糖質制限食食材のご紹介です

こんばんは。

先日放送されました「ガイアの夜明け」のお陰か、ブログのアクセス数が増えてます。いきなりこれまでの2倍以上の方が見に来てくださり、少々戸惑っていますが、これも何かのご縁だと思いますので、これまで来て下さってた皆さんも、新しく来て下さった皆さんもこれからも宜しくお願致します。

さて、ブログのアクセスが増えているのを見た京都高雄倶楽部のあらてつさんが、「先生のブログで紹介して下さいよ〜。」などと半ベソかいてた(笑)ので、ちょうど「ふぅどりーむ」さんとのかかわりも含めて紹介しましょう。

京都高雄倶楽部は、糖質制限食の普及活動とインターネットショップ「糖質制限ドットコム」糖質制限食の食材を販売している会社です。私の勤めている高雄病院と連携して、糖尿病の方が食べても血糖値が上がらない食材を開発・販売しています。

「ふぅどりーむ」さんも、私たち高雄病院の糖質制限食による糖尿病治療に賛同して、食材を開発・販売して下さっている会社のひとつです。

「ふぅどりーむ」さんは、今回テレビで紹介されました、冷凍による糖質制限食の宅配を開始されるわけですが、糖質制限ドットコムでは、糖質量を減らしたパンやスウィーツを、有名なパン屋さんやケーキ屋さんと共同開発して販売されています。

初期の頃は、サンプルを持ってきてもらって食べても「う〜ん」と首をひねってしまう物が多かった(笑)のですが、一流の職人さんとコラボレーションすることによって、これまでにない美味しくてしかも糖質の低い商品ができました。

開発には、不詳、わたくし江部康二も加わり、自らが血糖測定の実験台となりながら(涙)、糖尿人でも血糖値の上昇しにくいパンやスウィーツに仕上げてもらいました。

まず、フィナンシェからご紹介しましょう。
フィナンシェ_f01

こちらは、京都でとても有名なケーキ屋さんの、「菓子職人」さんとのコラボレーションで誕生しました。

原材料に、糖質の高い小麦粉は一切使わず、京都南禅寺御用達、「南禅寺豆腐」の服部食品さんのおからを使っているそうです。

また、フィナンシェ以外にも、おからを使って、「菓子職人」さん名物の「ほろほろクッキー」も低糖質で作ってくれました。
ほろほろクッキー_c01

これは、口の中に入れるとその名の通りほろほろと崩れていく、ユニークなクッキーです。糖質も低く美味しいので、私も気に入って食べてます。

ローカーボふすまパンは、小麦のふすまを使って低糖質に仕上げたそうです。これまでもふすまパンはありましたが、正直なところ美味しいものではありませんでした。けれど、このローカーボふすまパンは、小麦粉で焼いたパンにも劣らないか、それ以上のもっちりとした食感とふんわり感があり、しかも食べて美味しいパンです。

糖尿人になってから小麦のパンは食べられませんでしたが、ローカーボふすまパンなら食べることができるので重宝してます。(ちなみにここでも実験台にされましたが…)

食パンと、クロワッサン、フランスパンがあるそうです。
IMG_食パン_360

IMG_くろわさん_360

IMG_ばたーる_360

このように、糖質制限食に理解を示し賛同してくれる方が増えるのは、とても喜ばしいことです。我がご同輩の糖尿人の皆さんの為にも、これからもどんどん食材が開発されて増えるといいですね。

江部康二

なお、ご紹介したフィナンシェとローカーボふすまパンは、糖質制限ドットコムで販売しています。

糖質制限ドットコムhttp://www.toushitsuseigen.com/

E-mail info@ktk−kyoto.jp
営業時間は8:45から17:00(くらい)
お休みは土・日・祝です。

テーマ: 糖質制限食 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by ドクター江部  at 20:56 |  糖尿病 |  comment (1)  |  trackback (1)  |  page top ↑

糖質制限食と糖質管理食とインスリン注射

おはようございます。
昨日は「ガイアの夜明け」の放送がありました。
「北海道小樽のふぅどりーむずさんの特殊冷凍技術(特許申請中)で、美味しい糖質制限食のケータリングができるようになった。」というお話です。

糖尿病患者さんの診察風景とかケータリング食品の試食場面とかで、高雄病院と江部康二も何回か画面にでて、それなりの存在感でした。

ふぅどりーむずさんの 糖質制限食、掛け値なしに美味しくてボリュームもたっぷりです。連休中、食べて血糖値も測定しましたが、食前107mg→食後2時間128mgとかで上々の合格でした。

さて今回は、ムータンさんからコメント・質問をいただきました。

『初めてお便りします。
江部先生の糖質制限関連の著作(春レシピ以外全部及び実践編予約中です)を拝見し自己流で糖質制限を行っています。初対面で色々お尋ねするのも失礼かと思いましたが、差し障りなければご教示賜りたいと思います。
また、このブログに対するコメントの投稿方法がこれで正しいのかも良くわかりません。もしご迷惑おかけしたらご勘弁下さい。
さて、私は1昨年8月に糖尿病(2型)で入院し、今はインシュリン注射(朝10単位、夕6単位)と毎食前ベイスン1.5錠、毎食後メルビン1錠の薬物治療を行っています。
血糖値も毎日可能な限り毎食前後に測定しエクセルデータとして保存し外来時に主治医に提出しています。
A1cは自己流糖質制限を始めてからまだ数ヶ月ほどですが、5.8まで下がりました。それ以前は6.5前後でした。
炭水化物は朝に摂取(ご飯だと80グラム程度、胚芽パンなら半切れ等)しています。
昼はチーズ1切れとカップスープなど夜は教えの通りスタイル○リーと焼酎、極力糖質を避けたつまみを堪能しています。
ただ、夕食前を除いた各食前の血糖値は比較的高めで各食後(ほぼ180以下)よりも高いケースがまま、あります。無論我流なので問題があるのでしょうが、インシュリンを打っている以上、低血糖が怖いので朝食べて、昼夕抜くやり方で大丈夫かご教示願えれば幸いです。
【2008/01/07 18:11】 URL | ムータン』


ムータンさん。
「主食を抜けば糖尿病は良くなる」など私の本をご購入いただきありがとうございました。またHbA1c6.5%→5.8%と改善良かったですね。 (^_^)

外来診察時にエクセルデータを主治医に提出しておられるとのことですが、主治医は糖質制限食のことはご存知なのでしょうか?

最近は、糖質制限食に理解のある医師が、徐々にではありますが増えてきているようです。
インスリンを打っておられ、仰有るとおり低血糖の恐れがあるので、主治医とよく相談され慎重に糖質制限食を進めてくださいね。

ムータンさんの今のやり方は、朝だけ糖質摂取ですね。朝も糖質を減らすか抜けば、朝のインスリンの量を減らすことができます。主食(穀物)以外に、野菜にも若干の糖質が含まれています。「 糖質制限食 夏のレシピ」の巻末の食品糖質量の表をご参照ください。

HbA1c5.8%とコントロール良好ですが、さらに食後血糖値180mg/dl未満、空腹時血糖値126mg未満を目指せば糖尿病合併症が防げますよ。

<朝インスリン注射前の血糖値
<朝10単位のインスリン
<摂取した糖質のグラム数> 1gの糖質が約3mg/dl血糖値を上昇させる。
<朝食後1時間血糖値

例えばインスリン注射前の空腹時血糖値が120mgとすれば、糖質50gを摂取すれば、(50g×3mgで)ピークの食後1時間血糖値は150mg上昇して270mgになるはずです。

10単位のインスリンを打って、食後1時間の血糖値が140mgなら、インスリン注射により(270mg−140mg)130mg血糖値が下がったことになります。そうすると1単位のインスリンが13mg血糖値を下げたことになります。

1単位のインスリンがどのくらい血糖値を下げるかは、かなり個人差が大きいです。(10mg〜80mgなど)

上述の計算で、自分の場合1単位のインスリンがどのくらい血糖値を下げるか知っておけば低血糖の恐れなくインスリンの適量を決めることができます。

摂取する糖質のグラム数を計算して、インスリンの適量を決める方法を糖質管理食といい、欧米では定着している食事療法です。(糖質管理食に関しては8.29、12.27ブログをご参照ください。)

ムータンさんは、主治医とよく相談されつつ、朝は糖質管理食で昼・夜は糖質制限食というパターンで続けられて、徐々にインスリンの量を減らすことを目指されては如何でしょう。


江部康二
テーマ: 糖尿病 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by ドクター江部  at 08:40 |  インスリン関連 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

ドクター江部

Author:ドクター江部
江部康二です。京都の高雄病院で勤務しています。漢方やアトピー治療でご存知の方もおられるかと思いますが、最近、自分が糖尿病だということが発覚し、糖尿病の新しい食事療法『糖質制限食』に力を入れてます。これからも宜しくお願いしますね。

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