炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物vs.ヒトの全人類史、刊行
炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】
植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書) 新書 – 2017/10/17
夏井 睦 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4334043178/

こんにちは。
我が畏友、夏井睦先生の新刊が刊行されました。

衝撃のベスセラー「炭水化物が人類を滅ぼす」から、4年、
最終解答編ということで、
期待はおおいに膨らみます。

2016/7/20(水)、
NHKクローズアップ現代で糖質制限食が特集されました。
番組出演の群馬大学名誉教授の栄養学者の高橋久仁子さんが、
「ダイエットブームは、たいてい1~2ヶ月、
長くても半年で終わるが糖質制限食は年単位で続いているのが不気味です。」
と述べておられました。

私に言わせれば、不気味でも何でもなく、
糖質制限食はブームではなく真実そのものであるということです。

すなわち、糖質制限食は生理学的事実に基づく基礎理論により体系づけられています。
さらにRCT研究論文・コホート研究によるエビデンスがある科学的な食事療法なのです。

糖質制限食は、今後もどんどん広がり続け、人類を救ってくれることでしょう。
夏井先生からの、新説・仮説・解答・メッセージ・・・とても楽しみです。

炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】
私も早速、購入しました。
しっかり熟読したいと思います。
皆さんも、ぜひどうぞ、御覧あれ。

江部康二


☆☆☆
以下は、出版社の内容紹介です。

内容紹介
ダイエットに革命をもたらしたあのベストセラーの
発売から4年、待望の続編がついに登場! !

2割の「冒険家遺伝子」が今、開始する
糖質からの独立戦争

「増えよ、地に満ちよ……」
埋め込まれたプログラムのままに、
生物としてのリミッターを外してしまった人類は、
これからどこへ行こうとしているのか――。


◎内容
ベストセラー『炭水化物が人類を滅ぼす』の刊行から4年。
この間、糖質制限を取り巻く社会の状況は大きく変化した。
批判的な記事は数を減らし、代わってスーパーや外食チェーンには
糖質オフ商品が続々登場。今や糖質制限市場ともいうべき
巨大マーケットが形成されている。
それは何より消費者の側が、健康への効果を体感しているからだろう。
続編となる本書では、前作で未解決だったいくつかの問題を解決し、
実践者からの大規模アンケートの結果を公開。
さらに糖質セイゲニストの立場から、全生命史、全人類史を
読み直すという新たな試みに挑む。
「糖質まみれの近・現代人」による研究は、
初期人類(糖質ゼロ)の姿を見誤っている。
19世紀的知識の呪縛、シアノバクテリアの呪いから我々の脳を解き放ち、
糖質に操られ支配される生活から人生を取り戻すべく
縦横無尽に新説・仮説を展開しながら語る。
アルコール摂取の適量は?、リスクは?、血糖低下作用は?
こんにちは。

ずいぶん、涼しくなってきました。
鍋の季節ですね。
我が家は、秋・冬は鍋料理が多いです。
夏でも鍋料理のこともあります。
鍋は、究極の糖質制限料理ですね。(^^)

2017年10月14日(土)は食事会のあとカラオケに行って
超久しぶりに午前様でした。
辛口ワインとハイボールです。
とても楽しかったのですが、
日曜日は、やはりというか必然的というか二日酔いでしたが、 (*_*)
テニスには行きましたよ。

もっとも、糖質制限食開始前の、「嘔気・嘔吐・点滴」といった
シビアな二日酔いではなくて、頭が重いていどでした。
朝昼兼用の食事もいつも通り食べました。

秋・冬はお酒が美味しいですが、家で呑むときは、
寒い日は最初の1杯は焼酎のお湯割りで、その後は水割りに切り替えます。

焼酎も、基本25%のものが主で、
濃いアルコールはできるだけ避けるようにしています。

さてアルコール1gは約7kcalの燃焼エネルギーを有し、
摂取時の利用効率は70%ていどと推定されています。

一方、エネルギーは有していますが、
糖尿病専門医研修ガイドブック 改定第4版 81ページの記載によれば、
アルコールには体重増加作用がないとされています。

そして、アルコール単体では、血糖を上昇させることはありません。
蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)は糖質を含まないので血糖を上昇させません。
醸造酒(ビール、日本酒など)は糖質を含むので血糖値を上昇させます。


<アルコールの適量>

世界がん研究基金2007年の勧告では、アルコールの推奨量は、
男性は1日2杯、女性は1日1杯までとしています。
1杯はアルコール10~15グラムに相当します。

米国糖尿病学会は、
アルコール24g(30ml)/日を食事と共に摂る程度なら適量としていますが、
ビール(5%)なら600ml
ワイン(15%)なら200ml
ウイスキー(43%)なら70ml
焼酎(25%)なら120ml
糖質ゼロ発泡酒(4%)なら750ml

に相当します。

<アルコールのリスク>

世界がん研究基金の2007年の勧告で、アルコール摂取は、
「口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、大腸がん(男性)、乳がん」の確実なリスクであり、
「肝臓がん、大腸がん(女性)」 のリスクとなるので要注意です。 (→ο←)

それから、過度のアルコール摂取は、
肝細胞内での脂肪酸からの中性脂肪の過剰合成を引き起こします。

その一部は肝臓外へ分泌されて高中性脂肪血症の原因となり、
一部は肝細胞内に蓄積されて脂肪肝の原因となります。

<アルコールと血糖低下作用>

ご存知の方も多いと思いますが、アルコールには、血糖低下作用があります。

ただ個人差が大きいので、(A)gのアルコールが血糖値を(B)mg、
低下させるというように一律にはいきません。

エネルギー源としては、[アルコール→糖質→脂質→タンパク質]の順で利用されます。

焼酎、ウィスキーなど蒸留酒には糖質は含まれていないので、
血糖は全く上昇しません。

しかし、アルコールを摂取すると、人体に対する毒物とみなされて、
優先的に肝臓で分解されますので、
その間、同じ補酵素を使う糖新生がブロックされてしまいます。

従って、アルコールを摂取すると結果として、
肝臓の糖新生を抑制することとなります。

血中アルコール濃度が上昇している間は、糖新生はブロックされるので、
個人差が大きいと思いますが、酒を飲んでいる最中は、
血糖値が下がる人もいると思います。

また、一定量以上のアルコールを摂取すれば、肝臓の夜間糖新生はブロックされ、
翌朝の早朝空腹時血糖値は、下がる可能性が高いです。

アルコールの血糖低下作用については個人差が大きいので、ご注意ください。

なお、SU剤内服中の糖尿人やインスリン注射中の糖尿人は、
過度のアルコール摂取により糖新生が阻害されると
低血糖になりやすいので要注意です。

正常人でも、空きっ腹で大量のアルコールを摂取すれば、
低血糖になる可能性もあります。

<江部康二の酒量は?>

私自身のお酒の摂取量ですが、平均的には、
糖質ゼロ発泡酒350mlを1缶、その後、焼酎の水割りを3~5杯です。

焼酎は25%の濃さで、720mlが3日間で空くくらいのペースです。

あるいは、糖質ゼロ発泡酒350mlを1缶と赤ワインを1/2本とかです。

家でたまに、赤ワイン、ボトル1本のむこともあります。

外で飲食のときは、焼酎の水割りを5~6杯のこともあります。

25度の焼酎が720mlなら、アルコールそのものは180ml含まれています。

従って、私は毎日60~75ml以上のアルコールを摂取していますので、
世界がん研究基金や米国糖尿病協会の「適量=30ml」は、
誠に遺憾ながら、確実にオーバーしています。( ̄_ ̄|||)


上述のようにアルコールには発ガン性や脂肪肝のリスクも指摘されていますので、
各自が自己責任で自己管理で適量!?の飲酒ということになるでしょうか? 

勿論、私は、アルコール摂取のリスクは充分承知した上で、
自己責任でそれなりに飲酒しています。 (^^)
幸い、肝機能を含めて、血液検査は全て正常です。

ちなみに、今日も今から宴会です。  (^_^)

江部康二
10/21(土)、NHKカルチャー岐阜教室、糖質制限食講座のご案内。
こんにちは。

NHKカルチャー岐阜教室、
2017/10/21(土) 17:00~18:30
糖質制限食講座
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html


のご案内です。
岐阜では、数年ぶりの講演です。

糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
岐阜、名古屋、滋賀方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。

2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。

なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、大きな追い風となりました。

この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。


江部康二


☆☆☆
以下、NHKカルチャー岐阜教室のサイトから抜粋です。

糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html


講師 
一般財団法人高雄病院 理事長  江部康二医師
一般社団法人日本糖質制限医療推進協会 理事長
内科医 漢方医


内容
糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通してメタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
運動を勧められても長続きしなかった方、
ダイエットの効果が表れなかった方に向け正しい知識と治療効果、
カロリー制限食と糖質制限食の比較や注意点などをお話します。


受講申し込み
NHKカルチャー岐阜教室
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html
058-264-6311

開催期間
2017/10/21(土) 17:00~18:30

受講料(税込み)
会員 3,261円
一般(入会不要) 3,823円


1型糖尿病、スーパー糖質制限食で、8年間インスリンフリー。冠攣縮は?
【17/10/13 小福
糖質制限中の虚血性変化
江部先生
極度の糖質制限と虚血性変化の実験はマウス実験だから、
当てはまらないということですね。
ありがとうございます。

虚血性変化で検索するとほとんどが動脈硬化や血管の詰まりが原因だと書かれています。
私の場合、糖質制限食のおかげでHbA1c5.4%、
動脈硬化はなく、血管にも詰まりが見られません。
運動負荷がかかった時に血管が細くなるみたいですが、
糖尿関係ではなく、ストレスなど別の要因だと考えられますか?

日赤循環器医師に「糖質制限をしている」と話したため、
「あなたは1型糖尿だし、運動した時に心臓を動かすのに必要な養分(糖質)を取り込む力がないから虚血性の変化がでているのかもしれない。
糖尿内科を紹介するので、そこで、2ヵ月くらいインスリン注射をして糖を体に少し取り込み、様子を見てはどうか?」と言われています。

1型でもスーパー糖質制限で8年間、薬も注射もなしで生活できていることもあり、
糖質制限に理解のない医師に診ていただくことにも抵抗がありましたが、
私は素人ですので、
インスリンを打ったら虚血性変化がなくなるかもしれない?と心が揺らぎました。
ですが、江部先生に確認してからでないと決断できず、
インスリンを打つかどうかの返事を待っていただいています。

私にはまだ基礎インスリンが残っているので、
インスリン注射して糖質を多く取り込むことは無意味なのかなぁ?と思いますが、
先生はどう思われますか?

人と違ったことをすると異端児の様に見られます。
まだまだ古い考えの人の前では、私の様に他に異常がでた場合にはやっぱりだと、
「糖質制限」のせいにしがたる傾向にあります。

私は、これまで間違っていないと信じて8年も過ごしてきましたので、
貫きたいのですが、実際に他の不調が出ると心配になるものです。
ときどき、先生に質問させていただいて言葉をいただくとすごく安心でき、
糖質制限のモチベーションにつながっております。

今回は心臓の不調ということもあり、先生の言葉をとても必要としております。
糖質制限をしているのに運動時の虚血性変化が現れることについて、
考えられる原因と、インスリン注射を2ヶ月試してみるべきか?と、
長期間の高たんぱく食が運動をしない人には心臓の負担になるか?
についてご教授いただきますようお願いいたします。】


こんにちは。

1型糖尿病の小福さんから、コメント・質問を頂きました。
スーパー糖質制限食で、8年間インスリンフリーで
HbA1c5.4%とコントロール良好とは、素晴らしいです。

小福さんの「虚血性変化」は動脈硬化はなく、血管にも詰まりが見られませんので、
いわゆる「冠攣縮性狭心症」のシンプルなタイプと思われます。
何らかのストレスなどをきっかけに冠動脈が攣縮するために発症します。

喫煙、飲酒、糖尿病、ストレスなどが関与します。
糖尿病はコントロール極めて良好なので、今回は無関係です。
一般に、
・禁煙.
・血圧管理.
・適正体重の維持.
・耐糖能障害の是正.
・脂質異常症の是正.
・過労,精神ストレスの回避.
・節酒.
をこころがけ、予防にはカルシウム拮抗薬が有効です。
ビタミン E 、ビタミンC、漢方薬の経口投与も有効である可能性があります。

生活習慣を注意しても、「冠攣縮性狭心症」の頻度が減少しないなら
まずは、 ビタミン E 、ビタミンCの経口投与を試しては如何でしょう。
それが無効なら、漢方薬を試し、カルシウム拮抗剤の予防内服も選択肢の1つです。

糖質制限をしているのに運動時の虚血性変化が現れることに関しては
まず上記を試みましょう。


さて、インスリン注射ですが、小福さんの場合は全く適応となりません。
そもそも、ハーパー生化学・原書27版(P155、図16-9)によれば
「心臓のような肝外組織では代謝エネルギー源は次の順に好まれて酸化される。
1)ケトン体2)脂肪酸3)グルコース。」

ということです。
従ってスーパー糖質制限食で、ケトン体リッチなら、
心臓のエネルギー不足は全く考えられません。

小福さんのように、1型糖尿病でも内因性インスリンがあるていど保たれていて、
HbA1c5.4%ならば、基礎分泌も追加分泌もしっかりでていると考えられ、
インスリンの不足はありません。

私が常々、言っているように、血糖コントロール良好が保たれている限り、
インスリンは少なければ少ないほど、身体には優しいです。

過剰なインスリンは活性酸素を発生させ、酸化ストレスリスクとなります。
従って、インスリン注射は、役に立たないし、酸化ストレスリスクとなる可能性もありますので、適応となりません。


長期間の高たんぱく食が心臓によいかどうか諸説あります。

ともあれ、信頼度の高い論文(☆)で、
植物性、動物性たんぱく質を多くとっている女性は、そうでない人に比べ心疾患のリスクとなる血圧や血管の硬さの数値が低いことがわかったと発表されました。
たんぱく質に含まれる7種類のアミノ酸が影響しており、その効果は減塩や禁煙、禁酒、運動習慣などに匹敵するとのことです。


(☆)
J Nutr. 2015 Sep;145(9):2130-8. doi: 10.3945/jn.115.214700. Epub 2015 Jul 22.
Amino Acid Intakes Are Inversely Associated with Arterial Stiffness and Central Blood Pressure in Women.


江部康二
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』 を開催。京都。
こんにちは。

2017年11月20日(月)、京都にて、日本糖質制限医療推進協会主催の
『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室』 を開催します。

メイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」 (埼玉県朝霞市)の
小寺幹成オーナーパティシエです。

小寺パティシエは、昨年11月には文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました。 (*^^)v

第4回目、今年最後のスイーツレッスンとなる今回のテーマは、
「低糖質クリスマスケーキ」 だそうです^^v。

定員は24名様、先着順です。 皆さん奮ってご参加くださいね。

江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

*********

ブログ読者の皆様、いつも弊会の講演会やスイーツ・料理教室へ
多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

本日は、低糖質スイーツ教室(京都)の開催をご案内申し上げます。

関西圏の方をはじめ、皆様のご参加をお待ちしております。

◇スイーツ教室情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○

    (一社)日本糖質制限医療推進協会主催

『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(京都)』

   第4回 「低糖質クリスマスケーキ」

◆日時: 11月20日(月) 13:00~16:00頃 ※開場・受付は12:45~

◆会場: あじわい館(京の食文化ミュージアム)調理実習室
     京都市下京区中堂寺南町130番地 京都青果センタービル3階
     http://www.kyo-ajiwaikan.com/access

♪講師:
 小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ
 佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者

◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円

☆内容ご紹介☆

美味しい低糖質菓子をご自宅で作っていただけるように、
お菓子作りの基礎から学べる講座です。

講師の小寺幹成パティシエに低糖質菓子を作る際のコツや工夫、
様々な技術をデモンストレーションや実習でレクチャーいただき、
参加者の皆様からの質問や疑問にもお答えいただきます。

今回は、第2回で取り上げた「低糖質スポンジ生地」作りのおさらいを
しながら、クリスマスやお誕生日用として生かせるホールケーキに
仕上げていきます。

低糖質とは思えない、違和感のないふわふわのスポンジ生地、
程よい甘さのクリーム作り、上手なデコレーションのテクニックなどを
しっかり学んでいただきます。

クリスマスに限らず、お祝い事や贈り物にも役立つ技を小寺パティシエに
レクチャーいただきます。

前回のスポンジレッスンに残念ながら参加できなかったという方、
おさらいして更に腕を磨きたい方、この機会に是非ご参加くださいませ♪

◆定員・対象: 24名様 ・一般(18歳以上)

◆当日の流れ: レシピ説明 → 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散

◆ご持参いただくもの: エプロン、三角巾、ふきん(タオル)2枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込みください。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝えください。

■お申し込み方法:

※当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など、
業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。

★賛助会員の方: 事務局までメールにてお申し込みください。
  
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読みください。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
 「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、  
 「通信」欄に「11/20スイーツ教室参加希望」とご記入ください。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(会員以外の方)で、教室参加のみご希望の方:
 下のフォームからお申し込みください。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/lesson-a

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。開場・受付は、レッスン開始時間の15分前からです。

・お申し込み後、キャンセルされる場合は、11月16日(木)までに ご連絡ください。
11月17日(金)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル料金としていただきますので、予めご了承ください。

・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作ったお料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。

・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレグランスはお控えください。

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7年以上糖質制限を実施、 9.8%あったHba1cが6.0%前後。暁現象は?
【17/10/12 調剤未経験薬剤師
ご講演ありがとうございました&質問です
江部先生

10/8のご講演、ありがとうございました。
3人の先生方それぞれわかりやすく、かつ自信を持ってお話しされているのが大変印象的でした。
夏井先生も含め先生方皆様はご自身の信念に基づいて常識にとらわれず過去の治療の枠から飛び出されてきたわけですが、ここ数年、単なるブームではなく、また糖尿病の治療だけで収まることなくひろがっていく様子は見ていて大変喜ばしく思っております。

私自身7年以上糖質制限を実施し9.8あったHba1cが6.0前後で落ち着いており、ひとえに江部先生のこのブログにめぐり合わなければどうなっていたかわからないと思っています。
さて、会場で質問し損ねてしまったため、一点後教示ください。
私の過去のHba1c9.8ですが、所謂筋金入りの糖尿人でして、当時SU剤、メトホルミンを数年間服用しての値でした。
さすがにもう後がないという気持ちで始めた糖質制限ですべての検査値が正常化しBMIも23前後を維持しております。
ただし、さすがに無投薬というわけには行かずDPP4阻害剤、メトグルコ、ルセフィを服用しております。
しかしながら早朝の血糖値だけはなかなか下がりません。
Freestyle Libreでみましたが深夜90~100だった血糖値がおきてから1時間ほどで130~150、時に200近くになることもあります。
Libreの許容範囲を80から160に設定したところその範囲に97%が収まっていましたが、これは質の良いa1cと判断してよろしいでしょうか。
また何か別の手を使って早朝血糖値を下げるべきか是非お教えください。

長文大変失礼いたしました。
ますますのご活躍をお祈り申し上げます。 】



調剤未経験薬剤師 さん

東京講演会へのご参加、ありがとうございます。
7年以上糖質制限を実施され、
9.8%あったHba1cが6.0%前後とは素晴らしいです。

「SU剤、メトホルミン」を数年間服用していて、HbA1c9.8%であったのが
糖質制限食+「DPP4阻害剤、メトグルコ、ルセフィ」にて、
Hba1cが6.0%なら、とても好ましい内服薬のラインアップです。

SU剤は、何と言っても低血糖を生じやすいので、中止できたのはとてもいいです。
現在の「DPP4阻害剤、メトグルコ、ルセフィ」の内服なら
スーパー糖質制限食でも低血糖は生じにくいので安心して実践できます。

「Freestyle Libreでみましたが深夜90~100だった血糖値が
おきてから1時間ほどで130~150、時に200近くになることもあります。
Libreの許容範囲を80から160に設定したところその範囲に97%が収まっていましたが、これは質の良いHbA1cと判断してよろしいでしょうか。」

Freestyle Libre で、血糖値の97%が「80~160mg/dl」に収まっているなら
これは、24時間通して、血糖変動幅増大も食後高血糖もあまりない「質のいいHbA1c」です。
従って今後の合併症の心配はないと思います。

ただ、HbA1c9.8%だった期間が数年間あったなら
「高血糖の記憶」がある可能性も否定できないので
眼科検診、頸動脈エコー、心エコーなど画像診断の検査も必ずしておきましょう。

「深夜90~100だった血糖値が
起きてから1時間ほどで130~150mg/dl」

これは、「暁現象」と思われます。
200mg/dlはさすがに困りますが、
日本糖尿病学会の合併症予防のための空腹時血糖値の目標は、130mg/dl未満です。
まずは、この目標を目指しましょう。

メトグルコ内服の時間帯ですが、
今の空腹時血糖値の状況なら、
朝昼夕と3回にわけて、食前に内服すれば
起床後、朝食前の血糖値130~150mg/dlが、改善される可能性があるので
主治医とよく相談されては如何でしょう。
メトグルコ4錠を朝昼夕と眠前と4回にわけて内服するのもいいでしょう。
いずれにせよ「暁現象」が生じにくいようにメトグルコ内服の時間帯を工夫してみましょう。

DPP-4阻害剤も、1日1回内服タイプなら、夕食前か夕食後のほうが、
暁現象にはよいと思います。


江部康二
早期がん診断時にはすでに10年以上が経過。糖質制限食で予防は?
こんにちは。
今日は、糖質制限食とがん予防のお話です。
現実にどのていど予防可能かを考察してみます。

実は、がん細胞が発生してから、画像診断的に発見可能な大きさになるのには、
かなり長い年月がかかります。

正常細胞ががん細胞に変わり、体が排除に失敗すると、
がん細胞は徐々に成長を始めます。

細胞分裂により1個が2個になり、2個が4個、
4個が8個、そして16個、32個、64個と倍々で増加していきます。

30回分裂を繰り返すと、約10億個に増え、
重さは約1グラム、直径1cm程度になります。

細胞1個が0.01mmで、1cm経になるのに10~20年かかります。

個体差やがんの種類によっても発育速度は異なります。

がん細胞が生まれてから活発に成長するようになるまでは、
長い期間がかかります。

しかし、がん細胞は成長するにしたがって、
発育速度が速くなるとされています。

2倍の大きさになるのは、例えば早期胃がんでは数年(2-6年)、
進行がんでは数ヶ月、転移した胃がんでは数週間とされています。

従来のがん検診では、腫瘍の大きさが1cm程度にならないと発見できませんでしたが、
PET検査では、早期の5mm程度の大きさでの発見が可能です。

しかしながら、5mmや1cmで早期発見したがんということでも、
がん細胞が発生してから、
すでに約10~20年間が経過していることとなります。

「スーパー糖質制限食」で理論的には、
『西欧型がん』の発生予防が期待されるとはいっても、
すでに発生しているがん細胞の縮小には
「ケトン食」レベルの厳しい食事が必要かもしれません。

