「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。
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ストレスと血糖値
2008年02月28日 (木) | 編集 |
こんばんは。

血糖値は食事、運動、ストレスなどにより変動します。今回はストレス血糖値に関して、よしさんからコメント・質問をいただきました


『職場のストレス血糖値
江部先生、おはようございます。
先生の提言されている糖質制限食もだんだんと広まりつつあるのを実感出来る今日この頃、 嬉しく思います。
ブログも盛況ですね(^^) いろんな方へのアドバイス等、自分なりに凄く勉強できる、ありがたいと思っています。
今日は久々に質問させていただきたいのですが。
仕事でのストレスは結構血糖値を上げてしまうんですね。
この2週間、夕方の食前の血糖値が120mg/dlを越えて下がりません。
強いストレスを感じた日は152mg/dlもあって驚きました。
以前は会社でのストレスを感じても、夕食前は120mg/dl以下でした。
でも、この2週間、ストレス血糖値が上がるという学習をしてしまってから、 そのことが気になり、余計とストレスを自分で与えているような、 悪循環?に陥ってしまった感じです。
人間関係のストレスが一番ですが、仕事のストレスも結構感じます。
食事であれば糖質を制限して血糖値を上げない工夫は出来ますが、 仕事上のストレスによる血糖値の上昇は、やはり、防げないのでしょうか?
気にしないように努力しているのですが、このまま、120mg/dl台で居ると HbA1Cも高くなるのでしょうね。
先生は職場のストレスをどんな風に発散させていらっしゃいますか?
血糖値の上昇を低くし、気持ちをコントロールする工夫とか…
年齢的に職場環境を変えるのは難しいので、現状維持で居る限り、 やはり、最後は自分で気持ちをコントロールするしかないとは思うのですが。
まだまだ寒いです、お体ご自愛くださいね。
2008/02/22(金) 08:46:22よし 』


よしさん。お久しぶりです。
ご指摘の如く、ストレスは結構血糖値を上昇させます。

ストレスは大きく三つにわけることができます。

一番目は、何と言っても心理的ストレスです。結婚.離婚.死別.引っ越しなど人生の大きな出来事、家庭での母子関係.嫁姑関係、会社や学校や地域での人間関係など日常的な厄介事、様々な不満.失望.挫折、不安などがあげられれます。

二番目は、生理的ストレスです。サービス残業などによる過労、不眠、細菌.ウィルスによる感染などがあります。

三番目は、物理的なストレスで、日光、暑さ、寒さ、乾燥、湿気、騒音などです。

人間はこれらのストレスを感じると、アドレナリングルカゴン副腎皮質ステロイドホルモンといった血糖値を上げるホルモンを分泌します。

そのため、食事とは無関係に血糖値が上昇することがあるのですね。例えば2型の糖尿人で不眠の日の翌日、いつもより50mg近く空腹時血糖値が上昇した方がありました。

また、1型の糖尿人で、コントロール良好だったのが、生理が始まったとたん100mg血糖値が上昇した女性もおられました。

今の日本でストレスのない仕事などないと思いますので、どう付き合うかですね。まあ、急ぎの仕事を任されて、とても忙しくて睡眠も不足気味で、ストレスたっぷりだったけど、上手く処理できて相手先にも喜んでもらえた。というような展開であれば達成感で自己治癒力はぐっと高まる方向になりますから、まんざらストレスもネガティブばかりではないのですが・・・ (^_^)

私の場合は、週末のテニスや月1回のライブで気分転換はしています。それと適量?のお酒もなかなかに、心地よい変性意識状態にしてくれますね。

なお、よしさん、空腹時血糖値が126mg/dl未満なら、そんなに問題はありませんのでHbA1cも大丈夫と思いますよ。


江部康二