2012年01月06日 (金)
こんばんは。
今回は検査データのお話しです。
糖質制限食を実践により、血糖値や中性脂肪やコレステロール値など、さまざまな数値が改善します。
ただ、これらの検査データは、はっきり一定の傾向が出るものと、そうでないものがありますので、まずはその変化を示します。
①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1〜2%改善します。
③中性脂肪も速やかに改善します。
④HDL(善玉)コレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDL(悪玉)コレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年くらいで落ち着くことが多いですが、個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年くらいで落ち着くことが多いですが、個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年くらいで落ち着くことが多いですが、個人差があります。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩カリウムも不変です。
⑪血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑫尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になります。
⑬脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。
LDLコレステロールに関して「低下・不変・上昇」と個人差があるのですが、なぜそうなるのかはよくわかりません。
私自身は、HDLコレステロールはかなり増加し、LDLコレステロールは少し低下しました。
私は2002年発覚の糖尿人で、当時は早朝の空腹時血糖値110mg/dlがギリギリ境界型でした。
2002年に糖尿病が発覚していらい、スーパー糖質制限食を実践しています。食事は朝食抜きで、昼と夕の2回です。
以下は2011年11月4日、朝9時、空腹時の検査結果です。
空腹時採血血糖値103mg(110未満70以上)
HbA1c:5.3%(5.8未満)
ケトン体:1187μM/L(26~122) 糖質制限食中は生理的で正常値
尿酸:3.3mg/dl(3.4~7.0)
TC:238mg/dl(150~219)
TG:39mg/dl(50~149)
HDL-C:123mg/dl(40~98)
LDL-C:107mg/dl(140未満)
BUN:17.1mg/dl(8~20)
クレアチニン:0.63mg/dl(0.6~1.1)
IRI:2.8(3~15μU/ml)
γGTP:33IU/L(48以下)
GOT:24IU/L(9~38)
GPT:22IU/L(5~39)
アルブミン:4.8g/dl(3.8~5.3)
尿蛋白:陰性
尿糖:陰性
尿中アセトン体:陰性
空腹時血糖値103mgは、私にしてはいい方です。
IRI2.8μUと低めで、基礎分泌インスリンがやや不足気味なので、前の日に餃子とか食べると翌朝空腹時血糖値が110~120mgくらいになります。
HbA1cは5.1~5.5%くらいを行ったり来たりしています。
はっきり言って、5.5%の時は身に覚えがあります。(=_=;)
それで気合いを入れると、次は5.1%とかになります。
ケトン体は1187μM と基準値よりはるかに高値ですが、心筋・骨格筋をはじめ全身の細胞がケトン体をしっかり効率よく利用していて、腎臓の再吸収も良好なので、尿中アセトン体は陰性です。
尿酸は3.3mgと低いくらいですが、これは体質と思います。
一日のタンパク質摂取量は130~140gくらいと、普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。
体重あたり2.4gのタンパク質ですね。それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。
脂質もかなりの量(110g/日)食べていますが中性脂肪は39mgです。
糖質は1日に40g足らずです。
TCは238mg、HDL-Cは123mg、LDL-Cは107mg
コレステロールに関しては、HDL-コレステロールが多いのが目立ちます。
糖質制限食でHDL-Cが増加しますが、程度には個人差があります。
総コレステロールは、2007年ガイドラインの評価基準から外されています。
中性脂肪が少なくて、HDL-Cが多いので、真の悪玉の小粒子LDL-Cや酸化LDL-Cは少ないと考えられ安心です。
なお、お酒は、糖質ゼロ発泡酒、焼酎の水割り、赤ワインを毎日、適宜、適量??飲んでいます。( ̄_ ̄|||)
肝機能は幸い正常です。 (^^)
江部康二
今回は検査データのお話しです。
糖質制限食を実践により、血糖値や中性脂肪やコレステロール値など、さまざまな数値が改善します。
ただ、これらの検査データは、はっきり一定の傾向が出るものと、そうでないものがありますので、まずはその変化を示します。
①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1〜2%改善します。
③中性脂肪も速やかに改善します。
④HDL(善玉)コレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDL(悪玉)コレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年くらいで落ち着くことが多いですが、個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年くらいで落ち着くことが多いですが、個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
上昇した人も半年〜1年くらいで落ち着くことが多いですが、個人差があります。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩カリウムも不変です。
⑪血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑫尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になります。
⑬脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。
LDLコレステロールに関して「低下・不変・上昇」と個人差があるのですが、なぜそうなるのかはよくわかりません。
私自身は、HDLコレステロールはかなり増加し、LDLコレステロールは少し低下しました。
私は2002年発覚の糖尿人で、当時は早朝の空腹時血糖値110mg/dlがギリギリ境界型でした。
2002年に糖尿病が発覚していらい、スーパー糖質制限食を実践しています。食事は朝食抜きで、昼と夕の2回です。
以下は2011年11月4日、朝9時、空腹時の検査結果です。
空腹時採血血糖値103mg(110未満70以上)
HbA1c:5.3%(5.8未満)
ケトン体:1187μM/L(26~122) 糖質制限食中は生理的で正常値
尿酸:3.3mg/dl(3.4~7.0)
TC:238mg/dl(150~219)
TG:39mg/dl(50~149)
HDL-C:123mg/dl(40~98)
LDL-C:107mg/dl(140未満)
BUN:17.1mg/dl(8~20)
クレアチニン:0.63mg/dl(0.6~1.1)
IRI:2.8(3~15μU/ml)
γGTP:33IU/L(48以下)
GOT:24IU/L(9~38)
GPT:22IU/L(5~39)
アルブミン:4.8g/dl(3.8~5.3)
尿蛋白:陰性
尿糖:陰性
尿中アセトン体:陰性
空腹時血糖値103mgは、私にしてはいい方です。
IRI2.8μUと低めで、基礎分泌インスリンがやや不足気味なので、前の日に餃子とか食べると翌朝空腹時血糖値が110~120mgくらいになります。
HbA1cは5.1~5.5%くらいを行ったり来たりしています。
はっきり言って、5.5%の時は身に覚えがあります。(=_=;)
それで気合いを入れると、次は5.1%とかになります。
ケトン体は1187μM と基準値よりはるかに高値ですが、心筋・骨格筋をはじめ全身の細胞がケトン体をしっかり効率よく利用していて、腎臓の再吸収も良好なので、尿中アセトン体は陰性です。
尿酸は3.3mgと低いくらいですが、これは体質と思います。
一日のタンパク質摂取量は130~140gくらいと、普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。
体重あたり2.4gのタンパク質ですね。それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。
脂質もかなりの量(110g/日)食べていますが中性脂肪は39mgです。
糖質は1日に40g足らずです。
TCは238mg、HDL-Cは123mg、LDL-Cは107mg
コレステロールに関しては、HDL-コレステロールが多いのが目立ちます。
糖質制限食でHDL-Cが増加しますが、程度には個人差があります。
総コレステロールは、2007年ガイドラインの評価基準から外されています。
中性脂肪が少なくて、HDL-Cが多いので、真の悪玉の小粒子LDL-Cや酸化LDL-Cは少ないと考えられ安心です。
なお、お酒は、糖質ゼロ発泡酒、焼酎の水割り、赤ワインを毎日、適宜、適量??飲んでいます。( ̄_ ̄|||)
肝機能は幸い正常です。 (^^)
江部康二
2012年01月05日 (木)
こんにちは。
朝起きたら、屋根に雪が積もっていました。
寒かったです。車の温度計は零度を示していました。
通勤途中の広沢の池あたりの桜の木、雪化粧がなかなかの風情でしたよ。(^^)
さて。
2012年1月14日(土)15日(日)、
第15回日本病態栄養学会年次学術集会が国立京都国際会館で開催され
「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」
というディベートセッションが行われます。
医師・栄養士が3000人集まる学会ですが、「是」側の演者として私が参加します。
確実に医学界にも糖質制限食が浸透しつつある手応えを感じたこの1年でした。
同じ会場で午前中、3つのディベートセッションが行われます。
いずれも、現在論争になっていて注目の的になっている事柄のディベートセッションですので、とても興味深いです。マスコミも複数取材にきます。
3つのディベートセッションにおいて、従来の医学界の常識が覆り、医学界のターニングポイントとなるのでしょうか?
まあ、そう簡単にいくとは思えませんが、学術的な議論が学会の場できっちり設定されたこと自体が大変な英断であり素晴らしいことで、大きな一歩と思います。
国立京都国際会館
第3会場(Annex Hall 1)
2012年1月15日(日)
9:00~10:00
腎疾患に超低タンパク食は 是か? 非か?
座長 旭川医科大学 病態代謝内科学 羽田 勝計 先生
是側 都立多摩総合医療センター総合内科 西尾 康英 先生
非側 金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科 古家 大祐 先生
10:00~11:00
糖尿病治療に低炭水化物食は 是か?非か?
座長 東京大学 糖尿病・代謝内科 門脇 孝 先生
是側 高雄病院 江部 康二
非側 高輪メディカルクリニック、東海大学 抗加齢ドック 久保 明 先生
11:00~12:00
コレステロールの低下は 是か?非か?
座長 大阪大学 内分泌・代謝内科 下村 伊一郎 先生
是側 京都大学 人間健康科学 荒井 秀典 先生
非側 東海大学 基礎医学系 大櫛 陽一 先生
江部康二
朝起きたら、屋根に雪が積もっていました。
寒かったです。車の温度計は零度を示していました。
通勤途中の広沢の池あたりの桜の木、雪化粧がなかなかの風情でしたよ。(^^)
さて。
2012年1月14日(土)15日(日)、
第15回日本病態栄養学会年次学術集会が国立京都国際会館で開催され
「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」
というディベートセッションが行われます。
医師・栄養士が3000人集まる学会ですが、「是」側の演者として私が参加します。
確実に医学界にも糖質制限食が浸透しつつある手応えを感じたこの1年でした。
同じ会場で午前中、3つのディベートセッションが行われます。
いずれも、現在論争になっていて注目の的になっている事柄のディベートセッションですので、とても興味深いです。マスコミも複数取材にきます。
3つのディベートセッションにおいて、従来の医学界の常識が覆り、医学界のターニングポイントとなるのでしょうか?
まあ、そう簡単にいくとは思えませんが、学術的な議論が学会の場できっちり設定されたこと自体が大変な英断であり素晴らしいことで、大きな一歩と思います。
国立京都国際会館
第3会場(Annex Hall 1)
2012年1月15日(日)
9:00~10:00
腎疾患に超低タンパク食は 是か? 非か?
座長 旭川医科大学 病態代謝内科学 羽田 勝計 先生
是側 都立多摩総合医療センター総合内科 西尾 康英 先生
非側 金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科 古家 大祐 先生
10:00~11:00
糖尿病治療に低炭水化物食は 是か?非か?
座長 東京大学 糖尿病・代謝内科 門脇 孝 先生
是側 高雄病院 江部 康二
非側 高輪メディカルクリニック、東海大学 抗加齢ドック 久保 明 先生
11:00~12:00
コレステロールの低下は 是か?非か?
座長 大阪大学 内分泌・代謝内科 下村 伊一郎 先生
是側 京都大学 人間健康科学 荒井 秀典 先生
非側 東海大学 基礎医学系 大櫛 陽一 先生
江部康二
2012年01月04日 (水)
こんばんは。
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社) 江部康二著
のご案内です。
糖尿病の本の最新刊として2010年12月出版しました。

レシピ集ではなく、理論篇に属する私の糖尿病の本です。
おかげさまで、発売1年、2011年12月で、第8刷となりました。
アマゾンのレビュー
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4816349960/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
楽天のレビュー
http://review.rakuten.co.jp/rd/2_213310_14198947_0/
でも、図解が多くてわかりやすいなど好評です。
糖質制限食や糖尿病関連の最新情報が満載ですので、是非ご一読くださいね。
最新糖質制限食理論、症例、図表、食材のカラー写真・・・、糖尿病・妊娠糖尿病の最新の診断基準・・・Q&Aなど、わかりやすくて豊富な内容となったと自負しています。
特徴として、巻頭に、ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」の記事にさせていただいたコメントと私の回答を、個人情報が特定できないように一部加工して、10症例報告しています。
コメントいただいた皆さんにはこの場を借りて、御礼申し上げます。m(_ _)mVV
以下は「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社)の、「はじめに」です。
☆☆☆
はじめに
2005年1月に日本初の糖質制限食の本「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)を出版してから、5年の歳月が経過しました。幸い16刷と版を重ねており、糖質制限食が日本に広がるきっかけになったと嬉しく思っています。糖質制限食関連の私の本も著書・共著・監修含めて合計14冊に達しましたが、本書が15冊目です。当初はほぼ孤立無援の戦いでしたが、この間糖質制限食に理解を示す医師や栄養士も明らかに増えています。医学雑誌「治療」に2009年4月、「内科」に2010年1月、糖質制限食関連の小論文を執筆させていただいたのもその現れとありがたく思っています。2007年2月から、ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を開始したことも、それなりの効果があったと思います。本書の内容にはブログ記事からの引用もあり、ブログ読者の皆さんにはこの場を借りて御礼申し上げます。2010年10月現在で、1日に5000~7000件のアクセスがある人気ブログとなっていて、これも嬉しい限りです。ほぼ毎日ブログ更新していますので、祇園あたりに飲みにいく機会が激減して、健康にも財布にも非常に良い副次効果が出ています。
さて糖質制限食の理論面において、2009年に一つ大きな変化がありました。正確には2004年に米国であった変化に、私が気がついたのが2009年ということです。すなわち、米国糖尿病協会によれば食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わり、タンパク質・脂質は血糖に変わりません。糖質は摂取直後から急峻に血糖値を上昇させ2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。一方蛋白質・脂質は血糖値に影響をあたえません。1997年版の米国糖尿病協会の見解では「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」という記載がありましたが、2004年版では削除されています。これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質であり、現在動脈硬化の元凶として問題とされているグルコーススパイク(食後高血糖)を引き起こすのは3大栄養素の中で糖質だけです。従って糖質を摂取しなければ食後高血糖は生じず、血糖値はリアルタイムに改善します。一方カロリー制限をしても糖質を摂取すれば必ず食後高血糖を生じます。このような重要な生理学的知識ですが、欧米では医師も看護師も栄養士も糖尿病患者さんも皆知っています。日本では医師でさえも、ほとんどの人が知らないのが現状ですので、まさにガラパゴス状態でおおいに問題です。また英国の栄養学の大著、ヒューマン・ニュートリションにも『現代の食事では、中略、デンプンや遊離糖に由来する「利用されやすいグルコース」を大量に摂取するようになっている。このような食事内容は血漿グルコースおよびインスリン値の定期的な上昇をもたらし、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等、多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている。農業の発明以来、ヒトは穀物をベースとした食物を摂取するようになったが、進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ穀物ベースの食物に適応していない。ましてや高度に加工された現代の食物に対して、到底適応しきれてないのである。』と記載されていて、私の提唱しているグルコースミニスパイク論に根拠を与えるものであり、心強い限りです。さらに、戦後日本で糖質摂取が減り続け、脂質摂取が増え続けたという定説も間違いであり、単なる神話に過ぎなかったことも本書であきらかにしています。本書には2010年現在の糖質制限食の最新知識が網羅されています。是非ご一読いただけば幸いです。
*Life With Diabetes:A Siries of Teaching Outlines by the Michigan Diabetes Research and Training Center,American Diabetes Assoiation ,3rd Ed,2004
*ヒューマン・ニュートリション基礎・食事・臨床(第10版):75、JS Garrow 、WPT james、A Ralph 編、日本語版監修、細谷憲政.2004
江部康二
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社) 江部康二著
のご案内です。
糖尿病の本の最新刊として2010年12月出版しました。

レシピ集ではなく、理論篇に属する私の糖尿病の本です。
おかげさまで、発売1年、2011年12月で、第8刷となりました。
アマゾンのレビュー
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4816349960/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
楽天のレビュー
http://review.rakuten.co.jp/rd/2_213310_14198947_0/
でも、図解が多くてわかりやすいなど好評です。
糖質制限食や糖尿病関連の最新情報が満載ですので、是非ご一読くださいね。
最新糖質制限食理論、症例、図表、食材のカラー写真・・・、糖尿病・妊娠糖尿病の最新の診断基準・・・Q&Aなど、わかりやすくて豊富な内容となったと自負しています。
特徴として、巻頭に、ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」の記事にさせていただいたコメントと私の回答を、個人情報が特定できないように一部加工して、10症例報告しています。
コメントいただいた皆さんにはこの場を借りて、御礼申し上げます。m(_ _)mVV
以下は「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社)の、「はじめに」です。
☆☆☆
はじめに
2005年1月に日本初の糖質制限食の本「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)を出版してから、5年の歳月が経過しました。幸い16刷と版を重ねており、糖質制限食が日本に広がるきっかけになったと嬉しく思っています。糖質制限食関連の私の本も著書・共著・監修含めて合計14冊に達しましたが、本書が15冊目です。当初はほぼ孤立無援の戦いでしたが、この間糖質制限食に理解を示す医師や栄養士も明らかに増えています。医学雑誌「治療」に2009年4月、「内科」に2010年1月、糖質制限食関連の小論文を執筆させていただいたのもその現れとありがたく思っています。2007年2月から、ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を開始したことも、それなりの効果があったと思います。本書の内容にはブログ記事からの引用もあり、ブログ読者の皆さんにはこの場を借りて御礼申し上げます。2010年10月現在で、1日に5000~7000件のアクセスがある人気ブログとなっていて、これも嬉しい限りです。ほぼ毎日ブログ更新していますので、祇園あたりに飲みにいく機会が激減して、健康にも財布にも非常に良い副次効果が出ています。
さて糖質制限食の理論面において、2009年に一つ大きな変化がありました。正確には2004年に米国であった変化に、私が気がついたのが2009年ということです。すなわち、米国糖尿病協会によれば食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わり、タンパク質・脂質は血糖に変わりません。糖質は摂取直後から急峻に血糖値を上昇させ2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。一方蛋白質・脂質は血糖値に影響をあたえません。1997年版の米国糖尿病協会の見解では「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」という記載がありましたが、2004年版では削除されています。これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質であり、現在動脈硬化の元凶として問題とされているグルコーススパイク(食後高血糖)を引き起こすのは3大栄養素の中で糖質だけです。従って糖質を摂取しなければ食後高血糖は生じず、血糖値はリアルタイムに改善します。一方カロリー制限をしても糖質を摂取すれば必ず食後高血糖を生じます。このような重要な生理学的知識ですが、欧米では医師も看護師も栄養士も糖尿病患者さんも皆知っています。日本では医師でさえも、ほとんどの人が知らないのが現状ですので、まさにガラパゴス状態でおおいに問題です。また英国の栄養学の大著、ヒューマン・ニュートリションにも『現代の食事では、中略、デンプンや遊離糖に由来する「利用されやすいグルコース」を大量に摂取するようになっている。このような食事内容は血漿グルコースおよびインスリン値の定期的な上昇をもたらし、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等、多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている。農業の発明以来、ヒトは穀物をベースとした食物を摂取するようになったが、進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ穀物ベースの食物に適応していない。ましてや高度に加工された現代の食物に対して、到底適応しきれてないのである。』と記載されていて、私の提唱しているグルコースミニスパイク論に根拠を与えるものであり、心強い限りです。さらに、戦後日本で糖質摂取が減り続け、脂質摂取が増え続けたという定説も間違いであり、単なる神話に過ぎなかったことも本書であきらかにしています。本書には2010年現在の糖質制限食の最新知識が網羅されています。是非ご一読いただけば幸いです。
*Life With Diabetes:A Siries of Teaching Outlines by the Michigan Diabetes Research and Training Center,American Diabetes Assoiation ,3rd Ed,2004
*ヒューマン・ニュートリション基礎・食事・臨床(第10版):75、JS Garrow 、WPT james、A Ralph 編、日本語版監修、細谷憲政.2004
江部康二
2012年01月03日 (火)
こんばんは。
1年ぶりに、2012年2月5日(日)東京・中野において、医療関係者・食品研究者向けNPO糖質制限食ネット・リボーン・セミナーを開催します。
2012年1月15日(日)に国立京都国際会館で行われる「第15回日本病態栄養学会年次学術集会」において、
10:00~11:00「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われます。
是側の演者は、私・江部康二で、非側の演者は、高輪メディカルクリニックの久保明先生です。
この学会に向けて、医学界も大分機運が盛り上がって来ています。
マスコミの取材も複数ありそうです。
2月の東京・中野のリボーン・セミナーでは、「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」のディベートセッションの最新情報などを盛り込んで、中身の濃いものにしたいと思います。
江部康二
以下は、NPO糖質制限食ネット・リボーン事務局の曽我部ゆかりさんからのメッセージです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ドクター江部のブログ読者の皆様へ
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
2月5日(日)に、リボーン理事長、江部康二医師のセミナーを企画しました。
今回は特別企画として、医療関係者・食品研究者向けセミナーです。
皆様のご参加をお待ちしております。
なお、事務局の都合により誠に勝手ではございますが、お申し込みはメールにてお願いいたします。
リボーン事務局担当
曽我部ゆかり
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2012年2月5日(日)
特別企画 医療関係者・食品研究者向けセミナー
「糖質制限食の有効性・安全性・長期予後」
糖尿病・メタボリックシンドローム・肥満・がん・生活習慣病・・・
豊富な症例をもとにした理論と実践
<1部>
糖質制限食のパイオニアである講師・江部康二医師が、高雄病院の豊富な症例をもとにした理論と実践を徹底的に解説。一般向け講演に比べて糖質制限食の理論をとくに詳細に展開します。
<2部>
質疑応答。臨床での実践について意見交換の時間とします。
日時:2012年2月5日(日)
タイムスケジュール(予定):
13時00分開場
14時00分~基調講演 江部康二(1時間30分)
15時30分~休憩(20分)
15時50分~質疑応答(40分)
16時30分~終了
会場:中野サンプラザ研修室6(8階)
住所 東京都中野区中野4-1-1
電話 03-3388-1174
道順 JR中央線・総武線、地下鉄東西線中野駅北口下車1分
会費:一般7000円 リボーン会員5000円 学生3000円
(資料付き)
定員:50名まで
申し込み:reborn@big.or.jp
★事前に郵便振替でご送金ください。当日受付は致しません。
メールでお申し込みをいただいた後に、
予約完了と会費お振込のご案内のメールを送ります。
入場券は発行しませんので、当日郵便振替の伝票をご持参ください。
申込〆切 2012年1月30日
主催:NPO法人糖質制限食ネット・リボーン
<講師プロフィール>
江部康二(えべこうじ)
内科医、漢方医、(財)高雄病院理事長、NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長。1950年生まれ。京都大学医学部卒業。2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。高雄病院でに数多くの臨床活動を通じて、糖尿病・肥満・メタボリック症候群など対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明。テーラーメイドダイエットとの2本立てでアトピーなど生活習慣病全般への効果も確立している。著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(シリーズ展開中/東洋経済新報社刊)はベストセラーに。作家宮本輝氏との対談『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』が話題に。最新刊に『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)がある。ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』(http://koujiebe.blog95.fc2.com/)は日に8000件を超えるアクセスがあり糖尿病患者さんの間で絶大な支持を得ている。
1年ぶりに、2012年2月5日(日)東京・中野において、医療関係者・食品研究者向けNPO糖質制限食ネット・リボーン・セミナーを開催します。
2012年1月15日(日)に国立京都国際会館で行われる「第15回日本病態栄養学会年次学術集会」において、
10:00~11:00「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われます。
是側の演者は、私・江部康二で、非側の演者は、高輪メディカルクリニックの久保明先生です。
この学会に向けて、医学界も大分機運が盛り上がって来ています。
マスコミの取材も複数ありそうです。
2月の東京・中野のリボーン・セミナーでは、「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」のディベートセッションの最新情報などを盛り込んで、中身の濃いものにしたいと思います。
江部康二
以下は、NPO糖質制限食ネット・リボーン事務局の曽我部ゆかりさんからのメッセージです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ドクター江部のブログ読者の皆様へ
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
2月5日(日)に、リボーン理事長、江部康二医師のセミナーを企画しました。
今回は特別企画として、医療関係者・食品研究者向けセミナーです。
皆様のご参加をお待ちしております。
なお、事務局の都合により誠に勝手ではございますが、お申し込みはメールにてお願いいたします。
リボーン事務局担当
曽我部ゆかり
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2012年2月5日(日)
特別企画 医療関係者・食品研究者向けセミナー
「糖質制限食の有効性・安全性・長期予後」
糖尿病・メタボリックシンドローム・肥満・がん・生活習慣病・・・
豊富な症例をもとにした理論と実践
<1部>
糖質制限食のパイオニアである講師・江部康二医師が、高雄病院の豊富な症例をもとにした理論と実践を徹底的に解説。一般向け講演に比べて糖質制限食の理論をとくに詳細に展開します。
<2部>
質疑応答。臨床での実践について意見交換の時間とします。
日時:2012年2月5日(日)
タイムスケジュール(予定):
13時00分開場
14時00分~基調講演 江部康二(1時間30分)
15時30分~休憩(20分)
15時50分~質疑応答(40分)
16時30分~終了
会場:中野サンプラザ研修室6(8階)
住所 東京都中野区中野4-1-1
電話 03-3388-1174
道順 JR中央線・総武線、地下鉄東西線中野駅北口下車1分
会費:一般7000円 リボーン会員5000円 学生3000円
(資料付き)
定員:50名まで
申し込み:reborn@big.or.jp
★事前に郵便振替でご送金ください。当日受付は致しません。
メールでお申し込みをいただいた後に、
予約完了と会費お振込のご案内のメールを送ります。
入場券は発行しませんので、当日郵便振替の伝票をご持参ください。
申込〆切 2012年1月30日
主催:NPO法人糖質制限食ネット・リボーン
<講師プロフィール>
江部康二(えべこうじ)
内科医、漢方医、(財)高雄病院理事長、NPO法人糖質制限食ネット・リボーン理事長。1950年生まれ。京都大学医学部卒業。2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。高雄病院でに数多くの臨床活動を通じて、糖尿病・肥満・メタボリック症候群など対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明。テーラーメイドダイエットとの2本立てでアトピーなど生活習慣病全般への効果も確立している。著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(シリーズ展開中/東洋経済新報社刊)はベストセラーに。作家宮本輝氏との対談『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』が話題に。最新刊に『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)がある。ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』(http://koujiebe.blog95.fc2.com/)は日に8000件を超えるアクセスがあり糖尿病患者さんの間で絶大な支持を得ている。
2012年01月03日 (火)
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申しあげます。
daniel さんから新年の記事にふさわしい大変嬉しい目出度いコメントをいただきました。
何と網膜症まで改善とは素晴らしいです。
【11/12/31 daniel
今年も大変お世話になりました
江部先生
今年も大変お世話に成りました、平成20年にDMを発症しHbA1c11.2で私のDM人生が始まりました。
当初はカロリー制限で対処しましたが、Webで先生のブログを見つけて早速糖質制限を初め、現在はHbA1c5.5~5.7で推移しています。
先程まで妻と三年前の健康診断の結果を見て青ざめていました、HDLコレステロール18、LDLコレステロール290、中性脂肪390の死亡コースでした。
現在はHDL72、LDL120、中性脂肪36の素晴らしい改善です。
本当に先生のお蔭で命拾いしました、ありがとうございます。
当時は心筋障害と心筋虚血の診断も有りましたが、現在は見事に所見無しに回復しました。
その他にも網膜症も有りましたが、こちらも現在は所見無しで アルブミン尿2.88で担当医も驚きを隠せません。
SMBGも始めて食後の高血糖も無い事も確認出来ましたので、100歳目指してDM患者の長寿新記録に挑みたいと考えています。
江部先生、来年もご指導を宜しくお願い申し上げます。】
daniel さん。
コメントありがとうございます。
「平成20年にDMを発症しHbA1c11.2」
「三年前の健康診断、HDLコレステロール18、LDLコレステロール290、中性脂肪390 」
「当時は心筋障害と心筋虚血の診断も有りました」
HbA1c11.2%もすごい数値だけれど、『 HDLコレステロール18(40~98mg/dl)』というのは半端じゃないですね。ヾ(゜▽゜)
『18』というのは、私が人生で見たHDLコレステロール値でダントツに一番低い数値です。
HDLコレステロール低値は、心筋梗塞や発ガンリスクとなることが明白ですので、とても危険です。仰有る通り心筋梗塞危ないところでした。
LDLコレステロール290mg/dl(140mg未満)という数値も、すごいです。
家族性高コレステロール血症以外では、これほどのものにはお目にかかったことがありません。
三年前の健康診断のころのdaniel さんの食生活はいったいどのようなものだったのか?向学のために知りたいものですね。
中性脂肪390mg/dl(50~149mg/dl)もなかなかの高値ですが、中性脂肪値に関しては、2000mgとか3000mgとかの驚異的数値をたたき出した患者さんを経験したことがありますので、コレステロール値に比べればビックリ度は低いです。
「当初はカロリー制限で対処、Webでブログを見つけて早速糖質制限を初め、現在はHbA1c5.5~5.7で推移」
「2011年12月現在はHDL72、LDL120、中性脂肪36」
素晴らしいかつ驚異的な改善です。(^-^)v(^-^)v
おめでとうございます。
担当医もさぞびっくりされた事でしょう。
さらに網膜症(+)だったのが現在は所見なしで、心筋障害・心筋虚血(+)も見事に所見なしに回復とはすごいとしか言いようがありません。(⌒o⌒)v
血糖コントロール良好を保つことで、毛細血管にいたるまで血流が改善し、全身の代謝も良好となり、人体の自然治癒力をしっかりひきだしてくれたのでしょう。
今後も美味しく楽しく糖質制限食で、以下の目標達成を目指してくださいね。(^^)
<糖尿病合併症予防のために>
① 空腹時血糖値110mg/dl未満
② 食後2時間血糖値140mg/dl未満
③ 食後1時間血糖値180mg/dl未満
④ HbA1c65.8%未満
江部康二
本年もよろしくお願い申しあげます。
daniel さんから新年の記事にふさわしい大変嬉しい目出度いコメントをいただきました。
何と網膜症まで改善とは素晴らしいです。
【11/12/31 daniel
今年も大変お世話になりました
江部先生
今年も大変お世話に成りました、平成20年にDMを発症しHbA1c11.2で私のDM人生が始まりました。
当初はカロリー制限で対処しましたが、Webで先生のブログを見つけて早速糖質制限を初め、現在はHbA1c5.5~5.7で推移しています。
先程まで妻と三年前の健康診断の結果を見て青ざめていました、HDLコレステロール18、LDLコレステロール290、中性脂肪390の死亡コースでした。
現在はHDL72、LDL120、中性脂肪36の素晴らしい改善です。
本当に先生のお蔭で命拾いしました、ありがとうございます。
当時は心筋障害と心筋虚血の診断も有りましたが、現在は見事に所見無しに回復しました。
その他にも網膜症も有りましたが、こちらも現在は所見無しで アルブミン尿2.88で担当医も驚きを隠せません。
SMBGも始めて食後の高血糖も無い事も確認出来ましたので、100歳目指してDM患者の長寿新記録に挑みたいと考えています。
江部先生、来年もご指導を宜しくお願い申し上げます。】
daniel さん。
コメントありがとうございます。
「平成20年にDMを発症しHbA1c11.2」
「三年前の健康診断、HDLコレステロール18、LDLコレステロール290、中性脂肪390 」
「当時は心筋障害と心筋虚血の診断も有りました」
HbA1c11.2%もすごい数値だけれど、『 HDLコレステロール18(40~98mg/dl)』というのは半端じゃないですね。ヾ(゜▽゜)
『18』というのは、私が人生で見たHDLコレステロール値でダントツに一番低い数値です。
HDLコレステロール低値は、心筋梗塞や発ガンリスクとなることが明白ですので、とても危険です。仰有る通り心筋梗塞危ないところでした。
LDLコレステロール290mg/dl(140mg未満)という数値も、すごいです。
家族性高コレステロール血症以外では、これほどのものにはお目にかかったことがありません。
三年前の健康診断のころのdaniel さんの食生活はいったいどのようなものだったのか?向学のために知りたいものですね。
中性脂肪390mg/dl(50~149mg/dl)もなかなかの高値ですが、中性脂肪値に関しては、2000mgとか3000mgとかの驚異的数値をたたき出した患者さんを経験したことがありますので、コレステロール値に比べればビックリ度は低いです。
「当初はカロリー制限で対処、Webでブログを見つけて早速糖質制限を初め、現在はHbA1c5.5~5.7で推移」
「2011年12月現在はHDL72、LDL120、中性脂肪36」
素晴らしいかつ驚異的な改善です。(^-^)v(^-^)v
おめでとうございます。
担当医もさぞびっくりされた事でしょう。
さらに網膜症(+)だったのが現在は所見なしで、心筋障害・心筋虚血(+)も見事に所見なしに回復とはすごいとしか言いようがありません。(⌒o⌒)v
血糖コントロール良好を保つことで、毛細血管にいたるまで血流が改善し、全身の代謝も良好となり、人体の自然治癒力をしっかりひきだしてくれたのでしょう。
今後も美味しく楽しく糖質制限食で、以下の目標達成を目指してくださいね。(^^)
<糖尿病合併症予防のために>
① 空腹時血糖値110mg/dl未満
② 食後2時間血糖値140mg/dl未満
③ 食後1時間血糖値180mg/dl未満
④ HbA1c65.8%未満
江部康二