対策としては、がん細胞が発生する前に、間に合う内にできるだけ早く
「スーパー糖質制限食」を開始して予防を期待するということになるでしょうか。


江部康二は2002年~スーパー糖質制限食を実践しています。
2017年現在で、15年間です。

従って、2002年以降は、いわゆる『西欧型のがん』の発生は
かなり予防できている可能性が高いです。

一方で、2001年以前に、すでに原初のがん細胞が発生していたとしたら
予防はできていないこととなります。


本日のブログは

PET検査ネット
http://www.pet-net.jp/pet_html/treat/gan.html

を参考にしました。


江部康二
経口インスリン製剤が登場?
こんにちは。

糖尿病ネットワーク
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/027058.php


『経口インスリンの臨床試験が成功 飲み薬でインスリン治療ができる』

という記事が、2017/7/5、掲載されました。

第77回米国糖尿病学会学術集会(2017年)において
経口インスリン製剤の臨床試験が発表されたのです。
私は、知らなかったので、ネットで調べて、本日気がついて、ちょっとしたサプライズでした。

注射ではなく経口薬のインスリンというのは初の快挙と思います。
ノボ ノルディスク社により開発が進められている経口インスリン製剤「OI338」がそれです。

インスリン治療を行ったことのない2型糖尿病の患者50人(平均年齢 61歳)が参加して、臨床試験が行われました。
インスリングラルギン注射(ランタス)群と経口インスリン製剤「OI338」群の2群に分けてRCTが実施されました。
経口インスリンの偽薬とインスリン注射の偽薬が用意され、すべての患者は1日1回の注射と1回の経口薬を服用して、
ダブルブラインド形式で8週間経過をみました。

その結果、経口インスリン薬は
インスリングラルギン注射(ランタス)と同等の治療効果成績とのことなので
かなり有望と言えます。
安全性も、インスリングラルギン注射と同等でした。

インスリンが注射ではなく、経口薬となれば、
臨床応用されれば、素晴らしいことですね。

ところが、残念なことに、
このOI338GTの開発は現在、一端中断されています。
有効性や安全性に問題があるわけではなく、
OI338GTを普及させるために必要な投資の商業的な優先度を考慮した上での判断だそうです。
製品化するために必要な技術の改善は、進行中の研究の焦点となっているとのことです。

できるだけ早い臨床応用を期待してやみません。

江部康二
「内科、眼科、産婦人科医がみた 糖質制限食のチカラ」東京講演会。ご報告。
【17/10/09 イナガキ
東京講演会ありがとうございました
江部先生こんにちは

昨日はありがとうございました。
お堅い勉強会と思っていきましたが、
笑ってばかりでとても面白かったです。

糖質制限者の集まりですので、
肌がきれいな人ばかりでしたね。

今後も糖質制限を続けていきます。

ありがとうございました。

※イチローと一緒に受賞してくださいw 】


こんばんは。

2017年10月8日(日)
「内科、眼科、産婦人科医がみた 糖質制限食のチカラ」
東京講演会


のご報告です。

イナガキ さん、東京講演会へのご参加、そしてコメントありがとうございます。
とても楽しんで頂けたようで、嬉しい限りです。
そう言えば、肌のきれいな人が多かったですね。
200人の参加者で満員御礼でした。
ブログ読者の皆さんも、大勢ご参加頂きありがとうございます。  m(_ _)m
医師も22名にご参加頂き、確実な糖質制限食の広がりを感じました。
質疑応答も活発で、30分の時間をとっていたのですが、
とうとう、時間切れとなり、
何人かのかたには大変申し訳ありませんでした。


第1部: 「糖質制限食 概論と糖尿病治療」
     江部 康二  (高雄病院理事長/当会理事長)

第2部: 「眼科医、産婦人科医だからこそ、言えること」

(1)「糖尿病性網膜症と糖質制限~最先端手術の現場より」
  深作 秀春 医師 (深作眼科理事長)

(2)「妊婦、赤ちゃんの健康とケトン体」
  宗田 哲男 医師 (宗田マタニティクリニック院長)

第3部: 質疑応答

※第1部60分、第2部80分(各40分)、
第3部30分。


私は、
糖質制限食の基礎理論や最新の情報をわかりやすくお話ししました。

そうそう、NHKクローズアップ現代のお話しもしましたね。
2016/7/20(水)22:00~22:25まで、
NHKクローズアップ現代で糖質制限食が特集されました。、
糖質制限食が空前のブームだそうで、関連の市場は¥3184億円とのことでした。
どういう試算で、そうなるのかはよくわかりませんが、
糖質制限食が現実に巨大な市場となったのは確かなことであり、
それに私が一役か二役は関わっていると思うとまあ悪い気はしませんね。
安倍首相、景気対策に貢献ということで、国民栄誉賞をくれないかなと
妄想を抱いていると講演会で確かに述べました。 (^^)

ともあれ、糖質制限食は、ブームではありません。
その効果は、科学的・生理学的事実に基づく真実そのものですので、
今後もずっと発展し続けることでしょう。


深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生のご講演は、
医師の私も初めて目にする、最新の眼科手術のスライドや動画もあり
目から鱗が落ちる場面もたくさんあり、
大変参考になりました。
さすが、世界の深作秀春先生です。
日本の眼科治療が、世界標準の眼科外科の水準に早く達して欲しいと
強調しておられました。
深作眼科のように、世界水準の眼科治療が実践できる、眼科医療機関は
日本全国でもまだまだ少数とのことでした。

糖尿病網膜症に関しては、
現行の糖尿病治療<カロリー制限高糖質食+薬物治療>そのものが、
血糖値の乱高下を生じて、網膜症の改善を阻害していることを強調されて、
糖質制限食の導入が必要であることを強く推奨されました。
糖質制限食なら血糖値の乱高下は生じません。


宗田マタニティクリニック(千葉県市原市)院長の宗田哲男先生は、
地球の歴史、生物の歴史、真核生物の歴史から
説き起こし、人類の進化にも言及されました。
いろんな人類が約20種くらい生まれては消えて最後に残ったのは
われわれホモ・サピエンスだけです。
肉食の人類は、脳が大きくなり、ホモ属として、何種かが生まれ
連綿として続き、最終的にホモ・サピエンスとなります。
草食の人類は、脳の容量は小さく、全て絶滅しました。
即ち、人類は肉食で進化したのです。

宗田先生は医師になる前は、8年間地質学の勉強をしておられたそうで、
大変な博学です。
宗田先生のご講演は、漫談に近いくらい面白くて笑いが絶えませんでした。
宗田先生、天性のエンタテイナーですね。 (^^)

次に、日本人の多目的コホート研究(JPHC)、国立がん研究センターの
多目的コホート研究で、
食の欧米化により、日本人が健康になったことを指摘されました。
いままで言われてきた日本の伝統食は、科学的には、
日本人の死亡率低減に無関係と喝破されました。

そして、ご自身のご研究により胎児や新生児のケトン体値は
成人の基準値よりはるかに高値であることを示され、
ケトン体の安全性を保証されました。
さらに、ヒトの卵胞液においても、ケトン体は
基準値の3倍以上であることを示されました。


東京講演会、このように
大変、有意義な講演会となり
私も大変嬉しく、また大満足でした。


江部康二
アジア太平洋心臓病学会・市民講座・2017、糖質制限食講演など
こんばんは。

アジア太平洋心臓病学会 市民講座
非感染性疾患(NDCs)シンポジウム2017 
心臓病,脳卒中,がん,肺疾患,糖尿病の予防を目指して
2017年10月29日(日)
https://kenkochoju.kyoto/event/?act=detail&id=972
セミナー京都市後援
イベント開催場所 京都大学 百周年時計台記念館 国際交流ホール


のご案内です。
講演 3. 糖質制限食による糖尿病の治療と予防
で、私もお話します。
参加費無料の市民講座ですので、京都をはじめ関西の皆さん
是非ご参加いただけば幸いです。


