糖尿人も安心の糖質制限ワインのご紹介
おはようございます。

昨日、ワインの話題を記事にしました。

基本的に辛口であれば、赤、白ともOKなのですが、どの程度の辛口ならいいのか迷ってしまいますね(^_^;)

そのような時にお薦めなのが、私が監修して作ってもらった、糖質制限ワインシリーズです。

スペインワインの赤・白から始まり、ロゼ、カバ、スペシャルカバ、そして今回ご紹介するフランスワインの赤・白・ロゼとラインナップが広がりました。

全種類、現地での検査・分析に加え、私、江部康二の血糖実験済み。

糖質セイゲニストの皆さんに安心して飲んで頂けるワインになっています(^^)

自分の好みに合わせて糖質制限ワインを選べるなんて、感無量、いい時代になりましたね(^o^)

このような素晴らしいワインを作ってくれたクリストフと醸造家の皆さんに、大きな感謝を送りたいと思います\(^o^)/

糖尿人、メタボ人、ダイエッター、全ての糖質セイゲニストの皆さん、是非一度お試しあれ。


江部康二






以下、あらてつさんのブログから転載です。



昨年5月17日に「Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会」でお披露目させて頂き、一番人気となった糖質制限フランスワイン、CUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)、お陰さまで大好評発売中となっております。

あ、「Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会」の模様はコチラからどうぞ。

Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会

で、そのCUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)ですが、余りに好評なのに気を良くしたクリストフが、白とロゼを作ってしまいました。

じゃん

キュベ3種類


いや、正確に言うと作ったのはクリストフではなく、友達の醸造家のミッチェルなんですけどね。

因みにコヤツがクリストフ

ワイン7

今回、赤・白・ロゼと“だんご3兄弟”ならぬ“ワイン三兄弟”となったCUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)、事の起こりは、

「大学時代に醸造学を専攻していた時の同級生がラングドックでワインを作っている、とても意欲的で新しいことにチャレンジしているので、糖質制限ワインを作らせてみようと思うけど興味あるか?」とクリストフがスペイン語で言って、通訳してもらったのを聞いたのが始まりでした。

最初は、スペインワインのサーメンタムを扱ってるから要らないと返事をしたのですが、

「ラングドックは今素晴らしいワインを作っていて、同級生もその一人だ、一回作らせてサンプルを送るからドクター江部に実験してもらって欲しい」

と食い下がってきます。

このあとワインのマーケティングについて3時間あまり熱く語り続け、いい加減ウザくなって来た(笑)ので、「ほな作りいや。その代わり血糖値上がったら扱わへんで」と返事を通訳してもらいました。

待つことしばし、フランスからサンプルが送られて来まして、江部康二先生に飲んで頂き血糖値を測定してもらいますと…

あろうことか、見事に合格(笑)

「サーメンタムの時も散々苦労したのに、初めて作ってそないカンタンに糖質制限ワインやてできひんて。どうせ失敗するし扱わんでええやろ」

と思っていたのですが、ところがどっこい。

流石に学問として「醸造学」を修めた人物が作るだけあると妙に感心しましたね、はい。

ここからはアレヨアレヨと製造の準備が進み、昨年5月17日の会でお披露目となった次第です。

ワインに詳しい方ならご存知かと思いますが、この南仏ラングドックは、ブドウの栽培にとても適した気候で、豊富に収穫されるブドウから作ったデイリーワインの産地でした。大量に安いワインが作られることから、「ラングドック=安物」のレッテルが貼られてしまったそうです。

ところが、近年になって意欲的な新進気鋭の醸造家が集まるようになり、品質が目覚ましく向上、ボルドーにも負けないワインが作られるようになったことから、「フランスのニューワールド」と呼ばれるようになり、高品質ワインの産地となってるそうです。

なんて知ったようなこと書いてますが、ここまで全てクリストフの受け売りです(笑)

話を戻しますと、クリストフの同級生もその一人だそうで、そんな意欲的な醸造家だからこそ、糖質制限ワインなんてものを作ってくれたんでしょう。

作ってくれたミッチェルと奥様の画像はこちらのページに
↓  ↓  ↓
キュヴェ モンタグ
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail113.html


で、肝心の糖質と味の方ですが、味の方はBotanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会でも書きましたように、小室先生、夏井先生も大絶賛されるくらいの完成度、夏井先生なんて会の後半はこのワインしか飲んでおられませんでしたから(笑)


糖質制限では、赤ワインはOK食材になっておりますが、山ほどある赤ワインの中でどれを選べばいいのか、正直な所迷います。

ましてや白も辛口ならOKと言っても、どの程度の辛口なら良いのか分からないですし、ロゼになると市販で飲めるものなんてまず見つけることは不可能です。

買ってから尿糖紙つけたら色が変わったなんていった日には、残ったワイン全部捨てんとあきませんから。

その点、キュベ・モンタグシリーズでしたら、ワインの本場フランスの醸造学の粋を集めて完成しておりますので、安心して飲むことができます。

新進気鋭の醸造家が作り、江部康二先生の血糖検査で完成した糖質制限ワイン、是非一度お試しあれ。


詳細&お求めはコチラからどうぞ。
↓  ↓  ↓ 
キュヴェ モンタグ
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail113.html

ご注文、スタッフ一同心よりお待ちしております。

コヤツも待ってます(笑)
寛ぐクリストフ




糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。


テーマ:糖質制限食
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ワインに含まれる糖質量は?
こんにちは。

今朝はとても涼しくて、めっきり秋めいてきた京都です。
おかげでクーラーなしで、ぐっすり眠れました。
夏は、キリリと冷えた辛口の白ワイン、秋と言えば、やっぱり赤ワインですかね。

五訂日本食品標準成分表によれば、
赤ワイン100ml中に1.5gの糖質、
白ワイン100ml中に2.0gの糖質、
純米酒100ml中には3.6gの糖質、
純米吟醸酒だと100ml中に4.1gの糖質、
ビールは100ml中に3.1gの糖質、


がそれぞれ含まれています。

しかし、辛口ワインの血糖を上昇させる糖質はもっと少ないと考えられます。

以前ワインの糖質量に関してYukiさんから、とても詳しいコメントをいただきました。

ブログ読者の皆さんも是非この貴重な情報を共有して欲しいと思い再び記事にしました。

Yukiさんのコメントは大変長い力作です。
ネットでいろいろ調べていただいて、苦労されたことと思います。
Yukiさん、ありがとうございました。m(_ _)m

長編なのですが、興味がある方は、是非、Yukiさんの本編をお読みいただけば幸いです。

お忙しい方には以下、私が、Yukiさんのコメントの要約を作成してみました。


「甲府盆地にあるワイナリー"機山ワイン"のサイトによれば、
辛口ワインの場合、含まれるブドウ糖(グルコース)量は
ボトル一本(720ml)あたり最小で0.15g、最大で0.6g。
果糖(フルクトース)は最小0.75g、最大1.5g。」


これでおよその目処が立ちますね。


「栽培条件の異なるブドウ『甲州』を用いた
ワインの 個性化醸造技術の確立に関する研究(第3報)
www.yitc.go.jp/Houkoku/data/H19/kei14.pdf  
表16 38試験区のワインの各種分析結果 から
平均値(g/L)
有機酸:クエン酸0.7 酒石酸2.1 リンゴ酸1.8 コハク酸1.0 乳酸0.3 酢酸0.3(合計6.2)
糖類:ブドウ糖0.0 果糖3.8(合計3.8)
グリセリン6.5(グリセリン?!そんな物が入っていたとは知りませんでした)
これらを合計すると、1リットル中に全部で16.5g。
その内ブドウ糖、果糖以外の炭水化物が12.7g。
他にタンニン、アントシアニンなどのポリフェノールが
赤ワインの場合平均230mg/100ml(2.3g/L)含まれているはずなので、
おおざっぱに、糖類以外の炭水化物15g、糖類は4g、全炭水化物19g。
結局、辛口赤ワインには100ml中1g以下の糖類しか含まれておらず、
その内多くが果糖、故に血糖値をほとんど上げないお酒ってことになるのでは?」


私もYukiさんの説に賛成です。

ワイン1リットル中に、炭水化物が合計19g。
ワイン1リットル中に、血糖値を上昇させる糖類(ワインなら果糖とブドウ糖)は4gていど。
残りの15gの炭水化物は血糖値を上昇させない、グリセリンや有機酸など。

結局、辛口赤ワインなどには、
100ml中0.4gの糖類しか含まれておらず、その多くが果糖。
果糖は血糖にはほとんど変わらない。果糖のGIは20。
このように考察してみると、辛口赤ワインはビールに比べれば全然安全ですね。


「五訂増補日本食品標準成分表 [第1章]-2-2
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/001/002.htm
> (4) 一般成分
> 4 炭水化物
> 炭水化物は、従来同様いわゆる『差し引き法による炭水化物』すなわち、
> 水分、たんぱく質、脂質及び灰分の合計(グラム)を100グラムから
> 差し引いた値で 示した。

つまり、 水、たんぱく質、脂質、灰分、以外の物はみんなまとめて炭水化物扱い。
結局は残り物の数合わせなので、糖質、食物繊維の含有量が低い食品の場合、
あんまり当てになる数字じゃなくなっていると思います。

> なお、硝酸イオン、アルコール、酢酸、タンニン、カフェイン及びテオブ
>ロミンを比較的多く含む食品や、加熱により二酸化炭素が多量に発生する
>食品 については、これらの含量も差し引いて炭水化物量を求めた。

そこで五訂日本食品標準成分表を見ると、ワインは備考欄にアルコール以外の記載がないので、
有機酸、ポリフェノール、糖アルコール、その他の微量な芳香成分などひっくるめて炭水化物にカウントされている思われます。

ワインは有機酸が多いのでこれが結構な%を占めてるはず。
あと、調べてみたらグリセリンがかなり含まれてて、ちょっとびっくりしました。

www.yitc.go.jp/Houkoku/data/H19/kei14.pdf
によると、これらのワインの平均値では、グリセリンが6.5g/L、有機酸は6.2g/L。
これだけでも100ml中1.3gになりますから、炭水化物カウントの過半数を占めてしまいます。」


炭水化物の定義が
『水分、たんぱく質、脂質及び灰分の合計(グラム)を100グラムから差し引いた値』
なので、五訂増補日本食品標準成分表の中の赤ワイン100g中に1.5gの炭水化物、食物繊維はゼロ。
1.5gからグリセリンと有機酸1.3gをひけば、血糖値を上昇させる果糖やブドウ糖などは0.2gと極微量ですね。
これなら血糖値はほとんど上昇しません。



「結論。
ことワインに関しては炭水化物量ではなく"残糖"、を指標にしましょう。
私の独断ですが、ワインに含まれる糖分以外の炭水化物(定義上の)による血糖上昇作用は、きっと、、、おそらく、、、たぶん、、、、、、無視してかまわないレベルだと思われます。
(本当かな?)
江部先生、いかがでしょうか?」


Yukiさん。
ありがとうございます。

【ワインに含まれている炭水化物のかなりの量を「グリセリン+有機酸」が占めていて、これらは血糖値を上昇させない。】

【ワインに含まれている「果糖+ブドウ糖」の"残糖"およびエリスリトール以外の糖アルコールなどが血糖値を上昇させるが、
極微量である。】

私もYukiさんの結論に賛成です。

少なくとも辛口ワインなら、赤でも白でも糖質制限食OK食品と言えそうですね。(⌒o⌒)v

なお、甘口ワインは"残糖"が、辛口の10倍くらいあるので、NGですね。

江部康二



☆☆☆

<Yukiさんのコメント>

10/03/05 Yuki

ワインの血糖上昇作用について
江部先生こんにちは、初めてコメントします。以前から、大変素晴らしいブログと思いよく読ませて頂いておりました。どうやら私の母が境界型の糖尿病で、いよいよ本気で糖質制限を始めました。今後もこのブログにお世話になって参ります。 非常に長文で失礼します。

ワインの血糖上昇作用、私も非常に気になります。 調べてみました。
まず、これです。

オーストラリアワインについてのページから

甘辛度の表示

>1リットル当たりの残糖量(RZ/l)
>トロッケン(辛口):残糖分は最大9 g RZ/l。
>ただし、糖度と酸度の差が2 g/l 未満であること。
>例えば、残糖8 g/lのワインが辛口に分類されるためには、
>酸度が6g/l以上でなければならない。

>エクストラトロッケン(極辛口):残糖分は4 g /l以下。
>ハルプトロッケン(中辛口):残糖分は12 g /l以下。
>リープリッヒ:(中甘口):残糖分は45 g /l以下。
>ズュース(甘口): 残糖分は45 g /l以上。
(http://www.winesfromaustria.jp/wl-quality.html)

残糖=ワイン中の、ブドウ糖+果糖です

更に、別のサイトをヒットしたので、そのデータで計算してみました。

甲府盆地にあるワイナリー"機山ワイン"のサイトから
"ワイナリー便り" vol.128 2007/2" 

>ぶどう中の糖は酵母によって代謝され、アルコールを生産します。
>酵母はグルコースとフルクトースを同時にアルコール発酵に使用し
>ますが代謝に必要なエネルギーが異なるため、グルコースを消費す
>る速度の方がややフルクトースを消費する速度より早くなります。
>このため醗酵が進むにつれてフルクトースの割合が高くなってきま
>す( glucophillic)。
>一般に辛口ワインには 0.2-0.8 g/Lのグルコースと1-2 g/Lのフルクト
>ースが含まれており、超甘口ワインでは30 g/Lのグルコースと60 g/L
>のフルクトースが含まれていると言われています。
(http://www.kizan.co.jp/monthly/0702.html


こういうのって、多分ソムリエには常識なんでしょうが、素人には初耳でした。もっとまとまったサイトがあれば良いんですが。

このデータによれば、辛口ワインの場合、含まれるブドウ糖(グルコース)量はボトル一本あたり最小で0.15g、最大で0.6g。
果糖(フルクトース)は最小0.75g、最大1.5g。

ワインに含まれている総炭水化物量が仮に15g/L(五訂日本食品標準成分表から赤ワインのデータ、100ml中に1.5g)として、ボトル一本で11.3g。ブドウ糖と果糖以外の炭水化物が9.2gから10.4g。
この、その他の炭水化物とはアラビノースやキシロースなど五炭糖(血糖上昇作用はあるのか?)、マルトースやキシリトール(血糖上昇が遅い)、更にはエリスリトール(血糖上昇を起こさない)、などでしょうから、血糖上昇はかなり穏やかになるはず。

仮に、これらが全部エリスリトール以外の糖アルコールだとして、ブドウ糖の半分の血糖上昇作用があるとすれば、ブドウ糖換算で4.5gから5.2g程度分の血糖上昇を引き起こす計算。

つまり、辛口赤ワインの場合、ブドウ糖が一本あたりおよそ4.7gから5.8g、果糖が0.75gから1.5g含まれているのと同じ。
果糖のグリセミック指数を20として、ブドウ糖の5分の1の血糖上昇作用とすれば、正常人の場合、辛口赤ワイン一本飲むとブドウ糖を4.9gから6.1g摂取したのと同じ血糖上昇が起きるはず。
2型糖尿病の場合、糖質1gあたりの血糖値上昇を3mgとして、ブドウ糖6.1gで約18.3mgの血糖値上昇。で、いいのかな~。

結構安全?
いや、ビール750ml(ワインボトル一本分)中、糖質23gよりははるかに安全だと思います。ビールはアルコール度数が低いので赤ワインと同じだけ酔っぱらおうと思ったらこの2~3倍飲まないとなりませんし。
これが正しければ、先生のおっしゃってた

「2009年05月10日 (日) またあくまでも体験と印象ていどですが、赤ワインをボトル1本飲んでも血糖値は上昇しないようです。ビールなどとは、はっきり違います。」

の謎が解けるのでは?

更に、ちょっと良い物を見つけました。

"株式会社 和田屋"のホームページから
低糖ドイツワインの説明文を引用。

1. 通常ワインには果汁由来のぶどう糖(グルコース)、果糖(フラクトース)の2種の糖分が含まれています。
2. ドイツ発低糖ワインは分子構造が小さく、体内にすぐ吸収され、血糖値を左右するぶどう糖の量を極力抑え、体内で分解される速度が比較的緩やかな果糖により「ドイツワインのおいしさ」の1つの要素である甘み成分を一定量残す事に成功したものです。
3. 製法的には、果汁を発酵させる際に、ぶどう糖の方が果糖より早くアルコール分解されるという特性を利用し、ある程度発酵が進んだ段階で遠心分離器及びフィルターによる澱引きを行い、果糖の割合を高めています。
4. 下記 基準を守ってつくられています。

■全糖リッター当り20g以下、そのうちぶどう糖は4g以下。
■酸化防止剤(亜硫酸塩)は150mg/L以下。
■アルコール度は12%以下。
■ワインとアルコールのカロリー値は、663/Lキロカロリー以下。
■総カロリーは740/Lキロカロリー以下。
(http://www.rakuten.co.jp/wadaya/138900/1863119/)


このサイトで掲示している栄養成分表示はどうやら間違っているらしいので、別のサイトでみつけた同じワインの栄養成分表示を出しておきます。

"テーニッヒャー・ザンクト・ミヒャエル・リースリング・カビネット・トロッケン"

白 やや辛口 アルコール度数 10% 産地 モーゼル 格付 カビネット 
栄養成分表示<100ml当たり>
エネルギー61kcalたんぱく質0.2g 脂質0g 炭水化物2.0g ナトリウム2.2mg フラクトース0.41g グルコース0.29g
(http://www.newmenu.net/wine/detail/gekkeikan:10000093.html)

"モーゼルラント・ドルンフェルダー・トロッケン"

赤 ライトボディー アルコール度数 11% 産地 ドイツ 格付 ターフェルヴァイン
栄養成分表示<100ml当たり>
エネルギー76kcalたんぱく質0.1g 脂質 0g 炭水化物1.0g ナトリウム1.7mg フラクトース0.3g グルコース0.2g 
(http://www.newmenu.net/wine/detail/gekkeikan:10000095.html)

かなり良さそうですよね?

10/03/05 Yuki
ワインの血糖上昇作用について追伸
あっと、追加です。

ワインに含まれるエリスリトールについて、
http://www.mfc.co.jp/erisuri/002.htm
技術情報|エリスリトール|主要製品紹介|三菱化学フーズ株式会社

赤ワイン 170mg/L (つまり0.017g/100ml)
白ワイン 280mg/L (つまり0.028g/100ml)
大した事ないですね。
キシリトールについては分かりませんでした。

先のコメントで、有機酸とかポリフェノールを忘れてました。これらは炭水化物として計算されてるはず。
何とか含有量が分からないかと探してみました。

栽培条件の異なるブドウ「甲州」を用いたワインの 個性化醸造技術の確立に関する研究(第3報) www.yitc.go.jp/Houkoku/data/H19/kei14.pdf  表16 38試験区のワインの各種分析結果 から

平均値(g/L)

有機酸:クエン酸0.7 酒石酸2.1 リンゴ酸1.8 コハク酸1.0 乳酸0.3 酢酸0.3(合計6.2)
糖類:ブドウ糖0.0 果糖3.8(合計3.8)
グリセリン6.5(グリセリン?!そんな物が入っていたとは知りませんでした)

これらを合計すると全部で16.5。
その内ブドウ糖、果糖以外の炭水化物が12.7。
他にタンニン、アントシアニンなどのポリフェノールが赤ワインの場合平均230mg/100ml(2.3g/L)含まれているはずなので、 おおざっぱに、糖類以外の炭水化物15g、糖類は4g、全炭水化物19g。

結局、辛口赤ワインには100ml中1g以下の糖質しか含まれておらず、その内多くが果糖、故に血糖値をほとんど上げないお酒ってことになるのでは?

10/03/05 Yuki
ワインの炭水化物カウント
ワインの炭水化物カウント

あ、糖質ポリスさんこんにちは、実はblogにお世話になってます。
どうも。

五訂増補日本食品標準成分表 [第1章]-2-2
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/001/002.htm

> (4) 一般成分
> 4 炭水化物

> 炭水化物は、従来同様いわゆる「差し引き法による炭水化物」すなわち、
> 水分、たんぱく質、脂質及び灰分の合計(グラム)を100グラムから
> 差し引いた値で 示した。

つまり、 水、たんぱく質、脂質、灰分、以外の物はみんなまとめて炭水化物扱い。 結局は残り物の数合わせなので、糖質、食物繊維の含有量が低い食品の場合、あんまり当てになる数字じゃなくなっていると思います。

> なお、硝酸イオン、アルコール、酢酸、タンニン、カフェイン及びテオブ
>ロミンを比較的多く含む食品や、加熱により二酸化炭素が多量に発生する
>食品 については、これらの含量も差し引いて炭水化物量を求めた。

そこで五訂日本食品標準成分表を見ると、ワインは備考欄にアルコール以外の記載がないので、有機酸、ポリフェノール、糖アルコール、その他の微量な芳香成分などひっくるめて炭水化物にカウントされている思われます。

ワインは有機酸が多いのでこれが結構な%を占めてるはず。 あと、調べてみたらグリセリンがかなり含まれてて、ちょっとびっくりしました。

www.yitc.go.jp/Houkoku/data/H19/kei14.pdf
によると、これらのワインの平均値では、グリセリンが6.5g/L、有機酸は6.2g/L。これだけでも100ml中1.3gになりますから、炭水化物カウントの過半数を占めてしまいます。

結局そういうことじゃないかと。

それに加えてポリフェノールが赤で平均0.23g/100ml、エリスリトールが0.017g/100ml。その他の微量成分の積み重ねがあって炭水化物カウントは増えるけれども、つまるところ平均的な人間が、「辛口だな~、糖分がないな~」と感じる、いわゆる辛口ワイン(含まれる糖分10g/L以下の定義で) の100m中に含まれる糖分は1g以下。

ブドウ果汁中の糖分はほぼ全部ブドウ糖と果糖です。start地点でのそれらの割合は半々。しかし、ワイン酵母はアルコール発酵に際してブドウ糖を優先的に使うので、赤だろうが白だろうがワインが辛口になるまで発酵させた場合、残糖として残るのはあらかた全部果糖になってしまいます。

したがって、トロッケン、セック、セッコなどEU法で保証された辛口スティルワインの場合、含まれるブドウ糖の量は0.5g/100ml以下(それどころかおそらく果糖の半分以下のはず。0.0g/100mlであることも多いはず。)であると確信を持って言うことができます。

そのため辛口ワインを飲んだときの血糖値上昇は更に起きにくくなっている、と。
何て素晴らしい、安心して飲めるじゃありませんか。

中口のスティルワイン(モワルー、ミルト、アマービレなど)の場合でも含まれるブドウ糖は1.5g/100ml以下ですね。ボトル一本飲んだらブドウ糖が最大で11.25g。ここまでくるとちょっとまずいかな。

結論。

ことワインに関しては炭水化物量ではなく"残糖"、を指標にしましょう。私の独断ですが、ワインに含まれる糖分以外の炭水化物(定義上の)による血糖上昇作用は、きっと、、、おそらく、、、たぶん、、、、、、無視してかまわないレベルだと思われます。(本当かな?)
江部先生、いかがでしょうか?

追伸

ワインの甘辛度による分類法(EUの場合)、見つけました。
http://blogs.dion.ne.jp/yottyokky/archives/8945908.html

(1)残糖
*残糖とは、発酵完了後あるいは人工的に発酵を中断させた時点のワイン中に残る1リットル当りの糖分のことである。EUの規定では、この残糖分の量により甘辛度が分類される。

(2)スティル・ワインの分類
※数値の重複部分はどちらの表示でも可。
*フランス
0~5g/l:ブリュット(Brut) 
0~10g/l:セック(Sec)
10~20g/l:ドゥミ・セック(Demi-sec)
20~30g/l:モワルー(Moelleux)
30~40g/l:ドゥー(Doux)
40g/l~:リクルー(Liquoreux)
*ドイツ 
0~10g/l:トロッケン(Trocken)
10~20g/l:ハルプトロッケン(Halptrocken)
20~30g/l:ミルト(Mild)
30~40g/l:リープリッヒ(Lieblich)
40g/l~:ズィス(S醇гs)
*イタリア
0~10g/l:セッコ(Secco)
10~20g/l:アッボカート(Abboccato)
20~30g/l:アマービレ(Amabile)
30~40g/l:ドルチェ(Dolce) 

(3)スパークリング・ワインの分類
※数値の重複部分はどちらの表示でも可。
*フランス
0~3g/l:ブリュット・ナチュール(Brut Nature)
0~ 6g/l:エクストラ・ブリュット(Extra Brut)
0~15g/l:ブリュット(Brut) 
12~20g/l:エクストラ・セック(Extra Sec)
17~33g/l:セック(Sec)
33~50g/l:ドゥミ・セック(Demi Sec)
50g/l~:ドゥー(Doux)
*ドイツ
0~6g/l:エクストラ・ブリュット(Extra Brut)
6~15g/l:ブリュット(Brut)
12~20g/l:エクストラ・トロッケン(Extra Trocken)
17~35g/l:トロッケン(Trocken)
35~50g/l:ハルプ・トロッケン(Halbtrocken)
50g/l~:ミルト(Mild)
*イタリア
0g/l:ドス・パセ(Dos Passe)
0~6g/l:エクストラ・ブリュット(Extra Brut)
0~15g/l:ブリュット(Brut)
12~20g/l:エクストラ・セッコ(Extra Secco)
17~35g/l:セッコ(Secco)
35~50g/l:セミ・セッコ(Semi Secco)
50g/l~:ドルチェ(Dolce)
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について、2016
こんにちは。

過去、糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について、以下の(1)(2)(3)(4)(5)と記事にしてきました。
(6)(7)も本日、再掲載です。

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(1)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2715.html
2013年10月22日 (火)
「全身倦怠、筋力低下、無気力、体重減りすぎなど」→摂取エネルギー不足が主たる要因

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(2)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2716.html
2013年10月23日 (火)
「腓返り」

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(3)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2733.html
2013年11月1日 (金)
「高尿酸血症」→摂取エネルギー不足が主たる要因

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(4)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2734.html
2013年11月2日 (土)
「高LDL血症」

2016年8月27日 (土)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3918.html
糖質制限食実践中生じることがある好ましくない症状・変化(5)
「摂取エネルギー不足によって生じうる症状」


2013年11月12日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2748.html
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化(6)
「便秘について」


2013年11月16日 (土)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2753.html?sp
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(7)
「高血糖の記憶」(☆)


(☆)「高血糖の記憶」に関しては
2016年02月14日 (日)の本ブログ記事
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3691.html
過去の高血糖期間の消えない借金(高血糖の記憶)と心筋梗塞
もご参照頂けば幸いです。


2016年8月29日(月)
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(8)
「低血糖」


SU剤(アマリール、グリミクロン、オイグルコンなど)を内服している場合は、糖質制限食を実践するとリアルタイムに食後高血糖が改善するので、そのままの量を内服すると低血糖のリスクが高まりますから、必ず医師と相談することが必要です。

即効型インスリン分泌促進剤(グルファスト、スターシス、ファスティック、シュアポスト)を内服している場合も、SU剤ほど危険ではありませんが、同様の理由で、やはり低血糖のリスクになりますので、必ず医師と相談することが必要です。

食前の即効型インスリン注射をしている場合も、勿論、同様の理由で低血糖注意であり、医師と相談することが必要です。

高雄病院入院時は、まず糖質ありの従来の糖尿病食と入院前の今まで通りの薬物治療で開始です。

最初の1、2日目は「従来の糖尿病食+SU剤など」にて血糖値の日内変動検査を行い、糖質を摂取しながら薬で血糖コントロールすることは、極めて困難であることを体験して貰います。

入院3日目からは、スーパー糖質制限食となるので、SU剤、即効型インスリン分泌促進剤などは中止します。

そして第4日目に日内変動検査を実施して、内服薬なしでもスーパー糖質制限食なら血糖コントロールが良好になることを体験して貰います。

インスリン注射をしておられる糖尿人は、最初の1、2日間は、「従来の糖尿病食+インスリン同量~3/4量」にて第2日目に血糖値の日内変動検査を行い、糖質を摂取しながらインスリン注射で血糖コントロールすることが、かなり困難であることを体験して貰います。

入院3日目からはスーパー糖質制限食となるので、即効型インスリンの量は、1/3~1/4以下に減量(または中止)し、持続型インスリンの量は、同量~2/3に減量して、入院4日目に、日内変動検査を行います。

そして、インスリンを1/3に減量しても、スーパー糖質制限食なら血糖コントロール良好を保てることを体験してもらいます。

その後はさらにインスリンの減量を目指しますが、症例によっては、離脱できることもあります。



江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
2016/9/25(日)東京講演、午前の部を急遽、募集です。
おはようございます。

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演&トークイベント
「”正しく”知らなきゃ損!糖質制限食とケトン体のこと 」

2016/9/25(日)13:20~16:10午後の部が早々と満員御礼で募集終了となりました。

しかし、その後も参加ご希望のメールが相次ぎましたので、急遽、

午前の部、
2016年9月25日(日)9:50~12:30  
※開場・受付開始は9:30~


を追加開催することとなりました。

構成は午後の部とまったく同様です。

ケトン体のスペシャリスト宗田哲男先生(宗田マタニティクリニック)とのコラボ講演・トークイベントなのでとても楽しみです。

二人で楽しくわかりやすいお話を目指します。

司会進行は、芸達者な松本桃代管理栄養士なので、トークイベント、こうご期待です。

関東方面の方々、多数のご参加をお待ちしております。



江部康二



*********


以下、事務局からのお知らせです。

ブログ読者の皆様、9/25(日)に東京(千代田区)で開催します、講演・トークイベント「”正しく”知らなきゃ損!糖質制限食とケトン体のこと 」へ多数のお申し込みをいただきまして、ありがとうございます。

当イベントは、おかげさまで早々に満員御礼となりましたが、多くの方からキャンセル待ちのお問い合わせをいただきまして、このたび、午前の部の追加開催を決定いたしました。

9月25日(日)、午前9:50から下記のとおり午後の部と同じ構成にて開催いたします。

お申し込みそびれた方、午前ならご都合がつくという方をはじめ、皆さまこの機会に奮って参加いただけますと幸いです。



◆イベント情報掲載URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演&トークイベント
「”正しく”知らなきゃ損!糖質制限食とケトン体のこと 」


【午前の部】 *追加開催!*

■日時:2016年9月25日(日)9:50~12:30  ※開場・受付開始は9:30~

■会場:WATERRAS COMMON (ワテラスコモン) 3F「ワテラスコモンホール」
     東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
     http://www.waterrascommon.com/access.html

■内容:
◆講演
1.「糖質制限食は、人類の健康食」 
 講師:江部 康二 医師  一般財団法人 高雄病院 理事長/当会理事長

2.「ケトン体の奇跡」
 講師:宗田 哲男 医師  宗田マタニティクリニック 院長

◆両講師によるトーク 「糖質制限で日本が変わる!」
  進行役:松本 桃代 管理栄養士 永井マザーズホスピタル/当会アドバイザー

◆質疑応答

※講演各40分、トーク40分、質疑応答20分程度を予定しております。

■参加費:賛助会員 2,500円 / 一般 3,000円

■お支払い方法:クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:
★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
  ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に「9/25午前の部、参加希望」とご記入下さい。
(賛助会員交流会へ参加ご希望の場合は、その旨をご記入下さい。)
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは9月23日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承ください。

*募集終了【午後の部】
※午後の部は、募集終了しております。たくさんのお申し込みありがとうございました。
■日時:2016年9月25日(日)13:20~16:10 ※開場・受付開始は13:00~
■会場:WATERRAS COMMON (ワテラスコモン) 3F「ワテラスコモンホール」

【午後の部をご予約済、お申し込み中、キャンセル待ち中の皆さまへ】
午前の部のご参加へ変更をご希望の場合は、お手数ですが、事務局へメールにてお知らせ願います。
(引き続き、午後の部へのご参加、キャンセル待ちをご希望の場合は、事務局へご連絡いただく必要はございません。)



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について
おはようございます。

過去、糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について、以下の(1)(2)(3)(4)と記事にしてきました。

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(1)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2715.html
2013年10月22日 (火)
全身倦怠、筋力低下、無気力、体重減りすぎなど→摂取エネルギー不足が主たる要因

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(2)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2716.html
2013年10月23日 (火)
腓返り

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(3)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2733.html
2013年11月1日 (金)
高尿酸血症→摂取エネルギー不足が主たる要因

糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化について(4)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2734.html
2013年11月2日 (土)
高LDL血症


結局、こむら返りと高LDL血症以外は、好ましくない症状・変化のほとんどにおいて、摂取エネルギー不足が、主たる要因と考えられます。

糖質制限食開始時に、おそらく長年の習慣で脂質まで制限してしまう方々がおられます。

この場合「糖質制限+脂質制限」となりますので、食べるものは、白身魚、ササミ、豆腐などのたんぱく質と葉野菜や海藻・茸の類いです。

こうなると、本人は気がつかないまま、摂取エネルギーはかなり少なくなり、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を大幅に下回り、様々な症状と検査データの変化が生じます。

摂取エネルギー不足により生じる様々な症状を以下にまとめてみました。


<摂取エネルギー不足によって生じうる症状>
 
全身倦怠、筋力低下、ふらつき、めまい、ふるえ、無気力、髪がぬける、生理不順、生理が止まる、体重減りすぎ、低体温、冷え、肌がカサカサ、色素性痒疹・・・、

これらの症状のいくつかは、甲状腺機能低下症でも見られるので、区別がつきにくいかもしれませんね。

ただ甲状腺機能低下症では、体重が増加することが多い(約6割)ので参考になると思います。

また、甲状腺機能低下症は橋本病(慢性甲状腺炎)など原疾患が無い限り、そんなに簡単に発症することはありません。

気になれば、甲状腺機能検査をすれば明白になります。

遊離T3(FT3)基準値:2.1 - 3.8 pg/mL
遊離T4(FT4)基準値:0.82 - 1.63 ng/dL
甲状腺刺激ホルモン(TSH)基準値:0.38 - 4.31 μU/mL
FT4、TSHが正常なら、甲状腺機能は正常と考えていいです。

FT3が低値で、FT4、TSHとも正常な病態を「Low T3 syndrome」といい、摂取エネルギー不足や低栄養のとき見られます。



<摂取エネルギー不足によって生じうる検査データの変化。>

1)低T3症候群
FT3が低値で、FT4、TSHとも正常な病態を「Low T3 syndrome」と言います。
コントロール不良の糖尿病など慢性消耗性の疾患で低栄養のとき、時々見かけます。
例えば神経性食思不振症などでの摂取エネルギー不足でも見られます。
これらは、見かけ上T3が低値なだけで、本当の甲状腺機能低下症では、ありません。
しっかりエネルギー摂取すれば、低T3は改善します。

2)高尿酸血症

3)低ChE(コリンエステラーゼ)血症
肝機能検査の一つですが、摂取エネルギー不足で低下します。

4)血清アルブミン値の低下
人体の大事なたんぱく質です。
摂取エネルギー不足で血清アルブミン値が低下します。
基準値は「3.8~5.3g/dL」ですが、4.3g/dl以上は確保しないと健康度が維持できません。

しっかりエネルギー摂取すれば、1)2)3)4)のデータは改善します。


結論です。

糖質制限食開始後にみられる好ましくない症状(全身倦怠、筋力低下、無気力・・・)のほとんどが、摂取エネルギー不足からきています。

甲状腺機能低下症といきなり飛躍したりせずに、普通に摂取エネルギー不足を考慮してみてくださいね。


江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食で、血糖値とBMIが改善、しかし練習で震え、眩暈?
【16/08/26 こゆはり

テニス時の症状

江部先生おはようございます。先生のブログを最初から読ませて頂き、糖尿病予備軍からの脱却をはかろうと糖質制限を始めて、4ヶ月になります。

BMIは25から22に、空腹時血糖も112から93にと良い事ばかりなのですが、テニスの90分練習中の後半になると、体に震えが出て、試合のサーブで上を向くと軽い眩暈がしたりで困っております。

夕方の練習に行く前には軽めの糖質制限食を摂って出かけます。

先生はお元気に何試合もこなされていらっしゃるのに、私は何故このような症状が出るのでしょうか?

改善策はあるのでしょうか?アドバイスを頂けましたら幸いでございます。

お忙しい中、申し訳ございません。】



こんばんは。

こゆはりさんから、
「糖質制限食で、血糖値とBMIが改善、練習で震え、眩暈。」
というコメントを頂きました。

糖質制限食実践4ヶ月で、空腹時血糖値が、112mg/dlの境界型から93mg/dlの正常型に改善。
BMIは、25から22に改善。

しかし、
「テニスの練習中、後半には身体に震えがでて、試合のサーブで上を向くと、軽い眩暈がする。」
などが出現するようになった。

これらの、好ましくない症状は、ほとんどの場合、脂質摂取が足りないことによる摂取エネルギー不足が原因です。

インターネットでも、糖質制限食で血糖値や肥満が改善したけれど、
「身体に力が入らない」
「ふらつく」
「階段が上りづらい」
「眩暈がする」
「髪の毛が抜ける」
「生理が不順になる、止まる」
「肌がかさかさになる」
などの、好ましくない症状がでたという書き込みをよく見かけます。

これらの、ほとんどが、摂取エネルギー不足が原因です。

すなわち糖質制限が原因ではありません。

スーパー糖質制限食を実践しつつ、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」を確保していれば、これらの不快な症状が出現することはありません。

糖質制限であって、脂質制限ではありません。

動物性脂肪もしっかり摂取して、摂取エネルギー不足にならないように注意しましょう。

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量/日
              男性                     女性
15-17才        2500  2850  3150          2050  2300  2550kcal
18-29才        2300   2650   3050         1650  1950   2200
30-49才        2300   2650   3050          1750  2000  2300
50-69才        2100   2450   2800          1650  1900  2200 
70才          1850   2200   2500          1500  1750  2000

身体活動レベル   低い  普通  高い          低い  普通  高い


くらいが目安です。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
2016年10月16日(日)札幌・一般向け糖質制限食講演会のご案内
おはようございます。

2016年10月16日(日)札幌市にて、一般向け糖質制限食講演会を開催します。

数年前に、一回だけ、札幌で一般向け講演会を開催しましたが、本当に久し振りとなります。

第1部の講師は、山本心 管理栄養士(江部診療所/当会アドバイザー)です。

「正しい糖質制限~実践のコツ、教えます!」と題して、実践の基本から、実際にあった陥りやすいケース、自分にあった糖質制限を行うポイントまで分かりやすくお話しします。

山本心管理栄養士は、自らが1型糖尿病であり、その分、実践的なノウハウを沢山持っていますので、乞うご期待です。

第2部は私の講演です。

「 糖尿病・生活習慣病がどんどんよくなる、糖質制限食」
    ~糖質制限食は人類の健康食~

と題して、15年に渡り実践・指導してきた「糖質制限食」の基礎理論やその有効性と安全性などについて、最新の話題も含めて、80分たっぷりとお話しします。

楽しくわかりやすいお話を目指しますので、札幌市、小樽市、北海道の方々、是非奮ってご参加いただけば幸いです。



江部康二


*********

以下、事務局からのお知らせです。

ブログ読者の皆様、弊会の講演会、料理教室へいつも多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

9/25(日)の東京での講演&トークイベントは、定員(160名様)に達し、キャンセル待ちいただいている方も多数となりましたので、募集終了致しました。大変申し訳ありません。たくさんのお申し込みをありがとうございました。

10月16日(日)、札幌市内で一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部の講師は、山本心 管理栄養士(江部診療所/当会アドバイザー)で、「正しい糖質制限~実践のコツ、教えます!」と題して、実践の基本から、実際にあった陥りやすいケース、自分にあった糖質制限を行うポイントまで分かりやすくお話しします。

第2部は、当会理事長、江部康二による講演で、「 糖尿病・生活習慣病がどんどんよくなる、糖質制限食~糖質制限食は、人類の健康食 」 と題して、15年に渡り実践・指導してきた「糖質制限食」の基礎理論やその有効性と安全性などについて、80分たっぷりとお話しします。

道央にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

*講演会の前夜(10月15日(土))に、賛助会員交流会を開催致します。

◆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

 (一社)日本糖質制限医療推進協会主催

    糖質制限食講演会 in さっぽろ

■日時: 2016年10月16日(日)12:30~15:10頃 ※開場・受付は12:00~

■会場: 札幌市教育文化会館 研修室305

〒060-0001 札幌市中央区北1条西13丁目
https://www.kyobun.org/etc/access.html

■内容:

◇第1部: 「正しい糖質制限~実践のコツ、教えます!」 
 
 講師: 山本 心 管理栄養士
     江部診療所/株式会社 京都高雄倶楽部/当会アドバイザー

◇第2部: 「 糖尿病・生活習慣病がどんどんよくなる、糖質制限食
           ~糖質制限食は、人類の健康食 」

 講師: 江部 康二 医師  一般財団法人高雄病院理事長/当会理事長

※第1部は30分、第2部は80分、その後、質疑応答を30分程度、予定しております。
 
■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般 2,500円

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
  ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
  「通信」欄に「10/16札幌講演会、参加希望」とご記入下さい。
  (10/15の賛助会員交流会へ参加ご希望の場合は、その旨をご記入下さい。)
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
 下のフォームからお申し込み下さい。
 http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・キャンセルは10月14日(金)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承ください。



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限プレミアムホールケーキ、新登場です。
おはようございます。

今日は、糖質制限ドットコムより新発売の、糖質制限プレミアムホールケーキのお知らせです(^^)

私の依頼で、日本で初めて糖質制限スイーツを作ってくださった、京都西院、菓子職人の稲井シェフが、この度、糖質制限なホールケーキ完成させてくれました(^o^)

菓子職人 糖質制限 プレミアムホールケーキコレクション です。

プレミアム

これまで、クリスマスシーズン以外はホールケーキが無く、普段の日でもホールケーキを食べたい!というリクエストに応えての販売となったそうです。

菓子職人稲井シェフの心意気に感謝感謝ですね\(^o^)/

今回販売されるのは、
いちごデコレーション
チョコデコレーション
チーズケーキ
種類は3種類になります。

もちろん、私江部康二が試作段階から何度も何度も何度も何度も血糖測定を繰り返しての完成です。

以下、測定結果です。

いちごデコレーション
17:16血糖値:104mg
いちごケーキ 100g摂取
18:16血糖値:107mg

チョコデコレーション
18:00 血糖値:101mg/dl
チョコケーキ70g
19:00 血糖値:111mg

チーズケーキ
17:00 血糖値:126mg
菓子職人テーズケーキ90g
18:00 血糖値:110mg

チョコケーキが、若干、当初想定した数値より上がっていますが、それでも10mgに抑えられており、念のため、1型糖尿病の管理栄養士、Cocoroちゃん(糖質1gで7~10mg/dl上昇)が食べて測ったところ、

チョコケーキ50g(糖質約1g)
食前血糖値: 121mg/dl
食後1時間: 129mg/dl

想定内で収まったので、充分、誤差範囲内と言えるでしょう(^^)

実はこのチーズケーキ、女優の中谷美紀さんが主演の

繕い裁つ人

という映画に登場しています。

中谷美紀さんは、糖質セイゲニストで、随分前から菓子職人さんのファンとのこと(^^)

今回もその御縁で、映画撮影中、主演の中谷さんのために稲井シェフが準備したそうです。

美味しい糖質制限ケーキを皆さんにお届けしたいという稲井シェフの情熱と、私江部康二の血糖測定で完成し、中谷美紀さん主演の映画にも登場する、この菓子職人 糖質制限 プレミアムホールケーキコレクション。

糖尿人、メタボ人、ダイエッターのみならず、全ての糖質セイゲニストの皆さんにお勧めします\(^o^)/

cake_15.jpg


江部康二


詳細とお求めはこちらからどうぞ。

菓子職人 糖質制限 プレミアムホールケーキコレクション
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail167.html





テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
中之島センター糖質制限講演会のご報告。直近の講演会。
おはようございます。

2016年8月21日(日)大阪大学中之島センターで、糖質制限食講演会が開催されました。

「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」
第1部、「糖質制限食のおさらい~実践編」 講師 橋本眞由美管理栄養士
第2部、「糖質制限食のおさらい~理論編」 講師 江部康二

お陰様で、120名超の参加者で、満員御礼でした。

ブログ読者の皆さんにも多数、ご参加頂き、ありがとうございました。 m(_ _)m

講演会の後、活発な質疑応答もあり、終了後も、橋本眞由美管理栄養士も私も、参加者の皆さんに囲まれて、さらなる質問攻めにあい嬉しい悲鳴の状態でした。

交流会も美味しく楽しく糖質制限な料理とお酒で、おおいに盛り上がりました。


江部康二


直近の講演会のご案内

1)
2016年9月4日(日)

コープ健診フィットネスセンター3階会議室(総合病院南生協病院建物内)にて
『バーンスタイン医師の糖尿病の解決 第4版 』出版記念講演会が開催され、私が講師をつとめます。

糖質制限食の基本や最新の話題をわかりやすく楽しくお話したいと思います。

名古屋、愛知、岐阜、三重、中部、東海方面の方々、是非ご参加頂ければ幸いです。

お申し込み方法: 下記①~③をご記入の上、FAX又は、メールでお申し込みください。
要記入事項: ①お名前 ②お電話番号 ③一般か医療関係者か
FAX: 052-625-0621 / メール: a-murou@minami.or.jp
■チラシ・FAX用お申し込みフォームはこちらから。
・総合病院 南生協病院:https://www.minami-hp.jp/
・南医療生活協同組合:https://www.minami.or.jp/
・お問合せ先:実行委員会事務局 052(625)0620(担当:室生、熊谷)


2)
2016年9月17日(土)

朝日カルチャーセンター京都教室
人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる
講師名 高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
近年注目されている糖質制限食ですが、1999年から京都・高雄病院にて糖尿病治療食と して開始されました。その後、血糖値を良好に保ち、糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成 果をあげてきました。この間、肥満・メタボなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明したのでそのことも お話します。2013年10月には米国糖尿病学会が「栄養療法に関する声明」で糖質制限食を正式に認 め、大きな追い風となりました。脳がケトン体をエネルギー源とすることは明白で、近年その安全性も確立しました。身体がケトン体を上手く利用するようになれば、健康度が高まりダイエットにも有効です。本講座では糖質制限食で活性化するケトン体についても解説し、またそれを味方につける方 法をお話します。
講師のブログ http://koujiebe.blog95.fc2.com/"
日時・期間 土曜 15:00-16:30 9/17 1回
朝日カルチャーセンター京都教室
お申し込み 075-231-9693


3)
2016年9月25日(日)
、東京(千代田区)にて、講演・トークイベント
「”正しく”知らなきゃ損!糖質制限食とケトン体のこと 」
お陰様で、満員御礼、募集終了です。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
リニューアルした糖質制限炒飯 レンジdeごはん 好評発売中
こんにちは。

6月13日の記事で、リニューアルして新発売となった、糖質制限炒飯 レンジdeごはん を紹介しました。

その後、たいへん好調な売れ行きだそうで、紹介した私も嬉しいです(^o^)

しばらく販売休止していたので、待っていた方が多かったのですね(^_^;)

以下、再度紹介です。




私が監修している糖質制限ドットコムより、糖質制限炒飯がリニューアルして新発売になりました。

れんじでごはん

以前の糖質制限 レンジ de ごはん は、ABS社のふっくライスを使っていましたが、ふっくライスの製造が困難となり、しばらくの間販売を休止していました。

この糖質制限 レンジ de ごはん、電子レンジで温めるだけですぐに食べられるので、会社のお昼に食べる方も多く、再販を望む声が多く寄せられました(^_^;)

製造元のABS社さん、なんとかふっくライスを復活させようと努力してくださいましたが、原材料不足という大きな壁に阻まれてしまいました。

そこで、ふっくライスではありませんが、従来販売されていたコンニャク米の糖質を減らし、チャーハンを復活させることにしました。

と言っても、はいそうですかと簡単に行く訳もなく、作業は難航。

私も試作が出来上がる度に食べて血糖値を測ってを繰り返しました(^_^;)

試行錯誤の末、コンニャク米から大幅に糖質を減らすことに成功、ようやく復活となりました。

今回リニューアル発売されたのは、炒飯、高菜炒飯、ドライカレーの3種類です。

先程も書きましたが、電子レンジ対応パックに入って冷凍されてますので、本当に電子レンジで温めるだけで、お手軽に炒飯を食べることが出来ます(^^)

面倒くさがりの私にもピッタリの新商品です(笑)

食べた感じも、よくよく注意しないとコンニャク米を使っているとは思えないくらい普通の炒飯で、とても美味しいです(^O^)

これなら、電子レンジさえあれば、職場でも糖質制限の昼食を摂ることができますね。

もちろん、私が監修していますので、血糖測定結果もバッチリです。


炒飯
2015年11月27日

午後6時血糖値:103mg
糖質制限焼きめし1人前摂取
午後7時血糖値:104mg

高菜
2015年12月14日
午後5時40分:空腹時血糖値:96mg
ハルディンの新作焼きめし、一人前摂取
午後6時40分、食後1時間血糖値:113mg

ドライカレー
2015年12月15日
午後4時45分:空腹時血糖:95mg
ハルディンの新作ドライカレーを、一人前摂取
午後5:45 :摂取1時間後血糖値:121mg


3種類とも、糖質の含有量を下回る優秀な結果が出ました。

これなら我々糖尿人でも安心して食べられますね(^^)

レンジで温めるだけで炒飯が楽しめる「糖質制限 レンジ de ごはん」

簡単なだけではなく、美味しく血糖上昇も最低限に抑えられています。

糖尿人のみならず、メタボ人、ダイエッターの方も、是非お試しあれ。


江部康二


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糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
大腸のエネルギー源は短鎖脂肪酸のみ。食物繊維の役割は?
おはようございます。

今回の記事は、大腸のエネルギー源と食物繊維について考察してみます。

<大腸細胞のエネルギー源>

大腸の細胞のエネルギー源は、短鎖脂肪酸のみです。(☆)(☆☆)

つまり、ブドウ糖などは利用せず、短鎖脂肪酸が大腸細胞の唯一のエネルギー源です。

短鎖脂肪酸は「食物繊維+腸内細菌」由来のものと血中にある短鎖脂肪酸があります。

血中にある短鎖脂肪酸は、βヒドロキシ酪酸とアセト酢酸などケトン体で、肝臓で作っています。

大腸の細胞は、腸内細菌が作った酪酸および、血中にあるβヒドロキシ酪酸をエネルギー源として使っていると考えられます。


<食物繊維>

食物繊維の中で不溶性食物繊維は、保湿性が高く消化管で水分を吸収してふくらみ、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし便通をよくし、水溶性食物繊維は血糖値の上昇を少しゆっくりさせるなどの効用があることはよく知られています。

一方、上述の如く大腸の唯一のエネルギー源は短鎖査脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)であることは、ほとんど知られていませんが生理学的事実です。

短鎖脂肪酸は食材としては、酢かバターくらいにしか含まれていません。

従って、ヒトは摂取した食物繊維を大腸の腸内細菌(酪酸菌、ビフィズス菌など)が餌にして、酪酸・酢酸などの短鎖脂肪酸を作ることで、大腸のエネルギー源をあるていど確保していると考えられます。

つまり、食物繊維の摂取は、ヒト及び腸内細菌にとって必須と言えます。

糖質制限食では、野菜、海草、茸、大豆製品などから食物繊維を摂取できます。

なお、腸内細菌が食べることができる食物繊維≒水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維が多く含まれる食べ物には、アボカド、オクラ、きのこ類、海藻類、こんにゃく、やまいも、ごぼう、納豆などがあります。糖質制限食的には、ごぼうは少量で、やまいもはNGです。

なお他の野菜にも適宜、水溶性食物繊維は含まれています。


<食道切除後の再建に大腸を利用>

以前、麻酔科医さんからご指摘頂きましたが、食道癌切除時の再建に結腸がつかわれることがありますが、食餌はすぐに通過してしまいます。

大腸が「腸内細菌+食物繊維」由来の短鎖脂肪酸のみエネルギー源にするなら再建結腸は壊死ないし萎縮していくはずですが実際はそうはなりません。

ということは、体内で産生される、βヒドロキシ酪酸などの短鎖脂肪酸も大腸細胞は利用するということです。

断食や絶食療法でも食物繊維はゼロとなりますが、大腸は生存していますので、このときも体内で産生されるβヒドロキシ酪酸などの短鎖脂肪酸をエネルギー源にしていると考えられます。


<中心静脈栄養と経管栄養>

今どきは、経静脈的にほとんどの必須栄養素を投与することができます。

しかし、食物繊維だけは、経管栄養でないと無理です。

経管栄養で、食物繊維を投与することで、大腸と腸内細菌は、より元気になると考えられます。


(☆)
『治療に活かす!栄養療法はじめの一歩清水健一郎 著羊土社 2011年2月』


(☆☆)
短鎖脂肪酸
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E9%8E%96%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8

短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん、英: SCFA)は脂肪酸の一部で、炭素数6以下のものを指す。具体的には酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、イソ吉草酸、吉草酸、カプロン酸、乳酸、コハク酸を指す。

反芻動物における役割

摂取した飼料が反芻胃内で微生物の発酵を受ける反芻動物においては、この発酵の際に生じる短鎖脂肪酸(主に酢酸、プロピオン酸、酪酸)が主なエネルギー源となる。 反すう胃内で生成した酪酸の多くは反すう胃粘膜でβ-ヒドロキシ酪酸に換されるため、肝門脈に現れるのはおよそ10分の1となる。このとき生成されるβ–ヒドロキシ酪酸も反すう家畜にとってはエネルギー源となる。 また、プロピオン酸の多くは肝臓で糖新生に利用され、反芻動物の糖要求の多くはプロピオン酸からの糖新生によってまかなわれる。


江部康二



【16/08/21 タケ
食物繊維の必須摂取量
江部先生 こんにちは。

食物繊維の摂取量のことで疑問に思ったことがあるので質問させてください。

厚生労働省から1日あたり食物繊維の摂取基準は「男性19g 女性17g」という指針が出ています。

これは糖質制限をしていない人を前提とした指針であり、糖質制限実施者はここまでの食物繊維は必要はないのではないかと思っています。

というのも、ケトン体≒短鎖査脂肪酸と考えれば、スーパー糖質制限をしてケトン体体質になれば、大腸細胞のエネルギー源は体内のケトン体で賄えるから食物繊維は摂取しなくてもいい(または摂取量を大幅に減らせる)のではないかと考えています。

ビタミンなどの必須栄養素の補給として野菜などは摂取しなくてはならないのでしょうが、食物繊維摂取を目的として必要以上に野菜などを多く摂取すると便の量が多くなるので、便秘や痔になりやすくなり悪影響の方が大きいような気がしてなりません。】



タケ さん

大腸の腸内細菌が、食物繊維を餌に、酪酸や酢酸を作ることは、腸内の環境を弱酸性に保つことになります。

善玉菌である酪酸菌やビフィズス菌や乳酸菌は、食物繊維を分解して、酪酸や乳酸や酢酸などの酸を産生し、腸内を弱酸性に保ちます。

弱酸性だと、善玉菌が増えやすくなり、悪玉菌は増えにくくなります。

腸内細菌が食物繊維を分解して、酪酸、乳酸などの短鎖脂肪酸をつくるのは、エネルギー源になると共に、大腸内を弱酸性に保って善玉菌が住みやすい環境を整える役割もあります。

従いまして、一定量の食物繊維は摂取した方がいいと思います。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スーパー糖質制限食の効果抜群
【16/08/19 2型糖尿病-4

スーパー糖質制限食の効果抜群

こんばんは。

私は2型糖尿病で過去
・緩やかな糖質制限食を約2年半続け
 (HbA1cは10.8%~7.2%間を上下し安定しない。自己責任です)
・スタンダードな糖質制限食を約1年半続け
 (HbA1cは7%前後でほぼ安定。もう一歩が辛く、やはり自己責任です)
・スーパー糖質制限食をひと月前から始め
 (HbA1cは6.9%から6.5%と下方へ・・・)

炭水化物(特に市販の米・麺・パン類)を一口も食べないと、速やかに血糖値やHbA1cが改善されるということを体験しました。

近頃スーパー糖質制限食に慣れて来て苦痛ではないので、この治療法を支障のない限り続けることに決めました。(加えて腹八分目も心掛けようと思います)

主治医の江部先生を始め、ご協力頂いております地元のお医者様、そのほか関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。】



こんにちは。

2型糖尿病-4 さんから、スーパー糖質制限食の効果抜群という、とても嬉しいコメントを頂きました。

1gの糖質が体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。

1)緩やかな糖質制限食

緩やかな糖質制限食は1回の食事の糖質量が30~40gですので、血糖値は90~120mg上昇する計算となります。

そうすると空腹時が100mg/dlと好調でも食後血糖値のピークは200mgを超えてくるので、合併症の心配もあるし、HbA1cもなかなか7.0%未満のコントロール良好には届きにくいです。

平均血糖値=「HbA1c×28.7」 - 46.7

ですので、

・緩やかな糖質制限食、約2年半

のときは HbA1cは10.8%~7.2%・・・平均血糖値は263mg/dl~159.9mg/dlです。

2)スタンダード糖質制限食

スタンダード糖質制限食は、1日1回昼食などで、糖質を摂取して残り2食は糖質なしです。

一日1回だけ、200mg/dlを超える食後高血糖が生じる可能性が高いです。

・スタンダードな糖質制限食を約1年半

HbA1cは7%前後でほぼ安定・・・平均血糖値は154.2mg/dlです。

3)スーパー糖質制限食

スーパー糖質制限食なら、1回の食事の糖質量が10~20g以下なので、食後血糖値が180mg/dlを超えることがほとんどありませんので、合併症の予防ができます。

・スーパー糖質制限食をひと月前から開始。

HbA1cは6.9% → 6.5% と改善・・・平均血糖値は139.85mg/dlです。


2型糖尿病-4 さん
1)緩やかな糖質制限食→2)スタンダード糖質制限食→3)スーパー糖質制限食
と、とても、わかりやすい、理論通り、想定通りの改善ですね。


これからも美味しく楽しく末長く糖質制限食をお続けいただけば幸いです。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スーパー糖質制限食で耐糖能改善。
【16/08/19 黒兎

イベントでの食事実験

おはようございます。

江部先生の書かれた記事で、生まれた土地・京都の五山送り火に暫し思いをはせました。すぐに東京に移住した為、生で見た記憶は無いのですが^^; 京都に戻るのはいつも年末年始と春休みでした。

このお盆は、夫実家のある愛知県に行き、その帰りに下呂温泉のお気に入り温泉旅館に1泊してきました。予約を入れたのが糖尿病発覚前でしたので、4月頭に病気が分かった時、最初に思ったのが「予約どうしよう!?」でした(笑)

その温泉旅館の食事がとても気に入っています。細かい工夫がされながら、素材の持ち味を十分生かしたお料理を出してくれるので、通常の糖質たっぷり和食とは少々趣が違います。なので、ある方法を試した上で完食してみる事にしました。

7月に頓服用α-GI薬を処方して戴き、家で効果・副作用の確認実験をし、旅行終了まではジャヌビア100mgを継続する、というやり方です。

実は最初にかかった病院でジャヌビア100mgを処方され、転院後も何故かそのまま100mgで来たのですが、代診の先生に「なんで100…50で十分だと思うんだけど」と言われた経緯があります^^; 

8月からは50mgになり、その後25mgを経て終了という事になっているので、100mgの残薬と50mg×2で継続しました。

α-GI薬は、江部先生ブログの過去記事を参考にベイスンを考えていたのですが、セイブル50mgが処方されました。

7/10(先生の講座を受講したその夜です)の実験は、糖質25g程度摂取で、1hが99、2hが106で「まあこんなもの?」、副作用はほんの少し便秘気味という程度でした。

8/15夜・16日朝の本番は…。ジャヌビアは夕食前、セイブルは各食数秒前に服用です。

夕食は1時間半かけて完食。〆のご飯も普通に1膳食べて、2h135、3h130、4h87 でした! 4h計測後にナイトフルーツ(種無しブドウ半房・ハウスみかん半分)を食べた後の2hは82でした。

翌朝起床時は84。朝食はご飯普通に1膳、おかずも完食して2hは126。

セイブルは常用量50mgで2h値を20mg下げるという事ですから、ジャヌビアがかなり良い仕事をしてくれたのだとは思いますが…。セイブルの副作用はほぼありませんでした♪ むしろ、いつも悩まされる旅行中の便秘が無く、とても楽でした。

これは素人の推測でしかありませんが、4月からのスーパー糖質制限による膵β細胞の疲弊からの復活と、DPP-4阻害剤継続による膵臓保護作用が功を奏したのではないかと思っています。

今まで色々な方の「糖質制限中の糖質摂取で血糖値爆上げ」報告を読み、薬2種を飲んでいてもご飯1膳を食べているし、正直なところ自宅実験からはそれ程大きな効果は想像できず、2hは軽く180以上行くのを覚悟していましたので、嬉しい誤算でした。

帰宅してすぐ体重を量ったら、3kg増えていました。移動中の食事は、持参したシャトレーゼの糖質制限パンとコンビニ利用、レストランは単品セレクトでしっかりスーパー糖質制限をしていましたが、1日3食食べていたのと、旅館の食事、そして最終日夜の焼肉(笑)でカロリーオーバーしたのが敗因だと思います。

ですが、旅行でそれなりに動いた事と、温泉街をハードに散歩(急勾配の石段をがしがし登ったり)したせいか、基礎代謝量が1400kcalを超えた為、帰宅後いつものスーパー糖質制限2日だけであっさり2kg減りました。

次のイベントはお正月です。今度は私の実家で過ごす為、お餅半個のお雑煮(お醤油仕立ての鰤入り長崎風・母方祖母の味)だけのチャレンジに留め、後は糖質の低いご馳走をがっつり食べる予定です。

自分の体とよく相談した上で、こういうイベント食事を摂るのは楽しいです。ですが、先日のコメントに先生から戴いたレスのように「薬による血糖値の乱高下」を起こしている訳ですから、年に数度レベルにしておかないといけませんね。

もう少し実験をしてみたいとは思うのですけれど…糖質を食べたいというより、実験そのものも楽しいので(笑) 

でも当分は、またのんびりゆったりスーパー糖質制限で過ごします。】


こんばんは。

黒兎 さんから「スーパー糖質制限食とDPP-4阻害剤で耐糖能改善か」というコメントをいただきました。

黒兎さんは、2016年4月のHbA1c10.5%が、スーパー糖質制限食実践で、8月には6.0%と見事な改善です。

この度は、貴重な実験データをコメントいただき、ありがとうございました。


7/10の実験は、

「ジャヌビア100mgとセイブル50mgで、糖質25g程度摂取で、1hが99mg、2hが106mg」

これは素晴らしいデータですね。


「8/15夜・16日朝の本番、ジャヌビアは夕食前、セイブルは各食数秒前に服用。
夕食は1時間半かけて完食。
〆のご飯も普通に1膳食べて、2h:135mg、3h:130mg、4h:87mg でした! 
4h計測後にナイトフルーツ(種無しブドウ半房・ハウスみかん半分)を食べた後の2hは82mg」

「翌朝起床時は84。朝食はご飯普通に1膳、おかずも完食して2hは126mg」

こちらも素晴らしいデータですね。

2016年4月のHbA1c10.5%ですから、平均血糖値は254.65mg/dlでした。

それに比べると劇的な改善です。

1gの糖質が、2型糖尿人の血糖値を3mg上昇させるとして、ご飯1膳だけでも、150gとして糖質は55gですから、165mg上昇する想定です。

そうすると夕食後は、ジャヌビアとセイブルを内服していても、軽く200mgを超える可能性が高いです。

また、翌朝もセイブルを内服してご飯1膳とおかず摂取で、「食前84mg → 朝食後2時間血糖値:126mg」と、42mgしか上昇せず、正常型です。


ジャヌビアやセイブルはそこそこ有効ですが、ここまで効くことはありませんので、黒兎さんがご指摘の如く、4月からのスーパー糖質制限による膵β細胞の疲弊からの復活による耐糖能改善が主たる要因と思われます。

つまり、黒兎さんは、ジャヌビアやセイブルがなくても、耐糖能が正常型近くまで改善している可能性があると思います。

黒兎さんと同様に、スーパー糖質制限食で、糖尿人の耐糖能が改善するパターンもよくあります。


一方、特に正常人がスーパー糖質制限食を実践していて急に糖質を摂ると、一過性に血糖が上昇しやすくなるパターンもあります。

こちらは、真の耐糖能低下ではなくて、見かけ上だけであり、150g/日の糖質を3日間摂取すれば、耐糖能は元に戻ると考えられます。

なお、お盆の期間中に体重が3kg増加して、帰宅後、2日間のスーパー糖質制限食で2kg減ったのは、水分の移動と思います。

お盆の期間、血糖値の上昇はほぼ正常範囲内だったのですが、一定量の糖質を摂取したので、その分が筋肉や肝臓にグリコーゲンとして体内に蓄えられます。1gのグリコーゲンと共に3gの水分が体内に残留します。

これが、帰宅後のスーパー糖質制限食で消費され、その分の水分が速やかに尿からでて体重が2kg減ったと考えられます。



江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
2016/9/25(日)宗田先生との講演・トークイベントのご案内。 in 東京。
こんにちは。

2016年9月25日(日)、東京(千代田区)にて、講演・トークイベント

「”正しく”知らなきゃ損!糖質制限食とケトン体のこと 」

を開催します。

ケトン体のスペシャリスト宗田哲男先生(宗田マタニティクリニック)とのコラボ講演・トークイベントなのでとても楽しみです。

二人で楽しくわかりやすいお話を目指します。
司会進行は、芸達者な松本桃代管理栄養士なので、トークイベント、こうご期待です。

関東方面の方々、多数のご参加を待っております。

講演会、交流会共に、残席わずかです。


江部康二


*********

以下、事務局からのお知らせです。

ブログ読者の皆様、弊会の講演会、料理教室へいつも多数ご参加いただきまして、ありがとうございます。

9月25日(日)、東京(千代田区)にて、講演・トークイベント

「”正しく”知らなきゃ損!糖質制限食とケトン体のこと 」を開催いたします。

講師は、ケトン体の安全性を世界に先駆けて立証した、産婦人科医の宗田哲男先生(宗田マタニティクリニック)と、当会理事長の江部康二です。

第1部では、宗田先生が「ケトン体の奇跡」をテーマに、理事長が「糖質制限食は、人類の健康食」をテーマに講演を。

第2部では、「糖質制限で日本が変わる!」をテーマに、共に糖質制限食の普及を推進してきた両講師によるトークを予定しております。

糖質制限食は、認知度が急速に高まり、メディアで取り上げられる機会も増えています。

しかし、その一方で、まだ、各メディアで必ずしも正確な情報が流れているとも言えず、玉石混交の感があります。

糖質制限食が広まりつつある今でこそ、織り交ぜの知識ではもったいない!

正しい知識を基に情報を取捨選択できることが、健康増進への近道となります。

糖質制限食の有効性と安全性、可能性を長年、臨床で目の当たりにしてきた両講師ならではの、歯切れのよいトークもお楽しみに。

また、イベント終了後に、講演会場と同フロアのカフェダイニングにて賛助会員交流会を催します。

この機会に皆さま奮って参加いただけますと幸いです。

*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催致します。

◆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 講演&トークイベント

「”正しく”知らなきゃ損!糖質制限食とケトン体のこと 」

■日時:9/25(日)13:20~16:10 ※開場・受付開始は13:00~

■会場:WATERRAS COMMON (ワテラスコモン) 3F「ワテラスコモンホール」
     東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
     http://www.waterrascommon.com/access.html

■内容:

◆講演

1.「糖質制限食は、人類の健康食」 
  講師:江部 康二 医師  一般財団法人 高雄病院 理事長/当会理事長

2.「ケトン体の奇跡」
  講師:宗田 哲男 医師  宗田マタニティクリニック 院長

◆両講師によるトーク 「糖質制限で日本が変わる!」
  進行役:松本 桃代 管理栄養士  永井マザーズホスピタル/当会アドバイザー

◆質疑応答

※講演各40分、トーク40分、質疑応答20分程度を予定しております。

■参加費:賛助会員 2,500円 / 一般 3,000円  ■会場定員:160名

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
  ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:
  1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「通信」欄に「9/25東京講演・トークイベント参加希望」とご記入下さい。
   (交流会へ参加希望の場合は、その旨をご記入下さい。)
    http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
  下のフォームからお申し込み下さい。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen


■その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・キャンセルは9月23日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承ください。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
土砂降りの五山送り火。
こんにちは。

8/16(火)は五山の送り火の日でした。

五山の送り火とは、お盆にお迎えしたご先祖様の霊を再び浄土にお送りする、精霊送りのかがり火を五つの山で焚く行事だそうです。

祇園祭と並び京都の夏を彩る風物詩として全国的にも有名です。

左京区下鴨に、父母から受け継いだマンションがあります。
7階の北~南までを占める部屋なので、眺望は抜群です。
北側は、北山をのぞみ、南側は下鴨神社を上から一望にできます。

それで、五山の送り火の当日は家族で集まって、吞みながら食べながら、点火されていくのを見学するのが恒例となっています。

天気が良い年は屋上が解放されますので、マンション住人だけでなく地域の方々も送り火を見学できます。

今回、天気予報では、降水量はゼロとなっていたのに、なんとピンポイントに午後8時前から午後9時前まで土砂降りでした。 (*_*)

18歳で京都にきてから、66歳の現在まで、合計49回ほど五山の送り火を見ていますが、こんなんは初めてでした。

街の灯りを消して、東から西へ「大文字」→「妙・法」→「船形」→「左大文字」→「鳥居形」の順に次々点火されていきます。

約1時間静かに燃え続け、年に一度の幻想的な雰囲気を楽しめます。

いつもは、鳥居形以外はすべて見ることができるのですが、今年は、土砂降りの中、大文字と妙・法だけしか見えませんでした。

見えなかったけれど、点火は
「大文字」→「妙・法」→「船形」→「左大文字」→「鳥居形」
と全て行われたと思います。

土砂降りの中、五山送り火の各保存会の皆さん、ご苦労様でした。
ありがとうございました。

来年は、晴れて欲しいですね。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
冷えたご飯は、デンプンがβ化しているので血糖値が上昇しない?
【16/08/15 OgTomo

β化でんぷん

江部先生、丁寧なご回答ありがとうございます。

カルピンチョ先生のブログに興味深い記事があり、そのコメントの中でtama さんという方が、冷凍庫に1カ月程度寝かしたご飯を電子レンジで温めて食べたら2型糖尿病であっても血糖値の上昇が僅かだった、と書かれています。スリガラス状の色で生米のようだったそうです。

完全にβ化した米を粉にしないでそのまま食べると糖尿人であっても血糖値はあまり上がらないのでしょうか。それとも人によって異なるのでしょうか。

カルピンチョ先生のブログ記事:
「冷めたおにぎりであればでんぷんβ化してるので食べても血糖が上がらないwww」
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat6/post_232.html



こんにちは。

OgTomo さんから、

カルピンチョ先生のブログ記事:
「冷めたおにぎりであればでんぷんβ化してるので食べても血糖が上がらないwww」

について、コメント・質問を頂きました。

カルピンチョ先生のブログは、考察が深くてとても参考になりますね。

一般に、「生のコメとかは、β化でんぷんなので、ヒトの消化管では消化・吸収されないが、コメを炊いてご飯になれば、でんぷんがα化されるので、消化・吸収できる」とされています。

しかしながら、β化でんぷんでも、ある程度消化・吸収される可能性があります。

故甲田光男先生の考案された「生菜食」は生の玄米粉と生野菜だけの摂取で、約800kcal/日です。

生菜食で1年~2年~3年以上普通に生活しておられたかたは、私の知る限りでも複数おられましたので、 耐糖能正常の人において、生玄米(β化でんぷん)はあるていど消化・吸収されていて、血糖値もあるていど上昇しているものと考えられます。

もしβ化でんぷんが全く消化・吸収されないなら、通常は、「生菜食」で1~2年~3年以上生存できるとは考えにくいです。

さらに、糖尿人においては、生の玄米粉(β化でんぷん)でも1人前摂取すると血糖値は軽く200mgアップです。

このことは、甲田光雄先生のご研究で複数例、確かめられています。

つまり糖尿人においては、β化でんぷん、α化でんぷんとかより 、糖質の絶対量が血糖値に影響する可能性が高いです。

一方、やはり、この問題には個人差があるようで、冷やご飯なら血糖値が上昇しない糖尿人や境界人もいるようです。

以下の秘密結社ブドゥ党の党首さん(境界型糖尿病)は、私のちょっとした知り合いです。

この方の、各種食物と血糖値上昇に関する人体実験はとても面白いですので、一見の価値があります。

今回の、β化でんぷんと血糖値上昇に関しては、2)3)4)が参考になります。

まあ、一個人(境界人)の実験データということは考慮にいれなくてはいけないし、個人差もあります。
4)は党首以外の糖尿人などのデータです。

秘密結社ブドゥ党のサイト1)は、トリビア?な知識満載でとても楽しいので、妖しい世界を探検したい読者は是非覗いて見てくださいね。

あ、良い子は覗かない方がいいかもです。


1)
秘密結社ブドゥ党
http://carbofree.jp/smbg/cold-rice2/

2)
実験A-9 神々の戦い3 ポリアフ vs 渾沌~冷やご飯は血糖値を上げない?おにぎりダイエットの真実に迫る!その1
http://www.carbofree.jp/smbg/hot-rice-cold-rice/

3)
実験A-10 神々の戦い4 スカジ vs 渾沌~ぼそぼその冷やご飯は血糖値を上げないことが分かったが、普通においしい冷やご飯はどうなのか?おにぎりダイエットの真実に迫る!その2
http://www.carbofree.jp/smbg/hot-rice-cold-rice/

4)
実験A-10 追記 冷やご飯でも血糖値上がる方がいます
http://www.carbofree.jp/smbg/cold-rice3/



江部康二


tama さんから、以下のコメントをいただきました。
ありがとうございます。

【16/08/16 tama

tamaと申します。かつてカルピンチョ先生のブログに冷凍米実験について投稿いたしました。

私の場合、冷や飯も炊立て米も血糖値は爆上げいたしますが、冷凍後解凍パキパキ米の血糖値上昇は僅かでした。

江部先生やブドゥ党首様のおっしゃる通りどうやら個人差が有ると思います。

なおこの試みは日常の食事への実益転用はまったくありませんので良い子は真似しないでね。】



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
錦織圭選手、銅メダル獲得。96年ぶりの快挙。おめでとう!!
こんばんは。

やりましたね。

錦織圭選手、ラファエル・ナダル選手を6-2、6-7、6-3で撃破して、リオ五輪テニス、男子シングルス、銅メダルを獲得です。ヽ(*`▽´)ノ 

1920年(大正10年)に、アントワープ五輪大会(ベルギー)の男子シングルスで熊谷一弥選手が、同ダブルスで熊谷、柏尾誠一郎選手組が銀メダルを獲得して以来、実に日本勢96年ぶりの快挙です。

第1セットは簡単に錦織選手が奪いました。

第1セットのラリーは、錦織選手がナダル選手を圧倒していましたね。
たいしたもんです。

第2セットも5-2までもっていって、好調だったので一気に決着かと思ったのですが、メンタルには強い錦織選手が、オリンピックという特別の舞台でメダルを意識したのか、第8ゲームから急に、ミスショットやダブルフォールトが増えて、なんと、追いつかれてしまい、タイブレークも7-1で奪われてしまいました。

やはりオリンピックは特別で固くなったのでしょうし、巻き返したナダル選手のメンタルタフネスぶりもさすがです。。

通常なら、かなりガックリのパターンですから、錦織選手もかなりメンタル的に追い込まれたと思います。

ここで、トイレ休憩です。

3セットマッチでは、1回トイレ休憩を要求できるルールが決まっています。

錦織選手はその権利を正当に行使したわけです。

10分間のトイレタイムだったそうですが、トイレットブレークの時間は男女とも理にかなった時間内ならOKということです。

トイレットブレイクには係員も同行しているとのことです。

ここは、錦織選手のメンタルタフネスがしっかり発揮されていると思います。

正当なルールに従い、時間をとって、トイレもいって、しっかり気持ちの切り替えも行ったと思います。

本人がインタビューで気持ちが折れかけたときもあったと言っているので、的確な判断のトイレ休憩だったと思います。

そして第3セットは、本来の調子を取り戻し、積極的な攻撃テニスでナダル選手を圧倒して、堂々の銅メダル獲得です。

2016/8/15(月)の、錦織選手VSファエル・ナダル選手のリオオリンピック3位決定戦、二人とも万全な体調ではなかったと思います。

その中で、二人が全力をつくして戦い、錦織選手が勝利したのは、その時点での実力以外の何ものでもありません。

錦織圭選手、おめでとう!! ヾ(^▽^)

江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
カロリーゼロ、糖質ゼロ表示の意味と健康増進法
こんばんは。

2016/8/14、午前様で観戦・応援してましたが、錦織選手残念ながら、マレー選手に負けましたね。

この試合に関しては、マレー選手のサーブが非常に良かったことと、錦織選手の方がアンフォーストエラーが多かったので、まあ仕方ありません。

あとは、気持ちを切り替えて好調をキープして、ナダル選手を撃破して銅メダルを獲得して欲しいです。


さて、カロリーゼロ、糖質ゼロ、カロリーオフ・・・いろいろな表示がありますが、その意味するところは、存外わかりにくいですね。

患者さんにもよく質問されますので復習しておきましょう。

「健康増進法」では、食品において栄養に関する表示を行える制度として、「栄養成分表示」(第31条)を定めています。

この「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」において、

1.「無」「ゼロ」「ノン」「レス」など“含まない”という表示
2.「低」「ひかえめ」「少」「ライト」「ダイエット」「オフ」など“低い”という表示

を記載する時に、守るべき基準値が定められています。


具体的には、

「カロリーゼロ」
 食品100gあたり5kcal未満
(一般に飲用の液体では100mlあたり5kcal未満)

「カロリーオフ」
 食品100gあたり40kcal以下
(一般に飲用の液体では100mlあたり20kcal以下)

 と定められています。

「糖質ゼロ」
食品100gあたり0.5g未満
(一般に飲用の液体では100mlあたり0.5g未満)

と定められています。

従って、「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」という表示がしてあっても、カロリーが全くないとか糖質が全く含まれていない、ということではありませんので、一定の注意が必要です。

例えば糖質ゼロの表示があっても、100mlあたり0.4gの糖質が含まれている可能性があるのです。

従って糖質ゼロ発泡酒350m缶を1本飲めば、1.4gの糖質がある可能性はあることとなります。

4本飲んだら、5.6gの糖質の可能性ですね。

まあともあれ、余程大量に飲まない限り、糖質ゼロとカロリーゼロの表示があれば、糖質制限OK食品と考えて大丈夫と思います。


東京都の食品安全情報サイト「食品衛生の窓」の健康増進法のPDFファイルでは、熱量、脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウムは、強調表示(カロリーオフなど・・・)に関しての記載があります。

しかし糖質に関しての記載はありません。

強調表示の基準が定められていない栄養成分について、

「強調表示を行うことは差し支えないが、誇大な表示とならないよう十分な注意が必要である。」

という記載があります。

某ビールメーカーの広報によれば、「糖質オフ」:飲用の液体では100mlあたり2.5g以下が、表示できるとしています。


なお「健康増進法」では、

ゼロ表示のときは・・・未満
オフ表示のときは・・・以下

としてあります。


参考:東京都の食品安全情報サイト「食品衛生の窓」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_016/hoei_16b.html


最後に「糖類ゼロ」という表示は、単糖類(ブドウ糖、果糖など)と2糖類(ショ糖、乳糖など)が含まれていないという意味ですので、マルチトールなどの甘味料が使用されていることがほとんどです。

マルチトールは砂糖の半分くらいは血糖を上げますので、糖質制限食ではNG食品です。


糖質ゼロ、カロリーゼロは、糖質制限OK食品で、糖類ゼロは、糖質制限NG食品と覚えておきましょう。


 
江部康二



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
アルコールは糖質ではありません。糖アルコールは例外。
こんばんは。

うだるような暑さが続く京都です。
ブログ読者の皆さんも脱水には充分、気をつけて下さいね。

さて、リオオリンピック2016、連日、日本選手が大活躍です。

ロンドンオリンピックを遙かに上まわる快進撃で、実に痛快な映像に心躍る毎日です。

普段はあまりテレビは見ない私ですが、今度ばかりは毎日、焼酎の水割り片手にテレビにかじり付いています。

2016/8/14(日)0:00 から 
テニス男子シングルス、錦織選手とマレー選手の準決勝です。

この試合は絶対に観戦ですが、身の程をわきまえて寝不足とアルコールの飲み過ぎに気をつけます。(^^)

そのアルコールですが、ネットでは、アルコールも血糖を上げるという説もありますので考察してみます。

アルコールとは炭化水素の水素原子を水酸基で置換した形の化合物の総称です。

普通は、エチルアルコール(エタノール)を指します。

それ以外にも、メチルアルコール(メタノール) 、プロピルアルコール、
イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
イソペンチルアルコールなどがあります。

ウィキペディアによれば、アルコール類は、生体内での主要代謝物の1つであり、生物体に多種多様なアルコール体が広く見いだされるそうです。(☆)

例えば中性脂肪は、多価アルコールのグリセリンと脂肪酸のエステルです。

このようにアルコール類は、脂肪や糖質の原料という面がありますね。

一般にいうアルコールは、もっぱら、お酒のエチルアルコールのことと思いますので、それに絞って考えて見ます。

まず、エチルアルコールが体重増加作用がないことは、確定しています。(☆☆)

従って、血糖上昇作用もないと考えられます。

五訂増補日本食品標準成分表によれば(☆☆☆)、炭水化物は基本として[水分、たんぱく質、脂質及び灰分]の合計を100から差し引いたものと定義しています。

さらに[硝酸イオン、アルコール分、酢酸、タンニン、カフェイン又はテオブロミン]を多く含む食品では、これらも差し引くとしています。

つまり、五訂増補日本食品標準成分表の定義に基づけば、アルコールは炭水化物(糖質+食物繊維)には含まれていません。

例えば、清酒100g中、エネルギー109kcal、水分82.4g、タンパク質4g、脂質ほとんどなし、炭水化物4,9g、食物繊維0gです。

備考欄にアルコール12.3gと記載してあります。

なお、多価アルコールの最初の酸化生成物が単糖(ブドウ糖、果糖など)です。

このようにアルコールは単糖の原料ですので、同様に血糖を上げるだろうと短絡しそうですが、違うのです。

また糖質とは、単糖あるいは単糖を構成成分とする有機化合物をいいます。

例外として糖アルコール(エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マルチトールなど)があります。
糖アルコールは、糖質でもありアルコールでもあります。
糖アルコールの中で、エリスリトールだけは、ほぼゼロカロリーで血糖値もあげません。
他の、キシリトール、ソルビトール、マルチトールなどは砂糖の半分くらい血糖値を上昇させますし、
2~3kcal/gくらいのカロリーがあります。


結論です。

お酒のアルコールは、五訂増補日本食品標準成分表の定義に基づけば、糖質には属さないし、血糖値も上昇させないし、エンプティーカロリーで体重も上昇させません。



(☆)ウィキペディア

アルコール類は、生体内での主要代謝物の1つであり、生物体に多種多様なアルコール体が広く見いだされる。

蝋はセタノールなど高級アルコールであり、脂肪(中性脂肪)は、多価アルコールのグリセリンと脂肪酸とのエステルである。

そして、糖類もアルコール体である。ケトースやアルドースのカルボニル基が還元されたエリトリトールやキシリトール、ソルビトールなどは、糖アルコールと呼ばれる。

(☆☆)糖尿病専門医研修ガイドブック 改定第4版P81


(☆☆☆)五訂増補日本食品標準成分表

[一般成分の測定法 成分 測定法]

・水分
直接法もしくは乾燥助剤添加法の常圧又は減圧加熱乾燥法による減量法。

ただし、アルコール飲料は乾燥減量からアルコール分の重量を、食酢類は乾燥減量から酢酸の重量をそれぞれ差し引いた。

・たんぱく質
改良ケルダール法によって定量した窒素量に、「窒素-たんぱく質換算係数」を乗じて算出。

なお、茶類及びコーヒーはカフェインを、ココア類及びチョコレート類はカフェイン及びテオブロミンを別に定量し、これら由来の窒素を差し引いてから算出。

また、野菜類はサリチル酸添加改良ケルダール法で硝酸態窒素を含む全窒素量を定量し、別に定量した硝酸態窒素を差し引いてから算出。

・脂質
ジエチルエーテルによるソックスレー抽出法、クロロホルム-メタノール改良抽出法、レーゼ・ゴットリーブ法又は酸分解法。

・炭水化物
差し引き(水分、たんぱく質、脂質及び灰分の合計(数)を100から差し引く)法。

硝酸イオン、アルコール分、酢酸、タンニン、カフェイン又はテオブロミンを多く含む食品では、これらも差し引いた。

・灰分
食品中の無機質の総量を反映している。
直接灰化法


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
「バーンスタイン医師の糖尿病の解決 第4版」 出版記念講演会のご案内。
こんにちは。

「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」第4版が刊行されました。



バーンスタイン医師の糖尿病の解決 第4版 
リチャード・K・バーンスタイン著
柴田 寿彦訳
体 裁 A5判,482ページ
定 価 本体5,800円+税
発 行 メディカルトリビューン
発 売 金芳堂


柴田寿彦南医療生協名誉理事長が翻訳された最新の本で、2016年5月23日に発売されました。

私がこの本の書評を書きました。→☆☆☆

このたび、2016年9月4日(日)、コープ健診フィットネスセンター3階会議室(総合病院南生協病院建物内)にて
出版記念講演会が開催され、私が講師をつとめます。

糖質制限食の基本や最新の話題をわかりやすく楽しくお話したいと思います。

名古屋、愛知、岐阜、三重、中部、東海方面の方々、是非ご参加頂ければ幸いです。


江部康二


********

柴田寿彦南医療生協名誉理事長「バーンスタインの「糖尿病の解決」」出版記念講演会

・日時:2016年9月4日(日) 13:00開場 13:30開会(2時間程度を予定)

・場所:コープ健診フィットネスセンター3階会議室(総合病院南生協病院建物内)

 JR南大高駅徒歩1分
 https://www.minami-hp.jp/access/index.html
 
・内容:江部康二医師講演「糖質制限食に関する全ての疑問にお答えします」、質疑応答

・会費:参加費500円(当日お支払)

・定員:400名

・お申し込み方法: 下記①~③をご記入の上、FAX又は、メールでお申し込みください。

要記入事項: ①お名前 ②お電話番号 ③一般か医療関係者か
FAX: 052-625-0621 / メール: a-murou@minami.or.jp

■チラシ・FAX用お申し込みフォームはこちらから。

・総合病院 南生協病院:https://www.minami-hp.jp/
・南医療生活協同組合:https://www.minami.or.jp/


・お問合せ先:実行委員会事務局 052(625)0620(担当:室生、熊谷)


☆☆☆
以下メディカルトリビューンのサイトから転載

https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0526503509/
氏の生き様が詰まった書
【書評】バーンスタイン医師の糖尿病の解決第4版
高雄病院理事長 江部 康二

ワーク・ライフ | 2016.05.26 17:30

 2007年にDr.Bernstein's Diabetes Solution(第3版)が出版され,その後糖尿病治療において新しい発展があり,
2011年にDr.Bernstein's Diabetes Solution(第4版)が改訂出版された。

本書はその訳本であり,
新型のインスリン注射薬,DPP-4阻害薬,インクレチン関連注射薬などの解説も追加してありバージョンアップしている。

 本書にはバーンスタイン医師の生き様そのものが詰まっているが,まずはその波瀾万丈の軌跡をたどってみたい。

バーンスタイン医師は,1946年,12歳のときに1型糖尿病を発症し,

当初から糖尿病専門医に通院して従来の「低脂肪・高炭水化物食(カロリーの45%は炭水化物)」と
大量のインスリン注射というパターンを20年以上続けた。

その結果,30歳代でとうとう蛋白尿が出現し糖尿病腎症第3期となり,さまざまな合併症も出現した。

この間,頻回の低血糖発作に苦しみ,蛋白尿は次第に増加していった。

 1969年,35歳のとき,血糖自己測定器が新発売され,技師という職業柄,
血糖値と食事の関係を3年間にわたって徹底的に検証した。

当時はまだ「血糖値の正常化によって,糖尿病合併症を予防する」という概念がどこにもなかったが,転機が訪れる。

動物実験ではあるが「血糖値の正常化で合併症の予防・改善ができる」という論文を発見したのである。

しかし主治医に言っても「動物と人間は同じじゃない,人間の血糖値を正常化することはできない」と否定された。

 そこで1973年,糖尿病発症後27年目の39歳のときから,彼は彼自身の身体を実験台にして,

「血糖値を正常に保つ」ように食事の糖質量とインスリン単位を調節し始めた。

いろいろな人体実験をして血糖値を正常範囲に保つ方法を確認していった。

この過程において,彼はついに『厳格な糖質制限食』を導入し,
主治医が決めたインスリン投与量を激減させることに成功し目標を達成した。

蛋白尿も改善・消失し,何年も続いた全身疲労感がなくなった。

 彼は彼自身の発見を他の糖尿病患者にも知らせたいと思い,医学雑誌に論文を投稿するが相手にされない。

医師でないものが発言しても説得力を持たないと判断した彼は,自らが医師になることを決意し,
1979年,45歳のときにアルバート・アインシュタイン医科大学に入学した。

1983年に49歳で医師になり,糖尿病治療学を徹底的に研究し,診療所を開設して多数の患者さんを診察し,

そのデータを参考に本を出版して,厳格な糖質制限食を中心とした糖尿病治療の普及に努めてきた。

糖質制限食こそが,従来の治療法ではどうしようもなかった1型糖尿病患者であるバーンスタイン医師の命を救ったのである。

 2016年4月現在,合併症もなく元気に過ごしておられ,現在は82歳くらいと思う。

彼の生存そのものが提唱する治療法の有効性の証明といえる。

糖尿病治療に当たる医師はもちろんのこと,
1型および2型糖尿病患者にも本書の数々の実戦的なノウハウは大いに役立つと思うので,ぜひご一読あれ。


バーンスタイン医師の糖尿病の解決 第4版 
リチャード・K・バーンスタイン著
柴田 寿彦訳(総合病院南生協病院 名誉院長)
体 裁 A5判,482ページ
定 価 本体5,800円+税
ISBN 978-4-7653-1674-3
発 行 メディカルトリビューン
発 売 金芳堂
 本書は1997年5月に初版が刊行され,それまでの糖尿病治療を覆す内容から全米ベストセラーとなった。
日本語版は2005年に原著2版を刊行,読者の声に応えて第3版を刊行し,このたび第4版がついに刊行―。
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
2016/8/21(日)大阪一般向け糖質制限食講演会のご案内。
こんにちは。

2016年8月21日(日)
大阪・中之島で、以下の一般向け糖質制限食講演会を開催します。

「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」

第1部、「糖質制限食のおさらい~実践編」 講師 橋本眞由美管理栄養士

第2部、「糖質制限食のおさらい~理論編」 講師 江部康二


1999年以来、紆余曲折はありましたが、2015年4月から、
東大病院でも、糖質40%の糖質制限食を糖尿病食の選択肢の一つとして提供する時代となりました。

そして門脇孝日本糖尿病学会理事長ご自身も緩い糖質制限食実践中です。

やはり、2013年10月に米国糖尿病学会が糖質制限食を正式に容認したことが、大きな追い風となったようです。

嬉しい限りです。

今回も糖質制限食の基礎や最新の情報について、わかりやすいお話しを目指しますので、
大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山・・・ブログ読者の皆さん、関西方面の方々、奮ってご参加頂けば幸いです。

なお、講演会終了後の賛助会員交流会は満員御礼、キャンセル待ちとなっております。


江部康二



*********

以下、事務局からのお知らせです。

ブログ読者の皆様、弊会の講演会へいつも多数ご参加いただき、また、料理教室にもたくさんご参加、お申し込みいただきまして、ありがとうございます。

8月21日(日)、大阪・中之島で、「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部は、「糖質制限食のおさらい~実践編」で、橋本眞由美管理栄養士(高雄病院/当会アドバイザー)がお話しします。

糖質とは、糖質制限食とはからはじまり、食べてよい食品・要注意食品、外食・中食・調理の際の工夫、知っておきたい便利食品など、糖質制限食の実践のための基本を解説します。

また、陥りがちな落とし穴や注意点、栄養指導時によくある問題点と改善への道のりなど、具体的な事例も交えてお話しします。

第2部は、「糖質制限食のおさらい~理論編」で、当会理事長、江部康二の講演です。

20世紀の日米における糖尿病食の変遷、糖質制限食のこれまでのあゆみや取り巻く状況の変化について、 また、糖質制限食の生理学的な基礎理論や糖質制限食の有効性と安全性に関する根拠などについてお話しします。

加えて、「高血糖の記憶」、「コレステロール」、「人体のエネルギーシステム」、「耐糖能と糖質制限食」、「ケトン食と糖質制限食」など、難解な部分もありますが、おさえておきたいキーワードについても解説します。

ベテラン実践者の方は、復習と振り返りの機会として、初心者の方は、正しい理解と実践のために、皆さま奮って参加いただけますと幸いです。

関西にお住まいの方をはじめ、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

◆講演会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

(同日の賛助会員交流会は満員御礼、キャンセル待ちとなっております。)

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 大阪講演会

 「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」

■日時: 2016年8月21日(日)13:50~16:30頃 ※開場・受付開始は、13:30~

■会場: 大阪大学中之島センター10F 「佐治敬三メモリアルホール」

〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

■内容:

・第1部: 「糖質制限食のおさらい~実践編」

講師: 橋本 眞由美 管理栄養士 
    一般財団法人高雄病院 栄養管理部 部長/当会アドバイザー

・第2部:「糖質制限食のおさらい~理論編」

講師: 江部 康二 医師
    一般財団法人高雄病院理事長/当会理事長

・質疑応答

*第1部45分、第2部70分、質疑応答30分程度を予定しております。

■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般 2,500円

■お支払い方法:

クレジットカード/銀行振込/郵便振替  ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
 
 ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:

  1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「通信」欄に「8/21 大阪講演会参加希望」とご記入下さい。
    http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
  下のフォームからお申し込み下さい。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen


■その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・キャンセルは8月19日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承ください。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
早朝空腹時血糖値。β細胞の回復。メトホルミン。LDLの推移。
【16/08/08 jシーラオキ

β細胞の回復
一ヶ月程前の質問

早朝血糖値が糖質制限(スーパー)開始後一年を過ぎても110~135と高めであり、糖新生を抑えるためにメトフォルミン500㍉/日を処方してもらい、服薬開始後6ヶ月過ぎると、ストンと早朝血糖値が下がり、84から95辺りで落ち着いてきた。

メトフォルミンが効いての事なのか、β細胞が休養出来て回復して、インシュリン基礎分泌が改善したのか、わからず、迷っての質問でした。 できれば薬に頼らず、糖質制限だけでやっていきたいからです。

江部先生から、メトフォルミンは良い薬なので効いているなら続けても良いし、長期間のウォーキングでもいいとの、アドバイスを頂きありがとうございました。

薬を中止したいというのは、糖質制限派ではある主治医にも、なかなか切り出せない質問でしたので、本当にありがたいです。

そこで、実験してみようと、メトフォルミンの服薬を止め、毎日3㎞〜7㎞のウォーキングを開始しました。

結果、早朝血糖値は薬無しでも84〜94 位で安定したままです。

糖尿放置期間が5、6年と長かった為、β細胞が元気になってくれるのに1年半かかったのだと言う理解で宜しいでしょうか?

また、糖質制限開始後6ヶ月目では、LDLコレステロール値 234、HDLも、126と跳ね上がりました。(中性脂肪は33)
それが、1年半で、LDL173 HDL115 と落ち着いてきました。
(私は、糖質制限開始前は、玄米魚菜食に近くコレステロールを食品から摂取する量が低い方だったと思います。)

この間リピディルも処方して頂いてましたが、急に数値が下がったのは、薬というよりも、コレステロールの自己産出量の調整がうまく動き始めたのではないだろうかと期待したいのです。

こちらも実験のつもりで、今は、服薬無しです。

その間、病院に行かないので、a1cも測れず心配ではありますが、その分、毎日の血糖値測定と血圧測定と運動などで、主治医を説得できるデータ蓄積したいと思ってます。】



jシーラオキ さん

興味深い体験談をありがとうございます。

メトホルミンは、欧米では2型糖尿病の第一選択剤です。

さらに、発がん予防効果があるという臨床報告もありますし、安価で、なかなかよい薬です。

ただ肝障害や腎障害がある人は、乳酸アシドーシスを起こしやすいので使わない方がいいです。

①肝臓での糖新生の抑制
②消化管からの糖吸収の抑制
③末梢組織でのインスリン抵抗性の改善

①②③などがメトホルミンの作用です。

糖質制限食で、食後高血糖はリアルタイムに改善しますが、早朝空腹時血糖値だけが、改善しにくいことがあります。

その場合、私も早朝空腹時血糖値改善の目的で処方することがあります。

通常、①の作用で、メトホルミン投与後、その翌日から早朝空腹時血糖値が改善することが多いです。

jシーラオキ さんの場合、メトホルミン服薬半年後に早朝空腹時血糖値110~135mg/dl → 84~95mg/dl  と改善です。

これは、③の作用が半年で効いてきたのか、スーパー糖質制限食を1年間していて、さらに半年で合計1年半かけて効いたのか、あるいは両方なのか、よくわかりません。

その後メトフォルミンの服薬を止め、毎日3㎞〜7㎞のウォーキングを開始して、早朝血糖値は薬無しでも84〜94 mg/dl位で安定したまま。

ともあれ現時点で、β細胞が元気になったことは確かですね。

一度、ウォーキングをあえてなしにして、翌日の早朝空腹時血糖値がどうなるかを試してみましょう。


糖質制限開始後6ヶ月目
LDLコレステロール値 234、HDLも126、中性脂肪は33。
1年半で、LDL:173、 HDL:115


こちらは、ご指摘通り、肝臓が生産調整をしているものと思われます。

jシーラオキさんの場合、1年半で調整ですが、個人差があり、もう少し時間がかかる人もいます。

こちらも、リピディルを中止されて、経過をまたご報告いただければ幸いです。



江部康二



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食実践時の検査データの推移。江部康二のデータ。2016年7月。
おはようございます。

糖質制限食実践により、血液・尿検査のデータが変化します。

例えば、血糖値や中性脂肪やHDLコレステロール値など、さまざまな数値が改善します。

ただ、これらの検査データは、はっきり一定の傾向が出るものと、そうでないものがありますので、まずはその変化を示します。

最後に、私自身の検査データを示します。


<スーパー糖質制限食実践時の血液・尿検査データの推移>

①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1~2%改善します。
③中性脂肪も速やかに改善します。
④HDLコレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDLコレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
 上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
 個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
 上昇した人も半年〜1年~2年、3年、数年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
 上昇した場合は、ほとんどが摂取エネルギー不足が原因です。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩血清シスタチンCも不変です。
⑪血清カリウムも不変です。
⑫血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑬尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になることが多いです。
⑭脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。
⑮TSH、FT4、FT3も不変です。


上記に記載していない血液検査や尿検査については、糖質制限食開始前後で差はありません。

TSH、FT4が正常でFT3だけ低下している場合「低T3症候群」といい、ほとんどの場合は摂取エネルギー不足が原因です。

これは甲状腺機能低下症ではありませんので注意が必要です。

例えば「神経性食欲不振症」などでも「低T3症候群」を呈します。

LDLコレステロール・総コレステロールに関して「低下・不変・上昇」と個人差があるのですが、糖質制限食開始前に菜食中心で食材のコレステロールが少ない場合、肝臓でコレステロールをつくる能力が高まっています。

そういう場合糖質制限食で肉や卵などコレステロールの多い食材を摂取すると、一過性にLDL-コレステロール値が高くなりますが、半年~1年~2年~3年~数年くらいで落ち着くことが多いです。

私自身は、HDLコレステロールはかなり増加し、
LDLコレステロールは少し低下しました。

尿酸値が上昇した場合、摂取エネルギー不足のことが多いので注意が必要です。

私は2002年発覚の糖尿人で、その数年前から、早朝の空腹時血糖値109~111~112mg/dlとか、ギリギリ境界型でした。

2002年に糖尿病が発覚していらい、スーパー糖質制限食を実践しています。

食事は朝食抜きで、1984年、34才のときから昼と夕の2回です。

身長:167cm 体重:67kg からスーパー糖質制限食を開始して半年で56~57kgとなりました。

現在56~57kgくらいです。

2016年1月8日で66才となりました。


以下は2016年7月9日、朝9時、空腹時の検査結果です。

<江部康二の検査データ>
空腹時血糖値:94mg(SMBGでは102mg)  
HbA1c:5.8%(6.2未満、NGSP)
GA:13.3%(11.8~16.0)
CRP:0.09mg/dl
ケトン体:1010μM/L(26~122) 糖質制限食中は生理的で正常値
アセト酢酸:126M/L(13~69)
3ヒドロキシ酪酸:885μM/L(76以下)
尿酸:3.7mg/dl(3.4~7.0)
TC:248mg/dl(150~219)
TG:79mg/dl(50~149)
HDL-C:101mg/dl(40~98)
LDL-C:130mg/dl(140未満)
BUN:17.6mg/dl(8~20)
クレアチニン:0.66mg/dl(0.6~1.1)   eGFR:91.8
シスタチンC:0.64/L   (0.61~1.00)eGFR:117.8ml/min./1.73m2
IRI:3.5(3~15μU/ml)

γGTP:37IU/L(48以下)
GOT:24IU/L(9~38)
GPT:22IU/L(5~39)
アルブミン:4.5g/dl(3.8~5.3)

尿中アルブミン:5.2mg/g・c(30.0未満)
尿蛋白:陰性
尿糖:陰性
尿中アセトン体:陰性

IRI:3.5(3~15μU/ml)
空腹時採血血糖値94mg 

<HOMA-R=空腹時血糖値×空腹時インスリン値÷405>
<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/ml)÷(空腹時血糖値mg/dl-63)>

HOMA-R:0.81     1.6以下が正常で、2.5以上は抵抗性があり。
HOMA-β:40.6     正常値:40-60


空腹時血糖値94mgで、今回は正常型でした。
SMBG(自己血糖測定)だと毛細血管血なので、102mgと静脈採血より少し高めでした。

90mg台とか100mg台のこともありますし、不摂生だと120mg台もあります。
若干、暁現象もあります。

IRI3.5μUと、今回は正常値で、HOMA-R:0.81 で正常です。

IRI3.5μUと正常範囲内で低めですが、空腹時血糖値は94mgと正常であり、少ないインスリンの量で折り合いがついているのでよい傾向です。

HOMA-βは、2002年以降ずっと、40未満でインスリン分泌能が減少でしたが、2014年4月初めて、40と基準値下限に達しました。

その後は基準値以下も多く、波がありましたが、2015年9月は68と過去最高値でした。

今回は40.6で、正常でした。

HbA1cは5.6~5.9%(NGSP値)くらいを行ったり来たりしています。

グリコアルブミン(GA)は、過去ずっと13.4%(11.8~16.0)、13.1%、13.2%、13.3%ですので、極めて良好なデータです。

HbA1cの値に対して、GAが相対的にさらに良い値なのは、食後高血糖がほとんどないことを示していて大変好ましいのです。

ケトン体は1010μM と基準値よりはるかに高値ですが、心筋・骨格筋をはじめ全身の細胞がケトン体をしっかり効率よく利用していて、腎臓の再吸収も良好なので、尿中アセトン体は陰性です。

尿酸は3.7mgと低いくらいですが、これは体質と思います。

一日のタンパク質摂取量は130~140gくらいと、普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。

14年間継続して、体重1kgあたり2.4gのタンパク質摂取ですね。

それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。

BUN:17.6mg/dl(8~20)と基準値内で、クレアチニンもシスタチンCも正常です。

高タンパク食を14年間続けてますが、eGFRはとても良いです。
クレアチニン:0.66mg/dl(0.6~1.1)   eGFR:91.8
シスタチンC:0.64/L   (0.61~1.00)  eGFR:117.8


脂質もかなりの量(平均110g/日)食べていますが中性脂肪は79mgです。

糖質は1日に40g足らずです。

TCは248mg、HDL-Cは101mg、LDL-Cは130mg、TGは79mg。

コレステロールに関しては、HDL-コレステロールが多いのが目立ちます。

中性脂肪が少なくて、HDL-Cが多いので、真の悪玉の小粒子LDL-Cや酸化LDL-Cは少ないと考えられ安心です。

糖質制限食でHDL-Cが増加しますが、程度には個人差があります。

総コレステロール値は、2007年ガイドライン以降では、評価基準から外されています。

なお、お酒は、糖質ゼロ発泡酒、焼酎の水割り、赤ワイン、辛口白ワインなどを、雨の日も風の日も雪の日も嵐の日も雷が鳴っても・・・。

毎日毎日、適宜、適量??飲んでいます。( ̄_ ̄|||)

肝機能は幸い、過去から現在まで常に正常です。 (^^)

患者さんには、「もし肝機能に異常がでたら、必ずお酒は減らします。」と言っておりますが・・・。


江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
たんぱく質と血糖値上昇についての考察。続き。
おはようございます。

たんぱく質は、直接血糖値を上昇させることはありませんが、糖新生によって、間接的に血糖値を上昇させることがあります。

その場合、以下のA)B)C)の3つのパターンがあると思います。

A)は確定ですし、B)はそれに準じると考えられます。

サワさんとのやりとりで、仮説段階であったC)のパターンがあることが立証されたと思います。


A)1型糖尿病で内因性インスリンがゼロレベルの人は、たんぱく質摂取でグルカゴンだけが分泌され、インスリンは分泌できないので、グルカゴンによる糖新生で、間接的にかなり血糖値が上昇する。
高雄病院の1型の患者さん数人の検査で、個人差はあるが、1gのたんぱく質で、1.0~3.6mg/dl上昇した。

B)2型糖尿病でも、内因性インスリン分泌能がかなり不足している場合は、たんぱく質摂取で『グルカゴン分泌量 > インスリン分泌量』 となり、血糖値が上昇することがあると考えられる。

C)ロイシン、アルギニン、リジンの摂取刺激によって、体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われる。



サワさんの場合、糖質制限食で薬なしで、HbA1cが4.9%なので、平均血糖値は93.9mg/dlです。
つまり食後の高血糖もないし、内因性のインスリン分泌能は糖尿人にしては、かなり保たれていると考えられます。
それにも関わらず、1gのたんぱく質摂取で、血糖値が1.065mg上昇しています。
『ささみ200gは210kcalで、たんぱく質は46g、脂質は1.6g、炭水化物はゼロ』です。

サワさんは2型糖尿病で、
HbA1c10%超え→緩やかな糖質制限で5.6%→現在スーパー糖質制限で4.9%。
体重73kg→緩やかな糖質制限53kg2年キープ→スーパー糖質制限 現在44kg。
と見事な改善です。

今まで、2型糖尿病では、基本的にB)パターン以外には、たんぱく質が間接的に血糖値を上昇させることはないと考えていましたが
C)パターンがあることが明らかとなりました。頻度がどのくらいあるかは、まだよくわかりません。

日頃、摂取糖質量に比し、血糖値が上昇し過ぎるという2型糖尿人は、ささみ実験をして、「たんぱく質と血糖上昇」に関して調べてみては如何でしょう。



江部康二



【16/08/04 サワ
実験結果
ササミが2割引だったので早速昨日買ってきました笑

今朝実験しましたら、やはりササミ200gで50程血糖値が上がりました。
しかしタンパクで上がるなら3時間後から4時間後かと思っていましたが、
2時間後ピーク、その後ダラダラ下がらない結果でしたヽ( ;´Д`)ノ
空腹時 84
1時間 123
2時間 133
3時間 124
4時間 102
5時間 92
6時間 89

スーパー糖質制限をしてから食後120以上の血糖値を見た事がない生活でしたのでショックです。

まさか糖質ゼロで、いつも以上に上がるとは。

スーパー糖質制限に切り替えた当初、焼肉をたべようが、サラダチキンを食べようが100以下が多かったのですが、体質が変わってしまったのでしょうか。やはり、やり方が悪かったのですね。
当初はタンパク質や脂質まで減らしてしまっていたのですから。

1200キロカロリーでも減らなかった体重が、今は1500でも増えません。
1400なら緩やかに減ってきますから、エネルギー代謝が変わった事は実感しています。
完全にケトンで生きてる感じです。

糖質制限をしていれば、タンパク質の割合は高くなります。40gは良くあります。
ササミだけではなく、普段は多少の糖質がプラスされますから、さらに高血糖になる不安があります。

a1c4.9は、減量している際、つまりタンパク不足気味の際の結果ですから、今後体重維持の為にタンパクを摂取していれば、糖新生を抑えなければ上がってしまいますね。福助さんのご指摘と同じ事を私もイメージしました。

タンパク質は体重維持や筋力維持の為必要ですし、タンパク質を取る際は糖質をもっと減らすべきなのでしょうか。
今でも、1日2食、一回平均8gから9g、1日20g程度の糖質なので、
ビタミンCや食物繊維摂取の為にはギリギリな感じですヽ( ;´Д`)ノ


糖質制限により、将来の合併症を防ぐのは勿論ですが、無駄なインスリンを使わない事により、糖尿の進行を出来る限り食い止める!(老化を除く)と言うのが目標ですから、 タンパク質問題は私にとって重大です。

このまま様子を見れば、変わってくるのでしょうか?

不本意ではありますが、タンパクを控え、脂質主体のエネルギーに変えるべきでしょうか。

メトホルミンなどで早めに手を打つべきでしょうか?
とはいえ、主治医が出して下さるかは不明ですが。

せっかく江部先生と糖質制限に出会い、a1c4.9まで下がりました!
73キロだった自分が44キロ。感謝しかありません!

何とかこのまま血糖値を保つ努力をしたいので、アドバイス頂けたら幸いです。 】


16/08/04 ドクター江部
Re: 実験結果
サワ さん

C)ロイシン、アルギニン、リジンの摂取刺激によって、 体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、 2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、 たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われます。

サワさんは、C)のタイプと考えられます。
HbA1cが4.9%なので、平均血糖値は93.9mg/dlです。
つまり食後の高血糖もないと思います。

今のままの食事に少し動物性脂肪やアボカドやオイルを増やして、体重が減りすぎないようにすることで より上手くいくと思いますよ。


【16/08/05 サワ

なるほど!
先生、良く分かりました。
タンパク質で血糖値が上がる事にショックを受けましたが、
140以下の食後血糖値を維持しながら、糖質制限を続けられるんですね!
今まで、少し気負いし過ぎていたのかもしれません。このまま様子を見ながら続けます!
ありがとうございます!】



16/08/05 ドクター江部
Re: なるほど!
サワさん

下記の太字は、糖尿病治療ガイド2012-2013において掲載される「血糖コントロール目標」の改訂図です。
2013年6月1日より、運用開始です。

かなり緩い設定です。
我々糖質セイゲニストの目標は、

HbA1c:6.0未満
GA:16%未満
空腹時血糖値:110mg/dl未満
食後1時間血糖値:180mg/dl未満・・・さらには140mg/dl未満
食後2時間血糖値:140mg/dl未満です。


血糖コントロール目標

血糖正常化を目指す際の目標 HbA1c:6.0未満  注1)
合併症予防のための目標   HbA1c:7.0未満  注2)
治療強化が困難な際の目標  HbA1c:8.0未満  注3)

治療目標は年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して個別に設定する。


注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、
または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。

注2)合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。対応する血糖値としては
   空腹時血糖値130mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満をおおよその目安とする。

注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。

注4)いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。



【16/08/05 サワ

同じa1cでも。

ゆるゆるな糖質制限でa1c5.6だった私が、a1c4.9になったことから、そこにばかり気を取られていました。

a1cはもう少し上がっても、食後140もしくは180を達成出来ているかに大きな違いがあるはずなのに、勝手に目標を下げすぎて、

おかしな事になるところでした。
ありがとうございます。

タンパクでも血糖値が上がる体質だという事で、他のセイゲニストより更にハンデがあるように感じ、昨日は少しショックでしたが、ハンデがある中、一度でもa1cが4パーセント台になれたんだから、 自分で言うのもおかしいですが、真面目に取り組んでいる結果だと自信を持って続けたいと思います。

美味しく、楽しく、それでも健康。

最大の目標を見失っていました。

先生、ありがとうございました。


暑い日が続きます。先生もご自愛下さいね(人・_・) 】



テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限フローズンヨーグルト、好評発売中です。
こんにちは。

昨日の京都は37.9度と、ほとんど38度に近いくらいまで気温が上がりました。

天気予報によると、今日の最高気温は38度だそうです。

京都以外でも高温になることが予想されます。

読者の皆さん、くれぐれも熱中症にはご注意ください。


さて今日のブログは、こんな暑い日に食べたくなる糖質制限アイスのご紹介です。

フローズンヨーグルト


糖質制限フローズンヨーグルト
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail164.html


先程、糖質制限アイスと紹介しましたが、正確にはアイスミルクになるんだそうです。

何故、名前がアイスクリームではないのか、糖質制限ドットコムの店長ヤマモトさんに聞いたところ、アイスクリームは乳成分の量によって以下のように種類が分けられているとのこと。

種類別アイスクリーム→乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上
種類別アイスミルク→乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上
種類別ラクトアイス→乳固形分3.0%以上
種類別氷菓→上記以外のもの

凍らせてあるお菓子(?)は「アイクリーム」とか「アイス」と呼ぶのが一般的で、わざわざ「コンビニにアイスミルク買いに行こう」とか「ラクトアイスが食べたい」なんて言う人はいないと思います(-_-)

私のような一般消費者からすれば、こんな細かい区分分けなどどうでもいい気がするのですが…。

さて、この糖質制限フローズンヨーグルトですが、口当たりのいいサッパリとしたアイスが食べたいと、私が糖質制限ドットコムにリクエストして完成しました。

最初に試作が出来た時、ヨーグルトと生クリームがベースと聞いて、濃厚なアイスをイメージしましたが、ふんわりとした食感と口どけにヨーグルトのサッパリ感が良くマッチしていて、とても食べやすいアイスになっていました(^^)

その後、何度か改良と試作を繰り返し、完成したのがこの糖質制限フローズンヨーグルトです。

もちろん、私江部康二の血糖測定もちゃんと行っております。

2016/5/27(金)
16:57 血糖値:106mg
ヨーグルトシャーベット、80g=100ml(糖質3.5g)
17:57 血糖値:118mg

12mgの上昇なので、ほぼ数値通りですね(^^)

見事合格です\(^o^)/

暑くてアイスクリームが食べたいけど、残念ながら通常のアイスクリームは我々糖尿人には高血糖を招くNG食品です。

この糖質制限フローズンヨーグルトなら、最小限の上昇で収まるので安心ですね(^^)

糖尿人、メタボ人、ダイエッターと全ての糖質セイゲニストの皆さん、是非一度お試しあれ。


江部康二



詳細と注文はこちらのページです。

糖質制限フローズンヨーグルト
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail164.html












テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
<糖質制限食に関するお知らせ・お願い・ご注意など> 2016年8月
【糖質制限食を実践される時のご注意】

糖質制限食実践によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、減薬しないと低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。

一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、自力で糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

内服薬やインスリン注射なしの糖尿人が糖質制限食を実践すると、食後高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。

血糖値が正常範囲である程度下がると、肝臓でアミノ酸・乳酸・グリセロール(脂肪の分解物)などから、ブドウ糖を作るからです。

これを糖新生といいます。

診断基準を満たす膵炎がある場合、肝硬変の場合、そして長鎖脂肪酸代謝異常症は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高脂肪食になるので、診断基準を満たしている膵炎の患者さんには適応とならないのです。

進行した肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

長鎖脂肪酸代謝異常症では、肉や魚などに含まれる長鎖脂肪酸が上手く利用できないので、適応となりません。

腎機能に関して、日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」において、eGFR60ml/分以上あれば顕性たんぱく尿の段階でも、たんぱく質は過剰な摂取をしないという表現となっていて、制限という記載はなしです。

従いまして、糖尿病腎症第3期でも、eGFR60ml/分以上なら、糖質制限食OKです。

また、米国糖尿病学会(ADA)は

Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版

において、糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定しました。

根拠はランク(A)ですので、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解です。

今後は、糖尿病腎症第3期以降で、eGFRが60ml/分未満の場合も、患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、個別に対応することとなります。


なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


【糖質制限食とは】

米国糖尿病協会(ADA)の患者教育用のテキストブックLife With Diabetes(2004年版)には、以下の記載があります。

「摂取後直接血糖に影響を与えるのは糖質のみである。
糖質は速やかに吸収され、直接100%血糖に変わり、ほぼ120分以内に吸収は終了する。
蛋白質・脂質は、摂取後、直接血糖に影響を及ぼすことはない。
『炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。
炭水化物だけが、血糖値に直接影響を及ぼす。』」


これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 

1997年版のLife With Diabetes(ADA刊行)では、

「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載がありましたが、2004年版以降は変更されています。

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが直接、血糖値を上昇させます。

従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。

脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。

タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が大きな問題として注目されています。

食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。

また一日における、食前・食後・空腹時など血糖値の変動幅(平均血糖変動幅)が大きいほど、酸化ストレスが増強し動脈硬化のリスクとなることがわかってきました。

そして、食後高血糖と平均血糖変動幅増大を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。

炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には、55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。

一方、和牛サーロインステーキ(脂身つき)を200g(約1000キロカロリー)食べても、糖質含有量は1gもないので、食後血糖は3mg未満の上昇しかないのです。 

なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースに、できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。

簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

抜く必要がある主食とは 、米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。

3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように、カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って、現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。


なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。

日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2014-2015」の

男性1400~2000kcal
女性1200~1800kcal

ほど厳しいカロリー制限は必要ありませんが、

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量(一日あたり)
              男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150           2050 2300 2550kcal
18-29才        2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才          1850 2200  2500            1500  1750 2000

身体活動レベル    低い 普通 高い         低い  普通  高い

くらいが目安です。


そして2013年に糖尿病食事療法に関して画期的な変化がありました。

米国糖尿病学会が、
2013年10月発表の『栄養療法に関する声明』において、全ての糖尿病患者に適した唯一無二の治療食は存在しないと明記したのです。

これはそのまま、1969年の食品交換表第2版以降一貫して、糖尿病治療食として、唯一無二の「カロリー制限・高糖質食」を推奨し続けている日本糖尿病学会への痛烈な批判となっています。

さらに、米国糖尿病学会は『栄養療法に関する声明2013』において地中海食、ベジタリアン食、DASH食、低脂質食などと共に
「糖質制限食」も正式に受容しました。
このことは糖質制限食を推進する私達にとって、大変大きな追い風となりました。

なお、門脇孝日本糖尿病学会理事長によれば
東大病院では、2015年4月から、糖質40%の糖質制限食を供給しているそうです。
また門脇孝東大糖尿病・代謝内科教授ご自身も、緩やかな糖質制限食を実践されているとのことです。
2016/7/1(金)
東洋経済オンライン 
http://toyokeizai.net/articles/-/125237

【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。

私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文記事にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。

糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。


<江部康二著 参考図書>


理論
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ」2005年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」2008年
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」2009年 宮本輝先生との対談本
「やせる食べ方」2010年
「うちの母は糖尿人」2010年 監修:江部康二 著:伊藤きのと
(東洋経済新報社)
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」2010年(ナツメ社)
腹いっぱい食べて楽々痩せる『満腹ダイエット』 (ソフトバンク新書)2011年
「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)2011年
「血糖コントロールの新常識! 糖質制限 完全ガイド」 (別冊宝島)2012年
「食品別糖質量ハンドブック」2012年(洋泉社)、
「糖質オフ!健康法」(PHP文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病はよくなる!糖質制限食のすすめ」(文春文庫)2012年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」(文春文庫)2012年
「女性のための糖質制限ダイエットハンドブック」2012年(洋泉社)
「糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド」2013年(東洋経済新報社)
「医療の巨大転換を加速する」糖質制限食と湿潤療法のインパクト
 2013年(東洋経済新報社) 夏井睦先生との対談本
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ 新版」2014年(東洋経済新報社)
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」2014年(東洋経済新報社)
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません」2014年(東洋経済新報社)
一生太らない「やせる! 食べ方」2014年 (PHP文庫)
江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?2015年(洋泉社)
「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」2015年(ナツメ社)
「糖質制限の教科書」2015年(洋泉社)監修
「人類最強の糖質制限論」2016年(SB新書)
「ハンディ版糖質制限の教科書」2016年(洋泉社)
「増補新版食品別糖質量ハンドブック」2016年(洋泉社)
など多数。

レシピ
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」2006年(東洋経済新報社)
「糖質オフ」ごちそうごはん2009年(アスペクト)
dancyuプレジデントムック 「満腹ダイエット 」 2009年(プレジデント社)
「血糖値を上げない!健康おつまみ109」2010年(東洋経済新報社)
「やせる食べ方レシピ集」 2010年(東洋経済新報社)
「糖質オフダイエット 」2011年(レタスクラブ、角川マーケティング)
「誰もがストレスなくやせられる!糖質制限ダイエット」2011年(講談社)
「主食を抜けば糖尿病はよくなる」レシピ集2011年(東洋経済新報社)
高雄病院の「糖質制限」給食2012年(講談社)
糖尿病がどんどんよくなる「糖質制限食」おすすめレシピ集2012年(ナツメ社)
糖質制限の「主食もどき」レシピ2013年(東洋経済新報社)
高雄病院Dr江部が食べている「糖質制限」ダイエット2013年(講談社)
糖質オフのダイエット弁当2013年(家の光協会)
高雄病院「糖質制限給食」朝 昼 夕 14日間完全プログラム
糖尿病・肥満改善が自宅でできる! 2013年(講談社)
2週間チャレンジ! 糖質制限の太らない生活 2014年(洋泉社mook)

DVD「糖質制限食を語る」http://www.yaserutabekata.com/shop/dvd.php 2011年



江部康二
「バーンスタイン医師の糖尿病の解決 第4版」 出版記念講演会のご案内。
こんにちは。

「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」第4版が刊行されました。



バーンスタイン医師の糖尿病の解決 第4版 
リチャード・K・バーンスタイン著
柴田 寿彦訳
体 裁 A5判,482ページ
定 価 本体5,800円+税
発 行 メディカルトリビューン
発 売 金芳堂


柴田寿彦南医療生協名誉理事長が翻訳された最新の本で、2016年5月23日に発売されました。

私がこの本の書評を書きました。→☆☆☆

このたび、2016年9月4日(日)、コープ健診フィットネスセンター3階会議室(総合病院南生協病院建物内)にて出版記念講演会が開催され、私が講師をつとめます。

糖質制限食の基本や最新の話題をわかりやすく楽しくお話したいと思います。

名古屋、愛知、岐阜、三重、中部、東海方面の方々、是非ご参加頂ければ幸いです。


江部康二


********

柴田寿彦南医療生協名誉理事長「バーンスタインの「糖尿病の解決」」出版記念講演会

・日時:2016年9月4日(日) 13:00開場 13:30開会(2時間程度を予定)

・場所:コープ健診フィットネスセンター3階会議室(総合病院南生協病院建物内)

 JR南大高駅徒歩1分
 https://www.minami-hp.jp/access/index.html
 
・内容:江部康二医師講演「糖質制限食に関する全ての疑問にお答えします」、質疑応答

・会費:参加費500円(当日お支払)

・定員:400名

・お申し込み方法: 下記①~③をご記入の上、FAX又は、メールでお申し込みください。

要記入事項: ①お名前 ②お電話番号 ③一般か医療関係者か
FAX: 052-625-0621 / メール: a-murou@minami.or.jp

・お問合せ先:実行委員会事務局 052(625)0620(担当:室生、熊谷)


☆☆☆
以下メディカルトリビューンのサイトから転載

https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0526503509/
氏の生き様が詰まった書
【書評】バーンスタイン医師の糖尿病の解決第4版
高雄病院理事長 江部 康二

ワーク・ライフ | 2016.05.26 17:30

 2007年にDr.Bernstein's Diabetes Solution(第3版)が出版され,その後糖尿病治療において新しい発展があり,
2011年にDr.Bernstein's Diabetes Solution(第4版)が改訂出版された。

本書はその訳本であり,
新型のインスリン注射薬,DPP-4阻害薬,インクレチン関連注射薬などの解説も追加してありバージョンアップしている。

 本書にはバーンスタイン医師の生き様そのものが詰まっているが,まずはその波瀾万丈の軌跡をたどってみたい。

バーンスタイン医師は,1946年,12歳のときに1型糖尿病を発症し,

当初から糖尿病専門医に通院して従来の「低脂肪・高炭水化物食(カロリーの45%は炭水化物)」と
大量のインスリン注射というパターンを20年以上続けた。

その結果,30歳代でとうとう蛋白尿が出現し糖尿病腎症第3期となり,さまざまな合併症も出現した。

この間,頻回の低血糖発作に苦しみ,蛋白尿は次第に増加していった。

 1969年,35歳のとき,血糖自己測定器が新発売され,技師という職業柄,
血糖値と食事の関係を3年間にわたって徹底的に検証した。

当時はまだ「血糖値の正常化によって,糖尿病合併症を予防する」という概念がどこにもなかったが,転機が訪れる。

動物実験ではあるが「血糖値の正常化で合併症の予防・改善ができる」という論文を発見したのである。

しかし主治医に言っても「動物と人間は同じじゃない,人間の血糖値を正常化することはできない」と否定された。

 そこで1973年,糖尿病発症後27年目の39歳のときから,彼は彼自身の身体を実験台にして,

「血糖値を正常に保つ」ように食事の糖質量とインスリン単位を調節し始めた。

いろいろな人体実験をして血糖値を正常範囲に保つ方法を確認していった。

この過程において,彼はついに『厳格な糖質制限食』を導入し,
主治医が決めたインスリン投与量を激減させることに成功し目標を達成した。

蛋白尿も改善・消失し,何年も続いた全身疲労感がなくなった。

 彼は彼自身の発見を他の糖尿病患者にも知らせたいと思い,医学雑誌に論文を投稿するが相手にされない。

医師でないものが発言しても説得力を持たないと判断した彼は,自らが医師になることを決意し,
1979年,45歳のときにアルバート・アインシュタイン医科大学に入学した。

1983年に49歳で医師になり,糖尿病治療学を徹底的に研究し,診療所を開設して多数の患者さんを診察し,

そのデータを参考に本を出版して,厳格な糖質制限食を中心とした糖尿病治療の普及に努めてきた。

糖質制限食こそが,従来の治療法ではどうしようもなかった1型糖尿病患者であるバーンスタイン医師の命を救ったのである。

 2016年4月現在,合併症もなく元気に過ごしておられ,現在は82歳くらいと思う。

彼の生存そのものが提唱する治療法の有効性の証明といえる。

糖尿病治療に当たる医師はもちろんのこと,
1型および2型糖尿病患者にも本書の数々の実戦的なノウハウは大いに役立つと思うので,ぜひご一読あれ。


バーンスタイン医師の糖尿病の解決 第4版 
リチャード・K・バーンスタイン著
柴田 寿彦訳(総合病院南生協病院 名誉院長)
体 裁 A5判,482ページ
定 価 本体5,800円+税
ISBN 978-4-7653-1674-3
発 行 メディカルトリビューン
発 売 金芳堂
 本書は1997年5月に初版が刊行され,それまでの糖尿病治療を覆す内容から全米ベストセラーとなった。
日本語版は2005年に原著2版を刊行,読者の声に応えて第3版を刊行し,このたび第4版がついに刊行―。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
2016/8/21(日)大阪一般向け糖質制限食講演会のご案内。
こんにちは。

2016年8月21日(日)
大阪・中之島で、以下の一般向け糖質制限食講演会を開催します。

「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」

第1部、「糖質制限食のおさらい~実践編」 講師 橋本眞由美管理栄養士

第2部、「糖質制限食のおさらい~理論編」 講師 江部康二


1999年以来、紆余曲折はありましたが、2015年4月から、東大病院でも、糖質40%の糖質制限食を糖尿病食の選択肢の一つとして提供する時代となりました。

そして門脇孝日本糖尿病学会理事長ご自身も緩い糖質制限食実践中です。

やはり、2013年10月に米国糖尿病学会が糖質制限食を正式に容認したことが、大きな追い風となったようです。

嬉しい限りです。

今回も糖質制限食の基礎や最新の情報について、わかりやすいお話しを目指しますので、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山・・・ブログ読者の皆さん、関西方面の方々、奮ってご参加頂けば幸いです。

なお、講演会終了後の賛助会員交流会は満員御礼、キャンセル待ちとなっております。


江部康二



*********

以下、事務局からのお知らせです。

ブログ読者の皆様、弊会の講演会へいつも多数ご参加いただき、また、料理教室にもたくさんご参加、お申し込みいただきまして、ありがとうございます。

8月21日(日)、大阪・中之島で、「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部は、「糖質制限食のおさらい~実践編」で、橋本眞由美管理栄養士(高雄病院/当会アドバイザー)がお話しします。

糖質とは、糖質制限食とはからはじまり、食べてよい食品・要注意食品、外食・中食・調理の際の工夫、知っておきたい便利食品など、糖質制限食の実践のための基本を解説します。

また、陥りがちな落とし穴や注意点、栄養指導時によくある問題点と改善への道のりなど、具体的な事例も交えてお話しします。

第2部は、「糖質制限食のおさらい~理論編」で、当会理事長、江部康二の講演です。

20世紀の日米における糖尿病食の変遷、糖質制限食のこれまでのあゆみや取り巻く状況の変化について、 また、糖質制限食の生理学的な基礎理論や糖質制限食の有効性と安全性に関する根拠などについてお話しします。

加えて、「高血糖の記憶」、「コレステロール」、「人体のエネルギーシステム」、「耐糖能と糖質制限食」、「ケトン食と糖質制限食」など、難解な部分もありますが、おさえておきたいキーワードについても解説します。

ベテラン実践者の方は、復習と振り返りの機会として、初心者の方は、正しい理解と実践のために、皆さま奮って参加いただけますと幸いです。

関西にお住まいの方をはじめ、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

◆講演会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

(同日の賛助会員交流会は満員御礼、キャンセル待ちとなっております。)

///////////////////ご案内/////////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 大阪講演会

 「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」

■日時: 2016年8月21日(日)13:50~16:30頃 ※開場・受付開始は、13:30~

■会場: 大阪大学中之島センター10F 「佐治敬三メモリアルホール」

〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

■内容:

・第1部: 「糖質制限食のおさらい~実践編」

講師: 橋本 眞由美 管理栄養士 
    一般財団法人高雄病院 栄養管理部 部長/当会アドバイザー

・第2部:「糖質制限食のおさらい~理論編」

講師: 江部 康二 医師
    一般財団法人高雄病院理事長/当会理事長

・質疑応答

*第1部45分、第2部70分、質疑応答30分程度を予定しております。

■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般 2,500円

■お支払い方法:

クレジットカード/銀行振込/郵便振替  ※事前決済のみとなります。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
 
 ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:

  1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「通信」欄に「8/21 大阪講演会参加希望」とご記入下さい。
    http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
  下のフォームからお申し込み下さい。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen


■その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・キャンセルは8月19日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承ください。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
たんぱく質と血糖値上昇についての考察。
こんにちは。

サワさんから、たんぱく質と血糖値上昇について、コメント・質問を頂きました。

たんぱく質の成分のアミノ酸のなかで、リジン・ロイシン・アルギニンはインスリンを分泌させます。

そして、例えば牛肉の成分にはロイシン、アルギニン、リジンが含まれています。

正常人が牛サーロインステーキを200g食べても、糖質は筋肉中のグリコーゲン分の0.6gくらいなので、血糖値は3mgも上昇しません。

それなのにインスリンだけが分泌されたら、低血糖になってしまいます。

低血糖にならないのは、同時にインスリン拮抗ホルモンのグルカゴン(血糖上昇作用あり)も分泌されて、効果が相殺されるからです。

米国糖尿病学会は、「血糖値に直接影響を与えるのは糖質だけであり、たんぱく質・脂質は直接影響を与えることはない」としています。

この表現は、間接的にはたんぱく質が血糖値を上昇させることがあるのを示唆していると思います。

脂質は、間接的にも血糖値を上昇させることはありません。

サワさんが、ご指摘のように、

A)1型糖尿病で内因性インスリンがゼロレベルの方は、
たんぱく質摂取でグルカゴンだけが分泌され、インスリンは分泌できないので、
グルカゴンによる糖新生で、間接的にかなり血糖値が上昇します。
高雄病院の1型の患者さん数人の検査で、個人差がありますが、
1gのたんぱく質で、1.0~3.6mg/dl上昇しました。

B)2型糖尿病でも、内因性インスリン分泌能がかなり不足している場合は、
たんぱく質摂取で
『グルカゴン分泌量 > インスリン分泌量』 
となり、血糖値が上昇することがあると思います。

そして、まだ仮説段階ですが、3番目のパターンがあり得ると思います。

C)ロイシン、アルギニン、リジンの摂取刺激によって、
体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、
2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、
たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われます。


サワさんは、C)のタイプの可能性があります。

確かめるのは簡単です。

朝の空腹時血糖値を測定して、鶏ササミ200g(タンパク質43.6g、脂質1.6g、糖質0g)だけを食べて食後1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間血糖値を測定してみましょう。

ササミにも、リジン・ロイシン・アルギニンが含まれています。

この実験で、サワさんにおける、たんぱく質と血糖値上昇の関係が判明すると思います。

なお、サワさんは、HbA1cが4.9%なので、平均血糖値は93.9mg/dlです。

インスリン分泌能は、正常と考えて問題ないですし、糖尿病合併症予防も完璧です。

HbA1cが10%超えだったのが、スーパー糖質制限食で、現在は4.9%とは素晴らしいです。



江部康二



【日付 名前
16/08/03 サワ

ピンチです

先生。ピンチが起こってます笑

2型糖尿、a1c10超え→服薬7.4→緩やかな糖質制限5.6→現在スーパー糖質制限4.9、体重73→緩やかな糖質制限53キロ2年キープ→スーパー糖質制限 現在44キロです。

ゆるゆるの糖質制限でチートデイが多すぎて食後高血糖を防げていなかった私も、スーパー糖質制限に切り替え、体重は更に9キロ減、a1c4.9になりました。ただ、タンパクやカロリーも少なかったようで、生理がストップ、手足が痺れてしまうような状態になり、先生のアドバイス通り、タンパク質や脂質をしっかり取るようにして、体重キープしています。

糖質量だけでなく、タンパク量なども意識し、カロリー確保しています。

高雄病院の給食の様に大体タンパク質30パーセント位を摂取しています。

たまに早朝血糖値がいつもより20程高い時があり、また食後4時間程の頃に甘い匂いの尿をすることがあるのが不思議でした。甘い匂いはアテにならないかもですが、チートデイに限って出ていた匂いで、恐らく尿糖かと思います。

早朝血糖値は20高くとも100以下でその事自体は問題ないのですが、そんな日は一日中血糖値が上がりやすく、また夜中にはもっと高いんじゃないかと不安です。深夜に血糖値が上がっていて、朝はまだ高めなのかもしれません。

血糖値は食後2時間まではたまに計りますが問題無かったです。

糖質は毎度大体変わらず10g以下程度なのに体調かしら?と思っていました。なので朝から血糖値が高めの日は更に糖質を控えていますが、予測外に血糖値が上昇するのです!

最近頻度が高く、a1cにも影響しそうな具合です。

そこで気付いたのがタンパク量です。どうも翌朝血糖値が高めの日は焼肉やたくさんの大豆、お魚を食べた翌日なのです? また糖質セイゲニストでは良くある組み合わせかと思いますが、コンビニのサラダチキン(タンパク質27g)に大豆パン(タンパク質13g)とチーズ(タンパク質3g)ブロッコリー(タンパク質3g)や、焼肉を沢山食べる。といったように、タンパク質が40g以上時には60gくらいになるような食事をする事も多くなりました。先生と一緒で1日2食です。

糖質はかなり少ない食事なのでノーマークな時に限っておかしいので、昨夜サラダチキンなどタンパク質トータル46g、糖質9.8gの食事で測定してみました。

空腹時72→1時間112→2時間135→3時間116 ! 1gの糖質で普段2.5程度上昇するはずなのですが、6.4もアップしていました。

途中入浴した影響があるにせよ、予測外に上昇しています。

夜遅めの夕食でしたが、今朝は77まで下がっていてホッとしました。

普段タンパク質過中心の食事の際は3時間4時間たってもダラダラと高い事も多いです。
4時間後辺りの尿に異変があります。

タンパク質が間接的に血糖値を上げる事があるのは1型の方や、内因性インスリンが不足している場合だとブログ内で勉強済みです。
a1cも低く、上昇幅は1gの糖質で1.5から2.5辺り、ピークは1時間半あたり。普段の空腹時血糖値70から80台。インスリンが枯渇に近い感じは全くしないので不思議です。

やはりかなり膵臓が弱っている?

それとも膵臓のインスリン分泌能力以外に、例えば肝臓や腎臓などに問題がある場合もあるのでしょうか?

もしくは糖質制限のやり方に間違いがあったのでしょうか?

タンパク質、脂質を取るようになってから、手足の痺れも無くなり、基準値以下だった尿素窒素やクレアチニン、HDLも改善していますので、筋肉量、体重をキープするためにもタンパク質は取りたいです。

ケトン食の様に脂質の割合を増やせば血糖値に関しては解決するのでしょうが、油を飲むような食事は下痢を起こしてしまい向きません。またガソリンで動いている様な食事に感じてしまい私には合わない気がします。

長文になりました。

お時間ある際にご回答頂ければ幸いです。】




テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
瑞牆山(みずがきやま)の麓まで観光にいきました。
こんにちは。

8月1日は朝から、瑞牆山(みずがきやま)の麓まで観光にいってきました。

狭くて対向車が来たら擦れ違えないレベルの細い山道をくねくねと登っていって、やっとたどり着きました。
落石注意の看板もいっぱいありました。
富士見高原から1時間とちょっとです。

瑞牆山という漢字は全く読めませんでした。
とても難しい漢字ですね。

標高2230mで、岩だらけの険しい山です。

奇岩がコブのように並んでいたり巨大な岩峰がそびえたりしています。

古くから信仰の山として崇められてきましたが、人々が巨大な岩に畏敬の念を抱いたのでしょう。

千曲川や多摩川の源流が近辺にあるそうです。

膝が痛いとか腰が痛いとかのメンバーがいたので、ここでも身の程をわきまえて頂上に登るのはあきらめました。

山梨県北杜市、奥秩父にあり、日本百名山のひとつだそうです。

瑞牆山の麓の駐車場でも、標高1700mくらいあり、充分涼しかったです。

2001年5月に行われた「全国植樹祭」の会場が、駐車場の階段を上ったところある芝生を敷きつめた広大な広場でした。

誰もいない山の奥を切り開いて、広大な広場を造って天皇陛下をお迎えして「植樹祭」をするというのはいかにも不思議な構造ですが、このような事が、1950年以来毎年春に日本全国で順繰りに行われ続けているみたいです。 (∵)?

ちなみに1950年て、私の誕生年です。

つまり、全国植樹祭、66年間続いているのですね。

瑞牆山(みずがきやま)の麓の植樹祭広場のトイレに「ツキノワグマ出没注意」とありましたが、ここら辺は、元々、彼らのテリトリーだったのだから出没して当たり前ですよね。

お昼過ぎに富士見高原に戻ってきたら大雨で、テニスどころではありませんでした。

夕方は手巻き寿司で、早めの宴会になり、登美の丘ワイン、安曇野信州シャルドネワインなどで始めて、あとは赤兎馬焼酎を呑みました。

5月26日、27日、志摩市賢島「志摩観光ホテル」で開催さっっれた伊勢志摩サミットの昼食のワインには、長野、須坂市、高山村のブドウが使われた「北信シャルドネワイン」が並んだそうです。

その後、赤兎馬のロックを10杯以上は呑んだようですが、二日酔いはなくて朝6時からテニスの練習に参加できました。

糖質制限な焼酎が良かったのか、途中から、コーチが水で薄めてくれた?のが良かったのか?ともあれ、沢山呑んだわりには無事でした。

さていよいよテニス合宿最後の日です。

今日は、暑さ満開の京都に帰らなくてはなりません。(=_=;) 



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット