Thu
01/31
2008
α−グルコシダーゼ阻害薬でやせるか?
おはようございます。
昨日、α−グルコシダーゼ阻害薬(グルコバイ、ベイスンなど)のお話を書きました。
α−グルコシダーゼの働きを阻害することで、小腸からの糖質の分解・吸収を遅延させて、食後高血糖を防ぐ効果があるのですね。グルコバイには、α−アミラーゼに対する阻害作用もあることも説明しました。
そうすると、「グルコバイを飲んだら、糖質の吸収がじゃまされて、ダイエット効果があるのではないか?」と考える人もでてきそうですが、どうなのでしょう? (∵)?
実は、グルコバイはもともと、やせ薬としての効果をみこんで開発されたお薬なのです。
で、早速結論ですが、メーカーによればやせ薬としてはうまくいかなかったそうです。それでも研究の結果、食後高血糖を防ぐ効果が確認されて、糖尿病の薬として販売されたという経緯があるのです。
それではなぜ痩せないのでしょう? (´_`?)
α−グルコシダーゼ阻害薬により、上部小腸での吸収が阻害された糖質は、下部小腸で一部吸収されます。さらに、一部は大腸に移行し、腸内細菌により発酵されて短鎖脂肪酸に分解された後、吸収されます。
従って、早く吸収されるかゆっくり吸収されるかの差はあるものの、トータルのエネルギー吸収量は一緒なので、痩せないのです。
また腸内の発酵が増加するため、ガスの産生も亢進して、腹部膨満や放屁の副作用がでやすいのです。
やせ薬というのはなかなか難しいものですよね。やはり薬に頼るよりは 糖質制限食ですっきりダイエットですね。 (^_^)
江部康二
昨日、α−グルコシダーゼ阻害薬(グルコバイ、ベイスンなど)のお話を書きました。
α−グルコシダーゼの働きを阻害することで、小腸からの糖質の分解・吸収を遅延させて、食後高血糖を防ぐ効果があるのですね。グルコバイには、α−アミラーゼに対する阻害作用もあることも説明しました。
そうすると、「グルコバイを飲んだら、糖質の吸収がじゃまされて、ダイエット効果があるのではないか?」と考える人もでてきそうですが、どうなのでしょう? (∵)?
実は、グルコバイはもともと、やせ薬としての効果をみこんで開発されたお薬なのです。
で、早速結論ですが、メーカーによればやせ薬としてはうまくいかなかったそうです。それでも研究の結果、食後高血糖を防ぐ効果が確認されて、糖尿病の薬として販売されたという経緯があるのです。
それではなぜ痩せないのでしょう? (´_`?)
α−グルコシダーゼ阻害薬により、上部小腸での吸収が阻害された糖質は、下部小腸で一部吸収されます。さらに、一部は大腸に移行し、腸内細菌により発酵されて短鎖脂肪酸に分解された後、吸収されます。
従って、早く吸収されるかゆっくり吸収されるかの差はあるものの、トータルのエネルギー吸収量は一緒なので、痩せないのです。
また腸内の発酵が増加するため、ガスの産生も亢進して、腹部膨満や放屁の副作用がでやすいのです。
やせ薬というのはなかなか難しいものですよね。やはり薬に頼るよりは 糖質制限食ですっきりダイエットですね。 (^_^)
江部康二

