について
江部先生、はじめまして。いつも情報をありがとうございます。
私は43歳(女)です。
祖母がインスリン注射を打っていたほど重症の2型糖尿病で
私自身も過去に妊娠糖尿病になったことがあり
将来的に糖尿病になるのかと不安で、フリースタイルリブレをつけて
生活してみたところ、やはり少し多く糖質を摂るとすぐに血糖値スパイクを起こす
糖尿病境界型だということがわかりました。
ご飯を少なくしてみたり、食べた後に運動してみたり
リブレを装着した自分の身体でいろいろ実験してみて
血糖値の上がりにくい食事はわかるようになったのですが
江部先生や宗田先生の本を読ませていただいて感銘し
一度厳格に糖質制限をやってみようと試みたところ
現在1ヶ月経過ですが、体調はとても良く、体重は減ったのに
筋肉は減らず体脂肪のみが減り(ジムの体組成計で計りました)
実は結構お酒も飲むのですが二日酔いが皆無になり、
頭も何だか冴えているような気がしております。
前置きが長くなってしまいましたが、
とても調子が良いのでこのまま糖質制限を続ける上で
たんぱく質の摂取の方法について質問がございます。
情報によっては、「一度に吸収できるたんぱく質の量は20g~30gである」として
あまりにたくさん肉などのたんぱく質を摂取しても吸収できないと書いてあるものが
複数あります。
(例:東京大学の石井先生の記事など
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/040200001/113000064/?P=3
であれば、体重×2gものたんぱく質を摂るためには1日何度も食事をしなくてはいけないと思うのですが
江部先生は食事は2回でいいとおっしゃられております。
(宗田先生や釜池先生なども1日1回だったりします)
現在は3回の食事でまんべんなくたんぱく質をとっておりますが
正直準備が面倒な時もあり、もし回数を減らしてたんぱく質摂取量を増やしても
問題なければ2回に減らしたいと思っているところです。
まとまりがない文章ですみません。
1回の食事でのたんぱく質の摂取量、吸収量について、江部先生のお考えを教えていただけますと幸いです。】


トンボ さん

『一度厳格に糖質制限をやってみようと試みたところ
現在1ヶ月経過ですが、体調はとても良く、体重は減ったのに
筋肉は減らず体脂肪のみが減り(ジムの体組成計で計りました)
実は結構お酒も飲むのですが二日酔いが皆無になり、
頭も何だか冴えているような気がしております。』


素晴らしい改善と変化ですね。
良かったです。


たんぱく質の摂取量と筋肉への取り込みの上限

たんぱく質の人体への吸収

食事回数とたんぱく質摂取


①②③について
筋肉博士・石井直方東大教授の

やさしい筋肉学
タンパク質の摂取を増やせば増やすほど、筋肉が増えるわけではない!
第63回 解明されつつある最新知識
2017/12/19 コーチング・クリニック(ベースボール・マガジン社)
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/040200001/113000064/?P=3
筋肉を太くするのに有効なタンパク質の量には上限がある

などを参考に考察してみました。

①一回のたんぱく質の摂取量20gくらいが筋肉合成に役立つ量である。
②それ以上のたんぱく質(30~40g)を摂取しても、体内に吸収されるけれど
筋肉合成には利用されずにエネルギーとして使用される。
ここまで、石井直方教授のご見解です。

そうすると日本人の普通の食事で、
三食とも、たんぱく質20gくらいは摂取できそうです。

『ごはん・納豆・生卵を食べるだけでも15gほどのタンパク質を摂取することができますし、それにシャケの切り身を一切れも加えれば20gに達するので、普段の食事で十分ということになります。』


そうなるとプロテインも不要ということになりますが、
タンパク質は筋肉合成を増加させるスイッチでもあります。
従って、たんぱく質20~30gを
一日に複数回摂る手段として、プロテインは便利で効果的だそうです。

1800kcalの高雄病院スーパー糖質制限給食の平均が、
脂質:56% たんぱく質:32% 糖質:12%
たんぱく質が144g/日となります。
従って筋肉量維持には充分過ぎるたんぱく質摂取量なので
余った分はエネルギーに使われている分も多いと思います。

またたんぱく質は、食事誘発熱産生(DIT)がとても多いです。
高蛋白食は、摂食時の食事誘発熱産生(DIT)が通常食に比べて増加します。
DITによる消費エネルギーは、実質吸収エネルギーの、糖質では6%、脂質では4%、
タンパク質で30%です。
食事誘発熱産生(DIT)を、もっと簡単に説明すると、食事において
100キロカロリーの糖質だけを摂取した時は、6キロカロリーが、
100キロカロリーの脂質だけを摂取した時は、4キロカロリーが、
100キロカロリーのタンパク質だけを摂取した時は、30キロカロリーが
熱に変わり、消費エネルギーとしてカウントされるということです。

グリーンランドのイヌイットですが、 
バング、ダイアベルグらの試算によりますと、
伝統的食生活の頃(1855年)のイヌイットは、3202kcal/日
蛋白質:377g・・・47.1%・・・1508kcal
炭水化物:59g・・・7.4%・・・236kcal
脂質:162g・・・45.5%・・・1459kcal

すごい量のたんぱく質ですね。

あとは食事回数ですが、人類は長い間、一日二食だったので
三食食べる必要は全くありません。
二食/日で大丈夫です。

詳しくは以下のブログ記事をご参照頂けば幸いです。
2018年11月02日 (金)
「人類は本来、一日三食か二食かはたまた、一食か?」。朝食は?
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4725.html



江部康二
質の良いHbAicと質の悪いHbAic。AGEsの蓄積は?
【19/03/11
食後高血糖人
タイトルなし
お世話になっております。
私はやせ型の56歳女性です。
何を食べても太らない体質でしたので、若い頃から暴飲暴食、甘いものも見境なく食べてきたのですが、数ヶ月前にかかりつけの医師から、私のhbA1c(5.7)数値は隠れ糖尿だとご指摘頂きました。まさか私が糖尿病予備軍⁉︎…と、ショックを受け、早速先生に教えて頂いたリブレで何がいけないのかをチェックしたところ、とんでもない食後高血糖だと判明しました。
若い頃から、どうにもならない程の食後の睡魔に悩まされておりましたが、今やっとその理由がわかりました。
パン類をお腹いっぱい食べた時は、急上昇して、250を超えてしまうこともあり…今まで数十年もこの食生活を続けてきたのかと思うと恐ろしくなり、数週間前からほぼスーパー糖質制限をしております。
先日、江部先生の『 男・50代からの糖質制限 』を読ませていただき、50代からならまだ遅くない…と書いてありましたが、若い頃からこんな食生活を続けていたらAGEsの蓄積は普通の50代の方と比べたらとんでもないことになっているのではないでしょうか。こんな私でも、今からしっかり糖質制限すれば間に合うのでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。】



食後高血糖人さん、
拙著
『 男・50代からの糖質制限 』 (東洋経済新報社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4492046313/

を、
ご購入頂きありがとうございます。
かかりつけのお医者さん、HbAicが5.7%で、「隠れ糖尿」の可能性を指摘とは
なかなかの慧眼で素晴らしいです。

フリースタイルリブレ、食後高血糖人さんのようなケースでは、とても便利ですね。
ともあれ、糖質を多く摂取したときには、食後血糖値が250mg/dlを超えることがあるのを確認できて良かったと思います。

食後高血糖人さんはHbAicが5.7% と6.2%以下で基準値内ですが、
食後高血糖と空腹時低血糖のある、質の悪い HbAicだと思われます。
例えば食後血糖値が200mg/dlで、空腹時血糖値が50mg/dlとかで、
凸凹の状態でも平均血糖値の指標であるHbAicは基準値内ということは
食後高血糖人さんのように、結構ありえるということです。

従いまして、一般の健康診断のように、
早朝空腹時血糖値とHbAicで、糖尿病をチェックして、
いずれも正常値であっても、食後高血糖を見逃している可能性は
おおいにあり得るということです。

この質の悪いHbAicは、糖質を食べている人にのみ出現します。
糖質セイゲニストなら、食後高血糖や血糖変動幅増大はないので、
いつも質の良いHbAicというわけです。

食後高血糖人 さんが体験された食後の眠気ですが、
血糖値が急上昇して、1時間に50~60mg以上上昇すると生じる可能性があります。
また逆に、その後血糖値が、1時間に50~60mg以上下降するとやはり眠気が生じます。


さてAGEsの蓄積ですが、
「AGEsの蓄積量=血糖値の高さ×持続期間」
で表せると思います。
ということは、平均血糖値の指標であるHbAicの値とその年数に
AGEsの蓄積量は比例することになります。
従いまして、AGEsの蓄積に関しては、食後高血糖人さんは、一般の56歳の女性と
変わりないと思います。

一方、食後糖尿人さんのHbAicは、質の悪いHbAicなので
酸化ストレスのリスクにはなっていたと思います。
酸化ストレスも結構こわいものです。
酸化ストレスが、糖尿病合併症・動脈硬化・老化・癌・アルツハイマー・パーキンソン等、
様々な疾病の元凶とされています。
食後糖尿人さんは、数週間前からほぼスーパー糖質制限食ということなので
酸化ストレスリスクもなく、上述の病気も、今後は予防できる可能性が高いです。
すなわち、56歳からスーパー糖質制限食開始で、間に合ったと思います。

酸化ストレスに関しては以下の本ブログ記事をご参照頂けば幸いです。
2019年01月09日 (水)
食後高血糖と平均血糖変動幅増大が酸化ストレスリスク!
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4790.html



江部康二




糖質制限食とAGEs 2019年3月。
こんにちは。

今日の記事は糖質制限食とAGEs についての考察です。

近年、 AGEs*の血管壁への蓄積が糖尿病合併症の元凶ではないかと言われています。
AGEsには体内で産生されるものと食事由来のものがあります。

糖質制限食では、肉や魚や卵など動物性たんぱく質を焼いて食べることがよくありますので
食事由来のAGEsが有害か無害か気になるところです。


A)体内産生される AGEsは有害


1. 体内で高血糖により産生されたAGEsが、細小血管合併症に関わることは、
以前から指摘されていました。
細小血管合併症とは、糖尿病網膜症や糖尿病腎症です。

2. さらに近年「高血糖の記憶**」という概念で、
米国の大規模臨床研究・DCCTのフォローアップ試験であるEDIC-DCCTの報告、
UKPDSの20年後の解析で、
大血管合併症にもAGEsが関わっているという説が有力となっています。
大血管合併症とは、心筋梗塞や脳梗塞などです。
高血糖の記憶・借金を残さないためには、
糖尿病発症の初期の段階から血糖コントロールを保つことが大切です。
当然、早ければ早いほどいいわけです。
糖尿人の皆さん、カロリー制限食(高糖質食)では必ず、
食後高血糖が生じ将来に借金を残します。
是非、糖質制限食で速やかな血糖コントロールを目指ししましょう。

3.糖尿病でない人でもAGEsは蓄積します。
血管壁以外にも全身のタンパク質にブドウ糖へばりついてAGEsとなります。
骨のコラーゲンにたまると骨粗鬆症、皮膚のコラーゲンにたまるとシワ、
目の水晶体にたまると白内障となります。
血中AGEsが多いと歯周病にもなりやすいのです。


B) 食品由来のAGEsについては、無害か。

食品に含有されるAGEsが人体に有害か否かは、現在論争中です。
歴史的にみると人類が火を使うようになり、
食事からの「AGEs」摂取は劇的に増加しましたが、
火を使い始めて人類の寿命が縮んだという話は聞いたことがありません。
人類が自ら火をおこして日常的に使い始めたのがいつからかは、
明確にはわかっていませんが、約100万年前とされているようです。
従って人類の歴史から考えると、食品由来のAGEsは人体に無害の可能性が
高いと考えられます。
そして生体内の AGEs が食品のAGEsに由来するかどうかですが、
それを示すエビデンスは実は少ないのです。
現実には毒性を示すAGEsの具体的な構造が不明なので、
食品に含まれる量や生体への吸収濃度も不明です。
さらに、AGEsの毒性を示す根拠となる疫学的研究もありません。
このように、食品由来のAGEsが有害という根拠はほとんどないに等しいのです。
また、日本の伝統的な食品である「味噌」「醤油」はAGEs含有量が極めて多い食品ですが
それらを毎日摂取している日本人の平均寿命は世界有数のランクであり、
2013年、ユネスコは「和食」を無形文化遺産に登録しました。
このように、食品由来のAGEsは、無害であり、
焼き肉や焼き魚や揚げ物などを含む糖質制限食を安心して食べて良いと思われます。

C) AGEs値の検査


様々な AGEsがあるので、一つの検査法でAGEsの総量を測定することは困難です。
一方、近年各種AGEsの化学構造が解明されたことや抗体作成技術の進歩によって、
CML、ピラリン、ペントシジン、クロスリンなど、個別AGEの血液検査での測定法が確立されました。
2006年にはELISA法による血中ペントシジン測定が腎機能検査項目において保険収載(実施料130点)され、
臨床検査として測定されるようになりました。
ペントシジンは、構造が同定されている数少ない AGEs(糖化最終産物)の一つです。
ペントシジンは、コントロール不良の糖尿病や腎不全で高値となります。
血漿中のクレアチニン値が上昇する以前の
「軽度腎機能障害期」から「高度腎機能障害期」、「腎不全期」、「尿毒症期」、「血液・腹膜透析期」
への腎機能の低下に伴い血漿中濃度が上昇するため、腎疾患の診断に有用です。
なお、糖尿病の場合はペントシジンは保険適応となりません。

AGE測定器(腕に光をあてて測定)も、ありますが、保険が効きません。



D)私の結論

1)体内の血糖により産生された「AGEs」は、動脈硬化や老化や糖尿病合併症などのリスクとなる。
  すなわち、糖質摂取による食後高血糖が大きなリスクとなる。
2)食事由来の「AGEs」は、動脈硬化や老化や糖尿病合併症などのリスクにはならない可能性が高い。

諸説ありますが、私は、現時点でこのように考えています。



*AGEs

ブドウ糖は体内でタンパク質にへばりつく性質があります。
タンパク質と糖が結びついた物質で、AGEと呼ばれる物質があります。
Advanced Glycation End-productの頭文字をとってAGEです。
日本語では終末糖化産物と訳されています。
過剰な血糖は、糖化反応により血管壁のコラーゲンなど様々なタンパク質に付着します。
付着した糖は一部変性してアマドリ化合物(変性ブドウ糖)となります。
このアマドリ化合物からさらに糖化反応が進行するとAGE(終末糖化産物)ができます。
AGEは、糖尿病合併症を引き起こす、重大な原因の1つです。
AGEには多種の物質があります。
それらを総称してAGEsといわれます。
日常よく検査されるグリコヘモグロビンやグリコアルブミンは、
糖化反応の前期生成物であるアマドリ転位生成物です。


**高血糖の記憶

糖尿病血管合併症のメカニズムを特徴的に説明する、高血糖の記憶(hyperglycemic memory)と呼ばれる概念があります。
「高血糖の記憶」とは、過去の高血糖レベルとその曝露期間が生体に記憶され、
その後の血管合併症の進展を左右するという考え方です。
ヒトの糖尿病において、この「高血糖の記憶」の存在を示すエビデンス(証拠)として、
米国の1型糖尿病患者の大規模臨床研究・DCCTのフォローアップ試験であるEDIC-DCCTの報告があります。
DCCTでは、1型糖尿病患者を従来の通常療法群と、
より厳格に血糖管理を行う強化療法群に分け、平均6.5年間追跡しました。
その結果、通常療法群に比べ強化療法群で平均HbA1c値が1.9%低下し、
強化療法群で血管合併症の進展リスクが大幅に減少しました。(☆)
同研究終了後に行われたEDIC-DCCTでは、通常療法群にも強化療法を実施し、
両群をさらに平均11年間追跡しました。
つまり「継続的な強化療法群」と「通常療法→強化療法群」の2つのグループの比較が、
DCCT終了後11年間行われたことになります。
その結果、開始から3~4年で両群の平均HbA1c値がほぼ同等となったにも関わらず、
11年間の心筋梗塞、脳卒中、心血管死のリスクは
「継続的な強化療法群」の方がやはり低かった(相対リスク57%低下)ことが報告されたのです。(☆☆)
すなわち、糖尿人において一定期間血糖コントロールが不良であれば、
高血糖の記憶が「借金」のように生体内に残り、その後良好なコントロールが得られても、
血管合併症リスクの差は縮まらないことが示されたわけです。
この借金の正体が、組織沈着AGEsではないかと言われています。
まだ仮説ではありますが、組織に沈着したAGEsが血管を傷害し続け、
動脈硬化の元凶となり「高血糖の記憶」を最もよく説明するとされています。

(☆)N Engl J Med 1993; 329: 977-986
(☆☆)N Engl J Med 2005; 353: 2643-2653
筋トレと糖質制限食。糖質制限でも筋肉増強OK。
【19/03/07
筋肉万太郎
タイトルなし
私は体作りのため筋トレをしていて、筋肥大するには糖質の摂取が非常に大事です。
そこで質問なのですが、普段はハードに糖質制限する生活をしながら、筋トレの前にだけ糖質を摂取する場合、
筋トレで糖質を消費すれば、糖質制限には支障がないのではないかと思ったのですが、
先生のご意見をお聞かせください。
糖質を摂っても筋トレで消費すればケトン体のエネルギー代謝には問題は無いのかという問題です。
よろしくお願いいたします。】



19/03/08
ドクター江部
Re: タイトルなし
筋肉万太郎 さん
筋トレで筋肉量を増やすには、糖質摂取で良いと思います。
この場合は、糖質を食べても収縮した筋肉が血糖を取り込むのでインスリン分泌が増えません。
従って、ケトン体は理論的には維持されると思います。


【19/03/10
駐在君
筋トレと運動
江部先生の下記ブログ  
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4772.html 
「糖質制限と運動」でコメントした者です。
筋肉万太郎さんの投稿に関してですが、筋トレ前にだけ炭水化物を取るのもありかと思いますが、
アメリカの最近の研究で筋肥大に炭水化物は必ずしも必要では無いということが解ってきています。
Building Muscle on Keto: An Evidence-Based Guide 
https://hvmn.com/blog/keto-diet/building-muscle-on-keto-an-evidence-based-guide 
簡単に説明しますと従来の常識では筋トレにおいてタンパク質とともに炭水化物を摂取し
インスリンレベルを高めないと十分な筋肉タンパク質合成を促進できないと信じられてきましたが、
最近の研究でその根拠が無いことが解ってきました。
つまりタンパク質摂取による低濃度のインスリンでも筋肉タンパク質合成には十分だということです。
また一般的に筋肉中のグリコーゲンレベルを維持するため筋トレのたびに炭水化物を取れと言いますが、
実は長期に渡って炭水化物を取らず十分にケト適応した人と
高炭水化物食を取っているアスリートとのグリコーゲンレベルは同じであることも解ってきました。
つまり炭水化物をらないから力が出ないとか瞬発力がないと言うのは
ケト適応(Keto Adaptation)が十分で無いから起きるとも考えられます。
自分の場合ですが、3年前から一生のつもりでケトジェニックダイエットを続けており、
筋トレ前でもチーズと温泉卵を食べるくらいですが
ベンチプレスMAXは85キロから最近MAX110キロを更新できました。
アメリカでは keto bulk や keto bodybuilder で検索すると、
いわゆるフィットネスの目的の期間限定のカーボディプリートではなく
ライフスタイルとしてのケトジェニックダイエットをしながらもマッチョな方をたくさん見れます。】


こんにちは。

筋肉万太郎さんと駐在君から、
筋トレと糖質制限食について、興味深いコメントを頂きました。
ありがとうございます。

今までの常識では、「筋肉肥大のためには、糖質摂取したほうが有効である。」
と考えられていました。

しかし最新の研究では、
駐在君、ご指摘のように
「タンパク質摂取による低濃度のインスリンでも筋肉タンパク質合成には十分」

と考えられているようです。

駐在君ご自身も、3年前からケトジェニックダイエットを続けていて、
筋トレ前でも『チーズと温泉卵』の摂取くらいで、
「ベンチプレスMAX85キロ → 最近MAX110キロを更新」
とのことです。
ケトン食のままで、おおいに筋力アップですね。
「アメリカではライフスタイルとしてのケトジェニックダイエットをしながらもマッチョな方をたくさん見れます。」
というのもおおいに参考になります。

私自身が、筋トレとかしないので、門外漢でしたが、
大変、勉強になりました。


以前、豆蔵さんからコメント頂きましたボディビルダー・山本義徳氏の名言が以下です。
1. ケトーシスは身体に悪い、という医者がいたら、それは無学である。
2. 脳のエネルギーはブドウ糖だけである、という栄養士がいたら、それは無知である。
3. ローカーボだと筋肉が落ちやすい、というトレーナーがいたら、それは無能である。
http://ameblo.jp/doronjo7/entry-11599159896.html 2013-08-24


ボディビルダー・山本義徳氏 、素晴らしいです。


江部康二


☆☆☆
Komさんから
「糖質制限&筋トレで筋力向上」
というとても嬉しいコメントを頂きました。
とても参考になります。
ありがとうございます。

【19/03/10 Kom
糖質制限&筋トレで筋力向上
初めまして。私は数年前から糖質制限をしながら筋トレをし、身体作りに励んでいる者です。
私自身もほとんど糖質を摂らずに筋力向上を達成しておりますので、
一体験者として情報提供をさせて頂ければと思います。

●筋力
2015.05→2017.05→現在 で以下のように挙上重量が向上しました。
・胸の種目(MAX値):自重腕立て伏せ20回→ベンチプレス70kg→ベンチプレス100kg
・脚の種目(MAX値):自重スクワット50回→バーベルスクワット120kg→バーベルスクワット180kg
※背中・腕・肩などの他部位の筋力も向上しています。

●食事
1日の食事は平均すると以下の様相になります。
糖質:20g以下
蛋白質:210g前後
脂質:200g前後
食物繊維:28g前後
(身長173cm/体重73kg)

●カーボローディングについて
試験的にカーボローディングを行ってトレーニングを実施したことが何度かありますが、
挙上重量は特に変わりませんでした。
糖質を注入したことで挙上重量が飛躍的に伸びるわけでもなく、
逆にパフォーマンスが極端に落ちるという事もありませんでした。
少なくとも、スクワット180kgを達成した時の食事は完全なケトン食(糖質16g/蛋白質165g/脂質325g)でした。

●アメリカのKeto Bodybuilder
日本では「糖質を摂らないと筋肉が付かない」と異口同音に説教してくるトレーナーが非常に多いですが、
フィットネスの本場であるアメリカでは
Jason Wittrockさん(https://www.youtube.com/channel/UCOfJHaFLpfbi87xPoAa_NbQ)のような、
有名な Keto Bodybuilder の方が多数おります。

糖質を摂らなくても筋肉を育てる事が可能であることは、紛れもない事実です。
私と同じように糖質制限&筋トレを行っている方が居ましたら、何卒安心して取り組んで頂ければと思います。】
糖質制限食とLDLコレステロール。ABI。CAVI。
【19/03/07 キース
LDLコレステロールについて
こんにちは

 先生の書籍とご指導に従い糖質制限食を続け、4年半が経ち、日々健康を感じ、64歳にして仕事への意欲は益々盛んです。感謝しております。さて一つ不安が生まれ、ご教授願う次第です。
 それはH30年秋の健康診断なのですが、H29年にくらべ、HDLコレステロールは157から156に減少、トリグリセライドは43から40に減少、HbAlc(NGSP)は5.0から5.1でほぼ変化なし、血圧は[126-81]から[113-69]と下降で異常なし、心電図は、H29年は「PQ延長、要観察」でしたが、H30年は「異常なし」でした。これらの結果は問題なかったのですが、過去3年間異常がなかった動脈硬化度の検査において、今回、ABIは両足とも正常でしたが、CAVIは右足8.4,左足8,4でやや高値と出ました。 さて、LDLコレステロールは、H27年の204から291,334と毎年増加し、H30年も339と、また少し増加しました。今までは「大きさが標準の善いLDLコレステロールで、悪玉の小粒子LDLコレステロールと真の悪玉の酸化LDLコレステロールは少ないので大丈夫」と判断しましたが、今回の検査内容でも同じように考えてよいのでしょうか。動脈硬化度のCAVIがやや高値なのが気になります。健康診断の判定欄は「動脈硬化症が疑われます。その原因と考えられる脂質異常症の治療を受けてください」と記載されていました。もし治療が必要なら、どのようなことをするのでしょうか。医師の方でも、見解が分かれるLDLコレステロール値ですが、私は「高い方が長生きする」と考えており、今までは高数値をあまり気にはしておりませんでした。
 ご多忙とは存じますが、ご教授宜しくお願い致します。】



キース さん

HDLコレステロール、中性脂肪、HbAlc、血圧
全て良好です。

従いまして、
LDLコレステロールが334と高値ですが、
小粒子LDLコレステロールや酸化LDLコレステロールは皆無といえ、
問題ないと思います。
気になれば糖尿人さんのコメントによれば、
さば缶(EPA・DHA)で下がるとのことです。

さてCAVIが9.0を超えると、
約半数の人に脳や心臓の血管に動脈硬化がみられるとの記載があります。
ということは、例え9.0を超えていても、半数の人は大丈夫ということですので、
それほど、確実な信頼度がある検査ではないと思われます。
まして8.4で、他のデータが全て良いので、問題ないと思われます。

念のため、循環器科の同級生にメールで確認したところ、
「CAVI」は、ほとんど信頼度のない検査ということでした。

これに対して、
「ABI」は信頼度の高い検査です。

ABI(ankle brachial index) 足関節上腕血圧比
正常では、足首血圧のほうが上腕血圧よりも高くなります。
しかし、動脈の内腔が狭くなったり詰まったりすると、
血流が悪くなり、足首血圧が上腕血圧より低くなります。

ABI値の見方
0.9<ABI<1.3…正常
ABI<0.9…動脈閉塞の疑いがある
ABI<0.8…動脈閉塞の可能性が高い
ABI>1.3…動脈が石灰化している


ABIに関しては
京都民医連中央病院報
2011年秋号 Vol.33

を参考させて頂きました。
ありがとうございます。

なお、高血圧、糖尿病、肥満、タバコ・・・などのリスクがある場合は
念のため、循環器科で一度精査しておくと安心です。


江部康二

糖尿人さんから
さば缶摂取で、コレステロール値が基準値に改善したデータを
コメントして頂きました。
ありがとうございます。


【19/03/08 糖尿人
追伸
江部 先生
御世話になっております

血糖 空腹時118 mg・dl
hba1 5.6

総コレステロール199mg/dl
中性脂肪     43mg・dl
HDL        54mg・dl
LDL 137mg/dl
動脈硬化指数      2.7

です  さば 缶の事を書いていただいて
いたので 書き込まさせていただきます

総コレステロールが 260mg・dlまで糖質制限
開始半年目で行きました
なんとなく まずいかなと思い鯖缶を初めまして
上記の数字に落ち着きこれすてロールは
安定しております
缶詰会社のまわし者と思われるのもあれなので
私の職業は電気工事の職務です
コレステロールの事が度々書かれているので
参考までと思い書かせていただきました
サプリのDHA350mg DPA45mg 1錠あたり
くらいの物が多いようです
鯖缶は1缶でDHA2717mg
        EPA2071mg
含有されており サプリより断然多いです
私は1缶を2食に分けて食しています
酒のあてに も 良いと思うのですが】


男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法。江部康二著。刊行。
こんにちは。

今までにない新しい企画の本を出版しました。
2018年10月19日から発売中です。
おかげさまで、ぼちぼち売れてます。

東洋経済新報社 江部康二著
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法

https://www.amazon.co.jp/dp/4492046313/ref=cm_sw_r_em_apa_y-gLBbEYDJ2DC

です。

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本書は「3人のオヤジのストーリー」を通して
糖質制限食の実践ノウハウや最新知識を学べますが、
とても平易でわかりやすい内容となっています。

一方信頼度を確保するために文章中に根拠となる論文を紹介しています。
文章中にない場合は、根拠となる論文を巻末に通し番号をつけて記載してあります。

つまりとても読みやすくわかりやすい内容ですが、
全てエビデンスに基づいており信頼度が高いと自負しています。

私自身も糖尿病発覚の52歳からスーパー糖質制限食を開始し、
69歳の現在まで17年間継続しています。
歯は全て残り、虫歯はありません。
目は裸眼で広辞苑が読めます。
聴力低下もなく、夜間尿もなく、身長も縮んでいません。
内服薬もなしで、糖尿病合併症もなしです。
スーパー糖質制限食のおかげで、
糖化に伴う老化が予防出来ているものと思われます。
つまり体内のAGEsの蓄積が同年代の人に比べて極めて少ないと
考えられます。



東洋経済オンラインにも、
『男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法』の記事が配信になりました。
https://toyokeizai.net/articles/-/243363
https://toyokeizai.net/articles/-/244977
https://toyokeizai.net/articles/-/246562?display=b

是非、ご一読頂ければ幸いです。


☆以下は出版社の内容紹介です。

長い“これから”の健康度は、これで決まる!
中高年こそ「糖質制限」が必要だ!!


肥満、メタボを解消し、糖尿病はじめ生活習慣病、がん、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病....などを予防して健康100歳に。

「3人のオヤジのストーリー」を通してスッキリわかる“究極の健康食”の知識と実践法。

一流医学誌の最新発表など科学的根拠(エビデンス)に基づいた新たな医学常識――。

○食後高血糖をもたらす栄養素は「糖質」だけ。
○脂肪を食べても不健康にはならない。
○「脳はブドウ糖しか使わない」はウソ。
○認知症の予防にも糖質制限は有効。
○糖質過剰はガンを増やす。
○老化の原因も「糖質」にあった。
……
諸悪の根源「糖質の過剰摂取」を防ぎながら、肉や魚・アルコール類も楽しめる“最高の食事法”のすすめ。

これであなたの人生が変わる!



☆☆以下は、本書のプロローグからの抜粋です。

プロローグ 長い老後の健康度は
五〇代の糖質制限が決める


〇ランセット論文「糖質を摂るほど死ぬ。脂質を摂るほど死なない」

〇アメリカで合併症が激減

○酸化ストレスとAGEs

〇中高年こそ糖質制限が必要


〇三人の五〇代男性が糖質制限を始めるストーリー
 

私の経験上、糖質制限を始めるのに重要なのは五〇代です。

五〇代ならば、まだ、老化物質であるAGEsは
取り返しのつかないほどには溜まっていませんから、
糖質制限でこれ以上の蓄積を食い止められるからです。
 しかし、これよりも高齢になると、かなりの量のAGEsが溜まっており、
老化が身体を蝕んでしまっています。
そして、いったん溜まったAGEsはもう消えません。
 つまり、五〇代で老化物質の蓄積を止められるかどうかで、
その後の人生が決まると言っても過言ではないのです。
五〇代こそ糖質制限を始めるべき時期なのですが、
残念ながら、多くの中高年男性が糖質制限にあまり熱心でないのが現状です。
その理由はいくつかあるようです。
まず、仕事が忙しすぎるという人がいます。
確かに、五〇代というと社会的な責任の重い世代ですから、
健康をおろそかにしがちになるのも無理からぬところがあるでしょう。
また、糖質制限に懐疑的な人もいます。
これは健康情報に詳しいというタイプに多いようです。
情報過多の現代では、糖質制限に関する誤解が蔓延していて、
その有効性を正しく認識していない場合もあるのです。
そして、最も多いのは、もう健康になることをあきらめているという人です。
何度かダイエットに挑戦しては挫折を繰り返し、
中年太りは仕方がないと思いこんでいる人のことです。
そんな人は、年を取れば歯が抜けたり視力が落ちたりなどといった衰えが起こることも、
仕方がないとあきらめています。
高齢になれば老化するのは常識でしょうし、
これは五〇代のほぼ全員かもしれません。
しかし、あきらめているのは、
糖質制限のアンチエイジング効果を知らないからであり、
いかにももったいない話だと思われてなりません。
そこで、五〇代男性になんとかして糖質制限を始めてもらえないかと、
企画したのが本書です。
本書では、三人の五〇代男性のお話として構成されている部分と、
糖質制限の解説をまとめた部分とに分かれます。
三人の男性は、私が診療の現場で見てきた実際の患者さんたちの典型例であり、
いわば、糖質制限に踏み切れない五〇代男性のモデルです。
三人が糖質制限を知り、実践へと踏み切るストーリーを追いながら、
ご自分の未来を幸せにするのに糖質制限が必要かどうか、
考えてみていただきたいのです。
男・五〇代は、人生の後半を幸せなものに出来るかどうかの分岐点です。
どうか本書をきっかけにして、
糖質制限の道へと進むことを決断していただきたいと願っています。

なお本書は、ストーリー仕立てになっており平易でわかりやすいのが特徴です。
あわせて医学的な信頼度も確保するため、文中に通し番号を付け、
巻末に医学的根拠(エビデンス)となる論文を明記しています。
文中で直接出典を示した箇所もあります。
興味のある方はご参考になさってください。


江部康二
日の出みりん『低糖質メニュー料理教室 in 神戸北野ホテル』
こんにちは。

2019/3/5(火)
神戸北野ホテル ダイニング 『イグレック』
にて、

日の出みりん『低糖質メニュー料理教室 in 神戸北野ホテル』
主催 キング醸造株式会社 
共催 あまから手帳

が開催されました。

定員はペア25組50名様でした。
あまから手帳や日の出みりんホームページで募集したところ、
約500件の応募がありました。
当日参加された皆さんは、20倍の倍率を突破されたラッキーなペアでした。
まずは神戸北野ホテルの総支配人・総料理長の山口浩さんと私の
トークショーが約45分間ありました。

『糖質だけが直接血糖値を上げ、タンパク質・脂質は上げない。』
『必須アミノ酸・必須脂肪酸はあるが必須糖質はない。』
『眠気がなくなり、居眠り運転が減る。』
『睡眠の質がよくなり、寝起きも良くなる。』
『生活習慣病のほとんどが糖質病であり、糖質制限で良くなる。』


など、基本的な大事なことをお話しました。

子供の糖質制限、糖質制限とお酒、糖質制限と糖尿病、糖質制限と肥満改善・・・
など多くの質問もあり、充実したトークショーとなりました。

料理コースは5品
①鯛のマリネの炙り焼き
②水菜のサラダと日の出ポン酢ジュレ
③菜の花のスープ仕立て
④コク深い低糖質ポークチャップ
⑤苺と桜


これだけの豪華コースで、総糖質量は16.8g、
季節感溢れる春の彩りのメニューです。
鯛は春と秋が旬とされています。
水菜・菜の花の春野菜、
鯛と豚で、魚と肉のバランス、
赤、ピンク、白、緑、茶と食材の色も鮮やかです。
キング醸造さんの、
『糖質オフ減塩ポンズ』人工甘味料・香味量不使用
みりん風調味料『甘みとコクの糖質ゼロ』人工甘味料・香味量不使用

を使用することで、糖質量を大幅に抑えることができています。
とても美味しくいただきました。
神戸北野ホテルの総支配人・総料理長の山口浩さんに、感謝です。

『糖質オフ減塩ポンズ』
みりん風調味料『甘みとコクの糖質ゼロ』
ごく普通に料理に使えるので、糖質セイゲニストにとって、とても便利です。

一番手軽には、
日の出みりんのサイト
http://www.hinode-mirin.co.jp/lp/ponzu-sauce/

の一番、最後にある
日の出みりんのキング醸造公式オンラインストア
Happy SUN


で購入できます。
糖質制限なレシピも公開されています。


江部康二
3月31日(日)医療従事者対象糖質制限食セミナーin東京 のご案内
こんにちは。

2018年、東京、大阪にて開催し、
ご好評いただいた医療従事者対象糖質制限食セミナーを
2019年3月31日(日)、東京にて開催致します。

日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者対象糖質制限食セミナー
in 東京
開催


第1部 
「糖尿病と糖質制限食~基礎と臨床~」

糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
高雄病院の糖尿病患者さんの症例も発表します。
2018年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
講義・質疑を含めて90分間の予定です。

第2部
発表と討議

今回、新企画を導入しました。
医師と保健師、6名の方に発表いただき、
参加者の皆さんと一緒にしっかりディスカッションします。
お一人20分(10分発表・10分討議)なので、合計120分間の予定です。

なおご参加頂いた皆さんには、第1部講演PPTスライドの資料をダウンロードしていただけます。

東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。


江部康二



以下事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。

2019年3月31日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催いたします。

第1部は理事長による講義で、「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」
と題して、糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論や高雄病院での
臨床例について解説いたします。

第2部は、発表・討議で、医師と保健師、6名の方に発表いただき、
ディスカッションを行います。

臨床で糖質制限を採り入れておられる医療従事者に発表いただき、
指導法や症例などの共有、意見交換をしていただく時間を今回、
新たに設けました。

医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

//////////////ご案内/////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「医療従事者向け糖質制限食セミナー(東京)」

■日時:2019年3月31日(日)12:30~16:50頃
    ※開場・受付は12:10~

■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html

■内容:

◇第1部: 「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」

講師: 江部康二 医師 
  (一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長

◇第2部: 「発表・討議」

・「百聞は一見に如かず」
 関上勇 医師/関上こどもクリニック(岩手) 院長

・「企業における糖質制限の指導と実際」 
 佐藤ゆかり 保健師/三井住友建設(株)(東京) 健康相談室

・「 CGM(フリースタイルリブレプロ)を用いて糖質制限食の指導をしてみて
  (インスリン注射やSU剤を中止できた症例を中心に)」
 髙橋裕彦 医師/たかはし整形外科医院(香川) 院長

・「糖質制限栄養療法~一般外科医の悩み」
 倉内宣明 医師/JA倶知安厚生病院(北海道) 主任外科部長

・「末期肝臓癌に対し糖質制限と高濃度ビタミンC点滴治療を行った一例」
 田頭秀悟 医師/医療法人日章会南鹿児島さくら病院(鹿児島) 

・「高度進行消化器癌患者に対する補助療法としての糖質制限食導入の方法
   適応と達成度評価を含め」 
 村上博史 医師/西部総合病院(埼玉) 外科

*第1部は90分(講義・質疑)、第2部はお一人20分(10分発表・10分討議)ずつ
を予定しております。

■対象:

医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士、鍼灸師など)


■受講費:

・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(会員以外) 9,000円

・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(会員以外) 6,500円

*参加頂いた皆様には、第1部の映写資料データを後日ダウンロードしていただけます。


■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
 「通信」欄に以下をご記入下さい。
 ① 「3/31東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
 ② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月29日(金)までに事務局までご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。


*掲載サイト:http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

コレステロール値が高い方が長生き。信頼度の高い研究で証明。
こんばんは。
昨日は、浜六郎医師の「薬のやめ方」辞典(三五館、2017年)を
読み返しました。
コレステロールに関してもう一度、勉強しようと思ったのです。

同書
第4章 コレステロールは気にしない P85
下げる必要はまったくない


P86,P87
「コレステロール値が高い人の方が低い人よりも長生きであり、下げる必要はまったくありません。」
と、明確に記載してあります。
勿論、根拠はしっかりと示されています。

2016年6月に発表された信頼度の高い研究(☆)で、このことが証明されたのです。
この論文、一部の調査をみて結論をだすのではなく、一定の条件を満たす研究を、
できるだけ多く総当たりで集めて検討した『システマティック レビュー』ですので
エビデンスレベルは一番上です。

以下、同書の87ページより引用です。
【この研究は、60歳以上の人を対象にし、LDLコレステロールの値でわけて
その後の総死亡の危険度を報告した研究を総当たりして分析したものです(☆)。
2016年6月に出版された最新の調査結果です。この研究は「英国医師会雑誌」の
オープンアクセス版(BMJ OPen)のサイトによれば、発行以来、5ヶ月間もっとも
よく読まれた記事であり続けたという、きわめて重要な論文です。】


この『システマティック レビュー☆』の結論は
『コレステロール値が高い人の方が低い人よりも長生き』ということです。


「日本脂質栄養学会、コレステロールガイドライン策定委員会」監修の「長寿のためのコレステロールガイドライン2010年版」
(中日出版社)が2010年9月に出版されました。
2014年には、続「長寿のためのコレステロールガイドライン」が、刊行されました。

2007年改訂の日本動脈硬化学会のガイドラインでは、「LDLコレステロール140mg/dl未満」が目標数値です。
その後も2019年現在まで、
病院ではLDLコレステロール140mg/dl以上は、高LDLコレステロール血症と診断されます。

日本動脈硬化学会は、『 総コレステロールやLDLコレステロールは、低ければ低いほどいい』という見解です。
一方、「脂質栄養学会、コレステロールガイドライン策定委員会」監修のガイドラインでは、
「 総コレステロール値あるいはLDLコレステロール値が高いと、 日本では総死亡率が低下する。」
つまり、
脂質栄養学会は『総コレステロール値やLDLコレステロール値は、高い方が日本では長生き』としています。
2010年後半、日本脂質栄養学会と日本動脈硬化学会の間で、コレステロール論争が持ち上がったのは記憶に新しいところです。

真っ向から対立する見解なので、患者さんはもとより、現場の医師も戸惑っていると思いますが、
この『システマティック レビュー(☆)』 により、欧米でも日本でも
『コレステロール値が高い人の方が低い人よりも長生き』 という結論が導かれると思います。


(☆)
Cardiovascular medicine Research
https://bmjopen.bmj.com/content/6/6/e010401
Lack of an association or an inverse association between low-density-lipoprotein cholesterol and mortality in the elderly: a systematic review
味噌の糖質
【19/03/02 オスティナート
味噌の糖質
各種味噌の食品成分です。

「八丁味噌赤だし」を含め「豆みそ」の炭水化物が、
米みそや麦みそに比べかなり低いようです。
炭水化物から食物繊維を引き糖質を求めてみると、思ったより低糖質です。

私は、みそ汁、トン汁、低糖質カレー、ラカント液状を使った田楽味噌や、
味噌カツ用ソースなど、全て豆味噌を使っています

〇日本食品標準成分表2015年版(七訂)
[栄養成分表100gあたり]

●麦みそ
エネルギー198Kcal,
たんぱく質9.7g,
脂質4.3g,
炭水化物30.0g,
食物繊維6.3g
ナトリウム4.2g
食塩相当量10.7g

●米みそ/赤色辛口
エネルギー186Kcal,
たんぱく質13.1g,
脂質5.5g,
炭水化物21.1g,
食物繊維4.1g
ナトリウム5.1g
食塩相当量13.0g

●豆みそ
エネルギー217Kcal,
たんぱく質17.2g,
脂質10.5g,
炭水化物14.5g,
食物繊維6.5g※
ナトリウム4.3g
食塩相当量10.9g

~~~~~~~~~~~~~~~~

●イチビキ 名古屋八丁味噌(豆味噌)赤だし(メーカー表示)
エネルギー205Kcal,
たんぱく質16.9g,
脂質9.5g,
炭水化物13.0g,
食物繊維g 不明※(6.5g)
ナトリウム4.2g
食塩相当量10.7g
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)の豆味噌の食物繊維が6.5gなのでほぼ同じだと思われます。

こちらの商品(イチビキ 名古屋八丁味噌(豆味噌)赤だし)通販で注文しました、
明日届きます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B002PK12YG/ref=pe_492632_159100282_TE_item_image


こんにちは。
オスティナートさんから
各種味噌の、糖質量について、コメント頂きました。
ありがとうございます。

日本食品標準成分表2015年版(七訂)に「よれば、
麦味噌は、100gあたり糖質が23.7g、
米味噌は、100gあたり糖質が17g、
豆味噌は、100gあたり糖質が8g、

豆味噌が圧倒的に糖質が少ないです。

そして、ご教示頂いた「イチビキ 名古屋八丁味噌(豆味噌)赤だし」
は、100gあたりの推定糖質量が6.5gとさらに少ないですね。
私も早速、ネットで注文しました。
味のほうは、後日、報告したいと思います。

以下は味噌屋さんのサイトで勉強してみました。
味噌って、白みそとか赤みそとか一般に言いますが、
正式には、「米みそ」「豆みそ」「麦みそ」の3種と
これらを適宜混ぜた「調合みそ」の4種類だけとなるようです。
「赤だし」は、米みそと豆みその「調合みそ」とのことです。

見た目での「白みそ」、「赤みそ」というのは手軽な言い方ですが、
全国共通ではないとのことです。


江部康二
「魔法のダイエットみそ汁 」日本文芸社、刊行です。
おはようございます。

今、みそ汁がブームのようで、
いろんな本が刊行されています。
みそ汁は、日本人の『ソウルフード』でしょうか。
高雄病院でも、職員のリクエストが強くて
お昼の給食には必ず、みそ汁がつくようになりました。
私もみそ汁は大好きです。

そこで、私も一冊、みそ汁本を監修してみました。
興味あるかたは、是非読んで頂けば幸いです。

魔法のダイエットみそ汁
日本文芸社  2019/2/28
江部 康二 (監修)
https://www.amazon.co.jp/dp/4537216646/

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☆以下は出版社の内容紹介です。

内容紹介
1日1回食べるだけ!
医師が教えるダイエットみそ汁を大公開!
家庭の食卓ではお馴染みのみそ汁ですが、
実は材料や食べ方を変えるだけで立派なダイエット食に早変わりします!
本書では、糖質制限の第一人者である医師を監修に
1日1食食べるだけの“魔法のみそ汁"の作り方をご紹介します!
一度作れば何度も使える“魔法のみそ"を使用し、
手軽に作れて1食で大満足なみそ汁を
バリエーション豊富に掲載します!
ボリューム満点、栄養満点なので
ダイエットにも日々の健康にも役立つ一冊です!



☆☆以下は、はじめにです。

はじめに

具だくさんでお腹いっぱい!
大満足のおみそ汁で
きれいにやせる
太るから食べたくない、
食べてないのにやせない
とにかく空腹との戦い…など
ダイエットにチャレンジする人の悩みはつきないもの。
本書ではそんな忙しいけれどきれいにやせたい方のために
糖質オフにのっとりながら
1日1食、晩ご飯をみそ汁に変えるだけという
みそ汁を活用したラクなのに即効性が高いダイエット法をご紹介します。
減量効果はもちろん、美容、アンチエイジング、免疫力アップなど
さまざまな健康効果も得られるのが嬉しいところ。
毎日の生活に手軽取り入れられて、よりよい効果を期待できる
ダイエットみそ汁生活をはじめてみましょう。



江部康二