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2型糖尿病の江部康二の検査データ・2010年10月
こんにちは。

今回は、最近の私の血液検査結果の報告です。

ニプロの血糖自己測定器では、空腹時血糖値122mg/dlでしたが、病院の検査では108mg/dlで、この日は14mgニプロが高値でした。

嬉しかったのは、IRI:4.0(3~15μU/ml)と、早朝空腹時のインスリン値(基礎分泌)が、ここ数年で初めて4.0を超えたことです。

ずっと、2~3μU/ml未満で、たまーに3.0くらいでしたので・・・

もしかしたら、糖質制限食8年間で、膵臓のβ細胞が少し回復して、基礎分泌能力が改善した可能性もあるかと、ほくそ笑んでます。(^^)

HOMA-βも以前に比べたら改善しています。

半年前のHOMA-β18.4→今回は32と改善ですね。

しかし、まだ正常値よりは低値です。

血中ケトン体は、糖質を摂取している人の一般の基準値よりは高値ですが、スーパー糖質制限食実践中はこのていどが普通で、生理的なものです。20万年前の人類の基準値も、私のケトン体のデータと同様であったと考えられます。

心筋や骨格筋で効率よくケトン体を利用し、腎臓からのケトン体再吸収もしっかり行うようになっているので、尿中ケトン体は勿論陰性です。


<2010年10月 江部康二 検査データ>
空腹時採血血糖値108mg(110未満)
HbA1c:5.2%(5.8未満)
ケトン体:675μM/L(26~122) 糖質制限食中は生理的で正常値
尿酸:3.4mg/dl(3.4~7.0)
TC:223mg/dl(150~219)
TG:37mg/dl(50~149)
HDL-C:105mg/dl(40~98)
LDL-C:110mg/dl(140未満)
BUN:17.9mg/dl(8~20)
クレアチニン:0.66mg/dl(0.6~1.1)
IRI:4.0(3~15μU/ml)
γGTP:36IU/L(48以下)
GOT:25IU/L(9~38)
GPT:26IU/L(5~39)
アルブミン:4.8g/dl(3.8~5.3)

尿中微量アルブミン:8.8mg/g・c(30.0未満)
尿蛋白:陰性
尿糖:陰性
尿中アセトン体:陰性

IRI:4.0(3~15μU/ml)
空腹時採血血糖値108mg

<HOMA-R=空腹時血糖値×空腹時インスリン値÷405>
<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/ml)÷(空腹時血糖値mg/ml-63)>

HOMA-R:1.07 1.6以下が正常で、2.5以上は抵抗性があり。
HOMA-β:32 正常値:40-60



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
ゴーヤパウダー轟沈
おはようございます。

ゴーヤパウダー轟沈です。(*T◇T*)

ゴーヤを直接食べた方は、何人か血糖値上昇抑制効果があったと、本ブログでも報告していただきました。

しかしゴーヤパウダーは、残念ながら血糖上昇抑制効果はないようです。

ゴーヤ茶も血糖上昇抑制効果は期待できないと思います。

次回は私も、ゴーヤを食べて実験してみようと思います。

私は、血糖自己測定器はニプロを使っていますが、過去数回確かめた結果、血糖は病院のデータより約16mg高値となります。

毎回、ほぼ16mgの差でニプロが高値でした。今回のデータは、ニプロ血糖自己測定器によるものです。


2010年12月5日(日)
午前8:30
空腹時血糖値:123mg
ゴーヤ乾燥粉末5mlさじに1杯+炊いたご飯54g(糖質20g)

午前9:30
食後1時間血糖値:168mg
45mg上昇。
単純には60mg上昇するはずなので、25%ほど下げた計算??。

午前10:30
食後2時間血糖値:139mg


午后5:23
空腹時血糖値:125mg
ゴーヤ乾燥粉末5mlさじに3杯+炊いたご飯54g(糖質20g)

午后6:23
食後1時間血糖値:189mg
64mg上昇している。
今回はまったく無効。
1gの糖質がきっちり3mg血糖値を上昇させています。

午后7:23
食後2時間血糖値:147mg


午前の実験では、もしやと思ったのですが、午后のゴーヤ粉末を三倍に増やした実験では、見事なまでの轟沈で、全く無効でした。

午前中に25%下げたように見えたのは、単なる日内変動的なものだった可能性が高いですね。

私の場合、同じ糖質量なら、午前のほうが上昇しにくいタイプなのかもしれません。

勿論、午前のほうが上昇しやすいタイプもありますし、個人差があります。

ウーム。ゴーヤパウダー、残念な奴でしたね。( ̄_ ̄|||)

ゴーヤパウダー・・・苦さが身にしみます・・・。

江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
食事の糖質量と糖質制限食
こんばんは。

先ほどテニスクラブから帰ってきました。
テニスは2週間ぶりのわりには、そこそこ好調でしたよ。 (^^)

さて今回は、ゆかぶぅさんから、食事の糖質量について、コメント・質問をいただきました。


「10/12/05 ゆかぶぅ
食事の糖質量
先日感謝のコメントをさせて頂いた、ゆかぶぅと申します。

食事の糖質量について質問なのですが、だいたいどの位の量を目安に食べたら良いのでしょうか?
自己測定を始める前(今年の秋)のデータですが、私の場合、普通の食事をすると二時間値が145~160位です。
その後自己測定を始めたのですが、私の場合は一時間値がピークなので、もし一時間値を測っていたら、200を越えていたかもしれません。
空腹時はだいたい90~105位です。

境界型に属すると思うのですが、一回の食事でだいたい何g位までなら糖質をとっても大丈夫でしょうか?
元々あまりご飯を食べないので、最初からスーパーを実施してます。
150センチ40キロ33歳女性です。

それと間食についてですが、大好きだった甘いジュースは完全に断ったのですが、お菓子の誘惑に勝てず、一口サイズのチョコを一粒だとか、個包装で一袋の糖質が5g以下のクッキーなんかを食べてます。
カロリーを稼ぐ為にチーズやくるみ等を間食しているのですが、たまに甘いものが欲しくなるんですよねぇ…
ちなみにポテトチップ等のスナック菓子や、お煎餅などは全く口にしなくても平気になりました。大好きだったんですけどね。
欲しくなるのは甘いものです。
糖質制限を始めてからは、お菓子のドカ喰いをしなくなったので、たった一粒、たった一口でも充分満足できるのですが、やはりやめた方がいいのでしょうか。

最後に(いくつもスミマセン)、私のような境界型のタイプでも、糖質制限を続けていれば、耐糖能が回復する事はあるんでしょうか?

長くなってしまい申し訳ありません。本格的に寒くなって来ましたので、お体にお気をつけ下さい。

あ!先日の記事を拝見して、私もついついゴーヤパウダーという物を買ってしまいました(^_^;) 」



ゆかぶぅさん。
データ的には、仰有るとおり境界型ですね。

スーパー糖質制限食では、1回の食事の糖質摂取量を合計10~20gにすることが、目安です。

1回の糖質量の中に一口チョコを含めればOKですよ。デザートとして食べればいいですね。

糖質制限ドットコム

の糖質制限OKスイーツもありますよ。

糖尿病合併症予防のために、食後2時間血糖値140mg未満、食後1時間血糖値180mg未満も目標です。

境界型でも食後2時間血糖値が180mg/dlを超えていると、糖尿病と変わらないくらい心筋梗塞のリスクになるという報告もありますので要注意ですね。

境界型でも糖尿病でも、糖質制限食実践により膵臓のインスリンを分泌するβ細胞が休養できて、耐糖能が改善する可能性はあると思います。

ゴーヤパウダー、私もただいま実験中です。

12月5日(日)朝と夕と<ゴーヤパウダー+ご飯> で実験です。

明日には報告できると思います。


江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
ゴーヤーの血糖値を下げる効果は?
こんばんは。

今回はamesui さんから、ゴーヤーの血糖値を下げる効果について
コメント・質問をいただきました。


「10/12/03 amesui
ゴーヤパワーは本物?
以前、このコメ欄でゴーヤの血糖値下降効果について書いてあったのを思い出し食してみました。
(食直前)124→(1時間値)127→(2時間値)133
 ステーキ500g、さつま揚げ5枚、ふすまパン1枚、大豆煮100粒、ポテト風おからサラダ。もやし一袋(ゴーヤ半本混合)。

