Wed
10/08
2008
ラカントSはOK、シュガーカットは△
おはようございます。
今回は、Y.Kさんから甘味料についてコメント・質問をいただきました。
『08/10/01
甘味料について
はじめまして。Y.Kと申します。
先生の書籍を本屋で偶然見つけ、それ以来都合5冊を購入しました。本に書かれている通り、糖質制限を実行しています。去年の7月HbA1c 8.9%から段々下がり、ここ5ヶ月はHbA1c 5.4%を維持しています。これからも頑張りたいと思っています。
先生に質問があるのですが、甘味料についてです。
いつもラカントSを使用していますが、先日、パルスイート(大正製薬)とシュガーカット(浅田飴)という製品を見ました。この二つの物を使っても大丈夫でしょうか。それと羅漢果甘味料そのものは使ったら駄目なのでしょうか。』
Y.Kさん。コメント、そして本5冊もご購入頂き、誠にありがとうございます。m(_ _)mVV
またHbA1c8.9%→5.4% おめでとうございます。(^-^)v(^-^)v
素晴らしい成果で、とても上手に糖質制限食を実践しておられるのでしょう。
ラカントSは、エリスリトールが主成分で、ごく少量の羅漢果エキスが含まれていますが、基本的にカロリーゼロで血糖値上昇もゼロです。
パルスイートも、糖アルコールであるエリスリトールが主成分で、少量の人工甘味料アスパルテームとアセスルファムKが混ぜてあり、カロリーゼロで血糖値も全く上昇させません。
次に羅漢果です。
羅漢果は、中国広東省、広西チアン族自治区の高冷地に栽培されるウリ科の多年生草本です。中国の一部の地域でしか生育していない貴重な植物で、その果実は、砂糖の約300倍の甘さがあります。甘味が強いので、中国では古くから乾燥させて料理の調味料、甘味飲料の原料として使っていました。
近年の研究で、羅漢果の甘味成分はMongroside Vなどのククルビタン型トリテルペン配糖体であることがわかりました。トリテルペン配糖体は、小腸で吸収されることなく大腸まで達するため、食物繊維の一つに分類されます。従って血糖値を上昇させませんし、吸収されるカロリーはほぼゼロと考えてよいようです。
羅漢果の甘味成分には、トリテルペン配糖体以外にもほんの少量の果糖が加わっているそうです。果糖分のカロリーは、吸収されますがごく少量ですし、果糖は10%しかブドウ糖に変わらないので、血糖値はほとんど上昇させません。
通常販売している「羅漢果顆粒」は、顆粒状にして使い勝手を良くするために、甜菜糖が約2%含まれています。甜菜糖は、勿論吸収されて血糖値を上昇させます。
まあ、白菜や菜っぱにも天然のショ糖が少量は含まれていますので、羅漢果顆粒を甘味料として少量使う程度は、血糖値上昇に関しては許容範囲と思います。
最後になりましたが、シュガーカットの主成分は、還元麦芽糖水飴です。還元麦芽糖水飴は、還元麦芽糖(マルチトール)が主成分の糖アルコールです。還元麦芽糖を75%以上含む糖アルコールの総称を、還元麦芽糖水飴といいます。 マルチトールは、ショ糖の半分くらい血糖値を上昇させます。
結論です。
ラカントS、パルスイートは糖質制限所所OK食品です。羅漢果甘味料は、ほぼOK食品です。
シュガーカットは、ラカントSやパルスイートがあるので、糖質制限的には使用する意味はありませんね。
江部康二
今回は、Y.Kさんから甘味料についてコメント・質問をいただきました。
『08/10/01
甘味料について
はじめまして。Y.Kと申します。
先生の書籍を本屋で偶然見つけ、それ以来都合5冊を購入しました。本に書かれている通り、糖質制限を実行しています。去年の7月HbA1c 8.9%から段々下がり、ここ5ヶ月はHbA1c 5.4%を維持しています。これからも頑張りたいと思っています。
先生に質問があるのですが、甘味料についてです。
いつもラカントSを使用していますが、先日、パルスイート(大正製薬)とシュガーカット(浅田飴)という製品を見ました。この二つの物を使っても大丈夫でしょうか。それと羅漢果甘味料そのものは使ったら駄目なのでしょうか。』
Y.Kさん。コメント、そして本5冊もご購入頂き、誠にありがとうございます。m(_ _)mVV
またHbA1c8.9%→5.4% おめでとうございます。(^-^)v(^-^)v
素晴らしい成果で、とても上手に糖質制限食を実践しておられるのでしょう。
ラカントSは、エリスリトールが主成分で、ごく少量の羅漢果エキスが含まれていますが、基本的にカロリーゼロで血糖値上昇もゼロです。
パルスイートも、糖アルコールであるエリスリトールが主成分で、少量の人工甘味料アスパルテームとアセスルファムKが混ぜてあり、カロリーゼロで血糖値も全く上昇させません。
次に羅漢果です。
羅漢果は、中国広東省、広西チアン族自治区の高冷地に栽培されるウリ科の多年生草本です。中国の一部の地域でしか生育していない貴重な植物で、その果実は、砂糖の約300倍の甘さがあります。甘味が強いので、中国では古くから乾燥させて料理の調味料、甘味飲料の原料として使っていました。
近年の研究で、羅漢果の甘味成分はMongroside Vなどのククルビタン型トリテルペン配糖体であることがわかりました。トリテルペン配糖体は、小腸で吸収されることなく大腸まで達するため、食物繊維の一つに分類されます。従って血糖値を上昇させませんし、吸収されるカロリーはほぼゼロと考えてよいようです。
羅漢果の甘味成分には、トリテルペン配糖体以外にもほんの少量の果糖が加わっているそうです。果糖分のカロリーは、吸収されますがごく少量ですし、果糖は10%しかブドウ糖に変わらないので、血糖値はほとんど上昇させません。
通常販売している「羅漢果顆粒」は、顆粒状にして使い勝手を良くするために、甜菜糖が約2%含まれています。甜菜糖は、勿論吸収されて血糖値を上昇させます。
まあ、白菜や菜っぱにも天然のショ糖が少量は含まれていますので、羅漢果顆粒を甘味料として少量使う程度は、血糖値上昇に関しては許容範囲と思います。
最後になりましたが、シュガーカットの主成分は、還元麦芽糖水飴です。還元麦芽糖水飴は、還元麦芽糖(マルチトール)が主成分の糖アルコールです。還元麦芽糖を75%以上含む糖アルコールの総称を、還元麦芽糖水飴といいます。 マルチトールは、ショ糖の半分くらい血糖値を上昇させます。
結論です。
ラカントS、パルスイートは糖質制限所所OK食品です。羅漢果甘味料は、ほぼOK食品です。
シュガーカットは、ラカントSやパルスイートがあるので、糖質制限的には使用する意味はありませんね。
江部康二

