「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。
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江部康二の糖質制限食そしてグルカゴン  
2007年09月09日 (日) | 編集 |
こんにちは。今日は今からテニスにでかけます。

日曜日が連続三回、 糖質制限食講演会でテニスができなかったので久しぶりです。うまく球が打てるかどうか、ちょっぴり心配です。

さて、街のくまさんからのコメント・質問です。

「毎度有難うございます。いつも楽しく勉強させていただいています。
先生の食生活を拝見しますと、蛋白質は多いのですが、糖質は当然ですが、脂質も少ないような気が致しました。
蛋白質はスパイクが起きないものの、半分が糖質に変わると伺いましたので
血糖値の為には、蛋白質より脂質の摂取に重点を置くべきかと思っていたのですが。
先生は脂質と蛋白質のどちらを多く摂取すべきとお考えなのでしょうか
ちなみに脂質摂取過多はグルカゴンの分泌を促し、解糖・糖新生による高血糖に繋がるとも読んだ覚えがあるのですが。
by: 街のくま * 2007/09/04 01:33 」


『「和風さと」で、おろしたっぷり和風ハンバーグ(たれかけないで醤油)、しめ秋鯖、秋刀魚の刺身、冷や奴、焼きなす、具たくさんの大盛り味噌汁をいただきました。』
( 9.3のブログ)

街のくまさんご指摘の如く、確かにこの日のメニューはタンパク質が多いですね。あまり意識していませんでした。まあハンバーグのサラダにはマヨネーズをたっぷりかけて食べましたが・・・。

脂肪たっぷりのロースやサーロイン、ベーコンやソーセージなども食べますし、また鶏の唐揚げや豚カツも、小麦粉に目をつぶって時々食べます。

脂質の多いマヨネーズも使用頻度は高いです。オリーブオイルたっぷりの炒め物もよく食べます。そろそろ、ラカントS入りのすき焼きもいいですね。

私の場合、基本コンセプトはとにかく糖質制限で、タンパク質と脂質は全く意識せずに何でも食べています。

ちなみに高雄病院の給食ではスーパー糖質制限食の総カロリーの比率は、平均値として糖質12%、脂質56%、タンパク質32%くらいです。

さて、グルカゴンは膵臓のA細胞(α細胞)で産生・分泌される血糖を上昇させるホルモンで、インスリンと拮抗して作用しています。

主な標的器官は肝臓で、グリコーゲン分解を促進してブドウ糖にし、アミノ酸からの糖新生を促進し血糖値を上昇させます。

また、脂肪組織から脂肪酸とグリセロールへの分解を促進し、肝臓における糖新生を促進します。

グルカゴンの分泌は低血糖により促進され、高血糖により抑制されます。遊離脂肪酸によっても抑制され、アルギニンなどのアミノ酸によって刺激されます。

インスリンはグルカゴン分泌を抑制します。

『脂質摂取過多(高脂肪食)がグルカゴンの分泌を促進する』ということは、まずないと思います。少なくとも、高脂肪食で高血糖になることは100%ありません。

江部康二