新生児においては、ケトン体は脳の重要なエネルギー源
おはようございます。

永井クリニック
http://www.nagai-cl.com/

の松本桃代管理栄養士さんから、新生児とケトン体について貴重な情報をご教示いただきました。

松本さんは、2013年1月13日(日)第16回 日本病態栄養学会 年次学術集会において「妊娠糖尿病と糖質制限食」の発表をされます。私も参加しますがとても楽しみです。

ヒューマン・ニュートリション第10版(医歯薬出版)2004年、P748

脳の代謝の項目に

「・・・母乳は脂肪含有量が高くケトン体生成に必要な基質を供給することができる。発達中の脳では血中からケトン体を取り込み利用できるという特殊な能力があり、新生児においてはケトン体は脳における重要なエネルギー源となっている。・・・」 

との記載があります。

ヒューマン・ニュートリションは、英国で最も権威のある人間栄養学の教科書です。

新生児においては、ケトン体は脳の重要なエネルギー源ということを明記してあるのはすごいですね。

新生児において重要なエネルギー源ということは、胎児においてもケトン体が重要なエネルギー源である可能性が高いですね。

ただ特殊な能力という記載ですが、小児ケトン食や絶食療法やスーパー糖質制限食実践者においては、ごく日常的に脳はケトン体を利用しています。

新生児だけでなく、小児も成人も、ごく普通に脳はケトン体を利用できると思います。



江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
朝日カルチャー湘南、10月31日 「糖質制限食による糖尿病の解決」講演
おはようございます。

今回、久しぶりに、関東圏での一般講演です。

朝日カルチャーセンター 湘南教室にて、2012年10月31日(水)13:30-15:30

「糖質制限食による糖尿病の解決」

と題して、一般向けの講座を担当します。

できるだけわかりやすいお話を心がけます。

講座の教室が120名収容で、現在そろそろ満員になりそうです。

神奈川、東京、関東の糖尿人の方々、是非ご参加くださいね。


この1~2年、テレビ・新聞・雑誌などのマスコミが、こぞって糖質制限食を取り上げ、世間一般の認知度は格段に上がりました。

特に、2012年は、糖質制限食普及において、飛躍の年となりました。

2012年1月15日、京都国際会館で開催された、第15回日本病態栄養学会年次学術集会において、「糖尿病治療に糖質制限食は是か?非か?」というディベートセッションが行われ、私は是側の演者として講演しました。

通常は3000人規模の学会に4000人の医師・栄養士が参加し、大きな反響を巻き起こしました。

このことは糖質制限食が医学界の表舞台に初登場したという意味で、大きな一歩といえます。

私のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」のアクセス件数もこの日を境に1000件以上増えて、現在1日に15000件のアクセスがある人気ブログとなりました。

このセッション以降、日本全国の医師会や病院から講演依頼が相次ぐようになり、医学界にも爆発的に糖質制限食が広がり始めています。



江部康二



以下朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから転載です。

☆☆☆
糖質制限食による糖尿病の解決

講師名 高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
「糖質を制限すれば、即座に食後高血糖は改善する。」 糖質制限食の理論と実践法を、自らも実践しながら、精力的に研究を深めている講師が、成功例を交えわかりやすく解説します。

糖質、脂質、タンパク質のうち血糖値を上昇させるのは糖質だけ。糖質制限食による入院や外来治療は、画期的な治療効果をあげています。米国の糖尿病学会もその有効性を認めており、日本糖尿病学会も5月、糖質制限食を治療法の1つとして認めました。

糖質制限食は面倒なカロリー計算もなく、美味しく楽しく無理なく続けることができるのも大切なポイントです。最近はレストランでも人気で食品業界にも注目されています。糖尿病はもちろん、ダイエットやメタボリックシンドローム解消にも絶大な効果があるといわれています。
 
*ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」は毎日15000件のアクセスがあります。糖質制限食を初めて紹介した『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(東洋経済新報社)は、ベストセラーとなり、芥川賞作家・宮本輝氏との対談本『我ら糖尿人元気なのには理由がある。』(東洋経済新報社)は全国で反響を巻き起こしました。


日時 2012年 10/31 水曜  13:30-15:30
受講料(税込み) 会員 2,940円  一般 3,570円

問い合わせ 0466-24-2255 朝日カルチャーセンター湘南教室



講師紹介
江部 康二(エベ コウジ)
1950年生まれ。 1974年京都大学医学部卒業。
1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科) にて
呼吸器科を学ぶ。
1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
2000年理事長就任。
2001年から糖質制限食に取り組む。

内科医/漢方医/(財)高雄病院理事長/NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン理事長
2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。

著書
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
作家宮本輝氏との対談、『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『高雄病院の「糖質制限」給食』2012年(講談社)など多数。

ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記http://koujiebe.blog95.fc2.com/ は、日に15000件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する情報の発信に、日々尽力している。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
大腸カメラ、胃カメラと糖質制限食
こんばんは。

糖質制限食実践中に、大腸カメラ、胃カメラをする場合、どのようなことに注意が必要か、考えてみました。

大腸カメラ前の食事と糖質制限食については、過去質問もありました。

糖尿病の場合、大腸癌や大腸ポリープができやすいので、大腸カメラの必要性は一般人より多いと思います。

もっとも、スーパー糖質制限食で、血糖コントロール良好の糖尿人は、リスクは、高インスリン血症や高血糖がないので、一般人と同等あるいはそれ以下かもしれませんが・・・。


1)
大腸カメラ前日の、糖質制限食の食事で注意すること

食物繊維が少ない食品なら大丈夫です。

糖質制限食定番のふすまパンは食物繊維が多いので、残念ながら大腸カメラ前はなしですね。

野菜・海藻・果物・豆類・ナッツ類も食物繊維が多いのでNGです。

豆腐や卵製品、豆乳、鶏肉・白身魚は、食物繊維がなくてOKですね。

ゆで卵・だし巻き・冷や奴・湯豆腐・・豆腐ステーキ・鶏肉の塩コショウ焼き・味噌汁(豆腐・卵を具にする)・高野豆腐の煮物・白身魚の煮付け・・・

などは、糖質制限OKで、食物繊維も少ないです。

おやつは、ラカントカロリーゼロ飴とかカロリーゼロゼリーならOKです。

飲んで良い物は、お水・お茶です。

コーヒー・紅茶は夕食時までは飲んでもOKですが、それ以降は無しがよいです。

アルコールは無しとしましょう。

検査前日は食事を夜9時までにすべて終えて、前日用の下剤を処方されいれば、眠前に飲みます。

医療機関によっては、前日の下剤はなしのこともあります。

検査当日は、検査の開始時間に合わせて、当日用の下剤を飲みます。

当日の下剤は、マグコロール、ニフレックなど液体であり、約2リットルほど、大腸内がきれいに洗浄されるまで飲みます。

通常は2~3時間で、洗浄終了で、大腸カメラとなります。

前日の夜9時以降、検査が終わるまでは食事はできませんが、お水・お茶は検査直前まで摂取可能です。



2)
胃内視鏡検査前日の、糖質制限食の食事にで意すること

胃カメラのみの場合は、前日の食事内容には特に注意点はありません。糖質制限食OK食材、すべて大丈夫です。

ただし、必ず、夜9時までに食事を終え、それ以降は飲み物も、お水・お茶のみとするのが良いです。

当日は、水分摂取も最小限にし、何も食べずに胃カメラを実施します。



江部康二



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「糖質ゼロ」「糖質オフ」の意味・・・訂正
こんばんは。


2012年08月14日 (火)の本ブログ記事
「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「糖質ゼロ」「糖質オフ」の意味は


の文言を訂正します。

具体的には、「健康増進法」では、
ゼロ表示のときは・・・未満
オフ表示のときは・・・以下
としてあります。

参考:東京都の食品安全情報サイト 食品衛生の窓
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_016/hoei_16b.html




「健康増進法」では、食品において栄養に関する表示を行える制度として、
「栄養成分表示」(第31条)を定めています。

この「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」において、

1.「無」「ゼロ」「ノン」「レス」など“含まない”という表示
2.「低」「ひかえめ」「少」「ライト」「ダイエット」「オフ」など“低い”という表示

を記載する時に、守るべき基準値が定められています。


具体的には、

「カロリーゼロ」:
 食品100gあたり5kcal未満(一般に飲用の液体では100mlあたり5kcal未満)

「カロリーオフ」:
 食品100gあたり40kcal以下(一般に飲用の液体では100mlあたり20kcal以下)

 と定められています。

「糖質ゼロ」:食品100gあたり0.5g未満(一般に飲用の液体では100mlあたり0.5g未満)

と定められています。

従って、「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」という表示がしてあっても、カロリーが全くないとか糖質が全く含まれていない、ということではありませんので、一定の注意が必要です。

上記の東京都の食品安全情報サイト 食品衛生の窓 の健康増進法のPDFファイルでは、熱量、脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウムは強調表示(糖質オフなど・・・)に関しての記載があるのですが、糖質はありません。

※強調表示の基準が定められていない栄養成分について、強調表示を行うことは差し支えないが、誇大な表示とならないよう十分な注意が必要である

という記載があります。

某ビールメーカーの広報によれば、「糖質オフ」:飲用の液体では100mlあたり2.5g以下が、表示できるとしています。

どなたか「健康増進法」に詳しい人、「糖質オフ」について栄養表示基準があるのかないのかとか、ご教示願えれば幸いです。


 
江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
またまた朗報。英国糖尿病学会も糖質制限食を選択肢の一つに。
こんにちは。

またまた朗報です。

2012年10月25日のMT Pro DOCTOR'S EYE 山田悟先生の記事によれば、2011年、英国糖尿病学会も食事療法に関するガイドラインを改訂するに当たって、糖質制限食を選択肢の一つとして認める旨の記載をしているそうです。

Diabet Med 2011; 28: 1282-1288に載っているようです。

米国糖尿病学会に続いて、英国糖尿病学会も糖質制限食を選択肢の一つとして認めたわけです。

世界的に糖質制限食の有効性を認める方向性がはっきりしてきたようですね。

嬉しい限りです。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食の有効性と安全性が大幅に延長される可能性あり
こんばんは。

2012年10月12日 (金)の本ブログ記事

「DIRECT (*)後の4年間のフォローアップ」N Engl J Med(2012; 367: 1373-1374)

において、

糖質制限食と地中海食は、2年間の研究終了後の4年間のフォローアップにおいても、低脂肪食に比べて好ましい結果がでたことを述べました。

研究を主導したIris Shai先生も、

「この2年間の介入研究は、特に地中海食および糖質制限食食を摂取していた被験者には、部分的な体重増加を伴うものの、介入後も長期に続く好ましい効果があった」

とポジティブな評価を糖質制限食と地中海食に与えています。

この「DIRECT 後の4年間のフォローアップ」研究について、2012年10月25日のMT Pro DOCTOR'S EYE に、山田悟先生が記事を書いておられます。

山田先生、さすがの視点で、この「4年間のフォローアップ」が単に、糖質制限食と地中海食の有効性を示すだけではなく、合計6年間持続した上での結果であることに、意義を見いだしておられます。

すなわち糖質制限食の有効性と安全性の期間延長です。

今まで米国糖尿病学会の見解で、糖質制限食の有効性と安全性は、DIRECTの結果を踏まえて、2011年時点で2年間の保証でした。

それより先は研究がないので、よくわからないというスタンスでした。

今回「DIRECT 後の4年間のフォローアップ」研究の結果が、ニューイングランド・ジャーナルに発表されたので、
2013年度の米国糖尿病学会の見解では、糖質制限食の有効性と安全性の保証期間が6年間に延長される可能性がでてきたのです。

これはおおいに期待出来ますね。 (^_^)


江部康二


(*)
ニューイングランド・ジャーナルに掲載された有名なRCT研究論文。
2008年7月掲載。
低脂肪食、地中海食、低炭水化物食の3群で322名を比較検討

低炭水化物食群において、
HbA1cが有意に改善
体重は最も減少
HDLコレステロールは最も増加
総コレステロール/HDLコレステロール比も改善
中性脂肪も低脂肪食群に比し有意に改善

Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
「食品別糖質量ハンドブック」洋泉社 江部康二 監修、刊行
こんばんは。

「食品別糖質量ハンドブック」洋泉社 江部康二 監修
2012年10月25日、いよいよ発売開始です。

ハンドブック

この本、¥840- と手軽な価格でよくまとまっています。

じっくり時間をかけて作っていただいたので、とても使いやすい完成度の高いハンドブックとなりました。

写真も鮮明で、糖質量の文字も大きくて、わかりやすいです。

洋泉社さん、ありがとうございます。 m(_ _)m

糖質制限食を指導する立場の医師・栄養士はもちろん、糖質制限食実践中の患者さんにも強い味方となってくれると思います。

おかげさまで、Amazonでも多数のご予約をいただくなど発売前にも関わらず、大きな反響があり、発売前ですが早々に増刷が決定しました。

2刷部数は5000部で、累計20000部となりました。

こんなことは初めての経験で、嬉しい限りです。

全アマゾンの総合ランキングでも、20~30位と健闘しています。
http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/ref=pd_dp_ts_b_1


ブログ読者の皆さん、是非、お手元に一冊どうぞ。

こちらからもご注文頂けます。





江部康二



☆☆☆

以下「食品別糖質量ハンドブック」のはじめにです。

はじめに

2005年に「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)を、日本で初めて「糖質制限食」の理論的な本として上梓しました。その後、理論面の本やレシピ本などを各社から多数出版してきました。この間、糖質制限食を日本に広める役目を確実に果たしてきたかなと自負しています。

特にこの1~2年、テレビ・新聞・雑誌などのマスコミが、こぞって糖質制限食を取り上げ、世間一般の認知度は格段に上がったと思います。

2012年1月15日、京都国際会館で開催された第15回日本病態栄養学会年次学術集会において「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われ、私は是側の演者として講演しました。通常は3000人規模の学会に4000人の医師・栄養士が参加し大きな反響を巻き起こしました。このことは糖質制限食が医学界の表舞台に初登場したという意味で、大きな一歩といえます。

私のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」のアクセス件数もこの日を境に1000件以上増えて、現在1日に15000件のアクセスがある人気ブログとなりました。

さらにこのセッション以降、日本全国の医師会や病院から講演依頼があり、2012年はすでに12回の医師・医療関係者向け糖質制限食講演会を行いました。医学界にも爆発的に糖質制限食が広がり始めていて、嬉しい限りです。

このような状況の中で、糖質制限食を推進しておられる医師や栄養士から、食品や料理の糖質のグラム数がわかり、持ち運びもできるようなハンドブックを是非出版して欲しいとの声が多く聞かれるようになりました。確かにそのようなハンドブックがあればとても便利です。

本書は、身近な食品や料理の糖質量・たんぱく質量・カロリーなどが、写真入りでひとめでわかるように工夫されています。糖質制限食を指導する立場の医師・栄養士はもちろん、糖質制限食実践中の患者さんにも強い味方となってくれると思います。是非ご一読いただければ幸いです。

2012年10月
高雄病院理事長
江部康二



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル

お早うございます。

昨晩、NHKの 地球イチバン「地球イチバンのオリーブ天国~スペイン~」という番組で、スペイン産のオリーブオイルのお話をしていました。

スペインのオリーブオイル生産量は、世界のおよそ40%を締めるであるとか、、バージンオイルとエクストラ・バージンの違いについてなど解説していました。

これまで何度か紹介した、あらてつさんの糖質制限ドットコムで販売している、スペイン直輸入のモリドルエクストラバージンオリーブオイル、大変好評で昨年入荷分は早々に売り切れたとのことです。

そのモリドルから、今の時期限定の 初搾りエクストラバージンオリーブオイル が入荷したとのこと。

初摘・初搾りのオリーブオイルは、一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルだそうです。

番組でもありましたが、オリーブオイル業界、聞くところによるといろいろと複雑で、「エクストラヴァージンオリーブオイル」といいながら、そうでないものがかなりの割合で流通しているそうです。

ですがこのモリドルオリーブオイルは、あらてつさんが直接工場まで行って「冷温圧搾・無濾過・無添加・混ざりっけ無しのエクストラヴァージンオリーブオイル」であることを確認してきました。

あらてつさん、知っている人は知っている「かなりうるさい男」ですので、工場を隅から隅まで調べて現地の人たちにおもいっきり嫌がられてきたことは、想像に難くありません。

スペインでも「うるさいぶり」を遺憾なく発揮してきたあらてつさん太鼓判のモリドルオリーブオイル、私もこのブログをご覧の糖尿人、メタボ人、ダイエッターの皆さんにお勧め致します。

以下、あらてつさんからのご案内です。

そうそう、最後にご紹介しているオリーブオイル試食会、キャンセルが出たとのことで、若干名空きができました。

私も参加するので皆さん、是非どうぞ。


江部康二





Primera extracción en frío(初搾りエクストラバージンオリーブオイル)発売開始!

オリーブオイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)から、初摘、初搾りのオリーブオイルが入荷しました。

年に一回、この時期だけしか販売されない大変貴重なオリーブオイルです。

Primera extracción en frío オリーブオイルは、収穫したてのオリーブを風味が損なわれないように冷温圧搾し、濾過せずそのまま瓶詰します。

なので一般的なオリーブオイルよりも色合いが濃く、オリーブ本来の香りや味わいをストレートにお楽しみいただけます。

一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルです。

通常のオリーブオイルにない濃厚な味と香りをお楽しみ頂けます。

モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。



モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル


モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。

オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。

モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。

この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。

つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。

オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。

オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。

その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。

料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。

これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。


パトリシアさん_convert_20130222094359


数量・期間限定のモリドル初搾りエクストラバージンオリーブオイル

是非皆さんもお試しください。

詳細・ご購入はこちらから
↓ ↓ ↓
モリドル 初摘み・初搾りオリーブオイル
http://www.toushitsuseigen.com/shop/etc_oliveoil.html




糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
朝日カルチャー湘南、10月31日 「糖質制限食による糖尿病の解決」講演
おはようございます。

この1~2年、テレビ・新聞・雑誌などのマスコミが、こぞって糖質制限食を取り上げ、世間一般の認知度は格段に上がりました。

特に、2012年は、糖質制限食普及において、飛躍の年となりました。

2012年1月15日、京都国際会館で開催された、第15回日本病態栄養学会年次学術集会において、「糖尿病治療に糖質制限食は是か?非か?」というディベートセッションが行われ、私は是側の演者として講演しました。

通常は3000人規模の学会に4000人の医師・栄養士が参加し、大きな反響を巻き起こしました。

このことは糖質制限食が医学界の表舞台に初登場したという意味で、大きな一歩といえます。

私のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」のアクセス件数もこの日を境に1000件以上増えて、現在1日に15000件のアクセスがある人気ブログとなりました。

このセッション以降、日本全国の医師会や病院から講演依頼が相次ぐようになり、医学界にも爆発的に糖質制限食が広がり始めています。

今回、久しぶりに、関東圏での一般講演です。

朝日カルチャーセンター 湘南教室にて、

2012年10月31日(水)13:30-15:30 まで、「糖質制限食による糖尿病の解決」と題して、一般向けの講座を担当します。

現在、約90名の予約があり、講座の教室を120名収容のものに変更していただきました。

できるだけわかりやすいお話しを心がけます。

あと20~30人の余裕があります。

神奈川、東京、関東の糖尿人の方々、是非ご参加くださいね。


江部康二



以下朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから転載です。

☆☆☆
糖質制限食による糖尿病の解決

講師名 高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
「糖質を制限すれば、即座に食後高血糖は改善する。」 糖質制限食の理論と実践法を、自らも実践しながら、精力的に研究を深めている講師が、成功例を交えわかりやすく解説します。

糖質、脂質、タンパク質のうち血糖値を上昇させるのは糖質だけ。糖質制限食による入院や外来治療は、画期的な治療効果をあげています。米国の糖尿病学会もその有効性を認めており、日本糖尿病学会も5月、糖質制限食を治療法の1つとして認めました。

糖質制限食は面倒なカロリー計算もなく、美味しく楽しく無理なく続けることができるのも大切なポイントです。最近はレストランでも人気で食品業界にも注目されています。糖尿病はもちろん、ダイエットやメタボリックシンドローム解消にも絶大な効果があるといわれています。
 
*ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」は毎日15000件のアクセスがあります。糖質制限食を初めて紹介した『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(東洋経済新報社)は、ベストセラーとなり、芥川賞作家・宮本輝氏との対談本『我ら糖尿人元気なのには理由がある。』(東洋経済新報社)は全国で反響を巻き起こしました。


日時 2012年 10/31 水曜  13:30-15:30
受講料(税込み) 会員 2,940円  一般 3,570円

問い合わせ 0466-24-2255 朝日カルチャーセンター湘南教室



講師紹介
江部 康二(エベ コウジ)
1950年生まれ。 1974年京都大学医学部卒業。
1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科) にて
呼吸器科を学ぶ。
1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
2000年理事長就任。
2001年から糖質制限食に取り組む。

内科医/漢方医/(財)高雄病院理事長/NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン理事長
2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。

著書
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
作家宮本輝氏との対談、『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『高雄病院の「糖質制限」給食』2012年(講談社)など多数。

ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記http://koujiebe.blog95.fc2.com/ は、日に15000件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する情報の発信に、日々尽力している。



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
LDLコレステロール/HDLコレステロール  LH比
こんにちは。

LDLコレステロール/HDLコレステロール(LDLコレステロール÷HDLコレステロール) 

LH比が、注目を浴びているようです。

糖質制限食実践で、HDLコレステロ-ルが増加するので、LH比は低下することが多く、大変好ましい変化です。

例えば、

DIRECT (*)後の4年間のフォローアップ研究報告
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1204792

では、LH比を指標の一つに取り上げていて、糖質制限食だけが、LH比を優位に改善しました。

LH比は、動脈硬化予防には、2.0以下が望ましく、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防には1.5以下が望ましいと、されています。

LH比が注目されてきたのは、LDLコレステロールとHDLコレステロールが共に基準値内なのに、虚血性心疾患のため冠動脈バイパス手術が必要な症例があり、その場合、LH比の平均が2.98でした。

さらに動脈硬化が重症の場合、LH比は3.0を超えていました。(**)

単純に、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値をみるのではなく、LH比も考慮することが必要ですね。

ちなみに、私のLDLコレステロール値:131mg、HDLコレステロール値107mgですのでLH比は1.22です。

LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す可能性があるようですので、ますます、糖質制限食の出番ですね。(^^)


江部康二

(*)
ニューイングランド・ジャーナルに掲載された有名な論文。2008年。
低脂肪食、地中海食、低炭水化物食の3群で322名を比較検討

低炭水化物食群において、
HbA1cが有意に改善
体重は最も減少
HDLコレステロールは最も増加
総コレステロール/HDLコレステロール比も改善
中性脂肪も低脂肪食群に比し有意に改善

Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)



以下、週刊ダイヤモンドのウェブサイトから転載
(**)
http://diamond.jp/articles/-/11117

第31回】 2011年2月14日
井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-

LDLよりHDLに注目!!
動脈硬化性疾患の予防とLH比
監修 秦 光賢
(日本大学医学部附属板橋病院心臓血管・呼吸器・総合外科講師、心臓外科科長)

急性心筋梗塞で病院搬送、緊急手術を受けたAさん、49歳。

健康診断で血圧は若干高いが、脂質は「正常」と言われたばかりだった──。

最近、LDLコレステロール(LDL‐c)の基準値をめぐる議論喧しいが、じつは議論の方向が偏っている。最新の研究で心筋梗塞などの動脈硬化性疾患は、高LDL‐c値だけではなく、LDL‐c値とHDLコレステロール(HDL‐c)値のバランス異常が主な原因だとわかっているからだ。

脂質バランスの指標は、LDL‐c÷HDL‐c=「LH比」。

動脈硬化性疾患を防ぐには、LH比2.0以下、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防にはLH比1.5以下が望ましい。

実際、2004年1月から08年12月に日本大学板橋病院の心臓外科で、冠動脈バイパス手術を受けた重症患者(245例)の平均LDL‐cは119.2mg/dL、HDL‐cは43.2mg/dLと、どちらも基準内だった。ところがLH比の平均は2.98。さらに、「コテコテの動脈硬化のため全身の血管がボロボロの患者」は、LDL‐cが正常でもHDL‐cが低く、LH比が3.0を上回っていたのである。また全身の動脈硬化の状態を反映する頸動脈の血管壁の性状が、動脈硬化で分厚くコブ状になっていた人も、LH比2.0以上の患者ではるかに多かった。


そもそもHDL‐cは、血管壁にたまったコレステロールをキレイにさらってくれるお掃除屋さん。この「掃除力」が悪玉LDL‐cの「ゴミため力」を上回り、LH比が2.0から、限りなく1.0に近づくほど脂質異常症から動脈硬化、そして突然死の流れを阻止できる。たとえ、LDL‐cが基準値を上回る160mg/dLでもHDL‐cが80mg/dL以上なら、あわてずに生活習慣の改善を図り、LDL‐cを基準値内にすればLH比2.0以下を達成できるのだ。

その点で今、注目されているのが動脈硬化進展阻止・退縮治療。LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す方法だ。

基本は運動療法と薬物治療。HDL‐cは運動療法によく反応し、朝夕2回、30分程度のパワー・ウオーキングを数ヵ月続けるだけで数値が劇的に改善される。必要に応じ、脂質バランスを改善する治療薬が処方されることもある。一見、これまでの脂質治療と変わらないようだが、主役はあくまでHDL‐c。健康診断ではHDL‐cとLH比に注目してみよう。


長野県阿智村・糖質制限食講演会・ご報告
こんにちは

長野県阿智村、コミュニティー会館二階にて、一般向け糖質制限食の講演を行いました。

10月20日(土)21日(日)の2日間で、150名あまりの参加者があり盛況でした。

20日は糖尿病・メタボを中心に、21日は生活習慣病予防のお話しを中心に講演しました。

伊那から参加された女性は、1年間で約20kgの減量に成功されて、服が17号から9号になったそうです。(⌒o⌒)v

148cm 68kg BMI31 から出発して、現在48kg~50kg BMI21.9~22.8 です。

最初は半信半疑だったご主人も、結局糖質制限食で17kg減量されたそうです。

糖質制限食で減量されたので、お肌も艶々でバストもしっかりキープ、理想的な体型です。

20日夜の打ち上げでは、地元の山菜やキノコをご馳走になり、焼酎もよばれました。

阿智村、コミュニティー会館のスタッフの皆さん、
ありがとうございました。m(_ _)m


21日の講演会終了後、シュクリーベチョコの高森社長の車で、一路名古屋に向かう予定でしたが、高森社長が京都に行きたくなったということで急遽、京都へ。

途中から糖質制限ドットコムの新井さんの運転で、阿智村から京都まで帰りました。

高森社長、実はハルディンの生麺を食べたかったみたいで、

「この生麺なら、名古屋名物味噌煮込みうどんがいける!」

とえらくご執心でした。

子牛肉のゴルゴンゾーラソース、ぐじの香草焼き、牛テール赤ワイン煮込み、ピザと手打ち生パスタを、3人で美味しく楽しくいただき、糖質制限な夕食を満喫しました。

夜は本の校正をしなくてはならなかったので、飲み物はオールフリーとしました。

ハルディンの宮本シェフ、ご馳走様でした。ありがとうございました。

そうそう、宮本シェフも、糖質制限食で12kgの減量に成功されましたよ。

ブログ読者の皆さんも、京都にお越しの節は、カフェ・ハルディンの糖質制限料理をお試しあれ。

☆☆☆

カフェ・ハルディン
営業時間 11amから9pm(L.O.8:30pm)
定休日  火曜日(祝日の場合は、翌日休)、
第三月曜日 (祝日の場合は、翌水曜日休)
電話:075-464-8850

江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】など
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。

私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。

糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。


なお、糖質制限食が世の中・医学界にかなり浸透してきたことは間違いありません。

2012年1月15日(日)、第15回日本病態栄養学会年次学術集会が国立京都国際会館で開催され「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われました。

700人の会場に1200人が集まる大盛況でした。

医学界にも確実に糖質制限食が広がっています。

ブログ読者の皆さんには、これまでと同様応援のほどよろしくお願い申しあげます。m(_ _)mV




【糖質制限食を実践される時のご注意】


本にも書いてありますが、 糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。

一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、自力で 糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

血液検査で血清クレアチニン値が高値で腎障害がある場合と、活動性の膵炎がある場合、肝硬変の場合は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高タンパク・高脂肪食になるので、腎不全と活動性膵炎には適応とならないのです。

肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

また長鎖脂肪酸代謝異常症(日本で毎年10-50人の新患が発生)の場合も
脂肪の利用・代謝が上手くいかないので糖質制限食の適応となりません。

なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


<参考図書>

理論
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」2005年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」2008年
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」2009年
「やせる食べ方」2010年
「うちの母は糖尿人」2010年 監修:江部康二 著:伊藤きのと
(東洋経済新報社)
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」2010年(ナツメ社)
腹いっぱい食べて楽々痩せる『満腹ダイエット』 (ソフトバンク新書) 2011年
「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)2011年
「食品別糖質量ハンドブック」洋泉社 江部康二 監修 2012年

レシピ
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」2006年
「糖質制限食 春のレシピ」2007年
「糖質制限食 夏のレシピ」2007年
「糖質制限食 秋のレシピ」2008年
「糖質制限食 冬のレシピ」2008年
「血糖値を上げない! 健康おつまみ109 」2010年
「やせる食べかたレシピ集」2010年
「主食を抜けば糖尿は良くなる!レシピ集」2011年
(東洋経済新報社)

「糖質オフ」ごちそうごはん
(アスペクト)2009年

dancyu プレジデントムック 「満腹ダイエット 」(プレジデント社)2009年
dancyu プレジデントムック 「酒飲みダイエット 」(プレジデント社)2010年
dancyu プレジデントムック 「美食家ダイエット 」(プレジデント社)2011年
dancyu プレジデントムック 「スイーツダイエット」 (プレジデン社)2012年

糖質オフダイエット (レタスクラブ、角川マーケティング)2011年
誰もがストレスなくやせられる! 糖質制限ダイエット(講談社)2011年
糖尿病・肥満を克服する高雄病院の「糖質制限」給食(講談社)2012年

DVD「糖質制限食を語る」http://www.yaserutabekata.com/shop/dvd.php 2011年
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
「食品別糖質量ハンドブック」洋泉社 江部康二 監修、刊行
おはようございます。

「食品別糖質量ハンドブック」洋泉社 江部康二 監修 
2012年10月25日刊行です。

http://www.amazon.co.jp/%E9%A3%9F%E5%93%81%E5%88%A5%E7%B3%96%E8%B3%AA%E9%87%8F%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E6%B1%9F%E9%83%A8-%E5%BA%B7%E4%BA%8C/dp/4800300223/ref=pd_sim_b_3

この本、¥840- と手軽な価格でよくまとまっています。


じっくり時間をかけて作っていただいたので、とても使いやすい完成度の高いハンドブックとなりました。

写真も鮮明で、糖質量の文字も大きくて、わかりやすいです。

洋泉社さん、ありがとうございます。 m(_ _)m


まだ発売前で、予約受付中の段階で、アマゾン総合ランキング20位前後と、とても好調な出足です。

http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/ref=pd_dp_ts_b_1


ブログ読者の皆さん、是非、お手元に一冊どうぞ。


江部康二



☆☆☆
以下
「食品別糖質量ハンドブック」のはじめにです。

はじめに

2005年に「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)を、日本で初めて「糖質制限食」の理論的な本として上梓しました。その後、理論面の本やレシピ本などを各社から多数出版してきました。この間、糖質制限食を日本に広める役目を確実に果たしてきたかなと自負しています。特にこの1~2年、テレビ・新聞・雑誌などのマスコミが、こぞって糖質制限食を取り上げ、世間一般の認知度は格段に上がったと思います。2012年1月15日、京都国際会館で開催された第15回日本病態栄養学会年次学術集会において「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われ、私は是側の演者として講演しました。通常は3000人規模の学会に4000人の医師・栄養士が参加し大きな反響を巻き起こしました。このことは糖質制限食が医学界の表舞台に初登場したという意味で、大きな一歩といえます。私のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」のアクセス件数もこの日を境に1000件以上増えて、現在1日に15000件のアクセスがある人気ブログとなりました。さらにこのセッション以降、日本全国の医師会や病院から講演依頼があり、2012年はすでに12回の医師・医療関係者向け糖質制限食講演会を行いました。医学界にも爆発的に糖質制限食が広がり始めていて、嬉しい限りです。このような状況の中で、糖質制限食を推進しておられる医師や栄養士から、食品や料理の糖質のグラム数がわかり、持ち運びもできるようなハンドブックを是非出版して欲しいとの声が多く聞かれるようになりました。確かにそのようなハンドブックがあればとても便利です。本書は、身近な食品や料理の糖質量・たんぱく質量・カロリーなどが、写真入りでひとめでわかるように工夫されています。糖質制限食を指導する立場の医師・栄養士はもちろん、糖質制限食実践中の患者さんにも強い味方となってくれると思います。是非ご一読いただければ幸いです。

2012年10月
高雄病院理事長
江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
長野県阿智村・糖質制限食講演会・10月20日、21日
こんにちは

長野県阿智村にて、一般向け糖質制限食の講演を行います。

去年は、飯田市で糖質制限食の講演(2011年4月17日)を行いましたので、1年ぶりの信州講演です。

講演内容は、毎回少しずつ進化して、最新の情報を盛り込んだものとなっています。

わかりやすいお話しを目指しますので、信州の皆さん、是非おこし下さいね。


2012年10月20日(土)午後6:30~8:00
  『糖尿病・メタボ克服!』 -糖質制限食-
  熟年層向けの内容です。

2012年10月21日(日)午前10:00~11:30
  『糖尿病・メタボ克服&若い主婦の皆さんへ』 -糖質制限食-

入場料:無料
会場:長野県阿智村コミュニティー会館二階
住所:長野県下伊那郡阿智村駒場483
電話:0265-43-2220
交通案内:JR飯田駅から車で30分、中央自動車道飯田ICから車で20分
駐車場:50台



10月20日(土)は、江部診療所の外来診療が終了してから阿智村に向かいます。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
テレビ朝日、スーパーJチャンネル、2012.10.19、糖質制限食特集。
おはようございます。

テレビ朝日、スーパーJチャンネル、本日(2012.10.19)夕方、放送において、糖質制限食の特集があります。
16:53~19:00のどこかで放映されます。

私と高雄病院も取材されましたので、少し出ると思います。

時間がある方は、ご覧頂けば幸いです。

関東では放送されますが、関西では放送されないようです。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
母乳と糖質、脂質
こんにちは。

母乳について、ミクママ さんから、コメント質問をいただきました。

【12/10/17 ミクママ

人の乳

いつも興味深く拝読しています。

人の乳の糖質は7.2gと、結構多いと思うのですが、これはどうお考えになりますか?

例えば、700万年前、ヒトの主食は骨(骨髄)だったとしても、赤ちゃんは乳を飲んでいたでしょうから、その期間だけは結構糖質を摂ってもよい、ということでしょうか? 】

ミクママ さん。

五訂日本食品標準成分表を見てみました。

人乳は100gで、65kcal、糖質が7.3くらい、脂質が3.5gくらいです。

糖質が総カロリーの44.9%
脂質が総カロリーの48.46%

です。

すなわち、糖質もそこそこ含まれていますが、かなりの高脂質食でもありますね。

母乳が高脂質食なので、母乳育児中の乳児の血中ケトン体値は、成人基準値よりはかなり高値となります。

一方、ご指摘のように糖質も、日本糖尿病学会推奨の50~60%には及ばないものの、そこそこの含有量です。

ヒトが吸収できる単糖には、ブドウ糖、果糖、ガラクトースがあります。

人乳あるいは哺乳類のお乳に、乳糖が含まれていることの意味は何か考えてみました。

乳糖は「ガラクトース+ブドウ糖」で構成されています。

エネルギー補給だけならブドウ糖だけでもいいようなものなのに、ガラクトースが必要なのには、理由があるようです。

乳糖が母乳の糖質の 80% 以上で、全エネルギーの 約38%を占めます。

乳糖以外には微量のグルコース、ガラクトース、種々のオリゴ糖などを含有しています。

獣医さんのサイトで以前みたのですが、乳糖(ガラクトース+ブドウ糖)の中のガラクトースが、免疫物質を
母乳から乳児に移行させるのに有用とされていますので、その分でしょうかね。

また、ガラクトースが急速に発達する乳児の中枢神経系の完成に必要という説もあります。

ガラクトースの役割、まだまだ仮説段階と思いますのでより詳しい検討が必要です。

医学書にはあまり記述がないのでガラクトースに関して、獣医さんで、ご存知のかたがおられたら、是非ご教示ください。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食と体重減少、過敏性腸症候群が改善。
こんにちは。

各駅停車解放症候群さんから、過敏性腸症候群改善という嬉しいコメントと、糖質制限食と体重減少の不思議について、質問をいただきました。

【12/10/16 各駅停車解放症候群
スーパーホメオスタシス?

つい先ほど先生がテレビにご出演されていました(関東地区)。先日アンチ糖質制限の記事を掲載した日経新聞系列のテレビ局(テレ東)ではありますが、この重要な時間帯(22~23時)にフラットな放送をしてくれたと思います。

私自身は、今年の6月頃から糖質制限を始めたことで、体重がひと月半で10キロ減少したほか、下痢気味で各駅停車症候群だった状態から解放され、口腔環境(歯垢・歯石等)も良くなりました(加えて、正常値のなかでの変動ですが、血圧も低下しました)。特に各駅停車症候群は毎日の通勤の不安のたねでしたので、精神的にも改善されたことになります。感謝感謝です。

ただ、糖質制限について、勉強してもなお不可思議なことがひとつあります。

私の場合、糖質制限の結果、身長179cm・体重67kgあたりに落ち着きました。(先生ご指摘に通り)そこからは体重はあまり増減せず、均衡しています。どんなに脂肪をたくさん摂取しても体重は増えません。主食を摂らない分、豚肉てんこもり、チーズてんこもり、アーモンドてんこもりの毎日ですが、太らない、、これが不思議なのです。

糖新生で単純な糖分摂取のケースよりもカロリーをより消費するのはわかりますし、糖質制限当初は体からケトン体(カロリー)がでていくのも実感しました(妻に何か臭いと指摘されました)が、それでもなお、帳尻が合わない気がしています。とても太っている人が糖質制限で急激にやせるのも同様の理由だと思うのですが、糖質制限により体重についてのホメオスタシスが著しく向上する気がするのです。ただ、そのメカニズムが(糖新生や常時脂肪燃焼、ケトン体放出等だけでは)いまいち納得できません。

私のてんこもり脂肪は、消化器で吸収されていないのか、吸収されてもその後に排出されているのか、あるいはどこかで大量に消費されているのか。。とても太っている人が糖質制限で急激にやせることを考えると、常時脂肪燃焼によるカロリー大量消費が正解のような気がするのですが、これはつまり私のように大量に脂肪を投入しても、どんどんどんどん燃えるということなのでしょうか。。。すなわち、糖質制限によって、(ある限度内であれば)摂取カロリーに比例して消費カロリーもどんどん増える?のでしょうか。さすがにこれは、素朴な生理学の考え方と整合的ではないと感じますし、先生の仰っていること(糖質制限でも太るケース)ともあまり整合的ではないと考えています。

先生はお忙しいと思いますので、つぶやき半分でもありますが、、先生以外の読者の方でもご見識がある方がいらっしゃいましたら、ご教授いただければ、幸甚です。】


各駅停車解放症候群さん。

体重減少、過敏性腸症候群・口腔環境・血圧改善、良かったですね。

さて、ご質問の体重減少に関する考察です。


◆<摂取エネルギーと消費エネルギー>

①単純には摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば太り、下回ればやせる。

②通常のカロリー制限食(高糖質食)なら、消費エネルギー=「基礎代謝+運動エネルギー+特異動的作用(SDA)」

③糖質制限食なら、消費エネルギーは、

「常に体脂肪が燃えている」→基礎代謝の増加?
「肝臓の糖新生でエネルギーを消費」→基礎代謝の増加
「高蛋白食による特異動的作用(SDA)の亢進」
「尿・呼気中ケトン体でエネルギーを消失」→これは極少ない

の3つが、②に追加される。

ということが、生理学的事実です。

糖質制限食による体重減少効果ですが、5つの利点があります。

◆<糖質制限食による体重減少効果>
①インスリン(肥満ホルモン)が基礎分泌以外ほとんど出ない。
②食事中も含めて常に体脂肪が燃えている。
③食事中も含めて常に肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食より特異動的作用(SDA)が亢進する。
⑤ケトン体がエネルギーを持ったまま尿中や呼気中に排泄される。→ごく少量

高蛋白食は、摂食時の特異動的作用(SDA)が通常食に比べて増加します。

SDAによる消費エネルギーは、実質吸収エネルギーの、糖質では6%、脂質では4%、タンパク質で30%です。

特異動的作用(SDA)を、もっと簡単に説明すると、食事において
100キロカロリーの糖質を摂取した時は、6キロカロリーが、
100キロカロリーの脂質を摂取した時は、4キロカロリーが、
100キロカロリーのタンパク質を摂取した時は、30キロカロリーが
熱に変わり、消費エネルギーとしてカウントされるということです。


◆<糖質を摂取した場合>
A)血糖値が上昇してインスリン(肥満ホルモン)がたっぷり分泌される。
B)体脂肪は燃えなくなり、血糖値が中性脂肪に変わり蓄積される。
C)肝臓の糖新生はストップする。
D)高タンパク食よる亢進した特異動的作用(SDA)はなくなる。
E)ケトン体は尿中や呼気中に排泄されなくなる。

①②③④⑤とA)B)C)D)E)両者を比べてみれば、高糖質食より糖質制限食の方が、体重減少効果が高いことが一目でわかると思います。

たとえ低脂質食でカロリー制限していても、糖質を摂れば体重減少への利点がすべて消えてしまうわけです。

これは食べ物に含まれるカロリーとは無関係の生理学的な特質であり、あくまで糖質を摂るかどうかがカギとなります。

身長179cmの男性として、普通に糖質を食べている中高年で、普通のデスクワーク(肉体労働ではない)なら、基礎代謝は、1500~1600kcal/日くらいです。

各駅停車解放症候群さんは、スーパー糖質制限食実践中ですので、基礎代謝が1500~1600kcal/日よりは多いと考えられます。

また特異動的作用(SDA)も日常の食生活で常に多いと思います。

従いまして、糖質ありの時より、糖質制限なら少々カロリーを多く摂取しても、基礎代謝と特異動的作用(SDA)亢進の分で、カバーできると思います。

しかし当然のことながら、純粋理論的に、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば太り、下回ればやせます。

身長179cmの男性として、普通に糖質を食べている中高年で、普通のデスクワーク(肉体労働ではない)なら、標準的な必要摂取カロリーは、2600kcal/日くらいです。

従いまして、普通に糖質ありなら、2600kcal/日以上摂取すれば、体重は増加します。

一方スーパー糖質制限食でも、体重減少しない数%に大食漢タイプがおられます。

身長179cmでも、3000kcal/日とか、大食して摂取すれば、いくらスーパー糖質制限食でも体重増加すると思います。



江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
GI値と糖質制限食、北九州糖質セイゲニスト三島さんのコメント
こんにちは。

北九州糖質セイゲニスト三島さんから、GI値と糖質制限食について、コメントを頂きました。

三島さん、ありがとうございます。

三島さんは、糖尿人でコントロールいまいちの段階で”スーパー糖質制限食”を開始されて、速やかに血糖値が改善。

そのまま17ヶ月続けられ、今や完全に正常人です。

HbA1c:5.1% は、私(5.6%、NGSP値)をはるかに凌駕しておられ素晴らしいデータですね。

糖質セイゲニストの良き先達、三島さんの食生活、とても参考になりますので、記事にさせて貰いました。


洋泉社「食品別糖質量ハンドブック」 江部康二 監修 2012年10月25日刊行

のご予約、ありがとうございます。

http://www.amazon.co.jp/%E9%A3%9F%E5%93%81%E5%88%A5%E7%B3%96%E8%B3%AA%E9%87%8F%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E6%B1%9F%E9%83%A8-%E5%BA%B7%E4%BA%8C/dp/4800300223/ref=pd_sim_b_3

この本、¥840- と手軽な価格でよくまとまっています。

じっくり時間をかけて作っていただいたので、とても使いやすい完成度の高いハンドブックとなりました。

洋泉社さん、ありがとうございます。 m(_ _)m

ブログ読者の皆さん、是非、お手元に一冊どうぞ。


江部康二


【12/10/16 北九州 三島
GI値
自分の糖尿病を、カロリー制限派の糖尿病専門医に任せて1年、これはマズイと直感し、いろいろ調べて、江部先生にたどり着き、<糖質を取らなければ健康人>として、”スーパー糖質制限食”を17カ月続け、備忘録がわりに、ブログにアップしたレシピも、昨日、<365+α>になりました。

その間、類書を片っぱしから読み漁りました。最近、たくさん増えたので読むのも一仕事ですが(汗;)。それにしても、江部先生の糖質制限食が、最もわかりやすく、簡単で、<美味しく、楽しく>なので、とても助かっています。

GIも、当然、研究しましたが、先生がおっしゃる通り、糖質制限食にとって、あまり意味のない情報で、日常、まったく意識することなく、ひたすら、
  蒸留酒、糖質オフビール、
  お肉1:お魚1、
  大豆製品、乳製品、海藻類、ナッツ類を一日のうちに必ず摂るようにして、
  野菜も、一週間のうちに、牛蒡、玉ねぎ、人参、トマト、カボチャなどの△食材は、
  食物繊維、微量元素、ビタミンを摂るために適量、
  果物も、ちょっぴり。
  サプリは無しで、
HbA1c5.1、食後2時間血糖値120前後で、推移しています。

体重、身長、仕事量から、各人のカロリー目標を決め、 朝、昼、晩、間食、お酒のおつまみ…、を、考え、 一回の食事の糖質(炭水化物-食物繊維)を「グリコの栄養成分」でチェック☑、

1週間もすれば、<摂りすぎ・摂り足りていない>など、 好みと生活スタイルで、自分の食事パターンが見えてくるはずです。

お買い物も、あらかじめ決めておいた買い物票を持って行くので、 買い忘れや、衝動買いもないし、スピーディーに済ますことができます。

もちろん、旬の食材も考慮しますが、 缶詰や冷凍食品そのものが旬のものが多いので、活用しています。

桐山秀樹氏の話によると、 ジャンクフードの沖縄は26位に陥落、 タケノコ、サバの水煮、卵入り味噌汁とデザートのりんご、ウオーキングはだらだら坂の 長野県が、いまや長寿のスポットだそうです。

ちなみに、私は、61歳男子、自分で食事を作ります。

とはいっても、ほぼ毎日、15分レンジクッキングですが・・・。


PS 洋泉社「食品別糖質量ハンドブック」(2012.10.25)発刊おめでとうございます。
アマゾンで予約したので、到着が楽しみです。】


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食と低GI食の違い、2012年
こんばんは。

違いさんから、糖質制限食と低GI食の違いについて、コメント・質問をいただきました。


【12/10/15 違い
江部先生、教えていただけないでしょうか。
①糖質制限食と低GI食は、食後血糖を上げないという点は同じですか②?この2つの大きな違いはなにでしょうか?③糖質を制限した食事を食べるとなると自然に野菜の量が増えますか?】



まず、GIは正常人ではあるていど参考になりますが、糖尿人では、あまり参考になりません。

糖尿人では、GIよりも食品に含まれる糖質のグラム数が大事です。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させ、1型糖尿人の血糖値を5mg上昇させます。

従いまして、たとえ低GIの食品でも、糖質が主成分の食品(穀物など)を普通に一人前摂取すれば、糖質は50g~60gは含まれているので、糖尿人では食後血糖値は200mgを超えてきます。

糖質制限食では、1回の食事の糖質摂取量を、10~20g以下にするので、食後血糖値の上昇は、かなり少なくなります。

糖質制限食では、肉・魚・大豆製品などがメインですが、糖質含有量の少ない葉野菜や海藻(昆布はNG)はOKなので、野菜摂取量はある程度増えると思います。

それから、GI値は研究者により、データにばらつきがありますが、豚肉や牛肉や魚のGI値は存在しません。

GI値は、糖質50gを含む食品を摂取して、基準となる食品(50gのブドウ糖)と食後の血糖値を比較して決定します。

例えば糖質50gを含む豚肉というと、5kg以上はあります。ヾ(゜▽゜)

これは摂取不可能です。

つまり、GI値というものは、あくまでも糖質が主成分の食物を対象にしたものであり、脂質やタンパク質が主成分の食品は、対象外で計算不能です。

従って、牛肉や豚肉や魚などのGI値は、ないと思っていただいて結構です。

http://www.mendosa.com/gi.htm

このサイトは、David Mendosaという、「ミスターGI」とも呼べるマニアックなおじさんが運営していて、およそGIのことならなんでも載っています。

英文ですが、お暇なときに覗いてみてください。

このサイトの、四角で囲んである Advanced Glycemic Load Data の箇所の最後の行の

http://www.mendosa.com/GI_GL_Carb_data.xls. 

をクリックすると、グリセミック インデックスの 場所に飛びます。


江部康二


☆☆☆

<グリセミック・インデックス:glycemic index:GI:血糖指数>

GIは血糖上昇反応度とも言われています。

一時流行した低インスリンダイエットの本などにGIのことも載っていたので、聞いたことのある方、またご存知の方もおられるでしょう。

GIというのは、糖質50gを含む食品を摂取した後の血糖値の上昇カーブを2時間追って、 基準となる食品(ブドウ糖50g)を摂取した後の血糖値の上昇カーブの面積と比較し、パーセントで表した数値のことです。


GIの算出方法
 
     糖質50gを含有する食品摂取後
      2時間までの血糖曲線下面積
GI=─────────────────────── ×100
    糖質50gを含有する基準食(ブドウ糖)
    摂取後2時間までの血糖曲線下面積


何やよくわかりませんよね。

グラフにするともう少しわかりやすいのですが、実は私パソコン苦手なもので、写真や絵を貼り付ける技が・・・

すいません。 (*- -)(*_ _)

拒否反応を起こしかけている皆さんのために簡潔に言うと、GIの数値が高ければ血糖値を急激に上昇させやすい食品であり、GIの数値が低ければ血糖値を急激には上昇させにくい食品であるということです。

GIが高い食品ほど血糖が急激に上昇し、ブドウ糖スパイクを生じます。

実際、50gの糖質を含む玄米と、50gの糖質を含む白米を摂取しても、血糖値の上がり方はそれぞれ異なります。

GIの数値は、70以上は高い、56~69が中等度、GI55以下は低い、と評価されています。

ちなみに玄米のGIは50~60くらいで、白米は70です。

その他、ブドウ糖や白パンのGIは100、豆類は30、乳製品は35くらいです。

糖尿病でない人は、玄米などGIの低いものを主食としていれば、ブドウ糖スパイクは小さく、代謝が安定するというわけです。

しかし、GIに関して一般に言われてる数値は正常人のもので、糖尿人にはあてはまりません。

糖尿病の人は玄米などGIの低いものを食べたとしても、普通に一人前摂取すれば、200mg/dl以上のブドウ糖スパイクを起こしてしまうことを、私達は高雄病院の300人以上のデータで確認しています。

一方糖尿人おいても、GIの高い白米の方が、玄米より血糖値をさらに上昇させやすいということはあります。

しかし、白米一人前で食後血糖値260mgが、玄米一人前なら240mgくらいの差なので臨床的には意味は少ないのです。

また、現在のGIの数値は主に欧米人のデータで、日本人のものではありませんので、日本人のGIを調べようという動きもあります。

もともとジェンキンスが62品目の数字を出し、現在International table of GIというアメリカ栄養学会の出したリストで、600種類の食品に関するデータが出ています。

50gのブドウ糖を基準にしたものと、白パン50gを基準にしたものでは、おなじ食品でもGIが異なります。

それからライスとバターライスを比べたら、バターライスのほうがGIが低いというように、食品の組み合わせでも違いが生じます。

GIというのは、糖質を含む食品、例えばニンジンならニンジンだけを単品で食べてみて計測した数値です。

実際の食事では何種類か一緒に食品を食べますから、GIはあくまでも実験室的なデータですね。

このように見てくるとGIは正常人ではある程度参考にはなりますが、確定的なものではありません。

まして、糖尿人においてはGIはあてにならず、糖質のグラム数の計算のほうが重要です。

そこで糖質制限食の出番となるわけです。

糖質制限食ならば、糖尿人においても血糖値の上下動は極めて少なくなり、薬に頼ることなく良好なコントロールが期待できます。



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
第21回徳島NST(栄養サポートチーム)研究会のご報告
こんばんは。

2012年10月13日(土)徳島大学長井記念ホールで開催された、第21回徳島NST(栄養サポートチーム)研究会で、「糖尿病治療における糖質制限食の有効性・安全性」と題して、16:20~17:40まで、お話しました。

そのあと、約25分間、熱心な質疑応答がありました。

200人を超える、医師、栄養士、薬剤師、看護師、言語聴覚士が参加され、熱気あふれる会となりました。

座長をつとめて頂きました、徳島市民病院 内科 診療部長 三浦眞司 先生

大変有意義な会にお招き頂き、ありがとうございました。 m(_ _)m

三浦先生の患者さんが、2011年3月、急に血糖コントロールがよくなり、びっくりされたそうです。

よく聞いてみると、その患者さんは、私の本を読まれて、高雄病院にも入院されたあと、糖質制限食を実践しておられたそうです。

三浦先生、はじめは、そんな極端な食事療法は大丈夫だろうか、思われたそうですが、1年半以上経過して、HbA1c(NGSP)は、2012年10月現在5.3%とコントロール優秀レベルで、体調良好だそうです。

その患者さんのことがきっかけで、私をお招きいただいたようで、とても嬉しいことです。

日本一の糖尿病県、徳島県が、第21回徳島NST(栄養サポートチーム)研究会を境として、一大変化を遂げるかもしれませんね。

NST研究会終了後、そのまま日本統合医療学会四国支部の大会に参加するため、JR徳島駅前のグランドパレスホテルに移動しました。

こちらの会も糖質制限食の発表で盛り上がりましたよ。

私はオブザーバー参加で、そのあと懇親会、二次会と楽しみました。

板東浩先生、坂東正章先生、中村巧先生、中屋豊先生、御川やすひと先生、本田壮一先生

すっかりご馳走になりありがとうございました。 m(_ _)m

13日は、JR徳島駅にあるホテルクレメント徳島に泊まりました。

翌14日、ホテルのバイキングをガッツリ食べて、高速バスで新神戸駅にでて、そこからは新幹線で京都です。

昼からはテニスにでかけて、さきほど帰宅して、ブログを書いています。

朝日スタイルフリー350ml缶を飲みましたので、今からは焼酎の水割りとします。



江部康二


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ジャンル:ヘルス・ダイエット
「DIRECT 後の4年間のフォローアップ」の結果
こんばんは。

あまないさんから、「DIRECT 後の4年間のフォローアップ」の結果掲載のサイトをコメントいただきました。

あまないさん、ありがとうございます。

【12/10/09 あまない
DIRECT 後の4年間のフォローアップの結果
あの、DIRECT 後の4年間のフォローアップの結果も見つかりました。
地中海および低炭水化物ダイエットに有利な、長期的に有効な結果が出ているようです。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1204792


イスラエルのIris Shai先生の論文
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)は、
信頼度の高いRCT研究論文です。(*)

DIRECTでは、

カロリー制限低脂肪食
カロリー制限地中海食
カロリー無制限糖質制限食

の3群のうち、糖質制限食群だけが、カロリー摂取量は一番多かったにも関わらず、HbA1cを有意に低下させました。

また糖質制限食が最も体重が減少し、HDLコレステロールは最も増加しました。

今回、2年間のDIRECT 終了後、4年間のフォローアップの結果が報告されました。

4年間のさらなるフォローアップで、

①体重減少に関して(各グループ間比較)
 1.low fat(脂肪制限)に比べてmediterranean (地中海)が大。
 2.low fat(脂肪制限)と low carbo(糖質制限)では差はなし
 3.mediterranean と low carboでは差はなし。

②体重減少に関して(Baselineからの減少幅)
 1.mediterraneanとlow carbo それぞれで有意差検出(Baselineからの減少)
 2.low fat ではBaseline からの減少はなし。

③LDL:HDL比に関して
 1.Baselineからの比較ではlow carboで有意に減少

介入試験開始から6年後、被験者の67%が、最初に割り当てられた食事を続けており、11%は他の方法に変え、22%は減量食をやめていました。

総じて、糖質制限食と地中海食は、4年間のフォローアップにおいても、低脂肪食に比べて好ましい結果といえます。

Iris Shai先生も、

「この2年間の介入研究は、特に地中海食および糖質制限食食を摂取していた被験者には、部分的な体重増加を伴うものの、介入後も長期に続く好ましい効果があった」

と結論しています。

一方、フォローアップの間、低脂肪食グループでは2.7kg、地中海食グループでは1.4kg、低炭水化物グループでは4.1kg、それぞれリバウンドしています。

6年間全体での総体重減少量は、低脂肪食グループでは0.6kg、地中海食では3.1kg、低炭水化物食では1.7kgでした。

「脂肪制限食」と「糖質制限食」の比較で、6年後、体重減少に有意差がなくなったことに関しては、DIRECTは糖質20g/日で開始して、3ヶ月目からは、120g/日摂取の糖質を摂取していることが関与している可能性があります。

江部康二を含め、スーパー糖質制限食(糖質40~60g/日)を続けている場合、ほぼ全ての人で、リバウンドはありません。例えば、江部康二は10年間、リバウンドなしです。

1日に120g、1回に40gの糖質を摂取した、開始3ヶ月以降のDIRECTでは、食後の高インスリン血症があるていど生じます。すなわち、肥満ホルモンがあるていど出てしまいます。

DIRECT終了の2年間までは、最初の3ヶ月の体重減少が大分リバウンドしたけれど、脂肪制限食との間に、有意差はまだありました。

しかし、さらに4年間フォローして合計6年間だと、元の体重に対しては有意差キープですが、脂肪制限食との比較で有意差がなくなってしまいました。

体重減少効果をしっかり維持するには、1回40gの糖質は多いかもしれないということになりますね。



江部康二



(*)<DIRECT の解説>
2012/02/23の本ブログ記事
「糖質制限食だけがHbA1cを改善、RCT研究論文の解説」
をご参照ください。
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
朝日カルチャー湘南、10月31日 「糖質制限食による糖尿病の解決」講演
こんばんは。

久しぶりに、関東圏での一般講演です。

朝日カルチャーセンター 湘南教室にて、

2012年10月31日(水)13:30-15:30 まで、「糖質制限食による糖尿病の解決」と題して、一般向けの講座を担当します。

2012年度は、糖質制限食の広がりにおいて、大きな飛躍の年となりました。

できるだけわかりやすいお話しを心がけます。

神奈川、東京の糖尿人の方々、是非ご参加くださいね。


江部康二



以下朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから転載です。

☆☆☆
糖質制限食による糖尿病の解決

講師名 高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
「糖質を制限すれば、即座に食後高血糖は改善する。」 糖質制限食の理論と実践法を、自らも実践しながら、精力的に研究を深めている講師が、成功例を交えわかりやすく解説します。

糖質、脂質、タンパク質のうち血糖値を上昇させるのは糖質だけ。糖質制限食による入院や外来治療は、画期的な治療効果をあげています。米国の糖尿病学会もその有効性を認めており、日本糖尿病学会も5月、糖質制限食を治療法の1つとして認めました。

糖質制限食は面倒なカロリー計算もなく、美味しく楽しく無理なく続けることができるのも大切なポイントです。最近はレストランでも人気で食品業界にも注目されています。糖尿病はもちろん、ダイエットやメタボリックシンドローム解消にも絶大な効果があるといわれています。
 
*ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」は毎日15000件のアクセスがあります。糖質制限食を初めて紹介した『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(東洋経済新報社)は、ベストセラーとなり、芥川賞作家・宮本輝氏との対談本『我ら糖尿人元気なのには理由がある。』(東洋経済新報社)は全国で反響を巻き起こしました。


日時 2012年 10/31 水曜  13:30-15:30
受講料(税込み) 会員 2,940円  一般 3,570円

問い合わせ 0466-24-2255 朝日カルチャーセンター湘南教室




講師紹介
江部 康二(エベ コウジ)
1950年生まれ。 1974年京都大学医学部卒業。
1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科) にて
呼吸器科を学ぶ。
1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
2000年理事長就任。
2001年から糖質制限食に取り組む。

内科医/漢方医/(財)高雄病院理事長/NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン理事長
2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。

著書
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
作家宮本輝氏との対談、『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『高雄病院の「糖質制限」給食』2012年(講談社)など多数。

ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記http://koujiebe.blog95.fc2.com/ は、日に15000件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する情報の発信に、日々尽力している。
テーマ:糖質制限食
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久山町研究 「米」の摂取量が少ないと、認知症リスク低下
こんにちは。

精神科医Aさんから、非常に興味深いコメント・情報を頂きました。

【12/10/09 精神科医師A

久山研究(認知症)

第22回日本疫学会学術総会2012年1月26〜28日
[久山町研究] 認知症リスクの低い食事パターン
www.epi-c.jp/entry/e800_0_jea2012.html#5th

…1回の食事において「大豆製品と豆腐」「緑黄色野菜」「淡色野菜」「藻類」「牛乳・乳製品」の摂取量が多く,「米」の摂取量が少ない食事パターンは,認知症発症のリスクを有意に低下させることが示されました】



精神科医師Aさん、
ありがとうございます。

1回の食事において「大豆製品と豆腐」「緑黄色野菜」「淡色野菜」「藻類」「牛乳・乳製品」の摂取量が多く,「米」の摂取量が少ない食事パターンは,認知症発症のリスクを有意に低下させることが示されました。

これは、九州大学としては、衝撃のデータでしょうね。

お米を減らして、乳製品(動物蛋白・動物脂肪)と大豆製品と豆腐、あと野菜と海藻です。

これって、ほとんど糖質制限食ではないですか!?

小澤 未央 先生

「よくぞ発表してくださいました。」

とエールを送りたいですね。

魚介類と肉の摂取量は、認知症とどう関連していたのかも知りたいですが、今回の発表には、何故か含まれていませんでした。

それにしても1988年以来、九州大学と中村学園大学の協力で、糖尿病発症予防を目的に、 少なくとも14年間、従来の糖尿病食(米飯を中心に糖質50~60%)を 徹底して指導された事実は、どのように受けとめておられるのでしょうか。

久山町研究責任者の清原教授にも是非、見解をお聞きしたいです。

そして糖尿病予防に関しても、大失敗に終わったことへの見解もお聞きしたいですね。

現実に久山町では、九州大学の予防努力にも関わらず糖尿病は激増し、アルツハイマー型痴呆も2005年の有病率は、1992年の約3倍です。


江部康二


第22回日本疫学会学術総会
2012年1月26日(木)〜28日(土)
東京で開催

[久山町研究] 認知症リスクの低い食事パターン

発表者: 九州大学・小澤 未央 氏 (1月27日(金),ポスター)
目的: 食事パターンと認知症発症リスクとの関連を検討。
コホート・手法:久山町研究の1988年健診に参加した60歳以上の1006人を17年間追跡。(久山町研究へ)

結果: これまでに認知症発症との関連が指摘されている7つの栄養素(飽和脂肪酸,一価不飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸,ビタミンC,カリウム,カルシウム,マグネシウム)を応答変数として縮小ランク回帰分析を行ったところ,「大豆製品と豆腐」「緑黄色野菜」「淡色野菜」「藻類」「牛乳・乳製品」の相対的な摂取量が多く,「米」の相対的な摂取量が少ないことに特徴づけられる食事パターンが導き出された。この食事パターンと認知症発症との関連を検討した結果,導き出された食事パターンのスコアが高い人ほど,全認知症,アルツハイマー病,および脳血管性認知症の発症リスクが有意に低くなった。

小澤未央氏のコメント

今回の検討では,1回の食事において「大豆製品と豆腐」「緑黄色野菜」「淡色野菜」「藻類」「牛乳・乳製品」の摂取量が多く,「米」の摂取量が少ない食事パターンは,認知症発症のリスクを有意に低下させることが示されました。本研究結果から,1回の食事において米の摂取量を減らした分,大豆,野菜,および乳製品で作られた食品を多く摂取する食事,つまり野菜類の摂取を心がけた食生活は,認知症の発症を予防する可能性があると考えられます。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。
こんにちは。

2012年05月28日 (月)の本ブログで

「1型糖尿病とタンパク質、血糖値を上げる?上げない?」

という記事を書きました。

正常人及び2型糖尿病患者では、

「糖質だけが血糖値を上昇させ、タンパク質・脂質は血糖値を上げない」

というのが、2004年以降の米国糖尿病学会(ADA)の見解です。

一方、1型糖尿病に関しては、脂質が血糖値を上昇させないことはまず問題ないと思いますが、タンパク質が上昇させるか否かが判然としません。

自らが1型糖尿病のバーンスタイン医師は、

「1型糖尿病では1gのタンパク質が約0.94mg血糖値を上昇させる」
→校正です。

という見解です。

私は現時点で、

「1型でも内因性インスリンがあるていど残っている場合は、タンパク質は血糖値をほとんど上げない。しかし、内因性インスリンがゼロの場合は、バーンスタイン医師が言うように、体重64kgとして0.94mg上昇させる。」

と考えています。

これは高雄病院に入院された30人の1型糖尿病患者さんを、糖質制限食で治療して得た見解です。

それでは、内因性インスリンがゼロの場合、何故、タンパク質が血糖値を上昇させるのでしょう?

アミノ酸の中で、ロイシン、アルギニン、リジンはインスリンを分泌させます。

そして、牛肉の成分にはロイシン、アルギニン、リジンが含まれています。

正常人が牛サーロインステーキを200g食べても血糖値は3mgも上昇しません。

それなのにインスリンだけが分泌されたら、低血糖になってしまいます。

低血糖にならないのは、同時にインスリン拮抗ホルモンのグルカゴン(血糖上昇作用あり)も分泌されて、
効果が相殺されるからです。

さて、本題です。

内因性インスリンがゼロの1型糖尿人の場合、牛肉などのタンパク質摂取で、含有されているロイシンなどのアミノ酸により、グルカゴンは分泌されますが、インスリンは出せません。

この一方的なグルカゴン分泌により、肝臓でグリコーゲン分解と糖新生が促進され、血糖値が上昇すると考えられます。


北の糖尿人さん(内因性インスリンほぼゼロ)のコメントにあるように、タンパク質メインで3~4時間後に、血糖値が上昇して、焼き肉(タンパク質+脂質)なら6時間くらいで血糖値上昇ですね。

このタイムラグは、胃→十二指腸→空腸・回腸 の消化吸収の流れによると思います。

タンパク質メインだと、胃の中に2~3時間とどまって、十二指腸に移行して膵液と胆汁が分泌され、空腸・回腸で消化吸収が行われ、血中に食事由来のアミノ酸が入ります。

そうすると、タンパク質摂取3~4時間後に北の糖尿人さんの血糖値が上昇したことと辻褄が合います。

また脂質とタンパク質を同時に摂取すると、胃→十二指腸→空腸・回腸の流れが、遅くなり、6時間後の血糖値上昇につながると考えられます。

このように、考えると、元々2型糖尿病であっても、内因性インスリンがゼロレベルになって、インスリン依存状態の糖尿人は、タンパク質で血糖値が上昇する可能性がありますね。


江部康二




【2012.5.24
北の糖尿人

江部先生お久しぶりです!!!

1型(自己インスリンはほぼゼロ)の北の糖尿人です。

コメントはしていませんでしたが、毎日ブログを見させて頂き、日々勉強させて頂いてました!!!

前回のコメントの通り1型だと判明してからも、糖質制限食を続け、a1cも4.6~4.9を維持しています!!!

久々の1型たんぱく質の題が出ましたので、気になってコメントさせて頂きました。

前回のコメント時からも自分でたんぱく質の血糖への影響を実験していました。

私は、たんぱく質は本当に血糖に影響がありました。

たんぱく質メインの食事なら3~4時間後に摂取1グラムに対し1mgほど上昇し、焼肉など脂質とからんだ食事だと平気で6時間ほど経ってから上昇し始めます。

糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます(泣))!!! 】



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食のまとめサイト・ざとさんのホームページ
こんにちは。

ざとさんから、ご自身のホームページの情報をコメントいただきました。

糖質制限食のまとめサイトになっていて、使いやすいレイアウトです。

糖質制限まとめサイト  ざとさんのホームページ
http://sites.google.com/site/tsmatome/


糖質制限食の基本的な情報は、ほぼ網羅しておられます。

ざとさん、ありがとうございます。

読者の皆さんも是非、ご利用いただけば幸いです。

ちょとした基本的な質問は、ざとさんのホームページに解答があると思います。

「ドクター江部の糖尿病徒然日記」は、お陰様で足かけ6年目となり、膨大な糖尿病関連情報データベースとなっています。

私自身が、自分のブログを検索するときは、グーグルを使って、
「糖新生 江部」
「暁現象 江部」
といったキーワードで目的の記事に辿り着きます。

FC2の検索機能は、いまいちで、グーグルのほうがはるかに優秀です。

ただ、キーワードを上手く入れないと、なかなか自分の書いた記事に辿り着くのも結構苦労することがあります。


江部康二



【12/10/08 ざと
Re: 投稿のマナーについて

長谷川様

横レスですみません。

一応初心者向けに糖質制限関係の質問を まとめておりますので、もし宜しければご利用下さい。

糖質制限まとめサイト公開中
http://sites.google.com/site/tsmatome/


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
透析中の糖尿人と糖質制限食、専門医のアドバイス追加
こんにちは。

透析専門医の松原先生から、さらに具体的なアドバイスを頂きました。

松原先生、ありがとうございます。

江部康二

【12/10/07 松原 博

透析中の糖尿人と糖質制限食

さっそくに掲載いただき恐縮です。

透析中の糖尿人の糖質制限食を下記のように判り易く勧めています。

ご飯150g位の代わりには、同じ位のリンの量で豚肉・牛肉などで40~50g位は食べられ、脂肪のより多いものを食べればカロリーも増やせます。

カロリーを足したい折などはリン、カリウムの全く心配のないオリーヴ油を摂るようにして下さい。

などとお勧めしています。

ただ、透析中の患者さんも色々と食事を準備される状況が異なること、食費が少しかかってくるのがネックではあります。】






テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
人工透析中の糖尿人と糖質制限食について専門医のアドバイス。
おはようございます。

お二人の透析専門医から、「透析中の糖尿人と糖質制限食」について、コメントをいただきました。

迅速な、アドバイスに感謝いたします。

松原博先生、腎臓外科医さん、ありがとうございます。


お二人のご意見を考慮すると

1)
透析中の糖尿人も血糖コントロール良好を保つことが、合併症予防に大切である。

2)
糖質制限食で血糖コントロール良好となり、インスリンの量も減量できて、血清アルブミンも増えて栄養状態もよくなる。

3)
血清リンのコントロールができる範囲で、摂取タンパク量を増やしてもOK。

4)
脂質の摂取を増やすことで、糖質制限食を実行しやすくなる。

5)
腎不全用経口アミノ酸製剤も考慮する。


人工透析中の糖尿人にも、糖質制限食は、上記、1)2)3)4)5)により実践可能であり、かつおおいに有用と考えられます。


江部康二


【12/10/06 松原 博

糖尿病で透析中の糖質制限

新しい創傷治療と江部先生の本やページをいつも読み勉強させていただいております。

透析管理医をしていますが糖尿病の方に低血糖やリンの状態に注意しながら糖質制限食を勧めています。

徐々にインスリン量も減らせており、思ったよりもリンの値はあまり上がって来ないし、総蛋白やアルブミン量も増えて栄養状態が改善傾向にあります。

もちろん血糖値の変動も数値も改善されています。
また、今のところ悪い兆候は認められません。

糖尿病の透析患者さんにも十分適応ありの手ごたえ十分と感じております。】


【12/10/07 腎臓外科医

いつも楽しく拝見しております。

私は医師として透析に携わっております。

糖尿病により腎不全(透析)になられた患者さんは、血糖コントロールが悪ければさらなる合併症のリスクにさらされます。

血糖コントロールには糖質制限が必要と考えますが、ご指摘の通りタンパク質を摂ると高リン血症が問題となります。

高リン血症は、生命予後に関与してのリスクファクターになっているため、透析においてコントロールすべき重要項目であります。

血清リンがコントロールできるのであれば蛋白質を増やしてよいのではと考えます。

さらに糖質のかわりに、もう少し脂質を増やしたほうが良いのではと考えております。

また、アミノ酸製剤の投与も考慮すべきなのではと愚考しているところです。

透析中の糖尿人の食事は、まだまだ改善の余地があるように感じており僭越ではございますが、コメントさせていただきました。

先生のさらなるご活躍を期待しております。】



<再掲>

高雄病院では、糖尿人で人工透析中の患者さんへの栄養指導も、時に行います。

腎不全で、透析はしておられない段階の糖尿人は、低タンパク食が標準であり、相対的に高タンパク食となる糖質制限食は適応となりません。

しかし、既に人工透析中であれば、腎不全でも普通人と同様ていどのタンパク質摂取がOKとなるので、糖質制限食も可能となります。

糖尿病治療ガイド(2008-20009)の表16「糖尿病腎症生活指導基準」をみると、

透析患者さんに対して一般的に指導される蛋白摂取は、1.0~1.2g/kgであり、
第3期腎症が0.8~1.0g/kg
第4期腎症が0.6~0.8g/kg
なのに比べて多くなってます。

一般人の蛋白摂取量は、
2008年の厚生労働省の統計で総摂取カロリーの14.7%で、68.6g/日です。

これが平均値ですから、おおよそ1.1g/kg くらいになるのでしょうか。

腎不全があると、透析導入前は基本的に蛋白制限食が指導されます。

しかし、透析を開始した患者さんに対しては、一般人並みあるいは少し多くの蛋白質を摂取する方が、栄養状態の改善において好ましいようです。

ただ蛋白摂取量が増え過ぎるとリン摂取量も増加するので、血清リン濃度が上昇する可能性があります。

血清リン濃度が高いと死亡のリスクが増大するので、ここは注意が必要です。

従いまして、人工透析中の糖尿人においては、1.0~1.2g/kgの範囲で、タンパク質を摂取して、糖質制限食を実践して血糖コントロールされればよいと思います。

腎臓に関しては人工透析中なのでOKと思いますが、糖質を普通に一人前摂取すると、食後高血糖や一日平均血糖変動幅の乱高下による、全身の血管の動脈硬化が進行します。

そうすると脳梗塞・心筋梗塞や糖尿病網膜症などの合併症のリスクが増大しますので、糖質制限食実践で、食後高血糖や一日平均血糖変動幅の乱高下が改善すれば、リスクが減少します。



江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
人工透析中の糖尿人と糖質制限食2012年
こんにちは。

のんさんから、人工透析中の糖尿人と糖質制限食について、コメント・質問をいただきました。

【12/10/06 のん

糖尿病の合併症腎不全の食事指導

夏井ドクターのHPで糖質制限食に出会い、 「主食をやめると健康になる」を買って読んで大いに納得し
現在糖質制限食実践1か月です。おかげさまで快調です。
ありがとうございます。

糖尿人の義理兄がいます。66歳です。

医者の推奨する食事法をそれなりに守って生活していたのに いきなり腎不全の診断が下り透析人になってしまいました。

そのときの義理兄の落ち込み様はすごかったです。

ひとりにしたら命を絶つのではないかと周りが心配したほどでした。

糖尿歴は長く、透析が始まってからも2年以上が経ちました。

こんな義理兄ですが、食事はタンパク質調整ごはんを食べる糖質の多い内容です。

義理兄は医者の勧めるその食事を疑問なく食べています、からだに良いのだと信じて。

一度裏切られて腎不全になってしまったのにもかかわらず。

このままでは更なる糖尿病合併症になるのではと心配でなりません。

高雄病院では糖尿病からの腎不全(透析中)の食事指導もされていますでしょうか? 糖質量も考慮した食事を。

もしも行っておられるのでしたら、義理兄夫婦に受診するようにぜひ勧めたいのです。

糖尿病には糖質はご法度だよと義理兄に伝えたところで ではごはん類の替わりに何を食べたら良いかを具体的に教えてあげないと 腎不全の義理兄はいきなり食べるものに困ることになりそうですので。

どうぞよろしくお願いいたします。】


のん さん。
「主食をやめると健康になる」ご購入、ありがとうございます。
また、体調良好、良かったです。

高雄病院では、糖尿人で人工透析中の患者さんへの栄養指導も、時に行います。

腎不全で、透析はしておられない段階の糖尿人は、低タンパク食が標準であり、相対的に高タンパク食となる糖質制限食は適応となりません。

しかし、既に人工透析中であれば、腎不全でも普通人と同様ていどのタンパク質摂取がOKとなるので、糖質制限食も可能となります。

糖尿病治療ガイド(2008-20009)の表16「糖尿病腎症生活指導基準」をみると、

透析患者さんに対して一般的に指導される蛋白摂取は、1.0~1.2g/kgであり、
第3期腎症が0.8~1.0g/kg
第4期腎症が0.6~0.8g/kg
なのに比べて多くなってます。

一般人の蛋白摂取量は、2008年の厚生労働省の統計で総摂取カロリーの14.7%で、68.6g/日です。

これが平均値ですから、おおよそ1.1g/kg くらいになるのでしょうか。

腎不全があると、透析導入前は基本的に蛋白制限食が指導されます。

しかし、透析を開始した患者さんに対しては、一般人並みあるいは少し多くの蛋白質を摂取する方が、栄養状態の改善において好ましいようです。

ただ蛋白摂取量が増え過ぎるとリン摂取量も増加するので、血清リン濃度が上昇する可能性があります。

血清リン濃度が高いと死亡のリスクが増大するので、ここは注意が必要です。

従いまして、人工透析中の糖尿人においては、1.0~1.2g/kgの範囲で、タンパク質を摂取して、糖質制限食を実践して血糖コントロールされればよいと思います。

腎臓に関しては人工透析中なのでOKと思いますが、糖質を普通に一人前摂取すると、食後高血糖や一日平均血糖変動幅の乱高下による、全身の血管の動脈硬化が進行します。

そうすると脳梗塞・心筋梗塞や糖尿病網膜症などの合併症のリスクが増大しますので、糖質制限食実践で、食後高血糖や一日平均血糖変動幅の乱高下が改善すれば、リスクが減少します。



江部康二


テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食でHbA1c、肥満、眼底出血、白髪、こむら返り改善
こんばんは。

めーちゃさんから、データ改善と主治医が糖質制限食を勉強してくれたという、二重に嬉しいコメントをいただきました。

【12/10/05 め〜ちゃ
恐怖から解放。
江部先生こんにちは。

糖質制限を始めて一年二ヶ月です。

現在45歳ですが24歳で出産して糖尿病になってから総白髪になってしまい月に二回は染めないと富士山の初冠雪になってしまう状態でした。。

しかし糖質制限を始めてから白髪の量が減りました。 と、言うより黒い毛も生えて来てます。

総白髪だったのですが今は二ヶ月に一度染めればいい位目立たなくなってます。

明らかに総白髪から脱出してます。 血行が良くなったからでしょうか。

あと、何より毎日のように足の攣りを起こしていたのが嘘のようです。

こむら返りとスネ、前モモと後ろモモ、土踏まずと足の甲、更に腹筋と背筋(身体の前後が上から下まで同時に攣ってるのでどちらにもスジを伸ばせないのです)、これらがいっぺんに攣りを起こして全身汗びっしょりになってのたうち回ること数時間、時には救急車のお世話になっていました。

主治医の指導を守って食事療法とインスリン注射していたのにです。

今は全くそんな事なくそれが毎日の痙攣の恐怖から解放されました。

以前コメントした眼底出血は手術無しで回復、失明の危機を免れ、総白髪脱出、痙攣の恐怖から解放と糖質制限がもたらした私の日常の安心は計り知れません。

今の主治医が最初はあまり糖質制限にいい顔しなかったのですが

『先生方の指導通りでは悪化するばかりで失明するところだったのに糖質制限始めたら全てがいい方に向かってるこの事実をどうお考えですか?糖質たっぷりの食事を指導して結果悪化させた事の責任はどうお考えですか?』

と言っちゃいました・・・ (言い過ぎかなと反省)

次の診察で、『江部先生のブログや本で糖質制限を調べたよ、インスリンの量のコントロールしながら糖質制限続けてみましょう』と言ってもらえました。 (病歴が長いのでインスリン解脱は難しいそうです)

2011.05
ランタスソロスターを43単位
空腹時血糖値 427
HbA1c. 16
中性脂肪 203
γ-GT 50
体重 84

・・・ちなみに身長166cm、1日1600kcalでした

糖質制限開始2011.07
2011.10
ランタスソロスター を12〜16単位、
ヒューマログを 6〜10単位
空腹時血糖値 77
HbA1c. 5.5
中性脂肪 92
γ-GT 20
体重 67

以降、数値は殆ど変動なし、体重は下げ止まり。

今の目標は低血糖に注意しつつインスリンを減らして行くことです。 21歳の息子も遺伝を心配してゆるい糖質制限をしています。

あとは、糖質制限ドットコムで餃子の皮が販売されることを祈る毎日です。

急に冷えてまいりました、江部先生、どうかご自愛ください。
(健康的な糖尿人代表ですが) 】


めーちゃさん。

コメントありがとうございます。
糖質制限食3ヶ月で、素晴らしい改善ですね。

2011.05
カロリー制限食1600kcal/日
ランタスソロスター43単位
空腹時血糖値 427
HbA1c. 16
中性脂肪 203
γ-GT 50
体重 84
身長166cm
BMI:30.5


2011.07  カロリー制限食1600kcal/日を中止して糖質制限開始
2011.10  糖質制限後3ヶ月
ランタスソロスター を12〜16単位、
ヒューマログを 6〜10単位
空腹時血糖値 77
HbA1c. 5.5
中性脂肪 92
γ-GT 20
体重 67 
BMI:24.3 


血糖値は、コントロール優秀レベルなので、インスリンの量をさらに減らせればいいですね。

白髪が黒髪へ・・・血流・代謝がよくなったのとまだまだお若いからですかね。

救急車レベルの重症こむら返りの改善もすごいです。

眼底出血も手術無しで回復・・・これもすごいです。

今の主治医が最初はあまり糖質制限にいい顔しなかったのですが

『先生方の指導通りでは悪化するばかりで失明するところだったのに糖質制限始めたら全てがいい方に向かってるこの事実をどうお考えですか?糖質たっぷりの食事を指導して結果悪化させた事の責任はどうお考えですか?』

と言っちゃいました・・・ (言い過ぎかなと反省)

次の診察で、『江部先生のブログや本で糖質制限を調べたよ、インスリンの量のコントロールしながら糖質制限続けてみましょう』と言ってもらえました。


日本全国で、めーちゃさんと同じように医師や栄養士の指導通り、カロリー制限食をし、インスリン注射や内服薬を飲んでも、血糖コントロールがいまいちだったり、眼底出血など合併症を生じる糖尿人が後を絶ちません。

これは患者さんの努力不足ではなく、単純に高糖質食の弊害なのです。

それにしても主治医殿、素晴らしいです 。(⌒o⌒)v

痛いところをつかれたら、普通の医師は頭ごなしに否定したり、怒ったりといった対応が多いなかで、冷静沈着でニュートラルな対応です。

め〜ちゃさん、言いも言ったり、ですが、主治医の受けも見事です。(^^)

私もこの主治医の対応嬉しい限りです。

是非、次回診察時に、よろしくお伝えください。

こんなお医者さんが増えていったらいいですね。



江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
朝日カルチャー湘南、10月31日 「糖質制限食による糖尿病の解決」講演
こんにちは。

久しぶりに、関東圏での、一般講演です。

朝日カルチャーセンター 湘南教室にて、

2012年10月31日(水)13:30-15:30 まで、「糖質制限食による糖尿病の解決」と題して、一般向けの講座を担当します。

2012年度は、糖質制限食の広がりにおいて、大きな飛躍の年となりました。

できるだけわかりやすいお話しを心がけます。

神奈川、東京の糖尿人の方々、是非ご参加くださいね。


江部康二



以下朝日カルチャーセンター湘南教室のサイトから転載です。

☆☆☆
糖質制限食による糖尿病の解決

講師名 高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
「糖質を制限すれば、即座に食後高血糖は改善する。」 糖質制限食の理論と実践法を、自らも実践しながら、精力的に研究を深めている講師が、成功例を交えわかりやすく解説します。

糖質、脂質、タンパク質のうち血糖値を上昇させるのは糖質だけ。糖質制限食による入院や外来治療は、画期的な治療効果をあげています。米国の糖尿病学会もその有効性を認めており、日本糖尿病学会も5月、糖質制限食を治療法の1つとして認めました。

糖質制限食は面倒なカロリー計算もなく、美味しく楽しく無理なく続けることができるのも大切なポイントです。最近はレストランでも人気で食品業界にも注目されています。糖尿病はもちろん、ダイエットやメタボリックシンドローム解消にも絶大な効果があるといわれています。
 
*ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」は毎日15000件のアクセスがあります。糖質制限食を初めて紹介した『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(東洋経済新報社)は、ベストセラーとなり、芥川賞作家・宮本輝氏との対談本『我ら糖尿人元気なのには理由がある。』(東洋経済新報社)は全国で反響を巻き起こしました。



日時 2012年 10/31 水曜  13:30-15:30
受講料(税込み) 会員 2,940円  一般 3,570円

問い合わせ 0466-24-2255 朝日カルチャーセンター湘南教室

講師紹介
江部 康二(エベ コウジ)
1950年生まれ。 1974年京都大学医学部卒業。
1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科) にて
呼吸器科を学ぶ。
1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
2000年理事長就任。
2001年から糖質制限食に取り組む。

内科医/漢方医/(財)高雄病院理事長/NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン理事長
2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。

著書
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
作家宮本輝氏との対談、『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『高雄病院の「糖質制限」給食』2012年(講談社)など多数。

ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記http://koujiebe.blog95.fc2.com/ は、日に15000件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する情報の発信に、日々尽力している。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット