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糖質制限食実践中の耐糖能検査。一見低下のことがあるが?
【16/06/05 コアラ

耐糖能の悪化

江部先生こんばんは。

長期の糖質制限で正常な人の耐糖能が落ちるという件ですが、いったん耐糖能が落ちても、日に150g程度の糖質を摂取すればそのうち正常値に戻るのかを是非知りたいです。

これについての研究や報告は見たことがないので、糖質摂取により元に戻るのなら、更に糖質制限にとって追い風になるのではないでしょうか。

あらてつさんも正常値だったのに糖尿病になってしまわれましたね。

もう治らないのでしょうかね? 】


おはようございます。

コアラさんから、糖質制限食実践中の耐糖能検査についてコメント・質問を頂きました。

75g経口ブドウ糖負荷試験実施前3日間は、150g/日以上の糖質摂取が、日本糖尿病学会の推奨となっています。

糖質制限をあるていどの期間続けた正常人が、いきなり、ブドウ糖負荷試験あるいは糖質一人前摂取で、耐糖能低下のデータがでることが、時にあります。

私見ですが、これは、追加分泌インスリンを出す必要がほとんどない糖質制限食を続けていた場合には、糖質摂取に対して、β細胞が準備ができていない状態であった可能性があります。

それで、150g/日以上の糖質を3日間摂取することで準備を整えてから検査をすると、β細胞の準備ができているので、もともと正常型だったのなら耐糖能が普通に戻ると思われます。

スーパー糖質制限食実践でβ細胞は休養できていますが、血糖コントロール良好ですので

β細胞が障害されている可能性はありません。

ですから、β細胞のインスリン分泌能力も準備さえ整えば、正常に作用すると考えられます。

つまり、正常人が糖質制限中にいきなり糖質摂取したとき、一見耐糖能が低下したようなデータが出ることがありますが、これは本当にβ細胞が障害されて耐糖能が落ちたのではないので、心配ないということです。

糖質制限食実践者においては、食後高血糖によるβ細胞の障害はない

ので、本当にインスリン分泌能が低下するということは考えられません。


あらてつさんの場合、実験で普通の食パン60g摂取して血糖値を測ったところ…。

空腹時 106mg
30分後 150mg
60分後 180mg
120分後 158mg

食パン60gが162kcalで、糖質が約30gです。

1gの糖質が、60分後のピークで訳2.47g血糖値を上昇させています。

糖尿人だと1gの糖質が3mg血糖値を上昇させるので、あらてつさんは境界型レベルです。

あらてつさんの場合も、もともと正常型なら150g/日以上の糖質を3日間摂取することで、正常に戻る可能性が高いです。

しかし、あらてつさんが高雄病院の職員だった十数年前

「職員検診で空腹時の血糖値が123mg/dlやら120mgやらになることが数回」

とのことなので、もともと境界型だったようですね。

食後高血糖が数年間続いた後に、空腹時の血糖値が110mg/dlを超えてくることが多いです。

そういう風に考えると、あらてつさんの耐糖能は十数年前より改善しているのかもしれません。
少なくとも、早朝空腹時血糖値は、境界型から正常型に改善しています。

なお、あらてつさんは、糖尿病の家族歴があります。


私、江部康二の場合は、β細胞はすでに何割かは壊れている糖尿人です。壊れたβ細胞は決して元には戻りません。

それで2002年糖尿病発覚以来、2016年現在まで、足かけ15年、スーパー糖質制限食を実践しています。

検査データは全て正常で合併症は皆無です。

従って

江部康二の耐糖能は、見かけ上ではなく本当に低下していますが、糖質制限食を続ける限りは、正常人です。

一方、糖質を摂取すれば糖尿人です。

人類は狩猟・採集時代の700万年間は糖質制限食です。 穀物食(高糖質食)は農耕後の1万年間だけです。

どちらが人類にとって自然な食事であるかは明白です。

糖質制限食は人類本来の食事であり、人類の健康食です。

私はこのように思いますので、一生、美味しく楽しく糖質制限食を続けて、健康ライフを維持していきたいと思います。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
映画「あまくない砂糖の話」。トークショー(6/26、日曜日)。
こんばんは。

映画「あまくない砂糖の話」
監督・脚本・出演:デイモン・ガモー
ドキュメンタリー映画


2016年3月から、日本全国で順次公開開始しています。

私も、興味があってネットで、ちょこっと情報を見たりしていましたが、今回、事務局から、上映会のあとのトークショーの依頼が舞い込みましたので、軽いのりで引き受けました。(^^)

2016/6/26(日)トークショーの司会者兼お相手は、田辺ユウキさんです。

「あまくない砂糖の話」のDVDが送られてきたので鑑賞しました。

この映画は、俳優のデイモン・ガモーが、普通のオーストラリア人は、普段1日に平均するとスプーン40杯相当分の砂糖を摂取していることを知って企画したものです。

デイモン・ガモーが自分自身で人体実験をして、心身共に不調になっていく課程を描くドキュメンタリー映画です。

砂糖といっても、実物の砂糖のことではありません。

実は、ごく普通の健康食品の中に成分として、これまたごく普通に砂糖が含まれているのです。

朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康食品とされているものの中には、実は大量の砂糖が含まれているのです。

「あまくない砂糖の話」は、

『健康食品と思って、安心して普通に食べていると不健康になる』

ことを人体実験で証明していく60日間の課程を描いています。

人体実験のルールは5つだけです。
1)1日にスプーン40杯分相当の砂糖を摂取する。
2)アイスクリーム、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは避ける。
3)朝食シリアル、低脂肪ヨーグルト、穀物バーなど「健康食品」から摂る。
4)必ず、低脂肪食品を選ぶ。
5)ジョギングや筋トレは今までどおり続ける。

この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす悪影響や、健康食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていきます。

デイモン・ガモーは、開始前までは、実は糖質セイゲニストでして糖質摂取比率は24%でした。

健康な糖質セイゲニストが、砂糖だけではなくて、『糖質たっぷり食』を食べて、心身共に崩壊していく物語でもあります。

一見の価値はあると思いますので、時間のある方は是非、ご鑑賞いただけば幸いです。

トークショーも、お付き合い頂ければ嬉しいです。



江部康二


☆☆☆

以下事務局からの案内です。

映画「あまくない砂糖の話」
6月18日(土)より関西地区にて公開

料金(前売):1,500円 【公開初日前日まで販売】
料金(当日): 一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
        シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円/小人 700円
        ナナゲイ会員料金1,000円

劇場:第七藝術劇場
〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F
TEL:06-6302-2073  HP:www.nanagei.com

スケジュール
6月18日(土)~6月24日(金)14:30(1日1回上映)
6月25日(土)~7月1日(金)12:15(1日1回上映)
7月2日(土)~7月8日(金)18:25(1日1回上映)
★7月9日(土)以降調整中。

6月26日(日)12:15の回上映後は糖質オフの第一人者、
高雄病院江部先生のトークショーあり

当日9:40の開館時より入場整理券を配布。
前売券をお持ちの方は引き換えで
当日券ご購入時にお渡しします。
96席立ち見を含めて定員140人です。
なお、 上映開始後の途中入場は出来ません。

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
ケトン食とスーパー糖質制限食の違い。
【16/06/04 おまつ

タンパク質の量

江部先生、こんにちは。

いろいろ調べた上で、最近はハイファットのケトジェニックダイエットに落ち着きました。色々と悪名は高いようですが、体質にあっていたら、しっくりくるような気がします。ホント、ダイエットは何があうか分からないものです。

低糖質の基本は糖質制限ですが、しっかりケトン体を出そうと思ったら新糖生も抑えるよう、タンパク質の制限も大事かと思います。ただし、タンパク質を制限したら「筋肉が落ちる!」って心配をする人も多々いますよね。

先生の推奨されるタンパク質量、または割合をお教えください。

糖質を控えて、お肉を多く食べると、特にプロテインシェークをとらなくてもタンパク質は自然と多く取ってしまうかと思います。

タンパク質の量まで細かくご指導されていらっしゃいますか?

すでに別記事で取り上げていらしたら申し訳ないです。

いつもいつも役立つ記事をありがとうございます。】



こんばんは。

おまつさんから、糖質制限食とケトン食とたんぱく質制限についてコメント・質問を頂きました。

ケトン食とスーパー糖質制限食の違いについて考えてみます。

小児難治性てんかんの治療食として、確立している本格的「ケトン食」は脂質摂取比率が87%くらいです。

血中総ケトン体は、4000~5000μM/L(基準値26~122)レベルとなります。

これくらいケトン体が高値だと、尿中ケトン体も常に陽性です。

つまり、体内で利用しきれない血中ケトン体が尿中に出続けるということであり、難治性てんかんの治療には、それほど高濃度のケトン体が必要となります。


一方、スーパー糖質制限食は脂質摂取比率が56%くらいです。たんぱく質は32%くらい、糖質は12%くらいです。

これらは、高雄病院給食一週間のメニューの平均値ですから、個々の食事ではそこそこのバラツキはあります。

スーパー糖質制限食の場合は、当初は尿中ケトン体が陽性となりますが1~3ヶ月くらいで陰性となります。

血中総ケトン体は、400~800~1200μM/L(基準値26~122)レベルですが、心筋や骨格筋や体細胞がしっかりケトン体を利用して、腎臓の再吸収の効率も良くなるので、尿中には排泄されなくなります。

つまり血中ケトン体は全て体内で利用されています。

スーパー糖質制限食は、狩猟・採集時代700万年間の人類の食生活が目安であり、糖尿病の治療食ではありますが、その本質は人類本来の食事、人類の健康食と言えます。

従いまして、スーパー糖質制限食では、糖質制限をしっかり意識していれば、たんぱく質の計算までは要らないと思います。

スーパー糖質制限食実践では、脂質とたんぱく質は満足いくまで充分量摂取して貰います。

つまり、スーパー糖質制限食では、たんぱく質制限は推奨しません。


<結論>
1、ケトン食は「治療食」である。
2、スーパー糖質制限食は、「人類の健康食」である。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
第67回日本東洋医学界学術総会に参加しました。
こんばんは。

2016/6/4(土)江部診療所の外来が終了してから
第67回日本東洋医学界学術総会に参加するため高松に向かいました。

年に一回しか会えない旧知の漢方医の方々と、久しぶりに旧交を温めることができました。
糖質制限な夕べで、食事も焼酎も堪能しました。

6/5(日)の招待講演3で、ミュンヘン工科大学のHempen教授がドイツの鍼灸と漢方治療のお話しをされました。

鍼灸治療の研究では、信頼度の高い1万人規模のRCT(ランダム化比較試験)が、3つ行われて、有効性が確立されたとのことです。

その結果、ドイツでは健康保険を使用して、鍼灸治療が受けられるようになったとのことです。

この点は、日本より進んでいますね。

なかなか日本では、鍼灸の研究で1万人規模のRCT(ランダム化比較試験)は不可能に近いし、当然、今までも実施されたことはありません。

ちょっぴり、ドイツが羨ましいですね。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
日本柔道整復師会の一般公開講座。「糖尿病と糖質制限食」
おはようございます。

日本柔道整復師会の一般公開講座。
「糖尿病と糖質制限食」のご案内です。

日本柔道整復師会の一般公開講座において
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
と題して、私が講師をつとめます。

岡山市と仙台市で開催です。
いずれも入場無料ですので、お近くのブログ読者の皆さんにご参加頂けば、嬉しいです。
よろしくお願い申し上げます。


江部康二


以下、事務局からのご案内です。



<岡山市>
日本柔道整復師会 『第41回中国学術大会』開催
公益社団法人日本柔道整復師会
=== 第41回中国学術大会 岡山大会 ===
◆2016年6月12日(日)
◆会場:岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
    岡山市北区駅元町14-1 TEL:086-214-1000
◆受講無料:当日受付可
☆一般公開講座 10:00~11:10
 「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
◎講師:江部 康二 先生
一般財団法人高雄病院 理事長



<仙台市>
第8回宮城県「柔道整復学」構築学会
主催:宮城県柔道整復師会
http://www.mjs.or.jp/information/
開催日:平成28年6月19日(日)
仙台情報産業プラザ(アエル)【5F・6F】TEL:022-724-1200
▼市・県民健康一般公開講座  
10:00~11:40(100分) 5F多目的ホール/入場無料
「糖尿病と糖質制限食」~人類本来の食事、人類の健康食~
講師:
一般財団法人 高雄病院理事長/一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会 
江部康二理事長


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
増補新版 食品別糖質量ハンドブック 洋泉社  2016/6/2 発売開始。
こんばんは。

増補新版 食品別糖質量ハンドブック 洋泉社 
江部 康二 (監修)





が、2016年6月2日(木)発売開始です。

2015年12月に日本食品標準成分表が15年ぶりに大幅に改訂されたのをうけて
食品別糖質量ハンドブックも、収録食品数を約1200と増やすなど
大幅に改訂して増補新版を刊行しました。

本書が糖質セイゲニストの皆さんのお役に立てば嬉しいです。


江部康二


☆☆☆

以下は、増補新版 『食品別糖質量ハンドブック』のはじめに です。


はじめに

2012年11月に食品別糖質量ハンドブックを刊行しました。
おかげさまで読者の皆さんの大きな支持を得て2016年2月には第18刷となり14万部の発行部数を達成しました。

この間2015年12月に日本食品標準成分表が改訂され、七訂となりました。
15年ぶりの大幅な改訂で項目が200増えて、成分表のデータもかなりの変更がありました。
食品別糖質量ハンドブックもそれに完全に対応して、この度、新版を出版することとなりました。

本書(新版)は、収録食品を大幅に見直すとともに収録食品数を約1200と増やしました。
本書は身近な食品や料理の糖質量・たんぱく質量・カロリーなどが、写真入りでひとめでわかるように工夫されています。

糖質制限食を指導する立場の医師・栄養士はもちろん、糖質制限食実践中の方々にも強い味方となってくれると思います。

近年、糖質制限食は社会的に広く認識されるようになり、糖尿病やメタボリック・シンドロームや肥満の患者さんだけでなく、健康のために実践されている方も多いと思います。

2013年10月に米国糖尿病学会が「栄養療法に関する声明」において、地中海食やベジタリアン食や低脂質食などと共に糖質制限食を正式に受容したのは大きな追い風となりました。おかげで日本においても医師の支持がかなり増えたと思います。

糖質制限食というと現代の普通の食事である高糖質食と比べると変わった食事というふうに思いがちですが、実は糖質制限食こそが人類本来の食事なのです。

諸説ありますが、人類がチンパンジーと分かれて誕生したのが約700万年前で、農耕が始まったのが約1万年前です。

農耕が始まる前は、「狩猟」「採集」「漁労」で食べ物を手に入れていて、穀物はなかったのですから、人類みな糖質制限食と言えます。

すなわち、糖質制限食は700万年間の人類本来の食事であり人類の健康食と言えます。

読者の皆さんには、本書を参考に美味しく楽しく末長く糖質制限食を実践されて、健康を保っていただけば幸いです。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限サミット2016「 糖質制限食の今と未来」のご案内。東京。
こんにちは。

2016/6/12(日)東京で、糖質制限サミット2016「 糖質制限食の今と未来」が開催されます。

私もパネラーの一人として参加します。

江部康二

以下は事務局からのご案内です。

「高齢化社会ニッポン」を救う、ドクターが集結!
糖質制限サミット2016

6月12日(日) 17:00- @品川プリンスホテルメインタワー


一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)は、この度「糖質制限サミット2016」と題したパネルディスカッションを開催します。

痩せる食事法として急速に認知度を高めている糖質制限ダイエットは、「超高齢化社会ニッポン」を救う健康的な食事法、そしてアンチエイジングの切り札としても注目されています。

その一方で、侃侃諤諤、賛否両論の意見がマスコミを賑わしてもいます。

いったい何が正しくて、何が間違っているのか? 

「糖質制限」について、日本を代表する斯界の権威が一堂に会し、正しい「糖質制限」の普及につとめます。

パネラーは、糖質制限の第一人者、江部康二先生、一日一食健康法を確立した「奇跡の還暦」南雲吉則先生、「ケトン体が人類を救う」の著者、宗田哲男先生、オーソモレキュラー医学の第一人者、溝口徹先生、そしてアンチエイジング研究のトップランナー、白澤卓二先生の5名(順不同)。

司会は、一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)副理事長の斎藤糧三先生です。

臨床でのエビデンスをもとに繰り広げられるスリリングなドクターたちの大討論会をお見逃しなく!

糖質制限サミット2016 

ディスカッションテーマ「 糖質制限食の今と未来」



【日時】
・ 2016年6月12日(日)

【会場】
・シンポジウム 17:00~19:00 品川プリンスホテルメインタワー 17F
・懇親会 19:00~21:00 品川プリンスホテルメインタワー 15F

【パネラー】(五十音順)

・江部 康二( えべ・こうじ)
  一般財団法人 高雄病院理事長 一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
・白澤 卓二( しらさわ・たくじ)
  一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA) 理事長 白澤抗加齢医学研究所(株)所長
・南雲 吉則( なぐも・よしのり)
  ナグモクリニック 総院長
・溝口  徹( みぞぐち・とおる)
  新宿溝口クリニック 院長
・宗田 哲男( むねた・てつお)
  宗田マタニティクリニック 院長

【司会】
・ 斎藤 糧三( さいとう・りょうぞう)
  一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA) 副理事長 (株)日本機能性医学研究所所長

【総合司会】
・ 南 美希子( みなみ・みきこ)
 アナウンサー/エッセイスト


【参加費】
・講演会 一般 11,000円(税込) 会員 9,000円(税込)
・講演会&懇親会 一般 16,000円(税込) 会員 14,000円(税込)
・懇親会 一般 6,000円(税込) 会員 6,000円(税込)

お申し込みフォーム:http://www.functionaldiet.org/summit_entry.html

主催・問い合わせ
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)
東京都文京区本郷3-5-4 朝日中山ビル5F / TEL 03-3868-0977 / info@functionaldiet.org
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
国立国際医療研究センターの植木浩二郎氏は糖質制限食に肯定的。
【16/05/28 ぴのこ

NHK「先どり きょうの健康」

江部先生、こんにちは。

先生もご覧になられたかもしれませんが、今日、NHK「先どり きょうの健康」という番組でテーマが「糖尿病 治療の秘けつ」を見ました。

番組の中で糖質制限食の話がほんの少しでしたが出ました。

解説の国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター長 植木浩二郎氏は、

「一定の糖質制限食は有効。しかし極端に制限するのは治療の効果、安全性に議論がある。しかしながら食事療法はずっと続けなければいけないので患者が楽しく続けられることと治療に効果があることが重要。私の患者で糖質制限食を希望する人には効果を見ながら一緒に楽しく続けられるように努力している」

とかなり肯定的と思われるコメントでした。】


こんにちは。

ぴのこ さんから、NHK「先どり きょうの健康」の解説で、国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター長 植木浩二郎先生が糖質制限食に肯定的なお話しをされたというコメントを頂きました。
テーマは「糖尿病 治療の秘けつ」です。

ぴのこさん、とても嬉しい情報をありがとうございます。

植木浩二郎先生は、東大におられた時から、常に冷静でニュートラルな姿勢を貫いておられて私も大変尊敬しております。

NHKにしては快挙ですね。

2013年1月13日(日)京都国際開会で開催された、
「第16回日本病態栄養学会年次学術総会のMeet the ExpertⅡ-2」
というセッションにおいて、東大糖尿病・代謝内科(当時)の植木浩二郎先生は

『脳はケトン体も利用できる』
『脂肪摂取率 25%未満でなければならないということに科学的根拠はない』
『蛋白質摂取量も体重基準で推奨しているが,これも科学的根拠はない』
『カロリー制限食に糖尿病患者の寿命を延長させるというエビデンスはない』


ということを、淡々と発言しておられました。

これらの科学的真実を普通に語るということは、今の糖尿病学会では結構難しいことなので、大変共感を覚えました。

また、Medical Tribune 2014年5月8日号において 、SGLT2阻害薬の特集記事が掲載されたことがあります。

その中で、植木浩二郎東京大学大学院分子糖尿病科学講座特任教授は、

「治療の選択肢が増えることは歓迎したい。しかし、SGLT2阻害薬の位置付けはこれから。当面は,肥満があり比較的若い糖尿病患者が適応になるだろう」

血糖値が上がるのは糖分の取り過ぎが一因。したがって、まず食事療法で炭水化物を制限する。それでも血糖をコントロールできない場合、この薬の投与を考えるのが望ましい」

と発言しておられます。

植木浩二郎先生、ニュートラルで信頼できる素晴らしいご発言です。

植木先生のような考えの糖尿病専門医が増えれば、合併症に苦しむ糖尿人が激減すると思います。

現行の<カロリー制限食(高糖質食)+薬物療法>では、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」が必ず生じて酸化ストレスリスクとなり、合併症予防は困難なのです。


☆☆☆

国立国際医療研究センター病院のサイト、スタッフ紹介から

植木 浩二郎 糖尿病研究センター長、 第一内分泌代謝科医長

東京大学医学部卒業
東京大学大学院医学系研究科 特任教授

コメント
「個々の患者さんの嗜好やライフスタイルを尊重する治療を行います。
そして、糖尿病が治る日を目指して研究も行っています。」




江部康二










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