2018年02月28日 (水)
こんにちは。
朝日カルチャーセンター湘南教室教室・糖質制限食講座のご案内です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
横浜、東京、関東方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2017年8月、ランセットの論文で
『炭水化物摂取比率が多いほど総死亡率が高くなる』
と報告されたのも衝撃的でした。
5大陸18ヵ国の13万5千例以上を約7年半追跡した。
大規模疫学前向きコホート研究です。
またまた糖質制限食に大きな追い風ですね。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
2017年にはくら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下
朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから
https://www.asahiculture.jp/shonan/course/33aeaa44-8384-4b97-fc0d-59cf80830b3e
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
人類本来の食事、人類の健康食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年糖質制限食が注目されています。糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通して肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
私自身が2002年から15年間実践中で、肥満と糖尿病を克服しています。
運動を勧められても長続きしなかった方や色々なダイエットを試したけれど効果が表れなかった方、
またこれから糖質制限食を始めてみようと思われている方に向け、
その正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等をお話しします。
糖質制限食で、明日からの食生活を美味しく・楽しく・健康に!(講師記)
日時・期間 土曜 15:30-17:00 3/10 1回
日程 2018年 3/10
受講料(税込み) 会員 3,024円 一般 3,672円
注意事項 席は自由席です。必要に応じて資料を配布します。
*個人的は治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
お申し込み
電話:0466-24-2255
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター湘南教室教室・糖質制限食講座のご案内です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
横浜、東京、関東方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2017年8月、ランセットの論文で
『炭水化物摂取比率が多いほど総死亡率が高くなる』
と報告されたのも衝撃的でした。
5大陸18ヵ国の13万5千例以上を約7年半追跡した。
大規模疫学前向きコホート研究です。
またまた糖質制限食に大きな追い風ですね。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
2017年にはくら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下
朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから
https://www.asahiculture.jp/shonan/course/33aeaa44-8384-4b97-fc0d-59cf80830b3e
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
人類本来の食事、人類の健康食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年糖質制限食が注目されています。糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通して肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
私自身が2002年から15年間実践中で、肥満と糖尿病を克服しています。
運動を勧められても長続きしなかった方や色々なダイエットを試したけれど効果が表れなかった方、
またこれから糖質制限食を始めてみようと思われている方に向け、
その正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等をお話しします。
糖質制限食で、明日からの食生活を美味しく・楽しく・健康に!(講師記)
日時・期間 土曜 15:30-17:00 3/10 1回
日程 2018年 3/10
受講料(税込み) 会員 3,024円 一般 3,672円
注意事項 席は自由席です。必要に応じて資料を配布します。
*個人的は治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
お申し込み
電話:0466-24-2255
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2018年02月27日 (火)
こんばんは。
糖質制限食実践により、血液・尿検査のデータが変化します。
例えば、血糖値や中性脂肪やHDLコレステロール値など、さまざまな数値が改善します。
ただ、これらの検査データは、はっきり一定の傾向が出るものと、そうでないものがありますので、
まずはその変化を示します。
最後に、私自身の検査データを示します。
<スーパー糖質制限食実践時の血液・尿検査データの推移>
①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1~2%改善します。
③中性脂肪も速やかに改善します。
④HDLコレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDLコレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した場合は、ほとんどが摂取エネルギー不足が原因です。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩血清シスタチンCも不変です。
⑪血清カリウムも不変です。
⑫血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑬尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になることが多いです。
⑭脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。
⑮TSH、FT4、FT3も不変です。
上記に記載していない血液検査や尿検査については、糖質制限食開始前後で差はありません。
TSH、FT4が正常でFT3だけ低下している場合「低T3症候群」といい、
ほとんどの場合は摂取エネルギー不足が原因です。
これは甲状腺機能低下症ではありませんので注意が必要です。
例えば「神経性食欲不振症」などでも「低T3症候群」を呈します。
LDLコレステロール・総コレステロールに関して「低下・不変・上昇」と個人差があるのですが、
糖質制限食開始前に菜食中心で食材のコレステロールが少ない場合、
肝臓でコレステロールをつくる能力が高まっています。
そういう場合糖質制限食で肉や卵などコレステロールの多い食材を摂取すると、
一過性にLDL-コレステロール値が高くなりますが、半年~1年~2年~3年~数年くらいで落ち着くことが多いです。
私自身は、HDLコレステロールはかなり増加し、
LDLコレステロールは少し低下しました。
尿酸値が上昇した場合、摂取エネルギー不足のことが多いので注意が必要です。
私は2002年発覚の糖尿人で、その数年前から、
早朝空腹時血糖値が109~111~112mg/dlとか、ギリギリ~境界型でした。
2002年に糖尿病が発覚していらい、スーパー糖質制限食を実践しています。
食事は朝食抜きで、1984年、34才のときから昼と夕の2回です。
身長:167cm 体重:67kg からスーパー糖質制限食を開始して半年で56~57kgとなりました。
その後ずっと体重は維持しており、2018年現在56~57kgくらいです。
2018年1月8日で68才となりました。
さて、スーパー糖質制限食を16年間実践中の、
江部康二の2018年1月の検査データです。
甲状腺機能
TSH:1.38(0.34~3.88)
F-T4:1.2(0.8~1.8)
F-T3:2.6(2.1~4.0)
空腹時血糖値:106mg/dl(110未満)
IRI:3.0U/ml(3~15)→ 少ないインスリンで、血糖値が正常なので好ましい。
HbA1c:5.9% (6.2未満)
GA:14.3% (11.6~16.0)
総ケトン体:597.0μM/L(26~122) 糖質制限食中は生理的で正常値
血中βヒドロキシ酪酸:524.0μM/L(76以下)
アセト酢酸:72.4
尿酸:2.9mg/dl(3.4~7.0)
TG:46mg/dl(50~149)
総コレステロール:268
HDL-C:109mg/dl(40~98)
LDL-C:149 mg/dl(140未満)→ 善玉のLDL-コレステロールなのでOK。
クレアチニン:0.62mg/dl(0.6~1.1) eGFR:97.9/min./1.73m2(60以上はOK)
BUN:18.4
血清シスタチンC:0.58
GOT:23
GPT:21
γGTP:42
総蛋白:6.9
アルブミン:4.5
血色素量:15.5(13~17)
白血球数:8000(3900~9800)
赤血球数:474(400~560)
尿アルブミン定量精密・クレアチニン補正値:8.3
尿中アセトン体:陰性 心筋・骨格筋でケトン体をよく利用し腎再吸収増加
2002年糖尿病発症、メタボの基準も満たしていた。
2002年からスーパー糖質制限食を開始し、全ての検査データは正常となり、
半年で10kg減量に成功し、16年間実践中。
甲状腺機能検査は、スーパー糖質制限食実践16年間、常に正常です。
他の検査も、基本的に基準値内です。
HbA1cも正常範囲内ですがやや高めのほうです。
空腹時血糖値が、正常範囲内でやや高め(正常高値)であることを反映しています。
まあ、糖尿病歴、16年ですから仕方ありませんね。
一方、GAは正常範囲内で、真ん中あたりです。
これは、スーパー糖質制限食により食後高血糖がほとんどないためと思われます。
即ち「糖化」は正常人並みあるいはそれ以上に予防できていると考えられます。
総コレステロール値は、心血管疾患との関連性は無く、
脂質異常症の2007年以降のガイドラインから外れているので特に問題はありません。
HDLコレステロールは高めで、
LDLコレステロールも少し高めですがOKです。
中性脂肪値が低く、HDL-Cが多いので、
LDLコレステロ-ルも小粒子LDL-Cはほとんどない良好なパターンです。
スーパー糖質制限食なので、高タンパク・高脂質食なのですが、尿酸はやや低いですね。
尿酸も食べ物由来は2割程度であとは個人の体質ですのでこんなものでしょう。
高タンパク食ですが、BUNもクレアチニンも正常です。
焼酎などよく飲む割には肝機能も全く正常です。 (^_^)
インスリンは、基礎分泌が正常範囲内でやや少なめですが、
空腹時血糖値が基準値なので問題ないです。
総ケトン体:597μM/L(26~122)と、
一般的基準値に比べればかなり高値ですが、
尿中のアセトン体(ケトン体の一種)は陰性です。
これは、スーパー糖質制限食実践で、心筋・骨格筋などの体細胞が、
日常的に効率良くケトン体をエネルギー源として利用するようになったため、
尿中に排泄されないのだと考えられます。
即ち、わたしの血中ケトン体値は、あくまで生理的範囲のもので、
インスリン作用は一定確保されていて、血糖値も106mgと正常です。
見方を変えれば、農耕以前の人類皆糖質制限食だった頃は、
私のような血中ケトン体値のデータが当たり前で、
人類の標準だったと考えられます。
糖質制限食実践中の人の血中βヒドロキシ酪酸の標準値は、
200~800~1200μMくらいと考えられます。
ケトン食レベルの人達の、血中βヒドロキシ酪酸は、
3000~5000レベルですが、
ここまで高値だと尿中ケトン体は、陽性となります。
なお、糖質制限食開始直後は、血中ケトン体の上昇に伴い、
尿中のケトン体も陽性となり、どんどん体重が減少していきます。
徐々にケトン体の利用効率が良くなるに従い、
尿中ケトン体は減っていき、やがて陰性となります。
体重も、ほとんどの場合は適正体重で落ち着きます。
江部康二
糖質制限食実践により、血液・尿検査のデータが変化します。
例えば、血糖値や中性脂肪やHDLコレステロール値など、さまざまな数値が改善します。
ただ、これらの検査データは、はっきり一定の傾向が出るものと、そうでないものがありますので、
まずはその変化を示します。
最後に、私自身の検査データを示します。
<スーパー糖質制限食実践時の血液・尿検査データの推移>
①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1~2%改善します。
③中性脂肪も速やかに改善します。
④HDLコレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDLコレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した場合は、ほとんどが摂取エネルギー不足が原因です。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩血清シスタチンCも不変です。
⑪血清カリウムも不変です。
⑫血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑬尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になることが多いです。
⑭脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。
⑮TSH、FT4、FT3も不変です。
上記に記載していない血液検査や尿検査については、糖質制限食開始前後で差はありません。
TSH、FT4が正常でFT3だけ低下している場合「低T3症候群」といい、
ほとんどの場合は摂取エネルギー不足が原因です。
これは甲状腺機能低下症ではありませんので注意が必要です。
例えば「神経性食欲不振症」などでも「低T3症候群」を呈します。
LDLコレステロール・総コレステロールに関して「低下・不変・上昇」と個人差があるのですが、
糖質制限食開始前に菜食中心で食材のコレステロールが少ない場合、
肝臓でコレステロールをつくる能力が高まっています。
そういう場合糖質制限食で肉や卵などコレステロールの多い食材を摂取すると、
一過性にLDL-コレステロール値が高くなりますが、半年~1年~2年~3年~数年くらいで落ち着くことが多いです。
私自身は、HDLコレステロールはかなり増加し、
LDLコレステロールは少し低下しました。
尿酸値が上昇した場合、摂取エネルギー不足のことが多いので注意が必要です。
私は2002年発覚の糖尿人で、その数年前から、
早朝空腹時血糖値が109~111~112mg/dlとか、ギリギリ~境界型でした。
2002年に糖尿病が発覚していらい、スーパー糖質制限食を実践しています。
食事は朝食抜きで、1984年、34才のときから昼と夕の2回です。
身長:167cm 体重:67kg からスーパー糖質制限食を開始して半年で56~57kgとなりました。
その後ずっと体重は維持しており、2018年現在56~57kgくらいです。
2018年1月8日で68才となりました。
さて、スーパー糖質制限食を16年間実践中の、
江部康二の2018年1月の検査データです。
甲状腺機能
TSH:1.38(0.34~3.88)
F-T4:1.2(0.8~1.8)
F-T3:2.6(2.1~4.0)
空腹時血糖値:106mg/dl(110未満)
IRI:3.0U/ml(3~15)→ 少ないインスリンで、血糖値が正常なので好ましい。
HbA1c:5.9% (6.2未満)
GA:14.3% (11.6~16.0)
総ケトン体:597.0μM/L(26~122) 糖質制限食中は生理的で正常値
血中βヒドロキシ酪酸:524.0μM/L(76以下)
アセト酢酸:72.4
尿酸:2.9mg/dl(3.4~7.0)
TG:46mg/dl(50~149)
総コレステロール:268
HDL-C:109mg/dl(40~98)
LDL-C:149 mg/dl(140未満)→ 善玉のLDL-コレステロールなのでOK。
クレアチニン:0.62mg/dl(0.6~1.1) eGFR:97.9/min./1.73m2(60以上はOK)
BUN:18.4
血清シスタチンC:0.58
GOT:23
GPT:21
γGTP:42
総蛋白:6.9
アルブミン:4.5
血色素量:15.5(13~17)
白血球数:8000(3900~9800)
赤血球数:474(400~560)
尿アルブミン定量精密・クレアチニン補正値:8.3
尿中アセトン体:陰性 心筋・骨格筋でケトン体をよく利用し腎再吸収増加
2002年糖尿病発症、メタボの基準も満たしていた。
2002年からスーパー糖質制限食を開始し、全ての検査データは正常となり、
半年で10kg減量に成功し、16年間実践中。
甲状腺機能検査は、スーパー糖質制限食実践16年間、常に正常です。
他の検査も、基本的に基準値内です。
HbA1cも正常範囲内ですがやや高めのほうです。
空腹時血糖値が、正常範囲内でやや高め(正常高値)であることを反映しています。
まあ、糖尿病歴、16年ですから仕方ありませんね。
一方、GAは正常範囲内で、真ん中あたりです。
これは、スーパー糖質制限食により食後高血糖がほとんどないためと思われます。
即ち「糖化」は正常人並みあるいはそれ以上に予防できていると考えられます。
総コレステロール値は、心血管疾患との関連性は無く、
脂質異常症の2007年以降のガイドラインから外れているので特に問題はありません。
HDLコレステロールは高めで、
LDLコレステロールも少し高めですがOKです。
中性脂肪値が低く、HDL-Cが多いので、
LDLコレステロ-ルも小粒子LDL-Cはほとんどない良好なパターンです。
スーパー糖質制限食なので、高タンパク・高脂質食なのですが、尿酸はやや低いですね。
尿酸も食べ物由来は2割程度であとは個人の体質ですのでこんなものでしょう。
高タンパク食ですが、BUNもクレアチニンも正常です。
焼酎などよく飲む割には肝機能も全く正常です。 (^_^)
インスリンは、基礎分泌が正常範囲内でやや少なめですが、
空腹時血糖値が基準値なので問題ないです。
総ケトン体:597μM/L(26~122)と、
一般的基準値に比べればかなり高値ですが、
尿中のアセトン体(ケトン体の一種)は陰性です。
これは、スーパー糖質制限食実践で、心筋・骨格筋などの体細胞が、
日常的に効率良くケトン体をエネルギー源として利用するようになったため、
尿中に排泄されないのだと考えられます。
即ち、わたしの血中ケトン体値は、あくまで生理的範囲のもので、
インスリン作用は一定確保されていて、血糖値も106mgと正常です。
見方を変えれば、農耕以前の人類皆糖質制限食だった頃は、
私のような血中ケトン体値のデータが当たり前で、
人類の標準だったと考えられます。
糖質制限食実践中の人の血中βヒドロキシ酪酸の標準値は、
200~800~1200μMくらいと考えられます。
ケトン食レベルの人達の、血中βヒドロキシ酪酸は、
3000~5000レベルですが、
ここまで高値だと尿中ケトン体は、陽性となります。
なお、糖質制限食開始直後は、血中ケトン体の上昇に伴い、
尿中のケトン体も陽性となり、どんどん体重が減少していきます。
徐々にケトン体の利用効率が良くなるに従い、
尿中ケトン体は減っていき、やがて陰性となります。
体重も、ほとんどの場合は適正体重で落ち着きます。
江部康二
2018年02月26日 (月)
おはようございます。
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年3月11日(日)、東京にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(東京)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年3月11日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
内容につきましては、2月25日(日)大阪にて開催しますセミナーと
同様を予定しております。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*2/25(日)の医療従事者向けセミナー(大阪)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 東京
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年3月11日(日)13:00~16:40頃 ※開場・受付は12:40~
■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、
最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、
よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、
糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、
少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、
体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「3/11東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月9日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年3月11日(日)、東京にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(東京)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年3月11日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
内容につきましては、2月25日(日)大阪にて開催しますセミナーと
同様を予定しております。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*2/25(日)の医療従事者向けセミナー(大阪)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 東京
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年3月11日(日)13:00~16:40頃 ※開場・受付は12:40~
■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、
最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、
よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、
糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、
少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、
体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「3/11東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月9日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2018年02月24日 (土)
【18/02/24 yanosono
参考になりました
「100歳以上の長寿には小食が多い」 ウソ・ホント?
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO26731380Z00C18A2000000/ 】
こんばんは。
yanosono さんから、とても興味深い情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
日経Goodayに
2018/2/24
「100歳以上の長寿には小食が多い」 ウソ・ホント?
という記事が載りました。
結論は
「100歳以上の長寿には小食が多い」はウソでして、
「しっかり食べている」が正解です。
以下、日経Goodayの記事を要約してみました。
厚生労働省が2017年9月に発表したデータによると、
現在日本には100歳以上の高齢者が全国に6万7824人だそうで
随分増えたものだと思います。
47年間、連続で増加し続けているとのことです。
慶應義塾大学医学部では1992年から、
百歳以上生きる人(百寿者)の医学調査を行っています。
当時の百寿者は4000人程度ですから、
25年間で、16倍以上に増えています。
「粗食がいい」とか「カロリーを制限すると寿命が延びる」という説もありますが
実際の「百寿者」の食生活は、どのようなものか興味ある話題です。
長寿者の研究を行っている慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター講師の新井康通さんは、
「百寿者はむしろしっかり食べています」と述べています。
摂取カロリーも、80代と同レベルで栄養状態が良いのが基本です。
60代ぐらいまでは、糖尿病やメタボ予防に、
肥満しないような食生活が基本ですが、
それ以降は、むしろしっかり食べて筋肉や骨を維持することの方が重要です。
カロリー制限の目的は、体脂肪を減らすことですが、
実際は、筋肉や骨も同時に弱くなりますし、
通常、筋肉と骨は加齢とともに減っていきます。
70~80代以降になると、筋肉と骨格系の衰えの方が重要な問題です。
新井講師は
「個人差はありますが、70代ぐらいになったら頭を切り替え、
『やせないようにしっかり食べる』ことを優先した方がいいのです。
栄養素では、たんぱく質をきちんと食べることが大事です」。
「もちろん百寿者には肥満の人はほとんどいませんので、
若いころから食べ過ぎる習慣はなかったと思われます。
でも、小食でもない。とりわけ高齢になってからは、
むしろしっかり食べたほうがいいと、覚えておいてください」
と述べています。
私も、基本は新井講師の考えに賛成ですが、
もっと早くから高蛋白・高脂肪食で良いと思っています。
私自身は、52歳に糖尿病が発覚してから、
スーパー糖質制限食を続けています。
従って、52歳から「高蛋白・高脂肪食」をしっかり摂取していることになります。
おかげで、68歳現在、内服薬なしで、糖尿病合併症もなしで、他の成人病もなしで、
血液検査のデータは全て正常です。
歯は全部残っていて、虫歯はなし、
身長も縮んでないし、
夜間の尿も行きません。
聴力低下もなく、視力は裸眼で広辞苑が読めます。
今日も今から、同級生との宴会ですが、
ほとんどの同級生が、何か内服薬を飲んでいます。
高血圧、脂質異常症、痛風、糖尿病・・・
同級生の医師からは「江部君は変だよ。早く何か病気になりなさい。」
と誘惑されています。
ともあれ、今は、52歳で糖尿病になってとても運が良かったと感謝しています。
糖尿病を発症してなくて、普通にラーメンや寿司やケーキを食べ続けていたら
今頃は、歯は何本か抜けて、背は縮み、夜中に2.3回は尿に行く人生であったと
思います。
江部康二
参考になりました
「100歳以上の長寿には小食が多い」 ウソ・ホント?
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO26731380Z00C18A2000000/ 】
こんばんは。
yanosono さんから、とても興味深い情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
日経Goodayに
2018/2/24
「100歳以上の長寿には小食が多い」 ウソ・ホント?
という記事が載りました。
結論は
「100歳以上の長寿には小食が多い」はウソでして、
「しっかり食べている」が正解です。
以下、日経Goodayの記事を要約してみました。
厚生労働省が2017年9月に発表したデータによると、
現在日本には100歳以上の高齢者が全国に6万7824人だそうで
随分増えたものだと思います。
47年間、連続で増加し続けているとのことです。
慶應義塾大学医学部では1992年から、
百歳以上生きる人(百寿者)の医学調査を行っています。
当時の百寿者は4000人程度ですから、
25年間で、16倍以上に増えています。
「粗食がいい」とか「カロリーを制限すると寿命が延びる」という説もありますが
実際の「百寿者」の食生活は、どのようなものか興味ある話題です。
長寿者の研究を行っている慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター講師の新井康通さんは、
「百寿者はむしろしっかり食べています」と述べています。
摂取カロリーも、80代と同レベルで栄養状態が良いのが基本です。
60代ぐらいまでは、糖尿病やメタボ予防に、
肥満しないような食生活が基本ですが、
それ以降は、むしろしっかり食べて筋肉や骨を維持することの方が重要です。
カロリー制限の目的は、体脂肪を減らすことですが、
実際は、筋肉や骨も同時に弱くなりますし、
通常、筋肉と骨は加齢とともに減っていきます。
70~80代以降になると、筋肉と骨格系の衰えの方が重要な問題です。
新井講師は
「個人差はありますが、70代ぐらいになったら頭を切り替え、
『やせないようにしっかり食べる』ことを優先した方がいいのです。
栄養素では、たんぱく質をきちんと食べることが大事です」。
「もちろん百寿者には肥満の人はほとんどいませんので、
若いころから食べ過ぎる習慣はなかったと思われます。
でも、小食でもない。とりわけ高齢になってからは、
むしろしっかり食べたほうがいいと、覚えておいてください」
と述べています。
私も、基本は新井講師の考えに賛成ですが、
もっと早くから高蛋白・高脂肪食で良いと思っています。
私自身は、52歳に糖尿病が発覚してから、
スーパー糖質制限食を続けています。
従って、52歳から「高蛋白・高脂肪食」をしっかり摂取していることになります。
おかげで、68歳現在、内服薬なしで、糖尿病合併症もなしで、他の成人病もなしで、
血液検査のデータは全て正常です。
歯は全部残っていて、虫歯はなし、
身長も縮んでないし、
夜間の尿も行きません。
聴力低下もなく、視力は裸眼で広辞苑が読めます。
今日も今から、同級生との宴会ですが、
ほとんどの同級生が、何か内服薬を飲んでいます。
高血圧、脂質異常症、痛風、糖尿病・・・
同級生の医師からは「江部君は変だよ。早く何か病気になりなさい。」
と誘惑されています。
ともあれ、今は、52歳で糖尿病になってとても運が良かったと感謝しています。
糖尿病を発症してなくて、普通にラーメンや寿司やケーキを食べ続けていたら
今頃は、歯は何本か抜けて、背は縮み、夜中に2.3回は尿に行く人生であったと
思います。
江部康二
2018年02月23日 (金)
こんばんは。
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
のご案内です。
私自身、外食がとても多い、ライフスタイルです。
それで糖質制限な外食に特化して、本を一冊作ってみました。
サラリーマンのほとんどが、一日に1~2回は外食になると思います。
私の糖尿病患者さんにおいても、
「外食が多いので、糖質制限はなかなか難しいです。」
と仰る方が結構おられます。
最近は、ファミレスやコンビニでも糖質制限なメニューや食材がどんどん増えていて、
糖質セイゲニストにとって、とても暮らしやすい日本となっています。
本書を刊行して約1年ですが、
当時よりさらに外食産業における糖質制限食が広がりをみせており
とても嬉しい限りです。
本書が、
『全国の糖質セイゲニストの外食のバイブル』
になってくれれば、嬉しい限りです。
江部康二
以下は、
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
の「はじめに」です。
はじめに
ダイエットは現代人にとって永遠のテーマです。
それを実践するために、これまでさまざまな方法が紹介されてきました。
そのなかでも長年主流になってきたのが「カロリー制限」です。
しかし、カロリー制限で成果を上げるにはかなりの努力が必要です。
頑張っても思うように効果が出なかったり、リバウンドしてしまったり、ついには、「もうダイエットなんかやめてやるー!」と投げ出してしまった人もいるかもしれません。
そうした“挫折経験”を持つ人たちに伝えたいのが、私が提唱する「糖質制限ダイエット」です。
やり方はいたって簡単。
ご飯、パン、麺類、砂糖などの「糖質」を可能な限りカットし、肉、魚、豆腐などから「タンパク質」と「脂質」をしっかりとるだけ。
糖質さえ控えれば、あとは何を食べても大丈夫。
お酒を飲んでも問題ありません。
それなのに、すとんと体重が落ちますし、血糖値コントロールができることから健康増進効果も期待できます。
この糖質制限を取り入れた食事は、もともとは糖尿病の治療目的のために開発されました。
私が理事長を務める京都・高雄病院が血糖値をコントロールし、糖尿病とその合併症を防ぐため、1999年、日本で初めて取り入れたのが糖質制限食でした。
糖質を制限するだけという手軽さと、確かな効果が話題を呼び、糖尿病の患者さん以外にも実践する人が増えました。
今や“糖質制限ブーム”と呼べるほどのムーブメントが起きているともいえるでしょう。
その一方で、「外食が多いから糖質制限なんて無理」という声も聞こえてきます。
どうも働き盛りの40代、50代の男性会社員に多いようで、実際、高雄病院でも、外食を理由に糖質制限に踏み切れない、挫折してしまうという方がいらっしゃいます。
接待や宴会が多く、その席で自分だけ特別なメニューを食べるわけにいかないとか、昼は定食や丼モノなどしか選択肢がないとか言いわけする男性もいます。
しかし、本当に外食だけが理由でしょうか。
私はそうは思いません。
実際、私も外食派のひとりですが、身長167cm、体重57kg前後をもう14年以上キープしています。
2002年に52歳で糖尿病、メタボ、高血圧を発症した時は67kgありましたが、糖質制限食開始から半年で10kgの減量に成功し、全てのデータが正常となり現在に至っています。
どうも「糖質制限」と聞くと、糖質の少ない食材を選び、自分であれこれ工夫して調理しないとできない、ちょっと面倒なものと思い込んでしまう人が多いようですが、決してそうではありません。
外食でも、メニュー選びさえ間違えなければ、糖質制限は実践できるのです。
確かに忙しく働いている会社員のみなさんは、外食のメニュー選びに時間をかけている暇はないかもしれません。
ファーストフードや牛丼チェーンなどでパッと済ませたいときもあるでしょう。
しつこいようですが、それでも糖質制限は可能なのです。
今回は、そんな働く大人たちのために、「外食でできる糖質制限」をテーマにまとめてみました。
仕事の合間にパパッと済ませたい“早メシ”から、働く大人に欠かせない会食や接待、ストレス解消の宴会、さらに仕事の合間のおやつタイムまで、あらゆる場面での糖質制限食を提案しています。
ちょっとアプローチを変えるだけで、これまで口にしていた糖質たっぷりの食事を糖質制限食に切り替えることができるのです。
これを読んだらもう、「外食だから糖質制限ができない」とは言えなくなると思いますよ。
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
のご案内です。
私自身、外食がとても多い、ライフスタイルです。
それで糖質制限な外食に特化して、本を一冊作ってみました。
サラリーマンのほとんどが、一日に1~2回は外食になると思います。
私の糖尿病患者さんにおいても、
「外食が多いので、糖質制限はなかなか難しいです。」
と仰る方が結構おられます。
最近は、ファミレスやコンビニでも糖質制限なメニューや食材がどんどん増えていて、
糖質セイゲニストにとって、とても暮らしやすい日本となっています。
本書を刊行して約1年ですが、
当時よりさらに外食産業における糖質制限食が広がりをみせており
とても嬉しい限りです。
本書が、
『全国の糖質セイゲニストの外食のバイブル』
になってくれれば、嬉しい限りです。
江部康二
以下は、
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
の「はじめに」です。
はじめに
ダイエットは現代人にとって永遠のテーマです。
それを実践するために、これまでさまざまな方法が紹介されてきました。
そのなかでも長年主流になってきたのが「カロリー制限」です。
しかし、カロリー制限で成果を上げるにはかなりの努力が必要です。
頑張っても思うように効果が出なかったり、リバウンドしてしまったり、ついには、「もうダイエットなんかやめてやるー!」と投げ出してしまった人もいるかもしれません。
そうした“挫折経験”を持つ人たちに伝えたいのが、私が提唱する「糖質制限ダイエット」です。
やり方はいたって簡単。
ご飯、パン、麺類、砂糖などの「糖質」を可能な限りカットし、肉、魚、豆腐などから「タンパク質」と「脂質」をしっかりとるだけ。
糖質さえ控えれば、あとは何を食べても大丈夫。
お酒を飲んでも問題ありません。
それなのに、すとんと体重が落ちますし、血糖値コントロールができることから健康増進効果も期待できます。
この糖質制限を取り入れた食事は、もともとは糖尿病の治療目的のために開発されました。
私が理事長を務める京都・高雄病院が血糖値をコントロールし、糖尿病とその合併症を防ぐため、1999年、日本で初めて取り入れたのが糖質制限食でした。
糖質を制限するだけという手軽さと、確かな効果が話題を呼び、糖尿病の患者さん以外にも実践する人が増えました。
今や“糖質制限ブーム”と呼べるほどのムーブメントが起きているともいえるでしょう。
その一方で、「外食が多いから糖質制限なんて無理」という声も聞こえてきます。
どうも働き盛りの40代、50代の男性会社員に多いようで、実際、高雄病院でも、外食を理由に糖質制限に踏み切れない、挫折してしまうという方がいらっしゃいます。
接待や宴会が多く、その席で自分だけ特別なメニューを食べるわけにいかないとか、昼は定食や丼モノなどしか選択肢がないとか言いわけする男性もいます。
しかし、本当に外食だけが理由でしょうか。
私はそうは思いません。
実際、私も外食派のひとりですが、身長167cm、体重57kg前後をもう14年以上キープしています。
2002年に52歳で糖尿病、メタボ、高血圧を発症した時は67kgありましたが、糖質制限食開始から半年で10kgの減量に成功し、全てのデータが正常となり現在に至っています。
どうも「糖質制限」と聞くと、糖質の少ない食材を選び、自分であれこれ工夫して調理しないとできない、ちょっと面倒なものと思い込んでしまう人が多いようですが、決してそうではありません。
外食でも、メニュー選びさえ間違えなければ、糖質制限は実践できるのです。
確かに忙しく働いている会社員のみなさんは、外食のメニュー選びに時間をかけている暇はないかもしれません。
ファーストフードや牛丼チェーンなどでパッと済ませたいときもあるでしょう。
しつこいようですが、それでも糖質制限は可能なのです。
今回は、そんな働く大人たちのために、「外食でできる糖質制限」をテーマにまとめてみました。
仕事の合間にパパッと済ませたい“早メシ”から、働く大人に欠かせない会食や接待、ストレス解消の宴会、さらに仕事の合間のおやつタイムまで、あらゆる場面での糖質制限食を提案しています。
ちょっとアプローチを変えるだけで、これまで口にしていた糖質たっぷりの食事を糖質制限食に切り替えることができるのです。
これを読んだらもう、「外食だから糖質制限ができない」とは言えなくなると思いますよ。
2018年02月22日 (木)
【18/02/21 ギー
コーヒーの糖質とカフェイン
先生質問の返信大変お世話になっております。コーヒーについてですが、
コーヒーは100mL0.7ぐらいなんですが、わたしはコーヒーが大好きで
900mlの無糖のボトルコーヒーを1日で飲んでしまいます。
1本で6.3gramなんですが、やはり気をつけなければいけないのでしょうか?
カフェインもいけないなと思いつつやめられないです。】
こんにちは。
ギー さんから、コーヒーの糖質とカフェインについて
コメント・質問を頂きました。
コーヒー900ml中に、糖質が6.3gですが、
カフェインは540mgあります。
糖質制限食的には、コーヒーによる1日で6.3gの糖質はOKです。
一方、カフェインは要注意です。
WHO(世界保健機関)は、1日300mgまでを推奨です。
欧州食品安全機構(EFSA)が、
健康な成人が摂取しても安全とみなしたカフェインの量は
成人:1日に5.7mg/kgまでです。
ギーさんが、体重60kgなら、342mg/日です。
540mgは、体重にもよりますが、おそらく、やや、オーバーと思われます。
コーヒー以外の、煎茶や番茶やほうじ茶にも
ある程度のカフェインは入っています。
なおカフェインを1日200~300mg以上摂取した場合 個人差はありますが、
不眠・動悸・いらいら・頭痛・振戦・神経過敏などの
カフェイン過剰症状がでることがありますので、
コーヒーの飲みすぎには要注意ですね。( ̄_ ̄|||)
江部康二
福岡県薬剤師会
http://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/kusuriqanda.html
福岡県薬剤師会のサイト
http://www.fpa.or.jp/library/kusuriQA/50.pdf
飲料別カフェイン含有量
滲出液100ml中
玉露 160mg・・・・・・・・・・・糖質は0g (0kcal)。タンパク質 1.3g (5.2kcal)
煎茶 20mg・・・・・・・・・・・・・・ 糖質は0.2g (0.8kcal)。タンパク質0.2g (0.8kcal)。計2キロカロリー
番茶 10mg・・・・・・・・・・・・・ 糖質は0.1g (0.4kcal)。表示はゼロカロリー
ほうじ茶 20mg・・・・・・・・・・・・・糖質は0.1g(0.4kcal)。表示はゼロカロリー
釜炒り茶 10mg・・・・・・・・・・・・糖質は微量。0.1g未満?。
玄米茶 10mg・・・・・・・・・・・・糖質は0g (0kcal)。
ウーロン茶 20mg・・・・・・・・・・・・糖質は0.1g (0.4kcal)。表示はゼロカロリー
紅茶 30mg ・・・・・・・・・・・糖質は0.1g。表示はゼロカロリー
コーヒー 60mg ・・・・・・・・・・糖質は0.7g。2.8kcal。
麦茶 0mg・・・・・・・・・・・・・0.3g (1.2kcal)
コーヒーの糖質とカフェイン
先生質問の返信大変お世話になっております。コーヒーについてですが、
コーヒーは100mL0.7ぐらいなんですが、わたしはコーヒーが大好きで
900mlの無糖のボトルコーヒーを1日で飲んでしまいます。
1本で6.3gramなんですが、やはり気をつけなければいけないのでしょうか?
カフェインもいけないなと思いつつやめられないです。】
こんにちは。
ギー さんから、コーヒーの糖質とカフェインについて
コメント・質問を頂きました。
コーヒー900ml中に、糖質が6.3gですが、
カフェインは540mgあります。
糖質制限食的には、コーヒーによる1日で6.3gの糖質はOKです。
一方、カフェインは要注意です。
WHO(世界保健機関)は、1日300mgまでを推奨です。
欧州食品安全機構(EFSA)が、
健康な成人が摂取しても安全とみなしたカフェインの量は
成人:1日に5.7mg/kgまでです。
ギーさんが、体重60kgなら、342mg/日です。
540mgは、体重にもよりますが、おそらく、やや、オーバーと思われます。
コーヒー以外の、煎茶や番茶やほうじ茶にも
ある程度のカフェインは入っています。
なおカフェインを1日200~300mg以上摂取した場合 個人差はありますが、
不眠・動悸・いらいら・頭痛・振戦・神経過敏などの
カフェイン過剰症状がでることがありますので、
コーヒーの飲みすぎには要注意ですね。( ̄_ ̄|||)
江部康二
福岡県薬剤師会
http://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/kusuriqanda.html
福岡県薬剤師会のサイト
http://www.fpa.or.jp/library/kusuriQA/50.pdf
飲料別カフェイン含有量
滲出液100ml中
玉露 160mg・・・・・・・・・・・糖質は0g (0kcal)。タンパク質 1.3g (5.2kcal)
煎茶 20mg・・・・・・・・・・・・・・ 糖質は0.2g (0.8kcal)。タンパク質0.2g (0.8kcal)。計2キロカロリー
番茶 10mg・・・・・・・・・・・・・ 糖質は0.1g (0.4kcal)。表示はゼロカロリー
ほうじ茶 20mg・・・・・・・・・・・・・糖質は0.1g(0.4kcal)。表示はゼロカロリー
釜炒り茶 10mg・・・・・・・・・・・・糖質は微量。0.1g未満?。
玄米茶 10mg・・・・・・・・・・・・糖質は0g (0kcal)。
ウーロン茶 20mg・・・・・・・・・・・・糖質は0.1g (0.4kcal)。表示はゼロカロリー
紅茶 30mg ・・・・・・・・・・・糖質は0.1g。表示はゼロカロリー
コーヒー 60mg ・・・・・・・・・・糖質は0.7g。2.8kcal。
麦茶 0mg・・・・・・・・・・・・・0.3g (1.2kcal)
2018年02月21日 (水)
こんにちは。
2018年4月8日(日)、鹿児島市内で一般の方向の講演会を開催します。
鹿児島は、学生時代に行ったきりで、本当に久しぶりですので
とても楽しみです。
鹿児島黒豚、さつま若しゃもなどをつまみに、
薩摩の芋焼酎を、ちびちび吞みたいものです。
田頭先生とのコラボも大変楽しみです。
鹿児島、熊本、宮崎など九州の糖尿人・メタボ人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
そうそう、血糖コントロール良好・メタボ脱却の糖質セイゲニストの皆さんも
是非、どうぞ。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
4月8日(日)、鹿児島市内で一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部の講師は、神経内科医の田頭秀悟先生(医療法人日章会南鹿児島さくら病院)です。「人生を変える糖質制限」と題して、
・自らが糖質制限によってどう変わられたか、
・糖質制限による様々な疾患への幅広い改善効果、
・幅広い治療であるのに、なぜ社会ですんなりと受け入れられないのか
・糖質制限に関わる様々な経験と考察を重ねてこられた田頭先生ならではのご提案
など、お話しいただく予定です。
第2部では、江部康二理事長が「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法?糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」と題して講演。
16年に渡って実践・指導してきた「糖質制限食」について、 糖尿病やメタボなど生活習慣病の改善をはじめ、多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論などについてお話しいたします。
南九州にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。
また、講演会の前日4月7日(土)の夜には、鹿児島市内の郷土料理屋さんで交流会を開催致します。
こちらも奮ってご参加いただけますと幸いです。
◆掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
糖質制限食講演会 in 鹿児島
■日時:4月8日(日)12:50~15:40頃 ※開場・受付は12:30~
■会場:かごしま県民交流センター 東棟4F「大研修室第3」
〒892-0816 鹿児島市山下町14-50
http://www.kagoshima-pac.jp/
■内容
◇第1部: 「人生を変える糖質制限」
田頭 秀悟 医師 医療法人日章会 南鹿児島さくら病院
[講師記]
神経内科医の田頭秀悟(たがしら しゅうご)と申します。
私は2011年11月より始めた糖質制限によって130㎏を超える超肥満状態から10か月で約30kgの減量に成功した経験を持つ医師です。
それ以外にも集中力、運動能力、感染に対する抵抗力、肌や歯の状態の改善など様々な体調の改善を自覚しました。
この経験を通じて糖質制限は単なるダイエット法ではなく根本的な健康法である事を肌で感じることができ、私の人生は大きく好転しました。
2013年9月からは私の体験や考えを日々まとめて書き綴ったブログ「たがしゅうブログ(http://tagashuu.blog.fc2.com/)」を開設しています。
◇第2部: 「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法
~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」
江部 康二 医師 一般財団法人高雄病院理事長/当会理事長
[講師記]
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
摂取後直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は影響なしです。
食後高血糖と平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクですが、 従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じます。
また正常人でも食後血糖値の上昇が、生活習慣病の元凶となります。
米国糖尿病学会は、2013年10月、糖質制限食を地中海食などと共に正式に受容し、このことは糖質制限食に大きな追い風となりました。
◇質疑応答
※第1部50分、第2部70分、最後に質疑応答30分程度を予定しております。
■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般 2,500円
◇◆◇ 鹿児島交流会 ◇◆◇
◆日時: 2018年4月7日(土) 19:00~(2時間程度) ※講演会の前日開催です。
◆場所: 天文館 吾愛人本店
〒892-0842 鹿児島市東千石町9-14
https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46000031/dtlmap/
◆参加費: 賛助会員 5,000円 / 一般(会員以外の方)5,600円
<以下鹿児島講演会、交流会共通>
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(4/8鹿児島講演会、4/7鹿児島交流会)、
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に参加ご希望のイベント名(4/8鹿児島講演会、4/7鹿児島交流会)を
ご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会、交流会参加のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-kagoshima
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは4月6日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
・交流会のキャンセルは4月3日(火)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪
2018年4月8日(日)、鹿児島市内で一般の方向の講演会を開催します。
鹿児島は、学生時代に行ったきりで、本当に久しぶりですので
とても楽しみです。
鹿児島黒豚、さつま若しゃもなどをつまみに、
薩摩の芋焼酎を、ちびちび吞みたいものです。
田頭先生とのコラボも大変楽しみです。
鹿児島、熊本、宮崎など九州の糖尿人・メタボ人の方々
是非、ご参加頂けば幸いです。
そうそう、血糖コントロール良好・メタボ脱却の糖質セイゲニストの皆さんも
是非、どうぞ。
江部康二
以下、事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。
4月8日(日)、鹿児島市内で一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部の講師は、神経内科医の田頭秀悟先生(医療法人日章会南鹿児島さくら病院)です。「人生を変える糖質制限」と題して、
・自らが糖質制限によってどう変わられたか、
・糖質制限による様々な疾患への幅広い改善効果、
・幅広い治療であるのに、なぜ社会ですんなりと受け入れられないのか
・糖質制限に関わる様々な経験と考察を重ねてこられた田頭先生ならではのご提案
など、お話しいただく予定です。
第2部では、江部康二理事長が「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法?糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」と題して講演。
16年に渡って実践・指導してきた「糖質制限食」について、 糖尿病やメタボなど生活習慣病の改善をはじめ、多くの良い効果をもたらす理由や仕組み、基礎理論などについてお話しいたします。
南九州にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。
また、講演会の前日4月7日(土)の夜には、鹿児島市内の郷土料理屋さんで交流会を開催致します。
こちらも奮ってご参加いただけますと幸いです。
◆掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
糖質制限食講演会 in 鹿児島
■日時:4月8日(日)12:50~15:40頃 ※開場・受付は12:30~
■会場:かごしま県民交流センター 東棟4F「大研修室第3」
〒892-0816 鹿児島市山下町14-50
http://www.kagoshima-pac.jp/
■内容
◇第1部: 「人生を変える糖質制限」
田頭 秀悟 医師 医療法人日章会 南鹿児島さくら病院
[講師記]
神経内科医の田頭秀悟(たがしら しゅうご)と申します。
私は2011年11月より始めた糖質制限によって130㎏を超える超肥満状態から10か月で約30kgの減量に成功した経験を持つ医師です。
それ以外にも集中力、運動能力、感染に対する抵抗力、肌や歯の状態の改善など様々な体調の改善を自覚しました。
この経験を通じて糖質制限は単なるダイエット法ではなく根本的な健康法である事を肌で感じることができ、私の人生は大きく好転しました。
2013年9月からは私の体験や考えを日々まとめて書き綴ったブログ「たがしゅうブログ(http://tagashuu.blog.fc2.com/)」を開設しています。
◇第2部: 「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法
~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」
江部 康二 医師 一般財団法人高雄病院理事長/当会理事長
[講師記]
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
摂取後直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみで、蛋白質・脂質は影響なしです。
食後高血糖と平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクですが、 従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じます。
また正常人でも食後血糖値の上昇が、生活習慣病の元凶となります。
米国糖尿病学会は、2013年10月、糖質制限食を地中海食などと共に正式に受容し、このことは糖質制限食に大きな追い風となりました。
◇質疑応答
※第1部50分、第2部70分、最後に質疑応答30分程度を予定しております。
■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般 2,500円
◇◆◇ 鹿児島交流会 ◇◆◇
◆日時: 2018年4月7日(土) 19:00~(2時間程度) ※講演会の前日開催です。
◆場所: 天文館 吾愛人本店
〒892-0842 鹿児島市東千石町9-14
https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46000031/dtlmap/
◆参加費: 賛助会員 5,000円 / 一般(会員以外の方)5,600円
<以下鹿児島講演会、交流会共通>
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方:
事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(4/8鹿児島講演会、4/7鹿児島交流会)、
ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
「通信」欄に参加ご希望のイベント名(4/8鹿児島講演会、4/7鹿児島交流会)を
ご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(会員以外の方)で、講演会、交流会参加のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-kagoshima
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・講演会のキャンセルは4月6日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
・交流会のキャンセルは4月3日(火)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪
2018年02月20日 (火)
こんにちは。
今朝の毎日新聞朝刊に、
日本、赤ちゃんに最も安全
新生児死亡率1000人当たり0.9人
という記事が載りました。
以下、毎日新聞の記事から要約です。
https://mainichi.jp/articles/20180220/k00/00m/040/111000c
【国連児童基金(ユニセフ)が、2018/2/19、世界各国の新生児死亡率を比較する報告書を発表しました。
その結果、日本が最も低く「赤ちゃんが最も安全に生まれる国」と指摘されました。
一方、最悪のパキスタンは約50倍の高さでした。
ユニセフは新生児の死亡は大半が予防可能だとして、死亡率が高い国々への支援を訴えました。
生後28日未満で死亡した乳児の割合(2017年時点の推計)を比較したところ、
日本は1000人当たり0.9人で、アイスランドの同1.0人、シンガポールの1.1人が続きました。
先進国でもカナダ(38位、3.2人)や米国(41位、3.7人)は新生児死亡率が結構高めでした。
最も多かったパキスタンは45.6人で、中央アフリカ(42.3人)、アフガニスタン(40.0人)と続きました。
最悪の10カ国中8カ国が、貧困や紛争がはびこるサハラ砂漠以南のアフリカでした。
死亡原因の8割以上が早産や出産時の合併症、肺炎などの感染症であり、
助産師がいて清潔な水や消毒剤などがあれば助かることが多いとのことです。
子供の病気に有効な薬剤の普及などにより、過去25年間で世界の5歳未満児の死亡率はほぼ半減しましたが、
新生児死亡率の引き下げは社会全体の取り組みが必要なため、貧しい国々を中心に課題が山積しています。
ユニセフのフォア事務局長は「私たちは世界の最も貧しい子供たちを見捨て続けている」と指摘しました。】
米国の新生児死亡率が、 『41位、1000人当たり3.7人』であり 先進国としてはかなり高めなのは、
医療制度の問題と思われます。
米国の医療制度では、貧しい人は満足のいく医療を受けることは、困難です。
その点、日本の医療制度は世界一充実していると思います。
行き倒れの人でも、国会議員と同様の医療を受けることができます。
日本が、赤ちゃんに最も安全というのも、世界一の医療制度の一環と思います。
カナダが、米国なみに 『38位、1000人当たり3.2人』と 新生児死亡率が高いのは意外でした。
というのは、カナダ人の友人から、カナダの医療制度は、
日本と同様に貧しい人でも充分な医療を受けることができるシステムと
聞いていたからです。
実際、カナダ在住の日本人からも、 妊娠・出産含めて充分な医療を受けることができるシステムと聞きました。
従って、何故カナダの新生児死亡率が高いのか、謎です。
日本でも、江戸時代や明治時代は、乳幼児の死亡率は結構高かったのです。
江戸時代は多産であり、女性は平均4~5人出産しました。
今は1人の女性が出産する子供の人数は、1.4人程度ですので、3~4倍ですね。
当時は医療がまだ発達していないこともあり、乳幼児の死亡率が非常に高かったので、
多産にならざるを得なかったと思われます。
生後1年までの死亡率は20~25%ともいわれ、4人産んだとしても1人無事に成長するかどうかでした。(*)
江戸・明治の妊娠・出産を思うと、現在の日本は、本当に恵まれた状況と思います。
日本の世界一の公的医療制度を、私達は未来に向けてしっかり守っていく必要があります。
米国のように民間会社が医療保険を担うようになると
商売が全面的に押し出され、利潤追求第一となり、それこそ「貧乏人は死ね」というビジネスの世界となります。
米国の公的保険制度では、満足のいく医療は到底受けることはできません。
米国では金持ちだけが、民間の医療保険会社で、最先端の医療を受けることが可能です。
日本にも、民間の医療保険会社を導入しようとする動きがありますが、極めて危険です。
日本国民は、米国の民間医療保険会社などは断固拒否して、
日本の制度は世界一の公的医療制度 ということをしっかり自覚して、守り抜きましょう。
(*)
江戸時代のお話しは、
「江戸ガイド」さんのサイト
http://edo-g.com/blog/2016/02/birth.html
を参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。
江部康二
今朝の毎日新聞朝刊に、
日本、赤ちゃんに最も安全
新生児死亡率1000人当たり0.9人
という記事が載りました。
以下、毎日新聞の記事から要約です。
https://mainichi.jp/articles/20180220/k00/00m/040/111000c
【国連児童基金(ユニセフ)が、2018/2/19、世界各国の新生児死亡率を比較する報告書を発表しました。
その結果、日本が最も低く「赤ちゃんが最も安全に生まれる国」と指摘されました。
一方、最悪のパキスタンは約50倍の高さでした。
ユニセフは新生児の死亡は大半が予防可能だとして、死亡率が高い国々への支援を訴えました。
生後28日未満で死亡した乳児の割合(2017年時点の推計)を比較したところ、
日本は1000人当たり0.9人で、アイスランドの同1.0人、シンガポールの1.1人が続きました。
先進国でもカナダ(38位、3.2人)や米国(41位、3.7人)は新生児死亡率が結構高めでした。
最も多かったパキスタンは45.6人で、中央アフリカ(42.3人)、アフガニスタン(40.0人)と続きました。
最悪の10カ国中8カ国が、貧困や紛争がはびこるサハラ砂漠以南のアフリカでした。
死亡原因の8割以上が早産や出産時の合併症、肺炎などの感染症であり、
助産師がいて清潔な水や消毒剤などがあれば助かることが多いとのことです。
子供の病気に有効な薬剤の普及などにより、過去25年間で世界の5歳未満児の死亡率はほぼ半減しましたが、
新生児死亡率の引き下げは社会全体の取り組みが必要なため、貧しい国々を中心に課題が山積しています。
ユニセフのフォア事務局長は「私たちは世界の最も貧しい子供たちを見捨て続けている」と指摘しました。】
米国の新生児死亡率が、 『41位、1000人当たり3.7人』であり 先進国としてはかなり高めなのは、
医療制度の問題と思われます。
米国の医療制度では、貧しい人は満足のいく医療を受けることは、困難です。
その点、日本の医療制度は世界一充実していると思います。
行き倒れの人でも、国会議員と同様の医療を受けることができます。
日本が、赤ちゃんに最も安全というのも、世界一の医療制度の一環と思います。
カナダが、米国なみに 『38位、1000人当たり3.2人』と 新生児死亡率が高いのは意外でした。
というのは、カナダ人の友人から、カナダの医療制度は、
日本と同様に貧しい人でも充分な医療を受けることができるシステムと
聞いていたからです。
実際、カナダ在住の日本人からも、 妊娠・出産含めて充分な医療を受けることができるシステムと聞きました。
従って、何故カナダの新生児死亡率が高いのか、謎です。
日本でも、江戸時代や明治時代は、乳幼児の死亡率は結構高かったのです。
江戸時代は多産であり、女性は平均4~5人出産しました。
今は1人の女性が出産する子供の人数は、1.4人程度ですので、3~4倍ですね。
当時は医療がまだ発達していないこともあり、乳幼児の死亡率が非常に高かったので、
多産にならざるを得なかったと思われます。
生後1年までの死亡率は20~25%ともいわれ、4人産んだとしても1人無事に成長するかどうかでした。(*)
江戸・明治の妊娠・出産を思うと、現在の日本は、本当に恵まれた状況と思います。
日本の世界一の公的医療制度を、私達は未来に向けてしっかり守っていく必要があります。
米国のように民間会社が医療保険を担うようになると
商売が全面的に押し出され、利潤追求第一となり、それこそ「貧乏人は死ね」というビジネスの世界となります。
米国の公的保険制度では、満足のいく医療は到底受けることはできません。
米国では金持ちだけが、民間の医療保険会社で、最先端の医療を受けることが可能です。
日本にも、民間の医療保険会社を導入しようとする動きがありますが、極めて危険です。
日本国民は、米国の民間医療保険会社などは断固拒否して、
日本の制度は世界一の公的医療制度 ということをしっかり自覚して、守り抜きましょう。
(*)
江戸時代のお話しは、
「江戸ガイド」さんのサイト
http://edo-g.com/blog/2016/02/birth.html
を参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。
江部康二
2018年02月19日 (月)
こんばんは。
私はマヨネーズが大好きです。
調味料の中で、マヨネーズは糖質制限食OK食品です。
私は、家でも外食でもよく使います。
サラダを注文したときなど、レストランの砂糖たっぷりの甘いドレッシングは断って、
マヨネーズを持ってきてもらいます。
マヨネーズは、日本食品標準成分表で見ると、
卵黄型だと100g中1.7g、全卵型で4.5gの糖質含有量です。
当然卵黄型がいいですね。
その中で、例えば、キューピーマヨネーズは、卵黄型で通常のものは砂糖ゼロ、
糖質は100g中に0.7g程度です。
日本食品標準成分表の一般的マヨネーズより糖質が少なくて好ましいです。
脂質は100gあたり74.7g、タンパク質が2.7gです。
キューピーマヨネーズの脂肪酸組成は、
・約53%がオレイン酸
・約27%がリノール酸
・約7.64%がα-リノレン酸
で、「リノール酸型食品」ではなく、「オレイン酸型食品」でお奨め食品です。
さてマヨネーズの歴史を紐解いて、ルーツをたどってみると、
とても興味深いです。
以下は、キューピーマヨネーズのホームページから一部引用です。
https://www.kewpie.co.jp/mayo/about/birth-story/
<キューピー マヨネーズワールド>
18世紀半ば、メノルカ島(スペイン)での出来事です。当時イギリス
領だったこの島にフランス軍が攻撃をしかけました。その指揮をと
っていたのがリシュリュー公爵。戦火の中、公爵は港町マオンで料
理屋に入り、お肉に添えられたあるソースに出会いました。
そのソースを気に入った公爵は、後にパリでそのソースを「マオン
のソース」として紹介しました。それが「Mahonnaise(マオンネー
ズ)」と呼ばれ、その後「Mayonnaise(マヨネーズ)」となりました。
これがマヨネーズの最も有力な起源説といわれています。
マヨネーズの主原料である卵は、コレステロールを含む食品です。
マヨネーズを1日15gずつ、12週間食べてもらったところ、
血中のコレステロール値は健康な人では正常に保たれ、
また高脂血症患者では低下した、という実験結果もあります。
これはマヨネーズにたっぷり含まれるオレイン酸の効果だろうと報告されています。
(東儀宣哲・上嶋稔子「新薬と臨床」第48巻第3号)
我が家ではキューピーマヨネーズをもっぱら使用していますが、
単純に糖質含有量が少ないし砂糖も含まれていないからです。
さらに追い風として、
<ワイル博士の医食同源、アンドルー・ワイル、角川書店>の135ページに、
「1976年から長期におこなわれているハーバード大学看護部の研究で、
マヨネーズと油ベースのサラダドレッシングをよく使う女性は、
それらをめったに使用しない女性に比べて
冠動脈疾患のリスクがいちじるしく低いことが判明した」
との記載があります。
糖質制限食は、相対的に高脂肪・高タンパク食となります。
その中でマヨネーズは、高脂肪食の王様のようなものです。
「オレイン酸型食品」の雄、マヨネーズは 糖質制限食の優等生です。
江部康二
私はマヨネーズが大好きです。
調味料の中で、マヨネーズは糖質制限食OK食品です。
私は、家でも外食でもよく使います。
サラダを注文したときなど、レストランの砂糖たっぷりの甘いドレッシングは断って、
マヨネーズを持ってきてもらいます。
マヨネーズは、日本食品標準成分表で見ると、
卵黄型だと100g中1.7g、全卵型で4.5gの糖質含有量です。
当然卵黄型がいいですね。
その中で、例えば、キューピーマヨネーズは、卵黄型で通常のものは砂糖ゼロ、
糖質は100g中に0.7g程度です。
日本食品標準成分表の一般的マヨネーズより糖質が少なくて好ましいです。
脂質は100gあたり74.7g、タンパク質が2.7gです。
キューピーマヨネーズの脂肪酸組成は、
・約53%がオレイン酸
・約27%がリノール酸
・約7.64%がα-リノレン酸
で、「リノール酸型食品」ではなく、「オレイン酸型食品」でお奨め食品です。
さてマヨネーズの歴史を紐解いて、ルーツをたどってみると、
とても興味深いです。
以下は、キューピーマヨネーズのホームページから一部引用です。
https://www.kewpie.co.jp/mayo/about/birth-story/
<キューピー マヨネーズワールド>
18世紀半ば、メノルカ島(スペイン)での出来事です。当時イギリス
領だったこの島にフランス軍が攻撃をしかけました。その指揮をと
っていたのがリシュリュー公爵。戦火の中、公爵は港町マオンで料
理屋に入り、お肉に添えられたあるソースに出会いました。
そのソースを気に入った公爵は、後にパリでそのソースを「マオン
のソース」として紹介しました。それが「Mahonnaise(マオンネー
ズ)」と呼ばれ、その後「Mayonnaise(マヨネーズ)」となりました。
これがマヨネーズの最も有力な起源説といわれています。
マヨネーズの主原料である卵は、コレステロールを含む食品です。
マヨネーズを1日15gずつ、12週間食べてもらったところ、
血中のコレステロール値は健康な人では正常に保たれ、
また高脂血症患者では低下した、という実験結果もあります。
これはマヨネーズにたっぷり含まれるオレイン酸の効果だろうと報告されています。
(東儀宣哲・上嶋稔子「新薬と臨床」第48巻第3号)
我が家ではキューピーマヨネーズをもっぱら使用していますが、
単純に糖質含有量が少ないし砂糖も含まれていないからです。
さらに追い風として、
<ワイル博士の医食同源、アンドルー・ワイル、角川書店>の135ページに、
「1976年から長期におこなわれているハーバード大学看護部の研究で、
マヨネーズと油ベースのサラダドレッシングをよく使う女性は、
それらをめったに使用しない女性に比べて
冠動脈疾患のリスクがいちじるしく低いことが判明した」
との記載があります。
糖質制限食は、相対的に高脂肪・高タンパク食となります。
その中でマヨネーズは、高脂肪食の王様のようなものです。
「オレイン酸型食品」の雄、マヨネーズは 糖質制限食の優等生です。
江部康二
2018年02月18日 (日)
こんにちは。
朝日カルチャーセンター湘南教室教室・糖質制限食講座のご案内です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
横浜、東京、関東方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
2017年にはくら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下
朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから
https://www.asahiculture.jp/shonan/course/33aeaa44-8384-4b97-fc0d-59cf80830b3e
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
人類本来の食事、人類の健康食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年糖質制限食が注目されています。糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通して肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
私自身が2002年から15年間実践中で、肥満と糖尿病を克服しています。
運動を勧められても長続きしなかった方や色々なダイエットを試したけれど効果が表れなかった方、
またこれから糖質制限食を始めてみようと思われている方に向け、
その正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等をお話しします。
糖質制限食で、明日からの食生活を美味しく・楽しく・健康に!(講師記)
日時・期間 土曜 15:30-17:00 3/10 1回
日程 2018年 3/10
受講料(税込み) 会員 3,024円 一般 3,672円
注意事項 席は自由席です。必要に応じて資料を配布します。
*個人的は治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
お申し込み
電話:0466-24-2255
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター湘南教室教室・糖質制限食講座のご案内です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
横浜、東京、関東方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
2017年にはくら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下
朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから
https://www.asahiculture.jp/shonan/course/33aeaa44-8384-4b97-fc0d-59cf80830b3e
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
人類本来の食事、人類の健康食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年糖質制限食が注目されています。糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通して肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
私自身が2002年から15年間実践中で、肥満と糖尿病を克服しています。
運動を勧められても長続きしなかった方や色々なダイエットを試したけれど効果が表れなかった方、
またこれから糖質制限食を始めてみようと思われている方に向け、
その正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等をお話しします。
糖質制限食で、明日からの食生活を美味しく・楽しく・健康に!(講師記)
日時・期間 土曜 15:30-17:00 3/10 1回
日程 2018年 3/10
受講料(税込み) 会員 3,024円 一般 3,672円
注意事項 席は自由席です。必要に応じて資料を配布します。
*個人的は治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
お申し込み
電話:0466-24-2255
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2018年02月17日 (土)
【18/02/08 東京けいてぃー
災害時の食事についてお伺いいたします
災害時、乾パンやパックご飯などの糖質食品しか手に入らなかった場合どうするのか、
という問題が頭の隅を離れません。
糖質制限を突き詰めてゆくと、そもそも糖質は食品ではない、
糖質に延命効果はない、という考えに行き着いてしまいそうですが、
命ギリギリの極限状況では実際どうなのでしょう。
血糖値を上げないよう少量ずつ分食する提案をされている方もいらっしゃいますが、
1型糖尿病で知人を若くして2人、
重篤の2型糖尿病が発覚したのちスキルス胃癌で(両者の因果関係はもちろん不明ですが)母親を亡くした身からすれば、
餓死を免れることと引き換えでなければ、
出来る限り水だけで頑張りたい気持ちです。
糖尿人が糖質を食べても、
すぐに失明したり手足が壊死したり人工透析になったりはしないでしょうが、
イザという時に迷わぬよう方針を固めておきたいと思い、お尋ねいたします。
よろしくお願いいたします。】
こんにちは。
東京けいてぃー さんから
災害時の糖質制限食についてコメント・質問を頂きました。
基本的には、備蓄しておくのが、一番で備えあれば憂いなしです。
災害に備える食料の備蓄ですが、
冷蔵庫も使えなくなると仮定して室温保存でOKなものがいいですね。
ナッツ類、ビーフジャーキー、サラミなどは、糖質制限OKです。
天日干しのスルメ、ゲソ、貝柱、めざし、鮭とば、干し海老などの干物もOKです。
コンビーフ、ツナ、マグロ、カツオ、カキ、ホタテ、ムール貝、豚肉・・・
などの缶詰もOKです。
たけのこ、アスパラガス・・・などの野菜缶詰もOKです。
大豆の缶詰もあります。
グリーンピースの水煮は100g中13gの糖質ですが、非常時にはよしとしましょう。
糖質制限ドットコム[京都高雄倶楽部]の
モリドル糖質制限チョコレート、モリドル糖質制限チョコバーもあると嬉しいです。
精神科医Aさんのアドバイス、
”食べるにぼし”
http://item.rakuten.co.jp/kenkocom/e197391h/
ナッツ類のまとめ買いもおすすめ
http://item.rakuten.co.jp/shizennoyakata/c/0000000855/
もいいですね。
あと、水のペットボトル(2リットル)10本の備蓄もあると安心です。
マルサンアイのアーモンドミルクは、賞味期限が半年と長く、
室温で保存可能で、 1パック200ml中に糖質は1gと少ないです
なお、災害時でも牛乳は手に入ると思います。
牛乳は、100ml中に5gの糖質なので、
400ml飲んでも、糖質は20gです。
非常時や災害時は、手に入りやすい牛乳でしのぐのも良いと思います。
江部康二
災害時の食事についてお伺いいたします
災害時、乾パンやパックご飯などの糖質食品しか手に入らなかった場合どうするのか、
という問題が頭の隅を離れません。
糖質制限を突き詰めてゆくと、そもそも糖質は食品ではない、
糖質に延命効果はない、という考えに行き着いてしまいそうですが、
命ギリギリの極限状況では実際どうなのでしょう。
血糖値を上げないよう少量ずつ分食する提案をされている方もいらっしゃいますが、
1型糖尿病で知人を若くして2人、
重篤の2型糖尿病が発覚したのちスキルス胃癌で(両者の因果関係はもちろん不明ですが)母親を亡くした身からすれば、
餓死を免れることと引き換えでなければ、
出来る限り水だけで頑張りたい気持ちです。
糖尿人が糖質を食べても、
すぐに失明したり手足が壊死したり人工透析になったりはしないでしょうが、
イザという時に迷わぬよう方針を固めておきたいと思い、お尋ねいたします。
よろしくお願いいたします。】
こんにちは。
東京けいてぃー さんから
災害時の糖質制限食についてコメント・質問を頂きました。
基本的には、備蓄しておくのが、一番で備えあれば憂いなしです。
災害に備える食料の備蓄ですが、
冷蔵庫も使えなくなると仮定して室温保存でOKなものがいいですね。
ナッツ類、ビーフジャーキー、サラミなどは、糖質制限OKです。
天日干しのスルメ、ゲソ、貝柱、めざし、鮭とば、干し海老などの干物もOKです。
コンビーフ、ツナ、マグロ、カツオ、カキ、ホタテ、ムール貝、豚肉・・・
などの缶詰もOKです。
たけのこ、アスパラガス・・・などの野菜缶詰もOKです。
大豆の缶詰もあります。
グリーンピースの水煮は100g中13gの糖質ですが、非常時にはよしとしましょう。
糖質制限ドットコム[京都高雄倶楽部]の
モリドル糖質制限チョコレート、モリドル糖質制限チョコバーもあると嬉しいです。
精神科医Aさんのアドバイス、
”食べるにぼし”
http://item.rakuten.co.jp/kenkocom/e197391h/
ナッツ類のまとめ買いもおすすめ
http://item.rakuten.co.jp/shizennoyakata/c/0000000855/
もいいですね。
あと、水のペットボトル(2リットル)10本の備蓄もあると安心です。
マルサンアイのアーモンドミルクは、賞味期限が半年と長く、
室温で保存可能で、 1パック200ml中に糖質は1gと少ないです
なお、災害時でも牛乳は手に入ると思います。
牛乳は、100ml中に5gの糖質なので、
400ml飲んでも、糖質は20gです。
非常時や災害時は、手に入りやすい牛乳でしのぐのも良いと思います。
江部康二
2018年02月16日 (金)
こんにちは。
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年2月25日(日)、大阪にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(大阪)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、
「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
あと数名ほど、OKです。
関西、中国、九州、北陸の医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年2月25日(日)、大阪にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*3/11(日)の医療従事者向けセミナー(東京)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 大阪
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年2月25日(日)13:15~16:50頃 ※開場・受付は13:00~
■会場: 大阪大学中之島センター5F 講義室507
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「2/25大阪セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは2月23日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年2月25日(日)、大阪にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(大阪)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、
「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
あと数名ほど、OKです。
関西、中国、九州、北陸の医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年2月25日(日)、大阪にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*3/11(日)の医療従事者向けセミナー(東京)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 大阪
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年2月25日(日)13:15~16:50頃 ※開場・受付は13:00~
■会場: 大阪大学中之島センター5F 講義室507
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「2/25大阪セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは2月23日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2018年02月15日 (木)
【18/02/14 りんご
タイトルなし
はじめまして糖質制限歴3ヶ月半の中年女性です。
悪性の腫瘍が出来てしまい、気になっていた糖質制限を始めようと、
江部先生の著書から学ばせていただいてます。
先生の本を読み漁り、ここにも入り浸り、自分なりに理解しつつ実行しています。
私ごとですが、15年ほど前からクローン病やベーチェット病を抱えてもいます。
この度、糖質制限による体質の変化による効果をお礼を兼ねてお伝えしたいと思います。
効果
体重が16キロ減った。
頭がスッキリして人の顔や数字が思い出せるようになった。
日中も休まずに過ごせるようになった。
口内炎が出なくなった。
歯茎が良くなり、口腔内のネバつきがなくなった。
歯ぎしり、食いしばりがなくなった。
腸の激痛や下痢がピタリと止まり、少なくとも今年に入って症状は全く無くなった。
朝、スッキリと目覚め、生きていて良かったと思えるようになった。
手に水ぶくれが出来たり、皮が剥けていたのがツルツルになった。
立ちくらみ、めまいが無くなった。
逆流性食道炎が治った。
「はあー、しんど」と言わなくなった。
きっと気がつかない部分で、まだまだあると思うのですが、
短期間でこれだけの効果がありました。
(細かいと思われるかもしれませんが、本当に1つ1つが辛かったのです)
お気付きの通り、ベーチェットやクローンの症状と思っていたものも殆ど無くなりました。糖質制限の効果なのかを見極めるためにも、ひと月ほど処方薬をやめてます。
なぜか結節生紅斑だけは残っているのですが、
これは脂肪細胞からのものと推測すれば、もうしばらくかかるのか?
などと推理しつつ消失する日を待ってます。
ま、無くならなくても十分幸せです。
それで、うかがいたいのですが、
糖質を取る事でまた苦しい日々がやって来るかもと思うと、
どんどんと糖質摂取量が減ってきています。
スーパー糖質制限程度にしたいのですが、
もともとが少食なのもあるので難しく感じています。
そして、この食事を今後ずっと続けるつもりなんですが、注意点はあるでしょうか?
沢山勉強しすぎて、考えがまとまらなくなってしまいました。
勝手ですが、これからものぞきに来させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。】
こんばんは。
りんご さんからベーチェットやクローンの症状と思っていたものが、
殆どなくなったという大変嬉しいコメント頂きました。
ありがとうございます。
糖質制限食実践3ヶ月半で、
体重が16キロ減った。
頭がスッキリして人の顔や数字が思い出せるようになった。
日中も休まずに過ごせるようになった。
口内炎が出なくなった。
歯茎が良くなり、口腔内のネバつきがなくなった。
歯ぎしり、食いしばりがなくなった。
腸の激痛や下痢がピタリと止まり、少なくとも今年に入って症状は全く無くなった。
朝、スッキリと目覚め、生きていて良かったと思えるようになった。
手に水ぶくれが出来たり、皮が剥けていたのがツルツルになった。
立ちくらみ、めまいが無くなった。
逆流性食道炎が治った。
「はあー、しんど」と言わなくなった。
これは素晴らしい効果です。
確かに、口内炎や下痢・腹痛など
ベーチェットやクローンの症状が改善していますね。
糖質制限3ヶ月半で、15年来のベーチェットやクローンが良くなるとは
いい意味での衝撃のサプライズですね。
1ヶ月間、内服薬を中止しても、症状改善が維持できているので
糖質制限食の効果の可能性が高いです。
実は同様に、指定難病である「潰瘍性大腸炎」もほとんどが糖質制限食で良くなります。
複数の症例で、症状が改善して、ステロイド薬がなしになるなど著明な効果が出ています。
結節性紅斑は、その大部分が他の病気の症状や薬の副作用として発生しますが、
約1/3の患者では原因不明です。
炎症性腸疾患の皮膚症状として結節性紅斑がでることもあります。
現在、内服薬を中止しておられるし、クローン病もよくなっているので
結節性紅斑も今後、改善する可能性があると思います。
もともと少食ということですが、
優先順位の一番は、シンプルに、きっちりスーパー糖質制限をするということです。
そして糖質制限して減らしたカロリー分は脂質とタンパク質をしっかり摂取しましょう。
トータルには、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取するのがコツです。
江部康二
タイトルなし
はじめまして糖質制限歴3ヶ月半の中年女性です。
悪性の腫瘍が出来てしまい、気になっていた糖質制限を始めようと、
江部先生の著書から学ばせていただいてます。
先生の本を読み漁り、ここにも入り浸り、自分なりに理解しつつ実行しています。
私ごとですが、15年ほど前からクローン病やベーチェット病を抱えてもいます。
この度、糖質制限による体質の変化による効果をお礼を兼ねてお伝えしたいと思います。
効果
体重が16キロ減った。
頭がスッキリして人の顔や数字が思い出せるようになった。
日中も休まずに過ごせるようになった。
口内炎が出なくなった。
歯茎が良くなり、口腔内のネバつきがなくなった。
歯ぎしり、食いしばりがなくなった。
腸の激痛や下痢がピタリと止まり、少なくとも今年に入って症状は全く無くなった。
朝、スッキリと目覚め、生きていて良かったと思えるようになった。
手に水ぶくれが出来たり、皮が剥けていたのがツルツルになった。
立ちくらみ、めまいが無くなった。
逆流性食道炎が治った。
「はあー、しんど」と言わなくなった。
きっと気がつかない部分で、まだまだあると思うのですが、
短期間でこれだけの効果がありました。
(細かいと思われるかもしれませんが、本当に1つ1つが辛かったのです)
お気付きの通り、ベーチェットやクローンの症状と思っていたものも殆ど無くなりました。糖質制限の効果なのかを見極めるためにも、ひと月ほど処方薬をやめてます。
なぜか結節生紅斑だけは残っているのですが、
これは脂肪細胞からのものと推測すれば、もうしばらくかかるのか?
などと推理しつつ消失する日を待ってます。
ま、無くならなくても十分幸せです。
それで、うかがいたいのですが、
糖質を取る事でまた苦しい日々がやって来るかもと思うと、
どんどんと糖質摂取量が減ってきています。
スーパー糖質制限程度にしたいのですが、
もともとが少食なのもあるので難しく感じています。
そして、この食事を今後ずっと続けるつもりなんですが、注意点はあるでしょうか?
沢山勉強しすぎて、考えがまとまらなくなってしまいました。
勝手ですが、これからものぞきに来させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。】
こんばんは。
りんご さんからベーチェットやクローンの症状と思っていたものが、
殆どなくなったという大変嬉しいコメント頂きました。
ありがとうございます。
糖質制限食実践3ヶ月半で、
体重が16キロ減った。
頭がスッキリして人の顔や数字が思い出せるようになった。
日中も休まずに過ごせるようになった。
口内炎が出なくなった。
歯茎が良くなり、口腔内のネバつきがなくなった。
歯ぎしり、食いしばりがなくなった。
腸の激痛や下痢がピタリと止まり、少なくとも今年に入って症状は全く無くなった。
朝、スッキリと目覚め、生きていて良かったと思えるようになった。
手に水ぶくれが出来たり、皮が剥けていたのがツルツルになった。
立ちくらみ、めまいが無くなった。
逆流性食道炎が治った。
「はあー、しんど」と言わなくなった。
これは素晴らしい効果です。
確かに、口内炎や下痢・腹痛など
ベーチェットやクローンの症状が改善していますね。
糖質制限3ヶ月半で、15年来のベーチェットやクローンが良くなるとは
いい意味での衝撃のサプライズですね。
1ヶ月間、内服薬を中止しても、症状改善が維持できているので
糖質制限食の効果の可能性が高いです。
実は同様に、指定難病である「潰瘍性大腸炎」もほとんどが糖質制限食で良くなります。
複数の症例で、症状が改善して、ステロイド薬がなしになるなど著明な効果が出ています。
結節性紅斑は、その大部分が他の病気の症状や薬の副作用として発生しますが、
約1/3の患者では原因不明です。
炎症性腸疾患の皮膚症状として結節性紅斑がでることもあります。
現在、内服薬を中止しておられるし、クローン病もよくなっているので
結節性紅斑も今後、改善する可能性があると思います。
もともと少食ということですが、
優先順位の一番は、シンプルに、きっちりスーパー糖質制限をするということです。
そして糖質制限して減らしたカロリー分は脂質とタンパク質をしっかり摂取しましょう。
トータルには、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を摂取するのがコツです。
江部康二
2018年02月15日 (木)
おはようございます。
バレンタインデーが無事終了です。
2002年に糖尿病が発覚するまでは、
バレンタインデーは人並みにチョコレートを貰っていました。
しかし糖尿病発覚後、糖質制限食を開始してから2~3年間は、
間違って、砂糖入りのチョコを貰うこともありましたが、
その後はぴったり、チョコのプレゼントはゼロとなりました。
まあ、仕方ないしそんなものと思っていましたが、
ここ数年は、糖質制限OKチョコが、発売されるようになり、
不詳江部康二も2018年度は、バレンタインデーに
糖質制限OKチョコをそれなりにプレゼントして頂き、嬉しかったです。 (^^)
今回は、シェフのオスティナートさんから
糖質制限OKのチョコタルトの作り方をコメント頂きました。
オスティナートさん
ありがとうございます。
シェフの作る
チョコタルト
●焼き上がり1個45g、糖質量1.562g
素晴らしいです。
スーパー糖質制限OK食品です。
私には困難ですが、
料理好きの人なら、できそうなレシピですね。
【18/02/13 オスティナート
もうすぐ、バレンタインデーですね
江部先生こんばんは
動物性の生クリームの糖質、3.1g/100g
植物性の生クリームの糖質、2.9g/100g
だと思います。
もうすぐ、バレンタインデーですね。
私も、小さなチョコタルトを作りました。
●材料:20個の分量
苦チョコ(カカオマス)200g、糖質20.6g
生クリーム320g、糖質9.92g
ラカントs100g、
卵白120g・卵黄120g、糖質0.72g
●つくり方
・大きめのステンレスボウルに水を入れコンロで沸かしておく。
・一回り小さなボウルに、生クリーム・刻んだカカオマス・ラカントsを入れる。
・湯煎でチョコレートとラカントsを溶かす。
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/IMG_3077.jpg
・溶けたら湯煎から取出し少し冷まします。
・卵が固まらないくらいの温度になったら卵と合わせます。
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/IMG_3078.jpg
・お弁当用のアルミカップなどに流し、155℃に予熱したオーブンで20~30分焼きます。
・冷蔵庫で冷まし型から抜けば完成です。
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/wp-content/uploads/2015/02/IMG_2385.jpg
●焼き上がり1個45g、糖質量1.562g
粉砂糖は、計量できないほど少量なので糖質量に含めていません。
また、血糖値を上昇させないカロリーゼロの糖アルコールエリスリトール(ラカントs)も糖質量に含めませんでした。】
江部康二
バレンタインデーが無事終了です。
2002年に糖尿病が発覚するまでは、
バレンタインデーは人並みにチョコレートを貰っていました。
しかし糖尿病発覚後、糖質制限食を開始してから2~3年間は、
間違って、砂糖入りのチョコを貰うこともありましたが、
その後はぴったり、チョコのプレゼントはゼロとなりました。
まあ、仕方ないしそんなものと思っていましたが、
ここ数年は、糖質制限OKチョコが、発売されるようになり、
不詳江部康二も2018年度は、バレンタインデーに
糖質制限OKチョコをそれなりにプレゼントして頂き、嬉しかったです。 (^^)
今回は、シェフのオスティナートさんから
糖質制限OKのチョコタルトの作り方をコメント頂きました。
オスティナートさん
ありがとうございます。
シェフの作る
チョコタルト
●焼き上がり1個45g、糖質量1.562g
素晴らしいです。
スーパー糖質制限OK食品です。
私には困難ですが、
料理好きの人なら、できそうなレシピですね。
【18/02/13 オスティナート
もうすぐ、バレンタインデーですね
江部先生こんばんは
動物性の生クリームの糖質、3.1g/100g
植物性の生クリームの糖質、2.9g/100g
だと思います。
もうすぐ、バレンタインデーですね。
私も、小さなチョコタルトを作りました。
●材料:20個の分量
苦チョコ(カカオマス)200g、糖質20.6g
生クリーム320g、糖質9.92g
ラカントs100g、
卵白120g・卵黄120g、糖質0.72g
●つくり方
・大きめのステンレスボウルに水を入れコンロで沸かしておく。
・一回り小さなボウルに、生クリーム・刻んだカカオマス・ラカントsを入れる。
・湯煎でチョコレートとラカントsを溶かす。
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/IMG_3077.jpg
・溶けたら湯煎から取出し少し冷まします。
・卵が固まらないくらいの温度になったら卵と合わせます。
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/IMG_3078.jpg
・お弁当用のアルミカップなどに流し、155℃に予熱したオーブンで20~30分焼きます。
・冷蔵庫で冷まし型から抜けば完成です。
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/wp-content/uploads/2015/02/IMG_2385.jpg
●焼き上がり1個45g、糖質量1.562g
粉砂糖は、計量できないほど少量なので糖質量に含めていません。
また、血糖値を上昇させないカロリーゼロの糖アルコールエリスリトール(ラカントs)も糖質量に含めませんでした。】
江部康二
2018年02月13日 (火)
こんにちは。
マンガでわかる「糖質オフ! 」健康法 単行本(PHP研究所 )
江部 康二 (監修), 古賀 にこみ (イラスト)
¥972-
2016年12月22日、刊行です。
いきなり、私事で恐縮ですが、私は現在68歳で、57kgの体重を維持しています。
背は167cmで縮んでいませんし、歯は全て残っていて歯周症もありません。
目は裸眼で広辞苑が読めますし、聴力低下もありませんし、
夜中の尿も昼の頻尿もなく、糖質オフ健康法で、快適な日常を過ごしています。
このマンガ本は、『糖質オフ健康法』をストーリー漫画に仕立てたものです。
京都が舞台なので私には親近感があり、一気に読みました。
私も登場人物として実名で出演です。
京都好きの人にもお奨めです。
マンガなので、とても読みやすくて、わかりやすいです。
江部診療所の待合室に置いてあるのですが、
なかなか評判がよくて、嬉しい限りです。
ブログ読者の皆さん、是非、ご一読を!
糖質オフ健康法で、健康ライフを目指して頂けば幸いです。
☆☆☆
18ページの右上、
「糖質だけが血糖値を上げ、たんぱく質、脂質は上げない。」
が正しいです。
江部康二
出版社の内容紹介
糖質制限食の第一人者によるメソッド、待望のコミック化!
ある日、雑誌社に勤める主人公・久慈川裕子の同僚が突然倒れた……。
原因は、まさかの糖尿病。マッチョで健康そのものだったのに、一体なぜ?
糖質制限食の第一人者・江部医師と出会うことで、その謎は徐々に解けていく。
メタボな旦那を心配した裕子は、一念発起して糖質オフの生活を実践。
すると、驚くべき変化が……! !
「いっぱい食べてもスルッとやせる」「お酒を飲みつつ健康を維持できる」
「運動ゼロで体脂肪が減る」「血液がサラサラになる」など、
糖質オフの「超カンタン&効果絶大」のメソッドが、マンガで楽しく学べる1冊!
まえがき 江部康二
この本は、糖質オフ健康法をストーリー漫画に仕立てたものです。京都が舞台なので私には親近感があり、一気に読みました。
京都好きの人にもお奨めです。「京都タウン」という架空の雑誌の編集者、久慈川裕子(26歳)が主人公で、その夫であるフリーデザイナー誠(28歳)が、肥満・メタボから生還する物語です。
私も糖質制限食アドバイザーとしてマンガのなかに実名で登場して、医学的な根拠をわかりやすく説明する役目をつとめています。コラムにも糖質制限食のポイントがまとめてあり参考になると思います。
結婚前は58kgだった誠が結婚後とうとう88kgまで育ってしまいます。京都出身の誠が地元に帰ってきて、地元の旧友達と「チームバッカス」なるものを結成して、飲むわ喰うわ・・・。
ビールをジョッキで何杯もお代わりして、糖質祭りのおつまみを食べ放題で、最後はしめのラーメン・・・、これってよくある光景ですし、私もどこかでと思ったら、自分の40代がそうでした。
ビールはエビスビール、お酒は純米酒、ご飯は玄米で、肉や油は控えめで、魚と野菜をしっかり摂るとか、結構こだわっていました。
当時、尾瀬あきらさんの漫画「夏子の酒」が愛読書で、たっぷり感動しながら涙しながら読んでいたので、純米酒だったのです。
そしてテニスに週2~3回は通い、普通のおじさんよりは、はるかに健康ライフを送っていたはずのに、52歳のとき、糖尿病が発覚し、メタボと高血圧も発症してしまったのです。まさに医者の不養生です。
玄米を食べて、少々運動をしていても、糖質たっぷりのビールに日本酒にしめのラーメンには太刀打ちできなかったのでしょう。
まあ、イモ類や根菜類もしっかり食べていましたし、講演などで玄米が食べれないときは、おにぎりとかご飯をたっぷり食べていましたし、蕎麦やうどんも食べていました。
幸い、糖質オフ健康法を実践して、167cm、67kgから半年で57kgとなり、全てのデータが正常になりました。
本書の久慈川裕子と誠夫婦も最初は、糖質制限食を奨める裕子に誠が抵抗して、ケンカしたり、泣いたり、笑ったり、悪戦苦闘しながらも、相互理解を深めながら無事減量に成功していきます。
簡単糖質オフ料理レシピや糖質オフスイーツレシピも紹介してありますし、糖質オフ健康法の理論や実践法もほとんど理解できる構成となっています。何と言っても、マンガですからとても読みやすく楽しいので、普通の本が苦手な人でも大丈夫です。
糖質オフの食事は、人類700万年間の狩猟採集時代の本来の食事であり、いわば人類の健康食ですので、是非読者の皆さんも実践して欲しいと思います。
ちなみに、私事で恐縮ですが、私は現在66歳で、57kgの体重を維持しています。背は167cmで縮んでいませんし、歯は全て残っていて歯周症もありません。目は裸眼で広辞苑が読めますし、聴力低下もありませんし、夜中の尿も昼の頻尿もなく、快適な日常を過ごしています。
読者の皆さんも糖質オフ健康法で健康ライフを目指して頂けば幸いです。
マンガでわかる「糖質オフ! 」健康法 単行本(PHP研究所 )
江部 康二 (監修), 古賀 にこみ (イラスト)
¥972-
2016年12月22日、刊行です。
いきなり、私事で恐縮ですが、私は現在68歳で、57kgの体重を維持しています。
背は167cmで縮んでいませんし、歯は全て残っていて歯周症もありません。
目は裸眼で広辞苑が読めますし、聴力低下もありませんし、
夜中の尿も昼の頻尿もなく、糖質オフ健康法で、快適な日常を過ごしています。
このマンガ本は、『糖質オフ健康法』をストーリー漫画に仕立てたものです。
京都が舞台なので私には親近感があり、一気に読みました。
私も登場人物として実名で出演です。
京都好きの人にもお奨めです。
マンガなので、とても読みやすくて、わかりやすいです。
江部診療所の待合室に置いてあるのですが、
なかなか評判がよくて、嬉しい限りです。
ブログ読者の皆さん、是非、ご一読を!
糖質オフ健康法で、健康ライフを目指して頂けば幸いです。
☆☆☆
18ページの右上、
「糖質だけが血糖値を上げ、たんぱく質、脂質は上げない。」
が正しいです。
江部康二
出版社の内容紹介
糖質制限食の第一人者によるメソッド、待望のコミック化!
ある日、雑誌社に勤める主人公・久慈川裕子の同僚が突然倒れた……。
原因は、まさかの糖尿病。マッチョで健康そのものだったのに、一体なぜ?
糖質制限食の第一人者・江部医師と出会うことで、その謎は徐々に解けていく。
メタボな旦那を心配した裕子は、一念発起して糖質オフの生活を実践。
すると、驚くべき変化が……! !
「いっぱい食べてもスルッとやせる」「お酒を飲みつつ健康を維持できる」
「運動ゼロで体脂肪が減る」「血液がサラサラになる」など、
糖質オフの「超カンタン&効果絶大」のメソッドが、マンガで楽しく学べる1冊!
まえがき 江部康二
この本は、糖質オフ健康法をストーリー漫画に仕立てたものです。京都が舞台なので私には親近感があり、一気に読みました。
京都好きの人にもお奨めです。「京都タウン」という架空の雑誌の編集者、久慈川裕子(26歳)が主人公で、その夫であるフリーデザイナー誠(28歳)が、肥満・メタボから生還する物語です。
私も糖質制限食アドバイザーとしてマンガのなかに実名で登場して、医学的な根拠をわかりやすく説明する役目をつとめています。コラムにも糖質制限食のポイントがまとめてあり参考になると思います。
結婚前は58kgだった誠が結婚後とうとう88kgまで育ってしまいます。京都出身の誠が地元に帰ってきて、地元の旧友達と「チームバッカス」なるものを結成して、飲むわ喰うわ・・・。
ビールをジョッキで何杯もお代わりして、糖質祭りのおつまみを食べ放題で、最後はしめのラーメン・・・、これってよくある光景ですし、私もどこかでと思ったら、自分の40代がそうでした。
ビールはエビスビール、お酒は純米酒、ご飯は玄米で、肉や油は控えめで、魚と野菜をしっかり摂るとか、結構こだわっていました。
当時、尾瀬あきらさんの漫画「夏子の酒」が愛読書で、たっぷり感動しながら涙しながら読んでいたので、純米酒だったのです。
そしてテニスに週2~3回は通い、普通のおじさんよりは、はるかに健康ライフを送っていたはずのに、52歳のとき、糖尿病が発覚し、メタボと高血圧も発症してしまったのです。まさに医者の不養生です。
玄米を食べて、少々運動をしていても、糖質たっぷりのビールに日本酒にしめのラーメンには太刀打ちできなかったのでしょう。
まあ、イモ類や根菜類もしっかり食べていましたし、講演などで玄米が食べれないときは、おにぎりとかご飯をたっぷり食べていましたし、蕎麦やうどんも食べていました。
幸い、糖質オフ健康法を実践して、167cm、67kgから半年で57kgとなり、全てのデータが正常になりました。
本書の久慈川裕子と誠夫婦も最初は、糖質制限食を奨める裕子に誠が抵抗して、ケンカしたり、泣いたり、笑ったり、悪戦苦闘しながらも、相互理解を深めながら無事減量に成功していきます。
簡単糖質オフ料理レシピや糖質オフスイーツレシピも紹介してありますし、糖質オフ健康法の理論や実践法もほとんど理解できる構成となっています。何と言っても、マンガですからとても読みやすく楽しいので、普通の本が苦手な人でも大丈夫です。
糖質オフの食事は、人類700万年間の狩猟採集時代の本来の食事であり、いわば人類の健康食ですので、是非読者の皆さんも実践して欲しいと思います。
ちなみに、私事で恐縮ですが、私は現在66歳で、57kgの体重を維持しています。背は167cmで縮んでいませんし、歯は全て残っていて歯周症もありません。目は裸眼で広辞苑が読めますし、聴力低下もありませんし、夜中の尿も昼の頻尿もなく、快適な日常を過ごしています。
読者の皆さんも糖質オフ健康法で健康ライフを目指して頂けば幸いです。
2018年02月12日 (月)
【18/02/11 富士見太郎
タイトルなし
いつも有益な情報ありがとうございます。
江部先生のご著書を多数購入して拝読し
またこのブログを参考にしながらスーパー糖質制限を始めて3年になる55歳の男です。
おかげさまで、かなり重度の糖尿病だったのですが
つい最近の検査結果は全て正常になりました。
本当に江部先生には感謝しても感謝しきれません。
ありがとうございます。
話は変わるのですが
先日の節分に糖質(白米)は趣向品と考え
一年に一度ぐらい、羽目を外しても良いだろ?と思い
太巻きの恵方巻を3本も食べてしまいました。
太巻きを3本も食べたのだから食後高血糖は覚悟していました。
それで2時間後に血糖値を自分で計ってみたら400になってしまいました。
自己測定に誤差があるとしても
さすがにこの血糖値にはショックを受けてしまいました。
翌朝、血糖値を計ったら140まで下がっていました。
その後、またいつも通りスーパー糖質制限をしております。
糖質をいくら年一度とは、いえ
バカ食いした自分が悪いのは重々、承知しておりますが
食後の血糖値が一度ぐらい400になっても
また、いつも通りスーパー糖質制限を続けていれば大丈夫でしょうか?
それとも、やはり一度とはいえ血糖値を400まで上げてしまったのは
相当、身体に負担が掛かったのでしょうか?
今は怖くて趣向品としての糖質を食べるのも怖くなってしまいました。
これからも自分の身体のためにスーパー糖質制限を続けて健康な身体を維持して行きたいと思っています。】
富士見太郎さん。
コメントありがとうございます。
スーパー糖質制限食開始3年目で
重度の糖尿病だったのが、検査結果が全て正常とは
素晴らしい成果です。
良かったです。
節分に恵方巻を3本とは、超剛胆、なかなかの冒険家ですね。
節分に巻き寿司を食べるという習慣は、そんな古いものではなさそうです。
語源由来辞典によれば
正確な起源はよくわからないけど、
一時廃れていたのが、
1970年代後半に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行ったイベントにより
復活して関西地方では一般的な風習となったとのことです。
「恵方巻き」という名前は、1989年、
広島県内のセブン-イレブンの店主が名付け親のようです。
その店舗のオーナーが、節分に食べる巻き寿司を、
大阪の「縁起のいい風習」として、商品名を「恵方巻」としたとのことです。
さてご質問の件です。
「食後の血糖値が一度ぐらい400になっても
また、いつも通りスーパー糖質制限を続けていれば大丈夫でしょうか?
それとも、やはり一度とはいえ血糖値を400まで上げてしまったのは
相当、身体に負担が掛かったのでしょうか?」
結論から言えば、大丈夫です。
1回や2回や数回レベルで食後高血糖があったとしても心配ないです。
結局、食後高血糖の繰り返しと経年的な積み重ねが
動脈硬化やAGEsの蓄積を起こして、それが糖尿病合併症の元凶となります。
IDF(国際糖尿病連合)によれば、
基本的には、食後1~2時間血糖値が160mg/dl未満が目標です。
日本糖尿病学会によれば、
食後2時間血糖値180mg/dl未満、HbA1cは7.0%未満、空腹時血糖値は130mg/dl未満が合併症予防の目安です。
慢性の糖尿病合併症ですが、罹病(りびょう)後、
長期間血糖コントロールの悪い状態が持続して、
細小血管や大血管に傷害が生じて初めて発生します。
罹病後というのは、診断後と同一ではありません。
糖尿病と診断される前に、例えば5年間高血糖状態をほったらかしていたら、
診断時にはすでに罹病後5年間が経過しているわけです。
細小血管合併症には、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症など、
大血管合併症には、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病足病変などがあります。
長期間というのは、一般的には、糖尿病発症後、数年間以上の単位だと思います。
通常は、少なくともHbA1c7.0%以上、通常は7.4%以上の血糖コントロール不良が、
数年間以上継続して初めて細小血管や大血管に障害が生じて合併症を生じます。
糖尿病神経障害は、特に早ければ罹病後2~3年、
通常は罹病後5~10年で発症してきます。
罹病期間が長くなるにつれて有病率が高くなります。
糖尿病網膜症は、通常は罹病後、5年以降に始まります。
江部康二
2018年02月11日 (日)
こんばんは。
京都市で私がよく行く糖質制限OKレストランのご案内です。
今回、「みたか」を追加しました。
いずれのお店も、電話で予約して、
糖質制限食を食べることを告げていくのが、確実です。
それぞれのお店の特徴や予算は、
各ホームページや紹介サイトで見て確認して頂けば幸いです。
カフェハルディン(スペイン料理)
京都市右京区鳴滝本町77(地図) TEL.(075)-464-8850
http://www008.upp.so-net.ne.jp/cafejardin/
エヴァンタイユ(フランス料理)
京都市左京区岩倉西五田町1-2 TEL:075-712-0750
http://www.eventail.jp/index.html
南山(焼き肉)
京都市左京区下鴨北野々神町31 北山通ノートルダム小前 TEL:075-722-4131
http://www.nanzan-net.com/
メゾン・ド・ヴァン鶉亭(フランス料理)
京都市下京区木屋町四条南団栗上る TEL:075-351-4005
http://www.caille.jp/
アスペルジュ・ブランシュ(フランス料理) TEL:075-352-4570
地下鉄烏丸線五条駅(京都市営。西南出口)から67m
烏丸五条の1つ西の細い通りを南へ60m
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/aspergeblanche
ホームページ http://www.aspergeblanche.com/
西陣はしもと(和食)
京都市上京区大宮通今出川上ル観世町109 TEL:075-203-4813
HP: http://www.nishijin-hashimoto.com/
MAIL:info@nishijin-hashimoto.com
魚棚、ふみ文 (和食)
中京区三条木屋町下ル石屋町121
先斗町松屋ビルB1
TEL:075-212-3266
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/kyotofumibun/
食べログ https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26003326/
フリュイ・ドゥ・メール(フランス料理)
京都市左京区下鴨松原町24 TEL:075-781-9137
京都グルメマップ http://www.kyotogmap.com/shop/0376_furyuido/
みたか(和食)
京都市上京区下立売通黒門西入
(堀川下立売を西へ三筋目が黒門通り)
京都駅から、京都市バスのバス停「堀川下立売」から徒歩2分
電話 075-202-8930
http://misai-mitaka.com/
「みたか」は、閑静な場所にあり、ゆっくり落ち着いて食べることができます。
カウンターと座敷があります。座敷は掘りごたつ式で足をおろして座れます。
板前修業17年を経て開店で、和食が中心ですが、店主の藤田貴浩さんのセンスで、
和食以外にも美味しい料理がでます。
勿論、糖質制限OKな料理がたくさんあります。
2018/2/10(土)は、ライブハウス「拾得」の『ゴトウゆうぞうSHOW』に行ったあと
徒歩3分の「みたか」さんに、予約しておきました。
6名でいって、赤ワインボトル1本空けて、
刺身、アン肝、クモコ、出汁巻き、イノシシロース、地鶏、アブラメのから揚げ、
天ぷら・・・etc
いろんな料理を堪能しましたが、皆とても美味しかったです。。
焼酎、ハイボール、日本酒、各自おおいに呑みました。
天ぷらは、私は海老を一尾だけ、食べましたが糖質量は合計でOK範囲です。
焼酎は芋をロックでチビチビと3杯ほど呑みました。
ライブ、料理、お酒とおおいに楽しんだ一夜でした。
江部康二
京都市で私がよく行く糖質制限OKレストランのご案内です。
今回、「みたか」を追加しました。
いずれのお店も、電話で予約して、
糖質制限食を食べることを告げていくのが、確実です。
それぞれのお店の特徴や予算は、
各ホームページや紹介サイトで見て確認して頂けば幸いです。
カフェハルディン(スペイン料理)
京都市右京区鳴滝本町77(地図) TEL.(075)-464-8850
http://www008.upp.so-net.ne.jp/cafejardin/
エヴァンタイユ(フランス料理)
京都市左京区岩倉西五田町1-2 TEL:075-712-0750
http://www.eventail.jp/index.html
南山(焼き肉)
京都市左京区下鴨北野々神町31 北山通ノートルダム小前 TEL:075-722-4131
http://www.nanzan-net.com/
メゾン・ド・ヴァン鶉亭(フランス料理)
京都市下京区木屋町四条南団栗上る TEL:075-351-4005
http://www.caille.jp/
アスペルジュ・ブランシュ(フランス料理) TEL:075-352-4570
地下鉄烏丸線五条駅(京都市営。西南出口)から67m
烏丸五条の1つ西の細い通りを南へ60m
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/aspergeblanche
ホームページ http://www.aspergeblanche.com/
西陣はしもと(和食)
京都市上京区大宮通今出川上ル観世町109 TEL:075-203-4813
HP: http://www.nishijin-hashimoto.com/
MAIL:info@nishijin-hashimoto.com
魚棚、ふみ文 (和食)
中京区三条木屋町下ル石屋町121
先斗町松屋ビルB1
TEL:075-212-3266
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/kyotofumibun/
食べログ https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26003326/
フリュイ・ドゥ・メール(フランス料理)
京都市左京区下鴨松原町24 TEL:075-781-9137
京都グルメマップ http://www.kyotogmap.com/shop/0376_furyuido/
みたか(和食)
京都市上京区下立売通黒門西入
(堀川下立売を西へ三筋目が黒門通り)
京都駅から、京都市バスのバス停「堀川下立売」から徒歩2分
電話 075-202-8930
http://misai-mitaka.com/
「みたか」は、閑静な場所にあり、ゆっくり落ち着いて食べることができます。
カウンターと座敷があります。座敷は掘りごたつ式で足をおろして座れます。
板前修業17年を経て開店で、和食が中心ですが、店主の藤田貴浩さんのセンスで、
和食以外にも美味しい料理がでます。
勿論、糖質制限OKな料理がたくさんあります。
2018/2/10(土)は、ライブハウス「拾得」の『ゴトウゆうぞうSHOW』に行ったあと
徒歩3分の「みたか」さんに、予約しておきました。
6名でいって、赤ワインボトル1本空けて、
刺身、アン肝、クモコ、出汁巻き、イノシシロース、地鶏、アブラメのから揚げ、
天ぷら・・・etc
いろんな料理を堪能しましたが、皆とても美味しかったです。。
焼酎、ハイボール、日本酒、各自おおいに呑みました。
天ぷらは、私は海老を一尾だけ、食べましたが糖質量は合計でOK範囲です。
焼酎は芋をロックでチビチビと3杯ほど呑みました。
ライブ、料理、お酒とおおいに楽しんだ一夜でした。
江部康二
2018年02月10日 (土)
こんにちは。
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年3月11日(日)、東京にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(東京)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年3月11日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
内容につきましては、2月25日(日)大阪にて開催しますセミナーと
同様を予定しております。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*2/25(日)の医療従事者向けセミナー(大阪)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 東京
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年3月11日(日)13:00~16:40頃 ※開場・受付は12:40~
■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、
最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、
よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、
糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、
少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、
体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「3/11東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月9日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年3月11日(日)、東京にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(東京)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
東京、関東、東北などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年3月11日(日)、東京にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
内容につきましては、2月25日(日)大阪にて開催しますセミナーと
同様を予定しております。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*2/25(日)の医療従事者向けセミナー(大阪)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 東京
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年3月11日(日)13:00~16:40頃 ※開場・受付は12:40~
■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、
最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、
よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、
糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、
少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、
体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「3/11東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月9日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2018年02月09日 (金)
匿名さんから、
『ビタミンB6・B12サプリは男性の肺がんリスクを上昇させる』
という論文の情報をコメント頂きました。
『ジャーナル オブ クリニカル オンコロジー』
に掲載された論文です。(☆)
ありがとうございます。
結果(Results)
ビタミンB6・葉酸・B12は、女性の肺がんリスクとは関連しなかった。
一方、男性ではマルチビタミンではなく
ビタミンB6・ビタミンB12の個別サプリメント利用は30~40%の肺がんリスク増加と関連した。
10年平均摂取量で評価すると、最高位のビタミンB6摂取(>20 mg/d)とB12摂取(>55µg/d)の男性で、
ビタミンを飲んでいない人と比べるとリスクが約2倍となった(ハザード比は1.82と1.98)。
B6とB12摂取で、男性では、喫煙者においては、リスクがさらに高かった。
それに加えて、B6とB12は、喫煙と関係が少ない腺癌以外の全ての組織タイプとの関連が明らかであった。
わたしは、サプリは自分では全く飲みませんし、
患者さんに奨めるとこともほとんどありません。
しかし、人畜無害かと思っていた、ビタミンB6・ビタミンB12摂取が
あろうことか、男性では肺がんリスクを高めるとは、衝撃的ですね。
江部康二
(☆)
Long-Term, Supplemental, One-Carbon Metabolism–Related Vitamin B Use in Relation to Lung Cancer Risk in the Vitamins and Lifestyle (VITAL) Cohort
Theodore M. Brasky, Emily White, and Chi-Ling Chen
Show More
https://doi.org/10.1200/JCO.2017.72.7735
Abstract
Purpose
Inconsistent findings have been reported of a link between the use of one-carbon metabolism–related B vitamins and lung cancer risk. Because of the high prevalence of supplemental vitamin B use, any possible increased association warrants further investigation. We examined the association between long-term use of supplemental B vitamins on the one-carbon metabolism pathway and lung cancer risk in the Vitamins and Lifestyle (VITAL) cohort, which was designed specifically to look at supplement use relative to cancer risk.
Methods
A total of 77,118 participants of the VITAL cohort, 50 to 76 years of age, were recruited between October 2000 and December 2002 and included in this analysis. Incident, primary, invasive lung cancers (n = 808) were ascertained by prospectively linking the participants to a population-based cancer registry. The 10-year average daily dose from individual and multivitamin supplements were the exposures of primary interest.
Results
Use of supplemental vitamins B6, folate, and B12 was not associated with lung cancer risk among women. In contrast, use of vitamin B6 and B12 from individual supplement sources, but not from multivitamins, was associated with a 30% to 40% increase in lung cancer risk among men. When the 10-year average supplement dose was evaluated, there was an almost two-fold increase in lung cancer risk among men in the highest categories of vitamin B6 (> 20 mg/d; hazard ratio, 1.82; 95% CI, 1.25 to 2.65) and B12 (> 55µg/d; hazard ratio, 1.98; 95% CI, 1.32 to 2.97) compared with nonusers. For vitamin B6 and B12, the risk was even higher among men who were smoking at baseline. In addition, the B6 and B12 associations were apparent in all histologic types except adenocarcinoma, which is the type less related to smoking.
Conclusion
This sex- and source-specific association provides further evidence that vitamin B supplements are not chemopreventive for lung cancer and may be harmful.
『ビタミンB6・B12サプリは男性の肺がんリスクを上昇させる』
という論文の情報をコメント頂きました。
『ジャーナル オブ クリニカル オンコロジー』
に掲載された論文です。(☆)
ありがとうございます。
結果(Results)
ビタミンB6・葉酸・B12は、女性の肺がんリスクとは関連しなかった。
一方、男性ではマルチビタミンではなく
ビタミンB6・ビタミンB12の個別サプリメント利用は30~40%の肺がんリスク増加と関連した。
10年平均摂取量で評価すると、最高位のビタミンB6摂取(>20 mg/d)とB12摂取(>55µg/d)の男性で、
ビタミンを飲んでいない人と比べるとリスクが約2倍となった(ハザード比は1.82と1.98)。
B6とB12摂取で、男性では、喫煙者においては、リスクがさらに高かった。
それに加えて、B6とB12は、喫煙と関係が少ない腺癌以外の全ての組織タイプとの関連が明らかであった。
わたしは、サプリは自分では全く飲みませんし、
患者さんに奨めるとこともほとんどありません。
しかし、人畜無害かと思っていた、ビタミンB6・ビタミンB12摂取が
あろうことか、男性では肺がんリスクを高めるとは、衝撃的ですね。
江部康二
(☆)
Long-Term, Supplemental, One-Carbon Metabolism–Related Vitamin B Use in Relation to Lung Cancer Risk in the Vitamins and Lifestyle (VITAL) Cohort
Theodore M. Brasky, Emily White, and Chi-Ling Chen
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https://doi.org/10.1200/JCO.2017.72.7735
Abstract
Purpose
Inconsistent findings have been reported of a link between the use of one-carbon metabolism–related B vitamins and lung cancer risk. Because of the high prevalence of supplemental vitamin B use, any possible increased association warrants further investigation. We examined the association between long-term use of supplemental B vitamins on the one-carbon metabolism pathway and lung cancer risk in the Vitamins and Lifestyle (VITAL) cohort, which was designed specifically to look at supplement use relative to cancer risk.
Methods
A total of 77,118 participants of the VITAL cohort, 50 to 76 years of age, were recruited between October 2000 and December 2002 and included in this analysis. Incident, primary, invasive lung cancers (n = 808) were ascertained by prospectively linking the participants to a population-based cancer registry. The 10-year average daily dose from individual and multivitamin supplements were the exposures of primary interest.
Results
Use of supplemental vitamins B6, folate, and B12 was not associated with lung cancer risk among women. In contrast, use of vitamin B6 and B12 from individual supplement sources, but not from multivitamins, was associated with a 30% to 40% increase in lung cancer risk among men. When the 10-year average supplement dose was evaluated, there was an almost two-fold increase in lung cancer risk among men in the highest categories of vitamin B6 (> 20 mg/d; hazard ratio, 1.82; 95% CI, 1.25 to 2.65) and B12 (> 55µg/d; hazard ratio, 1.98; 95% CI, 1.32 to 2.97) compared with nonusers. For vitamin B6 and B12, the risk was even higher among men who were smoking at baseline. In addition, the B6 and B12 associations were apparent in all histologic types except adenocarcinoma, which is the type less related to smoking.
Conclusion
This sex- and source-specific association provides further evidence that vitamin B supplements are not chemopreventive for lung cancer and may be harmful.
2018年02月08日 (木)
こんばんは。
朝日カルチャーセンター湘南教室教室・糖質制限食講座のご案内です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
横浜、東京、関東方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
2017年にはくら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下
朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから
https://www.asahiculture.jp/shonan/course/33aeaa44-8384-4b97-fc0d-59cf80830b3e
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
人類本来の食事、人類の健康食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年糖質制限食が注目されています。糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通して肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
私自身が2002年から15年間実践中で、肥満と糖尿病を克服しています。
運動を勧められても長続きしなかった方や色々なダイエットを試したけれど効果が表れなかった方、
またこれから糖質制限食を始めてみようと思われている方に向け、
その正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等をお話しします。
糖質制限食で、明日からの食生活を美味しく・楽しく・健康に!(講師記)
日時・期間 土曜 15:30-17:00 3/10 1回
日程 2018年 3/10
受講料(税込み) 会員 3,024円 一般 3,672円
注意事項 席は自由席です。必要に応じて資料を配布します。
*個人的は治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
お申し込み
電話:0466-24-2255
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター湘南教室教室・糖質制限食講座のご案内です。
糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
横浜、東京、関東方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
2017年にはくら寿司やガストなども糖質制限メニューを投入で、なかなかのものです。
一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、生まれて初めて東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。
日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下
朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから
https://www.asahiculture.jp/shonan/course/33aeaa44-8384-4b97-fc0d-59cf80830b3e
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
人類本来の食事、人類の健康食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年糖質制限食が注目されています。糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通して肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
私自身が2002年から15年間実践中で、肥満と糖尿病を克服しています。
運動を勧められても長続きしなかった方や色々なダイエットを試したけれど効果が表れなかった方、
またこれから糖質制限食を始めてみようと思われている方に向け、
その正しい知識と治療効果、カロリー制限食と糖質制限食の比較、注意点等をお話しします。
糖質制限食で、明日からの食生活を美味しく・楽しく・健康に!(講師記)
日時・期間 土曜 15:30-17:00 3/10 1回
日程 2018年 3/10
受講料(税込み) 会員 3,024円 一般 3,672円
注意事項 席は自由席です。必要に応じて資料を配布します。
*個人的は治療相談は承りかねますので、ご了承ください。
お申し込み
電話:0466-24-2255
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2018年02月07日 (水)
【18/02/06 けん
血糖値の推移について
江部先生のブログをいつも拝見しています。
以前も食後高血糖について質問させていただき、
おかげさまで徐々にコントロールができてきています。
今回は私の血糖の推移について教えて下さい。
食前116mg 食後45分158mg 60分後146mg 90分後114mg 120分後99mg
180分後113mgという結果でした。
普段から3時間から4時間後に一度下がった血糖が再度上昇しています。
順調に下がった血糖値が3、4時間後に上昇しているのは何故なのでしょうか。
低血糖の様な症状はなく糖新生とも考えにくいと思っています。
この日は夕食で、メニューは鶏むね肉175g、玉ねぎの酢のもの20g、
アボカド70g、キャベツの千切り130g、玄米150g、納豆1パック、生卵1個でした。
測定条件は、食後安静の状態、使用した機器はグルテストNeoアルファになります。
年齢は30歳で、普段からウェイトトレーニングを行なっていて筋肉質です。
普段の食事は高タンパクで、不飽和度脂肪酸を多く、
炭水化物は200g程度(PFCバランス 25.50.25)となっています。】
こんにちは。
けんさんから、
『食後一旦下がった血糖値が再び上昇したが、何故?』
という、コメント・質問を頂きました。
a)
血糖値に直接影響を与えるのは糖質のみです。
蛋白質・脂質は直接血糖値に影響を与えることはありません。
b)
蛋白質は、グルカゴンによる糖新生を介して、
間接的に血糖値を上昇させますが、同時にインスリンも分泌されるので
通常は作用が相殺されることが多いですが、上昇させることもあります。
c)
脂質は、直接的にも間接的にも血糖値を上昇させません。
A)
2型糖尿病のAさん 60代男性 内服薬なし HbA1c:5.9% 糖質セイゲニスト
2017/2月
血糖値 インスリン グルカゴン
8:30 139 8.0(3~15) 151
ささみ200g摂取(210kcal。46.0gの蛋白質)
30分後 140 7.7 190
60分後 151 23.3 257
2時間後 147 26.2 195
3時間後 137 7.5 144
4時間後 127 5.7 100
Aさんは、
①グルカゴン作用 > インスリン作用 →血糖値上昇
タイプで、蛋白質が糖新生で血糖値を上昇させています。
1gの糖質が、ピーク0.26mg/dl血糖値を上昇させています。
②グルカゴン作用 = インスリン作用 → 血糖値上昇なし
③グルカゴン作用 < インスリン作用 → 血糖値低下
①のタイプは結構おられます。
③はまれです。
けんさんは、食前116mgと境界型ですが、①のタイプと思われます。
蛋白質をしっかり摂取して、脂肪もしっかり摂取なので
消化吸収がゆっくりで、蛋白質摂取による糖新生の影響が 3~4時間後と
やや遅れてでたのだと思います。
B)
1型のBさん 10代男性 インスリン強化療法(持続型1回+食前3回)。
HbA1c:6.0% 糖質セイゲニスト 食前のインスリンなしで以下検査。
2017/2月
血糖値 CPR グルカゴン
8:30 115 0.6(1.5~3.5ng/ml) 128(70~174pg/ml)
ささみ200g摂取
30分後 160 1.0 229
60分後 176 1.3 186
2時間後 193 1.3 154
3時間後 167 1.2 173
4時間後 159 0.9 122
1型のBさんの場合は、内因性インスリン分泌能がかなり低下しているので
グルカゴン作用がより目立っており、血糖値の上昇も大きいです。
グルカゴン作用 >> インスリン作用 →血糖値上昇
1gの蛋白質が、ピーク1.7mg/dl血糖値を上昇させています。
江部康二
血糖値の推移について
江部先生のブログをいつも拝見しています。
以前も食後高血糖について質問させていただき、
おかげさまで徐々にコントロールができてきています。
今回は私の血糖の推移について教えて下さい。
食前116mg 食後45分158mg 60分後146mg 90分後114mg 120分後99mg
180分後113mgという結果でした。
普段から3時間から4時間後に一度下がった血糖が再度上昇しています。
順調に下がった血糖値が3、4時間後に上昇しているのは何故なのでしょうか。
低血糖の様な症状はなく糖新生とも考えにくいと思っています。
この日は夕食で、メニューは鶏むね肉175g、玉ねぎの酢のもの20g、
アボカド70g、キャベツの千切り130g、玄米150g、納豆1パック、生卵1個でした。
測定条件は、食後安静の状態、使用した機器はグルテストNeoアルファになります。
年齢は30歳で、普段からウェイトトレーニングを行なっていて筋肉質です。
普段の食事は高タンパクで、不飽和度脂肪酸を多く、
炭水化物は200g程度(PFCバランス 25.50.25)となっています。】
こんにちは。
けんさんから、
『食後一旦下がった血糖値が再び上昇したが、何故?』
という、コメント・質問を頂きました。
a)
血糖値に直接影響を与えるのは糖質のみです。
蛋白質・脂質は直接血糖値に影響を与えることはありません。
b)
蛋白質は、グルカゴンによる糖新生を介して、
間接的に血糖値を上昇させますが、同時にインスリンも分泌されるので
通常は作用が相殺されることが多いですが、上昇させることもあります。
c)
脂質は、直接的にも間接的にも血糖値を上昇させません。
A)
2型糖尿病のAさん 60代男性 内服薬なし HbA1c:5.9% 糖質セイゲニスト
2017/2月
血糖値 インスリン グルカゴン
8:30 139 8.0(3~15) 151
ささみ200g摂取(210kcal。46.0gの蛋白質)
30分後 140 7.7 190
60分後 151 23.3 257
2時間後 147 26.2 195
3時間後 137 7.5 144
4時間後 127 5.7 100
Aさんは、
①グルカゴン作用 > インスリン作用 →血糖値上昇
タイプで、蛋白質が糖新生で血糖値を上昇させています。
1gの糖質が、ピーク0.26mg/dl血糖値を上昇させています。
②グルカゴン作用 = インスリン作用 → 血糖値上昇なし
③グルカゴン作用 < インスリン作用 → 血糖値低下
①のタイプは結構おられます。
③はまれです。
けんさんは、食前116mgと境界型ですが、①のタイプと思われます。
蛋白質をしっかり摂取して、脂肪もしっかり摂取なので
消化吸収がゆっくりで、蛋白質摂取による糖新生の影響が 3~4時間後と
やや遅れてでたのだと思います。
B)
1型のBさん 10代男性 インスリン強化療法(持続型1回+食前3回)。
HbA1c:6.0% 糖質セイゲニスト 食前のインスリンなしで以下検査。
2017/2月
血糖値 CPR グルカゴン
8:30 115 0.6(1.5~3.5ng/ml) 128(70~174pg/ml)
ささみ200g摂取
30分後 160 1.0 229
60分後 176 1.3 186
2時間後 193 1.3 154
3時間後 167 1.2 173
4時間後 159 0.9 122
1型のBさんの場合は、内因性インスリン分泌能がかなり低下しているので
グルカゴン作用がより目立っており、血糖値の上昇も大きいです。
グルカゴン作用 >> インスリン作用 →血糖値上昇
1gの蛋白質が、ピーク1.7mg/dl血糖値を上昇させています。
江部康二
2018年02月06日 (火)
おはようございます。
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年2月25日(日)、大阪にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(大阪)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、
「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
あと、数名ほど、参加OKです。
関西、中国、九州、北陸の医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年2月25日(日)、大阪にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*3/11(日)の医療従事者向けセミナー(東京)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 大阪
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年2月25日(日)13:15~16:50頃 ※開場・受付は13:00~
■会場: 大阪大学中之島センター5F 講義室507
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「2/25大阪セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは2月23日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2017年、東京、大阪にて開催し、ご好評いただいた医療従事者向けセミナーを
2018年2月25日(日)、大阪にて開催致します。
日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向けセミナー(大阪)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」
第1部 理論編
糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2017年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。
第2部 栄養指導編
高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。
第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。
また、糖質制限食を実践していて、
「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」「1型のインスリン分泌ゼロの症例」
「SGLT2阻害薬が著効した症例」「糖質制限食でインスリン注射が入院中に離脱できた例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。
SGLT2阻害薬は心臓など臓器保護作用が、経口糖尿病薬で初めて報告されました。
SGLT2阻害薬は、薬物による『糖質制限食』と考えることも可能です。
第3部は90分間ありますので、前回と同様に、
参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。
ご参加頂いた皆さんには、講演PPTスライドの、
CD(PDFファイル)をお配りします。
あと、数名ほど、参加OKです。
関西、中国、九州、北陸の医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。
江部康二
以下事務局からのお知らせです。
***********
ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。
2018年2月25日(日)、大阪にて医療従事者の方を対象に
糖質制限食セミナーを開催致します。
第一部、第三部では、理事長 江部康二医師が、糖質制限食指導に
必要な生理学的基礎理論ならびに高雄病院での豊富な臨床例について
ディスカッションも交えながら詳しく解説いたします。
第二部は 高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、外来・入院時における
栄養指導のポイント、問題点と改善のプロセスなどについてお話しいたします。
医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*3/11(日)の医療従事者向けセミナー(東京)も引き続き募集しております。
//////////////ご案内/////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
医療従事者向け糖質制限食セミナー in 大阪
「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」
■日時:2018年2月25日(日)13:15~16:50頃 ※開場・受付は13:00~
■会場: 大阪大学中之島センター5F 講義室507
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
■講師:
A:江部 康二 医師
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長
B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理科 科長
■内容:
第1部:理論編(45分) ※講師A
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。
三大栄養素と血糖値、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。
宗田哲男氏のケトン体英文論文を解説。
門脇孝氏、渡邊昌氏、江部康二の鼎談(東大病院にて)について紹介。
糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、最新の話題・研究についてもお話します。
第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。
また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、よくある問題点と改善のプロセスなどを指導事例を交えて解説し、糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。
糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。
第3部:臨床実践編(90分) ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。
著好例や治療に難渋した症例なども提示して参加者と共に ディスカッション。
メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン分泌促進剤・SGLT阻害薬は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。
SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部食事由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。
SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。
*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。
■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)
■受講費:
・医師・歯科医師の方: 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円
・上記以外の医療従事者の方: 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円
*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。
■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替
※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方
事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に以下をご記入下さい。
① 「2/25大阪セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは2月23日(金)までに事務局までご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので予めご了承下さい。
*掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
2018年02月04日 (日)
【18/02/03 くまもと
タイトルなし
こんにちは。先生の書かれた著書やネット記事などを拝見させていただいています。
私は来年度から一人暮らしを始めることなり、毎日の献立を自分で考える必要があり、
栄養バランスが気になっています。
そこで糖質制限を意識しながら、
一日に必要な栄養素を計算して献立を考えようと思っています。
しかし、2015年版の食事摂取基準http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
に記されている栄養素は大量にあり、
すべての基準を満足させるために計算を行うのは困難だと考えいます。
そこで、献立を考える上で重要な基準をご教示いただければ嬉しいです。
例えば、
カロリー > 2650 kcal
タンパク質 = 60 g ~ 程度
という2項目は重要な基準量かつ計算するのが楽なので、
献立を考える上で計算に取り入れようと考えています。
しかし、他の栄養素はどれが重要で特にどれの摂取を意識すればいいのか分かりません。
本来ならば栄養学などの専門家に聞くべきことかもしれません。
しかし、栄養学や献立に関する本を読んだのですが、
糖質制限の考えが入ってないものばかりで、
それに従うと糖質過多な献立になってしまい、
そこで先生に質問した次第です。
申し訳ありません。
部分的な回答でも構いません。
ちなみに糖質量は糖質制限を意識していても必要量は摂取できると考えているため、
糖質制限をするという大前提のもと、定量的にはあまり気にしないつもりです。
よろしくお願いいたします。】
こんにちは。
くまもとさんから、「糖質制限食を実践するときの基準」について
コメント・質問を頂きました。
くまもとさん、拙著のご購入、ありがとうございます。
基準ですが、とてもシンプルです。
<糖質制限食の基準>
①糖質制限をする。
②糖質を制限した分、脂質・蛋白質摂取を増やす。
③厚生労働省のいう推定エネルギー必要量を摂取する。
この①②③だけと言っても過言ではありません。
①②③を守れば、自然にお腹一杯になると思います。
ヒトには人体で作れない栄養素があります。
人体で作れないので、
「必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維」は、
食事から摂取する必要があります。
高雄病院のスーパー糖質制限食では、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品、野菜、海草、茸、大豆製品など・・・
まんべんなく摂取するので、これらが不足することはまずありません。
そして必須糖質は存在しません。
体内で必要なブドウ糖は、肝臓で糖新生してまかなうので、
食物から摂取する必要はないのです。
国際食事エネルギーコンサルテーショングループの報告では、
「炭水化物(この場合は糖質とほぼ同義)の理論的な最小必要量はゼロである」(☆)
と明記されています。
現実には、糖質制限食でも食物繊維を摂るために野菜を食べるので、
その分の少量の糖質は摂取することとなります。
次に、エビデンスという意味で、
信頼度の高いRCT(ランダム化比較試験)を検討してみます。

よく引用されるイスラエルのShai先生の有名な論文、DIRECT
「低炭水化物食で体重減少・ HDL-C増加・HbA1c改善 RCT」
イスラエルの322人(男性86%)
(1)低脂肪食(カロリー制限あり)女性1500kcal、男性1800kcal
(2)オリーブ油の地中海食(カロリー制限あり)女性1500kcal、男性1800kcal
(3)低炭水化物食(カロリー制限なし)
3グループの食事法を2年間
低炭水化物食が、最も体重減少。HDL-Cも増加。
36名の糖尿病患者においてHbA1cが有意差をもって改善
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED
JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241
低炭水化物食群は、最初の2ヶ月は20g/日に糖質を制限、
その後3ヶ月目からは徐々に緩めて120g/日までOKと設定しています。
興味深いことは、「低炭水化物食群」は、カロリー制限なしの設定でしたが、
現実には「低脂肪食群」「地中海食群」と全く同様に摂取カロリーが減少しました。
つまり低炭水化物食群は、お腹一杯食べているのに摂取エネルギーが減少したのです。
これは、満足感・満腹感が大きかったので我慢することなく自然に減少したと考えられますので、
糖質制限食の大きな利点と言えます。
まとめるとDIRECTは、同一摂取エネルギーの3群を2年間フォローしたRCTであり、
結果として、「低炭水化物食群」が一番、体重減少効果があったということです。
このDIRECTの結果も考慮すれば
上記の<糖質制限食の基準>①②③を実践していれば
何の問題もないと考えられます。
糖尿人の私も2002年以来、16年間、お腹一杯食べて①②③を実践して
糖尿病合併症も皆無で、検査データは全て基準値です。
(☆)
Eur J Clin Nutr. 1999 Apr;53 Suppl 1:S177-8.
Report of the IDECG Working Group on lower and upper limits of carbohydrate and fat intake. International Dietary Energy Consultative Group.
Bier DM, Brosnan JT, Flatt JP, Hanson RW, Heird W, Hellerstein MK, Jéquier E, Kalhan S, Koletzko B, Macdonald I, Owen O, Uauy R.
江部康二
タイトルなし
こんにちは。先生の書かれた著書やネット記事などを拝見させていただいています。
私は来年度から一人暮らしを始めることなり、毎日の献立を自分で考える必要があり、
栄養バランスが気になっています。
そこで糖質制限を意識しながら、
一日に必要な栄養素を計算して献立を考えようと思っています。
しかし、2015年版の食事摂取基準http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
に記されている栄養素は大量にあり、
すべての基準を満足させるために計算を行うのは困難だと考えいます。
そこで、献立を考える上で重要な基準をご教示いただければ嬉しいです。
例えば、
カロリー > 2650 kcal
タンパク質 = 60 g ~ 程度
という2項目は重要な基準量かつ計算するのが楽なので、
献立を考える上で計算に取り入れようと考えています。
しかし、他の栄養素はどれが重要で特にどれの摂取を意識すればいいのか分かりません。
本来ならば栄養学などの専門家に聞くべきことかもしれません。
しかし、栄養学や献立に関する本を読んだのですが、
糖質制限の考えが入ってないものばかりで、
それに従うと糖質過多な献立になってしまい、
そこで先生に質問した次第です。
申し訳ありません。
部分的な回答でも構いません。
ちなみに糖質量は糖質制限を意識していても必要量は摂取できると考えているため、
糖質制限をするという大前提のもと、定量的にはあまり気にしないつもりです。
よろしくお願いいたします。】
こんにちは。
くまもとさんから、「糖質制限食を実践するときの基準」について
コメント・質問を頂きました。
くまもとさん、拙著のご購入、ありがとうございます。
基準ですが、とてもシンプルです。
<糖質制限食の基準>
①糖質制限をする。
②糖質を制限した分、脂質・蛋白質摂取を増やす。
③厚生労働省のいう推定エネルギー必要量を摂取する。
この①②③だけと言っても過言ではありません。
①②③を守れば、自然にお腹一杯になると思います。
ヒトには人体で作れない栄養素があります。
人体で作れないので、
「必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維」は、
食事から摂取する必要があります。
高雄病院のスーパー糖質制限食では、
魚介類、肉類、卵、卵製品、乳製品、野菜、海草、茸、大豆製品など・・・
まんべんなく摂取するので、これらが不足することはまずありません。
そして必須糖質は存在しません。
体内で必要なブドウ糖は、肝臓で糖新生してまかなうので、
食物から摂取する必要はないのです。
国際食事エネルギーコンサルテーショングループの報告では、
「炭水化物(この場合は糖質とほぼ同義)の理論的な最小必要量はゼロである」(☆)
と明記されています。
現実には、糖質制限食でも食物繊維を摂るために野菜を食べるので、
その分の少量の糖質は摂取することとなります。
次に、エビデンスという意味で、
信頼度の高いRCT(ランダム化比較試験)を検討してみます。

よく引用されるイスラエルのShai先生の有名な論文、DIRECT
「低炭水化物食で体重減少・ HDL-C増加・HbA1c改善 RCT」
イスラエルの322人(男性86%)
(1)低脂肪食(カロリー制限あり)女性1500kcal、男性1800kcal
(2)オリーブ油の地中海食(カロリー制限あり)女性1500kcal、男性1800kcal
(3)低炭水化物食(カロリー制限なし)
3グループの食事法を2年間
低炭水化物食が、最も体重減少。HDL-Cも増加。
36名の糖尿病患者においてHbA1cが有意差をもって改善
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED
JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241
低炭水化物食群は、最初の2ヶ月は20g/日に糖質を制限、
その後3ヶ月目からは徐々に緩めて120g/日までOKと設定しています。
興味深いことは、「低炭水化物食群」は、カロリー制限なしの設定でしたが、
現実には「低脂肪食群」「地中海食群」と全く同様に摂取カロリーが減少しました。
つまり低炭水化物食群は、お腹一杯食べているのに摂取エネルギーが減少したのです。
これは、満足感・満腹感が大きかったので我慢することなく自然に減少したと考えられますので、
糖質制限食の大きな利点と言えます。
まとめるとDIRECTは、同一摂取エネルギーの3群を2年間フォローしたRCTであり、
結果として、「低炭水化物食群」が一番、体重減少効果があったということです。
このDIRECTの結果も考慮すれば
上記の<糖質制限食の基準>①②③を実践していれば
何の問題もないと考えられます。
糖尿人の私も2002年以来、16年間、お腹一杯食べて①②③を実践して
糖尿病合併症も皆無で、検査データは全て基準値です。
(☆)
Eur J Clin Nutr. 1999 Apr;53 Suppl 1:S177-8.
Report of the IDECG Working Group on lower and upper limits of carbohydrate and fat intake. International Dietary Energy Consultative Group.
Bier DM, Brosnan JT, Flatt JP, Hanson RW, Heird W, Hellerstein MK, Jéquier E, Kalhan S, Koletzko B, Macdonald I, Owen O, Uauy R.
江部康二
2018年02月03日 (土)
【18/02/02 福助
「におい物質」が血糖値を下げる
糖尿病ネットワーク
「におい物質」が血糖値を下げる 新しい糖尿病治療薬の開発に期待
2018年01月29日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2018/027739.php
--------------------------------------------------------
血糖値を下げるインスリンの分泌が、特定のにおい物質に反応して活発化することを、
東北大などの研究チームが突き止めた。
高血糖時のみにインスリン分泌を促進する、
これまでにない新しいメカニズムの糖尿病の治療薬を開発できる可能性があるという。
<略>
インスリン分泌が「におい物質」により増強
<略>
また、マウスにオクタン酸を経口投与した後にブドウ糖を投与すると、
血糖値が上昇したときだけ血中インスリン濃度が高まり、血糖値が改善した。
<略>
--------------------------------------------------------
江部先生
におい物質で血糖値を下げるとのことですが、
オクタン酸(カプリル酸)は中鎖脂肪酸とのことで、
ココナッツオイルやMCTオイルに含まれるということは、
もしかしたら、食前に摂取したら効果があるかも知れません。
血糖値が上昇したときだけ血中インスリン濃度が高まるというのは嬉しいですし、
セイゲニストには中鎖脂肪酸でケトン体も高まることになりますし、
これが本当なら嬉しい限りです。】
こんにちは。
『「におい物質」が血糖値を下げる』
という耳よりな情報を福助さんにコメント頂きました。
ありがとうございます。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2018/027739.php
糖尿病ネットワークから以下、抜粋。
【鼻の嗅覚神経で「におい」を感知することに役立っている「嗅覚受容体」が、
ヒトやマウスなどで、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞にも存在していることを、
東北大学などの研究グループが発見した。
さらに、「オクタン酸」というにおい物質が、
この膵臓β細胞にある嗅覚受容体のひとつ「Olfr15」によって感知されると、
血糖値が高いときにだけインスリン分泌が促され、
血糖値が改善することを明らかにした。】
膵臓のβ細胞に、「嗅覚受容体」が存在するとは、
確かに画期的な新発見ですね。
いい意味のサプライズと言えます。
福助さん、ご指摘のように、におい物質のオクタン酸が、
ココナッツオイルやMCTオイルに含まれているなら
糖質セイゲニストにとって一石二鳥です。
オクタン酸は、血糖値が高いときだけインスリンを分泌させるのも
とても好都合です。
オクタン酸は、母乳にも含まれているようです。
ココナッツオイルやMCTオイルは、血糖値上昇作用はゼロで、
糖質制限OK食品ですし、ケトン体上昇効果もあり、
なおかつオクタン酸が含まれていて、花丸をあげたいです。
江部康二
「におい物質」が血糖値を下げる
糖尿病ネットワーク
「におい物質」が血糖値を下げる 新しい糖尿病治療薬の開発に期待
2018年01月29日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2018/027739.php
--------------------------------------------------------
血糖値を下げるインスリンの分泌が、特定のにおい物質に反応して活発化することを、
東北大などの研究チームが突き止めた。
高血糖時のみにインスリン分泌を促進する、
これまでにない新しいメカニズムの糖尿病の治療薬を開発できる可能性があるという。
<略>
インスリン分泌が「におい物質」により増強
<略>
また、マウスにオクタン酸を経口投与した後にブドウ糖を投与すると、
血糖値が上昇したときだけ血中インスリン濃度が高まり、血糖値が改善した。
<略>
--------------------------------------------------------
江部先生
におい物質で血糖値を下げるとのことですが、
オクタン酸(カプリル酸)は中鎖脂肪酸とのことで、
ココナッツオイルやMCTオイルに含まれるということは、
もしかしたら、食前に摂取したら効果があるかも知れません。
血糖値が上昇したときだけ血中インスリン濃度が高まるというのは嬉しいですし、
セイゲニストには中鎖脂肪酸でケトン体も高まることになりますし、
これが本当なら嬉しい限りです。】
こんにちは。
『「におい物質」が血糖値を下げる』
という耳よりな情報を福助さんにコメント頂きました。
ありがとうございます。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2018/027739.php
糖尿病ネットワークから以下、抜粋。
【鼻の嗅覚神経で「におい」を感知することに役立っている「嗅覚受容体」が、
ヒトやマウスなどで、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞にも存在していることを、
東北大学などの研究グループが発見した。
さらに、「オクタン酸」というにおい物質が、
この膵臓β細胞にある嗅覚受容体のひとつ「Olfr15」によって感知されると、
血糖値が高いときにだけインスリン分泌が促され、
血糖値が改善することを明らかにした。】
膵臓のβ細胞に、「嗅覚受容体」が存在するとは、
確かに画期的な新発見ですね。
いい意味のサプライズと言えます。
福助さん、ご指摘のように、におい物質のオクタン酸が、
ココナッツオイルやMCTオイルに含まれているなら
糖質セイゲニストにとって一石二鳥です。
オクタン酸は、血糖値が高いときだけインスリンを分泌させるのも
とても好都合です。
オクタン酸は、母乳にも含まれているようです。
ココナッツオイルやMCTオイルは、血糖値上昇作用はゼロで、
糖質制限OK食品ですし、ケトン体上昇効果もあり、
なおかつオクタン酸が含まれていて、花丸をあげたいです。
江部康二
2018年02月02日 (金)
【18/02/01 milk
タイトルなし
テーマが「ケトン体」だったので、疑問だったことがあり、コメント投稿します。
「周期性嘔吐症候群」と診断された娘がいます。
昔は「自家中毒」と呼んでいた、幼児期の「病気(体質?)」とのことです。
娘の場合、幼児期に始まり、5回ぐらい入院をしましたが、
小学校3年の入院を最後に、小学4年(10歳)になった現在まで症状はでていません。
ドクターから「10歳ぐらいになって体ができてくると自然に治る」と聞いていたので、
もう大丈夫なのかなと、安堵しているところです。
お聞きしたいことですが、
昔、嘔吐の症状が始まって小児科へ行くと、必ず尿中の「ケトン」をチェックしました。
そして検査するといつも「ケトン」が出ていました。
「ケトンが出ている、だから周期性嘔吐症です」と言われ、
ケトンは悪いもの、というイメージを持っているのですが、
今日のお話のケトンは、周期性嘔吐症で尿に出るケトンのことなのでしょうか。
もしそうであるなら、2つのケトンはどう違うのでしょうか。
ケトンとはどういうものなのか(悪者なのか?)、よくわからなくて、お聞きしたく思いました。
ビギナーのため、見当違いの質問だったら申し訳ありません。】
こんばんは。
milk さんから、ケトン体について、コメント・質問を頂きました。
A)『周期性嘔吐症』の時のケトン体、
B)『糖尿病ケトアシドーシス』の時のケトン体、
C)2018/2/1(木)ブログのケトン食実践時のケトン体、
ケトン体という物質は、
A)B)C)三者とも同一ですので、確かにわかりにくい面がありますね。
まず最初に、強調したいのはケトン体は安全な物質であるということです。
宗田哲男医師らは、2016年、
胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表しました。(*)
胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初で、江部康二も共著者の一人です。
胎盤のケトン体値は基準値の20~30倍、 平均2235.0μmol/L(60検体)
臍帯のケトン体値は基準値の数倍~10倍、平均779.2μmol/L(60検体)
新生児の血中ケトン体値は、基準値の3倍~数倍、平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
基準値は85 μmol/L以下ですので、胎盤と臍帯と新生児では、
ケトン体は基準値より高値が当たり前というこがと確認できました。
この生理学的事実により、ケトン体の安全性は保証されたと言えます。
A)周期性嘔吐症ですが、
じつは、この病気は片頭痛の子ども版と言われていて、
大人で片頭痛の持病がある人の幼少期の症状だという見方もあります。
ケトン体そのものは、インスリン作用があるかぎり、
胎児や新生児においても、上記のように安全なものです。
従って、ケトン体高値は、周期性嘔吐症の原因ではありません。
過労、精神的緊張、感染、ストレスなどが誘因となって
頻回に嘔吐したり体調不良で食事ができなくて
飢餓状態になって低血糖になったりします。
その結果としてケトン体高値となると考えられます。
2~10歳くらいの小児に多い病気で、この年齢では肝臓の糖新生能力がまだ
未熟で、低血糖を誘発しやすいことも関与していると思います。
『周期性嘔吐症』に関するより詳しい解説は
以下のたがしゅう先生のブログをご参照頂けば幸いです。
「アセトン血性嘔吐症の正体」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-201.html
B)糖尿病ケトアシドーシスは、
インスリン作用が欠落していることが前提となる病気です。
すなわち、インスリン作用が少しでも残っていれば、
糖尿病ケトアシドーシスは発症しません。
こちらも、原因はインスリン作用の欠落であり、
そのため全身の代謝失調を生じ、血糖が利用不能となり、
最終的に脂肪酸が燃えてエネルギー源となるので、
結果としてケトン体が高値となるに過ぎません。
A)B)含めて、ケトン体そのものは、安全であることが
おわかり頂けば幸いです。
(*)
Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,newborn and mother in normal delivery Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)
江部康二
タイトルなし
テーマが「ケトン体」だったので、疑問だったことがあり、コメント投稿します。
「周期性嘔吐症候群」と診断された娘がいます。
昔は「自家中毒」と呼んでいた、幼児期の「病気(体質?)」とのことです。
娘の場合、幼児期に始まり、5回ぐらい入院をしましたが、
小学校3年の入院を最後に、小学4年(10歳)になった現在まで症状はでていません。
ドクターから「10歳ぐらいになって体ができてくると自然に治る」と聞いていたので、
もう大丈夫なのかなと、安堵しているところです。
お聞きしたいことですが、
昔、嘔吐の症状が始まって小児科へ行くと、必ず尿中の「ケトン」をチェックしました。
そして検査するといつも「ケトン」が出ていました。
「ケトンが出ている、だから周期性嘔吐症です」と言われ、
ケトンは悪いもの、というイメージを持っているのですが、
今日のお話のケトンは、周期性嘔吐症で尿に出るケトンのことなのでしょうか。
もしそうであるなら、2つのケトンはどう違うのでしょうか。
ケトンとはどういうものなのか(悪者なのか?)、よくわからなくて、お聞きしたく思いました。
ビギナーのため、見当違いの質問だったら申し訳ありません。】
こんばんは。
milk さんから、ケトン体について、コメント・質問を頂きました。
A)『周期性嘔吐症』の時のケトン体、
B)『糖尿病ケトアシドーシス』の時のケトン体、
C)2018/2/1(木)ブログのケトン食実践時のケトン体、
ケトン体という物質は、
A)B)C)三者とも同一ですので、確かにわかりにくい面がありますね。
まず最初に、強調したいのはケトン体は安全な物質であるということです。
宗田哲男医師らは、2016年、
胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表しました。(*)
胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初で、江部康二も共著者の一人です。
胎盤のケトン体値は基準値の20~30倍、 平均2235.0μmol/L(60検体)
臍帯のケトン体値は基準値の数倍~10倍、平均779.2μmol/L(60検体)
新生児の血中ケトン体値は、基準値の3倍~数倍、平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
基準値は85 μmol/L以下ですので、胎盤と臍帯と新生児では、
ケトン体は基準値より高値が当たり前というこがと確認できました。
この生理学的事実により、ケトン体の安全性は保証されたと言えます。
A)周期性嘔吐症ですが、
じつは、この病気は片頭痛の子ども版と言われていて、
大人で片頭痛の持病がある人の幼少期の症状だという見方もあります。
ケトン体そのものは、インスリン作用があるかぎり、
胎児や新生児においても、上記のように安全なものです。
従って、ケトン体高値は、周期性嘔吐症の原因ではありません。
過労、精神的緊張、感染、ストレスなどが誘因となって
頻回に嘔吐したり体調不良で食事ができなくて
飢餓状態になって低血糖になったりします。
その結果としてケトン体高値となると考えられます。
2~10歳くらいの小児に多い病気で、この年齢では肝臓の糖新生能力がまだ
未熟で、低血糖を誘発しやすいことも関与していると思います。
『周期性嘔吐症』に関するより詳しい解説は
以下のたがしゅう先生のブログをご参照頂けば幸いです。
「アセトン血性嘔吐症の正体」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-201.html
B)糖尿病ケトアシドーシスは、
インスリン作用が欠落していることが前提となる病気です。
すなわち、インスリン作用が少しでも残っていれば、
糖尿病ケトアシドーシスは発症しません。
こちらも、原因はインスリン作用の欠落であり、
そのため全身の代謝失調を生じ、血糖が利用不能となり、
最終的に脂肪酸が燃えてエネルギー源となるので、
結果としてケトン体が高値となるに過ぎません。
A)B)含めて、ケトン体そのものは、安全であることが
おわかり頂けば幸いです。
(*)
Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,newborn and mother in normal delivery Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)
江部康二
2018年02月01日 (木)
こんばんは。
今回は
ケトン食とスーパー糖質制限食の違いについて考えてみます。
Ketogenic Diet(ケトン食)
<脂肪>:<非脂肪(炭水化物+たんぱく質)>
の重量比がケトン比です。
小児難治性てんかんの治療食として、
確立している本格的「ケトン食」は、ケトン比3:1で、
脂質摂取比率が87%くらいです。
従って糖質は勿論のこと、蛋白質もあるていど制限されます。
血中総ケトン体は、4000~5000μM/L(基準値26~122)レベルの高値となりますが、
インスリン作用が保たれていれば、安全です。
これくらい血中ケトン体が高値だと、尿中ケトン体も常に陽性です。
つまり、体内で利用しきれない血中ケトン体が尿中に出続けるということです。
難治性てんかんの治療には、それほど高濃度のケトン体が必要となりますので、
ケトン食はあくまでも治療食という位置づけとなります。
一方、スーパー糖質制限食は脂質摂取比率が56%くらいです。
たんぱく質は32%くらい、糖質は12%くらいです。
これらは、高雄病院糖質制限給食一週間のメニューの平均値ですから、
個々の食事ではそこそこのバラツキはあります。
スーパー糖質制限食の場合は、
当初は尿中ケトン体が陽性となりますが1~3ヶ月くらいで陰性となります。
血中総ケトン体は、400~800~1200μM/L(基準値26~122)レベルですが、
心筋や骨格筋や体細胞がしっかりケトン体を利用して、
腎臓の再吸収の効率も良くなるので、尿中には排泄されなくなります。
つまり血中ケトン体は全て体内で利用されています。
スーパー糖質制限食は、狩猟・採集時代700万年間の人類の食生活が目安であり、
糖尿病や生活習慣病の治療食ではありますが、
その本質は人類本来の食事、人類の健康食と言えます。
従いまして、スーパー糖質制限食では、糖質制限をしっかり意識していれば、
たんぱく質の計算までは要らないと思います。
スーパー糖質制限食実践では、脂質とたんぱく質は満足いくまで充分量摂取して貰います。
つまり、スーパー糖質制限食では、たんぱく質制限は推奨しません。
<結論>
1、ケトン食は「治療食」である。糖質も蛋白質も制限される。
2、スーパー糖質制限食は、「人類の健康食」である。脂質、蛋白質は制限なし。
江部康二
【18/02/02 ギー
スーパー糖質制限食について
江部先生いつも勉強させていただいております。お聞きしたいのですが、スーパー糖質制限食ですが、比率が出ており、ますが、でも最後にたんぱく質と脂肪の制限はなし、なんですがどうなんでしょうか?比率は重視するべきでしょうか?また、比率についてなんですが、どういうふうにその数値になったのでしょうか?やはりデータの積み重ねですか?知りたくなってきました。教えてください。よろしくお願いいたします。】
ギー さん
スーパー糖質制限食が『たんぱく質と脂肪の制限はなし』
というのは、ケトン食に比べて蛋白質の制限は必要ないという意味を強調しました。
それで、糖質だけは制限して、蛋白質と脂質はしっかり摂取してOKとして、
その結果が、平均したら高雄病院のスーパー糖質制限食で
<脂質56%、蛋白質32%、糖質12%>となりました。
従って、
<脂質60%、蛋白質30%、糖質10%>
<脂質60%、蛋白質32%、糖質8%>
<脂質50%、蛋白質36%、糖質14%>
など、いろいろなパターンの平均値です。
今は、一回の食事の糖質量のほうがわかりやすいかと考えています。
一回の食事の糖質量が10g以下が厳しいスーパー糖質制限食です。
一回の食事の糖質量が20g以下がスーパー糖質制限食です。
今回は
ケトン食とスーパー糖質制限食の違いについて考えてみます。
Ketogenic Diet(ケトン食)
<脂肪>:<非脂肪(炭水化物+たんぱく質)>
の重量比がケトン比です。
小児難治性てんかんの治療食として、
確立している本格的「ケトン食」は、ケトン比3:1で、
脂質摂取比率が87%くらいです。
従って糖質は勿論のこと、蛋白質もあるていど制限されます。
血中総ケトン体は、4000~5000μM/L(基準値26~122)レベルの高値となりますが、
インスリン作用が保たれていれば、安全です。
これくらい血中ケトン体が高値だと、尿中ケトン体も常に陽性です。
つまり、体内で利用しきれない血中ケトン体が尿中に出続けるということです。
難治性てんかんの治療には、それほど高濃度のケトン体が必要となりますので、
ケトン食はあくまでも治療食という位置づけとなります。
一方、スーパー糖質制限食は脂質摂取比率が56%くらいです。
たんぱく質は32%くらい、糖質は12%くらいです。
これらは、高雄病院糖質制限給食一週間のメニューの平均値ですから、
個々の食事ではそこそこのバラツキはあります。
スーパー糖質制限食の場合は、
当初は尿中ケトン体が陽性となりますが1~3ヶ月くらいで陰性となります。
血中総ケトン体は、400~800~1200μM/L(基準値26~122)レベルですが、
心筋や骨格筋や体細胞がしっかりケトン体を利用して、
腎臓の再吸収の効率も良くなるので、尿中には排泄されなくなります。
つまり血中ケトン体は全て体内で利用されています。
スーパー糖質制限食は、狩猟・採集時代700万年間の人類の食生活が目安であり、
糖尿病や生活習慣病の治療食ではありますが、
その本質は人類本来の食事、人類の健康食と言えます。
従いまして、スーパー糖質制限食では、糖質制限をしっかり意識していれば、
たんぱく質の計算までは要らないと思います。
スーパー糖質制限食実践では、脂質とたんぱく質は満足いくまで充分量摂取して貰います。
つまり、スーパー糖質制限食では、たんぱく質制限は推奨しません。
<結論>
1、ケトン食は「治療食」である。糖質も蛋白質も制限される。
2、スーパー糖質制限食は、「人類の健康食」である。脂質、蛋白質は制限なし。
江部康二
【18/02/02 ギー
スーパー糖質制限食について
江部先生いつも勉強させていただいております。お聞きしたいのですが、スーパー糖質制限食ですが、比率が出ており、ますが、でも最後にたんぱく質と脂肪の制限はなし、なんですがどうなんでしょうか?比率は重視するべきでしょうか?また、比率についてなんですが、どういうふうにその数値になったのでしょうか?やはりデータの積み重ねですか?知りたくなってきました。教えてください。よろしくお願いいたします。】
ギー さん
スーパー糖質制限食が『たんぱく質と脂肪の制限はなし』
というのは、ケトン食に比べて蛋白質の制限は必要ないという意味を強調しました。
それで、糖質だけは制限して、蛋白質と脂質はしっかり摂取してOKとして、
その結果が、平均したら高雄病院のスーパー糖質制限食で
<脂質56%、蛋白質32%、糖質12%>となりました。
従って、
<脂質60%、蛋白質30%、糖質10%>
<脂質60%、蛋白質32%、糖質8%>
<脂質50%、蛋白質36%、糖質14%>
など、いろいろなパターンの平均値です。
今は、一回の食事の糖質量のほうがわかりやすいかと考えています。
一回の食事の糖質量が10g以下が厳しいスーパー糖質制限食です。
一回の食事の糖質量が20g以下がスーパー糖質制限食です。
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