糖質制限食とダイエット

こんばんは。
今、高雄病院の夜診が終わって帰ってきました。寒くて小雨がぱらついていましたが雪にはまだなっていません。

さて、今回はkohi さんから、 糖質制限食とダイエットに関するコメント・質問を頂きました。

『日付 01/15 19:23 kohi
糖尿病ではありませんが、ダイエットの為にスーパー糖質制限食を実践し、6キロの減量(体脂肪は5%)ができ大変感謝しております。目標はあと体脂肪を3%減です。そこで質問をさせて頂きたいのですが、糖質を限りなく制限している状態では、タンパク質・脂肪は1日に何処くらいまで摂取していいのでしょうか? 最近いくら食べてもなかなか満足できず1食で1500キロカロリーの時もありますが、やはり問題ありでしょうか? それとどうしても糖質が食べたくなり週に1、2度 市販の菓子パンを1回に5、6個食べてしまいますが、これも問題ありでしょうか? 以上宜しくお願い致します。』


kohi さん、スーパー糖質制限食実践で6kgのダイエット成功、おめでとうございます。
現在糖尿病ではないとのことですが、肥満があれば将来糖尿病になりやすいです。

また、2007年の世界ガン研究基金の報告によれば「肥満」が、食道・膵臓・大腸・乳房・子宮体部・腎臓の各ガンで「リスクを確実に上げる」とされています。これを機会に、BMI<体重(kg)/身長(m)2>25未満を目指して下さい。

糖質制限食はダイエットに最適の食事療法です。
糖質を制限すれば
1 肥満ホルモン(インスリン)がほとんどでない。
2 体脂肪が常に燃えている。
3 尿中や呼気中にケトン体がカロリーと共に生理的に排泄される。

この3つの利点で少なくとも同一カロリーを摂取した場合は、糖質制限食の方が糖質たっぷり食に比べたら減量に効果があります。

糖質を摂取してしまえば、ダイエットのための上述の3つの利点が全て無くなってしまいますから太りやすいのです。(2007年 5.17のブログをご参照ください。)

さらに最新の<ハーパー・生化学 平成19年発行 P194>によれば、「糖質制限食を実践すれば、アミノ酸からの糖新生がかなり行われる。糖新生には高いエネルギー(多量のATP)が必要であり脂肪酸の酸化によってそれが埋め合わされているので減量効果がある」そうです。

糖質制限食の4つめの利点ですね。この4つめの利点も糖質を摂取すればなくなります。

それから倹約遺伝子(肥満遺伝子)の関係で、痩せやすい人と痩せにくい人がいることも確かです。つまり肥満遺伝子を持っていて基礎代謝が低い人はそうでない人に比べたら痩せにくいわけです。(2007年 8.13、8.14ブログご参照ください)

最後になりましたが、いかに糖質制限食にダイエット効果があるといいましても、大量に食物摂取すれば限界があります。身長、体重、性別、運動量などによりますが、標準的な摂取カロリーというものがあります。(標準摂取カロリーでインターネットで検索してみてくださいね)

例えば私は身長167cm、体重56.5kg、男性、軽度な活動、ですので、1530〜1840キロカロリーくらいが標準です。

私は1日2食ですが、約1800キロカロリー/日摂取しています。それに加えて焼酎のカロリーが平均約350キロカロリー/日です。この程度のカロリーの糖質制限食で約10kg減量したわけですが、さすがに3000キロカロリーも食べたら痩せなかったと思いますよ。 kohiさんもこのあたりのことはご留意くださいね。

甘い物やパンやケーキがどうしても欲しくなったときは、
「糖質制限ドットコム」  http://www.toushitsuseigen.com/
血糖値を上昇させない、ローカーボふすまパンおからフィナンシェおからほろほろクッキー・・・
などをご賞味いただけば 幸いです。


江部康二
テーマ: 糖質制限食 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by ドクター江部  at 21:41 |  糖尿病 |  comment (1)  |  trackback (0)  |  page top ↑

アトピーネットワーク リボーンの曽我部ゆかりさんからのメッセージ

おはようございます。
天気予報のいうように雪こそ降っていませんが、21日、22日と京都も寒いです。

さて、1月20日の 糖質制限食・東京講演会、主催のアトピーネットワーク リボーンの
曽我部ゆかりさんからブログ読者の皆さんにメッセージが1月21日に届きましたので
アップします。

曽我部さん、お疲れ様、ご苦労様でした。おかげさまで大成功でしたね。 (^_^)

☆☆☆

ドクター江部のブログの皆様

積雪が懸念された関東地方。雪は見られなかったものの、さむ〜い一日でしたね。いかがお過ごしですか?

昨日、東京公演を無事終えることができました。今回は、ほぼ満席の状態で、受付は大混雑。熱心な参加者の皆様のあつい思いをしっかり受け止めつつ、ハプニング、不手際も多々ございました。至らなかった点が多かったことを、ここでお詫びさせてください。

ただ、アンケートでは皆様に喜んでいただいた様子で、主催者としては、うれしい限りです。

初の試みであったランチの会では、定員の関係で、参加ご希望の方のご意向に添えず、また、会場から歩いて10分程度の場所でしたので、ご不自由な思いもさせてしまったかもしれませんが、大変楽しく有意義なひとときを皆様とともに過ごすことができ、深く感謝いたしております。

食材をご提供くださった尾崎食品様、ウエダ食品さま、サラヤ様、お店のポーコ・ア・ポーコ様、ご協力ありがとうございました。また、高雄倶楽部から駆けつけてくださった、新井さん、大米さん、ありがとうございました。

今日、昨日参加されたというご婦人からお電話をいただきました。昨日は夢のような講演会に参加でき、まさに神様に出会ったようだ、とおしゃっていました。

ドクター江部の存在と糖質制限食がいかに多くの糖尿病患者さんに、希望を与えているか、しみじみ思わせてくださる一言です。そのご婦人はさっそく次回の申し込みもしてくださいました。

今回ご希望にそえず、ランチの会にご参加いただけなかった方のためにも、6月の会でも、なんとか、ランチの会を実現したいと思います。また、ご案内をいたします。

取り急ぎ、昨日のお礼でした。たくさんの方のご参加に深く感謝を込めて。

2008年1月21日
曽我部 ゆかり
アトピー・ネットワーク・リボーン
糖質制限食普及センター東京事務所
テーマ: 糖質制限食 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by ドクター江部  at 09:15 |  お知らせ |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

ドクター江部

Author:ドクター江部
江部康二です。京都の高雄病院で勤務しています。漢方やアトピー治療でご存知の方もおられるかと思いますが、最近、自分が糖尿病だということが発覚し、糖尿病の新しい食事療法『糖質制限食』に力を入れてます。これからも宜しくお願いしますね。

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