2015年04月04日 (土)
【日付 名前
15/04/04 岸和田のセイゲニスト
お疲れ様でした。
本日、京都劇場にて13:30~開催されました「アレルギー健康管理と癒やし」参加させて頂きました。
園城三花トリオ様方のコンサートと江部先生の講演が同時に拝聴(しかも無料で!)出来てとても有意義な時間を過ごすことができました。
主催者や後援の方々にお礼申し上げます。m(_ _)m
また先生にも講演前に偶然お目にかかることが出来てとても光栄でした!
私は今までアレルギー疾患は先天性なものが主要因と思っていましたが、生活習慣や自己管理の要因の方がウエイトを占めるということを学ぶ事ができました。 私の周囲の喘息やアトピー皮膚炎で苦しむ知人に話したいと思います。
私自身は、幸いアレルギーは少ない方ですが、去年の3月に鼻水症状が出てきたので、アレルギー(血液検査)すると、花粉症の値が6段階の4でした。
そして6月からダイエット目的で糖質制限を始め、大幅な減量だけでなく、歳だと諦めていた体調不良が次々改善されていきました。
そして先々月にアレルギー検査すると、花粉症の値も1になっていました!(嬉)
もちろん花粉症の症状も皆無で快適に過ごせています。
本当にありがとうございます。m(_ _)m
P.S.講演後の会場内では「糖質制限」の話題が周囲から聞こえきましたし、会場内の売店でも先生のご著書がよく売れていました!(笑)】
こんばんは。
健康管理と癒し ~アレルギーとのつきあい方~
講演会 医総会WEEK
のご報告です。
岸和田のセイゲニストさん、講演会へのご参加、ありがとうございました。
岸和田のセイゲニストさんは、スーパー糖質制限食実践で
1)大幅な減量(20kg)
2)胆石の消失
3)花粉症の消失
4)体調不良→体調良好
文句なしの素晴らしい改善の数々です。
講演会前に、たまたまお会いできて、とても良かったです。
医総会WEEKの事務局長さんとスタッフの女性に、岸和田のセイゲニストさんの携帯の以前の肥満写真を見て貰って、私も鼻が高かったです。
お二人とも、20kgの減量成功前の姿にびっくり仰天でした。ヾ(゜▽゜)
京都劇場は、生きている内に講演できるとは思っていなかったので、今回、機会を得て、とても嬉しかったです。
設備も音響も、全て優れものでした。
江部診療所で外来を終了してから駆けつけたのですが、患者さんから、京都駅周辺の車がメチャ混みで、大渋滞ですと聞いて、急遽、タクシーをキャンセルして地下鉄を利用しました。
おかげで大分早く到着したので、
園城 三花 トリオ
やすらぎのコンサート
園城 三花 さん(フルート)
古味 亜紀 さん(バイオリン)
細辻 秀美 さん(チェロ)
の演奏も全部聴くことができて良かったです。
クラシックの演奏を聴く機会はめったにないので、美しい音色にやすらいだ貴重な体験でした。
「私は今までアレルギー疾患は先天性なものが主要因と思っていましたが、生活習慣や自己管理の要因の方がウエイトを占めるということを学ぶ事ができました。 私の周囲の喘息やアトピー皮膚炎で苦しむ知人に話したいと思います。 」
それはとても良かったです。
S38年(1963)前後から、栃木県日光で日本初のスギ花粉症患者が観察され、 S39年(1964)論文として初報告されました。
日光杉並木は、江戸初期の1625年に松平正綱が植樹に着手し1648年に完成しました。
日光杉並木完成約300年後に、スギ花粉症患者が出現したわけですから、スギ花粉が犯人というよりは、食生活など人間の側の生活習慣が大きく関与していることは明らかです。
岸和田のセイゲニストさんも糖質制限食で花粉症が改善しておられますが、他にも、花粉症やアトピーや喘息が改善された方はたくさんおられます。
食生活を糖質制限食で自己管理することで、いわゆるアレルギー疾患が良くなったわけです。
園城 三花 さんとの対談(最近はトークショーと言うのでしょうか)も、とても楽しく会場も笑いが絶えなかったですね。
園城さんご自身のアトピー体験談から始まって、だんだん盛り上がって行き、私も言いたい放題言って、本の宣伝もたっぷりできて、個人的には大成功のトークショーでした。
園城 三花 さん、ありがとうございました。
そうですか、私の本も売れておりましたか。
それは、嬉しい限りです。 ヾ(^▽^)
800席の京都劇場が半分くらいは埋まってましたから、400人くらいの方々に参加いただいたようで、おおいに感謝です。
「400人中、何人が買って頂けるかな?」皮算用している江部康二です。(∵)?
普通の講演会で400人集めようとしたら、超大変なことなので、医学界総会や医総会WEEKの事務局長さん、スタッフの方々
そして応援していただいた医総会の先生方、ありがとうございました。 m(_ _)mVV
江部康二
15/04/04 岸和田のセイゲニスト
お疲れ様でした。
本日、京都劇場にて13:30~開催されました「アレルギー健康管理と癒やし」参加させて頂きました。
園城三花トリオ様方のコンサートと江部先生の講演が同時に拝聴(しかも無料で!)出来てとても有意義な時間を過ごすことができました。
主催者や後援の方々にお礼申し上げます。m(_ _)m
また先生にも講演前に偶然お目にかかることが出来てとても光栄でした!
私は今までアレルギー疾患は先天性なものが主要因と思っていましたが、生活習慣や自己管理の要因の方がウエイトを占めるということを学ぶ事ができました。 私の周囲の喘息やアトピー皮膚炎で苦しむ知人に話したいと思います。
私自身は、幸いアレルギーは少ない方ですが、去年の3月に鼻水症状が出てきたので、アレルギー(血液検査)すると、花粉症の値が6段階の4でした。
そして6月からダイエット目的で糖質制限を始め、大幅な減量だけでなく、歳だと諦めていた体調不良が次々改善されていきました。
そして先々月にアレルギー検査すると、花粉症の値も1になっていました!(嬉)
もちろん花粉症の症状も皆無で快適に過ごせています。
本当にありがとうございます。m(_ _)m
P.S.講演後の会場内では「糖質制限」の話題が周囲から聞こえきましたし、会場内の売店でも先生のご著書がよく売れていました!(笑)】
こんばんは。
健康管理と癒し ~アレルギーとのつきあい方~
講演会 医総会WEEK
のご報告です。
岸和田のセイゲニストさん、講演会へのご参加、ありがとうございました。
岸和田のセイゲニストさんは、スーパー糖質制限食実践で
1)大幅な減量(20kg)
2)胆石の消失
3)花粉症の消失
4)体調不良→体調良好
文句なしの素晴らしい改善の数々です。
講演会前に、たまたまお会いできて、とても良かったです。
医総会WEEKの事務局長さんとスタッフの女性に、岸和田のセイゲニストさんの携帯の以前の肥満写真を見て貰って、私も鼻が高かったです。
お二人とも、20kgの減量成功前の姿にびっくり仰天でした。ヾ(゜▽゜)
京都劇場は、生きている内に講演できるとは思っていなかったので、今回、機会を得て、とても嬉しかったです。
設備も音響も、全て優れものでした。
江部診療所で外来を終了してから駆けつけたのですが、患者さんから、京都駅周辺の車がメチャ混みで、大渋滞ですと聞いて、急遽、タクシーをキャンセルして地下鉄を利用しました。
おかげで大分早く到着したので、
園城 三花 トリオ
やすらぎのコンサート
園城 三花 さん(フルート)
古味 亜紀 さん(バイオリン)
細辻 秀美 さん(チェロ)
の演奏も全部聴くことができて良かったです。
クラシックの演奏を聴く機会はめったにないので、美しい音色にやすらいだ貴重な体験でした。
「私は今までアレルギー疾患は先天性なものが主要因と思っていましたが、生活習慣や自己管理の要因の方がウエイトを占めるということを学ぶ事ができました。 私の周囲の喘息やアトピー皮膚炎で苦しむ知人に話したいと思います。 」
それはとても良かったです。
S38年(1963)前後から、栃木県日光で日本初のスギ花粉症患者が観察され、 S39年(1964)論文として初報告されました。
日光杉並木は、江戸初期の1625年に松平正綱が植樹に着手し1648年に完成しました。
日光杉並木完成約300年後に、スギ花粉症患者が出現したわけですから、スギ花粉が犯人というよりは、食生活など人間の側の生活習慣が大きく関与していることは明らかです。
岸和田のセイゲニストさんも糖質制限食で花粉症が改善しておられますが、他にも、花粉症やアトピーや喘息が改善された方はたくさんおられます。
食生活を糖質制限食で自己管理することで、いわゆるアレルギー疾患が良くなったわけです。
園城 三花 さんとの対談(最近はトークショーと言うのでしょうか)も、とても楽しく会場も笑いが絶えなかったですね。
園城さんご自身のアトピー体験談から始まって、だんだん盛り上がって行き、私も言いたい放題言って、本の宣伝もたっぷりできて、個人的には大成功のトークショーでした。
園城 三花 さん、ありがとうございました。
そうですか、私の本も売れておりましたか。
それは、嬉しい限りです。 ヾ(^▽^)
800席の京都劇場が半分くらいは埋まってましたから、400人くらいの方々に参加いただいたようで、おおいに感謝です。
「400人中、何人が買って頂けるかな?」皮算用している江部康二です。(∵)?
普通の講演会で400人集めようとしたら、超大変なことなので、医学界総会や医総会WEEKの事務局長さん、スタッフの方々
そして応援していただいた医総会の先生方、ありがとうございました。 m(_ _)mVV
江部康二
2015年04月03日 (金)
こんばんは。
今回の記事は、4/4(土)の
【日本医学会総会2015。医総会WEEK。アレルギー・健康管理と癒し。】
市民公開講座
に向けて、
ステロイド拒否とアトピー、喘息。
医療不信。
吸入ステロイド薬と喘息。
アトピー性皮膚炎治療目標の優先順位。
高雄病院アトピー治療四つのキーワ-ド。
などを考察してみました。
A)アトピー患者、医療不信とステロイド拒否
アトピー患者さんには、ステロイド外用剤への不安・恐怖・抵抗感があることが多いです。
1992年7月30日の報道番組「ニュース・ステーション」において、当時の久米宏キャスターが、 ステロイド外用剤の副作用を強調して報道しました。
ニュース・ステーション放送後、ステロイド拒否の患者が激増して、日本全国にステロイド外用剤を一気に中止して、いわゆる『リバウンド』を発症するアトピー患者さんが続出しました。
アトピービジネス業者が、それに便乗して「ステロイドは悪」のごとく宣伝して、アトピー患者さんや家族を洗脳していきました。
ステロイド拒否によりリバウンドを発症すれば、生活の質が破壊され、悲劇が生じます。
仕事にも学校にも通えなくなります。半年、1年ほとんど寝たきり状態で家にこもりきりになるなどもありました。
このような事態が起こった背景には、医療現場での医師の説明不足があり、治療も上手くいかず、医療不信に繋がったことがあります。
いわゆる『3分診療』では、アトピーは決してよくなりません。充分、手間暇をかけて、アトピーの治し方を説明することが大切です。その一つが『高雄病院アトピー学校』です。
ステロイド外用薬やプロトピック軟膏を上手に使うことで、生活の質を保ちながら
副作用をだすことなくアトピーは改善するのです。根治も期待できます。
B)気管支喘息と吸入ステロイド薬
喘息では、近年、標準治療である吸入ステロイド薬を拒否する患者さんは、ほとんどいません。
1989年頃、英国では気管支粘膜のアレルギー性炎症が喘息のベースにあるとして吸入ステロイド薬による抗炎症療法が第一選択剤になりました。
1991年、米国のNIH(国立衛生研究所)が、同様に、「気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患」として、吸入ステロイド薬が第一選択剤になりました。
1993年、日本アレルギー学会の気管支喘息のガイドラインで吸入ステロイド薬の有用性が示されました。
1998年のガイドラインで第一選択剤になりました。
以後、日本でも入院治療が激減し1/10以下に、喘息死も1/3以下に減少しました。
吸入ステロイド薬は、気管支喘息治療において、画期的な貢献を成し遂げたのです。
C)アトピー性皮膚炎治療目標の優先順位
1 生命を守る・・・極めてまれだが、かき傷から敗血症を起こし死亡例あり。
2 生活の質を保つ・・・仕事に行き、学校に通えることが大切。
3 副作用を出さない
☆アトピーでの死亡は極めてまれで、敗血症や心内膜炎による死亡は、年間数例を超えないと思います。
一方、気管支喘息では時に死亡がありえます。
1975~1996年、年間5000~7000人が気管支喘息により死亡していました。
吸入ステロイド薬が治療の主役となった後は、死亡例は劇的に減少し、2012年には2000人を下回るようになりました。
☆アトピービジネスは大変多いのですが、気管支喘息ビジネスはほとんどありません。
結局、ビジネス業者が、患者死亡という究極のトラブルを恐れて、気管支喘息患者さんには手を出さなかったためと考えられます。
☆ステロイド拒否患者も、アトピーはとても多く、気管支喘息はほとんどありません。
アトピービジネスや心ないマスコミによる洗脳により、アトピー患者さんや家族が「ステロイド恐怖」をすり込まれたためと思われます。
その点、喘息ビジネスはないので、喘息患者さんは「ステロイド恐怖」を洗脳 によりすり込まれる機会がほとんどなかったのだと思われます。
それで、喘息患者さんには、ステロイド拒否がほとんどないのです。
◇◇◇高雄病院アトピー治療四つのキーワ-ド
1 アトピーは自己管理が大切な病気です。
2 信頼できる医師(治療者)を確保しましょう。→信頼関係の回復
3 生活習慣の見直しが治療のベースです。→行動変容
4 漢方の服用、外用薬の上手なぬりかた・やめかたを実践し
根治を目指しましょう。
*高雄病院アトピー学校では症状を改善させ、根本的治しかたを教育・指導します。
*退院後、アトピー学校で学んだことを実践して治していくのは、患者さん自身の仕事です。
*アトピービジネスなどに惑わされずに、 自分の頭でしっかり考え判断し治療法を選択することが大切です。
江部康二
それでは、
2015年4月4日(土)13:30~15:00
★健康管理と癒し ~アレルギーとのつきあい方~
京都劇場(京都駅ビル構内)
でお待ちしています。
予約なしの当日参加も大歓迎です。
今回の記事は、4/4(土)の
【日本医学会総会2015。医総会WEEK。アレルギー・健康管理と癒し。】
市民公開講座
に向けて、
ステロイド拒否とアトピー、喘息。
医療不信。
吸入ステロイド薬と喘息。
アトピー性皮膚炎治療目標の優先順位。
高雄病院アトピー治療四つのキーワ-ド。
などを考察してみました。
A)アトピー患者、医療不信とステロイド拒否
アトピー患者さんには、ステロイド外用剤への不安・恐怖・抵抗感があることが多いです。
1992年7月30日の報道番組「ニュース・ステーション」において、当時の久米宏キャスターが、 ステロイド外用剤の副作用を強調して報道しました。
ニュース・ステーション放送後、ステロイド拒否の患者が激増して、日本全国にステロイド外用剤を一気に中止して、いわゆる『リバウンド』を発症するアトピー患者さんが続出しました。
アトピービジネス業者が、それに便乗して「ステロイドは悪」のごとく宣伝して、アトピー患者さんや家族を洗脳していきました。
ステロイド拒否によりリバウンドを発症すれば、生活の質が破壊され、悲劇が生じます。
仕事にも学校にも通えなくなります。半年、1年ほとんど寝たきり状態で家にこもりきりになるなどもありました。
このような事態が起こった背景には、医療現場での医師の説明不足があり、治療も上手くいかず、医療不信に繋がったことがあります。
いわゆる『3分診療』では、アトピーは決してよくなりません。充分、手間暇をかけて、アトピーの治し方を説明することが大切です。その一つが『高雄病院アトピー学校』です。
ステロイド外用薬やプロトピック軟膏を上手に使うことで、生活の質を保ちながら
副作用をだすことなくアトピーは改善するのです。根治も期待できます。
B)気管支喘息と吸入ステロイド薬
喘息では、近年、標準治療である吸入ステロイド薬を拒否する患者さんは、ほとんどいません。
1989年頃、英国では気管支粘膜のアレルギー性炎症が喘息のベースにあるとして吸入ステロイド薬による抗炎症療法が第一選択剤になりました。
1991年、米国のNIH(国立衛生研究所)が、同様に、「気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患」として、吸入ステロイド薬が第一選択剤になりました。
1993年、日本アレルギー学会の気管支喘息のガイドラインで吸入ステロイド薬の有用性が示されました。
1998年のガイドラインで第一選択剤になりました。
以後、日本でも入院治療が激減し1/10以下に、喘息死も1/3以下に減少しました。
吸入ステロイド薬は、気管支喘息治療において、画期的な貢献を成し遂げたのです。
C)アトピー性皮膚炎治療目標の優先順位
1 生命を守る・・・極めてまれだが、かき傷から敗血症を起こし死亡例あり。
2 生活の質を保つ・・・仕事に行き、学校に通えることが大切。
3 副作用を出さない
☆アトピーでの死亡は極めてまれで、敗血症や心内膜炎による死亡は、年間数例を超えないと思います。
一方、気管支喘息では時に死亡がありえます。
1975~1996年、年間5000~7000人が気管支喘息により死亡していました。
吸入ステロイド薬が治療の主役となった後は、死亡例は劇的に減少し、2012年には2000人を下回るようになりました。
☆アトピービジネスは大変多いのですが、気管支喘息ビジネスはほとんどありません。
結局、ビジネス業者が、患者死亡という究極のトラブルを恐れて、気管支喘息患者さんには手を出さなかったためと考えられます。
☆ステロイド拒否患者も、アトピーはとても多く、気管支喘息はほとんどありません。
アトピービジネスや心ないマスコミによる洗脳により、アトピー患者さんや家族が「ステロイド恐怖」をすり込まれたためと思われます。
その点、喘息ビジネスはないので、喘息患者さんは「ステロイド恐怖」を洗脳 によりすり込まれる機会がほとんどなかったのだと思われます。
それで、喘息患者さんには、ステロイド拒否がほとんどないのです。
◇◇◇高雄病院アトピー治療四つのキーワ-ド
1 アトピーは自己管理が大切な病気です。
2 信頼できる医師(治療者)を確保しましょう。→信頼関係の回復
3 生活習慣の見直しが治療のベースです。→行動変容
4 漢方の服用、外用薬の上手なぬりかた・やめかたを実践し
根治を目指しましょう。
*高雄病院アトピー学校では症状を改善させ、根本的治しかたを教育・指導します。
*退院後、アトピー学校で学んだことを実践して治していくのは、患者さん自身の仕事です。
*アトピービジネスなどに惑わされずに、 自分の頭でしっかり考え判断し治療法を選択することが大切です。
江部康二
それでは、
2015年4月4日(土)13:30~15:00
★健康管理と癒し ~アレルギーとのつきあい方~
京都劇場(京都駅ビル構内)
でお待ちしています。
予約なしの当日参加も大歓迎です。
2015年04月02日 (木)
おはようございます。
第29回日本医学会総会2015関西 が開催されます。
その中で2015年4月4日(土)から4月12日(日)までが『医総会WEEK』で、市民公開講座やコンサートが行われますが、私も参加させていただくこととなりました。
「高雄病院のアトピー・アレルギー治療と自己管理」と題して、お話します。
現在まで、250名を超える予約があり、大勢のかたにご参加いただき大変嬉しい思いです。
京都劇場という大きな受け皿なので、800席あります。
当日参加も全く大丈夫ですので、予約なしでも、お気軽にお越し頂けば幸いです。
日時 2015年4月4日(土)13:30~15:00
会場 京都劇場(京都駅ビル構内)
アトピーコップ、
『糖質制限食』とアレルギー疾患、
イヌイットにはアレルギー疾患がまれであった、
ブドウ糖ミニスパイクと生活習慣病、
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、
ステロイド薬とアトピー、喘息、
ステロイド拒否とアトピー、喘息、
日光杉並木の歴史と花粉症、
高雄病院アトピー学校、
アトピー性皮膚炎治療目標の優先順位、
アトピー性皮膚炎とチーム医療と癒し、
チーム医療の効果、
高雄病院アトピー治療:四つのキーワード、
などなど、盛りだくさんにわかりやすく楽しくお話します。
園城三花トリオとの共演で、コンサートと講演のあとは30分ほど
4人でアトピー・アレルギー談義となります。
音楽やアトピー・アレルギーに興味がある方は、是非、ご参加くださいね。
江部康二
詳細・お申し込みは下記URLより。
★医総会Week HP
http://isoukaiweek2015.jp/
★健康管理と癒し ~アレルギーとのつきあい方~ 事前参加登録を開始
http://isoukaiweek2015.jp/program/detail/k02.html
☆☆☆
以下は医学会総会事務局のちらしです。
医学会総会2015関西
~医と健康を考える、市民のための9日間~ 医総会WEEK
アレルギー
健康管理と癒し
2015年4月4日(土)13:30~15:00
京都劇場
京都市下京区烏丸通り塩小路下る京都駅ビル内
花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎で悩む方が近年増えています。
免疫反応が過剰におこるアレルギー。
様々な要因が考えられ、過剰な反応が様々に発現します。
ある方は涙や鼻水が溢れたり、痒くなったり、蕁麻疹がでたり、発熱したり。
人それぞれに病因や症状や程度が異なり、生活、環境やストレスなどでなかなか改善できないものです。
日常生活に支障をきたすアレルギー疾患ですが、これらとどう付き合っていくか、皆さんと考えましょう。コンサートも予定しています。
プログラム
13:30~14:00 やすらぎのコンサート
園城 三花 トリオ
園城三花トリオは、ソロ・フルート奏者として長年活躍する
園城三花と京都市芸術大学出身バイオリニスト古味亜紀と
チェリスト細辻秀美によるクラシカルトリオ。京都を拠点に
西洋のメロディーから日本の調べ、バロックからJ-POPまで
をオリジナルアレンジでカバーする今話題のトリオ。
園城 三花(フルート)
古味 亜紀(バイオリン)
細辻 秀美(チェロ)
14:00~15:00 講演
高雄病院のアトピー・アレルギー治療と自己管理
講師 江部康二
プロフィール
1950年生まれ。 1974年京都大学医学部卒業。1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)にて呼吸器科を学ぶ。
1978年から高雄病院に医局長として勤務。アトピ-患者さんを多数診察。「高雄病院アトピー学校」呼ばれる入院教育プログラムを発足。気管支喘息・花粉症などのアレルギ患者さんも多数診察。
1999年高雄病院に糖質制限食導入。2000年理事長就任。2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/(財)高雄病院理事長/社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
著書
『ドクター江部のアトピー学校』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『一生太らない「やせる! 食べ方」 』2014年(PHP文庫)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記(http://koujiebe.blog95.fc2.com/)
第29回日本医学会総会2015関西 が開催されます。
その中で2015年4月4日(土)から4月12日(日)までが『医総会WEEK』で、市民公開講座やコンサートが行われますが、私も参加させていただくこととなりました。
「高雄病院のアトピー・アレルギー治療と自己管理」と題して、お話します。
現在まで、250名を超える予約があり、大勢のかたにご参加いただき大変嬉しい思いです。
京都劇場という大きな受け皿なので、800席あります。
当日参加も全く大丈夫ですので、予約なしでも、お気軽にお越し頂けば幸いです。
日時 2015年4月4日(土)13:30~15:00
会場 京都劇場(京都駅ビル構内)
アトピーコップ、
『糖質制限食』とアレルギー疾患、
イヌイットにはアレルギー疾患がまれであった、
ブドウ糖ミニスパイクと生活習慣病、
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、
ステロイド薬とアトピー、喘息、
ステロイド拒否とアトピー、喘息、
日光杉並木の歴史と花粉症、
高雄病院アトピー学校、
アトピー性皮膚炎治療目標の優先順位、
アトピー性皮膚炎とチーム医療と癒し、
チーム医療の効果、
高雄病院アトピー治療:四つのキーワード、
などなど、盛りだくさんにわかりやすく楽しくお話します。
園城三花トリオとの共演で、コンサートと講演のあとは30分ほど
4人でアトピー・アレルギー談義となります。
音楽やアトピー・アレルギーに興味がある方は、是非、ご参加くださいね。
江部康二
詳細・お申し込みは下記URLより。
★医総会Week HP
http://isoukaiweek2015.jp/
★健康管理と癒し ~アレルギーとのつきあい方~ 事前参加登録を開始
http://isoukaiweek2015.jp/program/detail/k02.html
☆☆☆
以下は医学会総会事務局のちらしです。
医学会総会2015関西
~医と健康を考える、市民のための9日間~ 医総会WEEK
アレルギー
健康管理と癒し
2015年4月4日(土)13:30~15:00
京都劇場
京都市下京区烏丸通り塩小路下る京都駅ビル内
花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎で悩む方が近年増えています。
免疫反応が過剰におこるアレルギー。
様々な要因が考えられ、過剰な反応が様々に発現します。
ある方は涙や鼻水が溢れたり、痒くなったり、蕁麻疹がでたり、発熱したり。
人それぞれに病因や症状や程度が異なり、生活、環境やストレスなどでなかなか改善できないものです。
日常生活に支障をきたすアレルギー疾患ですが、これらとどう付き合っていくか、皆さんと考えましょう。コンサートも予定しています。
プログラム
13:30~14:00 やすらぎのコンサート
園城 三花 トリオ
園城三花トリオは、ソロ・フルート奏者として長年活躍する
園城三花と京都市芸術大学出身バイオリニスト古味亜紀と
チェリスト細辻秀美によるクラシカルトリオ。京都を拠点に
西洋のメロディーから日本の調べ、バロックからJ-POPまで
をオリジナルアレンジでカバーする今話題のトリオ。
園城 三花(フルート)
古味 亜紀(バイオリン)
細辻 秀美(チェロ)
14:00~15:00 講演
高雄病院のアトピー・アレルギー治療と自己管理
講師 江部康二
プロフィール
1950年生まれ。 1974年京都大学医学部卒業。1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)にて呼吸器科を学ぶ。
1978年から高雄病院に医局長として勤務。アトピ-患者さんを多数診察。「高雄病院アトピー学校」呼ばれる入院教育プログラムを発足。気管支喘息・花粉症などのアレルギ患者さんも多数診察。
1999年高雄病院に糖質制限食導入。2000年理事長就任。2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/(財)高雄病院理事長/社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長
著書
『ドクター江部のアトピー学校』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『一生太らない「やせる! 食べ方」 』2014年(PHP文庫)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記(http://koujiebe.blog95.fc2.com/)
2015年04月01日 (水)
こんにちは。
2015年4月1日(水)の朝日新聞朝刊に、
商品名連呼「この薬の時代」
教授クラス講演「20万円」
副収入4747万円「治療法教えている」
という記事が掲載されました。
これは「エイプリルフール」ではなさそうですね。
一位の河盛隆造氏は、4747万円で、
「糖尿病の治療のしかたを教えている。薬の名前を連呼して宣伝したことはない」
そうです。
かなりの上から目線ですね。
それでも医学部教授クラスで、講演料が¥20万円というのは、タレントの講演なら、¥100万円や¥200万円ですから意外に安いです。
で、河盛氏、年間240件も講演されてます。
不肖江部康二も、医師会との共催の製薬メーカーに呼ばれて、「糖質制限食」の講演会に行くことがありますが、講師料は教授クラスの半分くらいです。
私は、年間40回くらい講演で、その内半分が医師会や病院やメーカー共催です。
日本糖質制限医療推進協会主催の講演は、講師料は無料です。
河盛氏と競ってもしょうがないのですが、随分私の方が小物でしたね。
読者の皆さんには意外かもしれませんが、私は、製薬メーカーにも結構呼ばれるのです。
各地の医師会が「糖質制限食」の講演会を開催するときに、製薬メーカーを通して私に依頼することが多いのです。
糖質制限食を実践したら、製薬メーカーの売り上げが減るのだから、江部康二は不倶戴天の敵となりそうですが、そうでもないのです。
なかなか、全ての糖尿病患者さんが糖質制限食を実践できるわけではないし、糖質制限食と相性のいい併用薬もあるのです。
メーカーとしても、医師会の依頼に応えることで、面目を保つという側面もあります。
私としても、兎に角、少々の遠方でも医師対象の講演会依頼には積極的に応じて、糖質制限食を広めるという目的があるので、両者「win win」といったところです。
日本全国の医師会の先生方、是非、江部康二を「糖質制限食」の講演会にお呼びいただけば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下は
朝日新聞の医療サイト apital アピタル
から一部抜粋です。
http://apital.asahi.com/article/news/2015040100002.html
講演会で薬名繰り返す 講師の医師、製薬会社から謝礼
2015年4月 1日
医師が製薬会社から講演料として受け取っていた高額の謝礼。どのような講演会なのか。多額の副収入を得ているのはどんな医師なのか。
東京都新宿区の高級ホテルで2月、胃の病気についての研究会が2日間にわたって開かれた。大手製薬2社と医師との共催。2日目の講演会では、司会役の医師が講師役の私立大教授の医師を紹介するとき、スポンサー名をあげながら、こう続けた。「多少はPRが入ってくるかと思います」
講師は共催2社が発売する薬の商品名を繰り返しつつ「この薬の時代がやってきた」と語った。会場にはイチゴのショートケーキとコーヒーが用意され、参加者は食べながら聴講。約40分の講演が終わっても会場から質問はなく、参加した約80人の医師らはすぐに部屋を後にした。
製薬会社主催の講演会は全国の病院や医師会館でも開かれる。製薬関係者によると講師役の医師への謝金は、教授クラスで15万~20万円、准教授は10万円。講師クラスだと5千円の場合もあるという。
一方で製薬会社主催の講演会は「主催企業の商品を批判しにくい」として、避ける医師も出てきている。
内閣府障害者政策委員会の委員で精神科医の上野秀樹さんは、2年ほど前までは製薬会社が関わる講演会を引き受けていた。3万円以上のタクシー代をもらったこともある。だが営業担当者から、講演で商品名を言うよう頼まれ、嫌気が差したという。いまは製薬会社がスポンサーの講演会は断っている。
上野さんは「製薬会社が営利企業である限り、講演会の建前が啓発であっても、利益に結びつけようとする。医師も、企業からボールペン1本をもらうのから始まり、徐々に感覚を鈍らされ、心を支配される。医師にその自覚がないことが問題だ」と指摘する。
英製薬大手のグラクソ・スミスクラインは2016年1月から、全世界で医師への講演料の支払いを中止する。同社の担当者は「専門医が薬の情報を正しく伝える講演の役割を否定するわけではないが、一般社会からみたら製薬会社主催の会はひょっとしてバイアスがかかっているのではという疑念を払拭(ふっしょく)したい」と説明。医師との癒着を疑われる余地をなくすためとしている。自社製品の情報を医師に伝える手段としては、インターネットの利用に力を入れていくという。
■「連呼・宣伝してない」「研究評価の表れ」
製薬会社から1千万円以上を得ていた184人は大学教授が多く、半数は糖尿病や高血圧など生活習慣病の専門医だった。
最も多かったのは順天堂大学特任教授で糖尿病医の河盛隆造氏。240件の講演などで4747万円を得た。河盛氏は取材に「糖尿病の治療のしかたを教えている。薬の名前を連呼して宣伝したことはない」。一方で「市民公開講座や各地の医師会の講演に呼ばれて行ってみたら、メーカーから講演料が支払われていたということもよくある。手元に残るのは納税をして半分」などと話した。
2番目に多かった糖尿病医の小田原雅人・東京医大教授は201件の講演などで3971万円を得た。「講演会等は適切な情報提供に寄与する機会。大学病院の業務に支障を来さないように留意している」と説明した。
糖尿病医の加来浩平・川崎医大特任教授は116件の講演などで3719万円。「講演活動を地道にやってきて、治療レベルは相当に上がっている。依頼が来る人ほど見識があってメッセージ発信能力が高い」
194件の講演などで3596万円を得た山岸昌一・久留米大教授も糖尿病が専門。「これまでの研究が広く評価された一つの表れ。講演会の半分程度は土、日曜日。平日の場合は夕方からで、日帰りか翌朝に戻るので、業務に全く差し支えはない」
感染症を専門とする三鴨(みかも)広繁・愛知医科大教授は、152件の講演などで3381万円を得た。「医師の報酬額は、1講演200万円以上のこともあるアナウンサーや著名人に比べると低い。しかもパワーポイントを100枚程度作成しなければならない。体力的に厳しい生活をし時間を捻出している。平均睡眠時間も4時間程度」と説明した。循環器が専門の山下武志・心臓血管研究所長は168件の講演などで3267万円。朝日新聞の取材に「応じるつもりはない」と回答した。
◇
製薬会社が2013年度に医師らに支払った金銭情報を、自社のウェブサイトなどで公表している。朝日新聞は、それらの情報を集計した。留意点は以下の通り。
●医師の氏名が同姓同名で所属機関名が異なれば、所属機関ごとに1人として数えた。そのため、製薬会社が支払った医師の総人数は「のべ人数」にした。受取額が1千万円超の184人に同姓同名はなかった。
●公表された医師への支払い情報の対象期間を各社は決算期に合わせている。「13年4月~14年3月」としている社が多いが、「13年1月~12月」「13年7月~14年6月」「12年12月~13年11月」という社もある。
●日本製薬工業協会加盟72社のほか、支払い情報を公表した関連会社(武田バイオ開発センター、興和創薬、大正富山医薬品、帝人在宅医療、ガンブロ)5社も集計した。
●消費税を含めていない社もあり、公表された金額で集計した。
●大半の社が1円単位の金額を公表したが、1千円単位~100万円単位で公表した会社が17社あり、公表された金額で集計した。(渡辺周)
2015年4月1日(水)の朝日新聞朝刊に、
商品名連呼「この薬の時代」
教授クラス講演「20万円」
副収入4747万円「治療法教えている」
という記事が掲載されました。
これは「エイプリルフール」ではなさそうですね。
一位の河盛隆造氏は、4747万円で、
「糖尿病の治療のしかたを教えている。薬の名前を連呼して宣伝したことはない」
そうです。
かなりの上から目線ですね。
それでも医学部教授クラスで、講演料が¥20万円というのは、タレントの講演なら、¥100万円や¥200万円ですから意外に安いです。
で、河盛氏、年間240件も講演されてます。
不肖江部康二も、医師会との共催の製薬メーカーに呼ばれて、「糖質制限食」の講演会に行くことがありますが、講師料は教授クラスの半分くらいです。
私は、年間40回くらい講演で、その内半分が医師会や病院やメーカー共催です。
日本糖質制限医療推進協会主催の講演は、講師料は無料です。
河盛氏と競ってもしょうがないのですが、随分私の方が小物でしたね。
読者の皆さんには意外かもしれませんが、私は、製薬メーカーにも結構呼ばれるのです。
各地の医師会が「糖質制限食」の講演会を開催するときに、製薬メーカーを通して私に依頼することが多いのです。
糖質制限食を実践したら、製薬メーカーの売り上げが減るのだから、江部康二は不倶戴天の敵となりそうですが、そうでもないのです。
なかなか、全ての糖尿病患者さんが糖質制限食を実践できるわけではないし、糖質制限食と相性のいい併用薬もあるのです。
メーカーとしても、医師会の依頼に応えることで、面目を保つという側面もあります。
私としても、兎に角、少々の遠方でも医師対象の講演会依頼には積極的に応じて、糖質制限食を広めるという目的があるので、両者「win win」といったところです。
日本全国の医師会の先生方、是非、江部康二を「糖質制限食」の講演会にお呼びいただけば幸いです。
江部康二
☆☆☆
以下は
朝日新聞の医療サイト apital アピタル
から一部抜粋です。
http://apital.asahi.com/article/news/2015040100002.html
講演会で薬名繰り返す 講師の医師、製薬会社から謝礼
2015年4月 1日
医師が製薬会社から講演料として受け取っていた高額の謝礼。どのような講演会なのか。多額の副収入を得ているのはどんな医師なのか。
東京都新宿区の高級ホテルで2月、胃の病気についての研究会が2日間にわたって開かれた。大手製薬2社と医師との共催。2日目の講演会では、司会役の医師が講師役の私立大教授の医師を紹介するとき、スポンサー名をあげながら、こう続けた。「多少はPRが入ってくるかと思います」
講師は共催2社が発売する薬の商品名を繰り返しつつ「この薬の時代がやってきた」と語った。会場にはイチゴのショートケーキとコーヒーが用意され、参加者は食べながら聴講。約40分の講演が終わっても会場から質問はなく、参加した約80人の医師らはすぐに部屋を後にした。
製薬会社主催の講演会は全国の病院や医師会館でも開かれる。製薬関係者によると講師役の医師への謝金は、教授クラスで15万~20万円、准教授は10万円。講師クラスだと5千円の場合もあるという。
一方で製薬会社主催の講演会は「主催企業の商品を批判しにくい」として、避ける医師も出てきている。
内閣府障害者政策委員会の委員で精神科医の上野秀樹さんは、2年ほど前までは製薬会社が関わる講演会を引き受けていた。3万円以上のタクシー代をもらったこともある。だが営業担当者から、講演で商品名を言うよう頼まれ、嫌気が差したという。いまは製薬会社がスポンサーの講演会は断っている。
上野さんは「製薬会社が営利企業である限り、講演会の建前が啓発であっても、利益に結びつけようとする。医師も、企業からボールペン1本をもらうのから始まり、徐々に感覚を鈍らされ、心を支配される。医師にその自覚がないことが問題だ」と指摘する。
英製薬大手のグラクソ・スミスクラインは2016年1月から、全世界で医師への講演料の支払いを中止する。同社の担当者は「専門医が薬の情報を正しく伝える講演の役割を否定するわけではないが、一般社会からみたら製薬会社主催の会はひょっとしてバイアスがかかっているのではという疑念を払拭(ふっしょく)したい」と説明。医師との癒着を疑われる余地をなくすためとしている。自社製品の情報を医師に伝える手段としては、インターネットの利用に力を入れていくという。
■「連呼・宣伝してない」「研究評価の表れ」
製薬会社から1千万円以上を得ていた184人は大学教授が多く、半数は糖尿病や高血圧など生活習慣病の専門医だった。
最も多かったのは順天堂大学特任教授で糖尿病医の河盛隆造氏。240件の講演などで4747万円を得た。河盛氏は取材に「糖尿病の治療のしかたを教えている。薬の名前を連呼して宣伝したことはない」。一方で「市民公開講座や各地の医師会の講演に呼ばれて行ってみたら、メーカーから講演料が支払われていたということもよくある。手元に残るのは納税をして半分」などと話した。
2番目に多かった糖尿病医の小田原雅人・東京医大教授は201件の講演などで3971万円を得た。「講演会等は適切な情報提供に寄与する機会。大学病院の業務に支障を来さないように留意している」と説明した。
糖尿病医の加来浩平・川崎医大特任教授は116件の講演などで3719万円。「講演活動を地道にやってきて、治療レベルは相当に上がっている。依頼が来る人ほど見識があってメッセージ発信能力が高い」
194件の講演などで3596万円を得た山岸昌一・久留米大教授も糖尿病が専門。「これまでの研究が広く評価された一つの表れ。講演会の半分程度は土、日曜日。平日の場合は夕方からで、日帰りか翌朝に戻るので、業務に全く差し支えはない」
感染症を専門とする三鴨(みかも)広繁・愛知医科大教授は、152件の講演などで3381万円を得た。「医師の報酬額は、1講演200万円以上のこともあるアナウンサーや著名人に比べると低い。しかもパワーポイントを100枚程度作成しなければならない。体力的に厳しい生活をし時間を捻出している。平均睡眠時間も4時間程度」と説明した。循環器が専門の山下武志・心臓血管研究所長は168件の講演などで3267万円。朝日新聞の取材に「応じるつもりはない」と回答した。
◇
製薬会社が2013年度に医師らに支払った金銭情報を、自社のウェブサイトなどで公表している。朝日新聞は、それらの情報を集計した。留意点は以下の通り。
●医師の氏名が同姓同名で所属機関名が異なれば、所属機関ごとに1人として数えた。そのため、製薬会社が支払った医師の総人数は「のべ人数」にした。受取額が1千万円超の184人に同姓同名はなかった。
●公表された医師への支払い情報の対象期間を各社は決算期に合わせている。「13年4月~14年3月」としている社が多いが、「13年1月~12月」「13年7月~14年6月」「12年12月~13年11月」という社もある。
●日本製薬工業協会加盟72社のほか、支払い情報を公表した関連会社(武田バイオ開発センター、興和創薬、大正富山医薬品、帝人在宅医療、ガンブロ)5社も集計した。
●消費税を含めていない社もあり、公表された金額で集計した。
●大半の社が1円単位の金額を公表したが、1千円単位~100万円単位で公表した会社が17社あり、公表された金額で集計した。(渡辺周)