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2018年10月30日(火)朝日カルチャーセンター京都教室講座のご案内。
こんばんは。

2018年10月30日(火)13:30-15:00
朝日カルチャーセンター京都教室講座

糖質制限食の基礎から最前線情報まで
生活習慣病、メタボ、そして認知症を予防する


が開催され、私が講師をつとめます。
75分間の講演で、質疑応答が15分間です。

朝日カルチャーセンター京都教室としては
2017年 9月5日(火)以来ですから、2年ぶりですね。

今回は、生活習慣病とメタボや糖尿病、
そして、認知症についても取り上げてみます。

久山町の研究で米の摂取が多いほど、認知症になりやすいことが
明らかとなりました。
また糖尿病があると、認知症になりやすことは明白です。

糖質制限食で、「食後高血糖」「血糖変動幅増大」「高インスリン血症」といった
酸化ストレスリスクを減らすことが、
生活習慣病とメタボや糖尿病、そして、認知症の予防につながることを
わかりやすくお話ししたいと思います。

ブログ読者の皆さん、
京都や滋賀や大阪の皆さん、奮ってご参加のほど、
よろしくお願い申し上げます。 m(_ _)mV

江部康二


☆☆☆
以下は、
朝日カルチャーセンター京都教室のサイトからの抜粋です。

糖質制限食の基礎から最前線情報まで
生活習慣病、メタボ、そして認知症を予防する


講師名    高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
糖質制限食は、1999年から高雄病院で糖尿病治療食として開始され、
合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
摂取後、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は影響なしです。
食後血糖値の上昇とそれに伴うインスリンの過剰分泌が、
アルツハイマー病、糖尿病合併症・動脈硬化・老化・癌・パーキンソン病等の元凶です。
有名な福岡県久山町研究では、白米の摂取が多いほどアルツハイマー病になりやすいことが明らかになりました。
これらの病気はいわば「糖質病」であり、糖質制限食で予防可能です。

お申し込み
電話   075-231-9693
朝日カルチャーセンター京都教室
https://www.asahiculture.jp/kyoto/course/110d5ff1-3b24-48e6-568d-5b65ac3d3250

日時・期間  火曜 13:30-15:00 10/30   1回

日程
 2018年 10/30
血糖自己測定(SMBG)器の制度と誤差。
【18/09/20 ゆうみ
おすすめの血糖測定器をお伺いしたいです
突然の書き込みという無礼をお許しください。
私は2週間前に75グラム糖負荷試験を受け、境界型と診断された20代女性です。
分泌指数だけが低いと言われました。

診断前から、フリースタイルリブレ(黒い方)を使っていましたが、
診断後ケアセンスn(ケアファストCのセンサーを使っている韓国の会社製)を購入し、使用しています。

しかしながら、
夜間に低血糖と思われる症状(大汗をかいて起きる、吐き気で目が覚める、悪夢を見る)があって測定しても、リブレ→60代後半、
ケアセンスn→100程度と差があります。
また、糖質を計算して5グラム程度の食事(豆腐、海藻、舞茸、プロテイン、イヌリンパウダー、ヨーグルトなど)をとっても、リブレは1時間で68→99、ケアセンスnは102→135のように先生の計算以上に上がります。

日中に低血糖のようなふらつきや吐き気があっても、
数値が信じられないので、怖くて捕食ができません。

測定器を変えたいと思っているのですが、先生がお使いのもの、
おすすめのものがおありでしたら、ご教授いただけませんでしょうか。

ご多忙の折、恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。】



ゆうみさん。

体重64kgkgの2型糖尿人で、1gの糖質が3mg血糖値を上昇させます。
体重が42kgの2型糖尿人だと、
1gの糖質が、約5mg血糖値を上昇させます。(5mg=3mg×64kg/42kg)

ゆうみさんは、境界型なのですが、結構血糖値が上昇しやすいタイプのようですね。
それから、アボット社のフリースタイルリブレ(24時間持続ブドウ糖測定で14日間検査可能)は、
病院で使用しているフリースタイルリブレProに比べると、かなり誤差が大きいです。
フリースタイルリブレよりは、血糖自己測定器のほうが、やや信頼度があると思います。

私自身は、ニプロの『フリースタイルフリーダムライト』を
使用しています。
高雄病院の患者さんも、ほとんどが同一機種です。

自己血糖測定器の指先の採血は、毛細血管血の値です。
病院で採血する血糖値は、静脈の血です。

動脈血>毛細血管血>静脈血

の順番で血糖値は少し高値となります。
動脈から静脈に流れるにしたがって、筋組織などにブドウ糖を供給していくので、
消費されて血糖値は少しずつ低くなっていきます。
通常、特に食後においては、
動脈血は静脈血より10~20mg血糖値が高いとされています。

病院の器械による血糖測定は、静脈の血液の血漿成分の血糖値です。
一方、SMBGでは、指先の穿刺による毛細血管全血でです。

即ち、指頭のSMBG(毛細血管血)のほうが、10~20mg、
病院の静脈血より高値となることがありります。

また、病院や検査機関の検査機器に比べると、
簡易血糖自己測定器の誤差は、かなり大きいです。

センサーのロット誤差、個別誤差、機器の精度などいろいろあるので、
メーカーの言う20%程度の誤差は、仕方ないと考えた方がいいですね。( ̄_ ̄|||)

例えば、江部康二の2009年10月16日の午前8:30の、
空腹時手掌血糖値(毛細血管血)がSMBGで143mg/dl もあって、
びっくりしました。
それで丁度いい機会なので、30分後の午前9時過ぎに江部診療所で空腹時採血して、
微生物研究所に検査を依頼しました。
その結果は100mg/dlでした。
毛細血管血>静脈血ということを割り引いても、約20%の誤差ですね。

また、高雄病院に入院された糖尿人がSMBGを持っておられたら、
病院のデータと比較することがあります。
誤差は10~20mgていどまでのことも多いですが、
やはり食後の血糖値では、40~60mgの差があることがあります。

そういったことを承知の上で、上手に使えば、おおいに役に立つと思いますよ。
まあ、早朝空腹時血糖値は比較的安定してますし、
食前・食後血糖値の差を見るのには少々の誤差は問題ないと思います。

例えば、牛ロースステーキ200g(1000kcal)を食べても
食後血糖値は3mg未満しか上昇しませんが、
白ご飯1膳(150g)食べたら、食後血糖値は160mg以上上昇します。

こういった、通常はお医者さんが教えてくれないような生理学的事実が、
自分で確かめられるのは大きな利点といえます。

“self-monitoring of blood glucose”血糖自己測定、頭文字をとってSMBGといいます。

食事療法、運動療法、薬物療法につぐ糖尿病治療の第四の柱といわれる
血糖自己測定ですが、どんどん進歩して、
5秒程度の時間で、以前より少量の血液(0.3μL~0.6μL)で測定でき、
かなり便利になりました。
以前は、採血量が3μL必要で、測定結果も30秒必要でした。

「SMBGをすると、それ以前に比べてHbA1cが0.5%下がった」という米国の報告もあるようですので
糖尿人必須のアイテムかもしれませんね。 (^^)

いろんなメーカーが血糖自己測定器を発売していますが
痛くなくて早くてエラーがなく、使いやすいのは

ニプロフリースタイルフリーダム
アキュチェックアビバ
グルテストNEO

あたりかなと思います。
精度・誤差は、これらのメーカーにおいては、結局約20%となります。
これらに比し、韓国製のものは、調べた範囲では、
残念ながら誤差が大きいように思います。

1 痛くない
採血量が以前の機種が3μL必要なのに対して、

ニプロフリースタイルフリーダムは0.3μL
アキュチェックアビバ、グルテストNEOは0.6μL

と少ないです。これくらいの量だと、針で刺した皮膚の穴も小さくてすむので、
痛くないのです。

また、ほとんどの機種が指先からの採血なのですが、
ニプロフリースタイルフリーダムは、
指先以外に、手掌、前腕、上腕、太股、ふくらはぎでもOKです。
指先を使う仕事の人にはアドバンテージですね。

アキュチェックアビバ、ワンタッチウルトラも、
指頭だけでなく手掌でも測定できます。その分、採血時の痛みはほとんど無いです。

私自身の経験では、指先はやはり敏感な部位ですので、たまに痛いことがあります。
とくに3μL必要な旧型アセンシア・ブリーズではやや痛かったです。

最も簡単なのは手掌で、穿刺器具の針の深さは1(1~5まであります)と一番浅くして、外套を軽く押し込んで穿刺し、もう一回外套を軽く押して血液をしぼります。
ニプロフリースタイルフリーダムはこれで大丈夫です。

2 早い
ニプロフリースタイルフリーダムとアキュチェックアビバは測定時間5秒と、
おそらく全機種中最短です。
グルテストNEOも5.5秒で、ほとんど遜色なしですね。

3 エラーがない
やはり、採血量が少ないほどエラーも出ないと思います。
私もアセンシア・ブリーズのときは3μL必要なので、
検体量が足らない時にエラーがでました。
その意味では、ニプロフリースタイルフリーダムは0.3μLで最小の検体量ですね。


上述の特徴を参考にしていただいて、適宜選んでいただけば幸いです。


江部康二
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催。京都。東京。
こんばんは。

2018年10月29日(月)に京都、11月4日(日)に東京で、
日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』を開催します。

メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。

小寺パティシエは、2016年11月に文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました。

第8回目、年内最終のスイーツ教室となる今回のテーマは、
「低糖質デコレーションケーキ」だそうです。

定員は京都が24名様、東京が16名様、東京は残席わずかだそうです。
ご興味のある方はお早めに申し込んでくださいね^^v

江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

*********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

本日は、10/29(月)、11/4(日)の低糖質スイーツ教室(京都・東京)をご案内申し上げます。

第8回目、年内最終のスイーツ教室となる今回のテーマは、「低糖質デコレーションケーキ」です。

美味しく低糖質なスポンジ生地(☆)を作り、2種のクリームで豪華にデコレーション。

失敗しない生地作りのコツ、美しいデコレーションのテクニック等々、小寺パティシエにみっちりと伝授いただき、クリスマス、誕生日などのお祝い事、パーティーにも生かせる華やかな「デコレーションケーキ」を作ります。

ご家族とお友達とみんなで楽しめる、低糖質かつ美味しいケーキ作りをこの機会に学んでみませんか。

☆今回は、昨年のレッスンで取り上げたふわふわの生地に少しアレンジを加えた、しっかりした食感の生地です。

関西、関東にお住まいの方をはじめ、皆さまのご参加をお待ちしております。

◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

※11/4(日)東京教室は、残席わずかとなっております。

●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催

『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(京都・東京)』

第8回 「低糖質デコレーションケーキ」

◇京都会場◇

◆日時: 2018年10月29日(月) 13:00~17:00頃 ※開場・受付は12:45~

◆会場: あじわい館(京の食文化ミュージアム)調理実習室

〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町130番地 京都青果センタービル3階
http://www.kyo-ajiwaikan.com/access

◆定員・対象: 24名様 ・一般(18歳以上)

◇東京会場◇

◆日時: 2018年11月4日(日) 13:00~17:00頃 ※開場・受付は12:45~

◆会場: IKE・Biz としま産業振興プラザ 5F料理実習室

〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4
池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分
http://www.toshima-plaza.jp/access/

◆定員・対象: 16名様 ・一般(18歳以上)

<以下は、両会場共通です>

♪講師:

・小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ

・佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者

◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円

◆当日の流れ: レシピ説明・デモ→ 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散

◆ご持参いただくもの:

エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お申し込み方法:

※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。

★賛助会員の方: 事務局へメールにてお申し込み下さい。

​​★賛助会員入会+教室参加をご希望の方:

​1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に参加ご希望のイベント名(10/29 京都スイーツ教室
または11/4 東京スイーツ教室)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

​★一般(会員以外の方)で、教室参加ご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/cooking


◆その他

・予約制です。当日参加はできません。

・開場・受付は、レッスン開始時間の15分前からです。

・お申し込み後、キャンセルされる場合は、京都会場は10月25日(木)までに、東京会場は10月31日(水)までにご連絡ください。 それ以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。

・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。

・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。

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auスマートパスで、初の糖質制限アプリのご紹介です。
こんにちは。

auスマートパスで、初の糖質制限アプリのご紹介です。
私が監修したアプリです。
運営は、「株式会社ルクレ」です。
糖質セイゲニストにとって、いろいろと役立つアプリです。
是非、お試し頂ければ幸いです。

プレスリリース 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000001288.html   
スマホ (auスマートパスユーザー用 )  
http://ausp.dr-ebe-toushitsuseigen.jp     

“糖質制限の第一人者”江部康二医師の完全監修サービス
「ドクター江部の糖質制限」提供開始!
~生活習慣病予防・ダイエットを成功に導く、必読の最新情報を毎日更新~



内容などに関するお問い合わせについては、
support@dr-ebe-toushitsuseigen.jp
こちらのアドレスへお願い申し上げます。


どのようなお問い合わせでも、対応して頂けるそうです。



以下は
auスマートパスの糖質制限アプリ『ドクター江部コラム』の第一回です。
コラムは毎月1回、更新して掲載しています。


☆☆☆
<コラム1>2018年4月 
auスマートパスユーザーの皆さん、はじめまして。

auスマートパスで、初の糖質制限アプリのご紹介です。
この 糖質制限アプリ 、日本全国の糖質制限食実践者の皆さんに、
少しでもお役に立てば嬉しいです。
糖質制限食という言葉はすっかり日本社会に定着してきましたが、
日本では、1999年から京都の高雄病院で糖尿病治療食として開始したのが最初です。
「血糖値に直接影響を与えるのは糖質だけで、タンパク質・脂質は与えない」
という生理学的事実を臨床に応用した食事療法です。
2018年4月現在まで、高雄病院では糖尿病患者さんを中心に約1300人以上
に糖質制限食による入院治療を行い、画期的な成果をあげてきました。
入院して「従来の糖尿病食(高糖質食)」と「糖質制限食」を食べて頂き、
血糖の日内変動変化、或いはCGMを比較することで、
患者さんに、「糖質だけが血糖を上げる」ということを、実際に体験して貰うと、
糖質制限食に対するモチベーションが上がります。
これらの経験を踏まえ2005年には私が本邦初の一般向けの本
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」を出版し、
日本社会に糖質制限食が認識され始めるきっかけとなりました。
最近では、ダイエットの主流としても確固たる地位を築いています。
糖質制限食の社会への浸透による市場規模は拡大の一途を辿っています。
調査会社の富士経済の調べでは、
2016年の同市場の規模は前年比7.7%増の3431億円の見込みとのことでした。
コンビニやファミレスにも、普通に糖質制限OKな食材やメニューがある、
糖質制限食実践者にとって、とても幸せな時代となりました。




コンテンツ

以下のようなコンテンツが、糖質制限関連の様々な情報として
豊富に載っています。
毎日コンテンツは更新されていて、飽きませんし、辞書代わりにも使えます。

糖質制限は膵臓のβ細胞を保護して守ってくれる効果があります

膵臓のβ細胞とは、血糖値を下げる インスリンを分泌している細胞。
糖質制限はその機能を下げるのではなく、保護して守ってくれる効果があります。

インスリンは筋肉や脂肪細胞に血糖を取り込ませる働きがあり、
β細胞は常時少量のインスリンを分泌しています。
これをインスリンの「基礎分泌」と呼びます。

食事で糖質を摂取して血糖値が跳ね上がると、
β細胞はインスリンの「追加分泌」を行います。
糖質の摂取量が多く、血糖値が高くなるほど、インスリンは多く分泌されます。
個人差はありますが、摂取エネルギー比で糖質を50~60%含むような普通食を食べていると、
基礎分泌の数倍から30倍ものインスリンの追加分泌が起こります。
1日3回糖質を普通に含む食事を続けていると、
そのたびにβ細胞は大量の追加分泌を強いられます。
それが長年続いてβ細胞が疲れ果てて、インスリンを分泌する力が落ちると、
糖尿病の引き金になります。
血糖値を下げるホルモンはインスリンのみだからです。

糖質制限中でも基礎分泌や2~3倍の追加分泌はあります
糖質制限をすると、食後の血糖値の上昇が最小限に抑えられるため、
インスリンの追加分泌は基礎分泌の2~3倍程度に抑えられます。
β細胞の疲弊が抑えられるため、将来にわたってインスリンの機能が確保されます。
「使わないと機能が落ちるかも?」と心配する人もいますが、
糖質制限中でも基礎分泌や2~3倍の追加分泌はあります。
従ってβ細胞はある程度働いていますし、休養も充分であり、
機能はきちんと保たれます。



江部康二
「糖質制限食」「従来の糖尿病食」とEBMについて
こんにちは。
EBMが現在、医学界を席巻しています。

<EBMとは>

Evidence Based Medicine(証拠に基づく医学)を略してEBMと言います。
EBMだけに頼る医療には、明確に限界があります。
一方、EBMを無視する医療にも、明確に限界があります。
ともあれ今回の記事は、EBMについて考察してみます。

医学界において、evidence(エビデンス、証拠、根拠)となるのは、
基本的に医学雑誌に掲載された論文です。
ニューイングランド・ジャーナル、ランセット、米国医師会雑誌など、
定評ある医学専門誌に掲載された論文であることも、
evidence(エビデンス、証拠)の大きな要素となります。

その論文も
①無作為割り付け臨床試験(RCT)
②前向きコホート研究

の二つが信頼度の高いものとなります。
その論文も「糖尿病診療ガイドライン2016」によれば、

・レベル1+: 質の高いランダム化比較試験(RCT)およびそれらの
メタアナリシス(MA)/ システマティック・レビュー(SR)

・レベル1:それ以外のRCTおよびそれらのMA / SR

・レベル2:前向きコホート研究およびそれらのMA / SR 
     (事前に定めた)RCTサブ解析

・レベル3:非ランダム化比較試験 前後比較試験
      後ろ向きコホート研究
      ケースコントロール研究およびそれらのMA / SR
      RCT後付けサブ解析

・レベル4:横断研究 症例集積

*質の高いRCTとは
(1)多数例
(2)二重盲検、独立判定
(3)高追跡率
(4)ランダム割り付け法が明確

などをさす。 

といった順番で、信頼度に差をつけられています。
これを研究デザインのヒエラルキーと呼ぶそうです。
他にコンセンサスがありますが、コンセンサスは、
実証的研究に基づかない権威者の意見や合意なので、エビデンスとは言えません。
一般にエビデンスレベルが高い研究論文と言うときは、

(1) レベル1+ / レベル1
(2) レベル2

に基づく論文のことをさします。

症例報告も大切な医学研究の一つなのですが、
ことEBMというときは、「無作為割り付け臨床試験(RCT)」と「前向きコホート研究」
だけ考慮すればいいということです。

かつて、医学界では
実証的研究に基づかない権威者の意見や合意(コンセンサス)が幅を利かしていて、
学会発表などでも、有名大教授で権威者の先生が「私はこう思う」といったら、
水戸黄門の印籠みたいなもので「ヘヘー、恐れ入りました」という事で
一件落着という世界だったのです。

権威者が、何人か寄り集まって、ガイドラインの内容を決めると、
コンセンサスによる決定となります。
これは、上述のヒエラルキーからみると、エビデンスレベルは最低、
エビデンスなしということです。

権威者の意見や、コンセンサスに基づく見解などに頼っているのは、
非科学的であるという批判が、世界中の医学界で続出して、
それではよろしくないということで、
evidence based medhicine(証拠に基づく医学)→略してEBMが登場したわけです。

<従来の糖尿病食にはエビデンスがない>
前振りが長かったですが、
「糖尿病診療ガイドライン2016」の食事療法の部分、 37ページに

Q3-1 糖尿病における食事療法の意義と最適な栄養素のバランスは
どのようなものか?

に対し、

「摂取エネルギーのうち、炭水化物を50-60%、たんぱく質20%以下
を目安とし、残りを脂質とする。」


と記載しています。
しかし、推奨グレードの表示はなしです。
以前の、「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2010」の食事療法、
31ページでは、「炭水化物は指示エネルギー量の50~60%」と、
グレードAで推奨してありますが、根拠はなんとコンセンサスで、
科学的根拠に基づいていないことが明示されていました。

2010年に比べれば2016年は、エビデンスのないことを
グレードAで推奨するという暴挙がなくなった分よしとしましょう。
ちなみに「2型糖尿病患者に運動療法は有効か?」に対しては、
血糖コントロールに有効で、推奨グレードAです。

結局、糖尿病の食事療法に関しては、
日本糖尿病学会が推奨する糖尿病食(カロリー制限高糖質食)には
エビデンスはないのです。

<糖質制限食にはエビデンスがある>

一方、ひいき目と言われるかもしれませんが
糖質制限食においては、一定のエビデンスがあります。
以下に、EBMとして信頼度の高い長期の研究を列挙します。
いずれも、糖質制限食の『長期的有効性・安全性』を保証する論文です。
なおこれらの論文は、スーパー糖質制限食に関するものではありません。
普通に食事をしている集団(糖質も食べている)において、
糖質を多く食べている群と比較的少ない群を比較したものです。
1年間の研究ならスーパー糖質制限食のRCTが少なくとも2つあります。

1)はRCT論文で8年間であり、信頼度はトップランクの研究です。
2)3)4)5)6)は前向きコホート研究であり、信頼度は上から二番目です。

糖質制限食の長期的安全性の肯定に関しては、
EBMに基づき少なくとも6つの信頼度の高い研究論文が存在するわけです。

例えば
2)は
炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較です。
炭水化物摂取の多いグループは冠動脈疾患リスクが増加です。

4)は
糖質摂取比率51.5%のグループと糖質摂取比率72.7%のグループの比較です。
糖質摂取比率が一番少ない51.5%のグループは一番多い72.7%のグループに比較すると
心血管死のリスクが59%しかありません。

いずれも糖質大量摂取の弊害(心血管リスク)を如実に示しています。
結果として糖質摂取が少ないほど心血管リスク軽減において有利になることも示しています。

6)は2017年8月にランセットに発表されました。
「炭水化物の摂取比率が多いほど、総死亡率が上昇し
脂質の摂取比率が多いほど、雄死亡率が低下」
ですから、まさに夏井睦先生の言う「炭水化物が人類を滅ぼす」ですね。


長期の研究
1)RCT論文

低糖質地中海食(LCMD)。8年間RCT論文。
糖質50%未満のLCMD群と低脂肪群の比較。
女性は1800kcal/日。男性は1800kcal/日。
新たに診断された2型糖尿病患者では、LCMDは低脂肪食と比較して、
HbA1cレベルの大きな減少、糖尿病の寛解率が高く、糖尿病治療薬の導入を遅らせた。
Diabetes Care. 2014 Jul;37(7):1824-30.
The effects of a Mediterranean diet on the need for diabetes drugs and remission of newly diagnosed type 2 diabetes: follow-up of a randomized trial.

2)前向きコホート研究
低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし
一方総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連していた。
高GLは冠動脈疾患リスク増加と強く関連していた。
ニューイングランドジャーナルのコホート研究  
82802人 20年間 2006年掲載 ハーバード大学
炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較。
Halton TL, et al. Low-carbohydrate-diet score and the risk of coronary heart disease in women. New England Journal of Medicine 2006;355:1991-2002.

3)前向きコホート研究
21論文、約35万人をメタアナリシスして、
5~23年追跡して1.1万人の脳心血管イベントが発生。
飽和脂肪摂取量と脳心血管イベントハザード比を検証してみると、
飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は、関係がないことが判明。
Siri-Tarino, P.W., et al., Meta-analysis of prospective cohort studies evaluating the association of saturated fat with cardiovascular disease.  Am J Clin Nutr, 2010. 91(3): p. 535-46.

4)前向きコホート研究
「糖質制限食の安全性にエビデンス」
前向きコホート試験NIPPON DATA80 29年間 中村保幸
第10分位(糖質摂取比率51.5%)のグループは、第1分位(糖質摂取比率72.7%)のグループに比べて女性においては心血管死のリスクが、
59%しかないという素晴らしい結論で、糖質制限食の圧勝。
Br J Nutr 2014; 112: 916-924


5)前向きコホート研究

上海コホート研究
「糖質摂取量により4群に分けて、糖質摂取量が多いほど心血管疾患の発症リスクが高い」
11万7366人を対象に、調べた研究。
女性が6万4,854人で、平均追跡期間が9.8年。
男性が5万2,512人で、平均追跡期間が5.4年。

女性 心血管発症リスク
1、糖質摂取量264g/日未満 ---------- 1.00
2、糖質摂取量264g~282g/日未満-------- 1.19
3、糖質摂取量282g~299g/日未満-------- 1.76
4、糖質摂取量299g/日以上 ----------- 2.41

男性 心血管発症リスク
1、糖質摂取量296g/日未満 ------------ 1.00

2、糖質摂取量296g~319g/日未満 ---------- 1.50

3、糖質摂取量319g~339g/日未満 ---------- 2.22

4、糖質摂取量339g/日以上
Am J Epidemiol. 2013 Nov 15;178(10):1542-9.
Dietary carbohydrates, refined grains, glycemic load, and risk of coronary heart disease in Chinese adults.

6)前向きコホート研究
 『炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇』
ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)で、
 カナダ・マックマスター大学のMahshid Dehghan博士らが報告。
5大陸18カ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向きコホート研究(Prospective Urban Rural Epidemiology:PURE)の結果。
2003年1月1日時点で35~70歳の13万5335例を登録し、
2013年3月31日まで中央値で7.4年間も追跡調査。
論文の内容を要約
1)炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連。
2)総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連。
3)総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連しない。
4)飽和脂質は脳卒中と逆相関している。

炭水化物摂取比率    総死亡率
1群 46.4%          4.1%
2群 54.6%         4.2%
3群 60.8%         4.5%
4群 67.7%         4.9%
5群 77.2%         7.2%

脂肪の摂取比率     総死亡率
1群 10.6%         6.7%
2群 18.0%         5.1%
3群 24.2%         4.6%
4群 29.1%         4.3%
5群 35.3%         4.1%



<生理学的事実>
さらに、生理学的事実として、糖尿人が糖質を摂取した場合、
糖質制限食なら、食後高血糖は生じませんが、
従来の糖尿病食なら、食後高血糖が必ず生じるということは明白です。

そして、
国際糖尿病連合(International Diabetes Federation:IDF)2007年
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
国際糖尿病連合(International Diabetes Federation:IDF)2011年
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」


によれば、
食後高血糖は、
大血管合併症の独立した危険因子であり、
酸化ストレスを生じ血管内皮を障害し、
糖尿病網膜症と関係し、
IMT肥厚と関係し、
認知障害にも関係し、
癌発症リスク上昇と関連するとのことです。

糖質制限食により、食後高血糖を防ぐことの意味は、大変大きいと思います。



江部康二
糖質制限食に関するご注意・お知らせ・お願いなど
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、
医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、
ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。

私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、
自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、
ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、
糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、
何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文記事にて、
できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。

糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、
できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、
一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。


【糖質制限食を実践される時のご注意】

糖質制限食実践によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、
減薬しないと低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。


一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、
自力で糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

内服薬やインスリン注射なしの糖尿人が糖質制限食を実践すると、食後高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。

血糖値が正常範囲である程度下がると、肝臓でアミノ酸・乳酸・グリセロール(脂肪の分解物)などから、
ブドウ糖を作るからです。

これを糖新生といいます。

塩分に関しては、スーパー糖質制限食の場合は、制限の必要はありません。
「スーパー糖質制限+塩分制限」だと、塩分不足で身体がだるかったり、集中力が低下することがあるので
注意が必要です。


診断基準を満たす膵炎がある場合、肝硬変の場合、
そして長鎖脂肪酸代謝異常症・尿素サイクル異常症は、
糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高脂肪食になるので、診断基準を満たしている膵炎の患者さんには適応とならないのです。

進行した肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

長鎖脂肪酸代謝異常症では、肉や魚などに含まれる長鎖脂肪酸が上手く利用できないので、適応となりません。

尿素サイクル異常症もまれな疾患ですが、タンパク質の代謝に問題があるので
高タンパク食である糖質制限食は向きません。


腎機能に関して、日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」において、eGFR60ml/分以上あれば顕性たんぱく尿の段階でも、
たんぱく質は過剰な摂取をしないという表現となっていて、制限という記載はなしです。

従いまして、糖尿病腎症第3期でも、eGFR60ml/分以上なら、糖質制限食OKです。

また、米国糖尿病学会(ADA)は

Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版

において、糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定しました。

根拠はランク(A)ですので、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解です。

今後は、糖尿病腎症第3期以降で、eGFRが60ml/分未満の場合も、患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、
個別に対応することとなります。


なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、
まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


【糖質制限食とは】

米国糖尿病協会(ADA)の患者教育用のテキストブックLife With Diabetes(2004年版)には、以下の記載があります。

「摂取後直接血糖に影響を与えるのは糖質のみである。
糖質は速やかに吸収され、直接100%血糖に変わり、ほぼ120分以内に吸収は終了する。
蛋白質・脂質は、摂取後、直接血糖に影響を及ぼすことはない。
『炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。
炭水化物だけが、血糖値に直接影響を及ぼす。』」


これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 

1997年版のLife With Diabetes(ADA刊行)では、

「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載がありましたが、2004年版以降は変更されています。

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが直接、血糖値を上昇させます。

従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。

脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。

タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が大きな問題として注目されています。

食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。

また一日における、食前・食後・空腹時など血糖値の変動幅(平均血糖変動幅)が大きいほど、
酸化ストレスが増強し動脈硬化のリスクとなることがわかってきました。

そして、食後高血糖と平均血糖変動幅増大を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。

炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には、55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。

一方、和牛サーロインステーキ(脂身つき)を200g(約1000キロカロリー)食べても、
糖質含有量は1gもないので、食後血糖は3mg未満の上昇しかないのです。 

なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースに、
できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。

簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

抜く必要がある主食とは 、米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。

3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、
薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように、
カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って、現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、
一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。


なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。

日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2014-2015」の

男性1400~2000kcal
女性1200~1800kcal

ほど厳しいカロリー制限は必要ありませんが、

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量(一日あたり)
              男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150           2050 2300 2550kcal
18-29才        2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才        1850 2200  2500            1500  1750 2000

身体活動レベル    低い 普通 高い         低い  普通  高い

くらいが目安です。


そして2013年に糖尿病食事療法に関して画期的な変化がありました。

米国糖尿病学会が、
2013年10月発表の『栄養療法に関する声明』において、
全ての糖尿病患者に適した唯一無二の治療食は存在しないと明記したのです。

これはそのまま、1969年の食品交換表第2版以降一貫して、糖尿病治療食として、
唯一無二の「カロリー制限・高糖質食」を推奨し続けている日本糖尿病学会への痛烈な批判となっています。

さらに、米国糖尿病学会は『栄養療法に関する声明2013』において
地中海食、ベジタリアン食、DASH食、低脂質食などと共に
「糖質制限食」も正式に受容しました。
このことは糖質制限食を推進する私達にとって、大変大きな追い風となりました。

なお、門脇孝日本糖尿病学会理事長によれば
東大病院では、2015年4月から、糖質40%の糖質制限食を供給しているそうです。
また門脇孝東大糖尿病・代謝内科教授ご自身も、緩やかな糖質制限食を実践されているとのことです。
2016/7/1(金)
東洋経済オンライン 
http://toyokeizai.net/articles/-/125237



<江部康二著 参考図書>


理論
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ」2005年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」2008年
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」2009年 宮本輝先生との対談本
「やせる食べ方」2010年
「うちの母は糖尿人」2010年 監修:江部康二 著:伊藤きのと
(東洋経済新報社)
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」2010年(ナツメ社)
腹いっぱい食べて楽々痩せる『満腹ダイエット』 (ソフトバンク新書)2011年
「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)2011年
「血糖コントロールの新常識! 糖質制限 完全ガイド」 (別冊宝島)2012年
「食品別糖質量ハンドブック」2012年(洋泉社)、
「糖質オフ!健康法」(PHP文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病はよくなる!糖質制限食のすすめ」(文春文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」(文春文庫)2012年
「女性のための糖質制限ダイエットハンドブック」2012年(洋泉社)
「糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド」2013年(東洋経済新報社)
「医療の巨大転換を加速する」糖質制限食と湿潤療法のインパクト
 2013年(東洋経済新報社) 夏井睦先生との対談本
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ 新版」2014年(東洋経済新報社)
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」2014年(東洋経済新報社)
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません」2014年(東洋経済新報社)
一生太らない「やせる! 食べ方」2014年 (PHP文庫)
江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?2015年(洋泉社)
「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」2015年(ナツメ社)
「糖質制限の教科書」2015年(洋泉社)監修
「糖質オフ!健康法」2016年3月(PHP研究所 )
「人類最強の糖質制限論」2016年4月(SB新書)
「ハンディ版糖質制限の教科書」2016年4月(洋泉社)
「増補新版食品別糖質量ハンドブック」2016年6月(洋泉社)
「Dr.江部の健康食の新常識100 」(TJMOOK)2016年11月(宝島社)
マンガでわかる「糖質オフ! 」健康法2016年12月、(PHP研究所 )
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる、2017年(毎日新聞出版)
「江部康二の糖質制限革命」2017年(東洋経済新報社)
など多数。

レシピ
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」2006年(東洋経済新報社)
「糖質オフ」ごちそうごはん2009年(アスペクト)
dancyuプレジデントムック 「満腹ダイエット 」 2009年(プレジデント社)
「血糖値を上げない!健康おつまみ109」2010年(東洋経済新報社)
「やせる食べ方レシピ集」 2010年(東洋経済新報社)
「糖質オフダイエット 」2011年(レタスクラブ、角川マーケティング)
「誰もがストレスなくやせられる!糖質制限ダイエット」2011年(講談社)
「主食を抜けば糖尿病はよくなる」レシピ集2011年(東洋経済新報社)
高雄病院の「糖質制限」給食2012年(講談社)
糖尿病がどんどんよくなる「糖質制限食」おすすめレシピ集2012年(ナツメ社)
糖質制限の「主食もどき」レシピ2013年(東洋経済新報社)
高雄病院Dr江部が食べている「糖質制限」ダイエット2013年(講談社)
糖質オフのダイエット弁当2013年(家の光協会)
高雄病院「糖質制限給食」朝 昼 夕 14日間完全プログラム
糖尿病・肥満改善が自宅でできる! 2013年(講談社)
2週間チャレンジ! 糖質制限の太らない生活 2014年(洋泉社mook)
電子レンジで糖質オフの作りおき 2016年10月(宝島社)
「やせぐせがつく糖質オフの作りおき 」2017年3月(宝島社)
「高雄病院の糖質制限作りおき 」2017年5月(洋泉社)
作りおきおかずで簡単! 朝・昼・晩 糖質オフのダイエット献立(家の光協会)2017年10月
いくら食べても太らない! 旨い酒のつまみ (宝島社)2018年5月


江部康二
マンガでわかる!食事で改善 出版記念パーティ 参加者募集!
こんにちは。

三島塾の三島学塾長が
最新刊の本を刊行されました。

マンガでわかる! 食事で改善 親が怒らなくても 自分で勉強する子に
― 糖質制限とアドラー心理学で子どもがのびる (主婦の友生活シリーズ) ムック – 2018/9/11
三島 学 (著), 江部 康二 (監修), いぢちひろゆき (イラスト)

https://www.amazon.co.jp/dp/4074344904/


とても、わかりやすく面白く、楽しい本です。
アマゾンや楽天などで販売中です。
ブログ読者の皆さん、是非、ご一読頂ければ幸いです。

この本の出版記念パーティーが、2018.10.14(日)東京で開催されます。
私も出席しますので、
ブログ読者の皆さんも、是非ご参加頂けば幸いです。


江部康二


出版記念パーティ 参加者募集!

2018.9.11(火)発売
マンガでわかる!食事で改善
親が怒らなくても自分で勉強する子に
―糖質制限とアドラー心理学で子どもがのびる―(主婦の友社)
著者:三島学、監修:江部康二、マンガ・イラスト:いぢちひろゆき
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●募集人員:最大120人、親子での参加、大歓迎!
●参 加 費:大人/6,480円、中学高校生/4,536円、小学生/3,240円、乳幼児/無料
※消費税込み
 ブッフェスタイル(モダンメキシカン料理)*いす席あり
飲み放題付き(赤白ワイン、ハイボール、焼酎、メキシコのお酒、ソフトドリンクなど) 
●日  時:2018.10.14(日)15:30受付、16:00~18:00
●場  所:東京ビルTOKIA 2F MUCHO-MODERN MEXICANO- 
http://mucho-mexicano.jp
03-5218-2791
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目7−3 
[アクセス]
JR東京駅:丸の内南口 徒歩約1分
JR有楽町駅:東京国際フォーラム口 徒歩約5分
JR京葉線東京駅:地下コンコースより直結 徒歩約5分
丸の内線東京駅:地下道を丸の内南口方向 徒歩約3分
有楽町線有楽町駅:A4b出口 徒歩約5分
千代田線二重橋前駅:3番出口 徒歩約5分
●特  典:
①当日、本をお持ちくださった方には、サインをさせていただきます。
②あなたのサイズのオリジナル「記念Tシャツ」をプレゼントします。
※会場内で、全員、着用していただきます。(参加者であることの証明になります。)
●申し込みについて:
①参加費を、「ゆうちょ」あてにお振込みください。
記号17490 番号75987081 ミシマ マナブ
※他行から:店名 七四八、店番 748、預金項目 普通預金、口座番号7598708
②メールにて、<希望サイズ・サイン用のお名前>をお知らせください。
misimyk@yahoo.co.jp
③確認のため、受付済みの案内メールを返信します。
●企画、進行、渉外、及び、その他もろもろ:
三島 学 
連絡先090-2391-4923 misimyk@yahoo.co.jp

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ただいま予約受付中!
Amazon   http://www.amazon.co.jp/dp/4074344904
楽  天  https://books.rakuten.co.jp/rb/15599259/
「ティーン・ヴォーグ」が特集。新女王の食生活は「炭水化物はとらない」
【18/09/13 いんき

大坂なおみ選手、夕食どころか完全な糖質制限のようですね
一切炭水化物は摂らないそうです
この流れは止められませんね
日本のスポーツ界も早く目を覚まさないと世界から完全に周回遅れですね

大坂なおみ、今度は「ティーン・ヴォーグ」が特集 
新女王の食生活は「炭水化物はとらない」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180913-00036626-theanswer-spo



こんばんは。
ヤフーニュース 9/13(木) に、

大坂なおみ、今度は「ティーン・ヴォーグ」が特集 
新女王の食生活は「炭水化物はとらない」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180913-00036626-theanswer-spo

という記事が載りました。
嬉しいやら、びっくりやらです。。ヽ(*`▽´)ノ 
いんきさんから、情報を頂きました。
ありがとうございます。 

大坂選手、昨年始めた糖質制限ダイエットは厳しいけれど調子が良くて
これまでにないほど動けると実感したとのことです。
9月17日に東京・立川で開幕する東レパンパシフィックオープンに出場するので
当分の間、カツ丼も抹茶アイスも禁止であり、
トレーニング中は炭水化物は食べないそうです


以下の緑文字部分は、ヤフーニュースからのの抜粋・要約です。

世界的ファッション誌の若者向けメディア「ティーン・ヴォーグ」で
全米オープンで初優勝をはたした大坂なおみ選手の特集が組まれた。

ストイックな食事制限など、プロフェッショナルな横顔を披露している。
大忙しの新女王。大坂は米国の国民的番組や雑誌などに引っ張りだこだ。

「ナオミ・オオサカが全米オープンで憧れの存在と対戦するための
メンタルヘルスとトレーニング」と特集されている。

 特集では躍進の裏にあったストイックな日常に迫っている。
引き締まったボディは肉体改造の成果だったという。

「昨年始めたの。オフは本当に厳しいダイエットで、オーストラリアに行ったときにはすごく調子が良いと感じた。
それがここまで継続している。これまでにないほど動けている実感があるの」

 オフに行ったダイエットの成果を強調。
さらには食事制限についても語り、トレーニング中の食事については
「ちょっとやり過ぎに聞こえるかもしれないけれど、オフには茹でたものを食べています。
ボイルしたチキンとブロッコリーとか。炭水化物はとらないの」と説明。

カツカレー、カツ丼の夢はしばらくお預け!?
 グランドスラム優勝後には「抹茶アイスとカツカレーとカツ丼が食べたい」と公言していたが、
アイスクリームにもこだわりがあるという。

「(食べるのは)抹茶アイスだけよ。トレーニング中は食べないの。
でも、優勝したときは食べたくなってしまう。まだ食べられないけれど」

 17日に東京・立川で開幕する東レパンパシフィックオープン出場で凱旋帰国するが、
抹茶アイスだけでなく、カツ丼の夢もしばらく叶いそうにない。

「日本で楽しみにしているもの? たくさん素晴らしいご飯ものがあるの。
でも、大会前は炭水化物を摂取することは禁じられているの。
だから、ちょっと悲しい。でも、最低一回は美味しいご飯が食べたいわ」

 20歳にして好物を断ち切り、ストイックな生活を貫き肉体改造に成功。
天真爛漫な姿の裏にある努力が実を結び、大輪の花を咲かせた。



江部康二
9月23日(日・祝) 『糖質制限食講演会 in 金沢』のご案内。
こんにちは。

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
『糖質制限食講演会 in 金沢』
2018年9月23日(日・祝)

のお知らせです。

◇第1部 「糖質制限 実践のコツとおさらい」
 講師: 橋本 眞由美 管理栄養士/(一財)高雄病院 栄養管理課 課長
◇第2部 「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食とは」
 講師: 江部 康二 医師/(一財)高雄病院・(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長


お陰様で、糖質制限食は確実に普及してきています。
糖質制限食に賛成の医療機関も順調に増加していて、
現在は北海道から沖縄まで、約80の提携医療機関がラインアップされています。

2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。

2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
「糖質制限食」を正式に容認したことが、大きなプラスとなりました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授 です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3


糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。

今回、金沢市では初めての糖質制限食講演会です。
石川県、富山県、金沢市など近隣の方々、是非奮ってご参加のほど
よろしくお願い申し上げます。

江部康二


☆☆☆
以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

9月23日(日・祝)、金沢市内で一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部では、高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、「糖質制限 実践のコツとおさらい」と題して、楽しく、正しく実践するための基本やポイント、注意点、栄養指導時によくある問題点と改善への道のりなど、事例も交えてお話しします。

第2部では、当会理事長の江部康二 医師が、「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食とは」と題してお話しします。

1999年に高雄病院へ導入、2001年から本格的に指導に取り組み、2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、実践してきた「糖質制限食」について、 糖尿病やメタボなど生活習慣病の改善をはじめ、多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論などについて症例も交えて、解説いたします。

実践者の方は、復習や振り返りの機会として、未経験者、初心者の方は、正しい理解と実践のために、皆さま奮って参加いただけますと幸いです。

また、講演会終了後、金沢駅近くで交流会も開催いたします。
北陸にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◇弊会イベント情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
  『 糖質制限食講演会 in 金沢 』

◆日時:2018年9月23日(日・祝) 14:20~17:00頃 ※開場・受付は、14:00~

◆会場: 石川県文教会館 401・402会議室(大会議室)

〒920-0918 石川県金沢市尾山町10番5号
http://www.bunkyo.or.jp/basic/access.html

☆バスでのご来館:金沢駅より香林坊方面行のバスをご利用ください。「南町・尾山神社」下車、徒歩2分。

☆お車でのご来館:駐車スペースがございません。お車でのご来館の際は周辺の有料駐車場をご利用ください。
http://www.bunkyo.or.jp/basic/parking28.html

◆内容:

◇第1部 「糖質制限 実践のコツとおさらい」
 講師: 橋本 眞由美 管理栄養士/(一財)高雄病院 栄養管理課 課長

◇第2部 「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食とは」
 講師: 江部 康二 医師/(一財)高雄病院・(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長

*第1部は講演と質疑応答で50分、第2部は講演と質疑応答で90分ほどを予定しております。

◆受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般(会員の方以外) 2,500円

◇◆◇ 金沢交流会 ◇◆◇

◆日時: 2018年9月23日(日・祝) 18:30~20:30頃

◆会場: 能登 車座

石川県金沢市本町2丁目4-30 ビル「ラン」2F
https://www.hotpepper.jp/strJ001145131/map/
金沢駅東口(兼六園口(鼓門側))から徒歩で約4分。

◆参加費: 賛助会員 5,500円 / 一般(会員以外の方) 6,200円

◆形式など: 着席/お食事+フリードリンク を予定しております。


【以下金沢講演会・交流会共通】

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

事務局へ、メールにてお申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/23 金沢講演会/交流会)をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact

★一般(会員以外の方)で、講演会、交流会参加のみご希望の方:

下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは9月21日(金)までに事務局へご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは9月19日(水)までに事務局へご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
大坂なおみ選手と糖質制限食。
おはようございます。

大坂なおみ選手、
全米オープン優勝インタビューでは、
―毎朝サーモンベーグルを食べていたと聞いたが、他に何か食べたいものは。

と聞かれて、 

「今朝もサーモンベーグルを食べた。何でも食べたいものが食べられるなら、トンカツ、カツ丼かカツカレーが食べたい。あと抹茶アイスクリーム」

と答えていました。

そんな大坂選手ですが、

2018年9月11日(火)の朝日新聞の朝刊、16ページに
20歳大坂 強さ無限大 テニス 全米オープン
という記事が掲載されました。

以下の緑文字は記事の一部抜粋です。

・・・「体力がついたから.強打一辺倒ではなく、辛抱するスタイルにも変えられる」
そう大坂が自賛する。オフに約7キロ体重を絞り、体幹を鍛えた成果だ。
今季から就任したバインコーチが明かす。
「夕食に大盛りのパスタやピザを食べたいけれど、ナオミが節制のためにサーモンのグリルと温野菜なら、
僕らも炭水化物は控える。」
遠征先のホテルの食事風景を見たことがあるが、「チーム・ナオミ」の絆は太い。・・・


バインコーチの言によれば、少なくとも夕食は、
「チーム・ナオミ」全員が糖質制限食ですね。
まあ、朝はベーグルですから糖質ありです。
ジョコビッチ選手と同様に、朝昼は糖質ありで、
夕食は糖質制限食を実践して体型・体力を維持ということと思われます。

ともあれ、大坂選手、ジョコビッチ選手
男女の2018年全米オープン優勝者が、共に夕食は糖質制限食とは
嬉しい限りですね。


江部康二
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法
こんにちは。

今までにない新しい企画の本が上梓されました。

東洋経済新報社 江部康二著
男・50代からの糖質制限: ストーリーで学べる最強の食事法

https://www.amazon.co.jp/dp/4492046313/ref=cm_sw_r_em_apa_y-gLBbEYDJ2DC
です。

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2018年10月19日発売ですが、
現在、アマゾンで予約受付中です。

本書は「3人のオヤジのストーリー」を通して
平易でわかりやすい内容となっています。

一方信頼度を確保するために文章中に根拠となる論文を紹介しています。
文章中にない場合は、根拠となる論文を巻末に通し番号をつけて記載してあります。

つまりとても読みやすくわかりやすい内容ですが、
全てエビデンスに基づいており信頼度が高いと自負しています。

以下は出版社の内容紹介です。

長い“これから”の健康度は、これで決まる!
中高年こそ「糖質制限」が必要だ!!


肥満、メタボを解消し、糖尿病はじめ生活習慣病、がん、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病....などを予防して健康100歳に。

「3人のオヤジのストーリー」を通してスッキリわかる“究極の健康食”の知識と実践法。

一流医学誌の最新発表など科学的根拠(エビデンス)に基づいた新たな医学常識――。

○食後高血糖をもたらす栄養素は「糖質」だけ。
○脂肪を食べても不健康にはならない。
○「脳はブドウ糖しか使わない」はウソ。
○認知症の予防にも糖質制限は有効。
○糖質過剰はガンを増やす。
○老化の原因も「糖質」にあった。
……
諸悪の根源「糖質の過剰摂取」を防ぎながら、肉や魚・アルコール類も楽しめる“最高の食事法”のすすめ。

これであなたの人生が変わる!


江部康二


以下は、本書のプロローグからの抜粋です。

プロローグ 長い老後の健康度は
五〇代の糖質制限が決める


〇ランセット論文「糖質を摂るほど死ぬ。脂質を摂るほど死なない」

〇アメリカで合併症が激減

○酸化ストレスとAGEs

〇中高年こそ糖質制限が必要


〇三人の五〇代男性が糖質制限を始めるストーリー
 

私の経験上、糖質制限を始めるのに重要なのは五〇代です。

五〇代ならば、まだ、老化物質であるAGEsは
取り返しのつかないほどには溜まっていませんから、
糖質制限でこれ以上の蓄積を食い止められるからです。
 しかし、これよりも高齢になると、かなりの量のAGEsが溜まっており、
老化が身体を蝕んでしまっています。
そして、いったん溜まったAGEsはもう消えません。
 つまり、五〇代で老化物質の蓄積を止められるかどうかで、
その後の人生が決まると言っても過言ではないのです。
五〇代こそ糖質制限を始めるべき時期なのですが、
残念ながら、多くの中高年男性が糖質制限にあまり熱心でないのが現状です。
その理由はいくつかあるようです。
まず、仕事が忙しすぎるという人がいます。
確かに、五〇代というと社会的な責任の重い世代ですから、
健康をおろそかにしがちになるのも無理からぬところがあるでしょう。
また、糖質制限に懐疑的な人もいます。
これは健康情報に詳しいというタイプに多いようです。
情報過多の現代では、糖質制限に関する誤解が蔓延していて、
その有効性を正しく認識していない場合もあるのです。
そして、最も多いのは、もう健康になることをあきらめているという人です。
何度かダイエットに挑戦しては挫折を繰り返し、
中年太りは仕方がないと思いこんでいる人のことです。
そんな人は、年を取れば歯が抜けたり視力が落ちたりなどといった衰えが起こることも、
仕方がないとあきらめています。
高齢になれば老化するのは常識でしょうし、
これは五〇代のほぼ全員かもしれません。
しかし、あきらめているのは、
糖質制限のアンチエイジング効果を知らないからであり、
いかにももったいない話だと思われてなりません。
そこで、五〇代男性になんとかして糖質制限を始めてもらえないかと、
企画したのが本書です。
本書では、三人の五〇代男性のお話として構成されている部分と、
糖質制限の解説をまとめた部分とに分かれます。
三人の男性は、私が診療の現場で見てきた実際の患者さんたちの典型例であり、
いわば、糖質制限に踏み切れない五〇代男性のモデルです。
三人が糖質制限を知り、実践へと踏み切るストーリーを追いながら、
ご自分の未来を幸せにするのに糖質制限が必要かどうか、
考えてみていただきたいのです。
男・五〇代は、人生の後半を幸せなものに出来るかどうかの分岐点です。
どうか本書をきっかけにして、
糖質制限の道へと進むことを決断していただきたいと願っています。



大坂なおみ選手、全米オープン優勝、おめでとうございます。
こんにちは。

大坂なおみ選手、2018/9/9(日)全米オープン初優勝です。
素晴らしいの一言につきます。
今朝の「サンデーモーニング」でハイライトを見ただけなのですが
あのセリーナ・ウィリアムス選手に、完勝・圧勝でした。
サーブ、ストローク、フットワーク、メンタルなど全てにおいて、少なくともこの試合では
大坂なおみ選手が完全に上まわっていました。
大坂選手が20歳になって迎えた今シーズンで、
33歳のセルビア系ドイツ人、サーシャ・バインコーチと出会い、
指導を受けたことが快進撃の始まりでした。

サーシャコーチは長年、
最強女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)のヒッティングパートナーを務めてきたことでも
知られています。
また全豪2勝のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)をサポートし、
昨年はキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を全豪で優勝させています。
サーシャコーチとの出会いがなければ、全米オープン優勝という快挙はなかったことでしょう。
運命的なものを感じます。

攻撃力・守備力共に、今の女子プロテニスプレーヤーの中で、現時点で
明らかにナンバーワンです。
こうなると今後一体誰が、大坂選手を破ることができるのかが焦点ですが、
全米だけでなく、全英、全豪、全仏全て、大坂選手が優勝しそうです。
2019年1月にまずは全豪ですが、オーストラリアは夏であり、ハードコートなので
暑さに強い大坂選手は、全米オープン同様快進撃の可能性が高いです。
ウィンブルドンは芝コートでビッグサーバーが有利なので大坂選手OKです。
唯一全仏はクレーコートで、球足が遅くなるので、ややハードルが高いと言えます。

大坂選手の食事ですが99パーセント日本食で、好物は、肉・魚・豆だそうで、タンパク質が多いとのことです。
日本食のなかで蛋白質を充分量摂取して、ダイエットにも成功したと思われ、身体が引き締まり動きがとても良くなっています。
オフに厳しいトレーニングで体重を7キロも絞っ て、現在の体型(180cm、62kg)になったそうです。
引き締まった体型を維持できているのは、蛋白質を多くした分は
糖質をある程度減らしてバランスをとっている可能性が高いです。

一方錦織圭選手は
またも、天敵ジョコビッチ選手にやぶれてしまいました。
錦織選手も体幹トレーニングをしたり、専属トレーナーをつけるなど、体力増強に努力をしていると思います。
世界一流のアスリート同士なのですから、ジョコビッチ選手と比べて、
錦織選手のトレーニング法が、とくに劣っているとは考えにくいです。

しかしながら、試合を見ていて、体力面において、ジョコビッチ選手に一日の長があることは間違いないです。
また、錦織選手は怪我が多くて、トーナメントの準々決勝や準決勝で棄権ということも
ジョコビッチ選手に比べて明らかに多いです。
二人の体力に差があるとしたら、食事の影響の可能性があります。

糖質制限食と普通食を比べた場合、
最高強度の運動以外は
全て糖質制限食の方がパフォーマンスが良くて、
筋肉のダメージも少ないという研究報告があります。


テニスは最高強度の運動の持続はまずないので、糖質制限食が向いている可能性が高いです。

「ジョコビッチの生まれ変わる食事」
ノバク・ジョコビッチ (著), タカ大丸 (翻訳)三五館 (2015/3/21)
に載っている、ジョコビッチ選手の食事メニューを、高雄病院の橋本眞由美管理栄養士に計算して貰いました。

そうすると、グルテンフリーは勿論のことですが、
夕食は糖質制限食で、糖質量は、ざっとですが15~35g程度でした。
練習で運動量の多い、朝と昼の食事は糖質を普通に摂取しています。

朝食:70~100gの糖質
昼食:70~140g・・・時に11~32g(運動量少ないときか?)
朝後の間食:50~86g・・・時に9~21g(運動量少ないときか?)
昼食後の間食:32~69g・・・時に15~24g(運動量少ないときか?)

運動がない夕食は、間違いなく糖質制限食です。
それから、昼食と間食で糖質制限なパターンがたまにありますが、これは運動量が少ないときに調節しているのかもしれません。
運動量が多いときは、糖質を普通に摂取してもインスリン非依存的に筋肉が血糖を取り込むので、
インスリンの弊害がなくてすみます。
しかし、運動量が少ないときに糖質を摂取するとインスリンが大量に分泌され、
酸化ストレスリスクなどの弊害が生じるので、糖質制限するのが良いと考えられます。

ともあれ、ジョコビッチ選手という成功例が存在するのですから錦織選手も、
夕食だけでも糖質制限食にしてみたらどうでしょう。
そうすれば、インスリン過剰分泌による酸化ストレスリスクが生じないので筋肉もスムースに回復し、
体力増強・怪我予防に役に立つ可能性が高いと思います。


江部康二

2018/9/3(月)の一日の食事と血糖値。糖質制限食と外食。
こんばんは。

江部康二の一日の食生活と血糖値の変化を見てみました。
月曜日は、午前中が高雄病院駅前診療所の外来で、昼は外食。
夜は、連れ合いが江部診療所の勤務なので、外食。
ということで、糖質制限食、月曜日の外食パターンを記事にしてみました。

朝は、空腹時血糖値:108mg/dl
「ブラックアイスコーヒー200cc(糖質:1.4g)+10ccくらいの生クリーム(糖質:0.3g)」
だったので糖質は、1.7gくらい。
自家用車で自宅から駅前まで移動。

午前中は高雄病院京都駅前診療所(烏丸七条バス亭北のビル4階)で外来診察。
9/3(月)は、44名診察で、午後1時15分終了。
昼食前血糖値:106mg

昼食は烏丸七条北東角ビル2階のレストランへ
ランチメニューの
「牛肉のステーキバジルソース+多めの野菜サラダ+コーヒー」
ご飯はなしで注文。
¥1000-
午後2時半 昼食開始60分血糖値:142mg 
約36mgの上昇で、12gの糖質。
糖質は、たっぷりの野菜サラダが主で、
コーヒーとドレッシングにも少量の糖質か。
個人的には、食後のピークも140mg/dl未満を目指していますが、
国際糖尿病連合的には、食後1時間か2時間値で160mg/dl未満が目標です。

高雄病院本院へ車で移動して、入院患者さんの診察。
その後はパソコンでブログネタを練ったり
医学情報などを見たり、
ブログコメント数件に返事をしたり、
本を読んだり、
gmailの返事や送信など・・・。

高雄病院勤務後に、車で「和食さと・嵯峨店」に移動。
月曜日の夜は連れ合いが江部診療所で仕事なので一人飯が多いです。
午後8時前:101mg
和食さと・豚プレミアムシャブシャブ食べ放題摂取・・・65歳以上なので割引きあり。
¥2257-
かつおだしと昆布だし。

豚ロース2、豚バラ2、鶏肉1、茶碗むし1、卵2個、牛焼き肉1、小メンチカツ1、
野菜たっぷり、焼き鳥塩1、焼き鳥軟骨塩1、冷や奴1(表面の味噌は取って)
午後9時前:食事開始後1時間血糖値:137mg
36mgの上昇で、12gの糖質。

たっぷりの野菜と小さなメンチカツの糖質で、合計12g相当です。
食後血糖値は140mg/dl未満なので、OKですね。


江部康二
糖質制限食と塩分摂取。
こんばんは。
今回は、糖質制限食と塩分摂取について考えてみます。

 インスリンは、交感神経を活性化させたり、腎臓でナトリウムの再吸収を促進させます。
ナトリウムと共に水分も再吸収されるので、高血圧の要因となります。
糖質ありの普通の食事をしていると過剰のインスリンが分泌されるので
浮腫みやすく血圧も上昇しやすくなります。

スーパー糖質制限食を実践すると、インスリン分泌が必要最小限に減るので
ナトリウムと水分は腎臓から排泄される方向にシフトします。
スーパー糖質制限食を開始して、2~3日~数日で、2kgくらい体重が減少することが
よくありますが、これは脂肪が燃えたのではなく水分の移動です。

糖質制限と共に『塩分制限』もしてしまうと、
摂取エネルギーは充分量であっても、
身体の塩分が不足することがあります。
こうなると、だるくなったり、ぼーっとしたり、頭重・頭痛があったり、
ぼんやりしたり、動きが鈍くなったりします。

過去の記事で、
「スーパー糖質制限食で血糖値は改善し体重も改善したが、
身体がだるかったり、動きが悪くなったりした。」
というような訴えがあったら
ほとんどが、『摂取エネルギー不足』であると説明してきました。

しかしながら、摂取エネルギーは明らかに充分であるにもかかわらず、
同様の訴えをする人が散見されるという実態があります。
このようなケースは、『塩分不足』の可能性が高いと思われます。

私自身、以前、塩分制限実験をしたことがあります。
摂取カロリーは普通にして、厳格な塩分制限食(味はほとんどないです)にしたら
ぼーとしてだるくなって集中力が低下しました。

このように考察してくると
糖質制限食の場合は、塩分制限は必要ない可能性が高いです。
また、とくにスーパー糖質制限食実践の場合は
『水分・塩分』が排泄されやすくなるので
しっかり水分補給して塩分も普通に摂るほうが良いと思われます。


江部康二
菓子職人糖質制限マンスリーケーキ。カフェとココナッツのムースケーキ。
こんにちは。
私が監修をつとめる「菓子職人糖質制限マンスリーケーキ」
のご案内です。

9月は、カフェとココナッツのムースケーキです。

s_kashisyokunin_03 (1)

100gあたり糖質3.55g
糖質制限マンスリーケーキ カフェとココナッツのムースケーキ


糖質は約80%オフで、
糖質セイゲニストにも安心です。
さすが、菓子職人さんです。

甘味料はもっぱら、
血糖上昇ゼロのエリスリトールです。

生クリーム、ムースココナッツ、ココア生地、コーヒジュレ、
コーヒージュレの層、ムースカフェ
が六味一体となって配合され
絶妙の調和と食感を醸し出しています。
香りと味と共に、ビジュアルにも
おおいに楽しめます。

ブログ読者の皆さん、是非ご賞味あれ!!

お問い合わせは以下です。

☆☆☆
彩韻菓子工房有限会社

〒615-0032 京都府京都市右京区西院西高田町19
TEL:075-311-4606
FAX:075-311-4123
営業時間:午前9:00から午後8:00(年中無休)

ホームページ: http://www.kashishokunin.co.jp/
お問い合わせ: info@kashishokunin.co.jp



江部康二
9月23日(日・祝) 『糖質制限食講演会 in 金沢』のご案内。
こんにちは。

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
『糖質制限食講演会 in 金沢』
2018年9月23日(日・祝)

のお知らせです。

◇第1部 「糖質制限 実践のコツとおさらい」
 講師: 橋本 眞由美 管理栄養士/(一財)高雄病院 栄養管理課 課長
◇第2部 「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食とは」
 講師: 江部 康二 医師/(一財)高雄病院・(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長


お陰様で、糖質制限食は確実に普及してきています。
糖質制限食に賛成の医療機関も順調に増加していて、
現在は北海道から沖縄まで、約80の提携医療機関がラインアップされています。

2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。

2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
「糖質制限食」を正式に容認したことが、大きなプラスとなりました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授 です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3


糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。

今回、金沢市では初めての糖質制限食講演会です。
石川県、富山県、金沢市など近隣の方々、是非奮ってご参加のほど
よろしくお願い申し上げます。

江部康二


☆☆☆
以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

9月23日(日・祝)、金沢市内で一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部では、高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、「糖質制限 実践のコツとおさらい」と題して、楽しく、正しく実践するための基本やポイント、注意点、栄養指導時によくある問題点と改善への道のりなど、事例も交えてお話しします。

第2部では、当会理事長の江部康二 医師が、「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食とは」と題してお話しします。

1999年に高雄病院へ導入、2001年から本格的に指導に取り組み、2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、実践してきた「糖質制限食」について、 糖尿病やメタボなど生活習慣病の改善をはじめ、多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論などについて症例も交えて、解説いたします。

実践者の方は、復習や振り返りの機会として、未経験者、初心者の方は、正しい理解と実践のために、皆さま奮って参加いただけますと幸いです。

また、講演会終了後、金沢駅近くで交流会も開催いたします。
北陸にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◇弊会イベント情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
  『 糖質制限食講演会 in 金沢 』

◆日時:2018年9月23日(日・祝) 14:20~17:00頃 ※開場・受付は、14:00~

◆会場: 石川県文教会館 401・402会議室(大会議室)

〒920-0918 石川県金沢市尾山町10番5号
http://www.bunkyo.or.jp/basic/access.html

☆バスでのご来館:金沢駅より香林坊方面行のバスをご利用ください。「南町・尾山神社」下車、徒歩2分。

☆お車でのご来館:駐車スペースがございません。お車でのご来館の際は周辺の有料駐車場をご利用ください。
http://www.bunkyo.or.jp/basic/parking28.html

◆内容:

◇第1部 「糖質制限 実践のコツとおさらい」
 講師: 橋本 眞由美 管理栄養士/(一財)高雄病院 栄養管理課 課長

◇第2部 「糖尿病・生活習慣病を予防、改善する糖質制限食とは」
 講師: 江部 康二 医師/(一財)高雄病院・(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長

*第1部は講演と質疑応答で50分、第2部は講演と質疑応答で90分ほどを予定しております。

◆受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般(会員の方以外) 2,500円

◇◆◇ 金沢交流会 ◇◆◇

◆日時: 2018年9月23日(日・祝) 18:30~20:30頃

◆会場: 能登 車座

石川県金沢市本町2丁目4-30 ビル「ラン」2F
https://www.hotpepper.jp/strJ001145131/map/
金沢駅東口(兼六園口(鼓門側))から徒歩で約4分。

◆参加費: 賛助会員 5,500円 / 一般(会員以外の方) 6,200円

◆形式など: 着席/お食事+フリードリンク を予定しております。


【以下金沢講演会・交流会共通】

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

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★賛助会員の方:

事務局へ、メールにてお申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
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2. お申し込みは下のフォームからお願いします。「入会ならびに講演会等出席のお問い合わせ」を選択いただき、「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/23 金沢講演会/交流会)をご記入下さい。
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■その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは9月21日(金)までに事務局へご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは9月19日(水)までに事務局へご連絡願います。それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
文藝春秋の記事、『糖質制限で老化する」は本当か』の解説。
【18/09/04 yanosono
ご参考情報です
https://newspicks.com/news/3268215?ref=search&ref_q=%E7%B3%96%E8%B3%AA&ref_t=top
「糖質制限で老化する」は本当か(文春オンライン)

極端な糖質制限は、対応できる人とできない人がいるということなのでしょうか?】



yanosono さん

情報をありがとうございます。
2018年8月号の文藝春秋に掲載された
『糖質制限で老化する」は本当か』http://bunshun.jp/articles/-/8668
という記事のことですね。

A)
この文藝春秋の記事は、中立的立場で、
糖質制限食に対する賛否両論を網羅していますので好感が持てますね。
私や山田悟医師など糖質制限派もキッチリ発言しています。

その中で一つ言えるのは、
糖質制限食賛成派の話は、基本、エビデンスに基づいており、
反対派の意見にはエビデンスが乏しいことです。
通して記事を読んで頂けば、エビデンスの差はすぐにわかると思います。

動物実験、個人的体験、症例報告などはエビデンスとは言えないのです。
エビデンスに基づいているか否かは、議論やディベートにおいては
大きな意味があり信頼度が違ってくるということです。

B)
さらに
【だが、意外なことに宇都宮医師は、
「エネルギー制限が続けにくいのは確かで、
一律にエネルギー制限と言ってきたことについては学会としても反省がある」

と言うのだ。しかも、学会は糖質制限を否定しているわけではないという。】


この宇都宮医師のご発言が多くを物語っていると思います。
日本糖尿病学会は
2013年に「日本人の糖尿病の食事療法に関する日本糖尿病学会の提言」を
公表していますが、委員長として、この提言をまとめたのが、
東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授・宇都宮一典医師です。

2013年の時点では、宇都宮医師は糖質制限食を全面否定しておられ、
唯一無二の糖尿病食(カロリー制限高糖質食)を推奨しておられました。

2018年のご発言では、えらい変わりようですが、
2013年10月に米国糖尿病学会が「栄養療法に関する声明」において
『糖質制限食』を地中海食などど共に正式に認めたことが影響していると思います。
まあ、変わらないより変われる方が良いと思います。

C)
『極端な糖質制限は、対応できる人とできない人がいるということなのでしょうか?』

極端な糖質制限というか、
私は厳格な糖質制限食と緩やかな糖質制限食という表現を使用しています。
そして厳格な糖質制限食(スーパー糖質制限食)については、
現時点で長期的エビデンスがまだ少ないので多くの医師が、
受容するのを躊躇している状況と言えます。
AtoZ研究など、1年間レベルだと有利なエビデンスはあります。(☆)(☆☆)
しかし厳格な糖質制限食の長期のエビデンスがないのです。

一方、上述の米国糖尿病学会の「栄養療法に関する声明」の改訂委員の一人は
デューク大学のヤンシー先生でした。
デューク大学では、2008年から、
炭水化物を20g/日未満に制限する「糖質制限-ケトジェニック食」(ケトン食)
を臨床に用いています。
従って、高雄病院でもデューク大学でも
禁忌の場合(☆☆☆)を除いて、
厳格な糖質制限食に対応できない人がいるとは考えていません。

逆に、糖尿人が糖質を一定量以上摂取すれば、
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」を必ず生じます。
緩やかな糖質制限食でも生じます。
毎日3~5回、食事のたびにこのようなリスクを生じる食事療法を
糖尿人が長期に続けても、良いことは何もありません。
長期的エビデンスの有無よりも
『今ここにある危機=食後高血糖と平均血糖変動幅増大』
をコントロールすることが急務と思われます。

D)
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」が、糖尿病合併症の最大のリスクです。
このことは日本糖尿病学会も米国糖尿病学会も国際糖尿病連合も周知の事実です。
そして、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」を生じない食事療法は、
「糖質制限食」だけです。
従来の糖尿病食(カロリー制限高糖質食)では、
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」を防ぐことは困難です。
現実に、現行の標準糖尿病治療<従来の糖尿病食+薬物療法>で、
毎年新たに、16000人以上の人工透析、3000人以上の失明、3000人以上の足切断といった合併症が発症しています。
このことは、日本の標準糖尿病治療が上手くいっていない動かぬ証拠と言えます。
それどころか、誠に遺憾ながら、
現行の糖尿病食(カロリー制限高糖質食)は
<合併症製造食>
としか言いようがありません。
日本の糖尿人は自分の頭で考えて、治療食を選択して
身を守ることが急務と思います。


(☆)
アトキンス、ゾーン、ラーン、オーニッシュダイエットのそれぞれの1年間の体重減少効果などをみた。311人の女性を上記4グループに分けて追跡。これら4種のダイエット法は、いずれも米国でポピュラーなものである。
アトキンスは低炭水化物食(スーパー糖質制限食)、ラーンとオーニッシュは高炭水化物、低脂肪食、ゾーンは炭水化物40%
厳格な低炭水化物食が体重を最も減少させて、HDL-CとTGを改善。

Comparison of the Atkins, Zone, Ornish, and LEARN Diets for Change in Weight and Related Risk Factors Among Overweight Premenopausal Women
 The A TO Z Weight Loss Study: A Randomized Trial ,JAMA297:969-977


(☆☆)
低糖質食 vs. 低脂質食、減量や脂質データなどCVD(心血管疾患)リスク低減で、
低糖質食の圧勝。148人の肥満者を、1年間研究。
低糖質食は40g/日未満(厳格な糖質制限食)。
Effects of low-carbohydrate and low-fat diets: a randomized trial.
Bazzano LA et all
Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18


(☆☆☆)
・診断基準を満たす膵炎は対象とならない。
・進行した肝硬変も適応とならない。
・長鎖脂肪酸代謝異常症・尿素サイクル異常症も適応外。
・糖尿病の経口薬を内服している人やインスリン注射をうっている人は、
低血糖発作予防のため糖質制限食開始前に必ず医師と相談すること。


江部康二
<糖質制限食講演会 in 東京> のご報告。
こんばんは。

2018年9月2日(日)、東京で、
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
「糖尿病の正しい食事療法 ~糖質制限、脂質、人類と食」

と題して、一般の方向けの講演会を開催しました。

◇第1部: 「糖質制限食による糖尿病の治療と予防」
講師: 江部 康二 医師/(一財)高雄病院・(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長
◇第2部:知っておきたい脂質の話 「ケトン体生成食(KetoGenic Diet)による脂質プロフィールの変化」
講師: 大櫛 陽一 東海大学名誉教授/大櫛医学情報研究所所長
◇第3部:糖質制限から拡がる、好奇心 「糖質制限が明かす初期人類の姿」
講師:夏井 睦 医師/なついキズとやけどのクリニック院長/(一社)日本糖質制限医療推進協会顧問

今回は、大櫛陽一先生と夏井睦先生をお招きして
私をいれて三人の講演会でした。
約200名の参加者で,満員御礼・キャンセル待ちとなり大盛況でした。
質疑応答も含めて大変活発な熱気溢れる講演会となりました。
ブログ読者 の皆さんにも、大勢、ご参加頂きありがとうございました。 m(_ _)m

A)
私は、

酸化ストレス、ブドウ糖スパイクと糖尿病、
ブドウ糖ミニスパイクと生活習慣病、インスリンの功罪、
HbA1cとがんの関係、日本の糖尿病食の歴史、
炭水化物の摂取比率増加で総死亡率上昇(PURE研究)、CGM症例、
高血糖の記憶、糖尿病合併症の実態、従来の糖尿病食は合併症製造食、
糖尿病合併症を予防できるのは糖質制限食だけ・・・

などなど、糖尿病や糖質制限食の最新の情報や研究、そして基礎理論など
できるだけわかりやすくお話ししました。


B)
大櫛先生は、
ケトン体・ケトン食・コレステロールについて集中的にお話し頂きました。
ケトン体は安全でタフなエネルギー源であり、
インスリン作用さえあれば高値でも安全ということを、
臨床研究データに基づいて示されました。

LDL-コレステロールに関して、米国では
190mg/dl以上のときだけ家族性高コレステロール血症の有無を調べるが、
190mg/dl未満では経過観察のみという事実を説明されました。
そしてコレステロールは人体に必須の物質で、疫学的研究では
日本でも欧米でも、LDL-コレステロール値が高いほど死亡率が低いと
述べられました。

2004年以降の研究では、
『コレステロールを下げる薬は、内服すれば確かにコレステロール値は下がるが
総死亡率や心血管疾患の低下はにみられないので臨床的に意味はなく、必要なし。』

と明快です。

コレステロールを下げるスタチン系の薬には
横紋筋融解症、糖尿病増加、がん増加、認知症増加、うつ増加・・・
などなど様々な副作用が報告されており、
まさに「こんなもの要らない薬」の一つです。

私もLDL-コレステロールの中で、悪玉は『小粒子LDL-Cと酸化LDL-C』だけであり、
標準の大きさのLDL-Cは末梢組織にコレステロールという細胞膜の原料を運ぶ役目を担う善玉であり、人体にとって絶対に必要な物質と思っています。
糖質セイゲニストは、HDL-Cが増加し、TGが低下しますので
そもそも悪玉の『小粒子LDL-Cと酸化LDL-C』がほとんど存在しないので
コレステロールに関しても健康度が高いのです。


C)
夏井先生は、
「糖質制限が明かす初期人類の姿」というテーマでお話し頂きました。
まずは出だしから
2:8の法則(パレートの法則)と
2:6:2の法則のお話で
おおいに意表を突かれました。

2:6:2の法則
上位2割:新しもの好きで変化が好きなフットワークの軽いグループ
中位6割:優勢な側に見極めて付こうとする模様見グループ
下位2割:新しいものに懐疑的で変化を好まない慎重派グループ

2:6:2の法則と人類史
変化のない生活では,前例踏襲が得意な[下位2割]が生存に有利になり,
[上位2割]の才能は無用の長物。
この結果,[中位6割]は[下位2割]側に付き,
人類は[2:8]に分離する時代が長く続いた。
この結果、人類は495万年前に誕生して以来、さして進化はしてなくて
160万年前にホモ・ハビリスが作った石器(ハンドアックス)は
100万年以上改良されなかった。

約7万年前から始まった最終氷期
伝統的な「遊動採集生活」が破綻し,
新たなライフスタイルが必要になり,ヒトの脳を目覚めたのかもしれない。
この時,人類史上初めて[上位2割]が必要とされた。

最終氷期は12000年前まで続くが、食糧事情が厳しくなり
この間、人類は食料を求めて新たなライフスタイルを構築していった。

[上位2割]の冒険家(決断力と行動力のあるアホ)が主導して
約12000前にドングリを食物化することに成功した。
生のドングリはまずいが火を使うことで美味しくなり、消化・吸収しやすくなった。
さらに1万年前に小麦の食物化に成功して
定住して農耕という新たな歴史が始まった。

食の人類史を俯瞰
[冒険家]主導の時代
1万2000年前のドングリ食物化,1万年前のコムギ食物化
好奇心から挑戦し,加熱で可食化へ
[非冒険家]主導の時代
コムギ栽培開始
集落形成⇒4大文明誕生⇒大航海時代⇒産業革命⇒「緑の革命」
食物に関しては「前例踏襲」の連続で,改革はなかった。
[冒険家]主導の時代:21世紀
糖質制限
過去1万年間の[食習慣/食の常識]を完全否定
最新科学の上に成り立っていて,単なる懐古趣味ではない
1万2000年前の[冒険家]の判断が間違っていたことを,
1万2000年後の[冒険家]が指摘。これが糖質制限。

おわりに
夏井先生らしい、
斬新な仮説の展開に意表をつかれ度肝を抜かれました。 ヾ(゜▽゜)
最初は、与太話かと思いかけましたが、
何の何の、説得力抜群であり、
とうとう夏井ワールドに引き込まれてしまいました。

江部康二や夏井睦は、12000年ぶりに出現した
冒険家(あるいはアホ)二人ということになります。
三人目の大櫛陽一先生は、アホではない冒険家だと思います。

さいごに
大櫛陽一先生、夏井睦先生
この度は大変ありがとうございました。 m(_ _)m

江部康二

9/29(土)。NHKカルチャー梅田教室・糖質制限食講座のご案内。
おはようございます。

NHKカルチャー梅田教室講座
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1108821.html
電話:06-6367-0880
糖質制限食のすすめ
~美味しく楽しく健康に~
講師:高雄病院理事長 江部 康二

2018/9/29(土) 13:30~15:00 

のご案内です。

NHKカルチャーでは久しぶりの講座です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
大阪、神戸、関西方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。

お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。

2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。

なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。

この1~3年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3


糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。


江部康二


☆☆☆
以下はNHKカルチャー梅田教室のサイトから抜粋です。

NHKカルチャー梅田教室
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1108821.html
電話:06-6367-0880

糖質制限食のすすめ
~美味しく楽しく健康に~

講師 高雄病院理事長 江部 康二

家庭でできる糖質制限食についてわかりやすくご説明します。

糖尿病・メタボ・生活習慣病でお悩みの方、ダイエットが続かない方に向け、糖質制限の正しい知識と効果を説明します。
多くの研究論文により、糖尿病、肥満などに対する糖質制限食の画期的な治療効果が証明されています。
最近、糖質制限食に対する根拠のない批判記事が、時にメディアへ掲載されることがありますが、
そのたびに私は自分のブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』でしっかり反論しています。
本講座では、糖質制限食の有効性と安全性、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等をお話しします。

日程
2018/9/29(土) 13:30~15:00 

お申し込み
①下記サイトからお申し込みが可能です。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1108821.html

電話:06-6367-0880
電話でもお申し込み可能です。

受講料
会員:¥3240-
一般:¥3780-