(食直前)120→(1時間値)103→(2時間値)109
 大豆麺ラーメン(チャーシュー15枚)チキンソテー300g、大豆煮100粒、がんもどき1枚、小松菜(ゴーヤ半本混合)。

(食前値)116→(1時間値)94(2時間値)計測せず(^^;;
 ふすまパンハンバーガー2個、タマゴサンド1個、サーモンマリネ400g、大豆煮100粒、もやし1袋(ゴーヤ半本混合)

過去に一度だけスターシス30mg、グルコバイ100を服用したデータがあります。
(食直前)124→(1時間値)99→(2時間値)142
かき揚げ、海老、イカの天ぷら、大豆トースト、カツオ300g。

通常、食直前から2時間値にかけて放物線を描く血糖値がフツーかと思います(わたしの場合)それが、一番高いはずの1時間値が低いという、いわゆるバズタブ曲線を描くように推移します。
ゴーヤって、スターシス(グルファスト)等と同じような効力があるのでしょうかね?
もちろん、個人差、測定器のファジーさ、チップの精度等考慮する必要もあるのでしょうが。
ただ、おいしくはない・・・(^^;;
続けて食べるかどうかは微妙です。。。
サプリ・・・という手?
うーーん、それならグルコバイでも飲んでたほうがよろしいかと・・・?」


amesui さん。
ゴーヤーパワー実験報告ありがとうございます。

【(食直前)124→(1時間値)127→(2時間値)133
 ステーキ500g、さつま揚げ5枚、ふすまパン1枚、大豆煮100粒、ポテト風おからサラダ。もやし一袋(ゴーヤ半本混合)。】

ステーキ500gって、すごいですね。 エェッ!?(゚∇゚;)

それは兎も角、さつまあげやふすまパンや大豆煮やおからにも、少量の糖質が含まれていますので、あるていど食後血糖値は上昇するはずです。この上昇の少なさは、ゴーヤーの効果の可能性が高いですね。

【(食直前)120→(1時間値)103→(2時間値)109
 大豆麺ラーメン(チャーシュー15枚)チキンソテー300g、大豆煮100粒、がんもどき1枚、小松菜(ゴーヤ半本混合)。】


チャーシュー15枚、チキンソテー300gも半端じゃないですね。♪(・∀・)

エンゲル係数ご同情申し上げます。

それは兎も角、大豆麺ラーメン、大豆煮100粒、がんもどき1枚、小松菜にも少量の糖質は含まれているので、食後血糖値は少しは上昇するはずです。

しかし、食前血糖値より、食後血糖値のほうが低いですので、これはゴーヤーの効果としか考えれれませんね。

スターシス30mg、グルコバイ100を服用したデータより、ゴーヤーを食べたときのデータのほうが、食後2時間血糖値は効果的ですね。

手元にゴーヤーの粉があるので、不味いかもしれませんが、私も人体実験をしてみます。


江部康二


☆☆☆参考2008-03-03のブログ

糖尿病とゴーヤーマジック?

こんばんは。
今日はGUMIさんから、ゴーヤーと血糖値に関するとても興味深いコメント・質問をいただきました。

『ゴーヤーマジック?
江部先生はじめまして。
昨年末に主人の糖尿病発症が発覚してからというもの、勉強の末に糖質制限食に巡りあい実行して1ヶ月になります。本も全部、購入させていただいてます。(^^)v
糖質制限食で血糖値は安定し、赤ワインの効果で早朝高血糖も改善されてきて、夫婦で喜んでいます。
昨日、先生のレシピ本にあったゴーヤ炒めを作って食べたところ、食前血糖値118→食後1時間116→食後2時間115と、すごい数値をたたきだしました。
その後も試してみたところ、ゴーヤを食べた後の血糖値は食前よりも低い場合がほとんどでした。
ゴーヤと血糖値の関係についてネット検索してみたところ、「ゴーヤに含まれる植物インスリンが血糖値を下げる」「ベータ細胞を刺激してインスリンの分泌を促進する」などの記述が見つかりました。
ゴーヤがすっかりお気に入りになった主人ですが、「インスリン注射と同じ効果ならいいけど、膵臓にむち打つ薬と同じならイヤだなあ」と言います。
ゴーヤの効果はインスリン注射なのか、それともSU剤なのかとても気になるのですが、明らかになっていたらお教えいただけませんか?
膵臓をいじめないなら、毎食ちょっとずつテーブルにのせたいのですが・・・
2008/02/29(金) 00:07:00 | URL | GUMI』


GUMIさん、コメント・質問、そして本全部ご購入、
とてもありがとうございます。m(μ_μ)m

糖質制限食で血糖値が安定し、赤ワイン適量?で早朝空腹時血糖値も改善、良かったですね(^o^)v

「レシピ本にあったゴーヤ炒めを作って食べたところ、食前血糖値118→食後1時間116→食後2時間115と、すごい数値をたたきだしました。」

これは、確かに驚愕のデータですね。ゴーヤ以外の食材の糖質含有量はどのくらいだったのでしょう?どうやらゴーヤーは本当に血糖値をあるていど下げる効果を持っているようです。

私も知らなかったので、早速インターネットで調べてみました。そうすると、他にも人体実験をした人がいました。

知識の宝庫!目がテン!ライブラリー  日本テレビ(2001/09/23放送) 

「4人の人にまずは、ブドウ糖溶液を100グラム飲んでもらいました。すると通常の状態での血糖値は平均約94だったのが、ブトウ糖溶液を飲むと、30分後の血糖値は200を超えました。次にゴーヤージュースとブドウ糖溶液を飲んで血糖値を測定してみると、30分後血糖値は約145とかなり低い値になりました。」

今時のテレビでどこまで信用できるかわかりませんが、何やら期待できそうです。

ゴーヤーは独特の苦味が特徴ですが、その苦味成分はモモルデシンとチャランチンといい、インターネット的には血糖値を下げる効果がありそうですが確定とはいえません。

一方、ゴーヤにはコロソリン酸も含まれています。コロソリン酸は、別名植物インスリンと言われています。この成分は、インスリンに似たタンパク質です。通常のインスリン注射では、時に低血糖が生じることがありますが、ゴーヤーに含まれる植物インスリンの場合は、血糖値を安定させますが低血糖は起こさないようです。

コロソリン酸に関しては、

①広島大学医学部総合薬学科活性構造学講座の山崎和男名誉教授が、インスリンと同じようにグルコースを細胞内に速やかに吸収させること、即ちグルコーストランスポーター(糖輸送体)を活性化させることを見出しました。

②鈴鹿医療科学大学医療栄養学科の三浦俊宏講師は、コロソリン酸を用いた動物実験の結果を第46回日本糖尿病学会年次学術集会で発表し、「コロソリン酸投与後4時間に血糖低下作用を示し、インスリン値の低下も見られた。また、筋肉GLUT4タンパク発現の増加が見られた。」と報告しました。

③京都大学医学部糖尿病・栄養内科学の福島光夫助手は日本糖尿病学会近畿地方大会で、コロソリン酸が経口糖負荷時の血糖値を低下させることを報告しました。

①②③を考慮すれば、かなりの信憑性をもって、血糖値を下げる効果があるようです。

GUMIさん、その後の結果も是非教えてくださいね。

ゴーヤーと糖質のセットでどの程度血糖値が上昇するのかしないのか?
ゴーヤーなしの糖質だけだと、どのくらい血糖値が上昇するのか?

結論は確定ではありませんが、ゴーヤーかなり期待がもてそうですね。

江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖質制限食と尿酸、尿酸・クレアチニン比の意味
こんばんは。

今夜は、バンドの練習日でした。

新曲の練習をしましたが、クリスマスには間に合いそうもありません。

終わってかえろうとしたら、スタジオの外は雨がしっかり降っていました。

さて今回は、まっつんさんから、コメント・質問をいただきました。


【10/12/01 まっつん
初めまして
初めまして、愛知県在住、37歳(男)、まっつんと申します。今年8月、糖尿病と診断され9月に2週間入院しました。

入院当時176㎝、体重83㌔、HbA1c8.8でした。現在は、メルビンを朝夕食前に服用、体重67㌔、HbA1c5.6です。主食に毎食、玄米を160gぐらい食べています(本当は病院の指示はカロリー計算から毎食白米230gですが)。

そんな病院のカロリー計算のみの糖尿食に疑問を感じ、色々調べたら、江部先生の本に出会いました。
私もこれから糖質制限食を始めたいのですが、尿酸値が高く、8月23日6.1  9月2日7.5  9月8日7.1  9月13日6.4  10月13日7.7  11月24日7.2  11月29日7.9でした。
基準の7.0を何度も超えていますので、主治医の先生とはもう少しみて、下がらなければザイロリックの服用を検討中です。

先生の「主食を抜けば」の著書の中には尿酸値は食事の影響は少ないと書いてありますし、主治医の先生も尿酸値は食事の影響は少ないから、食事療法は意味がなくザイロリックの服用をすすめていました。

ということは、尿酸値が高くても、またはザイロリックを服用することになっても、糖質制限食を始めても大丈夫でしょうか?

ちなみに、その他腎機能は、8月~11月の血液検査では、クレアチニンは毎回0.9で基準値内です。その他ナトリウム・カリウム・クロール・尿素窒素も毎回基準値内です。
9月入院中の、尿中微量アルブミンも基準値内で問題ありませんでした。
その他、肝機能や中性脂肪など、それ以外も血液検査は基準値内でした。

お忙しい中、長文で申し訳ありませんが、もしお時間があればお返事をお願い致します。】


まっつんさん。
本のご購入ありがとうございます。

まずは、糖質制限食を実践されて大丈夫と思いますよ。

尿の検査で、「尿酸・クレアチンン比」を測定すると尿酸の排泄が悪いのか、産生が多いのかが区別できます。

随時尿での検査ですので、簡単にできますし、保険も効きます。

「尿中尿酸濃度÷尿中クレアチニン濃度」で比を算出します。

尿酸・クレアチニン比が0.5以下なら→排泄低下型でユリノームが適応です。
尿酸・クレアチニン比が0.6以上なら→生産過剰でザイロリックが適応です。

尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。
結局、持って生まれた体質が、一番関係するのだと思います。

ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、尿酸値が上昇することがあるので注意が必要です。例えば断食をすると、尿酸値は急激に上昇します。

糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。

高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、ことはそれほど単純ではありません。

例えば、江部康二は、2002年以来8年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、かなりの高タンパク食ですが、尿酸値は2.4~2.8mg/dlていどと低いです。
兄も糖質制限食ですが、尿酸値は、私と同じていどです。

通常、糖質制限食でいったん尿酸値が上昇した人も、数ヶ月~1年で元の値に戻ることが多いので経過をみることが多いです。

ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服も考慮する必要があります。

尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、食事由来の尿酸は約100mgで、一日に生産される総量約700mgに比し、かなり少ないということが判明しました。

自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。

尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に

1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ

だそうです。

納先生の指摘されているストレスは、精神的なもののようです。

例えば、納先生が学会の会頭をされたときに、尿酸値が一番上昇して、学会が終了したら、下がったそうです。

これらに特殊例として「断食や極端な低カロリーのとき尿酸値上昇」というのが、一番上にくる感じですね。
断食は、強力な肉体的ストレスと考えることもできます。


**参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著



江部康二

テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
「やせる食べ方」、 「やせる食べ方」レシピ集
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こんばんは。

11月は、いろんな雑誌が取材にこられ、そのほとんどがダイエット関係でした。

さらに12月になって、来週の、月曜日と火曜日もダイエット関係の取材です。

朝日カルチャー京都と朝日カルチャー芦屋の糖質制限食講演会も、今年は、ダイエットが中心のお話しでした。

これも、拙著

「やせる食べ方」(東洋経済新報社、2010年、4月)

がそこそこ売れているおかげかと思っています。(⌒o⌒)v

ブログ読者の皆さんのおかげと、感謝しております。m(_ _)mV

やせるための方法論・理論篇が「やせる食べ方」です。

とてもわかりやすく書いてあると、またまた自画自賛しています。読書が苦手なタイプでも、OKと思いますよ。

「やせる食べ方」の姉妹篇・実践編が
「やせる食べ方」レシピ集(東洋経済新報社、2010年11月)です。

こちらもとてもわかりやすくて、きれいで、美味しそうなレシピ集です。

体重減少を目指しておられる皆さんは、2冊一緒に是非どうぞ、読んでみて下さいね。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル

お早うございます。

昨晩、NHKの 地球イチバン「地球イチバンのオリーブ天国~スペイン~」という番組で、スペイン産のオリーブオイルのお話をしていました。

スペインのオリーブオイル生産量は、世界のおよそ40%を締めるであるとか、、バージンオイルとエクストラ・バージンの違いについてなど解説していました。

これまで何度か紹介した、あらてつさんの糖質制限ドットコムで販売している、スペイン直輸入のモリドルエクストラバージンオリーブオイル、大変好評で昨年入荷分は早々に売り切れたとのことです。

そのモリドルから、今の時期限定の 初搾りエクストラバージンオリーブオイル が入荷したとのこと。

初摘・初搾りのオリーブオイルは、一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルだそうです。

番組でもありましたが、オリーブオイル業界、聞くところによるといろいろと複雑で、「エクストラヴァージンオリーブオイル」といいながら、そうでないものがかなりの割合で流通しているそうです。

ですがこのモリドルオリーブオイルは、あらてつさんが直接工場まで行って「冷温圧搾・無濾過・無添加・混ざりっけ無しのエクストラヴァージンオリーブオイル」であることを確認してきました。

あらてつさん、知っている人は知っている「かなりうるさい男」ですので、工場を隅から隅まで調べて現地の人たちにおもいっきり嫌がられてきたことは、想像に難くありません。

スペインでも「うるさいぶり」を遺憾なく発揮してきたあらてつさん太鼓判のモリドルオリーブオイル、私もこのブログをご覧の糖尿人、メタボ人、ダイエッターの皆さんにお勧め致します。

以下、あらてつさんからのご案内です。

そうそう、最後にご紹介しているオリーブオイル試食会、キャンセルが出たとのことで、若干名空きができました。

私も参加するので皆さん、是非どうぞ。


江部康二





Primera extracción en frío(初搾りエクストラバージンオリーブオイル)発売開始!

オリーブオイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)から、初摘、初搾りのオリーブオイルが入荷しました。

年に一回、この時期だけしか販売されない大変貴重なオリーブオイルです。

Primera extracción en frío オリーブオイルは、収穫したてのオリーブを風味が損なわれないように冷温圧搾し、濾過せずそのまま瓶詰します。

なので一般的なオリーブオイルよりも色合いが濃く、オリーブ本来の香りや味わいをストレートにお楽しみいただけます。

一年を通して、今だけしか出てこない貴重なオリーブオイルです。

通常のオリーブオイルにない濃厚な味と香りをお楽しみ頂けます。

モリドル社のパトリシアさんからのメッセージを紹介します。



モリ・ドルのエクストラバージン・オリーブオイル


モリ・ドルは、私たちの地域の人々や農作業員が、黄金の液体とも呼ばれるエクストラバージン・オリーブオイルを抽出するために、一年を通じてその大地に施してきた入念な作業と手入れの結晶です。

オイル百年の伝統のあるシウラナ地方(スペイン北東部、カタルーニャ地方)では、最高のシェフや料理批評家から最も高い評価を受けている、アルベキナ種と言うオリーブオイル生産用の品種のみを使用しています。

モリ・ドルのオリーブは、木から直接採取し、フライス(オリーブを碾く作業)は、果実の自然な特性を保持するため、冷温で行われます。その優れた特性と官能特性をそのまま維持するために、モリ・ドルは、フィルタリングされていないエクストラバージン・オリーブオイルとなっています。

この製法によって密度、香り、ボディが保たれている、という、極めて例外的ともいえる評価を受けています。瓶の底に堆積物が沈降することがありますが、健康上全く無害であり、自然由来のものであることの証拠でもあります。

つまり、これは100%純粋な天然オリーブ果汁なのです。

オリーブオイルには、多くの種類と品種があります。しかしその中でも、酸性度を1°未満に保持したものだけが、エクストラバージンと呼ばれる最高ランクのカテゴリとして(EEC規則1513/2001による)最も高い評価を得ることができます。私たちは、モリ·ドルが酸性度を0.3°に抑えてこのカテゴリに入っていることを、誇りに思っています。

オリーブそのものの持つ天然成分によって、このオイルが、抗酸化成分やポリフェノール性化合物を豊富に含んでいるため、酸化を抑えたり、体の諸器官に非常に有益な効果をもたらしたりするということも、忘れてはいけません。

その複雑な香りと味わいは、料理のうま味を引き立たせることができます。フルーティーかつ丸みのある味わいがあり、収斂性が低く、バナナ、イチゴ、リンゴ、クルミ、アーモンドやアーティチョークの熟したような非常にバランスのとれた香りがします。トマトを思わせる懐かしい趣を鼻腔に感じます。そして、非常に表現力のある、すっきりとしたナッツのような後味がします。

料理に使えば、味に力を与え、個性を引き立たせます。生鮮食品(パン、サラダ、野菜など)に使用すれば、より一層の官能特性を感じることができます。オイルを加熱して使用する際も、食品がカリっとした状態で形よく保持し、オイルに含まれている脂肪酸と抗酸化物質が食品に回って安定し、ボリュームが増すことから、高温にもよく対応すると言えます。

これらすべての特性のおかげで、モリ・ドルは、最高レベルのエクストラバージン・オリーブオイルであると同時に、健康的でよく知られている地中海料理を作る際に欠かせない食品の一つとして、認められるようになりました。


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数量・期間限定のモリドル初搾りエクストラバージンオリーブオイル

是非皆さんもお試しください。

詳細・ご購入はこちらから
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モリドル 初摘み・初搾りオリーブオイル
http://www.toushitsuseigen.com/shop/etc_oliveoil.html



糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖尿病腎症と尿中微量アルブミン
こんにちは。

糖尿病のこわい合併症の一つに腎症があります。

現在、年間13000人以上の人が、糖尿病腎症から人工透析になっています。

糖尿病腎症の早期診断には、蛋白尿検査では不十分です。

高血糖による腎細血管障害により糸球体毛細血管に変化が生じ、初期の段階で微量アルブミン尿が出現します。

微量アルブミン尿検査により、蛋白尿検査よりかなり早期の段階で糖尿病腎症が診断可能です。

従いまして、糖尿人は、1/3~6ヶ月、尿中微量アルブミンの検査をすることが望ましいのです。

尿中微量アルブミン陽性なら、第2期(早期腎症期)です。

糖尿病腎症病期
第1期(腎症前期)
第2期(早期腎症期):微量アルブミン尿陽性
第3期A(顕性腎症前期):蛋白尿。1g/日未満。
第3期B(顕性腎症後期):蛋白尿。1g/日以上。
第4期(腎不全期):高尿素血症。蛋白尿。
第5期(透析療法期)

尿中微量アルブミンは、随時尿で測定する場合、運動や日内変動や日差変動が大きいので、同時にクレアチニン値を測定して補正値を行い、尿中アルブミン指数(mg/g・クレアチニン)として表します。できれば、測定は早朝尿のほうが好ましいです。

異なる日に3回検査して2回陽性なら、糖尿病早期腎症と診断するということですが、健康保険上は、1回/3ヶ月しか測定できません。

微量アルブミン尿とは、

アルブミン指数で30mg/g・クレアチニン以上300mg/g・クレアチニン未満

と定義されています。

アルブミン指数で300mg/g・クレアチニン以上は顕性腎症です。

アルブミン指数で30mg/g・クレアチニン未満が正常です。

単位時間あたりのアルブミン排泄率はμg/分で表され、蓄尿が必要となりますが、随時尿より正確に病態を示します。昼間の尿は運動の影響を受けるので、夜間尿または24時間蓄尿を用います。

微量アルブミンが出現する早期腎症の時期ならば、血糖コントロールや降圧剤(ARBなど)による血圧コントロールで改善が期待できます。勿論、糖質制限食による血糖コントロールは、もっとも有力な選択肢です。

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今回の記事は

「改定第4版 糖尿病専門医研修ガイドブック」日本糖尿病学会編 2009年 診断と治療社

を参考にしました。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット