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糖質制限食実践にて頸動脈エコーでプラークが縮小・改善。
【16/09/02 都内河北 鈴木

嬉しい改善報告!!

都内河北 鈴木です。

本日半年1度の定期脳梗塞MRI検査でした。

今年7,16、(木)のコメント欄にて、 「プラ~ク退縮!」コメントについて、江部先生とお二方のコメント読んでいて本日のMRI検査に期待していたら、期待通りでした!!

診療時、私が質問する間もなく、担当N院長は、不思議そうに「頚動脈プラ~クが改善縮小している!!」と説明ありました。
脳内梗塞は進行無し。

3年前転院時から糖質制限実践している事は糖尿病改善デ~タ提示してあり、その後糖質制限に懐疑的でしたが、前回私のアップコメントなど読んで頂けた様で「認識新たにする。」との理解示す言葉もありました。

そして7月16日のコメント欄「プラ~ク退縮!」報告に期待していたら、コメント報告通りの改善結果でした!!


脳梗塞後遺症の服用薬は
・サアミオン錠5mg1日3錠(8時間毎1錠)
・ブラビックス75mg(朝1錠)

サアミオンは効果評判良いようですが、「サオミオンの効果ですか?」と訊ねたら、明確には返答はしませんでした。

私の今回の改善は経験無い感じの返答でした!!

明らかに糖質制限食生活による事は否めないと、N院長の質疑応答で理解できました。

江部先生ブログの私のコメントアップは以前より読んでいただいていて、本日も半年間のコメントアップ日付提示しましたら、快く「読むよ!」と糖質制限理論には関心ありありでした。

通院する身としては理解して頂ける事は嬉しい限りです。

今年4月、「ケトン食が厚生労働省の認可に成った!」事を訪ねたら認め、 認可理由は日本医療界も、 「江部先生糖質制限理論は欧米先進国も受容してる事、日本国内にも私などの病態でも改善生還者増えて来た事から、 否定は不可な状況成ってきたからだ。」と私なりの感想を伝えました。

N院長は私の本日検査結果と糖尿病改善生還結果に、「認めざる得ない」との沈黙返答でした。

通院患者私本人が証明していますから、否定は出来ないでしょうね。

江部先生ブログ読んでいて、学習と益々の改善希望へ心安らぎます。

言葉だけでなく、MRI画像は1つの感謝と改善事実デ~タとして送付しますので御覧下さい。

今後も学習させて頂きます。

敬具】



おはようございます。

都内河北 鈴木 さんから「糖質制限食で頸動脈プラークが改善・縮小した」という嬉しいコメントを頂きました。

貴重な体験報告をありがとうございます。

・サアミオン錠5mg1日3錠(8時間毎1錠)
・ブラビックス75mg(朝1錠)

で、プラークが改善することは考えられないので、糖質制限食の効果の可能性が高いです。

N院長も、糖質制限食に理解を示して頂き、ありがたいです。


2016/7/16、SHUKANさんからも、スーパー糖質制限食実践後3年で頸動脈プラークが「50-75%狭窄」 → 「狭窄率25%」
に改善というコメントを頂いております。(☆)


2015/2/2の本ブログ記事で2年9ヶ月のスーパー糖質制限食実践で、冠動脈狭窄が改善し、ソフトプラーク消失したというケースを紹介しています。(☆☆)


まだまだ、例数は少ないのですが、スーパー糖質制限食実践で複数の人において、プラークが改善したのは事実であり、素晴らしいことと思います。



江部康二



(☆)
【16/07/16 SHUKAN

プラーク退縮に期待を

mamaさん。横から失礼します。私の体験を少々。

LDL/HDL比を下げるとプラーク退縮効果があると言われています。
先生が書かれているように、糖質制限でHDL-Cが上昇します。

私は、かつて頸動脈エコー検査で50-75%もの狭窄が発見され、そのときは大ショックを受けました。

しかし、このブログにめぐりあってからスーパー糖質制限を始めて、2~3あったL/H比を1近くにまで下げることで、3年後には狭窄率25%までに改善できました。これは頚部MRI検査でも確認しました。

糖質制限で中性脂肪を下げて悪いLDL-C(スモールデンス)をなくし、高いHDL-Cを維持していけば、もう心配はないと思っています。

江部先生には命を救ってもらい、感謝の日々です。】



Re: プラーク退縮に期待を

SHUKAN さん

プラークが、「50-75%狭窄」 → 糖質制限3年後に →「狭窄率25%」

素晴らしい改善です。
良かったですね。
私も嬉しくなります。

江部康二



(☆☆)


冠動脈狭窄がスーパー糖質制限食で改善。プラーク消失。

2015年02月02日 (月)の記事を再掲します。

【1961年生まれの男性。

2011年9月、50才のとき、健康診断でHbA1c:11.1%で糖尿病と診断。
173cm。70kg。
甘いものが好きだった。
診断3週間後から、スーパー糖質制限食を開始。
薬物は一切なし。

2012年3月、江部診療所初診時、63kg。
スーパー糖質制限食開始6ヶ月目でHbA1c:5.8%に改善。
体重が急速にへったので、基準値だった尿酸が一旦上昇して高値に。

尿酸
2012年2月:6.5mg/dl、
2012年3月:7.8mg/dl、
2012年4月:6.1mg/dl

その後、摂取エネルギーを増やし、スーパー糖質制限食を継続して、体重は67~70kg、尿酸は速やかに基準値に戻った。

2012年3月、心臓カテーテル造影検査で冠動脈が1本、50~75%狭窄。
びまん性ソフトプラークによる高度狭窄。

その後、ずっと、HbA1c:5.4%~5.8%程度で経過。
血糖コントロール極めて良好。
体重は67~70kgで経過。

2014年12月の心臓カテーテル検査で、狭窄していた冠動脈が改善し、ソフトプラークが消失して狭窄なしとなっていた。

2年9ヶ月間のスーパー糖質制限食により、改善したと考えられる。

循環器科の主治医はびっくりしていた。】


こんばんは。

今日は、一例とはいえ大変貴重なケースを経験しましたので、患者さんの了解を得て、記事にしました。
ありがとうございます。

上記の青字の記載が経過です。

なんと2年9ヶ月のスーパー糖質制限食実践で、冠動脈狭窄が改善し、プラーク消失したのですから、びっくりです。

画像評価にて狭窄部におけるプラークの性状がソフトであるものは遊離しやすく、塞栓性の合併症を来しやすいと考えられています。

このケースではソフトプラークで50~75%の狭窄ですから、改善の意味は大変大きいです。

この間内服治療は一切ないので、シンプルにスーパー糖質制限食による血糖コントロール極めて良好な2年9ヶ月を経て、プラークが消失し狭窄がなくなった可能性が高いと考えられます。

今後、糖質制限食の普及により、同様のケースが出てくるかもしれませんね。

循環器の先生方、是非ご検討をよろしくお願い申し上げます。

なお、一時的に摂取エネルギー不足で尿酸が高値となりましたが、しっかり脂質・タンパク質を摂取したら、速やかに基準値となっています。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
<糖質制限食に関するお知らせ・お願い・ご注意など> 2016年9月
【糖質制限食を実践される時のご注意】

糖質制限食実践によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、減薬しないと低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。

一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、自力で糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

内服薬やインスリン注射なしの糖尿人が糖質制限食を実践すると、食後高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。

血糖値が正常範囲である程度下がると、肝臓でアミノ酸・乳酸・グリセロール(脂肪の分解物)などから、ブドウ糖を作るからです。

これを糖新生といいます。

診断基準を満たす膵炎がある場合、肝硬変の場合、そして長鎖脂肪酸代謝異常症は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高脂肪食になるので、診断基準を満たしている膵炎の患者さんには適応とならないのです。

進行した肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

長鎖脂肪酸代謝異常症では、肉や魚などに含まれる長鎖脂肪酸が上手く利用できないので、適応となりません。

腎機能に関して、日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」において、eGFR60ml/分以上あれば顕性たんぱく尿の段階でも、たんぱく質は過剰な摂取をしないという表現となっていて、制限という記載はなしです。

従いまして、糖尿病腎症第3期でも、eGFR60ml/分以上なら、糖質制限食OKです。

また、米国糖尿病学会(ADA)は

Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版

において、糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定しました。

根拠はランク(A)ですので、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解です。

今後は、糖尿病腎症第3期以降で、eGFRが60ml/分未満の場合も、患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、個別に対応することとなります。


なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


【糖質制限食とは】

米国糖尿病協会(ADA)の患者教育用のテキストブックLife With Diabetes(2004年版)には、以下の記載があります。

「摂取後直接血糖に影響を与えるのは糖質のみである。
糖質は速やかに吸収され、直接100%血糖に変わり、ほぼ120分以内に吸収は終了する。
蛋白質・脂質は、摂取後、直接血糖に影響を及ぼすことはない。
『炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。
炭水化物だけが、血糖値に直接影響を及ぼす。』」


これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 

1997年版のLife With Diabetes(ADA刊行)では、

「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載がありましたが、2004年版以降は変更されています。

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが直接、血糖値を上昇させます。

従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。

脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。

タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が大きな問題として注目されています。

食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。

また一日における、食前・食後・空腹時など血糖値の変動幅(平均血糖変動幅)が大きいほど、酸化ストレスが増強し動脈硬化のリスクとなることがわかってきました。

そして、食後高血糖と平均血糖変動幅増大を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。

炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には、55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。

一方、和牛サーロインステーキ(脂身つき)を200g(約1000キロカロリー)食べても、糖質含有量は1gもないので、食後血糖は3mg未満の上昇しかないのです。 

なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースに、できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。

簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

抜く必要がある主食とは 、米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。

3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように、カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って、現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。


なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。

日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2014-2015」の

男性1400~2000kcal
女性1200~1800kcal

ほど厳しいカロリー制限は必要ありませんが、

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量(一日あたり)
              男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150           2050 2300 2550kcal
18-29才        2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才          1850 2200  2500            1500  1750 2000

身体活動レベル    低い 普通 高い         低い  普通  高い

くらいが目安です。


そして2013年に糖尿病食事療法に関して画期的な変化がありました。

米国糖尿病学会が、
2013年10月発表の『栄養療法に関する声明』において、全ての糖尿病患者に適した唯一無二の治療食は存在しないと明記したのです。

これはそのまま、1969年の食品交換表第2版以降一貫して、糖尿病治療食として、唯一無二の「カロリー制限・高糖質食」を推奨し続けている日本糖尿病学会への痛烈な批判となっています。

さらに、米国糖尿病学会は『栄養療法に関する声明2013』において地中海食、ベジタリアン食、DASH食、低脂質食などと共に
「糖質制限食」も正式に受容しました。
このことは糖質制限食を推進する私達にとって、大変大きな追い風となりました。

なお、門脇孝日本糖尿病学会理事長によれば
東大病院では、2015年4月から、糖質40%の糖質制限食を供給しているそうです。
また門脇孝東大糖尿病・代謝内科教授ご自身も、緩やかな糖質制限食を実践されているとのことです。
2016/7/1(金)
東洋経済オンライン 
http://toyokeizai.net/articles/-/125237

【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。

私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文記事にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。

糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。


<江部康二著 参考図書>


理論
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ」2005年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」2008年
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」2009年 宮本輝先生との対談本
「やせる食べ方」2010年
「うちの母は糖尿人」2010年 監修:江部康二 著:伊藤きのと
(東洋経済新報社)
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」2010年(ナツメ社)
腹いっぱい食べて楽々痩せる『満腹ダイエット』 (ソフトバンク新書)2011年
「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)2011年
「血糖コントロールの新常識! 糖質制限 完全ガイド」 (別冊宝島)2012年
「食品別糖質量ハンドブック」2012年(洋泉社)、
「糖質オフ!健康法」(PHP文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病はよくなる!糖質制限食のすすめ」(文春文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」(文春文庫)2012年
「女性のための糖質制限ダイエットハンドブック」2012年(洋泉社)
「糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド」2013年(東洋経済新報社)
「医療の巨大転換を加速する」糖質制限食と湿潤療法のインパクト
 2013年(東洋経済新報社) 夏井睦先生との対談本
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ 新版」2014年(東洋経済新報社)
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」2014年(東洋経済新報社)
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません」2014年(東洋経済新報社)
一生太らない「やせる! 食べ方」2014年 (PHP文庫)
江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?2015年(洋泉社)
「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」2015年(ナツメ社)
「糖質制限の教科書」2015年(洋泉社)監修
「人類最強の糖質制限論」2016年(SB新書)
「ハンディ版糖質制限の教科書」2016年(洋泉社)
「増補新版食品別糖質量ハンドブック」2016年(洋泉社)
など多数。

レシピ
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」2006年(東洋経済新報社)
「糖質オフ」ごちそうごはん2009年(アスペクト)
dancyuプレジデントムック 「満腹ダイエット 」 2009年(プレジデント社)
「血糖値を上げない!健康おつまみ109」2010年(東洋経済新報社)
「やせる食べ方レシピ集」 2010年(東洋経済新報社)
「糖質オフダイエット 」2011年(レタスクラブ、角川マーケティング)
「誰もがストレスなくやせられる!糖質制限ダイエット」2011年(講談社)
「主食を抜けば糖尿病はよくなる」レシピ集2011年(東洋経済新報社)
高雄病院の「糖質制限」給食2012年(講談社)
糖尿病がどんどんよくなる「糖質制限食」おすすめレシピ集2012年(ナツメ社)
糖質制限の「主食もどき」レシピ2013年(東洋経済新報社)
高雄病院Dr江部が食べている「糖質制限」ダイエット2013年(講談社)
糖質オフのダイエット弁当2013年(家の光協会)
高雄病院「糖質制限給食」朝 昼 夕 14日間完全プログラム
糖尿病・肥満改善が自宅でできる! 2013年(講談社)
2週間チャレンジ! 糖質制限の太らない生活 2014年(洋泉社mook)

DVD「糖質制限食を語る」http://www.yaserutabekata.com/shop/dvd.php 2011年



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
大豆食品と大豆イソフラボンについて。サプリの大豆イソフラボンの安全性は?
【16/09/01 Nサトウ

江部先生はじめまして^^

江部先生はじめまして。38歳の男性です。

「京都の名医~」、「糖質制限の教科書」、「蒸し大豆のレシピ本」を購入してスーパー糖質制限食を実践してます。先生の書籍に出会えた事が今年1年の一番の収穫で、衝撃でした。

とにかく目から鱗な内容ばかりでとても興味深く拝読させて頂きました。

お蔭さまでスーパー糖質制限食を頑張って実践した結果、3か月で90kgあった体重が現在80kgに。

今のところ糖尿病は発症しておりませんが、予防の為に今後もスーパー糖質制限食を実践していく所存です。

さて早速ですが、一つ質問させて下さい。

私が摂取している日単位の大豆系の総量なのですが・・・。

・納豆2パック(1個50g)
・がんも(掌サイズ2個)
・蒸し大豆100g

と、いつも大体1日でこれだけの量を摂取してます。

これって大豆取り過ぎですかね?

と、言いますのも、 「蒸し大豆レシピ」本中の大豆イソフラボン絡みの記事(12ページ)で、サプリの取り過ぎがダメなのか、サプリじゃなくても取りすぎはダメなのか自分にはよく分からない箇所があって質問させて頂きました。

自分としては蒸し大豆(新発見!)おいしいし、蒸し大豆だけで300g/日くらい摂取したいのですが^^;

御多忙とは思いますが、アドバイス頂ければ幸いです^^

唐突な質問お許しください。】



こんにちは。

Nサトウさん から、大豆食品と大豆イソフラボンについて、コメント・質問を頂きました。

Nサトウさん、拙著のご購入、ありがとうございます。
90kg → 80kg 
10kgの減量成功、良かったですね。

さて、私たち糖尿人が、糖質制限食を実践していると、大豆や大豆製品を、普通の人よりたくさん摂取することになりますので、今回は、大豆製品および大豆イソフラボンについて考えてみました。

健康食ブームで、大豆イソフラボンを含む特定保健用食品が、多数出回っています。

それで「大豆イソフラボンって摂りすぎても大丈夫なの?」という疑問がでてきて、それに対して厚生労働省医薬食品局食品安全部が回答しています。

まず重要なことは、長い食経験を有する大豆、あるいは、大豆食品そのものの安全性が問題となっているのではありません。

即ち、糖質制限食で豆腐や納豆や大豆パンなどの摂取量が少々増えても、食品として大豆全体を摂取している限りは、その中に含まれている大豆イソフラボンに関しては、なんの問題もありません。

もっとも糖質制限食の場合、炭水化物以外の魚介類や肉類や野菜など食べ放題なので、大豆だけに頼る必要はありません。

私の考えとしては、大豆たんぱく(植物たんぱく)だけでなく、 動物性たんぱく質(魚や肉)もしっかり摂取するのが、人類の健康食と思います。

焼き肉、ステーキ、ハンバーグ、シチュー、すき焼き、オムレツ、焼き鳥、刺身、焼き魚・煮魚、豆腐、納豆、おでん、煮野菜、生野菜・・・いろいろ食べて美味しく楽しく糖質制限食実践といきたいですね。

一方、サプリメントとして、単体の大豆イソフラボンのみを上乗せして摂取する場合の安全性が問題となり、検討されたものです。

結論としては、食品安全委員会が平成18年にまとめた「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」では、1日当たりの大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値を70~75mgとしそのうち、サプリメントや特定保健食品などで摂取する量は1日当たり30mgまでが望ましいとしています。

実際、閉経前の女性が、過剰に大豆イソフラボンを摂取すると血中ホルモン値が変動したり、月経周期が延長することなどがあるようです。

また、閉経後女性を対象に、大豆イソフラボンの錠剤(150mg/日)を5年間服用してもらった長期試験では、60カ月で子宮内膜増殖症の発症が、有意に高くなるという報告があったそうです。


**以下の厚生労働省医薬食品局食品安全部の報道資料をご参照ください。


報道発表資料
平成18年8月23日
厚生労働省医薬食品局食品安全部

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aについて


1.食品安全委員会では、厚生労働省の依頼を受け、大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品の安全性評価を行い、平成18年5月、安全性評価結果の報告書として「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」を取りまとめました。

2.この大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価においては、これまでの長い食経験を有する大豆あるいは大豆食品そのものの安全性を問題としているのではなく、大豆イソフラボンのみを通常の食生活に上乗せして摂取する場合の安全性が検討されたものです。

3.厚生労働省では、大豆及び大豆由来食品等に関する正確な情報提供を行うため、大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aを作成し、厚生労働省のHPに掲載しています。また、食品安全委員会の評価結果を受け、平成18年8月、「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取扱いに関する指針」を策定しました。

4.大豆及び大豆由来食品等は、良質のタンパク質源であるだけでなく、カルシウム等にも富む重要な栄養源ですので、厚生労働省では、広く国民の皆様に、食生活の中で他の食品と組み合わせてバランスよく食べることをお勧めしているところです。

(参考)
「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品安全性評価の基本的な考え方2006年5月」(別添1(PDF:4,130KB))
「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取扱いに関する指針」(PDF:253KB)

農林水産省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」ホームページ:http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/isoflavon_qa.html

食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」ホームページ:http://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
アルコール検知器の義務化とアセトン(ケトン体)への誤反応
国土交通省サイト
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03alcohol/

点呼の際のアルコール検知器の使用等が義務化されました
事業用自動車の運転者の飲酒運転を根絶するため、平成23年5月1日より、運送事業者が運転者に対して実施することとされている点呼において、運転者の酒気帯びの有無を確認する際にアルコール検知器を使用すること等が義務化されました。

対象となる事業者
一般旅客自動車運送事業者
特定旅客自動車運送事業者
一般貨物自動車運送事業者
特定貨物自動車運送事業者
貨物軽自動車運送事業者


おはようございます。

現実にあったお話しですが、知り合いの医師が診ている糖尿病患者さんが、タクシーの運転手でした。

糖質制限食実践で血糖コントロールは良好なのですが、朝の点呼において、義務化されているアルコール検知器が陽性になり、業務できないとのことでした。

実はケトン体の一種であるアセトンに対して、アルコール検知器が反応することがあります。

糖質制限食実践者の場合、呼気にアセトンが出ることがあります。

これにアルコール検知器が誤反応してしまうのですね。

このタクシー運転手さんは、知り合いの医師が診断書を書いて、ことなきを得ました。

ケトン体で反応しないよう設計された“燃料電池式”のアルコール検知器もあるそうですが、高額なことからケトン体でも反応してしまう半導体ガスセンサー式の検知器が多く出回っているそうです。

半導体ガスセンサー式のアルコール検知器が、アセトンに誤反応するとは、私も知りませんでした。

糖質セイゲニストの皆さん、警察の酔っ払い運転の検問のとき、酒も飲んでないのにチェックされたりしたら、この事実を説明しましょう。

ご用心、ご用心。


江部康二


国土交通省サイト
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03alcohol/

Q15飲食していないにもかかわらずアルコール検知器が反応してしまいますがどうしたらよいでしょうか。

A15飲食していなくても、Q14で回答したように、口の中に飲食物が残っていたりするる場合がありますので、運転者にうがいをさせる、少し時間をおく、アルコールを含まないものを使用するなどの対応を行ったうえで、再度測定してください。

それでも反応する場合は、アルコールが体内に残っている可能性がありますので乗務させないようにしましょう。

しかしながら、アルコール検知器によっては、疾病により体内から発生するアルコール以外の物質(糖尿病患者の体内で産生されるケトン体、体内で発生した発酵ガス)に反応することがあるとされているものがありますので、明らかに酒気を帯びてないと考えられる場合は、医師に相談しましょう。

医師の検査・診断において、疾病により体内からアルコール以外で検知器が反応する物質が発生している可能性があるとされた運転者については、当該疾病の状況が安全運転に悪影響を及ぼさないことを確認した上で、点呼時の酒気帯びの有無の確認においては、アルコール検知器の検知結果にかかわらず、運転者の顔色、声の調子、酒の臭い等から総合的に判断し運行の可否を決定する必要があります。



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット