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朝日カルチャー中之島教室 満腹ダイエット、今話題の糖質制限食 
こんにちは。

2012年5月29日(火)13:30~15:00、 

朝日カルチャーセンター中之島教室にて、講演を行います。

今回は、『満腹ダイエット -今話題の糖質制限食』と題してお話しします。

糖質制限食の体重減少効果には、今まで4つの利点があるとしてきたのですが、2011年11月に上梓した「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)からは、以下の5つの利点となりました。

①インスリン(肥満ホルモン)が基礎分泌以外ほとんど出ない。
②常に体脂肪が燃えているので、余分な脂肪がたまりにくい。
③肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食よる亢進した特異動的作用(SDA)。
⑤ケトン体がエネルギーを持ったまま尿中や呼気中に排泄される。(これは少ない)

上記の最新理論の説明と糖質制限食で減量成功した疫学論文や症例の紹介など、盛りだくさんの内容をわかりやすく解説しますので、大阪をはじめ近畿の皆さん、是非奮ってご参加くださいね。


江部康二

以下、朝日カルチャーセンター中之島教室 http://www.asahiculture.com/nakanoshima/
のサイトから転載


☆☆☆
満腹ダイエット
- 今話題の糖質制限食

講師名
高雄病院理事長 江部 康二

講座内容
美味しく楽しくたくさん食べて、きれいにやせる!
キーワードは「糖質制限」 だけ。
あとは面倒なカロリー計算は不要で、ステーキも脂ののった魚もOKで、
お酒(蒸留酒、赤ワイン)も飲めます。
あんまり簡単なので、「ずぼらダイエット」
美味しいものをいっぱい食べられるので、「美食ダイエット」
食べたいだけ食べてもOKなので、「満腹ダイエット」、
糖質制限食ダイエットの特徴をとらえて、
皆さんいろんなニックネームをつけてくれます。
関西のきれいにやせたい方々、
是非講演にご参加いただき、糖質制限食ダイエットを実践してみてください。


日時
2012年5月29日(火) 13:30-15:00

申し込み
朝日カルチャーセンター中之島教室のWebサイト
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=151966&userflg=0

朝日カルチャーセンター中之島教室の窓口

電話
06-6222-5222(朝日カルチャーセンター中之島教室)

インターネット、電話でお申し込みの場合、
数日中に「ご予約・ご継続承り書」と払込用紙をお送りします。
お近くのコンビニエンスストアでお払い込みください。


受講料(税込み)
会員 2,415円
一般 2,835円

資料を配布予定。(実費)


講師紹介
江部 康二(エベ コウジ)
1950年生まれ。
1974年京都大学医学部卒業。
1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
 にて呼吸器科を学ぶ。
1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
2000年理事長就任。
2001年から糖質制限食に取り組む。

内科医/漢方医/(財)高雄病院理事長/NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン理事長
2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を注ぎ、
「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。

著書
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
宮本輝氏との対談『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
高雄病院の『糖質制限』給食2012年(講談社)
などがある。

ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記(http://koujiebe.blog95.fc2.com/
は日に10000件のアクセスがあり、
糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、
糖尿病・糖質制限食に関する情報の発信に、日々尽力している。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
医療関係者限定セミナーin 京都 満席となりました
こんにちは。

5月20日に開催される、糖質制限食ネット・リボーン、医療関係者限定セミナーin 京都ですが、お陰様で満席となりましたので、参加申し込みを締め切りとさせて頂きます。

お申し込み頂きました皆さん、ありがとうございます。

内容の濃いセミナーにしたいと思いますので、宜しくお願い致します。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食とコレステロール値について
こんばんは。

さきほどテニスクラブから帰って来ました。

テニスの調子は、まあまあ好調でした。

さてKuroda さんから、糖質制限食とコレステロール値について、コメント・質問をいただきました。

【12/04/28 Kuroda
コレステロールについて
初めて質問させていただきます。

山口県在住の男、33歳です。
身長 172cm
(糖尿病ではありません。)

30歳の時に小さい頃から花粉症や倦怠感、すぐに風邪を引いたり、立ちくらみで倒れたりに悩まされ何とかしないといけないと思い、ちょうど知人にナチュラルハイジーン(朝は果物、昼と夜は玄米菜食)を薦められ、はじめてみると今までの状態が嘘の様に楽になり、花粉症もまったく出なくなりました。
とても楽になったのでこの生活を続けたら良いと思い1年前まで続けていたのですが、この頃になると普通に歩くだけで息切れがするようになり、このまま続けていたら良くないと思い、まず血液検査をしたのですが、その数値が
GOT 47
GPT 71
総コレステロール 180
HDL 58
LDL 105
中性脂肪 52
ヘモグロビン 12.6
フェリチン 測定不能
体重 50キロ
以上のような状態でした。

一応胃や腸から出血がないか検査し
問題なかったので医者からは鉄剤を処方されたのですが、吐き気はするしどうも良くならないので自分で調べ江部先生の本を購入し、糖質制限食をはじめました。

朝食は味噌汁と、サラダ少しと納豆、目玉焼きなど
昼食はサラダと卵焼きや鳥、豚、牛を使った料理など
夕食は魚を中心に鍋や、野菜炒めなど
あと自分で用意した鉄やマルチビタミンのサプリメント
を約半年続け、2011年7月検査にて

GOT 25
GPT 23
総コレステロール 231
中性脂肪 44
HDL LDL (測ってもらえず)
ヘモグロビン 13.2
フェリチン 19.5
体重 53キロ
まで回復し、体もかなり楽になりました。
それからそのまま続けて今回3月に
検査したところ

GOT 28
GPT 23
総コレステロール 347
HDL 95
LDL 230
中性脂肪 48
ヘモグロビン 15.3
フェリチン 34.9
体重 54キロ
になり、生まれて33年間で一番体が楽で肌も他の人と同じようにピンクがかった肌色になりました。
ただ医者からはコレステロールが高すぎるのですぐに薬を飲まないといつ倒れてもおかしくない。
薬が嫌なら毎日運動して卵と動物性脂肪、特に貧血を治すために食べていたレバー等はコレステロールが高いので少ししか食べるなと言われました。
それから一応薬は断り、卵等を食べる量を減らし、魚と豆腐等を中心にしたのですが、すぐに体調がだんだん優れなくなり、肌もだんだんまた黄色がかってきてしまいました。
また、以前から毎日約1万歩の散歩はしていたのですが、だんだんそれもしんどくなってきました。

次回検査に行ってコレステロールが下がっていなかったら今度こそ薬を飲んでもらうと言われたので正直どうしてよいか悩んでいます。
数値を気にせず卵やレバーを食べれば体は楽なのですが・・・。

江部先生の本や、サイトにはLDLコレステロールは人によっては上昇する人もいるが、1~2年で正常値に戻るとありますが、私の数値はさすがにこのままでは、良くないのでしょうか?

また、糖質制限食をはじめる前に約2年間コレステロールを食事から全くとらない生活をしていたので、それも関係しているのでしょうか?

よろしくお願い致します。】


Kuroda さん。

【GOT 47
GPT 71
総コレステロール 180
HDL 58
LDL 105
中性脂肪 52
ヘモグロビン 12.6
170cm 体重 50キロ BMI:17.3】


ナチュラルハイジーン(朝は果物、昼と夜は玄米菜食)のころは、おそらく動物性タンパク質不足とカロリー不足により、軽度の肝機能障害と貧血、そして痩せすぎがあったと思います。

菜食中心で魚もなしならば、ビタミンB12とEPAやDHAが不足していた可能性もあります。

糖質制限食に切り替えて半年で

【GOT 25
GPT 23
総コレステロール 231
中性脂肪 44
ヘモグロビン 13.2
フェリチン 19.5
170cm 体重 53キロ BMI:18.34】


貧血と肝機能が改善して、体重も増加して、BMIも正常になってますね。

【GOT 28
GPT 23
総コレステロール 347
HDL 95
LDL 230
中性脂肪 48
ヘモグロビン 15.3
フェリチン 34.9
体重 54キロ BMI:18.7
生まれて33年間で一番体が楽で
肌も他の人と同じようにピンクがかった肌色になりました。】


実際に人生で一番お元気で体調もいいのは、とても素晴らしいことと思います。

『江部先生の本や、サイトにはLDLコレステロールは人によっては上昇する人もいるが、1~2年で正常値に戻るとありますが、私の数値はさすがにこのままでは、良くないのでしょうか?
また、糖質制限食をはじめる前に約2年間コレステロールを食事から全くとらない生活をしていたので、それも関係しているのでしょうか? 』


コレステロールは、生体のあらゆる細胞膜の構築に必須の物質であり、肝臓で合成し腸肝循環によって制御・調節されています。

そのため血清コレステロール値は、摂取された食物のコレステロールが少ない場合は、肝臓での合成が高まり、摂取コレステロールが多い場合は、肝臓での合成が徐々に減少して調整します。

Kurodaさんの場合は、 「約2年間コレステロールを食事から全くとらない生活」だったので肝臓でのコレステロール合成が高まっていたと思います。

それで、糖質制限食で食事からコレステロールがたくさん入ってきた時に普通の人よりは、血清コレステロールが高値となりやすい条件がそろっていたのだと思います。

このように食事中のコレステロールに対する血清コレステロールの上昇には、個人差が結構あります。

従って、コレステロールの多い食品を摂取すると、一過性に血清コレステロール値が上昇する人もありますが、肝臓で調整するので、半年~1年~2年ていどで補正されます。

このまま経過をみられても問題ないと思いますが、主治医がどうしても心配されるなら、スタチン系の薬ではなくゼチーアという食事からのコレステロール吸収を抑制する薬が当然ながらとても効果があるし、スタチンに比し副作用も少ないので選択肢の一つです。

ちなみに

日本脂質栄養学会 http://jsln.umin.jp/

は、「コレステ ロール値が高い方がむしろ長生きする。薬を使ってまでコレステロールを下げる必要はない」との見解ですので、参考まで・・・。




江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
江部康二「糖質制限食」講演会 in 北九州(5月13日)満員御礼
おはようございます。

江部康二「糖質制限食」講演会 in 北九州(5月13日)
定員200名、満員御礼となりました。

本ブログからもたくさんの参加がありました。
ありがとうございました。

主催の三島さん、周到なご準備、大変ありがとうございました。


江部康二


三島さんから、コメントをいただきました。

12/04/28
北九州 三島
in北九州、ご参加の皆さんへ
12時開場。
12時半開演まで、塾生の歓迎演奏。
 *今夏、全国高校生・訪欧・ブラスバンド、代表の一人。

先生の講演を60分。
 *カラーのパワーポイント配布資料もあります。

講演終了後、大会委員長の御礼のご挨拶、
塾生による花束贈呈。
ここでいったん、解散。

2時迄、サイン会。
現在、50冊の申し込みが来ています。(汗;)

新幹線に遅れないよう、
進行をスムースにします。

解散後、2時迄、サイン会。




☆☆☆
<健康な心と体で、学びを極める>

「有限会社 文 平」設立20周年 & 「三 島 塾」開塾3周年 記念事業

江部康二「糖質制限食」講演会 in 北九州

~美味しく、楽しく食べて、“糖尿病”を克服しよう!~


◆日  時:2012年5月13日(日) 

◆会  場:ウェル戸畑・多目的ホール

◆会  費:一   般 1,000円 (税込、資料付き)

◆定  員:200名 (定員になり次第、募集を打ち切ります。)    

◆主  催:(有) 文 平、学習塾「三 島 塾」
(〒804-0082 北九州市戸畑区新池1-4-5 )
*ブログ「三 島 塾」で、<実測血糖値入り、写真付きレシピ> 毎日、更新中!
「江部式糖質制限食」講演会 in北九州 実行委員会 (事務局は、「三島塾」内)

◆共  催:「NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン」
 http://reborn-net.org/
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
日野原重明先生の随筆と糖質制限食
こんにちは。

精神科医A さんから、日野原重明先生のお書きになった随筆の情報をコメントいただきました。

精神科医Aさん、ありがとうございます。

「ALPHA CLUB」2012年1月号に載っています。

ALPHA CLUB というのは、胃切除後の患者さんへのケアの情報提供のための会で、昭和57年4月に創立です。

その会報が月刊誌「ALPHA CLUB」です。

2012年1月号は、は日野原重明先生がその巻頭を飾っておられます。

随筆の題は『健康で輝いて生きるコツ』

「大切なのは食事、睡眠、運動、脳の活性化です。」

1300kcal/日を守り、動物タンパクをしっかり摂取しておられます。

夕食がメインで800kcal摂っておられますが、
「ご飯、または糖質は制限し、ご飯は3分の1杯に止める。」
と糖質制限食を明示しておられます。

大先輩、日野原重明先生、糖質制限食宣言ありがとうございます。
嬉しい限りです。


江部康二


☆☆☆

【12/04/26 精神科医師A
ALPHA CLUBの記事
ALPHA CLUB 2012年1月号pp1
あるふぁ随筆「健康で輝いて生きるコツ」
  日野原 重明

 …そこで健康で輝いて生きるコツを紹介しようと思います。

 大切なのは食事、睡眠、運動、脳の活性化です。

①食事としては、毎日1300kcalに制限する。内容は、たん白質60歳代の人並みにとる。朝はオリーブオイル15ccをアップルジュースに混ぜて飲む。牛乳カップ1杯に大豆から採ったレシチンを茶さじ3杯混ぜて飲む。それにバナナ1本。あとは砂糖なしのコーヒーを1杯。昼食は牛乳1杯、クツキーを3枚のみ。

夕食は800kcalとする。脂肪のない牛肉ステーキ90gを週2回、魚を週5回、緑黄色野菜を大皿1杯、特に長寿のビタミンBといわれるブロツコリーを3個とる。これにオリーブオイルのドレッシングをかける。ご飯、または糖質は制限し、ご飯は3分の1杯に止める。食後の果物はカロリーの低い物をとる。】

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
医療関係者限定の糖質制限食セミナー in Kyoto 5月20日(日)
こんにちは。

この度、関西で初めて、医療関係者限定のセミナーを開催することとなりました。

まずは地元で足もとを固めようと、京都開催となりました。

2012年2月5日(日)東京・中野において、
医療関係者向けNPO糖質制限食ネット・リボーン・セミナーを開催し、おかげさまで大好評でした。

今回の京都セミナーも、2012年1月15日(日)第15回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)での「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」のディベートセッションの最新情報などを盛り込んで、中身の濃いものにしたいと思います。

糖質制限食とガンに関する考察も、しっかりパワーポイントスライドに入れました。

残席がわずかとなりました。
お早めにお申し込みください。


江部康二



以下は、リボーン事務局からの案内です。

☆☆☆

ドクター江部の活動拠点である京都で医療関係者向けのセミナーを開催することになりました。一般向けの講演会にくらべ、さらに専門性の高い内容で構成します。関西地区でご活躍のドクターをはじめ、医療関係者の皆様、食品研究者の皆様に参加いただき、糖質制限食の普及と活発な交流を目指したいと思います。


「糖質制限食の有効性・安全性・長期予後」
糖尿病・メタボリックシンドローム・肥満 豊富な症例をもとにした理論と実践

【講師】江部康二

<1部>糖質制限食のパイオニアである講師・江部康二が、高雄病院の豊富な症例をもとにした理論と実践を徹底的に解説。一般向け講演に比べて糖質制限食の理論をとくに詳細に展開します。

<2部>質疑応答。臨床での実践等について意見交換の時間とします。

【日時】2012年5月20日(日)

タイムスケジュール(予定)
13時00分開場
13時30分~基調講演 江部康二(1時間30分)
15時00分~休憩(20分)
15時20分~質疑応答(50分)
16時30分~終了

【会場】メルパルク京都 4階 研修室3【藤】

〒600-8216
京都府京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13
TEL:075-352-7444㈹

会場までのアクセス JR京都駅(烏丸中央口)から東へ約1分
http://www.mielparque.jp/kyoto/access/

【会費】 一般5,000円  リボーン会員4,000円  学生2,500円 
     ※当日、会場受付にてお支払い下さい。
     ※学生の方は、学生証をご提示下さい。

【定員】 50名

【申し込み】下記お申し込みフォームよりお願い致します。
       http://form1.fc2.com/form/?id=751355

※ご注意
電話、ブログコメント欄でのお申し込みは受け付けておりません。
必ず申し込みフォームからお申し込み下さい。


【申込〆切】2012年5月15日

【主催】NPO法人糖質制限食ネット・リボーン

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン 新ホームページ開設
おはようございます。

NPO法人

糖質制限食ネット・リボーン


の新ホームページ http://reborn-net.org/

ができました。


糖質制限食の輪


提携医療機関など


リボーンの活動実績


リボーンはこれまでに講演会やクッキングセミナーなどをはじめとした様々な活動に力を入れてきました。

その記録です。


わたしたちの糖質制限食日記


NPO法人糖質制限食ネット・リボーンのスタッフが、 糖質制限食を実践されている会員の皆様のご活躍を綴っていきます。

などいろんなコンテンツがあります。

ブログ読者の皆さん、是非覗いてみて下さいね。

その新ホームページの


リボーンとは



設立者の想い


から以下転載です。


江部康二



常識超える糖質制限食


私は糖尿病を患っており、2002年から糖質制限食を実践中で、血液・尿検査のデータは全て正常です。血糖値を上昇させるのは糖質だけで脂質やタンパク質は上昇させません。糖質制限食とは、脂質やタンパク質はしっかり摂取して、血糖値を上昇させる糖質だけは極力減らす食事療法です。従来の常識とは真っ向から対立する内容なので、多くの人が驚かれることと思います。

しかし「脂肪悪玉説」、「カロリー至上主義」、「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」といった従来の常識は現在根底から覆っています。

例えば米国医師会雑誌2006年の論文で、脂肪を総摂取カロリー比20%に制限しても心血管疾患、乳がん、大腸がんリスクは全く減少しないことが確認されました。

さらにニューイングランド・ジャーナルの2008年の論文で、カロリー制限ありの脂肪制限食とカロリー制限なしの糖質制限食の効果を比較検討した結果、糖質制限食が体重を減少させ、善玉コレステロールを増加させたことが明らかとなりました。また医学の教科書「ハーパー生化学」には、脳が脂肪酸の代謝産物のケトン体をエネルギー源とすることが明記してあります。

常識の壁とは恐ろしいもので、これらの明確な証拠があっても、100人中99人以上の医師・栄養士が「脂肪悪玉説」、「カロリー至上主義」、「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」という無根拠な神話をいまだに信じているのが現状です。

ところで、糖質制限食というと変わった食事というイメージですが、実は人類本来の自然な食事です。人類が誕生したのが約700万年前で、その後7属23種の人類が栄枯盛衰、進化を繰り返し、現在残っているのは、現世人類だけです。この間農耕が始まるまでは、生業は狩猟・採集で、全ての人類が糖質制限食でした。

このように人類の栄養・代謝・生理すべて糖質制限食に適応するように進化してきていますし、妊娠・出産・子育て・日常生活も糖質制限食の中で行われてきました。農耕が始まり、最近の約10000年間だけが、主食が穀物(糖質)へと変化しました。

すなわち穀物(糖質)を主食としたのは、人類の歴史の中でわずか700分の1の期間に過ぎません。糖質制限食と高糖質食、どちらが人類にとって自然な食事なのかはいうまでもありません。糖質制限食という人類本来の食事(人類の健康食)を実践することで、肥満や糖尿病といったさまざまな生活習慣病が改善するのも、当たり前と言えば当たり前なのです。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食と血清尿酸値と腸からの尿酸排泄
こんにちは。

尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。

結局、持って生まれた体質が、一番関係するのだと思います。

2012年4月4日の毎日新聞の記事(☆)によれば、

『激しい関節痛を起こす痛風の発症は、原因物質の尿酸を尿から出す機能だけでなく、腸から排出する機能が低下することも一因』

とのことです。

『尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出される』

とは、初めて知りました。

この腸からの排泄機能も、個人差に関係しているのでしょうね。

体内で尿酸をつくり過ぎるか尿からの排泄が悪いため、高尿酸血症になると考えられてきましたが、これらに腸からの排泄障害も加わることとなりました。

あくまでも私見ですが、この腸からの尿酸排泄は、生活習慣やストレスの影響を一番受けやすいような気がしますね。

ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、尿酸値が上昇することがあるので注意が必要です。

例えば断食(絶食)をすると、尿酸値は急激に上昇します。

さて糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。

高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、ことはそれほど単純ではありません。

例えば、江部康二は、2002年以来10年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、かなりの高タンパク食です。

この間、尿酸値は10年間、一貫して2.4~3.1mg/dl(3.4~7.0)ていどと低いほうです。

兄も糖質制限食ですが、尿酸値は、私と同じていどです。

通常、糖質制限食でいったん尿酸値が上昇した人も、数ヶ月~1年で元の値に戻ることが多いので経過をみることが多いです。

ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服も考慮する必要があります。

過去痛風発作を起こしたことがない場合は、尿酸8~9mg/dlとかでも、経過をみてよいと思います。

尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、食事由来の尿酸は約100mgで、一日に生産される総量約700mgに比し、かなり少ないということが判明しました。

自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。

尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に

1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ

だそうです。

納先生の指摘されているストレスは、精神的なもののようです。

例えば、納先生が学会の会頭をされたときに尿酸値が一番上昇して、学会が終了したら下がったそうです。

学会会頭という精神的ストレスで、腸からの尿酸排泄が減少した可能性がありますね。

これらに特殊例として肉体的ストレスである「断食や極端な低カロリーのときは尿酸値上昇」というのが、一番上にくる感じですね。


**参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著



江部康二


(☆)


以下毎日新聞の2012年4月4日(水)朝刊から転載

激しい関節痛を起こす痛風の発症は、原因物質の尿酸を尿から出す機能だけでなく、腸から排出する機能が低下することも一因との新見解を、東京薬科大や防衛医大などのチームが3日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

痛風は、尿酸が体内で作られすぎたり、体外にうまく排出されなくなったりして、血液中の尿酸の濃度が高くなる「高尿酸血症」が続くと発症する。これまで、排出は腎臓だけが調整していると考えられてきた。

チームの市田公美東京薬科大教授は、「腸からの排出も重要だと判明したことで、腸からの排出を促す生活習慣の検討や、原因遺伝子を対象にする新しい治療法の開発につながる可能性がある」と話している。

チームの市田公美東京薬科大教授は、「腸からの排出も重要だと判明したことで、腸からの排出を促す生活習慣の検討や、原因遺伝子を対象にする新しい治療法の開発につながる可能性がある」と話している。

チームは尿酸を排出するポンプの役割をするタンパク質「ABCG2」は腎臓や小腸、大腸で働いており、高尿酸血症の患者644人の約8割で、このたんぱく質を作る遺伝子の変異により働きが低下していることを確認した。

またマウスの実験でABCG2の機能が低下すると、腸管での排出が減る一方、別の仕組みが働き、腎臓から尿中に出る尿酸の量は増えることが分かった。

このようなケースはこれまで、尿酸が体内で過剰に作られることで病気になったと考えられていた。しかしチームによるとabcg2の機能低下と、それに伴う腸での排出減少が主な原因だった可能性が高い。

尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出されるとみられるという。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食のススメ その医学的根拠と指針 山田悟著
こんばんは。

北里研究所病院 糖尿病センター長 山田悟先生が

『糖質制限食のススメ(東洋経済新報社)その医学的根拠と指針』

を2012年4月、上梓されました。

糖質制限食が世の中、そして医学界にかなり浸透してきたのは間違いありません。

しかしながら、肝腎の「糖質制限食の定義」に関しては、実は医学界においていまだに確立されていないのです。

そのため、論文によっては、「糖質摂取比率41%と49%のグループで、1600kcal/日で比較して、糖質制限しても血糖コントロールに差がなかった」といった結論のものが発表されたりします。

この場合一日の糖質摂取量は164gと196gであり、一回の食事の糖質摂取量は55gと65gです。

これでは差がなくても当たり前なのですが、「糖質制限食の定義」が確立されてないのでこんな論文がまかり通るわけです。

山田悟先生は、バーンスタイン医師の提唱する130g/日以下を糖質制限食の定義として評価し、本で紹介しておられます。私も山田先生のご意見に賛成です。

今後、医学的研究において「糖質制限食」というなら、130g/日以下の糖質摂取をもって基準とすることになれば、混乱は生じなくなるでしょう。

山田先生はゆるい糖質制限食を推奨しておられ、高雄病院でのスーパー糖質制限食とは異なります。

山田先生は1回の糖質摂取量20~40g、高雄病院のスーパー糖質制限食は10~20g、です。

私も、患者さんの状態には個人差があるので、1回の糖質摂取量20~40gでも食後1時間血糖値180mg未満、食後2時間血糖値140mg未満、を達成できる軽症糖尿人には、ゆるい糖質制限食でもOKとしています。

残念ながら、江部康二自身は、ゆるい糖質制限食では目標達成が困難なので、スーパー糖質制限食を10年間実践しているわけです。

そのほかケトン体に関しても、山田先生は、現時点ではケトン産生食の安全性が100%確立されているわけではないとのお立場で、やはり私とは異なる見解です。

このように、130g/日以下の糖質制限食賛成派の中でも、温度差があるのはある意味、当たり前で健全であり、これから一歩一歩エビデンスを積み重ねていくことが必要と思います。


上記以外にも、エビデンスレベルの高い糖質制限食肯定的論文の解説や糖質制限食批判派論文への反論など、現状の糖質制限食のおかれた状況が整理整頓されてわかりやすくまとめられた良書と思います。

ブログ読者の皆さんにおかれましても、是非ご一読いただけば幸いです。


☆☆☆
山田 悟(やまだ さとる)先生

北里研究所病院・糖尿病センター長。医学博士。
1994年、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部内科学教室、
東京都済生会中央病院、東京都国保南多摩病院などを経て現職。
日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本糖尿病学会指導医、日本糖尿病学会学術評議員、
日本糖尿病療養指導士認定機構認定委員など。
慶應義塾大学医学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、星薬科大学非常勤講師。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
江部康二「糖質制限食」講演会 in 北九州(5月13日)のお知らせ
こんばんは。

ブログ読者の三島さんが、この度北九州市にて私の講演会を開催してくださいます。

以前博多で糖質制限食の講演会をしたことがありますが、北九州市は初めてなので楽しみです。

以下、そのご案内です。

九州の皆さん、是非、ご参加くださいね。

三島さんから最新のメッセージです。


【12/04/22 北九州 三島
残席わずか。
先生、告知をしていただき、ありがとうございます。
さて、「江部康二先生『糖質制限食』講演会in北九州」は、先生のブログから100名。塾の関係者で80名の、計180名を予定しております。24日(火)には、朝日新聞TV欄(北九州及び周辺20万部)にも広告を出しますので、この辺りで“締め切り”になることが考えられます。私自身、15日の、「熊本・菊池・養生園」の講演で、ブログや本を読んだのとは一味違うものを感じました。
九州、中国、四国の皆さん、この機会をお見逃しなく。】



以下、三島さん作成のちらしです。

<健康な心と体で、学びを極める>

「有限会社 文 平」設立20周年 & 「三 島 塾」開塾3周年 記念事業

江部康二先生「糖質制限食」講演会 in 北九州

~美味しく、楽しく食べて、“糖尿病”を克服しよう!~

「糖質制限食」のパイオニアである江部康二先生が、高雄病院の豊富な症例をもとに、
その“理論と実践”を一般の方でもわかるように、丁寧に解説します。


◆日  時:2012年5月13日(日) 
 
       12時00分    開  場
       12時30分 ~  講  演  江部 康二先生(60分)
       13時30分 ~  休憩をはさみ、サイン会  (30分程度)
       14時00分    終  了

◆会  場:ウェル戸畑・多目的ホール
〒804-0067 北九州市戸畑区汐井町1番6号 093-871-7200
JR鹿児島本線・戸畑駅・南口 目の前  *当日、改札口前で、案内係がご案内します。
駐車場(ウェル戸畑1F、JR戸畑駅、イオン戸畑の駐車場をご利用頂けます。)

◆会  費:一   般 1,000円 (税込、資料付き)

◆定  員:100名 (定員になり次第、募集を打ち切ります。)    

◆参加申し込みの手順

① メールかFAXで申し込んで下さい。

・メールでのお申し込み=<参加希望>とお書きの上、misimyk@yahoo.co.jp に、
送信して下さい。 

・FAXでのお申し込み=<返信先のFAX番号>をお書きの上、
093-231-0341に、FAXして下さい。

② 詳しい「案内書」を返信します。

③「案内書」に従い、会費を振り込んで下さい。

以上、会費をお振り込み頂いた時点で、「受け付けが完了」します。

当日、受付でお名前を確認させて頂きます。
なお、会場準備の都合上、「当日受付」は致しません。 

◆申込〆切:2012年4月30日(月)17:00 まで

◆主  催:(有) 文 平、学習塾「三 島 塾」
(〒804-0082 北九州市戸畑区新池1-4-5 )
*ブログ「三 島 塾」で、<実測血糖値入り、写真付きレシピ> 毎日、更新中!

「江部式糖質制限食」講演会 in北九州 実行委員会 (事務局は、「三島塾」内)

◆共  催:「NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン」 http://reborn-net.org/news/%20637/


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】など
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。

私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれてどのように利用されるかは、自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。

糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。

なお、糖質制限食が世の中・医学界にかなり浸透してきたことは間違いありません。

2012年1月15日(日)、第15回日本病態栄養学会年次学術集会が国立京都国際会館で開催され、「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われました。700人の会場に1200人が集まる大盛況でした。医学界にも確実に糖質制限食が広がっています。

ブログ読者の皆さんには、これまでと同様応援のほどよろしくお願い申しあげます。m(_ _)mV


【糖質制限食を実践される時のご注意】

本にも書いてありますが、 糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。

一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、拙著などを参考に、自力で糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

血液検査で血清クレアチニン値が高値で腎障害がある場合と、活動性の膵炎がある場合、肝硬変の場合は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高タンパク・高脂肪食になるので、腎不全と活動性膵炎には適応とならないのです。

肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


【糖質制限食とは】

米国糖尿病協会(ADA)によれば、食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わりますが、タンパク質・脂質は血糖に変わりません。 

また糖質は、摂取直後から急峻に血糖値を高く速く上昇させ、2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。

これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 
 
1997年版のLife With Diabetes(ADA)では、

「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載がありましたが、2004年版では変更されています。

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが血糖値を上昇させます。

従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。

脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が大きな問題として注目されています。

食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。

そして、食後高血糖を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。

炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には、55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。

一方、牛サーロインステーキを200g(約1000キロカロリー)食べても、糖質含有量は1gもないので、食後高血糖はほとんど生じないのです。 

なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースに、できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。

簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。
 
3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように、カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って、現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。

なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。

一般的な標準摂取カロリーの範囲、すなわち日頃の運動量に応じて
男性なら1600~2400キロカロリー、女性なら1200~1800キロカロリーくらいが目安です。


【『糖質制限食』の3パターン】


一、スーパー糖質制限食は三食とも主食なし。効果は抜群で早く、一番のお薦め。
二、スタンダード糖質制限食は夕は主食抜き。 朝と昼のどちらか一回主食あり。
三、プチ糖質制限食は夕だけ主食抜き。嗜好的にどうしてもデンプンが大好きな人に。

*抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの炭水化物。
*炭水化物=糖質+食物繊維

一番目のスーパー糖質制限食では朝昼晩、すべての食事について糖質の多い食品を避けます。血糖値は糖質を摂らなければ上昇しませんから、スーパーならば、一日を通して一度も食後高血糖が生じませんので糖尿人には最適です。

そして肥満ホルモン・インスリンが少量しか出ませんから、ダイエット効果も一番高くなります。

二番目のスタンダード糖質制限食は、一日三食のうち、一度の食事だけは主食などの糖質を摂り、残りの二回の食事については主食を含めて糖質の多い食品を避けます。

糖質を摂る一回の食事は、朝食でも昼食でも構いませんが、夜は避けます。

夕食後は、基本的に運動もしないし寝ます。またブドウ糖を多く消費する脳の活動も減少しますから、血糖が利用されにくくなり、残った血糖は、インスリンにより中性脂肪に変えられて脂肪組織に蓄えられ太りやすいのです。
従って、夕食で主食を摂るのはやめた方がいいわけです。

さて、サラリーマン諸氏が昼食を摂るとき、糖質制限食が困難な場合があります。

例えば、会社の弁当とか食堂の定食とか、主食がどうしてもついてきます。

このような時は、おかずは全部食べて、ご飯は半分とかにして身を守ることも必要です。

また主食摂取直前にαGI剤(グルコバイ、ベイスンなど)あるいは即効性インスリン分泌促進剤(グルファスト、スターシスなど)を内服する選択肢もあります。

しかし薬を飲んでも、血糖値を20~60mg/dl下げるていどで大きな期待はできません。つまり薬を飲んでも一日一回は、ある程度の食後高血糖を生じます。

従って、本当は糖尿人にはスーパー糖質制限食が一番いいに決まっていますが、全国のサラリーマン諸氏の昼食事情に配慮して、こちらをあえてスタンダードという名称にしたのです。

三つめがプチ糖質制限食です。これは一日三度の食事のうち、夕食だけ糖質の多い食品を避けます。三食のうち一回だけですから、実行は非常に楽ですが、糖尿人では食後高血糖が二回生じるので勧められません。

また体重減少効果も一番遅いですが、プチだけでダイエット成功する人もいます。スーパー糖質制限食を2週間くらい続けて減量して、目標体重を達成したら、プチ糖質制限食というやりかたもあります。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
新刊本、高雄病院の「糖質制限」給食、刊行です。
給食本


おはようございます。

糖尿病・肥満を克服する【高雄病院の「糖質制限」給食】 江部康二著、講談社、2012年4月

満を持して、いよいよ発売です。

過去約600人の入院糖尿病患者さんに供給して、血糖コントロールに画期的な実績を上げてきた、高雄病院の「糖質制限」給食。

余すことなく、1ヶ月間、31日分の日替わりメニューのレシピをを写真付きで紹介しました。

講談社・編集の谷山涼葉さんによれば、

『高雄病院の「糖質制限」給食こそは、日本の糖質制限食の王道です。』

この発言にすっかり乗せられてその気になって、本書が企画されました。

高雄病院栄養課には、部長の橋本眞由美さんをはじめ、全面的にお世話になり感謝です。

現在、入院糖尿病患者さんだけでなく、外来通院糖尿病患者さんにも、昼食に高雄病院の「糖質制限」給食(予約が必要です)を提供しています。

本書の特徴は、各項目を読みやすい文字数に簡略にまとめて、糖質制限食の理論や疫学研究を紹介してあることです。最新の糖質制限食基礎知識が、さくさくと手に入ると思います。

もう一つ、私、江部康二の一週間の糖質制限食ライフ(朝食、昼食、夕食)が取り上げられているのも特徴です。

外食、自宅での食事、アルコールなど密着取材して記載しています。

取材は自分自身で、講演旅行のときも、手帳にメモをとって記録しました。

患者さんの体験談も男女それぞれ、載せさせていただきました。

K・Kさん、井上和子さん、ありがとうございました。

糖質制限食最新の基礎知識と高雄病院のレシピを、本書1冊で得ることができます。

是非、ご一読いただけば幸いです。


江部康二

☆☆☆

『高雄病院の「糖質制限」給食』の表紙裏から以下転載

従来の糖尿病食(糖質60%)を実践する限りは、食後高血糖が必ず生じます。

そのため、食事療法・運動・服薬・インスリン注射などを行っているにもかかわらず、糖尿病腎症による腎不全で人工透析になる方が、年間16271人もおられます。

本書の「スーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)」を実行すれば、薬に頼ることなく、速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。
  
高雄病院理事長 江部康二


☆☆☆

『高雄病院の「糖質制限」給食』のイントロから以下転載

<糖質制限食は人類の健康食>

糖質制限食は、高雄病院で1999年から日本で初めて開始した食事療法です。わかりやすく言うと米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの糖質が多い食品を食べないで、肉や魚貝や豆腐や葉野菜などをしっかり摂取する食事療法です。

糖質制限食というと変わった食事というイメージなのですが、実は人類本来の自然な食事なのです。人類が誕生したのが約700万年前で、農耕が始まるまでは、生業は狩猟・採集であり、全ての人類が糖質制限食でした。

約10000年前に農耕が始まり、主食が穀物へと変化し、現在まで続いています。即ち穀物を主食としたのは、人類の歴史の中でわずか1/700の期間に過ぎません。このように歴史的に進化の過程をみると「糖質制限食」と「穀物を主食とする高糖質食」、どちらが人類にとって自然な食事なのかはいうまでもありません。

糖質制限食は、人類本来の食事、いわば人類の健康食ですので、糖尿病や肥満をはじめとして様々な生活習慣病が改善していきます。

しかも糖質制限食は、糖質を抜くだけで脂質やタンパク質はOKなので「美味しく楽しく」続けられるのが特長です。またお酒も蒸留酒や辛口のワインや糖質ゼロ発泡酒ならOKなので、糖質制限食を足かけ10年続けている私にとっても、とても嬉しい食事療法なのです。

本書ではその効果を高雄病院の12年以上の経験、1500人以上の治療実績をもとに、糖尿病・肥満・生活習慣病について解説し、レシピを紹介しました。

さらに最近は糖質制限食OKのスイーツ、お好み焼きなども開発され、下戸のかたにも手厚くフォローできるようになりました。




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テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限パンと血糖値
おはようございます。

よく読者の皆様から

「○○の糖質制限パンは食べて大丈夫なのでしょうか?」

と言った質問を頂きます。

糖質制限パンと名うっているメーカーのパンがいろいろと販売されていますが、 確かに一般の小麦のパンに比べたら、糖質が少ないことは間違いないと思います。

従って、大きく血糖値が上がることはないと思います。

しかし、これらの糖質制限パンについて、私は監修しておりませんので、実際の血糖値を上昇させる糖質含有量がどの程度なのかはわからないのが実情です。

糖質制限パンは、小麦フスマ、小麦タンパク、大豆粉、おから・・・

いろいろ原材料に工夫して、各メーカーが作っていると思います。

問題は、表示してある糖質量から換算するよりも、かなり大きく血糖値を上げてしまう糖質制限パンもあるので、一定の注意が必要ということです。

基本的には、各自が血糖自己測定器で、自分が食べている糖質制限パンの血糖値上昇がどの程度か、確認するのが一番いいと思います。

私が確実に把握しているのは、自分が監修している

糖質制限ドットコム」「やせる食べ方ドットコム

の糖質制限パンです。

これらは、私及び高雄病院の糖尿病患者さんの協力を得て、人体実験で確認してありますので、表示成分のとおりの糖質含有量で、血糖値はほとんど上げません。

ごく普通の小麦のパンは、

例えば、バターロール1個40gで糖質量18.6gあります。
糖質制限ドットコム」や「やせる食べ方ドットコム
の美味しい糖質制限パンは、1個45gで糖質量は1.7g(エリスリトールを除く)

シナモンパンは1個約50gあたり2.3g(エリスリトールを除く)と極少量の糖質です。

エリスリトールを除いているのは、血糖値を上げる糖質だけ表示する方が計算しやすいからです。

ちなみにエリスリトールは、血糖値を上昇させません。

糖質制限パンに関しては、恐らく私達が日本で一番の時間と手間をかけて、研究・研鑽を積んできましたので、「糖質制限ドットコム」や「やせる食べ方ドットコム」のものより、糖質含有量が少ないパンは、この世に存在しないと自負しています。

糖質制限ドットコム
http://www.toushitsuseigen.com/

やせる食べ方ドットコム
http://www.yaserutabekata.com/


江部康二





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テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
あの日野原重明先生が、健康法として糖質制限食を
こんにちは。

読売オンラインに大変興味深い記事が載りましたので紹介します。

なんと、あの私の超大先輩、100歳の現役医師・日野原重明先生が京都市左京区の「京都大百周年時計台記念館」で行われた講演会「健康で賢い日本人―京都からの発信」において

自らが実践する健康法として、

▽30歳の時の体重を維持する
▽糖質(炭水化物)を制限し、たんぱく質と野菜を十分にとる
▽週に1回ストレッチする――

などを紹介されたそうです。

日野原先生と糖質制限食・・・

何だかとてもぴったりで、嬉しい限りです。


江部康二


以下は、読売オンラインより転載

☆☆☆
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20120415-OYT8T00765.htm
日野原さん100歳の健康法 30歳の体重維持/糖質制限 母校・京大


「自らが病気になった経験から患者の立場に立つ医療を考えるようになった」と話す日野原さん(左京区で)  聖路加国際病院(東京都)理事長で100歳の現役医師である日野原重明さんらの講演会「健康で賢い日本人―京都からの発信」が15日、左京区の京都大百周年時計台記念館であった。日野原さんが語る長寿の秘訣(ひけつ)に約900人の参加者が聴き入った。

日本内科学会が、市民に健康や医療の最新情報を届けようと企画。日野原さんは京大医学部出身で、ゲストに招かれた。

日野原さんは「吉田山や時計台を見ると、ふるさとに帰ってきたようです」と学生時代を振り返り、若い頃には結核などの大病を患ったことを紹介。しかし、療養していた時期に、体を落ち着けてピアノや習字などを学ぶことができたと述べ、「病むことで得られることもある」と語りかけた。

自らが実践する健康法として、30歳の時の体重を維持する▽糖質(炭水化物)を制限し、たんぱく質と野菜を十分にとる▽週に1回ストレッチする――などを紹介。30分間、ユーモアを交えながら大いに語った。

参加した左京区の水谷昭夫さん(83)は「精力的な日野原先生のお姿に元気をもらいました。健康法もぜひ参考にしたいです」と話していた。

(2012年4月16日 読売新聞)





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テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
築地王・小関敦之氏の著書「酒呑み、肉三昧でも一生太らない食べ方」
こんばんは。

この度、テレビチャンピオン「築地王選手権」で優勝された、

小関敦之氏の著書「酒呑み、肉三昧でも一生太らない食べ方」(アチーブメント出版)

が出版されました。

縁あって、大柳珠美管理栄養士と私が監修をつとめさせていただきました。

小関さん、築地王とあって食べるのがお仕事みたいなもんですから、気が付けば年々体重が増え、40代半ばでとうとう体重が80kgを超過してしまい81.5kgになりました。

身長は173cmですので、BMIは27.2で立派な肥満です。

さて、ここからが並の人とはひと味違います。

何と、半年で16kgの減量に成功されました。

そう、皆さんもうおわかりですね。小関敦之氏のダイエット成功の秘密は、糖質制限食だったのです。

私の本を読まれ、糖質制限ダイエットを実践し、運動もなく、空腹感や食べごたえの無さに悩まされることもなく、半年で65.5kgまで減量で、目標達成(BMI:21.9)です。

ダイエットを決意したきっかけ、日々の糖質制限食をどう実践、あえて糖質摂取でリバウンド実験、継続のためのノウハウなどなど、実体験に基づく説得力のある糖質制限食の実践ヒントが盛りだくさんです。

すでにアマゾンで売れ行き好調のようです。
皆さんも是非、一読あれ。



江部康二





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テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限ドットコムよりイカの姿焼き煎餅、好評発売中。
イカ煎餅_convert_20120416134732


こんにちは。

あらてつさんでお馴染みの糖質制限ドットコムより、イカの姿焼き煎餅が発売されています。

煎餅といっても、一般的なもち米を使ったものではなくて、姿焼き煎餅です。

あらてつさんがこの煎餅の試作品を持って来た時、イカの姿焼き煎餅なんて、最初から糖質なんて含まれてないのに、なんでわざわざ糖質制限で作るんだろうと思いました。

ところが、私も知らなかったのですが、普通に売っているイカの姿焼き煎餅、かなりの糖質が含まれているんですね。

あらてつさんによりますと、イカの姿焼きを作る時、まず原料のイカを調味料に漬け込むんだそうですが、この調味料にけっこうな砂糖と甘味料が入っているとのことです。

この調味液に漬け込んで味付けしたあと、かたくり粉をまぶして焼くわけですが、鉄板で焼いて水分が飛びますと、なんと焼き上がった煎餅の重量の30%が糖質になるんだそうです。

イカの姿焼きに糖質なんてなさそうと思っていたので、これは驚きでした。

調味液に砂糖を使わず甘味料にして、かたくり粉の代わりにこんにゃくの粉を使ったそうです。

その結果、1袋45gあたりの糖質は、1.7gとなりました。

これは、通常のイカの姿焼き煎餅の1/8の糖質だそうです。

で、私も実際に食べてみたのですが、美味しいですね。

食べ比べた通常のイカ煎餅と全く変わりません。

何も聞かされずに食べると、区別付かないのではないでしょうか。

試食したあと病棟へ持って行って、詰所で看護師さん達にわけたくらいですから\(^o^)/

家に持って帰って、あらてつさんお勧めの七味マヨネーズで食べると、焼酎のあてに最高でしたね。

今時のイカの姿焼き煎餅は、大量生産するために油で揚げるそうですが、このイカの姿焼き煎餅は一枚一枚手焼きしてるとのこと。やっぱり、焼いたものと揚げたものでは美味しさが違うらしいです。

これまで、糖質制限で煎餅のようなものがなかったので、このイカの姿焼き煎餅は嬉しいですね。

ブログ読者の皆さんも、是非お試しあれ。

糖質制限ドットコムさんで販売しています。

イカの姿焼き煎餅
http://www.toushitsuseigen.com/shop/abs_ikasen.html



江部康二




医療関係者向けNPO糖質制限食ネット・リボーン・セミナーin京都のお知らせ

糖質制限食のパイオニアである講師・江部康二が、高雄病院の豊富な症例をもとにした理論と実践を徹底的に解説。一般向け講演に比べて糖質制限食の理論をとくに詳細に展開します。

詳細、お申込みはこちらから

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2051.html


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
特別企画 糖質制限食ネット・リボーン医療関係者限定セミナー in 京都 のお知らせ
こんにちは。

この度、関西で初めて、医療関係者限定のセミナーを開催することとなりました。

まずは地元で足もとを固めようと、京都開催となりました。

2012年2月5日(日)東京・中野において、医療関係者向けNPO糖質制限食ネット・リボーン・セミナーを開催し、おかげさまで大好評でした。

今回の京都セミナーも、2012年1月15日(日)第15回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)での「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」のディベートセッションの最新情報などを盛り込んで、中身の濃いものにしたいと思います。

糖質制限食とガンに関する考察も、しっかりパワーポイントスライドに入れました。

江部康二



以下は、リボーン事務局からの案内です。

☆☆☆

ドクター江部の活動拠点である京都で医療関係者向けのセミナーを開催することになりました。一般向けの講演会にくらべ、さらに専門性の高い内容で構成します。関西地区でご活躍のドクターをはじめ、医療関係者の皆様、食品研究者の皆様に参加いただき、糖質制限食の普及と活発な交流を目指したいと思います。


「糖質制限食の有効性・安全性・長期予後」
糖尿病・メタボリックシンドローム・肥満 豊富な症例をもとにした理論と実践

【講師】江部康二

<1部>糖質制限食のパイオニアである講師・江部康二が、高雄病院の豊富な症例をもとにした理論と実践を徹底的に解説。一般向け講演に比べて糖質制限食の理論をとくに詳細に展開します。

<2部>質疑応答。臨床での実践等について意見交換の時間とします。

【日時】2012年5月20日(日)

タイムスケジュール(予定)
13時00分開場
13時30分~基調講演 江部康二(1時間30分)
15時00分~休憩(20分)
15時20分~質疑応答(50分)
16時30分~終了

【会場】メルパルク京都 4階 研修室3【藤】

〒600-8216
京都府京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13
TEL:075-352-7444㈹

会場までのアクセス JR京都駅(烏丸中央口)から東へ約1分
http://www.mielparque.jp/kyoto/access/

【会費】 一般5,000円  リボーン会員4,000円  学生2,500円 
     ※当日、会場受付にてお支払い下さい。
     ※学生の方は、学生証をご提示下さい。

【定員】 50名

【申し込み】下記お申し込みフォームよりお願い致します。
       http://form1.fc2.com/form/?id=751355

※ご注意
電話、ブログコメント欄でのお申し込みは受け付けておりません。
必ず申し込みフォームからお申し込み下さい。


【申込〆切】2012年5月15日

【主催】NPO法人糖質制限食ネット・リボーン

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スペイン産エクストラヴァージンオリーブオイル モリドルオリーブオイル
スペイン産エクストラヴァージンオリーブオイル モリドルオリーブオイル、入荷致しました。

3月に今年の初搾りを輸入して、お陰様で早々に売り切れとなりました。

今回は、今年の通常のエクストラヴァージンオリーブオイルとなりますが、初搾りに負けないくらいフルーティーで美味しい出来上がりとなっています。

昨年のスペイン出張で、オリーブ畑とオリーブ工場を見学してきましたが、いやはや、ほんまに手間暇かけて愛情注いでオリーブオイルを作っておられるのが、よ~くわかりました。

そりゃ機械は使っていますが、オリーブの収穫からオイルの製造・瓶詰めまで、行程がほとんど手作業に近いんですよね。

正直、「ここまで手かけてんねや!」と驚きましたもん。

あとね、オリーブ畑で生産農家の方とお話させて頂いた際に、

「うちでは化学肥料や農薬は一切使っていない。この栽培方法で州からメダルをもらったんだ。」

と誇らしげに語っておられましたし、

モリドルオリーブオイルの方は

「このオイルは、私の子どものようなものです。」

と仰ってましてね、なるほど、モリドルオリーブオイルは、この方たちが作っているから美味しんだ、このオイルの販売を決めた私の目に狂いはなかったと、思いっきり自画自賛しました(笑)

まあ、冗談さておき、

「江部康二先生はオリーブオイルを推奨されてるけど、正直どれを選んでいいのかわからない」



「よく店でエクストラヴァージンオリーブオイルって書いてあるけど、ほんまなんか?」

とお悩みや疑問のお声を頂戴します。

そんなお悩みの皆様に、本場スペインから直輸入、少量生産のエクストラヴァージンオリーブオイル、モリドルオリーブオイル、あらてつが全身全霊をもってお勧め致します。

モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。


モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル


モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。

オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。

モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。

この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。

つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。

オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ•ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。

オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。

その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。

料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。

これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。


パトリシアさん_convert_20130222094359


さて、まだお試し頂いてない方で、買う前に食べてみたいなと思われた方は、江部康二先生行きつけの糖質制限なスペイン料理屋さん カフェ・ハルディンでモリドルオリーブオイルを使った料理を出していただけますので、糖質制限なスペイン料理と共に味わって頂ければと思います。

江部康二先生と宮本マスター

先生と宮本さん

カフェハルディン
http://www008.upp.so-net.ne.jp/cafejardin/
京都市右京区鳴滝本町77
TEL:075(464)8850
火曜定休日

※糖質制限食ご希望の方は、お電話で「糖質制限で」とお伝え頂けると嬉しいです。


ではでは、本場スペインから直輸入、少量生産のエクストラヴァージンオリーブオイル、モリドルオリーブオイルの詳細&お求めはこちらからどうぞ

↓ ↓ ↓

モリドル オリーブオイル
http://www.toushitsuseigen.com/shop/etc_oliveoil.html

ご注文、お待ちしております♪



糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
特別企画 糖質制限食ネット・リボーン医療関係者限定セミナー in 京都 のお知らせ
こんにちは。

この度、関西で初めて、医療関係者限定のセミナーを開催することとなりました。

まずは地元で足もとを固めようと、京都開催となりました。

2012年2月5日(日)東京・中野において、医療関係者向けNPO糖質制限食ネット・リボーン・セミナーを開催し、おかげさまで大好評でした。

今回の京都セミナーも、2012年1月15日(日)第15回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)での「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」のディベートセッションの最新情報などを盛り込んで、中身の濃いものにしたいと思います。

糖質制限食とガンに関する考察も、しっかりパワーポイントスライドに入れました。

江部康二



以下は、リボーン事務局からの案内です。

☆☆☆

ドクター江部の活動拠点である京都で医療関係者向けのセミナーを開催することになりました。一般向けの講演会にくらべ、さらに専門性の高い内容で構成します。関西地区でご活躍のドクターをはじめ、医療関係者の皆様、食品研究者の皆様に参加いただき、糖質制限食の普及と活発な交流を目指したいと思います。


「糖質制限食の有効性・安全性・長期予後」
糖尿病・メタボリックシンドローム・肥満 豊富な症例をもとにした理論と実践

【講師】江部康二

<1部>糖質制限食のパイオニアである講師・江部康二が、高雄病院の豊富な症例をもとにした理論と実践を徹底的に解説。一般向け講演に比べて糖質制限食の理論をとくに詳細に展開します。

<2部>質疑応答。臨床での実践等について意見交換の時間とします。

【日時】2012年5月20日(日)

タイムスケジュール(予定)
13時00分開場
13時30分~基調講演 江部康二(1時間30分)
15時00分~休憩(20分)
15時20分~質疑応答(50分)
16時30分~終了

【会場】メルパルク京都 4階 研修室3【藤】

〒600-8216
京都府京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13
TEL:075-352-7444㈹

会場までのアクセス JR京都駅(烏丸中央口)から東へ約1分
http://www.mielparque.jp/kyoto/access/

【会費】 一般5,000円  リボーン会員4,000円  学生2,500円 
     ※当日、会場受付にてお支払い下さい。
     ※学生の方は、学生証をご提示下さい。

【定員】 50名

【申し込み】下記お申し込みフォームよりお願い致します。
       http://form1.fc2.com/form/?id=751355

※ご注意
電話、ブログコメント欄でのお申し込みは受け付けておりません。
必ず申し込みフォームからお申し込み下さい。


【申込〆切】2012年5月15日

【主催】NPO法人糖質制限食ネット・リボーン

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
江部康二「糖質制限食」講演会 in 北九州(5月13日)のお知らせ
北九州 三島さんから、5月13日に開催される「糖質制限食」講演会 in 北九州の参加申し込み途中経過をコメント頂きました。

『参加希望者が順調に伸びています。
昨日今日で、あっという間に、30を超えました。
医師、看護師の方。
他県からの方。
反響が大きいことを実感しています。』


三島さん。
参加申し込み、順調に伸びているとのことで嬉しいです(^^)

今回の北九州講演は、2008年11月23日に博多での講演後、実に3年半ぶりの福岡での開催となります。

この3年半で糖質制限食の基礎理論も随分、発展しました。

高雄病院での豊富な経験をもとに、糖尿病・肥満・メタボを中心に、最新の糖質制限食の有効性をお話しします。

この勢いですと、お早めに申し込みして頂いた方がいいですね(^_^;)

北九州ならびに近隣の糖尿人、メタボ人の皆さんのご参加お待ちしています。

三島さん、ありがとうございました。


江部康二



以下、主催の三島さんからのご案内です。




<健康な心と体で、学びを極める>

「有限会社 文 平」設立20周年 & 「三 島 塾」開塾3周年 記念事業

江部康二先生「糖質制限食」講演会 in 北九州

~美味しく、楽しく食べて、“糖尿病”を克服しよう!~

「糖質制限食」のパイオニアである江部康二先生が、高雄病院の豊富な症例をもとに、
その“理論と実践”を一般の方でもわかるように、丁寧に解説します。


◆日  時:2012年5月13日(日) 
 
       12時00分    開  場
       12時30分 ~  講  演  江部 康二先生(60分)
       13時30分 ~  休憩をはさみ、サイン会  (30分程度)
       14時00分    終  了

◆会  場:ウェル戸畑・多目的ホール
〒804-0067 北九州市戸畑区汐井町1番6号 093-871-7200
JR鹿児島本線・戸畑駅・南口 目の前  *当日、改札口前で、案内係がご案内します。
駐車場(ウェル戸畑1F、JR戸畑駅、イオン戸畑の駐車場をご利用頂けます。)

◆会  費:一   般 1,000円 (税込、資料付き)

◆定  員:100名 (定員になり次第、募集を打ち切ります。)    

◆参加申し込みの手順

① メールかFAXで申し込んで下さい。

・メールでのお申し込み=<参加希望>とお書きの上、misimyk@yahoo.co.jp に、
送信して下さい。 

・FAXでのお申し込み=<返信先のFAX番号>をお書きの上、
093-231-0341に、FAXして下さい。

② 詳しい「案内書」を返信します。

③「案内書」に従い、会費を振り込んで下さい。

以上、会費をお振り込み頂いた時点で、「受け付けが完了」します。

当日、受付でお名前を確認させて頂きます。
なお、会場準備の都合上、「当日受付」は致しません。 

◆申込〆切:2012年4月30日(月)17:00 まで

◆主  催:(有) 文 平、学習塾「三 島 塾」
(〒804-0082 北九州市戸畑区新池1-4-5 )
*ブログ「三 島 塾」で、<実測血糖値入り、写真付きレシピ> 毎日、更新中!

「江部式糖質制限食」講演会 in北九州 実行委員会 (事務局は、「三島塾」内)

◆共  催:「NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン」 http://reborn-net.org/news/%20637/

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル

お早うございます。

昨晩、NHKの 地球イチバン「地球イチバンのオリーブ天国~スペイン~」という番組で、スペイン産のオリーブオイルのお話をしていました。

スペインのオリーブオイル生産量は、世界のおよそ40%を締めるであるとか、、バージンオイルとエクストラ・バージンの違いについてなど解説していました。

これまで何度か紹介した、あらてつさんの糖質制限ドットコムで販売している、スペイン直輸入のモリドルエクストラバージンオリーブオイル、大変好評で昨年入荷分は早々に売り切れたとのことです。

そのモリドルから、今の時期限定の 初搾りエクストラバージンオリーブオイル が入荷したとのこと。

初摘・初搾りのオリーブオイルは、一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルだそうです。

番組でもありましたが、オリーブオイル業界、聞くところによるといろいろと複雑で、「エクストラヴァージンオリーブオイル」といいながら、そうでないものがかなりの割合で流通しているそうです。

ですがこのモリドルオリーブオイルは、あらてつさんが直接工場まで行って「冷温圧搾・無濾過・無添加・混ざりっけ無しのエクストラヴァージンオリーブオイル」であることを確認してきました。

あらてつさん、知っている人は知っている「かなりうるさい男」ですので、工場を隅から隅まで調べて現地の人たちにおもいっきり嫌がられてきたことは、想像に難くありません。

スペインでも「うるさいぶり」を遺憾なく発揮してきたあらてつさん太鼓判のモリドルオリーブオイル、私もこのブログをご覧の糖尿人、メタボ人、ダイエッターの皆さんにお勧め致します。

以下、あらてつさんからのご案内です。

そうそう、最後にご紹介しているオリーブオイル試食会、キャンセルが出たとのことで、若干名空きができました。

私も参加するので皆さん、是非どうぞ。


江部康二





Primera extracción en frío(初搾りエクストラバージンオリーブオイル)発売開始!

オリーブオイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)から、初摘、初搾りのオリーブオイルが入荷しました。

年に一回、この時期だけしか販売されない大変貴重なオリーブオイルです。

Primera extracción en frío オリーブオイルは、収穫したてのオリーブを風味が損なわれないように冷温圧搾し、濾過せずそのまま瓶詰します。

なので一般的なオリーブオイルよりも色合いが濃く、オリーブ本来の香りや味わいをストレートにお楽しみいただけます。

一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルです。

通常のオリーブオイルにない濃厚な味と香りをお楽しみ頂けます。

モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。



モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル


モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。

オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。

モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。

この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。

つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。

オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。

オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。

その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。

料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。

これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。


パトリシアさん_convert_20130222094359


数量・期間限定のモリドル初搾りエクストラバージンオリーブオイル

是非皆さんもお試しください。

詳細・ご購入はこちらから
↓ ↓ ↓
モリドル 初摘み・初搾りオリーブオイル
http://www.toushitsuseigen.com/shop/etc_oliveoil.html




糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スーパー糖質制限食に発ガンのリスクはありや無しや?
こんにちは。

厚生労働省によれば、人口10万人あたりの死因は、ガンがもっとも多く250人を超え、脳血管疾患が約100人、心臓疾患も約100人、肺炎は70人強ていどです。

スーパー糖質制限食は、相対的に高脂質・高タンパク食となります。

ブログ読者の皆さんにおいて、

「高脂質食を長年続けることで、死因のほとんどを占める動脈硬化疾患やガンのリスクにはならないか?」

という、従来の定説に基づく質問が時々あります。

高脂質食と動脈硬化疾患に関しては、2012年04月09日 (月)の本ブログ記事において

「飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない」

という論文を紹介しました。

もう一つの質問ですが、「高脂質食とガンのリスクについて」ですね。

スーパー糖質制限食(高脂質食)に発ガンのリスクはありや無しや?

復習を兼ねて、この問題を考察してみましょう。

総摂取カロリーに対して

「脂質56%、タンパク質32%、糖質12%」

という構成比が高雄病院のスーパー糖質制限食です。

当然、従来の一般的な食生活に比べれば、高脂質・高タンパク食となります。

ブログ読者の皆さんが一番心配なのは、従来の定説にあるように、高脂質・高タンパク食を長年続けたら、何らかのガンになり易くなるのではないかという懸念でしょう。何と言っても日本人の死因の圧倒的一位はガンですからね。

これに対しては、

「スーパー糖質制限食と発ガンのリスクに関するエビデンスはない」

というのが、結論です。

すなわち、

「スーパー糖質制限食で発ガンのリスクが増えるというエビデンスはない。」

ですし、一方

「スーパー糖質制限食で発ガンのリスクが減るというエビデンスもない。」

ということです。

これは、糖質摂取比率12%の集団と通常食の集団におけるガンの発生を、10年.20年経過を追ったような臨床研究は、現時点で存在しないので、当然の結論です。


【低炭水化物食と全死亡率および死因別死亡率:二つのコホート研究

「Annals of Internal medicine
September 7 2010 vol.153 Issue5 p289-298 
Low-Carbohydrate Diets and All-Cause and Cause-Specific Mortality:Two Cohort Studies
Teresa T. Fung, Rob M. van Dam, Susan E. Hankinson, Meir Stampfer, Walter C. Willett, and Frank B. Hu」

要旨

「低炭水化物食と死亡率の関連を長期にわたって調べたデータはほとんどない。今回,前向きコホート研究で,Nurses' Health Study(訳注:看護師の健康調査)に参加した85,168人の女性とHealth Professionals' Follow-up Study(訳注:医療従事者追跡研究)に参加した44,548人の男性を最大26年間追跡した。動物性脂肪および蛋白質を重視した食事では,全死亡率,心血管死亡率,がん死亡率が高かった。一方,植物性脂肪および蛋白質を重視した食事では,全死亡率と心血管死亡率が低かった。」】

この論文の、

「糖質制限食(低炭水化物食)で、動物性脂肪および蛋白質を重視した食事では、全死亡率、心血管死亡率、がん死亡率が高かった。」

を根拠にして、糖質制限食は発ガンのリスクが懸念されると言う人もいますが、これは根本的な誤解です。

この論文はあくまでも、総摂取エネルギーの35.2%(男性)と37.2%(女性)を、炭水化物から摂取しているグループにおける話です。

総摂取エネルギーの12%を糖質から摂取しているグループは、この論文のどこにも登場しないので、比較不能です。

つまり、高雄病院流のスーパー糖質制限食を実践している人においては、この論文は全く参考になりません。

炭水化物を総摂取エネルギーの60%食べているグループに比べれば、炭水化物35.2%、37.2%のグループのほうが、確かに低糖質食です。それで低炭水化物食のコホート研究としたのでしょう。

一方、糖質を総摂取エネルギーの12%しか食べていないグループに比べれば、炭水化物35.2%、37.2%のグループは3倍の高糖質食であり、到底、低糖質食とは言えません。

ちなみに、ADAは130g/日以下、2000kcal/日で26%以下を糖質制限の定義としており、バーンスイタイン医師ら糖質制限食派の医師もこれを認めています。

これまで多くの研究で、高インスリン血症による腫瘍増殖・発ガン促進作用が示されています。

糖質を総摂取エネルギーの12%とする、スーパー糖質制限食なら食事1回分の糖質は10~20gで、追加分泌インスリンは、せいぜい基礎分泌の約2倍ていどです。

一方、炭水化物摂取比率35.2%、37.2%のグループは、1回の食事の糖質は50g以上であり、食事の度に血糖値が上昇し、約10~20倍の追加分泌インスリンが分泌されます。

すなわち、炭水化物摂取比率35.2%、37.2%のグループでは、明白な発ガンリスクとなるインスリン分泌が改善できていません。

これだけのインスリン分泌量は、糖質60%のグループとさほど変わらないと思います。

スーパー糖質制限食なら、発ガンリスクのインスリン分泌は極少量で済みます。

これらのことは生理学的な事実です。

また国際糖尿病連合(International Diabetes Federation:IDF)の「食後血糖値の管理に関するガイドライン」2007年、によれば、食後高血糖そのものが、ある種のガンのリスクとなります。

糖質を総摂取エネルギーの12%とするスーパー糖質制限食なら、食後高血糖は生じませんが、炭水化物摂取比率35.2%、37.2%のグループは、1日3回以上食後高血糖を生じガンのリスクとなります。

さらに、糖質制限食により、HDLコレステロールが増加することには、RCT研究論文によるエビデンスがあります。HDLコレステロールが上昇すると発ガンリスクが減少することにも、RCT研究論文によるエビデンスがあります。

「インスリン分泌が極少量」「食後高血糖がない」「HDLコレステロールが上昇」という、発ガンリスクを減少させる3つの利点とエビデンスがあるスーパー糖質制限食において、長年続けることでそれらを上回る何らかの発ガンリスクが、存在するのかしないのかということは、今後長期にわたり検討していく必要はあるでしょう。

幸い、現在までそのような謎の発ガンリスクは知られていませんが・・・。

結論です。

「スーパー糖質制限食と発ガンのリスクに関するエビデンスはない」

のですが、発ガンリスクが明白に確認されているインスリンの分泌が、スーパー糖質制限食なら、極少量に抑えられることは、生理学的事実です。

また、発ガンリスクの一つの食後高血糖も、スーパー糖質制限食なら生じません。

さらにスーパー糖質制限食なら、発ガンリスクを減少させるHDLコレステロールが上昇するのも大きなアドバンテージです。

そしてスーパー糖質制限食は高脂質食になりますが、「飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない」というエビデンスがあります。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
江部康二「糖質制限食」講演会 in 北九州(5月13日)のお知らせ
こんにちは。

ブログ読者の三島さんが、この度北九州市にて私の講演会を開催してくださいます。

以前博多で糖質制限食の講演会をしたことがありますが、北九州市は初めてなので楽しみです。

以下、そのご案内です。

九州の皆さん、是非、ご参加くださいね。


以下、三島さん作成のちらしです。



<健康な心と体で、学びを極める>

「有限会社 文 平」設立20周年 & 「三 島 塾」開塾3周年 記念事業

江部康二先生「糖質制限食」講演会 in 北九州

~美味しく、楽しく食べて、“糖尿病”を克服しよう!~

「糖質制限食」のパイオニアである江部康二先生が、高雄病院の豊富な症例をもとに、
その“理論と実践”を一般の方でもわかるように、丁寧に解説します。


◆日  時:2012年5月13日(日) 
 
       12時00分    開  場
       12時30分 ~  講  演  江部 康二先生(60分)
       13時30分 ~  休憩をはさみ、サイン会  (30分程度)
       14時00分    終  了

◆会  場:ウェル戸畑・多目的ホール
〒804-0067 北九州市戸畑区汐井町1番6号 093-871-7200
JR鹿児島本線・戸畑駅・南口 目の前  *当日、改札口前で、案内係がご案内します。
駐車場(ウェル戸畑1F、JR戸畑駅、イオン戸畑の駐車場をご利用頂けます。)

◆会  費:一   般 1,000円 (税込、資料付き)

◆定  員:100名 (定員になり次第、募集を打ち切ります。)    

◆参加申し込みの手順

① メールかFAXで申し込んで下さい。

・メールでのお申し込み=<参加希望>とお書きの上、misimyk@yahoo.co.jp に、
送信して下さい。 

・FAXでのお申し込み=<返信先のFAX番号>をお書きの上、
093-231-0341に、FAXして下さい。

② 詳しい「案内書」を返信します。

③「案内書」に従い、会費を振り込んで下さい。

以上、会費をお振り込み頂いた時点で、「受け付けが完了」します。

当日、受付でお名前を確認させて頂きます。
なお、会場準備の都合上、「当日受付」は致しません。 

◆申込〆切:2012年4月30日(月)17:00 まで

◆主  催:(有) 文 平、学習塾「三 島 塾」
(〒804-0082 北九州市戸畑区新池1-4-5 )
*ブログ「三 島 塾」で、<実測血糖値入り、写真付きレシピ> 毎日、更新中!

「江部式糖質制限食」講演会 in北九州 実行委員会 (事務局は、「三島塾」内)

◆共  催:「NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン」 http://reborn-net.org/news/%20637/



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
医師のサイトm3.com・糖質制限食の長期継続は安全か・アンケート
おはようございます。

医療従事者専門のサイトm3.com、医師の会員が10万人以上のようです。

このm3.comにおいて、

糖質制限食の長期継続は安全か(2012/03/26-2012/04/08)

というアンケート調査が行われました。

Q. 1.
【医師限定】糖質制限食の長期継続は安全か(「臨床賛否両論」の記事を読み、ご回答ください)

医師の回答(投票者数:1,154)
推進・長期継続も安全 25%
慎重・長期継続で合併症リスク高める 32%
どちらとも言えない 43%

アンケート以外にも、個々の医師の意見が数十件、投稿されました。

賛成、反対半々くらいでしたが、賛成派の医師は、ほぼ全員ご自分が糖質制限食を実践中であり、その体験も踏まえての糖質制限食肯定ということでした。

これに対して反対派は、自分で糖質制限食を実践している医師は皆無で、根拠も従来の常識論に終始していて、勿論エビデンスレベルの高いRCT研究論文などはまったく登場しませんでした。

予想通りといえば予想通りでしたね。

一方、アンケートのほうは3月26日から4月8日まで14日間に1154人の医師から回答があり、推進が25%、慎重が32%、どちらとも言えないが43%で、意外なほど、推進派が多かったですね。

医師の4人に1人が、糖質制限食に賛成とこのアンケートでは出たのですが、臨床現場ではまだまだそこまで普及はしていませんね。

m3.comのアンケートに推進派の医師が、より積極的に応じたということでしょう。

ともあれ、医師の間に確実に糖質制限食が浸透してきてはいます。

☆☆☆
「臨床賛否両論」m3.com
から、イントロのみを抜粋
http://www.m3.com/sanpiRyouron/article/150631/

糖質制限食の長期継続は安全か

糖尿病の新たな食事療法「糖質制限食」、長期継続に問題は?

2012年3月26日 山田留奈(m3.com編集部)
カテゴリ:一般内科疾患・内分泌・代謝疾患・その他

糖質をできる限り排除した食事療法「糖質制限食」は、短・中期効果が報告されている。
糖尿病は一生付き合う病気なだけに、糖質制限食を選択するなら自ずと長期継続となる。
糖尿病患者が糖質制限食を長期継続しても安全か。弊害が出てくる可能性はあるか。

「臨床賛否両論」をご覧いただき、ご意見を こちらから投稿ください。
投票はこちらから。
記事の末尾にも投稿と投票へのリンクを設けています。

--------------------------------------------------------------------------------
<推進>
長期継続も安全

自ら10年にわたり糖質が約12%の「スーパー糖質制限食」を継続している江部康二氏。長期に継続しても何ら問題なく、得られるベネフィットは多いと語る。

高雄病院理事長の江部康二氏は、「糖尿病患者が糖質制限食を長期継続しても、安全性には全く問題はない。それより、血糖値、HbA1cに加え、中性脂肪やLDL-C、肥満が改善するため、長期予後は良好だ」と主張する。

<慎重>
長期継続で合併症リスク高める

久保明氏は、「糖尿病患者は様々なリスクを抱えている。糖質制限食を長期継続しても問題ないと判断するのは時期尚早ではないか」と釘を刺した。

高輪メディカルクリニック院長の久保明氏は、「糖尿病患者は腎症、心血管障害、癌、認知症など、多数の合併症リスクを抱えている。それらをきちんと評価できない現状では、糖質制限食の長期継続を一概に勧めるべきでない」と考える。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル

お早うございます。

昨晩、NHKの 地球イチバン「地球イチバンのオリーブ天国~スペイン~」という番組で、スペイン産のオリーブオイルのお話をしていました。

スペインのオリーブオイル生産量は、世界のおよそ40%を締めるであるとか、、バージンオイルとエクストラ・バージンの違いについてなど解説していました。

これまで何度か紹介した、あらてつさんの糖質制限ドットコムで販売している、スペイン直輸入のモリドルエクストラバージンオリーブオイル、大変好評で昨年入荷分は早々に売り切れたとのことです。

そのモリドルから、今の時期限定の 初搾りエクストラバージンオリーブオイル が入荷したとのこと。

初摘・初搾りのオリーブオイルは、一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルだそうです。

番組でもありましたが、オリーブオイル業界、聞くところによるといろいろと複雑で、「エクストラヴァージンオリーブオイル」といいながら、そうでないものがかなりの割合で流通しているそうです。

ですがこのモリドルオリーブオイルは、あらてつさんが直接工場まで行って「冷温圧搾・無濾過・無添加・混ざりっけ無しのエクストラヴァージンオリーブオイル」であることを確認してきました。

あらてつさん、知っている人は知っている「かなりうるさい男」ですので、工場を隅から隅まで調べて現地の人たちにおもいっきり嫌がられてきたことは、想像に難くありません。

スペインでも「うるさいぶり」を遺憾なく発揮してきたあらてつさん太鼓判のモリドルオリーブオイル、私もこのブログをご覧の糖尿人、メタボ人、ダイエッターの皆さんにお勧め致します。

以下、あらてつさんからのご案内です。

そうそう、最後にご紹介しているオリーブオイル試食会、キャンセルが出たとのことで、若干名空きができました。

私も参加するので皆さん、是非どうぞ。


江部康二





Primera extracción en frío(初搾りエクストラバージンオリーブオイル)発売開始!

オリーブオイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)から、初摘、初搾りのオリーブオイルが入荷しました。

年に一回、この時期だけしか販売されない大変貴重なオリーブオイルです。

Primera extracción en frío オリーブオイルは、収穫したてのオリーブを風味が損なわれないように冷温圧搾し、濾過せずそのまま瓶詰します。

なので一般的なオリーブオイルよりも色合いが濃く、オリーブ本来の香りや味わいをストレートにお楽しみいただけます。

一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルです。

通常のオリーブオイルにない濃厚な味と香りをお楽しみ頂けます。

モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。



モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル


モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。

オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。

モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。

この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。

つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。

オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。

オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。

その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。

料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。

これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。


パトリシアさん_convert_20130222094359


数量・期間限定のモリドル初搾りエクストラバージンオリーブオイル

是非皆さんもお試しください。

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モリドル 初摘み・初搾りオリーブオイル
http://www.toushitsuseigen.com/shop/etc_oliveoil.html




糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない
こんにちは。

「目標・PinPinKorori」
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=371

というサイトのtsunco さんのブログ記事を拝見して、久しぶりに、灰本先生の日本ローカーボ食研究会のサイトを見てきました。

http://low-carbo-diet.com/voice/my-opinion/contribution-of-fat-to-total-death/

すると、「低炭水化物に伴う脂肪摂取は総死亡にどう影響するか?」という見出しで記事が書いてあり、結論からいうと『飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない』という内容でした。

今まで、灰本先生は、

「動物性脂肪の主成分の飽和脂肪酸が脳心血管イベントに良くないので、植物性脂肪を中心に不飽和脂肪酸を摂取するのがよい」

という従来の定説を信奉しておられたので、意外でした。

2010年のAm J Clin Nutrという臨床栄養学雑誌に発表された、メタアナリシスと総説が根拠となっています。

21論文、約35万人をメタアナリシスして、5~23年追跡して1.1万人の脳心血管イベントが発生しました。

そして飽和脂肪摂取量と脳心血管イベントハザード比を検証してみると、飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は、関係がないことが明らかとなりました。(☆)

Am J Clin Nutr はインパクトファクター:6.6 くらいなので、ニューイングランド・ジャーナルやランセットには及びませんが、しっかりした臨床栄養学雑誌です。

ともあれ、2010年のAm J Clin Nutrのこの論文により、牛肉・豚肉など動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸の摂取量は、少なくとも脳心血管イベント発生とは無関係の可能性が高くなりましたのでスーパー糖質制限食推進派の私としては、大きな追い風ですね。

スーパー糖質制限食では、総摂取カロリーに占める割合は、脂質56%、タンパク質32%、糖質12%であり、動物性脂肪など飽和脂肪酸の摂取が多くなるのですが、脳心血管の安全性に関してかなり安心ですね。

この件に関しては、灰本先生に感謝です。

今まで医学界で

『動物性脂肪を主とした飽和脂肪酸摂取が脳心血管イベント発生のリスクとなる』

とさんざん言われてきたのは何だったのでしょうね?

まあ、灰本先生の方針変更も見事です。

なお日本脂質栄養学会は、以前から、「動物性脂肪は植物性脂肪より安全性が高い」という見解であり、この論文よりさらに先を進んでますね。


(☆)
Siri-Tarino, P.W., et al., Meta-analysis of prospective cohort studies evaluating the association of saturated fat with cardiovascular disease. Am J Clin Nutr, 2010. 91(3): p. 535-46.

http://www.ajcn.org/content/91/3/535.long このサイトで全文(英文)が見れます。



江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル

お早うございます。

昨晩、NHKの 地球イチバン「地球イチバンのオリーブ天国~スペイン~」という番組で、スペイン産のオリーブオイルのお話をしていました。

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そのモリドルから、今の時期限定の 初搾りエクストラバージンオリーブオイル が入荷したとのこと。

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つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。

オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。

オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。

その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。

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3大栄養素と血糖、ADA見解の変化、2009年版も確認
こんにちは。

ADA(米国糖尿病学会)「Life With Diabetes」の3大栄養素と血糖に関する記載ですが、

「1997年版→2004年版」の変更を再三、本ブログで指摘してきました。

今回2009年版(4th Edition)「Life With Diabetes」を、米国本土からアマゾン経由で原書を取り寄せていたのがやっと届きました。

3大栄養素と血糖に関しては、2004年版と2009年版が同様であることを確認できましたので、報告いたします。

2004年版と2009年版が同様であるということは、さらに5年間追加検証を重ねての結論ですので、ADAの最終的統一見解とみなしてよいかと思います。

1997年版の米国糖尿病学会(ADA)出版の「Life With Diabetes」においては、

「糖質は100%血糖に変わり、タンパク質は約50%が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載があったのが、

2004年版「Life With Diabetes」からは

「糖質・タンパク質・脂質はカロリーを含む。糖質だけが血糖値に直接影響を与える。」

という記載に変更になりました。

つまり、「糖質だけが血糖値を上昇させ、タンパク質・脂質は上げない」ということです。

そして、それに伴い、「食物グループの中の栄養素」の表も以下に変更されました。

スライト#12441;1

でんぷん、果物、牛乳、野菜、肉、脂質について、血糖に与える影響と速度が記載してある表です。

英文を私が日本語に訳しました。

この表でも、当然ながら、肉と脂質は、血糖に与える影響なしとなっています。

今回、2009年版の「食物グループの中の栄養素」の表も2004年版と同じであることを確認できました。

ちなみに1997版の「食物グループの中の栄養素」の表では、

『肉が血糖値に与える影響は小さい、影響の速度は遅い。
脂肪が血糖値に与える影響は小さい、影響の速度は非常に遅い。』

となっており、今となっては明確な間違いと言えますね。


Life With Diabetes:A Series of Teaching Outlines 
by the Michigan Diabetes Research and Training Center,
American Diabetes Assoiation ,2nd Ed,1997

☆☆
Life With Diabetes:A Series of Teaching Outlines 
by the Michigan Diabetes Research and Training Center,
American Diabetes Assoiation ,3rd Ed,2004

☆☆☆
Life With Diabetes:A Siries of Teaching Outlines 
by the Michigan Diabetes Research and Training Center ,
American Diabetes Assoiation ,4th Edition,2009



江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食と適正体重と冷え
こんにちは。

まおさんから、糖質制限食で手足が冷えるというコメントをいただきました。

【12/04/07 まお

体重についての記事でしたのでコメントさせていただきます。

身内に糖尿人がいるので予防をしたいと色々調べていたところ こちらで糖質制限という方法を知り1月よりスタンダードの糖質制限を始めました。

身長160cm、体重45.6~46㎏、体脂肪が19パーセント台です。
わりと筋肉質の体型なので始める前も体脂肪は20パーセントそこそこで、体重は2㎏ほど減りました。

始めてからというものこの状態が続いているので適正体重なのかもしれませんが、とにかく手足の冷えが酷くなって困っています。

カロリーが少ないのか、体脂肪がやはり少ないのかと思い、 腹8分目どころかいつも満腹になるまで食べ、 お料理ではお肉(脂身を避けず)オリーブオイルなんかも今までより多く使用しています。

なので始める前より一日の摂取カロリーはかなり増えているはずです。

少なくとも今まで食べていた炭水化物分のカロリーは遥かに超えています。
(もともとそんなに食べる方ではありませんでしたが)

間食もナッツ(食べすぎかなというくらい)食べたり、チーズなんかも取り入れています。

もう少し体重があってもいいかな(記事にもBMIについて言及されてますし)と思うのと、 冷えをどうにかしたいのですが、何か他に工夫できることはないでしょうか。
もし何かあれば教えていただけると嬉しいです。】



まおさん。

糖質制限食で、2kg体重が減少して、手足が冷える。

「身長160cm、体重46㎏、体脂肪が19パーセント台」

BMI:17.97ですので、適正体重より少し痩せ型ですね。

昨日のブログ記事に書きましたように、BMI:20は欲しいですね。
すなわち、51.2kgが目標です。

<摂取エネルギーと消費エネルギー>

摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば太り、、下回れば痩せます。

通常のカロリー制限食(高糖質食)なら

「消費エネルギー=基礎代謝+運動エネルギー+特異動的作用」

糖質制限食なら、消費エネルギーにおいて、上記に加えて

「肝臓の糖新生でエネルギーを消費」→基礎代謝の亢進
「高蛋白食による亢進した特異動的作用(SDA)」
「尿・呼気中ケトン体でエネルギーを消失」→これは少ない

があります。

特異動的作用(SDA)による消費エネルギーは、実質吸収エネルギーの、糖質では6%、脂質では4%、タンパク質で30%で、タンパク質が圧倒的に多いです。

このように、少なくとも同一摂取カロリーなら、糖質制限食が糖質たっぷり食より、減量しやすいのは理論的に明白です。


さて、糖質制限食であれ、糖質たっぷり食であれ、

「摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば太り、下回れば痩せる」

ということは、生理学的事実です。

まおさんは、

「今まで炭水化物を食べていたときよりは、摂取エネルギーは増えている」

とのことですが、現実に2kg体重が減少して、45.6~46㎏となり、

その後増加しないということは、現時点で

「摂取エネルギー=消費エネルギー」

ということだと思います。

そして、51.2kgでBMI:20を目指すには、相対的にまだまだ摂取カロリー不足ということになります。

筋肉質なので基礎代謝が多いのだと思います。

糖質制限食で冷えるという訴えのある場合、ほとんどが、摂取エネルギー不足です。

まおさんも、もっと食べてください。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食と適正体重
こんにちは。

4月6日(金)朝、広沢の池の辺りをを通ったら、桜守・佐野籐右衛門さんの庭園の桜が4分咲くらいでした。

夜、高雄病院の帰り道では、ライトアップがしてあり、桜は6分咲くらいに見えましたが、とても綺麗でした。

去年より数日遅い開花ですね。

通勤の行き帰りに花見ができて、しばらくはプチ贅沢な日々です。

さて。

ミミさんから、糖質制限食でも体重がやせないというコメントをいただきました。

どうやら適正体重のようです。

【12/04/05 ミミ

はじめまして、こんにちは!
お忙しい中すみません、ずっと疑問に感じていたことがありまして、ぜひご回答頂ければ幸いです。
私は糖尿病ではないのですが、江部先生の著書を読ませて頂いてから、ダイエット・健康目的で1年ほどスーパー糖質制限を行いました。しかし、体重が増え続けているのです。。

ブログなど読ませて頂くと、糖質制限を行うと適正体重になるとのことですが…人生で一番太っています。
ちなみに155cmの48kgで、身体が重く感じます。体脂肪も増えてしまい、筋肉量が増えているわけでもありません。この1年で約5kgも増えてしまいましたが、これが私の適正体重ということなのでしょうか?それとも数値に表れていないだけで、筋肉が増えているのでしょうか?(家庭用の体重計で計測しているだけなので)
ちなみに、アボカドやチーズ、ナッツ等、カロリーの高いものをよく摂取していますが、食べ過ぎなのでしょうか?また、たんぱく質の摂りすぎは良くないですか?低糖だからといって朝からお腹いっっっぱい食べるのは良くないですか??

色々と質問してしまい、申し訳ございません。御回答頂けると有難いです。どうぞ、よろしくお願いいたします☆】



ミミさん。

以前にも記事にしたことがありますが、糖質制限食で肥満の人は体重減少し、痩せ過ぎの人は体重が増加します。

いずれもその人における適正体重になって落ち着きます。

ミミさんの場合、現在
「155cm 48kg」→BMI:19.98

5kg増えても、まだ正常やせ型ですね。

スーパー糖質制限食なら、脂肪は必ず燃えてますので、筋肉量は増えていると思いますよ。


1)世界ガン研究基金の報告(2007年)では、BMI:20~25未満 が目標。
2)ランセットの論文では欧米人はBMI:22.5~25 が総死亡率が一番低い。(*)
3)ニューイングランド・ジャーナルの論文では、アジア人はBMI:23~27 が 
  総死亡率が一番低い。(**)


1)2)3)を考慮すれば、現在痩せすぎの人は、少なくともBMI:20 は確保するほうが、安全といえますね。


(*)
Prospective Studies Collaboration
PSC, Whitlock G, et al. Lancet 2009; 373: 1083–96

(**)
Zheng W, et al.N Engl J Med. 2011 Feb 24;364(8):719-29.
Association between body-mass index and risk of death in more than 1 million Asians.



江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット