2016年06月30日 (木)
カフェハルディン(スペイン料理)
京都市右京区鳴滝本町77(地図) TEL.(075)-464-8850
http://www008.upp.so-net.ne.jp/cafejardin/
エヴァンタイユ(フランス料理)
京都市左京区岩倉西五田町1-2 TEL:075-712-0750
http://www.eventail.jp/index.html
南山(焼き肉)
京都市左京区下鴨北野々神町31 北山通ノートルダム小前 TEL:075-722-4131
http://www.nanzan-net.com/
メゾン・ド・ヴァン鶉亭(フランス料理) TEL:075-351-4005
京都市下京区木屋町四条南団栗上る
http://www.caille.jp/
アスペルジュ・ブランシュ(フランス料理) TEL:075-352-4570
地下鉄烏丸線「五条」駅より南へ徒歩1分
五条駅(京都市営。西南出口)から67m
烏丸五条の1つ西の細い通りを南へ60m
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/aspergeblanche
ホームページ http://www.aspergeblanche.com/
西陣はしもと(日本料理) TEL:075-203-4813
住所 〒602-8441 京都市上京区大宮通今出川上ル観世町109
HP: http://www.nishijin-hashimoto.com/
MAIL:info@nishijin-hashimoto.com
魚棚、ふみ文 TEL:075-212-3266
中京区三条木屋町下ル石屋町121
先斗町松屋ビルB1
https://www.facebook.com/kyotofumibun/photos/a.1375019212785555.1073741827.1374998999454243/1375019179452225/?type=3&theater
こんばんは。
上記は、京都市で私がよく行く糖質制限OKレストランです。
いずれも、電話で予約して、糖質制限食を食べることを告げていくのが、確実です。
江部康二
京都市右京区鳴滝本町77(地図) TEL.(075)-464-8850
http://www008.upp.so-net.ne.jp/cafejardin/
エヴァンタイユ(フランス料理)
京都市左京区岩倉西五田町1-2 TEL:075-712-0750
http://www.eventail.jp/index.html
南山(焼き肉)
京都市左京区下鴨北野々神町31 北山通ノートルダム小前 TEL:075-722-4131
http://www.nanzan-net.com/
メゾン・ド・ヴァン鶉亭(フランス料理) TEL:075-351-4005
京都市下京区木屋町四条南団栗上る
http://www.caille.jp/
アスペルジュ・ブランシュ(フランス料理) TEL:075-352-4570
地下鉄烏丸線「五条」駅より南へ徒歩1分
五条駅(京都市営。西南出口)から67m
烏丸五条の1つ西の細い通りを南へ60m
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/aspergeblanche
ホームページ http://www.aspergeblanche.com/
西陣はしもと(日本料理) TEL:075-203-4813
住所 〒602-8441 京都市上京区大宮通今出川上ル観世町109
HP: http://www.nishijin-hashimoto.com/
MAIL:info@nishijin-hashimoto.com
魚棚、ふみ文 TEL:075-212-3266
中京区三条木屋町下ル石屋町121
先斗町松屋ビルB1
https://www.facebook.com/kyotofumibun/photos/a.1375019212785555.1073741827.1374998999454243/1375019179452225/?type=3&theater
こんばんは。
上記は、京都市で私がよく行く糖質制限OKレストランです。
いずれも、電話で予約して、糖質制限食を食べることを告げていくのが、確実です。
江部康二
2016年06月29日 (水)
こんにちは。
2016年8月21日(日)
大阪・中之島で、以下の一般向け糖質制限食講演会を開催します。
「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」
第1部、「糖質制限食のおさらい~実践編」 講師 橋本眞由美管理栄養士
第2部、「糖質制限食のおさらい~理論編」 講師 江部康二
1999年以来、紆余曲折はありましたが、2016年、東大病院でも、糖質40%の糖質制限食を糖尿病食の選択肢の一つとして提供する時代となりました。嬉しい限りです。
今回も糖質制限食の基礎や最新の情報について、わかりやすいお話しを目指しますので、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山・・・ブログ読者の皆さん、関西方面の方々、奮ってご参加頂けば幸いです。
江部康二
*********
以下、事務局からのお知らせです。
ブログ読者の皆様、弊会の講演会へいつも多数ご参加いただき、また、料理教室にもたくさんご参加、お申し込みいただきまして、ありがとうございます。
8月21日(日)、大阪・中之島で、「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部は、「糖質制限食のおさらい~実践編」で、橋本眞由美管理栄養士(高雄病院/当会アドバイザー)がお話しします。
糖質とは、糖質制限食とはからはじまり、食べてよい食品・要注意食品、外食・中食・調理の際の工夫、知っておきたい便利食品など、糖質制限食の実践のための基本を解説します。
また、陥りがちな落とし穴や注意点、栄養指導時によくある問題点と改善への道のりなど、具体的な事例も交えてお話しします。
第2部は、「糖質制限食のおさらい~理論編」で、当会理事長、江部康二の講演です。
20世紀の日米における糖尿病食の変遷、糖質制限食のこれまでのあゆみや取り巻く状況の変化について、 また、糖質制限食の生理学的な基礎理論や糖質制限食の有効性と安全性に関する根拠などについてお話しします。
加えて、「高血糖の記憶」、「コレステロール」、「人体のエネルギーシステム」、「耐糖能と糖質制限食」、「ケトン食と糖質制限食」など、
難解な部分もありますが、おさえておきたいキーワードについても解説します。
ベテラン実践者の方は、復習と振り返りの機会として、初心者の方は、正しい理解と実践のために、皆さま奮って参加いただけますと幸いです。
関西にお住まいの方をはじめ、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催致します。
◆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 大阪講演会
「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」
■日時: 2016年8月21日(日)13:50~16:30頃 ※開場・受付開始は、13:30~
■会場: 大阪大学中之島センター10F 「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
■内容:
・第1部: 「糖質制限食のおさらい~実践編」
講師: 橋本 眞由美 管理栄養士
一般財団法人高雄病院 栄養管理部 部長/当会アドバイザー
・第2部:「糖質制限食のおさらい~理論編」
講師: 江部 康二 医師
一般財団法人高雄病院理事長/当会理事長
・質疑応答
*第1部45分、第2部70分、質疑応答30分程度を予定しております。
■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般 2,500円
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に「8/21 大阪講演会参加希望」とご記入下さい。
(交流会へ参加希望の場合は、その旨をご記入下さい。)
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは8月19日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承ください。
2016年8月21日(日)
大阪・中之島で、以下の一般向け糖質制限食講演会を開催します。
「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」
第1部、「糖質制限食のおさらい~実践編」 講師 橋本眞由美管理栄養士
第2部、「糖質制限食のおさらい~理論編」 講師 江部康二
1999年以来、紆余曲折はありましたが、2016年、東大病院でも、糖質40%の糖質制限食を糖尿病食の選択肢の一つとして提供する時代となりました。嬉しい限りです。
今回も糖質制限食の基礎や最新の情報について、わかりやすいお話しを目指しますので、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山・・・ブログ読者の皆さん、関西方面の方々、奮ってご参加頂けば幸いです。
江部康二
*********
以下、事務局からのお知らせです。
ブログ読者の皆様、弊会の講演会へいつも多数ご参加いただき、また、料理教室にもたくさんご参加、お申し込みいただきまして、ありがとうございます。
8月21日(日)、大阪・中之島で、「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」と題して、一般の方向けの講演会を開催いたします。
第1部は、「糖質制限食のおさらい~実践編」で、橋本眞由美管理栄養士(高雄病院/当会アドバイザー)がお話しします。
糖質とは、糖質制限食とはからはじまり、食べてよい食品・要注意食品、外食・中食・調理の際の工夫、知っておきたい便利食品など、糖質制限食の実践のための基本を解説します。
また、陥りがちな落とし穴や注意点、栄養指導時によくある問題点と改善への道のりなど、具体的な事例も交えてお話しします。
第2部は、「糖質制限食のおさらい~理論編」で、当会理事長、江部康二の講演です。
20世紀の日米における糖尿病食の変遷、糖質制限食のこれまでのあゆみや取り巻く状況の変化について、 また、糖質制限食の生理学的な基礎理論や糖質制限食の有効性と安全性に関する根拠などについてお話しします。
加えて、「高血糖の記憶」、「コレステロール」、「人体のエネルギーシステム」、「耐糖能と糖質制限食」、「ケトン食と糖質制限食」など、
難解な部分もありますが、おさえておきたいキーワードについても解説します。
ベテラン実践者の方は、復習と振り返りの機会として、初心者の方は、正しい理解と実践のために、皆さま奮って参加いただけますと幸いです。
関西にお住まいの方をはじめ、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
*当日講演会終了後に、賛助会員交流会を開催致します。
◆講演会・賛助会員交流会情報URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
///////////////////ご案内/////////////////////
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 大阪講演会
「美味しく、楽しく続けるために。糖質制限食のおさらい」
■日時: 2016年8月21日(日)13:50~16:30頃 ※開場・受付開始は、13:30~
■会場: 大阪大学中之島センター10F 「佐治敬三メモリアルホール」
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
■内容:
・第1部: 「糖質制限食のおさらい~実践編」
講師: 橋本 眞由美 管理栄養士
一般財団法人高雄病院 栄養管理部 部長/当会アドバイザー
・第2部:「糖質制限食のおさらい~理論編」
講師: 江部 康二 医師
一般財団法人高雄病院理事長/当会理事長
・質疑応答
*第1部45分、第2部70分、質疑応答30分程度を予定しております。
■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般 2,500円
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に「8/21 大阪講演会参加希望」とご記入下さい。
(交流会へ参加希望の場合は、その旨をご記入下さい。)
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-gen
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは8月19日(金)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承ください。
2016年06月29日 (水)
おはようございます。
朝日カルチャーセンター横浜教室講座のご案内です。
最新の本の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
横浜・東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
このサイトからもお申し込み頂けます。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾 横浜教室
TEL:045-453-1122
出版記念講座
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
■日時:2016年7月10日(日)13:00~14:30
■受講料(税込み): 会員 3,024円 一般 3,672円
江部康二
☆☆☆
以下は、朝日カルチャーセンター横浜のサイトから抜粋です。
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして健康になる
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年注目されている糖質制限食ですが、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始されました。
その後、血糖値を良好に保ち糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
この過程で、肥満・メタボリックシンドロームなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
2013年10月には米国糖尿病学会が、「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に認めました。
このことが大きな追い風となり、日本でも糖質制限食賛成派の医師が増えました。
脳はブドウ糖だけでなくケトン体をエネルギー源とすることは明白です。
この間、胎盤のケトン体や新生児のケトン体は基準値より高値が普通と判明し、その安全性も確立しました。 (講師・記)
日時 2016/7/10(日) 13:00-14:30
受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,672円
注意事項 ※この講座は一般の方を対象にしています。
個人的な治療相談は承りかねますのでご了承下さい。
お申し込み
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
朝日カルチャーセンター横浜教室 電話:045-453-1122
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )
は日に約10000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター横浜教室講座のご案内です。
最新の本の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
横浜・東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
このサイトからもお申し込み頂けます。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾 横浜教室
TEL:045-453-1122
出版記念講座
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
■日時:2016年7月10日(日)13:00~14:30
■受講料(税込み): 会員 3,024円 一般 3,672円
江部康二
☆☆☆
以下は、朝日カルチャーセンター横浜のサイトから抜粋です。
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして健康になる
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年注目されている糖質制限食ですが、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始されました。
その後、血糖値を良好に保ち糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。
この過程で、肥満・メタボリックシンドロームなど様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
2013年10月には米国糖尿病学会が、「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に認めました。
このことが大きな追い風となり、日本でも糖質制限食賛成派の医師が増えました。
脳はブドウ糖だけでなくケトン体をエネルギー源とすることは明白です。
この間、胎盤のケトン体や新生児のケトン体は基準値より高値が普通と判明し、その安全性も確立しました。 (講師・記)
日時 2016/7/10(日) 13:00-14:30
受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,672円
注意事項 ※この講座は一般の方を対象にしています。
個人的な治療相談は承りかねますのでご了承下さい。
お申し込み
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
朝日カルチャーセンター横浜教室 電話:045-453-1122
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )
は日に約10000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2016年06月28日 (火)
こんにちは。
13日のブログ記事で、リニューアル新発売となった、糖質制限炒飯 レンジdeごはん を紹介しました。
掲載後、沢山の注文が入りましたとあらてつさんから報告がありました。
ブログ読者の皆さん、ありがとうございます。\(^o^)/
以下、その時の記事を再掲しますね。
私が監修している糖質制限ドットコムより、糖質制限炒飯がリニューアルして新発売になりました。

以前の糖質制限 レンジ de ごはん は、ABS社のふっくライスを使っていましたが、ふっくライスの製造が困難となり、しばらくの間販売を休止していました。
この糖質制限 レンジ de ごはん、電子レンジで温めるだけですぐに食べられるので、会社のお昼に食べる方も多く、再販を望む声が多く寄せられました(^_^;)
製造元のABS社さん、なんとかふっくライスを復活させようと努力してくださいましたが、原材料不足という大きな壁に阻まれてしまいました。
そこで、ふっくライスではありませんが、従来販売されていたコンニャク米の糖質を減らし、チャーハンを復活させることにしました。
と言っても、はいそうですかと簡単に行く訳もなく、作業は難航。
私も試作が出来上がる度に食べて血糖値を測ってを繰り返しました(^_^;)
試行錯誤の末、コンニャク米から大幅に糖質を減らすことに成功、ようやく復活となりました。
今回リニューアル発売されたのは、炒飯、高菜炒飯、ドライカレーの3種類です。
先程も書きましたが、電子レンジ対応パックに入って冷凍されてますので、本当に電子レンジで温めるだけで、お手軽に炒飯を食べることが出来ます(^^)
面倒くさがりの私にもピッタリの新商品です(笑)
食べた感じも、よくよく注意しないとコンニャク米を使っているとは思えないくらい普通の炒飯で、とても美味しいです(^O^)
これなら、電子レンジさえあれば、職場でも糖質制限の昼食を摂ることができますね。
もちろん、私が監修していますので、血糖測定結果もバッチリです。
炒飯
2015年11月27日
午後6時血糖値:103mg
糖質制限焼きめし1人前摂取
午後7時血糖値:104mg
高菜
2015年12月14日
午後5時40分:空腹時血糖値:96mg
ハルディンの新作焼きめし、一人前摂取
午後6時40分、食後1時間血糖値:113mg
ドライカレー
2015年12月15日
午後4時45分:空腹時血糖:95mg
ハルディンの新作ドライカレーを、一人前摂取
午後5:45 :摂取1時間後血糖値:121mg
3種類とも、糖質の含有量を下回る優秀な結果が出ました。
これなら我々糖尿人でも安心して食べられますね(^^)
レンジで温めるだけで炒飯が楽しめる「糖質制限 レンジ de ごはん」
簡単なだけではなく、美味しく血糖上昇も最低限に抑えられています。
糖尿人のみならず、メタボ人、ダイエッターの方も、是非お試しあれ。
江部康二
詳細・ご注文は糖質制限ドットコムまで。
↓ ↓ ↓
糖質制限 レンジdeごはん
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail160.html
13日のブログ記事で、リニューアル新発売となった、糖質制限炒飯 レンジdeごはん を紹介しました。
掲載後、沢山の注文が入りましたとあらてつさんから報告がありました。
ブログ読者の皆さん、ありがとうございます。\(^o^)/
以下、その時の記事を再掲しますね。
私が監修している糖質制限ドットコムより、糖質制限炒飯がリニューアルして新発売になりました。

以前の糖質制限 レンジ de ごはん は、ABS社のふっくライスを使っていましたが、ふっくライスの製造が困難となり、しばらくの間販売を休止していました。
この糖質制限 レンジ de ごはん、電子レンジで温めるだけですぐに食べられるので、会社のお昼に食べる方も多く、再販を望む声が多く寄せられました(^_^;)
製造元のABS社さん、なんとかふっくライスを復活させようと努力してくださいましたが、原材料不足という大きな壁に阻まれてしまいました。
そこで、ふっくライスではありませんが、従来販売されていたコンニャク米の糖質を減らし、チャーハンを復活させることにしました。
と言っても、はいそうですかと簡単に行く訳もなく、作業は難航。
私も試作が出来上がる度に食べて血糖値を測ってを繰り返しました(^_^;)
試行錯誤の末、コンニャク米から大幅に糖質を減らすことに成功、ようやく復活となりました。
今回リニューアル発売されたのは、炒飯、高菜炒飯、ドライカレーの3種類です。
先程も書きましたが、電子レンジ対応パックに入って冷凍されてますので、本当に電子レンジで温めるだけで、お手軽に炒飯を食べることが出来ます(^^)
面倒くさがりの私にもピッタリの新商品です(笑)
食べた感じも、よくよく注意しないとコンニャク米を使っているとは思えないくらい普通の炒飯で、とても美味しいです(^O^)
これなら、電子レンジさえあれば、職場でも糖質制限の昼食を摂ることができますね。
もちろん、私が監修していますので、血糖測定結果もバッチリです。
炒飯
2015年11月27日
午後6時血糖値:103mg
糖質制限焼きめし1人前摂取
午後7時血糖値:104mg
高菜
2015年12月14日
午後5時40分:空腹時血糖値:96mg
ハルディンの新作焼きめし、一人前摂取
午後6時40分、食後1時間血糖値:113mg
ドライカレー
2015年12月15日
午後4時45分:空腹時血糖:95mg
ハルディンの新作ドライカレーを、一人前摂取
午後5:45 :摂取1時間後血糖値:121mg
3種類とも、糖質の含有量を下回る優秀な結果が出ました。
これなら我々糖尿人でも安心して食べられますね(^^)
レンジで温めるだけで炒飯が楽しめる「糖質制限 レンジ de ごはん」
簡単なだけではなく、美味しく血糖上昇も最低限に抑えられています。
糖尿人のみならず、メタボ人、ダイエッターの方も、是非お試しあれ。
江部康二
詳細・ご注文は糖質制限ドットコムまで。
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糖質制限 レンジdeごはん
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail160.html
糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム
糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。
2016年06月27日 (月)
【16/06/27 名古屋・h
糖質制限ダイエットの真実、論争に決着?
江部先生こんにちわ。
2016、7/2の週刊東洋経済に、糖質制限ダイエットの真実、論争に決着、専門医に直撃と題して、推進派の江部先生と元慎重派の日本糖尿病学会理事長門脇孝氏の見解が載っています。
糖質制限の圧勝。雑誌記者が記載した記事においても、死亡リスクを唱えた研究論文の信頼性がないことも詳細に述べ、糖質制限の有効性を明確に伝えています。
江部先生の見解、うまく伝わり説得力も見事と思います。
一方、門脇氏の見解がかなり糖質制限に近づいたことは驚きとともに、糖質制限の有効性が広く認められたことを示すものと思います。
患者向けの糖質量を従来の50~60%から、東大病院では40%を提供していると述べておられます。
門脇氏に、慎重派ではなく、元慎重派の名称が付されています。
但し、門脇見解の中で以下の3点は問題があり明確な根拠を示してもらいたいものです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。(私は74歳、糖質制限5年になりますが、筋肉量は増加している。③の主張も矛盾する。)
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。(多くのセイゲニストが実行、極めて容易)
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
あげ足をとるわけではありませんが、65歳以上は不適、60歳以下はがんになる危険があるなら、60~65歳にのみ推奨するのでしょうか?
なんとか、糖質制限を広めたくないという本心がかかる矛盾を起こすのかと邪推されるかもしれません。
日本を代表する経済雑誌の一つが糖質制限の有効性を認めた意義は大きく、江部先生の長年の努力が実りつつあることを嬉しく思います。
名古屋・h】
名古屋・hさんから
2016/7/2号の週刊東洋経済について情報・コメントを頂きました。
ありがとうございます。
78ページから81ページまで、
もはや意識高い系の生きざま
糖質制限ダイエットの真実(78~79ページ)
本当のところ、糖質制限って、どうなんですか(80~81ページ)
という記事が掲載されました。
私も写真入りで、糖質制限食推進派の医師として、しっかりコメントを述べました。(☆)
対して、元慎重派ということで、門脇孝、日本糖尿病学会理事長が見解を述べておられます。
私も、びっくりしましたが、門脇理事長、なんと緩い糖質制限食には既に賛成であり、2015年4月から東大病院では、糖質40%というメニューを提供されているそうです。
いやはや、大変身ですが、とてもいい方向への変化なので私としても嬉しい限りです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。
糖質制限食は高たんぱく食になるので筋肉低下はしないですが、
カロリー制限食は低たんぱく質になる危険があるので注意が必要です。
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。
これは、名古屋・hさんが、ご指摘のごとく日本中の糖質セイゲニストが、楽々と実践して、糖尿病やメタボのコントロールに成功してますね。
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
これは、根拠となる論文はないと思います。
例えば、厚生労働省の見解は以下の太字の如くです。
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
II 各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
<97ページ>
3─1.耐容上限量の設定
たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。
江部康二
(☆)
以下は週刊東洋経済2106/7/2号 80ページの江部康二のコメントです。
インスリン注射による糖尿病患者の血糖コントロールが普及するまで、糖質制限は糖尿病の食事療法として一般的だった。「糖尿病学の父」、エリオット・ジョスリン医師の著作(1916年)によれば、炭水化物は総摂取カロリーの2割が標準と書かれている。糖尿病だった文豪の夏目漱石も、厳しい糖質制限食で症状を改善させている。
だが、21年に初めてインスリンが抽出され、患者の血糖コントロールに用いられるようになると、推奨される炭水化物量はどんどん増え続け、86年には6割に。患者の肥満解消にはカロリー制限が有効とされ、日本糖尿病学会もこれに追従。そして、糖質制限食は「異端」のレッテルを貼られたわけだ。
糖質制限食が国内で「再発見」されたのは、99年のこと。高雄病院院長(当時)だった兄が導入し、私も自ら糖尿病になったことで研究に取り組みはじめ、血糖の安定や肥満の解消に短期間で大きな効果があることを確信した。
その有効性や安全性をめぐっては様々な議論がされてきたが、13年に決着はついた。長らく糖質制限食を「推奨できない」としていた米国糖尿病学会が、2008年に1年間の安全保証期限付きで糖質制限の有効性を認め、13年には期限なしの容認に至ったのだ。
それにも関わらず、日本糖尿病学会の姿勢は旧態依然としていて、現時点でも炭水化物の極端な制限は推奨できないという提言を変えていない。医学部でもそう教えている。当然、上層部の人間はアメリカの動きを知っているはずだが、これまでカロリー制限食を唯一の食事療法として患者に強制してきた以上、ひっこみがつかなくなっているのではないか。
同学会が13年に出したメディア向け資料には、08年に聖路加国際病院の能登医師らが発表した「長期的糖質制限により死亡の危険性が高まる可能性がある」と結論づけた論文が引かれており、これが大手新聞に次々掲載されて糖質制限ネガティブキャンペーンの様相を呈した。だが、この論文のエビデンスレベルは低く、能登氏自身もそれを認めている。しかも、被験者は現在糖質制限食の上限である1日糖質130g以上食べている。きちんと糖質制限をしたら、死人が増えるどころか、寿命が延びるだろう。
また、脳の唯一の栄養はブドウ糖なのだから、糖質を制限したら頭が働かなくなるというのも誤解だ。脳は、ブドウ糖だけでなく脂肪を分解してできるケトン体も栄養にすることができるのだ。「日本人の主食は米である。それを減らして健康になるわけがない」と批判も凝り固まった考え。700万年間の人類の歴史を考えてごらんなさい。穀物の栽培がはじまったのは約1万年前。それまでの人類は今で言う糖質制限食で問題なく生きてきたのだ。
さらには、糖質制限をしてから力が入らない、生理が止まったという場合は、同時にカロリー制限をしてエネルギー不足になってしまっている場合がほとんど。ダイエット中の人は、脂身のある肉などを摂取することに心理的な抵抗感を感じる。それで動物性脂肪を摂らずに豆腐を食べるとか、脂肪の少ない鳥のササミばかり食べていると、当然エネルギー不足でヘロヘロになるだろう。
糖質制限を適切に行う秘訣は、食物繊維やビタミンCを葉野菜などからしっかり摂取したうえで、適正なカロリーを維持しながら、動物性脂肪・タンパク質をしっかり摂ることが大切だ。
糖質制限ダイエットの真実、論争に決着?
江部先生こんにちわ。
2016、7/2の週刊東洋経済に、糖質制限ダイエットの真実、論争に決着、専門医に直撃と題して、推進派の江部先生と元慎重派の日本糖尿病学会理事長門脇孝氏の見解が載っています。
糖質制限の圧勝。雑誌記者が記載した記事においても、死亡リスクを唱えた研究論文の信頼性がないことも詳細に述べ、糖質制限の有効性を明確に伝えています。
江部先生の見解、うまく伝わり説得力も見事と思います。
一方、門脇氏の見解がかなり糖質制限に近づいたことは驚きとともに、糖質制限の有効性が広く認められたことを示すものと思います。
患者向けの糖質量を従来の50~60%から、東大病院では40%を提供していると述べておられます。
門脇氏に、慎重派ではなく、元慎重派の名称が付されています。
但し、門脇見解の中で以下の3点は問題があり明確な根拠を示してもらいたいものです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。(私は74歳、糖質制限5年になりますが、筋肉量は増加している。③の主張も矛盾する。)
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。(多くのセイゲニストが実行、極めて容易)
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
あげ足をとるわけではありませんが、65歳以上は不適、60歳以下はがんになる危険があるなら、60~65歳にのみ推奨するのでしょうか?
なんとか、糖質制限を広めたくないという本心がかかる矛盾を起こすのかと邪推されるかもしれません。
日本を代表する経済雑誌の一つが糖質制限の有効性を認めた意義は大きく、江部先生の長年の努力が実りつつあることを嬉しく思います。
名古屋・h】
名古屋・hさんから
2016/7/2号の週刊東洋経済について情報・コメントを頂きました。
ありがとうございます。
78ページから81ページまで、
もはや意識高い系の生きざま
糖質制限ダイエットの真実(78~79ページ)
本当のところ、糖質制限って、どうなんですか(80~81ページ)
という記事が掲載されました。
私も写真入りで、糖質制限食推進派の医師として、しっかりコメントを述べました。(☆)
対して、元慎重派ということで、門脇孝、日本糖尿病学会理事長が見解を述べておられます。
私も、びっくりしましたが、門脇理事長、なんと緩い糖質制限食には既に賛成であり、2015年4月から東大病院では、糖質40%というメニューを提供されているそうです。
いやはや、大変身ですが、とてもいい方向への変化なので私としても嬉しい限りです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。
糖質制限食は高たんぱく食になるので筋肉低下はしないですが、
カロリー制限食は低たんぱく質になる危険があるので注意が必要です。
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。
これは、名古屋・hさんが、ご指摘のごとく日本中の糖質セイゲニストが、楽々と実践して、糖尿病やメタボのコントロールに成功してますね。
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
これは、根拠となる論文はないと思います。
例えば、厚生労働省の見解は以下の太字の如くです。
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
II 各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
<97ページ>
3─1.耐容上限量の設定
たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。
江部康二
(☆)
以下は週刊東洋経済2106/7/2号 80ページの江部康二のコメントです。
インスリン注射による糖尿病患者の血糖コントロールが普及するまで、糖質制限は糖尿病の食事療法として一般的だった。「糖尿病学の父」、エリオット・ジョスリン医師の著作(1916年)によれば、炭水化物は総摂取カロリーの2割が標準と書かれている。糖尿病だった文豪の夏目漱石も、厳しい糖質制限食で症状を改善させている。
だが、21年に初めてインスリンが抽出され、患者の血糖コントロールに用いられるようになると、推奨される炭水化物量はどんどん増え続け、86年には6割に。患者の肥満解消にはカロリー制限が有効とされ、日本糖尿病学会もこれに追従。そして、糖質制限食は「異端」のレッテルを貼られたわけだ。
糖質制限食が国内で「再発見」されたのは、99年のこと。高雄病院院長(当時)だった兄が導入し、私も自ら糖尿病になったことで研究に取り組みはじめ、血糖の安定や肥満の解消に短期間で大きな効果があることを確信した。
その有効性や安全性をめぐっては様々な議論がされてきたが、13年に決着はついた。長らく糖質制限食を「推奨できない」としていた米国糖尿病学会が、2008年に1年間の安全保証期限付きで糖質制限の有効性を認め、13年には期限なしの容認に至ったのだ。
それにも関わらず、日本糖尿病学会の姿勢は旧態依然としていて、現時点でも炭水化物の極端な制限は推奨できないという提言を変えていない。医学部でもそう教えている。当然、上層部の人間はアメリカの動きを知っているはずだが、これまでカロリー制限食を唯一の食事療法として患者に強制してきた以上、ひっこみがつかなくなっているのではないか。
同学会が13年に出したメディア向け資料には、08年に聖路加国際病院の能登医師らが発表した「長期的糖質制限により死亡の危険性が高まる可能性がある」と結論づけた論文が引かれており、これが大手新聞に次々掲載されて糖質制限ネガティブキャンペーンの様相を呈した。だが、この論文のエビデンスレベルは低く、能登氏自身もそれを認めている。しかも、被験者は現在糖質制限食の上限である1日糖質130g以上食べている。きちんと糖質制限をしたら、死人が増えるどころか、寿命が延びるだろう。
また、脳の唯一の栄養はブドウ糖なのだから、糖質を制限したら頭が働かなくなるというのも誤解だ。脳は、ブドウ糖だけでなく脂肪を分解してできるケトン体も栄養にすることができるのだ。「日本人の主食は米である。それを減らして健康になるわけがない」と批判も凝り固まった考え。700万年間の人類の歴史を考えてごらんなさい。穀物の栽培がはじまったのは約1万年前。それまでの人類は今で言う糖質制限食で問題なく生きてきたのだ。
さらには、糖質制限をしてから力が入らない、生理が止まったという場合は、同時にカロリー制限をしてエネルギー不足になってしまっている場合がほとんど。ダイエット中の人は、脂身のある肉などを摂取することに心理的な抵抗感を感じる。それで動物性脂肪を摂らずに豆腐を食べるとか、脂肪の少ない鳥のササミばかり食べていると、当然エネルギー不足でヘロヘロになるだろう。
糖質制限を適切に行う秘訣は、食物繊維やビタミンCを葉野菜などからしっかり摂取したうえで、適正なカロリーを維持しながら、動物性脂肪・タンパク質をしっかり摂ることが大切だ。
2016年06月27日 (月)
こんにちは。
映画「あまくない砂糖の話」
監督・脚本・出演:デイモン・ガモー
ドキュメンタリー映画
2016年3月から、日本全国で順次公開開始しています。
私も、興味があってネットで、ちょこっと情報を見たりしていましたが、今回、事務局から、上映会のあとのトークショーの依頼が舞い込みましたので、軽いのりで引き受けました。(^^)
2016/6/26(日)トークショーの司会者兼お相手は、田辺ユウキさんでした。
10日前に高雄病院に来られたときは、明らかにメタボ体型だったので、トークショーを引き受けたものの、やや私も困惑気味だったのです。
田辺さん、トークショー当日もメタボのままだったら、京都に逃げて帰ろうかと思っていたのですが、さすがです。
田辺さん、10日間スーパー糖質制限食を実践されて、トークショー当日は3.5kgの減量に成功され腹回りすっきりでした。
30分間のトークショー、
「あまくない砂糖の話」のこと、
糖質制限食のこと
三島塾の三島学塾長の新刊「糖質制限が子供を救う」のこと、
とかいろいろ話してあっという間の30分間でした。
とても楽しかったです。
第七藝術劇場の支配人さんによれば、満員御礼で立ち見になったのは初めての快挙とのお話でした。
ブログ読者の皆さん、大勢ご参加いただきありがとうございました。
江部康二
☆☆☆
この映画は、俳優のデイモン・ガモーが、普通のオーストラリア人は、普段1日に平均するとスプーン40杯相当分の砂糖を摂取していることを知って企画したものです。
デイモン・ガモーが自分自身で人体実験をして、心身共に不調になっていく課程を描くドキュメンタリー映画です。
砂糖といっても、実物の砂糖のことではありません。
実は、ごく普通の健康食品の中に成分として、これまたごく普通に砂糖が含まれているのです。
朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康食品とされているものの中には、実は大量の砂糖が含まれているのです。
「あまくない砂糖の話」は、
『健康食品と思って、安心して普通に食べていると不健康になる』
ことを人体実験で証明していく60日間の課程を描いています。
人体実験のルールは5つだけです。
1)1日にスプーン40杯分相当の砂糖を摂取する。
2)アイスクリーム、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは避ける。
3)朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バーなど「健康食品」から摂る。
4)必ず、低脂肪食品を選ぶ。
5)ジョギングや筋トレは今までどおり続ける。
この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす悪影響や、健康食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていきます。
デイモン・ガモーは、開始前までは、実は糖質セイゲニストでして糖質摂取比率は24%でした。
健康な糖質セイゲニストが、砂糖だけではなくて、『糖質たっぷり食』を食べて、心身共に崩壊していく物語でもあります。
映画「あまくない砂糖の話」
監督・脚本・出演:デイモン・ガモー
ドキュメンタリー映画
2016年3月から、日本全国で順次公開開始しています。
私も、興味があってネットで、ちょこっと情報を見たりしていましたが、今回、事務局から、上映会のあとのトークショーの依頼が舞い込みましたので、軽いのりで引き受けました。(^^)
2016/6/26(日)トークショーの司会者兼お相手は、田辺ユウキさんでした。
10日前に高雄病院に来られたときは、明らかにメタボ体型だったので、トークショーを引き受けたものの、やや私も困惑気味だったのです。
田辺さん、トークショー当日もメタボのままだったら、京都に逃げて帰ろうかと思っていたのですが、さすがです。
田辺さん、10日間スーパー糖質制限食を実践されて、トークショー当日は3.5kgの減量に成功され腹回りすっきりでした。
30分間のトークショー、
「あまくない砂糖の話」のこと、
糖質制限食のこと
三島塾の三島学塾長の新刊「糖質制限が子供を救う」のこと、
とかいろいろ話してあっという間の30分間でした。
とても楽しかったです。
第七藝術劇場の支配人さんによれば、満員御礼で立ち見になったのは初めての快挙とのお話でした。
ブログ読者の皆さん、大勢ご参加いただきありがとうございました。
江部康二
☆☆☆
この映画は、俳優のデイモン・ガモーが、普通のオーストラリア人は、普段1日に平均するとスプーン40杯相当分の砂糖を摂取していることを知って企画したものです。
デイモン・ガモーが自分自身で人体実験をして、心身共に不調になっていく課程を描くドキュメンタリー映画です。
砂糖といっても、実物の砂糖のことではありません。
実は、ごく普通の健康食品の中に成分として、これまたごく普通に砂糖が含まれているのです。
朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康食品とされているものの中には、実は大量の砂糖が含まれているのです。
「あまくない砂糖の話」は、
『健康食品と思って、安心して普通に食べていると不健康になる』
ことを人体実験で証明していく60日間の課程を描いています。
人体実験のルールは5つだけです。
1)1日にスプーン40杯分相当の砂糖を摂取する。
2)アイスクリーム、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは避ける。
3)朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バーなど「健康食品」から摂る。
4)必ず、低脂肪食品を選ぶ。
5)ジョギングや筋トレは今までどおり続ける。
この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす悪影響や、健康食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていきます。
デイモン・ガモーは、開始前までは、実は糖質セイゲニストでして糖質摂取比率は24%でした。
健康な糖質セイゲニストが、砂糖だけではなくて、『糖質たっぷり食』を食べて、心身共に崩壊していく物語でもあります。
2016年06月26日 (日)
こんばんは。
膵β細胞からのインスリン分泌と糖尿病の病態進展との関係は、過去いろいろ研究されてきました。
それで諸説あるのですが、「糖尿病を発症した時点で、膵臓のβ細胞量は35%残存で65%が失われている」というのが剖検研究からの仮説です。
同様に剖検による研究では、IGT(食後高血糖境界型・予備軍)の段階で、耐糖能正常の状態に対して、β細胞量は50%減少していることが報告されました。
つまり、糖尿病発症前の段階から、インスリン分泌の低下がすでに認められたわけです。
また他の多くの研究から、
「血糖値上昇と膵β細胞の機能低下が相関すること」
「2型糖尿病の発症以降は、インスリン感受性が維持されていても膵β細胞機能は徐々に低下すること」
が報告されています。
要するに、膵β細胞機能は糖尿病発症前の段階からとっくに低下していて、疾患進行とともにさらに悪化すると考えられています。
つまり現状では2型糖尿病は、進行性の不治の病とされています。
これでは、糖尿人はまるでお先真っ暗ではないですか(;△;)
しかしこれは、従来の薬物療法(SU剤やインスリン注射など)と、従来のカロリー制限食(高糖質食)を実践した場合のお話です。
結局、従来の治療法では「食後高血糖」が防げないので、膵β細胞が進行性に障害され続けて、インスリン分泌能が徐々に低下していったものと考えられます。
それならば、スーパー糖質制限食実践で食後高血糖を正常にコントロールすれば、膵β細胞の進行性の障害は予防できると考えられます。
IGT(食後高血糖境界型・予備軍)の段階で、正常に比し50%のβ細胞量しかない可能性があると、述べました。
糖尿病発症の段階ならもっと減っています。
ただ、剖検の結果は兎も角としてβ細胞は段階的には「壊れている細胞」、「疲弊している細胞」、「元気な細胞」の3種類のβ細胞があると思います。
壊れている細胞はもう元には戻りませんが、疲弊しているβ細胞はスーパー糖質制限食で、追加分泌インスリンの必要がほとんどなければ休養できて回復します。
スーパー糖質制限食で、食後高血糖はリアルタイムに改善します。軽症の糖尿人なら空腹時血糖値もそれに伴い速やかに改善します。
一方「糖毒」(*)状態のやや重い病態の糖尿人もおられます。
こちらもスーパー糖質制限食で、「糖毒」の悪循環が解除されれば、血糖コントロールも良好となります。
そして、美味しく楽しくスーパー糖質制限食実践を続けていけば、食後高血糖もなく、β細胞の新たな障害もなく、健康な人生をまっとうすることができます。
(*)糖毒
① 高血糖の持続→膵臓のランゲルハンス島のβ細胞にダメージ→インスリン分泌低下
② 高血糖の持続→筋肉細胞レベルでのインスリン抵抗性増大
高血糖があると①と②が体内で生じます。
インスリン分泌低下と抵抗性増大が生じれば、ますます高血糖となります。
≪高血糖の持続→インスリン分泌低下とインスリン抵抗性増大→高血糖の持続→≫
この悪循環パターンを、臨床的には「糖毒」 と呼びます。
江部康二
膵β細胞からのインスリン分泌と糖尿病の病態進展との関係は、過去いろいろ研究されてきました。
それで諸説あるのですが、「糖尿病を発症した時点で、膵臓のβ細胞量は35%残存で65%が失われている」というのが剖検研究からの仮説です。
同様に剖検による研究では、IGT(食後高血糖境界型・予備軍)の段階で、耐糖能正常の状態に対して、β細胞量は50%減少していることが報告されました。
つまり、糖尿病発症前の段階から、インスリン分泌の低下がすでに認められたわけです。
また他の多くの研究から、
「血糖値上昇と膵β細胞の機能低下が相関すること」
「2型糖尿病の発症以降は、インスリン感受性が維持されていても膵β細胞機能は徐々に低下すること」
が報告されています。
要するに、膵β細胞機能は糖尿病発症前の段階からとっくに低下していて、疾患進行とともにさらに悪化すると考えられています。
つまり現状では2型糖尿病は、進行性の不治の病とされています。
これでは、糖尿人はまるでお先真っ暗ではないですか(;△;)
しかしこれは、従来の薬物療法(SU剤やインスリン注射など)と、従来のカロリー制限食(高糖質食)を実践した場合のお話です。
結局、従来の治療法では「食後高血糖」が防げないので、膵β細胞が進行性に障害され続けて、インスリン分泌能が徐々に低下していったものと考えられます。
それならば、スーパー糖質制限食実践で食後高血糖を正常にコントロールすれば、膵β細胞の進行性の障害は予防できると考えられます。
IGT(食後高血糖境界型・予備軍)の段階で、正常に比し50%のβ細胞量しかない可能性があると、述べました。
糖尿病発症の段階ならもっと減っています。
ただ、剖検の結果は兎も角としてβ細胞は段階的には「壊れている細胞」、「疲弊している細胞」、「元気な細胞」の3種類のβ細胞があると思います。
壊れている細胞はもう元には戻りませんが、疲弊しているβ細胞はスーパー糖質制限食で、追加分泌インスリンの必要がほとんどなければ休養できて回復します。
スーパー糖質制限食で、食後高血糖はリアルタイムに改善します。軽症の糖尿人なら空腹時血糖値もそれに伴い速やかに改善します。
一方「糖毒」(*)状態のやや重い病態の糖尿人もおられます。
こちらもスーパー糖質制限食で、「糖毒」の悪循環が解除されれば、血糖コントロールも良好となります。
そして、美味しく楽しくスーパー糖質制限食実践を続けていけば、食後高血糖もなく、β細胞の新たな障害もなく、健康な人生をまっとうすることができます。
(*)糖毒
① 高血糖の持続→膵臓のランゲルハンス島のβ細胞にダメージ→インスリン分泌低下
② 高血糖の持続→筋肉細胞レベルでのインスリン抵抗性増大
高血糖があると①と②が体内で生じます。
インスリン分泌低下と抵抗性増大が生じれば、ますます高血糖となります。
≪高血糖の持続→インスリン分泌低下とインスリン抵抗性増大→高血糖の持続→≫
この悪循環パターンを、臨床的には「糖毒」 と呼びます。
江部康二
2016年06月25日 (土)
こんにちは。
平成27年人口動態統計月報年計(概数)(厚生労働省)において、全国の糖尿病による死亡率のランキングが発表されました。
全国ベスト1位は神奈川県で、ワースト1位は青森県でした。
本日の記事は、
糖尿病ネットワークニュース/資料室
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/025533.php
を参考にして、一部引用させて頂きました。
ありがとうございました。
厚生労働省「2015年人口動態統計月報年報」によると、人口10万人に対する糖尿病による死亡率は、都道府県別にみると青森県が18.2人で、全国平均の10.6人を大きく上回り、2年連続で全国ワースト1位でした。
ワースト2位は秋田県の16.3人ですから、東北が目立ちます。
青森県がん・生活習慣病対策課によると、県内の糖尿病患者は重症になって、はじめて改善に取り組むパターンが多いそうです。
うどん県の香川県が、16.1人でワースト3位、徳島県が、14.9人で、ワースト5位です。
一方、全国ベスト1位は神奈川県の7.2人でした。
全国平均を大きく下回り、ワースト5位のの徳島県の半分以下にとどまっています。
ベスト2位は愛知県の7.7人、3位は滋賀県の8.1人でした。
人口10万人に対する糖尿病による死亡率
少ないほうのベスト10
1位、神奈川 7.2人
2位、愛知 7.7人
3位、滋賀 8.1人
4位、岐阜 8.6人
5位、千葉 8.6人
6位、宮城 8.8人
7位、東京 8.9人
8位、石川 9.1人
9位、長崎 9.2人
10位 埼玉 9.5人
神奈川県は、早い時期から糖尿病診療の地域連携の仕組みを作り、早期発見・治療するための対策を重ねていることが成果に結びついたとのことです。
青森県が2006年度に、糖尿病予防対策推進の基礎資料収集を目的として実施した糖尿病調査の結果からは、
▽青森県は全国と比べて糖尿病の病状の進行したケースが多い
▽病状が重篤化してから生活習慣を改善したり、情報を収集している患者が多い
▽3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)を発症している患者の割合が全国と比べて高い
といったことが示されました。
そうすると、この統計からみると現行の糖尿病治療でも、早期から糖尿病治療を開始して継続することで、糖尿病による死亡率を下げることは可能であったということとなります。
しかしながら、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクは、現行の糖尿病食(高糖質食)では予防できないので理論的には、合併症の発症はそんなには減らせないと思われます。
つまり、
「現行の糖尿病症食+薬物療法」による早期治療開始で死亡率は減らせるけれど、合併症はそんなに減らせないように私には思えます。
→ 江部仮説
そこで、一番きっちり数字が整理されている人口透析数を調べて、私の仮説を検証してみました。
現在人工透析になる人の約44%が糖尿病腎症で勿論、疾患別1位です。
2010年末の統計で
人口10万人あたりの透析人口、多い、TOP10
1位、熊本県 325.3人
2位、宮崎県 318.8人
3位、徳島県 317.1人
4位、大分県 314.1人
5位、沖縄県 295.5人
6位、高知県 290.5人
7位、鹿児島県 279.6人
8位、栃木県 273.2人
9位、和歌山県 269.5人
10位 福岡県 265.2人
人口10万人あたりの透析人口、少ない、TOP10
1位、秋田県 169.5人
2位、滋賀県 199.6人
3位、宮城県 200.0人
4位、福島県 201.2人
5位、新潟県 201.8人
6位、神奈川県 202.4人
7位、山形県 202.8人
8位、島根県 203.3人
9位、千葉県 206.4人
10位、岐阜県 207.9人
神奈川県は早い時期から糖尿病診療の地域連携の仕組みを作り、早期発見・治療するための対策を重ねていることで、
人口10万人あたりの糖尿病死亡率は、全国で一番少ないのですが、
人口10万人あたりの透析患者数は、全国で6番目に少ないに過ぎません。
愛知県は
人口10万人あたりの糖尿病死亡率は、全国で二番目に少ないのですが、
人口10万人あたりの透析患者数は、全国で少ないほうの10番目以内にないです。
そして、なんと、糖尿病死亡率ワースト1位の青森県は、人工透析では、ワースト10位のなかに登場しません。
さらに、糖尿病死亡率ワースト2位の秋田県は、人工透析では、少ないほうのベスト1位です。
「現行の糖尿病治療で死亡率は減らせても、合併症予防効果はそれほどでもない」
という「江部仮説」があるていど証明できたと思います。
江部康二
平成27年人口動態統計月報年計(概数)(厚生労働省)において、全国の糖尿病による死亡率のランキングが発表されました。
全国ベスト1位は神奈川県で、ワースト1位は青森県でした。
本日の記事は、
糖尿病ネットワークニュース/資料室
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/025533.php
を参考にして、一部引用させて頂きました。
ありがとうございました。
厚生労働省「2015年人口動態統計月報年報」によると、人口10万人に対する糖尿病による死亡率は、都道府県別にみると青森県が18.2人で、全国平均の10.6人を大きく上回り、2年連続で全国ワースト1位でした。
ワースト2位は秋田県の16.3人ですから、東北が目立ちます。
青森県がん・生活習慣病対策課によると、県内の糖尿病患者は重症になって、はじめて改善に取り組むパターンが多いそうです。
うどん県の香川県が、16.1人でワースト3位、徳島県が、14.9人で、ワースト5位です。
一方、全国ベスト1位は神奈川県の7.2人でした。
全国平均を大きく下回り、ワースト5位のの徳島県の半分以下にとどまっています。
ベスト2位は愛知県の7.7人、3位は滋賀県の8.1人でした。
人口10万人に対する糖尿病による死亡率
少ないほうのベスト10
1位、神奈川 7.2人
2位、愛知 7.7人
3位、滋賀 8.1人
4位、岐阜 8.6人
5位、千葉 8.6人
6位、宮城 8.8人
7位、東京 8.9人
8位、石川 9.1人
9位、長崎 9.2人
10位 埼玉 9.5人
神奈川県は、早い時期から糖尿病診療の地域連携の仕組みを作り、早期発見・治療するための対策を重ねていることが成果に結びついたとのことです。
青森県が2006年度に、糖尿病予防対策推進の基礎資料収集を目的として実施した糖尿病調査の結果からは、
▽青森県は全国と比べて糖尿病の病状の進行したケースが多い
▽病状が重篤化してから生活習慣を改善したり、情報を収集している患者が多い
▽3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)を発症している患者の割合が全国と比べて高い
といったことが示されました。
そうすると、この統計からみると現行の糖尿病治療でも、早期から糖尿病治療を開始して継続することで、糖尿病による死亡率を下げることは可能であったということとなります。
しかしながら、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクは、現行の糖尿病食(高糖質食)では予防できないので理論的には、合併症の発症はそんなには減らせないと思われます。
つまり、
「現行の糖尿病症食+薬物療法」による早期治療開始で死亡率は減らせるけれど、合併症はそんなに減らせないように私には思えます。
→ 江部仮説
そこで、一番きっちり数字が整理されている人口透析数を調べて、私の仮説を検証してみました。
現在人工透析になる人の約44%が糖尿病腎症で勿論、疾患別1位です。
2010年末の統計で
人口10万人あたりの透析人口、多い、TOP10
1位、熊本県 325.3人
2位、宮崎県 318.8人
3位、徳島県 317.1人
4位、大分県 314.1人
5位、沖縄県 295.5人
6位、高知県 290.5人
7位、鹿児島県 279.6人
8位、栃木県 273.2人
9位、和歌山県 269.5人
10位 福岡県 265.2人
人口10万人あたりの透析人口、少ない、TOP10
1位、秋田県 169.5人
2位、滋賀県 199.6人
3位、宮城県 200.0人
4位、福島県 201.2人
5位、新潟県 201.8人
6位、神奈川県 202.4人
7位、山形県 202.8人
8位、島根県 203.3人
9位、千葉県 206.4人
10位、岐阜県 207.9人
神奈川県は早い時期から糖尿病診療の地域連携の仕組みを作り、早期発見・治療するための対策を重ねていることで、
人口10万人あたりの糖尿病死亡率は、全国で一番少ないのですが、
人口10万人あたりの透析患者数は、全国で6番目に少ないに過ぎません。
愛知県は
人口10万人あたりの糖尿病死亡率は、全国で二番目に少ないのですが、
人口10万人あたりの透析患者数は、全国で少ないほうの10番目以内にないです。
そして、なんと、糖尿病死亡率ワースト1位の青森県は、人工透析では、ワースト10位のなかに登場しません。
さらに、糖尿病死亡率ワースト2位の秋田県は、人工透析では、少ないほうのベスト1位です。
「現行の糖尿病治療で死亡率は減らせても、合併症予防効果はそれほどでもない」
という「江部仮説」があるていど証明できたと思います。
江部康二
2016年06月24日 (金)
【16/06/23 まちこ
鳩山邦夫氏の死去に関して
今朝の「羽鳥モーニングショー」で、鳩山由紀夫氏の死去を伝える中で、氏が亡くなられる前まで糖質制限をされていて、死因は十二指腸潰瘍との事ですが、悪化させたのは糖質制限で脂質・蛋白質の摂取過多が一因であるかの様なコメントを繰り返していました。
以前に一年半糖質制限をして失敗したというまだ若い医者でしたが、自分も糖質制限中に脳血管が詰まりかけたので脂質の取り過ぎは体に良くないという趣旨の発言でした。
マスコミの根拠の乏しい報道は聞き流す様にしているのですが、少々気になってしまいました。
高雄病院のご指導を得てもう9ヶ月になりますが、お陰様で今年の人間ドックで始めてほぼ異常無しになりました。ので、このまま糖質制限を続けて行く決心は固いのですが… つい弱気になってしまいまして…f^_^;)
どうにかならないのですかね、
マスコミの根拠の無い報道の垂れ流しは(♯`∧´)】
おはようございます。
鳩山邦夫氏の死去に関して、まちこさんからコメントをいただきました。
まちこさん 、糖質制限食実践で人間ドックで、初めて全て異常なしとは良かったですね。
鳩山邦夫氏の死去に関しては、私が憶測でどうこう言う立場にありませんので言及は控えます。
一方、「羽鳥モーニングショー」でコメントしたのは、「糖質制限ダイエットで一過性の脳虚血発作になった」という女性医師ですね。
彼女自身が、野菜摂取が少なかったせいでそうなったとネットで述べていますが、それは糖質制限のせいではありませんね。
高雄病院のスーパー糖質制限食なら、葉野菜やブロッコリやゴーヤなどしっかり摂取してビタミンCと食物繊維を確保します。
1)
脳梗塞になった人の約半数、心筋梗塞になった人の約3分の1に糖尿病がみられます。
これらは、ほとんどにおいて日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食を食べているか、あるいは普通に糖質はしっかり摂取している方々です。
2)
毎年、新たに、 16000人が糖尿病腎症から透析、3000人が糖尿病網膜症から失明、3000人が糖尿病足病変から切断です。
これらは、ほとんどにおいて日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食を食べているか、あるいは普通に糖質はしっかり摂取している方々です。
3)
①米国糖尿病学会は、2007年まで
糖尿病の食事療法において 糖質制限食は推奨しないとしていました。
②2008年、「食事療法に関する声明2008」において、「減量が望まれる糖尿病患者には
低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、
1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載しました。
③2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
糖質制限食の有効性を容認しました。
④2013年、「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、
糖質制限食を容認しました。
1)2)により、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)や普通の高糖質食がいかに危険かがわかります。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)摂取では、食後高血糖と平均血糖変動幅増大という酸化ストレスリスクが必ず生じます。
これでは合併症製造食と命名されても仕方ありません。
3)により、米国糖尿病学会が、6年間をかけて、肯定・否定含めて、様々な多数の研究論文を検証して、 糖質制限食を容認したプロセスがわかります。
つまり、米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。
ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。
江部康二
鳩山邦夫氏の死去に関して
今朝の「羽鳥モーニングショー」で、鳩山由紀夫氏の死去を伝える中で、氏が亡くなられる前まで糖質制限をされていて、死因は十二指腸潰瘍との事ですが、悪化させたのは糖質制限で脂質・蛋白質の摂取過多が一因であるかの様なコメントを繰り返していました。
以前に一年半糖質制限をして失敗したというまだ若い医者でしたが、自分も糖質制限中に脳血管が詰まりかけたので脂質の取り過ぎは体に良くないという趣旨の発言でした。
マスコミの根拠の乏しい報道は聞き流す様にしているのですが、少々気になってしまいました。
高雄病院のご指導を得てもう9ヶ月になりますが、お陰様で今年の人間ドックで始めてほぼ異常無しになりました。ので、このまま糖質制限を続けて行く決心は固いのですが… つい弱気になってしまいまして…f^_^;)
どうにかならないのですかね、
マスコミの根拠の無い報道の垂れ流しは(♯`∧´)】
おはようございます。
鳩山邦夫氏の死去に関して、まちこさんからコメントをいただきました。
まちこさん 、糖質制限食実践で人間ドックで、初めて全て異常なしとは良かったですね。
鳩山邦夫氏の死去に関しては、私が憶測でどうこう言う立場にありませんので言及は控えます。
一方、「羽鳥モーニングショー」でコメントしたのは、「糖質制限ダイエットで一過性の脳虚血発作になった」という女性医師ですね。
彼女自身が、野菜摂取が少なかったせいでそうなったとネットで述べていますが、それは糖質制限のせいではありませんね。
高雄病院のスーパー糖質制限食なら、葉野菜やブロッコリやゴーヤなどしっかり摂取してビタミンCと食物繊維を確保します。
1)
脳梗塞になった人の約半数、心筋梗塞になった人の約3分の1に糖尿病がみられます。
これらは、ほとんどにおいて日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食を食べているか、あるいは普通に糖質はしっかり摂取している方々です。
2)
毎年、新たに、 16000人が糖尿病腎症から透析、3000人が糖尿病網膜症から失明、3000人が糖尿病足病変から切断です。
これらは、ほとんどにおいて日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食を食べているか、あるいは普通に糖質はしっかり摂取している方々です。
3)
①米国糖尿病学会は、2007年まで
糖尿病の食事療法において 糖質制限食は推奨しないとしていました。
②2008年、「食事療法に関する声明2008」において、「減量が望まれる糖尿病患者には
低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、
1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載しました。
③2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで
糖質制限食の有効性を容認しました。
④2013年、「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、
糖質制限食を容認しました。
1)2)により、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)や普通の高糖質食がいかに危険かがわかります。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)摂取では、食後高血糖と平均血糖変動幅増大という酸化ストレスリスクが必ず生じます。
これでは合併症製造食と命名されても仕方ありません。
3)により、米国糖尿病学会が、6年間をかけて、肯定・否定含めて、様々な多数の研究論文を検証して、 糖質制限食を容認したプロセスがわかります。
つまり、米国糖尿病学会は、2013年、糖質制限食の有効性と安全性を正式に容認しました。
ここにおいて、日本糖尿病学会がどのような見解を出そうと世界的には、糖質制限食の有効性・安全性は担保されたと言え、この論争に関しては勝負はついたということです。
江部康二
2016年06月23日 (木)
こんにちは。
朝日カルチャーセンター横浜教室講座のご案内です。
最新の本の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
横浜・東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
このサイトからもお申し込み頂けます。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾 横浜教室
TEL:045-453-1122
出版記念講座
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
■日時:2016年7月10日(日)13:00~14:30
■受講料(税込み): 会員 3,024円 一般 3,672円
江部康二
☆☆☆
以下は、朝日カルチャーセンター横浜のサイトから抜粋です。
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして健康になる
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年注目されている糖質制限食ですが、
1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始されました。
その後、血糖値を良好に保ち糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法として
画期的な成果をあげてきました。
この過程で、肥満・メタボリックシンドロームなど
様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
2013年10月には米国糖尿病学会が、
「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に認めました。
このことが大きな追い風となり、日本でも糖質制限食賛成派の医師が増えました。
脳はブドウ糖だけでなくケトン体をエネルギー源とすることは明白です。
この間、胎盤のケトン体や新生児のケトン体は基準値より高値が普通と判明し、
その安全性も確立しました。 (講師・記)
日時 2016/7/10(日) 13:00-14:30
受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,672円
注意事項 ※この講座は一般の方を対象にしています。
個人的な治療相談は承りかねますのでご了承下さい。
お申し込み
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
朝日カルチャーセンター横浜教室 電話:045-453-1122
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )
は日に約10000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター横浜教室講座のご案内です。
最新の本の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
横浜・東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
このサイトからもお申し込み頂けます。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾 横浜教室
TEL:045-453-1122
出版記念講座
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
■日時:2016年7月10日(日)13:00~14:30
■受講料(税込み): 会員 3,024円 一般 3,672円
江部康二
☆☆☆
以下は、朝日カルチャーセンター横浜のサイトから抜粋です。
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして健康になる
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年注目されている糖質制限食ですが、
1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始されました。
その後、血糖値を良好に保ち糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法として
画期的な成果をあげてきました。
この過程で、肥満・メタボリックシンドロームなど
様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
2013年10月には米国糖尿病学会が、
「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に認めました。
このことが大きな追い風となり、日本でも糖質制限食賛成派の医師が増えました。
脳はブドウ糖だけでなくケトン体をエネルギー源とすることは明白です。
この間、胎盤のケトン体や新生児のケトン体は基準値より高値が普通と判明し、
その安全性も確立しました。 (講師・記)
日時 2016/7/10(日) 13:00-14:30
受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,672円
注意事項 ※この講座は一般の方を対象にしています。
個人的な治療相談は承りかねますのでご了承下さい。
お申し込み
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
朝日カルチャーセンター横浜教室 電話:045-453-1122
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )
は日に約10000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2016年06月22日 (水)
こんにちは。
映画「あまくない砂糖の話」
監督・脚本・出演:デイモン・ガモー
ドキュメンタリー映画
2016年3月から、日本全国で順次公開開始しています。
私も、興味があってネットで、ちょこっと情報を見たりしていましたが、今回、事務局から、上映会のあとのトークショーの依頼が舞い込みましたので、軽いのりで引き受けました。(^^)
2016/6/26(日)トークショーの司会者兼お相手は、田辺ユウキさんです。
「あまくない砂糖の話」のDVDが送られてきたので鑑賞しました。
この映画は、俳優のデイモン・ガモーが、普通のオーストラリア人は、普段1日に平均するとスプーン40杯相当分の砂糖を摂取していることを知って企画したものです。
デイモン・ガモーが自分自身で人体実験をして、心身共に不調になっていく課程を描くドキュメンタリー映画です。
砂糖といっても、実物の砂糖のことではありません。
実は、ごく普通の健康食品の中に成分として、これまたごく普通に砂糖が含まれているのです。
朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康食品とされているものの中には、実は大量の砂糖が含まれているのです。
「あまくない砂糖の話」は、
『健康食品と思って、安心して普通に食べていると不健康になる』
ことを人体実験で証明していく60日間の課程を描いています。
人体実験のルールは5つだけです。
1)1日にスプーン40杯分相当の砂糖を摂取する。
2)アイスクリーム、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは避ける。
3)朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バーなど「健康食品」から摂る。
4)必ず、低脂肪食品を選ぶ。
5)ジョギングや筋トレは今までどおり続ける。
この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす悪影響や、健康食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていきます。
デイモン・ガモーは、開始前までは、実は糖質セイゲニストでして糖質摂取比率は24%でした。
健康な糖質セイゲニストが、砂糖だけではなくて、『糖質たっぷり食』を食べて、心身共に崩壊していく物語でもあります。
一見の価値はあると思いますので、時間のある方は是非、ご鑑賞いただけば幸いです。
トークショーも、お付き合い頂ければ嬉しいです。
江部康二
☆☆☆
あまくない砂糖の話
フェイス ブック
https://www.facebook.com/amakunaisugar/
☆☆☆
以下事務局からのご案内です。
映画「あまくない砂糖の話」
6月18日(土)より関西地区にて公開
料金(前売):1,500円 【公開初日前日まで販売】
料金(当日): 一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円/小人 700円
ナナゲイ会員料金1,000円
劇場:第七藝術劇場
〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F
TEL:06-6302-2073 HP:www.nanagei.com
スケジュール
6月18日(土)~6月24日(金)14:30(1日1回上映)
6月25日(土)~7月1日(金)12:15(1日1回上映)
7月2日(土)~7月8日(金)18:25(1日1回上映)
★7月9日(土)以降調整中。
6月26日(日)12:15の回上映後は糖質オフの第一人者、
高雄病院江部先生のトークショーあり
当日9:40の開館時より入場整理券を配布。
前売券をお持ちの方は引き換えで当日券ご購入時にお渡しします。
96席立ち見を含めて定員140人です。
なお、 上映開始後の途中入場は出来ません。
映画「あまくない砂糖の話」
監督・脚本・出演:デイモン・ガモー
ドキュメンタリー映画
2016年3月から、日本全国で順次公開開始しています。
私も、興味があってネットで、ちょこっと情報を見たりしていましたが、今回、事務局から、上映会のあとのトークショーの依頼が舞い込みましたので、軽いのりで引き受けました。(^^)
2016/6/26(日)トークショーの司会者兼お相手は、田辺ユウキさんです。
「あまくない砂糖の話」のDVDが送られてきたので鑑賞しました。
この映画は、俳優のデイモン・ガモーが、普通のオーストラリア人は、普段1日に平均するとスプーン40杯相当分の砂糖を摂取していることを知って企画したものです。
デイモン・ガモーが自分自身で人体実験をして、心身共に不調になっていく課程を描くドキュメンタリー映画です。
砂糖といっても、実物の砂糖のことではありません。
実は、ごく普通の健康食品の中に成分として、これまたごく普通に砂糖が含まれているのです。
朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康食品とされているものの中には、実は大量の砂糖が含まれているのです。
「あまくない砂糖の話」は、
『健康食品と思って、安心して普通に食べていると不健康になる』
ことを人体実験で証明していく60日間の課程を描いています。
人体実験のルールは5つだけです。
1)1日にスプーン40杯分相当の砂糖を摂取する。
2)アイスクリーム、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは避ける。
3)朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バーなど「健康食品」から摂る。
4)必ず、低脂肪食品を選ぶ。
5)ジョギングや筋トレは今までどおり続ける。
この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす悪影響や、健康食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていきます。
デイモン・ガモーは、開始前までは、実は糖質セイゲニストでして糖質摂取比率は24%でした。
健康な糖質セイゲニストが、砂糖だけではなくて、『糖質たっぷり食』を食べて、心身共に崩壊していく物語でもあります。
一見の価値はあると思いますので、時間のある方は是非、ご鑑賞いただけば幸いです。
トークショーも、お付き合い頂ければ嬉しいです。
江部康二
☆☆☆
あまくない砂糖の話
フェイス ブック
https://www.facebook.com/amakunaisugar/
☆☆☆
以下事務局からのご案内です。
映画「あまくない砂糖の話」
6月18日(土)より関西地区にて公開
料金(前売):1,500円 【公開初日前日まで販売】
料金(当日): 一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円/小人 700円
ナナゲイ会員料金1,000円
劇場:第七藝術劇場
〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F
TEL:06-6302-2073 HP:www.nanagei.com
スケジュール
6月18日(土)~6月24日(金)14:30(1日1回上映)
6月25日(土)~7月1日(金)12:15(1日1回上映)
7月2日(土)~7月8日(金)18:25(1日1回上映)
★7月9日(土)以降調整中。
6月26日(日)12:15の回上映後は糖質オフの第一人者、
高雄病院江部先生のトークショーあり
当日9:40の開館時より入場整理券を配布。
前売券をお持ちの方は引き換えで当日券ご購入時にお渡しします。
96席立ち見を含めて定員140人です。
なお、 上映開始後の途中入場は出来ません。
2016年06月21日 (火)
1)
高血糖のリスクも、独立して明確に存在。
①早朝空腹時血糖値が140mgを超えてくるとがんのリスク。
②食後高血糖もガンや血管障害のリスク(国際糖尿病連合2007、2011)
2)
インスリン注射やSU剤がない時代から糖尿病は存在。
高血糖の害による合併症で平均寿命は短かった。
3)
日本初代糖尿人の藤原道長は、51歳の頃には高血糖による合併症オンパレードで、
1027年、61歳で死亡。
勿論、インスリン、SU剤なし。
4)
インスリン過剰の害とは別に、独立して高血糖の害が存在する。
こんにちは。
昨日の記事では、インスリンの功罪について述べました。
結論は、
「インスリンは絶対に必要なホルモンであるが、少なくてすめばすむほど身体には優しい」
ということです。
今日の記事の結論は、「空腹時血糖高値」も「食後血糖高値」もいずれもインスリンとは無関係に、ガンや合併症や血管障害のリスクとなるということです。
A)韓国のJee等は空腹時血糖値140mg/dl以上で、
男女とも悪性腫瘍の発症リスクが有意に上昇すると報告。(2005年)
JAMA. 2005;293(2):194-202.
B)国際糖尿病連合・2011年「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
国際糖尿病連合・2011年発表
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
http://www.idf.org/sites/default/files/postmeal%20glucose%20guidelines.pdf
の内容の抜粋を紹介します。
2007年の国際糖尿病連合「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
http://www.idf.org/webdata/docs/Guideline_PMG_final.pdf
から、4年ぶりの改訂です。
以下、まずは
国際糖尿病連合(International Diabetes Federation:IDF)2007年
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
から抜粋です。
• 食後および負荷後高血糖は大血管疾患の独立した危険因子である。
• 糖負荷(GL*)の低い食事は食後血糖値のコントロールに有益である。
• 食後血糖値をコントロールするためには、食事療法および薬物療法を考慮すべき である。
• 食後高血糖は糖尿病網膜症と関係する。
• 食後高血糖はIMT肥厚と関係する。
• 食後高血糖は、酸化ストレスを生じ、血管内皮を障害する。
• 食後高血糖は認知障害にも関係する。
• 食後高血糖は癌発症リスク上昇と関連する。
• 食後血糖と空腹時血糖を共にターゲットにすることは、血糖コントロール達成の 最善の戦略である。
• HbA1cは6.5%未満が目標。
• 空腹時血糖値は100mg/dl未満をめざす。
• 食後2時間血糖値は140mg/dLを超えないようにする。
*GL(glycemic lord)
GI値を100で割り、その食品1食分に含まれる糖質のグラム数をかけた数値。
GIよりGLのほうが、実際に食事をするときの参考になりやすい。
GL値10以下の食品が、低GL食品。
国際糖尿病連合2007年発表の「食後血糖値の管理に関するガイドライン」と比べて、
2011年のガイドラインはそれほど大きな変化はないように思います。
いずれも食後高血糖のリスクを、列挙して明示しています。
違いですが、私の発見したところでは、
*SMBG(血糖自己測定)を、食後高血糖チェックに一押しで推奨。
*食後血糖値は、食後1~2時間で測定されるべきで、
160mg/dl未満が目標というのが追加。
*食後高血糖は心筋の血液量と血流を減らすと新たに言及。
*CGMが普及してきて、薬、食事、ストレス、運動など
様々な要素が血糖に影響を与えるのをチェックできる。
これらが、2007年版に追加で、加わりました。
C)
国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター
予防研究グループ
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3753.html
ヘモグロビンA1c(HbA1c)とがん罹患との関連について
多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告
Int J Cancer. 2016 Apr 1;138(7):1741-53.
これまでのコホート研究により糖尿病患者では大腸がん、膵がん、肝がん、子宮内膜がんなどのがん罹患リスクが1.5~4倍高く、
全がんも約1.2倍高いと報告されています。
今回の報告では、非糖尿病域の高HbA1c値でも全がんリスクが高いことが判明しました。
本研究結果は、慢性的な高血糖が全がんリスクと関連することを示唆しています。
D)
日本初代糖尿人、後一条天皇の摂政太政大臣藤原道長。
日本の歴史の中で、糖尿病と関わりがある有名人はかなりいると思いますが、文献上の初代は、おそらく藤原道長(966~1027年)でしょう。
後一条天皇の摂政太政大臣であり、紫式部の『源氏物語』の主人公である光源氏のモデルとも言われています。
道長は平安貴族のなかでも、栄耀栄華の頂点を極めた人物と言えます。
しかし、自ら著した『御堂関白記(みどうかんぱくき)』によれば、30才をすぎた頃から病(胸病)を患っていたようです。
胸痛や胸苦しさを繰り返し起こしているので、いわゆる心臓神経症だったのかはたまた狭心症だったのか、まあ、あまり健康ではなかったようです。
51才のとき三条天皇を譲位させ、後一条天皇を擁立して外祖父となり、ゆるぎない地位を確立しました。
53才のとき娘の威子(いし)を後一条天皇の中宮としました。
このときの宴で詠んだのが
「この世をば我が世とぞ思ふ望月(もちづき)の欠けたることもなしと思へば」
という有名な歌です。
この歌は、同時代の貴族である右大臣の藤原実資(957~1046年)の著した『小右記(しょうゆうき)』に記載されています。
藤原実資は、藤原道長のライバルともいえ、数少ない道長に隷属しない対等の関係の人物でした。
その『小右記』に、道長が51才のとき、「外出中に気分が悪くなり帰途についたが、そのおりしきりに水をほしがっていた」とあります。
道長はしばしば口の渇きを訴え、昼夜なく水をほしがり、脱力感にもおそわれていました。
これは客観的にみて、かなり進行した糖尿病の症状です。
53才で「この世をば・・・」を詠んだときには、糖尿病はさらに進行していたことでしょう。
事実、目の具合がかなり悪くなっていたことが『御堂関白記』に書いてあり、糖尿病網膜症あるいは糖尿病白内障を患っていたと思われます。
道長は、61歳で亡くなりましたが、晩年は糖尿病合併症による症状のオンパレードに苦しめられていたようです。
最終的に背中に大きな膿瘍ができて、コントロール不能となり死亡したようです。
栄耀栄華を極めたとは言え、頂点のころには視力低下、脱力感など、決して幸せではなかったと思われます。
高血糖のリスクも、独立して明確に存在。
①早朝空腹時血糖値が140mgを超えてくるとがんのリスク。
②食後高血糖もガンや血管障害のリスク(国際糖尿病連合2007、2011)
2)
インスリン注射やSU剤がない時代から糖尿病は存在。
高血糖の害による合併症で平均寿命は短かった。
3)
日本初代糖尿人の藤原道長は、51歳の頃には高血糖による合併症オンパレードで、
1027年、61歳で死亡。
勿論、インスリン、SU剤なし。
4)
インスリン過剰の害とは別に、独立して高血糖の害が存在する。
こんにちは。
昨日の記事では、インスリンの功罪について述べました。
結論は、
「インスリンは絶対に必要なホルモンであるが、少なくてすめばすむほど身体には優しい」
ということです。
今日の記事の結論は、「空腹時血糖高値」も「食後血糖高値」もいずれもインスリンとは無関係に、ガンや合併症や血管障害のリスクとなるということです。
A)韓国のJee等は空腹時血糖値140mg/dl以上で、
男女とも悪性腫瘍の発症リスクが有意に上昇すると報告。(2005年)
JAMA. 2005;293(2):194-202.
B)国際糖尿病連合・2011年「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
国際糖尿病連合・2011年発表
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
http://www.idf.org/sites/default/files/postmeal%20glucose%20guidelines.pdf
の内容の抜粋を紹介します。
2007年の国際糖尿病連合「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
http://www.idf.org/webdata/docs/Guideline_PMG_final.pdf
から、4年ぶりの改訂です。
以下、まずは
国際糖尿病連合(International Diabetes Federation:IDF)2007年
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」
から抜粋です。
• 食後および負荷後高血糖は大血管疾患の独立した危険因子である。
• 糖負荷(GL*)の低い食事は食後血糖値のコントロールに有益である。
• 食後血糖値をコントロールするためには、食事療法および薬物療法を考慮すべき である。
• 食後高血糖は糖尿病網膜症と関係する。
• 食後高血糖はIMT肥厚と関係する。
• 食後高血糖は、酸化ストレスを生じ、血管内皮を障害する。
• 食後高血糖は認知障害にも関係する。
• 食後高血糖は癌発症リスク上昇と関連する。
• 食後血糖と空腹時血糖を共にターゲットにすることは、血糖コントロール達成の 最善の戦略である。
• HbA1cは6.5%未満が目標。
• 空腹時血糖値は100mg/dl未満をめざす。
• 食後2時間血糖値は140mg/dLを超えないようにする。
*GL(glycemic lord)
GI値を100で割り、その食品1食分に含まれる糖質のグラム数をかけた数値。
GIよりGLのほうが、実際に食事をするときの参考になりやすい。
GL値10以下の食品が、低GL食品。
国際糖尿病連合2007年発表の「食後血糖値の管理に関するガイドライン」と比べて、
2011年のガイドラインはそれほど大きな変化はないように思います。
いずれも食後高血糖のリスクを、列挙して明示しています。
違いですが、私の発見したところでは、
*SMBG(血糖自己測定)を、食後高血糖チェックに一押しで推奨。
*食後血糖値は、食後1~2時間で測定されるべきで、
160mg/dl未満が目標というのが追加。
*食後高血糖は心筋の血液量と血流を減らすと新たに言及。
*CGMが普及してきて、薬、食事、ストレス、運動など
様々な要素が血糖に影響を与えるのをチェックできる。
これらが、2007年版に追加で、加わりました。
C)
国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター
予防研究グループ
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3753.html
ヘモグロビンA1c(HbA1c)とがん罹患との関連について
多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告
Int J Cancer. 2016 Apr 1;138(7):1741-53.
これまでのコホート研究により糖尿病患者では大腸がん、膵がん、肝がん、子宮内膜がんなどのがん罹患リスクが1.5~4倍高く、
全がんも約1.2倍高いと報告されています。
今回の報告では、非糖尿病域の高HbA1c値でも全がんリスクが高いことが判明しました。
本研究結果は、慢性的な高血糖が全がんリスクと関連することを示唆しています。
D)
日本初代糖尿人、後一条天皇の摂政太政大臣藤原道長。
日本の歴史の中で、糖尿病と関わりがある有名人はかなりいると思いますが、文献上の初代は、おそらく藤原道長(966~1027年)でしょう。
後一条天皇の摂政太政大臣であり、紫式部の『源氏物語』の主人公である光源氏のモデルとも言われています。
道長は平安貴族のなかでも、栄耀栄華の頂点を極めた人物と言えます。
しかし、自ら著した『御堂関白記(みどうかんぱくき)』によれば、30才をすぎた頃から病(胸病)を患っていたようです。
胸痛や胸苦しさを繰り返し起こしているので、いわゆる心臓神経症だったのかはたまた狭心症だったのか、まあ、あまり健康ではなかったようです。
51才のとき三条天皇を譲位させ、後一条天皇を擁立して外祖父となり、ゆるぎない地位を確立しました。
53才のとき娘の威子(いし)を後一条天皇の中宮としました。
このときの宴で詠んだのが
「この世をば我が世とぞ思ふ望月(もちづき)の欠けたることもなしと思へば」
という有名な歌です。
この歌は、同時代の貴族である右大臣の藤原実資(957~1046年)の著した『小右記(しょうゆうき)』に記載されています。
藤原実資は、藤原道長のライバルともいえ、数少ない道長に隷属しない対等の関係の人物でした。
その『小右記』に、道長が51才のとき、「外出中に気分が悪くなり帰途についたが、そのおりしきりに水をほしがっていた」とあります。
道長はしばしば口の渇きを訴え、昼夜なく水をほしがり、脱力感にもおそわれていました。
これは客観的にみて、かなり進行した糖尿病の症状です。
53才で「この世をば・・・」を詠んだときには、糖尿病はさらに進行していたことでしょう。
事実、目の具合がかなり悪くなっていたことが『御堂関白記』に書いてあり、糖尿病網膜症あるいは糖尿病白内障を患っていたと思われます。
道長は、61歳で亡くなりましたが、晩年は糖尿病合併症による症状のオンパレードに苦しめられていたようです。
最終的に背中に大きな膿瘍ができて、コントロール不能となり死亡したようです。
栄耀栄華を極めたとは言え、頂点のころには視力低下、脱力感など、決して幸せではなかったと思われます。
2016年06月20日 (月)
1)
基礎分泌インスリンは、ヒトの生命維持に必要不可欠です。
2)
スーパー糖質制限食でも、基礎分泌の2~3倍レベルのインスリンは分泌されますし、 追加分泌インスリンも必要不可欠です。
3)
インスリン注射で、1型糖尿病患者の命が助かるようになり、近年、寿命が延びてきました。
4)
過剰なインスリンは、酸化ストレスとなり、がん、老化、動脈硬化、糖尿病合併症、アルツハイマー病などのリスクとなります。
こんばんは。
今回はインスリンの功罪について考察してみます。
インスリンには、24時間継続して少量出続けている基礎分泌と、糖質を摂取して血糖値が上昇したときに出る追加分泌の2種類があります。
タンパク質摂取でも少量のインスリンが追加分泌されますが、脂質摂取では、インスリンは追加分泌されません。
これでまず解るのは、食物を摂取していないときでも、人体の代謝には、少量のインスリンが必須ということですね。
このインスリンの基礎分泌がなくなったら、人体の代謝全体が崩壊していきます。
つまり、基礎分泌のインスリンがないと、全身の高度な代謝失調が生じ、生命の危険があります。
例えば「運動をしたらインスリン非依存的に血糖値がさがる」といっても、インスリン基礎分泌が確保されているのが前提のお話です。
もし、基礎インスリンが不足している状態で運動すれば、運動で血糖値はかえって上昇します。
また、肝臓で行っている糖新生も、基礎インスリンが分泌されていなければ制御不能となり、空腹時血糖値が300mg/dl~400mg/dl、或いはこれ以上にもなります。
また、糖質を食べて血糖値が上昇したとき、追加分泌のインスリンがでなければ、高血糖が持続します。
高血糖の持続は糖毒といわれ、膵臓のβ細胞を傷害し、インスリン抵抗性を悪化させます。
さてブドウ糖が、細胞膜を通過するためには、特別な膜輸送タンパク質が必要です。
それが糖輸送体(GLUT)であり、現在GLUT1~GLUT14まで確認されています。
GLUT1は赤血球・脳・網膜などの糖輸送体で常に細胞の表面にあり、血流さえあれば即血糖を取り込めます。
これに対して筋肉細胞と脂肪細胞に特異的なのがGLUT4で、基礎分泌のインスリンレベルだと、通常は細胞内部に沈んでいます。
GLUT1~GLUT14の中で、インスリンに依存しているのはGLUT4だけで特殊です。
筋肉細胞と脂肪細胞にあるGLUT-4は、インスリン追加分泌がないと細胞内に沈んでいるのでブドウ糖を取り込めません。
インスリンが追加分泌されるとGLUT-4は細胞表面に移動して血糖を取り込むのです。
このようにインスリンは、生命の維持に必須の重要なホルモンであることが確認できました。
また近年、1型糖尿病患者の寿命は延びています。
以下、糖尿病ネットワークから一部抜粋。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/024725.php
1975年に米国で行われた調査では1型糖尿病患者の寿命は、健康人に比べて27年短いとされていました。
スコットランドのダンディー大学が2万4,691人の1型糖尿病患者を対象に行った調査では、20代前半の糖尿病患者の予想される平均余命は、健康な人に比べ男性で11.1年、女性で12.9年短いという結果になりました(2015年1月報告)。
このようにインスリンの使用法や種類が改善されたことで、1型糖尿病患者の寿命はかなり改善されてきています。
インスリン注射が、おおいに役に立っているわけです。
一方で過剰なインスリンの害にはエビデンスがあります。
たとえ基準値内でも、インスリンの血中濃度が高いほど、アルツハイマー病、がん、肥満、高血圧などのリスクとなります。
また、高インスリン血症は、酸化ストレスを増加させます。
酸化ストレスは、老化・癌・動脈硬化・その他多くの疾患の元凶とされていて、パーキンソン病、狭心症、心筋梗塞、アルツハイマー病などにも酸化ストレスの関与の可能性があります。
ロッテルダム研究によれば、インスリン使用中の糖尿人ではアルツハイマー病の相対危険度は4.3倍です。
Rotterdam研究(Neurology1999:53:1937-1942)
「高齢者糖尿病における、脳血管性痴呆(VD)の相対危険度は2.0倍。
アルツハイマー型痴呆(AD)の相対危険度は1.9倍。
インスリン使用者の相対危険度は4.3倍」
インスリン注射をしている糖尿人は、メトグルコで治療している糖尿人に比べてガンのリスクが1.9倍というカナダの研究もあります。
2005年の第65回米国糖尿病学会、
カナダのSamantha博士等が、10309名の糖尿病患者の研究成果を報告、
その後論文化。コホート研究。
「メトフォルミン(インスリン分泌を促進させない薬)を使用しているグループに比べて、インスリンを注射しているグループは、癌死亡率が1.9倍高まる。SU剤(インスリン分泌促進剤)を内服しているグループは癌死亡率が1.3倍高まる。」
Diabetes Care February 2006 vol. 29 no. 2 254-258
このようにインスリンの弊害を見てみると、インスリンは血糖コントロールができている限り少なければ少ないほど、身体には好ましいことがわかります。
別の言い方をすれば、農耕開始後、精製炭水化物開始後、特に第二次大戦後に世界の食糧事情が良くなってからの糖質の頻回・過剰摂取が、インスリンの頻回・過剰分泌を招き、様々な生活習慣病の元凶となった構造が見えてきます。
スーパー糖質制限食を実践すれば、インスリンの分泌は必要最小限で済むようになり、様々な生活習慣病の予防が期待できます。
ブログ読者の皆さんも、スーパー糖質制限食実践で、必要最低限のインスリンで血糖こントロールを維持して、健康ライフを送ってくださいね。
インスリンは糖質代謝の調整が主作用ですが、それ以外にも下記のごとくいろいろな働きがあります。
☆☆☆インスリンの作用
インスリンは、グリコーゲン合成・タンパク質合成・脂肪合成など、栄養素の同化を促進し、筋肉、脂肪組織、肝臓に取り込む。
インスリンが作用するのは、主として、筋肉(骨格筋、心筋)、脂肪組織、肝臓である。
A)糖質代謝
*ブドウ糖の筋肉細胞・脂肪細胞内への取り込みを促進させる。
*グリコーゲン合成を促進させる。
*グリコーゲン分解を抑制する。
*肝臓の糖新生を抑制し、ブドウ糖の血中放出を抑制する。
B)タンパク質代謝
*骨格筋に作用してタンパク質合成を促進させる。
*骨格筋に作用してタンパク質の異化を抑制する。
C)脂質代謝
*脂肪の合成を促進する。
*脂肪の分解を抑制する。
江部康二
基礎分泌インスリンは、ヒトの生命維持に必要不可欠です。
2)
スーパー糖質制限食でも、基礎分泌の2~3倍レベルのインスリンは分泌されますし、 追加分泌インスリンも必要不可欠です。
3)
インスリン注射で、1型糖尿病患者の命が助かるようになり、近年、寿命が延びてきました。
4)
過剰なインスリンは、酸化ストレスとなり、がん、老化、動脈硬化、糖尿病合併症、アルツハイマー病などのリスクとなります。
こんばんは。
今回はインスリンの功罪について考察してみます。
インスリンには、24時間継続して少量出続けている基礎分泌と、糖質を摂取して血糖値が上昇したときに出る追加分泌の2種類があります。
タンパク質摂取でも少量のインスリンが追加分泌されますが、脂質摂取では、インスリンは追加分泌されません。
これでまず解るのは、食物を摂取していないときでも、人体の代謝には、少量のインスリンが必須ということですね。
このインスリンの基礎分泌がなくなったら、人体の代謝全体が崩壊していきます。
つまり、基礎分泌のインスリンがないと、全身の高度な代謝失調が生じ、生命の危険があります。
例えば「運動をしたらインスリン非依存的に血糖値がさがる」といっても、インスリン基礎分泌が確保されているのが前提のお話です。
もし、基礎インスリンが不足している状態で運動すれば、運動で血糖値はかえって上昇します。
また、肝臓で行っている糖新生も、基礎インスリンが分泌されていなければ制御不能となり、空腹時血糖値が300mg/dl~400mg/dl、或いはこれ以上にもなります。
また、糖質を食べて血糖値が上昇したとき、追加分泌のインスリンがでなければ、高血糖が持続します。
高血糖の持続は糖毒といわれ、膵臓のβ細胞を傷害し、インスリン抵抗性を悪化させます。
さてブドウ糖が、細胞膜を通過するためには、特別な膜輸送タンパク質が必要です。
それが糖輸送体(GLUT)であり、現在GLUT1~GLUT14まで確認されています。
GLUT1は赤血球・脳・網膜などの糖輸送体で常に細胞の表面にあり、血流さえあれば即血糖を取り込めます。
これに対して筋肉細胞と脂肪細胞に特異的なのがGLUT4で、基礎分泌のインスリンレベルだと、通常は細胞内部に沈んでいます。
GLUT1~GLUT14の中で、インスリンに依存しているのはGLUT4だけで特殊です。
筋肉細胞と脂肪細胞にあるGLUT-4は、インスリン追加分泌がないと細胞内に沈んでいるのでブドウ糖を取り込めません。
インスリンが追加分泌されるとGLUT-4は細胞表面に移動して血糖を取り込むのです。
このようにインスリンは、生命の維持に必須の重要なホルモンであることが確認できました。
また近年、1型糖尿病患者の寿命は延びています。
以下、糖尿病ネットワークから一部抜粋。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/024725.php
1975年に米国で行われた調査では1型糖尿病患者の寿命は、健康人に比べて27年短いとされていました。
スコットランドのダンディー大学が2万4,691人の1型糖尿病患者を対象に行った調査では、20代前半の糖尿病患者の予想される平均余命は、健康な人に比べ男性で11.1年、女性で12.9年短いという結果になりました(2015年1月報告)。
このようにインスリンの使用法や種類が改善されたことで、1型糖尿病患者の寿命はかなり改善されてきています。
インスリン注射が、おおいに役に立っているわけです。
一方で過剰なインスリンの害にはエビデンスがあります。
たとえ基準値内でも、インスリンの血中濃度が高いほど、アルツハイマー病、がん、肥満、高血圧などのリスクとなります。
また、高インスリン血症は、酸化ストレスを増加させます。
酸化ストレスは、老化・癌・動脈硬化・その他多くの疾患の元凶とされていて、パーキンソン病、狭心症、心筋梗塞、アルツハイマー病などにも酸化ストレスの関与の可能性があります。
ロッテルダム研究によれば、インスリン使用中の糖尿人ではアルツハイマー病の相対危険度は4.3倍です。
Rotterdam研究(Neurology1999:53:1937-1942)
「高齢者糖尿病における、脳血管性痴呆(VD)の相対危険度は2.0倍。
アルツハイマー型痴呆(AD)の相対危険度は1.9倍。
インスリン使用者の相対危険度は4.3倍」
インスリン注射をしている糖尿人は、メトグルコで治療している糖尿人に比べてガンのリスクが1.9倍というカナダの研究もあります。
2005年の第65回米国糖尿病学会、
カナダのSamantha博士等が、10309名の糖尿病患者の研究成果を報告、
その後論文化。コホート研究。
「メトフォルミン(インスリン分泌を促進させない薬)を使用しているグループに比べて、インスリンを注射しているグループは、癌死亡率が1.9倍高まる。SU剤(インスリン分泌促進剤)を内服しているグループは癌死亡率が1.3倍高まる。」
Diabetes Care February 2006 vol. 29 no. 2 254-258
このようにインスリンの弊害を見てみると、インスリンは血糖コントロールができている限り少なければ少ないほど、身体には好ましいことがわかります。
別の言い方をすれば、農耕開始後、精製炭水化物開始後、特に第二次大戦後に世界の食糧事情が良くなってからの糖質の頻回・過剰摂取が、インスリンの頻回・過剰分泌を招き、様々な生活習慣病の元凶となった構造が見えてきます。
スーパー糖質制限食を実践すれば、インスリンの分泌は必要最小限で済むようになり、様々な生活習慣病の予防が期待できます。
ブログ読者の皆さんも、スーパー糖質制限食実践で、必要最低限のインスリンで血糖こントロールを維持して、健康ライフを送ってくださいね。
インスリンは糖質代謝の調整が主作用ですが、それ以外にも下記のごとくいろいろな働きがあります。
☆☆☆インスリンの作用
インスリンは、グリコーゲン合成・タンパク質合成・脂肪合成など、栄養素の同化を促進し、筋肉、脂肪組織、肝臓に取り込む。
インスリンが作用するのは、主として、筋肉(骨格筋、心筋)、脂肪組織、肝臓である。
A)糖質代謝
*ブドウ糖の筋肉細胞・脂肪細胞内への取り込みを促進させる。
*グリコーゲン合成を促進させる。
*グリコーゲン分解を抑制する。
*肝臓の糖新生を抑制し、ブドウ糖の血中放出を抑制する。
B)タンパク質代謝
*骨格筋に作用してタンパク質合成を促進させる。
*骨格筋に作用してタンパク質の異化を抑制する。
C)脂質代謝
*脂肪の合成を促進する。
*脂肪の分解を抑制する。
江部康二
2016年06月19日 (日)
【16/06/20 muneta
千葉の産科医です。がっこうさんのお子さんの1型糖尿病のことで意見をのべます。
学校検診で尿糖が3+で発見されて、1型と判定されてインスリンをすすめられた方が、昨年2人来院されました。
抗GAD抗体は70前後と、20前後でしたが、HbA1cも同じくらいの15歳の女性です。
糖尿病の専門施設からは、強くインスリンをすすめられたのですが、お母さんが糖質制限を知っていたり、当院で生まれたお子さんだったので、糖質制限で何とかできないかという相談でした。
二人とも糖質の多い食事をしていたのですが、ご飯やお菓子をやめて頑張るというので、糖質制限で、過ごしています。
1年になりますが、1人は、抗GAD抗体も陰性化していたり、もう一人もインスリン分泌は保たれています。食事も唐揚げを主食にして楽しく頑張っています。
検尿でわかった場合は、まだインスリン分泌が保たれている場合が多いと思いますし、糖質制限ですい臓を守っていけば、見通しは明るいと思います。
江部先生のおっしゃるように、ぜひ糖質制限で見守ってあげてくださることをお勧めします。】
産婦人科医の宗田哲男先生から、コメントを頂きました。
宗田先生、ありがとうございます。
2016/6/20
江部康二
【16/06/18
がっこー
15歳の息子が1型と診断されました
初めまして。
15才の息子が学校の尿研修でひっかかりました。
4月の二次健診で空腹時血糖92、1時間後202、2時間後152HbALC5.4でした。
165センチ52kg瘦せ型です。
三次健診の連絡が来てそれまでの2週間糖質制限1日130gを目標に実施しました。
ただし前日夕方の食事はあえて牛丼一杯とサラダを食べさせました。
結果は空腹時血糖84、1時間後175、2時間後143HbALC5.3となりました。
Cペプチド空腹時1.08、1時間後3.83、2時間後4.74です。
しかしながらGADが877という異常な高さで1型と診断されました。
現在はインシュリン注射のタイミングを見るため来月は朝食をとってから検査に来るようにとのことです。
主治医は甘いもの以外はなんでも食べて良いと言います。
ここでお伺いしたいのはGDA877という数値はあり得るのでしょうか?
機械の誤判定?ではと勘ぐっていまいます。
というのも息子には全く自覚症状がありません。
発症した方のブログでもGDAが10を超えている程度でした。
逆にGDA877で自覚症状が無いというケースはあるのでしょうか?
この数値で糖質制限して少しでもインシュリン注射を遅くする希望はあるのでしょうか?
GDA877とはどんな意味合いの数値なのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですがアドバイス頂けると幸いです。】
こんにちは。
1型糖尿病の御子息に関して、がっこうさんから、コメント・質問を頂きました。
がっこー さん、抗GAD抗体が、877U/mlという数値はあると思います。
従いまして、1型糖尿病の診断は間違いないと思います。
一方、抗GAD抗体陽性なら、必ず膵臓のβ細胞を壊すということではありません。
抗体が陽性でも活動してないパターンもあります。
従って抗GAD抗体の数字が高いほど、β細胞がたくさん破壊されるということではありません。
実は、1型糖尿病でインスリン分泌がゼロとなるのは、高血糖によるβ細胞の破壊の方が主と思います。
小学校低学年で発症の1型糖尿病などは、現実には診断が遅れることが多いと思います。
痩せてきたり、水をガブガブ飲むなどの症状は、発症からかなり経過してから出現します。
従って、知らないうちに高血糖が半年、1年持続して、そのためにβ細胞が壊れるというケースが多いのです。
ご子息の場合、早く発見できたので、ラッキーと思います。
「Cペプチド空腹時1.08、1時間後3.83、2時間後4.74」
自分自身の内因性インスリンは、現時点で充分でていますので糖質制限食を実践すれば、膵臓のβ細胞が守られて、当分、インスリン注射なしで血糖コントロールができると思います。
1型糖尿病でインスリン注射なしの方は、私が直接知る限りでも数名はおられます。
『緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の診断基準(2012) 日本糖尿病学会
http://www.jds.or.jp/modules/study/index.php?content_id=17
において、
「GAD抗体やICAの抗体価にかかわらず、インスリン分泌能の低下がごく緩徐であるため、あるいは変化しないため、発症(診断)後10年以上たってもインスリン依存状態まで進行しない例がある。」
という記載があります。
食後高血糖を必ず生じる従来の糖尿病食でも、まれに10年以上インスリンフリーな緩徐進行1型糖尿人がおられるということですので、食後高血糖を生じないスーパー糖質制限食なら、もっと長期にわたり、インスリンフリーを達成できる可能性があります。
美味しく楽しくスーパー糖質制限食で、血糖コントロール良好を保ち、できるだけ長くインスリンフリーを目指しましょう。
江部康二
千葉の産科医です。がっこうさんのお子さんの1型糖尿病のことで意見をのべます。
学校検診で尿糖が3+で発見されて、1型と判定されてインスリンをすすめられた方が、昨年2人来院されました。
抗GAD抗体は70前後と、20前後でしたが、HbA1cも同じくらいの15歳の女性です。
糖尿病の専門施設からは、強くインスリンをすすめられたのですが、お母さんが糖質制限を知っていたり、当院で生まれたお子さんだったので、糖質制限で何とかできないかという相談でした。
二人とも糖質の多い食事をしていたのですが、ご飯やお菓子をやめて頑張るというので、糖質制限で、過ごしています。
1年になりますが、1人は、抗GAD抗体も陰性化していたり、もう一人もインスリン分泌は保たれています。食事も唐揚げを主食にして楽しく頑張っています。
検尿でわかった場合は、まだインスリン分泌が保たれている場合が多いと思いますし、糖質制限ですい臓を守っていけば、見通しは明るいと思います。
江部先生のおっしゃるように、ぜひ糖質制限で見守ってあげてくださることをお勧めします。】
産婦人科医の宗田哲男先生から、コメントを頂きました。
宗田先生、ありがとうございます。
2016/6/20
江部康二
【16/06/18
がっこー
15歳の息子が1型と診断されました
初めまして。
15才の息子が学校の尿研修でひっかかりました。
4月の二次健診で空腹時血糖92、1時間後202、2時間後152HbALC5.4でした。
165センチ52kg瘦せ型です。
三次健診の連絡が来てそれまでの2週間糖質制限1日130gを目標に実施しました。
ただし前日夕方の食事はあえて牛丼一杯とサラダを食べさせました。
結果は空腹時血糖84、1時間後175、2時間後143HbALC5.3となりました。
Cペプチド空腹時1.08、1時間後3.83、2時間後4.74です。
しかしながらGADが877という異常な高さで1型と診断されました。
現在はインシュリン注射のタイミングを見るため来月は朝食をとってから検査に来るようにとのことです。
主治医は甘いもの以外はなんでも食べて良いと言います。
ここでお伺いしたいのはGDA877という数値はあり得るのでしょうか?
機械の誤判定?ではと勘ぐっていまいます。
というのも息子には全く自覚症状がありません。
発症した方のブログでもGDAが10を超えている程度でした。
逆にGDA877で自覚症状が無いというケースはあるのでしょうか?
この数値で糖質制限して少しでもインシュリン注射を遅くする希望はあるのでしょうか?
GDA877とはどんな意味合いの数値なのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですがアドバイス頂けると幸いです。】
こんにちは。
1型糖尿病の御子息に関して、がっこうさんから、コメント・質問を頂きました。
がっこー さん、抗GAD抗体が、877U/mlという数値はあると思います。
従いまして、1型糖尿病の診断は間違いないと思います。
一方、抗GAD抗体陽性なら、必ず膵臓のβ細胞を壊すということではありません。
抗体が陽性でも活動してないパターンもあります。
従って抗GAD抗体の数字が高いほど、β細胞がたくさん破壊されるということではありません。
実は、1型糖尿病でインスリン分泌がゼロとなるのは、高血糖によるβ細胞の破壊の方が主と思います。
小学校低学年で発症の1型糖尿病などは、現実には診断が遅れることが多いと思います。
痩せてきたり、水をガブガブ飲むなどの症状は、発症からかなり経過してから出現します。
従って、知らないうちに高血糖が半年、1年持続して、そのためにβ細胞が壊れるというケースが多いのです。
ご子息の場合、早く発見できたので、ラッキーと思います。
「Cペプチド空腹時1.08、1時間後3.83、2時間後4.74」
自分自身の内因性インスリンは、現時点で充分でていますので糖質制限食を実践すれば、膵臓のβ細胞が守られて、当分、インスリン注射なしで血糖コントロールができると思います。
1型糖尿病でインスリン注射なしの方は、私が直接知る限りでも数名はおられます。
『緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の診断基準(2012) 日本糖尿病学会
http://www.jds.or.jp/modules/study/index.php?content_id=17
において、
「GAD抗体やICAの抗体価にかかわらず、インスリン分泌能の低下がごく緩徐であるため、あるいは変化しないため、発症(診断)後10年以上たってもインスリン依存状態まで進行しない例がある。」
という記載があります。
食後高血糖を必ず生じる従来の糖尿病食でも、まれに10年以上インスリンフリーな緩徐進行1型糖尿人がおられるということですので、食後高血糖を生じないスーパー糖質制限食なら、もっと長期にわたり、インスリンフリーを達成できる可能性があります。
美味しく楽しくスーパー糖質制限食で、血糖コントロール良好を保ち、できるだけ長くインスリンフリーを目指しましょう。
江部康二
2016年06月18日 (土)
こんばんは。
今日は暑かったですね(;´Д`)
群馬県館林市、埼玉県鳩山町で気温が35度を超え、今年初めて「猛暑日」になったそうです。
共同通信によると、熱中症とみられる症状での搬送が約170人に達したとのこと。
明日も蒸し暑い日になりそうなので、ブログ読者の皆さんも気をつけてくださいね(^_^;)
さて、11日の記事で、こんな暑気払いにフランスワインは如何でしょう?とご紹介しましたが、今日は、元祖糖質制限ワインのサーメンタムシリーズのご紹介です。


カロリー制限食では真っ先に禁止される「アルコール」ですが、糖質制限食では、種類を選べばOKとしています。
焼酎、ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒は糖質が0なので飲んでも血糖値に影響を与えません。
一方、ビールや日本酒なのど醸造酒は糖質量が多く、糖質制限食ではNGとなります(^_^;)
同じ醸造酒でも、赤ワインや辛口の白ワインは糖質量が少いので、適量であればOKとしました(^O^)
ですが、この「適量」が分かりませんとよくご質問を頂きます。
確かに、尿糖試験紙で測るにもワインを開けてしまわないといけませんし、沢山のワインの中でどんなワインを選んでいいのか正直なところ分かりにくいです。
糖質制限食実践中でも安心して飲めるワインはないものか?
そう考えたあらてつさん、オリーブオイルのモリドル社との商談にスペインに行った時、ワインの醸造所に「糖質制限でワイン作って!」と頼み込んできました。
紆余曲折を経て完成したのが、Sarmentum(サーメンタム)
糖質制限専門ワインです。
あらてつさんが現地で尿糖試験紙で検査、合格したものを日本に持ち帰り、例によって、私、江部康二自らが血糖測定、見事に合格です。
空腹時でボトル半分開けるのはさすがにキビシイものがありましたが、これで糖質セイゲニストに皆さんに安心して飲んでもらえるワインが出来ると思うと、感無量です(^O^)
糖質制限食の定番、赤ワインに加え、本格白ワイン、ロゼ、カバも糖質制限で醸造です。
醸造元、コビデス社クリストフ氏より解説をご紹介します。
●Vino tinto(赤ワイン)
Sarmentum Merlot Barrica 2011
100%ペネデスのブドウ畑原産メルローを使い醸造。
収穫物は厳選し、精製には細心の注意を払っています。
アメリカンオーク樽で6ヶ月間寝かせ、当社ワイナリーにて最終調整したものです。
樽がもつザクロ色のトーンをもつ、鮮紅色が特徴です。
口の中では、パワフルでありながらまろやかで、後味が長く続き、バランスが取れています。テイスティングをすると、最初にメルローの品種の味が来て、あとからアメリカンオーク樽による、木の優しい味がします。
メルロー独自の、カカオやコーヒーといった類の香りと、樽から来る香ばしい感じがします。
米料理、チーズ、ソーセージ、鳥肉、肉の煮込み料理などのおともにおすすめです。
*Barricaはスペイン語で「樽」を意味し、600リットル以下の木樽で熟成した
ワインに表示できます。
●Vino blanco(白ワイン)
Sarmentum Xarel.lo
ブドウ品種は、100%ペネデス原産地のブドウ畑産チャレロです。
このワインは、当社の他の製品同様、厳選されたブドウからとれたフリーラン果汁(高品質のワインを精製するために、ブドウから圧搾するのではなく、流れ出てくる果汁を使用している)によって精製されたものです。
若々しい白ワインで、ほんのり緑がかった青白い黄色をしています。
地中海のフルーツや白い花の、フルーティーな香りがします。
口の中ではさわやかで、バランスが取れた感じがします。味わいは、長く広がりをもっていて、非常にまろやかです。
果物や白い花の後味がします。
魚料理や癖の少ないチーズ、米料理や白身の肉料理に合わせるのが理想的です。
*サーメンタム チャレロは、果皮浸漬によって精製された特別なワインです。 これ(果皮浸漬)は、ブドウの果皮がより味わいと香りのある、特徴が際立つ部位であることから、フリーラン果汁にブドウの粒を入れて、非常に低い温度下で数時間浸すことで、官能特性の部分を形成させるというものです。
●Cava (カバ スパークリングワイン)
通常のCavaは、ドサージュといって、砂糖や甘いリキュールを添加し、味わいの最終調整を行いますが、このSarmentum Cava Brut Natureは、それらを一切加えずに仕上げています。
ブドウ品種は、ペネデス原産のXarel.lo(チャレロ)、Macabeo(マカベオ)、Parellada(パレリャーダ)の三種です。
穏やかな黄金色の反射のある、青白みかかった黄色。グラスに注ぐと数珠状の輪を形成しながら上昇する泡が、程よい感じで長時間放出されます。
ボトルの中で、わずかに熟した果実や花のニュアンスを帯びた、はちみつのようなクリアンサ独特の非常に心地よい香りがします。
飲んで頂くと爽やかな後味で、口の中で大変な心地よさを演出すします。ドライな感じで始まりますが、まろやかで温かみをもった感じで終わります。
香り高く、素直に後に残るまろやかな後味がたいへん心地良いCavaです。
●Rosé (ロゼ)
100%ペネデスのブドウ畑原産テンプラニージョを使い醸造した、透明感のある桜色がかった赤のロゼワイン。
コルクを抜けば、フルーティーな特徴を持った上質で心地よい香りが拡がります。
口に含むと、ほどよい酸味のあるフレッシュさがありながら、口当たりがまろやかで飲みやすく、エレガントかつフルーティーな後味が残ります。
テンプラニージョの果実を思わせる香りと、重厚かつ繊細な味わい、酸味と渋みがバランスよく感じられるロゼは、どのような料理にも合わせて頂けるでしょう。
もちろん、赤・白・ロゼ・カバ、全て飲みましたが、赤はタンニンの程よい強さと繊細な後味のバランスが取れたワイン、白はとてもフルティーで飲みやすく、カバはドサージュしてないとは思えないほど口当たりがよく、ロゼはテンプラニージョの独特の香りがなんとも言えず、どれもグイグイ飲んでしまいます(^_^;)
すべて私が自ら実験台になり、血糖測定を実施、どれも血糖値に影響を与えませんので、安心してワインを楽しむことができます(^O^)
作ってくださったクリストフさんに大きな拍手を送りたいと思います\(^o^)/
この糖質制限ワイン、Sarmentum(サーメンタム)について、詳細&お買い求めはこちらから。
↓ ↓ ↓
糖質制限ワイン サーメンタム 赤・白・ロゼ
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail66.html
サーメンタム カバ
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail137.html
サーメンタム カバ レゼルバ エスペシャル
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail95.html
左党の糖質セイゲニストの皆さん、是非お試しあれ。
江部康二
今日は暑かったですね(;´Д`)
群馬県館林市、埼玉県鳩山町で気温が35度を超え、今年初めて「猛暑日」になったそうです。
共同通信によると、熱中症とみられる症状での搬送が約170人に達したとのこと。
明日も蒸し暑い日になりそうなので、ブログ読者の皆さんも気をつけてくださいね(^_^;)
さて、11日の記事で、こんな暑気払いにフランスワインは如何でしょう?とご紹介しましたが、今日は、元祖糖質制限ワインのサーメンタムシリーズのご紹介です。


カロリー制限食では真っ先に禁止される「アルコール」ですが、糖質制限食では、種類を選べばOKとしています。
焼酎、ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒は糖質が0なので飲んでも血糖値に影響を与えません。
一方、ビールや日本酒なのど醸造酒は糖質量が多く、糖質制限食ではNGとなります(^_^;)
同じ醸造酒でも、赤ワインや辛口の白ワインは糖質量が少いので、適量であればOKとしました(^O^)
ですが、この「適量」が分かりませんとよくご質問を頂きます。
確かに、尿糖試験紙で測るにもワインを開けてしまわないといけませんし、沢山のワインの中でどんなワインを選んでいいのか正直なところ分かりにくいです。
糖質制限食実践中でも安心して飲めるワインはないものか?
そう考えたあらてつさん、オリーブオイルのモリドル社との商談にスペインに行った時、ワインの醸造所に「糖質制限でワイン作って!」と頼み込んできました。
紆余曲折を経て完成したのが、Sarmentum(サーメンタム)
糖質制限専門ワインです。
あらてつさんが現地で尿糖試験紙で検査、合格したものを日本に持ち帰り、例によって、私、江部康二自らが血糖測定、見事に合格です。
空腹時でボトル半分開けるのはさすがにキビシイものがありましたが、これで糖質セイゲニストに皆さんに安心して飲んでもらえるワインが出来ると思うと、感無量です(^O^)
糖質制限食の定番、赤ワインに加え、本格白ワイン、ロゼ、カバも糖質制限で醸造です。
醸造元、コビデス社クリストフ氏より解説をご紹介します。
●Vino tinto(赤ワイン)
Sarmentum Merlot Barrica 2011
100%ペネデスのブドウ畑原産メルローを使い醸造。
収穫物は厳選し、精製には細心の注意を払っています。
アメリカンオーク樽で6ヶ月間寝かせ、当社ワイナリーにて最終調整したものです。
樽がもつザクロ色のトーンをもつ、鮮紅色が特徴です。
口の中では、パワフルでありながらまろやかで、後味が長く続き、バランスが取れています。テイスティングをすると、最初にメルローの品種の味が来て、あとからアメリカンオーク樽による、木の優しい味がします。
メルロー独自の、カカオやコーヒーといった類の香りと、樽から来る香ばしい感じがします。
米料理、チーズ、ソーセージ、鳥肉、肉の煮込み料理などのおともにおすすめです。
*Barricaはスペイン語で「樽」を意味し、600リットル以下の木樽で熟成した
ワインに表示できます。
●Vino blanco(白ワイン)
Sarmentum Xarel.lo
ブドウ品種は、100%ペネデス原産地のブドウ畑産チャレロです。
このワインは、当社の他の製品同様、厳選されたブドウからとれたフリーラン果汁(高品質のワインを精製するために、ブドウから圧搾するのではなく、流れ出てくる果汁を使用している)によって精製されたものです。
若々しい白ワインで、ほんのり緑がかった青白い黄色をしています。
地中海のフルーツや白い花の、フルーティーな香りがします。
口の中ではさわやかで、バランスが取れた感じがします。味わいは、長く広がりをもっていて、非常にまろやかです。
果物や白い花の後味がします。
魚料理や癖の少ないチーズ、米料理や白身の肉料理に合わせるのが理想的です。
*サーメンタム チャレロは、果皮浸漬によって精製された特別なワインです。 これ(果皮浸漬)は、ブドウの果皮がより味わいと香りのある、特徴が際立つ部位であることから、フリーラン果汁にブドウの粒を入れて、非常に低い温度下で数時間浸すことで、官能特性の部分を形成させるというものです。
●Cava (カバ スパークリングワイン)
通常のCavaは、ドサージュといって、砂糖や甘いリキュールを添加し、味わいの最終調整を行いますが、このSarmentum Cava Brut Natureは、それらを一切加えずに仕上げています。
ブドウ品種は、ペネデス原産のXarel.lo(チャレロ)、Macabeo(マカベオ)、Parellada(パレリャーダ)の三種です。
穏やかな黄金色の反射のある、青白みかかった黄色。グラスに注ぐと数珠状の輪を形成しながら上昇する泡が、程よい感じで長時間放出されます。
ボトルの中で、わずかに熟した果実や花のニュアンスを帯びた、はちみつのようなクリアンサ独特の非常に心地よい香りがします。
飲んで頂くと爽やかな後味で、口の中で大変な心地よさを演出すします。ドライな感じで始まりますが、まろやかで温かみをもった感じで終わります。
香り高く、素直に後に残るまろやかな後味がたいへん心地良いCavaです。
●Rosé (ロゼ)
100%ペネデスのブドウ畑原産テンプラニージョを使い醸造した、透明感のある桜色がかった赤のロゼワイン。
コルクを抜けば、フルーティーな特徴を持った上質で心地よい香りが拡がります。
口に含むと、ほどよい酸味のあるフレッシュさがありながら、口当たりがまろやかで飲みやすく、エレガントかつフルーティーな後味が残ります。
テンプラニージョの果実を思わせる香りと、重厚かつ繊細な味わい、酸味と渋みがバランスよく感じられるロゼは、どのような料理にも合わせて頂けるでしょう。
もちろん、赤・白・ロゼ・カバ、全て飲みましたが、赤はタンニンの程よい強さと繊細な後味のバランスが取れたワイン、白はとてもフルティーで飲みやすく、カバはドサージュしてないとは思えないほど口当たりがよく、ロゼはテンプラニージョの独特の香りがなんとも言えず、どれもグイグイ飲んでしまいます(^_^;)
すべて私が自ら実験台になり、血糖測定を実施、どれも血糖値に影響を与えませんので、安心してワインを楽しむことができます(^O^)
作ってくださったクリストフさんに大きな拍手を送りたいと思います\(^o^)/
この糖質制限ワイン、Sarmentum(サーメンタム)について、詳細&お買い求めはこちらから。
↓ ↓ ↓
糖質制限ワイン サーメンタム 赤・白・ロゼ
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail66.html
サーメンタム カバ
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail137.html
サーメンタム カバ レゼルバ エスペシャル
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail95.html
左党の糖質セイゲニストの皆さん、是非お試しあれ。
江部康二
2016年06月18日 (土)
こんにちは。
映画「あまくない砂糖の話」
監督・脚本・出演:デイモン・ガモー
ドキュメンタリー映画
2016年3月から、日本全国で順次公開開始しています。
私も、興味があってネットで、ちょこっと情報を見たりしていましたが、今回、事務局から、上映会のあとのトークショーの依頼が舞い込みましたので、軽いのりで引き受けました。(^^)
2016/6/26(日)トークショーの司会者兼お相手は、田辺ユウキさんです。
「あまくない砂糖の話」のDVDが送られてきたので鑑賞しました。
この映画は、俳優のデイモン・ガモーが、普通のオーストラリア人は、普段1日に平均するとスプーン40杯相当分の砂糖を摂取していることを知って企画したものです。
デイモン・ガモーが自分自身で人体実験をして、心身共に不調になっていく課程を描くドキュメンタリー映画です。
砂糖といっても、実物の砂糖のことではありません。
実は、ごく普通の健康食品の中に成分として、これまたごく普通に砂糖が含まれているのです。
朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康食品とされているものの中には、実は大量の砂糖が含まれているのです。
「あまくない砂糖の話」は、
『健康食品と思って、安心して普通に食べていると不健康になる』
ことを人体実験で証明していく60日間の課程を描いています。
人体実験のルールは5つだけです。
1)1日にスプーン40杯分相当の砂糖を摂取する。
2)アイスクリーム、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは避ける。
3)朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バーなど「健康食品」から摂る。
4)必ず、低脂肪食品を選ぶ。
5)ジョギングや筋トレは今までどおり続ける。
この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす悪影響や、健康食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていきます。
デイモン・ガモーは、開始前までは、実は糖質セイゲニストでして糖質摂取比率は24%でした。
健康な糖質セイゲニストが、砂糖だけではなくて、『糖質たっぷり食』を食べて、心身共に崩壊していく物語でもあります。
一見の価値はあると思いますので、時間のある方は是非、ご鑑賞いただけば幸いです。
トークショーも、お付き合い頂ければ嬉しいです。
江部康二
☆☆☆
あまくない砂糖の話
フェイス ブック
https://www.facebook.com/amakunaisugar/
☆☆☆
以下事務局からのご案内です。
映画「あまくない砂糖の話」
6月18日(土)より関西地区にて公開
料金(前売):1,500円 【公開初日前日まで販売】
料金(当日): 一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円/小人 700円
ナナゲイ会員料金1,000円
劇場:第七藝術劇場
〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F
TEL:06-6302-2073 HP:www.nanagei.com
スケジュール
6月18日(土)~6月24日(金)14:30(1日1回上映)
6月25日(土)~7月1日(金)12:15(1日1回上映)
7月2日(土)~7月8日(金)18:25(1日1回上映)
★7月9日(土)以降調整中。
6月26日(日)12:15の回上映後は糖質オフの第一人者、
高雄病院江部先生のトークショーあり
当日9:40の開館時より入場整理券を配布。
前売券をお持ちの方は引き換えで当日券ご購入時にお渡しします。
96席立ち見を含めて定員140人です。
なお、 上映開始後の途中入場は出来ません。
映画「あまくない砂糖の話」
監督・脚本・出演:デイモン・ガモー
ドキュメンタリー映画
2016年3月から、日本全国で順次公開開始しています。
私も、興味があってネットで、ちょこっと情報を見たりしていましたが、今回、事務局から、上映会のあとのトークショーの依頼が舞い込みましたので、軽いのりで引き受けました。(^^)
2016/6/26(日)トークショーの司会者兼お相手は、田辺ユウキさんです。
「あまくない砂糖の話」のDVDが送られてきたので鑑賞しました。
この映画は、俳優のデイモン・ガモーが、普通のオーストラリア人は、普段1日に平均するとスプーン40杯相当分の砂糖を摂取していることを知って企画したものです。
デイモン・ガモーが自分自身で人体実験をして、心身共に不調になっていく課程を描くドキュメンタリー映画です。
砂糖といっても、実物の砂糖のことではありません。
実は、ごく普通の健康食品の中に成分として、これまたごく普通に砂糖が含まれているのです。
朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康食品とされているものの中には、実は大量の砂糖が含まれているのです。
「あまくない砂糖の話」は、
『健康食品と思って、安心して普通に食べていると不健康になる』
ことを人体実験で証明していく60日間の課程を描いています。
人体実験のルールは5つだけです。
1)1日にスプーン40杯分相当の砂糖を摂取する。
2)アイスクリーム、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは避ける。
3)朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バーなど「健康食品」から摂る。
4)必ず、低脂肪食品を選ぶ。
5)ジョギングや筋トレは今までどおり続ける。
この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす悪影響や、健康食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていきます。
デイモン・ガモーは、開始前までは、実は糖質セイゲニストでして糖質摂取比率は24%でした。
健康な糖質セイゲニストが、砂糖だけではなくて、『糖質たっぷり食』を食べて、心身共に崩壊していく物語でもあります。
一見の価値はあると思いますので、時間のある方は是非、ご鑑賞いただけば幸いです。
トークショーも、お付き合い頂ければ嬉しいです。
江部康二
☆☆☆
あまくない砂糖の話
フェイス ブック
https://www.facebook.com/amakunaisugar/
☆☆☆
以下事務局からのご案内です。
映画「あまくない砂糖の話」
6月18日(土)より関西地区にて公開
料金(前売):1,500円 【公開初日前日まで販売】
料金(当日): 一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円/小人 700円
ナナゲイ会員料金1,000円
劇場:第七藝術劇場
〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F
TEL:06-6302-2073 HP:www.nanagei.com
スケジュール
6月18日(土)~6月24日(金)14:30(1日1回上映)
6月25日(土)~7月1日(金)12:15(1日1回上映)
7月2日(土)~7月8日(金)18:25(1日1回上映)
★7月9日(土)以降調整中。
6月26日(日)12:15の回上映後は糖質オフの第一人者、
高雄病院江部先生のトークショーあり
当日9:40の開館時より入場整理券を配布。
前売券をお持ちの方は引き換えで当日券ご購入時にお渡しします。
96席立ち見を含めて定員140人です。
なお、 上映開始後の途中入場は出来ません。
2016年06月17日 (金)
こんばんは。
『健康長寿の秘訣〜ケトン体をもっと知ろう』
宗田先生、三島塾長、小幡先生による講演会
のご案内です。
ベストセラー『ケトン体が人類を救う』の宗田哲男先生、三島塾で、糖質制限により抜群の合格成績を上げておられる三島学塾長、
予防医学に見識の深い小幡歯科医院の小幡宏一先生、
のお三方による豪華3本立の講演会が、2016年7月17日(日)大阪で開催されます。
宗田哲男医師の糖尿病と糖質制限
ケトン体が人類を救う!
http://ketontai.com/archives/1389
上記、宗田先生のサイトから、申し込みができますので
関西在住の糖尿人、メタボ人の方々是非、ご参加のほど。
江部康二
☆☆☆
以下事務局からのご案内です。
7月17日ケトン体(大阪)講演会
『健康長寿の秘訣〜ケトン体をもっと知ろう』
お申込み開始!
今回は『ケトン体が人類を救う』の著者であり、宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、福岡で糖質制限を推進する受験塾を経営され、合格実績を上げていらっしゃる三島塾の三島学先生、そして予防医学に見識の深い小幡歯科医院の小幡宏一先生の3本立てです。
宗田先生と三島先生は初の合同講演会となります。
◎ 宗田先生は 『ケトン体の奇跡〜妊娠、糖尿病、認知症、癌を救う!』
◎ 子育てのエキスパートでもある三島先生は『子供の糖質制限、ケトン体で賢い子に〜脳は糖質よりケトン体が好き〜』
◎ 小幡先生は『からだの代謝全般と歯科の話とケトン体のしくみ』
についてお話し頂く予定です。
糖質制限の最先端を行くドクター3人による大変内容の濃い講演会となっております。
懇親会も前夜祭で開催予定です。
詳細はしばらくお待ちください。
何かご不明な点、ご質問がございましたら
カサブランカ企画・関口麻美子までメールでよろしくお願いします。
先生方に直接レクチャーを受け、質問できる良い機会なので、
皆様のご参加を一同心からお待ちしております。
日 時
7月17日(日)13時半受付開始 14時開演 17時頃終了予定
参加費
5000円
(6月15日までに振込された方は早期申し込み割引で4700円になります。)
会 場
TKP大阪本町カンファレンスセンター
大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目5−19
TEL:06-6251-5023
募集人数
130名限定(振込先着順)
『健康長寿の秘訣〜ケトン体をもっと知ろう』
宗田先生、三島塾長、小幡先生による講演会
のご案内です。
ベストセラー『ケトン体が人類を救う』の宗田哲男先生、三島塾で、糖質制限により抜群の合格成績を上げておられる三島学塾長、
予防医学に見識の深い小幡歯科医院の小幡宏一先生、
のお三方による豪華3本立の講演会が、2016年7月17日(日)大阪で開催されます。
宗田哲男医師の糖尿病と糖質制限
ケトン体が人類を救う!
http://ketontai.com/archives/1389
上記、宗田先生のサイトから、申し込みができますので
関西在住の糖尿人、メタボ人の方々是非、ご参加のほど。
江部康二
☆☆☆
以下事務局からのご案内です。
7月17日ケトン体(大阪)講演会
『健康長寿の秘訣〜ケトン体をもっと知ろう』
お申込み開始!
今回は『ケトン体が人類を救う』の著者であり、宗田マタニティクリニック院長の宗田哲男先生、福岡で糖質制限を推進する受験塾を経営され、合格実績を上げていらっしゃる三島塾の三島学先生、そして予防医学に見識の深い小幡歯科医院の小幡宏一先生の3本立てです。
宗田先生と三島先生は初の合同講演会となります。
◎ 宗田先生は 『ケトン体の奇跡〜妊娠、糖尿病、認知症、癌を救う!』
◎ 子育てのエキスパートでもある三島先生は『子供の糖質制限、ケトン体で賢い子に〜脳は糖質よりケトン体が好き〜』
◎ 小幡先生は『からだの代謝全般と歯科の話とケトン体のしくみ』
についてお話し頂く予定です。
糖質制限の最先端を行くドクター3人による大変内容の濃い講演会となっております。
懇親会も前夜祭で開催予定です。
詳細はしばらくお待ちください。
何かご不明な点、ご質問がございましたら
カサブランカ企画・関口麻美子までメールでよろしくお願いします。
先生方に直接レクチャーを受け、質問できる良い機会なので、
皆様のご参加を一同心からお待ちしております。
日 時
7月17日(日)13時半受付開始 14時開演 17時頃終了予定
参加費
5000円
(6月15日までに振込された方は早期申し込み割引で4700円になります。)
会 場
TKP大阪本町カンファレンスセンター
大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目5−19
TEL:06-6251-5023
募集人数
130名限定(振込先着順)
2016年06月17日 (金)
こんにちは。
ファミリーレストランの『ガスト』が
“糖質0麺”など糖質を抑えた新メニューを展開するようです。
糖質セイゲニストにとって、嬉しい話題です。
糖質制限食、社会的にどんどん広がりを見せていますね。
江部康二
以下
mediaビジネスonline の記事を一部転載です。
☆☆☆
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1606/15/news091.html
ファミリーレストランのガストが、
6月15日から糖質を抑えた新メニュー4品を全店で発売する。
すかいらーくは6月14日、ファミリーレストランのガストにおいて6月15日から糖質を抑えた新メニュー4品を全店で発売すると発表した。糖質制限メニューのニーズに応え、「冷やしサラダタンタン麺」と「1日分の野菜のベジ塩タンメン」のめんを“糖質0麺”に変更できるほか、糖質控えめのアイスケーキをベースにしたデザート2品を提供する。
6月15日から全店で発売する糖質控えめのメニュー
糖質0麺は、こんにゃくをベースにして作られた糖質が0グラムのめん。50円追加すれば、既存メニューの冷やしサラダタンタン麺と1日分の野菜のベジ塩タンメンのめんを糖質0麺に変更でき、1食あたりそれぞれ糖質11.7グラムと12.9グラム――と糖質量を抑えられる。
カロリーも控えめになり、冷やしサラダタンタン麺は通常770キロカロリーが404キロカロリーに、1日分の野菜のベジ塩タンメンは通常741キロカロリーが455キロカロリーとなる。価格はめんの変更料込みで各649円と749円(以下、いずれも税別)。
冷やしサラダタンタン麺、1日分の野菜のベジ塩タンメン
また、ベーシックな「糖質控えめ・バニラアイスケーキ」は糖質5.1グラムで163キロカロリー(299円)、このアイスケーキをベースにトッピングを加えた「マンゴーとマスカルポーネのバニラアイスケーキ」は糖質12.7グラムで238キロカロリー(399円)だ。
糖質控えめ・バニラアイスケーキ、マンゴーとマスカルポーネのバニラアイスケーキ
担当者によると、「これまでも、病気で糖質を控えなければいけない方や、昨今の糖質制限ブームを受けて糖質を抑えたいという方などから要望をいただいていた」といい、客のニーズに応えたメニュー展開という。
すかいらーくグループでは、ジョナサンでも同様に、既存メニューの酸辣湯麺(スーラータンメン)のめんを糖質0麺に変更する取り組みを行う。今後の展開についてはまだ決まってはいないが、「今回の動向を見つつ、会社としては前向きに考えている」(担当者)と答えている。
ファミリーレストランの『ガスト』が
“糖質0麺”など糖質を抑えた新メニューを展開するようです。
糖質セイゲニストにとって、嬉しい話題です。
糖質制限食、社会的にどんどん広がりを見せていますね。
江部康二
以下
mediaビジネスonline の記事を一部転載です。
☆☆☆
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1606/15/news091.html
ファミリーレストランのガストが、
6月15日から糖質を抑えた新メニュー4品を全店で発売する。
すかいらーくは6月14日、ファミリーレストランのガストにおいて6月15日から糖質を抑えた新メニュー4品を全店で発売すると発表した。糖質制限メニューのニーズに応え、「冷やしサラダタンタン麺」と「1日分の野菜のベジ塩タンメン」のめんを“糖質0麺”に変更できるほか、糖質控えめのアイスケーキをベースにしたデザート2品を提供する。
6月15日から全店で発売する糖質控えめのメニュー
糖質0麺は、こんにゃくをベースにして作られた糖質が0グラムのめん。50円追加すれば、既存メニューの冷やしサラダタンタン麺と1日分の野菜のベジ塩タンメンのめんを糖質0麺に変更でき、1食あたりそれぞれ糖質11.7グラムと12.9グラム――と糖質量を抑えられる。
カロリーも控えめになり、冷やしサラダタンタン麺は通常770キロカロリーが404キロカロリーに、1日分の野菜のベジ塩タンメンは通常741キロカロリーが455キロカロリーとなる。価格はめんの変更料込みで各649円と749円(以下、いずれも税別)。
冷やしサラダタンタン麺、1日分の野菜のベジ塩タンメン
また、ベーシックな「糖質控えめ・バニラアイスケーキ」は糖質5.1グラムで163キロカロリー(299円)、このアイスケーキをベースにトッピングを加えた「マンゴーとマスカルポーネのバニラアイスケーキ」は糖質12.7グラムで238キロカロリー(399円)だ。
糖質控えめ・バニラアイスケーキ、マンゴーとマスカルポーネのバニラアイスケーキ
担当者によると、「これまでも、病気で糖質を控えなければいけない方や、昨今の糖質制限ブームを受けて糖質を抑えたいという方などから要望をいただいていた」といい、客のニーズに応えたメニュー展開という。
すかいらーくグループでは、ジョナサンでも同様に、既存メニューの酸辣湯麺(スーラータンメン)のめんを糖質0麺に変更する取り組みを行う。今後の展開についてはまだ決まってはいないが、「今回の動向を見つつ、会社としては前向きに考えている」(担当者)と答えている。
2016年06月16日 (木)
こんにちは。
2016年7月30日(土)、31日(日)
日本糖質制限医療推進協会主催の低糖質・京都料理教室を開催します。
講師は当会アドバイザーの佐々木栄子管理栄養士です。
30日は「低糖質なおつまみ&夏のスィーツ」
31日は「低糖質麺を美味しく!」
というテーマでの料理教室です。
皆さん、奮ってご参加くださいね(*^^)v!
定員は各日24名様です。
予約、先着順とさせて頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
江部康二
*********
以下、事務局からのお知らせです。
ブログ読者の皆様、弊会の講演会へいつも多数ご参加いただき、また、5月・6月の料理教室にもたくさんのお申し込みをいただきまして、ありがとうございます。
料理教室「糖質制限 基本をマスター」(講師:佐々木栄子 管理栄養士)の7月教室をご案内申し上げます。
おかげさまで好評いただき、5月・6月に加えまして、7月にも追加開催することとなりました。
7月教室のテーマは、「低糖質なおつまみ&夏のスィーツ」と「低糖質麺を美味しく!」です。
7/30(土)のスイーツ部門では、
・安価な食材、旬の夏野菜を活用。普段お料理をしない男性の方にも
おすすめの「ローカーボなおつまみ」と
・アイス系のデザートやドリンク、冷やし汁粉など、ひんやり美味しい
「夏の低糖質スィーツ」を。
7/31(日)料理部門では、市販の低糖質麺を美味しく、飽きずに食べる工夫とテクニックを。
こんにゃく麺、おから麺、大豆麺、海藻麺・・・巷のスーパーでよく目にする低糖質麺を、様々なジャンルのつけ汁・タレで食べ比べます。
さらに低糖質麺のおかずへの応用も。これであなたも低糖質麺の達人に♪
残暑厳しい夏の後半を、美味しく、楽しく、元気に過ごすためのアイデアをたっぷりお届けします。
関西にお住まいの方をはじめ、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 料理教室
「~糖質制限 基本をマスター:Part3~ 7月教室」
♪スイーツ部門(ショートレッスン)♪
◆日時: 2016年7月30日(土)13時~16時頃
◆テーマ: 「低糖質なおつまみ&夏のスィーツ」
◆メニュー数: 5~6品を予定
◆参加費: 賛助会員料金 1,600円/一般料金 2,000円
♪料理部門♪
◆日時: 2016年7月31日(日)11時~15時半頃
◆テーマ: 「低糖質麺を美味しく!」
◆メニュー数: 7~8品を予定
◆参加費: 賛助会員料金 3,000円/一般料金 3,800円
(以下、両部門共通)
◆会場: 京都テルサ 東館2F・調理実習室
京都市南区東九条下殿田町70番地
新町通九条下ル 京都府民総合交流プラザ内)
http://www.kyoto-terrsa.or.jp/access.html
(アクセス)
・JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩約15分
・地下鉄九条駅(京都駅より1駅)4番出口より西へ徒歩約5分
♪講師: 佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者
ローカーボクラブ代表/医療法人鴻生会 小室クリニック(埼玉県)
/医療法人まゆき会 菊池クリニック(栃木県)
/(一社)日本糖質制限医療推進協会アドバイザー
◆当日の流れ: レシピ説明 → 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散
◆持参いただくもの: エプロン・三角巾・ハンドタオル1枚(食器ふき用)、
筆記用具
◆定員: 各日24名様
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方:参加ご希望の教室の「開催日と教室名(スイーツ、料理)」を
ご明記の上、 事務局までメールにてお申し込みください。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に参加ご希望の教室の「開催日と教室名(スイーツ、料理)」 をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、料理教室参加のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/lesson-a
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。
・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。
ご自宅で作ったお料理やお菓子等の持ち込みはできませんのでご注意下さい。
・キャンセルは7月26日(火)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のキャンセルは参加費の半額をキャンセル料金として
いただきますので、予めご了承下さい。
◇イベント情報掲載URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
◇今後の開催について◇
今年前半のレッスンとして、料理教室は7月で一区切りといたします。
後半のレッスンは、秋(9月もしくは10月)からのスタートとなります。
人気の揚げ物や中華、秋冬にぴったりの煮込み料理、クリスマス料理やおせちを低糖質で。
身近な食材を使った、美味しい、楽しい低糖質料理教室の開催をまた予定しております。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
2016年7月30日(土)、31日(日)
日本糖質制限医療推進協会主催の低糖質・京都料理教室を開催します。
講師は当会アドバイザーの佐々木栄子管理栄養士です。
30日は「低糖質なおつまみ&夏のスィーツ」
31日は「低糖質麺を美味しく!」
というテーマでの料理教室です。
皆さん、奮ってご参加くださいね(*^^)v!
定員は各日24名様です。
予約、先着順とさせて頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
江部康二
*********
以下、事務局からのお知らせです。
ブログ読者の皆様、弊会の講演会へいつも多数ご参加いただき、また、5月・6月の料理教室にもたくさんのお申し込みをいただきまして、ありがとうございます。
料理教室「糖質制限 基本をマスター」(講師:佐々木栄子 管理栄養士)の7月教室をご案内申し上げます。
おかげさまで好評いただき、5月・6月に加えまして、7月にも追加開催することとなりました。
7月教室のテーマは、「低糖質なおつまみ&夏のスィーツ」と「低糖質麺を美味しく!」です。
7/30(土)のスイーツ部門では、
・安価な食材、旬の夏野菜を活用。普段お料理をしない男性の方にも
おすすめの「ローカーボなおつまみ」と
・アイス系のデザートやドリンク、冷やし汁粉など、ひんやり美味しい
「夏の低糖質スィーツ」を。
7/31(日)料理部門では、市販の低糖質麺を美味しく、飽きずに食べる工夫とテクニックを。
こんにゃく麺、おから麺、大豆麺、海藻麺・・・巷のスーパーでよく目にする低糖質麺を、様々なジャンルのつけ汁・タレで食べ比べます。
さらに低糖質麺のおかずへの応用も。これであなたも低糖質麺の達人に♪
残暑厳しい夏の後半を、美味しく、楽しく、元気に過ごすためのアイデアをたっぷりお届けします。
関西にお住まいの方をはじめ、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
(一社)日本糖質制限医療推進協会主催 料理教室
「~糖質制限 基本をマスター:Part3~ 7月教室」
♪スイーツ部門(ショートレッスン)♪
◆日時: 2016年7月30日(土)13時~16時頃
◆テーマ: 「低糖質なおつまみ&夏のスィーツ」
◆メニュー数: 5~6品を予定
◆参加費: 賛助会員料金 1,600円/一般料金 2,000円
♪料理部門♪
◆日時: 2016年7月31日(日)11時~15時半頃
◆テーマ: 「低糖質麺を美味しく!」
◆メニュー数: 7~8品を予定
◆参加費: 賛助会員料金 3,000円/一般料金 3,800円
(以下、両部門共通)
◆会場: 京都テルサ 東館2F・調理実習室
京都市南区東九条下殿田町70番地
新町通九条下ル 京都府民総合交流プラザ内)
http://www.kyoto-terrsa.or.jp/access.html
(アクセス)
・JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩約15分
・地下鉄九条駅(京都駅より1駅)4番出口より西へ徒歩約5分
♪講師: 佐々木栄子 管理栄養士/健康運動実践指導者
ローカーボクラブ代表/医療法人鴻生会 小室クリニック(埼玉県)
/医療法人まゆき会 菊池クリニック(栃木県)
/(一社)日本糖質制限医療推進協会アドバイザー
◆当日の流れ: レシピ説明 → 実習 → 試食(復習・歓談) → 片付け後、解散
◆持参いただくもの: エプロン・三角巾・ハンドタオル1枚(食器ふき用)、
筆記用具
◆定員: 各日24名様
■お申し込みの流れ:
1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。
■お申し込み方法:
★賛助会員の方:参加ご希望の教室の「開催日と教室名(スイーツ、料理)」を
ご明記の上、 事務局までメールにてお申し込みください。
★賛助会員入会をご希望の方:
1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up
2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に参加ご希望の教室の「開催日と教室名(スイーツ、料理)」 をご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
★一般(非会員)で、料理教室参加のみご希望の方:
下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/lesson-a
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・当日の開場・受付開始は、レッスン開始時間の15分前からです。
・実習室で作ったもの以外の飲食はできません。
ご自宅で作ったお料理やお菓子等の持ち込みはできませんのでご注意下さい。
・キャンセルは7月26日(火)までに事務局へご連絡願います。
それ以降のキャンセルは参加費の半額をキャンセル料金として
いただきますので、予めご了承下さい。
◇イベント情報掲載URL: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity
◇今後の開催について◇
今年前半のレッスンとして、料理教室は7月で一区切りといたします。
後半のレッスンは、秋(9月もしくは10月)からのスタートとなります。
人気の揚げ物や中華、秋冬にぴったりの煮込み料理、クリスマス料理やおせちを低糖質で。
身近な食材を使った、美味しい、楽しい低糖質料理教室の開催をまた予定しております。
●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●―○―●
2016年06月15日 (水)
糖質制限 チョコレートブラウニー 販売のお知らせ
こんばんは。
これまで何度かブログで紹介している、沖縄は那覇の江部康二監修糖質制限OKレストラン
ドルチェとパスタのお店
ピキタン
から、糖質制限ドットコムに新商品が届きました。

糖質制限 チョコレートブラウニー
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail142.html
以前、やせる食べ方ドットコムにて数量限定販売したのですが、その時は瞬く間に売り切れとなりました(^_^;)
その後、再販を希望するメールが沢山来たそうで、糖質セイゲニストの皆さん、本当にチョコレートケーキが好きですね(^^)
リクエストにお応えし、オレンジとチェリー、それぞれ95台ずつの限定生産となるそうです。
今回も購入ご希望の方は早めに買われた方がいいですね(^_^;)
因みに私、江部康二の血糖測定結果ですが、チェリー・オレンジとも生地は同じなので、チェリーを食べて実験です。
1月27日(水)
20:24・・・血糖値:92mg
チェリーブラウニー45g摂取
21:24・・・血糖値:97mg
大成功です\(^o^)/
モリドルチョコレートをベースにした、血糖値も上がらず更に最高に美味しい糖質制限ブラウニー。
ダイエッターだけでなく、糖尿人、メタボ人、全ての糖質セイゲニストに皆さんにお勧めします\(^o^)/
販売はこちらです。
〈数量限定〉糖質制限 チョコレートブラウニー
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail142.html
今回も早々に売り切れそうなので、お早めにお求めあれ。
江部康二
こんばんは。
これまで何度かブログで紹介している、沖縄は那覇の江部康二監修糖質制限OKレストラン
ドルチェとパスタのお店
ピキタン
から、糖質制限ドットコムに新商品が届きました。

糖質制限 チョコレートブラウニー
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail142.html
以前、やせる食べ方ドットコムにて数量限定販売したのですが、その時は瞬く間に売り切れとなりました(^_^;)
その後、再販を希望するメールが沢山来たそうで、糖質セイゲニストの皆さん、本当にチョコレートケーキが好きですね(^^)
リクエストにお応えし、オレンジとチェリー、それぞれ95台ずつの限定生産となるそうです。
今回も購入ご希望の方は早めに買われた方がいいですね(^_^;)
因みに私、江部康二の血糖測定結果ですが、チェリー・オレンジとも生地は同じなので、チェリーを食べて実験です。
1月27日(水)
20:24・・・血糖値:92mg
チェリーブラウニー45g摂取
21:24・・・血糖値:97mg
大成功です\(^o^)/
モリドルチョコレートをベースにした、血糖値も上がらず更に最高に美味しい糖質制限ブラウニー。
ダイエッターだけでなく、糖尿人、メタボ人、全ての糖質セイゲニストに皆さんにお勧めします\(^o^)/
販売はこちらです。
〈数量限定〉糖質制限 チョコレートブラウニー
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail142.html
今回も早々に売り切れそうなので、お早めにお求めあれ。
江部康二
2016年06月14日 (火)
【16/06/13 まー
空腹血糖値とLDL/HDL
46歳のときに江部先生のブログに出合い、以来糖質制限食に励んでいる54歳の男です。
糖質制限開始前は、空腹血糖が最高123まで上がりましたが、その後糖質制限で下がりました。
私はどうやら食後高血糖タイプですので、今も糖質制限食を続けております。
当初はスタンダードでしたが、ここ1~2年ほどは、ほぼスーパー糖質制限ができています。
さて、私は毎年健診を受けており、先日も受けました。
ところが懸念する点が出てきてしまい、ご教示頂ければと思います。
1点目は空腹血糖値ですが、糖質制限開始当初は下がったんですが、ここ5年間は、98、104、108、111、115と、徐々に上がっています。これは、インスリン基礎分泌が年々減っている(130以下でも暁現象?)可能性ありということでしょうか。
因みに、今回のHba1cは5.6でした(7年前は5.0)。基礎分泌や抵抗性は検査したことがありません。
体重はやや増加気味ですが、それでもBMI22といつも標準です。服薬はありません。週1〜2回ウォーキングと日々腕立て伏せをしています。
このまま気にせず、(早朝血糖値130位まで)糖質制限食だけでよいのか、それともきちんと検査をし、この時点で服薬も視野にした方が良いのでしょうか。
2点目はLDLコレステロールですが、これも下がらず、ここ5年間は 159、190、160、174、183(HDLは71、76、62、66、63)で、担当医からは服薬を促されました。 中性脂肪値は、92、52、61、78、86です。
先生の過去のブログで、中性脂肪値は高くないのでLDLも善玉、糖質セイゲニストのLDL190以下は服薬不要、との記事もありましたので、服薬は良いかなと思っていたのですが、LDL/HDLを計算してみると、2.24、2.50、2.58、2.64、2.90と、目指すべき1.5以下とはかけ離れて行っており、驚いてしまいました。
確かに、体重を維持するために肉魚をメインにとるので、上がるのは仕方がないのかもしれませんが、190超えになれば服薬した方がよいでしょうか。
よろしければ、糖質制限のモチベーションを今後も維持していくためにも、2点について御助言頂ければ幸いです。】
こんにちは。
まー さん から、空腹時血糖値と、LDLコレステロール、HDLコレステロールについてコメント、質問を頂きました。
早朝空腹時血糖値125mg/dl以下なら、境界型となります。
まーさんは当初123mg/dlなら、境界型ですね。
110mg/dl未満は正常型
110~125mg/dlは境界型
126mg/dl以上は糖尿病型です。
日本糖尿病学会は、合併症予防の目標として、早朝空腹時血糖値130mg/dl未満を設定しています。
ともあれ、一度、早朝空腹時血糖値とインスリンを測定してみましょう。
前の日の夕食から、10時間以上あけて、翌朝の空腹時の採血です。
その検査で、HOMA-R(☆)、HOMA-β(☆☆)、などが計算できます。
LDL-C:183mg/dl
HDL-C:63mg/dl
TG:86mg/dl
HbA1c:5.6%
現実にHDL-Cがしっかり基準値を超えていて、中性脂肪が基準値内なら、小粒子LDL-Cや酸化LDL-Cは少ないので、私なら、内服薬なしで経過をみます。
まーさんのLDL-Cは、肝臓から末梢組織に細胞膜の減量であるコレステロールを運搬するというとても大切な役割を果たしていて、善玉なのです。
HDL-Cが低値で、中性脂肪が高値なら、小粒子LDL-Cが増加するので危険なのです。
小粒子LDLは血管壁で酸化LDL-Cに変わるので動脈硬化のリスクとなり危険なので悪玉です。
酸化LDL-Cが真の悪玉です。
LDL/HDLは、あくまでも参考値と考えていいと思います。
現在のLDLコレステロール高値は、
「糖質制限食実践により食事由来のコレステロールが増加したが、肝臓でのコレステロール合成量の低下がまだ追いついていない」
状態に加え、
「糖質制限食により小粒子LDLが減り、大粒子LDL(通常のLDL)が増えることで(LDLの粒子数は不変だが)LDLの質量が増えた」
結果だと考えられますので、心配ないのです。
上記仮説は、きよすクリニックの伊藤喜亮先生からご教示いただきました。
伊藤先生ありがとうございます。
まーさんは、46歳のとき、早朝空腹時血糖値が境界型で、54歳現在まで8年間経過しています。
安心、安全のために、眼科で眼底検査、循環器科か脳外科で頸動脈エコー、循環器科で心電図と心エコーを検査しておけば、さらによいと思います。
☆インスリン抵抗性指標
HOMA-R
<HOMA-R=空腹時血糖値(mg/dL)×空腹時インスリン値(μU/mL)/405 >
1.6以下が正常、2.5以上は抵抗性あり。
空腹時血糖値140mg以下なら信頼度高い。
☆☆インスリン分泌指標
HOMA-β
<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/mL)/(空腹時血糖値(mg/dL)-63)>
空腹時の検査であるが経口血糖負荷試験時の2時間値のインスリン分泌量と、よく相関する。
空腹時血糖値130mg以下なら信頼度高い。
正常値:40-60
30%以下は軽度、15%以下は顕著なインスリン分泌低下。
江部康二
空腹血糖値とLDL/HDL
46歳のときに江部先生のブログに出合い、以来糖質制限食に励んでいる54歳の男です。
糖質制限開始前は、空腹血糖が最高123まで上がりましたが、その後糖質制限で下がりました。
私はどうやら食後高血糖タイプですので、今も糖質制限食を続けております。
当初はスタンダードでしたが、ここ1~2年ほどは、ほぼスーパー糖質制限ができています。
さて、私は毎年健診を受けており、先日も受けました。
ところが懸念する点が出てきてしまい、ご教示頂ければと思います。
1点目は空腹血糖値ですが、糖質制限開始当初は下がったんですが、ここ5年間は、98、104、108、111、115と、徐々に上がっています。これは、インスリン基礎分泌が年々減っている(130以下でも暁現象?)可能性ありということでしょうか。
因みに、今回のHba1cは5.6でした(7年前は5.0)。基礎分泌や抵抗性は検査したことがありません。
体重はやや増加気味ですが、それでもBMI22といつも標準です。服薬はありません。週1〜2回ウォーキングと日々腕立て伏せをしています。
このまま気にせず、(早朝血糖値130位まで)糖質制限食だけでよいのか、それともきちんと検査をし、この時点で服薬も視野にした方が良いのでしょうか。
2点目はLDLコレステロールですが、これも下がらず、ここ5年間は 159、190、160、174、183(HDLは71、76、62、66、63)で、担当医からは服薬を促されました。 中性脂肪値は、92、52、61、78、86です。
先生の過去のブログで、中性脂肪値は高くないのでLDLも善玉、糖質セイゲニストのLDL190以下は服薬不要、との記事もありましたので、服薬は良いかなと思っていたのですが、LDL/HDLを計算してみると、2.24、2.50、2.58、2.64、2.90と、目指すべき1.5以下とはかけ離れて行っており、驚いてしまいました。
確かに、体重を維持するために肉魚をメインにとるので、上がるのは仕方がないのかもしれませんが、190超えになれば服薬した方がよいでしょうか。
よろしければ、糖質制限のモチベーションを今後も維持していくためにも、2点について御助言頂ければ幸いです。】
こんにちは。
まー さん から、空腹時血糖値と、LDLコレステロール、HDLコレステロールについてコメント、質問を頂きました。
早朝空腹時血糖値125mg/dl以下なら、境界型となります。
まーさんは当初123mg/dlなら、境界型ですね。
110mg/dl未満は正常型
110~125mg/dlは境界型
126mg/dl以上は糖尿病型です。
日本糖尿病学会は、合併症予防の目標として、早朝空腹時血糖値130mg/dl未満を設定しています。
ともあれ、一度、早朝空腹時血糖値とインスリンを測定してみましょう。
前の日の夕食から、10時間以上あけて、翌朝の空腹時の採血です。
その検査で、HOMA-R(☆)、HOMA-β(☆☆)、などが計算できます。
LDL-C:183mg/dl
HDL-C:63mg/dl
TG:86mg/dl
HbA1c:5.6%
現実にHDL-Cがしっかり基準値を超えていて、中性脂肪が基準値内なら、小粒子LDL-Cや酸化LDL-Cは少ないので、私なら、内服薬なしで経過をみます。
まーさんのLDL-Cは、肝臓から末梢組織に細胞膜の減量であるコレステロールを運搬するというとても大切な役割を果たしていて、善玉なのです。
HDL-Cが低値で、中性脂肪が高値なら、小粒子LDL-Cが増加するので危険なのです。
小粒子LDLは血管壁で酸化LDL-Cに変わるので動脈硬化のリスクとなり危険なので悪玉です。
酸化LDL-Cが真の悪玉です。
LDL/HDLは、あくまでも参考値と考えていいと思います。
現在のLDLコレステロール高値は、
「糖質制限食実践により食事由来のコレステロールが増加したが、肝臓でのコレステロール合成量の低下がまだ追いついていない」
状態に加え、
「糖質制限食により小粒子LDLが減り、大粒子LDL(通常のLDL)が増えることで(LDLの粒子数は不変だが)LDLの質量が増えた」
結果だと考えられますので、心配ないのです。
上記仮説は、きよすクリニックの伊藤喜亮先生からご教示いただきました。
伊藤先生ありがとうございます。
まーさんは、46歳のとき、早朝空腹時血糖値が境界型で、54歳現在まで8年間経過しています。
安心、安全のために、眼科で眼底検査、循環器科か脳外科で頸動脈エコー、循環器科で心電図と心エコーを検査しておけば、さらによいと思います。
☆インスリン抵抗性指標
HOMA-R
<HOMA-R=空腹時血糖値(mg/dL)×空腹時インスリン値(μU/mL)/405 >
1.6以下が正常、2.5以上は抵抗性あり。
空腹時血糖値140mg以下なら信頼度高い。
☆☆インスリン分泌指標
HOMA-β
<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/mL)/(空腹時血糖値(mg/dL)-63)>
空腹時の検査であるが経口血糖負荷試験時の2時間値のインスリン分泌量と、よく相関する。
空腹時血糖値130mg以下なら信頼度高い。
正常値:40-60
30%以下は軽度、15%以下は顕著なインスリン分泌低下。
江部康二
2016年06月13日 (月)
こんばんは。
2016/6/12(日)東京、品川プリンスホテルメインタワーで、
糖質制限サミット2016「 糖質制限食の今と未来」
が開催されました。
満員御礼の大盛況で、本ブログ読者の皆さんも多数ご参加頂き、ありがとうございました。
私もパネラーの一人として参加しました。
一番最初に、「糖質制限食のあゆみ」と題して20分間お話ししました。
パネルディスカッションでは、
糖質制限食、
ケトン食、
ケトン食とがん、
アイオワ大学とNIHのがんとケトン食研究、
GLUT1欠損症、
脳のエネルギー源、
日本のがんの変遷、
赤ちゃんとケトン体、
妊婦とケトン体・・・
などなど盛りだくさんの話題で盛り上がり、質問タイムがほとんどとれない状況でした。
懇親会でも質問攻めと写真攻めにあい、新幹線の時間ぎりぎりまで付き合いましたが、ほとんど食べる暇がありませんでした。
帰りの新幹線でサケとばとナッツとハイボール、家に帰って、刺身と糖質ゼロ麺と、糖質ゼロ発泡酒と焼酎の水割りで心地よく眠りにつきました。
パネラーの白澤卓二先生、南雲吉則先生、溝口徹先生、宗田哲男先生、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
司会の 斎藤 糧三先生
総合司会の 南 美希子さん、
ありがとうございました。
とても有意義な楽しい会でした。
☆☆☆
以下は、私の講演内容です。
1)糖質制限のあゆみ
2016年6月12日(日)17:00~ 20分間
糖質制限サミット
品川プリンスメインタワー17階
財団法人高雄病院
社団法人日本糖質制限医療推進協会
理事長 江部康二
2)インスリン発見以前
糖尿病治療食=糖質制限食
糖尿病学の父と呼ばれるエリオット・ジョスリン医師が執筆した「ジョスリン糖尿病学」の初版は1916年の刊行。
炭水化物は総摂取カロリーの20%が標準と記載。
背景にはこの頃すでに「食後血糖値を上昇させるのは、3大栄養素のなかで主として糖質である」という認識あり。
3)インスリンの発見・抽出・使用
1921年、カナダの整形外科医フレデリック・バンティングと医学生チャールズ・ベストがインスリンの抽出に初めて成功。
1922年、トロント総合病院において、当時14歳の1型糖尿病患者、レナード・トンプスン少年に世界で初めてインスリンを注射し、血糖のコントロールに成功。
4)米国糖尿病学会による推奨食事療法の変化
1950年、米国糖尿病学会(ADA)ガイドラインを初制定。
炭水化物40%を推奨。
1971年改訂、炭水化物45%を推奨。
1986年改訂、炭水化物60%を推奨。
1994年改訂の際は、総摂取カロリーに対するたんぱく質摂取量の割合は10〜20%という規定はあるものの、炭水化物・脂質の規定は撤廃。
*インスリンの発見以後、炭水化物の摂取比率は増え続けたが、1994年で一定の歯止めがかかった。
5)血糖と糖質・蛋白質・脂質 米国糖尿病学会 2004年
摂取後血糖に直接変わるのは糖質のみである。
糖質は速やかに吸収され、120分以内に100%血糖に変わる。
蛋白質は直接血糖に変わらない。
脂肪は直接血糖に変わらない。
「炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。
炭水化物だけが、血糖値に直接作用する。」
1997年版では蛋白質50%、脂質10%未満が血糖に変わるとしていたが、2004年版で削除・変更。
*ADA:Life With Diabetes A Series of Teaching Outlines by the Michigan Diabetes Research and Training Center 2004
6)栄養素が血糖に変わる割合と時間→間違いだった。
糖尿病教室パーフェクトガイド 1997、ADA 医歯薬出版、2001年より
たんぱく質が50%血糖に変わる・・・間違い
脂質が10%未満血糖に変わる・・・間違い
7)近年の米国糖尿病学会(ADA)と糖質制限食
ADAは、2007年まで糖尿病の食事療法において糖質制限食は推奨しないとしていた。
2008年、「食事療法に関する声明2008」において、「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載。
2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで糖質制限食の有効性を容認。
2013年、 「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、糖質制限食を容認
8)ADAが糖質制限食も受容 2013年10月、5年ぶりに「食事療法に関する声明」を改訂
全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しない。
患者ごとに個別に様々な食事パターン〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限食,低脂質食, DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食〕が受容可能。
炭水化物、蛋白質、脂質における理想的な比率を示唆するエビデンスはない。(B)
炭水化物摂取をモニタリングは、依然として血糖管理の改善における重要な戦略。(A)
「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明(Nutrition Therapy Recommendations for the Management of Adults With Diabetes)2013」
9)ADAの見解は日本糖尿病学会への痛烈な批判
(1)2013年ADA(米国糖尿病学会)の最新の見解
「全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しない」
(2)日本糖尿病学会は、1969年の食品交換表第2版以降、2013年の第7版まで、40年以上一貫してカロリー制限食を唯一無二の食事療法として推奨し続けている。
*ADA(米国糖尿病学会)の最新の見解(1)は、
日本糖尿病学会の推奨(2)に対する痛烈な批判となっており、
糖質制限食にとって大きな追い風と言える。
10)日本の糖尿病食の歴史
約100年前の大正時代の最先端の糖尿病食事療法は「厳重食」と呼ばれたスーパー糖質制限食であった。
文豪・夏目漱石(1867〜1916年)は、糖尿病。1916年、厳重食によって、糖尿病と糖尿病神経障害は著明に改善したが、胃潰瘍のために死亡。
1938(昭和13)年、1943(昭和18)年に刊行された女子栄養大学の栄養学の雑誌の「厳重食」の解説をみると、まさに「厳重食=スーパー糖質制限食」であった。
1943年ごろの日本ではまだ厳重食のほうが糖尿病食事療法として幅を利かせていた。
1965年「食品交換表」初版から「カロリー制限食」の開始。
11)日本糖尿病学会の「食品交換表」
日本糖尿病学会の「食品交換表」の初版が1965年に発行。
「(1)適正なカロリー(2)糖質量の制限(3)糖質、たんぱく質、脂質のバランス(4)ビタミンおよびミネラルの適正な補給」と記載。
1969年「食品交換表」第2版、発行。
「(1)適正なカロリー(カロリーの制限)(2)糖質、たんぱく質、脂質のバランス(3)ビタミンおよびミネラルの適正な補給」と変更。
初版にあった糖質量の制限という記載を削除。
その後、食品交換表は1978年第3版、1980年第4版、1983年第4版補、1993年第5版、2002年第6版と改訂があったが、基本は唯一無二の「カロリー制限」食で、糖質60%、脂質20%、たんぱく質20%という総摂取エネルギー比率。
12)糖尿病治療ガイドの変化
「糖尿病治療ガイド」は日本糖尿病学会が発行している糖尿病診療のガイドブック。1999年に初版が作成されて以来,ほぼ2年おきに改訂され、発行。
「食事療法」という項目で、初版から「2012-2013」版までは「適正なエネルギー摂取量」を通常「男性では1400〜1800kcal」「女性では1200〜1600kcal」と一貫して記載。
「2014-2015」版では「男性では1400〜2000kcal」「女性では1200〜1800kcal」と15年ぶりに、 200kcal増加に変更されていた。
大きな変化であるが、増加に関して学会からは何の説明もない。
「糖尿病治療におけるカロリー制限食には、長期的有効性・安全性に関してエビデンスはない」という私たちの批判に対して、200kcal増やして、矛先をかわした?
13)糖質制限食の「凍結と復活」
戦前までは糖尿病治療食として、夏目漱石も食べた厳重食(ほぼスーパー糖質制限食)があった。しかし1969年に発行された食品交換表第2版以降は、糖質制限の考え方に基づいた食事療法は日本では凍結。
その後、国内での糖質制限食の臨床実践は、1999年に私の実兄、江部洋一郎医師が高雄病院で開始し、有効例を重ねるまで途絶えた。同時期に釜池豊秋医師も愛媛県宇和島市で実践を開始した。→糖質制限食の復活。
14)糖質制限食、医学論文の発表
高雄病院では2001年以降、病院をあげ精力的に研究。
2004年、「復活」以降の、糖質制限食に関する最初の医学論文を発表。
*江部康二他「糖尿病食事療法として糖質制限食を実施した3症例」
京都医学会雑誌51(1):125-130、2004
2008年、坂東浩医師、中村巧医師、約1000人の肥満患者を治療して糖質制限食の有効性を報告。
*坂東浩,中村巧「カーボカウントと糖質制限食」治療,90(12):3105-3111,2008
2009年、2010年、江部康二も引き続き医学雑誌に論文を発表。
*江部康二「主食を抜けば(糖質を制限すれば)糖尿病は良くなる!」治療,91(4):682-683,2009
*:江部康二「低糖質食(糖質制限食carbohydrate restriction)の意義」内科,105(1):100-103,2010
15)糖質制限食の普及と書籍①
2005年、本邦初の一般向け書籍を出版。
*江部康二「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ」
2005年、東洋経済新報社
2006年、荒木裕医師「断糖宣言!」、エディットハウス
2007年、釜池豊秋医師「医者に頼らない! 糖尿病の新常識・糖質ゼロの食事術」 、実業之日本社
「糖質制限食」という言葉が、日本で一般に普及していったのは、一般向け書籍が出版された、2005年以降から。
この間日本糖尿病学会はメディアへのプレスリリースなどで、繰り返し糖質制限食の長期安全性に対して、科学的根拠の乏しい批判的見解を発表。
2011年、夏井睦医師は自身のサイトで、2012年、三島塾塾長・三島学氏は月例会で糖質制限関連の情報を発信し続け、2014年、フェイス・ブック糖質制限グループも立ち上がり、大きな波となっていった。
16)糖質制限食の普及と書籍②
2009年、溝口徹医師、「うつ」は食べ物が原因だった!、青春出版社
2011年、南雲 吉則医師、「50歳を超えても30代に見える生き方」、講談社
2012年、山田悟医師、「糖質制限食のススメ」、東洋経済新報社
2012年、白澤卓二医師、「<白澤式>ケトン食事法」、かんき出版
2013年、斎藤 糧三医師、「腹いっぱい肉を食べて1週間5㎏減! ケトジェニック・ダイエット」、SB新書
2013年、夏井睦医師、「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」、光文社新書
2014年、渡辺信幸医師、「日本人だからこそ『ご飯』を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる」、講談社
2015年、宗田哲男医師、「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」、光文社新書
2016年、江部康二、「人類最強の『糖質制限』論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる」、SB新書
17)糖質制限食の普及と医師、転換点
日本糖尿病学会会員の医師から多数、学会にディベート開催の要望あり。
2012年1月15日、第15回日本病態栄養学会年次学術集会で「糖尿病治療に糖質制限食は是か?非か?」ディベート開催。京都国際会館。
糖質制限食が医学界の表舞台に初登場したという大きな意味あり。
「是」側の演者は江部康二。門脇孝日本糖尿病学会理事長が座長。
久保明医師(高輪メディカルクリニック)が「非」側の演者。
通常3000人規模の学会に約4000人の医師・栄養士が参加して大盛況。
ディベートを境に江部康二のブログのアクセス数は1000件ほど急増し、全国の医師会、保険医協会、病院などからの講演依頼が増加。糖質制限食に興味を抱き、自分で始める医師も目に見えて増加。
18)ケトン体の安全性の確認
絶食療法初期やケトン食では、血中総ケトン体は3000〜4000μM/Lくらいで、
基準値(26~122)の30〜40倍もの高値。インスリン作用が保たれている限り、
それ自体は生理的な現象でまったく安全。一時的に酸性血症となるが、
人体の緩衝作用によって、しばらくすると正常なpHに戻る。
2014年第17回日本病態栄養学会。宗田医師らの発表。
*胎児の胎盤(絨毛間液)の平均βヒドロキシ酪酸値、平均1730μmol/L(58検体)
*新生児の血中平均βヒドロキシ酪酸値は、 平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
*成人の現行の基準値は、 βヒドロキシ酪酸値は85 μmol/L以下。
2015年第18回日本病態栄養学会。宗田医師らの発表。分娩時60検体。
*胎盤組織液の平均βヒドロキシ酪酸値は2235.0μmol/L、臍帯血は平均779.2μmol/L
血糖の基準値は空腹時「60〜109mg/dl」。食後血糖値が180mgを超えてくると、リアル タイムで血管を傷つけ、酸化ストレスを引き起こし、動脈硬化の大きなリスク。血糖値が基準値の30倍(3000mg)ともなれば想像を超えた数値であり、当然生命を保てない。
血糖値の安全範囲は、ケトン体に比し極めて狭い。
19)糖質制限食・医師アンケート2263名
日経メディカル・オンライン2014年7月9日号の記事。
インターネットで医師にアンケートし、2263名が有効回答。
支持が15.1%、どちらかというと支持が43.2%。
合計58.3%の医師が容認し、過半数超え。
3人に1人は、自ら糖質制限食を実践。
4人に1人が、患者さんに推奨。
支持派にも温度差はあるが、一般の医師においては、すでに支持派が過半数を超えており、革命は終了していた?
糖質制限食に興味ある医師が多く回答した偏りはありえるが、この事実を日本糖尿病学会はどう考えるのか?
20)今日の治療指針2015年版
糖尿病の食事指導に糖質制限食が初登場
日本の医学書で最もポピュラーなものの一つが「今日の治療指針」。
1959年が初版で毎年刊行され、医療機関の9割以上が所持。
糖質制限食が初登場 → 今昔(こんじゃく)の感(かん)あり。
山田悟医師(北里研究所病院糖尿病センター・センター長)が執筆。
冒頭で『・・・食事療法に唯一無二の方法は存在しない。・・・
・・・選択可能な食事療法として、カロリー制限食、糖質制限食、
順番ダイエット、低GI食、地中海食などがある・・・』と記載。
米国糖尿病学会2013年10月の栄養療法に関する声明を意識した内容。
次いで、カロリー制限食と糖質制限食の解説。
糖質制限食の具体的な解説に大きくスペース。
残念ながら、2016年の「今日の治療指針」は再び、カロリー制限食。
21)糖質制限食の未来
2012年1月、第15回日本病態栄養学会年次学術集会の
ディベート「糖尿病治療に糖質制限食は是か?非か?」は、
医学界における大きな転換点となった。
2013年10月、米国糖尿病学会(ADA)が「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に容認したことは大きな追い風となった。
5年に一度程度改訂されるADAの「栄養療法に関する声明」は、
権威ある重みのあるものである。
2014年1月、第17回日本病態栄養学会において宗田医師らの研究発表によりケトン体の安全性が確認されたことも大きな追い風となった。
糖質制限食の広がりは、歴史的な流れを見ると、いよいよ加速している。
生理学的事実・基礎理論に基づく糖質制限食の未来は明るい。
江部康二
☆☆☆
「高齢化社会ニッポン」を救う、ドクターが集結!
糖質制限サミット2016
6月12日(日) 17:00- @品川プリンスホテルメインタワー
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)は、この度「糖質制限サミット2016」と題したパネルディスカッションを開催します。
痩せる食事法として急速に認知度を高めている糖質制限ダイエットは、「超高齢化社会ニッポン」を救う健康的な食事法、そしてアンチエイジングの切り札としても注目されています。
その一方で、侃侃諤諤、賛否両論の意見がマスコミを賑わしてもいます。
いったい何が正しくて、何が間違っているのか?
「糖質制限」について、日本を代表する斯界の権威が一堂に会し、正しい「糖質制限」の普及につとめます。
パネラーは、糖質制限の第一人者、江部康二先生、一日一食健康法を確立した「奇跡の還暦」南雲吉則先生、「ケトン体が人類を救う」の著者、宗田哲男先生、オーソモレキュラー医学の第一人者、溝口徹先生、そしてアンチエイジング研究のトップランナー、白澤卓二先生の5名(順不同)。
司会は、一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)副理事長の斎藤糧三先生です。
臨床でのエビデンスをもとに繰り広げられるスリリングなドクターたちの大討論会をお見逃しなく!
糖質制限サミット2016
ディスカッションテーマ「 糖質制限食の今と未来」
【日時】
・ 2016年6月12日(日)
【会場】
・シンポジウム 17:00~19:00 品川プリンスホテルメインタワー 17F
・懇親会 19:00~21:00 品川プリンスホテルメインタワー 15F
【パネラー】(五十音順)
・江部 康二( えべ・こうじ)
一般財団法人 高雄病院理事長 一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
・白澤 卓二( しらさわ・たくじ)
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA) 理事長 白澤抗加齢医学研究所(株)所長
・南雲 吉則( なぐも・よしのり)
ナグモクリニック 総院長
・溝口 徹( みぞぐち・とおる)
新宿溝口クリニック 院長
・宗田 哲男( むねた・てつお)
宗田マタニティクリニック 院長
【司会】
・ 斎藤 糧三( さいとう・りょうぞう)
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA) 副理事長 (株)日本機能性医学研究所所長
【総合司会】
・ 南 美希子( みなみ・みきこ)
アナウンサー/エッセイスト
【参加費】
・講演会 一般 11,000円(税込) 会員 9,000円(税込)
・講演会&懇親会 一般 16,000円(税込) 会員 14,000円(税込)
・懇親会 一般 6,000円(税込) 会員 6,000円(税込)
2016/6/12(日)東京、品川プリンスホテルメインタワーで、
糖質制限サミット2016「 糖質制限食の今と未来」
が開催されました。
満員御礼の大盛況で、本ブログ読者の皆さんも多数ご参加頂き、ありがとうございました。
私もパネラーの一人として参加しました。
一番最初に、「糖質制限食のあゆみ」と題して20分間お話ししました。
パネルディスカッションでは、
糖質制限食、
ケトン食、
ケトン食とがん、
アイオワ大学とNIHのがんとケトン食研究、
GLUT1欠損症、
脳のエネルギー源、
日本のがんの変遷、
赤ちゃんとケトン体、
妊婦とケトン体・・・
などなど盛りだくさんの話題で盛り上がり、質問タイムがほとんどとれない状況でした。
懇親会でも質問攻めと写真攻めにあい、新幹線の時間ぎりぎりまで付き合いましたが、ほとんど食べる暇がありませんでした。
帰りの新幹線でサケとばとナッツとハイボール、家に帰って、刺身と糖質ゼロ麺と、糖質ゼロ発泡酒と焼酎の水割りで心地よく眠りにつきました。
パネラーの白澤卓二先生、南雲吉則先生、溝口徹先生、宗田哲男先生、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
司会の 斎藤 糧三先生
総合司会の 南 美希子さん、
ありがとうございました。
とても有意義な楽しい会でした。
☆☆☆
以下は、私の講演内容です。
1)糖質制限のあゆみ
2016年6月12日(日)17:00~ 20分間
糖質制限サミット
品川プリンスメインタワー17階
財団法人高雄病院
社団法人日本糖質制限医療推進協会
理事長 江部康二
2)インスリン発見以前
糖尿病治療食=糖質制限食
糖尿病学の父と呼ばれるエリオット・ジョスリン医師が執筆した「ジョスリン糖尿病学」の初版は1916年の刊行。
炭水化物は総摂取カロリーの20%が標準と記載。
背景にはこの頃すでに「食後血糖値を上昇させるのは、3大栄養素のなかで主として糖質である」という認識あり。
3)インスリンの発見・抽出・使用
1921年、カナダの整形外科医フレデリック・バンティングと医学生チャールズ・ベストがインスリンの抽出に初めて成功。
1922年、トロント総合病院において、当時14歳の1型糖尿病患者、レナード・トンプスン少年に世界で初めてインスリンを注射し、血糖のコントロールに成功。
4)米国糖尿病学会による推奨食事療法の変化
1950年、米国糖尿病学会(ADA)ガイドラインを初制定。
炭水化物40%を推奨。
1971年改訂、炭水化物45%を推奨。
1986年改訂、炭水化物60%を推奨。
1994年改訂の際は、総摂取カロリーに対するたんぱく質摂取量の割合は10〜20%という規定はあるものの、炭水化物・脂質の規定は撤廃。
*インスリンの発見以後、炭水化物の摂取比率は増え続けたが、1994年で一定の歯止めがかかった。
5)血糖と糖質・蛋白質・脂質 米国糖尿病学会 2004年
摂取後血糖に直接変わるのは糖質のみである。
糖質は速やかに吸収され、120分以内に100%血糖に変わる。
蛋白質は直接血糖に変わらない。
脂肪は直接血糖に変わらない。
「炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。
炭水化物だけが、血糖値に直接作用する。」
1997年版では蛋白質50%、脂質10%未満が血糖に変わるとしていたが、2004年版で削除・変更。
*ADA:Life With Diabetes A Series of Teaching Outlines by the Michigan Diabetes Research and Training Center 2004
6)栄養素が血糖に変わる割合と時間→間違いだった。
糖尿病教室パーフェクトガイド 1997、ADA 医歯薬出版、2001年より
たんぱく質が50%血糖に変わる・・・間違い
脂質が10%未満血糖に変わる・・・間違い
7)近年の米国糖尿病学会(ADA)と糖質制限食
ADAは、2007年まで糖尿病の食事療法において糖質制限食は推奨しないとしていた。
2008年、「食事療法に関する声明2008」において、「減量が望まれる糖尿病患者には低カロリー食、もしくは低炭水化物食によるダイエットが推奨される」と、1年の期限付きで、糖質制限食の有効性を認める見解を記載。
2011年、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限付きで糖質制限食の有効性を容認。
2013年、 「食事療法に関する声明2013」において期限や限定なしで、糖質制限食を容認
8)ADAが糖質制限食も受容 2013年10月、5年ぶりに「食事療法に関する声明」を改訂
全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しない。
患者ごとに個別に様々な食事パターン〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限食,低脂質食, DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食〕が受容可能。
炭水化物、蛋白質、脂質における理想的な比率を示唆するエビデンスはない。(B)
炭水化物摂取をモニタリングは、依然として血糖管理の改善における重要な戦略。(A)
「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明(Nutrition Therapy Recommendations for the Management of Adults With Diabetes)2013」
9)ADAの見解は日本糖尿病学会への痛烈な批判
(1)2013年ADA(米国糖尿病学会)の最新の見解
「全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しない」
(2)日本糖尿病学会は、1969年の食品交換表第2版以降、2013年の第7版まで、40年以上一貫してカロリー制限食を唯一無二の食事療法として推奨し続けている。
*ADA(米国糖尿病学会)の最新の見解(1)は、
日本糖尿病学会の推奨(2)に対する痛烈な批判となっており、
糖質制限食にとって大きな追い風と言える。
10)日本の糖尿病食の歴史
約100年前の大正時代の最先端の糖尿病食事療法は「厳重食」と呼ばれたスーパー糖質制限食であった。
文豪・夏目漱石(1867〜1916年)は、糖尿病。1916年、厳重食によって、糖尿病と糖尿病神経障害は著明に改善したが、胃潰瘍のために死亡。
1938(昭和13)年、1943(昭和18)年に刊行された女子栄養大学の栄養学の雑誌の「厳重食」の解説をみると、まさに「厳重食=スーパー糖質制限食」であった。
1943年ごろの日本ではまだ厳重食のほうが糖尿病食事療法として幅を利かせていた。
1965年「食品交換表」初版から「カロリー制限食」の開始。
11)日本糖尿病学会の「食品交換表」
日本糖尿病学会の「食品交換表」の初版が1965年に発行。
「(1)適正なカロリー(2)糖質量の制限(3)糖質、たんぱく質、脂質のバランス(4)ビタミンおよびミネラルの適正な補給」と記載。
1969年「食品交換表」第2版、発行。
「(1)適正なカロリー(カロリーの制限)(2)糖質、たんぱく質、脂質のバランス(3)ビタミンおよびミネラルの適正な補給」と変更。
初版にあった糖質量の制限という記載を削除。
その後、食品交換表は1978年第3版、1980年第4版、1983年第4版補、1993年第5版、2002年第6版と改訂があったが、基本は唯一無二の「カロリー制限」食で、糖質60%、脂質20%、たんぱく質20%という総摂取エネルギー比率。
12)糖尿病治療ガイドの変化
「糖尿病治療ガイド」は日本糖尿病学会が発行している糖尿病診療のガイドブック。1999年に初版が作成されて以来,ほぼ2年おきに改訂され、発行。
「食事療法」という項目で、初版から「2012-2013」版までは「適正なエネルギー摂取量」を通常「男性では1400〜1800kcal」「女性では1200〜1600kcal」と一貫して記載。
「2014-2015」版では「男性では1400〜2000kcal」「女性では1200〜1800kcal」と15年ぶりに、 200kcal増加に変更されていた。
大きな変化であるが、増加に関して学会からは何の説明もない。
「糖尿病治療におけるカロリー制限食には、長期的有効性・安全性に関してエビデンスはない」という私たちの批判に対して、200kcal増やして、矛先をかわした?
13)糖質制限食の「凍結と復活」
戦前までは糖尿病治療食として、夏目漱石も食べた厳重食(ほぼスーパー糖質制限食)があった。しかし1969年に発行された食品交換表第2版以降は、糖質制限の考え方に基づいた食事療法は日本では凍結。
その後、国内での糖質制限食の臨床実践は、1999年に私の実兄、江部洋一郎医師が高雄病院で開始し、有効例を重ねるまで途絶えた。同時期に釜池豊秋医師も愛媛県宇和島市で実践を開始した。→糖質制限食の復活。
14)糖質制限食、医学論文の発表
高雄病院では2001年以降、病院をあげ精力的に研究。
2004年、「復活」以降の、糖質制限食に関する最初の医学論文を発表。
*江部康二他「糖尿病食事療法として糖質制限食を実施した3症例」
京都医学会雑誌51(1):125-130、2004
2008年、坂東浩医師、中村巧医師、約1000人の肥満患者を治療して糖質制限食の有効性を報告。
*坂東浩,中村巧「カーボカウントと糖質制限食」治療,90(12):3105-3111,2008
2009年、2010年、江部康二も引き続き医学雑誌に論文を発表。
*江部康二「主食を抜けば(糖質を制限すれば)糖尿病は良くなる!」治療,91(4):682-683,2009
*:江部康二「低糖質食(糖質制限食carbohydrate restriction)の意義」内科,105(1):100-103,2010
15)糖質制限食の普及と書籍①
2005年、本邦初の一般向け書籍を出版。
*江部康二「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ」
2005年、東洋経済新報社
2006年、荒木裕医師「断糖宣言!」、エディットハウス
2007年、釜池豊秋医師「医者に頼らない! 糖尿病の新常識・糖質ゼロの食事術」 、実業之日本社
「糖質制限食」という言葉が、日本で一般に普及していったのは、一般向け書籍が出版された、2005年以降から。
この間日本糖尿病学会はメディアへのプレスリリースなどで、繰り返し糖質制限食の長期安全性に対して、科学的根拠の乏しい批判的見解を発表。
2011年、夏井睦医師は自身のサイトで、2012年、三島塾塾長・三島学氏は月例会で糖質制限関連の情報を発信し続け、2014年、フェイス・ブック糖質制限グループも立ち上がり、大きな波となっていった。
16)糖質制限食の普及と書籍②
2009年、溝口徹医師、「うつ」は食べ物が原因だった!、青春出版社
2011年、南雲 吉則医師、「50歳を超えても30代に見える生き方」、講談社
2012年、山田悟医師、「糖質制限食のススメ」、東洋経済新報社
2012年、白澤卓二医師、「<白澤式>ケトン食事法」、かんき出版
2013年、斎藤 糧三医師、「腹いっぱい肉を食べて1週間5㎏減! ケトジェニック・ダイエット」、SB新書
2013年、夏井睦医師、「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」、光文社新書
2014年、渡辺信幸医師、「日本人だからこそ『ご飯』を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる」、講談社
2015年、宗田哲男医師、「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」、光文社新書
2016年、江部康二、「人類最強の『糖質制限』論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる」、SB新書
17)糖質制限食の普及と医師、転換点
日本糖尿病学会会員の医師から多数、学会にディベート開催の要望あり。
2012年1月15日、第15回日本病態栄養学会年次学術集会で「糖尿病治療に糖質制限食は是か?非か?」ディベート開催。京都国際会館。
糖質制限食が医学界の表舞台に初登場したという大きな意味あり。
「是」側の演者は江部康二。門脇孝日本糖尿病学会理事長が座長。
久保明医師(高輪メディカルクリニック)が「非」側の演者。
通常3000人規模の学会に約4000人の医師・栄養士が参加して大盛況。
ディベートを境に江部康二のブログのアクセス数は1000件ほど急増し、全国の医師会、保険医協会、病院などからの講演依頼が増加。糖質制限食に興味を抱き、自分で始める医師も目に見えて増加。
18)ケトン体の安全性の確認
絶食療法初期やケトン食では、血中総ケトン体は3000〜4000μM/Lくらいで、
基準値(26~122)の30〜40倍もの高値。インスリン作用が保たれている限り、
それ自体は生理的な現象でまったく安全。一時的に酸性血症となるが、
人体の緩衝作用によって、しばらくすると正常なpHに戻る。
2014年第17回日本病態栄養学会。宗田医師らの発表。
*胎児の胎盤(絨毛間液)の平均βヒドロキシ酪酸値、平均1730μmol/L(58検体)
*新生児の血中平均βヒドロキシ酪酸値は、 平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
*成人の現行の基準値は、 βヒドロキシ酪酸値は85 μmol/L以下。
2015年第18回日本病態栄養学会。宗田医師らの発表。分娩時60検体。
*胎盤組織液の平均βヒドロキシ酪酸値は2235.0μmol/L、臍帯血は平均779.2μmol/L
血糖の基準値は空腹時「60〜109mg/dl」。食後血糖値が180mgを超えてくると、リアル タイムで血管を傷つけ、酸化ストレスを引き起こし、動脈硬化の大きなリスク。血糖値が基準値の30倍(3000mg)ともなれば想像を超えた数値であり、当然生命を保てない。
血糖値の安全範囲は、ケトン体に比し極めて狭い。
19)糖質制限食・医師アンケート2263名
日経メディカル・オンライン2014年7月9日号の記事。
インターネットで医師にアンケートし、2263名が有効回答。
支持が15.1%、どちらかというと支持が43.2%。
合計58.3%の医師が容認し、過半数超え。
3人に1人は、自ら糖質制限食を実践。
4人に1人が、患者さんに推奨。
支持派にも温度差はあるが、一般の医師においては、すでに支持派が過半数を超えており、革命は終了していた?
糖質制限食に興味ある医師が多く回答した偏りはありえるが、この事実を日本糖尿病学会はどう考えるのか?
20)今日の治療指針2015年版
糖尿病の食事指導に糖質制限食が初登場
日本の医学書で最もポピュラーなものの一つが「今日の治療指針」。
1959年が初版で毎年刊行され、医療機関の9割以上が所持。
糖質制限食が初登場 → 今昔(こんじゃく)の感(かん)あり。
山田悟医師(北里研究所病院糖尿病センター・センター長)が執筆。
冒頭で『・・・食事療法に唯一無二の方法は存在しない。・・・
・・・選択可能な食事療法として、カロリー制限食、糖質制限食、
順番ダイエット、低GI食、地中海食などがある・・・』と記載。
米国糖尿病学会2013年10月の栄養療法に関する声明を意識した内容。
次いで、カロリー制限食と糖質制限食の解説。
糖質制限食の具体的な解説に大きくスペース。
残念ながら、2016年の「今日の治療指針」は再び、カロリー制限食。
21)糖質制限食の未来
2012年1月、第15回日本病態栄養学会年次学術集会の
ディベート「糖尿病治療に糖質制限食は是か?非か?」は、
医学界における大きな転換点となった。
2013年10月、米国糖尿病学会(ADA)が「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に容認したことは大きな追い風となった。
5年に一度程度改訂されるADAの「栄養療法に関する声明」は、
権威ある重みのあるものである。
2014年1月、第17回日本病態栄養学会において宗田医師らの研究発表によりケトン体の安全性が確認されたことも大きな追い風となった。
糖質制限食の広がりは、歴史的な流れを見ると、いよいよ加速している。
生理学的事実・基礎理論に基づく糖質制限食の未来は明るい。
江部康二
☆☆☆
「高齢化社会ニッポン」を救う、ドクターが集結!
糖質制限サミット2016
6月12日(日) 17:00- @品川プリンスホテルメインタワー
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)は、この度「糖質制限サミット2016」と題したパネルディスカッションを開催します。
痩せる食事法として急速に認知度を高めている糖質制限ダイエットは、「超高齢化社会ニッポン」を救う健康的な食事法、そしてアンチエイジングの切り札としても注目されています。
その一方で、侃侃諤諤、賛否両論の意見がマスコミを賑わしてもいます。
いったい何が正しくて、何が間違っているのか?
「糖質制限」について、日本を代表する斯界の権威が一堂に会し、正しい「糖質制限」の普及につとめます。
パネラーは、糖質制限の第一人者、江部康二先生、一日一食健康法を確立した「奇跡の還暦」南雲吉則先生、「ケトン体が人類を救う」の著者、宗田哲男先生、オーソモレキュラー医学の第一人者、溝口徹先生、そしてアンチエイジング研究のトップランナー、白澤卓二先生の5名(順不同)。
司会は、一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)副理事長の斎藤糧三先生です。
臨床でのエビデンスをもとに繰り広げられるスリリングなドクターたちの大討論会をお見逃しなく!
糖質制限サミット2016
ディスカッションテーマ「 糖質制限食の今と未来」
【日時】
・ 2016年6月12日(日)
【会場】
・シンポジウム 17:00~19:00 品川プリンスホテルメインタワー 17F
・懇親会 19:00~21:00 品川プリンスホテルメインタワー 15F
【パネラー】(五十音順)
・江部 康二( えべ・こうじ)
一般財団法人 高雄病院理事長 一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
・白澤 卓二( しらさわ・たくじ)
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA) 理事長 白澤抗加齢医学研究所(株)所長
・南雲 吉則( なぐも・よしのり)
ナグモクリニック 総院長
・溝口 徹( みぞぐち・とおる)
新宿溝口クリニック 院長
・宗田 哲男( むねた・てつお)
宗田マタニティクリニック 院長
【司会】
・ 斎藤 糧三( さいとう・りょうぞう)
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA) 副理事長 (株)日本機能性医学研究所所長
【総合司会】
・ 南 美希子( みなみ・みきこ)
アナウンサー/エッセイスト
【参加費】
・講演会 一般 11,000円(税込) 会員 9,000円(税込)
・講演会&懇親会 一般 16,000円(税込) 会員 14,000円(税込)
・懇親会 一般 6,000円(税込) 会員 6,000円(税込)
2016年06月13日 (月)
おはようございます。
今日は、リニューアルして新発売となった、糖質制限炒飯 レンジdeごはん のお知らせです。
私が監修している糖質制限ドットコムより、糖質制限炒飯がリニューアルして新発売になりました。

以前の糖質制限 レンジ de ごはん は、ABS社のふっくライスを使っていましたが、ふっくライスの製造が困難となり、しばらくの間販売を休止していました。
この糖質制限 レンジ de ごはん、電子レンジで温めるだけですぐに食べられるので、会社のお昼に食べる方も多く、再販を望む声が多く寄せられました(^_^;)
製造元のABS社さん、なんとかふっくライスを復活させようと努力してくださいましたが、原材料不足という大きな壁に阻まれてしまいました。
そこで、ふっくライスではありませんが、従来販売されていたコンニャク米の糖質を減らし、チャーハンを復活させることにしました。
と言っても、はいそうですかと簡単に行く訳もなく、作業は難航。
私も試作が出来上がる度に食べて血糖値を測ってを繰り返しました(^_^;)
試行錯誤の末、コンニャク米から大幅に糖質を減らすことに成功、ようやく復活となりました。
今回リニューアル発売されたのは、炒飯、高菜炒飯、ドライカレーの3種類です。
先程も書きましたが、電子レンジ対応パックに入って冷凍されてますので、本当に電子レンジで温めるだけで、お手軽に炒飯を食べることが出来ます(^^)
面倒くさがりの私にもピッタリの新商品です(笑)
食べた感じも、よくよく注意しないとコンニャク米を使っているとは思えないくらい普通の炒飯で、とても美味しいです(^O^)
これなら、電子レンジさえあれば、職場でも糖質制限の昼食を摂ることができますね。
もちろん、私が監修していますので、血糖測定結果もバッチリです。
炒飯
2015年11月27日
午後6時血糖値:103mg
糖質制限焼きめし1人前摂取
午後7時血糖値:104mg
高菜
2015年12月14日
午後5時40分:空腹時血糖値:96mg
ハルディンの新作焼きめし、一人前摂取
午後6時40分、食後1時間血糖値:113mg
ドライカレー
2015年12月15日
午後4時45分:空腹時血糖:95mg
ハルディンの新作ドライカレーを、一人前摂取
午後5:45 :摂取1時間後血糖値:121mg
3種類とも、糖質の含有量を下回る優秀な結果が出ました。
これなら我々糖尿人でも安心して食べられますね(^^)
レンジで温めるだけで炒飯が楽しめる「糖質制限 レンジ de ごはん」
簡単なだけではなく、美味しく血糖上昇も最低限に抑えられています。
糖尿人のみならず、メタボ人、ダイエッターの方も、是非お試しあれ。
江部康二
詳細・ご注文は糖質制限ドットコムまで。
↓ ↓ ↓
糖質制限 レンジdeごはん
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail160.html
今日は、リニューアルして新発売となった、糖質制限炒飯 レンジdeごはん のお知らせです。
私が監修している糖質制限ドットコムより、糖質制限炒飯がリニューアルして新発売になりました。

以前の糖質制限 レンジ de ごはん は、ABS社のふっくライスを使っていましたが、ふっくライスの製造が困難となり、しばらくの間販売を休止していました。
この糖質制限 レンジ de ごはん、電子レンジで温めるだけですぐに食べられるので、会社のお昼に食べる方も多く、再販を望む声が多く寄せられました(^_^;)
製造元のABS社さん、なんとかふっくライスを復活させようと努力してくださいましたが、原材料不足という大きな壁に阻まれてしまいました。
そこで、ふっくライスではありませんが、従来販売されていたコンニャク米の糖質を減らし、チャーハンを復活させることにしました。
と言っても、はいそうですかと簡単に行く訳もなく、作業は難航。
私も試作が出来上がる度に食べて血糖値を測ってを繰り返しました(^_^;)
試行錯誤の末、コンニャク米から大幅に糖質を減らすことに成功、ようやく復活となりました。
今回リニューアル発売されたのは、炒飯、高菜炒飯、ドライカレーの3種類です。
先程も書きましたが、電子レンジ対応パックに入って冷凍されてますので、本当に電子レンジで温めるだけで、お手軽に炒飯を食べることが出来ます(^^)
面倒くさがりの私にもピッタリの新商品です(笑)
食べた感じも、よくよく注意しないとコンニャク米を使っているとは思えないくらい普通の炒飯で、とても美味しいです(^O^)
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炒飯
2015年11月27日
午後6時血糖値:103mg
糖質制限焼きめし1人前摂取
午後7時血糖値:104mg
高菜
2015年12月14日
午後5時40分:空腹時血糖値:96mg
ハルディンの新作焼きめし、一人前摂取
午後6時40分、食後1時間血糖値:113mg
ドライカレー
2015年12月15日
午後4時45分:空腹時血糖:95mg
ハルディンの新作ドライカレーを、一人前摂取
午後5:45 :摂取1時間後血糖値:121mg
3種類とも、糖質の含有量を下回る優秀な結果が出ました。
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江部康二
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糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム
糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。
2016年06月12日 (日)
おはようございます。
拙著を買ってくださった方やブログ読者の皆さんから、時折、糖質制限食で使っていい油は何がありますかとご質問頂きます。
その中には、マスコミなどで取り上げられた所為か、ココナッツオイルは糖質制限にどうですかとのご質問もたまにありますが、私はココナッツオイルは使いませんし、日本人の場合、下痢したりとかもあるので、無理に摂る必要はありません。
なので、このような時、私はオレイン酸が主成分のオリーブオイルの使用を勧めています。
かつて、「植物油に含まれるリノール酸が身体に良いので積極的に摂りましょう」と言われた時期がありました。
ところが日本の現状では、リノール酸の過剰摂取が問題となっています。
リノール酸摂りすぎの弊害(心臓・脳血管系疾患、欧米型癌、アレルギー性疾患、その他炎症性疾患)が、動物実験のみならず臨床的にも明らかにされてきたのです。
そして、リノール酸は多くの植物油の主成分で、安価な大豆油やコーン油には特に多く含まれています。
オリーブオイルの主成分は、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸です。そして大多数の栄養学者がオリーブオイルの摂取を奨めています。
オリーブオイル摂取とヒトに関しては、現在までの疫学的報告では、心血管系ににも癌予防にもよい結果がでています。私自身も、もっぱらオリーブオイルを使っています。
このオリーブオイルをたっぷり摂取することで有名なのが地中海食です。
2004年の米国医師会雑誌の論文で「地中海食摂取、喫煙なし、適度なアルコール摂取、身体活動」を実践しているヨーロッパの人々において、心血管疾患と癌の発症が統計的に有意に少ないことが報告されました。(*)
またヒトにおける、信頼度の高い疫学研究に関する論文が、Nature Reviews Cardiology という世界心臓連合(WHF)の公式誌にハーバード大学の研究者により2007年に報告されました。
この論文に「地中海食は、心血管系への利点と、種々の美味しい物を食べられるので持続しやすいこともあり、ますます人気が上昇している。」との記載があります。(**)
その地中海食の本場、スペインはカタルーニャから届いたオリーブオイルが、これまで何度かご紹介した、あらてつさんの糖質制限ドットコムで販売している、モリドルオリーブオイルです。
我々 日本人は、オリーブオイルと言えば真っ先にイタリアが思い浮かびますが、実はスペインの方が生産量が遥かに多く、スペインのオリーブオイル生産量は、世界 のおよそ40%を締めていて、しかも、イタリア製オリーブオイルの70%以上がなんとスペイン産とのこと(-_-;)
これまでイタリア産と思って買っていたものが、実はスペイン産だったのですね(^_^;)
さらに、オリーブオイル業界、聞くところによるといろいろと複雑で、「エクストラヴァージンオリーブオイル」といいながら、そうでないものがかなりの割合で流通しているそうです(-_-;)
ですがこのモリドルオリーブオイルは、あらてつさんが直接工場まで行って「冷温圧搾・無濾過・無添加・混ざりっけ無しのエクストラヴァージンオリーブオイル」であることを確認してきました。
あらてつさん、知っている人は知っている、知らない人も知っている「かなりうるさい男」ですので、工場を隅から隅まで調べて現地の人たちに嫌がられてきたことは、想像に難くありません。
スペインでも「うるさいぶり」を遺憾なく発揮してきたあらてつさん太鼓判のモリドルオリーブオイル、私もこのブログをご覧の糖尿人、メタボ人、ダイエッターの皆さんにお勧め致します(^O^)
以下、あらてつさんからの案内です。
江部康二
(*)
Knoops KTB, de Groot LCPGM, Kromhout D, et al. 2004. Mediterranean diet, lifestyle factors, and 10-year mortality in elderly European men and women: the HALE Project. JAMA 292: 1433-39.
(**)Popular weight-loss diets: from evidence to practice
Vasanti S Malik & Frank B Hu
Nature Reviews Cardiology 4, 34–41 (1 January 2007)

オリーブオイルの本場スペインより、初搾りエクストラバージンオリーブオイルが入荷しました。
昨年、スペインから直輸入してあっという間に完売となりました、モリドルエクストラバージンオリーブオイル、今回、初搾りエクストラバージンオリーブオイルが入荷しましたのでご案内です。
Primera extracción en frío(初搾りエクストラバージンオリーブオイル)発売開始!
オリーブオイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)から、初摘、初搾りのオリーブオイルが入荷しました。
年に一回、この時期だけしか販売されない大変貴重なオリーブオイルです。
Primera extracción en frío オリーブオイルは、収穫したてのオリーブを風味が損なわれないように冷温圧搾し、濾過せずそのまま瓶詰します。
なので一般的なオリーブオイルよりも色合いが濃く、オリーブ本来の香りや味わいをストレートにお楽しみいただけます。
一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルです。
通常のオリーブオイルにない濃厚な味と香りをお楽しみ頂けます。
モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。
モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル
モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。
オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。
モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。
この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。
つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。
オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。
オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。
その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。
料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。
これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。

数量・期間限定のモリドル初搾りエクストラバージンオリーブオイル
是非皆さんもお試しください。
詳細・ご購入はこちらから
↓ ↓ ↓
モリドル 初摘み・初搾りオリーブオイル
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail82.html
拙著を買ってくださった方やブログ読者の皆さんから、時折、糖質制限食で使っていい油は何がありますかとご質問頂きます。
その中には、マスコミなどで取り上げられた所為か、ココナッツオイルは糖質制限にどうですかとのご質問もたまにありますが、私はココナッツオイルは使いませんし、日本人の場合、下痢したりとかもあるので、無理に摂る必要はありません。
なので、このような時、私はオレイン酸が主成分のオリーブオイルの使用を勧めています。
かつて、「植物油に含まれるリノール酸が身体に良いので積極的に摂りましょう」と言われた時期がありました。
ところが日本の現状では、リノール酸の過剰摂取が問題となっています。
リノール酸摂りすぎの弊害(心臓・脳血管系疾患、欧米型癌、アレルギー性疾患、その他炎症性疾患)が、動物実験のみならず臨床的にも明らかにされてきたのです。
そして、リノール酸は多くの植物油の主成分で、安価な大豆油やコーン油には特に多く含まれています。
オリーブオイルの主成分は、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸です。そして大多数の栄養学者がオリーブオイルの摂取を奨めています。
オリーブオイル摂取とヒトに関しては、現在までの疫学的報告では、心血管系ににも癌予防にもよい結果がでています。私自身も、もっぱらオリーブオイルを使っています。
このオリーブオイルをたっぷり摂取することで有名なのが地中海食です。
2004年の米国医師会雑誌の論文で「地中海食摂取、喫煙なし、適度なアルコール摂取、身体活動」を実践しているヨーロッパの人々において、心血管疾患と癌の発症が統計的に有意に少ないことが報告されました。(*)
またヒトにおける、信頼度の高い疫学研究に関する論文が、Nature Reviews Cardiology という世界心臓連合(WHF)の公式誌にハーバード大学の研究者により2007年に報告されました。
この論文に「地中海食は、心血管系への利点と、種々の美味しい物を食べられるので持続しやすいこともあり、ますます人気が上昇している。」との記載があります。(**)
その地中海食の本場、スペインはカタルーニャから届いたオリーブオイルが、これまで何度かご紹介した、あらてつさんの糖質制限ドットコムで販売している、モリドルオリーブオイルです。
我々 日本人は、オリーブオイルと言えば真っ先にイタリアが思い浮かびますが、実はスペインの方が生産量が遥かに多く、スペインのオリーブオイル生産量は、世界 のおよそ40%を締めていて、しかも、イタリア製オリーブオイルの70%以上がなんとスペイン産とのこと(-_-;)
これまでイタリア産と思って買っていたものが、実はスペイン産だったのですね(^_^;)
さらに、オリーブオイル業界、聞くところによるといろいろと複雑で、「エクストラヴァージンオリーブオイル」といいながら、そうでないものがかなりの割合で流通しているそうです(-_-;)
ですがこのモリドルオリーブオイルは、あらてつさんが直接工場まで行って「冷温圧搾・無濾過・無添加・混ざりっけ無しのエクストラヴァージンオリーブオイル」であることを確認してきました。
あらてつさん、知っている人は知っている、知らない人も知っている「かなりうるさい男」ですので、工場を隅から隅まで調べて現地の人たちに嫌がられてきたことは、想像に難くありません。
スペインでも「うるさいぶり」を遺憾なく発揮してきたあらてつさん太鼓判のモリドルオリーブオイル、私もこのブログをご覧の糖尿人、メタボ人、ダイエッターの皆さんにお勧め致します(^O^)
以下、あらてつさんからの案内です。
江部康二
(*)
Knoops KTB, de Groot LCPGM, Kromhout D, et al. 2004. Mediterranean diet, lifestyle factors, and 10-year mortality in elderly European men and women: the HALE Project. JAMA 292: 1433-39.
(**)Popular weight-loss diets: from evidence to practice
Vasanti S Malik & Frank B Hu
Nature Reviews Cardiology 4, 34–41 (1 January 2007)

オリーブオイルの本場スペインより、初搾りエクストラバージンオリーブオイルが入荷しました。
昨年、スペインから直輸入してあっという間に完売となりました、モリドルエクストラバージンオリーブオイル、今回、初搾りエクストラバージンオリーブオイルが入荷しましたのでご案内です。
Primera extracción en frío(初搾りエクストラバージンオリーブオイル)発売開始!
オリーブオイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)から、初摘、初搾りのオリーブオイルが入荷しました。
年に一回、この時期だけしか販売されない大変貴重なオリーブオイルです。
Primera extracción en frío オリーブオイルは、収穫したてのオリーブを風味が損なわれないように冷温圧搾し、濾過せずそのまま瓶詰します。
なので一般的なオリーブオイルよりも色合いが濃く、オリーブ本来の香りや味わいをストレートにお楽しみいただけます。
一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルです。
通常のオリーブオイルにない濃厚な味と香りをお楽しみ頂けます。
モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。
モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル
モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。
オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。
モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。
この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。
つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。
オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。
オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。
その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。
料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。
これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。

数量・期間限定のモリドル初搾りエクストラバージンオリーブオイル
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https://www.toushitsuseigen.com/products/detail82.html
糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム
糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。
2016年06月11日 (土)
【16/06/10 らこ
納 光弘先生の糖尿病講座ご紹介
痛風で超有名な納 光弘先生のHPを見ていたら
◎患者の立場での糖尿病臨床研究
http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/shiminn-igaku-kouza/tounyobyo/1peiji-tounyoubyo.html
を読みました。江部先生の著書もご紹介されていますが、「糖負荷テスト5時間後値」など他に類を見ない研究がテンコ盛りです。是非ご紹介して頂けたらと存じます。
ちなみに「糖尿病」「糖質制限食」などのキーワードでは検索したことはありませんでした。「痛風+ビール+ストレス」だとトップに検索されます><
高尿酸血症になったので、超久しぶりに覗いたら、糖尿病ページがあったのです! 】
らこさんから、納光弘先生のホープページについて、コメントを頂きました。
ありがとうございます。
自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生は、らこさんがご指摘のように、「痛風+ビール+ストレス」だとトップに検索されます。
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著
は、とても興味深い本です。
勿論、私も持っています。
尿酸に関しては、納光弘先生のご著書などを参考にして
2015年09月08日 (火)に
『糖質制限食と血清尿酸値について。2015年9月。』
という記事を本ブログで書きましたので、参考にして頂けば幸いです。
その納光弘先生が、ご自分のホ-ムページで『患者の立場での糖尿病研究』という記事を載せておられます。
らこさんの仰るように、本当に徹底的な臨床研究データが豊富に載っています。
納先生は私が尊敬する医師のお一人で、その真摯な姿勢には感動・感激です。
糖質制限食を勧めておられるのは嬉しい限りです。
納先生、ありがとうございます。
大変参考になりますので、ブログ読者の皆さん、是非、納光弘先生のサイトを覗いてみてくださいね。
☆☆☆
納光弘先生のサイト
http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/shiminn-igaku-kouza/tounyobyo/1peiji-tounyoubyo.html
患者の立場での糖尿病臨床研究
その1) 糖尿病とメタボリックシンドロームを薬なしで克服
その2) 酒を飲んだ方が血糖値は下がるのか?
その3) 健常成人26人の5時間糖負荷試験の驚きの結果
その4) 渡邊法挑戦者 3人目現る!
- 太っていないスリムな糖尿病患者でも薬なしで治せるか? -
その5) 渡邊法治癒過程における糖負荷試験の変化
その6) 自己測定値と検査室測定値の異常な乖離!
その7) 健康成人17名におけるインスリン拮抗ホルモンの動き
その8) 71時間絶食下における検査室測定値と自己測定値の動き
その9) 50時間絶食下における2回の糖負荷テストでの
検査室測定値と自己測定値の動き
その10) 私は糖質制限食を勧める
今後、順次シリーズで掲載してゆく予定です
江部康二
納 光弘先生の糖尿病講座ご紹介
痛風で超有名な納 光弘先生のHPを見ていたら
◎患者の立場での糖尿病臨床研究
http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/shiminn-igaku-kouza/tounyobyo/1peiji-tounyoubyo.html
を読みました。江部先生の著書もご紹介されていますが、「糖負荷テスト5時間後値」など他に類を見ない研究がテンコ盛りです。是非ご紹介して頂けたらと存じます。
ちなみに「糖尿病」「糖質制限食」などのキーワードでは検索したことはありませんでした。「痛風+ビール+ストレス」だとトップに検索されます><
高尿酸血症になったので、超久しぶりに覗いたら、糖尿病ページがあったのです! 】
らこさんから、納光弘先生のホープページについて、コメントを頂きました。
ありがとうございます。
自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生は、らこさんがご指摘のように、「痛風+ビール+ストレス」だとトップに検索されます。
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著
は、とても興味深い本です。
勿論、私も持っています。
尿酸に関しては、納光弘先生のご著書などを参考にして
2015年09月08日 (火)に
『糖質制限食と血清尿酸値について。2015年9月。』
という記事を本ブログで書きましたので、参考にして頂けば幸いです。
その納光弘先生が、ご自分のホ-ムページで『患者の立場での糖尿病研究』という記事を載せておられます。
らこさんの仰るように、本当に徹底的な臨床研究データが豊富に載っています。
納先生は私が尊敬する医師のお一人で、その真摯な姿勢には感動・感激です。
糖質制限食を勧めておられるのは嬉しい限りです。
納先生、ありがとうございます。
大変参考になりますので、ブログ読者の皆さん、是非、納光弘先生のサイトを覗いてみてくださいね。
☆☆☆
納光弘先生のサイト
http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/shiminn-igaku-kouza/tounyobyo/1peiji-tounyoubyo.html
患者の立場での糖尿病臨床研究
その1) 糖尿病とメタボリックシンドロームを薬なしで克服
その2) 酒を飲んだ方が血糖値は下がるのか?
その3) 健常成人26人の5時間糖負荷試験の驚きの結果
その4) 渡邊法挑戦者 3人目現る!
- 太っていないスリムな糖尿病患者でも薬なしで治せるか? -
その5) 渡邊法治癒過程における糖負荷試験の変化
その6) 自己測定値と検査室測定値の異常な乖離!
その7) 健康成人17名におけるインスリン拮抗ホルモンの動き
その8) 71時間絶食下における検査室測定値と自己測定値の動き
その9) 50時間絶食下における2回の糖負荷テストでの
検査室測定値と自己測定値の動き
その10) 私は糖質制限食を勧める
今後、順次シリーズで掲載してゆく予定です
江部康二
2016年06月11日 (土)
蒸し暑い梅雨を爽快に過ごす糖質制限ワインのご紹介
おはようございます。
ここのところ、例年を超える最高気温の日が続いています。
昨夜も湿度が高く感じられ、寝苦しい夜でした(^_^;)
身体がこの気温に慣れていないので熱中症になりやすいです。
ブログ読者の皆さん、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。
さて。
こんな暑い日は、冷たいビールをぐっと行きたいところですが、我々糖尿人にとって残念ながら普通のビールはNG飲料です。
糖質0発泡酒もありますが、ビールのようなコクがないので、こればかり飲んでいるとどうしても飽きが来てしまいます(^_^;)
そのような時にお薦めなのが、私が監修して作ってもらった、糖質制限ワインシリーズです。
スペインワインの赤・白から始まり、ロゼ、カバ、スペシャルカバ、そして今回ご紹介するフランスワインの赤・白・ロゼとラインナップが広がりました。
全種類、現地での検査・分析に加え、私、江部康二の血糖実験済み。
糖質セイゲニストの皆さんに安心して飲んで頂けるワインになっています(^^)
自分の好みに合わせて糖質制限ワインを選べるなんて、感無量、いい時代になりましたね(^o^)
このような素晴らしいワインを作ってくれたクリストフと醸造家の皆さんに、大きな感謝を送りたいと思います\(^o^)/
糖尿人、メタボ人、ダイエッター、全ての糖質セイゲニストの皆さん、是非一度お試しあれ。
江部康二
以下、あらてつさんのブログから転載です。
昨年5月17日に「Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会」でお披露目させて頂き、一番人気となった糖質制限フランスワイン、CUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)、お陰さまで大好評発売中となっております。
あ、「Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会」の模様はコチラからどうぞ。
Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会
で、そのCUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)ですが、余りに好評なのに気を良くしたクリストフが、白とロゼを作ってしまいました。
じゃん

いや、正確に言うと作ったのはクリストフではなく、友達の醸造家のミッチェルなんですけどね。
因みにコヤツがクリストフ

今回、赤・白・ロゼと“だんご3兄弟”ならぬ“ワイン三兄弟”となったCUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)、事の起こりは、
「大学時代に醸造学を専攻していた時の同級生がラングドックでワインを作っている、とても意欲的で新しいことにチャレンジしているので、糖質制限ワインを作らせてみようと思うけど興味あるか?」とクリストフがスペイン語で言って、通訳してもらったのを聞いたのが始まりでした。
最初は、スペインワインのサーメンタムを扱ってるから要らないと返事をしたのですが、
「ラングドックは今素晴らしいワインを作っていて、同級生もその一人だ、一回作らせてサンプルを送るからドクター江部に実験してもらって欲しい」
と食い下がってきます。
このあとワインのマーケティングについて3時間あまり熱く語り続け、いい加減ウザくなって来た(笑)ので、「ほな作りいや。その代わり血糖値上がったら扱わへんで」と返事を通訳してもらいました。
待つことしばし、フランスからサンプルが送られて来まして、江部康二先生に飲んで頂き血糖値を測定してもらいますと…
あろうことか、見事に合格(笑)
「サーメンタムの時も散々苦労したのに、初めて作ってそないカンタンに糖質制限ワインやてできひんて。どうせ失敗するし扱わんでええやろ」
と思っていたのですが、ところがどっこい。
流石に学問として「醸造学」を修めた人物が作るだけあると妙に感心しましたね、はい。
ここからはアレヨアレヨと製造の準備が進み、昨年5月17日の会でお披露目となった次第です。
ワインに詳しい方ならご存知かと思いますが、この南仏ラングドックは、ブドウの栽培にとても適した気候で、豊富に収穫されるブドウから作ったデイリーワインの産地でした。大量に安いワインが作られることから、「ラングドック=安物」のレッテルが貼られてしまったそうです。
ところが、近年になって意欲的な新進気鋭の醸造家が集まるようになり、品質が目覚ましく向上、ボルドーにも負けないワインが作られるようになったことから、「フランスのニューワールド」と呼ばれるようになり、高品質ワインの産地となってるそうです。
なんて知ったようなこと書いてますが、ここまで全てクリストフの受け売りです(笑)
話を戻しますと、クリストフの同級生もその一人だそうで、そんな意欲的な醸造家だからこそ、糖質制限ワインなんてものを作ってくれたんでしょう。
作ってくれたミッチェルと奥様の画像はこちらのページに
↓ ↓ ↓
キュヴェ モンタグ
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail113.html
で、肝心の糖質と味の方ですが、味の方はBotanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会でも書きましたように、小室先生、夏井先生も大絶賛されるくらいの完成度、夏井先生なんて会の後半はこのワインしか飲んでおられませんでしたから(笑)
糖質制限では、赤ワインはOK食材になっておりますが、山ほどある赤ワインの中でどれを選べばいいのか、正直な所迷います。
ましてや白も辛口ならOKと言っても、どの程度の辛口なら良いのか分からないですし、ロゼになると市販で飲めるものなんてまず見つけることは不可能です。
買ってから尿糖紙つけたら色が変わったなんていった日には、残ったワイン全部捨てんとあきませんから。
その点、キュベ・モンタグシリーズでしたら、ワインの本場フランスの醸造学の粋を集めて完成しておりますので、安心して飲むことができます。
新進気鋭の醸造家が作り、江部康二先生の血糖検査で完成した糖質制限ワイン、是非一度お試しあれ。
詳細&お求めはコチラからどうぞ。
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ご注文、スタッフ一同心よりお待ちしております。
コヤツも待ってます(笑)

おはようございます。
ここのところ、例年を超える最高気温の日が続いています。
昨夜も湿度が高く感じられ、寝苦しい夜でした(^_^;)
身体がこの気温に慣れていないので熱中症になりやすいです。
ブログ読者の皆さん、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。
さて。
こんな暑い日は、冷たいビールをぐっと行きたいところですが、我々糖尿人にとって残念ながら普通のビールはNG飲料です。
糖質0発泡酒もありますが、ビールのようなコクがないので、こればかり飲んでいるとどうしても飽きが来てしまいます(^_^;)
そのような時にお薦めなのが、私が監修して作ってもらった、糖質制限ワインシリーズです。
スペインワインの赤・白から始まり、ロゼ、カバ、スペシャルカバ、そして今回ご紹介するフランスワインの赤・白・ロゼとラインナップが広がりました。
全種類、現地での検査・分析に加え、私、江部康二の血糖実験済み。
糖質セイゲニストの皆さんに安心して飲んで頂けるワインになっています(^^)
自分の好みに合わせて糖質制限ワインを選べるなんて、感無量、いい時代になりましたね(^o^)
このような素晴らしいワインを作ってくれたクリストフと醸造家の皆さんに、大きな感謝を送りたいと思います\(^o^)/
糖尿人、メタボ人、ダイエッター、全ての糖質セイゲニストの皆さん、是非一度お試しあれ。
江部康二
以下、あらてつさんのブログから転載です。
昨年5月17日に「Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会」でお披露目させて頂き、一番人気となった糖質制限フランスワイン、CUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)、お陰さまで大好評発売中となっております。
あ、「Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会」の模様はコチラからどうぞ。
Botanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会
で、そのCUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)ですが、余りに好評なのに気を良くしたクリストフが、白とロゼを作ってしまいました。
じゃん

いや、正確に言うと作ったのはクリストフではなく、友達の醸造家のミッチェルなんですけどね。
因みにコヤツがクリストフ

今回、赤・白・ロゼと“だんご3兄弟”ならぬ“ワイン三兄弟”となったCUVEE MONTAGUT (キュベモンタグ)、事の起こりは、
「大学時代に醸造学を専攻していた時の同級生がラングドックでワインを作っている、とても意欲的で新しいことにチャレンジしているので、糖質制限ワインを作らせてみようと思うけど興味あるか?」とクリストフがスペイン語で言って、通訳してもらったのを聞いたのが始まりでした。
最初は、スペインワインのサーメンタムを扱ってるから要らないと返事をしたのですが、
「ラングドックは今素晴らしいワインを作っていて、同級生もその一人だ、一回作らせてサンプルを送るからドクター江部に実験してもらって欲しい」
と食い下がってきます。
このあとワインのマーケティングについて3時間あまり熱く語り続け、いい加減ウザくなって来た(笑)ので、「ほな作りいや。その代わり血糖値上がったら扱わへんで」と返事を通訳してもらいました。
待つことしばし、フランスからサンプルが送られて来まして、江部康二先生に飲んで頂き血糖値を測定してもらいますと…
あろうことか、見事に合格(笑)
「サーメンタムの時も散々苦労したのに、初めて作ってそないカンタンに糖質制限ワインやてできひんて。どうせ失敗するし扱わんでええやろ」
と思っていたのですが、ところがどっこい。
流石に学問として「醸造学」を修めた人物が作るだけあると妙に感心しましたね、はい。
ここからはアレヨアレヨと製造の準備が進み、昨年5月17日の会でお披露目となった次第です。
ワインに詳しい方ならご存知かと思いますが、この南仏ラングドックは、ブドウの栽培にとても適した気候で、豊富に収穫されるブドウから作ったデイリーワインの産地でした。大量に安いワインが作られることから、「ラングドック=安物」のレッテルが貼られてしまったそうです。
ところが、近年になって意欲的な新進気鋭の醸造家が集まるようになり、品質が目覚ましく向上、ボルドーにも負けないワインが作られるようになったことから、「フランスのニューワールド」と呼ばれるようになり、高品質ワインの産地となってるそうです。
なんて知ったようなこと書いてますが、ここまで全てクリストフの受け売りです(笑)
話を戻しますと、クリストフの同級生もその一人だそうで、そんな意欲的な醸造家だからこそ、糖質制限ワインなんてものを作ってくれたんでしょう。
作ってくれたミッチェルと奥様の画像はこちらのページに
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キュヴェ モンタグ
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で、肝心の糖質と味の方ですが、味の方はBotanicaのスペシャルな糖質制限ランチと糖質制限スペインワインを楽しむ会でも書きましたように、小室先生、夏井先生も大絶賛されるくらいの完成度、夏井先生なんて会の後半はこのワインしか飲んでおられませんでしたから(笑)
糖質制限では、赤ワインはOK食材になっておりますが、山ほどある赤ワインの中でどれを選べばいいのか、正直な所迷います。
ましてや白も辛口ならOKと言っても、どの程度の辛口なら良いのか分からないですし、ロゼになると市販で飲めるものなんてまず見つけることは不可能です。
買ってから尿糖紙つけたら色が変わったなんていった日には、残ったワイン全部捨てんとあきませんから。
その点、キュベ・モンタグシリーズでしたら、ワインの本場フランスの醸造学の粋を集めて完成しておりますので、安心して飲むことができます。
新進気鋭の醸造家が作り、江部康二先生の血糖検査で完成した糖質制限ワイン、是非一度お試しあれ。
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ご注文、スタッフ一同心よりお待ちしております。
コヤツも待ってます(笑)

糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム
糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。
2016年06月10日 (金)
【16/06/10 黒兎
講座を心より楽しみにしております
こんばんは。初めまして。仕事の都合でこんな時間の書き込みです。
今年4月に2型と判明してから、先生のブログ拝読と共に、御著書を一気に5冊購入し、ネットや各種文献等を漁って勉強しつつスーパー糖質制限を開始した、52歳女です。糖質制限ドットコムでもミックス粉やケチャップ等々購入し、大変助かっております。
治療最初からジャヌビア・クレストール服用中です。また、10年以上前から、特定疾患の頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)も患っています。OPLL患者には糖尿人が多いというデータを、我が身でも裏付けてしまいました。
糖尿が発覚した4/2にはHbA1cが10.5というとんでもない数値でしたが、5/9は8.2、そして僅か2ヶ月しか経っていない本日6/9、6.6となりました。また、糖質制限開始後1週間位から、近年稀に見る程の体調良好状態がずっと続いています。SMBGの数値だけなら、境界型どころかほぼ普通人です。運動はまだほんの少しですが(30年ぶりに水泳を再開)あまりに体調が良いので、ジムで頚椎に負担がかからないプログラムを組んで貰い、通う事にしました。
今日、主治医(患者の希望する治療法を尊重して下さり、糖質制限について特に否定も肯定もしない方。但しその病院で糖質制限をしているのは私だけだそうです…)から「この調子ならそろそろ薬は必要なくなります。他の患者さんの模範になってね」と言われました。ただ、こんなに早期に結果が出ている事で、滅茶苦茶無理をしているように思われていて、毎回「大丈夫?大丈夫?続けられる?」と心配もされております。
私としては、従来のカロリー制限療法で、面倒なカロリー計算をしてひもじい思いを抱えつつ運動し、食後高血糖に愕然となり、合併症の恐怖に怯えながら一生過ごす方が余程辛いと思いますし、心配される度に「糖質制限って本当に楽なんです…」と言うのにも、そろそろ疲れて来ました。ネットでは糖質制限をしている人が沢山いるのに、私自身はリアルで一人も出会っていないので、妙な孤独感を感じてみたり(苦笑) 患者数が圧倒的に少ないOPLLでは感じなかった事なので、変な話ではありますが。
そんな気分でいるところに本日の記事を拝読し、早速、記事中のリンクから講座受講申し込みを完了いたしました。糖質制限の第一人者である江部先生のお話を直接伺う事で、このちょっと疲れた気分を一新し、また気楽に糖質制限の日々を過ごしたいと考えております。
次回7/4の検査ではHbA1cを5%台前半にし、7/10に臨むつもりです。
※余談ですが、
私の亡父も京大医学部卒で、私自身も京都生まれです(育ちは東京です)。】
こんにちは。
黒兎 さん から、興味深いコメントをいただきました。
黒兎さん、
拙著のご購入、朝日カルチャ-横浜講座へのご参加予定、ありがとうございます。
2016/4/2 HbA1c:10.5%
5/9 8.2%
6/9 6.6%
素晴らしい改善です。
また、体調良好で、30年ぶりに水泳を再開とは良かったです。
主治医もニュートラルな方で、糖質制限食に反対なしというのも、とてもラッキーです。
黒兎さんがその病院で、糖質制限食オンリーワン、という状況で反対しない主治医は、かなりいい感じの人ですね。 (^^)
「この調子ならそろそろ薬は必要なくなります。他の患者さんの模範になってね」
このように、患者さんの立場を尊重して頂ける医師が増えれば、糖質セイゲニストの糖尿人の苦労も随分減るのですが・・・。
このデータ改善のペースなら、主治医の仰有るように、そろそろ内服薬なしでも大丈夫と思いますよ。
糖質制限食は、黒兎さんのご指摘どおり、カロリー制限食の厳しさやつらさやひもじさに比べたら、本当に楽で続けやすいのです。
まさに美味しく楽しく末長く糖質制限食ですね。
江部康二
☆☆☆追加記事
【16/06/11 黒兎
有難うございました
コメントを記事にして戴き、大変有り難いお返事を頂戴したこと、心より御礼申し上げます。水泳、楽しいです(^^)
江部先生の仰る通り、私は主治医にとても恵まれていますね。こちらのブログでも、主治医に糖質制限を頭ごなしに否定され苦労なさっている方々が、今まで多数書き込まれていたというのに…改めて気づかせて下さり、有難うございます!
何度も「大丈夫?続けられる?」と問われるのも、病院唯一の糖質制限者という事で不安に思っていらっしゃるのかも知れませんが、本当に患者を心配しての事だと思います。それなのに「ちょっと疲れた」とか、なんという失礼な事を(滝汗)
思い出した事をもう一つ記させて戴きます。
その病院での最初の食餌指導で、私が「糖質制限で治療を…」と、担当の管理栄養士さんに話した途端「それでしたら私からお話する事は何もありませんっ!!」と激怒され、早々に指導が打ち切りになったという事件(?)がありました。その後の診察でこの事を主治医に話したところ「いやいや気の毒なことをしてしまいましたね。担当を替えますから、落ち込まないでね」と慰めて戴きました。
次の担当の管理栄養士さんは、私が個人的にExcelにつけている生活記録表をチェックし、有効なアドバイスを下さりつつ、熱心に糖質制限の事を尋ねてこられました。最後には「今後も色々教えてください!」と言われてしまいました。始めたばかりの4月でしたし、こちらが教えて戴きたいのですが^^;
5月に行われた日本糖尿病学会年次学術集会に於いて、糖質制限への風向きがかなり変化していたのは、非常に喜ばしい傾向だと思います。遅いですけれど。ですが、同月開催の日本栄養・食糧学会大会では全面否定のようだったと認識しております。
医師は勿論、患者に直接・具体的に食餌指導をする管理栄養士にもニュートラルであったり、情報や研究結果に敏感であって欲しいと(即座に取り入れるべきという事では無く)強く思う次第ですが、こちらはまだまだ難しいような雰囲気ですね。すぐに2人目の管理栄養士さんに出会えたのは、宝くじで1000万当てるくらいのラッキーだったような気もしてきます。
再度の長文申し訳ありません。美味しく楽しく末永く、かつ気楽に肩肘張らず頑張ります。7/10の講座、そして今後もブログ更新を楽しみにしております。有難うございました。】
黒兎 さん
追加コメントありがとうございます。
『その病院での最初の食餌指導で、私が「糖質制限で治療を…」と、担当の管理栄養士さんに話した途端「それでしたら私からお話する事は何もありませんっ!!」と激怒され、早々に指導が打ち切りになったという事件(?)がありました。その後の診察でこの事を主治医に話したところ「いやいや気の毒なことをしてしまいましたね。担当を替えますから、落ち込まないでね」と慰めて戴きました。
次の担当の管理栄養士さんは、私が個人的にExcelにつけている生活記録表をチェックし、有効なアドバイスを下さりつつ、熱心に糖質制限の事を尋ねてこられました。最後には「今後も色々教えてください!」と言われてしまいました。始めたばかりの4月でしたし、こちらが教えて戴きたいのですが^^; 』
主治医の対応は、本当に素晴らしいですね。
患者の立場にたって、診療をしておられることがよくわかります。
そして、二番目の栄養士さんも、good job です。
このような、医師や栄養士が増えていくことを期待したいですね。
江部康二
講座を心より楽しみにしております
こんばんは。初めまして。仕事の都合でこんな時間の書き込みです。
今年4月に2型と判明してから、先生のブログ拝読と共に、御著書を一気に5冊購入し、ネットや各種文献等を漁って勉強しつつスーパー糖質制限を開始した、52歳女です。糖質制限ドットコムでもミックス粉やケチャップ等々購入し、大変助かっております。
治療最初からジャヌビア・クレストール服用中です。また、10年以上前から、特定疾患の頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)も患っています。OPLL患者には糖尿人が多いというデータを、我が身でも裏付けてしまいました。
糖尿が発覚した4/2にはHbA1cが10.5というとんでもない数値でしたが、5/9は8.2、そして僅か2ヶ月しか経っていない本日6/9、6.6となりました。また、糖質制限開始後1週間位から、近年稀に見る程の体調良好状態がずっと続いています。SMBGの数値だけなら、境界型どころかほぼ普通人です。運動はまだほんの少しですが(30年ぶりに水泳を再開)あまりに体調が良いので、ジムで頚椎に負担がかからないプログラムを組んで貰い、通う事にしました。
今日、主治医(患者の希望する治療法を尊重して下さり、糖質制限について特に否定も肯定もしない方。但しその病院で糖質制限をしているのは私だけだそうです…)から「この調子ならそろそろ薬は必要なくなります。他の患者さんの模範になってね」と言われました。ただ、こんなに早期に結果が出ている事で、滅茶苦茶無理をしているように思われていて、毎回「大丈夫?大丈夫?続けられる?」と心配もされております。
私としては、従来のカロリー制限療法で、面倒なカロリー計算をしてひもじい思いを抱えつつ運動し、食後高血糖に愕然となり、合併症の恐怖に怯えながら一生過ごす方が余程辛いと思いますし、心配される度に「糖質制限って本当に楽なんです…」と言うのにも、そろそろ疲れて来ました。ネットでは糖質制限をしている人が沢山いるのに、私自身はリアルで一人も出会っていないので、妙な孤独感を感じてみたり(苦笑) 患者数が圧倒的に少ないOPLLでは感じなかった事なので、変な話ではありますが。
そんな気分でいるところに本日の記事を拝読し、早速、記事中のリンクから講座受講申し込みを完了いたしました。糖質制限の第一人者である江部先生のお話を直接伺う事で、このちょっと疲れた気分を一新し、また気楽に糖質制限の日々を過ごしたいと考えております。
次回7/4の検査ではHbA1cを5%台前半にし、7/10に臨むつもりです。
※余談ですが、
私の亡父も京大医学部卒で、私自身も京都生まれです(育ちは東京です)。】
こんにちは。
黒兎 さん から、興味深いコメントをいただきました。
黒兎さん、
拙著のご購入、朝日カルチャ-横浜講座へのご参加予定、ありがとうございます。
2016/4/2 HbA1c:10.5%
5/9 8.2%
6/9 6.6%
素晴らしい改善です。
また、体調良好で、30年ぶりに水泳を再開とは良かったです。
主治医もニュートラルな方で、糖質制限食に反対なしというのも、とてもラッキーです。
黒兎さんがその病院で、糖質制限食オンリーワン、という状況で反対しない主治医は、かなりいい感じの人ですね。 (^^)
「この調子ならそろそろ薬は必要なくなります。他の患者さんの模範になってね」
このように、患者さんの立場を尊重して頂ける医師が増えれば、糖質セイゲニストの糖尿人の苦労も随分減るのですが・・・。
このデータ改善のペースなら、主治医の仰有るように、そろそろ内服薬なしでも大丈夫と思いますよ。
糖質制限食は、黒兎さんのご指摘どおり、カロリー制限食の厳しさやつらさやひもじさに比べたら、本当に楽で続けやすいのです。
まさに美味しく楽しく末長く糖質制限食ですね。
江部康二
☆☆☆追加記事
【16/06/11 黒兎
有難うございました
コメントを記事にして戴き、大変有り難いお返事を頂戴したこと、心より御礼申し上げます。水泳、楽しいです(^^)
江部先生の仰る通り、私は主治医にとても恵まれていますね。こちらのブログでも、主治医に糖質制限を頭ごなしに否定され苦労なさっている方々が、今まで多数書き込まれていたというのに…改めて気づかせて下さり、有難うございます!
何度も「大丈夫?続けられる?」と問われるのも、病院唯一の糖質制限者という事で不安に思っていらっしゃるのかも知れませんが、本当に患者を心配しての事だと思います。それなのに「ちょっと疲れた」とか、なんという失礼な事を(滝汗)
思い出した事をもう一つ記させて戴きます。
その病院での最初の食餌指導で、私が「糖質制限で治療を…」と、担当の管理栄養士さんに話した途端「それでしたら私からお話する事は何もありませんっ!!」と激怒され、早々に指導が打ち切りになったという事件(?)がありました。その後の診察でこの事を主治医に話したところ「いやいや気の毒なことをしてしまいましたね。担当を替えますから、落ち込まないでね」と慰めて戴きました。
次の担当の管理栄養士さんは、私が個人的にExcelにつけている生活記録表をチェックし、有効なアドバイスを下さりつつ、熱心に糖質制限の事を尋ねてこられました。最後には「今後も色々教えてください!」と言われてしまいました。始めたばかりの4月でしたし、こちらが教えて戴きたいのですが^^;
5月に行われた日本糖尿病学会年次学術集会に於いて、糖質制限への風向きがかなり変化していたのは、非常に喜ばしい傾向だと思います。遅いですけれど。ですが、同月開催の日本栄養・食糧学会大会では全面否定のようだったと認識しております。
医師は勿論、患者に直接・具体的に食餌指導をする管理栄養士にもニュートラルであったり、情報や研究結果に敏感であって欲しいと(即座に取り入れるべきという事では無く)強く思う次第ですが、こちらはまだまだ難しいような雰囲気ですね。すぐに2人目の管理栄養士さんに出会えたのは、宝くじで1000万当てるくらいのラッキーだったような気もしてきます。
再度の長文申し訳ありません。美味しく楽しく末永く、かつ気楽に肩肘張らず頑張ります。7/10の講座、そして今後もブログ更新を楽しみにしております。有難うございました。】
黒兎 さん
追加コメントありがとうございます。
『その病院での最初の食餌指導で、私が「糖質制限で治療を…」と、担当の管理栄養士さんに話した途端「それでしたら私からお話する事は何もありませんっ!!」と激怒され、早々に指導が打ち切りになったという事件(?)がありました。その後の診察でこの事を主治医に話したところ「いやいや気の毒なことをしてしまいましたね。担当を替えますから、落ち込まないでね」と慰めて戴きました。
次の担当の管理栄養士さんは、私が個人的にExcelにつけている生活記録表をチェックし、有効なアドバイスを下さりつつ、熱心に糖質制限の事を尋ねてこられました。最後には「今後も色々教えてください!」と言われてしまいました。始めたばかりの4月でしたし、こちらが教えて戴きたいのですが^^; 』
主治医の対応は、本当に素晴らしいですね。
患者の立場にたって、診療をしておられることがよくわかります。
そして、二番目の栄養士さんも、good job です。
このような、医師や栄養士が増えていくことを期待したいですね。
江部康二
2016年06月09日 (木)
こんにちは。
朝日カルチャーセンター横浜教室講座のご案内です。
最新の本の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
横浜・東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
このサイトからもお申し込み頂けます。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾 横浜教室
TEL:045-453-1122
出版記念講座
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
■日時:2016年7月10日(日)13:00~14:30
■受講料(税込み): 会員 3,024円 一般 3,672円
江部康二
☆☆☆
以下は、朝日カルチャーセンター横浜のサイトから抜粋です。
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして健康になる
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年注目されている糖質制限食ですが、
1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始されました。
その後、血糖値を良好に保ち糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法として
画期的な成果をあげてきました。
この過程で、肥満・メタボリックシンドロームなど
様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
2013年10月には米国糖尿病学会が、
「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に認めました。
このことが大きな追い風となり、日本でも糖質制限食賛成派の医師が増えました。
脳はブドウ糖だけでなくケトン体をエネルギー源とすることは明白です。
この間、胎盤のケトン体や新生児のケトン体は基準値より高値が普通と判明し、
その安全性も確立しました。 (講師・記)
日時 2016/7/10(日) 13:00-14:30
受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,672円
注意事項 ※この講座は一般の方を対象にしています。
個人的な治療相談は承りかねますのでご了承下さい。
お申し込み
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
朝日カルチャーセンター横浜教室 電話:045-453-1122
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )
は日に約10000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター横浜教室講座のご案内です。
最新の本の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
横浜・東京や関東圏の方々のご参加をお待ちしております。
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
このサイトからもお申し込み頂けます。
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾 横浜教室
TEL:045-453-1122
出版記念講座
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
■日時:2016年7月10日(日)13:00~14:30
■受講料(税込み): 会員 3,024円 一般 3,672円
江部康二
☆☆☆
以下は、朝日カルチャーセンター横浜のサイトから抜粋です。
人類最強の「糖質制限」論
ケトン体を味方にして健康になる
講師名 高雄病院理事長 江部 康二
講座内容
近年注目されている糖質制限食ですが、
1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始されました。
その後、血糖値を良好に保ち糖尿病合併症を予防できる唯一の食事療法として
画期的な成果をあげてきました。
この過程で、肥満・メタボリックシンドロームなど
様々な生活習慣病にも有効ということが判明しました。
2013年10月には米国糖尿病学会が、
「栄養療法に関する声明」において糖質制限食を正式に認めました。
このことが大きな追い風となり、日本でも糖質制限食賛成派の医師が増えました。
脳はブドウ糖だけでなくケトン体をエネルギー源とすることは明白です。
この間、胎盤のケトン体や新生児のケトン体は基準値より高値が普通と判明し、
その安全性も確立しました。 (講師・記)
日時 2016/7/10(日) 13:00-14:30
受講料(税込み)
会員 3,024円
一般 3,672円
注意事項 ※この講座は一般の方を対象にしています。
個人的な治療相談は承りかねますのでご了承下さい。
お申し込み
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/1e4c00da-1ef3-7474-9c93-57147a3a58c4
朝日カルチャーセンター横浜教室 電話:045-453-1122
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・ 1950年生まれ。
・ 1974年京都大学医学部卒業。
・ 1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・ 1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・ 2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/
一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本 輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新 報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか? 』 2015年(洋泉社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )
は日に約10000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられ た質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
2016年06月09日 (木)
おはようございます。
日本柔道整復師会の一般公開講座。
「糖尿病と糖質制限食」のご案内です。
日本柔道整復師会の一般公開講座において
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
と題して、私が講師をつとめます。
岡山市と仙台市で開催です。
いずれも入場無料ですので、お近くのブログ読者の皆さんにご参加頂けば、嬉しいです。
よろしくお願い申し上げます。
江部康二
以下、事務局からのご案内です。
<岡山市>
日本柔道整復師会 『第41回中国学術大会』開催
公益社団法人日本柔道整復師会
=== 第41回中国学術大会 岡山大会 ===
◆2016年6月12日(日)
◆会場:岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
岡山市北区駅元町14-1 TEL:086-214-1000
◆受講無料:当日受付可
☆一般公開講座 10:00~11:10
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
◎講師:江部 康二 先生
一般財団法人高雄病院 理事長
<仙台市>
第8回宮城県「柔道整復学」構築学会
主催:宮城県柔道整復師会
http://www.mjs.or.jp/information/
開催日:平成28年6月19日(日)
仙台情報産業プラザ(アエル)【5F・6F】TEL:022-724-1200
▼市・県民健康一般公開講座
10:00~11:40(100分) 5F多目的ホール/入場無料
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
講師:
一般財団法人 高雄病院理事長/一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会
江部康二理事長
日本柔道整復師会の一般公開講座。
「糖尿病と糖質制限食」のご案内です。
日本柔道整復師会の一般公開講座において
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
と題して、私が講師をつとめます。
岡山市と仙台市で開催です。
いずれも入場無料ですので、お近くのブログ読者の皆さんにご参加頂けば、嬉しいです。
よろしくお願い申し上げます。
江部康二
以下、事務局からのご案内です。
<岡山市>
日本柔道整復師会 『第41回中国学術大会』開催
公益社団法人日本柔道整復師会
=== 第41回中国学術大会 岡山大会 ===
◆2016年6月12日(日)
◆会場:岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
岡山市北区駅元町14-1 TEL:086-214-1000
◆受講無料:当日受付可
☆一般公開講座 10:00~11:10
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
◎講師:江部 康二 先生
一般財団法人高雄病院 理事長
<仙台市>
第8回宮城県「柔道整復学」構築学会
主催:宮城県柔道整復師会
http://www.mjs.or.jp/information/
開催日:平成28年6月19日(日)
仙台情報産業プラザ(アエル)【5F・6F】TEL:022-724-1200
▼市・県民健康一般公開講座
10:00~11:40(100分) 5F多目的ホール/入場無料
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
講師:
一般財団法人 高雄病院理事長/一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会
江部康二理事長
2016年06月08日 (水)
おはようございます。
糖質制限ドットコムのあらてつさんが、「女性に人気のスムージーを糖質制限で新発売します!」と持ってきました。
なんでも、ダイエットに取り組む女性が朝食に食べてる(飲んでる?)そうです。
私は34才の時から1日2食で朝は食べませんが、コップに入れて混ぜるだけで出来るので、朝食を食べる皆さんのは、忙しい朝にいろいろと準備せずに済んでいいですね(^^)
1食分の糖質も2.1gと素晴らしい数値です。
もちろん、私の血糖検査も合格しています\(^o^)/
朝食を食べる習慣のある糖質セイゲニストの皆さん、忙しい朝に是非お試しあれ(^^)
江部康二
以下、あらてつさんのブログからです。
糖質制限なスムージー ナッツスムージー +(プラス) 新発売のお知らせ。
イキナリですが、スムージー。
女性に人気だそうですね。
ダイエットにいいとか。
けどスムージーって、私の認識だと凍った果物やら野菜をミキサーにかけてドロドロにした飲み物だったのですが、いつの間にやらフツーに果物やら野菜をミキサーにかけたものに変わってたんですね。
それだと野菜ジュースと同じ気がしますが…。
糖質も多そうだし…。
と、いう訳で。
野菜ジュースとナニが違うんだろう???なんて何かよーわからんものじゃなくて、ハッキリ違いがわかるものを販売することにしました。
しかも、糖質少なめで。
さらにナッツで。
コレです。

ナッツスムージー +(プラス)
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail159.html
アーモンドにカシューナッツにクルミに雑穀15種類にアサイーやらカシスやらなんやらかんやらいっぱい入ってます(笑)
それでも1食分の糖質は2.1g。
ナッツ使ってこの数字はスゴいですね。
最初はウソやろって思いましたもん(笑)
なので、例によって江部康二先生に人体実験してもらいました。
あらてつさん、Cocoroさん
3月6日(日)
空腹時血糖値:114mg
午前8時 ナッツスムージー10g(糖質2.1g)
午前9時 60分後血糖値:114mg
江部康二
ほんまでした(笑)
これなら糖質制限食に取り組んでおられる糖尿人の方も安心ですね。
しかも、粉末になっているのでコップに入れて混ぜるだけ。
ミキサー出して洗って片付けてなんて面倒くさいことする手間が省けます。
なので、忙しい朝でもお手軽簡単に美味しいスムージーが楽しめちゃいます。
面倒くさがりだけど美味しいものは食べたいという方にはピッタリですね(笑)
これは買うしかないでしょう(笑)
ナッツを使っているのに1食あたり2.1gと驚異の糖質制限っぷり、更には、ちょー簡単混ぜるだけのスペシャルなナッツスムージー、
この機会にぜひお試しあれ。
詳細&お求めはコチラ
↓ ↓ ↓
ナッツスムージー +(プラス)
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail159.html
皆さんのご注文、スタッフ一同心よりお待ちしております♪
糖質制限ドットコムのあらてつさんが、「女性に人気のスムージーを糖質制限で新発売します!」と持ってきました。
なんでも、ダイエットに取り組む女性が朝食に食べてる(飲んでる?)そうです。
私は34才の時から1日2食で朝は食べませんが、コップに入れて混ぜるだけで出来るので、朝食を食べる皆さんのは、忙しい朝にいろいろと準備せずに済んでいいですね(^^)
1食分の糖質も2.1gと素晴らしい数値です。
もちろん、私の血糖検査も合格しています\(^o^)/
朝食を食べる習慣のある糖質セイゲニストの皆さん、忙しい朝に是非お試しあれ(^^)
江部康二
以下、あらてつさんのブログからです。
糖質制限なスムージー ナッツスムージー +(プラス) 新発売のお知らせ。
イキナリですが、スムージー。
女性に人気だそうですね。
ダイエットにいいとか。
けどスムージーって、私の認識だと凍った果物やら野菜をミキサーにかけてドロドロにした飲み物だったのですが、いつの間にやらフツーに果物やら野菜をミキサーにかけたものに変わってたんですね。
それだと野菜ジュースと同じ気がしますが…。
糖質も多そうだし…。
と、いう訳で。
野菜ジュースとナニが違うんだろう???なんて何かよーわからんものじゃなくて、ハッキリ違いがわかるものを販売することにしました。
しかも、糖質少なめで。
さらにナッツで。
コレです。

ナッツスムージー +(プラス)
https://www.toushitsuseigen.com/products/detail159.html
アーモンドにカシューナッツにクルミに雑穀15種類にアサイーやらカシスやらなんやらかんやらいっぱい入ってます(笑)
それでも1食分の糖質は2.1g。
ナッツ使ってこの数字はスゴいですね。
最初はウソやろって思いましたもん(笑)
なので、例によって江部康二先生に人体実験してもらいました。
あらてつさん、Cocoroさん
3月6日(日)
空腹時血糖値:114mg
午前8時 ナッツスムージー10g(糖質2.1g)
午前9時 60分後血糖値:114mg
江部康二
ほんまでした(笑)
これなら糖質制限食に取り組んでおられる糖尿人の方も安心ですね。
しかも、粉末になっているのでコップに入れて混ぜるだけ。
ミキサー出して洗って片付けてなんて面倒くさいことする手間が省けます。
なので、忙しい朝でもお手軽簡単に美味しいスムージーが楽しめちゃいます。
面倒くさがりだけど美味しいものは食べたいという方にはピッタリですね(笑)
これは買うしかないでしょう(笑)
ナッツを使っているのに1食あたり2.1gと驚異の糖質制限っぷり、更には、ちょー簡単混ぜるだけのスペシャルなナッツスムージー、
この機会にぜひお試しあれ。
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ナッツスムージー +(プラス)
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皆さんのご注文、スタッフ一同心よりお待ちしております♪