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健康診断の意義。コレステロール値。空腹時血糖値。
【19/02/27 さゆみ
健康診断について
以前にも先生のコメント欄でお世話になりましたさゆみ(47歳)です。
江部先生やこちらの栄養士さんのアドバイスのお陰で、小食でも
エネルギー不足になることなく、糖質制限で風邪もひくことなく
過ごしております。

そこで、自信満々で先日、市の健康診断を受けました。
BMIは18.5、 尿検査は全てクリア、
肝機能、腎機能も問題なし。
HbA1cは4.9%。空腹時血糖値103
総コレステロール265mg/dL
中性脂肪42mg/dL
HDLコレステロール98mg/dL
LDLコレステロール159mg/dL
動脈硬化指数1.7

という結果でした。
医師の診断は、総コレステロールとLDLコレステロールが高いので、
脂質異常症の欄に要注意のチェックが入り、
卵、肉、油の摂りすぎ注意と生活習慣の改善が言い渡されました。
また、空腹時血糖値がちょっと高いとのことで、糖尿病の欄にも
要注意のチェックが入りました。

私は、江部先生のブログで勉強して、
総コレステロールやLDLコレステロールが多少高くても
HDLコレステロールが高く、小粒子LDLがほとんどなければ、
問題ないと理解していたので気にしませんでしたが、
もし知らないで医師の言う通りにしていたら、
卵、肉、油を減らして、足りない分を糖質で補ったりして、
返って病気を招く様な気がします。
そうなったら、折角の健康診断の意味がないですよね?

ちなみに私は、肉、魚、野菜、海草類など偏りのないように、
食事は気遣っています。酒、喫煙もなし。スイーツや菓子類などの間食は、
もともとほとんど摂る習慣がありません。筋トレ、ウォーキングもほぼ毎日。

空腹時に血糖値がちょっと高かったのは、
久々の健診で緊張していて、交感神経が
高ぶってしまったせいではないかなと自己判断ですが、どうでしょう?
血圧も普段は、朝の起き抜けで上115下75くらいですが、
健診時は、上135下84と高くなってしまいました(>_<;)。
なので、血圧にまで要注意チェックが入ってしまい散々の結果でした。

いっそのこと、健康診断を受けない方が幸せなんじゃないかと
考えてしまいます。受ける側の不安をあおってるだけの様な・・・・・
健康維持の為に、健診は定期的に受けて、後は受ける側が、
勉強して賢く自己判断と言うのが正解ですか?
先生は、このような健康診断について、どの様な見解をお持ちでしょうか。
ご意見宜しくお願い致します。】


こんにちは。
さゆみさんから、健康診断について、コメント・質問を頂きました。
まずは、しっかりエネルギー摂取を確保した糖質制限食で
風邪をひくこともないとは、良かったです。

HbA1cは4.9%。空腹時血糖値103
総コレステロール265mg/dL
中性脂肪42mg/dL
HDLコレステロール98mg/dL
LDLコレステロール159mg/dL


さゆみさんは、40代の主婦ですが、
私のような標準の大きさのLDLコレステロールは高値でも、
身体に害をなさないと考えている立場の医師であれば、
全く問題ないデータと思います。
このまま糖質制限食を続けて頂けば良いと思います。

空腹時血糖値が、103mg/dlで100mgを超えているので
正常高値となりますが、健診で緊張したということであれば
普段は100mg/dl未満の正常値である可能性が高いです。
HDLコレステロールが60mg/dl以上あり、
中性脂肪値が60mg/dl以下なので、
小粒子LDLコレステロールや酸化LDLコレステロールといった
悪玉は皆無です。
従ってさゆりさんのLDLコレステロールは基準値より少し高めですが
標準の大きさの肝臓から末梢組織にコレステロールを運んでくれている
善玉ばかりであり心配ないです。

血圧も家で、115/75くらいなら問題ないです。
高雄病院の外来診察でも、病院で血圧測定すると
かなり高値となる人が多いですが、
家庭血圧を測定して血圧手帳に書いて持参して貰うと
ほとんどの人が正常値なので、病院血圧はあまり当てにならないと考えています。


『いっそのこと、健康診断を受けない方が幸せなんじゃないかと
考えてしまいます。受ける側の不安をあおってるだけの様な・・・・・
健康維持の為に、健診は定期的に受けて、後は受ける側が、
勉強して賢く自己判断と言うのが正解ですか?』


かつて医師になりたての頃、自営業などのおじさんで、
「自分は元気でどこも悪くないから健康診断など必要ない。」
などと豪語していた人が、
いきなり心筋梗塞とか、いきなり眼底出血とかいうことが、
結構ありました。
ベースに糖尿病などが隠れているとそういうことがあり得ます。
多くの場合、血糖が200mg、300mgあっても無症状ですので
検査しない限りわかりません。

その後、年一回の健康診断が社会的に定着してからは、
そのような一手バッタリ状態みたいな人はさすがにあまり見かけなくなりました。
さゆりさんの仰る通り、
『健康度チェックの為に、健診は定期的に受けて、
後は受ける側が、勉強して賢く自己判断と言うのが正解』

と思います。
前年はどうもなかったのに、
一年間の間に、いきなり糖尿病発症ということも充分あり得ますので・・・。



江部康二
イヌイット。糖質制限食。平均寿命。骨粗鬆症。
【19/02/26 糖質制限迷い人
質問です
こんにちは、6年前ぐらいに夏井先生の炭水化物が人類を滅ぼすを読んだことから糖質制限の可能性に目覚めそこから江部先生や釜池先生の本なども読ませていただいてしばらく実践したのですがいつの間にか辞めてしまい最近太ってきたのでまた復活しようかと考えている者です そこで先生にいくつか質問があるのですが イヌイットが理想的な糖質制限の食事をしているのに寿命が劇的に長いわけでもなく写真でざっと見た感じ若々しくみえることもあまりない気がするのですがやはり糖質制限をしても寿命や見た目にそこまで大きな変化をもたらすことは難しいのでしょうか?世界で100歳以上生きているような長寿自慢の人たちの記事などを見ても食事が糖質まみれの人たちがほとんどでそれにも関わらず長生きしてるという記事を見ると結局遺伝子に比べれば食生活や生活習慣などは些細なものなのかなぁと思ってしまったりするのです‥ 江部先生はこれらについてどう思われますか?後イヌイットが骨粗鬆症に世界で一番なりやすい民族という記事をネットで見たのですがデマでしょうか?もし本当だとしたらなぜだと思われますか? 私自身は糖質制限をすることで顔の脂が減ったり鼻の黒ずみがなくなったり脇や足の匂いがなくなったり花粉症が劇的に和らいだり明らかに体が快調になってると実感できますので糖質制限は素晴らしいと思っているのですが‥】



こんにちは。
糖質制限迷い人 さんから
イヌイットと骨粗鬆症、平均寿命、糖質制限食などについて
コメント・質問を頂きました。

イヌイットは極寒の特殊環境に住んでいる民族です。
日光が少ないので、ビタミンDが作りにくくて
骨粗鬆症になりやすいと考えられます。

両手・顔を晴天日の太陽光に露出したと仮定した場合、
紫外線の弱い冬の12月の正午では、
那覇で8分、つくばでは22分の日光浴で
必要量のビタミンDを生成することができるものの、
緯度の高い札幌では、つくばの3倍以上の76分が必要です。(☆☆☆ )
イヌイットの生活環境は、札幌よりはるかに日光が少ないですね。

そしてイヌイットの平均寿命は世界でかなりも短い部類に入ると思います。
死因の一位は、狩猟時などに、海への転落とかクレバスに落ちるとか事故死です。
妊娠・出産に伴う周産期死亡もとても多いです。
若者が事故で死亡し、赤ちゃんや母親が出産で死亡するので
平均寿命が短くなります。

イヌイットとは真逆で、日本は、
周産期死亡は世界で一番少ないレベルですし、事故死も少ないと思います。

0才児の平均余命が「平均寿命」です。
平均寿命でポイントとなるのが乳幼児死亡率です。
例えば江戸時代の平均寿命は30~40歳と短いのですが、
生まれた子どもの半分以上が5歳までに死亡していた
ようです。
出産時の死亡や周産期の死亡、その後は感染症での死亡もあります。
麻疹や天然痘、コレラやインフルエンザ、
そして脚気でも多くの人が亡くなっています。
飢饉や火事、台風、水害など災害でも多くの人が亡くなっています。
江戸時代は出産で死亡する女性もかなり多かったとされています。

江戸時代も含め、昔は
赤ちゃんや乳幼児の死亡率、そして出産時の死亡率が高いので、
必然的に、平均寿命は短くなります。
実は、明治時代までは、
乳幼児死亡率と出産時の赤ちゃんの死亡率はかなり高かったのです。

赤ちゃんや乳幼児死亡、出産で死亡する女性は
医療の発展で激減しました。
江戸、明治までは、医療が未発達だったので、
赤ちゃんの死亡や出産時に死亡する女性は、かなり多かったのです。

平成の時代に、赤ちゃんが亡くなるとか、出産時に母親が亡くなることは
極めてまれなできごとなので、大変な事態なのですが、
江戸、明治では日常的な出来事だったのです。



それから長寿の人の糖質摂取が多いのは当たりまえであり、
現在の高齢者の方々の時代には糖質制限食自体が存在しません。
現代は<食糧事情、住宅事情、上下水道、医療水準が安定>といった条件が整ったので、
長寿が達成できたものと思われます。

糖質制限食が高雄病院で開始されたのが1999年です。
なお日野原重明先生は、文書で確認できた限りでは、
少なくとも100歳の時には糖質制限食を実践されていました。
確認はできていませんが、もっと以前から糖質制限食だったと思われます。
105歳で逝去されました。

ちなみに、52歳からスーパー糖質制限食を実践中の江部康二は、
69歳現在、歯はすべて残り虫歯なし、身長の縮みなし、聴力低下なし、
夜間尿なし、目は裸眼で広辞苑が読め、内服薬なし、合併症なしです。
糖化が52歳からキッチリ予防できているので
<糖化⇒老化>も予防できていると思われます。

このように考察してくると、
現代のように<食糧事情、住宅事情、上下水道、医療水準が安定>している中での糖質制限食なら
動脈硬化や西洋型がんの予防が期待でき、
血流・代謝が良くなり免疫力も増強で肺炎予防効果
もあり、
平均寿命が延びる可能性が高いと考えられます。


なお、イヌイットが理想的な糖質制限食を実践していたのは1855年頃です。
バング、ダイアベルグらの試算で、
伝統的食生活の頃(1855年)のイヌイットは、3202kcal/日
蛋白質:377g・・・47.1%・・・1508kcal
炭水化物:59g・・・7.4%・・・236kcal
脂質:162g・・・45.5%・・・1459kcal
です。

1976年の調査
             Eskimos      Danes
Protein          23          11%
Fat             39         42%
Carbohydrate      38          47%
(*)Am.J.Clin.Nutr.33:2657-2661.1980.

1976年の調査ではかなり糖質が増えています。

1950年代半ば以降になると、カナダ政府の定住化政策もあり、
北ケベックのイヌイットは、急速な社会変動と食生活の変化を経験しました。
都市化、欧米化の進行です。
1993年、カナダのマッギル大学の先住民栄養環境研究センターの調査によれば、
イヌイットの若者は、
ハンバーガー、ピザ、ポテトチップス、コーラ、ガム、チョコレートを好み、
摂取カロリーの大半が、これら糖質を大量に含むジャンク・フ-ドでした。
このような食生活の変化により、疾病構造も急速に変化していきました。
かつて、極めて少なかった心筋梗塞や糖尿病が、
米国やカナダを上回るほど増えてしまったのです。



(☆☆☆)
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html
体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定
-札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-
(筑波研究学園都市記者会配布)
平成25年8月29日(木)
独立行政法人国立環境研究所 
地球環境研究センター
地球環境データベース推進室長 
中島英彰
同  高度技能専門員 
宮内正厚

国立環境研究所と東京家政大学の研究チームは、このほど健康な生活を送るのに必要不可欠な成人の1日のビタミンD摂取量の指標とされる、5.5 μgすべてを体内で生成するとした場合に必要な日光浴の時間を、日本の3地点である札幌、つくば、那覇について、季節や時刻を考慮した数値計算を用いて求めました。

その結果、両手・顔を晴天日の太陽光に露出したと仮定した場合、紫外線の弱い冬の12月の正午では、那覇で8分、つくばでは22分の日光浴で必要量のビタミンDを生成することができるものの、緯度の高い札幌では、つくばの3倍以上の76分日光浴をしないと必要量のビタミンDを生成しないことが判りました。紫外線を浴びすぎるとシミやしわ、皮膚がんの原因となることから、最近極度に紫外線を忌諱する風潮も一部で見受けられますが、冬季の北日本などでは食物からのビタミンD摂取に加え、積極的な日光浴が推奨されることが今回の研究で明らかとなりました。
なお、本研究結果は、8月30日発行の日本ビタミン学会の機関誌「Journal of Nutritional Science and Vitaminology」に掲載されます。




江部康二
2019年4月13日(土)、東京にて低糖質スイーツ教室を開催。
こんにちは。
2019年4月13日(土)、東京・池袋にて、
日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催します。

メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。

小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、
ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを、
惜しみなく披露しておられます。
私は帯の推薦文を書きました (*^^)v

第9回目となる今回のテーマは、
「定番の焼き菓子を低糖質で~しっとりマドレーヌ」です。
また、あわせて、美味しい低糖質なジャム作りも学べるそうです。

定員は16名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね^^v

江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

*********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

2019年4月13日(土)、東京にて低糖質スイーツ教室を開催いたします。
今回のテーマは「定番の焼き菓子を低糖質で~しっとりマドレーヌ」です。
シンプルで、「作り置きスイーツ」の定番としても重宝できる焼き菓子。
低糖質の粉を使ってしっとりと焼き上げるには、様々な工夫が必要です。

この機会に粉類の配合やコツ、アレンジ法などを学んで、
低糖質マドレーヌ作りをマスターしませんか。
また、併せて低糖質なジャムづくりを
デモンストレーション・解説でご紹介いたします。

お菓子作り未経験の方も歓迎ですので、
安心手作りの低糖質スイーツに挑戦してみてください。
首都圏にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。

☆ 今回はお土産に、ロア・レギューム特製「低糖質ジャム」を予定しております。

☆3/10(日)の京都教室と同じ内容となります。
京都教室も引き続き募集しておりますので、この機会に是非ご参加くださいませ。

◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

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(一社)日本糖質制限医療推進協会主催

『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(東京)』

第9回 「定番の焼き菓子を低糖質で~しっとりマドレーヌ」

◆日時: 2019年4月13日(土) 13:00~16:00頃
     ※開場・受付は12:45~

◆会場: IKE・Biz としま産業振興プラザ 5F料理実習室
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4
池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分
http://www.toshima-plaza.jp/access/

♪講師:

・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ

・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者

◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円

◆定員・対象: 16名様 ・一般(18歳以上)

◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散

◆ご持参いただくもの:

エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具

■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お申し込み方法:

※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、

業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。

★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。

​​★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:

​1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に「4/13東京スイーツ教室、参加希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

​★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking

◆その他

・予約制です。当日参加はできません。

・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。

・お申し込み後、キャンセルされる場合は、4月9日(火)までにご連絡ください。
4月10日(水)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、
予めご了承ください。


・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。
ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。


・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。


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大坂の糖質制限レストランのご案内。NHKカルチャー 青山教室のご報告。
こんにちは。
NHKカルチャー 青山教室、70数名のご参加があり、
満員御礼でした。
ブログ読者の皆さんも多数来て頂き、ありがとうございました。
質疑応答も活発で、とても有意義な講座となりました。

さて、次は、大坂の糖質制限OKレストランのご案内です。




【19/02/24 かっきん
糖質制限の拡散について!
江部先生 こんにちは。
先日(2/19)大阪でのマリー秋沢さんのネットラジオの見学と、その後の懇親会に参加させて頂きました柿本です(鶴橋で創作ローカーボダイニング凛を経営)。

私も先生が糖尿病を発症された年齢に近い50歳の時に患いました(Hba1c 12.4 血糖値330)。
即入院とインシュリン投与を指示されましたが、どちらも行わずにスーパー糖質制限実施により、3ヶ月後にHba1cを5.3にまで改善しました。その後5年間a1c6.0を維持し、現在は内服薬(1種類)もやめることが出来て、5.8を維持しています。

先日話して頂きましたように、理想的な数値改善が出来た事に、糖質制限の素晴らしさを深く感じ、生活習慣病や健康志向の高い方のお手伝いが出来ればいいと考えています。
健康寿命を延ばせる事、細胞の若返りも含め毎日の生活を楽しく過ごせる方法である事とともに、糖質制限への誤解と、正しい糖質制限の実施を拡散して行きたいと考えています。

先生のおっしゃる通り、以前より浸透し始め、今後糖質制限の浸透速度は早まって行くと思いますし、そうしなければいけないとも思っています。

また、お会い出来るお時間を作って頂ければ有り難いですし、高雄病院にもお邪魔したいと思います。

先生ご自身も身体に気を付けて、多忙な日々をお過ごしください!】



こんにちは。
かっきん さん から
とても嬉しいコメントを頂きました。

50歳、糖尿病発覚時HbA1c12.4%、血糖値330mg、
スーパー糖質制限食実践により、
3ヶ月後には、HbA1c5.3%と、劇的な改善で、お見事、あっぱれです。
その後は、5年間、HbA1c6.0%を維持で、
現在は1種類あった内服薬も中止できて、HbA1c5.8%を維持とは
これまた素晴らしいです。

創作ローカーボダイニング凛
https://localplace.jp/t200338515/

低糖質食と多数の創作料理
こだわりのマキコレワイン・日本酒で素敵なお時間を


ホームぺージを見ましたが、とても雰囲気のあるお店ですね。
ご自身の体験を通して、糖質制限食レストランを開業され、
お客さんの健康にも貢献できて、理想の『win win』です。
機会があれば、行ってみたいです。
予約可能です。




ローカーボ・バル デイズ
https://tabelog.com/osaka/A2706/A270603/27099105/


店長はPOPOさんです。
POPOさんは、糖質制限食1年で、何と
30kgの減量に成功されています。

2017年1月からスーパー糖質制限食で
一日の糖質量:20~50g

約1ヶ月後の2月から
一日の糖質量:50~80g(スタンダード糖質制限食)

糖質制限開始約3ヶ月後の4月から
一日の糖質量:100g(プチ糖質制限食)

そして、1年後には、30kgの減量と体脂肪率も18%も減少です。
お店のパンフレットに、2016年12月、糖質制限前の写真と
減量成功後の写真が載っていますので
ご用とお急ぎでない方は是非、『デイズ』に行ってみてくださいね。
私も、行きたいと思います。
カウンター席とテーブル席があります。
予約もできます。


【低糖質料理】DAYZコース◆溶岩グリルで焼いたステーキなど7品
2,980円 (税抜)
2~8名様 18:00~23:30

【低糖質料理】よくばりコース◆一番人気の牛100%ハンバーグなど8品
予約するコース詳細
3,580円 (税抜)
2~8名様 18:00~23:30

【低糖質料理】贅沢コース◆オーブンでじっくり焼き上げた鶏ももグリルなど9品
3,980円 (税抜)
2~8名様 18:00~23:30



江部康二
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法。江部康二著。刊行。
こんばんは。

今までにない新しい企画の本を出版しました。
2018年10月19日から発売中です。
おかげさまで、ぼちぼち売れてます。

東洋経済新報社 江部康二著
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法

https://www.amazon.co.jp/dp/4492046313/ref=cm_sw_r_em_apa_y-gLBbEYDJ2DC

です。

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本書は「3人のオヤジのストーリー」を通して
糖質制限食の実践ノウハウや最新知識を学べますが、
とても平易でわかりやすい内容となっています。

一方信頼度を確保するために文章中に根拠となる論文を紹介しています。
文章中にない場合は、根拠となる論文を巻末に通し番号をつけて記載してあります。

つまりとても読みやすくわかりやすい内容ですが、
全てエビデンスに基づいており信頼度が高いと自負しています。

私自身も糖尿病発覚の52歳からスーパー糖質制限食を開始し、
69歳の現在まで17年間継続しています。
歯は全て残り、虫歯はありません。
目は裸眼で広辞苑が読めます。
聴力低下もなく、夜間尿もなく、身長も縮んでいません。
内服薬もなしで、糖尿病合併症もなしです。
スーパー糖質制限食のおかげで、
糖化に伴う老化が予防出来ているものと思われます。
つまり体内のAGEsの蓄積が同年代の人に比べて極めて少ないと
考えられます。



東洋経済オンラインにも、
『男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法』の記事が配信になりました。
https://toyokeizai.net/articles/-/243363
https://toyokeizai.net/articles/-/244977
https://toyokeizai.net/articles/-/246562?display=b

是非、ご一読頂ければ幸いです。


☆以下は出版社の内容紹介です。

長い“これから”の健康度は、これで決まる!
中高年こそ「糖質制限」が必要だ!!


肥満、メタボを解消し、糖尿病はじめ生活習慣病、がん、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病....などを予防して健康100歳に。

「3人のオヤジのストーリー」を通してスッキリわかる“究極の健康食”の知識と実践法。

一流医学誌の最新発表など科学的根拠(エビデンス)に基づいた新たな医学常識――。

○食後高血糖をもたらす栄養素は「糖質」だけ。
○脂肪を食べても不健康にはならない。
○「脳はブドウ糖しか使わない」はウソ。
○認知症の予防にも糖質制限は有効。
○糖質過剰はガンを増やす。
○老化の原因も「糖質」にあった。
……
諸悪の根源「糖質の過剰摂取」を防ぎながら、肉や魚・アルコール類も楽しめる“最高の食事法”のすすめ。

これであなたの人生が変わる!



☆☆以下は、本書のプロローグからの抜粋です。

プロローグ 長い老後の健康度は
五〇代の糖質制限が決める


〇ランセット論文「糖質を摂るほど死ぬ。脂質を摂るほど死なない」

〇アメリカで合併症が激減

○酸化ストレスとAGEs

〇中高年こそ糖質制限が必要


〇三人の五〇代男性が糖質制限を始めるストーリー
 

私の経験上、糖質制限を始めるのに重要なのは五〇代です。

五〇代ならば、まだ、老化物質であるAGEsは
取り返しのつかないほどには溜まっていませんから、
糖質制限でこれ以上の蓄積を食い止められるからです。
 しかし、これよりも高齢になると、かなりの量のAGEsが溜まっており、
老化が身体を蝕んでしまっています。
そして、いったん溜まったAGEsはもう消えません。
 つまり、五〇代で老化物質の蓄積を止められるかどうかで、
その後の人生が決まると言っても過言ではないのです。
五〇代こそ糖質制限を始めるべき時期なのですが、
残念ながら、多くの中高年男性が糖質制限にあまり熱心でないのが現状です。
その理由はいくつかあるようです。
まず、仕事が忙しすぎるという人がいます。
確かに、五〇代というと社会的な責任の重い世代ですから、
健康をおろそかにしがちになるのも無理からぬところがあるでしょう。
また、糖質制限に懐疑的な人もいます。
これは健康情報に詳しいというタイプに多いようです。
情報過多の現代では、糖質制限に関する誤解が蔓延していて、
その有効性を正しく認識していない場合もあるのです。
そして、最も多いのは、もう健康になることをあきらめているという人です。
何度かダイエットに挑戦しては挫折を繰り返し、
中年太りは仕方がないと思いこんでいる人のことです。
そんな人は、年を取れば歯が抜けたり視力が落ちたりなどといった衰えが起こることも、
仕方がないとあきらめています。
高齢になれば老化するのは常識でしょうし、
これは五〇代のほぼ全員かもしれません。
しかし、あきらめているのは、
糖質制限のアンチエイジング効果を知らないからであり、
いかにももったいない話だと思われてなりません。
そこで、五〇代男性になんとかして糖質制限を始めてもらえないかと、
企画したのが本書です。
本書では、三人の五〇代男性のお話として構成されている部分と、
糖質制限の解説をまとめた部分とに分かれます。
三人の男性は、私が診療の現場で見てきた実際の患者さんたちの典型例であり、
いわば、糖質制限に踏み切れない五〇代男性のモデルです。
三人が糖質制限を知り、実践へと踏み切るストーリーを追いながら、
ご自分の未来を幸せにするのに糖質制限が必要かどうか、
考えてみていただきたいのです。
男・五〇代は、人生の後半を幸せなものに出来るかどうかの分岐点です。
どうか本書をきっかけにして、
糖質制限の道へと進むことを決断していただきたいと願っています。

なお本書は、ストーリー仕立てになっており平易でわかりやすいのが特徴です。
あわせて医学的な信頼度も確保するため、文中に通し番号を付け、
巻末に医学的根拠(エビデンス)となる論文を明記しています。
文中で直接出典を示した箇所もあります。
興味のある方はご参考になさってください。


江部康二
2019/2/19。「Marie's Room」生放送。梅田阪急百貨店9階 。後編。
こんにちは。
マリーズルームに出演しました。
ユーチューブでご覧頂けます。
今回は後編です。

https://www.youtube.com/watch?v=i4gseMIA7mA
第20回後編 
マリー秋沢の『Marie's Room』ゲスト江部康二先生 マリーズルーム
2018/2/19 ゲストは糖質制限の産みの親、
高雄病院理事長、
日本糖質制限医療推進協会代表理事の江部康二先生にお越しいただきました。
いつもより30分長い拡大版でお送りしております。
梅田阪急百貨店9階ソラトニワスタジオで
13時~14時、生放送でした。
スタジオ前にたくさんのリスナー集ま ってくれました。


2019/2/19。
「Marie's Room」生放送。梅田阪急百貨店9階
後編

後半は、愉快なスーパー糖質制限パティシエ堀田茂吉(ほりたもきち)さんの登場です。
茂吉さん、2/19が、63歳の誕生日ということで、切りのいい日に
江部康二と共演できて、光栄とのことでした。
北陸は金沢の地で、9年間糖質制限スイーツを作っておられる
伝説のパティシエです。

骨折パティシエとの自己紹介で、
聞けば家の玄関先に置いてあったゴミ袋に引っかかって、
転倒して足首骨折とのことでした。

やむをえず手術したけれど、
非常に早くギプスがとれて、松葉杖も要らなくなったそうです。


確かに以前も糖質セイゲニストで骨折した方から、
治りが非常に早かったとコメントを頂いたことがあります。
糖質制限食(高タンパク高脂肪食)で骨折回復があまりに速いので。
入院中にナースが寄ってきて見に来たそうです。

病院の給食はなしで、奥さんが毎日、糖質制限食を運んでくれたのです。
茂吉さんの観察では、ナースは甘いものばかり貰って食べているので
とても健康に悪いのではないかと心配とのことでした。

同期入院の骨折患者さんが、店にケーキを買いに来てくれたのですがが
まだ松葉杖とコルセットでやってきて、茂吉さんが
松葉杖もギプスもしていないのを見てビックリしてたそうです。

茂吉さん、生まれ育ちもケーキ屋です。
子供の頃は甘いのもばかり食べていたので
癇癪もちで、心理的に不安定な子供だったそうです。
血糖値の乱高下が癇癪児童を生じます。

ところが、約9年前のある日、お客さんから、低カロリーではなくて
低糖質のケーキを作って欲しいとの要望があり、
そこから茂吉さんの糖質制限ライフが始まりました。
結果、健康が底上げされて元気になりました。

宝塚市に月に1回、行っておられまして、
宝塚市の商工会議所の職員にも糖質制限普及の活動を展開です。

居酒屋でも
塩焼き鳥とハイボールは糖質制限OKです。
マリー秋沢さんと共に飲食店の指導などでも糖質制限食の普及をしていきたいとのこと。
小さなお店でいいので、一歩一歩広げていきたいそうです。

糖質制限食の普及という意味では、
CoCo壱番屋でも、ごはんの代わりにカリフラワーのカレーがでる時代です。
産業界はビジネスに目先が効くので、医療界より早く
糖質制限食が広がっています。
実際、ローソン、ファミマ、ガスト、くら寿司、シャトレーゼ、
リンガーハット・・・糖質制限OKメニューが続々登場しています。

薬局でも糖質制限が広がりつつあります。

リスナーへのメッセージとして、
「糖質制限食、ハードルあるようでもやればやっただけましですよ。」
という事です
スーパー・・・スタンダード・・・プチ・・・
やればやっただけ効果がでます。
一方プチで夜だけ糖質なしでも、三食糖質を食べている一般人に比べると
はるかに治療効果はあります。
そして、糖質制限食で、糖化に基づく老化が予防できるのも大きなメリットです。

私は糖質制限食17年目の69歳の今、人生で一番忙しいです。
月火水木金土、外来をして、病棟患者も普通に担当し、
毎日ブログを更新し、年間30回講演し、本も毎年2~3冊以上刊行していて
とても元気です。
階段も4~5回くらいまでは駆け上がります。


最後になりましたが、某日、
「マリーズローカーボフーズ」のピザを丸ごと食べて人体実験をしました。
とても、美味しかったし血糖値もほとんど上がりませんでした。
マリー秋沢さん、ありがとうございました。


江部康二
マリーズルームに出演。ユーチューブでご覧頂けます。
こんにちは。
マリーズルームに出演しました。
ユーチューブでご覧頂けます。

https://www.youtube.com/watch?v=Ci_jzi1oj9U
第20回前編 
マリー秋沢の『Marie's Room』ゲスト江部康二先生 マリーズルーム
2018/2/19 ゲストは糖質制限の産みの親、
高雄病院理事長、
日本糖質制限医療推進協会代表理事の江部康二先生にお越しいただきました。
いつもより30分長い拡大版でお送りしております。
梅田阪急百貨店9階ソラトニワスタジオで
13時~14時、生放送です。



スタジオ前には、
糖質セイゲニストのリスナーがたくさん集まって応援して頂きました。
ありがとうございました。  m(_ _)m

まずは
『男・50代からの糖質制限』(東洋経済新報社、2018年)
にサインを書きまして、
マリー秋沢さんに宣伝して頂きました。謝謝。

次にNHKクローズアップ現代2016年7月の試算で
糖質制限関連産業が¥3184億など、
糖質制限食隆盛の話題となりました。

その後、エビデンスレベルの話題提供として
ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3

のお話をしました。

1)炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連。
2)総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連。
3)総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連なし。
4)飽和脂質は脳卒中と逆相関している。


1)2)3)4)が、今回、
ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)に掲載された論文で確認されたということであり、画期的な内容と思います。
「今回の結果を踏まえ、世界的な食事ガイドラインを再検討すべきである」
と著者は提言しているのですが、当然と思います。

一般の人には、衝撃的と言えますが、
我々糖質セイゲニストからすると、「日頃の主張がとうとう証明された」
というイメージでしょうか。
我が畏友、夏井睦先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」が、
まさに正鵠を射ていた、ということですね。
糖質制限食賛成派にとっては、これ以上ない追い風です。


ついでAGEsと糖化と老化のお話です。
私が糖尿病のおかげで、52歳から糖質制限食を実践していて
69歳現在、糖化に伴う老化はかなり防げている現状を説明しました。
京大医学部の同級生とは、月に一回、宴会をしてますが、
皆さん、高血圧、痛風、高脂血症、逆流性食道炎・・・
何か持病を持っていて、薬を内服しています。
私だけ何も薬を飲んでないので『江部くんは変や!』と言われています。
目は裸眼で広辞苑が読め、身長は縮んでおらず、聴力低下もなし、
歯は全部残っていて虫歯もなし、夜間尿もなし・・・
これだけ揃う確率は、100~300万人一人ですが、
私の患者の糖尿人で、糖質制限歴10年の方も、私と同様で
視力に至っては、61歳現在1.5に改善したそうです。


ブログのコメントへの回答はすべて自分で書いていて
ゴーストライターはいません。
ブログそのものが巨大なデータベースなので
自分で検索すれば、回答はそれほどの負担ではないのです。
外国で暮らす糖尿人女性のコメントで
大量のSU剤を投与されて低血糖症状がでていたのを
ブログ回答で改善できたことなど、
アドラーの言う『他者貢献』と言えます。
他者貢献で私自身も元気を貰って、
ブログを続けるエネルギーを得ていたと考えられます。



医者の立場、糖質制限料理家の立場など
それぞれの立場で糖質制限の情報を発信することで
糖質制限そのものの発展に貢献できます。
厚生労働省も高齢者はど高タンパク食を推奨しているので
まさに糖質制限食の時代と言えます。


果物と果糖とAGEsの話もしました。
果糖はブドウ糖の数十倍AGEsを生じやすく、極めて危険な物質です。
果物はヘルシーなイメージですが、逆に毒物と言えます。
現代の果物は、狩猟・採集時代の野生の果物に比べて
糖度が高く、大きくて、危険性が高いのです。


『マリーズルーム』
後半は糖質制限パティシエの堀田茂吉さんの登場です。
お楽しみに。


江部康二
海外旅行と糖質制限食
【19/02/20 yanosono
海外旅行と糖質制限
 去年、糖質制限開始後初めての海外旅行でイギリスに行きました。

想像していた以上に海外での糖質制限(あまり 厳密ではありませんが)に苦労しました。
 機内食もオーダーすれば糖尿病食があるそうですがそこまで望む気もなく、
通常食は糖質がたっぷりあるもの。
 また、イギリスでの食事も短時間ですまそうと思えば、
フィッシュ&チップスやパスタなど糖質ばかりです。
 まあ、旅行中くらいは糖質を多少多目にとってもいいかとも思いましたが。

 先生の経験談などを機会があればお聞かせいただきたいです。
 以前、本ブログでもみかけたような気がするのですが、
見つからなくなってしまいました。

 個人的見解では、
欧米食では日本食と比べ糖質制限に苦労するような気がしているのですが。】



こんにちは。
yanosono さんからコメント・質問を頂きましたので、
今回は久しぶりに海外旅行と糖質制限食について考えてみます。

私の患者さんでもそうなのですが、
海外旅行では糖質制限食は困難という懸念を持つ糖尿人が結構多いようで、
コメントでも時々相談があります。

私、ここ18年以上海外旅行に行ったことがないので、
大きなことは言えないのですが、
海外でも糖質制限食の旅は、ある程度可能と思います。

日本国内でも外食を考えれば同じことなのですが、
地中海料理でもフランス料理でも、どこの料理でも大抵大丈夫です。

フランス料理なら、パンやケーキなどさえ止めておけばフルコース食べることができます。
季節がよければ、ジビエ料理(野生の鳥獣料理)もいいですね。
語学力がある人は、デザートのケーキのかわりにチーズにして貰うのもいいですね。

イタリア料理でパスタやピザがないのはさすがに寂しいですが、
お魚やお肉や野菜料理を食べるなら問題はありません。

ギリシャなどの地中海料理はオリーブオイルたっぷりで、
海の幸が豊富で糖質制限食OK食材が多いと思います。

イギリスでも
ステーキ、ローストビーフ、卵料理、ソーセージ、ベーコンなど
糖質制限OK料理もあります。

中華料理も麺類やご飯やマントウ(パン)や餃子の皮などに注意して、
野菜、牛肉、豚肉、海鮮・・・いろんな 糖質制限食OK食材があります。

中華料理は、本場でも砂糖を使っている可能性があるのですが、
海外旅行中はこれくらいは目をつぶりますか。

アメリカでも、ステーキやハンバーグは大丈夫ですね。

カナダやオーストラリアは、お肉、お魚、野菜など食材が豊富で、
糖質制限食に不自由はしないと思います。

糖尿人でよくヨーロッパに出張される男性の言ですが

「日本料理は、寿司とかダシとか隠し味に砂糖とかをよく使ってあるので、結構血糖値が上昇します。
かえってフランス料理のほうが 糖質制限食的です。」

と仰ってました。

この糖尿人、糖質制限食を実践する前は、従来のカロリー制限食に従い、
フランスに行ってもわざわざ寿司を食べたりしていたそうです。
そうすると、血糖自己測定器で食後200アップの高血糖連発で困っていたのだそうです。
今は、フランス料理やステーキを食べて、血糖値はほとんど上昇しないそうです。

糖質制限食はカロリー制限食と違って、面倒くさい計算は要りません。
糖質制限食で必要なのは、食材の糖質量だけに留意することです。
まあ、簡単に言えば主食(糖質が主)を抜いておかずばかり食べていれば、
何料理でも概ねOKです。

抜くべき主食やそれに準ずるものとしては、
穀物、芋、バナナなどデンプン含有量が多い食材です。

あと、パック旅行などで料理のほとんどがデンプンなどピンチの時の用意に
蒸し大豆なども携帯用に便利ですね。
ナッツ類、ビーフジャーキー、サラミなどは、糖質制限OKです。
天日干しのスルメ、ゲソ、貝柱、めざし、鮭とば、干し海老などの干物もOKです。
あと、現地にスーパーがあれば、ハムやソーセージやチーズは手に入ると思います。

どうしても主食を食べざるをえないときのために、
グルコバイやベイスンなどαGI阻害剤、
あるいはグルファストやスターシスなど速効型インスリン分泌促進剤を
主治医に処方して貰っておいて、食直前30秒に内服という選択肢もありますね。
これなら食後高血糖があるていど軽減できます。

糖尿人の皆さん、
海外に行っても糖質制限食を美味しく楽しくどんどん食べてくださいね。ヾ(^▽^)


江部康二



ドイツ在住の小野さん、アメリカ在住の小野さん、wannabers さん、もえさん、
海外の食事体験、とても参考になります。
ありがとうございます。

【19/02/21   小野
海外旅行と糖質制限
ドイツ在住で、近隣諸国によく旅行します。機内食に期待するのは今のところ無理で、糖尿病食を選んでもそれは糖質制限ではないです。調べたら、過去に一回だけ糖質制限機内食がありましたが(ANAのシンガポール便)。でもその後は聞きません。
機内食には全く期待しないほうが賢明です。私は自分で作った糖質制限のお弁当を必ず持参します。

旅行中はレストランで肉か魚にサラダかブロッコリーのような糖質の少ない野菜を頼みます。じゃがいもの代わりにブロッコリーを、と言えばたいていOKしてくれます。
朝食用のパンは日数分焼いて持って行きます。エリスリトールを使って焼いたクッキーやカカオ99%で作ったチョコも日数分持参(チョコは南国には無理ですが)。
ホテルの部屋に着いたらすぐに冷凍室で保存。朝食付きだったらチーズやハム類は必ずあります。
最近はキッチン付きのホテルに泊まることが多いです。どんなに小さいキッチンでも、あれば鬼に金棒です!

地元の市場やスーパーマーケットで糖質の少ない食材を探すのも楽しいです。料理が面倒でも、グリルしたチキンならどこにでも売ってます。

私は今、「海外旅行で糖質制限」というテーマで本を書いていますけど、
よければ参考にしてください。(うまく出版にこぎつけたらの話ですが。笑)】



【小野
【19/02/22 wannabers
アメリカのサラダ
アメリカ在住です。
ステーキなどもいいですが、こちらのサラダはボリュームがあって、かつトッピングにグリルしたチキンやサーモンが載っているものがあります。クルトンを食べずに砂糖の入っていないドレッシングを選ぶとかなり抵糖質です。
またハンバーガーのお店でもLettuce Wrapと言って頼むと、パンなしで、中身をレタスで包んで出してくれることがあります。ただNo Bunsと言うと、中身だけ皿に入れて出してくれる店もあります。
ご参考になれば幸いです。】



【19/02/22 (自称 社会科学者) もえ
久々のトピックですね(^_^)
 私は、ちょうど先月末から今月初めに満州(中国)に1週間ほど旅してきました。
 まず機内食ですが、一般的な糖尿病食はオススメできないかな?と思います。例えば、ANAのは糖質制限じゃなくて、カロリー制限と繊維質(?)が重視されていると思います。私は、ANAの日本発の場合には、糖尿病食を事前にリクエストはしないで、普通に洋食?にして、炭水化物系や糖質多しは、遠慮なく残します。食べてないのに、ご丁寧に、パンのおかわりいかがですか?とか言われたりします(^_^) もちろん、お断りで(^_^)
 日本に帰国する便の場合、ANAでも出発地によるかと思います。かなり前にこちらでも情報提供しましたが、直接に電話なりメールで、糖質制限のリクエストをすると、やってくれることがあります。現地のケータリング会社次第かもしれないです。ただ、相手と外国語でのコミュニケーションと押しの強さ(こっちの方が重要かも?誰でもですが、面倒なイレギュラーな仕事はしたくないと思いますので)が必要かも?ですね。レジャーの海外旅行だと、そんなんやってられるか!となるかも?ですね。もしも、高級ホテルや面倒見がいいホテルに宿泊している場合には、そこの人に連絡してもらうという手もあるかもしれないです。たしか、私はまだリクエストしたことないですが、シンガポール航空だったら(ネットからでも)、糖尿病食とは別にロカボの特別食がリクエストできたんじゃなかったかな?と記憶しています。
 で、中国(の北の方?)での糖質制限ですが、自分で選べるのなら、火鍋がオススメかな?と思います。しゃぶしゃぶの原型なのかな?と思ったりします(ヨーロッパだと、フォンデュ・シノワーズみたいな発音で呼ばれてたりしますね)。あと、朝鮮系の人が多いところだと、焼肉ですかね?あ、あと、海鮮ですね。これも言葉で苦労するかもしれないですが、いけすの魚介をリクエスト通りに調理してくれるところだと、糖質ほぼ0ですみますね。
 マイルが失効しかけていたので、この機会に北朝鮮を見て、もう一回年越しするか?という軽い気持ちで行ってきましたが、ホテルの朝食バイキングと火鍋・焼肉・海鮮で、意外なほど糖質制限いけました。もちろん、押しの強さ(と、通訳アプリ)がなかったら、こうは行かなかったかな?と思います。
 ながながと失礼しましたm(_ _)m 】


【19/02/22 小野
海外旅行(台湾)と糖質制限
続きです。

私は仕事で台湾によく行きます。
台湾でスーパー糖質制限を実行するには今のところ、心の準備と強い意志が必要です。美味しそうなものがありすぎますから。

まず、ナイトマーケットで食べられる物はないと思ったほうがいいです。例外的に、豆腐を発酵させた臭豆腐(チョウ・ドウフ)がありますが、蒸した物であれば付いてくる汁は飲まないこと。揚げた物であれば、素揚げなのでOKですが、必ず付く漬物は砂糖がかなり使ってあります。

経済的な旅であれば、自分でおかずが選べる弁当屋がたくさんあるので、まず「ご飯は要らない」と伝えて、焼き魚や炒め野菜を指差すといいです。普通、座るところもあります。

レストランでは蒸し鶏や蒸し魚がありますが、タレは甘いものが多いです。コンビニではゆで卵と素焼きアーモンドぐらいが安全圏内。台湾コンビニおでんも避けたほうが無難。おでんのこんにゃくは出汁のこと考えると健康的ではないと思うし、見た目が低糖に見えても甘い。
味噌汁も甘いので要注意。

食堂や屋台では青菜をさっと湯がいたものと、素材がはっきりわかる食べ物が最も安全です。

デザートでは、豆腐花(ドウフ・ホア)が美味しいですよ。ただし、「豆腐花だけでいい。シロップもその他色々も要らない」と言うこと。そして、持参したエリスリトールをかければ大満足のデザートになりますよ。

私は台湾で台湾人のための糖質制限の料理本を出版した際、台湾中を講演してまわりましたが、江部先生の御本(中国語版)を見せて、「理論はこれを読めばなぜ糖質制限がいいのかハッキリわかります」としっかり紹介しました!

ちなみに、台湾ではまだ、糖尿病二型は薬でコントロールしながら、玄米を食べてカロリー制限という考え方が多いです。

一ヶ月台湾に滞在して上記の食生活の後、Hb1cは普通5.7前後なのに
5.4と、全く上がっていませんでした。

ご参考まで。】
インターバル速歩と体力。8000歩/日との比較。
こんにちは。

http://www.jtrc.or.jp/interval/interview.php
科学的エビデンスが支えるインターバル速歩
信州大学大学院特任教授
NPO法人熟年体育大学リサーチセンター副理事
医学博士能勢博


このサイトを覗いてみました。
能勢博士によれば、

ヒトの体力は20歳代をピークとし、30歳を過ぎると、
誰しも10歳加齢するごとに5~10%ずつ低下しくそうです。

これを防ぐために
アメリカ・スポーツ医学会(ACSM)は、
個人の最大体力の 60~80%に相当する強度の運動を、
1日20分以上、週に3日以上実施する個別運動処方を推奨しています。
そうすれば6カ月で体力が10%向上し、
それに比例して生活習慣病の症状が改善するそうです。
しかし、通常のウォーキングでは運動強度が低すぎて、
効果が上がらない、とのことです。

そこで、能勢博士が推奨するのが「インターバル速歩」です。
いつでも、どこでも、誰でも、そして安価に、
体力向上のための運動トレーニングができます。

インターバル速歩ですが、
これは、「速歩」と、「緩歩」を3分間ずつ交互に行うものです。
これを速歩が1日トータルで15分以上になるように、
週に4日以上実践すればOKです。
速歩ばかり、行えばよいようなものですが、
なかなか速歩を5分、10分連続的に
続けるのは体力的に難しい人が多いようです。
それで、3分交代なのですね。
ウィークデ―が忙しい人は、週末にまとめてトータルの速歩時間が
週60分になるように実施してもいいそうです。

能勢博士の研究によれば
インターバル速歩を5ヶ月間行えば、

1)体力が最大20%増加。
2)生活習慣病指標が20%改善。
3)医療費が20%抑制。


とのことで、これを「20%の法則」と呼ぶそうです。

私は、69歳ですが、階段を4回くらいまでは駆けあがります。
速歩を続けても、まったくしんどくありません。
運動は、1/2週間くらい、おじさんのテニス(ダブルス)を
4セットくらい行うくらいで、スポーツジムなどは一切通っていません。
(正確には、40代前半に、1年くらい、1/週、スポーツジムに通ったことがあります。)
そのわりに体力が全然おちないので、少し不思議に思っていたのですが
能勢博士の研究や説明で、腑に落ちました。

「速歩が1日トータルで15分以上になるように、週に4日以上」

これが目標なら、江部康二は、1979年29歳で高雄病院就職以来、
毎日速歩で院内を、60分以上は、歩いていましたので
軽くクリアです。
基本、私の歩行は、ほとんどが速歩で、ゆっくり歩きは
あまりありません。
幸い、速歩で、60分間以上歩き続けても
全く息切れもありません。
手持ちの、ヤマサの活動量計で測定すると、
歩数の60~70%が速歩(パワー ウオーク)でした。

生来のせっかちな性格と早歩きパターンが、
69年間、結果として、私の体力を保ってくれたようで、
ありがたいことでした。


☆☆☆
NHKでもインターバル速歩が取り上げられています。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_13.html
運動の健康効果「インターバル速歩に挑戦!」
松本大学大学院 根本賢一教授
更新日2016年9月7日

NHKの上記サイト、とてもわかりやすく、説明されていますので
是非、覗いてみてください。
インターバル速歩では、筋トレもしていないのに
太ももの筋力が13%上がったのは特筆ものですね。

以下、一部を抜粋です。

・・・インターバル速歩とは?
インターバル速歩は、速歩の分数が1日合計15分以上になるよう行うのが基本です。
3分の速歩を5回でも、1分の速歩を15回でもかまいません。
週に4日以上行うのがお勧めですが、無理をせず徐々に行うようにして下さい。・・・

・・・60歳前後の中高年を1日8000歩以上のウォーキングを行うグループと、
1日15分以上のインターバル速歩を行うグループに分け、
5ヵ月間、週4日以上行って、最大酸素摂取量と太ももの筋力を比較すると、
ウォーキングのグループはほとんど変化がなかったのに対して、
インターバル速歩のグループは最大酸素摂取量が9%上がり、
太ももの筋力が13%上がりました。

最大酸素摂取量が上がるということは、全身の持久力が高まることを示しています。
全身の持久力が高まると
心臓の病気や糖尿病などの生活習慣病になりにくくなります。・・・


江部康二
3月31日(日)医療従事者対象糖質制限食セミナーin東京 開催
おはようございます。

2018年、東京、大阪にて開催し、
ご好評いただいた医療従事者対象糖質制限食セミナーを
2019年3月31日(日)、東京にて開催致します。

日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者対象糖質制限食セミナー
in 東京
開催


第1部 
「糖尿病と糖質制限食~基礎と臨床~」

糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
高雄病院の糖尿病患者さんの症例も発表します。
2018年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
講義・質疑を含めて90分間の予定です。

第2部
発表と討議

今回、新企画を導入しました。
医師と保健師、6名の方に発表いただき、
参加者の皆さんと一緒にしっかりディスカッションします。
お一人20分(10分発表・10分討議)なので、合計120分間の予定です。

なおご参加頂いた皆さんには、第1部講演PPTスライドの資料をダウンロードしていただけます。

東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。


江部康二



以下事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。

2019年3月31日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催いたします。

第1部は理事長による講義で、「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」
と題して、糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論や高雄病院での
臨床例について解説いたします。

第2部は、発表・討議で、医師と保健師、6名の方に発表いただき、
ディスカッションを行います。

臨床で糖質制限を採り入れておられる医療従事者に発表いただき、
指導法や症例などの共有、意見交換をしていただく時間を今回、
新たに設けました。

医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

//////////////ご案内/////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「医療従事者向け糖質制限食セミナー(東京)」

■日時:2019年3月31日(日)12:30~16:50頃
    ※開場・受付は12:10~

■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html

■内容:

◇第1部: 「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」

講師: 江部康二 医師 
  (一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長

◇第2部: 「発表・討議」

・「百聞は一見に如かず」
 関上勇 医師/関上こどもクリニック(岩手) 院長

・「企業における糖質制限の指導と実際」 
 佐藤ゆかり 保健師/三井住友建設(株)(東京) 健康相談室

・「 CGM(フリースタイルリブレプロ)を用いて糖質制限食の指導をしてみて
  (インスリン注射やSU剤を中止できた症例を中心に)」
 髙橋裕彦 医師/たかはし整形外科医院(香川) 院長

・「糖質制限栄養療法~一般外科医の悩み」
 倉内宣明 医師/JA倶知安厚生病院(北海道) 主任外科部長

・「末期肝臓癌に対し糖質制限と高濃度ビタミンC点滴治療を行った一例」
 田頭秀悟 医師/医療法人日章会南鹿児島さくら病院(鹿児島) 

・「高度進行消化器癌患者に対する補助療法としての糖質制限食導入の方法
   適応と達成度評価を含め」 
 村上博史 医師/西部総合病院(埼玉) 外科

*第1部は90分(講義・質疑)、第2部はお一人20分(10分発表・10分討議)ずつ
を予定しております。

■対象:

医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士、鍼灸師など)


■受講費:

・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(会員以外) 9,000円

・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(会員以外) 6,500円

*参加頂いた皆様には、第1部の映写資料データを後日ダウンロードしていただけます。


■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
 「通信」欄に以下をご記入下さい。
 ① 「3/31東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
 ② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月29日(金)までに事務局までご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。


*掲載サイト:http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

冷え性、糖質制限、カロリー制限。
【19/02/17 太郎
冷え性
はじめまして。
糖質制限を3年程続けていましたが、冷えが辛くなり、中断しています。
また、夏場も汗がこもるような感じで、熱中症のようになります。
冷えに対しては脂質が足りないと思い、
バターやラード、ココナッツオイルを増やしましたが、
あまり効果がなく、夏場の汗が出にくいことに対しても良い対策が見つからず、
糖質制限を中断しています。
色々調べたのですが、解決方法が見つからずコメントさせていただきまました。

何かアドバイスいただけると幸いです。】



19/02/17 ドクター江部
Re: 冷え性
太郎 さん

①身長、体重、年齢は?
②摂取エネルギー/日は?
③三食の食事メニューは?

①②③がわかれば、あるていどアドバイスが可能です。


【19/02/17 太郎
早々にコメントありがとうございます。
①159センチ、60キロ、52才
②摂取エネルギーは?です。
③朝ミックスナッツ(コンビニ)、
昼弁当(鶏肉、豚肉など200g+ゆで玉子一個+ブロッコリー等の野菜)、
夜は昼と似たような感じで肉、魚+野菜
脂質はバターやオリーブ油、ココナッツオイル、マヨネーズなど使って
肉や野菜にかけていました。
脂質不足と思い朝にバターコーヒーも取り入れていました。
大体、このような食生活でした。】



【19/02/17 冷え性
連投すみません。
健康診断の数値です。

2013~2018の6年分です。この期間の2014.15.16.17の四年間が糖質制限食です。

体重57.2→56.9→54.8→55.3→54.5→57.8
BMI 20.3→20.0→19.3→19.5→19.2→20.3

中性脂肪60→40→36→45→34→58
HDL 91→104→105→102→101→63
LDL 108→152→175→197→157→123
血糖90→88→66→89→75→78
A1c 4.8→4.8→5.1→5.1→4.9→4.7
AST 21→19→23→19→36→19
ALT 16→17→18→20→51→27
γGTP 57→20→17→21→51→161
総蛋白7.8→7.6→7.7→7.5→7.1→6.8
クレアチニン0.94→0.91→1.02→0.91→0.92→0.92
BUN 17→14→25→27→27→14
尿酸5.9→6.1→7.4→5.5→5.4→4.6
赤血球520→489→506→474→456→456
血色素16.3→15.4→15.4→14.5→14.2
ヘマトクリット48.1→45.5→47.1→42.9→43.1→43.7
白血球6200→4800→5700→5000→4400→5200

このような変遷で、酒量は年々減っているのですが
肝機能の数値が悪くなってきたのも気になっているところです。】



こんにちは。
太郎さんから冷え性についてコメント・質問を頂きました。

      13   14    15   16   17    18年
体重 57.2→56.9→54.8→55.3→54.5 →57.8
BMI  20.3→20.0→19.3→19.5→19.2 →20.3
γGTP                 51  →161


『糖質制限を3年程続けていましたが、冷えが辛くなり、中断しています』

2014.15.16.17の四年間が糖質制限食とのことですが、
この間、体重が減少しています。
スーパー糖質制限食を実践している場合、
厚生労働省の言う「推定エネルギー必要量」を確保していれば、
全身の血流・代謝が良くなるので、冷え性にはならないと思います。

体重減少とメニューを考慮してみると、
冷え性の間は、糖質制限食を実践しつつ、結果として
カロリー制限も併用になっていたと考えられます。


朝: ミックスナッツ(コンビニ)、
昼: 弁当(鶏肉、豚肉など200g+ゆで玉子一個+ブロッコリー等の野菜)、
夜: は昼と似たような感じで肉、魚+野菜
脂質はバターやオリーブ油、ココナッツオイル、マヨネーズなど使って
肉や野菜にかけていました。

朝食が、約200kcal
昼食が、豚肉、肩ロース200gで、約520kcal、ゆで卵一個60gで91kcal
ブロッコリーなど野菜サラダで約94kcalなので、合計705kcal
夕食が、鶏モモ皮付き200gで、約400kcal、ゆで卵一個60gで91kcal
ブロッコリーなど野菜サラダで約94kcalなので、合計585kcal

一日合計で、約1500kcalです。
これに、オリーブオイル大さじ一杯が、約120kcalをかけても、約1600kcalです。

現実に、2014.15.16.17の四年間は体重が減少していますので、
糖質制限食を実践されていたと思いますが、結果として低エネルギーであったので
冷え症が生じた可能性が高いと思われます。
日本人の食事摂取基準で、52歳男性なら、身体活動レベルが低い人でも
2100kcal/日の摂取エネルギーが必要と思います。

次回、スーパー糖質制限食を実践されるときは、2100kcal/日を目安に
摂取エネルギーを確保されれば、冷え性が生じる可能性は少ないと思います。

なお、γGTPが、2017→2018年に急増していますが、
これは糖質摂取による急速な体重増加に伴う脂肪肝と思われます。
BMIが、21.7から22.86と正常内増加ですが、体重が3.3kg増えていて
これは筋トレとかなければ、全て脂肪増加と考えられます。


☆☆☆
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量(一日あたり)
              男性                  女性
15-17才     2500 2850 3150           2050 2300 2550kcal
18-29才     2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才     2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才     2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才        1850 2200  2500          1500  1750 2000

身体活動レベル  低い 普通 高い           低い  普通  高い

くらいが目安です。



江部康二
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法。江部康二著。刊行。
こんにちは。

今までにない新しい企画の本が上梓されました。
2018年10月19日から発売中です。
おかげさまで、ぼちぼち売れてます。

東洋経済新報社 江部康二著
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法

https://www.amazon.co.jp/dp/4492046313/ref=cm_sw_r_em_apa_y-gLBbEYDJ2DC

です。

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本書は「3人のオヤジのストーリー」を通して
糖質制限食の実践ノウハウや最新知識を学べますが、
とても平易でわかりやすい内容となっています。

一方信頼度を確保するために文章中に根拠となる論文を紹介しています。
文章中にない場合は、根拠となる論文を巻末に通し番号をつけて記載してあります。

つまりとても読みやすくわかりやすい内容ですが、
全てエビデンスに基づいており信頼度が高いと自負しています。

私自身も糖尿病発覚の52歳からスーパー糖質制限食を開始し、
69歳の現在まで17年間継続しています。
歯は全て残り、虫歯はありません。
目は裸眼で広辞苑が読めます。
聴力低下もなく、夜間尿もなく、身長も縮んでいません。
内服薬もなしで、糖尿病合併症もなしです。
スーパー糖質制限食のおかげで、
糖化に伴う老化が予防出来ているものと思われます。
つまり体内のAGEsの蓄積が同年代の人に比べて極めて少ないと
考えられます。



東洋経済オンラインにも、
『男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法』の記事が配信になりました。
https://toyokeizai.net/articles/-/243363
https://toyokeizai.net/articles/-/244977
https://toyokeizai.net/articles/-/246562?display=b

是非、ご一読頂ければ幸いです。


☆以下は出版社の内容紹介です。

長い“これから”の健康度は、これで決まる!
中高年こそ「糖質制限」が必要だ!!


肥満、メタボを解消し、糖尿病はじめ生活習慣病、がん、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病....などを予防して健康100歳に。

「3人のオヤジのストーリー」を通してスッキリわかる“究極の健康食”の知識と実践法。

一流医学誌の最新発表など科学的根拠(エビデンス)に基づいた新たな医学常識――。

○食後高血糖をもたらす栄養素は「糖質」だけ。
○脂肪を食べても不健康にはならない。
○「脳はブドウ糖しか使わない」はウソ。
○認知症の予防にも糖質制限は有効。
○糖質過剰はガンを増やす。
○老化の原因も「糖質」にあった。
……
諸悪の根源「糖質の過剰摂取」を防ぎながら、肉や魚・アルコール類も楽しめる“最高の食事法”のすすめ。

これであなたの人生が変わる!



☆☆以下は、本書のプロローグからの抜粋です。

プロローグ 長い老後の健康度は
五〇代の糖質制限が決める


〇ランセット論文「糖質を摂るほど死ぬ。脂質を摂るほど死なない」

〇アメリカで合併症が激減

○酸化ストレスとAGEs

〇中高年こそ糖質制限が必要


〇三人の五〇代男性が糖質制限を始めるストーリー
 

私の経験上、糖質制限を始めるのに重要なのは五〇代です。

五〇代ならば、まだ、老化物質であるAGEsは
取り返しのつかないほどには溜まっていませんから、
糖質制限でこれ以上の蓄積を食い止められるからです。
 しかし、これよりも高齢になると、かなりの量のAGEsが溜まっており、
老化が身体を蝕んでしまっています。
そして、いったん溜まったAGEsはもう消えません。
 つまり、五〇代で老化物質の蓄積を止められるかどうかで、
その後の人生が決まると言っても過言ではないのです。
五〇代こそ糖質制限を始めるべき時期なのですが、
残念ながら、多くの中高年男性が糖質制限にあまり熱心でないのが現状です。
その理由はいくつかあるようです。
まず、仕事が忙しすぎるという人がいます。
確かに、五〇代というと社会的な責任の重い世代ですから、
健康をおろそかにしがちになるのも無理からぬところがあるでしょう。
また、糖質制限に懐疑的な人もいます。
これは健康情報に詳しいというタイプに多いようです。
情報過多の現代では、糖質制限に関する誤解が蔓延していて、
その有効性を正しく認識していない場合もあるのです。
そして、最も多いのは、もう健康になることをあきらめているという人です。
何度かダイエットに挑戦しては挫折を繰り返し、
中年太りは仕方がないと思いこんでいる人のことです。
そんな人は、年を取れば歯が抜けたり視力が落ちたりなどといった衰えが起こることも、
仕方がないとあきらめています。
高齢になれば老化するのは常識でしょうし、
これは五〇代のほぼ全員かもしれません。
しかし、あきらめているのは、
糖質制限のアンチエイジング効果を知らないからであり、
いかにももったいない話だと思われてなりません。
そこで、五〇代男性になんとかして糖質制限を始めてもらえないかと、
企画したのが本書です。
本書では、三人の五〇代男性のお話として構成されている部分と、
糖質制限の解説をまとめた部分とに分かれます。
三人の男性は、私が診療の現場で見てきた実際の患者さんたちの典型例であり、
いわば、糖質制限に踏み切れない五〇代男性のモデルです。
三人が糖質制限を知り、実践へと踏み切るストーリーを追いながら、
ご自分の未来を幸せにするのに糖質制限が必要かどうか、
考えてみていただきたいのです。
男・五〇代は、人生の後半を幸せなものに出来るかどうかの分岐点です。
どうか本書をきっかけにして、
糖質制限の道へと進むことを決断していただきたいと願っています。

なお本書は、ストーリー仕立てになっており平易でわかりやすいのが特徴です。
あわせて医学的な信頼度も確保するため、文中に通し番号を付け、
巻末に医学的根拠(エビデンス)となる論文を明記しています。
文中で直接出典を示した箇所もあります。
興味のある方はご参考になさってください。


江部康二
インスリンの功罪。
[19/02/16 アキ
タイトルなし
江部先生は文中でインスリンは肥満ホルモンであると言い切っていますが、
肥満ホルモンというより同化ホルモンではないでしょうか?
肥満の為のホルモンなら要らないと思いますが、私は同化に重要なホルモンだと思います。

糖質制限系の医師ではインスリンは要らないという方もいるようですが、
江部先生もそうお考えでしょうか?]



アキ さん

仰る通り、インスリンは同化ホルモンであり、極めて重要なホルモンです。
インスリンが分泌できないレベルの1型糖尿病は、
インスリンが発見されるまでは余命半年の不治の病でした。
そのインスリンが、炭水化物の過剰摂取により、
肥満ホルモンと化してしまっているのが現代の状況と言えます。


1)
基礎分泌インスリンは、ヒトの生命維持に必要不可欠。

2)
スーパー糖質制限食でも、基礎分泌の2~3倍レベルのインスリンは追加分泌される。

3)
インスリン注射で、1型糖尿病患者の命が助かるようになり、近年、1型糖尿病患者の平均寿命が延びた。


4)
過剰なインスリンは活性酸素を発生させ、酸化ストレスとなり、がん、老化、動脈硬化、糖尿病合併症、アルツハイマー病などのリスクとなる。



こんにちは。

今回はインスリンの功罪について考察してみます。

インスリンには、24時間継続して少量出続けている基礎分泌と、
糖質を摂取したときに大量に出る追加分泌の2種類があります。

タンパク質摂取でも少量のインスリンが追加分泌されますが、
脂質摂取では、インスリンは追加分泌されません。
<糖質+蛋白質>だと、一番多くのインスリンが追加分泌されます。

これでまず解るのは、食物を摂取していないときでも、
人体の代謝には、少量のインスリンが必須ということです。

このインスリンの基礎分泌がなくなったら、人体の代謝全体が崩壊していきます。
つまり、基礎分泌のインスリンがないと、全身の高度な代謝失調が生じ、生命の危険があります。
実際1921年インスリンが発見され、1922年から臨床応用されるまでは、
1型糖尿病で内因性インスリンがゼロの場合は平均余命は、僅か半年でした。

例えば「運動をしたらインスリン非依存的に血糖値がさがる」といっても、
インスリン基礎分泌が確保されているのが前提のお話です。
もし、基礎インスリンが不足している状態で運動すれば、
運動で血糖値はかえって上昇します。

また、肝臓で行っている糖新生も、基礎インスリンが分泌されていなければ制御不能となり、
空腹時血糖値が300mg/dl~400mg/dl、或いはこれ以上にもなります。

また、糖質を食べて血糖値が上昇したとき、
追加分泌のインスリンがでなければ、高血糖が持続します。
高血糖の持続は糖毒といわれ、膵臓のβ細胞を傷害し、インスリン抵抗性を悪化させます。

さてブドウ糖が、細胞膜を通過するためには、特別な膜輸送タンパク質が必要です。
それが糖輸送体(GLUT)であり、現在GLUT1~GLUT14まで確認されています。
GLUT1は赤血球・脳・網膜などの糖輸送体で常に細胞の表面にあり、
血流さえあれば即血糖を取り込めます。

これに対して筋肉細胞と脂肪細胞に特異的なのがGLUT4で、
基礎分泌のインスリンレベルだと、通常は細胞内部に沈んでいます。
GLUT1~GLUT14の中で、インスリンに依存しているのはGLUT4だけで特殊です。
筋肉細胞と脂肪細胞にあるGLUT-4は、
インスリン追加分泌がないと細胞内に沈んでいるのでブドウ糖を取り込めません。
インスリンが追加分泌されるとGLUT-4は細胞表面に移動して血糖を取り込むのです。

このようにインスリンは、生命の維持に必須の重要なホルモンであることが確認できました。

また近年、1型糖尿病患者の寿命は延びています。
以下、糖尿病ネットワークから一部抜粋。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/024725.php
1975年に米国で行われた調査では1型糖尿病患者の寿命は、
健康人に比べて27年短いとされていました。

スコットランドのダンディー大学が2万4,691人の1型糖尿病患者を対象に行った調査では、
20代前半の糖尿病患者の予想される平均余命は、
健康な人に比べ男性で11.1年、女性で12.9年短いという結果になりました(2015年1月報告)。


このようにインスリンの使用法や種類が改善されたことで、
1型糖尿病患者の寿命はかなり改善されてきています。
インスリン注射が、おおいに役に立っているわけです。


一方で過剰なインスリンの害にはエビデンスがあります。
たとえ基準値内でも、インスリンの血中濃度が高いほど、
アルツハイマー病、がん、肥満、高血圧などのリスクとなります。
これは内部で産生したインスリンでも外部から注射したインスリンでも同じことです。

また、高インスリン血症は活性酸素を発生させ、酸化ストレスを増加させます。
酸化ストレスは、老化・癌・動脈硬化・その他多くの疾患の元凶とされていて、
パーキンソン病、狭心症、心筋梗塞、アルツハイマー病などにも関与しています。
つまり、過剰なインスリンは『百害あって一利なし』ということです。


ロッテルダム研究によれば、
インスリン使用中の糖尿人ではアルツハイマー病の相対危険度は4.3倍です。

Rotterdam研究(Neurology1999:53:1937-1942)
「高齢者糖尿病における、脳血管性痴呆(VD)の相対危険度は2.0倍。
アルツハイマー型痴呆(AD)の相対危険度は1.9倍。
インスリン使用者の相対危険度は4.3倍」



インスリン注射をしている糖尿人は、メトグルコで治療している糖尿人に比べて
ガンのリスクが1.9倍というカナダの研究もあります。

2005年の第65回米国糖尿病学会、
カナダのSamantha博士等が、10309名の糖尿病患者の研究成果を報告、
その後論文化。コホート研究。
 「メトフォルミン(インスリン分泌を促進させない薬)を使用しているグループに比べて、
インスリンを注射しているグループは、癌死亡率が1.9倍高まる。
SU剤(インスリン分泌促進剤)を内服しているグループは癌死亡率が1.3倍高まる。」 
Diabetes Care February 2006 vol. 29 no. 2 254-258


このようにインスリンの弊害を見てみると、
インスリンは血糖コントロールができている限り少なければ少ないほど、
身体には好ましいことがわかります。

別の言い方をすれば、農耕開始後、精製炭水化物開始後、
特に第二次大戦後に世界の食糧事情が良くなってからの
糖質の頻回・過剰摂取が、インスリンの頻回・過剰分泌を招き、
様々な生活習慣病の元凶
となった構造が見えてきます。

スーパー糖質制限食を実践すれば、
血糖コントロール・体重コントロールは勿論のこと
インスリンの分泌が必要最小限で済むようになり、
様々な生活習慣病の予防・改善が期待できます。

ブログ読者の皆さんも、スーパー糖質制限食実践で、
必要最低限のインスリンで血糖こントロールを維持して、健康ライフを送ってくださいね。

インスリンは糖質代謝の調整が主作用ですが、
それ以外にも下記のごとくいろいろな働きがあります。


☆☆☆インスリンの作用

インスリンは、グリコーゲン合成・タンパク質合成・脂肪合成など、
栄養素の同化を促進し、筋肉、脂肪組織、肝臓に取り込む。
インスリンが作用するのは、主として、筋肉(骨格筋、心筋)、脂肪組織、肝臓である。

A)糖質代謝
*ブドウ糖の筋肉細胞・脂肪細胞内への取り込みを促進させる。
*グリコーゲン合成を促進させる。
*グリコーゲン分解を抑制する。
*肝臓の糖新生を抑制し、ブドウ糖の血中放出を抑制する。

B)タンパク質代謝
*骨格筋に作用してタンパク質合成を促進させる。
*骨格筋に作用してタンパク質の異化を抑制する。

C)脂質代謝
*脂肪の合成を促進する。
*脂肪の分解を抑制する。



江部康二
血中インスリン濃度が低いと太りやすい? → ヒトでは違います。
【P19/02/15 クワトロ
血中インスリン濃度が低いと太りやすい?
広島大学大学院の浮穴和義教授主導の研究で、血中のインスリンの濃度が低いと、
炭水化物などに対する食欲を増進させる機能と、
炭水化物などの糖質を脂肪に変換する機能を増幅させる脳内因子NPGLの産出量が
増えてしまうそうです。

これはずっと糖質制限を継続していくと、インスリン分泌量は低下しますが、
食欲(主に炭水化物への欲求)が高まり、糖質を摂ったときには、
それを脂肪に変換する能力が高まっていて、糖質制限をやめてしまえば、
以前よりも太りやすいカラダになってしまっているということではないでしょうか?
もしくは、一生糖質制限を続けていくことが、
リバウンドを防ぐために必要なことなのでしょうか?

参考研究
https://www.hiroshima-u.ac.jp/souka/news/41197



クワトロさん
興味深い研究をコメント頂き、ありがとうございます。
結論としては、
少なくともヒトにおいては、血中インスリン濃度が高いと肥満し、
血中インスリン濃度が低いと肥満しにくいです。

何故ならインスリンは肥満ホルモンだからです。

臨床的には、ヒトの研究<DIRECT>で、
322人の肥満の患者を3群にわけて調査しています。
2年間の研究です。
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241

2018年12月06日 (木)の本ブログ記事
肥満改善に対する糖質制限食の有効性・安全性は確立している。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4758.html

もご参照頂けば幸いです。

カロリー制限ありの『地中海食』『脂肪制限食』
カロリー制限なしの『糖質制限食』での比較検討です。

カロリー制限なしの糖質制限食でしたが、
満腹感と満足感が高いので、自然に摂取エネルギーが減少して
地中海食、脂肪制限食と同じだけ摂取カロリーが減少しました。

その結果、3群とも同一摂取カロリーとなりましたが、
糖質制限食で一番体重が減少してHbA1cは唯一、改善しました。

つまり、ヒトでは、糖質制限食で、食後インスリン分泌は、通常食に比し低下しますが、
自然に過剰な食欲がなくなり、満腹・満足して体重が減少したということになります。
糖質制限食で低下するのは食後の追加分泌インスリンです。
空腹時基礎分泌インスリンは糖質制限食でもなかなか減りにくいことがあります。

広島大学のラットの研究は、空腹時や糖尿病などのインスリン分泌が低い状態では、
NPGLの発現が上昇して、炭水化物の摂取量が増加して、脂肪蓄積を促進ということです。
従いまして、糖質制限食実践者の食後追加分泌インスリンが少ないこととは、
単純に比較はできないと思いますし、
現実にヒトの研究で、
糖質制限食は満腹度・満足度が高くて摂取エネルギーは適正に減少し、
体重減少効果も一番あった
ということで問題ないと思います。

また、ラットの主食は穀物で、炭水化物が主です。
従って、炭水化物摂取にあるていど特化した摂食システムを持っていると思います。
人類は、雑食ですが、狩猟・採集時代の700万年間は、穀物なしですので、
ヒトの摂食システムはラットとはかなり異なっていると思います。

なお、広島大学の研究、糖質制限に言及していて、
こちらも、とても興味深いです。


☆☆☆
広島大学 総合科学部・大学院総合科学研究科
https://www.hiroshima-u.ac.jp/souka/news/41197
【研究成果】
新規脳内因子が過食と脂肪合成を促し肥満を引き起こすことを発見
-エネルギー代謝調節に関わる脳内基盤の解明に貢献-

本研究成果のポイント
研究代表者らが発見した脳内因子(Neurosecretory protein GLと命名、略名NPGL)が
哺乳類のモデル動物であるラットにおいて、
過食や肥満に関わることを世界で初めて発見しました。
これまでの研究では、NPGLが食欲調節に関わることまでを明らかにしていましたが、
今回の研究では、食欲調節だけでなく、
糖質を脂肪に変換し脂肪蓄積を促進するメカニズムに関与していることを解明しました。
NPGLは炭水化物摂取を促すため、
今後、我々ヒトでの糖質制限の科学的理解や肥満対策の創薬への応用が期待できます。

概要
NPGLは、高カロリー食摂餌下において過食を引き起こし、最終的には肥満に至ること。また、通常食摂餌下の摂食量がそれほど増えない場合においても、白色脂肪組織での脂肪合成を高めること。
NPGLは、炭水化物の摂取量を増加させ、この炭水化物は脂肪合成の原料となること。
NPGLを産生する細胞は、インスリンに応答し、血中インスリン量が低い状態(空腹や糖尿病状態下)でNPGLの発現が上昇し、脂肪蓄積を促進すること。
※インスリンも脂肪蓄積に関わる因子として知られている。


江部康二
菊芋とイヌリンと血糖値
【19/02/13 いもいも
菊芋のイヌリンについて
お忙しい中恐れ入ります。
先生のブログを拝見し、ぜひ教えて頂きたく、コメントを差し上げました。

糖尿病の家族の為に、菊芋料理をしているのですが、菊芋は一時期しか取れない為、
菊芋を天日干ししようと思い、
菊芋の天日干しと菊芋のイヌリンについて調べておりました。

そこで、イヌリンは
「酵素を失活させる熱処理をしてから冷凍あるいは乾燥するなどの保存法が有効」
との記事を読みました。

菊芋の天日干しを推奨している記事もあり、菊芋を天日干ししても、
イヌリンは大丈夫なのか分からなくなりました。

野菜は
「ビタミンC等の一部を除いては、天日干しすると成分が増える」
と思っていたので、菊芋の成分(イヌリン)は、
天日干ししても大丈夫なのか、逆に減るのか、分からずにおります。

どんなに調べても素人の知識では判断付かず、先生なら教えて頂けるのでは…と、
一縷の望みをかけてみました。
ぶしつけかとは存じますが、宜しくお願い致します。】


こんにちは。

いもいもさんから、菊芋とイヌリンについて、コメント・質問を頂きました。
今回は、菊芋とイヌリンと血糖値について、考えてみます。

五訂日本食品標準成分表によると、

・菊芋100g:35kcal
・タンパク質 :1.9g
・脂質:0.2g
・糖質:13.1 ほとんどがイヌリン
・食物繊維:2.0
・水分:81.2g


菊芋は名前はイモと付きますが、キク科の多年草で、根はショウガの形に似たイモ状です。
糖質はありますが、ジャガイモやサツマイモのようにデンプンは含まれていません。
菊芋の糖質は、ほとんどがイヌリンです。
フジ日本精糖は世界で初めて、砂糖からイヌリンを作ることに成功した会社です。

そのホームページからの引用です。
・・・・引用ここから・・・・
イヌリンは水に非常に良く溶ける食物繊維です。
普段よく食べているタマネギ、ゴボウなどといった多くの植物に存在します。
キクイモやチコリには 特に多く含まれています。
血糖値の上昇を抑制するなど多くの生理作用が期待されるため、
欧米では古くから糖尿病患者用の食事に利用されています。
イヌリン含量
・キクイモ 15~20%
・チコリ 15~20%
・ニンニク 9~16%
・ニラ 3~10%
・タマネギ 2~6%
イヌリンは、ヒトの胃や腸などの消化管では消化・吸収されにくい難消化性の炭水化物(食物繊維)です。
消化・吸収される消化性糖質のでん粉やオリゴ糖とは異なり、胃や小腸ではまったく分解されません。
大腸ではじめて腸内の善玉菌であるビフィズス菌などの餌として利用されます。
イヌリンのカロリー値は、消化性糖質の約半分にあたる2kcal/gと推定されています。
・・・・引用ここまで・・・・


通常の糖質は4kcal/gですから、
イヌリンは糖アルコールのマルチトール・ソルビトール・キシリトールなどと同じ程度のカロリーです。
血糖値に関してですが、イヌリンはカロリーは有していますが、血糖値は上昇させないと思います。
マルチトール・ソルビトール・キシリトールなどは、砂糖の半分くらい血糖値を上昇させると思います。
腸内細菌がイヌリン(食物繊維)を分解して、産生するのは、短鎖脂肪酸です。
短鎖脂肪酸はカロリーは有していますが、血糖値は上昇させません。
論より証拠ということで、私自身がイヌリンの粉を20g摂取して、人体実験しました。

2014年9月25日(木)
・午後6時、空腹時血糖値:124mg/dl 
 イヌリンを20gお湯に溶いて摂取。
・午後6:30、摂取30分後:119mg/dl
・午後7時、摂取1時間後:119mg/dl

従いまして、イヌリンは糖質制限OK食材です。

菊芋も含まれている糖質のほとんどがイヌリンなので、
血糖値はほぼ上昇せず、糖質制限OK食材と言えます。

なお、菊芋のイヌリン含有量は変化しやすいので、
収穫後は速やかな処理が必要です。


☆☆☆
東京農業大学生物産業学部永島俊夫教授 によれば
『・・・キクイモの試験を行っているうちに、イヌリン含量は変化しやすく、
収穫後の保存状態が大きく影響することや、加工処理中に色の変化が早いこ
となどがわかってきて、取り扱いについての検討が必要でした。
このような変化は酵素によるものと思われ、酵素を失活させる熱処理をしてから
冷凍あるいは乾燥するなどの保存法が有効であることが明らかになりました。・・・』



☆☆☆
菊芋普及会によれば
https://e-kikuimo.com/otameshi/form.html?gclid=Cj0KCQiA-onjBRDSARIsAEZXcKZJdOzuj2VL-IbupxlBpgemgGnO111hM4dcP6rAzMYM7FTDinZNZHUaAooJEALw_wcB
『成分劣化を防ぐために、
畑のすぐそばの最新鋭設備が整った工場で特別製造を実施しています
収穫した菊芋は素早く加工することが重要です。
なぜなら、収穫後の菊芋はイヌリンの量がどんどん減っていき、
代わりに果糖に変わっていくからです。
当店の菊芋は、畑のすぐそばの最新鋭設備を整えたイヌリン抽出工場で、
『収穫→選別→洗浄→皮むき→搾汁→濃縮→凍結乾燥(フリーズドライ)→粉末化』
という工程が素早く行われ、
さらに洗浄以降の工程では人の手を一切加えない衛生面にも
管理が行き届いた優れた製造環境で菊芋エキスを抽出します。』



☆☆☆
オスティナートさんからも、貴重なアドバイスを頂きました。
ありがとうございます。
19/02/13 オスティナート
『菊芋の保存について
菊芋栽培農家のオスティナートです。
菊芋はキク科の植物ですが、11月上旬に地中で芋になります。
放っておくと、土の中で3~4上旬まで、約5ケ月収穫できます。
よって、期間中は、玉ねぎ用のネットなどに入れ土中で保管できます。
その後の保管は、茹でて冷凍保存します。
まず、生の菊芋をピーラーで皮をむき、料理の種類(フライ、炒め物、煮物、スープなど)により重さを決め同量にカットします。
これは、菊芋は茹で時間が難しく、カット重量(g)当たりで、
茹で時間を変える必要があるためです。
少し芯が残る程度に茹でて、料理の種類ごとに冷凍(10月まで)します。
ちなみに一昨年、菊芋の種芋を岩手県と青森県から通販で購入しましたが、
土付きのままで届きました。
やはり、イヌリンの減少を防ぐためだそうです。
追記
菊芋栽培2年目です、去年400株育てました、100株収穫し、残り300株です。』



江部康二
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催。3/10(日)京都。
こんにちは。

2019年3月10日(日)、京都にて、日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催します。

メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。

小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/

を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。
私は帯の推薦文を書きました (*^^)v

第9回目、今年初のスイーツ教室となる今回のテーマは、
「定番の焼き菓子を低糖質で~しっとりマドレーヌ」だそうです。

定員は24名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね^^v

江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

*********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。


本年も3月より、低糖質スイーツ教室を開始いたします。

低糖質でも美味しいスイーツを食べたい、作りたい、という皆さまのご希望に添えるように、
講師陣、スタッフ共に頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


本年の第1弾は、3/10(日)に京都にて開催いたします。

テーマは「定番の焼き菓子を低糖質で~しっとりマドレーヌ」です。

シンプルで、「作り置きスイーツ」の定番としても重宝できる焼き菓子。
低糖質の粉を使ってしっとりと焼き上げるには、様々な工夫が必要です。

この機会に粉類の配合やコツ、アレンジ法などを学んで、低糖質マドレーヌ作りをマスターしませんか。


また、併せて低糖質なジャムづくりをデモンストレーション・解説でご紹介いたします。

お菓子作り未経験の方も歓迎ですので、安心手作りの低糖質スイーツに挑戦してみてください。

関西にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。

☆ 今回はお土産に、ロア・レギューム特製「低糖質ジャム」を予定しております。

◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

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(一社)日本糖質制限医療推進協会主催

『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(京都)』

第9回 「定番の焼き菓子を低糖質で~しっとりマドレーヌ」

◆日時: 2019年3月10日(日) 13:00~16:00頃 ※開場・受付は12:45~

◆会場: あじわい館(京の食文化ミュージアム)調理実習室
〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町130番地 京都青果センタービル3階
http://www.kyo-ajiwaikan.com/access

♪講師:

・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ

・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者

◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円

◆定員・対象: 24名様 ・一般(18歳以上)

◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散

◆ご持参いただくもの:

エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具

■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お申し込み方法:

※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。

★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。

​​★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:

​1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に「3/10京都スイーツ教室、参加希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

​★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking


◆その他

・予約制です。当日参加はできません。

・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。

・お申し込み後、キャンセルされる場合は、3月6日(水)までにご連絡ください。
 3月7日(木)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。


・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。
 ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。


・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。


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ケトン体と生理。
【19/02/10 カピバラ
ケトン体と生理
江部先生、はじめまして。先生の著書、人類最強の糖質制限論を読み、
糖質制限を始めて4ヶ月過ぎ、93kg→76kgまで落ちました。
病気と言うわけではなく、ダイエットで参考にさせて頂いてます。

この記事とは関係ないのですが…ケトスティックを毎朝使用していますが、
今月の生理が来てから反応が0.5ミリモルと、すごく弱い反応を示しています。
糖質は1日60g以内ですし、たんぱく質も100g位は平均して毎日取れているのですが、
生理期間中だとケトン体の働きが鈍くなる…と言う事はあるのでしょうか?】


こんにちは。
カピバラさんから、
拙著「人類最強の糖質制限論」を読んで減量成功という
嬉しいコメントを頂きました。
拙著のご購入、ありがとうございます。

まずは血糖値と生理について考察してみます。

女性ホルモンは、インスリンにも影響を与えています。
エストロゲンはインスリンの効きを良くし、
プロゲステロンは効きを悪くすると考えられています

従って、月経中と月経が終了してしばらく(エストロゲンが上昇する卵胞期)は、
血糖値は低めになりますが、
排卵後月経前までの2週間程度(プロゲステロンが上昇する黄体期)は
血糖値が上昇しやすくなります。

少なくとも1型では生理前に血糖値が上昇することが多いようです。
早朝空腹時血糖値も60mgとか上昇することがあり、2型に比し差が顕著です。
1型糖尿病女性を対象に調査した研究では、70%の人が月経前に血糖が上がり、
約半数の人が月経初日に血糖が下がったとの報告があります。
つまり、1型でも個人差があるということです。

2型だと生理前に理論的には上昇傾向があ留はずですが、1型ほどではありません。
個人差はありますが、インスリン分泌能が充分残っている2型糖尿病なら、
黄体期にも血糖値上昇がないようです。


次にケトン体ですが、以下はあくまでも私の仮説です。

エストロゲンが上昇する卵胞期はインスリンの効きが良いので
ケトン体はやや上昇しにくいと思われます。
プロゲステロンが上昇する黄体期はインスリンの効きが良くないので
ケトン体は上昇しやすいと思われます。
プロゲステロン濃度が低下して、月経が始まれば
インスリン作用が良くなるので、血中ケトン体値は理論的には低下すると思います。
勿論、個人差はあると思います。

本日の記事は、「糖尿病と女性のライフサポートネットワーク」
田中佳代準教授の記事(☆)を参考にさせて頂きました。謝謝。



(☆)糖尿病と女性のライフサポートネットワーク
http://www.dm-net.co.jp/dlsnw/information/001/001/02.php
代表 田中 佳代(久留米大学医学部看護学科母性看護学准教授)



江部康二

蛋白質と血糖値。
【19/02/09 しらねのぞるば
蛋白質だけを食べた場合の血糖値
すぱ郎さんが面白い実験をされてますね.

[血糖値386からの挑戦状]
https://suparou386.blogspot.com/2019/02/blog-post_4.html
https://suparou386.blogspot.com/2019/02/blog-post_7.html

低脂肪の牛ランプ肉だけを,調味料など一切使わず,
つまりほぼ蛋白質だけを食べた場合,食後血糖値がどうなるのか,という実験です.
この実験の貴重なのは,すぱ郎さん(糖尿人)と奥様(健常人)とで,
まったく同じものを同じ時間で食べている点です.
めったにこういうケースはありません.

その結果は,糖尿人では食後1~4時間にかけて,血糖値が30mg/dlほど上昇したが,
健常人はまったく変化なし,というものでした.
やはり糖尿人は,蛋白摂取でも血糖値が応答してしまうようです.

そこで,自分の過去のデータとも比較してみたところ,
私の場合は純粋に牛肉だけに近い食事をした場合(2例あり)は,
食後1時間で20ほど上昇,しかし食後2時間ではほぼ食前に復帰,というものでした.
すぱ郎さんのようにランプ肉ではないので直接の比較はできないのですが,
同じ糖尿人でも微妙な差がありそうです.

更に考えてみると,これは自分の糖尿病の程度が測定できる(糖負荷試験以外の)「もう一つの指標」になるのではないかな,
と思いました.
牛肉だけでなく他の蛋白質でも実験されているので,
皆様ご覧になると興味深いと思います.

実験にご協力いただいた,すぱ郎さんの奥様,
トウシツセイゲニストを代表してお礼申し上げます.】


こんにちは。
しらねのぞるばさんから
蛋白質摂取と血糖値に関して、とても興味深い情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。

血糖値386からの挑戦状
すぱ郎さん(糖尿人)と奥様(健常人)が比較してあり、とても参考になります。
https://suparou386.blogspot.com/search/label/%E8%A1%80%E7%B3%96%E5%80%A4%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E5%AE%9F%E9%A8%93


牛ランプ肉100g中に、蛋白質21.6g、脂質3g、炭水化物0.5gですので、
糖質はほとんどなしですね。
脂質は、血糖値にもインスリン分泌にも、影響を与えません。


以下の緑文字の記載は、高雄病院で検査した、蛋白質摂取と血糖値の変化の
2型糖尿人と1型糖尿人のデータです。

2型糖尿病のAさん。60代男性。
2017/2/23(木)
          血糖値    インスリン     グルカゴン
8:30      139       8.0           151
ささみ200g摂取 210kcal。46.0gのたんぱく質。糖質ゼロ。脂質1.58g。
30分後       140    7.7           190
60分後       151    23.3          257
2時間後       147    26.2           195
3時間後       137    7.5           144
4時間後       127    5.7           100


1型糖尿病のBさん。インスリン強化療法中。10代男性。
ささみ。200g。210kcal。46.0gのたんぱく質。糖質ゼロ。脂質1.58g。

2017/2/17(金)
          血糖値     CPR         グルカゴン
8:30      115   0.6(1.5~3.5ng/ml)   128(70~174pg/ml)
ささみ200g摂取。210kcal。46.0gのたんぱく質。糖質ゼロ。脂質1.58g。
30分後       160    1.0         229
60分後       176    1.3         186
2時間後       193    1.3        154
3時間後       167    1.2         173
4時間後       159    0.9         122


2型糖尿人Aさんは、内因性インスリンはある程度分泌されていますが、グルカゴンの方が優性です。
そのため蛋白質摂取60分後がピークで、12mg血糖値上昇ですので、1gの蛋白質が、0.26mg血糖値を上昇させています。
HbA1cは、5.7%~5.9%くらいで、コントロール良好です。

1型糖尿人Bさんも、内因性インスリンが少しだけ分泌されていますが、グルカゴンの方がはるかに優性です。
そのため蛋白質摂取120分後がピークで、78mg血糖値上昇ですので、1gの蛋白質が、1.7mg血糖値を上昇させています。
HbA1cは、6.0~6.5%くらいで、GAは18から19.5%くらいで、コントロール良好です。

このように、たんぱく質は、直接血糖値を上昇させることはありませんが、
グルカゴンによる糖新生によって、間接的に血糖値を上昇させることがあります。
その場合、以下のA)B)C)の3つのパターンがあると思います。
A)は確定ですし、B)C)はそれに準じると考えられます。

A)1型糖尿病で内因性インスリンがゼロレベルの人は、たんぱく質摂取でグルカゴンだけが分泌され、
インスリンは分泌できないので、グルカゴンによる糖新生で、間接的にかなり血糖値が上昇する。
高雄病院の1型の患者さん数人の検査で、個人差はあるが、
1gのたんぱく質で、1.0~3.6mg/dl上昇した。

B)2型糖尿病でも、内因性インスリン分泌能がかなり不足している場合は、
たんぱく質摂取で『グルカゴン分泌量 > インスリン分泌量』 となり、
血糖値が上昇することがあると考えられる。

C)ロイシン、アルギニン、リジンなどの摂取刺激によって、
体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、
2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われる。



今まで、2型糖尿病では、基本的にB)パターン以外には、
たんぱく質が間接的に血糖値を上昇させることはないと考えていましたが
C)パターンがあることが明らかとなりました。
頻度がどのくらいあるかは、まだよくわかりませんが、ブログコメントなどを参考にすると
結構おられるように思います。

なお正常人では、蛋白質摂取で
インスリンとグルカゴンが同程度分泌されて、効果が相殺されるので
すぱ郎さんの奥様のように、血糖値上昇がないと思われます。

日頃、摂取糖質量に比し、血糖値が上昇し過ぎるという2型糖尿人は、
上述の様な、
ささみ実験をして、「たんぱく質と血糖上昇」に関して調べてみては如何でしょう。


江部康二
1型糖尿病でも糖質制限食は安全に実践でき、メリットは大きい。
【19/02/06 T
今日の朝日新聞朝刊の記事「患者を生きる」を思い出しました。
今回は1型糖尿病の方が紹介されております。
大学病院の主治医から、血糖値安定させるため糖質を一定量毎食摂ること、
極端な糖質制限はケトーシスを起こすリスクがあることを教わった、
とありました。
その後この方は、血糖値が安定しないことや、
食後の血糖値上昇に苦労されてます。
この方の主治医が再度勉強して下さればと強く思いました。】



こんにちは。
T さんから、1型糖尿病の患者さんに関する朝日新聞の記事について、
コメントを頂きました。
ありがとうございます。
私も、興味を持ってこの記事を読んでいました。
仙台の料理研究家の方が、
突然1型糖尿病を発症して苦労しておられるレポート記事です。

大学病院の主治医は、
『厳格な糖質制限食はケトーシスのリスクがある。』
『1型糖尿病はどんなに規則正しい生活でも完全なコントロールは難しい。』
と、述べておられます。

しかしながら、理論的に考えるならば、
インスリン注射をキッチリ打っている1型糖尿病患者さんが、
スーパー糖質制限食を実践しても、
糖尿病ケトアシドーシスになるリスクは、ほぼ皆無と言えます。

何故なら、糖尿病ケトアシドーシスは、
インスリン作用の欠落が前提で発症するので、
インスリン注射をしている限りは、起こらないからです。

現実には、糖尿病ケトアシドーシスは、
1型糖尿病患者さんが、急にインスリン注射を中止したときとか急に減らしたときとか、
2型でも『ペットボトル症候群』のようなインスリン作用が
その時点で枯渇した状態のとき以外には発症しません。

糖尿病ケトアシドーシスは、とても重症な病態ですので
そうならないように注意することはとても大事ですが、
インスリン作用が確保されている限りは、そもそも発症しないのです。。


そしてTさんが仰るように、1型糖尿病なら、
よりしっかり『スーパー糖質制限食』を実践するのが好ましいです。
それにより、インスリン注射の単位が必要最小量に減り、
血糖値の乱高下も減少し、低血糖のリスクも減少します。

インスリン注射を食前に打って、
糖質を普通に摂取して、血糖コントロールしようとするのは、
たとえカーボカウントをしていても、極めて困難です。
インスリンの単位が、
摂取した糖質に対して不足していれば食後高血糖になり、
摂取した糖質に対して過剰なら低血糖になります。

普通の糖質ありの食事であれば、
ご飯やパン、衣、野菜、芋、果物、調味料などに糖質が含まれていて
実際の糖質摂取量を把握するのはとても難しいです。
そのため、ピッタリの食前インスリンの単位を決めるのも
極めて難しいです。

結果として、日本糖尿病学会推奨の糖尿病食(低カロリー・高糖質食)を摂取して
インスリン注射をしている場合、1型糖尿病、2型糖尿病を問わず、
血糖値が乱高下するのが当たり前となっています。
実際、朝日新聞の記事の料理研究家の方もかなり苦労しておられます。

この点、スーパー糖質制限食なら、
食事の中の糖質量はごく少量であり、
その量を把握することも極めて容易です。
従って、最低単位の食前のインスリンを打つことで
食後血糖値のコントロールは容易であり、
低血糖リスクや血糖乱高下リスクも極めて少なくてすみます。

2型糖尿病なら、スーパー糖質制限食でインスリンフリーになる糖尿人も
結構おられます。

1型糖尿病においても、
スーパー糖質制限食を実践することで、
食前のインスリン単位は1/3以下になるので、
メリットはとても大きいです。

過剰のインスリンは肥満ホルモンであり、
老化、動脈硬化、アルツハイマー病、酸化ストレスなどのリスクとなります。
つまり、インスリンは血糖コントロールが良好である限り
少なければ少ないほど身体には好ましいのです。
そのためにはスーパー糖質制限食が最適の食事療法と言えます。


江部康二

ハンナ・アーレント「平凡な人間が行う悪」・・・糖尿病治療の現状
こんにちは。
私はよく
「自分の頭で考えて、判断して、選択しよう。」
と言います。
しかしながら、この文言、
「言うは易く行うは難し」
の典型なのかもしれません。
でも、その度に、ハンナ・アーレント氏と杉原千畝氏のことを思い起こします。

少し前ですが、
2013年10月29日(火)毎日新聞朝刊の、「火論」を読みました。
玉木研二氏の書いた記事で大変、興味深いものでした。

以下の青字は「火論」の要約です。

『東京・岩波ホールでの劇映画「ハンナ・アーレント」の上映初日、風雨にもかかわらず、1回目から満員だった。

ナチ戦犯アイヒマンを裁く法廷シーンでは、実録フィルムでアイヒマン本人が登場し、この効果が大きい。
アイヒマンはユダヤ人を貨物や家畜のように扱い、死地へ追いやる強制収容所移送を指揮した元親衛隊幹部である。
敗戦後に逃亡して、変名でアルゼンチンで暮らしているところをイスラエル情報部が急襲、1960年5月11日、逮捕した。

エルサレムの法廷でこの初老の男は時にいらだちをのぞかせ繰り返し弁解した。
「私は命令に従ったまでです」「それが命令でした」「すべて命令次第です」「事務的に処理したのです」「私は一端を担ったにすぎません」「さまざまな部署が担当しました」・・・。
亡命ユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントは裁判を傍聴し、そこに「平凡な人間が行う悪」を見いだす。
人間的な思考を放棄したものが空前の残虐な行為をなすおぞましさ。

アイヒマンは学業不振などで学校は続かず、20代で親衛隊に入隊した。
やがてユダヤ人移送担当となり、実績を上げて評価される。
思考の力を失い、機械的に命令や職務権限を果たしていく凡庸な軍人、官僚。
それがホロコースト(大虐殺)を遂行可能にする動力ともなる。
彼にとって犠牲者数は統計上の数字にすぎない。

映画は
アーレントの洞察(アイヒマンを極悪人とみなすのではなく、極普通の小心者で取るに足らない役人に過ぎなかったとする見解)
に対する社会の非難と、
それに屈しない彼女の毅然とした姿を描き、心を打つ。

そして、アイヒマンの機械のように冷たい、どこかぼんやりしているような風情も不気味に残る。
彼は極めて特異な例外的存在なのだろうか。
今日も世界に絶えない大規模な破壊行為だけでなく、
社会の組織的な大きな過ちや錯誤にもその小さな影を見ないだろうか。
61年12月15日死刑判決。
「この日エルサレムは雨と風がひどかったにもかかわらず、傍聴人席は超満員だった」と外電は伝えている。』

ごく普通の小心者の小役人のアイヒマンらが、上の命令に従って思考放棄して、
結果としてホロコーストの動力となってしまったわけです。
この時自分の頭で考えることができる人が何%かいれば、
ホロコーストは阻止できたのでしょうか?

このような話だと、杉原 千畝(すぎはら ちうね)氏を思い起こします。
第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原氏は、
ナチス・ドイツの迫害により
ポーランド等欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。
外務省からの訓令に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、
およそ6,000人にのぼる避難民を救ったことで知られています。
杉原千畝氏の場合、たった一人の人間が、自分の頭で考えて判断して、
外務省の命令を無視して、
大量のビザを発給して、6000人のユダヤ人の命を救ったのです。

さて、「火論」の玉木研二氏も
「社会の組織的な大きな過ちや錯誤にもその小さな影を見ないだろうか。」

と指摘しているように、
「ごく普通の人達が、思考放棄して、
社会や会社や地域の支配的な勢力に従ってしまうことで、
結果として過ちや錯誤を犯してしまう。」


日本でも世界でもそのような構造があると思います。
例えば人種差別などもその典型です。

また糖尿病治療の現状を冷静にみると、
まさしくそれと同様の構造が認められます。
すなわち、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」が最大の酸化ストレスリスクで、
それを生じるのは、糖質を摂取したときだけであり、
蛋白質・脂質摂取では生じません。
これは議論の余地などない、生理学的事実です。

そして「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」を防げるのは糖質制限食だけです。
これほど明白な生理学的事実があるのに、多くの糖尿病専門医は、思考放棄して、
支配的勢力(日本糖尿病学会)の推奨するカロリー制限食(高糖質食)を、
そのまま盲目的に受け入れています。

1)「カロリー制限・高糖質食」を唯一無二の食事療法として押しつけ、
  今ここにリアルタイムにある危機 「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を
  毎日3回以上生じさせることの大きなリスク。

2)10年、20年間の長期的安全性に関するエビデンスがないのは、
  「カロリー制限・高糖質食」も「糖質制限食」もまったく同等である。
  糖質制限食の長期的安全性が担保されていないというなら、
  カロリー制限・高糖質食も同じ事なので、
  糖質制限食だけにいうのは非論理的である。

3)短期的にリアルタイムに酸化ストレスを生じる高糖質食の危険性を予防する方が、
  優先順位ははるかに高い。

4)短期的な安全性が確保されて、はじめて長期的安全性が確保される。


1)2)3)4)は自分の頭で考えさえすれば、誰でもすぐにわかることですね。

自分の頭で考えることを放棄した多くの医師によって、
日本では、食品交換表第2版(1969年)以来今日に至るまで50年にわたって、
カロリー制限・高糖質食である「糖尿病食」が、
唯一無二の食事療法として推奨・指導されてきました。

その結果、現時点で「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」のために

糖尿病腎症からの人工透析が16000人/年以上
糖尿病網膜症からの失明が3000人/年以上
糖尿病足病変からの足切断が3000人/年以上

発症しています。
これが偽らざる日本の現状です。
高糖質食の弊害が、これ以上ないほど明確に証明されています。
糖質制限食なら、
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」はないのでこれらの合併症は生じません。

医師という責任ある職業の方々は、自分の頭で考えることを放棄して、
支配的勢力の意見にに盲目的に従うこと自体が罪であると私は思います。


江部康二
和食さとで、さとシャブ食べ放題の一人飯。8000歩/日と速歩。
こんにちは。

月曜日の夜は連れ合いが江部診療所で仕事なので、一人飯が多いです。
それで、2019年2月4日(月)夜、久しぶりに「和食さと」にいきました。
高雄病院勤務後に、車で「和食さと・嵯峨店」に移動です。
“さとシャブ食べ放題、豚シャブプレミアムコース”を注文しました。
立春で、日中は結構暖かったですが、今日は鍋と決めていたのです。 (^^)

和食さとは、自分で、端末(テーブルショット)からかってに注文できるので便利です。
一人飯も、全く気になりません。
しかも私は65歳以上なのでシニア割引があります。
出汁は、糖質なしの昆布だしとかつおだしとしました。

鍋の具材

豚ロース 合計3人前
豚バラ 合計3人前
生卵 2人前
野菜 1人前
豆腐 1人前


一品物
牡蠣フライ
牡蠣の彩り和ヒージョ
牡蠣のみぞれおろし
鶏唐揚げ
茶碗蒸し
塩焼き鶏、軟骨
塩焼き鶏、もも


鶏唐揚げは3個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
カキフライも2個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
牡蠣のみぞれおろしも2個なので、衣ありますがエイヤと勢いで頼みました。
牡蠣のアヒージョは衣なしで、糖質制限OKです。

<血糖値>
食事前 午後7:00血糖値:73mg
午後7:15 食時開始
午後8:15 食事開始60分後血糖値:112mg
午後8:20 血糖値:108mg


出だしの空腹時血糖値が、私としては、低めです。
食後の血糖値も、ピークが39mg上昇ですので、
私の耐糖能的には、13gの糖質摂取ということになり、合格です。
私の場合、1gの糖質がピーク3mg血糖値を上げます。
今回は、ぴったり食後1時間がピークでした。
支払金額は、シニア割引で、消費税込みで¥2365-、でした。


2016年10月に、テルモの身体活動計を購入してから、
何となく、以前より積極的に歩くようになりました。
コンビニや生協も歩いて行くようにして、
だいたい6000~8000歩/日はいきます。
その内、速歩(パワーウオーク)が50~60%です。

最近、腹筋はほとんどできていませんが、全体に筋力は保たれているので
速歩の効果かと思っています。
69歳ですが、相変わらず4~5階くらいまでは駆け上がれます。

高雄病院勤務中も、自分から電話することはまずなくて、
用事があれば、歩いて行きます。
栄養科が地下、一般病床が2階、療養型病床が3階、外来が1階です。
通常勤務で、院内の仕事だけで、だいたい4000~5000歩はいきます。

講演のない日曜日はテニスをするので、
10000~12000歩/日くらいになります。
運動をすると、翌日も空腹時血糖値が普段より低いような気がします。

私は早朝空腹時血糖値が、95~109mg/dlと正常のこともありますが、
暁現象のため、110~125mg/dlと境界型のこともあります。
8000歩/日を確保していると、早朝空腹時血糖値109mg/dl以下が多いです。


江部康二

3月31日(日)医療従事者対象糖質制限食セミナーin東京 開催
こんにちは。

2018年、東京、大阪にて開催し、
ご好評いただいた医療従事者対象糖質制限食セミナーを
2019年3月31日(日)、東京にて開催致します。

日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者対象糖質制限食セミナー
in 東京
開催


第1部 
「糖尿病と糖質制限食~基礎と臨床~」

糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
高雄病院の糖尿病患者さんの症例も発表します。
2018年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
講義・質疑を含めて90分間の予定です。

第2部
発表と討議

医師と保健師、6名の方に発表いただき、
参加者の皆さんと一緒にしっかりディスカッションします。
お一人20分(10分発表・10分討議)なので、合計120分間の予定です。

なおご参加頂いた皆さんには、第1部講演PPTスライドの資料をダウンロードしていただけます。

東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。


江部康二



以下事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。

2019年3月31日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催いたします。

第1部は理事長による講義で、「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」
と題して、糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論や高雄病院での
臨床例について解説いたします。

第2部は、発表・討議で、医師と保健師、6名の方に発表いただき、
ディスカッションを行います。

臨床で糖質制限を採り入れておられる医療従事者に発表いただき、
指導法や症例などの共有、意見交換をしていただく時間を今回、
新たに設けました。

医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

//////////////ご案内/////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「医療従事者向け糖質制限食セミナー(東京)」

■日時:2019年3月31日(日)12:30~16:50頃
    ※開場・受付は12:10~

■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html

​■内容:

◇第1部: 「糖尿病と糖質制限食―基礎と臨床」

講師: 江部康二 医師 
  (一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長

◇第2部: 「発表・討議」

・「百聞は一見に如かず」
 関上勇 医師/関上こどもクリニック(岩手) 院長

・「企業における糖質制限の指導と実際」 
 佐藤ゆかり 保健師/三井住友建設(株)(東京) 健康相談室

・「 CGM(フリースタイルリブレプロ)を用いて糖質制限食の指導をしてみて
  (インスリン注射やSU剤を中止できた症例を中心に)」
 髙橋裕彦 医師/たかはし整形外科医院(香川) 院長

・「糖質制限栄養療法~一般外科医の悩み」
 倉内宣明 医師/JA倶知安厚生病院(北海道) 主任外科部長

​・「末期肝臓癌に対し糖質制限と高濃度ビタミンC点滴治療を行った一例」
 田頭秀悟 医師/医療法人日章会南鹿児島さくら病院(鹿児島) 

​・「高度進行消化器癌患者に対する補助療法としての糖質制限食導入の方法
   適応と達成度評価を含め」 
 村上博史 医師/西部総合病院(埼玉) 外科

*第1部は90分(講義・質疑)、第2部はお一人20分(10分発表・10分討議)ずつ
を予定しております。

■対象:

医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士、鍼灸師など)


■受講費:

・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(会員以外) 9,000円

・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(会員以外) 6,500円

*参加頂いた皆様には、第1部の映写資料データを後日ダウンロードしていただけます。


■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
 「通信」欄に以下をご記入下さい。
 ① 「3/31東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
 ② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月29日(金)までに事務局までご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。


*掲載サイト:http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
NHKカルチャー青山教室・糖質制限食講座のご案内。2019/2/24(日)。
おはようございます。

NHKカルチャー青山教室講座
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1163502.html
電話:03-3475-1151
美味しく楽しく健康に!糖質制限食のすすめ
講師:高雄病院理事長 江部 康二
2019/2/24(日) 13:00~14:30 


のご案内です。
NHKカルチャー青山教室では、初めての講座です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
東京、関東方面の方々、
是非ご参加いただけば幸いです。

お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食、ベジタリアン食、高血圧食、脂肪制限食などともに
「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。

この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3

糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。

江部康二


☆☆☆
以下はNHKカルチャー青山教室のサイトから一部抜粋です・

https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1163502.html
NHKカルチャー青山教室講座



日時
2018年2月24日(日) 13:00~14:30

講演テーマ
「美味しく楽しく健康に!糖質制限食のすすめ」

講師
高雄病院理事長 江部康二医師

内容紹介
近年注目されている糖質制限について、2002年からご自身も実践し、
肥満と糖尿病を克服された江部康二先生による講演会です。
数多くの臨床活動を通して、糖尿病、肥満、メタボリックシンドロームなどに対する
糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。
運動を勧められても長続きしなかった方や
色々なダイエットを試したけれど効果が表れなかった方、
またこれから糖質制限食を始めてみようと思われている方に向け、
その正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等を
お話しします。
糖質制限食で、明日からの食生活を美味しく・楽しく・健康に!

受講料
会員 3,369円
一般(入会不要) 4,050円

電話
03-3475-1151

「菓子職人糖質制限マンスリーケーキ」。極上チョコレートムースケーキ。
こんばんは。

私が監修をつとめる「菓子職人糖質制限マンスリーケーキ」のご案内です。

チョコレートたっぷりの幸せ
極上チョコレートムースケーキ

糖質 4.2g 
カロリー335kcal

※100gあたり
※エリストールを除く糖質

2019年2月極上チョコレートムースケーキ(ホールカット)

表示糖質は100gあたり4.2gです。
江部康二の人体実験で、

2019/1/29(火)
午後5:00 血糖値:100mg
菓子職人チョコレートケムースーキ100g摂取
午後6:00 血糖値:105mg
午後6:07 血糖値:108mg
午後6:10 血糖値:115mg
午後6:15 血糖値:113mg


午後6時10分、
ピークの70分後で115mg、
15mgの上昇です。

私の場合は、糖質1gが血糖値を3mg上昇させるので
菓子職人極上チョコレートムースケーキ(1個100g)で、
約5gの糖質という計算となります。

従ってほぼ表示成分通りです。
勿論個人差はあると思いますが、
これなら糖質セイゲニストにも安心です。

甘味料はもっぱら、
血糖上昇ゼロのエリスリトールです。
糖質制限中の方にも、美味しいケーキで季節を感じていただけます。
菓子職人さんの『糖質制限マンスリーケーキ』
我々糖質セイゲニストの強い味方です。
菓子職人さん、ありがとうございます。
菓子職人極上チョコレートムースケーキ
チョコレート好きの私には、嬉しい限りです。

ブログ読者の皆さん、是非ご賞味あれ!!

お問い合わせは以下です。

☆☆☆
彩韻菓子工房有限会社

〒615-0032 京都府京都市右京区西院西高田町19
TEL:075-311-4606
FAX:075-311-4123
営業時間:午前9:00から午後8:00(年中無休)

ホームページ: http://www.kashishokunin.co.jp/
お問い合わせ: info@kashishokunin.co.jp



江部康二