大人も子供も健やかになれる食事法 糖質制限食講演会 in 大阪
こんにちは。

2017年8月6日(日) 13:20~
大阪大学中之島センターにおいて、
日本糖質制限医療推進協会主催の一年ぶりの講演会の開催です。
※開場・受付は13:00~

「糖質制限~大人も子供も健やかになれる食事法~その理論と実際」

三島塾塾長の三島学先生、
当会アドバイザーの山本心 管理栄養士(江部診療所)、
江部康二の三人の講師によるコラボ講演会です。

糖質制限で子どもが変わる! 三島塾レシピ
― 成績&集中力アップ! もう「勉強しなさい! 」は言わなくてOK
主婦の友社 (2017/6/7)
三島 学 (著), 江部 康二 (監修)


「糖質制限」が子供を救う
日本糖質制限医療推進協会( 2016/11/9)
三島 学 (著), 江部 康二 (監修)


で、おなじみの三島学塾長とは、初めて一緒に本格的に講演会をすることとなります。
山本心管理栄養士とは、札幌で一緒に講演会をしました。

三人で盛りだくさんの内容でお話しますので、
関西在住の皆さん、ブログ読者の皆さん、
是非、ご参加いただければ嬉しい限りです。

講演会の後は、近くのリーガロイヤルホテル大阪にて、
糖質制限な交流会を開催いたします。
子どもさんも参加OKですので、皆さん奮ってどうぞ。
交流会は17:30~19:30 です。
※開場・受付は17:10~



江部康二


☆☆☆
以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

8月6日(日)、大阪市内で、
「糖質制限~大人も子供も健やかになれる食事法~その理論と実際」
と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

講師は、当会理事長 江部康二と、三島塾塾長の三島学先生、
当会アドバイザーの山本心 管理栄養士(江部診療所)です。

理事長は、糖質制限食が多くの良い効果をもたらす理由と仕組み、
基礎理論、これまでの歩みなどについてお話しします。

三島先生は、北九州・東京の三島塾での糖質制限の実践法や塾生の
子供たちの劇的な変化、成果をはじめ、子供の糖質制限について、
分かりやすくお話しくださいます。

山本管理栄養士は、昨秋の札幌講演会で好評いただいた内容ベースに、
実践の基本、実際に陥りやすいケース、自分にあった糖質制限を行う
ポイントなどをご説明します。

美味しく、楽しい糖質制限で、大人も子供も健やかに。各講師それぞれの
立場からお話しします。

また、講演会の後は、近くのリーガロイヤルホテル大阪にて、交流会を
開催いたします。

「オールデイダイニング リモネ」から供される、美味しいビュッフェ料理を
味わいつつ、楽しく親交を温めませんか。

関西にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◆掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演会・交流会(大阪)

<講演会>

「糖質制限~大人も子供も健やかになれる食事法~その理論と実際」

◆日程:2017年8月6日(日) 13:20~16:30頃 ※開場・受付は13:00~

◆会場: 大阪大学中之島センター10F 「佐治敬三メモリアルホール」

〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
京阪中之島線「中之島」駅 徒歩約5分

◆内容:

(1)「糖質制限食とは~基礎理論と歩み」(50分)

  江部 康二 医師 (高雄病院理事長/当会理事長)

(2)「糖質制限 実践の基本とコツ」(40分)

  山本 心 管理栄養士 (江部診療所/㈱京都高雄倶楽部/当会アドバイザー)

(3)「糖質制限でなぜ子供が変わるのか」(40分)

  三島 学 先生 (三島塾塾長/糖質セイゲニストin北九州世話人)

(4) 質疑応答(30-40分)

◆受講費: 賛助会員 2,400円  一般(会員の方以外)2,900円
       ※高校生以下は、受講費無料。


<交流会>

♪日程: 2017年8月6日(日) 17:30~19:30 ※開場・受付は17:10~

♪会場: リーガロイヤルホテル大阪「アネックス リモネ」(アネックス7F)

〒530-0005 大阪市北区中之島 5-3-68
https://www.rihga.co.jp/osaka/access
京阪電車中之島線「中之島」駅直結

♪会費: 賛助会員 6,000円  一般(会員の方以外)6,500円
小学生 3,300円 
      ※小学生未満は、お一人は無料、お二人目から3,000円 

♪形式など: 立食スタイル/ローストビーフ付ビュッフェ+フリードリンク


<以下講演会、交流会共通>

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

 事務局まで、メールにて参加ご希望のイベント名(8/6大阪講演会、8/6大阪交流会、
 8/6大阪講演会・交流会)、ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。

 ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
 ※講演会への高校生以下のご参加は無料ですが、人数把握のため、お知らせ下さい。
※交流会への小学生以下のご参加は小学生か小学生未満かをお知らせ下さい。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
   「通信」欄に参加ご希望のイベント名(8/6大阪講演会、8/6大阪交流会、
   8/6大阪講演会・交流会)をご記入下さい。
    http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、講演会、交流会参加のみご希望の方:

 下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen


■その他:

・予約制です。事前にお申し込みください。

・交流会のみのご参加も受け付けております。

・講演会のキャンセルは8月4日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは8月1日(火)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

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北海道、帯広市での糖質制限食講演会のご案内。
おはようございます。

北海道、帯広市での講演会のご案内です。
「第9回 にこにこ健康・福祉フェア」
特別講演会
 「糖質減らして健康美 ~糖質制限とその実践・効果について~」 
平成29年6月25日(日) 時間:正午~午後2時

http://www.occi.or.jp/regional-development_event/event/nikoniko_321.html

札幌では何回か糖質制限食講演会(一般向け、医家向け)を開催したことがありますが
帯広では初めてです。

私の講演は、正午~14時までです。
講演90分、質疑応答30分と時間をたっぷりとって
わかりやすくゆっくりお話しするつもりです。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、産業界のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

ケトン体に関しても「心血管イベント(脳卒中や心筋梗塞など)、および全死亡の発症率を低下」という
とてもポジティブな評価を示す研究が最近発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。

また、宗田哲男医師は、
胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表されました。
胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初と思われます。
江部康二も共著者の一人です。
胎盤と臍帯と新生児では、ケトン体は高値が当たり前であり、
ケトン体の安全性が担保されました。

このような、糖質制限食に関する最新の動向を、本講演において
余すこと無くお話ししたいと思います。

北海道の皆様のご参加をお待ちしております。


江部康二



☆☆☆
帯広商工会議所主催
第9回 にこにこ健康・福祉フェア:6月25日開催


以下のサイトにいけば、申し込みフォームがあります。
http://www.occi.or.jp/regional-development_event/event/nikoniko_321.html


「医食同源~糖質減らして健康美~」
健康・福祉フェア

家族が元気であれば、働く人は安心して働くことができ、
また、働く人が元気であれば家族は安心して生活し続けられます。
そして、働く人が元気であれば、
企業も優秀な人材を失くすことなく安心して事業を営み続けることができ、
元気なまちづくりにもつながります。
本フェアでは、働く人々の健康チェック機会の創出と予防の大切さを
認識してもらうことを目的として実施します。


日時
平成29年6月25日(日) 午前10時~午後2時


場所
とかちプラザ(帯広市西4条南13丁目1番地)
大集会室 (講演会)、レインボーホール(特別講演会)、
アトリウム・ギャラリー(PR・実演(体験)コーナー)


講演会
「歯周病と全身疾患」(午前11時~11時20分)
講師:佐々木 嘉晃 氏(医療法人社団 佐々木歯科医院 院長)

「十勝発・低糖クッキーの話」(午前11時20分~11時40分)
講師:景山 善美 氏・安久 澤智子 氏(晴café)

「音楽健康体操」(午前11時40分~正午)
講師:沼口 奈美子 氏
(社会福祉法人ふるさと 介護予防運動指導員(いつも手をつないで))


特別講演会
テ ー マ:「糖質減らして健康美~糖質制限とその実践・効果について~」
講  師:江部 康二 氏(日本糖質制限医療普及推進協会 代表理事・一般財団法人 高雄病院 理事長)
時  間:正午~午後2時
会  場:とかちプラザ 2階 レインボーホール
定  員:350名
参加費:無料(定員になり次第締め切らせていただきます)
申し込み:申込フォームからお申込みいただくか
       または下記募集要項に必要事項をご記載の上、
       FAXにてお申し込みください
http://www.occi.or.jp/wp/wp-content/uploads/2016/02/de24e81910fd7f178c791eb5436e699c.pdf

募集要項:【一般用】  【事業者用】
月曜日の糖質制限な夕食。ライクス常盤店。歩数。速歩数。
こんにちは。

月曜日は高雄病院京都駅前診療所で外来診察です。
ビルの階段4階昇降は小走りで、駐車場との往復も早足です。
外来終了後、高雄病院に移動して、病棟回診も早足です。
これだけで、帰宅したときは、
4500歩くらいで、速歩は12分くらいでした。
午後8時前に血糖値を測定したら、87mg/dlでした。

いかりライクス常盤店が、新店舗となり、
2017年5月26日(金)、移転・拡張オープンしました。

自宅から、徒歩10分くらいなので、
「一日8000歩、その内速歩20分(中等度の活動)。」
の目標達成のために調度いいので、
2017/6/19(月)夜、初めてライクスまで買い物に行きました。
広くて、清潔感のあるいいお店でした。

2017/6/19(月)
歩数:8119歩/日
速歩:32分/日

買い物から帰宅したら、 堂々の目標達成でした。 (⌒o⌒)v

東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利氏によると、

男性で8000歩/日、そのうち20分間の速歩(中等度の活動)。
女性で7000歩/日、そのうち15分間の速歩。


くらいの、ぼちぼちの運動で、筋力を保ち、体力低下を抑えることができるそうです。

そして、うつ病、認知症、心疾患、脳卒中、がん、動脈硬化、骨粗鬆症、
高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームの予防効果が期待できるとのことです。

そういえば、最近、私も暁現象が少し改善したように思います。

なお、年齢不相応の激しい運動は、活性酸素も多く発生するので、逆効果ということです。


月曜日の夜は、江部診療所は同級生の革島定雄ドクターの外来診察日で、
連れ合いが江部診療所で勤務なので、私は一人飯が多いです。

たまに、すき家の牛丼ライトとか、さとしゃぶ食べ放題に行きますが、
生協やスーパーで買い物して、家で食べることもあります。

この日は、いかりライクスで
冷やし茶碗蒸し:¥194-
ローストビーフ:¥638-
刺身の三種盛り:¥479-
冷やし豚シャブサラダ:¥399-
出汁巻き:¥250-
サントリー角ハイボール350ml、1缶:¥170-

を購入しました。

午後8時過ぎだったので、2割引きサービスの商品が半分ほどありました。 (^_^)
メニューを眺めると、そこそこ豪華なラインアップですね。
一応、いかりライクスは、高級感のあるスーパーですし、
美味しかったですよ。
居酒屋でこれだけ食べたら、軽く¥4000-くらいはいきますね。

午後8:30に食べ初めて、
午後9:30に血糖測定の予定でしたが、忘れてました。
午後10:30に測定で、血糖値:102mg/dlでした。

私の食後血糖値のピークは、60分後なのですが、
この日は2時間後で、15mg上昇して、102mg/dlです。
1時間値だと約20mgくらいは上昇していたかもしれません。

ともあれ、夕食の合計糖質量は、10g未満と考えられ、
とても糖質制限な夕食を満喫しました。

ああ、そうそう、角ハイボールのあとは、焼酎ハイボールを4杯くらい吞んで就寝でした。 (^^)  


江部康二
朝日カルチャー立川教室講座 糖尿病&生活習慣病と糖質制限食 ご報告
こんばんは

朝日カルチャー立川教室講座 
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食 
~人類本来の食事・人類の健康食とは~
6/18(日)

のご報告です。

ブログ読者の皆さんも大勢参加していただき、
合計80名の参加者で、満員の盛況でした。
ありがとうございます。
質問された方の多くが、既に糖質制限食を実践されて
成果を上げておられました。

以下(☆)のようなスライドにより
わかりやすく詳しくお話ししました。
並べてみると結構盛りだくさんですね。 (^_^)

従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、
食後高血糖と平均血糖変動幅増大を必ず生じるので
理論的に考えて合併症を予防することは困難である
ことを強調してお話ししました。

糖尿病合併症予防が可能な唯一の食事療法は『糖質制限食』です。

質疑応答も活発で、30分くらいかかりました。
本のサイン会も、沢山ご購入頂き、30分くらいかかりました。
電車の時刻がギリギリでやや心配でした。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
教授室で、渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。

医学界も、ゆっくりですが確実に良い方に変わりつつあるようです。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。


(☆)<講演のスライドメニュー 一覧>
江部康二 プロフィールと糖質制限食
糖質制限食は変わった食事?人類の食生活の変遷は?
人類の食生活 農耕の始まる前
人類の進化と遺伝子
農耕の始まりと穀物
日本、旧石器・縄文・弥生時代
穀物精製技術以後の食生活
人類の食生活3段階と血糖値
血糖値の恒常性(ホメオスタシス)
「酸化ストレス」って何?
ブドウ糖スパイク(グルコーススパイク)
ブドウ糖ミニスパイク
グルコースミニスパイクと生活習慣病
糖質制限が有効な生活習慣病
糖尿病・肥満増加の真の原因は?
脂肪摂取比率低下しても糖尿病・肥満増加 米国
米国 脂肪が無実なら真犯人は?
血糖と糖質・蛋白質・脂質
糖尿病の人と糖質
糖尿病の人と蛋白質・脂質
糖質制限→食後血糖値の上昇が極めて少ない→糖尿病予防
糖質制限→インスリン分泌がごく少量で済む→肥満・メタボ予防

インスリン発見以前 糖尿病治療食=糖質制限食
インスリンの発見・抽出・使用
インスリンと糖尿病と肥満
インスリンは三重の肥満ホルモン
近年の米国糖尿病学会(ADA)と糖質制限食
米国糖尿病学会が糖質制限食も受容
ADAの見解は日本糖尿病学会への痛烈な批判
日本の糖尿病食の歴史
日本糖尿病学会の「食品交換表」
糖質制限食の普及と書籍
糖質制限食の普及と医師、転換点、
糖質制限食に追い風
良い意味でのサプライズ
 東大病院でも緩やかな糖質制限食を供給
 渡邊昌先生、門脇孝先生と鼎談

糖質制限食(低炭水化物食)の安全性に関する考察
飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない
低脂肪食は心疾患リスクを下げない脂肪悪玉説→根拠なし
糖尿病・肥満など生活習慣病には     糖質制限食が最適
通常の糖尿病食と糖質制限食 写真
カロリー制限食と糖質制限食 比較
糖質制限食実行する糖尿人
糖質制限食実行しない糖尿人
糖質制限食十か条
糖質制限食の対象
2型糖尿病 症例3例
2型糖尿人 江部康二のデータ
高血糖の記憶
 高血糖の記憶 症例
糖尿病合併症
米国では糖尿病合併症が激減
日本糖尿病学会『第56回日本糖尿病学会年次学術集会』熊本宣言2013の記載
  糖尿病合併症で苦しむ患者さんの数は今なお減少していません。

糖尿病に対する糖質制限食の利点
糖質制限食とその可能性
コレステロールについて
家族性高コレステロール血症



江部康二
グリコアルブミン(GA)とグリコヘモグロビン(HbA1c)を比較
おはようございます。

今回の記事は、
グリコアルブミン(GA)とグリコヘモグロビン(HbA1c)を比較してみます。

<GAとHbA1cのそれぞれの意義>

HbA1cは赤血球の寿命が120日であるため4ヵ月前から採血時まで、
一般には、過去2ヶ月の平均血糖値を反映します。

GAはアルブミンの半減期が17日であるため17日前から採血時まで、
一般には、過去2週間の平均血糖値を反映します。
高雄病院の糖尿病学校(14日間入院)では、
糖質制限入院時と退院時のGAを検査します。
必ず退院時GAが改善しますので患者さんに説明しやすいです。
HbA1cは2週間では、血糖コントロール良好でも変化はありません。
従って、退院時のHbA1cは検査しません。

<GAとHbA1cの測定原理と食後高血糖の反映度合い>

HbA1cとグリコアルブミン(GA)は、血液中のヘモグロビンとアルブミンが、
それぞれ血糖と結合して変化したものの割合を示す検査値で、原理は同じです。

血液中のブドウ糖は、いろんなものにへばり付く性質があり、ヘモグロビン(赤血球の中にあるタンパク質)にくっついて変化したものがHbA1cで、アルブミンという血清中のタンパク質にくっついて変化したものが、グリコアルブミン(GA)ということです。

そして、同じ HbA1C値の糖尿病患者さんでも、食後高血糖が頻回にある患者さんの方が、グリコアルブミンが高くなりやすいことが分かりました。

アルブミンが血糖と結合してグリコアルブミンになるスピードは、
ヘモグロビンが血糖と結合して HbA1Cになるスピードより、
9倍くらい速いと推測されています。


そのため、ごく短時間だけ現れる高血糖に対しては、
グリコアルブミン値の方が HbA1C値より敏感に反応しやすいと考えられます。

ごく短時間だけ現れる高血糖は、通常は糖質摂取後の高血糖です。

これが、「グリコアルブミン検査は食後高血糖の評価に適している」とされる理由です。

<GA/HbA1cの比が大きいと食後高血糖が頻回>

食後高血糖の存在をよりはっきりとさせる方法として、
グリコアルブミン値を HbA1C値で割って両者の比を計算する方法があります。

血糖コントロールが良いにしろ悪いにしろ、それが安定している場合、
両者の比は、およそ3:1です。(但しHbA1cはJDS値)

つまりGA値が HbA1C(JDS)の約3倍です。

この約3倍というのは昔のHbA1c(JDS値)で計算したらぴったりですが、
HbA1c(NGSP値)の場合は少し小さくずれます。

従って、GA/HbA1c比の計算をするときは、
JDS値のHbA1cにする
とよいです。

*JDS値+0.4=NGSP値
*NGSP値-0.4=JDS値


食後血糖値の変動が大きい糖尿人では、
先ほど述べたようにグリコアルブミンの方が上昇しやすいため、
GA/HbA1c比が大きくなります。

食後高血糖が頻回の場合は、GA/HbA1c比が4:1に近付いたり、
それ以上に差が開くこともあるようです。

この差が大きいほど、
合併症が進行しやすくなることを示した研究報告が最近増えてきました。

<糖質制限食なら、GA/HbA1cの比が小さい>
江部康二の検査データ
HbA1c(NGSP):5.8%(基準値4.6~6.2%) 
HbA1c(JDS):5.4%(基準値4.3~5.8%)
グリコアルブミン(GA):13.9%(基準値11.8~16.0%)

上記、江部康二の検査データ(2017年6月)だと、
JDS値で計算して、GA/HbA1c比は、2.57:1とかなり低いです。
食後高血糖が極めて少ないことを示しています。

一方、
ある50代男性糖尿人Aさんの検査では
HbA1c(NGSP):5.8%
HbA1c(JDS):5.4% 
グリコアルブミン(GA):18.0%
でした。

江部康二とAさんと、HbA1cは全く同じです。

一方AさんのGAも20%未満と、コントロール良好ではあるのですが、
私のデータと比べるとかなり高値です。
Aさんの、GA/HbA1c比は、3.33:1で、私よりかなり高いです。

つまりAさんは、私に比べると食後高血糖が一定あったこととなります。

よくよくAさんに聞いてみると

「麺類が好きで時々食べていました」

ということでした。

麺類を止めて貰ったら、GAも16.0%をきるようになりました。


すなわち、食後高血糖のない質の良いHbA1cと、食後高血糖のある質の悪いHbA1cとを、
GA/HbA1c比によって、区別し評価できるということになります。

GAとHbA1cは同じ月には保険請求できませんので、
やや安価なHbA1cのほうを実費で保険外で調べればいいと思います。

私費で、HbA1cは¥500-くらいと思います。

HbA1cより、有用なので、グリコアルブミン検査は今後、
もっと普及して欲しいと思います。

それによりグリコアルブミンと合併症の関係がさらに明確になることでしょう。




江部康二
HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)に関する考察。
こんにちは。
今日の記事は、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)に関しての考察です。

<HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)>
HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)
赤血球の中に含まれているヘモグロビンは、鉄を含む赤色の色素部分のヘムと、
蛋白部分のグロビンでできています。
ヘモグロビンはグロビン部分の違いによりHbA、HbA2、HbFの3種類に分けられます。
成人では、HbAが97%を占めています。

血液中には、赤血球や糖類やその代謝産物が流れていて、
お互いに結合する傾向があります。
赤血球中のヘモグロビンと、血中のブドウ糖など単糖類が結合したものが、
グリケーティッドヘモグロビンです。

これを略してグリコヘモグロビンですが、HbA1とほぼ同義語として使用されています。
グリコヘモグロビンは、元のヘモグロビンとは電気的性質が異なるため、
検査により識別することができます。

HbA1は、さらにHbA1a、HbA1b、HbA1cなどに分けることができます。
このうち糖尿病の検査の指標として汎用されているHbA1cは、
ヘモグロビンA(HbA)にグルコース(ブドウ糖)が結合したものです。
当然、血糖値が高値であるほど、ヘモグロビンと結合しやすいのです。

HbA1cの生産量は、Hb(ヘモグロビン)の寿命と血糖値に依存します。
赤血球は骨髄で作られ、血液中を循環し寿命は約120日間ですから、
HbA1cは過去4ヶ月(120日間)の血糖値の動きを示しています。

より詳しく分析すると、HbA1c値の約50%は過去1ヶ月間の間に作られ、
約25%が過去2ヶ月、残りの約25%が過去3、4ヶ月で作られます。

従いまして、HbA1cの値は通常は、
過去1、2ヶ月の平均血糖値を反映していると考えればよいことになります。

血糖値は、空腹時や食後で変動するのに対し、
HbA1cはそれらにほとんど影響を受けないという特徴があります。
すなわち、血糖値は常に変化していますが、HbA1cは血中濃度が安定しています。

<HbA1cが実態より低値を示す場合>
溶血性貧血、腎性貧血など、赤血球の寿命が短縮するような病態のときは、
HbA1cの生産量がその分蓄積されずに減りますので、実際の値よりも低くなります。
肝硬変に伴う脾機能亢進による貧血も赤血球の寿命が短縮します。

鉄欠乏性貧血が鉄剤投与により急速に回復している時期も、
幼弱赤血球が増えて、赤血球の寿命が短くなり、HbA1cは低値となります。

糖尿病腎症から透析になった糖尿人の場合は、
腎性貧血で赤血球の寿命が短くなっているので、
見かけ上はHbA1cが改善して、低下したようにみえますが、
実態を反映していないことになります。

それで日本透析医学会では透析患者の血糖指標としては、
グリコアルブミン(GA)を推奨しています。

血液中のタンパク質の一種であるアルブミンに
ブドウ糖がくっついたものをグリコアルブミン(GA)といい、
GAは、約2週間の血糖状態をもっとも鋭敏に反映すると言われています。

そして、アルブミンは赤血球の寿命とは無関係なので、
貧血にも影響されないので、日本透析医学会が推奨しているわけですね。

<HbA1cが実態より高値を示す場合>
鉄欠乏性貧血の場合、鉄不足で貧血があり未治療のときは、
代償性に赤血球の寿命が延びるので、
HbA1cは寿命が延びた分蓄積して、高値にシフトします。

妊婦においては、妊娠の進行とともに胎児の鉄需要が増加しますが、
それに供給が追いつかず、しばしば鉄欠乏性貧血が生じます。
そのとき、代償的に赤血球寿命が延びて、
血糖と結合するヘモグロビンの量が相対的に増えます。
結果として、妊娠中、特に妊娠後期には、
HbA1cが偽高値をとることが知られています。
従って妊娠中の血糖コントロールの指標は
HbA1cではなく、グリコアルブミン(GA)が推奨されています。
「GA15.8%未満」をめざして妊娠中の血糖管理をします。


<HbA1cが異常値な場合に疑われる病気>

高値…糖尿病、異常ヘモグロビン血症、未治療の鉄欠乏性貧血など
低値…溶血性貧血、、腎不全、肝硬変、インスリノーマ(膵島線種)など


江部康二
食後血糖値測定は60分後?120分後?血糖コントロール目標は?
こんばんは。

食後血糖値測定は60分後?120分後?
どちらがいいのでしょう?
そしてコントロール目標は?


<血糖コントロール目標>

Ⅰ)日本糖尿病学会
糖尿病治療ガイド2016-2017の「血糖コントロール目標」
合併症予防ののための目標として
・HbA1c:7.0%未満
あり、それに対応する血糖値として
・空腹時血糖値:130mg/dl未満
・食後2時間血糖値:180mg/dl未満


の3つが採用されています。
それで食後に関しては2時間値が、重視されます。

食後2時間値については、Kumamoto Study(2000年)において、
・食後2時間血糖値180mg/dl未満、
を保つことが、
合併症進展を阻止する閾値であることが示されたことも根拠になっています。

第56回日本糖尿病学会年次学術集会の「熊本宣言2013」以降、
血糖コントロール目標は上記のように、
従来のコントロール目標より、緩やかとなりました。
これは、従来の糖尿病食(糖質たっぷり)を摂取しながら、
薬物で濃厚に治療して、HbA1cや血糖値を厳格な目標に設定すると、
低血糖発症のリスクが高くなるためと考えられます。

Ⅱ)糖質セイゲニスト
しかし我々糖質セイゲニストにおいては、
血糖コントロール目標は
・HbA1c:6.2%未満
・空腹時血糖値:110mg/dl未満
・食後2時間血糖値:140mg/dl未満

となります。
糖質制限食なら、薬物は使わないか、使っても最少量なので
低血糖リスクは極めて低いので、安心です。

Ⅲ)国際糖尿病連合
国際糖尿病連合・2011年「食後血糖値の管理に関するガイドライン」 
においては
HbA1cは6.5%未満、
空腹時血糖値は100mg/dl未満、
食後血糖値は、食後1~2時間で測定されるべきで、160mg/dl未満、

が目標です。
空腹時血糖値の目標が結構厳しいですね。


<食後血糖値のピーク>

慈恵医科大学の西村理明氏によれば

(1) 耐糖能正常者24名の食後血糖値のピークは、40分から50分

(2) HbA1c8%未満の患者はおおむね1時間から90分の間にピーク

(3) HbA1cが8%を超える患者では2時間後にピーク


です。

ピークが後にずれるほど、耐糖能が良くないと言えるようです。

糖尿人ではブドウ糖が吸収されたあと、
インスリン作用が不足しているので血糖値がなかなか下がらないのです。

従って糖尿人においては、自分の食後血糖値のピークが、
60分なのか、90分なのか、120分なのかを知っておくと便利です。

ピークがわかれば、糖質を摂取したとき、
60分か120分のどちらか1回測定すればいいので、センサーの節約になりますね。


江部康二
「糖質制限食で、血糖値、HbA1c、脂肪肝が劇的改善」
【17/06/14 初心者2017
HbA1c:12.1 → 5.5%(3ヶ月)
江部康二先生
突然のコメントお許し下さい。

お米や麺類そして甘いお菓子が大好きで、毎食ご飯を何杯も食べた後にデザート、
そして夜寝る前に麺類を食べるというむちゃくちゃな生活を続けていました。
ある日、夜中に激しく両足がつりました。
経験したことのない激しい足のつりかたでした。
その半年くらい前から飲む水やお茶が多くなっていたこともあり
念のために血液検査して貰ったところ、
初回検査(3月)では朝食後の血糖値が282あり、
二日後にその検査結果を聞きに行った日に再度血液検査していただき、
HbA1c:12.1、朝食後血糖値365の結果が出てしまいました。

脂肪肝はかなり前から指摘されていたのですが、
まさか糖尿病とは、と愕然とし、そこから始めて糖尿病についてかなり調べました。
書店にある先生の書籍はほとんど購入し勉強させていただきました。
GOT130,GPT200、γGTP186、中性脂肪218、最悪の数値でした。

一ヶ月後にHbA1c:9.2、二ヶ月後HbA1c:6.8、三ヶ月後には5.5となりました。
食前血糖値は84です。
これも先生のおかげと深く感謝しております。

ただ初心者なので、血液数値の他の何を見れば何がわかるのかが
いまいちよくわかりません。

GTP.GOT,γGTPは正常値になりました。
気になることはずっと窒素尿素が高いことです。(24~25)。
クレアチニン0.78、尿酸5.9、

三ヶ月で血糖関連はかなり改善したのですが、
1,2ヶ月後の検査では正常値だったTTTが3ヶ月目の検査で
突然13.6になり中性脂肪も少し上がってしまいました。

ここ数週間、糖質が少なく美味しいということで、
素焼きクルミやナッツ類を多く食べたことで
高脂血症になってしまったのかもと反省しています。

総コレステロール184、HDL50で、LDLの項目はありません。
このページで皆さんが良く書いておられるケトン体の項目もありません・・・。
全く初心者のコメントさせていただき申し訳ございません。

何はともあれ、3ヶ月でかなり改善できました。
15キロの減量も叶いました。
先生には深く深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。】


こんにちは。
初心者2017 さんから、
「糖質制限食で、血糖値、HbA1cが劇的改善」
という、とても嬉しいコメントをいただきました。
初心者2017 さん、拙著をたくさんご購入いただき、ありがとうございます。

2017年3月
『HbA1c:12.1%、朝食後血糖値365mg/dl』
これは、なかなかの数字で、
糖尿病の重症度で横綱まで行かなくても大関クラスのデータです。

2017年3月
『GOT130,GPT200、γGTP186、中性脂肪218』
こちらは脂肪肝ですが、かなり立派な脂肪肝です。

『一ヶ月後、HbA1c:9.2%、
二ヶ月後HbA1c:6.8%、
三ヶ月後、5.5%、食前血糖値:84mg/dl、GTP.GOT,γGTPは正常値、体重は15kg減少』

血糖値も脂肪肝も素晴らしい改善です。
上手に糖質制限食を実践しておられるのでしょう。
この改善速度には、主治医もさぞかし、びっくりされたことと思います。

『気になることはずっと窒素尿素が高いことです。(24~25)。
クレアチニン0.78』

糖質制限食実践で、相対的に高タンパク食になります。
そのため、生理的に尿素窒素がやや高値となることがあります。
初心者2017さんの場合、血清クレアチニン値が0.78mg/dlと正常なので
腎機能は大丈夫であり、まったく心配はいりません。

『TTT:13.6』
他の肝機能が改善しているので、経過をみて問題ないです。

『中性脂肪も少し上がってしまいました。』
中性脂肪は、早朝空腹時の検査が一番いいです。
食後数時間までの検査では、食事中の中性脂肪がまだ血中に残っていて
それをカウントしてしまいます。
スーパー糖質制限食でも、食後の中性脂肪値は高値となることが多いですが、
早朝空腹時の中性脂肪値は、基準値となります。
素焼きクルミやナッツは大丈夫と思います。
特にクルミの糖質量は極めて少なく、100g中に4gです。
他のナッツ類は適量にとどめましょう。

『総コレステロール184、HDL50』
こちらも基準値で問題ないです。

初心者2017 さん、
これからも美味しく楽しく糖質制限食で、健康ライフをお続けくださいね。

江部康二
空腹時血糖値とHbA1cでは、食後高血糖はわからない。
【17/06/14 はな
食後血糖値
いつも江部先生のブログ拝見し勉強させていただきがんばっております。
現在40歳、アメリカ在住です。数年前からヘモグロビンA1Cの値が境界型です。
江部先生のブログを参考にさせていただきながら
年に一度の健康診断血液検査とA1C Nowという簡易のA1c検査機で自己管理しています。
3年前 A1C 5.9 (ラボで検査)
2年前 A1C 5.4 (ラボで検査)
1年前 A1C 6.1 (ラボで検査)
2週間前 A1C 5.1 (自分で簡易検査機)

昨日から日本に一時帰国中で 今朝父の簡易血糖値検査機で190とでてしまいました。(うにイカ酒盗、キウイ、チョコレート一粒 を食べて30分後くらいです)
ビックリして 二時間くらい過ぎてしまいましたが病院に行きました。
血糖値は120、A1Cは5.4でした。
普通の人なら 食後に190になることは考えにくいですよね?
今は空腹時血糖値とヘモグロビンA1Cしか気にしてなかったのですが、今後はどのような点に注意して生活をしていったらいいのか、アドバイスをいただけたらと思い投稿させていただきました。どうかよろしくお願いいたします。】



はな さん
とても良いことに気がつかれたと思います。

現在、一般に病院で糖尿病のコントロールの指標とされているのは
「空腹時血糖値とHbA1c」です。

しかし、実は
空腹時血糖値とHbA1cだけでは、食後の高血糖が存在しても、
ほとんど見逃すことになるのです。

HbA1cという検査は、食後1~2時間だけ180mg/dlを超えるような高血糖があっても、
それが全く反映されないということが判っています。

従って、HbA1cと早朝空腹時血糖値だけで血糖コントロールを評価すると、
短時間の食後高血糖を見逃すので、隠れている合併症のリスクも見逃すこととなります。

「HbA1Cがそれほど悪くないのに合併症が発症・進行してしまう」ケースが後を絶たないのは、
見逃されている食後高血糖の影響があると考えられます。

とくに、糖尿病のさまざまな合併症の中でも大血管に生じる「動脈硬化」には、
食後高血糖が大きく関与していることが明らかになっています。

大血管の合併症である動脈硬化は、糖尿病予備群の段階でも発症・進行することがわかってきましたが、
その元凶はやはり「食後高血糖」だったのです。

食後高血糖を調べるのに一番わかりやすいのは、
血糖自己測定器で自分で調べることです。

今後は、 はなさんも、血糖自己測定器で食後血糖値を調べるようにすれば
今まで見逃していた食後高血糖をチェックできると思いますよ。


江部康二
アボット、改良された糖質制限経腸栄養製品、グルセルナ(R)-REXを発売 。
【17/06/13 精神科医師A
グルセルナ(R)-REX発売
アボット、改良された糖質制限経腸栄養製品、グルセルナ(R)-REXを発売

http://www.jiji.com/jc/article?k=000000059.000002119&g=prt



こんにちは。
精神科医師Aさんから
糖質制限経腸栄養製品の情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
アボット社のグルセルナ(R)-REXが新発売です。
アボット社は以前から、糖質制限な製品を発売していますので、注目していました。

アボット、グルセルナ(R)-REX
100mlあたり
熱量    100kcal
たんぱく質 4.2g
脂質    5.6g
糖質    8.8g
食物繊維  0.9g
食塩相当量 0.25g
フラクトオリゴ糖 0.8g
カルニチン 8mg
イノシトール 85mg


アボット、プルモケア®-EX
1缶250ml中、375kcalで
糖質:28.4%
脂質:54.8%
たんぱく質:16.8%
です。
以前からあるプルモケア®-EXは
今回の新製品(糖質33%)より、さらに糖質が少ないく、28.4%です。


プレスリリースに、
『糖質制限経腸栄養食品』と記載できるよき時代となったのですね。
嬉しい限りです。

アボット社さん、こうなったら、もうひと頑張りで
総摂取カロリーの内、糖質が12%くらいの「スーパー糖質制限食」対応の
製品も発売して欲しいですね。


江部康二


☆☆☆
以下、アボット社のプレスリリースから一部抜粋です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000002119.html


アボット、改良された糖質制限経腸栄養製品、グルセルナ®-REXを発売。
アボット ジャパン株式会社 2017年6月13日 11時00分

2017年6月13日 ― 4人に1人以上が65歳以上の高齢者となった日本において、
高齢者が健康であり続けるためには、十分な栄養を摂取することが重要ですが、
中には、糖質制限を必要とされる方もいます。
この度、アボットでは糖質を制限した栄養管理をサポートし、
医療従事者に栄養管理の選択肢となる、
経腸栄養製品のグルセルナ®-REXを発売しました。


人口の高齢化に伴い、さまざまな理由で咀嚼・嚥下が難しくなったり、
栄養素を効率的に吸収できなくなる等、
栄養計画を再評価する必要がある方は今後も増加すると予想されます。
例えば食物繊維やオリゴ糖は、生活習慣病の予防や排便習慣等に重要とされていますが、日本人の食事摂取基準2015年版では、生活習慣病、排便習慣等に対して理想的とされる食物繊維摂取量(24g/日)に対して、国民健康・栄養調査による食物繊維摂取量は13.7g/日(中央値、18歳以上)と、理想的な摂取量をはるかに下回っています。

グルセルナ®-REXは、従来のグルセルナ®-EX同様に糖質を制限した三大栄養バランスをそのまま踏襲しているだけでなく、不足しがちな食物繊維やオリゴ糖の摂取を助ける、以下の独自の組み合わせである、REXカーボシステムを新たに採用しました。

▶ フラクトオリゴ糖:多くの食品(玉ネギ、小麦、バナナなど)に含まれるオリゴ糖
▶ イソマルツロース:スクロースに転移酵素を作用させた二糖類のひとつ
▶ 難消化性デキストリン:トウモロコシでんぷん由来の水溶性食物繊維
▶ 燕麦繊維:オートミールの原料である燕麦由来の不溶性食物繊維
▶ グリセリン:食品甘味料として広く用いられている糖アルコールの一種

REXカーボシステムは、日本人に不足しがちな食物繊維やオリゴ糖の効率よい摂取を可能にすると同時に、流動性を改善することで滴下停滞が解消し、より確実で信頼性の高い栄養管理に寄与します。また、
医療・介護現場で用いられる多くの液状栄養食品の糖質比率が50%を超えているところ、グルセルナ®-REXは33%であり、糖質を制限した栄養管理に貢献します。

今回、容器を缶からアルミパウチ、RTHバッグに変更することで、医療現場で広く採用されている紙容器のように開封時にハサミを必要とせず、また缶のように廃棄の手間もかからなくなりました。RTHバッグではコンテナ等に移し替える必要がなく、直接栄養セットに接続できるため、細菌汚染リスクを減らすことにもつながり、医療従事者の手間を大きく低減するだけでなく、リスク管理を徹底することが可能になります。また、医療機関で採用されている多くの液状栄養食品の賞味期限が6カ月であるのに対し、グルセルナ-REXの賞味期限は製造後9カ月であり、医療機関にとって効率的な在庫管理が可能となります。

一般社団法人日本臨床栄養実践協会 理事長の足立香代子先生は、「栄養食品は人々が健康を回復する際、非常に重要な役割を果たします。グルセルナ®-REXは、糖質を制限したい患者さんに適した栄養食品です。今回、より進化した栄養組成となることや、パッケージが改良されることで、医療従事者の手間を大幅に低減でき、さらに充実した栄養管理が実現すると確信しています」と述べています。

「グルセルナ®-REX」は現在、主に医療機関・介護施設等でご利用いただけます。

2017年6月18日(日) 朝日カルチャーセンター立川教室。糖質制限食の講座。
おはようございます。

2017年6月18日(日)
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食の講座の講師をつとめます。

2016年4月30日(土)以来、立川では久しぶりです。
この1年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、産業界のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

ケトン体に関しても「心血管イベント,および全死亡の発症率を低下」という
とてもポジティブな評価を示す研究が最近発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。

このような、糖質制限食に関する最新の動向を、本講座において
余すこと無くお話ししたいと思います。
東京、関東方面の皆さん、是非奮って、ご参加頂けば幸いです。


江部康二


☆☆☆
以下、朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋。

朝日カルチャーセンター立川教室
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
https://www.asahiculture.jp/tachikawa/course/6b4de227-9489-6f6c-0701-585a6ad79f60

講座内容
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、
合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
この課程で、肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
従来の糖尿病食(カロリー制限食)と糖質制限食の比較や注意点についてもお話します。(講師記)


日時・期間   日曜 13:30-15:00  6/18  1回
日程   2017年 6/18

受講料(税込み)
6月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円

お申し込み①
https://www.asahiculture.jp/tachikawa/course/6b4de227-9489-6f6c-0701-585a6ad79f60

お申し込み②
朝日カルチャーセンター立川教室 
電話:042-527-6511

講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長

<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。

ブログ
『ドクター江部の糖尿病徒然日記』( http://koujiebe.blog95.fc2.com/
は日に約数千件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
KETOLUNGが、終了。研究成績は掲載されず。
こんばんは。

2011年7月から、アメリカではアイオワ大学とNIH(米国国立衛生研究所)などによって、

「放射線治療と化学療法を実施した第4期の肺がんと膵臓がん」

に対するケトン食の効果を確かめる臨床研究が進められていました。

症例が集まらなかったのとコンプライアンスが悪かったということで
終了となりました。
研究成績は掲載されていません。

残念です。


江部康二


☆☆☆
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01419587

Ketogenic Diet With Chemoradiation for Lung Cancer (KETOLUNG)
This study has been terminated.
(Poor accrual and compliance)

Sponsor:
University of Iow
a
Collaborators:
National Institutes of Health (NIH)
National Cancer Institute (NCI)
Nutricia North America
Information provided by (Responsible Party):
Allen, Bryan G, University of Iowa

ClinicalTrials.gov Identifier:
NCT01419587
First received: July 29, 2011
Last updated: February 9, 2017
Last verified: February 2017
History of Changes

Purpose
This study investigates if using a very low carbohydrate diet during combined chemotherapy and radiation therapy is safe and if it can be tolerated by lung cancer patients.
[続きを読む...]
糖質制限で子どもが変わる! 三島塾レシピ 発売開始。
こんばんは。

糖質制限で子どもが変わる! 三島塾レシピ
― 成績&集中力アップ! もう「勉強しなさい! 」は言わなくてOK
– 2017/6/7
三島 学 (著), 江部 康二 (監修)


が、アマゾンで2017年6月7日から販売開始です。
三島学塾長の、子供の糖質制限シリーズの第2弾です。
カテゴリ こどもの医学 でランキング1位と好調です。

 前著で、世界で初めての「子供の糖質制限」の本を上梓された三島塾長が、
今回、『糖質制限で子供が変わる!三島塾レシピ』を刊行されました。

 嬉しいことに、
「糖質制限」が子供を救う
を読んでいただいた主婦の友社さんから依頼があり、
とてもスムースに出版の運びとなりました。
三島塾長の血と汗と涙のこもった珠玉のレシピ集ですから、
必ずや読者の皆さんのお役にたてると思います。 

 私が常々言うように、糖質制限食は人類本来の食事であり、人類の健康食です。
ですから、子供の健康にもおおいに役立つはずです。
人類700万年間の歴史において、穀物を食べ始めたのは、約1万年前。
人体はその歴史のほぼすべての期間で、
糖質制限食を摂取しつつ突然変異を繰り返して、
消化・吸収・代謝のシステムを完成させています。

 すなわち我々の体は糖質制限食に特化して適合していると考えられるのです。
農耕開始前の人類は糖質制限食を実践しながら
妊娠・出産・子育てを含む日常生活を過ごしていたと考えられます。

 子供の成長において必須であるのは、
たんぱく質と脂質、そしてビタミン、ミネラル、食物繊維です。
筋肉や骨格や内臓の成長に特に大切なのは
たんぱく質と脂質であり、糖質ではありません。

 体の組成は、
水分55~65%、たんぱく質14~18%、脂肪=15~30%、ミネラル5~6%、
そして糖質は1%以下です。
もちろん個人差がありますが、
糖質は身体組成の成分としては、極めて微々たるものであり、
理論的には必須糖質はありません。

 本の内容はぜひ読んでいただきたいのですが、糖質制限食を実践することで、
子どもの授業中の眠気がなくなり、多動が消え、
集中力が増して学力がどんどん向上して、
劇的に変わったという三島塾での実例も、理論編でたくさん出てきます。

 おかだ小児科医院(滋賀県高島市)の岡田清春先生は
「おかゆから始めない離乳食のすすめ」を実践しておられます。
赤ちゃんの発育がとても健康的で丈夫になるとのことです。
本書に2ページ執筆していただいてます。

おかげさまで前著

「糖質制限」が子供を救う(日本糖質制限医療推進協会、大垣書店)
http://books.rakuten.co.jp/rb/14600870/
 → こちらは楽天ブックスでご購入頂けます。

の売れ行きも好調で、早くも増刷となりましたが、
自費出版本としては破格のことです。

 妊婦も赤ちゃんも子供も大人も糖質制限食で、健康になります。
まさに人類本来の食事、人類の健康食と言えます。
2017年は「子供の糖質制限」が重要なキーワードになるかもしれません。


江部康二
“糖質制限ブーム”生みの親、江部康二医師を直撃。夕刊フジ。
こんにちは。
最近、夕刊フジからインタビューを受けて、その内容が記事として掲載されました。

合計9回の連載記事で、
夏井睦先生、深作秀春先生、宗田哲男先生も登場しておられます。
一応私が、トリをつとめさせていただきました。

その記事が夕刊フジのウェブサイトで見ることができると
精神科医師Aさんから、情報を頂きました。
ありがとうございます。

それがどうしたと言われるかもしれませんが、
最近の私の写真もアップで載っていますよ。(^^)


江部康二


☆☆☆
以下、夕刊フジのサイトから一部抜粋です。

夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/lif/news/170606/lif1706060003-n1.html

【糖質制限 結局いいのか、悪いのか】
“糖質制限ブーム”生みの親、江部康二医師を直撃
「健康な食事とは何かを考えていくことが大切」

2017.6.6

「私が糖質制限の書籍を初めて刊行した2005年当時、米国糖尿学会は糖質制限食を全否定していましたが、
08年から肥満の患者に期限付きで認め、
13年には肥満の有無や期限も付けずに糖質制限食を治療食の1つとして容認しました。
このため日本の医学界も糖質制限への態度を変えつつあります」

 こう語るのは“糖質制限ブーム”の生みの親ともいえる高雄病院(京都市右京区)理事長の江部康二医師だ。

 低糖質食品などの市場は3000億円を超えるとみられ、
「糖質制限」はすでにブームの域を超えて社会に認知されている。
次の段階として、どんな糖質制限が最適なのかが問われる中、
江部医師は厳しい糖質制限(スーパー糖質制限=1日の糖質摂取量50グラム以下)を推奨し、
自身の病院でも実践している。

 「糖質制限の有効性や安全性に関するエビデンスが蓄積されていくなか、
一部の観察研究で厳しい糖質制限に対して否定的な結果があるのは承知しています。
しかし、観察研究は切り口次第でいくらでも恣意的な解釈が可能です」

 「一方、糖質摂取後の『食後高血糖』『血糖変動幅増大』で生じる酸化ストレスが、
動脈硬化や老化、がん、アルツハイマー病などの疾患の元凶であるのは紛れもない生理学的な事実。
ゆえに、糖質を制限すればするほどこれらの病気になるリスクが低下するのは理論的に明らかです」

 江部医師はそう断言する。

http://www.zakzak.co.jp/lif/news/170606/lif1706060003-n2.html

 さらに厳しい糖質制限で、ブドウ糖の代わりに主なエネルギー源として使われるケトン体が近年、
多くの病気予防にかかわっているのではないかと注目されている。

 14年に日本でも発売されたSGLT2阻害薬を、
米国で先行して心疾患リスクの高い糖尿病患者に投与したところ、
心血管疾患の発症が有意に減少し、他の研究では腎保護作用などがあることも分かってきたからだ。

 江部医師は忠告する。

 「SGLT2阻害薬は尿から余分な糖を排出して血糖値を下げる薬で、
薬物による糖質制限という側面を持ち、体内のケトン体を上昇させます。
つまり、少し前まで危険視されていたケトン体が危険どころか、
その臓器保護作用が世界的に認められたわけです。
動物性脂肪しかり、コレステロールしかりで食の常識が次々と覆っていることからも、
最新の情報を入手して健康な食事とは何か-を考えていくことが大切です」

 8回にわたって糖質制限に関する推進派、慎重派の見解を紹介してきたが、
「過剰な糖質摂取が健康によいはずがない」という認識は共通している。

 江部医師が指摘するとおり、日本の医学界はいつまでも体面にこだわらず、
糖質制限に関する正確な情報を国民に伝えていく責任がある。 (吉澤隆弘)=おわり
『江部康二の糖質制限革命』(東洋経済新報社)、第3刷に。
こんにちは。
2017/4/7『江部康二の糖質制限革命』を、東洋経済新報社より上梓しました。
このたび、おかげさまで、第3刷となりました。
ブログ読者の皆さんには、いつもご協力いただき、ありがとうございます。

江部康二の糖質制限革命: 医療、健康、食、そして社会のパラダイムシフト
単行本 – 2017/4/7 江部康二著 東洋経済新報社




1999年、糖質制限食は日本で最初に、
私の兄の江部洋一郎医師(高雄病院院長・当時)が開始しました。

2001年、高雄病院で私も糖質制限食に取り組み始めました。

2005年に、高雄病院の臨床経験をもとに
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(東洋経済新報社)を出版しましたが、
糖質制限食の本としては日本初でした。

これをきっかけに日本に糖質制限食が普及していき、近年、
外食産業やコンビニでも糖質制限食OK食材が販売されるようになりました。

NHKクローズアップ現代によれば2016年7月時点で、
糖質制限食の社会への浸透による市場規模は既に3000億円を超えているそうです。

このような現状において、本書では、
糖質制限食が様々な生活習慣病の予防と治療に顕著な効果を発揮し、
医療費削減の切り札となることを提言しています。

さらに糖質制限食により社会が大きく変わり、様々な経済効果をもたらし、
健康寿命をのばす可能性を展望します。

糖質制限食に内在する大きなポテンシャルにより、
日本において、栄養学や医学における意識革命、
産業界における経済革命が起こる可能性が高いと考えています。

糖質制限食の日本社会への順調な普及を踏まえて、
機は熟したと思い本書を執筆しました。

本書が読者の皆さんの、
知的好奇心を幾ばくかでも満足させることができれば嬉しく思います。


江部康二
「高齢者はタンパク質をしっかり食べることが大切」NHK『ガッテン!』
こんばんは。

2017年3月16日の放送をもってNHK『ためしてガッテン』が終了し、
4月13日からはリニューアルしたNHK『ガッテン!』が放送を開始しました。

2017年5月24日(水)午後7時30分放送の『ガッテン!』
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170524/index.html

では、「高齢者はタンパク質をしっかり食べることが大切」という
糖質制限なお話しがテーマでした。
精神科医師A さんから、コメントを頂きました。
面白い情報をありがとうございます。
NHK、なかなか良いことも言いますね。

厚生労働省が毎年行っている国民健康栄養調査の結果から推計すると、
70歳以上の3~4人に1人が低栄養(栄養失調)の恐れがあるそうです。

予防には「たんぱく質」の摂取が肝要で、
特に肉は体内のたんぱく質を効率的に増やすのに優れているそうです。
卵や大豆、魚、肉などの食品を積極的に食べることも推奨されています。

低栄養の発見には、血液検査が血清アルブミン値を測定するのが簡単です。
血清アルブミン値が4.0g/dLを下回る
様々な病や症状が現れる危険性が高まることが分かっています。
理想を言えば、血清アルブミン値が4.3g/dl以上あるともっと安心です。

2017年5月17日の朝日新聞によれば、
日本老年医学会と日本糖尿病学会は
65歳以上の糖尿病患者に限定した診療指針を作成して、
「重度の腎機能障害がなければ、十分なたんぱく質をとることが望ましい」
としました。

このように、日本医学界の流れとして、
「高たんぱく食」を容認するということが明らかとなってきました。
糖質制限食には、大きな追い風と言えます。

糖質制限食は、「高たんぱく・高脂質食」です。
「高たんぱく・高脂質食」は人類本来の食事、人類の健康食です。

2015年には、米国農務省、日本の厚生労働省が
コレステロールの摂取制限基準を撤廃しました。
この流れに沿って、米国農務省や日本の厚生労働省が
高脂肪食(動物性脂肪を含む)もOKとする日も近いのでしょうか?


江部康二

☆☆☆
以下、
2017年5月24日(水)午後7時30分放送のNHK『ガッテン!』
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170524/index.html
のサイトから、一部抜粋です。

01
飽食の時代に栄養失調?

この飽食の時代に栄養失調なんて、と思う方もいるかもしれません。しかし、厚生労働省が毎年行っている国民健康栄養調査の結果から推計すると、70歳以上の3~4人に1人が低栄養(栄養失調)の恐れがあることが分かりました。低栄養になると、心筋梗塞や肺炎になったり、介護が必要になったり、死亡するリスクが高まることが様々な研究で分かってきています。では、一体どうすれば低栄養を防ぐことが出来るのでしょうか。ずばり、それは「たんぱく質」の摂取。卵や大豆、魚、肉などの食品を積極的に食べることが推奨されています。特に肉は体内のたんぱく質を効率的に増やすのに優れています。60歳を過ぎたら、低栄養にぜひご注意ください。
※とりすぎは、カロリーオーバーや病気のリスクとなります。ご注意ください。
※特に腎臓病の方は、たんぱく質を多く取ることで、腎機能が悪化する可能性があります。医師と相談の上、必要なたんぱく質量を決めて下さい。

02
健康診断でわかる!「低栄養」のおそれ


自分では気づきにくい「低栄養」ですが、人間ドックや健康診断などの血液検査で知ることができます。それが「アルブミン値」という検査項目です。アルブミンは血液中のたんぱく質であり、体にたんぱく質が足りているかどうかの目安になります。これまで国内外の様々な疫学的調査から、アルブミン値が4.0g/dLを下回ると様々な病や症状が現れる危険性が高まることが分かっています。皆さんも是非、自分自身のアルブミン値を知ることから始めて下さい。人間ドックや健康診断ができる施設で「アルブミン値」は検査できますが、検査項目に含まれていない場合もあるので、事前に確認してください。
2017年6月18日(日) 朝日カルチャーセンター立川教室。糖質制限食の講座。
こんにちは。

2017年6月18日(日)
朝日カルチャーセンター立川教室にて
糖質制限食の講座の講師をつとめます。

2016年4月30日(土)以来、立川では久しぶりです。
この1年、糖質制限食の展開において大きな発展があり
いい意味のサプライズもありました。

2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。

一方、医学界においても、嬉しいサプライズです。
2017年2月7日(火)午後から、東京大学医学部に行ってきました。
渡邊昌先生、門脇孝先生、江部康二の3人で鼎談を行いました。
二人で話し合うのが対談で、三人で話し合うのが鼎談です。
渡邊昌先生は、医学雑誌「医と食」の編集長です。
門脇孝先生は、
一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長
であり、
東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授
です。

日本糖尿病学会のトップとじっくり話し合うことができて、
とても有意義な90分間でした。

ケトン体に関しても「心血管イベント,および全死亡の発症率を低下」という
とてもポジティブな評価を示す研究が最近発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。

このような、糖質制限食に関する最新の動向を、本講座において
余すこと無くお話ししたいと思います。
東京、関東方面の皆さん、是非奮って、ご参加頂けば幸いです。


江部康二


☆☆☆
以下、朝日カルチャーセンター立川教室のサイトから一部抜粋。

朝日カルチャーセンター立川教室
糖尿病&生活習慣病と糖質制限食
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
https://www.asahiculture.jp/tachikawa/course/6b4de227-9489-6f6c-0701-585a6ad79f60

講座内容
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、
合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
この課程で、肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
従来の糖尿病食(カロリー制限食)と糖質制限食の比較や注意点についてもお話します。(講師記)


日時・期間   日曜 13:30-15:00  6/18  1回
日程   2017年 6/18

受講料(税込み)
6月(1回)
会員 3,024円
一般 3,672円

お申し込み①
https://www.asahiculture.jp/tachikawa/course/6b4de227-9489-6f6c-0701-585a6ad79f60

お申し込み②
朝日カルチャーセンター立川教室 
電話:042-527-6511

講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長

<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
など多数。

ブログ
『ドクター江部の糖尿病徒然日記』( http://koujiebe.blog95.fc2.com/
は日に約数千件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
高齢の糖尿患者たんぱく質食べて 学会が診療指針
こんにちは。

2017年5月17日の朝日新聞によれば、
 日本老年医学会と日本糖尿病学会は
65歳以上の糖尿病患者に限定した診療指針を作成して、
「重度の腎機能障害がなければ、十分なたんぱく質をとることが望ましい」
としました。

たんぱく質を十分摂取というのは、糖質制限食的には、好ましい変化です。
スーパー糖質制限食は、どうしても高たんぱく・高脂質食になるので
二の足を踏んでいた高齢糖尿病患者さんもおられると思います。
おっと、65歳以上って、私も67歳でしっかり該当してますね。

もっとも、私は、元々スーパー糖質セイゲニストですから、
しっかり高たんぱく食を食べています。
140g~160g/日のたんぱく質を、私は食べています。

『通常、糖尿病の治療ではたんぱく質の摂取量が制限されるが、
高齢者の場合、筋肉量が落ち、歩行や立ち上がる能力の低下につながる恐れがある』


確かに日本糖尿病学会は、今までは高たんぱく食は腎臓によくない可能性があるので、
糖尿病腎症の人は、低たんぱく食がいいというふうに指導してきました。

今回は、
A)
「高たんぱく食で糖尿病腎症の場合、腎機能が悪化するかもしれないという不確かな懸念」
よりも、より現実的な
B)
「低たんぱく食による筋肉量低下や歩行能力・立ち上がり能力低下」
とを天秤にかけたら、
B)のほうがよほど心配なので、高たんぱく食を容認ということです。

でも、これって65歳以上でなくても
40歳でも50歳でも60歳でも、低たんぱく食は、
B)「低たんぱく食による筋肉量低下や歩行能力・立ち上がり能力低下」
を起こすリスクが、65歳以上ほどではなくてもあるということですよね。

そう考えると、スーパー糖質制限食で
高たんぱく・高脂質食を摂取していれば、
血糖値もメタボ・肥満も改善ですし
筋力低下や歩行能力・立ち上がり能力低下もないし、
まさに人類本来の食事であり、人類の健康食ですね。

なお米国糖尿病学会は、2013年10月の「栄養療法に関する声明」において
糖尿病腎症にたんぱく質制限は推奨しないと言い切っています。


江部康二


☆☆☆
以下
2017年5月17日の朝日新聞デジタル記事から
http://www.asahi.com/articles/ASK5K65Q6K5KUBQU00Q.html
から、一部抜粋です。

【高齢の糖尿患者たんぱく質食べて 学会が診療指針
南宏美
2017年5月17日18時44分

 日本老年医学会と日本糖尿病学会は65歳以上の糖尿病患者に限定した診療指針を初めて作成した。通常、糖尿病の治療ではたんぱく質の摂取量が制限されるが、高齢者の場合、筋肉量が落ち、歩行や立ち上がる能力の低下につながる恐れがある。このため「重度の腎機能障害がなければ、十分なたんぱく質をとることが望ましい」とした。

 高齢の糖尿病患者は重い低血糖になりやすく、うつやQOL(生活の質)の低下、転倒につながる場合がある。そのため指針は、昨年5月に両学会が公表した、若い患者の目標値よりもやや緩くした血糖管理の基準値を記載。日常生活活動度(ADL)や認知機能、薬の使用状況などに応じて7グループに分類し、直近1~2カ月間の血糖の状態を示す「ヘモグロビン(Hb)A1c」の上限について、従来の6~8%未満を7~8・5%未満に変更した。

 また、認知機能や身体機能の評価、血糖管理の目標値など15項目についても解説。
終末期ケアについては、患者が「尊厳のある人生を全うできるように援助する」と記載し、薬の減量や中止も選択肢とした。

 日本老年医学会の代表として指針の作成にかかわった井藤英喜・東京都健康長寿医療センター理事長は「この指針を診療に生かしてもらうと同時に、指針で明らかにした解決すべき課題について研究が進んでほしい」と話している。】

7/1(土)、7/2(日)「低糖質スイーツ(洋)、和菓子教室」開催。
こんにちは。

2017年7月1日(土)、2日(日)、東京・池袋にて、日本糖質制限医療
推進協会主催の「低糖質スイーツ(洋)、和菓子教室」を開催します。

1日(土)のメイン講師は、「パティスリー ロア・レギューム」
(埼玉県朝霞市)の小寺幹成オーナーパティシエです。

小寺パティシエは、昨年11月には文化出版局から、
著書「おいしく作れる低糖質スイーツ」
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579212866/
を出版され、ご自身がこれまでに開発された低糖質スイーツのレシピを
惜しみなく披露しておられます。 私は帯の推薦文を書きました(*^^)v

2日(日)の講師は、管理栄養士の佐々木栄子さん(ローカーボクラブ
代表/協会アドバイザー)です。

佐々木栄子さんも今年1月に、著書『糖質オフのやせる「おきかえ」レシピ』を
PHP研究所より出版されました。
こちらの書籍は、私が監修し、解説を執筆しています。

生協会員の方向けの限定販売で、一般書店では販売していませんが、
生協に加入されていない方でも、PHP研究所さんのHP(※)より
直接ご購入いただけます。
http://www.php.co.jp/family/detail.php?id=83505

7月教室のテーマは、1日(土)が「アーモンドタルト & カスタードクリーム」 、
2日(日)が「低糖質な和菓子 ~基本の生地&餡のバリエーション」
だそうです^^v

定員は1日(土)が24名様、2日(日)が18名様で、いずれも先着順です。
皆さん奮ってご参加くださいね。

江部康二


以下、事務局からのお知らせです。

*********

ブログ読者の皆様、いつも弊会の講演会や料理教室へ多数ご参加
いただきまして、ありがとうございます。

本日は、低糖質スイーツ・料理教室(東京)の開催をご案内申し上げます。

●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○

日本糖質制限医療推進協会主催 低糖質スイーツ・料理教室(東京)

1.『人気店のパティシエに学ぶ、低糖質スイーツ教室(東京)』

  第3回 「アーモンドタルト & カスタードクリーム」

◆日時: 2017年7月1日(土) 13:00~16:00頃 ※開場・受付は12:45~

♪講師: 小寺幹成 「パティスリー ロア・レギューム」オーナーパティシエ
      佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者

◆参加費: 賛助会員料金 3,400円/一般料金 4,000円

◆定員: 24名様

☆内容ご紹介☆

美味しい低糖質菓子をご自宅で作っていただけるように、
お菓子作りの基礎から学べる講座です。

講師の小寺幹成パティシエに低糖質菓子を作る際のコツや工夫、
様々な技術をデモンストレーションや実習でレクチャーいただき、
参加者の皆様からの質問や疑問にもお答えいただきます。

今回は、低糖質の粉類を組み合わせて、基本のタルトの作り方を
実習いただきます。
プレーンのタルト生地にアーモンドクリームをのせ、2層の味が楽しめる
アーモンドタルトを作りましょう。
サクサクのタルト生地をマスターすれば、様々なタルトへのアレンジを
楽しめます。

さらに、低糖質の「カスタードクリーム」の実習も。タルトと組み合わせて、
「カスタードタルト」に仕上げます。
カスタードクリームを低糖質で作るのは難しいところですが、今回も、
小寺パティシエが様々なテクニックをしっかりレクチャーくださいます。


2.『 置き換えレシピで、美味しく楽しく!低糖質料理教室(東京)』

 第2回 「低糖質な和菓子 ~基本の生地&餡のバリエーション」

◆日時: 2017年7月2日(日) 11:30~15:30頃  ※開場・受付は11:15~

♪講師: 佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者

◆参加費: 賛助会員料金 3,200円/一般料金 3,800円

◆定員: 18名様

☆内容ご紹介☆

今回のテーマは、たくさんのリクエストをいただいている
「低糖質な和菓子」です。

和菓子といえば、もともと高糖質なものばかり、低糖質な和菓子は
まだ市場に数少なく…と、断念せざるを得ないケースがほとんどでしょう。

しかし、低糖質の食材を上手に活用すれば、ご家庭で団子や餅菓子、
饅頭などの和菓子を作ることも可能です。

小麦粉や米粉、餅粉などの代用になる食材の紹介しながら、
お団子やお餅といった基本の生地や糖質量の少ない餡の作り方などを
実習いただきます。

また、夏におすすめの、ひんやり和デザートのご紹介も予定しております。

~以下両日共通~

◆会場:生活産業プラザ 5F 実習室(調理室)

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-20-15
JR、東京メトロ(丸の内線、有楽町線、副都心線)、西武線、
東上線、都バス、民営バス、各線池袋東口下車徒歩7分
http://www.city.toshima.lg.jp/121/machizukuri/sangyo/003513/027291.html

◆当日の流れ: レシピ説明 → 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散

◆持参いただくもの:エプロン、三角巾、ふきん(タオル)大・小各1枚(台ふき用・食器ふき用)、筆記用具

◆参加対象: 一般(18歳以上)

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

◆お願い◆
当教室は、一般の方にご自宅で作っていただくことを趣旨とした教室です。
製菓や料理(教室を含む)関連のお仕事をしておられる方、食品会社で企画・開発をしておられる方など業界の方の場合は、その旨をお書き添えの上、お申し込みください。

★賛助会員の方:

 参加ご希望の教室の「開催日と教室名(スイーツ、和菓子)」をご明記の上、
 事務局までメールにてお申し込み下さい。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
   「通信」欄に参加ご希望の教室の「開催日と教室名(スイーツ、和菓子)」を
   ご記入下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、教室参加のみご希望の方:

 下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/lesson-a

◆その他
・お申し込み後、キャンセルされる場合は、6月27日(火)までに
ご連絡ください。

・6月28日(水)以降のキャンセルは、参加費の半額をキャンセル
料金としていただきますので、予めご了承ください。

・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。

・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。ご自宅で作った
お料理やお菓子などの持ち込みはできませんのでご注意ください。

・皆さまで実習と試食を行っていただきますので、香水などのフレ
グランスはお控えください。

●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○

◇イベント情報掲載URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
炭水化物摂取比率が減少し、糖尿病の増加が急減、 糖尿病予備軍は減少。
スライド1


スライド2


「糖尿病疑い950万人 厚労省推計2007年から60万人増」

炭水化物摂取比率が減少して、糖尿病の増加が急減し、糖尿病予備軍は減少。


2013年12月19日に厚生労働省が発表。

厚生労働省は、毎年国民健康・栄養調査を実施しています。

その中で、5年に1回、糖尿病有病率を集計しています。
次回は、2017年度の集計で、2018年12月に厚生労働省が発表予定です。


今回2012年の糖尿病有病率は、
2007年に比し、約60万人増加で、かなり歯止めがかかっています。

1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加)
2012年:950万人(5年間で60万人増加)

これで見ると、2002年→2007年の増加率が、半端じゃないですね。

2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比しかなり少ないです。

さらに、糖尿病予備軍は、約1100万人で、2007年から約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の快挙です。

冷静に考えて、糖尿病増加の勢いが、弱まったことになります。

実はずっと増え続けいた炭水化物摂取比率が、2008年から2010年にかけて、60.4%から59.4%に減ってるのです。

そして、ずっと減少傾向だった脂質摂取比率が、2008年から2010年にかけて、24.9%から25.9%に増えているのです。


そして、これを受けて、20007年から2012年にかけて糖尿病の増加が急減して、
糖尿病予備群は220万人も減少しているのです。

保健所や一般の医師・栄養士の食事指導は、旧態依然たる日本糖尿病学会推奨で唯一無二のカロリー制限食で、
数十年来不変ですので、今更この影響はないと思います。

こうなると、あくまでも仮説ですが、炭水化物摂取が減って脂質摂取が増えて、糖尿病の激増に歯止めがかかったのは、
糖質制限食の影響の可能性がありえますね。(^^) 

なお、
2000年~2012年まで日本の人口は1億2000万ちょっとで大きな変化はありません。
そして、この間、高齢化はどんどん進んでいるので、普通に考えると
高齢者に多い病気である糖尿病は、より増加し易い状況だったと言えます。
それが歯止めがかかったというわけです。

今のまま、炭水化物摂取比率が減少し、脂質摂取比率が増加すれば、
2017年度の集計では、
糖尿病予備群だけでなく、糖尿病も減少する可能性がありますね。
楽しみです。ヾ(^▽^)


江部康二


☆☆☆
国民健康・栄養調査|厚生労働省
       エネルギー  脂肪エネルギー比率  炭水化物エネルギー比率
2010年   1849kcal           25.9%           59.4%
2011     1840              26.2            59.2
2012    1874              26.2             59.2
2013     1873              26.2            58.9
2014    1863               26.3           59.0
2015    1889               26.9            58.4
日本人も高糖質食を食べると糖尿病になる。奥田昌子医師への反論。
【17/06/02 るる
こちらの書籍の内容は?
江部様

初めまして、いつもブログを拝見し、日々糖質制限にて健康を取り戻しています。
自身の状況についてはまたお話したいと思いますが、母が糖尿病&膵臓癌なこともあり、以下の書籍が目に留まりました。

日本人の体質
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170602-00532401-bookbang-life

こちらの概要に疑問を感じたのですが、いかがでしょうか?

情報が色々で混乱しますね…
よろしくお願い致します。】



こんばんは。
るるさんからコメントをいただきましたが、
奥田昌子医師が、最近よくマスコミに登場されます。
「日本人の体質」(講談社、2016年)の著者です。

この本の「はじめに」において
『③糖尿予防やダイエットのために炭水化物(糖質)を控えている』

は間違いであると、書いてあります。
これは糖質制限食に対する無根拠な批判ですので、反論します。


欧米人と日本人は、人種が違うというのは当たり前ですが、
人類という範疇では同一です。

そもそも、日本人も含めて、人類には過剰の糖質摂取は適さないのです。
人類は700万年の狩猟・採集時代(糖質制限食時代)を経て、
このわずか1万年間が農耕時代(穀物、糖質摂取時代)になったに過ぎないというのが
歴史的事実です。

ともあれ、奥田昌子医師の土俵である、日本人について考察してみます。
日本人と糖質摂取と糖尿病に関する信頼度の高いエビデンスを、
まず一つ上げてみましょう。

Ⅰ)
奥田昌子医師の主張
『日本人は炭水化物を取らないと、糖尿病のリスクを高めてしまう。』


これは、奥田昌子医師が明確に間違っています。
事実は真逆で、「日本人も炭水化物を多く摂取すると糖尿病になる」が正解です。

ご著書に「多目的コホート研究(JPHC研究)」のことも書いておられるのに
以下の信頼度の高い論文をご存じないのか、
あえて無視されたのか、不可思議です。

実は、国立がん研究センター「多目的コホート研究(JPHC研究)」において

『米飯をたくさん摂取すると糖尿病発症が多くなる』

という結果が、2010年にすでに報告されています。
JPHC研究は、信頼度の高い研究です。

米飯摂取と糖尿病との関連について、国立がん研究センター、がん予防・検診研究センター研究部による
「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果で、

がん予防・検診研究センター研究部のサイト
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/2418.html

で正式に、発表されています。


AJCNという一流雑誌に論文として掲載されました。
(American Journal of Clinical Nutrition 2010年12巻1468-77)

お茶碗1杯が約140gとして、1日に420g以上の米飯を食べる女性は、
有意に糖尿病発症が多いです。
さらに1日に560g以上の米飯を摂取する女性は、もっと糖尿病発症が多いです。


Ⅱ)
『・・・インスリンが少なくても、炭水化物の摂取が多ければブドウ糖を必要なだけ細胞に取り込むことができました。・・・』
「日本人の体質」の70ページを見ると、上記の記載があり、奥田昌子医師は、
インスリンと炭水化物摂取に関して、根本的に間違った認識を持っておられます。

人類における生理学的事実として
1)炭水化物摂取で大量のインスリンが分泌される。
2)タンパク質摂取では、あるていどの量のインスリンとグルカゴンが分泌される。
3)脂肪摂取では、インスリンは分泌されない。

この基本的な1)2)3)を奥田昌子医師は、理解されていません。
日本人であろうと、白人であろうと
炭水化物を摂取したときにのみ、大量のインスリンが分泌されますが、
これは生理学的事実です。
すなわち、炭水化物の摂取が多ければ、必然的に大量のインスリン分泌が必要となるということです。


Ⅲ)
NIPPON DATA 80の研究成果が論文として、英文雑誌に掲載されました。
Br J Nutr. 2014 Sep 28;112(6):916-24.

NIPPON DATA 80の29年間の追跡結果データを検討したものです。
NIPPON DATA(National Integrated Project for Prospective Observation of Non-communicable Disease And its Trends in the Aged)は、日本の前向きコホート試験です。

日本全国から選ばれた13771人の30歳以上の住民が対象で、
登録に同意した10546人をその後、経過観察しました。

1980年に基礎調査が行われたコホートがNIPPON DATA80です。

今回の研究報告は、2009年の時点での死亡データを解析したものです。

登録時のデータがない者、登録時点で心血管イベントの既往のあった者、経過観察ができなかった者を除いて、9200人(女性5160人、男性4040人)での解析が行われました。

9200人を29年間追跡して、

第1分位:糖質を一番摂取している群:糖質摂取比率は総摂取エネルギーの72.7%
第2分位~第9分位
第10分位:糖質制限を一番している群:糖質摂取比率は総摂取エネルギーの51.5%

糖質を一番摂取している群から順番に一番摂取してない群まで10群に分けて検討です。

その結果、

第10分位(糖質摂取比率51.5%)のグループは、
第1分位(糖質摂取比率72.7%)のグループに比べて、

女性においては心血管死のリスクが59%、
総死亡のリスクが79%しかないという素晴らしい結論です。

緩やかな糖質制限食でも、
女性では、糖質たっぷり食に比べたら4割以上、心血管死が減る
ということです。

男女合わせた解析でも心血管死リスクが74%、総死亡リスクが84%と低下しました。
糖質制限食にとって、画期的な信頼度の高いエビデンスと言えます。

この研究は糖質摂取が多くなるほど、心血管死、総死亡リスクが増えるというエビデンスであり、
奥田昌子医師の主張とは真逆です。


Ⅳ)久山町の研究、従来の糖尿病食(高糖質食)で糖尿病が激増
<総説>
糖尿病、久山町の悲劇と糖質制限法
糖質制限は人類本来の食事、人類の健康食
江部康二
J. Lipid Nutr. Vol.26, No.1(2017)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jln/26/1/26_47/_pdf
51~52ページ
『従来の糖尿病食(エネルギー制限・高糖質食)は糖尿病を増加させる ―久山町研究 久山町は、福岡市の東に隣接する、人口 8,000 人足らずの町である。1961 年から九 州大学医学部が、ずっと継続して 40 才以上の全住民を対象に研究を続けている。5 年 に一度の健康診断の受診率は約 80%で、他の市町村に比し高率である。また、死後の 剖検率も 82%の住民において実施されていて、精度の高い研究の支えとなっている。 1961 年当時、日本の脳卒中死亡率は非常に高く問題となっていたが、久山町の研 究により、高血圧が脳出血の最大の原因であることが判明した。それを受けて、食事 の減塩指導や降圧剤の服用で血圧のコントロールを行ったところ、久山町の脳卒中は 1970 年代には 1/3 に激減した。 その後、久山町では、糖尿病が最重要研究テーマとなっている。その研究の結果、 糖尿病は心筋梗塞、脳梗塞、悪性腫瘍、アルツハイマー病などの発症要因となること が判明した。1988 年と 2002 年に 40 ~ 79 才の年齢層の 80%近い住民を対象に 75g 経 口血糖負荷試験を用いた糖尿病の有病率調査が行われた。1988 年の時点で、想定さ れていたより、糖尿病や境界型の比率が多かったのを受けて、「食事指導+運動療法」 による介入が実施され、糖尿病の発症を予防しようと試みられた。 しかし、その結果は、表 2、表 3 にみられるように、糖尿病および予備軍発症予防 は失敗し、著明な増加が認められた 8)。実際 14 年間の努力にも関わらず、糖尿病の確 定診断がついた人が男性で 15.0 から 23.6%、女性で 9.9 から 13.4%と著明に増加した。 また男性では、40 歳以上の久山町住人の約 6 割が、予備軍を含めた耐糖能異常という、 数字に増えていた。研究責任者の九州大学・清原裕教授も 2007 年 7 月 27 日(金)の 毎日新聞朝刊 で「1988 年以後、運動や食事指導など手を尽くしたのに糖尿病は増え る一方。どうすれば減るのか、最初からやり直したい」とのコメントを述べた。 久山町で指導された食事療法・運動療法は、当然、日本糖尿病学会推奨のもので ある。即ち、食事療法は、カロリー制限の高糖質食(糖質 60%、脂質 20%、タンパク 質 20%)である。運動は本来、糖尿病発症予防に悪いわけがない。従って、日本糖尿 病学会推奨の「糖質 60%、脂質 20%、タンパク質 20%」で食事指導を行う限りは、運動療法を少々頑張っても糖尿病発症の増加をくい止めることはできないということが、 証明されたわけである。「カロリー制限重視の高糖質食で 14 年間指導した結果、糖尿 病が激増した」ということが久山町研究という信頼度の高いデータから導き出される 結論である。』

Ⅰ)Ⅲ)Ⅳ)は信頼度の高い疫学的研究であり、
高糖質食の危険性を証明する有力なエビデンスです。

Ⅱ)
は、基本的な生理学的知識であり、このこともご存じない奥田昌子医師には
糖尿病を語る資格はないと私は思います。


江部康二
緑茶、コーヒー、カフェインは糖尿病発症リスクを減らす。
こんにちは。
緑茶とコーヒー、いずれも私はよく飲みます。
それで、少し調べてみました。

糖尿病
Vol. 51 (2008) No. 6 P 471-472
特集 糖尿病発症要因としての生活習慣
―わが国における前向きコホート研究の結果を中心に
緑茶・コーヒーの糖尿病予防効果


少し前の研究ですが、
緑茶とコーヒーとカフェインに糖尿病発症リスクを減らす可能性があるとのことです。
特に、BMI が 25 kg/m2 以上の群ではその傾向が顕著だったそうです。
40~65歳の 17,413 人を5年間追跡した研究です。
緑茶は、不発酵茶の総称ですが、一番普通に日本人が飲んでいる緑茶は煎茶です。

糖尿病発症リスク比は、
緑茶週 1 杯以下の飲用と比べて1日6 杯以上では 0.67、
コーヒー週 1 杯以下と比べて、1 日 3 杯以上では 0.58 であり、
緑茶およびコーヒー飲用と糖尿病発症リスクを有意に減らしました。

緑茶およびコーヒーの糖尿病予防効果のメカニズムとしては,
緑茶やコーヒーに豊富に含まれるカフェインの
(1)基礎代謝の促進
(2)筋肉における脂肪燃焼
(3)グリコーゲンの異化
(4)末梢組織からの遊離脂肪酸の放出の促進

が考えられるそうです。

カフェインも適量なら、良い作用があるということですね。
緑茶6杯で、カフェインが120mg、
コーヒ3杯で、カフェインが180mgです。

カフェインを1日200~300mg以上摂取した場合は 個人差はありますが、
不眠・動悸・いらいら・頭痛・振戦・神経過敏などの
カフェイン過剰症状がでることがありますので、
飲みすぎには注意ですね。( ̄_ ̄|||)

カフェインを含む飲料には、コーヒー以外にお茶があります。

麦茶は、カフェインがゼロです。。
それに比べ、玉露のカフェイン含有量、半端じゃないですね。ヾ(゜▽゜)


**福岡市薬剤師会のサイト
http://www.fpa.or.jp/library/kusuriQA/50.pdf

飲料別カフェイン含有量
滲出液100ml中

玉露 160mg
煎茶 20mg
番茶 10mg
ほうじ茶 20mg
釜炒り茶 10mg
玄米茶 10mg
ウーロン茶 20mg
紅茶  30mg
コーヒー  60mg
麦茶    0mg


江部康二


☆☆☆
糖尿病
Vol. 51 (2008) No. 6 P 471-472


特集 糖尿病発症要因としての生活習慣
―わが国における前向きコホート研究の結果を中心に


緑茶・コーヒーの糖尿病予防効果


―JACC Study の結果から

丸山 広達   磯 博康
大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学

はじめに
欧米のコホート研究のメタ解析において,1 日 5∼6
杯以上のコーヒー飲用は1日2 杯以下の飲用に比べて
糖尿病の発症リスクが低率であることが示されてい
る1).しかしながら緑茶は欧米では一般的に飲用する
習慣がないため,糖尿病リスクとの関連はこれまで報
告されていなかった.そこで,筆者らは文部科学省助
成の大規模コホート研究(The Japan Collaborative
Cohort Study for Evaluation of Cancer Risk : JACC
Study)において,緑茶,コーヒー飲用と糖尿病リス
クとの関連について分析を行った2).

対象と方法
ベースライン時に糖尿病,心疾患,ガンの既往歴の
ない 40∼65 歳住民 17,413 人(男性 6,727 人,女性
10,686 人)を対象として,質問票によるコーヒー,紅
茶,緑茶,ウーロン茶の摂取状況と,5 年後の糖尿病
診断の有無との関連を分析した.

結 果
5 年の追跡期間中に 444 人(男性 231 人,女性 213
人)の糖尿病発症の申告があった.糖尿病発症リスク
比は,緑茶週 1 杯以下の飲用と比べて1日6 杯以上で
は 0.67,コーヒー週 1 杯以下と比べて,1 日 3 杯以上
では 0.58 であり,緑茶およびコーヒー飲用と糖尿病
発症リスクとの間に有意な負の関連が認められた
(Fig. 1).緑茶と糖尿病発症リスクとの関連は,特に
女性において強い関連が認められた(Fig. 2).
また,総カフェイン摂取量により 5 分位に分けて分
析した結果,総カフェイン摂取量が下位 20 パーセン
タイルの群(中央値 57 mg/day)に対し,上位 20 パー
センタイルの群(中央値 416 mg/day)では,糖尿病発
症リスク比が 0.67 であった.この負の関連は,特に
BMI が 25 kg/m2 以上の過体重の肥満者において顕著
であり,下位 20 パーセンタイルの群に対し,上位 20
パーセンタイルの群のリスク比は 0.49 であった(Fig.
3).カフェイン摂取と糖尿病発症リスク低下との関連
は,特に男性においてより強く認められた(Fig. 4).

おわりに
以上の結果から,緑茶およびコーヒーの飲用,そし
てカフェイン摂取が,糖尿病の発症リスクを減少させ
る可能性が示された.特に,BMI が 25 kg/m2 以上の
群ではその傾向が顕著であった.
緑茶およびコーヒーの糖尿病予防効果のメカニズム
としては,緑茶やコーヒーに豊富に含まれるカフェイ
ンの(1)基礎代謝の促進,(2)筋肉における脂肪燃焼,
(3)グリコーゲンの異化,(4)末梢組織からの遊離脂肪
酸の放出の促進が考えられる3).
また,カフェイン以外の作用として,緑茶に含まれ
ているエピガロカテキンガレート,コーヒーに含まれ
ているクロロゲン酸の抗酸化作用による,インスリン
抵抗性の改善が挙げられる4).加えて,緑茶カテキン
に関しては,HbA1C の低下作用も報告されている5).
さらに,緑茶やコーヒーは鉄分の吸収を抑えるため,
非ヘム鉄の体内貯蔵が低下し,インスリン抵抗性が改善する可能性がある。