日本の糖尿病食・糖質制限食の歴史。
<プロローグ>
こんにちは。
2017/8/30(水)は、くら寿司の糖質オフメニューに関して記事にしました。
現在ではファミリーレストランのガストやリンガーハットでも糖質オフメニューがあります。
ローソンやファミリーマートでも、糖質制限なパンが販売されています。

2016/7/20(水)、NHKクローズアップ現代で糖質制限食が特集されました。
NHKによれば、糖質制限食が空前のブームだそうで、関連の市場は¥3184億円とのことでした。

今や2017年で、糖質制限市場はさらに加速して拡大しています。
私は、糖質制限食はブームではなく、科学的な真理そのものと考えています。
従ってブームのように消え去ることはなく、今後もどんどん繁栄していくと思います。

今回は、その糖質制限食と糖尿病食の歴史を考察してみました。

<夏目漱石と糖尿病と厳重食>
文豪夏目漱石(1867~1916年)は、糖尿病でした。
大正5年(1916)正月、右の上膊(上腕)神経に強い痛みと右上膊(上腕)の不全麻痺。
薬、マッサージは無効。4月、糖尿病と診断。
教え子の医師真鍋嘉一郎により、5月から、当時の最先端治療の「厳重食」を開始。尿糖は消失。
7月終わりには、右の上膊神経に強い痛みと右上膊の不全麻痺が改善。
神経衰弱の症状も減退。糖尿病も改善。11月、胃潰瘍が再発。
12月9日、胃潰瘍による出血で死亡。
厳重食で、糖尿病と糖尿病神経障害は著明改善ですが、残念ながら胃潰瘍のために死去しています。

<厳重食=スーパー糖質制限食>
昭和13年、18年の女子栄養大学の以下の「厳重食」の解説をみると、まさに、「厳重食=スーパー糖質制限食」です。

『肉類(牛、豚、鶏、魚肉、内臓、心臓、肝臓、舌、膈、腎臓、骨髄)、貝類、卵類(鶏卵、鳥卵、魚卵)、脂肪類(バター類、豚脂、ヘッド、肝油、オリーブ油、ごま油、)、豆類(豆腐、油揚げなど)、
味噌は少量、野菜(含水炭素5%以下)小松菜、京菜、白菜、筍、レタス、蕗、大根、アスパラ、果実(含水炭素の少ないもの)びわ、すもも、苺、いちじく、メロン、パイナップル、パパイヤ、りんご、蜜柑、夏みかん・・・
*梨、ブドウ、柿、バナナはやや糖質が多いので警戒を要する。』


夏目漱石と厳重食1)2)については、
精神科医師Aこと中嶋一雄医師に資料を提供して頂きました。ありがとうございました。

<日本における糖尿病食事療法の変遷>
日本でも、昭和18年(1943年) 頃は、まだ厳重食のほうが、幅を利かせていたようです。

そして日本糖尿病学会のバイブルのような食品交換表初版が1965年に発行されました。
この時、適正なカロリーということが強調されました、。
解説には、食事療法の原則として
「①適正なカロリー②糖質量の制限③糖質、たんぱく質、脂質のバランス④ビタミンおよびミネラルの適正な補給」
と記載されています。
なんと、2番目には驚くべきことに「糖質量の制限」と明記してあります。
これが、1969年の第2版になると
「①適正なカロリー(カロリーの制限)②糖質、たんぱく質、脂質のバランス③ビタミンおよびミネラルの適正な補給」
と変更されて、
「糖質量の制限」という文言が削除されています。
糖尿病食事療法の原則から、「糖質制限」が消えて、「カロリーの制限」が登場したのが2版です。

これ以降の食品交換表は、2013年、11年ぶりに改訂された第7版にいたるまで、「カロリー制限」一辺倒でした。

2013年10月の米国糖尿病学会の「栄養療法に関する声明」では、全ての糖尿病患者に適した“one-size-fits-all(唯一無二の)”食事パターンは存在しないとの見解を表明しました。
これに対して、日本糖尿病学会は、唯一無二の糖尿病食事療法として「カロリー制限・高糖質食」を、
1969年以来、現在まで推奨し続けています。

<日本における糖質制限食の歴史>
 戦前までは、厳重食があったのですが、1969年以降はすっかり消えてしまいました。
その後の糖質制限食の臨床実践は、1999年から釜池医師が宇和島で開始し、
同時に高雄病院でも筆者の兄江部洋一郎医師が開始し有効例を重ねました。

その経験を踏まえ医学文献では、2004年に筆者が本邦初の糖質制限食有効例の報告を行いました3)。
2005年には筆者が本邦初の一般向けの本を出版しました4)。

2006年荒木医師が「断糖宣言」、2007年釜池医師が「糖質ゼロの食事術」を刊行しました。
坂東医師、中村医師は約1000人を肥満外来で治療し糖質制限食の有効性を2008年に報告しました5)。
2009年、2010年、医学雑誌に筆者が小論文を発表しました6)7)。

その後、2012年に山田悟医師、白澤医師、2013年に夏井医師、2014年に渡辺信幸医師、
2015年に宗田医師が一般向け糖質制限食の本を出版しました8)9)10)11)12)。
糖質制限食の広がり、いよいよ加速がついてきました13)14)15)。


1)香川綾: 女子栄養大学「栄養と料理」 第4巻第4号 p46
  糖尿病の手当と食餌療法、昭和13年(1938年)
2)香川昇三:女子栄養大学「栄養と料理」 第9巻第5号 p27 
  糖尿病患者の厳重食、 昭和18年(1943年)
3)江部康二他:糖尿病食事療法として糖質制限食を実施した3症例,
      京都医学会雑誌51(1):125-130、2004
4)江部康二:主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ、
  2005年(東洋経済新報社)
5)坂東浩,中村巧:カーボカウントと糖質制限食, 治療,90(12):3105-3111,2008
6)江部康二:主食を抜けば(糖質を制限すれば)糖尿病は良くなる!,
  治療,91(4):682-683,2009
7)江部康二:低糖質食(糖質制限食carbohydrate restriction)の意義,
  内科,105(1):100-103,2010
8)山田悟:糖質制限食のススメ、2012年(東洋経済新報社)
9)白澤卓二:<白澤式>ケトン食事法、2012年(かんき出版)
10)夏井睦:「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」、光文社新書、2013年
11)渡辺信幸:日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる 、2014年(講談社)
12)宗田哲男:「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」、光文社新書、2015年
13)江部康二:「人類最強の『糖質制限』論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる」、SB新書、2016年
14)江部康二:外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる、2017年(毎日新聞出版)
15)江部康二:江部康二の糖質制限革命」2017年(東洋経済新報社)
くら寿司で糖質オフメニュー。good job!
2017年8月31日追加

【17/08/30 オスティナート
低糖質寿司
江部先生こんばんは

私は握り寿司が好きで、糖尿病発症前(5年前)は、
お客様にもよく握って食べてもらったものです。
自分でも食べたいと思い、低糖質握り寿司を2年半前に作りました。
画像とつくり方です。
参考にしていただけたら幸いです。

http://wp-ostinato.eek.jp/wp/teitousitususi/


シェフのオスティナートさんから、
糖質制限なにぎり寿司のつくり方をコメント頂きました。
ありがとうございます。

2017年8月31日追加

マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2017/08/29/kura/
によると

『味の一番のポイントは、やはり"大根の酢漬け"。ネタの味を邪魔せず、食感を良くするために5mm程度の棒状にカットされており、酢をベースに砂糖・塩・醤油・ゆず胡椒をブレンドした特製合わせ酢で味付けされている。』
うーむ、ちょっぴり残念、くら寿司の"大根の酢漬け"、砂糖なしにしてほしかったな。



こんばんは。

くら寿司で糖質オフメニューが開始されました。
私は、毎日新聞のサイトで見ました。

http://www.kura-corpo.co.jp/fair/2017tousitsuoff.html
くら寿司
糖質オフシリーズ新登場!


上記は、くら寿司のサイトです。
2015年から、糖質オフメニューの商品開発をしていたそうですから
くら寿司さん、なかなかやりますね。
good job です。

これは、一度食べに行って、血糖値測定ですね。


☆☆☆
毎日新聞2017年8月29日
https://mainichi.jp/articles/20170830/k00/00m/020/023000c

以下毎日新聞の記事の抜粋、要約です。

くら寿司

糖質オフメニュー 
シャリの代わりに酢漬け大根


 回転ずしチェーン「くら寿司」を運営するくらコーポレーションは29日、
シャリの代わりに酢漬けの大根を使うなどした糖質オフメニューを
全国の店舗で31日から販売すると発表しました。

 酢漬け大根を使ったメニューは「ビントロ」「えびマヨ手巻き」など4種類(108円)。
刺し身と相性の良い大根をゆずこしょうなどを加えた合わせ酢で味付け、
「ネタを邪魔せずに食感も楽しめる」という5ミリの厚さに千切りしました。

糖質量は通常商品と比べて62~88%カットしてあり、
ビントロ(2貫)で2.9グラムしかありません。

 サイドメニューの「7種の魚介らーめん 麺抜き」(399円)は中華麺の代わりに蒸し野菜を使用し、
糖質を67~89%カットしてあります。

ダイエットや成人病対策として糖質の摂取量を減らす「糖質制限」を意識する人が増えたことを受けて、
2015年から商品開発を始めていたそうです。


江部康二
早朝空腹時血糖値とHbA1c。平均血糖値の計算式。質の悪いHbA1c。

【17/08/29 はてな?
血糖値とHbA1cの関係につきまして
おはようございます。
いつも、徒然日記を拝読しております。
糖質制限をはじめ、いろんなことを学んでおり心より感謝申し上げます。

私ごと、7月上旬から健康と美容のため、ビタミンD(不足分を補う)と総合ビタミンサプリメントを毎日各1錠飲んでおります。

(記録) mg/dL %
5月朝空腹時平均血糖値 106 HbA1c  6.3
6月       〃  105  〃   6.3
7月       〃  108 〃  6.3
8月       〃  96  〃 6.4
          (※8月体重1キロ増加)

8月に入り朝の空腹時平均血糖値は以前より下がったのですが、ヘモグロビンA1cは0.1%上がってしまいました。(7月の平均血糖値が高かったのも理由です)
少量のビタミンサプリメントとは無関係と思われます。
多分、朝の空腹時の血糖値が何らかの理由で下がっているので安心して、日中糖質の多いものを食べているのでしょう。基本に戻り、糖質制限食90日健康ノートを利用し、細かく記載してみることにします。

(お尋ね)
グルコーススパイクのことが気になります。
このような場合、かなり血糖値が上下しているのでしょうか。ご意見をお伺いしたく、よろしくお願い申し上げます。】


こんばんは。
はてな?さんから、 血糖値とHbA1cの関係について
コメント・質問を頂きました。

平均血糖値 = <HbA1c × 28.7> - 46.7

上記の計算式で、平均血糖値を算出します。

7月   6.3 → 平均血糖値:134.11mg/dl 朝空腹時平均血糖値:108mg/dl
8月   6.4 → 平均血糖値:136.98mg/dl    朝空腹時平均血糖値:96mg/dl

7月に比べて、朝空腹時平均血糖値は、12mgも下がっているのに
8月のHbA1cが0.1%上昇したのは、
仰る通り糖質摂取による食後血糖値の上昇のためと思われます。
体重が、1kg増えたのも、同様に糖質摂取増加の可能性が高いです。

「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」が、酸化ストレスリスクとなります。
7月に比べると、8月は「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」が増加していたと
考えられます。
まあ、糖質制限食の範疇での、少量の糖質増加なら,害は少ないです。

血糖自己測定器で、食後の血糖値を測定すれば、
食後高血糖を確かめることができたと思います。

あるいは、グリコアルブミン(GA)を測定すれば、
過去2週間の平均血糖値を反映しますし、
食後高血糖に関しても、HbA1cよりは反映します。

逆に言えば、HbA1cは、食後1~2時間くらい、180mg/dlを超える高血糖があっても
短時間なので、ほぼ見過ごしてしまう検査です。

いつも強調しているように
<早朝空腹時血糖値とHbA1c>を血糖コントロールの指標としている今のやり方では、
「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」は、全くチェックできません。

そのため、HbA1cが7%未満と日本糖尿病学会の合併症予防の基準を満たしていても、
現実には、合併症を生じる糖尿人が後を絶たないわけです。

特に、糖質を普通に摂取して、SU剤やインスリン注射で治療している場合は、
食後高血糖空腹時低血糖、そして平均血糖変動幅増大を生じている
『質の悪いHbA1c』なので、7.0%未満でも、全く信用できません。

スーパー糖質制限食で、SU剤やインスリン注射なしで
HbA1c7.0%未満なら「食後高血糖」と「空腹時低血糖」と「平均血糖変動幅増大」はないので
『質の良いHbA1c』であり、安心です。

ブログ読者の皆さん、
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)はこのように
『合併症製造食』であることを、是非知っておいて頂きたいと思います。


江部康二
話題の「ケトン食でがんが消える」は本当か 東洋経済ONLINE
こんにちは。

2017年8月28日(月)
東洋経済ONLINEに

話題の「ケトン食でがんが消える」は本当か
最新知識を第一人者が解説
http://toyokeizai.net/articles/-/185139

という、私の写真入り記事が掲載されました。



☆☆☆
以下、東洋経済ONLINEの記事の抜粋です。

話題の「ケトン食でがんが消える」は本当か
最新知識を第一人者が解説
http://toyokeizai.net/articles/-/185139

江部 康二 : 高雄病院理事長 2017年08月28日

いま話題の「ケトン食のがん治療効果」について、
糖質制限食の第一人者である江部康二・高雄病院理事長が解説します。

最近、ダイエット本や健康書などで「ケトン体」や「ケトジェニックダイエット」といったタイトルが目立つようになってきた。
糖質制限を徹底した「ケトン食」が、ダイエット・健康に顕著な効果があるとするものだ。
なかには、このケトン食は「がん」の治療効果もあるとする医師の著書も出されている。
では、この「ケトン食」とはそもそもどういうものなのか。
がん治療効果は本当に期待できるのか。
『江部康二の糖質制限革命』を上梓した江部康二医師に、最新知識を語ってもらった。


サッカー長友で注目、「ケトン食」とは何か?


『江部康二の糖質制限革命』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)
最近、話題になっているケトン食について説明しましょう。

サッカー日本代表の長友佑都選手が注目するようになってから、ケトン食が世の中に広く知られるようになりました。

そもそもケトン食というのは、小児のてんかんの治療食として始まったものです。
その内容は、成分の重さの比率で、脂肪とそのほかの食材を3対1にします。

これはエネルギーの比率でいうと、脂肪が87%という、極端に脂肪の多い食事となります。
糖質制限食の場合、脂質は50~60%ですから、これをさらに徹底した食事といえるでしょう。
これを実行すると体内の「ケトン体」が非常に増えます。

これが最近、注目されるようになった理由の一つは、小児てんかん以外にも効果があるという研究が増えてきたからです。
特に、ケトン食のがんへの効果について研究が進みつつあるのです。

このケトン食を難治性てんかんの治療として実行していたある子供に偶然、腫瘍(しゅよう)が発見されたのですが、
ケトン食を継続するうちに腫瘍が小さくなったという事例があり、
ケトン食にはがん治療効
果があるという仮説が出されました。


以上が、1ページ目です。

1)http://toyokeizai.net/articles/-/185139
サッカー長友で注目、「ケトン食」とは何か?

2)http://toyokeizai.net/articles/-/185139?page=2
「ケトン体によるがん治療」の最新研究

3) http://toyokeizai.net/articles/-/185139?page=3
そもそもケトン体とは何か

4) http://toyokeizai.net/articles/-/185139?page=4
ケトン体こそが人のメインエネルギーである

あと、3ページありますので、
興味があるかたは、是非、
東洋経済ONLINEを覗いてみていただけば幸いです。


江部康二
「内科、眼科、産婦人科医がみた 糖質制限食のチカラ」東京講演会。
こんばんは。

2017年10月8日(日)
「内科、眼科、産婦人科医がみた 糖質制限食のチカラ」

と題して、東京で一般向けの講演会を開催します。

講師は、
宗田マタニティクリニック(千葉県市原市)院長の宗田哲男先生、
深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生、
そして江部康二です。

なかなかの豪華キャストと自画自讃してます。 (^^)

とても興味深い有意義な講演会になると思いますので、
東京、関東方面の方々、あるいは少々遠方の方々も
是非、ご参加頂ければ、幸いです。


江部康二



以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

10月8日(日)東京都内で、「内科、眼科、産婦人科医がみた 糖質制限食のチカラ」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

講師は、宗田マタニティクリニック(千葉県市原市)院長の宗田哲男先生、深作眼科(横浜西口、東京六本木)理事長の深作秀春先生、ならびに当会理事長の江部康二です。

「視力を失わない生き方」(光文社)の著者であり、世界をリードする最先端の眼科外科治療を行っておられる深作先生は、これまで実に多くの糖尿病性網膜症の患者さんを診てこられました。

しかし、糖尿病内科専門医による従来の糖尿病治療を受けると、むしろ糖尿病性網膜症が悪化するといった欠点を痛感され、糖尿病患者さんへの糖質制限治療を積極的に導入されました。

糖質制限と網膜症硝子体手術療法の併用で、安定した視力を得られるようになった症例などを中心にお話しいただきます。

ベストセラー「ケトン体が人類を救う」(光文社)の著者であり、糖質制限食とケトン体の啓蒙に奮闘されている宗田先生には、ケトン体の安全性や秘めたる力、最新情報について、また、妊婦、赤ちゃんの健康と糖質制限食についてもお話しいただきます。

宗田先生の素晴らしいお話は、昨秋の江部理事長との講演・トークイベントでも大好評でした。

江部理事長は、糖質制限食が様々な良い効果をもたらす理由や仕組みといった基礎理論、糖質制限食のこれまでの歩み、糖質制限食による糖尿病治療の症例などについて解説いたします。

首都圏にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催いたします。

☆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)

「内科、眼科、産婦人科医がみた 糖質制限食のチカラ」

◆日時:10月8日(日)13:00~16:30頃 
 ※開場・受付は、12:30~です。

◆会場: 千代田区立日比谷図書文化館 大ホール
東京都千代田区日比谷公園1番4号
http://hibiyal.jp/hibiya/access.html 

■内容:

第1部: 「糖質制限食 概論と糖尿病治療」
     江部 康二 医師 (高雄病院理事長/当会理事長)

第2部: 「眼科医、産婦人科医だからこそ、言えること」

(1)「糖尿病性網膜症と糖質制限~最先端手術の現場より」
  深作 秀春 医師 (深作眼科理事長)

(2)「妊婦、赤ちゃんの健康とケトン体」
  宗田 哲男 医師 (宗田マタニティクリニック院長)

第3部: 質疑応答

※第1部60分、第2部80分(各40分)、第3部30分程度を予定しております。

◆受講費: 賛助会員2,400円、一般(会員の方以外)2,900円

■お支払い方法:

クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります

■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
        ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会+講演会、交流会参加をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
 「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、  
 「通信」欄に「10/8東京講演会、参加希望」とご記入下さい。
  (同日の賛助会員交流会へ参加ご希望の場合は、その旨をご記入下さい。)
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(会員の方以外)で、講演会参加をご希望の方:
 下のフォームからお申し込み下さい。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-hiroshima

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは10月6日(金)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。
・賛助会員交流会のキャンセルは10月4日(水)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪
朝日カルチャーセンター京都教室。糖質制限と生活習慣病。9/5(火)。
こんにちは。

2017年9月5日(火) 15:00-16:30
朝日カルチャーセンター京都教室にて
糖質制限食の講座

の講師をつとめます。

糖質制限と生活習慣病
加速する“脱”糖質潮流の正しい知識


京都教室では久しぶりの糖質制限食講座です。
この1年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

ケトン体に関しても「心血管イベント,および全死亡の発症率を低下」という
とてもポジティブな評価を示す研究が最近発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。

このような、糖質制限食に関する最新の動向を、
本講座において余すこと無くお話ししたいと思います。
京都、関西方面の皆さん、是非奮って、ご参加頂けば幸いです。


江部康二



☆☆☆
以下、朝日カルチャーセンター京都教室のサイトから転載です。


糖質制限と生活習慣病
加速する“脱”糖質潮流の正しい知識


講師名 高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
糖糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、
合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
この課程で、肥満・メタボなどの生活習慣病にも有効ということが判明しました。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ず食後高血糖を生じるので、合併症の予防は困難です。
糖質制限食の実践により、様々な生活習慣病(片頭痛やニキビ・・・など)も改善します。
言い換えれば、生活習慣病とは、糖質の頻回過剰摂取が引き起こす現代病と言えます。
2016年、糖質制限市場が3000億円を超えたと試算されました。
いよいよ“脱”糖質時代の幕開けです。

日時・期間 火曜 15:00-16:30

日程 2017年 9/5


受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,564円

注意事項
教材として資料をお配りする場合は、随時実費をいただきます。

お申し込み
https://www.asahiculture.jp/kyoto/course/6f1082eb-70bf-d593-603c-5915b53a7534
電話:075-231-9693

講師紹介
江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長

<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『外食でやせる!』2017年(毎日新聞出版)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。

ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/
は日に約6000~7000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
大人気の「糖質制限」 他の方法より効果的?日経電子版、ヘルスUP。
こんにちは。

2017/8/22
NIKKEI STYLE
日経電子版
ヘルスUP
に、

大人気の「糖質制限」 他の方法より効果的?
データで見る栄養学(2)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO19597800T00C17A8000000?channel=DF140920160927

という記事が掲載されました。

東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学分野教授の佐々木敏氏のインタビュー記事です。

佐々木氏の見解は
総じて
「糖質制限食は脂質制限食に比べてそれほど目立った効果はない」
ということのようです。

これに対して、糖質制限食推進派として、 
私の見解や反論を述べたいと思います。
ともあれ、大人気の「糖質制限」という
日経電子版 ヘルスUP の文言は嬉しいですね。

以下、佐々木氏のインタビュー記事を抜粋して要約して、私なりに、検討してみました。

糖質制限ダイエットが根強い人気だ。
「やせた」という人がいる一方で、
「やせたけれど、リバウンドした」という声もよく聞く。
果たして、糖質制限ダイエットは本当に有効なダイエット法なのだろうか。
東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学分野教授の佐々木敏さんに、
栄養疫学の視点からひもといてもらった。



■何と比べてやせるのか?
佐々木 
・・・厳密な意味で糖質制限が有効かどうかを調べるには、
糖質を減らした分のエネルギーを脂質やたんぱく質で補い、
同じ摂取エネルギー量にしたグループと比較しないといけません。


これはその通りですね。

■海外の19の研究をまとめてみたら……
佐々木 対照群は・・・総エネルギー摂取量に占める糖質、脂質、たんぱく質の割合が、
それぞれ、45~65%、25~35%、10~20%の食事です。
低糖質食は糖質が45%未満の食事としました。

佐々木 このデータから読み解けることは、
「摂取エネルギーが同じ場合、糖質制限は体重の変化には大きな影響がなかった」
ということです。


これが佐々木氏の見解ですが、
低糖質食が、糖質45%未満の食事ということで、非常に緩やかな糖質制限です。
私の見解は、糖質12%のスーパー糖質制限食の研究はないので、
我々糖質セイゲニストには参考にならないということです。


■全ての研究で体重が減っていることに注目
佐々木 図1で紹介した19の研究のうちの一つ、アメリカの研究では、
たんぱく質、脂質、糖質の構成比が異なる4種類の食事を食べた場合の体重変化を調べているのですが、
結果は、「総エネルギー摂取量が同じならば、どの栄養素からエネルギーをとっても、
体重変化にはほとんど違いがなかった」というものでした。
Sacks FM,et al.Comparison of weight-loss diets with different compositions of fat, protein, and carbohydrates. N Engl J Med. 2009; 360:859-73.

この論文は、私も読みましたが、
2009年04月09日 (木)の本ブログ記事
「NEJM誌・カロリー神話肯定論文のカラクリ」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-759.html

で検討した、不自然な論文です。

まず、この研究のデザインした
高糖質食(低脂肪/標準たんぱく食)は、糖質65%、
低糖質食(高脂肪/高たんぱく食)は、糖質35%、
であり高雄病院の糖質制限食の糖質12%に比べると、
到底、低糖質食とは言えません。

しかも2年間経過した時点で、
高糖質食グループの糖質割合は53.2%と減っており、
低糖質食グループの糖質割合は42.9%と増加していました。
高糖質食グループと低糖質グループの糖質摂取量の差は、
当初のデザインよりさらに小さくなっており、これでは差がでなくても当然です。

佐々木敏教授ともあろう方が、何故このような怪しい論文を
簡単に信じてしまわれたのか、私には不思議です。


 ちなみに、この後行われた11の研究をまとめた別の研究では、
脂肪制限食よりも糖質制限食のほうで有意に、
具体的には2.17kg多く、体重が減少する結果になりました。

・・・しかし、過体重者や肥満者の減量効果が2kg程度にとどまっていることを考えると、
「糖質制限食は脂質制限食に比べてそれほど目立った効果はない」
というのが私の見解です。


実際には研究によっては、「脂肪制限食よりも糖質制限食のほうで有意に、体重が減少する」
という結果がでたということです。
この件に関する佐々木氏の見解は、不可解ですね。
統計的に有意差があったということは、
科学的(EBM的)には厳然と効果があったということです。

佐々木 一つ注目してほしい点があります。図1をよく見てください。
全ての研究において対照群でも体重が減っていますね。


これは、興味深い事実です。
対照群においても、体重を意識するだけで、それなりの
体重減少効果があるということですね。


■食事療法の効果を科学的に調べることは難しい

これはその通りと思います。
疫学的研究では食事療法の効果を検証することは困難です。
従いまして、疫学的研究はさておいて、
科学的・生理学的事実に基づいた論理的考察で、
糖質制限食と高糖質食の優劣を検討するのが
最もリーズナブルと思われます。

『糖質制限食VS高糖質食、科学的・生理学的事実に基づいた論理的考察』はそのうち記事にしたいと思います。


■糖質制限の問題点
佐々木  糖質制限ダイエットは食料生産効率が悪いのです。
糖質制限ダイエットでは、食事に占める肉や野菜の比率が高まりますが、
動物を生産するには、植物(穀類)を生産する場合よりもエネルギーを使います。・・・


これは、糖質制限食の効果云々というのではなく経済的な視点からの意見です。
確かに動物の生産のほうが穀物生産より高くつきます。

食料経済的には、将来はFAOも推奨している「昆虫食」も考慮にいれれば、
かなり安価となる可能性もあります。

2013年08月05日 (月)の本ブログ記事
「人類の将来の食糧危機を解決するのは昆虫食だ」 国連食糧農業機関
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2626.html

をご参照ください。

一方で、医療の視点からみると、糖質制限食により、
生活習慣病が、ほとんど予防できるか良くなるので、
医療経済効果は計り知れないほど大きいと言えます。


江部康二
高糖質の恐ろしさ体感いたしました。
【17/08/24 和
高糖質の恐ろしさ体感いたしました。
初めまして。
二か月前よりスーパー糖質制限に出会い、先生の著書やブログを熟読し実行。
6㎏程体重も落ち、肥満気味も解消、体調も良好です。

もともと糖尿病ではありませんが
母親が重度の糖尿病でインスリンを打つにいたり自分も危機感覚え、
糖尿病予防にと糖質制限を実行しました。
体調も良くなり体重も減り悪いことは何もなく過ごした二か月でした。

しかし飽き性で疑い深い性格故、いたずら心というか自己実験したくなり
ここ三日ほど高糖質でも糖質制限時と同じカロリーで過ごしました。
(所謂、糖尿病学会の推薦する高糖質でバランスの取れた食事)
結果は85から91ほどで乱高下なく安定していた食後2時間の血糖値が130まで上がり、甘いものへの欲求が増え、
糖質制限中は食べたくもなかったアイス、ケーキなど爆食してしまいました。
高糖質の恐ろしさは本当にカロリーとか体重の増加だけでなくこういうところですね・・・。
糖質の中毒性を改めて実感した次第。
空腹時ケトンも0.8mmol維持していたのが0,1mmolまで下がる始末・・・

糖質の恐ろしさを体験いたしました。
馬鹿な実験でしたが
これからもスーパー糖質制限続けるモチベーションにはなりました(苦笑)

糖質制限というすばらしい食生活へ導いてくださった先生には感謝しております。
反対意見も多いようですが、
実行してみれば素晴らしい結果を得られるのにもったいないですね。
母親にも実行してほしいですが、
高齢でもあり意識を変えるのは無理かもしれませんし
母親の主治医も糖質制限には反対のようです・・・。
早く時代が追い付いてほしいものです。

乱文失礼いたしました。

和。】


こんにちは。
和さんから、
「高糖質の恐ろしさ体感いたしました」
という、興味深いコメントを頂きました。

とても参考になります。
ありがとうございます。

『二か月前よりスーパー糖質制限に出会い、先生の著書やブログを熟読し実行。
6㎏程体重も落ち、肥満気味も解消、体調も良好です。』


拙著のご購入、ありがとうございます。
スーパー糖質制限食で、6kg減量され、体調も良好とは
素晴らしいです。
御母上が重度の糖尿病で、インスリン注射を打っておられるなら、
和さんも、高糖質食を長期間続けていれば、
糖尿病発症のリスクはかなり高いと思います。
家族歴に糖尿病がある場合は、要注意なのです。

従って和さんが糖質制限食実践で、糖尿病発症予防を心がけたのは
とてもリーズナブルと思います。

『自己実験したくなり
ここ三日ほど高糖質でも糖質制限時と同じカロリーで過ごしました。
(所謂、糖尿病学会の推薦する高糖質でバランスの取れた食事)
結果は85から91ほどで乱高下なく安定していた食後2時間の血糖値が130まで上がり、甘いものへの欲求が増え、
糖質制限中は食べたくもなかったアイス、ケーキなど爆食してしまいました。』

仰る通り、糖質恐るべしですね。
日常的に糖質を、1日3回とか5回摂取していると
悪い意味で慣れてしまい、
このような変化が判らなくなってなっているので
貴重な体験をされたと思います。

食後2時間の血糖値が<85~91mg>のときと<130mg>のときでは、
正常範囲内ではあっても、糖化によるAGEsの産生はかなり違ってきます。
糖化によるAGEsの産生の増加が年余に及べば、確実に老化に繋がります。(☆)

『糖質制限というすばらしい食生活へ導いてくださった先生には感謝しております。
反対意見も多いようですが、
実行してみれば素晴らしい結果を得られるのにもったいないですね。』


まさにその通りと思います。
まず反対派は、自分では糖質制限食を実践していない人がほとんどです。
あるいは、
「糖質を減らして、脂質・蛋白質は増やさず、結果として、カロリー不足(++)」
といった糖質間違った糖質制限食をして、体調を崩したとかのパターンです。

実際、きちんとスーパー糖質制限食を実践すれば、
リアルタイムに食後の眠気がなくなり、集中力がまし、スタミナも増強などなど
良いこと尽くめです。

ただし、『炭水化物依存症』の場合は、体調がよくなるのに、
3~4週間かかることがあるようですので注意が必要です。

またスポーツをきっちりしている人は
スーパー糖質制限食を開始して
「完全なケトン体質になるまで、3~4週間かかります。
スポーツをしている人も、糖質制限食を実行すると
最初の1週間はかなりパフォーマンスが低下します。
その後回復して1ヶ月もすると、以前よりもよい状態になっています。」

運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない (廣済堂健康人新書) 新書
清水泰行著
https://www.amazon.co.jp/dp/4331521109/ref92ページから引用。

ということなので、1~2週間で「スーパー糖質制限食」を諦めないでくださいね。


(☆)
2017年04月09日 (日)の本ブログ記事
糖化とAGEs(終末糖化産物)。糖質制限で糖化は防げるか?
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4163.html
をご参照頂けば幸いです。


江部康二
三島学塾長が、KBC「アサデス。九州・山口」に出演。
こんにちは。

ベストセラー

「糖質制限が子供を救う」、日本糖質制限医療推進協会、2017年 
http://books.rakuten.co.jp/rb/14600870/

三島学著、江部康二監修
「糖質制限で子どもが変わる! 三島塾レシピ」、主婦の友社、2017年
https://www.amazon.co.jp/dp/4074238128/
三島学著、江部康二監修


でお馴染みの、北九州市三島塾の三島学塾長の話題です。

2017年 8月17日のKBC「アサデス。九州・山口」で、
北九州市にある三島塾が特集されました。
https://youtu.be/QHi0WKDYR40  → ユーチューブで視聴できます。


北九州にある塾が話題!
勉強を教えないのに、
食事指導で成績急上昇!!


「成績があがらない!」「落ち着きがない」
など、子育てに悩んでいませんか?

子供は食事で変わります。
本当に、合格&成績が上がった、
簡単&おいしい!塾レシピを大公開



私も、ユーチューブを視聴しましたが、
糖質制限食のこともしっかり取材されていて、
見応えのあるとてもいい番組内容でした。
糖質制限食で眠気がなくなり、やる気がアップ。

学習塾で食事を提供とは、とてもユニークですが、
糖質制限な三島塾の全体像が、余すことなく、紹介されています。

塾生や親のインタビューも上手く挿入してあり、説得力がありました。
三島塾長が料理を作る課程や、塾生の実際の食事風景もあります。

塾生が皆、美味しく楽しく糖質制限食を食べながら
集中して勉強しているのがよくわかります。

興味ある方は、是非
https://youtu.be/QHi0WKDYR40
をご覧頂けば嬉しいです。


江部康二

βヒドロキシ酪酸(ケトン体の一種)がラットの「うつ」を改善
【17/08/21 まちこ
βヒドロキシ酪酸
21日発表されたそうですが、
肝臓で、脂肪から生成される物質の「βヒドロキシ酪酸」が、
鬱病の発症を抑える働きがあると、動物実験で明らかになった。
鳥取大学の岩田正明准教授らのグループが発見し、
英国の医学雑誌に論文が掲載されたそうです。】



☆☆☆追加
スーさん から、興味深いコメントを頂きました。
ありがとうございます。
『運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない (廣済堂健康人新書) 』
の著者、清水泰行先生のブログの紹介です。
「うつ病の大きな原因のひとつは炎症である」
という記事が、大変参考になりました。
『ドクターシミズのひとりごと』
http://promea2014.com/blog/?p=2381
ブログ読者の皆さん、是非、覗いてみてください。



こんにちは。
まちこさんから
βヒドロキシ酪酸(ケトン体の一種)がラットの「うつ」を改善
という興味深い情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。

産経 WEST
2017.8.21
http://www.sankei.com/west/news/170821/wst1708210068-n1.html
に、
鳥取大学の岩田正明准教授らのグループの研究報告が記事として
掲載されました。


以下、産経 WEST 記事の要約です。

抗鬱作用持つ物質を発見 鳥取大、肝臓で生成

鳥取大は21日、肝臓で脂質から生成される物質βヒドロキシ酪酸(ケトン体の一種)に、
ラットの実験で、うつ病を抑制する作用があることを発表しました。

 βヒドロキシ酪酸を投与したラットと、投与していないラットに、
ストレスを与え、行動の変化を観察しました。
投与したラットはうつ症状のラットに見られる行動が少なく、
また脳内の炎症を引き起こし、うつ病の原因とされる炎症性物質「インターロイキン1β」の発生が抑えられていました。

 うつ病は、ストレスなどで脳内に炎症が発生し、
神経と神経を連絡する脳内物質が正常に分泌されなくなるのが原因とされています。
これまでの治療は脳内物質を増加させる薬物を使用していましたが、
一部の患者には十分な効果が得られませんでした。

 βヒドロキシ酪酸(ケトン体の一種)は脳内炎症性物質の増加を抑えるものです。
岩田准教授は
「体内で生成される物質であるため、副作用も抑えられるのでは」
と分析しています。』


通常は、ラットなどの動物実験の成果が、人間に応用されるまでに
数年以上かかることが多く、また結局、実用化できないケースも多いのです。

しかしβヒドロキシ酪酸(ケトン体の一種)に関しては、
人類全てにおいて、糖質を食べていようと制限していようと
空腹時や睡眠時には、日常的に「心筋や骨格筋」の主たるエネルギー源として
利用されていることが、判明しています。

またケトン体の安全性は、近年、確立されており、
ケトン体高値が、脳・心・腎などの臓器保護作用を有すことも
近年の研究により示唆されています。

本ブログにおいても、複数の方から
『糖質制限食で、うつ症状が改善した。』
というコメントを頂いています。
今までは、「血糖値の乱高下がないことが、心理的安定につながる。」
という側面が大きいと考えていましたが、
ケトン体高値そのものが、シンプルに脳内炎症性物質の増加を抑えるなら、
それによりスーパー糖質制限食によりうつ症状が改善するのもおおいにありと思います。

以前、本ブログで記事にしましたが、
「βヒドロキシ酪酸は内在性のヒストン脱アセチル化酵素の阻害剤として酸化ストレスの抑制に寄与する」
という大変興味深いScience の論文がありました。(☆)
サイエンスですから、インパクトファクター30前後と高いです。

興味がある人は、著者による日本語訳
http://first.lifesciencedb.jp/archives/6286
を見ていただけばいいですが、難しいです。

専門的過ぎて、私にもよくわからない部分が多いです。

ともあれ、マウスの実験ではありますが、
「ケトン体が酸化ストレスの抑制に寄与する」という糖質セイゲニストにとって、
大変ありがたい結論であることは確認できました。

酸化ストレスは、動脈硬化や老化やがん、パーキンソン病やアルツハイマー病や認知症にも深く関わっています。

酸化ストレスが抑制できればこれらの病気のリスクが減ることにつながります。

βヒドロキシ酪酸(ケトン体の一種)なかなかの優れものですね。

(☆)
Suppression of oxidative stress by β-hydroxybutyrate, an endogenous histone deacetylase inhibitor.
Tadahiro Shimazu, Matthew D. Hirschey, John Newman, Wenjuan He, Kotaro Shirakawa, Natacha Le Moan, Carrie A. Grueter, Hyungwook Lim, Laura R. Saunders, Robert D. Stevens, Christopher B. Newgard, Robert V. Farese Jr., Rafael de Cabo, Scott Ulrich, Katerina Akassoglou, Eric Verdin
Science, 339, 211-214 (2013)



江部康二
「妊娠糖尿病」「妊娠中の明らかな糖尿病」「糖尿病合併妊娠」と糖質制限食
こんばんは。
「妊娠糖尿病」に関して、よく質問があります。

今回は
「妊娠糖尿病」「妊娠中の明らかな糖尿病」「糖尿病合併妊娠」

『糖質制限食』『従来の糖尿病食』について、考えてみました。

日本糖尿病・妊娠学会
http://www.dm-net.co.jp/jsdp/information/024273.php

科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013
file:///C:/Users/ekoji/Downloads/GL2013-16%20(3).pdf


のサイトを参考にしました。

<診断基準>
1)妊娠糖尿病
糖尿病ではなかった人が、
妊娠後初めて妊娠糖尿病の基準をみたした場合は「妊娠糖尿病」です。
妊娠糖尿病は、糖尿病にいたっていない糖代謝異常であり、
妊娠時に診断された明らかな糖尿病は含まれません。
妊娠糖尿病は75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)によって診断されます。

負荷前値が92mg/dl以上、
1時間値180mg/dl以上、
2時間値153mg/dl以上、

のいずれかがあれば、
妊娠糖尿病(GDM)と診断されます。

妊婦さんの7〜9%は妊娠糖尿病と診断されます。
特に肥満がある人、糖尿病の家族歴のある人、
高齢妊娠、巨大児出産既往のある人などは
ハイリスクですので必ず検査をうけましょう。


2)妊娠中の明らかな糖尿病 (註1)
以下のいずれかを満たした場合に診断する。

空腹時血糖値 ≧126 mg/dl
HbA1c値 ≧6.5%


*随時血糖値≧200 mg/dlあるいは75gOGTTで2時間値≧200 mg/dlの場合は、
妊娠中の明らかな糖尿病の存在を念頭に置き、
1)または2)の基準を満たすかどうか確認します。(註2)


3)糖尿病合併妊娠

妊娠前にすでに診断されている糖尿病患者の妊娠。
確実な糖尿病網膜症があるものの妊娠。
妊娠前のHbA1c:7.0未満が目標です。

(註1).妊娠中の明らかな糖尿病には、妊娠前に見逃されていた糖尿病と、
妊娠中の糖代謝の変化の影響を受けた糖代謝異常、
および妊娠中に発症した1型糖尿病が含まれる。
いずれも分娩後は診断の再確認が必要である。

(註2).妊娠中、特に妊娠後期は妊娠による生理的なインスリン抵抗性の増大を反映して
糖負荷後血糖値は非妊時よりも高値を示す。
そのため、随時血糖値や75gOGTT負荷後血糖値は
非妊時の糖尿病診断基準をそのまま当てはめることはできない。


<妊娠中の血糖値コントロール目標>

朝食前血糖値:70~100mg/dl未満
食後2時間血糖値:120mg/dl未満
GA(グリコアルブミン)15.8%未満


妊娠中の血糖値コントロール目標は
「妊娠糖尿病」「妊娠中の明らかな糖尿病」「糖尿病合併妊娠」
の3つとも上記となります。
できれば、食後1時間血糖値:140mg/dl未満もクリアすることが望ましいです。

HbA1c6.2%未満も目標なのですが、
妊婦で鉄欠乏状態があると、HbA1cは正確な数値を示さないので、
GA(グリコアルブミン)の方が頼りになるのです。


<妊婦の高血糖によるリスクと弊害>


高血糖による母体、胎児への合併症として

【胎児への影響】
・流産、奇形、巨大児、未熟児、低血糖児、心臓病、胎児死亡 など

【母体への影響】
・糖尿病腎症の悪化、糖尿病網膜症の悪化
・早産、
・尿路感染症
・妊娠高血圧症候群、羊水過多
・赤ちゃんが巨大児になることにより、難産になったり、帝王切開になるリスクの増加などがあります。

高血糖により、これだけのリスクが母体と胎児に生じます。


<従来の糖尿病食(高糖質食)の欠陥>
そして、直接高血糖を生じるのは、糖質摂取時だけであり、
タンパク質・脂質摂取時は、血糖値が直接上昇することはありません。
従って日本糖尿病学会推奨の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)で
食後高血糖を防ぐことは、インスリン注射をしていても至難の業です。

さらに、食後高血糖を防ごうとして、インスリンの量を増やせば、
今度は母体は低血糖のリスクが大きく増加します。

そして、普通に糖質を摂取して、インスリン注射で厳格にコントロールしようとすると、一日の血糖値の変動幅が、増大します。

食後高血糖と平均血糖変動幅の増大が一番大きな酸化ストレスリスクとなります。(*)

酸化ストレスは、母体にも胎児にも当然、悪影響を及ぼします。

「妊娠糖尿病」「妊娠中の明らかな糖尿病」「糖尿病合併妊娠」で、
糖質を普通に食べてインスリン注射を打っている場合は、
上記のリスクは常にあるわけです。

糖尿病妊娠で糖質を普通に食べてインスリンを注射して、
無事出産されている方も多いと思いますが、このように見てくると、
それはある意味運が良い人と言えるのかもしれません。

(*)
酸化ストレスに関しては、
2014年07月14日 (月)の本ブログ記事
酸化ストレス・・・て何?食後高血糖と平均血糖変動幅増大がリスク!
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3030.html
をご参照いただけば幸いです。


<スーパー糖質制限食の利点>
スーパー糖質制限食に切り替えると、
「妊娠糖尿病」ならインスリンフリーになり、
血糖コントロールが一日を通して、とても良好となります。
そして、食後高血糖、低血糖、
平均血糖変動幅増大、酸化ストレス増大といった母体と胎児に悪影響を及ぼす要因が、
全てなくなります。

「妊娠中の明らかな糖尿病」「糖尿病合併妊娠」の場合も、
食前インスリンの単位は1/3以下になりますし、
フリーになることもあります。
インスリンフリーが一番良いのですが、インスリンの量が減ったなら
低血糖のリスクは確実に減るので好ましいのです。

また妊婦体重コントロールも、糖質制限食なら、ほとんど苦労はいりません。
その結果、安産で、元気な赤ちゃん誕生の可能性がとても高いということとなります。


<βヒドロキシ酪酸(ケトン体)の安全性

2014年1月12日(日)第17回日本病態栄養学会年次学術集会(大阪国際会議場)で、宗田哲男先生が、画期的な研究成果を発表されました。
人工流産胎児(58検体)の絨毛の組織間液のβヒドロキシ酪酸値の測定です。
何と平均1730μmol/Lとかなりの高値です。
成人の基準値は76~85μmol/L以下くらいなのですが、胎児の絨毛間液においては、
1730μmol/L程度が基準値ということになります。
糖質を普通に摂取している成人の基準値の、約20~30倍です。

その後、宗田先生はさらに研究を積み重ねられて、2016年
胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表されました。(☆)
胎児、新生児は、ケトン体を主たるエネルギー源として利用している可能性が高いことを示唆する、画期的な研究です。
胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初と思われますが、私もも共著者の一人です。
胎盤のケトン体値は基準値の20~30倍、 平均2235.0μmol/L(60検体)
臍帯のケトン体値は基準値の数倍~10倍、平均779.2μmol/L(60検体)
新生児のケトン体値は、基準値の3倍~数倍、
平均240.4μmol/L(312例、生後4日)  基準値は85 μmol/L以下。
胎盤と臍帯と新生児では、ケトン体は高値が当たり前であることが
確認できて、ケトン体の安全性の担保となりました。
このように、胎盤、新生児のケトン体の基準値は、
現行の基準値よりはるかに高値であることが確認されたわけですから、
妊婦のケトン体が少々高値でも胎児へ悪影響などあるはずもないのです。
スーパー糖質制限食で、妊婦のケトン体が、一般的基準値より高値になりますが、
妊婦においても、胎児においても、
ケトン体の安全性(基準値より高値でも)が確認されたと言えます。

(☆)Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,newborn and mother in normal delivery  Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)


江部康二
糖質制限食で「血糖値、HbA1c、GA、体重、血圧、持久力」改善
【17/08/19 テスタ
改善途上報告
江部先生

初めまして、50歳の2型糖尿人(15年)です。
いつも、先生の著書、ブログで勉強をさせてもらっています。
先生を初めて知ったのは、昨年の7月に糖尿病の教育入院をする事になり、
一生、インスリン注射をしないといけないのかと思っていた時に、
ネット検索していて、先生のブログに辿りつきました。

教育入院した理由は、手術をするために血糖値を下げる必要があったからです。
教育入院中,退院後は、朝4、昼2、夜4、眠前:5(朝昼夜:ヒューマログ、眠前:グラルギン)でした。

2016/8に手術をしまして、8月中は、インスリン注射してましたが、
9月からは、グラクティブ50mg(朝食後)になり、
インスリン注射は、しなくなりました。(2017/3上旬まで服用)
教育入院中に、インスリン抵抗性(数値は不明ですが、特に問題なく正常でした。)、
エコー検査(心、下肢など)も問題なく、歯科、眼科検査も異常なく、
特に問題はありませんでした。
ただ、自覚症状として、足のしびれはあり、喉の渇き、口の中がネバネバしていました。

手術後は、食事の制限もあり、スタンダードで、
10月ぐらいから、徐々にスーパーに変えていきました。
足のしびれについては、いつの間のかなくなっていました。
また、喉の渇き、口の中のネバネバもなくなりました。
あれほど好きだったお鮨も、一貫だけ試しに食べるとおいしいと思わなくなり、
また、甘い物は、そんなに前から好きではなくたまに食べていましたが、
それも欲しなくなり、糖質を受け付けない体になってしまいました。
カレーもラーメンもうどんもそばも食べたいと思わなくなりました(笑)

今は、定期的に血液・尿検査と眼科検査をしています。
現在は、薬の服用は、なくなりました。
高血圧でしたが、これも正常になりました。
あと、以前は、ほとんど運動はしなかったのですが、
体も軽くなり、山歩きに出掛けるようになり、
6時間ぐらい休みなく山を歩いていますが、思っていたより、疲れないですね。
実践して、食事とあと、運動は大切だと思いました。
先生に出会って本当に感謝しております。
これからもよろしくお願いいたします。

9/5の糖質制限食講座に、参加いたしますので、楽しみにしております。

2016/6/20 HbA1c:9.0、血糖値:172(朝食後)、中性脂肪:111、HDL:61、LDL:124、
体重:82kg、身長:183cm
2016/6/22 GA:21.2
2016/6/29 血糖値:132(朝食前空腹時)
2016/8/31 血糖値:104(朝食前空腹時)、GA:15.4、体重:76.2kg
2016/10/12血糖値:106(朝食前空腹時)、GA:13.0、体重:75.0kg
2016/12/15血糖値:106(朝食前空腹時)、HbA1c:6.0、中性脂肪:57、HDL:74、LDL:83、 体重:73.4kg
2017/5/8 血糖値:93 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.4、中性脂肪:32、HDL:99、LDL:104、体重:69.0kg
2017/8/1 血糖値:85 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.2、中性脂肪:32、HDL:87、LDL:85 、体重:70.0kg】



こんばんは。
テスタさんから、とても嬉しい改善報告を頂きました。
参考になります。ありがとうございます。
また、2017年9月5日(火) 15:00-16:30
朝日カルチャーセンター京都教室・糖質制限食講座

へのご参加もありがとうございます。

「血糖値、HbA1c、GA、体重、血圧、持久力」
全て、見事な改善で、素晴らしいです。

『2016/6/20 HbA1c:9.0、血糖値:172(朝食後)、中性脂肪:111、HDL:61、LDL:124、
体重:82kg、身長:183cm BMI:24.5
2016/6/22 GA:21.2
2016/6/29 血糖値:132(朝食前空腹時)

2016/8/31 血糖値:104(朝食前空腹時)、GA:15.4、体重:76.2kg BMI:22.75
2016/10/12血糖値:106(朝食前空腹時)、GA:13.0、体重:75.0kg
2016/12/15血糖値:106(朝食前空腹時)、HbA1c:6.0、中性脂肪:57、HDL:74、LDL:83、 体重:73.4kg
2017/5/8 血糖値:93 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.4、中性脂肪:32、HDL:99、LDL:104、
体重:69.0kg
2017/8/1 血糖値:85 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.2、中性脂肪:32、HDL:87、LDL:85 、
体重:70.0kg BMI:20.9



2016年6月、始まりが、
HbA1c:9.0% 空腹時血糖値:132mg/dl BMI:24.5
ですが、
2ヶ月後の8月には
GA:15.4% 空腹時血糖値:104mg/dl BMI:22.75
と全て、正常化ですので、見事です。


『2016年9月からは、グラクティブ50mg(朝食後)になり、インスリン注射は中止。
グラクティブは、2017/3上旬まで服用。

2016年8月の手術後は、食事の制限もあり、スタンダードで、
2016年10月ぐらいから、徐々にスーパーに変えていきました。』

インスリン中止は、やはり生活の質として、大変な向上ですし、
内服薬も中止できたのは、素晴らしいです。

スーパー糖質制限食開始後、2ヶ月の
2016年12月のデータも
血糖値:106(朝食前空腹時)、HbA1c:6.0
と見事な改善ですね。

さらに、2017年3月、グラクティブも中止して
スーパー糖質制限食だけで、
2ヶ月後の5月のデータも
血糖値:93 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.4
5ヶ月後の8月のデータも
血糖値:85 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.2
と、内服薬を中止したのに、さらに改善です。
体重も70kg、BMI:20.9でキープで、good jobです。


『10月ぐらいから、徐々にスーパーに変えていきました。
足のしびれについては、いつの間のかなくなっていました。
また、喉の渇き、口の中のネバネバもなくなりました。
あれほど好きだったお鮨も、一貫だけ試しに食べるとおいしいと思わなくなり、
また、甘い物は、そんなに前から好きではなくたまに食べていましたが、
それも欲しなくなり、糖質を受け付けない体になってしまいました。
カレーもラーメンもうどんもそばも食べたいと思わなくなりました(笑)』


糖尿病神経障害も軽症の段階なら、スーパー糖質制限食で
テスタさんのように速やかに改善することも期待できると思います。
鮨とかカレーとかラーメンも、食べないことに慣れてしまいますね。
ただ炭水化物依存症の場合は、そう簡単には行かないこともあります。


『今は、定期的に血液・尿検査と眼科検査をしています。
現在は、薬の服用は、なくなりました。
高血圧でしたが、これも正常になりました。』

高血圧も改善とは良かったです。
何と言っても、薬なしというのは嬉しいですね。


『以前は、ほとんど運動はしなかったのですが、
体も軽くなり、山歩きに出掛けるようになり、
6時間ぐらい休みなく山を歩いていますが、思っていたより、疲れないですね。
実践して、食事とあと、運動は大切だと思いました。』

仰る通りと思います。
スーパー糖質制限食なら、3~4週間で自然に「ケトン体質」になります。
そうなると、「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」が、
ごく日常的に使えるようになるので、
山登りとかで少々心拍数が上がるようなことがあっても、
「ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステム」はほとんど必要ないです。
そうなると、筋肉中のグリコーゲン量はいつも余裕があるので、
筋肉が疲れなくなりスタミナ充分で持久力が向上します。

運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない (廣済堂健康人新書) 新書
清水泰行著
https://www.amazon.co.jp/dp/4331521109/ref

もご参照頂けば幸いです。

2017年08月13日 (日)の本ブログ記事
「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」清水泰行著、刊行。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4293.html

もご参照頂けば幸いです。


江部康二

指に光 5秒で血糖値測定。
【17/08/19 ぐうたら糖質制限
指を置くだけで血糖値が測定できる技術のニュース
以下の記事が読売オンラインにあります。
5年後といわず早く実現してほしいものですね。

(引用)
指置くだけで血糖値測定、糖尿病患者の負担軽減
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170819-OYT1T50026.html
指を置くだけで血糖値をレーザーで測定できる技術を開発したと、量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所(京都府木津川市)のチームが18日、発表した。
 採血せずに血糖値を測定できるため、実用化されれば糖尿病患者の負担が減りそうだ。来年度から本格的な臨床研究を開始し、5年後の製品化を目指す。



こんにちは。
ぐうたら糖質制限さんから
耳よりな情報をコメント頂きました。
「穿刺して血液を出す」という行為なしで、
レーザー(光)で指の血糖値を測定する装置の開発です。
つまり、痛くないというわけで、これは朗報です。

私も今朝、毎日新聞の朝刊(8月20日)で、
指に光 5秒で血糖値
という記事をみて、「やった。ラッキー!」と思いましたが、
5年後に製品化を目指すということで、残念でした。

また、毎日新聞の記事によると、
・・・『販売価格は高額になりそうで、月1万2000円程度で貸し出すレンタル方式も想定している。』
ということで、こちらもやや残念ですね。

以下、毎日新聞のサイトから、要約です。

【☆☆☆
https://mainichi.jp/articles/20170820/k00/00m/040/024000c

指に光5秒、採血いらず 5年後実用化目指す
毎日新聞2017年8月19日

指に光を当てるだけで血糖値を測定できる技術を開発。
量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所。
国から医療機器の承認を受ける必要があり、5年後の一般向け販売を目指している。
チームは血液中の糖「グルコース」だけを捉える光の発生装置を小型化して応用。
電源部分を除く試作品は縦15センチ、横10センチ、高さ5センチ。
光を発するくぼみに指を置くと5秒で計測。
将来はスマートフォンのサイズまで小さくする。
販売価格は高額になりそう。
月1万2000円程度で貸し出すレンタル方式も想定。】


江部康二
「糖質制限食講演会 in 広島」のご案内。懇親会は満員御礼です。
こんにちは。

2017年9月10日(日)10:30~13:30
広島市で、一般向けの糖質制限食講演会を開催します。

過去、広島市では保険医協会主催など、医師向けの講演会はしたことがありますが、
一般向けの講演会は、広島市では初めてとなると思います。

私は牛田小学校→修道中学校→修道高校→京大医学部
といった経歴ですので、広島とはとても縁が深いです。

父、故江部喜一郎も70歳までは、広島市の八丁堀で開業していました。
今は当たり前となったビルドクターの走りでした。
自宅は別にあって、仕事場はビルの一角でというパターンです。

このような事情なので、広島の街は懐かしさでいっぱいです。
2018年3月18日(日)には、ホテルグランビア広島で、
修道高校の同窓会があり、私も出席します。
修道高校卒業50周年記念同期会です。
こちらも懐かしい顔ぶれに会うのが楽しみですが、
50年ぶりの同級生も沢山いるので顔がわかるか否かかなり不安です。

さて、
糖質制限食講演会 in 広島市(2017/9/10、日曜日)
は、
広島県福山市の瀬尾一史先生
山口県周南市の花岡篤哉先生
高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士
にも、登場していただき、盛りだくさんの内容です。
勿論、私もトリをつとめさせていただきます。

残席が僅かですが、
広島市、広島県、中国地方の皆さん
お待ちしております。


講演会の前夜(9/9土)に
八丁堀福屋さん近くの海鮮居酒屋さんで懇親会を催します。
2017年9月9日(土) 18:00~(2時間程度)

こちらは、満員御礼となりました。
ありがとうございます。



江部康二



以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

9月10日(日)、広島市内で 一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部では、「糖質制限のすすめ」と題して、 広島県福山市の瀬尾一史先生(瀬尾クリニック)と 山口県周南市の花岡篤哉先生(新南陽整形外科クリニック)が、クリニックでの糖質制限の啓蒙やご指導とその効果などについてお話しくださいます。

第2部では、高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、 「糖質制限 実践のイロハ」と題して、楽しく、正しく実践するための基本やコツ、注意点などを事例も交えてお話しします。

第3部では、理事長が「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」と題して講演。
15年に渡って実践・指導してきた「糖質制限食」について、 糖尿病やメタボなど生活習慣病の改善をはじめ、多くの良い効果をもたらす理由や仕組みを解説いたします。

また、講演会の前夜(9/9土)に懇親会を催します。
八丁堀福屋さん近くの海鮮居酒屋さんで、楽しく交流しませんか。

中国地方にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◆掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

★8/6(日)大阪講演会・交流会につきまして★
 たくさんお申し込みくださり、誠にありがとうございます。
 あと若干名様ずつ空きがございまして、引き続き、お申し込み受付ております。

///////////////////ご案内/////////////////////

  (一社)日本糖質制限医療推進協会主催

     糖質制限食講演会 in 広島

■日時:9月10日(日)10:30~13:30頃 ※開場・受付は10:10~

■会場:広島市まちづくり市民交流プラザ
    (合人社ウェンディひと・まちプラザ)北棟 6階
    「マルチメディアスタジオ」

    広島市中区袋町6番36号(袋町小学校と併設)
    http://www.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/kotsu.html

■内容:

◇第1部:「糖質制限のすすめ」

 1. 瀬尾 一史 医師 瀬尾クリニック(広島県福山市)

 2. 花岡 篤哉 医師 新南陽整形外科クリニック(山口県周南市)

◇第2部:「糖質制限 実践のイロハ」

 橋本 眞由美 管理栄養士 (財)高雄病院 栄養管理部長/当会アドバイザー

◇第3部:「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法
        ~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」

 江部 康二 医師 (財)高雄病院理事長/当会理事長

◇質疑応答

※第1部40分、第2部30分、第3部60分、質疑応答20分程を予定しております。

■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般(会員以外の方) 2,500円


◇◆◇ 広島交流会 ◇◆◇

◆日時: 2017年9月9日(土) 18:00~(2時間程度)

◆場所: さかな市場はなれ 立町店
     広島市中区立町6-1 立町ウイングB1F
     https://r.gnavi.co.jp/y017604/map/

◆参加費: 賛助会員 5,500円 / 一般(会員以外の方) 6,000円


<以下広島講演会、交流会共通>

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

 事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/10広島講演会、9/9広島交流会)、
 ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
 ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
 
★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
   「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/10広島講演会、9/9広島交流会)を
   ご記入下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(会員以外の方)で、講演会、交流会参加のみご希望の方:

 下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-hiroshima


◆その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは9月8日(金)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは9月6日(水)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪∽♪∝♪∞♪
日焼け後の肌のダメージ・・・糖質制限で回復が早い。
【17/08/18 なみ
日焼けについて
江部先生 はじめまして。
2月からスーパー糖質制限を始め、5月の連休明けからスタンダードに切り替え、今はたまに解禁日を作って食生活に気をつけています。

今年の人間ドッグで中性脂肪が劇的に改善、腹部CTの結果も昨年から大幅に改善され、体重の変化は-2キロほどですが、体脂肪や数値に表れてきているので、体にいいことをしているなぁと満足しています。

今年、息子の所属する野球部が甲子園に出場し、2度炎天下の中、応援をしてきました。そこでふと気がついたのですが、日焼けの様子が昨年と違う感じがするのです。お化粧品など特に変えたりはしていないのですが、日焼け後の肌のダメージが昨年よりはるかに落ち着いていて、回復も早い気がするのです。昨年まで、赤黒くなって回復も遅く、お化粧のノリの悪さがしばらく続いていたので今年も覚悟はしていたのですが・・・。
これは糖質制限をしたことと何か関係があるのでしょうか。
関係があるとしたら、子育て中の女性には朗報かもしれません。お時間のあるときに教えていただければと思います。】



こんにちは。

なみさんから、とても興味深いコメントを頂きました。
なみさん、中性脂肪値、腹部CTの改善、良かったですね。

『今年、息子の所属する野球部が甲子園に出場し、2度炎天下の中、応援をしてきました。そこでふと気がついたのですが、日焼けの様子が昨年と違う感じがするのです。お化粧品など特に変えたりはしていないのですが、日焼け後の肌のダメージが昨年よりはるかに落ち着いていて、回復も早い気がするのです。昨年まで、赤黒くなって回復も遅く、お化粧のノリの悪さがしばらく続いていたので今年も覚悟はしていたのですが・・・。
これは糖質制限をしたことと何か関係があるのでしょうか。』


私も、八ヶ岳山麓の富士見高原で、テニスをして鼻の頭だけ
日焼け止めを塗り損ねたのか、京都に帰ったとき赤くなってました。
しかし「ヒリヒリ痛み」もなく、すぐに赤みも消えました。

もしかしたら、糖質制限食で、皮膚の血流や代謝が良くなるので
日焼けのダメージの回復も早いのかもしれません。

長距離・中距離走や
一般的なスポーツ(サッカー、野球、バスケットボール、テニス・・・など)では、
いつも通りのトレーニングでスーパー糖質制限食を実践していると、
筋肉は「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」を上手に使えるようになりますので、
持久力は向上し、パフォーマンスも良くなります。
そして筋肉のダメージも少ないという研究成果がでています。

最近は、『ケトン体の臓器保護作用』が言われています。

糖質制限食で血中ケトン体が高値であれば、
皮膚のダメージの回復にも有効である可能性がありますね。


江部康二
高タンパク食の安全性について 。肉を食べて不調になるときは要注意。
【17/08/17 みぃ
高タンパク食の安全性について
一つ気になる記事を見つけましたので、質問させていただきます。

高たんぱく食で筋トレの女性死亡、本人も気づかぬ難病に警鐘 - (1/2)
https://www.cnn.co.jp/m/world/35105843.html

この病気になると、血液検査で何か異常がわかるのでしょうか?
本人も気づかないうちに…とのことで、少し不安になりました。

激しい筋トレをしていなければ、
普通の生活のスーパー糖質制限食実践者では問題ないのでしょうか?

よろしくお願いいたします。】


こんばんは。

みぃさんから、高タンパク食の安全性について
コメント・質問を頂きました。

上記サイトから一部、抜粋してみました。
『(CNN) オーストラリアで筋トレに励んでいた25歳の女性が、高たんぱくの食事を摂取して死亡した。女性は尿素サイクル異常症と呼ばれる難病だったことが、死後になって判明。たとえ本人が気づいていなくても、こうした危険があることを知ってほしいと遺族は訴えている。』

この「尿素サイクル異常症」というのは、かなり特殊な遺伝性の難病です。

難病情報センター
http://www.nanbyou.or.jp/entry/4732
によれば、
『尿素サイクルは生体内で発生する有毒なアンモニア(NH3)を無毒な尿素に変えていく経路です。尿素サイクル異常症は尿素合成経路の代謝系に先天的な異常があり、
高アンモニア血症の症状などで発症する一群の疾患です。』

『尿素サイクル異常症の発症頻度は1:8,000~44,000人と考えられています。
・・・ 長期生存が難しい例も多く、現在日本にいる患者さんはOTC欠損症約500人、CPSI欠損症約100人、アルギニノコハク酸尿症約100人その他の尿素サイクル異常症はそれぞれ100人未満と考えられています。』


高アンモニア血症を検査することで、発見できる可能性がありますが、
この病気を意識しないと、通常は血中アンモニア値の検査は行われません。

しかしながら、「尿素サイクル異常症」はまれな、遺伝性の難病ですので、
日本であれば、家族歴なども含めて乳幼児期に診断される可能性が高いと思います。

日本で、成人まで普通に生活している人は、
「尿素サイクル異常症」の可能性はほとんどないと思います。

基本的には、「尿素サイクル異常症」のような特殊な疾患ではなくて
腎機能も正常なら、
高タンパク食を摂取して腎機能が悪化するというエビデンスはありません。


「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
II  各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
<97ページ>


厚生労働省によれば、
結局、現時点では、
正常人がタンパク質をたくさん食べて危険という根拠もないけれど、
たくさん食べても安全という根拠もないということです。

まさに、自分で考えて選択して自己責任で食事療法を実践することとなります。
ちなみに、江部康二は、糖尿病発覚の2002年(52才)からスーパー糖質制限食を開始して
2017年8月(67才)現在まで続けています。

タンパク質の摂取量は、一日あたり130~140gくらいと、
普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。
体重あたり2.4gのタンパク質ですね。
それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。

江部康二の2017年6月の検査
クレアチニン:0.60mg/dl(0.6~1.1)
  eGFR:101.5ml/min./1.73m2
シスタチンC:0.60/L   (0.58~0.87)
  eGFR:125.8ml/min./1.73m2
尿酸:3.3mg/dl(3.4~7.0)

江部康二


☆☆☆
たがしゅう先生から、とても参考になるコメントを頂きました。
ありがとうございます。
肉を食べて調子が悪くなる人は、血中アンモニア値の検査を!

2017年5月10日(水)たがしゅうブログ記事
「肉を食べて調子が悪い時の落とし穴」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-961.html

肉を食べて調子悪い時の落とし穴

医師向けの情報誌「ドクターズマガジン」を何気なく読んでいたら、

「Dr.井村のクリニカルパール」というコーナーが目に入りました。

それは飯塚病院総合診療科部長の井村洋先生監修で、

日常診療で知っておくと役に立つ知識を漫画でわかりやすく紹介するというコーナーでした。

2017年2月号のコーナーで紹介されていたのは、

「肉を食べると頭痛がひどくなる25歳女性」の症例でした。
(以下、引用)

年齢:25歳 女性

【主訴】頭痛、嘔吐

【既往歴】職業OL、飲酒なし、喫煙なし

【現病歴】中学の頃から、頭痛が続いていた。

特に肉を食べると頭痛や吐き気があったので、極力避けるようにしていた。

頭痛と嘔気は同じタイミングで起こっていたので偏頭痛だと思っていたが、特に薬を飲んだことはなかった。

就職して食事のパーティーに招かれて、久しぶりに肉を多めに食べたら、頭痛が強くなり嘔吐を繰り返したために受診。


【バイタルサイン】意識 やや混濁があり。
血圧120/70mmHg、脈拍120/分、体温36.0℃、呼吸22/min
【身体所見】特に異常はなく、神経の麻痺の所見はなし。


(引用、ここまで)


この症例、年齢、性別、症状で考えれば典型的な片頭痛であり、

片頭痛と糖質摂取が関係することは文献的にも、経験的にもよくわかっています。

ところがこの患者さんは糖質量がほぼゼロに近い肉によって片頭痛様発作が誘発されているというのです。

もし私が実際にこの患者さんを診たら、実は肉と一緒に食べている糖質主体の食品が原因だと考えて、

肉と一緒に食べたであろう食品を根ほり葉ほり聞いてしまっていたであろうと思います。

しかしこの患者さんは本当に肉しか食べていなくて、片頭痛様発作が誘発されているという状況なのです。

それに肉だけで痛みが出るという話が疑わしかったとしても、肉を食べた後に意識が少し低下するという現象は流石に普通ではありません。

いったいどういう事なのか気になってページをめくり物語を読み進めていくと、意外な結果が書かれていました。


担当医の先生は、肉という高タンパク食品で症状が誘発されることから、尿素サイクルに異常がある可能性を考え、血液検査でアンモニアの測定を行いました。

その結果、アンモニアは異常高値であり、最終的に診断はOTC欠損症(オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症)という先天性尿素代謝異常症でした。

先天性尿素代謝異常症は日本で約5万人出生あたり1人の頻度とされ、OTC欠損症はその中でも最も頻度が高く、約4万~8万出生に1人の有病率とされている厚生労働省の指定難病です。

先天性というのなら小児の時点で発見されそうなものですが、遺伝的な影響がモザイクに表出しOTC活性低下の個人差が大きいために成人になって初めて発見されるパターンもあるのだそうです。

尿素サイクルというのはタンパク質を処理し、最終的に尿素に変えて尿へと排出させる時に働く代謝経路です。

ここに異常がある場合、タンパク質がうまく代謝されず、代謝の途中過程で産生されるアンモニアが解毒できないため、アンモニアが高値となります。

アンモニアが高くなると意識障害だけでなく、痙攣、脳症、脳浮腫などにも発展し、命に関わることもあるため、迅速な治療が求められます。

この急性期治療にはグルコースの大量点滴が行われます。なぜならばタンパク質が産生される異化亢進状態を阻止するためです。

グルコースが投与されればインスリンが分泌されるので、これにより代謝を同化に向かわせるということだと思います。

それ以外に食事指導としてタンパク質制限、十分なカロリーの補充、アルギニン、安息香酸ナ トリウム・フェニル酪酸、L-カルニチン、ラクツロースの内服、その他血液浄化療法に、一部では肝移植がなされることもあるそうです。

このOTC欠損症、蛋白を制限し十分なカロリーを確保する目的であれば脂質を利用すればいいので、糖質制限の直接的な禁忌には当たらないのではないかと思いますが、

しかし糖質制限指導後、多くは高タンパク質・高脂質を指導する事が多いので、その指導が病態を悪化させうるため相対的禁忌には該当しそうです。

もしも肉を食べて体調が悪いと患者さんが訴えればその言葉をきちんと受け止めて、

必要に応じてアンモニア測定をしなければならない
という事で、

非常に勉強になりました。


たがしゅう
朝日カルチャーセンター京都教室。糖質制限と生活習慣病。9/5(火)。
こんばんは。

本日は『大文字送り火』の日でした。
水曜日の夜診でしたので、外来患者さんの予約を最少限にして、
午後8時前に、スタッフも一緒に、
下鴨高木町の父母から受け継いだマンションに駆けつけました。
7階の北~南までを占める部屋なので、眺望は抜群です。
北側は、北山をのぞみ、南側は下鴨神社を上から一望にできます。

今年はお天気だったので
「大文字」→「妙・法」→「船形」→「左大文字」をじっくり見ることができました。
「鳥居形」だけは、地理的に見えません。
「妙・法」は距離的に近いので、特に鮮明で今更ながら感動でした。
去年が「土砂降りの送り火」だったので今年はとても綺麗で嬉しかったです。

さて
2017年9月5日(火) 15:00-16:30
朝日カルチャーセンター京都教室にて
糖質制限食の講座

の講師をつとめます。

糖質制限と生活習慣病
加速する“脱”糖質潮流の正しい知識


京都教室では久しぶりの糖質制限食講座です。
この1年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

ケトン体に関しても「心血管イベント,および全死亡の発症率を低下」という
とてもポジティブな評価を示す研究が最近発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。

このような、糖質制限食に関する最新の動向を、
本講座において余すこと無くお話ししたいと思います。
京都、関西方面の皆さん、是非奮って、ご参加頂けば幸いです。


江部康二



☆☆☆
以下、朝日カルチャーセンター京都教室のサイトから転載です。


糖質制限と生活習慣病
加速する“脱”糖質潮流の正しい知識


講師名 高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
糖糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、
合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
この課程で、肥満・メタボなどの生活習慣病にも有効ということが判明しました。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、必ず食後高血糖を生じるので、合併症の予防は困難です。
糖質制限食の実践により、様々な生活習慣病(片頭痛やニキビ・・・など)も改善します。
言い換えれば、生活習慣病とは、糖質の頻回過剰摂取が引き起こす現代病と言えます。
2016年、糖質制限市場が3000億円を超えたと試算されました。
いよいよ“脱”糖質時代の幕開けです。

日時・期間 火曜 15:00-16:30

日程 2017年 9/5


受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,564円

注意事項
教材として資料をお配りする場合は、随時実費をいただきます。

お申し込み
https://www.asahiculture.jp/kyoto/course/6f1082eb-70bf-d593-603c-5915b53a7534
電話:075-231-9693

講師紹介
江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長

<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『外食でやせる!』2017年(毎日新聞出版)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。

ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/
は日に約6000~7000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
重症低血糖で搬送、年2万件…薬の誤使用原因か
こんばんは。

医療ニュース m3.com において、2017年8月12日 (土)
重症低血糖で搬送、年2万件…薬の誤使用原因か
という記事が載りました。(☆)

2015年7月に、日本糖尿病学会が631施設にアンケートを送付して
調査した結果です。


 調査結果をまとめた兵庫医科大学病院の難波光義院長は

「重症低血糖の原因として、インスリンを注射で補充するタイミングや使用量の誤り、
薬の飲み間違いなどが多い。

高齢などで発症リスクが高い患者には、服薬指導に加え、
生活面も含めた指導を行う必要がある」と話している。



ということですが、もう少し整理して、より具体的な方策を立てないと
重症低血糖を減らすことは困難と思います。
ともあれ、インスリン注射かSU剤を内服している糖尿人が、
重症低血糖のほとんどを占めていると思います。

1)<インスリン注射>
当たり前のお話しですが、
インスリン注射の単位が多いほど低血糖になりやすいです。
糖質制限食なら、インスリンの単位は必要最低限ですむので
低血糖になりにくいです。
従来の糖尿病食は、高炭水化物食となるので、必要なインスリンの単位数が多くなり
その分、低血糖になりやすいのです。

2)<SU剤>

アマリール、グリミクロン、オイグルコンなどがSU剤です。
SU剤は、多くの場合、「食後高血糖は防げず、空腹時低血糖を生じる」
ということが、CGMの普及により、確認されるようになりました。
それを受けて、現在SU剤の使用は、日本中で激減しています。

SU剤の処方割合は
2005年 50%
2015年 20%


で、半減以下です。
もともとSU剤は、疲れたβ細胞を鞭打つ側面がありますから、
本来、少量投与に越したことはないのです。

そしてもし、グリペンクラミド(オイグルコン、ダオニール:第2世代SU剤)や
第一世代のSU剤(ジメリンなど)を服用しておられる方がいたら、
心筋障害のリスクがあるので即刻中止することをお奨めします。

アマリールやグリミクロン(第3世代)も、
HbA1cの改善効果だけはあるものの、上述の様に
食後高血糖をマッチング良く防ぐことができないことと、
空腹時には低血糖を招きやすい欠点が、CGMにより明らかとなってきました。
SU剤は12~24時間と作用時間が長いのも低血糖になりやすい理由の一つです。

3)<糖質制限食で低血糖予防>
糖質制限食なら、99%、SU剤は不必要です。
そもそも、高齢者の糖尿人には、低血糖リスクの高いSU剤は
基本的に処方しないほうが無難です。
それなら、経口糖尿病薬による低血糖発作は、激減すると思います。
同様に、インスリン注射をしている場合も、単位が少ないほど
低血糖発作は起こしにくいです。
糖質制限食なら、従来の糖尿病食に比し、食前のインスリン注射は1/3以下となりますので、
低血糖発作のリスクはおおいに減少します。


江部康二


(☆)
【医療ニュース m3.com

https://www.m3.com/news/general/551108?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD170812&dcf_doctor=true&mc.l=240276073

重症低血糖で搬送、年2万件…薬の誤使用原因か
  臨床 2017年8月12日 (土)配信読売新聞

 薬で治療中に血糖値が下がりすぎる糖尿病患者の「重症低血糖」で、年間の救急搬送数が約2万件に上る可能性があることが、日本糖尿病学会による初の実態調査で分かった。

同学会は、高齢などで低血糖を起こしやすい患者の重症化予防に力を入れる。

 重症低血糖は、けいれんや意識消失などを引き起こす。認知症や心臓病、脳 梗塞こうそく の発症リスクを高め、命にかかわる危険な状態だ。

高齢者は、冷や汗やふるえなどの低血糖症状が出にくく、本人も気付かないまま重症化することがある。

 学会は2015年7月、糖尿病の診療体制が充実した631施設にアンケートを送付。救急部がある149施設の回答を分析したところ、

14年4月から15年3月までの1年間の救急搬送数は、1施設当たり4962件で、このうち重症低血糖は0.34%、17件だった。

これを全国の救急搬送件数に当てはめるなどして、国内全体で年間約2万件と推計した。

 調査結果をまとめた兵庫医科大学病院の難波光義院長は

「重症低血糖の原因として、インスリンを注射で補充するタイミングや使用量の誤り、薬の飲み間違いなどが多い。

高齢などで発症リスクが高い患者には、服薬指導に加え、生活面も含めた指導を行う必要がある」と話している。】
月曜日の夜は、一人飯が多いです。
こんばんは。

月曜日の夜は、連れ合いが江部診療所で仕事をしていますので、
私の夕食は一人飯が多いです。

本日も、午前は駅前診療所で50名の患者さんを診察して、
高雄病院に移動しました。
入院患者さんを診察して
高雄病院の勤務を終えて、19時過ぎに車で生協に向かいました.

中トロの刺身が、30%オフで、¥686-だったので早速ゲットしました。(^^)
あとは、兎に角糖質の少ないものを選んで購入です。
冷やし茶碗蒸し、海草大根サラダ、出汁巻き、鶏皮串焼き(塩)の5品です。

レシートを持ち帰らなかったので、正確には値段を覚えてないのですが、
メインディッシュの中トロだけは、記銘してました。(⌒o⌒)v

中トロ:30%引きで¥686-
冷やし茶碗蒸し:¥180-くらい
海草大根サラダ(¥180-くらい)+糖質ゼロハム1袋(4枚、¥100-くらい)
出汁巻き¥200-くらい
鶏皮串焼き(塩)3本:¥200-くらい


糖質ゼロハムはいつも家に買い置きがあるので、それを利用しました。
マヨネーズをたっぷりかけてサラダを食べました。

合計¥1500-くらいですから、
それなりに豪華な夕食でしたね。
満腹、満足しました。
メインディッシュの中トロ、なかなか美味しかったですよ。
そうそう、買い置きの糖質ゼロ発泡酒も350mlを1缶呑みました。

家でSMBG(血糖自己測定器)で測定して
19:30 夕食前血糖値:95mg
20:30 食後1時間血糖値:108mg

血糖値上昇は、13mgでしたので、糖質制限合格メニューでしたね。
<13mg ÷ 3mg =4.3g>
ということで、結構ボリュームタップリでしたが、
血糖値を上昇させる糖質は、合計で4.3gという計算でした。

私の場合は、1gの糖質が血糖値を3mg上昇させます。
食後血糖値上昇のピークは60分後です。

今は、焼酎ハイボールをチビチビ呑みながら、記事を書き終わりました。


2017/8/14 21時38分

江部康二
「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」清水泰行著、刊行。
こんばんは。

運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない (廣済堂健康人新書) 新書
清水泰行著
https://www.amazon.co.jp/dp/4331521109/ref


が2017年8月2日に刊行されました。

私が、帯の推薦の言葉を書きました。

「糖質制限マラソンドクター躍進のノウハウが盛りだくさん」 
https://www.amazon.co.jp/dp/4331521109/ref
糖質制限の名医 江部康二先生 推薦


ちょいと、面はゆいのですが、
出版社が書いてしまったので、ご容赦のほど・・・。

表紙の写真の如く
「糖質制限をして8年間で18kgやせて
体調が良くなりマラソン記録もぐんと伸びた!」

ということです。

清水泰行先生、40歳過ぎから、中性脂肪が400mg/dlを超えて
メタボ体型ということで、緩い糖質制限食を開始で、
8kg減量成功です。
それで、折角やせたので何かやろうと、いうことでフルマラソンに挑戦です。
少しずつ記録更新していたのが、あるとき頭打ちになってしまいます。

またマラソンを開始したころは、走る前は「カーボローディング」をして
「スポーツドリンク」も積極的に摂っていたそうで、
マラソン後は、疲れ果てて、歩くのもままならないほどだったそうです。

そんなとき、京都の高雄病院に清水泰行先生が、見学に来られて
私といろいろお話しをしました。
その中で、フルマラソンを始めとして持久力が必要なスポーツには
糖質制限食が向いているということを、二人でしっかり確認しました。

この時を境に、清水先生はスーパー糖質制限食を開始されます。
そして当初に、体験されたのは、
スーパー糖質制限食でマラソンを走ったあとは
疲れや筋肉痛が少なくて、今までとは体のダメージが全く違うということでした。

「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」を上手に使えるようになり、
ケトン体質になると、疲労した筋肉の回復がとてもスムースになることは
研究論文でも明らかにされています。

スーパー糖質制限食でケトン体質になると上記の利点があるので、
サッカーの長友佑都選手もケトン体質を目指すと話していますね。

清水先生、その後は、順風満帆で、フルマラソンの記録はどんどん伸びて
100キロウルトラマラソンも30分、記録が縮まりました。

本書には、
カーボローディングの失敗談とその後のスーパー糖質制限食の成功談が
ご自分の体験を経て、わかりやすく書いてあります。
またスポーツと糖質制限食に関するアドバイスも具体的に述べてあり、
とても参考になります。

ブログ読者で、マラソンやトレイルランや持久力の必要なスポーツをしている方々は
是非、ご一読頂けば幸いです。


なお、
スーパー糖質制限食を開始して
「完全なケトン体質になるまで、3~4週間かかります。
スポーツをしている人も、糖質制限食を実行すると
最初の1週間はかなりパフォーマンスが低下します。
その後回復して1ヶ月もすると、以前よりもよい状態になっています。」

本書の92ページから引用。

ということなので、1~2週間で「スーパー糖質制限食」を諦めないでくださいね。

江部康二

ブログ
「ドクターシミズのひとりごと」
http://promea2014.com/blog/?p=1496
も興味深い内容です

1型糖尿病と最新の臨床試験。「糖質制限食+IPD内服」で1型治療。
【17/08/11 柴犬
発症早期1型糖尿病に対する免疫修飾療法について
はじめまして。いつも興味深く読ませてもらっています。

2ヵ月ほど前に1型糖尿病と診断を受け、
今は糖質制限と月1回の通院を続けています。

・発覚時
血糖値 203 mg/dl
HbA1c 11.5 %
抗GAD抗体 2000以上
Cペプチド 1.06 ng/ml

・現在
血糖値 96 mg/dl
HbA1c 7.4 %


さて、先生に質問なのですが、
最近、<免疫修飾療法>というものを知りました。
(通院している病院とは別の病院でおこなっているものです)
この療法を受診するべきか迷っております。

・発症早期1型糖尿病に対する免疫修飾療法
http://www.hosp.ncgm.go.jp/s007/140/index.html

なぜなら
検索をかけてもあまりにも情報が少なく
詳しい内容も分からず、
また、何か副作用があるのではないかとも思うからです。

これは予想でしかありませんが、
もしかしたら下記のBCGワクチンのことなんでしょうか?
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023602.php
また、下記のアレルギー薬IPD?と関係あるのでしょうか。
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat29/1spiddmipd.html

もちろん
自身の内因性インスリンは保持していきたいと思っています。

もしよかったら、
この<免疫修飾療法>について、
どういった内容が予想されるか、
また、受診したほうがよいのかなど、

先生の考えをお聞かせいただければ嬉しいです。

それでは、失礼いたします。】



こんばんは。
柴犬 さんから、
大変興味深い情報とコメントを頂きました。
ありがとうございます。

とても良く勉強しておられますね。
恥ずかしながら、私は、3つとも知りませんでした。
勉強になります。


1)発症早期1型糖尿病に対する免疫修飾療法
http://www.hosp.ncgm.go.jp/s007/140/index.html
国立国際医療研究センター病院では、
「発症早期1型糖尿病に対する免疫修飾療法」の臨床試験を実施することになりました。


これは、まだ市販されてない新しい注射薬剤を、人で効果を確かめるための臨床試験です。
臨床試験で有効であると確かめられたら、将来健康保険内で処方される可能性があります。
つまり、テスト段階ということです。
国立国際医療研究センター病院という国立医療機関での
臨床試験(治験)ですので、あるていど期待できると思います。

2)
下記のBCGワクチンのことなんでしょうか?
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023602.php


これは、米国で1型糖尿病に対して、
BCGワクチンが有効か否かを確かめるための臨床試験です。
小規模なヒト臨床試験では、
1型糖尿病に対するBCGワクチンの有効性は
かなりのものであることが示唆されているとのことなので、
かなり期待できそうで、楽しみです。

3)
下記のアレルギー薬IPD?と関係あるのでしょうか。
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat29/1spiddmipd.html


こちらはカルピンチョ先生のブログ記事ですね。
カルピンチョ先生が、水野雅登先生のFacebook から引用しておられます。

水野雅登先生によれば、
インスリンがまだ出せる状態で
GAD抗体を消せれば
SPIDDM(緩徐進行の1型糖尿病)の場合は、
進行を止められる可能性があり、
実際、複数例で、成功したとのことです。
これは、すごいことですね。

<糖質オフ+IPDの内服>が、肝要だそうです。

IPDは「アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息」などに
日常的に処方することがある、抗アレルギー剤で、保険適用があります。

これなら、手軽に臨床応用できるので、
私もSPIDDM(緩徐進行の1型糖尿病)の人に
<糖質オフ+IPDの内服>を早速、試してみようと思います。
早速、水野雅登先生にメールして、勉強させて頂きます。


江部康二
「糖買制限」で知つておくべき3つのポイント。日経メディカル。
【17/08/10 精神科医師A
日経メディカルより
◇ 話題の糖質制限、糖尿病患者に使う?使わない?

https://yahoo.jp/box/m1AyvF

糖質制限を批判する医師がいたら、印刷して読んでもらってください 】


精神科医師A さん。
情報をありがとうございます。

日経メディカル編集の、加納亜子さんが、
私と山田悟医師に取材して、

トレンド◎「糖買制限」で知つておくべき3つのポイント
話題の糖質制限、糖尿病患者に使 う ?使わない
2017/8/9


という記事にまとめておられます。
ニュートラルな内容のとてもよい記事と思います。


☆☆☆
以下は、日経メディカルの記事(2017/8/9)から、
私関連のところを一部抜粋です。

●糖質制限について

 国内で有効なダイエット法などとして一般に普及している糖質制限は緩やかなレベルから厳格な方法まで様々ある。
大まかに分けると、糖質摂取量により以下の3段階に分かれている。

(1)緩やかな糖質制限:目標とする糖質の摂取量は110~140g/日
(2)スタンダードな糖質制限:目標とする糖質の摂取量は70~100g/日
(3)スーパー糖質制限:目標とする糖質の摂取量は30~60g/日

江部氏は患者の希望に合わせて異なる方法も勧めているが、
1日30~60gを目標に糖質摂取量を制限する「スーパー糖質制限」を積極的に勧めている。

 スーパー糖質制限を始めれば、糖尿病患者であっても食後にさほど血糖が上昇せずに済む。
そのため、「食後必要となるインスリンの追加分泌量が減少し、
結果として、インスリン分泌能を担う膵臓β細胞を酷使せずに済み、保護的な作用が期待できる」と江部氏は言う。
また、食後の急激な血糖値上昇を防ぐこともできるため、「血糖変動に伴う血管内皮障害も防げる」と説明している。

●腎機能について
 最初に確認したいのは、患者の腎機能だ。腎機能が悪化している患者では、
糖質制限に伴うタンパク質摂取の増加が、腎機能の悪化を招きかねないためだ。

 しかし、あまり恐れる必要はないかもしれない。
「多少腎機能が低下している患者でも、こまめに腎機能をフォローして、腎機能の低下が進まないことを確認できれば安全性に問題はない」(北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟氏)といった意見や、

「Cre値が1.2~1.3mg/dL程度までであれば、よく説明して検査しながら糖質制限を勧めている」
(高雄病院[京都市右京区]理事長の江部康二氏)とする意見もあるからだ。

 いずれにしても、腎機能が低下傾向にある患者では、
糖質制限が腎機能を悪化させかねないことを事前に十分説明しておく必要はあるだろう。

●低血糖リスクについて
~低血糖を起こしやすいインスリン製剤、SU薬、グリニド薬を使用している患者は、
低血糖を起こしにくいDPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬などにできる限り変更する、それができない場合は減薬すべき――

糖質制限をより安全に導入するため、
江部氏は
「入院して食事の管理を行い、CGMを活用して血糖変動を見ながら投薬量を減量し、なしにすることもある」と話す。

●低栄養の回避について
カロリー制限食と混同し、糖質だけではなくその他の食品の摂取も控えてしまう人がいる。
「高齢者や元々小食の人では、糖質制限を始めることで結果として摂取カロリーが不足し、ふらつきが生じる」と江部氏。

山田氏も「摂取カロリーが不足した状態が長期間続けば、低栄養になり筋力や骨密度の低下に加え、
貧血や摂食障害のリスクも生じてしまう。
血糖値や体重の変動に加え、中性脂肪の値の推移から十分にカロリー摂取ができているかを判断すべき」と説明する。

 なお、糖質制限を始めることで脂質の摂取量が増加することから、
動脈硬化などの心血管イベントの発症リスクを高めるのではないかという意見もある。
そのため、糖質制限を勧める際には、
「魚と肉は1対1の比率で、ハムやベーコンなどの加工肉はできるだけ避けるよう伝えている」と江部氏。



江部康二
ファーストキッチン、糖質制限ハンバーガーを新発売。
【17/08/11 ぐうたら糖質制限

http://www.first-kitchen.co.jp/news/?nwid=348

ファーストキッチンが新たに糖質制限ハンバーガーの販売を開始したようです。偶然店舗で知りました。糖質4.6gだそうです。
それにしても両サイド肉で具を挟むというのはすごい。】


こんにちは。

ぐうたら糖質制限さんから、とても嬉しい情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。

-Burger-【ワイルド☆ロック】¥650-
一食あたりの糖質量は “約4.6g”と
完全に糖質制限OK食品です。

今後もファーストキッチンでは、糖質制限に着目した商品の開発を進めるとのことで
こちらも嬉しいですね。

ファーストキッチンは京都にもありますので
機会があれば、行ってみたいと思います。


江部康二


☆☆☆
以下ファーストキッチンのサイトから一部抜粋です。

2017
08.03

~ファーストキッチン 初の取組み 低糖質商品を発売~

8月9日(水)よりウェンディーズとのコラボ店「ファーストキッチン・ウェンディーズ※」の新商品として、 バンズの代わりに100%ビーフパティで具材をサンドしたバーガー『ワイルド☆ロック』を販売いたします。 本商品は、ファーストキッチン初の取組みとして低糖質に着目した商品の第一弾となります。
『ワイルド☆ロック』は一食あたりの糖質が通常の「ウェンディーズバーガーダブル」と比較して85%の 糖質をカット、糖質を抑えながらボリューム感がありジューシーなお肉の美味しさを楽しめます。
また人気のデザートカテゴリーの新商品としてデザートスムージーを同時に発売いたします。
今後もファーストキッチンでは、糖質制限に着目した商品の開発を進めてまいります。

-Burger-【ワイルド☆ロック】
※価格は全て税込み金額です。

お肉の美味しさを存分にお楽しみいただける100%ビーフパティで、バンズの代わりに具材をはさんだワイルドな 食べ応えのバーガーが新登場。ガツンとボリューム満点のバーガーながら、一食あたりの糖質量は “約4.6g”と なります。同じく2枚のパティのバーガー、ウェンディーズバーガーダブルと比べて、85%の糖質カット、 糖質制限中でもお楽しみいただける新しいバーガーです。

肉厚・ジューシーな 100%ビーフパティで 具材をサンド!
糖質を“約4.6g”まで抑えた 低糖質バーガー


◆ワイルド☆ロック 単品650円

~100%ビーフパティ~

ウェンディーズの特徴の四角い形のビーフ100% パティ。お肉の美味しさを楽しめます。

~国産生野菜 ~

フレッシュなトマトとグリーンリーフは、安心・安全な国産生野菜を使用しています。

~ベーコンエッグ ~

お店で1枚ずつ焼いた ベーコンエッグに、 ファーストキッチン オリジナルのタルタル ソースを合わせました。

何故糖尿病合併症が減らないのか?・・・CGMで明らかに。
こんばんは。

高雄病院では糖尿病患者さんに
CGM(持続血糖測定)を実施しています。

初回入院の患者さんは、
第1日目と2日目は、従来の糖尿病食(高糖質食)を食べて貰います。
第3日目からは、スーパー糖質制限食に変更します。
摂取カロリーは、従来の糖尿病食とスーパー糖質制限食で、同一としています。

CGMは非常に情報量が多い検査で、極めて有用です。
もっと、普及したらいいのになと思います。

例えば内服薬なしで、第1日目と2日目に
従来の糖尿病食を食べていただいた2型糖尿病患者さんで
夕食後は軽く200mg/dlを軽く超えていた方がおられました。
その人は翌朝明け方の午前3時頃には、
血糖値は60mg/dlを切っていました。
自覚症状はなかったので、CGMをしていなかったら、
全くわからなかったと思います。
HbA1cは6.8%くらいでまあまあコントロール良好でした。
午前8時の空腹時血糖値は、100mgくらいでした。

そのとき思ったのは、薬があるなしに関わらず、
実は日本中にこのようなケースが沢山あるのではないかということです。

このケース、HbA1cと午前8時の血糖値はコントロール良好ですが、
24時間を通して観察すると「血糖値の乱高下」が生じているので
酸化ストレスが増大していて、糖尿病合併症のリスクはたっぷりあります。
HbA1cはあくまでも平均血糖値を示しているに過ぎないので、
<血糖値の乱高下、平均血糖変動幅増大、食後高血糖、低血糖>
が存在したとしても、それを拾い上げることは不可能なのです。

しかしながら、現行の日本糖尿病学会の「血糖コントロール目標」は
HbA1cであり、7.0%未満が、合併症予防の目標値です。

そしてほとんどの病院において、
「HbA1cと早朝空腹時血糖値」により、糖尿病コントロールの評価をしています。
これでは、
「血糖値の乱高下 → 平均血糖変動幅増大」 及び 「食後高血糖」
という最大の酸化ストレスリスクも「低血糖」もチェックできません。

従って、例え「HbA1cと早朝空腹時血糖値」がコントロール良好でも、
糖尿病合併症を起こしてまう糖尿病患者さんが、後を絶たないわけです。


日本では、2012年の統計まで糖尿病患者は増え続けています。
そして、日本では、糖尿病合併症は米国と異なり減少していません。
米国では糖尿病は増え続けていますが、糖尿病合併症は激減しています。

日本糖尿病学会『第56回日本糖尿病学会年次学術集会』熊本宣言2013
の記載が以下です。
『糖尿病合併症で苦しむ患者さんの数は今なお減少していません。
糖尿病腎症で透析になる人が年間16000人以上。
糖尿病網膜症で失明する人が年間3000人以上。
糖尿病足病変で切断する人が年間3000人以上。』

日本では、ほとんどの糖尿病患者さんが
糖質摂取比率50~60%のカロリー制限食を指導されています。
高糖質食を糖尿病患者さんが摂取すれば、
<血糖値の乱高下、平均血糖変動幅増大、食後高血糖>を必ず生じます。
人によれば、低血糖を生じることもあります。
これでは、糖尿病合併症が、減らないのも当たり前としか言いようがありません。

スーパー糖質制限食なら
<血糖値の乱高下、平均血糖変動幅増大、食後高血糖、低血糖>
は生じません。
このことは、CGMで明らかです。
純粋理論的に、糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法が
『糖質制限食』であることは、明白と思います。

日本全国の糖尿人の皆さん、
とにかくできるだけ早く、間に合う内に糖質制限食を導入して
糖尿病合併症を防ぎましょう。


江部康二

糖尿病合併症と罹病期間。コントロール目標。
こんにちは。

今日は、糖尿病合併症と罹病期間、コントロール目標のお話しです。

慢性の糖尿病合併症ですが、罹病(りびょう)後、
長期間血糖コントロールの悪い状態が持続して、
細小血管や大血管に傷害が生じて初めて発生します。
罹病後というのは、診断後と同一ではありません。

糖尿病と診断される前に、例えば5年間高血糖状態をほったらかしていたら、
診断時にはすでに罹病後5年間が経過しているわけです。

細小血管合併症には、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症など、
大血管合併症には、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病足病変などがあります。

長期間というのは、一般的には、糖尿病発症後、数年間以上の単位だと思います。

通常は、少なくともHbA1c7.0%以上、通常は7.4%以上の血糖コントロール不良が、
数年間以上継続して初めて細小血管や大血管に障害が生じて合併症を生じます。

糖尿病神経障害は、特に早ければ罹病後2~3年、
通常は罹病後5~10年で発症してきます。
罹病期間が長くなるにつれて有病率が高くなります。

糖尿病網膜症は、通常は罹病後、5年以降に始まります。
網膜症を発症する率は、糖尿病の罹病期間が長くなるにつれて高くなり、
罹病期間が20年を超えると80%以上になります。

網膜症が重症化し視力障害を来す例は、
最近では年間3000人とされ、成人の中途失明の原因の第2位です。

糖尿病腎症は、通常糖尿病発症5~10年で
患者さんの約20%が第3期腎症(顕性腎症)に陥るとされています。

もっともこれらは血糖コントロールが悪いから、合併症を発症するわけです。

日本糖尿病学会の見解では、

① 空腹時血糖値130mg/dl未満
② 食後2時間血糖値180mg/dlmg/dl未満
③ HbA1c7.0%未満

上記①②③を達成していれば、
合併症は予防できるし進行を阻止できるとされています。
(2013年の日本糖尿病学会「熊本宣言」)

上記は、我々糖質セイゲニストにとっては、簡単な目標ですね。

① 空腹時血糖値110mg/dl未満
② 食後2時間血糖値140mg/dlmg/dl未満
③ HbA1c6.2%未満

を目指したいです。

美味しく楽しく糖質制限食実践で、目標達成をめざしましょう。ヾ(^▽^)

なお、従来の糖尿病食(高糖質食)では、
日本糖尿病学会の目標をクリアしていても、
合併症が防げない可能性が高いのですが、その話はまた今度とします。


江部康二
8月8日ダ・ヴィンチニュースで、『江部康二の糖質制限革命』が再び記事に
こんばんは。

江部康二の糖質制限革命: 医療、健康、食、そして社会のパラダイムシフト
単行本 – 2017/4/7 江部康二著 東洋経済新報社




ダ・ヴィンチニュースで、8月8日
再び記事に取り上げられました。

ダ・ヴィンチニュース
https://ddnavi.com/news/392576/a/



☆☆☆
以下、ダ・ヴィンチニュースから一部抜粋です。

【糖質オフ】炭水化物を抜く「だけ」でいいの? 
成功したダイエッターたちの“生”の声は…

 いよいよ夏本番に。この時期女性の悩みのタネといえば“ダイエット”だろう。冬の間に溜めに溜めた脂肪が露わになり、「うわ、こんなところに肉が…」「去年は着ることができていた服がキツイ…」と次々と実感させられるのである…。

 そんな悩める女性たちに向けて、本記事では話題の「糖質制限」をテーマにした書籍5選を紹介しよう。

■炭水化物を抜くだけ? 本来は「たんぱく質と脂質を増やす」のも鍵


 ここ数年、ダイエット法の中でホットワードなのが「糖質制限」。その最新事情を伝えるのが『江部康二の糖質制限革命 医療、健康、食、そして社会のパラダイムシフト』(江部康二/東洋経済新報社)だ。本書は、医療の世界で糖質制限の研究と普及に務めてきた著者が、糖尿病や生活習慣病などの対策を主眼としてまとめ上げた一冊。

 糖質制限といえば、真っ先に思い浮かぶのはご飯やパン、麺類などのいわゆる“炭水化物”を抜く食習慣だ。しかし、本来の意味は「糖質の多い食品を抜き、その分だけたんぱく質と脂質を増やす」ことだと著者はいう。特に大切なのは「たんぱく質と脂質を増やす」という部分で、これを心がけなければ人間が生きる上で必要なカロリー不足を引き起こしかねない。また、本書を読むとよくいわれる“ダイエット”の効果は、糖質制限のあくまでも副次的な作用であることがわかる。本来、糖質制限の主な目的は食後の血糖値上昇を抑えるためのものだ。糖尿病はもちろん、生活習慣病を予防する意味でも「重大な意味を持ちます」と著者は主張している。

妊娠糖尿病にインスリン注射は不必要。糖質制限食が最適。
おはようございます。
妊娠糖尿病のほしさんから、コメント・質問を頂きました。

ほしさんが自分自身で考えて、糖質制限食を選択して、
インスリン注射を離脱できたのはとても素晴らしいことです。
妊娠糖尿病において、インスリン注射を中止することは理にかなっているのです。

妊娠糖尿病は、妊娠をきっかけに「インスリン抵抗性」が増大したために、
血糖値が高くなる病気です。
従って、インスリン抵抗性に対抗するために、
自分自身のインスリンは過剰に分泌されています。
従って、そもそもインスリン分泌過剰状態のところに
さらにインンスリン注射をするのは、矛盾しているのです。

ところが現行の妊娠糖尿病の治療は、
<カロリー制限高糖質食+インスリン>です。
ほしさんが体験されたように、このやり方では血糖コントロールは不可能です。
高糖質食により食後高血糖が必ず生じます。
食後高血糖を予防するために、6回にわけて食事することを
妊娠糖尿病学会は推奨していますが、
そんな面倒くさいことをするくらいなら、
最初から糖質制限すれば、食後高血糖は生じないのにと
私は思うのですが・・・。

食後高血糖を防ぐためにインスリンの量を増やせば低血糖が生じやすいですし、
低血糖を起こさないようにインスリンの量を減らせば、今度は高血糖が生じます。

さらに、インスリン注射が増えれば、肥満ホルモンですから、
妊娠中の体重コントロールも大変苦労することとなります。

糖質制限食なら、インスリン注射なしで血糖コントロール良好となりますし、
妊娠中の体重コントロールも簡単です。
そして、産道の不必要な脂肪がないので、安産のことが多いのです。

ここまでの説明でわかるように、
妊娠糖尿病には「糖質制限食」が、
唯一、理論的に適切で副作用のない治療法と言えます。

糖質制限食は、スーパー糖質制限食でも緩やかな糖質制限食でも
評価基準を満たしていれば、大丈夫です。

妊娠中のコントロール目標は、「糖尿病妊娠」も「妊娠糖尿病」も

朝食前血糖値70~100mg/dl
食後2時間血糖値120mg/dl未満
HbA1c6.2%未満


です。

緩やかな糖質制限でも、充分目標を達成できます。

ほしさんは、
インスリンは正常に分泌されていて、A1cも範囲内ですし、
『糖質控え目(1食白米65グラム以下)』で
妊娠中のコントロール目標を達成しておられるなら、それでOKです。
もし、コントロール目標が達成できない状況になれば
スーパー糖質制限など、糖質摂取量を今より減らして
目標達成できるようにしましょう。


『インスリンを打って食事をしていたときは、
最初に野菜を小皿で二品ほど食べるようにしてましたが、
その時点で満腹になり白米をいやいや食べて、
食後は胃からみぞおちのあたりが膨張したような感じになり、
苦しくて3時間くらいは動くのが辛かったです。

インスリンを止めたら食事量は増え(脂肪やたんぱく質)、
満腹感はありましたが、食後すぐに動けるほど体調は良くなりました。
これはインスリンと関係があるのでしょうか?
それとも食事の質の違いなのでしょうか?』


これは、糖質の過剰摂取による症状と思います。

それでは、糖質制限食でインスリン注射なしで、母子共に健康で、
元気な赤ちゃん誕生を、目指して下さいね。


江部康二


☆☆☆
【17/08/07 ほし
妊娠糖尿病について
はじめまして。数年前江部先生のブログを参考に糖質制限をして9㎏ほど減量に成功し、大変感謝しております。
残念なことに今は一児妊娠、出産後ということもありリバウンドしてしまっております。
今回は妊娠糖尿病についてお聞きしたく質問させて頂いて宜しいでしょうか。
ネット上で質問させて頂くこと自体が初めてのことですので、
読みにくかったら申し訳ありません。

29歳、身長155㎝、体重60㎏です。
一人目妊娠中も後期には血糖値が高くなり食事制限で対応して出産しました。
それでも血糖コントロールは50%くらいでしたが、
血糖値に厳しくない病院だったようで厳しく指導はされませんでした。

現在二人目妊娠13週目で、7週目くらいに尿糖がでていたこともあり
ブドウ糖負荷検査を行ったところ、
1項目が基準値より少しオーバーで2週間の管理入院をすることになりました。

7月11日から25日まで入院しました。
6分食で入院中は運動量も少ないことから一日の摂取カロリー1360で、
主食は白米だと6回全て65グラムでした。
朝食7:30 間食10:00 昼食12:30 間食15:00 夕食18:30 間食21:00 
で、ターゲスの血糖値検査の時間は、
朝前6:00 朝後9:30 昼前11:20 昼後14:30 夕前17:30 夕後20:30 でした。

入院中は朝後血糖値が高く、
それは暁現象というのがあるのは知っていたので仕方ないのかなとは思いましたが、
昼前の血糖値が正常値になることはなく、昼後も正常値より高いことが多かったです。
夕前と夕後はほとんど正常値内でした。
1週間6分食で様子を見て、
血糖値が下がらないことから8日目からインスリン投与をはじめました。
結局は入院最終日まで全時間帯の血糖値が一日安定することはなく、
あとは自宅で調整となりました。
入院時は最終日、朝15単位、昼4単位、夜4単位までインスリンは増えてました。

自宅では運動量が増えるので1600キロカロリーは食べるよう指示されましたが
そんなにお腹に入らず、自宅に戻ってすぐに低血糖ぎみになり、
朝のインスリンを9単位にまで減らしました。
それでも血糖値は正常値内に収まったので、
自己判断でしたが大丈夫だったと思っています。

その調子で夜は元から血糖値はほぼ正常値内でしたので、
夜のインスリンをやめてみたら、それでも血糖値は正常値内に収まりました。
問題は昼前で、10:00の間食(炭水化物のみ)を食べて
1時間半後に血糖値が空腹時の100以内に収まるわけないですよね。
案の定5日経っても正常値にならないので、
思いきって6分食の間食は炭水化物をやめて、
お腹が空いたらナッツやヨーグルトなどを食べることにしました。
すると昼前も血糖値が安定してきました。

そして先週末に江部先生の妊娠糖尿病のブログを見つけて、
炭水化物を減らしても胎児の影響が出ないことを知り、
インスリンを打つのを一切やめて糖質制限食に切り替えようと思いたちました。
今日3日目で順調にコントロールできてます。
糖質を抜いても胎児に影響が出ないなら
無理にインスリンを打つことはないと思いました。

私の場合現在まだ13週目で予定日は2月7日、あと6か月もあります。
このままインスリンを打って中期後期でどんどんインスリンの量が増えるのが怖いし、
出産後インスリンなしの生活に戻れるのかどうかも心配です。
私の場合、インスリンは正常に分泌されていて、A1cも範囲内でした。

糖質制限食にしたら出産までインスリンなしで、
無事に赤ちゃんを産めそうでしょうか。
また、糖質制限食ですと朝前の血糖値は上がることはないでしょうか。
朝前が上がるようになると異なる種類の注射と
再度の入院が必要と言われていて不安です。

今は糖質控え目(1食白米65グラム以下)で、
血糖値がそれでも上がればスーパー糖質制限食にする覚悟はあります。
以前減量時は主食は一切口にせず一年は続けたので苦ではないと思います。

続けてみたらわかることとは思いますが、妊娠初期の方の事例が少ないことと、
主治医のやり方とは違うことから
江部先生の見解をお聞きして参考にさせて頂きたいです。

あと最後に、インスリンをやめて気づいたのですが、
インスリンを打って食事をしていたときは、
最初に野菜を小皿で二品ほど食べるようにしてましたが、
その時点で満腹になり白米をいやいや食べて、
食後は胃からみぞおちのあたりが膨張したような感じになり、
苦しくて3時間くらいは動くのが辛かったです。

インスリンを止めたら食事量は増え(脂肪やたんぱく質)、
満腹感はありましたが、食後すぐに動けるほど体調は良くなりました。
これはインスリンと関係があるのでしょうか?
それとも食事の質の違いなのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ありませんが、どうか宜しくお願い致します。
長々と失礼致しました。】
大人も子供も健やかになれる食事法 糖質制限食大阪講演会 ご報告
こんばんは。
台風の影響で、雨・風の強い京都です。

2017年8月6日(日) 13:20~
大阪大学中之島センターにおいて、
日本糖質制限医療推進協会主催の講演会

「糖質制限~大人も子供も健やかになれる食事法~その理論と実際」
が、開催されました。
キャンセル待ちの状況で大盛況でした。

三島塾塾長の三島学先生、
当会アドバイザーの山本心 管理栄養士(江部診療所)、
江部康二の三人の講師によるコラボ講演会です。

三人で盛りだくさんの内容でお話ししました。
関西一円は勿論、九州や静岡からの参加者もあり
ありがたいことでした。
質疑応答も活発にありました。
時間の関係で質問をできなかった参加者もおられ、申し訳ありませんでした。 m(_ _)m

「肉と炭水化物とどちらが消化に時間がかかるか?」
という質問がありました。
我が朋友、夏井睦先生のご著書に、
『酔っ払って反吐を吐いた人の胃カメラをしたら、
胃内に残っている食物は、全て、うどん・ご飯・ラーメンなどの炭水化物であり、
肉や魚など、タンパク質・脂質は残っていない』
と書いてあると説明したら、質問された方はびっくりしておられました。


講演会の後は、近くの
リーガロイヤルホテル大阪「アネックス リモネ」(アネックス7F)にて、
糖質制限な交流会を開催しました。

交流会は17:30~19:30 でした。
子どもさんは数名で、あとは大人が60名くらい参加されて大盛況でした。
レストランを借り切りだったので、ゆったりとしたスペースで
糖質制限な料理で、いろんな種類がボリュームたっぷりにでてきて、
豪華絢爛でした。
座席スペースは人数分確保したうえでのバイキング料理でした。

糖質ゼロ発泡酒や焼酎やハイボールも飲み放題でかなり
リーズナブルな交流会でしたよ。

私は、早速、質問攻めと写真責めにあって、料理を取りに行く暇がなかったのですが
親切な参加者の方に取ってきて頂いて、満腹・満足の糖質制限食三昧でした。(^^)
三島さんも同様の状態でした。

途中で一回、座席替えをして、いろんな人との交流ができました。
まさに、美味しく楽しく糖質制限な一夜でした。


江部康二
「糖質制限食講演会 in 広島」 講演会&懇親会のご案内
おはようございます。

2017年9月10日(日)10:30~13:30
広島市で、一般向けの糖質制限食講演会を開催します。

過去、広島市では保険医協会主催など、医師向けの講演会はしたことがありますが、
一般向けの講演会は、広島市では初めてとなると思います。

私は牛田小学校→修道中学校→修道高校→京大医学部
といった経歴ですので、広島とはとても縁が深いです。

父、故江部喜一郎も70歳までは、広島市の八丁堀で開業していました。
今は当たり前となったビルドクターの走りでした。
自宅は別にあって、仕事場はビルの一角でというパターンです。

このような事情なので、広島の街は懐かしさでいっぱいです。
2018年3月18日(日)には、ホテルグランビア広島で、
修道高校の同窓会があり、私も出席します。
修道高校卒業50周年記念同期会です。
こちらも懐かしい顔ぶれに会うのが楽しみですが、
50年ぶりの同級生も沢山いるので顔がわかるか否かかなり不安です。

さて、
糖質制限食講演会 in 広島市(2017/9/10、日曜日)
は、
広島県福山市の瀬尾一史先生
山口県周南市の花岡篤哉先生
高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士
にも、登場していただき、盛りだくさんの内容です。
勿論、私もトリをつとめさせていただきます。

広島市、広島県、中国地方の皆さん
是非、奮ってご参加くださいね。
お待ちしております。

そうそう、講演会の前夜(9/9土)に
八丁堀福屋さん近くの海鮮居酒屋さんで懇親会を催します。
2017年9月9日(土) 18:00~(2時間程度)

こちらも、奮ってご参加のほどよろしくお願い申し上げます。


江部康二



以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

9月10日(日)、広島市内で 一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部では、「糖質制限のすすめ」と題して、 広島県福山市の瀬尾一史先生(瀬尾クリニック)と 山口県周南市の花岡篤哉先生(新南陽整形外科クリニック)が、クリニックでの糖質制限の啓蒙やご指導とその効果などについてお話しくださいます。

第2部では、高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、 「糖質制限 実践のイロハ」と題して、楽しく、正しく実践するための基本やコツ、注意点などを事例も交えてお話しします。

第3部では、理事長が「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」と題して講演。
15年に渡って実践・指導してきた「糖質制限食」について、 糖尿病やメタボなど生活習慣病の改善をはじめ、多くの良い効果をもたらす理由や仕組みを解説いたします。

また、講演会の前夜(9/9土)に懇親会を催します。
八丁堀福屋さん近くの海鮮居酒屋さんで、楽しく交流しませんか。

中国地方にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◆掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

★8/6(日)大阪講演会・交流会につきまして★
 たくさんお申し込みくださり、誠にありがとうございます。
 あと若干名様ずつ空きがございまして、引き続き、お申し込み受付ております。

///////////////////ご案内/////////////////////

  (一社)日本糖質制限医療推進協会主催

     糖質制限食講演会 in 広島

■日時:9月10日(日)10:30~13:30頃 ※開場・受付は10:10~

■会場:広島市まちづくり市民交流プラザ
    (合人社ウェンディひと・まちプラザ)北棟 6階
    「マルチメディアスタジオ」

    広島市中区袋町6番36号(袋町小学校と併設)
    http://www.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/kotsu.html

■内容:

◇第1部:「糖質制限のすすめ」

 1. 瀬尾 一史 医師 瀬尾クリニック(広島県福山市)

 2. 花岡 篤哉 医師 新南陽整形外科クリニック(山口県周南市)

◇第2部:「糖質制限 実践のイロハ」

 橋本 眞由美 管理栄養士 (財)高雄病院 栄養管理部長/当会アドバイザー

◇第3部:「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法
        ~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」

 江部 康二 医師 (財)高雄病院理事長/当会理事長

◇質疑応答

※第1部40分、第2部30分、第3部60分、質疑応答20分程を予定しております。

■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般(会員以外の方) 2,500円


◇◆◇ 広島交流会 ◇◆◇

◆日時: 2017年9月9日(土) 18:00~(2時間程度)

◆場所: さかな市場はなれ 立町店
     広島市中区立町6-1 立町ウイングB1F
     https://r.gnavi.co.jp/y017604/map/

◆参加費: 賛助会員 5,500円 / 一般(会員以外の方) 6,000円


<以下広島講演会、交流会共通>

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

 事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/10広島講演会、9/9広島交流会)、
 ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
 ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
 
★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
   「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/10広島講演会、9/9広島交流会)を
   ご記入下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(会員以外の方)で、講演会、交流会参加のみご希望の方:

 下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-hiroshima


◆その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは9月8日(金)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは9月6日(水)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

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胆石と糖質制限食
【17/08/05 りこ
胆石症の糖質制限法
江部先生
いつも楽しく拝読しております。45歳、女性、大学教員をしています。
昨年はじめ、やけどをした際、有名病院での処置に疑問を抱き、夏井先生の湿潤療法をネットで探し当て、
以来、糖質制限に興味を抱いてまいりました。
昨夏に、長年の右の背中の痛みと時々起こる猛烈な腹部の痛みが、
胆石症(7ミリくらいが10個)だとわかり、
油物を控える食生活をしていました(この時点では糖質制限していません)。
手術後も、調子が悪い人の話を聞き、手術を受ける気にはなっていません。

判明して以来、胆石発作も起きておらず、漢方医のところでいただいた、
四逆散を飲んでいます。
先月、たまたま、江部先生のサイトで、
胆石症の方が、胆石がなくなったという書き込みを発見して先月、7月19日、
先生の、『高雄病院 Dr.江部が食べている「糖質制限」ダイエット1ヵ月献立レシピ109 』などを拝読しながらはじめました。

すると、5年ほど前から、妊娠をきっかけに逆流性食道炎で、食後の胃もたれがひどかったのが、
炭水化物を食べない食事の後は胃が軽いことがわかりました。
そして、漫然と毎日会った右背中の痛みも消えました。
その後の変化は、①胃が軽い。②早く寝つける、よく眠れる。
③怒らなくなった。④肌の調子がいい。⑤お通じもよくなった。⑥体が軽くて、疲れない。
など、いいことずくめです。

ただ、一つ先生にお聞きしたいことがあります。糖質制限を始めて、10日くらいの7月末から、胸やけはないのですが、
(1)げっぷが多発して、口臭がではじめ、(2)口内炎もでき(以前ほど重症ではないですが、)胃の調子が悪く感じられ、
(3)胆石症のある右の背中もなんとなく痛くて、(4)お通じもよくありません。

糖質制限を始めた7月19日と10日後の7月末との違いは、
入眠時間が遅くなったことや睡眠不足だと思うのですが、
心配しているのは、から揚げなど、揚げ物などを食べることが多いのですが、
それが胆石症の負担になっていることはないかということです。

もちろん、胆石発作は起きていませんが、
揚げ物の油がよくないのだとすれば、豆腐などを食
べていればいいのかと思う一方、
脂質はどうやって取ったらいいのかわかりません。
バターや生クリーム、オリーブオイルなどは、どのくらいでしたら、
胆石症に悪影響を及ぼさないのでしょうか。

ちなみに、6月末の健康診断の結果、ほぼ毎年、言われるのですが、
中性脂肪が低めという所見がありました(41B昨年は、46B)。
素人考えでは、たくさん脂質をとっても大丈夫なのではないかと思う反面、
調子が低迷している原因が、揚げ物なのかなと思うと、
今後、どのように、糖質制限をしていいのかわかりません。
先生のご著書やサイトなどをこの数日、できる範囲で調べておりますが、
この件に該当するような記述を見つけられないでおります。

他に何か、原因は考えられるでしょうか。
揚げ物の油ではなく、衣の炭水化物の影響でしょうか。
胆石症を診てもらっている消化器の医師は、
とにかく手術ありきで、糖質制限の話をしたところ、バランスよく食べて、と言われ、
これ以上、相談できる雰囲気ではありません。
四逆散を処方してもらっている漢方医は、玄米を食べることを推奨しているので、
お聞きすることは難しそうです。

胃腸の不調は、胆石症の発作の予兆なのか判断つきません。
たんぱく質を取るだけでなく、胆石持ちが、脂質をどのように取ったらいいのか、
ご助言をいただければと思います。
あるいは、全く、違うことが原因なのでしょうか。
もしかしたら、糖質制限をやめた方がいい、ということになるのでしょうか。
しかし、炭水化物を食べた後の胸やけを思い出すと、
戻そうという気にはなりません。
お忙しいのは承知ですが、お時間のある時に、お返事いただければ幸いです。
長々と失礼いたしました。】


こんばんは。

りこさんから、胆石と糖質制限食について
コメント・質問を頂きました。
りこさん、拙著のご購入ありがとうございます。

りこ さん
糖質制限食においては、
揚げ物は少々にとどめたほうが良いと思います。
揚げ物は、例えば唐揚げなら、小麦粉か片栗粉を使いますので
あるていど糖質が含まれています。
糖質があるので、少々のほうが無難です。

油で炒める魚料理や肉料理、焼き物、蒸し物、煮物なら
糖質はほとんどないです。
胆石発作時でなければ、油脂は充分量摂ってもいいと思います。
それで便通もよくなると思います。
バターや生クリームやラードなどの動物性脂肪、
オリーブオイルなどもしっかり摂取していいと思います。
また、脂の乗った魚もいいですし、肉類も脂のあるものでOKです。

胆石がない段階であれば、スーパー糖質制限食で、
脂肪をタップリ摂取したほうが、
胆汁はどんどん分泌され流れて停滞しないので、
そもそも胆石になりにくいと思います。
何らかの要因で胆汁が胆嚢に滞れば、胆石を作りやすいと思います。

私見ですが、
天ぷらとか中華料理とか「糖質+脂質」が
最も胆石発作を誘発しやすいように思います。
糖質制限食なら、
下記の岸和田のセイゲニストさんのように上手くいく可能性があるわけです。

2014年10月07日 (火)
糖質制限で胆石も消失!大幅な減量。大腸癌のリスクは?
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3131.html


岸和田のセイゲニストさんは、胆石症で過去に二度入院経験があるそうなので
胆泥ではなくて、しっかり硬い胆石だったと考えられます。
小さい石が数個だったなら
胆汁がどんどん分泌されて、洗い流された可能性がありますね。
胆汁は1日に約600ml分泌されるそうです。



江部康二