「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。
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アトキンス式ダイエット(低炭水化物ダイエット)と 糖質制限食
2007年12月19日 (水) | 編集 |
おはようございます。
昨日の新聞に診療報酬本体0.38%上げという記事が載りました。本体のプラス改定は2000年度以来8年ぶりだそうです。

微々たるものですが、やっと医師不足やGDP比の医療費は先進国中最低レベル医療が崩壊している英国より低いといった事実を、政府も認める方向になったのでしょうか?

さて
Sunさんからコメントいただきました。

『はじめまして。
 アトキンス式ダイエットを調べている途中、江部先生の著書を知りました。
 「糖質を抜いて脳は大丈夫なのか?」など、気になっていた部分に論理的な説明がされていたため、安心して糖質制限食を始めることができました。
 結果は2ヶ月で体重を8キロ減らすことができました。
 血液検査の結果も、以前に比べたら非常に良好なものでした。良い本に巡りあえたと感謝しております。
 年末の忘年会シーズンが少々不安ですが、これからも食事には気をつけていきたいです。
Sun | 2007.12.02(日) 19:21』


Sunさん、コメント、本のご購入、ありがとうございます。そして、糖質制限食の実践でダイエット成功、血液検査の改善、おめでとうございます。

「炭水化物=糖質+食物繊維」です。
糖質を摂取して血糖値が上昇すると、インスリンが追加分泌され、まず肝に取り込まれグリコーゲンとして蓄えられます。次いで筋肉細胞などに取り込ませてエネルギー源として利用させるかグリコーゲンとして蓄えます。

しかし、余った血糖は中性脂肪に変えられ脂肪組織に貯蔵され肥満につながります。インスリンが肥満ホルモンと呼ばれる所以です。

そして、血糖値を急速に上昇させるのは、糖質・タンパク質・脂質のうち、基本的に糖質だけです。

この基本的な考えは、アトキンス式ダイエット低炭水化物ダイエット)と糖質制限食の理論は同一であり、糖尿病治療にもダイエットにも著明な効果があります。

違う点で言うと、糖質制限食糖尿病治療のために考え出されたものです。現在まで高雄病院で300人以上の入院患者さん、900人以上の外来患者さんのデータを検証し積み重ね、学術的な立場で糖質制限食を確立させました。

低炭水化物ダイエットの場合は、文字通りダイエットを目的に考え出されたもので、高雄病院のように入院患者さんの学術的データはありません。外来通院患者さんのデータはあります。

その他、低炭水化物ダイエットは導入期が過ぎたらGI値の低い玄米などは食べてもOKですが、糖質制限食では糖尿の人は玄米でも摂取しないほうが好ましいなどの違いがあります。
 
もっとも 糖質制限食には、
スーパー糖質制限食(三食とも主食なし)
スタンダード糖質制限食(昼食だけ主食あり)
プチ糖質制限食(朝と昼は主食あり)
の3パターンがあります。

ダイエット目的なら、スーパーで目標達成したらスタンダードやプチで維持でもいいですね。スタンダードやプチの場合も、主食は少なめのほうが好ましいです。

江部康二