講演 3. 糖質制限食による糖尿病の治療と予防

抄録 
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。米国糖尿病学会の患者用テキストブック(2004年)には「摂取後直接、血糖に影響を与えるのは糖質のみである。蛋白質・脂質は、摂取後、直接血糖に影響を及ぼすことはない。」と記載されています。これらは含有エネルギーとは無関係な生理学的事実です。食後高血糖と一日平均血糖変動幅増大が糖尿病合併症の最大のリスクとなりますが、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ずそれらを生じるので、糖尿病合併症の予防は困難です。現実に日本では、毎年新たに、人工透析16000人、失明3000人、足切断3000人と糖尿病合併症は減っていません。米国糖尿病学会は、2013年10月、5年ぶりに「栄養療法に関する声明」を発表し、糖質制限食、地中海食、ベジタリアン食、低脂質食、DASH 食を受容しました。このことは糖質制限食に大きな追い風となりました。


江部康二


プログラム

13:00  開場
      
13:30 ご挨拶  松森  昭 (NPO法人アジア太平洋心臓病学会 理事長)

13:35 開会の辞  河合 忠一 (京都大学名誉教授、元世界心臓連合 理事長)

13:40
      講演1 高齢者診療20年を通じて学んだ「老化の予防」
      山本  章 (尼崎老人保健施設ブルーベリー 施設長)
      座長 : 細田 瑳一 (日本心臓血圧研究振興会 理事長)

14:30 休憩

14:40 講演2 乳がんの予防・治療
      稲本  俊 (天理よろづ相談所学園天理医療大学 医療学部 学部長)
      座長 : 宮崎 俊一 (近畿大学医学部 循環器内科 主任教授)

15:30 休憩

15:40 講演 3. 糖質制限食による糖尿病の治療と予防
      江部 康二 (一般財団法人高雄病院 理事長)
      座長 : 島田 俊夫 (静岡県立総合病院 臨床医学研究センター 部長)

16:30 閉会の辞 長谷川 浩二 (京都医療センター 展開医療研究部長)


イベント開催日 2017年10月29日(日)
13:30~16:30/開場13:00

イベント開催場所 京都大学 百周年時計台記念館 国際交流ホール
住所:〒606-8317 京都府京都市左京区吉田本町36

料金  無料

定員  300名

主催者 特定非営利活動法人アジア太平洋心臓病学会

お申し込み方法 当ホームページの申し込みフォームより http://npo-apsc-ncd.jp/form/mpmail/

お問い合わせ先 特定非営利活動法人アジア太平洋心臓病学会
E-MAIL ncd@npo-apsc.jp
URL: http://npo-apsc.jp/

当NPO法人は世界心臓連合と協力し、アジア太平洋地域において、がんや心臓血管病、糖尿病などの非感染性疾患(NCDs)の撲滅に向けた啓発活動を展開しております。本シンポジウムはその活動の一環として行うことを目的としております。 本年のシンポジウムは昨年と同様に、それぞれの分野の専門家による講演会を一般の方々にも参加いただく市民講座として開催いたします。ご後援いただければ、本シンポジウムをより多くの一般市民の皆様へお知らせすることが出来るようになります。また、これらの活動を通じて、市民のNCDsの撲滅・健康増進に貢献できることを願っております。

PCI後の心血管死亡、HbA1c低値でリスク上昇。
こんばんは。

sasakさんから、

日経メディカル
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/201710/553062.html
第65回日本心臓病学会学術集会
PCI後の心血管死亡、HbA1c低値でリスク上昇


という日経メディカルの記事の情報をコメント頂きました。
順天堂大学の岩田洋氏の発表です。
ありがとうございます。

虚血性心疾患で経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)を行った糖尿病患者のその後の心血管死亡リスクは、
ベースライン(PCI施行時)のHbA1cが6.5~7.5%だった患者が最も低く、
5.5%未満の患者は9.5%以上の患者と同等のリスクだったとの発表です。

5.5%の患者の心血管死亡リスクに対して、有意差をもってリスクが少なかった群は
唯一HbA1cが6.5~7.5%群だけでした。

HbA1c5.5%で一見コントロール良好にみえる糖尿病患者群が
HbA1c9.5%以上のコントロール不良群と同等の心血管死亡リスクですから、
矛盾と言えます。

これに対して、
岩田氏は、
「HbA1cだけを標的とした糖尿病のコントロールは心血管死亡を減少させない可能性があり、
その要因の1つとしてHbA1c低下を目指した厳格な介入に伴う低栄養が考えられる。
糖尿病患者の予後改善を目指した管理にあっては、血糖だけでない包括的な介入が必要だ」
と述べておられます。
5.5%未満群は、栄養状態の指標が、他の群に比べ有意に低値だったとのことです。

岩田氏の意見に私も賛成です。
低栄養のもととなるのは、即ち「カロリー制限食」そのものです。

またそもそもHbA1cは、平均血糖値の指標に過ぎないので、
食後高血糖や低血糖が頻回に発生していても、それを捉えることができません。
例えば、低血糖が頻回に起こったために
HbA1cが5.5%未満になっている糖尿病患者もあり得るわけです。
低栄養以外に、低血糖もおおいに死亡リスクを上げると思います。

ACCORDにおいて、「厳格血糖管理群」のほうが「通常血糖管理群」より、
優位差をもって総死亡率が上昇したのは記憶に新しいとことろです。
(N Engl J Med 2008; 358 : 2545 - 59. )

ACCORDは、米国とカナダの77施設から10251例が登録されました。
厳格血糖管理群の目標HbA1cは6.0%未満、予定追跡期間は5年間でした。
しかしながら、2008年2月、ACCORDの厳格血糖管理群における総死亡率および、
心血管死亡率が通常血糖管理群を有意に上回ることが確認され、
同試験は期間満了を待たずに平均追跡期間3.4年で中止となりました。
中止時の平均HbA1cは厳格血糖管理群6.4%、通常血糖管理群7.5%でした。
総死亡のリスク比は、厳格血糖管理群が通常血糖管理群の1.22倍、心血管死は1.35倍で、
いずれも統計的に有意の差がありました。
低血糖(<70mg/dL)の頻度は、強化療法群で標準療法群に比べて約3倍でした。
死亡リスクは、強化療法群では低血糖を経験した集団で高くでました。

このように、糖質を普通に摂取して、薬物で厳格な血糖管理を行うと
心血管死亡リスクや総死亡リスクが上昇することが、複数の研究で証明されたわけです。
糖質制限食なら、薬物もごく少量かなしで血糖コントロール良好を維持できるので
低血糖にも極めてなりにくいです。

糖尿病治療において、心血管死亡リスクや総死亡リスクを減らし、
糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法が「糖質制限食」です。

ブログ読者の糖尿人の皆さん、ゆめゆめお忘れなく。


江部康二


☆☆☆
以下、日経メディカルの記事の抜粋・要約です。

【日経メディカル
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/201710/553062.html
第65回日本心臓病学会学術集会
PCI後の心血管死亡、HbA1c低値でリスク上昇

2017/10/4高志昌宏=シニアエディター

 虚血性心疾患で経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)を行った糖尿病患者のその後の心血管死亡リスクは、ベースライン(PCI施行時)のHbA1cが6.5~7.5%だった患者が最も低く、5.5%未満の患者は9.5%以上の患者と同等のリスクだったと、第65回日本心臓病学会学術集会(9月29日~10月1日、開催地:大阪市)で順天堂大学循環器内科の岩田洋氏らが発表した。

 順天堂大学循環器内科では1984年から、PCI施行患者を前向きに登録するレジストリーであるJ-PACTを立ち上げている。この中から糖尿病合併症例を抽出し、予後に影響を与える因子の検索および予後とHbA1cの関連を検討した。

 対象は、2001年1月~2013年12月にPCIを施行した全3553例。追跡期間の中央値は6.29年だった。エンドポイントは、脳卒中を含めた心血管疾患による死亡とした。なお、経口ブドウ糖負荷試験を行っていない症例もあるため、糖尿病との定義は、インスリンを含めた糖尿病治療薬の投与、HbA1c 6.5%以上、随時血糖が200mg/dL以上のいずれかに該当した場合とした。

 糖尿病合併群(1329例)のベースラインの患者特性は28.1%が急性冠症候群で、高血圧合併74.1%、脂質異常症合併73.2%、喫煙26.8%、冠動脈多枝病変65.5%、複雑性(タイプC)病変54.6%などで、併用薬としてCa拮抗薬が39.1%、ACE阻害薬/ARBが55.0%、スタチンが58.5%で投与されていた。

 Kaplan-Meier法で推定した心血管死亡のリスクは、
糖尿病非合併群に比べ合併群で有意に高率だった。

・・・中略

糖尿病合併群において
5.5%未満の集団に対して、
5.5%以上6.5%未満ではHR 0.52で有意差なし、、
6.5%以上7.5%未満ではHR 0.34で有意差あり、
7.5%以上8.5%未満ではHR 0.63で有意差なし、
8.5%以上ではHR 0.71で有意差なしであり、

HbA1c6.5~7.5%で最もリスクが低くなるJカーブ様を呈し、
5.5%未満に比べて6.5%以上7.5%未満では有意なリスク低下となっていた。

 HbA1cの低い群で栄養状態が悪く、これが予後に影響を与えている可能性があることから、各群の体重やBMIを比較したところ、HbA1cが低い群の方が体重およびBMIは低値だったが、有意な群間差はなかった。
ただし、高齢者の栄養状態の評価指標として提案され、血清アルブミンと身長、体重から算出されるGNRIは、5.5%未満群が他の群に比べ有意に低値だった。

 さらにヘモグロビン(Hb)値による層別解析では、糖尿病合併群でHb 12.4g/dL未満の集団では、心血管死亡のリスクがかなり高くなっていた。

 これらの検討から岩田氏は、「HbA1cだけを標的とした糖尿病のコントロールは心血管死亡を減少させない可能性があり、その要因の1つとしてHbA1c低下を目指した厳格な介入に伴う低栄養が考えられる。糖尿病患者の予後改善を目指した管理にあっては、血糖だけでない包括的な介入が必要だ」と指摘した。】

日本人腎臓弱い「塩分とりすぎ、肥満注意」 日豪チーム。
こんばんは

ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00000006-asahi-soci

にとても興味深い記事が掲載されました。

日本人腎臓弱い「塩分とりすぎ、肥満注意」 日豪チーム


という記事です。

血液中の老廃物を濾過(ろか)して尿を作る組織「ネフロン」の数が、
欧米人の平均90万個に対して、日本人は平均64万個しかないということです。
このようなことは、私は、全く知らなかったので、
びっくりしましたし、おおいに参考になりました。

こうなると、日本の糖尿人は、欧米の糖尿人に比べると
かなりキッチリ糖質制限食を実践しないと
将来糖尿病腎症になりやすいということになりますね。

ブログ読者の糖尿人の皆さん、くれぐれもご用心、ご用心。

肥満も腎臓に負担になるので、こちらも糖質制限食で減量がいいです。


江部康二


☆☆☆
以下はヤフーニュースに掲載された朝日新聞デジタルの記事の要約です。

【10/6(金) 1:39 配信 朝日新聞デジタル
日本人腎臓弱い「塩分とりすぎ、肥満注意」 日豪チーム

 日本人は欧米人より腎臓の機能が弱く、
慢性腎臓病になりやすいとする研究結果を日豪などのチームがまとめ、
2017年10月5日付の米科学誌に発表しました。

塩分の取り過ぎや肥満に注意ということです。

 血液中の老廃物を濾過(ろか)して尿を作る組織「ネフロン」の数が、
研究チームによると、
その数は20万~200万個と人種などで差が大きいとのことです。

チームは、国内の
①健康人、②高血圧患者、③慢性腎臓病患者
を、それぞれ9人ずつ、腎臓を調べました。
合計27名です。

推計すると、健康人は平均64万個、
高血圧患者は39万個、慢性腎臓病患者は27万個でした。

欧米人の平均90万個と比べると日本人は健康人でも
「ネフロン」の数が大幅に少なかったのです。

 日本人の腎機能が弱いのは、体格、腎臓ともに小さいためとみられます。
塩分の多い食事でより負担がかかるそうです。

チームの神崎剛・東京慈恵会医科大助教は
「ネフロンの数は出生時に決まっている。近年増加傾向の低体重で生まれる赤ちゃんが特に心配だ。
生活習慣に気をつけ、腎機能を継続的に調べる必要がある」
と述べています。 】
10/21(土)、NHKカルチャー岐阜教室、糖質制限食講座のご案内。
こんにちは。

NHKカルチャー岐阜教室、
2017/10/21(土) 17:00~18:30
糖質制限食講座
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html


のご案内です。
岐阜では、数年ぶりの講演です。

糖質制限食の最新の知識や情報をわかりやすく楽しくお話します。
70分間の講演と20分間の質疑応答となります。
岐阜、名古屋、滋賀方面の方々、是非ご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。

2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。

なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、大きな追い風となりました。

この1~2年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。


江部康二


☆☆☆
以下、NHKカルチャー岐阜教室のサイトから抜粋です。

糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
~糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食~
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html


講師 
一般財団法人高雄病院 理事長  江部康二医師
一般社団法人日本糖質制限医療推進協会 理事長
内科医 漢方医


内容
糖質制限食は糖尿病治療食として開始され、
数多くの臨床活動を通してメタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
運動を勧められても長続きしなかった方、
ダイエットの効果が表れなかった方に向け正しい知識と治療効果、
カロリー制限食と糖質制限食の比較や注意点などをお話します。


受講申し込み
NHKカルチャー岐阜教室
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1133666.html
058-264-6311

開催期間
2017/10/21(土) 17:00~18:30

受講料(税込み)
会員 3,261円
一般(入会不要) 3,823円


1型糖尿病。スーパー糖質制限食で8年間インスリンフリー。
こんにちは。

小福さんから『糖質制限スーパーで1型陽性でもHbA1c:5.4%』
という大変嬉しいコメントを頂きました。
貴重な体験報告をありがとうございます。

1)
1型で8年間、インスリンフリーとは素晴らしいです。
しかもHbA1cはずっと5.6~5.9%でコントロール良好であり、
スーパー糖質制限食のポテンシャルはすごいですね。
フリースタイルリブレ装着で血糖値をモニターして、
HbA1c:5.9→5.6% も見事な改善です。

2)
1型糖尿病で、1gの糖質が5mg血糖値を上昇ですが、
コンビニの糖質制限パン(1個糖質2.2g)で30mg血糖値上昇!
これは、他の読者さんのコメントでも時々あります。
表示が最初から間違っているというより、
製品のロットのバラツキによるものと思います。
私の監修する製品は大丈夫とのことで、嬉しい限りです。

3)
IPDがどのていど、抗GAD抗体の減少に有効かは
まだまだ良くわからない段階です。
ただ害もほとんどないので、主治医とよく相談されて許可がでれば、
試してもよいかと思います。
ただ、8年間、内服薬なしでインスリンフリーなので、このままいけそうな気もします。
他にも、スーパー糖質制限食で、1型なのに内服薬なしでインスリンフリーの人はおられます。


江部康二


【17/10/02 小福
糖質制限スーパーで1型陽性でもhba1c5.4
8年前より糖質制限続けています。
先生のブログにたどり着けたおかげで今の自分があると感謝しています。
ありがとうございます。
現在、高雄病院通院中です。
今回お伝えしたいこと、ご教授いただきたいことが3点あります。

1.糖質制限食によりHBA1Cが優秀であったため見過ごした隠れ1型陽性について
  今年4月、心電図の異常値と右目の動揺視で脳のMRIを受けましたが、
脳と目に異常ありませんでした。
 心臓だけ、運動負荷検査から検査が進み、今度RI検査を受ける予定になっています。
 精密検査中に病院で食後高血糖の話をしたところ、
血液検査でGAD抗体の項目まで調べてくださいました。
 GAD抗体が29.7なので、1型陽性だと言われました。
  7年前に炭水化物量×5血糖値があがることを知ったときは1型ではなく、
痩せているからだと思っていたのですが、実は1型糖尿の影響なのだと知りました。
 緩徐進行型の1型です。
 糖質制限食でHBA1Cが5.6以下に抑えられていたために、
健康診断でひっかかることがなく、糖尿病ではないと診断され、
隠れ1型であることを気づかずに過ごしていたのです。
 今回の体調不調により、
今まで知らなかった1型陽性がわかるGAD抗体の存在を知ることができました。
 糖質制限をしているのに、何故かHBA1Cが緩やかに上昇していく中、
「糖質制限が耐糖能を悪化させる」というネット情報に惑わされ
このまま糖質制限を続けていいものか悩んだ時期がありました。
 それでも信じて糖質制限を続けていたおかげで
緩徐進行型の1型陽性であるにも係わらず
薬も注射もせずに済んでいる事実に感謝いっぱいです。
 この事実は、ブログをご覧の方にも知ってもらえたらと思いました。
 2型だと思っていたのが、実は私の様に緩徐進行型の1型の可能性もあります。
 GAD抗体を調べ、
早期に知ることで自分の体を更に労わることができるのではないかと思います。

2.有名な糖質オフ商品で食後高血糖を起こしていたという情報
 今年4月GAD抗体が陽性なことを知り、
糖質制限をしているのにHBA1Cが5.6⇒5.9に推移していく事実を
1型のせいだと諦めかけておりました。
 同時に、24時間血糖値管理ができるフリースタイルリブレを装着することにより
1日の血糖値の変動を調べることにしました。
 装着まで知らなかったのが、朝は何も食べなくても120くらいまであがっていたこと。
 そこから糖質制限食を食べても基本が上げ底なため、振り幅が少なかった事実です。
 それから、もう1つびっくりしたのが、
コンビニで販売されていた糖質2.2gのパンで血糖値が30上昇していたこと。
 2.2gだと思っていたので、今まで2個とサラダやおでん、
スープなどと食べていましたが、2つ食べたら60上昇で、すでにアウト・・・。
 炭水化物量×5上昇しますので、表示が約3分の1の様です。
 それから怖くて5gの方も食べておりません。
 血糖値センサーをつけてから、今までの食事を改めて見直せるようになりました。
 そして先日の血液検査でHBA1C5.9⇒5.4に改善です。
 約4ヶ月実践の結果です。
 こちらも、私の様に糖質オフの表示を信じて食べている方がいらっしゃったらと思い、
個人的なデータですが、こういうこともあると情報として共有させていただきます。
 なお、江部先生の糖質制限の粉で作ったピザは、
表示通りだけでなくとても美味しかったので、お伝えいたします。
 生地を6等分し、伸ばして食べれる状態で、冷凍保存していますが、
トースターでふんわりついつい2枚目に手を伸ばしたくなるお味で、
明日また食べれるのが楽しみでなりません。
 もう少しお値段が・・と、贅沢を言ってはバチが当たりますね(笑)
 大切に食べたいと思います。

3.IPDアレルギー薬を内服するには?
 先生のブログで以前IPDアレルギー薬が
初期の1型糖尿のすい臓保護に有効であるとお見かけし、
私は緩徐進行型の1型なので、
もしかしたら今からでも何か効果があるのではと
高雄病院で主治医へ処方いただくように話をしたら、
ご存知なかったようで、先日は処方していただけませんでした。
 主治医の先生がおっしゃるには、
「あなたはまだ内因性のインスリンが残ってるからそんなに焦らなくてもいいのでは?
また、確認しておきます」とのこと。
 糖質制限のおかげで8年経った現在も1型陽性でありながら
HBA1C5台という結果ですが、
やはり先のことを考えると打てる手は打ちたい。
1日でも早く保護できるならしたいという思いは強くもっております。
 高雄病院まで遠く、なかなか行くことができません。
 まだ私にも望みがあるのであれば、
すぐにでもIPDアレルギー薬を処方いただきたいのですが、
どのように思われますでしょうか?
 また内服することで将来注射をしなくても大丈夫になるのでしょうか?】
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋。一流医学雑誌に衝撃論文。
こんにちは。

東洋経済オンラインに

「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
「糖質制限」論争に幕?一流医学雑誌に衝撃論文


という記事が掲載されました。
ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)です。

18ヵ国の13万5千例以上を約7年半追跡とうい大規模な研究で、
ランセットという信頼度の高い医学雑誌の論文ですから、
私達、糖質セイゲニストにとって、これ以上ない追い風ですね。

読者の関心も高いようで、アクセスランキング1位になっています。
さらに、ヤフーニュースにも取り上げられています。

江部康二


☆☆☆
以下、東洋経済オンラインから一部、抜粋

「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
http://toyokeizai.net/articles/-/190605
江部 康二 : 高雄病院理事長 2017年10月03日

『ランセット』といえば、医学界では知らない人のいない権威ある医学雑誌である。
そのオンライン版に掲載された論文が話題を呼んでいる。
要点をいうと、「炭水化物の摂取量が多いほど死亡リスクが高まり、
脂質の摂取が多いほど死亡率が低下する」という内容。
「脂質をなるべく減らしましょう」という日本の従来の健康常識を真っ向から覆す研究報告であり、波紋を呼んでいるのだ。

この論文の内容と意義などについて、
『江部康二の糖質制限革命』の著者・江部康二氏に解説してもらった。



糖質を取り過ぎると死亡リスクが高まる

「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という論文が、
『ランセット』のオンライン版(2017年8月29日)に掲載され、
医学界で話題を呼んでいます。
ちなみに『ランセット』というのは、世界で最も権威ある医学雑誌の一つです。
ここに掲載されることは、医学界ではかなりインパクトが大きいことなのです。

なお、炭水化物は「糖質+食物繊維」ですから、
「糖質の摂取増加で死亡リスク上昇」と言い換えてももいいでしょう。

このことは一般の人には衝撃的かもしれませんが、
糖質制限食を推進してきた私からしますと、
「日頃の主張がとうとう証明された」という印象です。

やはりわれわれの仲間で湿潤療法の創始者として有名な夏井睦医師が
2013年に『炭水化物が人類を滅ぼす』(光文社新書)という本を出し
ベストセラーになりましたが、まさに正鵠を射ていたといえます。


→次ページ世界の18カ国を網羅した大規模調査
2 http://toyokeizai.net/articles/-/190605?page=2
3 http://toyokeizai.net/articles/-/190605?page=3
インテルナツィオナーレ・ミラノ、サッカー長友佑都選手の食生活
こんばんは。

「長友佑都の食事革命」
マガジンハウス 2017年9月28日


を購入しました。
長友選手の食生活にとても興味があったので、一気に読みました。

現在は、白砂糖なしで、1回の食事の糖質量を40~60gとして、
加藤超也シェフの丹精込めた料理で、体調良好であり、
良かったです。
一般男性の食事の糖質量が1回100gくらいなので、
糖質を半分くらいに減らして、良質のタンパク質・脂質を摂取しており、
バランスがいいと思います。
加藤シェフが介入してからは、オイルドリンクを積極的に摂取して
良質の脂質も摂取エネルギーも確保できています。

ただ、1回の食事で40~60gの糖質摂取だと、血中ケトン体は高値とならないので
「ケトン体質~ケトンエンジン」にはなっていません。

欲を言えば、夕食だけは、糖質10~20以下の糖質制限食にすれば
血中ケトン体が高値となり、夜間により速やかな筋肉の修復が期待できます。

石川三知管理栄養士も、就寝前2時間をきったら
炭水化物の量を半分に減らすと、アドバイスしておられるので
夕食の糖質制限食、
そう、ハードルは高くないと思います。(78ページ)
テニスのジョコビッチの基本食事スタイルも
朝昼は普通に糖質を食べて、夕食は糖質制限食です。

90、91、92、93ページ・・・170、171ページ
<糖質制限?カロリー不足?>
2016年2月頃から、スーパー糖質制限食を開始。
 ・1回の食事の糖質量は20g以下
・タンパク質と野菜中心の食事
91ページのメニュー
朝食 スムージー
昼食 サラダ、野菜のスープ、鶏の胸肉のソテー
夕食 サラダ、スープ、白身魚&青魚のソテー

最初の1週間は糖質制限食で好調、
しかし、練習を終えて昼食を摂る前などに、
たまにエネルギー不足を感じるようになり、
加藤超也シェフの登場となったそうです。

これは、加藤シェフと出会って、カロリー不足を指摘されて
本当に良かったです。

91ページのメニュー
朝食 スムージー
昼食 サラダ、野菜のスープ、鶏の胸肉のソテー
夕食 サラダ、スープ、白身魚&青魚のソテー

これは、明らかに低カロリーです。
脂質摂取がとても少ないです。

鶏の胸肉のソテーは492kcal
白身魚のソテーは388kcal
青魚のソテーは308kcal

スムージーやサラダやスープのカロリーは少ないので、
1日合計、「1188kcal+スムージー+サラダ+スープ」
せいぜい、1700~1800kcal/日です。
これではスポーツ選手には全く足りません。
どうしても、脂質を避けてタンパク質と野菜中心だとこうなります。
脂質が足りなかったので、糖質制限食というよりカロリー制限食になっていました。

現在は加藤シェフによりオイルドリンクなど、良質の脂質も摂取し、
しっかり摂取エネルギーを確保できているので、
以前のように「低カロリー食でエネルギー不足」の心配はありません。

理論的には、スーパー糖質制限食で
しっかり脂質とタンパク質を摂取して、
充分なエネルギー量を確保すれば、
サッカーでもテニスでも、スタミナ充分でパフォーマンスは高まると思います。



☆☆☆
2015年01月25日 (日)
アスリートと糖質制限食
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3261.html
もご参照頂けば幸いです。

自転車のアスリート8名の研究で、
有酸素運動(この研究では自転車競技)において、
低強度~中等度の強度トレーニングなら、
ケトン食は混合食(普通食)より優位で筋肉のダメージも少ないけれど、
高強度のトレーニングだけは、優位は逆転するということです。

長距離・中距離走や一般的なスポーツ(サッカー、野球、バスケットボール、テニス・・・など)では、いつも通りのトレーニングでスーパー糖質制限食を実践していると、
筋肉は「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」を上手に使えるようになります。
そして筋肉のダメージも少ないのですから、とてもよいパフォーマンスが可能と思います。
100m走など高強度の運動には、スーパー糖質制限食は向かないと思います。


☆☆☆
2016年10月06日 (木)
糖質制限食は持久力アスリートにおいて、不利にはならない。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3966.html
もご参照頂けば幸いです。

『糖質制限食は、ウルトラマラソンやトライアスロンにおいて普通の高糖質食と比べて、遜色なし』
という内容です。

普段から
(A)<炭水化物:たんぱく質:脂質 = 10:19:70>の糖質制限食を食べている10人
(B)<炭水化物:たんぱく質:脂質 = 59:14:25>の高炭水化物食を食べている10人
いずれの群もエリートランナーです。
(A)(B)群を比較したところ、糖質制限群(A)は、(B)群と比較して、
運動中のエネルギー源として脂肪酸化の利用が極めて高率でした。
一方、筋肉のグリコーゲン利用と充満のパターンは、
運動中も3時間のランニング後も、(A)(B)群で同様でした。

つまり、普通に糖質制限食をしているランナーがそのまま、
ウルトラマラソンやトライアスロンをしても、
筋肉中のグリコーゲンの量及び増減と回復パターンは、
糖質摂取群と比べて、全く遜色ないという結論です。



江部康二
『糖質制限で頭がいい子になる三島塾のすごい子育て』刊行。
こんばんは。

『糖質制限で頭がいい子になる三島塾のすごい子育て』
(三島 学/著  江部 康二/監修)
かんき出版 2017年10月12日




が、刊行です。

アマゾンなどで、予約受付中です。
三島塾シリーズの第三弾です。
ブログ読者の皆さん、ご興味ある方は、是非ご一読頂けば幸いです。

江部康二

☆☆☆
以下は、かんき出版のプレスリリースです。

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000011466.html
日本唯一!
「食事(糖質制限)×学習指導(アドラー心理学)」
で頭がいい子になる三島塾のすごい子育てとは?


◆糖質制限は、体と心を強くする人間本来の食事

炭水化物などに含まれる糖質の摂取量を減らす「糖質制限」。
今ではダイエット法としてすっかり市民権を得ていますが、
これはダイエットだけに効果があるものではありません。
体を丈夫にし、脳を活性化させる、人間本来の健康的な食事法なのです。
この「糖質制限の食事」とセットで学習指導を子どもたちに提供して
評判を呼んでいるのが「三島塾」です。

きっかけは、著者自身が糖尿病を治すために糖質制限食を取り入れたことでした。
その結果、何十年も悪かった肝機能までもが、驚くことにたったの1ヵ月で改善。
さらに、ほぼ年中無休の多忙な日々でも疲れ知らずの塾長を見た塾生たちから
「僕も同じものを食べたい」と懇願され、
同じ糖質制限の食事を提供するようになったのが始まりでした。

すると、子どもたちの集中力が驚くほど高まって長時間の勉強も苦ではなくなり、
成績がぐんぐんアップしはじめたのです! 
さらに、イライラがなくなり性格が穏やかになるなど、
子どもたちの心と体に大きな効果が見られました。
不登校だった子どもが学校に行けるようになったり、
問題行動を起こしていた子どもが
すっかり落ち着いたりといったケースも増えていきました。


☆☆☆
以下は私の巻頭言です。

糖質制限で頭がいい子になる三島塾のすごい子育て 2017年10月 

三島学塾長の3冊目の本『糖質制限で頭がいい子になる三島塾のすごい子育て』が刊行されました。
その前のサプライズとして2017年8月31日から「くら寿司」で糖質オフメニューの販売開始となりました。
不肖江部康二、糖質セイゲニストのトップランナーとして、いろいろやってきましたし、
最近のファミリーレストランの糖質制限メニューには、ほくそ笑んでいたものです。
しかし、「寿司だけはハードル高いわ」とあきらめムードでしたので、良い意味でびっくりでした。
さらに私事で恐縮ですが、2017年2月7日、生まれて初めて東大病院まで行って、
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授です。
日本糖尿病学会の第一人者と糖質制限食のトップランナーである私の歴史的出会いともいえる出来事でした。
そして、一般社会でも医学界でも、「糖質制限食」がとうとうここまで来たなという感慨を覚えました。
思えば、三島塾長と二人で「子供の糖質制限」という茨の道を歩み始めたのが、2013年8月で、
幾多の困難を乗り越えて、2016年11月『「糖質制限」が子供を救う』の刊行にこぎ着けました。
そこからは正直言って早かったです。
とんとん拍子に話が進み「子供の糖質制限」に対する世の中のアレルギー反応も自動消滅していき、
現在は追い風ばかりふいている嬉しい状況です。
今回の本には三島塾のエッセンスが余すことなくつまっています。
「食生活指導+学習指導」で成績向上、言葉にすれば簡単ですが、実際に学習塾でこれを実現させているのは、
日本広しといえども、三島塾だけだと思います。
塾長自ら、塾生に糖質制限料理を毎日ふるまって眠気なしで学習意欲を向上させているのも三島塾だけです。
これに加えて「褒めない・叱らない・教えない」というアドラー心理学の極意も取り入れての指導ですから、
これはもう鬼に金棒です。
読者の皆さん、是非三島流学習指導を取り入れて、
健康で意欲充分の子供達になるようサポートしてあげて下さい。

高雄病院理事長
江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット