糖質制限食と外食とグルコバイ

こんばんは。
今日は今から祇園で同級生諸君との会合・宴会です。
明日は高槻で糖質制限食の講演(第90回ホリスティックフォーラム大阪)です。
飲み過ぎないよう注意しなくては・・・

さてmokomokoさんから、コメント・質問を頂きました。
外食はやはり皆さん、苦労されているようですね。

「mokomoko 2007/08/24(金) 07:48
本文
件名 : めったに無いことですが・・・

この食事を始めてから はじめ困ったなって思ったことが 外食でした。
そこで グルコバイを先生に処方していただいて 席についてから 服用!
ところが 食事が始まっても 運ばれてくる料理は結構合格!なことがありますよね? フランス料理など。。パンさえ控えれば 和食よりは 低GI!この場合食事が ゆっくりすすんで最後のデザートのときが やっと赤信号!
その場合 薬の効果を 最大限に 狙うには そのデザート時に服用したらいいってことですか?
楽しい会話で ゆっくり食事をして最後の締めのデザートの時間は 服用時からかなり 時間経過があるって事がありますよね?
まあ〜主婦なんで フランス料理外食なんて めったに無いことですが・・・参考までに お教えいただくとありがたいです。」

小腸粘膜に存在するα-グルコシダーゼ(マルターゼ、スクラーゼ、グルコアミラーゼなどの総称)という酵素は、ショ糖やデンプンなど多糖類をブドウ糖・果糖など単糖に分解する働きをしています。これらの多糖類は、単糖に分解されたあと体内に吸収されるわけです。

グルコバイは、そのαグルコシダーゼの働きを邪魔することで、多糖類のブドウ糖など単糖への分解を遅らせます。その結果として、ブドウ糖の体内への吸収がゆっくりになり、食後過血糖が抑えられます。

従いまして、mokomokoさんご指摘の如く、糖質制限食合格食品の時は、服用しても意味がほとんど無いですね。分解を邪魔すべき相手(ショ糖やデンプン)がいなかったら、グルコバイ君も手持ちぶたさでしょうから。

結論です。

mokomokoさんの仰る通りでございます。
ショ糖やデンプンなど多糖類(ケーキ、パン、パスタ、ご飯・・・)を摂取する直前にグルコバイを服用するのがリーズナブルですね。

mokomokoさん、フランス料理でもイタリアンでも日本料理でも中国料理でも、美味しく楽しく召し上がってください。私も今日は鍋を美味しく楽しく食べてきます。

江部康二
テーマ: 糖尿病 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by ドクター江部  at 18:16 |  Q&A |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

ドクター江部

Author:ドクター江部
江部康二です。京都の高雄病院で勤務しています。漢方やアトピー治療でご存知の方もおられるかと思いますが、最近、自分が糖尿病だということが発覚し、糖尿病の新しい食事療法『糖質制限食』に力を入れてます。これからも宜しくお願いしますね。

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