「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。
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米国医師の語る糖尿病
2007年11月10日 (土) | 編集 |
こんばんは。
今日から沈黙療法解除で、小さな声で外来を開始しました。
さすがに予約患者さんを少し少なめにさせてもらいましたm(_ _)m

しばらくは嗄れ声が続きそうです。

さて昨日のブログは、日本の糖尿病治療の最先端のお話でした。今回は、11月9日(金)の毎日新聞朝刊に、米国の糖尿病専門医にインタビューした記事が載っていましたのでかいつまんで報告します。

米国では糖尿病に起因する病気で死亡する人が年間約15万9000人に上り、全死者数の10%を超えます。

テキサス大サウスウェスタンメディカルセンターの
フィリップ・ラスキン教授(代謝・内分泌学)は語ります。

「テキサス州を含む米国南西部で2型糖尿病になる人が多い。これは貧困のため健康的な食生活ができないことによる。」

2型糖尿病の治療は、食事・運動療法が基本だが、それだけで血糖値をコントロールできる人は患者の5%程度に過ぎない。」

「このため最初は経口薬を処方することが多いが、血糖コントロールがうまくいかず、薬を増やしたり変えたりしているうちに、インスリン分泌能力がほとんどなくなってしまうケースが少なくない。」

「私は、生活習慣の改善が困難と判断したら、最初からインスリン注射と経口薬の併用を勧める。インスリン導入をためらう医師も多いが、この治療法は効果がよい。」

2型糖尿病は予防も治療も基本は同じ。食事と運動が重要である。糖尿病悪化予防には、発症後早い段階でインスリンを導入する治療法の普及が必要と考える。」

11.9(金)のブログでは、日本の糖尿病専門医の
名古屋大学糖尿病・内分泌内科学準教授 中村二郎先生に登場していただきましたが、本日の米国のフィリップ・ラスキン教授(代謝・内分泌学)の意見も、ほぼ同様で一致していますね。

『早期からのインスリン導入で血糖コントロールし、膵臓のβ細胞の疲弊を防ぐ』

どうやらこれが世界の文明国の糖尿病専門医の共通認識のようです。

私もお二人のご意見に、昨日も今日も大賛成です。血糖コントロールの方法がインスリンを使うか 糖質制限食を実践するかの差だけですが、QOLも医療費も 糖質制限食の圧倒的勝利ですね(=^▽^)σ

それにしても「米国では食事・運動療法だけで血糖値をコントロールできる人は2型糖尿病患者の5%程度に過ぎない。」というのは、かなり厳しい現状ですね。

スーパー糖質制限食を実践すれば、食事療法だけで95%以上の確率で2型糖尿人の血糖コントロールが可能です。

まあ残念ながら、嗜好の問題で約2割の糖尿人が 糖質制限食から脱落していくのもまた現状ですが・・・ (´・⊇・`)

江部康二